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東京アマデウス合唱団 第20回定期演奏会

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東京アマデウス合唱団 第20回定期演奏会
東京アマデウス合唱団
第20回 定期演奏会
物
今宵は、お忙 しい中をご来場 いただき、団員― 同厚 くお礼申し
■ lrま す。
東京アマデウス合唱団は 1980731立以来 モーツアルトのほか
古典派の作品を中心 にほぼ毎年 1回 の定期演奏会を行い、本年で
21年 目を迎えました。
さて、1昨 年まで毎年秋 に開催 しておりました定期演奏会は、
昨年 1月 の齋藤明生先生急逝 に伴Lluし てぉりましたが、新指憚者
「水野克彦先生」をお迎え して初めてのオケ付きの コンサー トを、
21世日初めての秋に第 20回 記念として開催する事となりました。
ここ暫 くはモーツ ァル ト以外の曲を演奏 して参 りましたので、
20回 を記念して、今回は東京アマデウスという名前にちなんだ本来
の形に戻り、モーツァル トの曲をメインとし、これに2人のハイ ドン
の曲を加えたプログラムを組んでみました。
毎回続けてご来場を頂いております方々や、ご来場の皆様方からの
暖かいご支援に支えらな 少人数ながらこの演奏会を開催することが
できますことを、団員―同心から感謝いたしております。
団員の一人一人が精一杯力 を出し切 って今回のコンサー トを成功
させたいと思っておりますので、暖かいご声援と共に演奏をゆっくリ
お楽しみ戯ければ幸いです。
2001年 11月 4日
東京アマデウス合唱団
団 長柿 沼
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」●6● ph ‖ロソd● 0=二 ● Otテ ッ ト
Otto Bibaに よって 校 訂 編 集 され た「ウ ィー ン古 典主義 の 教 会 音楽 」第 7集 に収 め
られて いる 。 1796年 (Mozart歿 五年後 )か それ以後 に作曲 した作品九曲 (七 曲 は 世俗曲 )
を集 めて 1803年 Haydnは 《Drei― und vier stimmige Cesange》 を出版 した。 歌詞 は
全て ドイツ語で、第 8曲 はくAus dett Danklied zu Gott神 へ 献 げる感謝の歌か ら〉Hob
第 9曲 は くAbendlied zu Gott神 へ 献 げ る夕 べ の 歌 >Hob XXVc,9と 題 され 、
四重唱 の作 品 (ハ ー プ シ ヨー ド伴奏付 )に 成 っている。一 方 、当 時 の ウィー ン宮廷楽団
XXVc:8、
文書 の中 にこの二 曲 をラテ ン語歌詞 のア・ カ ベ ラ四声 モテ ッ トに変 えた手書 きの総譜
が存在 し、編纂 者 は Haydnか ど うか判 って いな いが、そ の 編 曲 は非 凡 な手 腕 を感 じ
させ る。 但 し、 歌 詞 に合 わ せ る ため に原 曲 の リズ ム や 韻 律 を変 えて あ る。 くCoeli
enarrant〉 は第 8曲 中 のくDu bist's dem Ruhm und Ehre geblhret〉 、 く
Deus meus〉 は
第 9曲 中 のくHerr,der du mir das Leben〉 の 歌詞 に対応す る。
‖ichool Haソ dnO 《Hi83a S● nCt● o Crucis》 MH56
」oseph Haydnの 五歳年下 の弟 Michael Haydnが 、 ハ ンガ リーのGro3wardein(現 ルー
マニ ア領 Oradea)で 、 1757年 か ら五年 間司教伯 の もとで 楽長 を務め た時代 の在任最 後
の週 に当 た る 1762年 3月 29日 に完 成 した作 品 で 、 そ の年 の受 難週 に 初 演 され た。
ウ ィー ンの イ エ ズス 会 のセ ミナ リオ に居 た頃 に 学 ん だ古 典対 位法 の権威 と して知 ら
れ る」ohann Joseph Fuxを 手 本 に、対 位法 を駆使 した古 典様 式 stile anticoに まとめ
られている。今 回はア・ カ ベ ラで演奏 され るが、作曲者 は当 時 の 南 ドイツの教会音楽
の通 例 に した が って CredOの くCrucifixus〉 以 下 を除 くは か の 部 分 を 、 オ ル ガ ンや
ヴ ァイオ リ ン、 トロ ン ポ ー ンな どの器楽 が パ ー トの伴奏 を付 ける こ とを許 して い た
よ うで あ る。「十字 架 」に 関係 す る くCrucifixus〉 以 下 くsepultus est〉 まで の部分 が
極めて象徴的で、緊張感 のある ビアノで 歌 い進 め られ、 歌詞 の アクセ ン トの置かれる
所 だ けが フォル テで表現 され る。
lolfO● n● ハ
●odous 田o20rtO 《lntOr n■ tos ntttieru■ 》 KV 72(74f)
」oseph Haydnよ りも二 十 四歳 、Michael Haydnよ りも十九 歳若 いA_Mozartが 15歳 の
時 1771年 に、第 1回 イ タ リア旅行 か ら戻 ってザル ツプル グでそ の年 6月 24日 の洗礼 者
聖 ヨハ ネ生誕 の 祝 日に合わせて この ミサの奉献 の儀 に歌われ るオ ッフェル トリウム を
作 曲 した と考 えるのが 定説 である。 しか し、 自筆譜 (現 存せず )完 成 の直後 に成 った と
