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第2回日英翻訳詩歌朗読講演会「女の詩声が降る」を開催しま

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第2回日英翻訳詩歌朗読講演会「女の詩声が降る」を開催しま
【2016/7/3 経済学部ワークショップの模様】
《文学研究会―Enrich your Life through Literature―》
うたごえ
第2回日英翻訳詩歌朗読講演会「女の詩声が降る」
文学研究ワークショップでは、研究者が研究発展のために研究発表をおこなう
ことだけではなく、研究者の知識を社会に還元し、文学の楽しみや喜びを一般の
人々とも分かち合うことを目標
にかかげています。その一環と
して、一般的に難解であると思
われがちな現代詩を、日本語と
その英語訳のふたつの言語で楽
しめるように構成した、
「日英翻
訳詩歌朗読会-女の詩声が降る」をこの度、琵琶湖のほ
とり、旧大津公会堂にて開催しました。
本会では、「自作朗読」の魅力を伝えるため、詩人としてはもちろん、トークやエッセイでもファン
が多い伊藤比呂美さん、関西弁や語呂遊びを取り入れた、ユーモアが笑いを誘う作風の平田俊子さん、
型にはまらない実験的な異色さを持ち味とする新井高子さん、カリフォルニアと東北を重ねながら雄大
な世界を描く歌人の川野里子さん、乳がんの体験から力強く、ときにユーモラスな短歌を生み出す田中
教子さんら、5 名の女性詩人・歌人を招きました。
各詩人・歌人の作品は、作品の英訳者である、ジェフリー・アングル
スさんとキャロル・ヘイズさんによって、日本語と英語がときに重なり
合い、溶け合い、互いに共鳴しあう形で、朗読されました。ジェフリー
さんはこの会のためにアメリカから、ヘイズさんはオーストラリアから
滋賀までいらしてくださり、国際色豊か
な会となりました。
事前に、文芸ジャーナリストの酒井佐忠氏により毎日新聞の文芸欄「詩
歌の森」に会が紹介され(5 月 2 日)、京都新聞でも特別ゲストの伊藤比
呂美さんと平田俊子さんの写真入りで、大きく記事として取り上げてい
ただきました(7 月 3 日)。滋賀・京都はもちろん、三重、愛知、大阪、
兵庫、東京などから、約 100 名の方にいらしていただき、80 名定員の
会場はぎっしりと埋まりました。中には滋賀大学経済学部の卒業生や滋
賀在住の詩人・歌人の方もおり、地元滋賀での朗読会開催を特に喜んで
いただけました。
「詩は印刷物であり、目で読むものである」という固定概念を壊すた
め、会では資料は一切配布しませんでした。聴衆のみなさんには、詩と
短歌を、耳で聞き、空気の振動で声を感じ取り、身体で受け取り味わう、という体験をしていただけた
のではないかと思います。
会では、伊藤さん、平田さん、アングルスさん、ヘイズさんの 4 名に
壇上にあがっていただき、詩の翻訳ということについてのトークも繰り
広げられました。「英訳」というハードルが高そうな話題も、4 名の話者
により楽しくわかりやすく語られ、非常に好評でした。
「第 3 回目も是非
滋賀で開催してほしい」と言ってくださった、たくさんの声にこたえら
れるよう、今後も文学研究活動に励みたいと思います。
3 時間にわたる朗読に熱心に耳を傾けてくださった聴衆のみなさんと、迫力ある個性豊かな朗読とト
ークで、詩世界をこの滋賀県大津に創り出してくださった出演者7名のみなさんに、心からお礼申し上
げます。
(菊地利奈)
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