...

芸術科学会研究会設立申請書

by user

on
Category: Documents
21

views

Report

Comments

Transcript

芸術科学会研究会設立申請書
2013年9月30日
芸術科学会
会長 宮田一乘 様
機関名 HM ラボ・品川
所在地 〒141-0031 東京都品川区西五反田 3-6-7-803
氏名(代表者名) 宮原 誠
印
芸術科学会研究会設立申請
下記のように研究会の新設を申請しますので,審議の上,ご承認を願います.
記
研究会名称
感性オーディオシステム研究会
代表者名
宮原 誠
連絡担当者名
宮原 誠
連絡場所
〒140-0005 東京都品川区広町 1-5-28 ものつくり工場アパート 402
連絡方法
Email: [email protected] T/F (03) 6314 0505
存続期間
2013 年11月 1 日~2015 年10月 31 日
予定参加者数
約 30人
委員構成
代表:宮原誠(北陸先端科学技術大学院大学名誉教授)
幹事:林正樹(Uppsala University 教授)、三井実(ものつくり大学 講師)
委員:別紙
研究会の設立目的 (200字程度)
本研究会の目的は、オーディオのコンテンツを深い感性を持って人々に提供できる「感
性オーディオシステム」についての研究発表と意見交換を通じ、新しいシステム作りの知見
を得ることにある。
発起人代表者がリードしてきた研究とネットワーク作りの背景としては、日本学術振
興会からの未来開拓事業の研究支援により、深い感性を喚起する高品位の演奏や音を高忠
実に伝達する音響装置を作り、工学系・芸術系の大学人や学生から高評価を得ていた。試作シ
ステムの何台かを、日本学術振興会、工科系・芸術系大学、病院等に設置し、音楽における感
性の体験、病気の癒しなどに貢献出来るかどうかの試みを行った。また、定期的な研究会を開
催して、情報交換を図って来た。
これから計画する感性オーディオシステム研究会では、これまでのオーディオにおいて見
過ごされてきた音質と感性の保存、伝達、再生を損なう要因を工学的に解明し、それに
より深い感動を届ける装置の設計指針、製作方法のマニュアル化、普及方法などについ
て討議する。さらに、科学、工学、芸術からの人材を集め、新しい感性分野の探索を行
う。
事業計画
設置期間全体の活動方針
まず、録音、処理、音場生成、視聴環境における感性との関係を、工学、音楽学、心理学、
音響学などの見地から多角的に検討し合う。
次に、研究会の例会を毎月開催し、(イ)過去の録音原盤、LPなどによる過去の優れたア
ナログ録音の再発見と視聴、(ロ)歴史的録音の高品位アーカイブ技術開拓と博物館などへ
の還元、
(ハ)現代に生まれる新しい音楽の高品位録音と再生、などを活動の中心に据え
る。
(ニ)これから毎日のように生まれる音情報の高忠実度保存のため、コンサート環境、
録音、保存、再生などの一貫した感性アーカイブ技術を構築する。
なお、当面はオーディオ装置をターゲットとして研究を行うが、進展によってはこれ
からますます重要となる感性映像装置も対象とする。
予算計画 年度予算
(省略)
初年度の詳しい計画
(1)オーディオシステムにおける感性評価方法模索
現在我々が使用できる古典から最新までのオーディオ装置を比較検討し、価格破壊のためお
ざなりにされている点、高価な大規模装置で見過ごされているものなど、物理的要因の解明と理
想的システムへの知見獲得を目指す。
(2)毎月の例会(第 4 土曜日)
深い感性を喚起する高品位な演奏や音の再現を目指し、その多角的評価を行っていく。
深い感性と物理的特性との関係を、心理物、科学的、工学的に解明する。
(3)感性のアーカイブを実現する糸口を見つける
科学、工学、芸術各系からの議論を進め、感性のアーカイブともいうべき新しい感性工学
分野の構築を目指す。
Fly UP