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業務用洗濯機 - 日本産業機械工業会

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業務用洗濯機 - 日本産業機械工業会
20
795
No.
円︵消費税別 円︶
2016 Dec
795
700
頒価
2016/12/13 16:18
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﹁業務用洗濯機﹂
﹁風力発電導入拡大に向けた緊急討論﹂
﹁ 経営力向上設備等証明書発行のお知らせ﹂
20
平成 年 月 日発行︵毎月1回 日発行第 号︶
56
特集﹁業務用洗濯機﹂﹁風力発電導入拡大に向けた緊急討論﹂﹁経営力向上設備等証明書発行のお知らせ﹂
﹁業務用洗濯機﹂﹁風力発電導入拡大に向けた緊急討論﹂
﹁経営力向上設備等証明書発行のお知らせ﹂
12
12
795
特集
28
一般社団法人 日本産業機械工業会
平成28年12月20日発行(毎月1回20日発行第795号)ISSN0558−4809
Dec 2016
賛助会員制度のご案内
一般社団法人 日本産業機械工業会は、ボイラ・原動機、鉱山機械、化学機械、環境装置、タンク、プラ
スチック機械、風水力機械、運搬機械、動力伝動装置、製鉄機械、業務用洗濯機等の生産体制の整備及び生
産の合理化に関する施策の立案並びに推進等を行うことにより、産業機械産業と関連産業の健全な発展を図
ることを目的として事業活動を実施しております。
当工業会では常時新入会員の募集を行っておりますが、正会員(産業機械製造業者)の他に、関連する法
人及び個人並びに団体各位に対して事業活動の成果を提供する賛助会員制度も設置しております。
本制度は当工業会の調査研究事業等の成果を優先利用する便宜が得られるなど、下表のような特典があり
ます。広く関係各位のご入会をお待ちしております。
賛助会員の特典
出版物、行事等
備 考
1
機関誌「産業機械」
年12回
2
会員名簿
和文:年1回
英文:隔年1回
3
工業会事業報告書・計画書
年1回
4
工業会決算書・予算書
年1回
5
自主統計資料
(1)産業機械受注
(2)産業機械輸出契約
(3)環境装置受注
月次:年12回
年度上半期累計、暦年累計、年度累計:年間各1回
6
総会資料(会議・講演)
年1回
7
運営幹事会資料(会議・講演)
年9回
8
機種別部会の調査研究報告書(自主事業等)
発刊のご案内:随時(送料等を実費ご負担いただきます)
9
各種講演会のご案内
随時(講演会によっては実費ご負担いただきます)
10
新年賀詞交歓会
東京・大阪で年1回開催
11
工業会総会懇親パーティ
年1回
12
関西大会懇親パーティ
年1回(関西大会:11月の運営幹事会を大阪で開催)
13
関係省庁、関連団体からの各種資料
随時
14
その他
工業会ホームページ内の会員専用ページへの認証
(上記各資料の電子データをご利用いただけます)
≪お問い合わせ先≫
一般社団法人 日本産業機械工業会 総務部
TEL:03-3434-6821 FAX:03-3434-4767
E-mail:[email protected]
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INDUSTRIAL MACHINERY
産 業 機 械
No.795 Dec
Contents
人と暮らしを支える産業機械
特集:
「業務用洗濯機」
巻頭座談会
「業務用洗濯機業界の未来のために
進むべき道について考える」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 04
業務用洗濯機部会 部会長 佐々田 和男
業務用洗濯機部会 副部会長 三科 道利
業務用洗濯機部会 監査役 宮崎 孝司
高品質・高生産ハイブリッド型トンネルフィニッシャ
「ATF-3シリーズ」の紹介(株式会社 アサヒ製作所)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 08
リニューアルNCWシリーズの紹介
(株式会社 稲本製作所) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11
リボンレスチェスト&カレンダー式ロール仕上げ機
(株式会社 東京洗染機械製作所)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
14
微細気泡発生装置付きウエット&ランドリー機
(株式会社 TOSEI) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
18
特集:
「風力発電導入拡大に向けた緊急討論」
世界の命を風力で救おう!(風力発電討論会事務局)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
特集:
「経営力向上設備等証明書発行のお知らせ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
27
連載コラム1 ・・・・・・・・ 30
海外レポート一現地から旬の話題をお伝えする 一
米国の金属加工機械等の動向について
駐在員便り
産業・機械遺産を巡る旅
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
31
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
33
蒸気駆動エアコンプレッサの導入事例
37
非油圧式コンパクト脱水機
(月島機械株式会社)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
39
グローバル立形多段ポンプ
(株式会社 荏原製作所)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
連載コラム2 ・・・・・・・・ 49
ものづくりを支える技
今月の新技術
(三浦工業株式会社)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「小林式定置木炭ガス機関」
(広島県)
41
米国機械学会流体工学部門
Fluid Machinery Design
Award受賞
(株式会社 荏原製作所)
後藤 彰さん
第42回運営幹事会及び
関西地区会員との合同会議
関西大会 ・・・・・・・・・・・・・50
企業トピックス
平成28年度
第2回産機工会長杯
ゴルフ大会 ・・・・・・・・・・53
化粧品・育毛剤の海外展開について
イベント情報
(ホソカワミクロン化粧品株式会社)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
44
55
・・・・・・
46
統計資料
48
産業機械輸出契約状況 ・・・・・・67
環境装置受注状況 ・・・・・・・・・・69
産業機械機種別生産実績 ・・・・・・80
アサヒ製作所 新社屋への移転及びフェローテックグループへの参加
(株式会社 アサヒ製作所) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
行事報告&予定
書籍・報告書情報・・・・・62
都市ごみ処理用次世代型流動床炉の実現に向けた取り組み
(株式会社 神鋼環境ソリューション) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
54
・・・・・・・・
産業機械受注状況 ・・・・・・・・・・64
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03
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企業の枠を超えて部会を代表する3人が語る
業務用洗濯機業界の未来のために
進むべき道について考える
昨年同様、好調なリネンサプライと依然厳しい状況にあ
東京オリンピックという大イベントに向けてしばらく続
るホームクリーニング。業界として取り組むべき課題や
くと思われます。懸案事項としてはその後どうなるの
海外市場の現況等について、佐々田和男部会長(株式会
社 稲本製作所)
、三科道利副部会長(株式会社 東京洗染
機械製作所)
、宮崎孝司監査役(株式会社 TOSEI)の3人
に語ってもらった。
か?ということですが、恐らくは観光意欲に影響を及ぼ
す大きな事件でもない限り現在の規模が継続していくも
のと分析しています。それぞれをもう少し詳細に分析す
ると、ホームクリーニングについては市場規模自体は底
を打った状態にある一方、新たな業態でのクリーニング
04
それでは最初に、佐々田部会長より2015年の業務用
ビジネスの開拓が期待されています。具体的には、第一
洗濯機業界の動きについて概況解説をお願いします。
にコインランドリー市場の大幅な増加に伴う、より高機
佐々田 「我々の業界は大きく分けてホームクリーニン
能な洗濯機と乾燥機の需要増が挙げられます。かつて、
グとリネンサプライの2業種に分けられます。それらの
家庭用洗濯機と洗剤の進化でホームクリーニング業界は
市場規模は、ホームクリーニングについては1992年に約
ダメージを受けたという事実がありましたが、近年にな
8,000億円を記録したのをピークに漸減し、2011年には
って若い世代を中心に家庭ではなくコインランドリーを
約3,700億円にまで落ち込むこととなりました。その後
使う例が増加しています。第二に、本年12月のJIS改正
は微増減を繰り返し、2015年も約3,700億円に落ち着い
に伴う繊維表示の細分化によって、家庭では洗うことが
ています。リネンサプライ業界については近年の外国人
難しい素材が増えてくることが挙げられます。この分野
観光客の増加等もあり、5,000億円近辺を推移していま
もまたホームクリーニングにとっては大きな追い風にな
す。この件については為替相場の上下が観光意欲に対し
ると考えています。リネンサプライ業界については1989
て大きな影響力がある一方で、一般に不利と言われてい
年前後に設備投資を行った機器類が寿命を迎え、更新時
た円高の状況でも特に大きな落ち込みはありませんでし
期に差しかかっているということも見逃せません。東京
た。この流れは2019年ラグビーワールドカップと2020年
オリンピックに向けての設備投資を行うには良い機会で
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あるとの判断の下、2015年から2016年にかけては更新需
にホームクリーニングを利用されている一般のお客様の
要が大幅に伸びています。こうした動きはあと数年ほど
間での新JISの認知度についても、まだまだ浸透してい
継続すると判断しています。
」
るとは言えず、クリーニング業者と洗濯機メーカが一丸
三科副部会長はどのようにお考えでしょうか?
となって新JISの啓発活動をしていく努力が一層必要だ
三科 「市場の動きについては部会長がお話くださった
と思います。」
ように3つの要因が重なっていると思います。即ち2020
新JIS表示においてどのような部分が一般のお客様に
年東京オリンピックを見据えた新規設備需要。また、そ
とってわかりにくいのでしょうか?
れとは別に、政府の観光立国政策によって増加した外国
宮崎 「従来、スーツ等のウール製品は、石油やパーク
人を中心とするホテル等の稼働率アップに対応するため
等のドライクリーニングの指示表示がメインだったのに
の設備需要。それらに加え、一番大きな要因はリネンサ
対して、今回の変更では技術の向上に伴った“プロの水
プライ業界には40年〜50年前に設立した方々が比較的多
洗いと仕上げを推奨”する表示が加わったことです。な
く、その方々が2回目の更新時期を迎え、
『さすがに生
ぜプロの水洗いが必要なのか?また必要になってきたの
産効率や省エネ性を考えて、いい機会だから…』という
か?といったことについても、お客様にしっかり説明す
ことで昨今の活発な更新需要に結び付いている、と考え
ることが必要だと考えています。」
ています。
」
佐々田 「この件について少々付け加えさせていただく
実感としてはどの分野が一番好調であるとお考えでし
と、過去のクリーニング業界において最大の問題となっ
ょうか?
ているのがドライクリーニング溶剤による土壌汚染で
三科 「以前は設備更新といっても、老朽化した機器単
す。近年、この問題を踏まえて水洗いによるウエットク
体の入れ替えといった対策が多かったのですが、近年は
リーニングが大きくクローズアップされるきっかけにな
新規工場や新規ラインの建設といった投資が目立ってい
ったと言っても過言ではありません。個人経営のクリー
ます。これは近い将来に向けての明確な投資と言ってい
ニング店が減少している背景にはこれら土壌汚染対策が
いかもしれません。
」
個人経営では難しいという一面があることは否定できま
宮崎監査役はどのような印象をお持ちでしょうか?
せん。そうした中で、ホームクリーニングのあり方自体
宮崎 「概況についてはおふたりがお話くださった通り
が大きく様変わりを見せているということだと思います。
」
だと思います。12月1日から施行された新JIS表示につい
て少し付け加えますと、繊維表示記号に関する新旧の比
較、更に新たに追加されることとなったウエットクリー
ニングを意味するWマークの認知度について、関係業界
を通じて全国でセミナーや勉強会が実施されています。
個人的な印象としては、もう少し認知度を深める努力が
必要ではないか?というのが正直なところです。当社の
例ですと、新JISにおけるウエット対応の新しい洗濯機
の発売開始と併せて、更なる認知活動を進めていきたい
と考えています。一方、クリーニング業者ではなく実際
佐々田 和男 Kazuo Sasada
株式会社 稲本製作所
代表取締役社長執行役員
現在 RAL 対応会社は 25 社まで増加しており、
安全性に関する管理意識が高まっている証拠
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三科 道利 Michitoshi Mishina
株式会社 東京洗染機械製作所
代表取締役社長
海外市場で進出するためには、
メイド・イン・ジャパンを全面に押し出す必要がある
インはどのように稼働させればいいのか?ということで
す。昨今リネン業者様が直面している課題のひとつに、
外国人観光客が増加していることと併せて、例えばツイ
ンのお部屋にエクストラベッドを入れて使うケースが急
増していることが挙げられます。そうなると従来より一
部屋に必要なリネン材は増加します。即ち、想定外のリ
ネン材の数が必要となっているということです。
」
三科 「リネンサプライ業界は基本的にかかるコストと
サービス価格のバランスが大切で、我々機器メーカはコ
スト低減を目的とした生産性や省エネ性の更なる向上も
06
三科 「更に現状で注視しているのは繊維の種類が増え
追及していくということになります。それに加え、近年
てきていることです。この場合、クリーニング店には更
はリネン工場での作業員を集めることも難しくなってき
なる専門性が要求されることになるので、そうした部分
ているということですので、省力化や労働環境の改善も
を平準化し難しいノウハウがなくてもキレイに洗うこと
含めて我々が求められる課題も多くなってきていると実
ができる洗濯機の開発を我々メーカが要求されるという
感しています。」
ことです。
」
コインランドリー機について現状の解説をお願いしま
宮崎 「これまで家庭内での洗濯で対応していた部分を、
す。
新たな規格と共に再びホームクリーニングに取り込むこ
宮崎 「コインランドリーについては昨今、間違いなく
とができるかということがポイントになってくると思い
ブームになっています。これはホームクリーニング取次
ます。昨今、ひとつの価値観として、洗濯という家事に
店を経営されている事業者様が、新たなビジネスモデル
かける時間に対して、納得のできるレベルであれば専門
として取次店とコインランドリーの併設店舗を幅広く展
の業者に任せる、もしくは家庭洗濯では難しい大物・ま
開するようになったことが大きな動機となっています。
とめ洗いや時間の有効活用等を目的としてコインランド
これまでは家庭で洗っていたものをコインランドリーで
リーを利用するといった動きも顕在化しています。我々
より手軽に洗うことの利便性を喚起することができたと
洗濯機メーカとしては、こうした価値観をしっかり掘り
いうことです。また別の見方では、実際にコインランド
起こし、分かりやすい形で消費者の方に説明していくこ
リーを使っていただいたお客様の口コミといいますか好
とが、今後の業界の発展に深く関わってくるのではない
意的な評価が大きく作用していることもあると思いま
かと思います。
」
す。コインランドリーの事業者様は既述した通りクリー
次に、リネンサプライについてはいかがお考えでしょ
ニング取次店が多いのですが、最近はガス事業者様、ガ
うか?
ソリンスタンド業者様といったこれまでコインランドリ
佐々田 「リネンサプライの業態はリネン材をホテルや
ーとは無縁と思われていた業種からの新規参入も目立っ
病院等にお貸しするということになっています。ここで
ています。また店舗形態としてのショッピングセンター
重要となるのは、高品質に仕上げたリネン材をいかにし
やホームセンター、郊外の大型書店等に併設されること
てスムーズに回していけばいいのか?そのための工場ラ
も多くなっています。総じて新たな形態での出店が出て
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宮崎 孝司 Koji Miyazaki
株式会社 TOSEI
取締役 営業推進部長
高い利益性が見込めるコインランドリーは
異業態とのコラボモデルも進展し期待できる分野
きています。今後はファストフード店やコンビニ併設店
も増えるのではないかと思います。従来は遊休地=駐車
場というのが1つのセオリーでしたが、昨今はより高い
利益率が見込めるコインランドリーに注目が集まってい
ると言っていいでしょう。色々な異業態とのコラボレー
ションモデルもまだまだ様々な方法で出店が考えられる
分野であると思います。
」
業務用洗濯機業界のグローバル展開についてはどのよ
うなビジョンをお持ちでしょうか?
佐々田 「グローバル展開については2つの見方がある
と思います。まず日本国内でのグローバル化については
あります。そのために、国ごとの規格認証の方法や、ビ
かなり進んでおり、欧米メーカとの競争も良い状態でお
ジネスパートナー、サービス網の開拓等、海外事業推進
互いに切磋琢磨できていると思います。日本メーカには
室を設け準備しております。東南アジアでは、日本製ラ
日本メーカの良さが、欧米メーカにはそれぞれに得意分
ンドリーの人気はありますが、導入価格が高くなるので、
野があります。一方、海外市場でのグローバル展開につ
需要は今ひとつです。品質、コスト、納期を含めた競争
いては、リネンサプライという業態がない、もしくはア
力のある商品が必須となるので、サービス・ソリューシ
ジア諸国において、いかにビジネスとして売り込むかが
ョン等の付加価値を盛り込んで、差別化できる商品企画
より重要になってきています。日本に旅行したアジアの
をスタートさせたいと思います。」
皆様が驚くのは、いわゆるホテルリネンのクオリティの
RALについて昨年から大きな動きはあったのでしょ
高さであり、そこをしっかり伸ばしていければと考えま
うか?
す。」
佐々田 「以前、この場で欧州の品質基準であるRALに
三科 「国内でのグローバル化が進んでいるという点に
ついてお話があったと思いますが、その時点では10社だ
ついては、私も部会長がお話された通りだと思います。
った対応会社が現時点では25社にまで増加しています。
海外メーカにとっても日本市場は安定市場であるという
基本的な安全性の他にトレーサビリティも含めて正しい
意味では魅力があると思います。一方、日本メーカがい
管理意識が高まっていると言っていいでしょう。
」
かにして海外市場に出ていけばいいのかについては、実
最後に佐々田部会長から会員各社に向けてメッセージ
のところまだまだで何をどうすればいいのかについては
をお願いします。
検討課題が多々あると思います。個人的にはメイド・イ
佐々田 「外国人観光客の皆様はリピーターが多いと聞
ン・ジャパンを全面に出すことは当然として、ある意味
いています。そこには先ほどお話した通り、ホテルリネ
日本という国家が後押しするプロジェクトとして大きな
ンに代表されるクリーンかつ高品質なイメージが多いに
枠組みの中でより積極的な進出を狙うといったスタイル
貢献していることは間違いありません。そのような我が
も面白いのではないかと思います。
」
国のイメージアップに貢献している業界であることを自
宮崎 「当社の場合も2020年を目処に、より積極的なグ
負しつつ、皆様と共に力を合わせて進んでいきたいと思
ローバル市場への展開を推し進めていこうという考えは
います。」
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特集
業務用洗濯機
高品質・高生産 ハイブリッド型トンネルフィニッシャ
「ATF-3シリーズ」の紹介
株式会社 アサヒ製作所
渉外広報室
室長 齋藤 豊
ィニッシャについて紹介する。
1.はじめに
近年、クリーニング業界ではお客様から衛生面と品質
2.ATF-3シリーズの特徴
に関する要望が多く、クリーニング工場においてはお客
トンネルフィニッシャは、従来、洗濯後のユニフォー
様のご要望に対応するため工場の間仕切りやレイアウト
ムを手作業でプレス仕上げしていた工程を飛躍的に生産
の変更、生産設備の見直しを行っている。病院や食品工
性向上させた機械で、大量処理しているクリーニング工
場、電気製品工場、他生産工場で着用されているユニフ
場で多く稼働している。生産性と高品質の要請を実現し
ォームはリネンサプライが多く、お客様から清潔できれ
たのがATF-3シリーズである。
いな製品を要求されている。今回はユニフォームのクリ
従来のトンネルフィニッシャは、生産性を優先すると
ーニング工程で必要不可欠な仕上げ機であるトンネルフ
品質(衣服のしわ等)を犠牲にし、品質を優先すると生
産性が落ちていた。ATF-3シリーズは仕上げ工程と乾
燥工程を組み合わせたことで高品質を維持したまま生産
性を向上させることができた。
本シリーズの特徴である高断熱処理を施すことによ
り、省エネと作業環境の改善効果が期待できるようにな
った。
ATF-3シリーズは従来の生産量に合わせたモジュー
表1 機種別生産量・消費量
処理能力
電動機合計容量
蒸気量
写真1 製品外観
08
ATF-306
ATF-304
ATF-116
ATF-114
(新型機) (新型機) (従来機) (従来機)
1,200枚/Hr
800枚/Hr
600枚/Hr
400枚/Hr
24kW
17kW
22kW
15kW
375kg/Hr
250kg/Hr
375kg/Hr
250kg/Hr
1枚当たりの蒸気量 0.3125kg/枚 0.3125kg/枚 0.6250kg/枚 0.6250kg/枚
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特集:業務用洗濯機
ル構造や、トンネル内の熱板に品物をあててしわを伸ば
す高品質仕上げのたたき工程を継承し、ユニフォームの
多 様 化 に 対 応 す る た め、1,500mm 以 上 で 最 大
1,800mmの長さまで仕上げることが可能な背高仕様も
ラインアップした。
ことにより冷却性を維持している。
4.高品質仕上げについて
ユニフォームを着用する時に重要なことは、汚れやシ
ミ・破れがないこと、しわがないことが重要である。し
わは洗濯後の工程で伸ばし、きれいに仕上げないとその
3.断熱性と冷却性
まま使用者に行ってしまう。例えば、しわだらけの衣服
トンネルフィニッシャを高断熱処理することにより、
を着用した時ときれいに仕上がった衣服を着た時の気持
熱の効率利用と省エネを実現できる。しかし、トンネル
ちが違うように、仕事への意欲にも大きく影響を与えか
には駆動モータやファンモータ、ブロアーモータ等多く
ねないポイントになる。
のモータを使用しているため熱がこもり、モータの冷却
ATF-3シリーズは、肩側方向からトンネルに入り熱
が悪くなることは致命傷になる。特にファンモータはト
風の流れで左右に揺れることにより熱板に触れ、たたき
ンネル内部に設置しているため高温にならない構造にな
効果を与える。触れた熱板はアイロンでタッチしている
っている。
ような効果があり、ユニフォームのしわを伸ばしている。
断熱材によるトンネル内の保温は、外部への放熱を防
ぐと共にモータの冷却性を高める効果がある。ヒータや
また、熱風経路自体でも引き伸ばし効果を与え、高品質
な仕上げを行っている。
蒸気配管等熱源もファンモータから遠い位置に設置する
ヒータや蒸気配管等は上部に配置
ファンモータは下部に配置
図1 熱源とファンの位置関係
(トンネル立面図)
図2 トンネルの入口
(左)
仕上げゾーンと出口
(右)
乾燥ゾーン
産業機械 2016.12
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09
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によるソフトで、搬送コンベヤ速度や各ファンの風量、
5.高生産仕上げについて
熱風温度を自在に調整し、ユニフォームの特性に合った
肩側方向から入ったユニフォームはトンネル内でしわ
が伸びて方向転換し、
