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地域情報プラットフォーム 準拠確認及び相互接続確認仕様

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地域情報プラットフォーム 準拠確認及び相互接続確認仕様
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
地域情報プラットフォーム
準拠確認及び相互接続確認仕様
V2.0
財団法人全国地域情報化推進協会
− 1 −
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
目次
本書の位置づけ .............................................................................................................................3
1.PF準拠確認及びPF相互接続確認とは ....................................................................................4
1.1 PF準拠確認及びPF相互接続確認の目的 ......................................................................4
1.2 PF準拠確認仕様の概要 ..................................................................................................5
1.3 PF相互接続確認仕様の概要 ..........................................................................................5
1.4 PF準拠確認とPF相互接続確認のプロセスと手順の概要 .............................................6
1.5 PF準拠確認仕様とPF相互接続確認仕様のロードマップ...............................................7
2.PF準拠確認仕様 .......................................................................................................................9
2.1 PF準拠確認仕様の対象範囲 ..........................................................................................9
2.2 PF準拠の定義 ................................................................................................................11
2.3 PF準拠していることの確認方法 ....................................................................................11
2.4 PF準拠登録申請の結果の発表文面の規定 ................................................................14
コラム:自治体(調達者)及びSIERとPF準拠...............................................................................15
3.PF相互接続確認仕様 .............................................................................................................16
3.1 PF相互接続確認とその確認方法の概要......................................................................16
3.2 PF相互接続確認の考え方.............................................................................................16
3.3 PF相互接続確認と申請 .................................................................................................18
3.4 PF相互接続確認の実施手順の概要 ............................................................................19
付録1 APPLIC
PF 相互接続確認 実施手順書
付録2
PF 準拠確認チェックリスト(業務ユニット)
付録3
PF 準拠確認チェックリスト(サービス基盤)
付録4
PF 準拠確認チェックリスト(GISユニット)
付録5
PF 準拠確認
エビデンス資料名リスト
− 2 −
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
本書の位置づけ
地域情報プラットフォーム標準仕様は、業務モデル標準、サービス協調技術標準の仕様、およびガイドラ
イン一式である。
本書「地域情報プラットフォーム準拠及び相互接続仕様」は、業務モデル標準とサービス協調技術標準
の仕様に位置づけられ、業務モデル標準及びサービス協調技術標準の地域情報プラットフォーム準拠、及
び、地域情報プラットフォーム相互接続を確認する仕様を規定している。
業務モデル標準
業務モデル標準
サービス協調技術標準
自治体及び民間が提供する地域
情報
自治体及び民間が提供する地域情報
サービスの連携に
サービスの連携に必要な業務アプリユニット
必要な業務アプリユニット
のインタフェース仕
様
のインタフェース仕様
サービス連携を支える基盤アプリの諸要
サービス連携を支える 基盤アプリの諸要
件・プロトコル等を取り決めた仕様
件・プロトコル等を取り決めた仕 様
仕様
様
仕
自治体業務アプリケーションユニット
自治体業務アプリケーションユニット
標準仕様
標準仕様
アーキテクチャ標準仕様
アーキテクチャ標準仕様
プラットフォーム通信標準仕様
プラットフォーム 通信標準 仕様
GISを活用した業務ユニット、アプリケーションを構築するための共通仕様
GISを活用した業務ユニット、アプリケーションを構築するための共通仕様
GIS共通サービス標準仕様
GIS共通サービス標準仕 様
各種システム製品等の地域情報PF準拠及び相互
接続を確認する仕様
各種システム製品等の地域情 報PF準拠及び相互接続を確認する仕
様
地域情報プラットフォーム
準拠確認及 び相互接続確認仕様
地域情報プ ラットフォーム準拠確認及
び相互接続確認仕様
ン
ガイドライン
︵
指針
針︶
︶
︵
指
仕様に準拠したサービス基盤、および業
務アプリケーションを導入する調達者向 けに必要
仕様に準拠したサービス基盤、および業務アプリケーションを導入する調達者向けに必要
な事項を、
とりまとめたもの
な事項を、とりまとめたもの
地域情報プラットフォームガイドライン
地域情報プラットフォームガイドライ ン
地域情報プラットフォーム基本説明書
地域情報プラットフォーム基本説明書
地域情報プラットフォーム標準仕様運用規則
地域情報プラットフォーム標準仕様運用規則
図 0.1 地域情報プラットフォーム仕様の体系
【用語の定義】
本仕様では、下記の略語を使用する。
・
地域情報プラットフォーム=>地域情報 PF
・
地域情報 PF 準拠確認=>PF 準拠確認
・
地域情報 PF 相互接続確認=>PF 相互接続確認
・
地域情報 PF 標準仕様=>PF 標準仕様
・
自治体業務アプリケーションユニット標準仕様=>業務標準仕様
・
アーキテクチャ標準仕様、プラットフォーム通信標準仕様=>技術標準仕様
・
GIS 共通サービス標準仕様=>GIS 標準仕様
− 3 −
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
1.PF 準拠確認及び PF 相互接続確認とは
1.1
PF 準拠確認及び PF 相互接続確認の目的
PF 標準仕様における、PF 準拠確認及び PF 相互接続確認の目的を、図 1.1 に示す。
地域情報PF
による解決
地域情報PFによる解決
自治体における現状の課題
(1)多様化する住民ニーズへの対応
・住民の利便性向上
(ワンストップサービスの実現)
・教育、防災、医療サービスの充実
地域情報PF標準仕様の策定
業務システム間の容易な連携や情報
の共有化を実現するための標準的な
仕組みが有効
(2)ITコストの低減
・IT経費の削減(オープン化、マルチベンダ化)
・庁内事務の効率化
(3)地域のIT産業の活性化を通じた産業振興
地域情報PFの普及促進
地域情報PF準拠の策定
・地域情報PF準拠した各種システム製品の普及
・地域情報PFを導入した自治体の課題解決
地域情報PF標準仕様へ各種
システム製品が準拠し、相互
接続性が検証できる
図 1.1 地域情報PFにおける相互接続仕様の目的
自治体における、「多様化する住民ニーズへの対応」、「IT コストの低減」、「地域の IT 産業の活性化を通じ
た産業振興」の課題に対し、APPLIC では、業務システム間の容易な連携や情報の共有化を実現するため
の標準的な仕組みづくりを進め、「PF 標準仕様」として策定した。この「PF 標準仕様」を満たす地域情報 PF
の普及により、自治体の課題解決につながることが期待されるが、この普及に際しては、「地域情報 PF 準
拠の明確化」と、「準拠製品間の相互接続検証」が必要不可欠な状況にある。
本仕様では、上記を目的に、「PF 準拠確認仕様」、「PF 相互接続確認仕様」について規定する。
− 4 −
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
1.2
PF 準拠確認仕様の概要
PF 準拠確認仕様では、システム製品が PF 準拠していることを確認する方法を規定する。規定する内容を
下記に示す。
(a) PF 準拠確認仕様の対象範囲
(b) PF 準拠の定義
(c) PF 準拠していることの確認方法
(d) PF 準拠登録申請の結果の発表文面の規定
1.3
PF 相互接続確認仕様の概要
PF 相互接続確認仕様では、PF 標準仕様に準拠したシステム製品同士が、相互に接続できることを
確認する方法を規定する。
PF準拠確認により製品が
PF準拠していることを確認
◎調達者側の調達要件を満たす
◎調達者側への安心感の提供
PF準拠の製品間で
PF標準仕様に基づく
PF相互接続確認
◎PF準拠製品の普及の促進
◎ベンダー側の接続実績と経験
相互接続確認を行なうための仕様を策定する
「地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様」 として、テスト範囲とテスト項目を規定
地域情報PFの仕様に準拠した業務ユニット及びサービス基盤
同士が、相互に接続できるかを確認する方法を規定する
「地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様」として、以下を規定。
(1) テスト実施とテスト結果のPF標準仕様反映のプロセス
(2) PF相互接続確認実績の登録と公開のプロセス
(3) PF相互接続確認のテスト手順
図 1.2 PF相互接続確認の目的
− 5 −
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
1.4
PF 準拠確認と PF 相互接続確認のプロセスと手順の概要
PF 準拠確認と PF 相互接続確認のプロセスと手順の概要について、図 1.3 に示す。
PF準拠確認とPF相互接続確認のプロセスと手順の概要
PF準拠確認プロセス
PF標準仕様
相互接続性
検討WG
PF準拠確認
チェックリスト
製品ベンダ
他
PF準拠登録
申請
主体者
(APPLIC)
確認結果
公表
PF相互接続確認プロセス
FAQ
製品ベンダ
他
正誤表
OK
・相互接続確認
・結果の分析と再トライ
次期PF標準
改訂候補
主体者
(APPLIC)
NG (一部接続失敗)
仕様確認/変更が必要
な場合
(3) PF相互 接続
のテ スト手 順
確認結果
公表
(2)実 績の登録 と公開 のプロセス
Q&A
結果
PF 標準仕様改訂
(Q&A/CR)
相互接続性
検討WG
確認結果
製品ベンダ
他
技術専門
委員会の
各WG
(APPLIC )
連名で
相互接続成功
申請
Q&A
or CR
APPLIC
事務局
(準拠課題か?