考 え られ る筆写譜 (現 存 )に 使 われて い る紙 の 鑑定 か らC Eisenは 1770年 代末 の成 立 を
主張 する (〔 The Mozart Compedium)1991)。
歌詞 の 前半 はその祝 日に歌われるア ンテ ィ
フ ォ ー ナ の もの を その まま歌 い、 後 半 くEcce agnus Dei,〉 以下 は ミサ 式文 の一 節 を
利 用 しなが ら巧 み にオ ペ ラ風 の 対話 を構成 して いる 。 ヨハ ネ の 卓越 の主 張 は動 的 に
描 きなが ら、それ を打 ち 消 す意 味で前半 の 歌詞 のくnon〉 を強調 させ 、神 の小羊 キ リス
トの優越 の表現 は柔和 てかつ ひかえ 目 に、 しか も厳然 と執拗 に歌 い進め られ、低 音 の
響 きで その存在 の 大 きさ と深 さを印 象 づ ける。 ヨハネ の 偉 大 さを称 えな が ら、そ れ
よ り遥 かに大 きな贖罪 のキ リス トの存在 を称 える構成 の運 びは、末尾の くAlleluja〉 で
後者 へ の 讃美 を決定的な もの に して いる。
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1784年 11月 26日 待降節 の土曜 日に歌 わ れる祝 福 され た処 女 マ リア の 祝 日の ミサ の
グ ラ ドゥア ー レ (祭 壇 昇階 の ときに歌 われ る )の ため に完 成 した作 品。歌 詞 は ロー マ
典 礼聖歌 の聖 マ リア の ため の ア レル ヤ唱 の もの を、 くAlleluia〉 を末尾 に 置 き換 え て
使 用 して いる。 1781年 3月 解雇 を願 い 出 て退 職 し、 ウ ィ ー ンに去 ったW A Mozartの
後 任 と して 、 M Haydnが ザ ル ツプル グの 宮 廷 オ ル ガ ニ ス トの ポス トを得 て か ら 間 も
無 い時期 の、 Hieronytus Colloredo大 司教 の もとでの彼の作曲活動 の重 要曲種 の一つ
てあ つたグ ラ ドゥア ー レの一 例である。
口olf● anl Anadeus
o2artlD`H1330 in hOnoren Sancti88i口 ne Trinitati3)KV 167
“
1773年 6月 (Mozart17歳 )聖 霊降臨 (ベ ンテ コステ )の 主 日の次 の主 日として祝われ る
「きわ めて聖 な る三位 一 体 の主 日」(6月 5日 )の ため に作 曲 した。 ソロを 含 ます 合 唱
だけで 演奏 され る様式 と言 い、Gloriaと Crea。 の末尾 にフーガ を導入す る点 と言 い、
音楽 の主 導 性 を常 に器楽 が担 って いるの び のび した構成 と言 い、 H Colloredo大 司 教
の 制 約 を厳 し く受 けて い たザ ル ツ プ ル グの Mozartに して は異 例 な 作 品 で あ る 。
初演 の場所が大聖堂ではな い とする説 が 多 いが、 制約 内で の 彼 の精 一 杯 の意欲 を示 し
た試 みで あ った とも考 え られる。なぜ な ら、 この器 楽が通 常 な ら挿入 され るはず の
教 会 ソナ タの 替 わ りを成 して いて、 時間 の 制約 (教 会 ソナ タ、 書簡朗読 を含 めて ミサ
の 時 間を 45分 に しな けれ ばな らない )を 越 えない よ うに配慮 して いる と思 われる か ら
である。唯―の 神 の三つ の位格父 と子 と聖霊 に言及 され る部分 な ど主要 なテクス トを
間奏 を挟 んで 際立 たせ た り、四分 の三 拍子 に した り、 フ ーガ で強調 す る工夫 が 加 え
られて いる 。 グ レゴ リオ聖歌 はこの主 日に歌われ る べ き旋律 を考慮 して 特 に付 けた。
(文 責
野口
碩)
東 京
ア マ デ ウ ス 合 ロロ 団 の ご 案 内
(平 成 13年
11月 現在)
今回ご来場の皆様方の中には、すでにご存知 の方 々も多いかと思い
ますが、東京アマデウス合唱団を初めてお聴 きになる方 々のために、
若干のご案内をさせて戴きたい と思います。
東京アマデウス合唱団は、 1980年 に「 モーツァル トの レクイエ
ム」を自分達の手で演奏 したいという夢を持 つ、アマチ ュアの仲間違
が集まってtl立 しました。
以来、モー ツ ァル トのほか古典派の作品 を中心 とした宗教曲を、
ほぼ毎年 1回 の定期演奏会で演奏 してまいりました。
今年で 21周 年を迎えま したが、その間に演奏 した由の主なものを
裏表紙に掲載 しましたのでご一 覧下 さい。
この合唱団 は、指導者の招聘・ 指揮者 の選定・ 会場設定・ 演奏会の
曲目選定・ プログラム印刷・ 演奏する曲日の解説 から訳詞に至るまで
全てが団員の労力 と団員だけの資金で成 り立 っており、手作 りの演奏
会を開催するユニー クな合唱団 としての存在価値を、団員― 同が誇 リ
としております。
創立当初 は 68名 いた団員も現在は 20名 程度 になりましたが、
なんとか存続させたいという団員の強い意志 に支えられて、現在 に
至 っております。
今後の活動予定は次ベージの通 りですが、一緒に唄 ってみたい方や
興味のある方がおられましたら、是非 とも練習会場にお出かけ頂 いて
練習状況 をご覧戴きたい (見学大歓迎 )と 願 つております。
次ベー ジご参照の上ご来場戴 きた く、 団員一 同心 からお待ち して
おります。
[ホ ームベージ]
http://f ps01
plala.or.