胸側
(背側)
方向で乾燥工程に入る。
従来機は片側方向のみで仕上げていた工程が胸側方向で
乾燥工程を行うことにより生産量は約2倍に向上し、高
生産を実現している(表1参照)
。
プログラムを最大32コース設定できる。また、メンテ
ナンスや生産管理もタッチパネルから表示できる。
7.おわりに
当社はユニフォームの多様化に伴い、従来のATFシ
熱風経路の見直しとエネルギーの再利用により、エネ
リーズより高品質・高生産を目標に改良を重ね、洗いか
ルギーの使用量(蒸気量)は同じでも生産量が約2倍に
ら仕上げまでのトータルなシステム提案を行っている。
向上したことは生産コストの低減と地球環境にも貢献で
省エネ、環境保護、信頼、そして仕上がった製品に喜び
きるようになった。
を感じていただけるよう製品の開発、拡充を行っていく
計画である。
6.操作性の向上
ATF-3シリーズの操作はタッチパネルから自社開発
乗り継ぎゾーンと
乾燥ゾーンの
最後の部屋から
排気ファンで排気
仕上げゾーン
ヒータ
乾燥ゾーン
一室目から
フレッシュエアを吸入
ファンモータ
リントスクリーン
図3 熱風経路
図4 ホーム画面、運転画面、生産管理画面
10
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特集
業務用洗濯機
リニューアルNCWシリーズの紹介
株式会社 稲本製作所
設計部
課長 東出 暁博
能の向上はもちろん、少量・多品種、白物・色物の混合
1.はじめに
洗い、節水・省エネ、省スペース、衛生対応等様々な要
シーツ、タオル等のリネンの洗濯・仕上げを行う大規
求に応えるため世界初のハイブリッド機構で衛生面を強
模なリネンサプライ工場において、主力マーケットとし
化した複胴連洗であるが、近年は排水処理量の制限や下
てはホテルリネンや病院リネン等あるが、いずれもリネ
水コストを抑えたい等更なる節水について市場からの要
ン価格の下落や競争環境の激化、一方で燃料コストやリ
望が高くなってきている。
ネン資材のコスト上昇により、リネンサプライヤの収益
性は厳しい。近年のIT(IoT)技術の高まりにより、IT活
用による生産情報、エネルギー・ユーティリティ使用量
を把握し、ムダ、ロスの部分を追求、効率改善をしたい
との要望が増えている。
本稿では、上記市場要望にお応えすべく「リニューア
ルしたNCW」について紹介する。
2.本製品の特徴
病院基準向け連洗としての高い洗浄性、衛生対応をベ
当社の連続洗濯機NCWシリーズは、洗濯設備の中心
ースに、水量管理運転、負荷変動対応ソフトを実装する
と言える連続洗濯機に要求される洗い・すすぎの基本性
ことにより、洗浄の安定化と、基準向けでの節水対応を
図1 新型連続洗濯機NCW-10
産業機械 2016.12
P011-013_特集業務用洗濯機2.indd 11
11
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実現した。また、情報管理を強化するためPCベースの
がら最適な節水運転を実現可能にしている。この流量
連洗用ソフトを実装し、稼働データを記録、表示する機
管理による制御はタオルや綿シーツ等の品種、投入量
能等、
効率改善を追及する下記のような機能を追加した。
に合わせた水量の設定も可能である。負荷変動対応と
・機能的な水量管理運転により、洗浄の安定化、水や
して品物の負荷量に応じて設定パラメータを変動させ
ることにも対応している。品物の重量データはコンベ
洗剤の節約。
アから入力する。浸し水水量、クイックドレン(急速
・操作部PCパネル化により運転モニタのデザイン性、
排水)後の補水量、洗剤投入量、すすぎ水量を負荷量
操作性向上。
・稼働データを自動で記録、分かりやすく表示。
に応じて変動させることができると共に洗浄性の確
・生産実績の可視化、エネルギ・ユーティリティ使用
保、蒸気、洗剤使用量の削減、水使用量の削減を行い、
量の把握、工程レポート機能による洗浄品質管理の
洗濯の最適化を図ることができる。
サポート。
更に、連洗と一体化させた熱交換器を取り付けるこ
とにより、タオルの乾燥時間短縮に有効な高温制御、
⑴ 連洗ラインの洗浄、節水、熱効率の最適化
新型NCWでは、洗濯性能向上及び節水に対応する、
シーツ等は低温制御と品物に合わせ、すすぎ温度をコ
新たな節水フローを採用した(図2参照)
。節水フロ
ントロール、この温度コントロールは脱水機、乾燥機
ーとしてすすぎカウンターフローは新水+回収水を使
とも連携させ、乾燥時間の短縮を図り、省エネルギー
うことを可能とした。従来、すすぎに使う水は新水の
での最適な乾燥としわ対策の両立を実現し、水・熱の
みであったが、
節水目的で新水使用量を減らした場合、
有効利用を積極的に進めることを可能とした。
すすぎ能力が落ちてしまう。回収水を使うことですす
以上のように、新型NCWでは新フローの採用及び
ぎ能力の低下を抑えることができる。
最新の制御により新水、蒸気、洗剤使用量のムダをな
更に、すすぎ能力の向上のため、本洗最終槽でのク
くし、ランニングコストを削減した。
⑵ データ管理
イックドレン(急速排水)をフローに盛り込んだ。洗
いの最終のタイミングで水の入れ換えを行うことによ
エネルギー・ユーティリティ使用量の把握や洗濯状
り、すすぎの前段階で洗濯液水の濃度を落とすことが
態の確認等、運転状況の可視化を図りたいという要望
できるため、すすぎ能力の向上となり、節水につなが
に応え、新型NCW用に、自動で運転データをデータ
る。
ベースに取り込むPCソフトを開発した。洗浄やエネ
また、流量制御により新水・リサイクル水の供給を
ルギー、ユーティリティ量の詳細が把握できるように
完全にコントロールし、洗浄・すすぎ能力を確保しな
なり、改善の目標が立てやすくなる。
新水供給
回収水
1
予洗
2
本洗
浸し水
3
本洗
4
本洗
5
本洗
6
本洗
7
濯ぎ
クイックドレン
タンク B
8
濯ぎ
9
濯ぎ
脱水機
10
加工
カウンターフロー
タンク A
回収水
図2 節水対応フロー
12
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特集:業務用洗濯機
連洗ラインでは、洗浄水が系の中を循環するため、
プログラムの設定や洗浄の記録を取り、同時に各種ユ
1つ設定が変わると連動して色々な数値が変化する。
ーティリティの使用量や生産量の記録も行う。洗浄や
例えばメイン新水水量を絞ると、それに連動してすす
効率の改善を図りやすくなった。
ぎ槽、リサイクルタンク、最終槽、浸し水の温度上昇
また、PCソフトである利点を活かし、運転状況モ
やpH、漂白剤として使う過水(過酸化水素水)の濃度
ニタや異常の状況を見やすくしたり、異常情報の詳細
の上昇が起こる。同時に使用するエネルギーも変化す
な表示、複雑な洗濯プログラムの設定を簡単に行うこ
る。すすぎ能力は悪くなるが、汚染布による洗浄効率
とができる等の機能も追加している。
では、汚染布の種類により悪くなるもの、悪くならな
いものがある。洗浄効率とコストをバランスさせるた
3.おわりに
めには、非常に多くの項目の変化を見る必要がある。
常に市場のニーズは変化し続けている。今後も多様な
連洗は設定可能な項目が非常に多く、設定を変更し
要望に応えるため機器の進化を進め、また個々のニーズ
てから変化が表れるまでには水が循環するまで待つ必
にも最適な提案ができるよう新たな機器、システムを開
要があることもあり、設定を細かく追い込むのは時間
発し、技術を通じて社会発展の役に立つ機械を提供して
がかかる。変更前後を比較するためには過去のデータ
いきたい。
取りが必要である。新しいPCソフトでは自動で洗濯
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13
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特集
業務用洗濯機
リボンレス
チェスト&カレンダー式ロール仕上げ機
株式会社 東京洗染機械製作所
山梨工場 設計部
係長 西脇 和弘
たものは、乾燥機にて完全に乾燥をさせる。シーツや包
1.はじめに
布等の平物は、しわを伸ばしてアイロニングをするので、
ロール仕上げ機は、大量のシーツ、包布等を洗濯処理
するリネンサプライ工場に設置され、洗濯物を連続して
少し湿った状態で乾燥機から出される。その後、ロール
仕上げ機において、
“しわ伸ばし”と“仕上げ乾燥”
をする。
ロール仕上げ機は、単体で使用されることは少なく、
アイロンを掛ける機械である。
リネンサプライとは、ホテル、病院等で使用されたシ
ーツ、包布、枕カバー、タオルといったリネン品を回収
し、工場内で洗濯して、仕上がったものを再配送する仕
通常、ロール仕上げ機の前後に、スプレッダ(投入機)
とフォルダ(畳み機)を連係して運用される。
そして、アイロニングをするロール仕上げ機には「チ
ェスト式」と「カレンダー式」がある。
組みである。
リネンサプライ工場内の洗濯システムとは、主に洗濯、
脱水、乾燥、仕上げの順で行われるが、タオル等といっ
「チェスト式」とは、フェルト状のパッドを巻いたロ
ールと、蒸気が供給され固定された凹型チェスト(アイ
写真1 本機外観
14
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特集:業務用洗濯機
ロンコテ)の上をロールが回転することによる摩擦で仕
複数(2∼4個)
、幅3∼3.5mのロールが回転軸受に
上げる方式であり、リネン品のしわ伸ばしには最適であ
よって両側のフレームに固定されている。蒸気が供給
る。そのため良質な仕上げには大きな圧迫力が必要であ
された凹型チェストはエアシリンダを用いて、圧縮空
る。
気により凹型チェストが持ち上げられ、ロールに対し
「カレンダー式」とは、内部に蒸気を入れた加熱ロー
て押し付けて、ロール面に圧迫力を発生させている。
ルに、ガイドベルトでリネン品を挟み込んで仕上げる方
ロール表面には、コイル状もしくは板バネ状のスプ
式でアイロンコテ面である加熱ロールの回転に合わせ、
リングが巻かれ、その上に耐熱性のフェルト状のパッ
リネン品が流れるので摩擦が生じないため、小さな動力
ドが巻かれている。
で十分である。
この圧迫力は、鏡面仕上げされた表面を有する凹型
その結果、必要動力を比較すると「カレンダー式」は、
「チェスト式」の約1/7となる。以前は「チェスト式」が
チェストと、フェルト状のパッドが巻かれ弾力性を持
つロールとの間に発生する。
主流であったが、十数年前から、省エネルギーに対する
また、各凹型チェストとロールのユニット間は、幅
意識の高まり、
及び
「カレンダー式」
の品質向上等により、
15mmほどのリボンテープが幅3∼3.5mのロール間
に十数本が均等にチェスト表面とロールの間に掛けら
「カレンダー式」が主流となった。
しかし、現行のカレンダー式ロール仕上げ機では、高
れていて、その間にリネン品が通るので、ロールの回
級ホテルのパーケル生地のリネン品の品質は、どうして
転により周回することによって、リネン品を次段のユ
も小じわが多く残り、アイロニングの構造の違うチェス
ニットへ搬送している。
ト式ロール仕上げ機には及ばないというのが現状であ
しかし、チェストとロールの間にはガイドテープも
る。
圧迫されているので、リネン品にテープ跡が付き、リ
紹介する製品は、大きな圧迫力で高品質な仕上がりを
ネン品の種類によっては好ましくないものになる。
実現するチェスト式ロール仕上げ機構と現在の主流であ
それを解決する手段として、各凹型チェストとロー
る電気容量の少ないカレンダー式ロール仕上げ機構を兼
ルから出たリネン品は、反対側に回転するパンチング
ね備えた機械である。
ロールの中に常に凹型チェスト出口上に向けられた吸
い込み口からブロワファンモータを用いて吸引され、
2.概要と特徴
回転するパンチングのロール上のガイドベルトに受け
⑴ 従来機リボンレス チェスト式ロール仕上げ機の概要
従来のチェスト式ロール仕上げ機は、回転している
取られ、次段の凹型チェストとロールのユニットへ送
られる。これをリボンレスユニットと称する。
リボンテープ
パッド
ロール
スプリング
リネン品投入
凹型チェスト
エアシリンダ
パンチングロール
(回転)
ガイドベルト
吸い込み口
(固定)
リボンレスユニット
図1 チェスト式ロール仕上げ機 概要
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15
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⑵ リボンレス チェスト&カレンダー式ロール仕上げ
構を配置する。
⑶ 機械の技術的特徴
機について
一般家庭用のアイロン掛けで洗濯物の繊維のしわを
チェスト&カレンダー式ロール仕上げ機について、
伸ばす場合の必要事項としては、アイロンが持つ高温
前側は第1加熱ロールに凹型チェストを備えたチェス
の熱量と、洗濯物に掛かる荷重との繊維に含まれる湿
ト式ロール仕上げ機構を配置して、洗濯処理されたリ
り気(水分)である。完全に乾いた繊維にアイロンを
ネン品はチェスト式の特徴である大きな圧迫力でしわ
掛けてもしわは伸ばしきることはできない。そのため
を伸ばし、リボンレスユニットで次段へテープ跡を付
昔は霧吹きで、現在はスチームアイロンで熱と水蒸気
けることなく搬送される。後側の第2、第3加熱ロー
を利用して洗濯物のしわを伸ばすことができるのであ
ルを縦型に並べたカレンダー式ロール仕上げ機構を配
る。
置し、なおかつ大口径の1,010mmの加熱ロールの採
チェスト式ロール仕上げ機の最後段側は、リネン品
用で加熱面が当たる品物の接触面積を増やし、リネン
はほとんど乾燥しているので、大きな圧迫力によるし
品の裏表をアイロニングすることで乾燥の仕上がりが
わ伸ばしの効果は低くなる。熱量によるリネン品を乾
向上した。
燥しているだけでの効果しかない。
チェスト式ロール仕上げ機の凹型チェスト表面の滑
そこで、大きな圧迫力(摩擦力)に掛かる動力を使
りをよくするためにワックス布(ワックスが染み込ん
わなくても、乾燥だけなら加熱ロールに、ガイドベル
でいる難燃性の布)を掛けるが、カレンダー式ロール
トでリネン品を挟み込んで仕上げる方式であるカレン
仕上げ機の加熱ロール表面は、精密加工による鏡面仕
ダー式ロール仕上げ機の小さな動力で十分である。
上げとなっているので、そのワックス布を通すと、ガ
また、リボンレスユニットも凹型チェストとロール
イドベルトがスリップする。
の出口ごとに配置しており、その都度、リネン品を次
そこでチェスト式ロール仕上げ機の凹型チェストだ
段に搬送するのにブロワファンモータの容量も大きく
けにワックス布を通す機構を設けた。
なる。
ワックス布排出スイッチを 「ON」 にすると、チェ
チェスト式ロール仕上げ機の凹型チェストとロール
スト式ロール仕上げ機の凹型チェストだけにワックス
が3本セットだと11kWのモータ動力が必要である。
布を通した後、自動的に外部に出す。
一方、カレンダー式ロール仕上げ機の場合は、加熱
これにより、カレンダー式ロール仕上げ機の加熱ロ
ロール3本で1.5kWのモータ動力で十分である。
ールまで行かず、チェスト式ロール仕上げ機の凹型チ
よって、両者の優位性を考え、前段でチェスト式ロ
ェストだけにワックス布を通すことができる。
ール仕上げ機構、後段にカレンダー式ロール仕上げ機
投入側
出口側
圧迫
チェスト式
カレンダー式
図2 機械概要
16
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特集:業務用洗濯機
第2加熱ロール
リネン品の流れ
010
φ1
投入側
リネン品
第1加熱ロール
第3加熱ロール
出口側
カレンダー式
チェスト式
ワックス布排出機構
リボンレスユニット
図3 本機 側面簡略図
3.省スペース効果
4.おわりに
後側に加熱ロールを縦型に並べたカレンダー式ロール
今回の開発にて、アイロニング方式の違うチェスト式
仕上げ機構にしたことで、省スペースが実現できる。
ロール仕上げ機構とカレンダー式ロール仕上げ機構を最
空いたスペースは、既存工場のスペース確保に最適で
新技術により融合させ、省エネ、省スペースだけではな
あり、各々のお客様のニーズにあった有効活用ができ、
く良質な仕上げ性能をも向上させることができた。
更に近い将来に開発が予想される無人投入機構のリネン
今後とも、業界が更なる発展するためには、市場の変
品を貯蔵する等のスペースとしても活用できる。
化に即応できるように新機械、新技術を開発し、高品質、
省エネルギー効果に貢献でき、お客様の満足度を高めて
いく所存である。
φ
10
10
85
φ
0
4,515
840
チェスト&カレンダー式ロール仕上げ機
85
φ
0
5,355
チェスト式ロール仕上げ機
図4 従来のチェスト式ロール仕上げ機
(リボレンス)
との比較
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特集
業務用洗濯機
微細気泡発生装置付き
ウエット&ランドリー機
株式会社 TOSEI
技術統括部 開発技術1課 洗機開発課
日吉 政宏
1.はじめに
2016(平成28)年12月1日より繊維製品の取扱い表
示記号が改正された。
その中でクリーニング業界が関係する変更としてJIS
当社では、商業ウエットクリーニングが定義されたこ
とに加え、従来のドライクリーニングで懸念されている
引火性溶剤を使用することによる火災事故や、衣類乾燥
時に発生するVOC(揮発性有機化合物)による大気・環
境汚染の恐れ等から、安全性、環境負荷低減の観点から、
L 0001:2014「繊維製品の取扱いに関する表示記号
ウエットクリーニングへの転換が進むと考えⓌが付いた
及びその表示方法」とJIS L 1931-1~4:2014がある。
衣類を、JIS L 1931-4で示された条件に準じた洗いを
JIS L 0001:2014では、ドライクリーニング並び
行うことができるウエット&ランドリー機「WI-251B」
にウエットクリーニングが商業クリーニングとして定義
され、新たにウエットクリーニングの取扱い表示につい
ても規定された。
またJIS L 1931-1:2014では繊維製品の商業クリ
を開発した。
2.本製品の概要
写真1に本製品の外観を、表1に本製品の概略仕様を
ーニング/生地及び製品の評価方法、JIS L 1931-2~
4:2014では商業クリーニングの試験方法が規定され
た。
表示記号の中で注力すべきは、今回新たに新設された
商業ウエットクリーニングである。
これまでは、スーツの汗抜き等と呼ばれている水溶性
汚れを落とす処理やウールのセーター等への処理は、衣
類ごとに選別し個別に水洗いを行う等、非常に手間のか
かる作業を行っていた。
本改正から新設された商業ウエットクリーニングで
は、それぞれ記号ごとに定められた処理方法に従い、水
洗いが可能になった。
18
写真1 製品の外観
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特集:業務用洗濯機
表1 本製品概略仕様
No.
項目
仕様
1
2
電源
制御方式
AC200V、3相、50/60Hz
マイコン制御
(CL5マイコン)
3
負荷量
(呼/JIMS)
4
ドラム寸法
(インポート径)
(mm)
洗濯
ドラム回転数
(rpm)
脱水
5
6
7
8
モータ容量
ランドリ:25/20.8kg
呼称は最大負荷量
ウエット:10kg
φ840×535
(φ486)
20~48
(10段階)
400~820
(316G)
ドラム
ポンプ
水位切替
(水深度/水量、L)
配管口径
備考
5.5kW/4P
1.5kW/2P
インバータ駆動
インバータ駆動
1~10、60~420
(10段階、圧力センサ検知による)
給水
給湯
25A
25A
洗剤給水
15A
排水
65A
蒸気
エア
15A
(加熱及びのり投入エジェクタ)
外径φ6mm
9
洗
(薬)
剤投入
洗剤カップ2連、チューブポンプ3連
10
機械寸法
(mm、kg)
(幅×奥行×高さ/重量)
1,590×1,300×1,820×1,100
示す。本製品はクリーニング工場・店舗での使用を想定
して記載されている。MA値の測定について当社では
した業務用機械であり、ランドリ及びウエットクリーニ
JIS L 1930付属書JAを参考にDTI(デンマーク技術
ングを行う機械である。
研究所)製のMA24を使用し測定を行い、その結果か
ウ エ ッ ト ク リ ー ニ ン グ へ の 対 応 と し て 新 JIS L
らデフォルトのコースを設定した。
0001:2014で示されているⓌ・ Ⓦ・ Ⓦ それぞれに対
⑵ 微細気泡発生装置搭載
応したプログラムをデフォルトでコース設定している。
図1に微細気泡発生装置の概略図を示す。
また、衣類への摩擦を軽減し衣類の寸法/外観変化を
ウエットクリーニングコース選択時には微細気泡を
低減させることを目的とした微細気泡発生装置(後述第
発生させながら、ドラム内を循環させる。本製品にお
3章⑵)
・左右非対称の形状としたリフタ
(後述第3章⑶)
ける微細気泡発生方法は、タンク(A)に給水された水
を新規に搭載している。
をポンプ(B)で混合槽(C)に圧送する。このときポンプ
本 製 品 の 処 理 能 力 は、 ラ ン ド リ で 絶 乾 質 量 25kg
1次側の配管バルブ(E)にて負圧を調整し、配管上に
(JIMS 21kg)
、ウエットクリーニングで絶乾質量10kg
設けられた吸気口(D)から空気を吸気させ、水と空気
である。
3.本製品の特徴
⑴ ウエット洗浄コースの搭載
を混合した状態にする。バルブ(F)により、混合槽の
加圧状態を調整し、過飽和状態を作り出す。その後、
洗濯槽に送られ洗濯槽内で圧力解放されることによ
り、水分中に溶解していた空気が微細気泡となる。
本製品では、ランドリのコースとは別に新たにウエ
微細気泡発生装置を搭載している大きな理由とし
ットクリーニング専用のコース・操作部を設け、操作
て、ウエットクリーニング時における衣類への摩擦を
ミスの防止を図った。
軽減し衣類の寸法変化を低減させることを目的として
このコースには新JIS L 0001で示されているⓌ・
いる。ウエットクリーニングでは、前述の通り、衣類
Ⓦ・ Ⓦ に対応するプログラムを設定しており、操作部
に与える機械的作用力をMA値で管理している。当社
でウエットクリーニングのコースを選択することによ
ではMA値をコントロールしつつ、衣類への摩擦を軽
り適正な洗浄を行える。新JIS L 0001で示されてい
減し衣類の寸法や外観の変化を低減させる方法として
るⓌ・Ⓦ・ Ⓦ ではおのおのにMA値が規定されている。
微細気泡を使用する方法をとった。
MA値とは「Mechanical Action」の略で洗濯物に
この微細気泡を含んだ水を洗濯工程中、常に循環さ
与える機械的作用力を数値化したものである。Ⓦは
せることで気泡のベアリング効果により水と衣類、衣
MA値70~85、 Ⓦ はMA値35~45、 Ⓦ はMA値25~
類の繊維間で発生する摩擦を軽減させる。また、洗濯
30として、JIS L 1931-4:2014の3d)に参考値と
槽を非常にゆっくり回転させるような洗いの場合で
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も、微細気泡を循環させることにより洗剤を泡立てる
ことができ、衣類への摩擦を軽減し衣類の寸法や外観
の変化を低減させることができる。
4.おわりに
本稿では当社の新JIS L 0001に対応したウエット&
⑶ 左右非対称変形リフタ
ランドリー機「WI-251B」を紹介した。本製品は、今ま
本製品では、洗浄槽内のリフタを従来の対象形状か
でのランドリー機能に加えてウエットクリーニングに対
ら一部非対称形状(図2参照)とした。
応することが可能になり、お客様が容易にウエットクリ
これにより、ウエットクリーニング時に衣類を搔き
ーニングを行うことができる機械を提供できたと考えて
上げる力を低減させ、MA値の上昇を抑えると同時に、
いる。
正逆回転で異なる水流を発生させ衣類の漕内での移動
しかし、JIS L 0001で定義されているウエットクリ
を促進し、ムラが出ないようにした。通常のランドリ
ーニングとは「特殊な技術を用いた業者による繊維製品
動作時には左右回転の回転数を変更することで洗浄性
の水洗い処理.但し、‥‥「水洗い、すすぎ、脱水、乾
能を確保した。
燥及び仕上げ」の一部またはすべての工程を適宜組み合
⑷ 制御(ソフト)
わせたもの」となっており、水洗いの工程だけではなく、
本製品は当社のランドリー機として初めてタッチパ
乾燥・仕上げも非常に重要である。
ネルを搭載した。ランドリ、ウエットクリーニングの
今後はウエットクリーニング市場拡大のため、各種ク
両方に対応する機械として開発したが、ウエットクリ
リーニング機器メーカ同士の連携や、規格統一等も行っ
ーニングではランドリと比べ、より幅広い設定(水位・
ていく必要があり、当社としても積極的に市場拡大のた
洗濯回転・洗剤投入タイミング等)が求められると考
めの取り組みに注力していきたい。
え、その詳細な設定を可能にするために、タッチパネ
ルの採用に至った。これにより、当社の既存ランドリ
ー機と比較し多彩な設定が可能となった。
給水口
(洗濯槽)
バルブ
(E)
安全弁 Air Vent
吸気口
(D)
タンク
(A)
PG
混合槽
(C)
図2 左右非対称変形リフタ図
ストレーナ
PG
バルブ
(F)
ポンプ
(B)
図1 微細気泡発生装置概略構成図
20
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特集
風力発電導入拡大に向けた緊急討論
世界の命を風力で救おう!
