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遺言信託 - JAバンク神奈川
JAの 遺言信託 目 次 ● はじめに P2 ● 遺 言 信 託とは P3 ● 遺 言が 必 要な方 P4 ● 遺 言の形 式 P5 ● 遺 言 で できること P6 ● 遺 言 信 託 のしくみ ● 相 続 にともなう諸 手 続 P11 ● おもな 必 要 書 類 P12 ●相続Q&A 1 JAの「 遺言信託 」 P7∼P10 P 1 3・1 4 はじめに 次 世 代への承継のために 「 先祖代々受け継いできた 農 地 や自分自身が築き上 げ た 財 産を、 自分 の子供たちへどうしたら承 継できるか 。」 「これまで自分を支えてきてくれ た 家 族に、 どのように感謝の気持ちを伝えたらよいか 。」 ご家族への想いは、尽きないことでしょう。 私たちは、 あなたのこうした想いを実現する方法として、 「遺言信託」をお勧めいたします。 「 子供たちには、遺され た財産を円 満に分け合い、 幸 せに役立てて欲しい。」 しかし、実際には全員が納得する遺 産 分 割は難しいものです。 また、遺産の分 割や相続税の納 付 、 複雑な法 律や納税などについても考えておく必 要があります。 私たちは、 あなたの想いを最大限に尊 重するため、 遺言書の作 成に関するアドバイスから遺 産 分 配の手続まで、 責任をもってお手 伝いさせていただきます。 お気軽にJAの「遺言信託」をご活用ください。 JAの「 遺言信託」 2 遺 言 信 託とは あなたの想いを 確実に実現するために なぜ、遺 言が必 要なのでしょうか。 その答えは遺 言は法定相続に優先するということです。 あなたの想いを実 現するために、 ご自身のお考えのとおりに財産の分配ができます。 相 続の問題は、将来かならず発生することがわかっていても、 なかなかご自身の問題として考えにくいものです。 遺言は、 「 家族がいつまでも仲良く暮らしていけるように」、 また「先祖から受け継いだ大切な財産を円滑に引き継がせ た い 」といった あなたの気 持ちを伝える大きな役割を果たします。 JAの遺言信託では、 財 務コンサルタントが相続全般に関するご相 談や遺 言 書 作 成のお手 伝いをしております。 公 証 人によって、作成されました公正証 書 遺 言の「 正 本 」を、 JA神 奈川県信連が責 任をもってお預かりします。 また、将 来の相続発生時には、遺言にもとづいた執 行 手 続を誠実に行います。 まずはみなさまの身近なJAまでご相談ください。 代理店 お客様 相続や 遺言書の作成に ついてのご相談 3 JAの「 遺言信託」 JA JA神奈川 県信連 財務 コンサルタント 遺 言 が 必 要 な 方 次のような方々に、 遺言がお役に立ちます 遺言があれば、相 続 人 全員での分 割 協 議の必 要がなくなり、 円満な遺産相 続 手 続が期 待できます。 最近では、遺言 書を作成する方が年々増えています。 農業や事業の後継者などに事業用の資産を相続させたい方 農 地などは分 割して相 続すると、農 業 経 営がなりたたなくなる場 合が多く あります。遺 言で後 継 者を中心に事 業用の資 産を配 分し、事 業の承 継な どに配 慮することができます。 相続争いを未然に防ぎ、円満に遺産分割を済ませたい方 普 段は仲の良い家 族だからといっても、相 続が発 生するとご遺 族の間で 争いがおきることがあります。 また、相 続 税の申告 期 限 内に遺 産 分 割 協 議 を済ませておかないと、小 規 模 宅 地 等の評 価 軽 減や配 偶 者の税 額 軽 減 のように、相 続 税 法 上の特 例が使えないことがあります。遺 言があれば、遺 産 分 割 協 議の必要がなく、相 続手続も円滑にすすめることができます。 