標準課題か?)
Q&A
Q&A
結果
技術専門
委員会の
各WG
(APPLIC)
業務標準化WG主査
技術標準化WG主査
相互接続性
検討WG主査
(1)テスト実施 とテスト結果 のPF標準仕 様反映 のプロセス
図 1.3
PF準拠確認とPF相互接続確認のプロセスと手順の概要
(1) PF 準拠確認プロセス
PF 準拠確認プロセスは、下記の3つのプロセスで構成される。
《1-1》APPLIC 標準書から PF 準拠確認チェックリストを作成するプロセス
《1-2》PF 準拠確認チェックリストを使った申請者の自己確認
《1-3》PF 準拠確認チェックリストのチェック結果を申請者から APPLIC への登録申請と公開
(2)PF 相互接続確認プロセス
PF 相互接続確認プロセスは、以下の3つのプロセス(含む手順)で構成される。
《2-1》テスト実施とテスト結果の PF 標準仕様反映のプロセス
《2-2》PF 相互接続確認実績の登録と公開のプロセス
《2-3》PF 相互接続確認のテスト手順
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地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
PF 準拠確認と PF 相互接続確認のプロセスと手順で使用する、ドキュメントを下記で説明する。
(1)CR(チェンジリクエスト)
APPLIC で策定された標準に対する、改訂依頼。
APPLIC の関連 WG で議論され、次期標準での採否が決定される。
(2)Q&A(仕様問い合わせ)
APPLIC の PF 標準仕様、ガイドライン、PF 準拠確認仕様、PF 相互接続確認仕様等に関する
内容への問合せと回答。
(3)FAQ(Frequently Asked Question)
APPLIC に提出された Q&A 等、よくある質問に対する回答を集めて公開されるもの。
(4) 正誤表(ERATTA、エラッタ)
PF 標準仕様、PF 準拠確認仕様、PF 相互接続確認仕様等で明らかなミスを整理し、APPLIC から
公開されたもの。
(5)PF 準拠登録申請
製品の PF 準拠確認を実施した結果を APPLIC へ提出する申請。
(6)PF 相互接続成功申請
PF 相互接続確認を実施した製品ベンダ同士が共同で APPLIC に提出する相互接続成功の申請。
1.5
PF 準拠確認仕様と PF 相互接続確認仕様のロードマップ
PF 準拠確認仕様のロードマップとして、下記の2点を記載する。
(1)前提 PF 標準仕様のバージョンアップに伴う PF 準拠確認仕様の考え方
(2)前提 PF 標準仕様のバージョンアップに伴う PF 準拠確認仕様・PF 相互接続確認仕様の検討
と公開
(1)前提 PF 標準仕様のバージョンアップに伴う PF 準拠確認仕様の考え方
PF 準拠確認仕様のロードマップは、PF 標準仕様(業務・技術)のバージョンアップと関連して考える必要が
ある。以下の考え方に従い、PF 準拠確認仕様では、各種システム製品等に対して、PF 準拠を確認する方
針とする。
①業務標準仕様: 法改正、及び業務ユニットの追加・変更に伴った業務標準仕様のバージョン
アップ・リビジョンアップに合わせて見直しを行う。
②技術標準仕様: 技術標準仕様では、短期的な仕様変更はない前提とする。但し、PF 相互接続確認
の結果(標準仕様を補強する)を一定期間の間隔でフィードバックする。
③GIS 共通サービス標準仕様:GIS 共通サービス標準仕様のバージョンアップ・リビジョンアップに合わ
せて見直しを行う。
バージョンアップに関し今後考えられる、PF 標準仕様の改訂内容を図 1.4 に示す。
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地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
(a)
(a)(b)
PF標準仕様 VX.0
PF標準仕様 V1.0
(b)仕様追加
(c)
(c)仕様厳密化
VUP
(d)
(d)仕様変更
(e)
(e)仕様変更無し
業務標準仕様(例)
技術標準仕様(例)
(a)標準対象外と
して記載した項目
が標準になる
・業務ユニットのオンライン画面の
画面展開、ユーザインタフェース等。
△
(b)標準未検討項
目が標準になる。
・新たな業務ユニットが追加
・認証方式の仕様が必須で追加
○
(c)仕様が厳密
化される
・データ項目の表記法が厳密化
(例、10桁に満たない場合空白
埋め)
・統合DB機能のインタフェースと通信プロ
トコルが仕様化
○
(d)仕様が変更さ
れる
・26業務のデータ項目が追加
・項目のデータ型が変わりWSDL定
義が改定
・高信頼性メッセージ機能が、国際標準
の動向等により、改定
○
【凡例】○:考えられる。△:考えられるが改訂とあわせて検討する
図1.4 バージョンアップに関し今後考えられる、PF標準仕様の改訂内容
(2)前提 PF 標準仕様のバージョンアップに伴う PF 準拠確認仕様・PF 相互接続確認仕様の検討と公開
PF 標準仕様の新バージョンがリリースされた後、早い時期に PF 準拠確認チェックリストをリリースすること
が要望されている。また、PF 相互接続確認仕様の公開については、PF 標準仕様の新バージョンリリース後、
開発期間の考慮が必要である。
2007年度
PF標準仕様
V1.0
2008年度
V1.5
準拠TF
V2.0
相互
接続TF
Vx.0
(08/3 )
標準仕様V1 .0
準拠確認・相互接続
確認
準拠TF
PF準拠確認
PF相互接続確認
V1.0PF準拠確認仕様
(08/3)
リストβリリース(07/10) 正式リリース
2009年度∼
相互
接続TF
V2.0PF準拠確認仕様
リストβリリース(08/上期)
(※)
(※)
V1.0PF相互接続確認
手順リリース(08/3)
PF準拠の確認対象としては、
自治体内と
自治体間・官民連携で
分けて考える必 要あり
標準仕様V2.0
準拠確認・相互接 続
確認
準拠TF
相互
接続TF
V2.0 PF相互接続確認
手順リリース(09/3)
V1.0 相互接続
確認プロジェクト
V2.0相互接 続
確認プロジェクト
図1.5 PF準拠確認仕様・PF相互接続確認仕様に関するロードマップ
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地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
2.PF 準拠確認仕様
本章にて、PF 準拠に関する考え方、定義、及び確認方法について規定する。
2.1
PF 準拠確認仕様の対象範囲
(1)PF 準拠確認仕様の対象とする PF 標準仕様
本仕様が対象とする、PF 標準仕様を図 2.1 に示す。
業務モデル標準
業務モデル標準
サービス協調技術標準
自治体及び民間が提供する地域
情報
自治体及び民間が提供する地域情報
サービスの連携に
サービスの連携に必要な業務アプリユニット
必要な業務アプリユニット
のインタフェース仕
様
のインタフェース仕様
サービス連携を支える基盤アプリの諸要
サービス連携を支える 基盤アプリの諸要
件・プロトコル等を取り決めた仕様
件・プロトコル等を取り決めた仕 様
仕様
様
仕
自治体業務アプリケーションユニット