jp/∼ AMADEUS/
PROF!LE
指
揮 水 野 克 彦
東京芸術大学卒業。ビアノを滝崎鎮代承 クラリネットを千葉国吠ヽ室内楽を
細野孝興の各氏に師中tオ ルガンの手ほどきを今井奈緒子氏に受ける。
幼少よリビアノの手ほどきを受け、合唱の伴妻経験を通 して、次第に合唱曲や
宗教曲の分野への興味が芽生える。芸大在学中はクラリネットを専攻 し、芸大
九十周年記念演奏会の室内楽奏者に選ばれる。
卒業後はオーケス トラ、室内合奏などの演奏の他kソ ロリサイタルも度 々行う。
しかし、その間も合唱曲や宗教曲への興味は衰えず、芸大バ ッハ・ カンタータ・
クラブに在籍し、小林道夫氏の薫陶の下に主にバ ッハの宗教曲作品を研究すると
共に、オルガン演奏の研曖も積む。
次第に宗教曲や古い鍵盤書楽の演奏が多くなり、現在は指揮kオ ルガン、通奏
声楽家や
とのアンサンブル、作由と
低音による宗教曲作品演奏魏
幅広 く活動。オルガンリサイタルの他、東京大学教養学部オルガン演奏会、
一
ドイツ文学会オルガン演奏会などに出滉
現な 著荷谷キリス ト教会聖歌隊指揮者・オルガニス ト、 日本オルガニス ト
協会会員、日本オルガン研究会会員の他 渋谷混声合唱団、女声合唱団アンサン
ブル・ フローラ、東京アマデウス合唱団、東京三菱銀行合唱団の指揮者。
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Violinil師 醒 Clarinil
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姫野 徹 TrOmbe bassol 枷
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玉田由佳里 Tronbe b― ol 田中
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霧
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伊沼 弘能
Violoncello キ
里
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彙
予
Contrabaso 柳澤 智之
Organo
辰巳美納子
東 京 ア マ デ ウ ス 合 口昌 団
ツプラノ
ア ル ト
テ ノール
バ
ス
大久保ルミ子・ 辻村順子・村松あおい 。山形明子
相澤美佐・ 伊藤正子・加藤尚子 。重泉秀子・鈴木寿見・宮崎米子
小沢 仁 ・ 片岡 繁・吉田英人
柿沼 替 ・ 楢崎誠広・野口 碩
黎■雀隆 呟′力彗■ウヨ■洒巨
2002年 秋
第 21回 定期演奏会
会場 石橋 メモリアルホールを予定
主な演奏曲ロ ラインベル ガー :ス タバ トマーテル他を予定
2003年 秋
第 22回 定期演奏会
会場 石橋 メモリアルホールを予定
主な演奏曲目 未 定
(■ ■
カロ ‐ 見 学
お問い合わせ先
ご 希 望
辻 村 順 子
大久保 ルミ子
の
ヽ
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)
048-476-4056
03-3956-6154
0毎 週水曜 日 午後 6時 30分 ∼ 9時
○練習会場
同仁キリス ト敦会美登里幼稚□ 2F
O指 導 者
水野克彦先生
〇会
月額 4,000円
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(学 生 2,000円 )
練習場所案内図 笏
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合唱団員募集
東京アマデウス合唱団ては次回演秦会に向け 団員を募集しています。
音楽を愛する方なら経験は不間です。 練習は毎週水曜日18:30∼ 21:00、
地下鉄有楽町線護国寺駅下車、東大分院前の 「同仁教会幼稚園」 で行つ
ています。
入団費は1000円 、団費は月4000円 です。 学生割引有り (他 に楽譜代
など)合 唱に興味をお持ちの方 是非お越しください。 見学も歓迎です。
お問い合わせ
03(3956)6154大 久保、048(476)4056辻 村
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