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第2章/都市計画の概要

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第2章/都市計画の概要
第 2 章/都市計画の概要
2-1 /都市計画とは
都市は多くの人々が住み、活動する場所です。しかし、多くの機能や人口が集中すると様々な問
題が生じます。
例えば…
安全な環境とはいえません。
・住宅地の中に危険物を扱うような工場が立地することは安全な環境
快適な環境で
・狭い敷地に高層ビルを建てると、その周辺には十分に太陽が当たらず、快適な環境
はなくなってしまいます。
・場当たり的に建設された道路は自動車がうまく流れず、常に渋滞が発生し、道路やそ
住みにくい環境になってしまいます。
の周辺は住みにくい環境
このような問題を未然に防止し、解決していくことにより、安全で、快適で、住みやすい都市を
形成することができます。
都市計画とは
私たちが、安全で、快適で住みやすい都市を実現させるためには、あらかじめ競合
する土地利用について調整し、必要な基盤整備や、市街地の開発について計画を立て
ておかなければなりません。
このように都市づくりにおいては、都市全体の土地利用とそれを支える社会基盤の
整備について計画を立て、それに沿ってまちづくりを進めるための共通ルールを定め、
お互いにそれを守ることが必要です。この計画が「都市計画」です。
参照:都市計画法第1条、第2条
第1章 総則
(目的)
第1条 この法律は、都市計画の内容及びその決定手続、都市計画制限、都市計画事業その他都市計画
に関し必要な事項を定めることにより、都市の健全な発展と秩序ある整備を図り、もつて国土の均衡ある
発展と公共の福祉の増進に寄与することを目的とする。
(都市計画の基本理念)
第2条 都市計画は、農林漁業との健全な調和を図りつつ、健康で文化的な都市生活及び機能的な都市
活動を確保すべきこと並びにこのためには適正な制限のもとに土地の合理的な利用が図られるべきことを
基本理念として定めるものとする。
5
第2章 都市計画の概要
2-2/都市計画関係法令体系
法体系における都市計画の位置づけは、下図に示すとおりであり、関連する上位法を受けて、各
種都市計画について統一的に規定しています。
都市計画関係法令体系
○地方拠点都市地域の整備及び産業業務施設の再配置の
促進に関する法律
○山村振興法、離島振興法
○首都圏整備法、近畿圏整備法、中部圏開発整備法
○国土利用計画法
(国土利用計画)
(土地利用基本計画)
農業地域 ○農業振興地域の整備に関する法律
森林地域 ○森林法
○国際観光文化都市の整備のための財政上の措置等に関する法律 等
○広島平和記念都市建設法その他の特別都市建設法
○ 特定農山村地域における農林業等の活性化のための基盤整備の促進に関する法律
○特定市街化区域農地の固定資産税の課税の適正化に伴う宅地促進臨時措置法
○屋外広告物法 ○市民農園整備促進法 ○景観法 ○都市鉄道等利便増進法 ○広域的地域活性化のための基盤整備に関する法律
○集落地域整備法 ○幹線道路の沿道の整備に関する法律
○密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律
○地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律
○近畿圏の近郊整備区域及び都市開発区域の整備及び開発に関する法律
○首都圏の近郊整備地帯及び都市開発区域の整備に関する法律
○大都市地域における住宅及び住宅地の供給の促進に関する特別措置法
○都市再開発法 ○新都市基盤整備法 ○土地区画整理法 ○新住宅市街地開発法
○流通業務市街地の整備に関する法律 等
○官公庁施設の建設等に関する法律
○卸売市場法 ○と畜場法 ○都市公園法 ○下水道法 ○河川法
○運河法 ○道路法 ○鉄道事業法 ○軌道法 ○駐車場法
○被災市街地復興特別措置法
○地方拠点都市地域の整備及び産業業務施設の再配置の促進に関する法律
○都市再開発法
○大都市地域における住宅及び住宅地の供給の促進に関する特別措置法
○都市再生特別措置法 ○景観法 等
○密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律
○特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法 ○文化財保護法 ○流通業務市街地の整備に関する法律 ○生産緑地法 ○古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法 ○都市緑地法 ○港湾法
○駐車場法 ○建築基準法