風力発電討論会事務局
本年11月4日、2020年以降の地球温暖化対策の国
際的な枠組み「パリ協定」が発行し、日本政府も11月8
日にこれを批准し、安部首相は同日の国会承認を受けて
「気候変動への国際社会の取り組みに主導的役割を果た
していく」
という談話を発表。地球温暖化については「日
本の環境技術を生かし、排出削減に貢献していく」とし
ている。
なかでも、風力発電はCO₂削減量から環境貢献度が高
い発電手段であると言われており、近年実証事業が相次
いで開始されている洋上風力発電をはじめとした出力の
大きい風力発電は、資源の少ない我が国において大容量
のエネルギー源としても期待されている。
風力発電の世界累積導入量は2015年末で432GW
(約30万台)に達し、風力発電関連機器の市場規模は年
間8兆円(部品まで含めると20兆円)と推計されている。
また、世界では100万人が風力発電関連産業で働いて
いると言われ、雇用創出産業としても期待されている1。
今回の緊急討論会は、上記背景にありながら遅々とし
て進まない我が国の風力発電について、大学・企業・関
連団体の有識者5名にお集まりいただき、
「課題は何か」
「具体策として何が考えられるか」等、忌憚のないご意
見を伺ったので、
この絶好のタイミングでレポートする。
なお司会進行は、国立大学法人 三重大学 エネルギー
環境工学研究室 前田太佳夫教授にお願いした。
写真1 7MW油圧ドライブ型浮体式洋上風力発電設備
「ふくしま新風」
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21
2016/12/13 16:15
場を創出できる。
※:日本は21%、海外は平均陸上30%超・洋上約50%
「風力発電導入拡大」
のポイント:
(2)
系統の整備・強化
前田:グリッドパリティが実現できれば、風力はどんど
ん導入されると言えるのですか。
C:
「系統の整備・強化」が必須。①北海道・東北のよう
な好風況地への立地促進、②地域内基幹送電線の新増
設、③広域運用による安価・平準化対策等が必要だが、
写真2 前田教授
適正な中長期導入目標の設定
負担する)
」にしているため、系統整備の実現が遅れ
ているのが実態。
A:
「原因者負担」のため電力会社としても系統新増設が
前田:まず、現時点で我が国の行政官庁が設定している、
困難となっており、地域によっては「変動を1分間に
2030年の風力発電の設備容量10GW(全体の1.7
1%以下に抑えないとダメ」とか「そのために蓄電池
%)は適正な目標値か否かについて、議論いただけま
を設けること(注:数億円必要)」という条件を付けて
すか。
いるが、アイルランドやオランダ(=北海道より小面
A:現在の設備容量の設定は、CO₂削減に向けて火力発
積)では蓄電池なしで夫々2.5GW(22.8%)
、3.4GW
電を半分にし、残る半分のうちベースロードとしてそ
(6.3%)も導入されている。系統連系のポイントは系
の半分(1/4)を原子力とした。更に残る1/4から既存
統の柔軟性であり、その仕組みを作れば蓄電池は不要
の水力とFIT(固定価格買取制度)認定をしている太陽
と言える。
光 7 % 及 び バ イ オ マ ス・ 地 熱 5 % を 除 く と 1.7 %
(10GW)という「消去法」の結果。
B:2020年の電力自由化を機に、発送電が分離されて
送電会社が電源を公平に扱ってくれるのではないかと
B:これに対応して業界団体として「ウィンドビジョン」
いう期待もある。更に送電線は公共インフラであり欧
を策定した 。この目標値は図1に示す通り2030年
州や米国では、系統整備費用は「利用者負担」として
36.2GW(9%)であり、10GWは2020年で達成す
電気料金に広く薄く乗せており、日本でも同様の議論
べき目標値。
が必要。
2
「風力発電導入拡大」
のポイント:
(1)
グリッドパリティ
前田:ウィンドビジョンでは、主に何を訴求しているの
A:国民負担増には抵抗があると思うが、現在、燃料の
輸入代金に毎年27兆円かかっているのに対して風力
は日本にあるタダで使える資源であり、このメリット
を評価すれば、送電線増強に費用がかかったとしても
風力や太陽光が増えて結果的に燃料代が減れば十分投
でしょうか。
B:第一は「グリッドパリティ」
。風力発電コストが既
資効果が期待できる。送電線建設自体も日本の地方に
存の電力コストと同等以下になることを目指すこと
仕事と雇用が生まれる。欧米では「ロシアや中東への
で、国民負担を一定規模に抑える提案。その実現のた
依存度を減らそう」というロジックが国民の理解を得
めには、①量産化促進に向けた市場の確保、②発電効
て、エネルギー自立への解決策を実現しており、日本
率・稼働率・設備利用率 )の向上が必要。これが果た
でも「代替としてのオーストラリアの石炭」や「原子力
せれば、FITも現在の22円/kWhから下げることが可
再稼働」に向かうのではなく、自然エネルギー財団の
能になり、予定のFIT補償予算額でより多くの風力市
レポート3のように、再生可能エネルギー活用を図る
※
22
現状は電力系統を「原因者負担(風車を建てたい人が
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特集:風力発電導入拡大に向けた緊急討論
8,000
浮体式風力
7,000
着床式風力
累積導入量
(万kW)
6,000
陸上風力
実績
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
₂₀₄₈
₂₀₅₀
₂₀₄₄
₂₀₄₆
₂₀₄₂
₂₀₃₈
₂₀₄₀
₂₀₃₄
₂₀₃₆
₂₀₃₂
₂₀₂₈
₂₀₃₀
₂₀₂₄
₂₀₂₆
₂₀₂₂
₂₀₂₀
₂₀₁₈
₂₀₁₄
₂₀₁₆
₂₀₁₂
₂₀₁₀
₂₀₀₈
₂₀₀₄
₂₀₀₆
₂₀₀₂
₂₀₀₀
0
₂
図1 日本の風力発電導入ロードマップ案
(JWPA発表)
べき時期にきている。
れが全部輸入製品であっていいはずがない。トラブル
D:
「再生可能エネルギーを今まで以上に活用すべきか」
発生時に国内に専門家がいない、海外から人を呼んで
という課題に対しては、国民に受け入れられるロジッ
きて話を聞かないと意思決定できない-という非常事
クが必要。
「地球温暖化対策」
という環境面から考えて、
態は未然に防がないといけない。特に、風車の制御ソ
再生可能エネルギーは増やすべきだ-という大きな流
フトはブラックボックスであり、最低限1社は風車メ
れについては、国民の理解が得られると思う。エネル
ーカが日本にあって、技術的な判断や指示ができる業
ギー自給と国内雇用にも貢献する点もアピールすべき
態にすべきである。
である。
「風力発電導入拡大」
のポイント:
(3)
サプライチェーン確保と国内風力発電産業育成
前田:電力自由化が進めば、風力発電事業は拡大すると
言えるのですか。
B:現状でも風車メーカは少ないが、造船産業のように
安定供給・コスト低減と人材・産業育成のために大同
合併を考える必要があると考える。会社間での調整は
難しいため、行政主導で進めることをお願いしたい。
ここ1~2年が瀬戸際ではないかと思う。
A:エネルギーの安全保障という観点から見た場合も、
B:中期的には今までの議論で拡大できると考えられる
産業基盤を日本国内に置く必要がある。米国で風力
が、短期的には風力市場を即効性のある形で作ってい
20%計画を実施した際は、将来計画を立ててバック
かないと国内メーカが死んでしまう。現実に、図2に
キャストで「人・モノ・金」の目標値と時期を設定し
示すように2013年度以降国内の風力発電設備導入量
て予算取りをして進めた。これには大学や高専でエン
は増加傾向だが、それとは逆に国産比率は年々減少し
ジニアを養成するための予算等までも含まれていた。
2015年度はわずか23%である。
B:国内産業で特に問題なのは、ブレード(翼)メーカ
A:今こそ、産業育成という視点で風力政策を考える必
がいないこと。低風速用風車を作るとしても、低風速
要がある。日本は風力をやりますよ、産業育成もやり
でなおかつ台風に耐える、という二律背反のブレード
ますよ、そのために日本に適した国産技術を優遇しま
を作らなければならない。そのためには、①翼型の設
すよ、という意思表示が必要。今後(1.7%ではなく)
計ができる要素技術と安価に量産できる生産技術の開
日本の電力の10~20%を風力にするのであれば、そ
発に金を投資する、②実際に翼を製造する企業を育て
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23
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500
導入量
(MW)
400
国産風車導入量
90%
海外風車導入量
80%
国産風車比率
350
70%
300
60%
250
50%
200
40%
150
30%
100
20%
50
10%
0
2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
国産風車導入比率
(%)
450
100%
0%
年度
図2 年度別日本の風力発電導入量と国産比率₁
るの2点が必要。日本の炭素繊維メーカも興味がある
はず。
前田:現在、なぜ国内にブレード工場がないのですか。
A:ブレード工場は、生産設備のモールド(ブレードを
成形するための型)にかなりの投資が必要。量産する
なら背腹主桁のフルセット数組分を揃える必要があ
り、最初に10億円程度かかる。もっと必要なのは作
と思う。
「風力発電導入拡大」
のポイント:
(4)
環境アセスメントの迅速化・合理化
前田:風力発電事業推進のために、他に解決すべき課題
はないのですか。
業員であり、従来の製法では人海戦術なので100人
A:風力の環境アセスメントの手続きには4~5年かか
単位で必要。それだけの人を通年で雇う生産需要が今
るが石炭火力等では2年位でできるため、結果的には
の日本にはない。ロボット化等での省力化も必要。
系統接続申請の行列の最後に風力がみんな並ばされて
C:単にモノが作れるだけでは不十分であり、失敗の経
験から多くのことを学ぶことも必要。ある意味では数
百億円の勉強代も必要になる。風車は、自動車の開発
費レベルくらいのお金をかけないとモノにならないと
いう認識が必要。
B:その実現のためには、諸外国の施策のように産業育
成という目的で「国家プロジェクト」を立ち上げて、
新型風車100台程度を一気に建設すれば問題点の洗
い出しができて、国際競争力のある風車が量産できる
ようになると思われる。
C:国内産業振興としては邪道かもしれないが、FIT廃
24
A:即効性のある「カンフル剤」としては面白い提案だ
いる。これも風力が進まない大きな要因のひとつ。
D:
「環境省レポート」を見ると、アセスで鳥の被害が謳
われているが、実態はどうなのだろうか。
B:確かにたまに鳥が風車に当たることはあるかもしれ
ないが、地球全体の環境改善で鳥の命を救っているケ
ースもあるはず。それは各国の愛鳥家団体も認めてい
る。
C:環境問題を含めて、
「風車は地球全体の命を救う」と
も言えるのではないか。
A:欧州でも風車の鳥被害を一方的に示すレポートは聞
いていない。論理的に考えれば理解できるはずの議論
止の後遺症で現在閑散としているスペインの国立研究
であり、反対するのが恥ずかしいというレベルまで、
所Ciematと協定して、同所の試験装置でバグ出しを
世論がいかないとダメではないか。
「低周波騒音」に関
する方法も有効だと思う。
する反対運動(健康被害等)についても、もし風力発
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特集:風力発電導入拡大に向けた緊急討論
電にそのような問題があるのであれば、欧州でも問題
る。少なくとも新規に立てる発電所を全部片方に統一
が広く顕在化しているはずであり、実態としてそのよ
するだけでも全然違う。インバータ・コンバータがな
うな事実は確認されていない。欧州の海岸部では農家
かった時代なら大変だが、今なら、20年計画で段階
や民家のそばで多数の風車が回っていて、普通に社会
的にやるとすれば実現可能ではないか。
に受け容れられている。また、普通の公害問題は民間
で発症するよりも、その産業の作業者で先に労災が出
るはずだが、風力についてそのような事例はない。
B:しかし、原子力発電でも事故が起こり大変な事態に
なっているのと同様に、風力発電でも事故が発生する
リスクはあり、実際に物理的な事故は発生している。
A:原子力とは異なり環境に半永久的な被害を引き起こ
す恐れはないし、ハード的な対策も講じている。
D:
「大きなエネルギー変革の風を風力から吹かせる」と
いう夢のある取り組みもいいのではないか。
「自由な発想」
での提言:
(3)
「クラスT」技術を世界に!
前田:
「技術立国日本」としての提言は、いかがでしょう
か。
A:現在進めている「クラスT(参照風速57.5m/s)」を
B:しかし「自然エネルギーのリスク評価」では、
「自然
マーケットとして育てたい。台湾や東南アジアをベー
エネルギーは歴史が浅く非常に危険であり、リスクを
スに台風リスクの高い地域を「クラスTマップ」とし
的確に評価してコントロールすべきである」と評価さ
て位置付けて、国際標準IECで正式発効する前から「ク
れている。
ラスT」を先取りしたスペックを入れる。国際会議で
A:風車は千年以上、風力発電も120年以上の歴史が
あり、
火力発電のガスタービンよりも歴史が長い。我々
ももっとPRが必要。
「自由な発想」
での提言:
(1)
電力会社の統合
前田:既成概念にとらわれず、他に思い切った提言も必
要なのではないですか。
D:電力事業の合理化のためには、
「電力会社の統合」を
提言したい。
A:確かに、燃料を買う場合にも、まとまっていた方が
バーゲニングパワー(対外交渉力)がある。
C:選挙区の合区と同様に、既得権を前提に考えなけれ
ば、
「東北+関東」や「中部+関西+中国」は合理的な発
想であり、提言する価値がある。
「自由な発想」
での提言:
(2)
50Hzと60Hzの一本化
も「クラスT」を積極的に発表して宣伝する。IEC提案
活動を産業化の成果獲得にまでつなげないといけない。
C:確かに「種まき」は必要。ただし、その前に「知財権
の確保」が肝心。先に発表したらダメ。
A:日本型のガイドラインや台風の事故記録等PRに絶
好の材料はたくさんあるが、全て日本語の資料であり、
我々はもとより、日本の大学や研究機関にも働きかけ
て「英文」で海外に発信する必要がある。世界の風力
業界では、まず市場性を示す英文報告書が発刊されて、
その数年後にその分野がブレークする。中国市場/洋
上/低風速/寒冷地等がこのパターンであり、クラス
Tも踏襲すべき。
後の「アクションプラン」
今
:
「世界の命を風力で救おう!」をアピール
前田:今回の成果を「アクションプラン」として展開で
きないですか。
D:たくさんの有意義な提言が出てきたので、その結果
前田:他に、全日本的な提言はないですか。
を集約して共通資料としてプレゼン資料化し、風力産
D:50Hzと60Hzを60Hzに統一することで、系統連
業誘致に積極的な自治体に対して、風力産業集積地と
系もやりやすくなり、景気対策にもなり得る。
C:確かに系統の話が、今度は一気通貫になる。特別な
変電所も設けなくていい。
A:今だったら、既存の電力発電設備の老朽化更新もあ
しての提案をしたらどうか。より具体的には、我々自
らが台風被害の多い自治体に行って、行政トップに
「今
まさに国産の風力が必要であり、台風対策の試験基地
として貴所を推奨したい」と提案したい。いずれにし
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25
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ても行動に移すことが本日の成果に直結すると考え
る。
[引用文献]
1:
「風力発電関連機器産業に関する調査研究報告書」平成28年3月(一
社)日本産業機械工業会
前田:本日の議論にあったように、日本の電力を守るた
2:
「JWPAウィンドビジョン(報告書)」2016年3月(一社)日本風力発
めには日本の風力発電産業が必要であり、地球温暖化
「世界の石炭ビジネスと政策の動向~パリ協定後の投融資を誤らない
3:
対策としても最有力技術であり、世界の命を救う技術
電協会
ために~」2016年10月自然エネルギー財団
として日本の風力産業を守り育てよう。最後に、本討
論にご参加いただいた皆様に深く感謝申し上げます。
出典:ジャパン・リニューアブル・エナジー
写真3 宮崎県中九州大仁田山風力発電所
(2MW風車×8台、本年9月3日運転開始)
26
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特集
経営力向上設備等証明書発行のお知らせ
―ご存じですか?―
中小企業等経営強化法の施行に伴い、2016(平成
設備ユーザーから証明書発行の依頼を受けた設備メー
28)年7月より、一般社団法人 日本産業機械工業会で
カーは、証明書(様式1)及びチェックシート(様式2)
は、当該税制の対象となる関係機械設備に関して証明書
に必要事項を記入の上、当会の機器担当者まで関係資料
(経営力向上設備等証明書)の発行をしています。多く
の会員企業の皆様がこの制度を利用し、機械設備を購入
を提出してください。
(注1)
されるお客様へ証明書を提供されています。
当会の取扱機器は、ボイラ、原動機、風水力機械、化
しかし、この証明書を発行するには確認審査に多大な
学機械、タンク、業務用洗濯機等関連機器、運搬機械、
時間を必要とすることから、ご希望の時期までに発行で
プラスチック機械、製鉄機械、鉱山機械、動力伝導装
きないことがあります。
置等関連機器、環境装置(大気汚染防止装置、水質汚
この制度のご利用をお考えの皆様は、以下の証明書発
濁防止装置、廃棄物処理・リサイクル装置、騒音・振
行申請手続き及び当会ホームページに掲載していますお
動防止装置、土壌・地下水修復装置、クリーンルーム等)
知らせをご確認いただき、余裕をもってご準備ください
です。
ますようお願いいたします。
なお、様式1及び様式2は、当会のホームページから
当会では、会員企業以外の方々への制度説明・解説は
ダウンロードしてご利用ください。
行っていません。
http://www.jsim.or.jp/05_04_03.html
制度についてご質問がある場合は、以下のホームペー
(注2)
ジをご覧の上、経済産業省にお問い合わせください。
当会で取り扱っていない機器についても証明書の発行
○経済産業省 中小企業庁 経営サポート「経営強化法に
を行う場合がありますが、仕様の確認等に時間を要す
よる支援」
るため、証明書発行が遅くなることをご承知おきくだ
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kyoka/
さい。
証明書発行申請手続き
2.書類作成の留意点
当会の証明書発行の申請をする場合は、資料の事前確
〇証明書(様式1)
認を受けることが必須です。
① 「設備の種類」の覧には、
「機械及び装置」と記載して
証明書の発行を受けようとする機械の担当部署に連絡
ください。
の上、作成した書類をメールまたはFAXにて提出し事
※対象設備は「機械及び装置」のみとなります。
前確認を受けてください。
1.書類の提出
② 「設備の用途又は細目」の覧には、
「証明対象設備範
囲」の中から申請対象である機械装置が組み込まれる
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27
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(利用される)ユーザーの設備名(設備の種類)を選択
して記載してください(番号は不要です)。
③ 「設備の名称」の覧は、ユーザーが減税申請する際
の固定資産の名称を記載してください。
④ 証明書の申請者(製造事業者等の名称)については、
当該設備の性能把握や同一メーカー内の新旧モデルの
判別が必要であるため、設備メーカーによる申請が望
② 機械の概要が理解できる資料、図面等
③ 当該モデル、一代前モデルの販売開始年度や指標数
値が記載した資料
※これらの資料は、カタログ等で代用できますが、新
たに作成した資料には作成者(社名等)を明示して
ください。
(注1)
ましいと指導を受けていますが、代理店や子会社等で
証明書の発行に当たり、必要に応じて機械装置の製造
正確な情報を把握しているのであれば、設備メーカー
メーカー等から裏付け資料等を要求する場合がありま
に代わって申請することができます。輸入機械等海外
す。
企業が申請する場合は、捺印は不要(サインのみ)で
必要と判断した根拠資料の提出や合理的な説明がなさ
あり、対象機械の正確な情報を把握しているのであれ
れない場合は、証明書を発行できない場合があります
ば、輸入代理店や販売店でも申請できます。
のでご留意ください。
(注2)
〇チェックリスト(様式2)
本証明書は、中小企業等経営力強化法に基づく固定資
① 「比較指標」
の覧には、
「1.生産効率」
「2.精度」
「3.
産税の軽減措置の要件を満たしていることを証明する
エネルギー効率」
「4.その他」の中から、その機械の
ものです。
特長(性能等)を表すのに最適な項目を1つだけ選び、
当該税制の適用を受けるためには、販売開始から10
その項目に応じた項目名のみ記載してください。この
年以内のもので、当該設備の価額が最低取得価額以上
覧には具体的な数値等の記載は不要です。
であること、生産性が年率1%以上向上していること
(例)
等の要件を満たす必要があります。
「1時間当たりの生産数量」
、
「最少加工寸法」
、
「1時
間当たりの電気消費量」
、
「1回当たりの水使用量」等
② 「指標数値」の覧には、上記で選定した項目に応じ
た数値・単位を一世代前モデルと当該モデルについて
記載してください。
(例)
「60個/h」
、
「100μm」
、
「5kWh」
「10m³/回」等
③ 「生産性向上」の覧には、一世代前モデルと当該モデ
3.連絡先
申請する機械がいずれの取扱機器に該当するか十分に
確認の上、連絡してください。
【受付時間】
平日9時30分~12時、13時~16時
※技術部については、原則火曜日と木曜日に限らせ
ていただきます。
ルの比較について、算出式も記載し明示してください。
(例)
【産業機械第一部】
当該モデルは2012年販売開始で60個/h、
TEL:03-3434-3730
一代前モデルは2005年で50個/h
FAX:03-3434-4767(各部共通)
(60-50)÷50×100÷(2012-2005)=2.85
担当取扱機器:
(%/年)
ボイラ、原動機、風水力機械、化学機械、タンク、
年平均:2.8%(計算結果は切り捨て))
業務用洗濯機等関連機器
→年平均1%以上なので該当となる。
【産業機械第二部】
28
〇添付する参考資料
TEL:03-3434-6826
① チェックリストの記載の内容を説明できる資料
FAX:03-3434-4767(各部共通)
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特集:経営力向上設備等証明書発行のお知らせ
担当取扱機器:
運搬機械、プラスチック機械、製鉄機械、鉱山機械、
動力伝導装置等関連機器
(当会会員企業は1,000円)
〇公害防止用減価償却資産、及び当会取扱機器以外
の機器
1件:10,000円
(当会会員企業は5,000円)
【環境装置部】
TEL:03-3434-6820
FAX:03-3434-4767(各部共通)
担当取扱機器:
※た だし、
「生産性向上設備等促進税制に関わる
証明書と同時に申請する場合は、1件1,000円
(当会会員企業は500円)とします。
環境装置(大気汚染防止装置、水質汚濁防止装置、
廃棄物処理・リサイクル装置、騒音・振動防止装置、
土壌・地下水修復装置、クリーンルーム等)
【技術部】
TEL:03-3434-3730
FAX:03-3434-4767(各部共通)
担当機器:
上記、当会取扱機器以外の機器
【住所】
〒105-0011 東京都港区芝公園三丁目5番8号
(機械振興会館4階)
一般社団法人 日本産業機械工業会
4.証明書発行の申請
事前確認が終わり、証明書を発行できると確認された
場合には、返信用封筒(宛先記入、不足なく切手を貼付
のこと)と共に正式な証明書様式を担当宛てに送付して
下さい。
5.手数料の納付と証明書発行
証明書の発行には手数料の納付が必要です。担当から
指示された手数料を納付してください(銀行振込)。入
金を確認し次第、事務処理を経て証明書を発行、送付し
ます。
なお、当会会員企業の場合は、月締め一括振込も可能
です。
また、手数料に係る請求書は発行いたしません。
【手数料(税込み)
】
〇当会取扱機器
1件:3,000円
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産業・
機械遺産
を巡る旅
vol.36
小林式定置木炭ガス機関
(広島県)
機械編
近年、環境負荷の少ないバイオマスエンジンが注目を集めているが、そ
の元祖ともいえる木炭ガス機関が昭和初期の日本で活躍していたことは
あまり知られていない。資源が欠乏した時代、木炭ガス機関は民需動力
の多くを支えていた。そのひとつが広島県の小林兄弟鐵工所が製造した
小林式定置木炭ガス機関だ。国内の中小メーカーが作った木炭ガス機関
は、当時の産業を支える貴重な存在であった。
小林式定置木炭ガス機関
ガ
ス機関は、蒸気機関の次に古い原
ークとなり、1基で3,000馬力を超える大
しかし太平洋戦争開戦前、再びガス機
動機で、1820年代から実用化が
型ガス機関が世界中で活躍していた。
関が注目を集める。当時の日本は深刻な
始まり、1910年代には世界で最も活躍
日本で最初にガス機関が使用されたの
資源不足で、液体燃料のほとんどは軍事
した原動機だった。世界で最初にガス機
は1882(明治15)年の工部大学校(現・
用となり、産業用燃料は著しく不足して
関を考案したのはイギリス人のマードッ
東京大学工学部)であった。2年後の
いた。そこで代替燃料として木炭ガスの
クで、1792(寛政4)年に石炭からガス
1884(明治17)年には石油機関が東京職
活用が検討され、政府も奨励金を交付し
を生成する方法を発明し、石炭ガスを爆
工学校(現・東京工業大学)に初めて輸
て研究を後押しした。こうして誕生した
発させて蒸気の代わりに使用することを
入された。以降、国内の工場等では、ガ
木炭ガス発生機は、既存の石油機関につ
考えついた。1823(文政6)年には、イ
ス機関と石油機関が盛んに使用されるよ
なげて使用する方法が一般的だったが、
ギリスでサミュエル・ブラウンがガス機
うになった。記録によると、1914(大
出力が石油の2/3程度だったため、木
関の実用化に成功した。爆発後に生じる
正3)年当時の国内使用台数は、石油機
炭ガス発生機に適した専用ガス機関も製
真空を利用してピストンを引き戻し往復
関の1,394台に対し、ガス機関は2,062台
造された。そのひとつが小林式定置木炭
運動を行うもので、その原理はニューコ
で、ガス機関が大きく上回っていた。当
ガス機関で、ガス発生機、冷却清浄機、
メンの発明した蒸気機関とほとんど同じ
時は石油機関に比べて燃料費が安くコス
ガス機関の3つで構成され、分割して搬
であった。
ト面で有利だったからである。全盛期を
送することができた。
燃料には木炭の他、
1876(明治9)年にはドイツのニコラ
迎えたガス機関だが、液体燃料を扱う石
コークスや鋸屑も使用でき、部品交換す
ス・オットーが4サイクル・ガス機関を
油機関の方が利便性に優れ、操作も容易
れば石油発動機にも転用できた。戦前か
発明。約14%の熱効率を達成し、世界
であったことから、次第に原動機として
ら戦後の資源不足の時代を支えた貴重な
中にガス機関が普及するきっかけを作っ
の主役の座を奪われていき、1930年代
1台が、今も広島県の㈱御池鐵工所で大
た。第一次世界大戦前の頃には需要がピ
にはガス機関は急速に姿を消していった。
切に保存されている。
のこぎりくず
周辺一押し情報
Information
株式会社 御池鐵工所 (要事前予約)
御池鐵工所
▶所在地:〒720-2124 広島県福山市神辺町川南396-2
▶電話:084-963-5500
▶交通機関:JR神辺駅から徒歩約15分
▶休館日:土・日・祝日、年末年始、お盆
▶利用料:無料
山陽自動車道
福山東IC
313
←尾道
機械遺産は一般社団法人 日本機械学会が認定したものです。
30
182
JR山陽本線・山陽新幹線
JR福山駅
2
2016年12月4日
(日)
・東村町かかし祭り
2017年1月8日
(日)
・能登原とんど
横尾駅
JR福塩線
▶開館時間:10:00∼16:00
(※要事前予約)
神辺駅
倉敷→
2017年2月12日
(日)
・沼名前神社 お弓神事
矢を放って一年の悪鬼を祓い無
病息災を祈る、沼名前神社「お弓
神事」
写真提供:㈱御池鐵工所、広島県
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Part
米国の金属加工機械等の動向について
1
〜海外情報 平成28年11月号より抜粋〜
(ジェトロ・シカゴ事務所 産業機械部 高橋 貴洋)
米国の製造業は今年に入り、高い水準ながらも下方傾
米国製造技術者協会(AMT)によると、2015年の米
向で推移している。
米国鉱工業生産指数の推移を見ると、
国金属加工機械の受注額は約41.9億ドルとなり、2014
リーマンショック後の2010年から5年連続で成長し、
年 の 50.7 億 ド ル に 比 べ て 17.4 % 減 と な っ て い る。
2015年にかけてV字回復をしている。2015年の後半
2015年は高い水準ながらも、米国製造業の設備投資が
からは弱含みで推移しているものの、直近の2016年7
落ちてきていることを示しており、鉱工業生産指数より
月の鉱工業生産指数は104.9と、引き続き高い水準を維
早い段階から減少傾向が表れている。2016年に入って
持している。
からも受注額は減少傾向で推移しており、2016年1~
なお、分野別で見ると、自動車分野は好調である一方、
8月までの受注額は24.3億ドルで前年同期比12.8%減
機械、電気機器分野は現状維持となっており、鉱業やエ
となっている。今まで、高い水準で推移してきた自動車
ネルギー分野は低迷している。それらの傾向は設備稼働
生産向けの設備投資が一巡したことや、エネルギー関連
率にも表れており、2014年まで上昇傾向だった設備稼
の設備投資の低迷などが響いていると見られている。
働率は2015年以降75%前後と下方傾向で推移してお
また、日本工作機械工業会の発表によると、2016年
り、リーマンショック前の80%まで回復が遠のいてい
1~9月までの日本の工作機械の北米地域からの受注額
る状況である。
は約1,800億円(前年同期比4.3%減)と、米国内での減
100.0
120.0
115.0
鉱工業生産指数
(左軸)
110.0
設備稼働率
(右軸)
105.0
130.0
90.0
110.0
80.0
95.0
90.0
75.0
85.0
70.0
80.0
65.0
75.0
70.0
95.0
85.0
100.0
2006
2007 2008 2009
2010 2011 2012 2013
2014 2015 2016
60.0
米国鉱業生産指数
(分野別)
150.0
90.0
機械
70.0
電気機器
50.0
30.0
自動車
2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
分野
2014年
2015年
機械
95.9
94.3
91.3
電気機器
101.2
102.0
102.7
自動車
115.7
122.8
127.1
出典:米連邦準備制度理事会
(FRB)
2016年
※2016年は1〜7月までの平均
※2016年は1~7月までの平均
※鉱工業生産指数は2012年=100とした場合の指数
図1 米国鉱工業生産指数・設備稼働率の推移
産業機械 2016.12
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31
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出典:AMT資料
図2 米国金属加工機械
(切削、曲げ加工)
の受注額推移
(月次ベース)
出典:日本工作機械工業会資料
図3 日本の工作機械の北米向け受注
(月次)
少傾向がこちらにも表れている形となっている。一般機
北米地域への注目が上がっている。日本の工作機械の外
械向けや自動車向け、
電気機械向けなどが減少している。
需に占める北米地域の割合は2015年の28.6%から、
一方で、新興国の機械需要が急速に萎む中、相対的に
32
2016年1~9月では33.5%と拡大している。
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.12
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Part
2
駐在員便り in ウィーン
皆さんこんにちは。こちらウィーンでは10月30日に
夏時間から冬時間となり、日本との時差が7時間から8
時間となりました。冬時間の影響もあり、ここ最近は夕
〜海外情報 平成28年12月号より抜粋〜
(ジェトロ・ウィーン事務所 産業機械部 藤田 侑士)
と分かってはいても思わず目をつむってしまうような迫
力がありました。
10月26日は建国記念日(Nationalfeiertag)でした。
方の4時半を過ぎるころになると外は真っ暗といった感
建国記念日は、1955年に第2次世界大戦後の管理下か
じです。11月に入りましたが昨年の比較的暖かかった
らオーストリア共和国として独立したことを記念する祝
頃とは異なり、今年は最高気温が10℃を下回ることが
日 で す。 毎 年、 新 王 宮(Neue Burg)前 の 英 雄 広 場
多く寒い日が続いています。朝には0℃近くまで冷え込
(heldenplatz)でオーストリア軍主催のイベントが開催
むこともあり、多くの人がコートにマフラー、手袋とい
され、軍用機器や設備、戦闘機、戦車などの展示が行わ
った冬の装いで通勤しています。
れていましたが、今年はウィーン市内で各種工事が行わ
10月21日~23日に、マリア・テレジア広場(Maria
Theresien Platz)で「Wien leuchtet 2016」と呼ばれ
れているためスペースの確保が難しいとの理由で、市内
5ヶ所に分散し開催されました。
るイルミネーションイベントが開催されました。これは
10月26日の建国記念日を過ぎると、ウィーンでも本
マ リ ア・ テ レ ジ ア 広 場 に 面 す る 自 然 史 博 物 館
格的なクリスマスシーズンに入ります。11月2日には
(Naturhistorisches Museum) と 美 術 史 美 術 館
市 庁 舎 前 広 場(Rathausplatz)に 樹 齢 130 年、 高 さ
(Kunsthistorisches Museum)の建物自体を大規模な
27mのトウヒの木が設置されました。市内各所でもク
スクリーンに見立て、夕方から深夜にかけて様々なライ
リスマスの準備が始まっており、様々なショップでクリ
トアップが行われるというものです。今年は初めて3D
スマス商戦に向けたセールやクリスマスグッズの販売が
マッピングによるプロジェクションが行われ、スクリー
始められています。11月中旬からは順次各所でクリス
ンに映った鳥が実際にこちらに向かって来たり、建物が
マスマーケットが開かれ、最も主要なものはウィーン市
倒れたりするような演出が行われ、あくまで錯覚なのだ
庁舎前広場で開催されるものです。今年は11月11日か
市庁舎前広場のクリ
スマスマーケットの
様 子です。この時 点
では他にクリスマス
マーケットが開催さ
れていなかったせい
もあり、大 変 賑 わっ
ていました。
産業機械 2016.12
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33
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ら12月26日にかけて開催され、そこでは約150の屋台
3.5ユーロのホットワイン(GlühweinやPunsch)をす
が並び、クリスマス用のデコレーションやプレゼント用
すりながら散策していました。マグカップは、購入時に
品、お菓子やホットドリンクが販売されます。その他に
1.5~2ユーロのデポジットを取られますが、カップを
もシェーンブルン宮殿(Schloss Schönbrunn)やマリ
返却すれば戻ってきます。ただ、毎年デザインや色が違
ア・テレジア広場、カールスプラッツ(Karlsplatz)広
いますし、2ユーロで期間限定のカップが購入できると
場など、多くの場所で開催されています。先日、他に先
考えたら、安いかもしれません。
駆けて市庁舎前広場でのクリスマスマーケットが開催さ
また、この時期から舞踏会(Ball)シーズンも始まり、
れていましたので足を運んだところ、非常に多くの人で
来年3月上旬までに大小約300の舞踏会が開催されま
賑わっていました。多くの人がマグカップを片手に、
す。
check
Point in
現地が誇る世界一のものは?
