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H27.11.26 租税講座、財務省メールマガジンに掲載

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H27.11.26 租税講座、財務省メールマガジンに掲載
ビジネス会計科での租税講座が、財務省メールマガジンに掲載されました
財務省
税制メールマガジン
第 85 号
平成 27 年 11 月 19 日
5 最近のトピック(高校への出張訪問)
先日、高校生の皆さんと一緒に税のあり方について考えたいということで、岐阜県飛騨地方にある
県立益田清風高校を訪問してきました。
これまでも、大学生の皆さんを対象として、主税局では、日本の税財政の現状や今後の税のあり方
等についての講義を行ってきていたのですが(毎年、延べ数十校)、高校の授業で時間を頂くのは、
初めての経験です。
実際に授業の場に行くと、自分の高校時代とは大違い。しっかりと着席して、2時間の講義中もざ
わつくこともなく集中して授業に臨んでくれました。聞けば、高校生の皆さんは、この授業や税務署
長の授業を踏まえ、来年には、自分たちで中身をまとめて、市内の中学生向けの出張授業に訪問する
のだとか。時間をかけて、税について考える機会を持っていただけるというのは、本当にありがたい
限りです。
さて、授業に臨むに当たり一番悩んだのは、普段、税制と関わりの薄い高校生の皆さんに、どうす
れば、我がこととして捉えてもらえるのか、興味を持ってもらえるのかということです。法人税改革
の話題等はさて置き、消費税に的を絞った方が良いのだろうかとか、現代の税制だけではなく、租庸
調とか、近代西洋の窓税やひげ税といった話も盛り込んだ方が興味を持ってもらえるのではないか
等、普段とは全く違う視点から、税について考える機会になりました。同じように、例えば「公平」
という言葉1つも、経済学の用語では「垂直的公平」「水平的公平」という言葉で表されるわけです
が、高校生の直感に届くような言い方ではどうなるのか等々。いずれも、広報担当として普段から考
えるべき「どうすれば、より伝わるのか」ということを考え直す良い機会となりました。
高校生の皆さんからも、
・ 税金を納める場合に公平であることは重要だが、お金持ちとそうでない人にとっては、公平にも
違いがあることを再認識した。そこで、平等ではないようにみえても、消費税、所得税、相続税など、
全体として公平になるように税金が集められているということなのだと感じた。
・ 今までは税金を支払う立場としてしか意識していなかったが、支払った税金が学校や病院等で使
われ、自分たちにもメリットがあることに改めて気づかされた。
・ 就職するに当たり、税制を知らなかったので不安だったが、今回の講話は役に立つ話で、不安も
少しは解消し、勉強になった。
等、非常に嬉しい感想をたくさんいただきました。
これからの社会を担う若者たちと、今後とも是非一緒に、日本の税財政や社会構造の変化といった
テーマについて話をすることができればと思っております。資料の中身や授業の進め方について、
高校生のみなさんの生の声も貰いながら、少しずつブラッシュアップしていこうと思っています。
※ 益田清風高校HP:http://school.gifu-net.ed.jp/mseifuhs/gakka/business/img/katudouhoukoku/h27.10zaimusyou.pdf
主税局総務課 高澤航
財務省 HP http://www.mof.go.jp/tax_policy/publication/mail_magazine/20151119.html
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