自治体業務アプリケーションユニット
標準仕様
標準仕様
アーキテクチャ標準仕様
アーキテクチャ標準仕様
プラットフォーム通信標準仕様
プラットフォーム 通信標準 仕様
GISを活用した業務ユニット、アプリケーションを構築するための共通仕様
GISを活用した業務ユニット、アプリケーションを構築するための共通仕様
GIS共通サービス標準仕様
GIS共通サービス標準仕 様
各種システム製品等の地域情報PF準拠及び相互
接続を確認する仕様
各種システム製品等の地域情 報PF準拠及び相互接続を確認する仕
様
地域情報プラットフォーム
準拠確認及 び相互接続確認仕様
地域情報プ ラットフォーム準拠確認及
び相互接続確認仕様
ン
ガイドライン
︵
指針
針︶
︶
︵
指
仕様に準拠したサービス基盤、および業
務アプリケーションを導入する調達者向 けに必要
仕様に準拠したサービス基盤、および業務アプリケーションを導入する調達者向けに必要
な事項を、
とりまとめたもの
な事項を、とりまとめたもの
地域情報プラットフォームガイドライン
地域情報プラットフォームガイドライ ン
地域情報プラットフォーム基本説明書
地域情報プラットフォーム基本説明書
地域情報プラットフォーム標準仕様運用規則
地域情報プラットフォーム標準仕様運用規則
図 2.1 PF準拠確認仕様が対象とするPF標準仕様
○PF 標準仕様 V2.1 を対象とする。
○業務モデル仕様:
・自治体業務アプリケーションユニット標準仕様 V2.0 で規定した仕様。
・業務ユニットは、26 業務を対象とする。
○サービス協調技術標準仕様:
・アーキテクチャ標準仕様 V2.0、及び、プラットフォーム通信標準仕様 V2.0 を対象とする。
○GIS共通サービス標準仕様:
・GIS 共通サービス標準仕様 V2.0 を対象とする
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地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
(2)PF 準拠確認仕様の対象とする各種システム製品等の考え方
PF 準拠確認仕様の対象とする各種システム製品等の対象は、「製品ベンダ他の提供する各種システム
製品等(業務ユニット製品、GIS ユニット製品、サービス基盤製品)」とする。
PF準拠確認の対象
自治体(調達者)
SIer
調達
調達仕様
SI
地域情報PF
標準仕様
製品ベンダ他
各種システム製品等
・業務ユニット製品
・GISユニット製品
・サービス基盤製品
公開
標準仕様
(業務、
GIS、
技術)
その他ベンダ
既存システム
改修
提供
・運用、保守
・UP開発
公開
図 2.2
調達ガイドライン
PF準拠確認仕様の対象とする各種システム製品等の考え方
(3)PF 準拠確認仕様の対象とする各種システム製品等の範囲
図 2.3 に、PF 準拠確認の対象となる各種システム製品等の分類を記載する。
PF準拠確認の対象製品
(1) サービス基盤製品(PF通信製品、BPM製品、統合DB製品)
(2) 業務ユニット製品(26業務の何れかを実装した製品)
(3) GISユニット製品
業 務ユニット
製品
(G ISユ ニット
製 品も含む)
全て同一提供 者
(PF通信内部実装型)
A社業務処理
(サー ビスIF処理)
(PF通信処理)
全 て同一提供者
( 製品分離型)
X社がY社を前提
ソフト ウェアと して申請
A社業務処理
(サー ビスIF処理)
X社業 務処理
( サービス IF処理)
A社PF通信機能
全 て同一提供者
サービス
基盤製品
PF通 信製品
X社業務
処理
Y社 PF通 信機能
全て同一提 供者
全て同一提供 者
A社 BP
処理機能
A社 PF通信機能
(含 、ミドルウェア範囲)
X社がY社、Z社を前提
ソフトウェアとし て申請
A社 PF通信機能
B PM製品
Z社アダ
プタ
Y社PF通信 機能
全て 同一提供者
A社統合DB(公開
DB方式)処理機能
A社統合DB(共通I D
方式)処理機能
A社PF通信機能
A社PF通信 機能
統合D B製品(公開 用DB方式) 統合D B製品(共通IF方式)
X社がY社を前提
ソフト ウェア として申請
X社サービス基盤
製品処理 機能
Y社PF通信機 能
BPM製品、統合DB製品 (公開用DB、共通IF)
図 2.3
Z社アダプタ
により、
業務ユニット
サービスIF
処理を実 現
PF準拠確認の対象となる各種システム製品等
− 10 −
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
2.2
PF 準拠の定義
本仕様において、PF 準拠していることの確認は、下記とする。
「製品ベンダ他の各種システム製品等(業務ユニット製品、GIS ユニット、
及び、サービス基盤製品)が、PF標準仕様の規定事項に準拠しているか確認すること 」
また、準拠していることを確認できた製品を「PF 準拠している」といい、確認作業を「PF 準拠確認」と呼ぶ。
確認結果を APPLIC へ登録することを、「PF 準拠登録申請」と呼ぶ。
2.3
PF 準拠していることの確認方法
(1)PF 準拠の確認の流れ
PF 準拠している各種システム製品等を調達者が知るまでの流れのイメージを以下に示す。
製品ベンダ他
①標準仕様
とPF準拠確認
チェックリスト
②PF準拠した
ことを登録申請
③公表
(ニュースリリース等)
主体者(APPLIC)
PF準拠しているかどうかを確認
③公表(HP等)
調達者
図 2.4 PF準拠の確認の流れ
(2)PF 準拠の確認方針
PF 準拠の確認方針は、『主体者が申請者(製品ベンダ他)からの「提出物(チェックリスト等)」により確認
し、主体者が公表する』とする。
主体者は APPLIC を想定している。
(3)PF 準拠確認チェックリスト
PF 準拠していることを確認するための資料を「PF 準拠確認チェックリスト」と呼び、図 2.7 にて PF 準拠確
認チェックリストの概要を示す。PF 準拠確認チェックリストは、PF 標準仕様から標準準拠に関する記載を分
類し、確認チェック項目(準拠ルール)としたリストであり、このリストに基づき申請する製品や申請者等の情
報、及び、確認チェック項目を確認した結果を、製品・システム確認欄のマークにより申請するワークシート
である。
− 11 −
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
PF準拠確認チェックリスト
PF準拠対象情 報: 製品名や申請者
標準仕様バージョン:業務 標準仕様
ルール
標準仕様書
必須/選択
製品
確認欄
R1
必須
○
R2
必須
○
R3
選択
APPLIC
確認欄
業務
標準
仕様
GIS共通
サービス
標準
仕様
技術
標準
仕様
PF 準拠確認項目(準拠ルール)
・大分類:
・業務ユニット(住基ユニット等)、GIS ユニット
・サービス基 盤( PF通信機能、BPM機 能、統合DB機能 )
・中分類:
・標準仕様 の個々の確認項目レベル(実際の確認項目)
・必須と オプションの明 示
図 2.5 PF準拠確認チェックリストの概要
準拠確認チェックリストは、以下の種類がある。
・業務ユニットの準拠確認チェックリスト
・GISユニットの準拠確認チェックリスト
・サービス基盤の準拠確認チェックリスト