オーストリアが誇る世界一のものについて、今回は以下の3つ
を紹介したいと思います。
①ゼメリング鉄道(Semmeringbahn)
(写真1参照)
ゼメリング鉄道は、ウイーン市の南西に位置しているグロッグ
ニッツ駅からゼメリング峠を経由しミュルツツーシュラーク駅を
つなぐ、世界初の山岳鉄道(全長41.825km、高低差460m)で
す。建設期間は1848年から1854年までの6年間で、軌道上
には、14のトンネル、16の高架橋、100以上の石橋が存在し
ています。ゼメリング鉄道の特徴は、土木技術と自然との調和に
重点を置いていることであり、この点が世界中で大きく評価され、
1998年にゼメリング鉄道が世界遺産に登録されました。
②ウィーン市のワイン生産(写真2参照)
オーストリアの首都であるウィーンは、世界中の大都市の中で
【上】
写真1 ゼメリング鉄道。
【左中】
写真2 ウィーン市近郊のブドウ畑。
約700haものウィーン市内のブドウ園は、オーストリアの伝統 【下】写真3 保養地として有名なバドガシュタイン。
唯一、市内で大量のワインを生産している都市として有名です。
的な食文化に大きな影響を与えており、ウィーンのワイン生産は長い歴史を有しています。ブドウ園総面積のうち80%では白ワイン用の品種
が生産されており、ウィーナー・ゲミッシュターザッツ(Wiener Gemischter Satz)と呼ばれるワインが特産品として人気を呼んでいます。
また、ブドウ園で生産されたワインは、ウィーン市内の多くのレストラン及びホイリゲで販売されています。
③バドガシュタイン(Bad Gastein)
(写真3参照)
オーストリアのザルツブルグ州の山間に位置するバドガシュタインという町には、世界一ラドン濃度が高い温泉が楽しめる温泉保養地が存在
しています。ホテルやペンションなど宿泊施設が数多く存在し、多くのホテルが共同でラドン温泉施設の運営を行っています。ガシュタインの
坑道のラドンは非常に濃度が高く、腰痛やリウマチ、神経痛といった症状に効果があると世界的に有名です。また、同地ではハイキングやカジ
ノといったアクティビティを行うこともでき、健康維持、改善のために毎年多くの人々が訪れています。
Part
3
駐在員便り in シカゴ
11月に入り、シカゴは冬初旬の雰囲気です。最低気
温は氷点下となり、外を歩く人々の姿は完全防寒の服装
34
〜海外情報 平成28年12月号より抜粋〜
(ジェトロ・シカゴ事務所 産業機械部 高橋 貴洋)
り、防寒対策を重視した黒色ダウンジャケットや厚手の
コートを羽織る人が多くなりました。
になりつつあります。初秋の色とりどりのコートやブー
街中の雰囲気も、10月末のハロウィンのオレンジ色
ツなどでファッションを楽しむ雰囲気が少しずつ薄くな
のかぼちゃなどの温かみを感じる飾りつけから、サンタ
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や雪の装飾をつけたクリスマスツリーなどの飾りつけに
したことのあるカブスファンが映し出され、感慨深げに
変わり、冬の訪れを人々に印象付ける演出となっていま
コメントをし、雰囲気を盛り上げました。
す。まだまだ、11月末のサンクスギビングのシーズン
次は全米優勝をかけたワールドシリーズです。相手は
が残っていますし、雪のシーズンが到来するまでまだま
アメリカンリーグの優勝チームである同じ米国中西部に
だ期間があるものの、徐々に迫って来る冬の足音がだい
本拠地を構えるオハイオ州クリーブランドのインディア
ぶ大きくなってきたかのように感じられます。
ンズです。先に4勝したチームが今シーズンの優勝チー
さて、今年10月~11月頭まで、シカゴではメジャー
ムとなりますが、どちらも譲らず、3勝3敗のまま最終
リーグに向ける情熱が例年に増して高まりました。それ
戦の第7戦目までもつれ込みました。最終戦は前半はカ
と言うのも、メジャーリーグのナショナルリーグに所属
ブス有利で進んでいたものの、8回の土壇場でインディ
する地元シカゴ・カブスが順調にレギュラーシーズンを
アンズが追いつき、同点のまま9回が終了し、延長戦に
勝ち進み、77%を超える断トツの勝率で地区優勝を果
突入する激戦となりました。10回表にカブスが決勝打
たしたからです。シカゴの街では、いたるところにカブ
を放ち2点を先取、そのまま勝利となりました。カブス
スのチームマークの旗と共に白地に青字のWマークが書
の全米優勝は実に108年ぶり。さすがに、ここまで来
かれた旗が掲げられています。Wマークの旗はカブスが
ると、前回のワールドシリーズ優勝を体験しているカブ
試合に勝利(WIN)した時にシカゴ・カブスの本拠地リ
スファンはいないと思われますが、それだけ、カブスに
グリーフィールドに揚げられる旗であり、ポストシーズ
とっては歴史的な勝利ということができます。
ンでのカブスの勝利への願掛けが込められています。
歴史的な試合だけあって、ワールドシリーズの観戦チ
ポストシーズンに入ったカブスはリーグ戦からの好調
ケットは1人2,000ドルからと、ちょっとしたお祭り相
を維持。リーグ優勝を決定するディビジョンシリーズ、
場となりました。おいそれと買える金額ではないため、
リーグチャンピオンシップシリーズを順調に勝ち進み、
観戦チケットを買えないファンの多くは、せめて試合会
とうとう念願のリーグ優勝を勝ち取りました。カブスに
場の近くで試合の雰囲気を感じようと本拠地リグリーフ
とってリーグ優勝は実に71年ぶり。カブスが勝てない
ィールド近くまで繰り出し、近隣のスポーツバーでテレ
理由として、まことしやかに語られてきた「ビリー・ゴ
ビ観戦をします。ところが、スポーツバー側も慣れたも
ートの呪い」を跳ね返した瞬間でもありました。テレビ
の。スポーツバーに入るだけで、1人当たり数百ドルの
のインタビューには71年前の前回のリーグ優勝を体験
入場料や数千ドルのテーブル料金が請求されるなど、こ
カブスの優勝パレードに集まるシカゴ市民
(於シカゴダウンタウン)
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ちらもお祭り相場の様相を呈している始末。それでも、
集まったとされ、ダウンタウンはカブスのチームカラー
ワールドシリーズの雰囲気を味わいたい多くのファンが
の青一色に染まりました。また、シカゴ川は青に染めら
スポーツバーにも詰めかけ、カブスが勝利した日には深
れ、シカゴ市内の公立学校は休校となるなどアメリカら
夜まで宴が繰り広げられました。
しい熱狂ぶりも見られました。まずは、今回の優勝をお
ワールドシリーズ優勝後、シカゴ市内でカブスの優勝
パレードが行われました。パレードには約500万人が
祝いしつつ、次回の優勝が108年後とならないことを
期待したいと思います。
check
Point in
現地が誇る世界一のものは?
米国は世界一の移民の国であり、多くの外国人が居住してい
る国でもあります。外務省の平成28年の海外在留邦人数調査
統計によると、海外で日本人が1番多く居住している国は米国
となっています。海外在留邦人の約32%、41万9,610人が
米国に居住しており、そのうち56%が駐在員や留学生などの
長期滞在者、残りの44%は永住権所持者です。一方、米国セ
ンサス局の調査によると、米国に居住する外国人の中で一番多
いのは、南隣のメキシコ人の1,158万人、次いで中国人238
万人、インド人203万人と続き、トップ10は中南米またはア
ジアの国の人々で占められています。日本人は34万人で26
位、米国の外国人居住者に占める割合はわずか0.8%と非常に
小さな割合となっています。
【上】
多くの外国人が居住する米国
(エリス島移民博物館展示)
【下】
米国の外国人居住者の出身地域別シェア
海外情報−産業機械業界をとりまく動向−目次
平成28年12月号
調査報告
(ウィーン) EBA Conference 2016
(その2)
(シカゴ) MINEXPO INTERNATIONAL 2016の報告について
情報報告
(ウィーン) The Energy, Renewable, Water, Resource Waste Management
Event
(ウィーン) 欧州のEVの導入状況
(ウィーン) 欧州環境情報
(シカゴ) 米国環境産業動向
(シカゴ) 最近の米国経済について
(シカゴ) 化学プラント情報
(シカゴ) 米国産業機械の輸出入統計
(2016年8月)
(シカゴ) 米国プラスチック機械の輸出入統計
(2016年8月)
(シカゴ) 米国の鉄鋼生産と設備稼働率
(2016年8月)
※海外情報は当工業会ホームページでもご覧になれます。
(http://www.jsim.or.jp/)
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今月の新技術①
蒸気駆動
エアコンプレッサの
導入事例
A New technology of this month
三浦工業株式会社
新事業技術統括部 SD技術部 SD技術課
井上 陽貴
1.はじめに
2.蒸気駆動エアコンプレッサの特長
当社は、小型貫流ボイラ、及びその多缶設置システム
⑴ 蒸気駆動による減電
を主力商品とし、ドレン回収や廃温水からのエネルギー
事業所において、蒸気は熱源として有用なユーティ
回収など工場全体の効率化向上を目指してトータルソリ
リティとして使われている。しかし、蒸気はエネルギ
ューションを推進している。工場設備の省エネ・減電が
ー媒体として圧力も高いため、動力源として活用する
注目されている中、事業所の消費電力の2~3割を占め
ことが可能である。従来システムにおいて、ボイラで
ると言われるコンプレッサの省エネは重要である。コン
発生した高い圧力の蒸気は、減圧弁を用いて蒸気機器
プレッサ設備の省エネは、従来から提案・推進されてい
に適した圧力まで下げて供給される。蒸気駆動エアコ
るが、
当社はボイラメーカーの視点から工場全体の蒸気・
ンプレッサは、この減圧工程に着目し、蒸気圧力差エ
熱の有効利用を提案している。このため、コンプレッサ
ネルギーで駆動する(図1参照)
。電動モータの代わ
設備に対しても、熱の有効利用という観点から、蒸気駆
りに、スチームモータによりコンプレッサを駆動する
動エアコンプレッサや熱回収式電動エアコンプレッサな
ことで、99%の電力削減ができる。減圧弁に併設す
どの商品を開発し、市場導入している。
る形で蒸気駆動エアコンプレッサを設置することで、
駆動に必要な蒸気圧力差を確保すると共に、空気負荷
がなく蒸気駆動エアコンプレッサを停止させる場合で
図1 蒸気駆動エアコンプレッサのシステム提案
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37
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図2 蒸気駆動エアコンプレッサの適用フロー
も蒸気設備への影響なく運用することができる(図2
参照)。スチームモータを通過した蒸気は、減圧後の
4.おわりに
工程で全量使用することができる。また、余剰蒸気が
圧縮熱と蒸気エネルギーの有効活用という2つの観点
ある事業所では、放蒸するラインに蒸気駆動エアコン
から開発したコンプレッサ商品について紹介した。棄て
プレッサを設置することも可能である。このように、
られていたエアコンプレッサの圧縮熱を、ボイラ給水加
使われていない蒸気圧力差エネルギーに着目し、活か
温などに活用することにより工場全体の大幅な省エネが
すことができる商品である。
期待できる。電気の代替として、蒸気エネルギーに着目
⑵ 圧縮熱の有効利用
コンプレッサで空気を圧縮すると、軸動力のほとん
することでピークカットなど電力需要の要求にも対応で
きる。
どが熱に変換され高温の圧縮空気となる。圧縮空気を
今後、成熟した電動エアコンプレッサ単体では、性能
利用する機器では熱が不要であるため、従来のコンプ
向上による大幅な省エネを期待することは難しいと考え
レッサではクーリングタワーなどの冷却機器を利用し
られる。
て、30℃程度の利用価値の低い廃熱に変えて大気に
事業所の蒸気・水・圧縮空気・電気の複合的な診断を
棄てている。当社では、ボイラで培った熱利用技術を
行い、このような省エネ商品を組み込んだシステムをト
活かし、コンプレッサで棄てられている圧縮熱を有効
ータルソリューションとして提案している。
これからも、
活用することを提案している。効率の良い熱交換器を
コンプレッサ室の壁を越えて、未利用エネルギーの活用
採用することで、コンプレッサの冷却水を減らし、利
という観点から、従来にない商品・システムを提案して
用しやすい高温水として取り出すことができる。この
いく。
高温水をボイラへ供給することで、蒸気化する際に必
要な燃料を節減する効果がある。
3.蒸気駆動コンプレッサの導入事例
(納入先: 硝子製造業)
廃熱回収ボイラにより溶解炉の廃熱を回収し、蒸気
を発生させ、その蒸気の減圧エネルギーを蒸気駆動エ
アコンプレッサの動力源として利用することで、コン
プレッサ設備のエネルギー使用量を大幅に削減した。
蒸気駆動エアコンプレッサと廃熱回収ボイラを組み合
わせることで、工場全体の1%以上のエネルギー削減
を実現する見込みとなる(写真1参照)。
38
写真1 蒸気駆動エアコンプレッサの導入事例
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今月の新技術②
非油圧式
コンパクト脱水機
A New technology of this month
月島機械株式会社
水環境事業本部 ソリューション技術部
上水グループ
月島機械株式会社
水環境事業本部 ソリューション技術部
上水グループ
グループリーダー 山根 陽一
若生 貴裕
1.はじめに
国内の浄水場では、排水を原水に返送するクローズド
システムが採用されている。そのため、上水スラッジの
サイクルの運転をすることで、高速大量処理を可能とし
ている。
3.従来型からの改良点
処理では無薬注脱水が可能なフィルタープレスが採用さ
「非油圧式コンパクト脱水機」は締付装置を従来のリ
れている。当社は2000(平成12)年に締付装置を従来
ンク式からネジ式に変更し、軽量・コンパクト化した。
の油圧シリンダー方式から電動リンク方式に変更した電
更に、従来の一斉排出から段階排出に脱水ケーキ排出方
動式フィルタープレスの初号機を納入した。浄水場では
式を変更することで、設置スペースを低減した。締付装
深刻となる油流出リスクがない上、油圧式よりも省電力
置及び排出方式の変更により、従来電動式と比べて設置
であることを評価いただき、現在までに40台以上の電
面積を20%程度低減した。脱水機本体の省スペース化
動式フィルタープレスを納入してきた。
により、同一スペースにろ過面積のより大きな脱水機を
本稿では、現行の短時間型フィルタープレス(DCフ
ィルタ)をモデルチェンジし、より軽量、コンパクトな
電動DCフィルタ「非油圧式コンパクト脱水機」を開発し
たので紹介する。
2.短時間型脱水方式
設置でき、処理面でも従来型より能力アップとなった。
以下に新機構について述べる。
4.締付装置
図1に従来型締付装置、図2に新型締付装置を示す。
締付用ジャッキでろ板(ルーズヘッド)の初期締付を行
DCフィルタは短時間型と呼ばれ、高速大量処理を目
い、その後、ルーズヘッドが後退しないようにスクリュ
的としたフィルタープレス(加圧脱水機)である。ろ板
ーシャフトでルーズヘッドをロックする。効率の良い締
を締め付けろ室を形成し、
ろ板に取り付けたろ布により、
付用ジャッキを動荷重で大きな力が必要なろ板締付時に
スラッジを加圧して脱水する。10分程度のろ過工程後
使用し、電動機容量の低減を図る。ろ過・圧搾中は動荷
に圧搾工程を経ることで厚さ3mm程度の脱水ケーキを
重でろ板締付時よりも大きな力がかかるため、荷重負荷
形成する。ろ板開板後、ろ布を上下に走行させることで
能力が大きいスクリューシャフトにて支持する。従来式
脱水ケーキの剥離を促し、強制的にケーキを排出する。
電動締付装置と比較すると、リンク部をなくすことによ
1時間程度で完了する脱水処理を繰り返し、1日に複数
りコンパクト化し、締付時間も短縮できた。
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図1 従来型締付装置(リンク式)
図2 新型締付装置(ネジ式)
5.段階排出機構
6.納入実績
段階排出による省スペース効果を図3に示す。新型排
2015(平成27)年9月より初号機が稼働を開始して
出機構は、ろ室を2ブロックに分け、各ブロックごとに
おり、新型締付装置、段階排出機構共に順調である。受
ケーキを排出する。一度に開板するろ室は全ろ室の半分
注実績も増えており、今後更に非油圧式コンパクト脱水
となるため、従来の一斉排出方式よりも開板寸法を小さ
機の導入が増えていくと考える。
くすることができ、脱水機の省スペース化が図れる。省
スペース化により設置面積当たりのろ過面積を増やすこ
ともできるため、既設更新時に新型にすることで20%
程度のろ過面積増大、つまり能力アップとなる。
写真1にろ過面積600m²/台の実機を示す。
7.おわりに
新型電動式脱水機は、従来機に比べ軽量・低重心で省
スペースとなる。耐震性と処理能力の向上により、今後
の脱水機更新需要に応えることができると考えている。
今後も改良を加え、より良い脱水機を顧客に提供し、浄
水場排水処理設備の効率化に貢献できるように開発に取
り組む所存である。
図3 段階排出による省スペース効果(前:コンパクト型、後:従来型)
写真1 新型DCフィルタ実機
40
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.12
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グローバル立形多段ポンプ
今月の新技術③
A New technology of this month
株式会社 荏原製作所
風水力機械カンパニー 標準ポンプ事業統括
企画管理統括部 事業企画室
室長 黒岩 聡
に適合することが求められている。また前述の価格競争
1.はじめに
激化から、原価低減を追求しつつより高品質な製品を開
主に清水を扱う様々な用途に使用されている陸上立形
発する必要がある。
多段ポンプは、設置面積を小さくできることや、より高
このような背景を踏まえ、当社では従来のモデルを刷
い圧力にも対応できることなどから、日本国内だけでな
新 し、 新 技 術、 新 設 計 を 盛 り 込 ん だ 立形 多 段 ポ ン プ
く海外においても広く普及しており、全世界で年間約
「EVMS型」*1を世界市場でリリースしたので、以下に紹
100万台以上の市場があると言われている。世界でも
主要なポンプメーカは、立形多段ポンプを例外なく自社
製品にラインアップさせており、各地で販売競争が激化
している。従来からの欧州系メーカに加え、廉価なアジ
介する。
2.製品概要
EVMS型ポンプの外観を写真1に、代表的な構造を図
ア系メーカの台頭によって、仕様や性能だけでなく、価
1に示す。
格競争も熾烈である。
⑴ 製品仕様
顧客が製品に期待する性能、信頼性などに加え、近年
は更に細分化された要求事項が増えてきており、各国の
製品仕様を表1に示す。
⑵ 性能と機種構成
機器効率や有害物質に対する規制や、より広範囲の仕様
性能を図2に示す。
写真1 外観
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41
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表1 製品仕様
構造
材料
電動機
項目
取扱液
呼び口径
羽根車
中間ケーシング
下部ケーシング
メカニカルシール
すべり軸受
配管接続
羽根車
中間ケーシング
下部ケーシング
すべり軸受
主軸
メカニカルシール
出力範囲
相・極数
標準仕様
清水、切削液、洗浄液など
25S、25、32、40、50、50L
クローズド、片ライナ
戻し羽根方式、輪切型
インライン型
カートリッジメカニカルシール
水中スリーブ軸受
フランジ
ステンレススチール
ステンレススチール
ステンレススチール
タングステンカーバイド
ステンレススチール
SiC/カーボン
0.37~18.5kW
3相・2極
50Hz
300
250
200
150
図1 構造
① 口径:25~50mm
② 電動機出力:0.37~18.5kW
③ 吐出量:12~500L/min
④ 全揚程:最大250m
の範囲で、50Hz専用117機種、60Hz専用92機種
の合計209機種(海外仕様)となっている。
3.特徴
80
全揚程H
(m)
機種構成は、
100
60
50
40
30
20
15
10
8
6
5
10
20
30
40 50 60
300 400 500
700 1000
るために、強化した玉軸受を搭載した電動機を採用
ケーン)羽根車を備え、以下の特徴がある。
していた。このために専用設計の電動機が必要とな
① 軸方向推力の低減
り、様々な電動機の要求に対応する上で障害となっ
従来、多段ポンプは軸方向推力が増加し、この荷
ていた。また、標準的な電動機を搭載する場合には、
重を受ける軸受などの強化が必要であった。また、
ポンプ部に軸方向推力を受ける軸受構造を追加する
スラスト荷重を低減するための今までの対策は、性
必要があり、構造が複雑になっていた。新型の羽根
能をある程度犠牲にしなくてはならないという相反
車を採用し軸方向推力が低減したことで、標準的な
関係があった。新規に開発した本羽根車は、主板ハ
電動機が使用可能になったと共に、シンプルなポン
ブ側の外径部形状を独特の異形状にすることによっ
プ構造となり信頼性も向上した。
て、ポンプ効率をほとんど低下させることなく、軸
方向推力を大幅に低減させることが可能になった
(図3参照)
。
② 標準仕様電動機の搭載が可能
従来の当社モデルは、発生する軸方向推力を受け
42
150 200
図2 性能
⑴ 新形状羽根車
独自の形状を有する「Shurricane」
(称呼:シュリ
80 100
吐出量Q
(L/min)
⑵ ポンプ効率の向上
ポンプのハイドロを新規設計することによって、ポ
ンプ効率を向上させ、従来モデルよりポンプ効率を最
大で10ポイント向上させた。近年高まる省エネルギ
ー化に貢献している。流れ解析と実機プロトタイプに
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Circle back shroud
異形状主板
Trimmed back
Trimmed back shroud
ポンプ効率
Circle back shroud
軸方向推力
Trimmed back shroud
図3 効率・軸方向推力
よる試験を繰り返し、最適形状を決定した。
⑶ 仕様範囲の拡大
4.おわりに
従来は4つのモデルであった口径ラインアップを6
ポンプの軸方向推力低減による信頼性向上と高効率化
つに増やし、顧客の要項に対して、より最適な機種選
を実現したEVMS型の概要を記した。本製品が広く普及
定が可能になった。また、使用液の対応温度範囲拡大
することで、環境負荷低減に大きく貢献できると考えて
や軸封部、配管取付部のラインアップを増やし、多岐
いる。
にわたる仕様の要求に柔軟に対応できるようにした。
⑷ 安全性
接液部に、
より安全な材料を使用することによって、
今後も、標準ポンプの様々な要求に対応すべく、魅力
あるポンプシリーズを拡充していく所存である。
*1 型の表示は当社の機種記号
欧州、米国、日本など各国の飲料水水質基準をクリア
している。
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Company Topics
企業トピックス
化粧品・育毛剤の海外展開について
ホソカワミクロン化粧品株式会社
専務取締役 細川 祐介
ホソカワミクロン化粧品㈱は、今年創業100周年を
販売を展開しています。
迎えた粉体技術の総合企業であるホソカワミクロン㈱の
「ナノインパクト」シリーズは、発売から11年を数え
100%子会社です。当社では、ホソカワミクロンの永
るロングセラー商品で、今年4月にホソカワミクロンの
年培ってきた先端の粉体技術を応用した、独自の機能性
創業100周年を記念し、
「薬用ナノインパクト100」を上
複合ナノ粒子(PLGAナノスフェア)を配合する化粧品
市しました。今後もヘアケア商材のラインアップ拡充で、
と育毛剤の販売を行っています。
更なる販路拡大を計画しています。
また、2015年秋には、トラブル肌の改善を目的とし
当社では、ヘアケアシリーズ「ナノインパクト」と、
た新シリーズ「ピュアクネス」をスキンケアシリーズに
スキンケアシリーズ「ナノクリスフェア」の2商品を軸
追加発売すると共に積極的な広告を展開し、スキンケア
に、種々メディア(ラジオ、TV、インターネット、新
事業も徐々に認知を広げています。
聞など)による幅広い広告宣伝活動により、BtoC通信
しかしながら、育毛剤の国内市場は各社がしのぎを削
る状況から、数十億レベルで頭打ちの状況にあります。
当社では、
“通販育毛剤市場トップシェア”
を目標に掲げ、
現状からの突破口を探るべく、様々なリサーチを行って
きました。その中で、近隣アジアにおいて、育毛需要や
浸透型発毛促進剤
「薬用ナノインパクト100」
44
美容ジェル
「ピュアクネスジェル」
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美容への関心の高まりに加え、競合商品に比した自社製
卸販売も同時に展開しています。海外展開で直面する言
品の技術優位性や訴求力の高さが見えてきたため、今年
葉の壁や参入障壁による事業の難しさも同時に感じなが
6月からアジア市場への進出に踏み切りました。
ら、当社商品が広がっていることを実感しています。
現在は、シンガポール現地で育毛剤「ナノインパクト」
更に、越境EC(ベトナム)の活用や、日本国内の実
のEC(電子商取引)サイトを立ち上げ、国内で培った
店舗でのインバウンド需要なども取り込み、多様な角度
通販ノウハウを活かした検索型表示広告とSNSメディ
から海外展開を進めています。
アによる集客を展開しています。販促手法の最適化を
海外展開は、まだ緒に就いたばかりです。現在は「点」
日々続ける中、徐々に新規顧客の獲得につながってきて
でしかないこれらの販促活動が、いずれアジア全体に行
おり、少しずつシンガポール育毛市場への手応えを掴み
きわたり、
「線」そして「面」へと発展し、世界的な商機拡
つつある状況です。
大へとつながることを目指しています。通販育毛剤のグ
また、ネット通販最大手アリババ集団(中国浙江省)
ローバル・リーディングカンパニーとしての在り方を、
のプラットフォームを利用してバイヤーを探す手法で、
粉体技術を通して世に問い続けていきたいと考えます。
アリババドットコムサイト
(BtoB卸)当社化粧品掲載画面
シンガポール現地WEBサイト
(BtoC)育毛剤サイト画面
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45
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Company Topics
