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(1)つながりの希薄化 本市年少人口は減少が予測されることから (図表2

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(1)つながりの希薄化 本市年少人口は減少が予測されることから (図表2
2.本市の子どもを取り巻く現状
図表2 将来人口予測(0~14歳)
(1)つながりの希薄化
本市年少人口は減少が予測されることから
(図表2)
、今後、学校の小規模化が進行してい
くとともに、家庭では子どものいる世帯数の減
少(図表3)やライフスタイルの変化、地域で
はこども会の加入率の低下(図表4)などによ
り、子どもの人とのつながりの減少が懸念され
125千人
120千人
115千人
110千人
105千人
100千人
95千人
90千人
85千人
80千人
75千人
H22
ます。
H27
H32
H37
H42
H47
H52
※H24 の出生率 1.43 が継続、かつ社会移動が継続して均衡と仮定
このため、学習支援や登下校時の見守り、交流事業
出典:堺市調査
など、地域による子どもへの支援が重要となっています。
核家族世帯
夫婦のみ
夫婦と子ども
一人親と
子ども
核家族
以外
単独他
出典:総務省「国勢調査」
出典:堺市教育委員会調査
(2)グローバル化の進展
交通手段や情報通信技術の発達により、人、モノ、情報などの国際的な移動が一層進展していま
す。社会のグローバル化に向けて、子どもたちには、我が国の伝統と文化について理解を深め尊重
するとともに、多様な文化を理解し、協働する力の育成が求められます(図表6)。
出典:大阪府「大阪の学校統計」(私立学校含む)
出典:堺市「子どもがのびる」学びの診断
-5-
(3)情報化の進展
急速に進展する情報化は、今後の社会の中で一層重要になるとともに、グローバル化と相まって、
将来の社会が予測困難になると言われています。子どもたちは、情報活用能力を身に付け、主体的
に社会に関わり人生を切り拓いていくことが必要です(図表7)。
また、スマートフォン・携帯電話の普及により(図表8)、基本的な生活習慣や学習習慣の確立、
情報モラル教育の充実が喫緊の課題となっています。
図表8 児童生徒のスマートフォン・携帯電話所有率
90%
78.1
80%
69.3
64.9
70%
56.3
60%
51.1
50.8
50%
40.9
50.7
H21
39.5
40%
30%
80.5
75.5
31.6
H26
24.6
19.2
20%
10%
0%
小3
小4
小5
出典:文部科学省「全国学力・学習状況調査」(平成 26 年度)
小6
中1
中2
中3
出典:堺市「義務教育基本調査」
(4)家庭の社会経済的状況による学力の影響
全国学力・学習状況調査の平均正答率と家庭の社会経済的背景とは強い相関にあると報告される
中(図表9)、本市では低所得者世帯が増加し、全国、大阪府と比べても高い割合になっています(図
表10)
。
そのような状況においては、授業の指導方法や家庭学習の指導など学校の組織的な取組の推進や、
学校・家庭・地域の連携が重要となります。
図表10 所得階層別世帯割合の変化
図表9 家庭の社会経済的背景(SES)と学力の関係【全国】
300 万円未満
(平均正答率)
90%
H19
全国
33.2
500 万円未満
1000 万円未満 1000 万円以上
23.4
29.5
10.7
80%
上位SES
大阪府
37.2
堺市
35.3
全国
36.3
23.4
27.4
8.9
70%
中上位SES
60%
中下位SES
50%
H24
23.2
29.7
23.8
27.7
9.6
8.6
下位SES
40%
30%
※SES
家庭所得・親の学歴から
なる指標を 4 分割して分析
小6
大阪府
40.9
23.8
24.4
7.0
堺市
41.4
25.0
24.8
7.3
0%
中3
出典:文部科学省「全国学力・学習状況調査」(平成 25 年度)
-6-
20%
40%
60%
80%
100%
出典:総務省「就業構造基本調査」
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