・PF通信製品用、 ・BPM製品用、
・公開DB方式の統合DB製品用、 ・共通IF方式の統合DB製品用
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地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
(4)PF 準拠確認の主体者(APPLIC)における確認方法
申請者(製品ベンダ他)は、図 2.6 における(5)のレベルの確認を実施し、確認結果を登録する申請(PF 準
拠登録申請)を、(2)のレベルの資料にて、PF 準拠確認の主体者(APPLIC)に提出する。 主体者
(APPLIC)は、(2)のレベルの資料にて PF 準拠確認を実施し、問題なければ登録・公開する。
自治体等から主体者(APPLIC)に異議申し立てがあった場合、主体者(APPLIC)は、申請者にその旨を報
告する。申請者は、自治体等からの意義申し立てへの対応として、(5)のレベルの資料の提示が必要に
なる場合がある。
製品をPF準拠として登録したい団体
PF準拠を確認する主体者(APPLIC)
確認
チェック
リスト
結果
確認
チェック
リスト
シート
確認チ ェック
エビデ
リストの項目と
ンス
エビデンス上
紐付け
確認箇所の
関係情報
紐付け関係情報
エ ビデ
エビデ
エビデ
ンス
ンス
書類ンス
書類
書類
主体者が製品ベンダ他からの
「提出物(チェックリスト等)」
により確認し、
主体者が公表する』
エビデ
ンス
資料名
リスト
(1) 確認チェックリスト
(2) 確認チェックリスト、エビデンス資料 名リスト
(3) 確認チェックリスト、エビデンス資料 名リスト、エビデンス書類
(4) 確認チェックリスト、エビデンス資料 名リスト, 紐付け関係情報
(5) 確認チェックリスト、エビデンス資料 名リスト、エビデンス書類、
紐付 け関 係情報。
方針:提出者と確認
者の負荷の低
減。確認
方針:提出者 と確 認者の負荷
の低減。確認
したエビデンス情
報の明確化を考
え。
したエ ビデンス情報の明確
化を考え。
⇒
施する。
⇒ (2)で実
(2)で 実施する。
尚、問題指
摘が別途あった場合は、事
実関
尚、問題 指摘が別途あった場合は、
事実関
係を提出者へ
確認を行うため、団体内部で
係を提出者 へ確認を行うため、団体
内部で
は、(5)レベルの情報を保持
するこ と。
は、(5)レベルの情報 を保持すること。
図 2.6 PF準拠確認の主体者(APPLIC)における確認方法(PF準拠登録申請)
(5)APPLIC への PF 準拠登録申請
APPLIC への PF 準拠登録申請には、「新規申請」と「破棄申請」および「修正申請」がある。それぞれ、製
品の新規リリースやバージョンアップ(VUP)時に下記のように申請する。
◆新規に申請
PF 標準仕様の策定に合わせて、PF 準拠確認チェックリスト(CL)が策定される。製品ベンダ他は、製品
に対し、リリースされた PF 準拠確認 CL を元に確認チェックし、PF 準拠登録申請(新規申請)を行う。
◆ バージョンアップ(VUP)時に申請
PF 準拠を登録済みの製品をバージョンアップした場合に、両バージョンとも調達可能な場合や、PF 準拠
確認結果に差が生じた場合などは、新バージョンに関して追加の新規申請をおこなう。
バージョンアップにより、登録済み製品が調達できなくなった場合などは、廃棄申請とともに、新バージョ
ンに関して新規申請をおこなう。
− 13 −
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
◆ 誤記・申請者情報の変更に関する申請
PF 準拠登録申請の内容に単純な誤記等を登録後に発見した場合や、申請者情報に変更があった場合
は、修正申請を行う。APPLIC への PF 準拠登録申請の考え方を図 2.7 に示す。
PF標準仕様
策定・VUP
(APPLIC)
PF準拠確認
ルール策定
(APPLIC)
PF準拠登録申請(製品ベンダ他)
受付番号発行し登録情報を管理
製品の識別キーは、
提出企業+製品名+バージョン
PF標準仕様
V1.0
PF標準仕様
V2.0
誤字レベルのミスは、
修正申請を行う
標準仕様
V1.0対応
準拠確認
CL
製品α
(’08/1版)
製品α
(’08/6版)
マイナVUP版
機能
UP
変わったところだけを
再チェック
標準仕様
V2.0対応
準拠確認
CL
図 2.7
2.4
標準仕様
V1.0対応
PF準拠確認
申請(新規)
標準仕様
V1.0対応
PF準拠確認
申請(新規)
PF準拠確認
申請(破棄)
提出ベンダーに
新バージョン
リリースの通知
標準仕様
V3.0
PF準拠登録申請受付
(APPLIC)
製品α
(’08/6版)
マイナVUP版
新製品β
(’08/6版)
標準仕様
V2.0対応
PF準拠確認
申請(新規)
標準仕様
V2.0対応
PF準拠確認
申請(新規)
提出は製品
ヘンダ他判断
(任意)
CLのVUP
時は再提出
(任意)
新製品で
提出
APPLICへのPF準拠登録申請の考え方
PF 準拠登録申請の結果の発表文面の規定
必要な内容の明示、過大発表の抑制、文面雛形の提供を目的に、PF 準拠登録申請の結果の発表文面
について、下記のとおり規定する。
(1) APPLIC の発表内容と文面
・ 【A 社 XXX 製品】に関する、地域情報 PF 標準仕様 V2.1 の PF 通信機能、統合 DB 機能の準拠登録
申請を受け付けました。【PF 準拠確認チェックリストへのリンク】
(2) 申請者の発表の指針
・【A 社 XXX 製品】は、PF 標準仕様 V2.1 の PF 通信機能の必須機能に準拠しています。
・【A 社 XXX 製品】は、PF 標準仕様 V2.1 の住民基本台帳ユニットと国民健康保険ユニットに準拠してい
ます。
・【A 社 XXX 製品】は、PF 標準仕様 V2.1 の PF 通信機能【B 社 YYY 製品】を前提ソフトウェアとして、
【住民基本台帳ユニットと国民健康保険ユニット】に準拠しています。
− 14 −
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
コラム:自治体(調達者)及び SIer と PF 準拠
本仕様では、PF 準拠の対象は、製品ベンダ他が開発する製品を対象とし、自治体(調達者)及び SIer が
改修した既存システムは、当該仕様の対象外としている。その背景と、自治体(調達者)及び SIer における本
仕様の活用の考え方をコラムとして記載する。
(1)背景
製品ベンダによるシステム製品の PF 準拠と既存システム改修における PF 準拠の違いを以下に示す。
○製品ベンダ他が提供する各種システム製品等
PF 標準仕様に対応した製品を求める自治体の調達に対応することを目的としているため、あらか
じめ製品としての PF 標準仕様への準拠状況を確認しておく必要があるため、本仕様の対象とし
た。
○自治体(調達者)及び SIer が改修した既存システム
自治体が PF 標準仕様に対応したシステムを導入することの目的としては、住民サービスの向上、
IT コストの削減、業務効率の向上などが実現できるPF標準仕様の「理念」や「考え方」に賛同され
る場合や、既存システムを改修し PF 対応した実績をアピールしたい場合が多く、PF 標準仕様へ