相続対策などでお借入れのある方 事 業 性 資 金のお借り入れの残 高が残っている場 合 、お借 入れとアパート などを同 一の人に承 継させ、家 賃などの収 益でスムーズな返 済が可 能と なります。 夫婦間にこどものいない方 永 年 連れ添った配 偶 者の生 活に配 慮しておきたい場 合など、遺 言です べての財産を配 偶 者に残すことができます。 JAの「 遺言信託」 4 遺 言 の 形 式 遺言は公正証書で作成することを おすすめします 遺 言は、相続 時のトラブルを防ぐ大きな効力があります。 ご自身の意思にそった財 産 配 分をスムーズに行うため、 「 遺言の作成 」をおすすめします。 遺 言は、民法で定められた方 式として 「 公正証書遺 言 」と「自筆 証 書 遺 言 」などがあります。 JA神 奈川県 信 連がお預かりする遺 言 書は、 「 公 正 証 書 遺 言 」のみです。 公正証書遺言 作成方法 長所 留意点 5 自筆証書遺言 ● 遺 言 者 が 遺 言 の 趣 旨を公 証 人に口 述し、公 証 人が作 成しま す。 ( 口 述できない 場 合 は 、通 訳 人による通訳によります。) ● 遺 言の全 文 、作 成した日付 、氏 名をすべて自筆で書き、押 印し ます。 ● 内 容 の加 除 訂 正は、決められ た方 式により押 印 、署 名 等が必 要です。 ● 公証人が作成するため、内容が 明確で、形式不備がありません。 ● 偽 造 、変 造および紛 失の心 配 がありません。 ● 家 庭 裁 判 所 の 検 認 が 不 要で 、 すぐに相 続 手 続ができます。 ●いつでも作成できます。 ● 誰にも知られず作成できます。 ●簡 単に書き直しができます。 ●作 成に費用がかかりません。 ● 利 害 関 係のない証 人 2 名 以 上 の立会いが必要です。 ● 公正証書作成費用が必要です。 ● 形 式 不 備 、内 容が不 明 確 等の 理 由で、遺 言が無 効になり、 トラ ブルとなる可能性があります。 ● 偽 造 、変 造 、紛 失および隠 匿な どの心配があります。 ● 家庭裁判所の検認が必要です。 JAの「 遺言信託」 遺 言 で で き る こと 遺 言は、 自分の遺 産を 家 族にどのように配分したいのかを 意思 表示するものです 遺言でできるおもな事 項は、次のようなものです。 相続に関すること ○ 法 定 相 続 割 合と異なる割 合の指定 ○ 遺 産 分 割 方 法の指定 ○ 推 定 相 続 人の廃除とその取り消し 財産の処分に関すること ○ 法 定 相 続 人 以 外の者への遺贈 ○ 社 会に役立てるための寄付 遺言の執行に関すること ○ 遺 言 執 行 者を指定すること 身分に関すること ○ 子の認知 ○ 未 成 年 後 見 人または未成年後見監督人の指 定 JAで取 扱う遺 言 信 託は、財産に関することのみが認められており、 「身分に関すること」については、お受けすることができません。 JAの「 遺言信託」 6 遺 言 信 託 の しく み 遺言 作 成のご相 談から 遺 産 分 配の手 続が完了するまで 安心しておまかせください ∼JAの遺言 信 託には、 「 管 理コース」と「 執 行コース」があります∼ 管 理コース 執 行コース STEP 1 P. 8 遺言書の作成 遺 遺 遺言の作成にかかる ご相談は、 JA神奈川県信連の 財務コ ンサルタントがお引き受けいたします。 財 遺言者 3 遺言公正 証書の作成 1 遺言書作成のご相談 2 遺言書の文案作成 代理店 JA JA神奈川 県信連 財務 コンサルタント 公証人 STEP 2 P. 8 . 9 遺言書の保管 遺 JA A神奈川県信連が、遺言公正証書の「正本」を大切に保管いたします。 