企業トピックス
都市ごみ処理用次世代型流動床炉の
実現に向けた取り組み
株式会社 神鋼環境ソリューション
環境プラント技術本部 技術統括部
部長 木下 民法
1.はじめに
当社は1980年代から流動床技術を都市ごみ焼却炉へ
適用してきましたが、都市ごみ焼却施設から発生するダ
と名付けた次世代型流動床式焼却炉の実現に向けた取り
組みを紹介させていただきます。
2.実証試験
イオキシン類の問題、新設の補助対象施設への灰溶融固
実証試験は2002年度に竣工した流動床式焼却炉の1
化施設の設置義務化をうけ、2000年以降は流動床式ガ
系列を改造して行いました。主な改造内容は以下の5点
ス化溶融炉を主力メニューとし、国内外に19件(建設中
となります。
含む)の建設実績を築いてきました。
近年、地球温暖化防止対策の観点から、再生可能エネ
ルギーである廃棄物発電の高効率化を含む高いエネルギ
① 改良型二軸せん断破砕機を用いた前処理・給じん
設備を採用
② 一次燃焼速度を緩慢化するため、炉床面積の縮小
ー回収効率が求められるようになってきています。各社
とも低空気比・高温燃焼炉などを開発しており、当社で
流動床ガス化燃焼技術
は流動床式ガス化溶融炉こそ低空気比燃焼に加え自己熱
溶融のできる経済的なごみ処理システムとして取り組ん
できました。
一方、2005年の灰溶融固化設備の設置義務緩和をき
っかけに、溶融施設を併設しない焼却炉で、負荷追従性
に優れた流動床式焼却炉が送電量制御など、廃棄物発電
の効率化・安定化に向けた処理技術として再び注目を集
めてきています。
低空気比・完全燃焼を達成
燃焼性に優れた
気体燃焼
熱分解された
可燃ガス
砂
(500~600℃)
との
接触によりごみをガス化
当社では、流動床式ガス化溶融炉で培った前処理・給
じん技術及びガス化燃焼技術を適用し、低空気比燃焼に
よる高効率発電を実現できる次世代炉の開発に取り組ん
できました。今回は、低空気比燃焼を可能とするごみの
安定供給と、高効率発電をはじめとした経済性に優れた
都市ごみ処理システムとして、「流動床式ガス化燃焼炉」
46
環境保全性能
ダイオキシン類の発生抑制
窒素酸化物・一酸化炭素の発生抑制
図1 流動床式ガス化燃焼炉概念図
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NOx濃度
(ppm@O₂=12%)
80
60
グフィルタ出口排ガス、飛灰共に基準値を十分下回る
結果であることを確認しております。
燃焼改善による
NOx削減
⑵ 窒素酸化物(NOx)発生抑制
押込/二次空気による多段燃焼の最適化と共に低空
40
気比燃焼を行うことで、NOx発生を抑えることがで
0
1.0
き、空気比を1.3まで下げるとNOx=40ppm程度ま
無触媒脱硝による
NOx削減
20
で抑制できました。更に炉内に脱硝剤を吹き込む無触
媒脱硝により20ppm程度まで削減できることも確認
1.2
1.4
1.6
1.8
炉出口空気比
(−)
しました。
⑶ 用役費の抑制
図2 NOx発生抑制図
排ガス再循環用送風機の消費電力が新たに加わって
いますが、耐火物の変更により温度抑制のための再循
による押込空気量削減と砂層温度の低温化
③ レーザ式酸素濃度計を用い応答性に優れた燃焼空
環量が最小限で済んでいる上、低空気比により、プラ
ント消費電力の多くを占める押込、二次、誘引送風機
気量制御
④ 低空気比燃焼による燃焼室温度の局所的な上昇を
防止するため、ボイラ水冷壁で構成されている燃焼
室の耐火物を熱伝導の優れた材質に更新
⑤ 同様の目的で、バグフィルタ出口排ガスの一部を
の消費電力が大きく減少していることからプラント動
力の削減が確認できました。
4.これからの取り組み
分岐し、低酸素濃度の排ガスを炉内へ吹き込む排ガ
このたび、広島県廿日市市の 「次期一般廃棄物処理施
ス再循環設備の設置
設整備運営事業」 に対し 「流動床式ガス化燃焼炉」 を提案
し、受注させていただくことができました。この提案に
3.実証試験結果
は流動床式ガス化燃焼技術に加え、6MPa×450℃の
高温高圧ボイラを含む最高水準のエネルギー回収可能な
⑴ 低空気比燃焼
前述した改造により、処理能力が46t/日(=1.92t/
技術も採用させていただいています。
hr.)と小型炉にもかかわらず燃焼空気比は約1.3を実
今後も流動焼却技術の更なる性能向上と、経済性に優
現することができました。ダイオキシン類の濃度もバ
れたシステムを追求すべく取り組んでまいります。
図3 廿日市市パース図
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Company Topics
企業トピックス
アサヒ製作所 新社屋への移転 及び
フェローテックグループへの参加
株式会社 アサヒ製作所
国際部
部長 飯田 達雄
当社は創業以来、業務用クリーニング機器の製造販売
を一貫して行い、この総合力を活用して、国内外のラン
ドリー施設全般に関わるトータルプランニング(ターン
当社は、2016(平成28)年7月1日付けの㈱フェロ
キー)実績を数多く有する企業であり、特に「地球環境
ーテック(東京都中央区日本橋、代表取締役社長 山村
に配慮し、衛生面での生活環境の向上」を志向し、新し
章)の資本参加により、その連結子会社としてフェロー
い価値を提案し続けています。
テックグループに参加することになりました。
1.新社屋(本社・湘南工場)への移転
今後、フェローテックグループへの参加により、これ
まで築いてきた事業基盤を活かしながら、同社の人材、
2015(平成27)年5月、当社は次の50年の更なる発
マネジメントシステムと資金的なバックアップを活用す
展を担う拠点として、50年間の長きにわたり親しんで
ることで、より強力な体制を構築し、お客様へ付加価値
きた横浜の地から、新天地である湘南の地に新社屋(本
の高い製品・サービスの提供に努め、皆様のご期待にお
社・湘南工場)を完成させ移転しました。
応えしていく所存です。
新しい工場は最新の生産設備を導入して効率化を図る
と共に、工場の天井は高く、またルーフファンで強制排
3.㈱アサヒ製作所・㈱フェローテック概要
風させることで作業環境を改善し、更に全館LED照明
商号
株式会社 アサヒ製作所
を採用するなど、環境保全にも特に配慮しています。
所在地
神奈川県足柄上郡中井町久所300番地
そして今なお、全国のお客様や業界関係者より見学希
連絡先
TEL:0465-80-1690、FAX:0465-80-1691
URL
http://www.ascl.co.jp
代表者
代表取締役社長 鈴木 孝則
事業内容
業務用クリーニング機器の製造販売
創業
創業1933年、設立1948年
資本金
1億円
商号
株式会社 フェローテック
所在地
東京都中央区日本橋2-3-4 日本橋プラザビル
連絡先
TEL:03-3281-8808、FAX:03-3281-8848
URL
http://www.ferrotec.co.jp
代表者
代表取締役社長 山村 章
事業内容
半導体製造装置部品・太陽電池製造装置
半導体デバイス他製造販売
創業
創業・設立1980年
資本金
132億134万6,010円
上場区分
JASDAQ、1996年上場
望が相次いでいます。
新社屋全景
(手前側/湘南工場、奥側/本社棟)
48
2.フェローテックグループへの参加
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vol.
09
会員企業の技術者たちの挑戦
米国機械学会流体工学部門
Fluid Machinery Design Award受賞
株式会社 荏原製作所
理事 企画管理技術統括 技術開発統括部
統括部長 後藤 彰 さん(工学博士)
2016(平成28)年7月に、米国機械
技術が世の中に広がってきた、そうい
社の中だけにいると未来を見ることが
学会の流体工学部門において、
「Fluid
う部分も含めて賞をいただけたのでは
できず想像することしかできません。
Machinery Design Award(流体機
ないかと思います」と受賞の喜びを語
視野を広く持ってほしいのです」
。
械デザイン賞)
」を日本人として初め
ってくれました。
最後に、後藤さんに今後の目標を伺
て後藤彰さんが受賞されました。
後藤さんが研究者として大きな転換
いました。
「目標は2つあり、ひとつ
後藤さんは、ポンプの羽根車や流路
期を迎えたのは2年間のイギリス留学
は若手研究者が研究に専念できる環境
の形を最適な形にするという設計理論
でした。
「会社の社内研究留学制度を利
を作ってあげたいです。今の若手は
を開発し、実用化に成功したことが評
用し、2年間イギリスに行きましたが、
日々の業務に追われて考える時間が少
価され、今回の受賞に至りました。
この経験が私にとっては非常に大きな
なくなっているので。もうひとつはベ
「当社はロンドン大学の教授と一緒
ものでした。人脈を作ることもできま
ンチャー企業を通じて新しい設計・開
に ADT 社(Acvanced Design Tec
したし、物の考え方やオリジナリティ
発の理論のアイデア出しなどを行い、
hnology)というベンチャー企業を立
をどこで発揮すべきなのかという部分
業界に貢献できればと思っています。
ち上げ、流体設計理論をジェットエン
で非常に勉強になりました」
。
論文発表やベンチャー企業を作ったり
ジン用タービン、自動車用トルクコン
後藤さんは若くして海外で多くの経
することに賛否両論ありますが、自分
バータやターボチャージャー、ウォー
験をしてきましたが、今の若手技術者
が優れたことを行ったならば、世に発
タージェット推進艇の水を噴射するた
も積極的に海外に出て経験を積むこと
信すべきだと思っています。追いかけ
めのポンプなど様々な業界へ売り込
が大事だと考えています。
「海外に出て
られる存在になれば、追ってくる人の
み、あらゆるものに適用されていきま
いくと、将来この技術はこんな風にな
更に先を走ろうという心構えでやって
した。理論は教授が作り、流れをコン
るんだというのが見えてきます。ある
いけます。これは是非若手研究者の
トロールする手法を共同で開発し私た
意味、自分がやりたいことの未来が見
方々も真似てほしいと思います」
。
ちが製作し、実験実証しました。この
えてくるようになります。しかし、会
Information
株式会社 荏原製作所
本社:〒144-8510 東京都大田区羽田旭町11-1
創業:1912(大正元)年11月
設立:1920(大正9)年5月
主要品目:風水力機械カンパニー(風水力事業)
ポンプ、コンプレッサ、タービン、冷熱機械、送風機
環境事業カンパニー(環境事業)
都市ごみ焼却プラント、産業廃棄物焼却プラント、水処理プラント
精密・電子事業カンパニー(精密・電子事業)
真空ポンプ、CMP装置、めっき装置、排ガス処理装置
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第42回運営幹事会及び関西地区会員との合同会議
関西大会
佃会長
日 時 平成28年11月10日(木)
場 所 リーガロイヤルホテル「ペリドット」
経済産業省 近畿経済産業局 総務企画部長 青木朋人殿
日本経済を持続的な成長軌道に導くために
わが国経済は、緩やかな回復を続けているものの、企
田中専務理事の開会の辞、及び理事会の有効宣言に続
業の設備投資や個人消費が経済好循環の歯車を回す段階
き、佃会長から挨拶があった。
には至っておらず、GDPも伸び悩んでいる。
会議は、佃会長が議長となり、下記の通り、配布資料
他方、海外経済は、新興国経済の弱い動きなどを背景
に基づき、議長がこれを諮ったところ承認された。
に先行き不透明感が増している。加えて、経済のグロー
⑴ 統計関係報告(平成28年9月分及び平成28年度
上半期分)
バル化への批判や保護主義的な動きの強まりなどが懸念
される。
⑵ 工業会の活動状況について
まさに今、わが国は、日本経済に明るい展望を見いだ
⑶ 海外情報について
していけるかどうかの極めて重要な時期を迎えている。
⑷ 政策提言-日本経済を持続的な成長軌道に導くた
規制・制度改革を始めとした成長戦略を一気に加速させ、
めに(案)
日本経済を持続的な成長軌道に導くための原動力である
続いて、経済産業省 近畿経済産業局 総務企画部長 青
企業と個人の力をさらに高め、これを最大限に発揮させ
木朋人 殿より「関西経済の活性化に向けて」の講演を拝
ていく必要がある。
聴した。
また、経済や社会構造を大きく変革する第四次産業革
なお、会議終了後、懇親パーティが開催され、古川関
命の流れを取り込み、日本の得意とする「ものづくり」
西支部長、青木朋人総務企画部長、大江佳典政策委員長
をさらに進化させ、先端技術やイノベーションの力を活
から挨拶があり、和気あいあいのうちに散会した。
かしてあらゆる産業の生産性向上を図り、少子高齢化に
よる人口減少がもたらす労働力不足の問題など、様々な
社会的課題やエネルギー・環境問題等の解決にもつなげ
ていくことが重要である。
なお、これらの課題は国内のみにあるものではなく、
高い技術力に裏付けされたオールジャパン体制による社
会インフラの整備やエネルギー・環境技術の普及などで
50
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.12
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◆第42回運営幹事会及び関西地区会員との合同会議 関西大会◆
という好循環を形成すること。
⑶ 国内において労働人口の減少が進む中、一人あた
りの生産性の向上・効率化やダイバーシティによる
人材活用の拡大等、成長力の強化を目指した各種施
策を推進すること。
⑷ 企業活力を向上させ、民間主導の好循環の波を消
さないために、税制改革、社会保障負担の軽減、安
定的で低廉なエネルギー供給等、事業環境の国際的
なイコールフッティングを早期に実現すること。
⑸ 為替の急変動を回避しつつ適正な水準を実現する
古川関西支部長
ため、各種施策を機動的・戦略的に展開すること。
⑹ 事後保全から予防保全への転換等、老朽インフラ
国際社会に貢献していくためには、日本企業が安心して
の保全・整備のための公共投資を積極的かつ効率的
海外で事業展開できる環境づくりが必要であり、TPP
に実施するとともに、IoTや人工知能等の活用によ
や RCEP、FTAAP、 日・EU の EPA、 日 中 韓 FTA 等、
る高度な点検・診断技術や補修・更新方法等の開発
自由貿易の促進や国際通商ルール作りに粘り強く努力し
を加速させる各種施策の充実、PPP・PFI・コンセ
ていくべきである。
ッション等のさらなる活用等、ストック効果が最大
こうした中、社会インフラから生産設備まであらゆる
限発揮されるよう重点化した取り組みを進め、安全
資本財を提供する我々産業機械業界は、被災地域の経済
で安心な社会の構築を目指すこと。
社会の再生に引き続き取り組むとともに、わが国産業の
国際競争力をより一層強化するため、高品質で信頼のお
ける製品と高い技術力の提供に取り組んでいく所存であ
2.製造業の競争力強化に向けた施策
⑴ イノベーション創出の主体的役割を果たすわが国
る。
製造業の技術力のさらなる強化や生産性の向上に向
併せて、わが国の強みであるエネルギー・環境保全分
け、研究開発税制の堅持・拡充や新たな設備投資促
野に関する技術やサービスにさらに磨きをかけ、関連産
進税制の創設等に優先的に取り組むこと。また、先
業と連携しながら新たな市場を創造し、地球環境保全と
端技術の市場化・導入促進等の各種施策を一層充実
日本経済の持続的成長の実現に向け、引き続き貢献して
させるとともに、世界の製造業をリードしていくた
いきたいと考える。
めの国際標準化・規格化づくりを強化していくこと。
こうした認識のもと、当工業会は政策当局に対し以下
の政策を提言する。
⑵ 将来の「ものづくり」を支える人材やグローバル
人材の教育・育成プログラムの構築、次世代を担う
企業の若手研究者への支援制度の充実等、各種施策
1.日本を持続的な成長軌道へ導くための施策
を総合的に進めること。
⑴ 東日本大震災、熊本地震の被災地の復興や、福島
⑶ 第四次産業革命に的確に対応し、IoTや人工知能
再生のさらなるスピードアップに向け、大胆な規制
等の新たな情報技術を活用しながら、日本の「もの
緩和や特区の創設等を図り、地場企業・産業の再建・
づくり」をさらに進化させ、企業の技術力や生産性
活性化や除染作業等を着実に進めること。
を抜本的に高めていくため、企業間の革新的な連携
⑵ 日本を持続的な成長軌道へ導くため、規制・制度
を可能にする共通プラットフォームの構築やセキュ
改革等の成長戦略を加速させ、新市場の創出や設備
リティ対策等の各種施策を一層充実させること。
投資の拡大等に繋げていくことで、経済全体を活性
⑷ 地域経済の核となる中堅・中小製造業の競争力を
化させ、さらなる企業の競争力強化、国の経済成長
より強化するため、国際的な事業活動や、知的財産
産業機械 2016.12
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の活用等を支援する各種施策を一層充実させるこ
技術開発や人材育成等への支援を一層充実させるこ
と。
と。
⑵ 再生可能エネルギー機器や省エネルギー機器等の
3.海外事業活動の促進・支援に関する施策
普及・促進、革新的省エネルギー技術や蓄電池技術
⑴ TPPやRCEP、FTAAP等の大型EPAや日・EU
の開発支援、工場等の未利用エネルギーの有効利用
のEPA、日中韓FTA等への取り組みを強力に推進
等に伴う規制緩和等、総合的かつ戦略的に各種施策
し、
世界の新たな経済秩序作りに一層貢献すること。
を実行すること。また、水素、バイオマス、風力、
また、中小企業や地域経済がEPA・FTAを積極的
地熱、地下水熱・地中熱、海洋資源等の開発・利用
に活用し、新たな成長へ繋げていくための取り組み
等を強力に推進すること。
を一層強化すること。
⑵ 日本企業が新興国等で質の高いインフラ整備や環
⑶ 地球規模での温室効果ガス削減に積極的に貢献し
ていくため、わが国は国内での排出削減のみならず、
境保全、エネルギー開発等に貢献するため、官民連
二国間クレジットの推進に加え、ODAやJBIC等に
携 し た ト ッ プ 外 交 を 強 力 に 推 進 す る と と も に、
よる支援を拡充させる等、日本企業の優れた環境技
ODAやJICA、JBIC、NEXI等による支援を充実さ
術を活かした国際的な貢献をさらに強化すること。
せること。また、ハード面の整備のみならず、国際
⑷ 安全・安心社会の実現に向け安全な機械を普及さ
標準化・規格化の推進や、相手国の制度構築・人材
せるために、機械安全の国際標準に基づく設計指針
育成等ソフト面での取り組みも強化すること。なお、
及び現場安全管理標準等の制定を推進するととも
日本企業の優れた技術の活用を促進するため、円借
に、機械安全標準の普及に努めること。また、老朽
款に関する調達制度等の改善を図ること。
化した生産設備の新陳代謝等、安全強化に寄与する
⑶ アジアインフラ投資銀行(AIIB)への対応は、日
本企業が競争上不利になることのないよう進めるこ
各種投資には税制上優遇措置等の支援策を講じるこ
と。
と。
⑷ 海外において事業活動を安全に実施できるよう、
各国の事情に応じたガイドラインの整備や緊急時の
迅速かつきめ細やかな情報発信、国外退避手段の確
保等、各種支援を拡充すること。
⑸ 租税条約の締結国の拡大や既締結条約の高水準な
内容への改定、非関税障壁の撤廃、海外出張・勤務
者の就業ビザの取得緩和、
社会保障協定の締結促進、
知的財産保護、駐在員当たりの現地労働者雇用義務
等に関する協議を推進するとともに、海外競合企業
への技術情報等の流出を抑止するための対策強化を
図ること。
4.エネルギー・環境保全、安全管理に関する施策
⑴ 安全・安心で経済性・環境性のバランスのとれた
エネルギーミックスを早期に確立すること。また、
安全性の確認された原子力発電所については、地元
の十分な理解を得ながら再稼働を進めるとともに、
原子力発電の安全性を世界最高水準に高めるための
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平成28年度第2回産機工会長杯ゴルフ大会は、11月11日(金)茨木カンツリー倶楽部・西コー
スにおいて開催され、24名の参加者により無事競技を終了した。
引き続き懇談会に移り、成績の発表・賞品の授与が行われた。
佃和夫氏(三菱重工業㈱)がネット73の成績で晴れの会長杯を獲得された。また、ベストグロス
賞はグロス77で平野悟氏(㈱ササクラ)が獲得された。
上位入賞者は下表の通り。
日納氏
(左)
から優勝杯を受け取る佃会長
(右)
平成28年度第2回会長杯ゴルフ大会(6位以下略)
(11.11 於:茨木カンツリー倶楽部・西コース)
(敬称略)
会社名
優勝 三菱重工業㈱
氏名
out
in
gross
hc
net
佃 和夫
53
50
103
30
73
1
㈱ササクラ
平野 悟
46
47
93
16
77
2
三利特殊鋼㈱
濱井 省吾
54
51
105
27
78
3
イーグル工業㈱
今井 隆昭
48
46
94
15
79
4
㈱TOSEI
宮崎 孝司
47
48
95
16
79
5
住友重機械工業㈱
日納 義郎
49
48
97
16
81
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イベント情報
●おかやまテクノロジー展2017
会 期:1月18日(水)∼19日(木)
開 催 概 要:岡山県内の最新技術や製品が一堂に会する、中四国最大規模のものづくり展示商談会。
会 場:コンベックス岡山
連 絡 先:公益財団法人 岡山県産業振興財団
TEL:086-286-9670
URL:http://www.optic.or.jp/otex/
●テクニカルショウヨコハマ2017(第38回工業技術見本市)
会 期:2月1日(水)∼3日(金)
開 催 概 要:
「未来をひらく新技術」をテーマに、
「ビジネスソリューション」、
「生産(加工技術、
機器、
装置、製品)
」
、
「環境・エネルギー/健康、医療、福祉」
、
「産学公・企業間ネットワー
ク連携」の5つの出展分野を設け、独創性、先進性に富んだ最新の技術・製品や研究
成果を発信する総合見本市。
会 場:パシフィコ横浜
連 絡 先:公益財団法人 神奈川産業振興センター 取引振興課 テクニカルショウヨコハマ事
務局
TEL:045-633-5170
URL:http://www.tech-yokohama.jp/tech2017/
●第21回高度技術・技能展 おおた工業フェア
会 期:2月2日(木)∼4日(土)
開 催 概 要:一般機械器具製造、金属製品製造、電気機械器具製造、樹脂製品製造、各種加工業、
IT関連分野など、大田区の優れた技術・技能を一堂に会したフェア。
会 場:大田区産業プラザ(PiO)
連 絡 先:公益財団法人 大田区産業振興協会
TEL:03-3733-6126
URL:http://www.pio-ota.jp/k-fair/21/
●ENEX2017 第41回地球環境とエネルギーの調和展/Smart
Energy Japan 2017
会 期:2月15日(水)∼2月17日(金)
開 催 概 要:省エネ・低炭素社会を実現するために必要な、エネルギー効率向上を促進する省エネ
機器・設備、ソリューションに関する専門展示会。
会 場:東京ビッグサイト
連 絡 先:㈱JTBコミュニケーションデザイン ENEX/SEJ/電力・ガス新ビジネスEXPO
展示会事務局
TEL:03-5657-0762
URL:http://www.low-cf.jp/
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工業会情報
行事報告
行事予定
本 部
第41回運営幹事会(10月20日)
書籍・報告書情報
統計資料
⑵ 講演会
次の講演会を行った。
「エネルギー・環境イノベーション戦略」
テーマ:
講 師:内 閣府 政策統括官(科学技術・イノベー
ション担当)付 ディレクター 鷹觜利公 殿
佃会長の挨拶の後、経済産業省 通商政策局 中東アフ
10月15日 環境ビジネス委員会 施設調査
リカ課長 木原晋一 殿より「イラン及びサウジ情勢につ
実証実験施設「藻類バイオマス生産開発拠点」
(福島県
いて」の講演があった。
南相馬市)を訪問し、土着藻類によるバイオマス生産技
また、経済産業省 製造産業局 産業機械課 課長 片岡
術の開発について調査を行った。
隆一 殿より挨拶があった。
10月19日 環境ビジネス委員会 施設調査
次いで、議長から議事録署名人が選定され、次の事項
小名浜製錬㈱ 小名浜製錬所(福島市いわき市)を訪
について審議を行った。
問し、廃自動車から発生するシュレッダーダスト(ASR)
⑴ 平成28年度貿易会議
の活用について調査を行った。
⑵ 統計関係報告(平成28年8月分)
10月21日 環境ビジネス委員会 施設調査
① 産業機械の受注状況
首都圏外郭放水路(埼玉県春日部市)を訪問し、世界
② 産業機械の輸出契約状況
最大級の地下放水路について調査を行った。
③ 環境装置の受注状況
10月24日 環境ビジネス委員会 3Rリサイクル研究
⑶ 工業会の活動状況(平成28年9月分)
⑷ 海外情報(平成28年10月号)
会及びWG並びに講演会
⑴ 研究会
⑸ 常任幹事・幹事補充選任
活動状況を報告し、今後の活動内容について検討
⑹ 部会長の委嘱
を行った。
⑺ 環境自主行動計画
⑻ 関西大会の開催
10月31日 第574回理事会(書面)
次の事項について承認した。
⑵ WG
活動状況を報告し、今後の活動内容について検討
を行った。
⑶ 講演会
⑴ 常任幹事・幹事補充選任
次の講演会を行った。
⑵ 環境自主行動計画
「使用済太陽光発電設備のリユース・リ
テーマ:
サイクル・適正処分を巡る動向」
部 会
ボイラ・原動機部会
10月6日~9日 東西合同会議 台湾視察
YKK台湾社 中歴工場を訪問し、ファスナー製造工場
講 師:環境省 大臣官房廃棄物・リサイクル対策
部 リサイクル推進室 室長補佐 泉知行 殿
10月26日 環境ビジネス委員会 先端技術調査分科
会及び講演会
⑴ 分科会
を視察した後、公益財団法人 交流会 台北事務所等を訪
活動状況を報告し、今後の活動内容について検討
問した。
を行った。
環境装置部会
10月3日 環境ビジネス委員会 有望ビジネス分科会
及び講演会
⑴ 分科会
活動状況を報告し、今後の活動内容について検討
⑵ 講演会
次の講演会を行った。
「未利用熱の活用を支える化学蓄熱」
テーマ:
講 師:名古屋大学大学院 工学研究科 化学・生
物工学専攻 分子化学工学分野 准教授 小林敬幸 殿
を行った。
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行事報告
行事予定
10月27日~28日 部会秋季総会及び施設調査
⑴ 秋季総会
平成28年度事業進捗状況についての報告を行っ
た。
⑵ 施設調査
① 住友重機械工業㈱ 新居浜工場(愛媛県新居浜
書籍・報告書情報
統計資料