の準拠状況を確認することがなじまないため、本仕様の対象外とした。
したがって、自治体(調達者)及び SIer が改修した既存システムについては、PF 準拠したことに対し、
規定を定めないこととした。
(2)自治体システムの例と本仕様の活用例
図 2.8 に自治体システムの PF 準拠の例を示す。
自 治体システ ムの考え方
自治体 システムのPF
準拠
PF準拠の製 品導入、及び、 既 存のシステムの PF準拠などで 自治体システ ムを構 築
自治体やそのSIerが表明
統合DB機能
BPM機能
業務
業務
ユニット ユニット
PF通信機能
PF通信機能
PF通信機能
図 2.8
業務
UP
業務
UP
PF通信 機能
PF準拠の対象となる自治体システム
自治体(調達者)が改修された既存システムの PF 準拠を確認する際は、発注先の SIer に本仕様の PF
準拠確認チェックリストの提出を求めることや、PF 準拠確認チェックリストを利用した自己チェックにより、
PF 準拠を確認することが可能となる。また、SIer が自治体システムの PF 準拠確認結果について APPLIC
に PF 準拠登録申請してもよい。
− 15 −
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
3.PF 相互接続確認仕様
本章では、PF 相互接続確認の方法について記載する。
3.1
PF 相互接続確認とその確認方法の概要
PF 相互接続確認とは、PF 準拠確認された製品同士を相互に接続し、接続性を確認すること、及び、その
結果を、APPLIC に申請することである。
PF 相互接続確認を実施するため、以下を規定する。
(1) テスト実施とテスト結果の PF 標準仕様反映のプロセス
(2) PF 相互接続確認実績の登録と公開のプロセス
(3) PF 相互接続確認のテスト手順
本仕様書で扱う PF 相互接続確認の対象は、PF 準拠確認申請した以下の製品を対象とする。
(1) サービス基盤製品( PF 通信製品、BPM 製品、統合 DB 製品 )
(2) 業務ユニット製品( 26業務の何れかを実装した製品 )
GIS ユニット製品や他のサービス基盤機能製品については、今後検討する。
3.2
PF 相互接続確認の考え方
3.2.1 サービス基盤の PF 相互接続確認の考え方
サービス基盤のの PF 相互接続確認に関する考え方を下記に示す。
(1)PF 相互接続確認の実施方法について
実施方法として以下の2つの方法がある。本仕様では、費用面、実施のしやすさから(案1)を採用する。
(案1):相互接続を実施したい団体があつまり、数社間と接続確認を行う。
(案2):リファレンスインプリ(実装会社が違う数台)を準備し、接続確認を行う。
テストドライバ
サービス
基盤製品A
テストドライバ
サービス
基盤製品B
図 3.1 サービス基盤のPF相互接続確認
(2)PF 標準仕様の必須事項とオプション事項について
本仕様では、必須事項に関する PF 通信の接続の範囲で規定する。オプション事項は、基本のバリエーシ
ョンとして規定する。
− 16 −
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
(3)PF 相互接続確認のレベルについて
相互接続確認では、簡単に接続確認する初期接続レベルから仕様の詳細部分まで確認するレベルまで
が考えられる。本仕様では、PF 対応製品の普及が目的のため、「初期接続レベル」の確認とする。このため、
障害系仕様は対象としない。今後、自治体への導入が開始され相互接続が失敗する場合がでてきたタイミ
ングで、詳細な相互接続テストのための接続確認項目と実施手順を定める。
3.2.2 業務ユニットの PF 通信接続確認について
業務ユニットの PF 相互接続確認に関する考え方を下記に示す。
(1)業務ユニットの PF 通信レベルの確認を採用
業務ユニットベンダが PF 通信を独自開発した場合や、PF 通信製品を前提として開発した業務ユニット製
品の PF 通信レベルの相互接続を確認できるようにするため、業務ユニットと PF サービス基盤製品(PF 通
信製品、BPM 製品、統合 DB 製品)との相互接続確認を確認パターンとして規定する。
テストドライバ
サービス
基盤製品B
業務ユニット
製品A
図 3.2 業務ユニットの相互接続
(2)業務ユニット同士の PF 相互接続確認について
「異なるベンダの業務ユニット同士が、自治体業務を連携して実施できるか」の確認に関しては、下記の課
題があり、自治体システム構築以外での PF 相互接続確認は有益でない。
・業務レベルのテストは個別自治体の開発時のシステム連携テストと同程度の複雑さと工数を伴う。
・業務自体を PF 標準仕様で標準化していないため、テスト仕様も作成できない。
・全ての業務ユニット総当りでの相互接続は非現実的である。
業務ユニット同士の PF 相互接続を確認する他の方法としては、自治体が PF 対応システムを構築し稼動
した場合に、その相互接続実績を報告する方法がある。
上記理由により、業務ユニット同士の PF 相互接続確認は、自治体が PF 準拠のシステムを構築した実績
を、APPLIC に申請する方法とする(成功申請と同様に扱う)。
− 17 −
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
3.3
PF 相互接続確認と申請
PF 相互接続確認と申請方法について図 3.3 にまとめる。
PF標準仕様
策定・VUP
(APPLIC)
PF準拠確認
ルール、相互
接続確認仕 様
策定(APPLIC)
製品ベンダ間相互接続実施
相互接続確認成功申請は、
PF準拠確認が提出した製品のみ
APPLIC
相互接続 確認
成功申請 受付
連名で申請、
ニュースリリース的内容
PF標準仕様
V2.0
接続相手
テスト 内容A
標準仕様
V2.0対応
標準仕様
準拠確認
V2.0対応
CL
相互接続
確認仕様
PF標準仕様
V3.0
製品X社
(’08/9版)
製品X社
(’08/9版)
製品X社
(’ 08/9版)
提出ベンダーに
新バージョン
リリースの通知
標準仕様
V2.0対応
標準仕様
準拠確認
V3.0対応
CL
相互接続
確認仕様
製品X社
(’09/1版)
マイナVUP版
製品Y社
(’08/10版)
テスト内容B
製品Y社
(’08/12版)
テスト内容A
製品Z社
(’09/3版)
テスト内容AB
製品Y社
(’08/12版)
テスト内容ABC
製品X社
(’10/1版)
製品Y社
(’10/2版)
標準仕様
V2.0対応
接続成功申請
成功
申請
同じ製品
の他社接続実績
登録が増える
標準仕様
V2.0対応
接続成功申請
標準仕様
V3.0対応
接続成功申請
新成功申請(任意)
未提出でも、テスト対
象の機能以外の改良
版は過去の成功実績
を認める。
新製品での
新成功申請
図 3.3 PF相互接続確認の申請方法
PF 相互接続確認申請:
◆ 成功申請:
PF 準拠確認申請をした製品同士が PF 相互接続確認(テスト内容)を実施し、相互接続確認が
成功した場合に PF 相互接続確認成功申請(接続のテスト内容、対象機能を明示)を実施する。
製品のバージョンアップを実施しても、製品機能(I/F など)の変更がなければ、過去の成功実績を
認める。