財産の配分方法の変更、 土地等の購入や売却およびご家族の異動など 財 を定期的にご確認させていただき ます。 を 4 遺言公正証書の 遺言者 お預かり 5 定期的なご照会 STEP 3 P. 9 代理店 JA 遺言の執行 遺 相 相続発生 「執行コースのみ」のご連絡を受けて、 JA神奈川県信連が 遺言執行者に就職いたし ます。遺言書に記載されている内容にしたがい、 遺 遺産の分配を確実に実現いたします。 遺 6 ご逝去の 相続開始通知者 相続人 受遺者 7 JAの「 遺言信託」 JA神奈川 県信連 7 遺言書の開示 8 財産目録の作成 ・ご報告 9 遺言の執行 10 遺言執行完了のご報告 ご連絡 代理店 JA JA神奈川 県信連 (遺言執行者) STEP 1 遺言書の作成 遺 1 遺言書作成のご相談 ● ○JA神奈川県信連の財務コンサルタントが遺言の趣旨、 家族構成、 受遺者、 財産 の内容をお聞きします。 なお、 戸籍謄本や固定資産税課税明細書など、 相続人や所有財産に関する資 料等をご準備ください。 ○財産の概算を評価して、 財産の配分等についてのご相談をお受けします。 ○事業の承継などに関するアドバイスをいたします。 2 遺言書の文案作成 ● ○財産配分についてのお考えをお聞かせいただき、 お考えにそった内容の遺言書 の文案を作成いたします。 ○公証人との遺言書の文案調整をお手伝いいたします。 3 遺言公正証書の作成 ● ○遺言者の口述をもとに、 公証人が遺言書を作成いたします。 ○遺言公正証書の作成には、 証人2名以上の立会いが必要です。 証人はJAでお引受けすることができます。 STEP 2 遺言書の保管 遺 4 遺言公正証書のお預かり ● ○遺言公正証書の正本を相続の発生時まで大切にお預かりいたします。 ○「遺言書の保管に関する契約書」 (管理コース) または、 「遺言執行者指定およ び遺言書保管に関する契約書」 (執行コース) を締結いたします。 を指定していただきます。 ○相続発生の通知をしていただける人(相続開始通知者) 5 定期的なご照会 ● ○財産配分の変更、土地等の購入や売却およびご家族の異動など、 お預りしてい る遺言内容との変更がないかどうかを定期的にご確認させていただきます。 ○変更があった場合は、 書換えの有無等をご相談させていただきます。 JAの「 遺言信託」 8 遺 言 信 託 の しく み STEP 3 遺言の執行 6 ご逝去のご連絡 ● ○相続が発生しましたら、 あらかじめご指定いただいた相続開始通知者から ご連絡をいただきます。 ○管理コースの場合は遺言書をご返却いたします。 7 遺言書の開示 ● ○相続人および受遺者のみなさまに、 お預かりしていた遺言書をすみやかに 開示いたします。 ○遺言執行者に就職するにあたっては、 その旨をご連絡いたします。 8 財産目録の作成・ご報告 ● ○遺産の確認を行い、 相続財産目録を作成いたします。 ○相続人および受遺者のみなさまに、 財産内容をご報告いたします。 9 遺言の執行 ● ○遺言の内容にそって、相続人および受遺者のみなさまに遺産の分配を行 います。 ( 預貯金、 有価証券、 不動産等の名義変更手続など。 ) 10 遺言執行完了のご報告 ● ○すべての執行手続が完了しましたら、遺言執行手続完了報告書を作成 いたします。 ○相続人および受遺者のみなさまにご報告し、 ご承認をいただきます。 9 JAの「 遺言信託 」 ◎ 遺 言 公 正 証 書の書式 文 例 平成○○年 第○○○号 遺 言 公 正 証 書 本 職は遺 言 者 農 協 太 郎の嘱 託により証 人 ○ ○ ○ ○ ○ 、証 人 ○ ○ ○ ○ ○の立 会いの うえ、次の遺 言の趣旨の口授を筆記しこの証 書を作成する。 第 一 条 遺 言 者は、遺 言 者が所 有する下 記 財 産を遺 言 者の妻 農 協 花 子( 昭 和 ○ ○ 年 ○ ○月○ ○日生)に相 続させる。 (1)土 地 所 在 神 奈川県 ○ ○ 市 ○ ○ 町 ○ 丁目 地番 ○○番 地目 宅 地 地積 ○○○. ○ ○ 平 方メートル (2)預貯金 ○○農 業 協 同 組 合 ○ ○ 支 店の貯 金 、及びその他の債 権 全 額 第 二 条 この遺 言の執行 者として次の者を指定する。 神 奈川県 横 浜 市中区 海 岸 通 一 丁目2番 地の2 神 奈川県信用農 業 協 同 組 合 連 合 会 本旨外 要 件 神奈川県 ○ ○ 市 ○ ○ 町 ○ 丁目○ ○ 番 ○ ○ 号 遺言者 農 協 太 郎 昭 和 ○ ○ 年 ○ ○月○ ○日生 上 記は本職面識がないので印 鑑 証 明 書の提出によって人 違いでないことを証 明させた。 神 奈川県○○市○○町 ○ 丁目○ ○ 番 証 人 ○○○○○ 昭 和 ○ ○ 年 ○ ○月○ ○日生 神 奈川県○○市○○町 ○ 丁目○ ○ 番 証 人 ○○○○○ 昭 和 ○ ○ 年 ○ ○月○ ○日生 上 記 遺 言 者および証 人に読み聞かせたところ各自筆 記の正確なことを承 認し 下 記にそれぞれ署 名 捺印する。 農 協 太 郎 印 ○ ○ ○ ○ ○ 印 ○ ○ ○ ○ ○ 印 この証 書は民 法 第 九 六 九 条 第 一 号 乃 至 第 四 号の方 式に従い作 成し、同 条 第 五 号に 基づき署 名 捺印する。 平成○○年○○月○ ○日 本 職 役 場にて 神奈川県○○市 ○ ○ 町 ○ 丁目○ ○ 番 ○ ○ 号 ○○○法務局所 属 公証 人 ○ ○ ○ ○ ○ 印 JAの「 遺言信託」 10 相 続 に とも な う 諸 手 続 相続では、 次のようなお手 続が必要になります 葬 祭 相続手続 税金・法律 相続の開始 ●通夜・葬儀 ●初七日法要など ●死亡の届出 1か月以内 ●戸籍(除籍)謄本の取り寄せ ●社会保険への埋葬料の請求 ●遺言書の検認を 家庭裁判所に申立て (公正証書遺言を除く) ●国民年金、 健康保険の切り替え ●生命共済(保険)金の請求 ●高額医療費の還付申請 3か月 以内 ●四十九日法要 など ●遺産・債務の把握 ●納骨 ●香典返し 4か月 以内 か月以内 10 ●法定相続人・受贈者の確定 ●相続の放棄 または限定承認を 家庭裁判所に申述、 申立て ●遺産や債務の調査・確定 ●遺産の評価・鑑定 ●所得税の準確定申告 (納税・還付) ●事業承継の検討 ●遺産分割協議書の作成 ●不動産の所有権移転登記 ●預貯金・株式などの名義変更 ●納税猶予の申告 ●相続税の申告・納税 ※相続税の申告期限内に遺産分割協議の合意を済ませ、相続税の申告を済ませて おかないと、小規模宅地等の評価上の軽減措置、配偶者の税額軽減、相続税の納税 猶予等、相続税法上の特例を使えないことがあります。 11 JAの「 遺言信託 」 おもな 必 要 書 類 ◎遺 言 公 正 証 書 作 成に必要となるおもな書 類 必要書類 入手先 戸籍謄本、改製原戸籍謄本、除籍謄本 本籍地の市区町村役所(場) 印鑑証明書 住所地の市区町村役所(場) 不動産登記簿謄本、公図 法務局(登記所) 固定資産税評価額証明書等 住所地の市区町村役所(場) 預貯金、国債、株式等の金融資産明細 取引金融機関 ◎相 続 手 続に必 要となるおもな書 類 必要書類 入手先 死亡診断書 病院・医 師 戸籍謄本、改製原戸籍謄本、除籍謄本、戸籍の附票 本籍地の市区町村役所(場) 印鑑証明書 住所地の市区町村役所(場) 住民票、住民票除票 住所地の市区町村役所(場) 不動産の登記簿謄本、公図 法務局(登記所) 固定資産税評価額証明書、名寄帳 住所地の市区町村役所(場) 各種金融機関の残高証明書 取引金融機関 債務明細書と残高証明書 債権者 葬儀関連費用の明細、領収書 葬儀社、関係者 遺言書(自筆遺言の場合は検認済のもの) 相続人等 遺産分割協議書 相続人 各種名義変更に伴う必要書類 関係機関 JAの「 遺言信託」 12 相 続 Q & A Q.