⑵ 外部委員会等への対応
10月14日 汎用圧縮機委員会 技術分科会
次の事項について報告及び審議を行った。
「メンテナンスのすすめ」の内容
⑴ ⑵ JIS B 8341(容積形圧縮機-試験及び検査方法)
の見直し
市)を訪問し、鍛造プレス、陽子線がん治療装置
10月18日 JIS B 8301改正分科会
のガントリー等について調査を行った。
JIS B 8301(遠心ポンプ、斜流ポンプ及び軸流ポン
② 住友重機械搬送システム㈱ 新居浜事業所(愛媛
プ-試験方法)の改正内容について審議を行った。
県新居浜市)を訪問し、造船用ゴライアス・ジブ
10月19日 汎用圧縮機委員会
クレーン等の内業工場、屋外組立ヤードについて
次の事項について報告及び審議を行った。
調査を行った。
③ 松山市西クリーンセンター(愛媛県松山市)を
⑴ 平成28年度秋季総会の開催内容
⑵ 受注統計調査等の実施
訪問し、全連続燃焼式ストーカ炉及びプラズマ式
10月20日 汎用送風機委員会 秋季総会
溶融炉による一般廃棄物の処理について調査を行
次の事項について報告及び確認を行った。
った。
10月31日 環境ビジネス委員会 施設調査
⑴ 平成28年度下期事業計画
⑵ JIS B 8331(多翼送風機)の改正
守谷浄化センター(茨城県守谷市)を訪問し、ICTを活
10月20日 真空式下水道システム委員会
用した下水道施設の劣化状況把握・診断技術の実証事業
平成28年度上期事業報告及び下期事業計画について
について調査を行った。
確認を行った。
タンク部会
10月20日 政策分科会 施設見学会
JFEスチール㈱ 西日本製鉄所(広島県福山市)を訪問
し、高炉、転炉及び厚板製造ライン等の施設の視察を行
った。
10月25日 技術分科会
JIS B 8501(鋼製石油貯槽の構造)の改正について
検討及び審議を行った。
風水力機械部会
10月21日 模型ポンプ国際標準化委員会
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ IREC(International Roating Equipment
Conference)発表論文の内容
⑵ TR 19688(模型によるポンプ性能試験方法)ド
ラフトの見直し
⑶ JIS B 8327(模型によるポンプ性能試験方法)
英語版の校正
10月27日 ポンプ技術者連盟 秋季総会
次の事項について報告及び確認を行った。
⑴ 平成28度上期事業報告
10月4日 ロータリ・ブロワ委員会 施設見学会
⑵ 若手幹事会活動報告
鍋屋バイテック会社 関工園(岐阜県関市)及び美濃フ
⑶ 事例発表
ァウンドリ(岐阜県美濃市)の施設見学を行った。
テーマ:
「大型キャンドモータポンプの開発」
10月13日 排水用水中ポンプシステム委員会 秋季総会
講 師:㈱帝国電機製作所 技術開発本部 技術部
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ JIS B 8325(設備排水用水中モータポンプ)の
内容
⑵ 外部委員会等への対応
部長 井戸健介 殿
10月31日 メカニカルシール委員会 企画分科会・技
術分科会合同会議
⑴ 「30年の歩み」の原稿
10月13日 汎用ポンプ委員会
⑵ 30周年記念式典の内容
次の事項について報告及び審議を行った。
「メカニカルシールハンドブック」
⑶ ⑴ 委員会活動内容
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
10月31日 メカニカルシール委員会 秋季総会
① 最近のチェーンブロック動向
次の事項について報告及び確認を行った。
② 巻上機の特別アセスメント
⑴ 平成28年度上期事業報告及び下期事業計画
⑵ 見学会
⑵ 分科会活動報告
ホクショー㈱(石川県白山市)を訪問し、垂直コ
⑶ 30周年記念式典の内容
ンベヤ製造ラインを見学した。
運搬機械部会
10月5日 巻上機委員会
次の事項について報告及び検討を行った。
10月28日 流通設備委員会 クレーン分科会 特別アセスメントについて検討を行った。
動力伝導装置部会
⑴ JIS定期見直し
10月27日 減速機委員会
⑵ JIS B 0148(巻上機-用語)の改正
次の事項について報告及び検討を行った。
⑶ フックの靱性評価法
⑴ 研修会の実施
⑷ 研修会の開催
⑵ 今後の業界動向
10月5日 巻上機委員会 ISO/TC111国内審議委員会
次の事項について報告及び検討を行った。
⑴ JIS H 0401(溶融亜鉛めっき試験方法)の定期
見直しに係る意見募集への回答
製鉄機械部会
10月11日 幹事会
次の事項について報告及び検討を行った。
⑵ ISO/TC111(リンクチェーン)国際会議の開催
⑴ 研修会の実施
⑶ フックの靱性評価法
⑵ 海外展示会
⑷ ISO 2415(シャックル)の改正
⑶ 製鉄所等での事故例とその原因・対策
10月11日 昇降機委員会
ISO 25745-1(昇降機のエネルギー性能の測定法と
業務用洗濯機部会
区分)のJIMS化に向けた内容の検討を行った。
10月13日 技術委員会
10月12日 JIS Z 0110、JIS Z 0620合同改正原
「クリーニング機械の基礎技術」の改正について検討
案作成委員会
及び審議を行った。
JIS Z 0110(産業用ラック用語)
、JIS Z 0620(産
10月13日 定例部会
業用ラック)
改正原案作成に向け審議及び検討を行った。
平成28年度下期部会活動計画について検討及び審議
10月13日 JIS B 2809原案作成委員会
を行った。
JIS B 2809(ワイヤグリップ)の改正原案作成に向
10月18日 コインランドリー分科会
け審議及び検討を行った。
平成28年度下期分科会活動計画について検討及び審
10月17日 コンベヤ技術委員会
議を行った。
次の事項について検討を行った。
⑴ リスクアセスメント
⑵ コンベヤ関係JIS規格改正
⑶ ベルトコンベヤ設備保守・点検業務に関するガイ
ドラインの見直しと作成
10月19日 流通設備委員会 建築分科会
リスクアセスメント等について検討を行った。
10月20日 チェーンブロック企画委員会 委員会及
び見学会
⑴ 委員会
次の事項について検討を行った。
委員会
政策委員会
10月18日 委員会
次の事項について審議及び報告を行った。
⑴ 統計関係報告(平成28年8月分)
① 産業機械の受注状況
② 産業機械の輸出契約状況
③ 環境装置の受注状況
⑵ 工業会の活動状況(平成28年9月分)
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行事報告
行事予定
⑶ 関西大会における提言(案)
⑷ 環境自主行動計画
書籍・報告書情報
統計資料
⑸ テーマ:
「JIS A 5032(道路用溶融スラグ)
」
報告者:JFEエンジニアリング㈱ 都市環境本部
公共サービス事業部 事業企画部 明石哲
労務委員会
夫殿
10月28日 委員会
次の事項について報告及び意見交換を行った。
⑴ 平成28年度年末賞与交渉状況
⑹ パネルディスカッションテーマ:
「スラグ利用を促進するための課題と対応策~
JIS改正への対応中心に~」
⑵ 平成29年度採用状況
10月7日 自治体連絡会 施設見学会
⑶ 新入社員研修(自動車教習所での講習)
名古屋市鳴海工場(愛知県名古屋市:シャフト式ガス
⑷ ストレスチェックの実施状況
化溶融炉530トン/日)を訪問し、施設運営やスラグ有
⑸ 各事業所における福利厚生(給茶機・自動販売機)
効利用について協議した。
10月19日 道路用溶融スラグ設計施工マニュアル改
環境委員会
訂WG
10月4日 環境自主行動計画フォローアップWG
次の事項について報告及び検討を行った。
低炭素社会実行計画2016(平成28)年度定例調査結
⑴ JIS A 5032(一般廃棄物、下水汚泥又はそれら
果について確認した。また、
「環境活動基本計画(案)」
「循
の焼却灰を溶融固化した道路用溶融スラグ)の改正
環型社会形成自主行動計画(案)
」を策定した。
本文及び解説
10月19日 委員会
低炭素社会実行計画2016(平成28)年度定例調査結
果及び、
環境活動報告書の内容について報告した。また、
⑵ 「道路用溶融スラグ品質管理及び設計施工マニュ
アル」改訂の方針及び内容
⑶ 今後のスケジュール
環境自主行動計画の改訂及び、廃棄物削減対策の新目標
について審議した。
エコスラグ利用普及委員会
10月6日 自治体連絡会
澁谷委員長、庄野常務理事の挨拶に続き、次の報告及
びパネルディスカッションを行った。
⑴ テーマ:
「一般廃棄物処理の現状等について」
報告者:環境省 大臣官房 廃棄物・リサイクル対策
課 廃棄物対策課 課長補佐 平松寛章 殿
⑵ テーマ:
「港湾・空港等整備におけるリサイクル
ガイドライン(改訂)
」
報告者:国土交通省 港湾局 技術監理室 課長補佐
加島寛章 殿
⑶ テーマ:
「JIS A 5031及び5032改正の経緯と趣
旨について」
報告者:国 立環境研究所 循環資源基盤技術研究
室 主任研究員 肴倉宏史 殿
「JIS A 5031(コンクリート用溶融ス
⑷ テーマ:
ラグ骨材)
」
報告者:新 日鉄住金エンジニアリング㈱ 環境ソ
リューション事業部 部長 長田守弘 殿
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行事報告
行事予定
関西支部
委員会
政策委員会
10月25日 委員会
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ 統計関係(平成28年8月分)
① 産業機械の受注状況
② 産業機械の輸出契約状況
③ 環境装置の受注状況
書籍・報告書情報
統計資料
部 会
ボイラ・原動機部会
10月6日~9日 東西合同会議
YKK台湾社 中歴工場を訪問し、ファスナー製造工場
を視察した後、公益財団法人 交流会 台北事務所等を訪
問した。
運搬機械部会
10月28日 巻上機委員会 繊維スリング分科会 見
学研修会
⑵ 工業会の活動状況(平成28年9月分)
川崎重工業㈱ 精密機械カンパニー ロボットショール
⑶ 海外情報
ーム(兵庫県神戸市)を訪問し、自動車製造ラインで稼
⑷ 常任幹事・幹事補充選任
働する溶接や塗装等のロボットをはじめ、様々な産業用
⑸ 部会長の委嘱
ロボット実機の見学を行った。
⑹ 環境自主行動計画
⑺ 関西大会の開催
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行事報告
1月10日
新年賀詞交歓会(本部)
11日
新年賀詞交歓会(支部)
2月上旬
行事予定
第43回優秀環境装置表彰 審査WG
統計資料
風水力機械部会
1月11日
排水用水中ポンプシステム委員会
17日
政策委員会
18日
汎用ポンプ委員会
中旬
風力発電関連機器産業に関する調査研究
20日
メカニカルシール委員会 技術分科会
委員会 第2回幹事会
27日
汎用圧縮機委員会
21日
運営幹事会
下旬
汎用圧縮機委員会 技術分科会
下旬
風力発電関連機器産業に関する調査研究
下旬
ポンプ国際規格審議会
委員会 第3回委員会
部 会
ボイラ・原動機部会
2月上旬
部会 拡大幹事会
〃
ロータリ・ブロワ委員会
1月15日
汎用ポンプ委員会
1月17日
メカニカルシール委員会 企画分科会
〃
メカニカルシール委員会 30周年式典
1月上旬
ボイラ幹事会
ボイラ技術委員会
〃
プロセス用圧縮機委員会 第12回講演会
ボイラ幹事会
〃
排水用水中ポンプシステム委員会
〃
ポンプ技術者連盟 年度幹事会
〃
ポンプ技術者連盟 若手幹事会
〃
送風機技術者連盟 年度幹事会
24日
2月中旬
鉱山機械部会
1月中旬
骨材機械委員会
2月上旬
部会幹事会
1月18日
技術分科会
2月23日
部会 拡大幹事会
〃
下旬
プロセス用圧縮機委員会
真空式下水道システム委員会
汎用送風機委員会
運搬機械部会
1月上旬
産業用ラック用語JIS改正原案作成委員会
〃
物流システム機器企画委員会
1月中旬
昇降機委員会
環境ビジネス委員会 水分科会 第6回
〃
コンベヤ技術委員会
分科会
〃
コ ンベヤ技術委員会 仕分けコンベヤ
環境装置部会
1月中旬
中旬
〃
タンク部会
部会幹事会
JIS改正WG
30日
クリーンルーム委員会
〃
流通設備委員会 クレーン分科会
下旬
環境ビジネス委員会 第6回バイオマス
〃
流通設備委員会
発電推進分科会
1月下旬
部会幹事会
環境ビジネス委員会 第6回先端技術調
〃
流通設備委員会 クレーン分科会
査分科会
2月上旬
巻上機委員会
環境ビジネス委員会 第5回有望ビジネ
〃
チェーンブロック企画委員会
ス分科会
1月中旬
コンベヤ技術委員会
環 境ビジネス委員会 第6回3Rリサイ
〃
流通設備委員会 クレーン分科会
クル研究会
〃
昇降機委員会
〃
2月上旬
〃
プラスチック機械部会
1月上旬
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書籍・報告書情報
押出成形機委員会
動力伝導装置部会
1月下旬
減速機委員会
2月中旬
減速機委員会
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行事報告
行事予定
業務用洗濯機部会
1月11日
19日
技術委員会
部会 新年賀詞交換会
統計資料
関西支部
部 会
ボイラ・原動機部会
委員会
エコスラグ利用普及委員会
1月中旬
標準化分科会
1月下旬
利用普及分科会編集WG
2月上旬
エコスラグ幹事会
〃
エコスラグ利用普及分科会 施設調査
1月中旬
エコスラグ利用普及委員会
〃
道路用溶融スラグ品質管理及び設計施工
マニュアル改定WG
1月下旬
書籍・報告書情報
1月下旬
定例部会
委員会
政策委員会
2月23日
委員会
労務委員会
2月下旬
委員会
利用普及分科会編集WG
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行事報告
行事予定
会員名簿2016
頒 価:1,080円(税込)
連絡先:総務部(TEL:03-3434-6821)
工業会会員の本社と支社所在地、取扱機種の一覧等をま
とめたもの。
風力発電関連機器産業に関する調査研究報告書
頒 価:5,000円(税込)
連絡先:環境装置部(TEL:03-3434-7579)
風力発電機の本体から部品などまで含めた風力発電関連
機器産業に関する生産実態等の調査を実施し、各分野に
書籍・報告書情報
統計資料
(2006年10月発行)。
メカニカル・シールハンドブック
初・中級編(改訂第3版)
頒 価:2,000円(税込)
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
メカニカルシールに関する用語、分類、基本特性、寸法、
材料選定等についてまとめたもの(2010年10月発行)
。
風水力機械産業の現状と将来展望
— 2016年〜2020年 —
おける産業規模や市場予測、現状での課題等を分析し、
頒 価:会員/1,500円(税込)
会員外/2,000円(税込)
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
本報告書にまとめた。
1980年より約5年に1度、風水力機械部会より発行し
平成27年度 環境装置の生産実績
ている報告書の最新版。本報告書は、風水力機械産業の
代表的な機種であるポンプ、送風機、汎用圧縮機、プロ
頒 価:実費頒布
連絡先:環境装置部(TEL:03-3434-6820)
セス用圧縮機、メカニカルシールのそれぞれの機種毎に
日本の環境装置の生産額を装置別、需要部門別(輸出含
需要動向と予測、技術動向、国際化を含めた今後の課題
む)
、
企業規模別、
研究開発費等で集計し図表化。その他、
と対応についてまとめている。風水力機械メーカはもと
前年度との比較や過去28年間における生産実績の推移
より官公庁、エンジニアリング会社、ユーザ会社等の方々
を掲載。
にも有益な内容である。
2015年度版 エコスラグ有効利用の現状と
データ集
頒 価:5,000円(税込)
連絡先:エコスラグ利用普及委員会(TEL:03-3434-7579)
化学機械製作の共通課題に関する調査研究報
告書(第8版 平成20年度版)
〜化学機械分野における輸出管理手続き〜
全国におけるエコスラグの生産状況、利用状況、分析デ
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
ータ等をアンケート調査からまとめた。また、委員会の
化学機械製作に関する共通の課題・問題点を抽出し、取
活動についても報告している(2016年5月発行)。
りまとめたもの。
道路用溶融スラグ品質管理及び
設計施工マニュアル
頒 価:3,000円(税込)
連絡先:エコスラグ利用普及委員会(TEL:03-3434-7579)
2006年7月20日に制定されたJIS A 5032「一般廃棄
物、下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融個化した道路用
溶融スラグ」について、溶融スラグの製造者及び道路の
設計施工者向けに関連したデータを加えて解説した
(2007年9月発行)
。
港湾工事用エコスラグ利用手引書
今回は強化されつつある輸出管理について、化学機械分
野に限定して申請手続きの流れや実際の手続きの例を示
した。実際に手続きに携わる者への参考書となる一冊。
JIMS H 3002業務用洗濯機械の性能に係る
試験方法(平成20年8月制定)
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
ユニット式ラック構造設計基準
(JIMS J-1001:2012)解説書
頒 価:800円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
頒 価:実費頒布
連絡先:エコスラグ利用普及委員会(TEL:03-3434-7579)
ユニット式ラックの構造設計を行う場合の地震動に対す
エコスラグを港湾工事用材料として有効利用するため
る考え方をより理解してもらうための解説書として、
に、設計・施工に必要なエコスラグの物理的・化学的特
JIMS J-1001:2012と併せた活用を前提として発行
性をまとめた。工法としては、サンドコンパクションパ
した。JIMS J-1001:2012を解説・補足する位置付け。
イル工法とバーチカルドレーン工法を対象としている
62
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.12
P062-063_書籍・報告書.indd 62
2016/12/13 16:17
行事報告
行事予定
物流システム機器ハンドブック
頒 価:3,990円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
書籍・報告書情報
統計資料
ラック式倉庫のスプリンクラー設備の解説書
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
(1)各システム機器の分類、用語の統一
平成10年7月の消防法令の改正に伴い、
「ラック式倉庫」
(2)能力表示方法の統一、標準化
の技術基準、ガイドラインについて、わかりやすく解説
(3)各機器の安全基準と関連法規・規格
したもの。
(4)取扱説明書、安全マニュアル
(5)物流施設の計画における寸法算出基準
コンベヤ機器保守・点検業務に関する
ガイドライン
ゴムベルトコンベヤの計算式
(JIS B 8805-1992)計算マニュアル
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
現行JIS(JIS B 8805-1992)の内容は、ISO5048に
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
準拠して改正されたが、旧JIS(JIS B 8805-1976)
コンベヤ機器の使用における事業者の最小限の保守・点検
と計算手順が異なるため、これをマニュアル化したもの。
レベルを確保するためガイドラインとしてまとめたもの。
チェーン・ローラ・ベルトコンベヤ、
仕分コンベヤ、
垂直コンベヤ、
及びパレタイザ検査要領書
ユニバーサルデザインを活かしたエレベータ
のガイドライン
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
ユニバーサルデザインの理念に基づいた具体的な方法を
ばら物コンベヤを除くコンベヤ機器については、検査要
ガイドラインとして提案したもの。
領の客観的な指針がないため、設備納入メーカや購入者
のガイドラインとして作成したもの。
バルク運搬用 ベルトコンベヤ設備保守・点検
業務に関するガイドライン
東京直下地震のエレベーター被害予測に
関する研究
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
東京湾北部を震源としたマグニチュード7程度の地震が
頒 価:500円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
予測されていることから、所有者、利用者にエレベータ
コンベヤ機器を利用目的に応じて、安全にかつ支障なく
ーの被害状況を提示し、対策の一助になることを目的と
稼動させるには日常の保守点検は事業者にとって必須条
して、エレベーターの閉じ込め被害状況の推定を行った
件であり、義務であるが、事業者や事業内容によって保
もの。
守・点検の実施レベルに大きな差が在るのが実情である。
本ガイドラインは、この様な情況からコンベヤ機器の使
用における事業者の最小限度の保守・点検レベルを確保
するためのガイドラインとしてまとめたものである。
バルク運搬用 ベルトコンベヤ検査基準
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
バルク運搬用ベルトコンベヤの製作、設置に関する部品
プラスチック機械産業の市場動向調査報告書
(平成28年2月発行版)
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
射出成形機、押出成形機、ブロー成形機に関する平成
27〜29年の市場動向を取りまとめたもの。
2016年度 環境活動報告書
ならびに設備の機能を満足するための検査項目、検査個
頒 価:無償頒布
連絡先:企画調査部(TEL:03-3434-6823)
所および検査要領とその判定基準について規定したも
環境委員会が会員企業を対象に実施する各種環境関連調
の。
査の結果報告の他、会員企業の環境保全への取り組み等
を紹介している。
産業機械 2016.12
P062-063_書籍・報告書.indd 63
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
産業機械受注状況(平成28年9月)
企画調査部
1.概 要
9 月 の 受 注 高 は 4,848 億 5,400 万 円、 前 年 同 月 比
114.0%となった。
内需は、3,183億9,600万円、前年同月比105.1%と
なった。
内需のうち、製造業向けは前年同月比114.2%、非製
2.機種別の動向
①ボイラ・原動機
外需の増加により前年同月比107.3%となった。
②鉱山機械
窯業土石、鉄鋼の減少により同96.3%となった。
③化学機械(冷凍機械を含む)
造業向けは同110.1%、官公需向けは同91.9%、代理
電力、外需の増加により同140.5%となった。
店向けは同94.2%であった。
④タンク
増加した機種は、化学機械(135.9%)
、タンク(100.3
%)
、ポンプ(108.3%)
、送風機(104.9%)、運搬機械
(146.8%)
、金属加工機械(159.3%)の6機種であり、
減少した機種は、ボイラ・原動機(89.8%)
、鉱山機械
外需の増加により同164.9%となった。
⑤プラスチック加工機械
その他製造業の減少により同88.2%となった。
⑥ポンプ
(82.8%)
、プラスチック加工機械(80.6%)、圧縮機
外需の減少により同90.8%となった。
(92.7%)
、変速機(95.7%)
、その他機械(75.3%)の
⑦圧縮機
6機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
外需は、1,664億5,800万円、前年同月比136.0%と
なった。
プ ラ ン ト は 4 件、373 億 5,100 万 円、 前 年 同 月 比
173.4%となった。
増加した機種は、ボイラ・原動機(166.7%)
、鉱山
外需の増加により同109.7%となった。
⑧送風機
官公需の増加により同107.4%となった。
⑨運搬機械
情報通信機械、造船、電力、卸売・小売、その他非製
造業、外需の増加により同159.1%となった。
機械(336.7%)
、化学機械(148.2%)
、タンク(前年同
⑩変速機
月の金額がマイナスのため比率を計上できず)
、圧縮機
電気機械の減少により同93.4%となった。
(131.8%)
、送風機(145.6%)
、運搬機械(204.2%)、
金属加工機械(122.7%)
、その他機械(111.3%)の9
⑪金属加工機械
鉄鋼、外需の増加により同138.9%となった。
機種であり、減少した機種は、プラスチック加工機械
(97.6%)
、ポンプ(48.4%)
、変速機(81.4%)の3機
種であった(括弧の数字は前年同月比)
。
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INDUSTRIAL MACHINERY 2016.12
P064-070_統計資料1-受注状況.indd 64
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
(表1)
産業機械 需要部門別受注状況
①製造業
②非製造業
③民需計
④官公需
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
⑤代理店
⑥内需計
⑦外 需
(金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比)
平成25年度
⑧総 額
(金額) (前年比) (金額) (前年比)
957,925
104.6 1,101,713
116.3 2,059,638
110.5 625,079
107.8 293,640
88.9 2,978,357
107.4
1,796,987
98.8 4,775,344
104.0
26年度 1,061,676
110.8 1,436,606
130.4 2,498,282
121.3 699,550
111.9 296,944
101.1 3,494,776
117.3
2,580,415
143.6 6,075,191
127.2
27年度 1,251,327
117.9 1,437,386
100.1 2,688,713
107.6 641,159
91.7 296,220
99.8 3,626,092
103.8
1,831,576
71.0 5,457,668
89.8
平成25年