◆ 成功申請の内容:
誰と誰(どの製品)が、何時、どのテスト内容を成功させたかを、連名でニュースリリース的
内容で申請する。
尚、自治体においてシステム改修により PF 準拠となったシステムの相互接続実績の成功申請も、PF 相
互接続確認の成功申請で実施してよいとする。ニースリリース的なものとして受けつける。
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地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
3.4
PF 相互接続確認の実施手順の概要
PF 相互接続確認の実施手順の概要を下記に記載する。
テスト実施手順 (相互接続を実施したい団体が集まり、数社間と接続確認を行う方法):
(1)テスト事務局にて相互接続実施計画を立案し、公開する
(2)参加の募集と登録 (PF 準拠確認リストを登録している団体が登録フォームで登録)
(3)参加団体の事前準備 (テスト関連情報を APPLIC から入手、テストドライバ開発、内部確認)
(4)テスト事務局にて登録団体リストと、テスト対象、相互接続の組み合わせを立案
(5)相互接続を行う団体間での事前調整(製品や実装に依存する接続仕様の確認)
(6)相互接続テスト当日
・テスト環境確保(部屋、LAN、電源、等)、PC 持込、IP 接続確認
・接続の組み合わせ別に各テスト手順に従い、相互接続。
・テスト結果を各団体でまとめてテスト事務局に報告
(7)失敗の場合、当事者間で原因を分析し、
・原因が仕様の曖昧性の部分の場合、テスト事務局に報告する。
・原因が、実装者の仕様違反の場合、参加団体側が改善し、次回テスト
(8)相互接続成功申請をうけたテスト事務局は、内容を審査し、公開可否を決定し、
成功登録の団体に通知するとともに、APPLIC で公開する。
(9)原因が仕様の曖昧性の部分の場合は、テスト事務局で判断し、
APPLIC の関連検討 WG 主査へ PF 標準仕様の確認依頼をする。
その結果により、PF 標準仕様改定、PF 準拠確認チェックリスト改定、を行う。
尚、テスト事務局は、下記の2パターンある。
-APPLIC 事務局
-任意の団体
詳細は、付録の「付録 1 APPLIC
PF 相互接続確認 実施手順書」を参照。
− 19 −
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
付録1 APPLIC
PF 相互接続確認 実施手順書
0.目的
本資料は、PF 標準仕様に基づき、PF 準拠のサービス基盤製品の PF 相互接続確認において、
確認実施担当者が行うべき手順を整理したものである。PF 相互接続確認では、PF 標準仕様を細かく
相互接続するのではなく、PF 標準仕様の代表的な機能を選択した相互接続テストモデル(ITM)に基
づき実施する。
実施形態は、数社による集合型相互接続方式を想定している。
PF 相互接続確認の全体のステップを、図 1 に示す。
相互接続確認
の実施
相互接続確認
のメンバ募集
(1)事前準備
事務局団体がとりまとめて、
実施設備、日程、実施内容
をメンバ間で確定。
NDAの取り決め。
(1)開催企画:
APPLICがイベント企画
や、ベンダが集まり企画
(2)APPLIC事務局へ連絡
事務局団体、実施内容概要、
メンバ募集文面を決定し、
実施計画概要をAPPLIC
に提出。
(2)相互接続実施
設備の準備、
手順に従った接続確認
(3)結果の分析
分析。必要に応じて
Q&A、CRを作成
事務局会社からAPPLICへ
Q&A、CRを提出
(3)APPLICにての募集公開
公開募集の場合、公開。
(4)メンバ確定とAPPLIC連絡
事務局団体がとりまとめて
実施メンバをAPPLIC連絡
図1
(4)必要により再トライ(2)へ
相互接続確認
の結果報告と公開
(1)PF相互接続確認申請作成
事務局団体がとりまとめて、
ニュースリリース文面と、
APPLIC申請書類を準備
(2)APPLICへ申請
事務局団体からAPPLICへ
成功申請提出。受理を確認
(3)公開日程をAPPLIC調整
APPLIC事務局と事務局
団体他団体で、公開日程
を調整し、個別団体から
の発表とを調整。
(4)成功の発表
APPLICと各社HPに掲載
PF相互接続確認の全体ステップ
本資料では、下記の内容を具体的に記述する。
1 章、事務局と参加団体の準備
・確認事務局の役割と準備
・参加団体の準備
2章、相互接続の実施
・相互接続確認当日の事前準備
・相互接続確認の実施ステップ
3章、相互接続実施結果の整理と報告
・相互接続確認の結果の確認
・相互接続確認の結果のレポート作成と認識あわせ
・相互接続確認関連の APPLIC への申請
4 章、相互接続テストモデル(ITM)
− 20 −
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
1. 事務局と参加団体の準備
1.1
PF 相互接続確認の事務局の役割と準備
①事務局の確定と、テスト範囲、テスト日程、募集要綱の作成
②参加団体(PF 準拠申請している団体)への募集通知と参加メンバからの登録
会社名、代表者(正/副)(氏名、所属、電話、e-mail)、ENDPOINT 情報、
PF 準拠確認申請した用紙、参加する相互接続テストモデル(ITM)の選択
③参加登録した団体の一覧と確認組み合わせを決定
④確認環境の準備(部屋、電源、LAN、ハブ、ホワイトボード)
⑤各団体の設定情報の決定と通知
(確認実施日時、場所、接続先団体情報、スケジュール、
IP アドレス、接続先IPアドレス、サブネットマスク)
1.2 参加団体の準備
①事前の参加申し込み(相互接続テストモデル(ITM)の選択、自社情報等)
②対象製品のシステム設定とテストドライバの準備、自社内での事前確認、団体間における
製品や実装依存する接続仕様の事前確認
③相互接続確認用端末(予備があるとよい)と、事務処理用 PC
④システムバックアップデータ
⑤相互接続確認チェックリスト(別紙 1)
⑥確認データ(XML データ)
⑦APPLIC
PF 相互接続確認
実施手順書(本書)
⑧PF 準拠のサービス基盤製品
⑨相互接続確認用端末のシステム設定
⑩セキュリティ対策(OS パッチ、ローカルファイヤーウォール)の対策
− 21 −
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
2.PF 相互接続確認の実施
2.1PF 相互接続確認当日の事前準備
①相互接続確認用端末の設置/ネット接続を行う(PING で相手確認)。
②相互接続確認用端末の PF 準拠のサービス基盤製品を起動
③相互接続確認用端末内で PF 準拠のサービス基盤製品の動作確認を行う。
2.2 PF 相互接続確認の実施ステップ
相互接続テストモデル(ITM)別に、相互接続確認参加団体が相互に下記の実施ステップを実施する。
②コマンド
実行
リクエスタ
開始
コマンド
依頼
テスト
データ
レスポンダ
要求文作成
結果
テスト
データ
③内容比較
②テストデータは、
①テストデータは、
データ項目にそれぞれ
設定できるつくり。
SOAP通信(要求)
送信
依頼
テスト
データ
受信
データ
受信
結果
テスト
データ
④内容比較
応答文作成
受信
データ
ログ
受信
⑤ログに
エラー
無いか?
