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工業科(情報技術基礎)学習指導案

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工業科(情報技術基礎)学習指導案
工 業 科(情報技術基礎)学 習 指 導 案
コンピュータの周辺装置を調べ活用しよう
ハードウェア
(高等学校 第1学年)
神奈川県立総合教育センター 棟方 克夫
学習指導要領の改訂により、「情報技術基礎」は、従前の学習内容を基礎的・基本
的な内容に厳選し、新たに、基礎的なマルチメディア技術を取り入れるとともに、普
通教科「情報」が必履修とされたことにも配慮し、産業社会と情報技術に関する内容
を新設し、工業における情報技術をより幅広くとらえる科目となりました。
ここでは、論理回路、処理装置の構成と動作及び周辺装置を通して、ハードウェア
に関する基礎的な知識や技術を習得できるような構成とし、教科書会社作成のコンテ
ンツ「情報機器と情報社会のしくみ」を活用した学習指導案を作成しました。
高等学校 工業科(情報技術基礎)学習指導案
1
学年
第1学年
2
単元名
3
単元のねらい
ハードウェア
論理回路、処理装置の構成と動作及び周辺装置を通して、ハードウェアに関する基
礎的な知識や技術を習得する。
4
指導計画(14時間扱い)
データの表し方
(6時間)
〈ねらい〉
コンピュータで用いるデータの表し方について習得する。
〈指導のポイント〉
・コンピュータの内部でのデータの表現方法の特徴及び2進数の重要性につい
て伝える
・2進数と16進数の基礎知識及び簡単な演算について、演習をしながら習得を
図る。
論理回路の基礎
(6時間)
〈ねらい〉
OR、AND、NOT、NAND、などの回路やカウンタ、レジスタなどの動
作やこれらの組合せによる回路の基礎について習得する。
〈指導のポイント〉
・基本的な論理回路の働きや真理値表については、実際の回路図を基に演習に
よって、理解が深まるようにする。
・組合せ回路は、論理式や真理値表等を作成しながら、基本回路に分けて考え
ることで理解が深まるようにする。
・カウンタやレジスタの動作については、フリップフロップの原理を基に考え
ることで理解が深まるようにする。
処理装置の構成と動 〈ねらい〉
作
論理・演算装置、主記憶装置、制御装置などの構成と動作について習得する。
(1時間)
〈指導のポイント〉
・処理装置の構成及び動作については、仮想コンピュータ等を用い、実際の動
作をシミュレーションすることで理解が深まるようにする。
周辺装置
(1時間)
〈ねらい〉
各種入出力装置、補助記憶装置などの構造や動作について習得する。
〈指導のポイント〉
(本時)
・入出力装置及び補助記憶装置の構造と動作については、実習などを通して、
実際に操作しながら理解が深まるようにする。
5
本時の目標
周辺装置について取り扱い、ハードウェアに関する基礎的な知識と技術を習得する。
6
本時の展開(14/14)
学
習
項
目
学
習
活
動
《周辺装置》
評
○身の回りの入出力装置
価
【関心・意欲・態度】
○携帯電話を例として入力装置、出力装置について ・各種周辺機器に関心
のイメージをもつ。
をもち、機能を理解
して活用しようとし
○主な入力装置
○情報機器と情報社会のしくみ(静止画像)により、
ている。
主な入力装置構造や動作原理を理解する。
・マウスの構造
・キーボードの構造
・イメージスキャナの構造
・デジタルカメラの構造
【技能・表現】
○イメージスキャナによる ○イメージスキャナの使用方法を理解する。
情報(画像)の取り込み
○画像を取り込む。
・機器の基本的な取り
扱いが正しくでき
る。
【知識・理解】
○デジタルカメラによる情 ○デジタルカメラの使用方法を理解する。
報(画像)の取り込み
○画像を取り込む。
・主な周辺装置の種類
と機能について基礎
的な知識を身に付け
ている。
【思考・判断】
○著作権や肖像権について ○画像の取り込みを通じて著作権、肖像権について ・情報モラルを踏まえ
復習する
確認する。
た適切な判断ができ
ている。
○主な出力装置
○情報機器と情報社会のしくみ(静止画像)により、
主な出力装置の構造や動作原理を理解する。
・CRTディスプレイの構造
・液晶ディスプレイの構造
・インクジェットプリンタの構造
○取り込んだ画像の印刷
○印字出力方式からプリンタを分類していること
を理解する。
○補助記憶装置
○ 補助記憶装置にはどのようなものがあるかを考
える。
○情報機器と情報社会のしくみ(静止画像)により、
補助記憶装置の構造を理解する。
・ハードディスクドライブの構造
・フロッピーディスクドライブの構造
・CDの構造
・DVDの構造
○まとめ
本時の授業内容を振り返る
○情報機器と情報社会のしくみ(動画)により、補
助記憶装置のしくみを理解する。
とともに、本単元のまとめ
・ハードディスクドライブのしくみ
を行う。
・フロッピーディスクドライブのしくみ
○コンピュータの構成と周辺機器について振り返
り、ハードウェアの機能や仕組みについて理解す
る。
資
料
情報機器と情報社会のしくみ(http://www.kayoo.org/home/mext/joho-kiki/)
○入力装置
《マウスの構造》
《キーボードの構造》
《イメージスキャナの構造》
《デジタルカメラの構造》
○出力装置
《CRTディスプレイの構造》
《液晶ディスプレイの構造》
《インクジェットプリンタの構造》
○補助記憶装置
《ハードディスクの構造》
《フロッピーディスクの構造》
《CDの構造》
《DVDの構造》
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