○密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律
○地方拠点都市地域の整備及び産業業務施設の再配置の促進に関する法律
○大都市地域における住宅及び住宅地の供給の促進に関する特別措置法
○都市再開発法
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都市計画法
都市地域
その他
市街地開発事業 地区計画等
都市施設
被災市街地
復興推進地域
促進区域
地域地区
都市再開発方針等
○国土形成計画法
○土地基本法
○多極分散型国土形成促進法
○その他
自然公園地域 ○自然公園法
自然保全地域 ○自然環境保全法
参考)都市計画法令要覧(平成22年版)
高知県の都市計画区域図
(平成 22 年3月 31 日現在)
凡
例
都市計画区域
線引きを行っている
都市計画区域
本山都市計画区域
用途地域を指定している
都市計画区域
大川村
本山町
大豊町
土佐町
香美市
いの町
越知都市
計画区域
馬路村
仁淀川町
高知市
南国市
安芸市
香南市
越知町
佐川都市計画区域
芸西村
日高村
佐川町
北川村
土佐市
高知広域
香南都市
都市計画区域 計画区域
土佐都市計画区域
須崎市
東洋都市
計画区域
田野町
津野町
檮原町
東洋町
安田町
安芸都市
計画区域
奈半利町
室戸市
須崎都市計画区域
中土佐町
中土佐都市計画区域
室戸都市
計画区域
四万十町
窪川都市計画区域
四万十市
黒潮町
幡東都市計画区域
宿毛都市
計画区域
宿毛市
中村都市計画区域
三原村
大月町
土佐清水市
土佐清水都市計画区域
宿毛市
中村都市計画区域(四万十市安並)
高知広域都市計画区域(高知市駅前町)
出典)
「高知フォトスポット 100 景 土佐であい感動風景 とっちょこ!高知」
9
第2章 都市計画の概要
都市計画法適用都市一覧表
( 平成 22 年3月 31 日現在 )
都市計画
区 域 名
高
知
広
行政区域
都市名
域
面積(ha)
都市計画区域
人口(千人)
面積(ha)
人口(千人)
範囲
都市計画区域の
都市計画決定年月日
一部
T14.4.1
高
知
市
南
国
市
12,535
49.7
6,618
48.3
一部
S39.1.27
香
美
市
53,822
28.2
3,516
19.5
一部
S24.3.30
い
の
一部
S29.5.11
小
30,922
339.9
16,805
335.5
町
47,071
26.5
2,840
20.8
計
最終告示
年月日
H12.7.4
144,350
444.3
29,779
424.1
室
戸
室
戸
市
24,825
17.0
2,159
10.6
一部
S25.9.15
S36.7.24
安
芸
安
芸
市
31,734
29.9
524
7.7
一部
S11.5.15
S11.5.15
一部
(夜須町)H11.4.1
(香我美町)S53.9.5
(野市町)S53.9.5
H11.4.1
香
南
香
南
市
土
佐
土
佐
市
9,159
29.1
9,159
29.1
全部
S29.3.18
S34.1.1
須
崎
須
崎
市
13,546
25.1
3,118
15.1
一部
S11.8.31
S11.8.31
中
村
四 万 十 市
63,250
36.6
4,304
24.9
一部
S22.5.8
S60.10.15
宿
土
佐
清
東
本
12,651
34.4
4,532
27.8
毛
宿
市
28,634
23.1
2,413
14.1
一部
S25.9.15
S58.3.31
水
土佐清水市
26,656
16.6
8,087
13.3
一部
S25.9.15
S59.3.21
洋
東
洋
町
7,410
3.2
1,570
1.9
一部
S28.9.25
S28.9.25
本
山
町
13,421
4.0
1,500
3.3
一部
土
佐
町
21,211
4.5
500
1.5
一部
S29.5.11
S44.5.27
山
毛
佐
川
佐
川
町
10,121
14.3
7,009
14.1
一部
S50.8.8
S58.3.31
越
知
越
知
町
11,158
6.7
665
4.3
一部
S58.3.31
S58.3.31
佐
中 土 佐 町
19,343
8.1
1,682
4.6
一部
S50.2.28
S50.2.28
窪
川
四 万 十 町
64,206
19.8
7,442
7.5
一部
S25.9.15
H8.12.24
幡
東
黒
町
18,847
13.2
4,130
11.1
一部
(大方町)S40.7.5
(佐賀町)S47.4.25
H21.12.22
合計( 1 6 区域) 1 1 市 9 町
520,522
719.9
88,573