SOAP通信(応答)
送信
⑤ログに
エラー
無いか?
終了
図2
ログ
PF相互接続確認におけるシステム動作シーケンス
(a)自社が送信側(リクエスタ側)の場合
①自社相互接続確認用端末にレスポンダ側端末へ送信する確認データを設定する。
②自社相互接続確認用端末の PF 準拠のサービス基盤製品を起動する。
③自社相互接続確認用端末の PF 準拠のサービス基盤製品から送信。
SOAP メッセージのログを取得する。ログにエラーがないか確認する。
④自社相互接続確認用端末の PF 準拠のサービス基盤製品で応答電文を受信。
SOAP メッセージのログを取得する。ログにエラーがないか確認する。
⑤事前に入手済みの応答電文と比較し同一化を確認する。
(b)自社が受信側(レスポンダ側)の場合
①自社相互接続確認用端末にリクエスタ側端末へ返信する受領データを設定する。
②自社相互接続確認用端末の PF 準拠のサービス基盤製品を起動する。
− 22 −
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
③自社相互接続確認用端末の PF 準拠のサービス基盤製品にて受信。
SOAP メッセージのログを取得する。ログにエラーがないか確認する。
④上記③で取得した電文と事前に入手した依頼電文を比較し内容が一致していることを確認。
⑤自社相互接続確認用端末の PF 準拠のサービス基盤製品で返信。
SOAP メッセージのログを取得する。ログにエラーがないか確認する。
※リクエスタ側とレスポンダ側の両方を実施する。
※事務局が準備する組み合わせごとに、上記を繰り返す。(参加した全団体と実施しない場合が
ある)
3.PF 相互接続確認実施結果の整理と報告
3.1
PF 相互接続確認の結果の確認
PF 相互接続確認の結果を確認する
・確認パターン別の成功の有無
・接続失敗の場合の原因の判定の可否:
⇒原因判明の際の対策
⇒原因が未確認の場合、分析で必要なデータの取得の確認。
3.2
PF 相互接続確認の結果のレポート作成と認識あわせ
確認結果(=出力されたログ)をもとに、結果の総括となるレポートを作成する。
◎レポート形式:
・通信ログ
(HTTP トンネリングツールや SOAP 通信のログ)
・確認の相手、日時
・確認番号
・リクエスタ側かレスポンダ側か
・結果(◎:正常、△:正常だが課題あり、×:接続できず)
・△と×は、障害内容の報告書を下記として作成。
・#障害番号
・障害情報
・原因判明の場合:
判明理由(どちらかの仕様実装ミス/仕様が曖昧等)。
必要により、チェンジリクエストやQ&Aシートを作成。
・原因判定不可の場合:
相互接続トライアルの継続か中止かを決定する。
◎問題箇所がすぐに修正可能な場合は、再度 PF 相互接続確認を実施する。
− 23 −
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
3.3
PF 相互接続確認関連の APPLIC への申請
PF 相互接続確認実施後、下記の2つの場合、APPLIC へ APPLIC 指定の形式で書類を申請する。
(1)仕様が曖昧で仕様の追加や明らかなミスを改定依頼する場合、および、仕様に関する問合せが
必要な場合
(a)CR(チェンジリクエスト)
APPLIC で策定された標準に対する、改訂依頼。
APPLIC の関連 WG で議論され、次期標準での採否が決定される。
(b)Q&A(仕様問い合わせ)
APPLIC の仕様、ガイドライン、PF 相互接続確認仕様等に関する内容への問合せと回答。
(2)相互接続が成功した場合
(c)PF 相互接続成功申請
PF 相互接続確認を実施した製品ベンダ同士が共同で APPLIC に提出する申請書。
4.相互接続テストモデル(ITM)
4.1 相互接続テストモデル(ITM)の概要
本章では、PF 相互接続確認のテストモデルである、相互接続テストモデル(ITM)について解説する。
相互接続テストモデル(ITM)は、図 3 に示す、サービス基盤系と、業務ユニット系がある。
サービス基盤系
サービス基盤系 相互接続テストモデル(ITM)
対象となる仕様
(IT1)PF通信機能とPF通信機能(サービス基盤間)
テスト
ドライバ
テスト
ドライバ
(双方向で確認)
(IT2)統合DB機能とPF通信機能(サービス基盤間)
テ スト
ドライバ
統合DB機能
A
WSDL
ダミー
業務ユニット
(提供側)
・PF通信仕様V2.0+正誤表
・自治体業務アプリケーション
ユニット仕様V2.0の
(WSDL定義1 つ)
・PF通信機能の相互接続を確認す
るためにリクエストを出すテスト ド
ライバと、リクエストを受けてレス
ポン スを返すテストドライバの2つ
を作成し、相互に送受信を行う。
・送信するXMLにバリエーション
・自治体業務アプリケーション
ユニット仕様V2.0
(WSDL定義1個)
・PFアーキテクチャ仕様V2.0、
・PF通信仕様V2.0+正誤表
・(IT1)と同じ、リクエスタを使う。統
合DBベンダが、ダミー業務ユニッ
トとともに相互接続接続を行う。
PF通信機能
(リクエスタ)
B
WSDL
PF通信機能
(レスポンダ)
A
PF通信機能
(リクエスタ)
B
(IT3) BPM機能とPF通信機能(サービス基盤間)
テ スト
ドライバ
BPM機能
A
・PF通信仕様V2.0+正誤表
・テスト用、ワンストップシナリオ
(BP定義、WSDLユニット定義)
PF通信機能
(リクエスタ)
B
WSDL
WSDL
図3
WSDL
WSDL
PF通信機能
(レスポンダ)
B
テスト
ドライバ
テスト方法の概要
・テスト用、ワン ストップシナリオ
(BP定義、WSDLユニット定義)にし
たがって、BPM機能を呼び出し、
BP機能は、BP定義を実行し、レス
ポン ダを、同期や非同期で呼び出
し、BP実行し、結果をリクエスタへ
返す。
サービス基盤系の相互接続テストモデル(ITM)
− 24 −
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
業務ユニット系 相互接続テストモデル(ITM)
相互接続テストモデル(ITM)
対象となる仕様
(業務1)PF通信機能とPF通信機能
(業務2)統合DB機能とPF通信機能(共通IF方式のみ)
テスト
ドライバ
統合DB
機能 B
WSDL
WSDL
業務ユニット
A
PF通信機能
(リクエスタ)
B
(業務3) BPM機能とPF通信機能
テスト
ドライバ
BPM機能
B
WSDL
WSDL
業務ユニット
A
・PF通信仕様V2.0+正誤表
・自治体業務アプリケーション
ユニット仕様V2.0
(WSDL定義1つ)
・提供側業務ユニットの標準IFの1つを、
PF通信機能を使用し、テストドライバの
プログラムから同期呼び出しを実施し、
結果を確認する。
・自治体業務アプリケーション
ユニット仕様V2.0
(WSDL定義1個)
・PFアーキテクチャ仕様V 2.0、
・PF通信仕様V2.0+正誤表
・提供側業務ユニットの標準IFを、統合
