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材料・固体化学に関する研究分野 金属酸化物、錯体化合物、ナノカーボン

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材料・固体化学に関する研究分野 金属酸化物、錯体化合物、ナノカーボン
材料・固体化学に関する研究分野
金属酸化物、錯体化合物、ナノカーボン系などの広い意味での無機物質は、強誘電性、
超伝導性、強磁性、金属性、半導体性、絶縁性など幅広い物性を発現するため、実用半導
体材料を超える高機能電子材料として、将来のエレクトロニクス産業の発展には欠かせな
い材料である。また、高性能な二次電池、高効率太陽電池などのクリーンエネルギーデバ
イスへの応用も期待でき、エネルギー材料としても大きく発展する可能性を秘めている。
すなわち、物質科学・材料化学の分野で、基礎と応用の両面において今後益々の発展が期
待される物質群である。
本研究部門*)は、これらの物質群を用いて、原子・分子レベルでの構造制御・界面(表
面)制御によって、新規な電子・光物性を発現する高機能材料の合成や新型エネルギー材
料の開発を行う。考えられる研究分野は、半導体材料、強相関電子材料、ヘテロ界面化学、
ナノスケール電気化学、スピン錯体化学、触媒化学、計算材料化学などの材料・固体化学
において多岐にわたる。
以上のように、本研究部門の性格は、材料・固体化学の観点から、広い意味での無機物
質の原子・分子レベルでの構造制御・界面(表面)制御によって、新物性・高機能性の創
出を目指した基礎研究を展開するとともに、革新材料の創製および実用材料の開発を指向
することである。協力大学院としては、理学研究科・化学専攻が望ましい。
注
*)
東北大学金属材料研究所の研究部門は、標準的には、教授1名、准教授1名、助教2名
によって構成されます。一研究部門あたりのスペースは、基本的には約 330 m2 で、現在さ
らに 25 m2 を無課金で貸与し、約 355 m2 となっています。
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