615.0
中
土
潮
高知広域都市計画区域中心市街地の様子
(高知市唐人町・鷹匠町)
高知広域都市計画区域郊外部の様子
(高知市大津)
~低層住宅の向こう側に真新しい
高層マンションが増加している~
~田園地帯を幹線道路が走り、
周囲には住宅地も広がっている~
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2-5/都市計画マスタープラン
都市計画では、誰もが健康で文化的な都市生活や機能的な都市活動を確保するため、土地の使い方
や建物の建て方等のルールづくりや、道路や公園等の公共施設の計画的な整備を行っています。
この都市づくりのための基本的な考え方を示したものが「都市計画マスタープラン」です。
マスタープランの構成は、県が定める「都市計画区域マスタープラン」と、それに即して市町村
が定める「市町村都市計画マスタープラン」があります。
また、高知県は、任意の計画として、県土の将来(都市)像と整備方針を「高知県都市計画マスター
プラン」で示しています。
(1)高知県都市計画マスタープラン
高知県では、平成16 年に高知県都市計画マスタープランを策定しました。高知県都市計画マ
スタープランは、県土全域を対象として、主に県の都市計画における県土の都市像や土地利用
方針を明らかにするとともに、全県的な視点による根幹的な都市づくりの方針を示しています。
(2)都市計画区域マスタープラン
都市計画法では、平成 12 年までは、市街化区域及び市街化調整区域の「整備、開発又は保
全の方針」と、市町村が独自の視点から定める「市町村の都市計画に関する基本的な方針」
(市
町村マスタープラン)を策定することとされてきました。前者については、平成 12 年の都市
計画法の改正により、
(市街化区域及び市街化調整区域の)区域区分の有無に関わらず、新たに
都道府県が都市計画区域毎に「整備、開発及び保全の方針」
(都市計画区域マスタープラン)を
策定することが求められるようになりました。
現在、高知県は、全ての都市計画区域において都市計画区域マスタープランを定めています。
●都市計画区域マスタープランに定める事項
項目一覧
【都市計画の目標】
○都市づくりの基本理念
○地域ごとの市街地像
○社会的課題への対応
【区域区分の有無及び方針】
○将来人口、産業フレーム等の設定
○将来市街地規模の想定
【都市施設の整備に関する主要な都市計画の決定の方針】
○交通施設の都市計画の決定の方針
○下水道及び河川の都市計画の決定の方針
○その他都市施設の都市計画の決定の方針
【市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定の方針】
○主要な市街地開発事業の決定の方針
○市街地整備の目標
【土地利用に関する主要な都市計画の決定の方針】
○主要用途の配置の方針
○土地利用の方針
土地の高度利用に関する方針
居住環境の改善又は維持に関する方針
優良な農地との健全な調和に関する方針
自然環境形成の観点から必要な保全に関する方針
【自然的環境の整備又は保全に関する都市計画の決定の方針】
○基本方針
○主要な緑地の配置の方針
○実現のための具体の都市計画制度の方針
○主要な緑地の整備目標
(3)市町村都市計画マスタープラン
都市計画区域内の市町村が、市町村の区域を対象として、地域の特性に配慮しながら、都市
計画区域マスタープランに即して定めるように規定されているのが「市町村の都市計画に関す
る基本的な方針」であり、一般的に「市町村都市計画マスタープラン」と呼ばれています。内容は、
地域に密着したまちづくりの観点から、都市計画の目標、将来構想や都市整備の具体的な方針
を定めることとなっています。
11
第2章 都市計画の概要
都市計画区域マスタープランの構成イメージ
高知県都市計画マスタープラン
県土の将来(都市)像と整備方針を示します。
都市計画区域マスタープラン
長期的視点に立ち、概ね 20 年後の
都市の将来像を展望し、その実現に
向けて、都市計画の基本的方向性を
定めます。
須
崎
越
知
佐
川
土
佐
本
山
香
南
高知広域
安
芸
やさしさと潤い に みち た輝く まち
やさしさ、ゆとり、元気な海洋都市
流水文化都市2001プ ラ ン
人が集い 、活力みなぎる 、う る わしき 文教の町
共に 創造す る 共生のまち
水と緑の共生都市
自然と共生す る緑豊かな田園都市
まち と緑が身近に 出会う 、美しい まち づ く り
安全を確保し、生活が息づ く まち
成熟社会を支える 、住民参加のまち づ く り
創造の実りあ ふれる 快適自然都市
未来に 希望と魅力あ る 東洋町
中 土 佐
四万十緑林文化都市
洋
窪
川
緑濃く 海成り豊かな幡東のまち づ く り
東
幡
東