法定相続分とは? A. 民 法で定められた遺 産 相 続ができる人のことを「 法 定 相 続 人 」といいます。それぞ れの相 続 人が財 産を受け継ぐ割 合を相 続 分といい、民法では、法 定 相 続 人が取 得する財産の割合を定めており、 この割合を「法定相続分」といいます。 遺 言によって相 続 分の指 定がある場 合は、 「その指 定 」に従うのが原 則となります が、遺 言がない場 合は、 この「法定相続分」が基準となります。 ◎法定相続分と遺 留 分の一 覧 表 続 柄 配偶者 子 配偶者と子 1/2 (1/4) 1/2 (1/4) 配偶者と直系尊属 2/3 (1/3) 配偶者と兄弟姉妹 3/4 (1/2) 配偶者のみ 全部 (1/2) 子のみ 直系尊属 1/3 (1/6) 兄弟姉妹 1/4 (なし) 全部 (1/2) 直系尊属のみ 兄弟姉妹のみ 全部 (1/3) 全部 (なし) ※カッコ内は遺留分を表示しております。 ( 13 ●実子と養子の相続分は同じです。 ●被相続人の子や兄弟姉妹がすでに亡くなっている場合は、孫や甥・姪が相続 JAの「 遺言信託 」 人になります。 これを代襲相続といいます。 Q.遺留分とは? A. 一 定の相 続 人のために、民法が保障する最低限の相続分です。 「 遺 留 分 制 度 」は、民 法が法 定 相 続 人に対して遺 産の一 定 割 合を相 続すること を保 障する制 度です。遺 言によってこの遺 留 分が侵 害された場 合は、 その侵 害さ れた分を請求( 遺 留 分 減 殺 請 求といいます。)することができます。 ( ● 遺 留 分を主張することができる相続人は、配偶者、直系卑属(子供・孫等)、 直 系 尊 属( 父 母・祖 父 母等)に限られ、兄弟姉妹に遺留分はありません。 ● 遺 留 分の減 殺 請 求 権は、侵 害を知った日から1年または相 続 開 始から1 0 年を経過すると消滅します。 Q.寄与分、特別受益とは? ( A. 相続人の間の実質的公平をはかるために定められたものです。 ①「 寄 与 分 」とは、被 相 続 人の事 業に対する労 務の提 供や療 養 看 護 等によ り、財 産の維 持や増 加に特 別に寄 与した相 続 人は、遺 産を分 割する前に、 相 続 人 全員の協 議により、寄 与 分 相当を遺 産から優 先して取 得することが できるものです。 ②「特別受益」 とは、特定の相続人が被相続人から婚姻・養子縁組のため、 ま たは生計の資本(住宅購入資金、営業資金等) として生前贈与を受けた場 合、 これを相続財産に加えて各相続人の相続分を計算するものです。 Q.農地等の相続税の納税猶予制度とは? A. 農 業を営んでいた被 相 続 人から、相続または遺贈により一定の農地等を取 得した 相 続 人が、 これらの農 地 等で引き続き農 業を営む場 合には、一 定の要 件のもとに 納 税を猶 予する制度です。 ( ●この特例には、一 定の条件がありますので留意してください。 ●この特 例は相 続 税 納 付 期 限までに遺 産 分 割 協 議が完了し、申告すること が条 件となります。 JAの「 遺言信託」 14 神奈川県信用農業協同組合連合会 ホームページ http://www.jakanagawa.gr.jp/sin/ 遺言信託に関するご相談は、下記フリーダイヤル(無料)へお気軽にお問い合わせください。 0120-123-858 相談受付時間:午前9時30分∼12時 午後1時∼5時 土・日・祝日は休ませていただきます。 代理店 当代理店が行う信託代理業務は契約締結の媒介です。 2014年4月新