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ドライのレースをしっかり戦い抜いた長島

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ドライのレースをしっかり戦い抜いた長島
Media Information ● 2013年8月27日発行
2013 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第6戦
SUGOスーパーバイク100mile耐久レース
宮城県・スポーツランドSUGO
■長島哲太 J-GP2 予選 P.P.
(タイム:1分31秒179)
決勝 4位
■渥美 心 ST600 予選 17番手 (タイム:1分34秒028)
決勝 11位
■小室 旭 J-GP3 予選 13番手 (タイム:1分37秒386) 決勝 11位
天候: 8月24日(土)晴れ 路面:ドライ 25日(日)曇 路面:ドライ
観客動員数(土・日合計) 5,600人
ドライのレースをしっかり戦い抜いた長島
全日本ロードレース選手権は、宮城県・
ス ポ ー ツランドSUGOでシリー ズ第6戦を
迎えた。今回は、4クラスが開催されることも
あり、2013年シーズンの後半戦が本格的に
スタートする。J-GP2クラスの長島とJ-GP3
クラスの小室は、8月上旬にレースがあった
が、ST600クラスの渥美は、6月末の筑波
ラウンド以来のレースとなる。
事前テストから前戦での反省を生かして
マシンのセットアップをテルル&イー・モバ
イル★Kohara RTの各ライダーは進めて
きた。野田監督も走りをチェックし、アドバ
イスを送る。レースウイーク初日は、曇り空
で気温も上が らず涼 しいコン ディション。
事前テストとコンディションは変わっていた
が、週末の天気は晴予報だけに、事前テス
トからの流れでマシンセットを詰めていく。
この日は、長島が7番手、小室が14番手、
渥美が1分33秒524で14番手だった。
公式予選は、天気は晴れとなったが
前夜に大雨が降った影響でJ-GP3クラスの
セッションはウエットコンディションで
始まった。路面は、乾いていくことは確実
だったため、セッション終盤でのタイム
アタックでグリッドが決まる。小室は、セッシ
ョン序盤は、マシンの確認を行い、終盤に
タイムを出し13番手。ST600クラスとJ-GP2
クラスは、最終シケイン進入で濡れている
部分はあったが、ほぼドライコンディション
で予選が行われ、渥美は思うようにタイム
アップできずに
17番手。長島
は、セッション終
盤にタイムを出
し今季3度目の
ポールポジショ
ンを獲得した。
決勝日は、好天に恵まれたものの、
SUGOは、日射しは 強いが、風は涼しく
秋の気配が感じられた。
この日、最初に行われたJ-GP3クラス。
小室は、スタートを決めポジションを上げて
オープニングラップを終えるものの、硬めの
タイヤをチョイスしているため序盤は我慢の
状況だった。中盤に入りフィーリングがよく
なるとポジションを上げるが、レース終盤に
入り他の部分に問題が出てしまい追い上げ
は、11位止まりだった。
ST600クラスの渥美は、終始、中本選手と
のバトルを展開。他のライダーの転倒もあり、
ポジションを徐々に上げていき11位で
ゴール。転倒の多いレースを最後まで走り
切ったことで得たことは多かったようだ。
ついていくことができないことが分かると、
後 続 を 抑 え 込 む 走 り に 切 り 換 え、 レー ス
終盤に勝負できるようにタイヤの温存も図る。
しかしレース終盤に生形選手と浦本選手に
かわされ5番手に落ちるものの、浦本選手
を抜き返して4位でチェッカー。表彰台は
逃したが、J-GP2クラスでは、初めてドライ
コンディションでしっかりレースを戦い
抜いたことで 課題も見えて来たという。
次回、オートポリスは、事前テストで非公式
ながらコース レコード を破 っている。いい
レースを見せてくれそうだ。
長島哲太コメント
「前の2台がレース序盤から逃げていきましたが、今回はついて
いくことは難しい状況でした。後ろを見ると生形選手と浦本選手
が来ていたので、前に出すと抜き返すのが大変だと思い、タイヤ
を温存しながらも、ポイントを抑える走りをしていました。レース
終盤になって少し苦しい状況になってきたときに生形選手と浦本
選手にかわされてしまったのですが、浦本選手は、すぐに抜き
返すことができました。3位になるために努力したのですが、届き
ませんでした。ただ、J-GP2クラスでは、ドライでしっかり戦えた
の は 、 今 回 が 初 め て で したので、すご く収穫 のあったレ ース
だったと思います。もっとレースウイークの流れを自分で作れる
ようにしていきたいと思っています」
渥美 心コメント
「タ イム を 上げたい と きにタイムを出すことができず歯がゆい
レースになりましたが、決勝レースを走り切ったことで分かった
こともありました。スタートは、普通に決まって集団でのバトルに
なり、思うように前に行けず悔しい展開でした。前の転倒に助け
られての順位でしたが、経験値を上げられたレースになったと
思います。この経験を次回に生かしたいですね」
小室 旭コメント
「決勝で追い上げて行けるように硬めのタイヤでセットアップを
進めてきたので、レース序盤は厳しい状況というのは分かって
いました。中盤になって、狙い通りに、いいフィーリングになって
きたのですが、他の部分に問題が出てしまい思うように追い上げ
て行くことができませんでした。ただ、問題点は、ハッキリして
いるので次回は、いいレースができると思います」
そ して こ の 日 、 最 後 に 行 わ れ た J- G P2
クラス。ポールポジションからスタートした
長島は、3番手で1コーナーをクリア。その
ま ま 前 の 2 台 を 追 っ て いく が 、 この日は、
野田弘樹監督コメント
「小室は新しいパーツを投入し、タイヤも戦えるものを選んで臨
み、それなりにバランスは取れてきましたが、まとめきることがで
きなかった感じでしたね。た だ、次戦に向けては、いい流れなの
で次に期待です。渥美は、結果的に11位でしたが内容は、あまり
よくありませんでした。SUGOのような中高速サーキッ トで600を
走らすことで、ライディング面で理解が深まったようなので、そこ
は評価できるところです。長島は、やっとドライでレースをして完
走できたことが大きな収穫になりました。結果は、満足いくものと
は言えませんが抱えている問題点もハッキリしましたし、今回は
1ランク上の走りができたと思います。長島が持つ感覚とハード
面がリンクすれば強い走りを見せてくれるでしょう」
http://teluru-em-koharart.jp/
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