清流と街が輝く 拠点都市
う る お い と活力に 満ち た海洋文化都市
中
村
人が輝き 、自然がほほえむ都市
戸
宿
毛
愛と自然に 満ち た活力あ る まち
室
土佐清水
即する
市町村が地域に密着した視点から、まちづくりや都市計画の方針を定めます。
それぞれの市町村都市計画マスタープラン
市町村総合計画
(都市計画区域を持つ市町)
即する
●市町村総合計画(基本構想)と市町村都市計画マスタープランの違い
市町村総合計画(基本構想)は、自治体の産業振興、教育、福祉・医療、都市基盤整備、環境保全等様々な分野に
わたる事務事業を体系的、計画的に進めていくための基本となる計画として、地方自治法に基づき策定されます。
一方、市町村都市計画マスタープランは、総合計画が目指すまちの将来像を実現するための土地利用、道路、公園、
下水道等の整備等の都市基盤整備や良好な都市環境の形成等の方向性を示す計画です。このため、市町村都市計画マ
スタープランは、市町村の総合計画(基本構想)に即して策定することとされています。
12
2-6/都市計画の
2/都市計画の内容
内容
都市計画として定める内容は、次の3つに大別することができます。
①土地利用に関するもの
②都市施設の整備に関するもの
③市街地の一体的な開発、整備を目的とする市街地開発事業に関するもの
これらの中から、都市の将来像の実現に必要な土地利用や都市施設、市街地開発事業を都市計画
決定し、都市施設の整備事業や市街地整備事業を「都市計画事業」として施行します。
都市計画の内容
第一種低層住居専用地域
市街化区域
第二種低層住居専用地域
区域区分
土地利用
都市計画区域
地域地区
都市計画
促進区域
遊休土地転換
利用促進地区
被災市街地
復興推進地域
地区計画等
都市施設
市街地開発事業
市街地開発
事 業
市街化調整区域
第一種中高層住居専用地域
用途地域
第二種中高層住居専用地域
特別用途地区
特定用途制限地域
特例容積率制限地区
高層住居誘導地区
高度地区
高度利用地区
特定街区
都市再生特別地区
防火地域
第一種住居地域
第二種住居地域
準住居地域
近隣商業地域
商業地域
準工業地域
工業地域
準防火地域
特定防災街区整備地区
景観地区
風致地区
駐車場整備地区
臨港地区
歴史的風土特別保存地区
第一種歴史的風土保存地区
第二種歴史的風土保存地区
緑地保全地域
特別緑地保全地区
緑化地域
流通業務地区
生産緑地地区
伝統的建造物群保存地区
航空機騒音障害防止地区
航空機騒音障害防止特別地区
市街地再開発促進区域
土地区画整理促進区域
住宅街区整備促進区域
拠点業務市街地整備土地
区画整理促進区域
地区計画
防災街区整備地区計画
歴史的風致維持向上地区計画
沿道地区計画
集落地区計画
工業専用地域
交通施設
(道路 ・ 都市高速鉄道 ・ 駐車場 ・自動車ターミナル・
空港・軌道)
公共空地
(公園 ・ 緑地 ・広場・墓園・運動場)
供給施設
(水道・電気供給施設・ガス供給施設・
地域冷暖房施設)
処理施設
(下水道 ・ 汚物処理場 ・ ごみ焼却場 ・ごみ処理場)
水路(河川 ・ 運河)
教育文化施設
(学校・図書館・研究施設)
医療施設・社会福祉施設
(病院 ・ 保育所)
市場 ・ と畜場 ・ 火葬場
一団地の住宅施設
一団地の官公庁施設
流通業務団地
土地利用
準都市計画区域
土地区画整理事業
新住宅市街地開発事業
工業団地造成事業
公衆電気通信施設
市街地再開発事業
防風・防火・防水・防雪・防砂・防潮の施設
新都市基盤整備事業
住宅街区整備事業
防災街区整備事業
新住宅市街地開発事業の予定区域
工業団地造成事業の予定区域
新都市基盤整備事業の予定区域
区域の面積が20ha以上の一団地の住宅施設の予定区域
一団地の官公庁施設の予定区域
流通業務団地の予定区域
市街地開発事
業等予定区域
用途地域
特別用途地区
特定用途制限地域
高度地区
景観地区
風致地区
伝統的建造物群保存地区
緑地保全地域
は、高知県において決定されているものです。
13
第2章 都市計画の概要
2-7/都市計画の
2/都市計画の決定手続き
決定手続き
都市計画決定とは、誰もが健康で文化的な都市生活や機能的な都市活動を確保するため、土地の
使い方や建物の建て方をはじめ、道路や公園等の都市施設、市街地の整備等について、都市計画法
に定められた手続きを経て決定することをいいます。
都市計画を決定すると、規制や誘導を通じて計画的な土地利用の実現が図られること、建築物に
対し一定の制限が課される
ことで円滑な事業推進が図
られ、また、国からの補助
等を受けられる等の効果が
あります。
(1)都市計画の決定権者
広域的な観点から定
めるものや都市の根幹
的 施 設(一 般 国 道・県
道等)については県が、
それ以外のものについ