943,541
97.0 1,000,730
106.3 1,944,271
101.6 606,571
106.9 301,841
92.1 2,852,683
101.5
1,921,557
79.1 4,774,240
91.1
26年
959,391
101.7 1,227,523
122.7 2,186,914
112.5 690,679
113.9 294,419
97.5 3,172,012
111.2
2,525,574
131.4 5,697,586
119.3
123.4 1,412,643
115.1 2,596,636
118.7 610,531
27年 1,183,993
平成27年7~9月
263,406
102.3
257,988
77.9
521,394
88.6 168,044
88.4 294,603
100.1 3,501,770
110.4
1,917,203
75.9 5,418,973
95.1
98.9
79,546
105.9
768,984
92.3
461,147
48.8 1,230,131
69.1
98.9
10~12月
257,027
106.4
293,128
124.1
550,155
115.2 115,217
88.1
76,932
742,304
108.2
369,783
92.8 1,112,087
102.5
平成28年1~3月
409,959
119.7
679,675
103.8 1,089,634
109.2 237,115
114.8
76,822
102.2 1,403,571
109.7
594,718
87.4 1,998,289
102.0
4~6月
248,857
77.5
209,823
101.6
458,680
86.9 158,532
131.3
69,925
111.1
687,137
96.6
374,993
92.4 1,062,130
95.1
7~9月
279,214
106.0
211,615
82.0
490,829
94.1 167,137
99.5
80,271
100.9
738,237
96.0
342,732
74.3 1,080,969
87.9
H28.4~9累計
528,071
90.4
421,438
90.7
949,509
90.5 325,669
112.8 150,196
105.4 1,425,374
96.3
717,725
82.8 2,143,099
91.3
H28.1~9累計
938,030
101.2 1,101,113
98.4 2,039,143
99.6 562,784
113.6 227,018
104.3 2,828,945
102.5
1,312,443
84.8 4,141,388
96.2
平成28年7月
95,346
103.5
69.1
141,574
89.0
38,749
113.7
27,268
103.0
207,591
94.5
77,813
59.3
285,404
81.3
46,228
8月
75,784
98.9
55,017
60.6
130,801
78.1
55,224
101.6
26,225
106.4
212,250
86.1
98,461
47.5
310,711
68.5
9月
108,084
114.2
110,370
110.1
218,454
112.1
73,164
91.9
26,778
94.2
318,396
105.1
166,458
136.0
484,854
114.0
(表2)
産業機械 機種別受注状況
①ボイラ・原動機
金額
前年比
③化学機械
(冷凍機械を含む)
②鉱山機械
金額
前年比
金額
前年比
③-1 内 化学機械
金額
前年比
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
④タンク
金額
⑤プラスチック加工機械
前年比
金額
前年比
⑥ポンプ
金額
前年比
平成25年度
1,490,041
112.4
20,999
90.6
1,271,667
93.1
888,732
88.8
99,283
358.1
181,716
109.2
335,427
100.6
26年度
1,808,803
121.4
22,597
107.6
2,097,399
164.9
1,737,117
195.5
29,958
30.2
193,808
106.7
336,423
100.3
27年度
1,822,454
100.8
25,120
111.2
1,515,795
72.3
1,119,266
64.4
37,166
124.1
201,024
103.7
362,610
107.8
平成25年
1,428,416
107.6
19,076
81.7
1,409,687
71.9
1,030,503
64.8
41,305
153.2
177,243
101.7
337,085
103.6
26年
1,562,247
109.4
21,787
114.2
2,043,526
145.0
1,691,306
164.1
79,973
193.6
187,182
105.6
331,029
98.2
27年
1,776,585
113.7
27,218
124.9
1,403,741
68.7
1,007,848
59.6
46,658
58.3
206,336
110.2
368,714
111.4
平成27年7~9月
280,793
65.8
5,450
112.0
399,831
45.7
286,200
36.3
2,991
57.1
49,206
105.0
101,442
120.5
10~12月
391,015
118.2
3,990
77.6
247,985
93.9
155,073
87.8
2,713
68.4
50,753
108.3
97,040
108.0
平成28年1~3月
821,048
105.9
4,873
69.9
616,111
122.2
517,899
127.4
5,251
35.6
50,690
90.5
87,609
93.5
4~6月
348,528
105.7
5,726
53.0
235,261
93.4
143,140
89.4
1,853
7.1
50,100
99.5
71,681
93.7
7~9月
228,299
81.3
4,692
86.1
328,897
82.3
217,294
75.9
3,718
124.3
49,142
99.9
95,677
94.3
H28.4~9累計
576,827
94.5
10,418
64.1
564,158
86.6
360,434
80.8
5,571
19.1
99,242
99.7
167,358
94.0
H28.1~9累計
1,397,875
100.9
15,291
65.8
1,180,269
102.1
878,333
103.0
10,822
24.6
149,932
96.4
254,967
93.9
平成28年7月
53,568
73.5
1,522
72.0
96,326
95.0
53,095
92.5
801
91.9
16,668
108.7
25,560
71.5
8月
55,757
57.5
1,541
93.7
81,497
42.7
45,212
28.8
1,098
108.1
16,288
105.0
32,542
133.9
9月
118,974
107.3
1,629
96.3
151,074
140.5
118,987
165.1
1,819
164.9
16,186
88.2
37,575
90.8
会社数
17社
10社
⑦圧縮機
金額
41社
⑧送風機
前年比
金額
39社
⑨運搬機械
前年比
金額
4社
⑩変速機
前年比
金額
11社
⑪金属加工機械
前年比
金額
前年比
17社
⑫その他機械
金額
⑬合計
前年比
金額
前年比
平成25年度
283,510
117.0
24,028
92.3
289,804
85.3
46,035
105.1
141,883
85.7
590,951
110.5
4,775,344
104.0
26年度
266,975
94.2
27,945
116.3
354,728
122.4
49,745
108.1
162,018
114.2
724,792
122.6
6,075,191
127.2
27年度
243,741
91.3
30,328
108.5
349,953
98.7
50,095
100.7
138,069
85.2
681,313
94.0
5,457,668
89.8
平成25年
270,381
105.7
26,110
110.8
308,640
88.4
45,154
99.5
142,674
80.9
568,569
103.3
4,774,240
91.1
26年
274,389
101.5
27,822
106.6
315,481
102.2
48,161
106.7
131,378
92.1
674,611
118.7
5,697,586
119.3
27年
261,971
95.5
29,420
105.7
377,051
119.5
51,974
107.9
177,457
135.1
691,848
102.6
5,418,973
95.1
平成27年7~9月
67,964
106.9
7,961
132.9
90,763
126.2
12,846
112.2
38,535
132.2
172,349
111.6
1,230,131
69.1
10~12月
57,181
89.5
8,635
92.5
85,214
95.9
12,714
95.9
31,495
68.4
123,352
100.7
1,112,087
102.5
平成28年1~3月
58,090
76.1
7,985
112.8
87,997
76.5
11,408
85.9
24,002
37.9
223,225
95.5
1,998,289
102.0
4~6月
51,795
85.6
5,166
89.9
72,059
83.8
12,278
93.5
21,945
49.8
185,738
114.4
1,062,130
95.1
7~9月
54,941
80.8
6,242
78.4
106,139
116.9
12,922
100.6
29,541
76.7
160,759
93.3
1,080,969
87.9
H28.4~9累計
106,736
83.1
11,408
83.2
178,198
100.8
25,200
97.0
51,486
62.4
346,497
103.5
2,143,099
91.3
H28.1~9累計
164,826
80.5
19,393
93.3
266,195
91.2
36,608
93.2
75,488
51.7
569,722
100.2
4,141,388
96.2
平成28年7月
14,534
64.3
1,703
90.8
25,231
70.4
5,095
111.9
8,155
49.5
36,241
87.8
285,404
81.3
8月
16,389
69.8
1,757
50.3
25,687
126.9
3,658
95.5
9,074
68.8
65,423
110.4
310,711
68.5
9月
24,018
109.7
2,782
107.4
55,221
159.1
4,169
93.4
12,312
138.9
59,095
82.3
484,854
114.0
会社数
16社
10社
24社
5社
13社
36社
204社
【注】⑫その他機械には、業務用洗濯機、メカニカルシール、ごみ処理装置等が含まれているが、そのうち業務用洗濯機とメカニカルシールの受注金額は次の通りである。
業務用洗濯機:3,576百万円 メカニカルシール:2,314百万円
産業機械 2016.12
P064-070_統計資料1-受注状況.indd 65
65
2016/12/13 16:17
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
(表3)
平成27年9月 需要部門別機種別受注額
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(単位 : 100万円)
※平成23年4月より需要者分類を改訂しました。
機種別
需要者別
冷凍機械
プラスチック
加工機械
タンク
ポンプ
圧縮機
送風機
運搬機械
金属加工
機 械
変速機
その他
合
計
製
品
工
業
1,339
0
1,447
370
0
42
141
63
14
1,142
73
0
527
維
工
業
129
0
18
125
0
227
15
10
0
18
19
0
215
776
紙・ パ ル プ 工 業
910
0
872
118
0
49
57
18
5
100
73
0
10
2,212
業
1,100
51
7,509
616
3
451
298
725
25
1,430
162
17
325
12,712
石油・石炭製品工業
1,386
0
1,131
477
906
19
117
440
6
49
12
0
47
4,590
94
242
370
118
0
30
15
25
6
66
72
10
3
1,051
学
工
民
業
鉄
土
鋼
石
5,158
造
業
2,722
162
913
249
0
0
526
464
286
1,060
308
4,118
195
11,003
非
鉄
金
属
10,382
7
366
309
0
8
20
13
33
626
12
247
12
12,035
金
属
製
品
79
0
4,693
122
0
1
2
55
0
180
95
199
59
5,485
はん用・生産用機械
93
40
206
2,979
0
199
184
3,101
23
1,084
83
173
1,846
10,011
械
0
0
167
2,577
0
112
19
3
0
73
49
0
246
3,246
械
2,849
0
1,331
2,363
0
350
32
107
2
1,570
35
10
75
8,724
情 報 通 信 機 械
70
0
12
344
0
114
214
8
1
1,742
69
2
853
3,429
業
984
0
84
827
0
2,768
15
188
125
1,573
261
612
1,637
9,074
5,678
業
務
間
電
用
気
自
動
業
造
機
機
車
工
業
1,007
0
207
175
0
0
96
245
0
3,626
54
4
264
その他輸送機械工業
船
165
0
21
1
0
130
8
4
0
26
40
3
636
1,034
そ の 他 製 造 業
484
86
1,674
4
9
3,421
553
142
103
1,044
815
411
3,120
11,866
需
非
製
造
業
計
23,793
588
21,021
11,774
918
7,921
2,312
5,611
629
15,409
2,232
5,806
10,070
108,084
農
林
漁
業
41
0
30
161
0
0
0
36
2
196
6
0
9
481
鉱業・採石業・砂利採取業
0
537
16
0
0
0
13
12
0
17
7
3
2
607
185
755
1,195
0
0
93
724
4
100
376
2
428
3,889
製
建
設
業
27
電
力
業
42,803
0
19,123
0
96
0
2,074
440
▲ 322
3,605
216
0
754
68,789
運 輸 業・ 郵 便 業
144
0
111
409
0
0
24
34
9
2,145
159
2
29
3,066
業
52
0
4
59
0
0
0
0
0
1
1
0
0
117
卸 売 業・小 売 業
244
0
81
773
0
0
2,384
165
20
12,243
0
238
634
16,782
金 融 業・保 険 業
306
通
信
造
要
105
0
24
127
0
0
18
0
2
30
0
0
0
業
37
0
0
7
0
0
1
0
0
28
12
0
0
85
情 報 サ - ビ ス 業
3
0
57
231
0
0
1
0
4
29
1
0
0
326
業
1
0
0
3
0
0
0
0
0
55
0
1
0
60
そ の 他 非 製 造 業
2,556
0
1,086
951
2
8
2,754
632
181
3,696
10
16
3,970
15,862
不
動
業
リ
間
産
ー
非
製
需
ス
造
要
業
合
計
46,013
722
21,287
3,916
98
8
7,362
2,043
▲ 100
22,145
788
262
5,826
110,370
計
69,806
1,310
42,308
15,690
1,016
7,929
9,674
7,654
529
37,554
3,020
6,068
15,896
218,454
官
運
輸
業
0
0
0
0
0
0
42
0
268
0
0
0
0
310
防
衛
省
5,208
0
3
65
0
0
164
0
0
0
0
0
40
5,480
公
国
家
公
務
388
0
55
0
0
0
2,723
3
160
16
0
1
44
3,390
地
方
公
務
523
0
19,832
241
119
1
10,442
188
1,125
296
10
14
26,590
59,381
需
そ の 他 官 公 需
官
海
公
外
代
66
化学機械
繊
窯
受
鉱山機械
食
化
民
ボイラ・
原動機
需
需
理
注
額
合
629
0
387
397
0
0
2,172
152
61
173
420
2
210
4,603
計
6,748
0
20,277
703
119
1
15,543
343
1,614
485
430
17
26,884
73,164
要
42,034
303
55,248
4,188
684
7,969
5,921
12,476
230
15,235
591
6,066
15,513
166,458
店
386
16
1,154
11,506
0
287
6,437
3,545
409
1,947
128
161
802
26,778
計
118,974
1,629
118,987
32,087
1,819
16,186
37,575
24,018
2,782
55,221
4,169
12,312
59,095
484,854
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.12
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
産業機械輸出契約状況(平成28年9月)
企画調査部
1.概 要
③化学機械
9月の主要約70社の輸出契約高は、1,559億4,300
アジア、中東、ヨーロッパ、ロシア・東欧の増加に
万円、前年同月比141.6%となった。
より、前年同月比336.4%となった。
プ ラ ン ト は 4 件、373 億 5,100 万 円、 前 年 同 月 比
④プラスチック加工機械
173.4%となった。
ア ジ ア、 南 ア メ リ カ の 増 加 に よ り、 前 年 同 月 比
単体は1,185億9,200万円、前年同月比133.8%とな
101.4%となった。
った。
⑤風水力機械
地域別構成比は、アジア55.2%、ロシア・東欧25.2%、
中東の減少により、前年同月比83.8%となった。
北アメリカ7.0%、中東5.3%、ヨーロッパ5.0%となっ
⑥運搬機械
ている。
ア ジ ア、 北 ア メ リ カ の 増 加 に よ り、 前 年 同 月 比
212.2%となった。
2.機種別の動向
⑦変速機
⑴ 単体機械
アジアの減少により、前年同月比80.6%となった。
①ボイラ・原動機
⑧金属加工機械
ア ジ ア、 オ セ ア ニ ア の 増 加 に よ り、 前 年 同 月 比
アジアの減少により、前年同月比79.4%となった。
103.1%となった。
⑨冷凍機械
②鉱山機械
アジア、中東、ヨーロッパの減少により、前年同月
アジア、中東の増加により、前年同月比376.1%と
比67.0%となった。
なった。
⑵ プラント
アジア、ロシア・東欧の増加により、前年同月比
173.4%となった。
(表1)
平成28年9月 産業機械輸出契約状況 機種別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円)
単 体 機 械
①ボイラ・原動機
金額
前年比
②鉱山機械
金額
③化学機械
前年比
金額
④プラスチック加工機械
前年比
金額
前年比
⑤風水力機械
金額
前年比
⑥運搬機械
金額
前年比
⑦変速機
金額
前年比
⑧金属加工機械
金額
前年比
平成25年度
405,562
98.7
4,128
45.0
293,374
118.1
99,978
118.1
211,792
120.8
70,937
63.4
6,851
95.4
64,205
120.1
26年度
419,940
103.5
3,906
94.6
197,635
67.4
99,236
99.3
177,879
84.0
88,201
124.3
7,432
108.5
52,759
82.2
27年度
339,756
80.9
1,486
38.0
353,700
179.0
95,602
96.3
168,730
94.9
75,878
86.0
7,780
104.7
34,933
66.2
平成25年
461,854
104.8
2,907
30.2
273,868
173.0
95,021
101.5
209,943
119.0
88,211
81.0
6,798
81.9
57,345
82.0
26年
352,600
76.3
4,052
139.4
203,384
74.3
97,092
102.2
180,831
86.1
70,934
80.4
6,819
100.3
47,998
83.7
27年
391,069
110.9
2,725
67.3
333,267
163.9
102,797
105.9
193,184
106.8
93,335
131.6
8,148
119.5
45,790
95.4
平成27年7~9月
51,321
98.2
278
37.7
142,224
ー
21,281
89.3
54,334
142.2
19,578
116.6
2,087
120.2
12,037
119.1
10~12月
123,333
95.0
298
83.0
30,865
97.6
25,981
108.9
36,546
89.1
20,650
113.2
1,699
100.7
7,232
39.7
平成28年1~3月
88,767
63.4
357
22.4
151,608
115.6
22,700
75.9
35,030
58.9
18,082
50.9
1,904
83.8
7,079
39.5
4~6月
166,813
218.5
411
74.3
32,739
112.9
23,569
91.9
27,532
64.3
15,832
90.1
2,679
128.2
5,291
61.6
7~9月
45,074
87.8
641
230.6
47,649
33.5
21,004
98.7
37,199
68.5
31,906
163.0
1,631
78.2
7,891
65.6
H28.4~9累計
211,887
166.0
1,052
126.6
80,388
46.9
44,573
95.0
64,731
66.6
47,738
128.5
4,310
103.2
13,182
63.9
H28.1~9累計
300,654
112.3
1,409
58.1
231,996
76.7
67,273
87.6
99,761
63.7
65,820
90.6
6,214
96.4
20,261
52.5
平成28年4月
11,953
113.8
30
19.6
3,577
58.9
5,539
78.4
10,036
115.0
8,219
177.5
670
99.7
470
20.9
5月
18,482
121.0
80
67.8
3,765
38.2
6,197
74.4
8,195
52.7
5,599
100.8
1,127
179.2
1,626
56.7
6月
136,378
269.8
301
106.7
25,397
194.3
11,833
115.5
9,301
50.2
2,014
27.3
882
111.8
3,195
92.0
7月
6,000
28.0
80
109.6
8,844
96.0
7,005
96.1
8,832
42.8
7,662
92.1
523
68.9
1,699
34.2
8月
13,579
261.9
294
219.4
4,775
3.9
7,359
98.9
13,400
84.7
9,970
219.7
535
86.7
2,667
101.6
9月
25,495
103.1
267
376.1
34,030
336.4
6,640
101.4
14,967
83.8
14,274
212.2
573
80.6
3,525
79.4
産業機械 2016.12
P064-070_統計資料1-受注状況.indd 67
67
2016/12/13 16:17
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
単 体 機 械
⑨冷凍機械
金額
⑩その他
前年比
金額
⑫プラント
⑪単体合計
前年比
金額
前年比
平成25年度
56,655
86.5 122,435
127.8
1,335,917
26年度
56,264
99.3 133,693
109.2
1,236,945
金額
105.8
統計資料
⑬総 計
前年比
金額
前年比
333,494
73.7
1,669,411
97.4
92.6 1,210,208
362.9
2,447,153
146.6
27年度
69,744
124.0 166,384
124.5
1,313,993
106.2
395,946
32.7
1,709,939
69.9
平成25年
56,529
84.9 111,593
117.5
1,364,069
111.2
436,343
39.9
1,800,412
77.6
26年
58,193
102.9 137,163
122.9
1,159,066
85.0 1,231,059
282.1
2,390,125
132.8
27年
67,582
116.1 173,773
126.7
1,411,670
121.8
376,640
30.6
1,788,310
74.8
平成27年7~9月
21,805
169.1
35,794
112.6
360,739
191.5
67,387
9.3
428,126
46.8
10~12月
17,635
146.6
48,190
138.8
312,429
100.3
32,330
64.0
344,759
95.2
平成28年1~3月
17,810
113.8
30,311
80.4
373,648
79.3
193,184
111.1
566,832
87.9
4~6月
15,821
126.6
40,620
78.0
331,307
124.0
20,898
20.3
352,205
95.1
1.