DBで実現し、PF通信機能のテ ストドラ
イバから同期呼び出しし、その延長で
提供側業務ユニットIFを呼び出す。結
果を取得し結果を確認する
・自治体業務アプリケーション
ユニット仕様V2.0
(WSDL定義1個)
・PFアーキテクチャ仕様V2.0、
・PF通信仕様V2.0+正誤表
・業務ユニットからBPMを呼び出す標準
仕様がないため、BPMから業務ユニット
への同期呼び出しの接続確認しか実
施できない。
・BPMから 、業務ユニットのWSDLインタ
フェースを呼び出し、応答結果を受信
し 、その結果を確認する。
PF通信機能
(リクエスタ)
B
WSDL
業務ユニット
A
テスト
ドライバ
PF通信機能
(リクエスタ)
B
WSDL
図4
4.2
テスト方法の概要
業務ユニット系の相互接続テストモデル(ITM)
相互接続テストモデル(ITM)の詳細
(1) PF 通信機能と PF 通信機能の PF 相互接続確認
PF 通信機能間の PF 相互接続確認(含、業務ユニットと PF 通信機能間)の ITM を図 5 に示す。
相互接続テストモデル(ITM)
相互接続テストモデル(ITM)
(IT1) or (業務1): PF通信機能とPF通信機能 テスト環境 :
網掛けの箱が確認したい対象
テストド
ライバA
or
業務
ユニットA
A社PF通信機能
テスト仕様:
テストド
ライバB
SOAP
B社PF通信機能
必須テスト: (正常系は実施、異常系は実施しない )
◎HTTP通信(IPv4、HTTP 1.1)
◎サービスインタフェースのXML 定義対応 (V1.5 業務標準のWSDLから1つ選定)
(WSDL1.1、XML Schema1.0、 operationスタイル、use属性のdocument/literal
◎SOAP通信(SOAP1.1、WS-Iベーシックプロファイル1.0)
オプションテスト:
△通信路暗号(SSL3.0)とクライアント認証(SSL3.0 or HTTPベーシック )
△高信頼性通信(WS-R)
(IT1-1-1)or(業務1-1-1) : HTTP1.1, SSL無し、正常系、WSDL(住基、他)
(IT1-2-1)or(業務1-2-1) :(IT1-1-1)or(業務1-1-1) + SSL :オプション
(IT1-3-1)or(業務1-3-1) :(IT1-1-1)or (業務1-1-1) + 高信頼性通信 :オプション
図5
相互接続テストモデル(ITM)−PF通信機能間
− 25 −
地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
(2)公開用 DB 方式の統合 DB 機能と PF 通信機能間の PF 相互接続確認
公開用 DB 方式の統合 DB 機能と PF 通信機能間の PF 相互接続確認の ITM を図 6 に示す。
相互接続テストモデル(ITM)
相互接続テストモデル(ITM)
(IT2) or (業務2) 統合DB機能とPF通信機能(公開用DB方式と共通IF方式)
(IT2-1) 公開用DB方式
網掛けの箱が確認したい対象
テスト環境 :
(IT2-1-1)
統合DB利用側
公開用DB方式の
A社統合DB
テストド
ライバB
SOAP
B社PF通信機能
A社PF通信機能
(業務2-1-1)
テストド
ライバB
SOAP
業務
ユニットA
テスト仕様 :
統合DB利用側
公開用DB方式の
B社統合DB
B社PF通信機能
B社PF通信機能
・WSDL(業務標準IFから1つ)、(IT1-1-1) 条件と同じ。
・DBのデータ(業務ユニットのデータ)
(IT2-1-1)
PF通信機能を使いテストドライバから、統合DBの業務標準定義の標準IFを
1つ呼び出し、結果を取得する。
×(業務2-1-1) このテストは、業務ユニットに特別な改造を伴うため実施対象でありません。
図6
相互接続テストモデル(ITM)−公開用DB方式の統合DB機能とPF通信機能間
(3)共通 IF 方式の統合 DB 機能と PF 通信機能間の相互接続確認
共通 IF 方式の統合 DB 機能と PF 通信機能間の PF 相互接続確認の ITM を図 7 に示す。
相互接続テストモデル(ITM)
相互接続テストモデル(ITM)
(IT2) or (業務2) 統合DB機能とPF通信機能(公開用DB方式と共通IF方式)
(IT2-2) or (業務2-2) 共通IF方式
網掛けの箱が確認したい対象
テスト環境 :
(IT2-2-1)
共通IF方式の
A社統合DB
テストド
ライバA
統合DB利用側
テストド
ライバB
SOAP
A社PF通信機能
B社PF通信機能
(業務2-2-1)
業務
ユニットA
SOAP
A社PF通信機能
テスト仕様 :
共通IF方式の
B社統合DB
B社PF通信機能
統合DB利用側
テストド
ライバB
SOAP
B社PF通信機能
・WSDL(業務標準IFから1つ)、(IT1-1-1) 条件と同じ。
(IT2-2-1) : 統合DBを呼び出し,その延長で業務ユニット相当のテストドライバを呼び出し
検索した結果を取得ができる。
(業務2-2-1): 統合DBを呼び出し、自業務ユニットを呼び出し、検索結果を返す。
図7
相互接続テストモデル(ITM)−共通IF方式の統合DB機能とPF通信機能間
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地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
(4)BPM 機能と PF 通信機能間の PF 相互接続確認
BPM 機能と PF 通信機能間の接続確認の ITM を図 8 に示す。
相互接続テストモデル(ITM)
相互接続テストモデル(ITM)
(IT3) or (業務3) BPM機能とPF通信機能
網掛けの箱が確認したい対象
テスト環境 :
(IT3-1-1)
テストド
ライバB
A社 BPM
①SOAP
B社PF通信機能
(業務3-1-1)
業務
ユニットA
A社PF通信機能
テスト仕様 :
A社PF通信機能
テストド
ライバB
B社PF通信機能
①SOAP
B社 BPM
①SOAP
B社PF通信機能
テストド
ライバB
B社PF通信機能
・WS-BPEL,WSDL1.1で提示されたBP定義に基づき、PF通信とBPM間で相互接続する。
(IT3-1-1) BPMを呼び出し、BPMからPF通信機能を呼び出し、結果をBPMに戻し、
その結果を最初の呼び出し元のPF通信機能へ戻す。
(業務3-1-1) BPMを呼び出し、BPMから業務ユニットを呼び出し、結果をBPMに戻し、
その結果を最初の呼び出し元のPF通信機能へ戻す。
図8 相互接続テストモデル(ITM)−BPM機能とPF通信機能間
以上
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地域情報プラットフォーム標準仕様 地域情報PF準拠確認及び相互接続確認仕様 V2.0
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