ては市町村が定めるこ
ととなっています。
なお、決定権者の詳
細は右表のとおりと
なっています。
都市計画の内容
都市計画区域
準都市計画区域
都市計画区域の整備、開発及び保全の方針
区域区分(市街化区域、市街化調整区域)
都市再開発方針等
用途地域 *
特別用途地区 *
特定用途制限地域 *
高度地区 *
高度利用地区
特定街区
防火地域・準防火地域
景観地区 *
10ha以上
風致地区 *
その他
地域地区
駐車場整備地区
特定重要港湾
重要港湾
臨港地区
その他
10ha以上
緑地保全地域 *
その他
緑化地域
流通業務地区
生産緑地地区
伝統的建造物群保存地区 *
一般国道
4車線以上
県道
4車線未満
4車線以上
道路
その他の道路
4車線未満
高速自動車国道
自動車専用道路
その他
都市高速鉄道
駐車場
一般
自動車ターミナル
専用
第1種
空港
第2種、第3種
国が設置するもの
公園・緑地・広場・墓園 10ha以上
その他
水道用水供給事業
水道
その他
電気・ガス供給施設
都市施設
排水区域が 2 以上
公共下水道 の市町村の区域
その他
下水道
流域下水道
その他
産業廃棄物処理施設
汚物処理場・ゴミ焼場
その他
一級河川
二級河川
河川
準用河川
大学・高専
学校
その他
図書館・研究施設等
病院・保育所等
市場・と畜場
火葬場
流通業務団地
電気通信事業用施設
防潮施設
50ha以上
土地区画整理事業
市街地
50ha以下
3ha以上
開発事業
市街地再開発事業
3ha以下
地区計画等
14
市町村決定 大臣同意
不要
都道府県決定
高知広域のみ 大臣同意
大臣同意必要
必要
●
●
●
●
●
●
●
●
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●
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●
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●
●
* 準都市計画区域で定めることのできる都市計画
(2)都市計画の決定手続き
都市計画案の策定段階では、住民の意見を反映するために説明会や公聴会を開催し、案を作成しま
す。この都市計画案は 2 週間縦覧することとされており、この間、住民や利害関係人は、県が定め
る都市計画については知事あてに、市町村が定める都市計画は市町村長あてに、計画に対する意見書
を提出することができます。
その後、県や各市町村の都市計画審議会で審議され、告示により都市計画が決定されます。
県が定める都市計画の手続き
公聴会・説明会等での
案の作成
住民意見の反映
市町村の
法 16
意見聴取
(注※)
法 18 ①
案の公告
及び縦覧
法 17 ①
意見書の提出
法 17 ②
(注※※)
法 18 ①
国土交通大臣
の同意
法 18 ③
都市計画の決定
法 18
他の行政
機関等と
告示及び
の調整等
縦 覧
法 23
法 20
(図中の「法」は都市計画法を指す。
)
:(注※※)に該当する場合のみ
※名称のみの変更の場合には手続きを要しない。
※※都市計画法第 18 条第 3 項により、大都市圏の
都市計画又は国の利害に重大な関係 がある都
市計画については、あらかじめ国土交通大臣
と協議をし、その同意を得てから決定する。
市町村が定める都市計画の手続き
公聴会・説明会等での
住民意見の反映
案の作成
法 16
(注※)
案の公告
及び縦覧
法 17 ①
法 17 ②
(注※※)
(注※※※)
法 19 ①
法 19 ③
法 19
:(注※※※)に該当する場合のみ
※名称のみの変更の場合には手続きを要しない。
法 20
(図中の「法」は都市計画法を指す。
)
※※当該市町村に市町村都市計画審議会が置か
れていない場合は、当該市町村の存する都
道府県の都道府県都市計画審議会の議を経
て、都市計画を決定するものとする。
※※※地区計画等に関する都市計画において
は、知事の同意事項は位置及び区域等令
第14 条の 2 に掲げる事項に限定される。
(3)都市計画審議会
県の都市計画審議会は、都市計画法第77条に基づき、県が設置する知事の諮問機関で、都
市計画に関する事項を調査審議するものです。
審議会は知事が任命した 20 名以内の委員で組織され、学識経験のある者、市町村の長を代
表する者、県議会の議員、市町村議会の議長を代表する者、関係行政機関の職員等で構成され
ています。
なお、市町村においても、市町村にかかる都市計画を調査審議するため、市町村長の諮問機
関として都市計画審議会が都市計画法第77条の 2 に基づき設置されています。
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