7~9月
15,584
71.5
52,212
145.9
260,791
72.3
57,240
84.9
318,031
74.3
H28.4~9累計
31,405
91.6
92,832
105.6
592,098
94.3
78,138
45.8
670,236
84.0
H28.1~9累計
49,215
98.5 123,143
98.1
965,746
87.9
271,322
78.8
1,237,068
85.7
平成28年4月
5,974
125.2
16,697
204.9
63,165
119.2
0
ー
63,165
105.1
5月
4,955
131.9
8,626
65.9
58,652
78.2
0
ー
58,652
50.0
6月
4,892
123.3
15,297
49.6
209,490
150.5
20,898
39.0
230,388
119.5
国 内
9,469
25.4%
7月
4,086
35.4
6,122
46.9
50,853
52.3
19,889
83.5
70,742
58.4
海 外
17,445
46.7%
8月
7,342
181.0
31,425
272.7
91,346
52.3
0
ー
91,346
46.4
その他
10,437
27.9%
9月
4,156
67.0
14,665
130.7
118,592
133.8
37,351
173.4
155,943
141.6
合計
37,351
100.0%
(備考) ※9月のプラントの内訳
(件数)
発電
(金額)
2
15,048
2. 化学・石化
1
20,564
3. 製鉄非鉄
1
1,739
4
37,351
合計
(金額)
(構成比)
(表2)
平成28年9月 産業機械輸出契約状況 機種別・世界州別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円)
( 単 体 機 械)
ア
ジ
①ボイラ・原動機
件数
金額
②鉱 山 機 械
前年同月比
件数
金額
件数
金額
④プラスチック加工機械
前年同月比
件数
金額
⑤風 水 力 機 械
前年同月比
件数
金額
前年同月比
ア
47
20,554
130.9%
18
75
3,750.0%
102
6,748
499.1%
60
5,077
103.0%
1,416
9,593
東
4
505
13.9%
1
150
15,000.0%
19
3,916
2,072.0%
4
63
85.1%
172
3,412
45.5%
ヨーロッパ
2
▲ 64
ー
0
0
ー
10
3,056 10,186.7%
12
150
45.9%
117
564
213.6%
北アメリカ
12
2,763
50.0%
0
0
ー
27
1,426
23.8%
27
972
96.2%
245
705
149.7%
南アメリカ
1
36
12.3%
1
1
100.0%
4
115
ー
2
296
156.6%
27
45
6.5%
ア フ リ カ
4
373
195.3%
10
38
58.5%
3
189
ー
2
▲1
ー
54
186
180.6%
オセアニア
12
1,260
6,631.6%
9
3
300.0%
2
289
9.5%
1
77
3,850.0%
11
21
3.8%
ロシア・東欧
2
68
26.2%
0
0
ー
2
18,291
8,057.7%
5
6
100.0%
20
441
296.0%
84
25,495
103.1%
39
267
376.1%
169
34,030
336.4%
113
6,640
101.4%
2,062
14,967
83.8%
中
合
計
( 単 体 機 械)
ア
ジ
⑥運 搬 機 械
件数
金額
⑦変速機
前年同月比
件数
金額
⑧金属加工機械
前年同月比
件数
金額
⑨冷 凍 機 械
前年同月比
件数
金額
117.8%
⑩そ の 他
前年同月比
件数
金額
前年同月比
ア
51
11,131
248.7%
22
337
67.9%
44
2,541
61.4%
5
1,377
64.1%
203
11,803
133.5%
東
0
0
ー
0
0
ー
0
0
ー
2
210
26.3%
4
39
169.6%
ヨーロッパ
13
23
17.0%
7
108
117.4%
6
544
1,066.7%
4
1,666
74.0%
97
1,704
202.9%
北アメリカ
4
3,049
268.4%
6
95
102.2%
25
408
259.9%
2
439
141.6%
153
1,114
165.3%
南アメリカ
3
7
ー
1
22
100.0%
3
31
81.6%
1
51
67.1%
5
3
0.4%
ア フ リ カ
1
3
ー
0
0
ー
1
1
100.0%
1
81
67.5%
0
0
ー
オセアニア
4
57
518.2%
1
11
137.5%
0
0
ー
1
332
67.1%
3
1
11.1%
1
4
200.0%
0
0
ー
0
0
ー
0
0
ー
2
1
ー
77
14,274
212.2%
37
573
80.6%
79
3,525
79.4%
16
4,156
67.0%
467
14,665
130.7%
中
ロシア・東欧
合
計
⑪単 体 合 計
件数
ア
中
ジ
金額
ア 1,968
⑫プ ラ ン ト
前年同月比
件数
金額
⑬総 計
前年同月比
件数
金額
前年同月比
構成比
69,236
137.8%
3
16,787
ー
1,971
86,023
171.3%
55.2%
5.3%
東
206
8,295
62.7%
0
0
ー
206
8,295
58.2%
ヨーロッパ
268
7,751
250.0%
0
0
ー
268
7,751
250.0%
5.0%
北アメリカ
501
10,971
71.4%
0
0
ー
501
10,971
64.0%
7.0%
南アメリカ
48
607
43.0%
0
0
ー
48
607
43.0%
0.4%
ア フ リ カ
76
870
177.2%
0
0
ー
76
870
177.2%
0.6%
オセアニア
44
2,051
49.4%
0
0
ー
44
2,051
9.0%
1.3%
ロシア・東欧
32
18,811
2,921.0%
1
20,564
ー
33
39,375
6,114.1%
25.2%
計 3,143
118,592
133.8%
4
37,351
173.4%
3,147 155,943
141.6%
100.0%
合
68
③化 学 機 械
前年同月比
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.12
P064-070_統計資料1-受注状況.indd 68
2016/12/13 16:17
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
環境装置受注状況(平成28年9月)
企画調査部
9月の受注高は、783億6,900万円で、前年同月比
2.装置別の動向(前年同月との比較)
116.8%となった。
①大気汚染防止装置
1.需要部門別の動向(前年同月との比較)
電力向け集じん装置の増加により、943.4%となっ
①製造業
た。
パルプ・紙向け産業廃水処理装置の増加により、
②水質汚濁防止装置
113.7%となった。
パルプ・紙向け産業廃水処理装置、官公需向け産業
②非製造業
廃水処理装置、汚泥処理装置、関連機器、その他非製
電力向け集じん装置の増加により、856.6%となっ
造業向け関連機器の増加により、130.1%となった。
た。
③ごみ処理装置
③官公需
官公需向け事業系廃棄物処理装置の減少により、
事業系廃棄物処理装置の減少により、81.3%とな
61.5%となった。
った。
④騒音振動防止装置
④外需
そ の 他 製 造 業 向 け 騒 音 防 止 装 置 の 減 少 に よ り、
排煙脱硫装置、排煙脱硝装置の増加により、251.1
98.0%となった。
%となった。
(表1)
環境装置の需要部門別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
①製造業
②非製造業
③民需計
④官公需
⑤内需計
⑥外需
⑦合計
(金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比)
平成25年度
46,231
86.7
40,943
146.0
87,174
107.1
412,955
110.9
500,129
110.3
15,475
43.1
515,604
105.3
26年度
55,062
119.1
48,826
119.3
103,888
119.2
506,221
122.6
610,109
122.0
39,189
253.2
649,298
125.9
27年度
75,571
137.2
66,023
135.2
141,594
136.3
435,429
86.0
577,023
94.6
35,088
89.5
612,111
94.3
平成25年
48,924
91.3
32,559
91.9
81,483
91.6
412,746
112.5
494,229
108.4
29,583
63.8
523,812
104.3
26年
49,881
102.0
33,080
101.6
82,961
101.8
474,586
115.0
557,547
112.8
26,579
89.8
584,126
111.5
27年
61,197
122.7
61,329
185.4
122,526
147.7
404,751
85.3
527,277
94.6
44,428
167.2
571,705
97.9
平成27年7~9月
13,675
87.3
7,856
154.6
21,531
103.8
117,007
98.4
138,538
99.2
7,534
240.5
146,072
102.3
10~12月
16,585
152.2
10,832
178.7
27,417
161.7
56,910
64.5
84,327
80.2
8,889
107.9
93,216
82.2
平成28年1~3月
31,781
182.6
36,473
114.8
68,254
138.8
175,745
121.1
243,999
125.6
5,583
37.4
249,582
119.3
4~6月
13,453
99.4
15,004
138.1
28,457
116.7
116,515
135.9
144,972
131.6
2,788
21.3
147,760
119.9
7~9月
25,829
188.9
25,587
325.7
51,416
238.8
109,950
94.0
161,366
116.5
34,357
456.0
195,723
134.0
H28.4~9累計
39,282
144.4
40,591
216.9
79,873
173.9
226,465
111.7
306,338
123.2
37,145
180.2
343,483
127.5
H28.1~9累計
71,063
159.3
77,064
152.6
148,127
155.7
402,210
115.6
550,337
124.2
42,728
120.2
593,065
123.9
平成28年7月
16,392
480.8
2,444
139.7
18,836
365.1
26,750
140.6
45,586
188.4
6,876
149.7
52,462
182.3
8月
3,127
66.3
3,168
83.9
6,295
74.2
36,947
89.9
43,242
87.2
21,650
3,491.9
64,892
129.3
9月
6,310
113.7
19,975
856.6
26,285
333.4
46,253
81.3
72,538
112.0
5,831
251.1
78,369
116.8
産業機械 2016.12
P064-070_統計資料1-受注状況.indd 69
69
2016/12/13 16:17
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
(表2)
環境装置の装置別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
①大気汚染防止装置
(金額)
②水質汚濁防止装置
(前年比)
(金額)
③ごみ処理装置
(前年比)
(金額)
④騒音振動防止装置
(前年比)
(金額)
⑤合計
(前年比)
(金額)
(前年比)
平成25年度
42,575
81.5
178,749
99.0
291,890
114.6
2,390
127.1
515,604
105.3
26年度
57,424
134.9
197,413
110.4
392,728
134.5
1,733
72.5
649,298
125.9
27年度
85,874
149.5
181,930
92.2
342,866
87.3
1,441
83.2
612,111
94.3
平成25年
47,281
93.6
196,223
102.3
278,261
107.9
2,047
104.1
523,812
104.3
111.5
26年
41,737
88.3
191,533
97.6
348,723
125.3
2,133
104.2
584,126
27年
61,487
147.3
162,207
84.7
346,506
99.4
1,505
70.6
571,705
97.9
平成27年7~9月
11,039
192.9
44,309
75.6
90,346
116.0
378
77.9
146,072
102.3
10~12月
8,062
146.5
46,162
76.9
38,456
81.1
536
127.0
93,216
82.2
平成28年1~3月
53,631
183.4
63,324
145.2
132,275
97.3
352
84.6
249,582
119.3
4~6月
11,545
87.8
31,288
111.2
104,681
128.0
246
140.6
147,760
119.9
7~9月
45,786
414.8
63,906
144.2
85,419
94.5
612
161.9
195,723
134.0
H28.4~9累計
57,331
237.1
95,194
131.4
190,100
110.4
858
155.2
343,483
127.5
H28.1~9累計
110,962
207.7
158,518
136.6
322,375
104.7
1,210
124.9
593,065
123.9
平成28年7月
18,260
383.5
15,401
122.4
18,441
162.9
360
300.0
52,462
182.3
8月
2,233
62.1
23,088
189.4
39,468
115.1
103
97.2
64,892
129.3
9月
25,293
943.4
25,417
130.1
27,510
61.5
149
98.0
78,369
116.8
(表3) 平成28年9月 環境装置需要部門別受注額
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(単位:100万円)
需要部門
民
間
造
業
製
機種
集
食品
じ
石油
化学
化学
窯業
鉄鋼
非鉄
金属
機械
その他
小計
電力
鉱業 その他
小計
地方
その他
自治体
計
要
外需
小計
合計
大気汚染防止装置
6
11
2
0
19
39
28
17
140
64
59
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
排 煙 脱 硫 装 置
0
0
0
4
0
2
0
0
0
0
2
8 1,321
0
排 煙 脱 硝 装 置
0
0
4
0
0
215
0
246
0
0
9
474
排ガス処理装置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
19
関
0
0
0
0
0
0
0
0
0
22
32
6
11
6
4
19
256
28
263
140
86
121
産業廃水処理装置
544
1
859
44
117
703
3
473
24
838
184
1
10
195
下水汚水処理装置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
7
7
0
0
5
5
し 尿 処 理 装 置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
502
0
502
0
502
汚 泥 処 理 装 置
60
0
1
0
0
23
0
1
2
1
104
192
2
0
▲9
▲7
185
6,272
74
6,346
0
6,531
海洋汚染防止装置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
0
0
0
0
1
20
0
0
0
0
1
0
0
0
0
64
85
0
0
630
630
715
800
3
803
188
1,706
624
1
860
44
117
727
3
474
26
839 1,040 4,755
186
1
637
824
5,579 19,302
285 19,587
251 25,417
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
68
68
488 24,684
129 24,813
▲ 2 25,299
水質汚濁防止装置
関
機
器
計
連
小
機
器
計
ごみ処理装置
都市ごみ処理装置
385 16,335
0
128 16,463 16,848
136
0
136
0
0
0
0
0
0
0
19 1,340
1,348
0
0
0
3,009
4,357
679
1,153
0
3
3
2,533
3,689
0
11 16,995
678
0
1
19
0
0
0
0
19
117
0
117
26
162
54
27
0
0
27
81
9
0
9
0
90
940 18,361
0
148 18,509 19,449
262
3
265
5
776
865 4,471
0
420
420
4,666
771
12 10,957
203 11,160
5,579 25,293
56
5,498
7 11,179
事業系廃棄物処理装置
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
45
46
0
0
555
555
601
20
0
20
0
621
関
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
19
19
19
1,568
0
1,568
3
1,590
連
小
騒音振動防止装置
70
官 公 需
非 製 造 業
置
小
装
パルプ 石油
・紙 石炭
要
重・ 軽 油 脱 硫 装 置
連
ん
繊維
需
機
器
計
1 27,510
0
0
0
0
0
0
1
0
0
465
466
0
0
642
642
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
149
149
0
0
0
0
149
0
0
0
0
149
振 動 防 止 装 置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
関
連
機
器
1,108 26,272
129 26,401
0
騒 音 防 止 装 置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
計
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
149
149
0
0
0
0
149
0
0
0
0
149
合 計
630
12
866
48
136
983
31
738
166
小
925 1,775 6,310 18,547
1 1,427 19,975 26,285 45,836
417 46,253
5,831 78,369
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.12
P064-070_統計資料1-受注状況.indd 70
2016/12/13 16:17
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
平成28年度上半期 産業機械受注状況(平成28年4〜9月)
企画調査部
平成28年度上半期の産業機械受注総額は、前年同期
(117.7%)
、プラスチック加工機械(110.7%)、ポン
比91.3%の2兆1,430億円となり、年度上半期として
プ(105.3%)の3機種であり、減少した機種は、ボイラ・
は2年連続、年度半期としては2期ぶりに前年同期を下
原動機(76.6%)、鉱山機械(59.8%)、タンク(64.7%)
、
回った。
圧縮機(98.3%)、送風機(99.8%)、運搬機械(94.7%)
、
内需は、前年同期比96.3%の1兆4,253億円となり、
変速機(95.9%)、金属加工機械(88.5%)
、その他機械
年度上半期としては2年連続、年度半期としては2期ぶ
(97.5%)の9機種である(括弧の数字は前年同期比)
。
りに前年同期を下回った。
外需は、前年同期比82.8%の7,177億円となり、年
⑵ 外 需
度上半期としては2年連続、年度半期としては3期連続
中東、南アメリカ、オセアニアで減少し、前年同期比
で前年同期を下回った。
82.8%の7,177億円となった。
1.需要部門別受注状況(表1参照)
なお、外需で増加した機種は、ボイラ・原動機(134.9
⑴ 内 需
%)、鉱山機械(129.8%)、運搬機械(119.1%)
、変速
①製造業
機(102.6%)、その他機械(122.8%)の5機種であり、
鉄鋼、情報通信機械、造船の減少により、前年同期
減少した機種は、化学機械(冷凍含)
(51.4%)
、タンク
比90.4%の5,280億円となり、年度上半期としては
(4.5%)、プラスチック加工機械(91.6%)
、
ポンプ(67.3
2年ぶり、年度半期としては4期ぶりに前年同期を下
%)、圧縮機(67.2%)、送風機(34.2%)、金属加工機
回った。
械(41.8%)の7機種である(括弧の数字は前年同期比)
。
②非製造業
建設、電力、運輸・郵便の減少により、前年同期比
2.機種別受注状況(表2参照)
90.7%の4,214億円となり、年度上半期としては2
⑴ ボイラ・原動機
年連続、年度半期としては2期ぶりに前年同期を下回
鉄 鋼、 電 力 の 減 少 に よ り、 前 年 同 期 比 94.5 % の
った。
5,768億円となり、年度上半期としては2年連続、年度
③民需計
半期としては2期ぶりに前年同期を下回った。
①と②を加算した民需の合計は、前年同期比90.5
⑵ 鉱山機械
%の9,495億円となり、年度上半期としては4年ぶり、
建設の減少により、同64.1%の104億円となり、年
年度半期としては7期ぶりに前年同期を下回った。
度上半期としては6年ぶり、年度半期としては2期連続
④官公需
で前年同期を下回った。
地方公務が増加し、前年同期比112.8%の3,256億
⑶ 化学機械(冷凍機械を含む)
円となり、年度上半期としては2年ぶり、年度半期と
外需の減少により、同86.6%の5,641億円となり、
しては2期連続で前年同期を上回った。
年度上半期としては2年連続、年度半期としては2期ぶ
⑤代理店
りに前年同期を下回った。
前年同期比105.4%の1,501億円となり、年度上半
⑷ タンク
期としては4年ぶり、年度半期としては2期連続で前
石油・石炭、外需の減少により、同19.1%の55億円
年同期を上回った。
となり、年度上半期としては3年ぶり、年度半期として
は2期連続で前年同期を下回った。
なお、内需で増加した機種は、化学機械(含冷凍)
産業機械 2016.12
P071-079_統計資料1-2-受注状況_年次.indd 71
71
2016/12/13 16:17
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
⑸ プラスチック加工機械
⑹ ポンプ
その他製造業が増加したものの、外需の減少により、
外需の減少により、同94.0%の1,673億円となり、
同99.7%の992億円となり、年度上半期としては2年
年度上半期としては2年ぶり、年度半期としては4期ぶ
ぶり、
年度半期としては2期連続で前年同期を下回った。
りに前年同期を下回った。
(表1)
最近の産業機械の需要部門別受注状況
平成28年11月
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(単位:100万円、比率:%)
平成26年度
平成27年度
4~9月
金額
10~3月
前年同期比
金額
平成28年度
4~9月
前年同期比
金額
10~3月
前年同期比
金額
金額
前年同期比
構成比
民
食
品
工
業
23,342
81.2
24,262
89.4
25,771
110.4
35,236
145.2
25,731
99.8
1.2
繊
維
工
業
3,159
59.7
3,229
114.8
5,436
172.1
3,573
110.7
5,107
93.9
0.2
紙 ・ パ ル プ 工 業
19,125
82.0
39,176
175.2
15,550
81.3
12,406
31.7
10,250
65.9
0.5
化
業
57,224
109.3
82,813
132.1
58,311
101.9
95,655
115.5
67,126
115.1
3.1
石油・石炭製品工業
学
需
窯
工
業
鉄
土
鋼
48,338
109.5
58,675
160.8
34,186
70.7
27,890
47.5
28,947
84.7
1.4
石
8,610
82.6
11,239
110.9
9,074
105.4
11,180
99.5
7,587
83.6
0.4
業
42,300
127.3
41,381
100.0
111,650
263.9
168,964
408.3
57,883
51.8
2.7
製
造
非
鉄
金
属
21,481
165.7
24,784
145.5
17,833
83.0
33,252
134.2
40,914
229.4
1.9
金
属
製
品
6,838
52.4
10,308
184.3
9,214
134.7
12,895
125.1
11,239
122.0
0.5
械
69,700
90.3
72,236
106.3
81,358
116.7
77,320
107.0
78,844
96.9
3.7
はん用・生産用機械
50,433
95.7
55,415
109.9
58,104
115.2
55,344
99.9
55,304
95.2
2.6
業
械
19,267
78.7
16,821
95.8
23,254
120.7
21,976
130.6
23,540
101.2
1.1
械
34,964
102.3
44,449
103.1
51,291
146.7
35,571
80.0
42,712
83.3
2.0
情 報 通 信 機 械
12,268
117.3
18,091
194.2
25,308
206.3
12,187
67.4
13,526
53.4
0.6
自
業
36,674
112.4
41,670
112.1
40,982
111.7
41,036
98.5
42,888
104.7
2.0
業
24,674
113.7
38,624
220.5
29,945
121.4
23,057
59.7
18,795
62.8
0.9
その他輸送機械工業
8,095
66.0
13,177
86.2
8,378
103.5
8,281
62.8
5,649
67.4
0.3
そ の 他 製 造 業
60,683
90.6
60,087
95.5
60,054
99.0
68,483
114.0
70,873
118.0
3.3
477,475
99.7
584,201
122.0
584,341
122.4
666,986
114.2
528,071
90.4
24.6
旧
一
般
務
電
動
機
用
気
機
機
車
造
工
船
業
民
製
造
業
計
農
林
漁
業
1,347
15.5
1,220
88.4
1,620
120.3
1,243
101.9
2,838
175.2
0.1
鉱業・採石業・砂利採取業
11,025
306.0
4,913
45.6
4,513
40.9
5,565
113.3
4,108
91.0
0.2
需
建
設
業
23,249
166.9
15,501
100.4
22,606
97.2
41,525
267.9
13,135
58.1
0.6
電
力
業
330,478
108.3
693,977
160.8
277,383
83.9
751,042
108.2
236,034
85.1
11.0
運 輸 業 ・ 郵 便 業
非
製
造
業
42,259
147.7
41,490
117.7
30,351
71.8
30,086
72.5
19,908
65.6
0.9
業
2,137
109.8
2,019
119.6
2,595
121.4
2,873
142.3
2,396
92.3
0.1
卸 売 業 ・ 小 売 業
33,795
95.4
34,029
93.3
40,308
119.3
39,630
116.5
46,705
115.9
2.2
金 融 業 ・ 保 険 業
1,891
100.4
1,262
61.8
1,776
93.9
1,176
93.2
2,352
132.4
0.1
不
業
2,533
166.5
564
22.9
1,802
71.1
1,269
225.0
552
30.6
0.0
情 報 サ ー ビ ス 業
3,875
84.6
2,855
104.6
2,516
64.9
1,712
60.0
2,053
81.6
0.1
業
89
15.2
118
57.6
52
58.4
353
299.2
138
265.4
0.0
そ の 他 非 製 造 業
92,826
152.2
93,154
98.4
79,061
85.2
96,329
103.4
91,219
115.4
4.3
545,504
116.8
891,102
140.4
464,583
85.2
972,803
109.2
421,438
90.7
19.7
通
信
動
リ
非
産
ー
製
ス
造
業
民 間 需 要 合 計
計
1,022,979
108.1
1,475,303
132.5
1,048,924
102.5
1,639,789
111.1
949,509
90.5
44.3
官
公
需
計
362,322
137.7
337,228
93.2
288,827
79.7
352,332
104.5
325,669
112.8
15.2
海
外
需
要
1,501,777
181.1
1,078,638
111.5
867,075
57.7
964,501
89.4
717,725
82.8
33.5
店
143,972
99.8
152,972
102.4
142,466
99.0
153,754
100.5
150,196
105.4
7.0
計
3,031,050
138.9
3,044,141
117.4
2,347,292
77.4
3,110,376
102.2
2,143,099
91.3
100.0
1,529,273
113.0
1,965,503
121.0
1,480,217
96.8
2,145,875
109.2
1,425,374
96.3
66.5
代
合
理
( 内 需 計 )
(注)
・平成23年4月より需要者分類を変更した。
・
『旧一般機械』
は旧分類の
『一般機械』
+
『精密機械』
であり、新分類での
『はん用・生産用機械』
+
『業務用機械』
に対応する。
72
4~9月
前年同期比
(比率は小数点第二位を四捨五入)
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.12
P071-079_統計資料1-2-受注状況_年次.indd 72
2016/12/13 16:17
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
⑺ 圧縮機
⑽ 変速機
外需の減少により、同83.1%の1,067億円となり、
官公需の減少により、同97.0%の252億円となり、
年度上半期としては2年ぶり、年度半期としては2期連
年度上半期としては4年ぶり、年度半期としては2期連
続で前年同期を下回った。
続で前年同期を下回った。
⑻ 送風機
⑾ 金属加工機械
外需の減少により、同83.2%の114億円となり、年
金 属 製 品、 自 動 車、 造 船、 外 需 の 減 少 に よ り、 同
度上半期としては4年ぶり、年度半期としては5期ぶり
62.4%の514億円となり、年度上半期としては2年ぶ
に前年同期を下回った。
り、年度半期としては2期連続で前年同期を下回った。
⑼ 運搬機械
⑿ その他機械
食品、電力、卸売・小売、その他非製造業、外需の増
官公需、外需の増加により、同103.5%の3,464億円
加により、同100.8%の1,781億円となり、年度上半期
となり、年度上半期としては2年ぶり、年度半期として
としては3年連続、年度半期としては2期ぶりに前年同
は3期連続で前年同期を上回った。
期を上回った。
(表2)
最近の産業機械の機種別受注状況
平成28年11月
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
上段 金額単位:百万円
下段 前年同期比:%
平成26年度
4~9月
内需
ボイラ・
原動機
鉱山機械
外需
平成27年度
10~3月
計
内需
外需
計
294,224 1,105,947
479,512
223,344
702,856
811,723
115.9%
80.3%
101.6%
134.0%
153.2%
8,458
2,028
10,486
10,019
2,092
87.1%
内需
外需
422,958
187,433
138.6%
88.2%
12,111
15,270
10~3月
計
内需
外需
610,391
955,299
83.9%
86.8%
117.7%
87.3%
987
16,257
7,970
893
4~9月
計
256,764 1,212,063
内需
外需
計
324,024
252,803
576,827
109.6%
76.6%
134.9%
94.5%
8,863
9,137
1,281
10,418
116.2%
102.2%
96.5%
101.1%
180.5%
48.7%
155.0%
79.5%
42.7%
73.2%
59.8%
129.8%
64.1%
352,188
化学機械
(冷凍を含む) 101.1%
977,146 1,329,334
416,929
351,136
768,065
345,837
305,862
651,699
460,221
403,875
864,096
406,947
157,211
564,158
231.2%
116.9%
103.3%
110.2%
98.2%
31.3%
49.0%
110.4%
115.0%
112.5%
117.7%
51.4%
86.6%
205,556
948,526 1,154,082
260,139
322,896
583,035
174,742
271,552
446,294
304,821
368,151
672,972
234,701
125,733
360,434
内 化学機械
内 冷凍機械
タンク
プラスチック
加工機械
ポンプ
圧縮機
送風機
運搬機械
変速機
金属加工
機
械
そ の 他
合 計
126.3%
4~9月
平成28年度
431.3%
117.2%
475.0%
307.7%
127.0%
104.5%
113.5%
85.0%
28.6%
38.7%
117.2%
114.0%
115.4%
134.3%
46.3%
80.8%
146,632
28,620
175,252
156,790
28,240
185,030
171,095
34,310
205,405
155,400
35,724
191,124
172,246
31,478
203,724
99.2%
84.7%
106.4%
87.6%
103.2%
91.0%
101.1%
116.7%
119.9%
117.2%
99.1%
126.5%
103.3%
100.7%
91.7%
10,369
879
11,248
15,987
2,723
18,710
7,066
22,136
29,202
7,538
426
7,964
4,573
998
5,571
131.1%
67.6%
122.1%
110.8%
3.6%
20.8%
68.1% 2,518.3%
259.6%
47.2%
15.6%
42.6%
64.7%
4.5%
19.1%
99,242
35,516
55,425
90,941
38,691
64,176
102,867
42,183
57,398
99,581
43,616
57,827
101,443
46,680
52,562
105.2%
96.7%
99.9%
119.1%
110.3%
113.5%
118.8%
103.6%
109.5%
112.7%
90.1%
98.6%
110.7%
91.6%
99.7%
114,716
38,155
152,871
130,095
53,457
183,552
125,069
52,892
177,961
146,616
38,033
184,649
131,750
35,608
167,358
94.8%
96.9%
95.3%
103.5%
108.2%
104.9%
109.0%
138.6%
116.4%
112.7%
71.1%
100.6%
105.3%
67.3%
94.0%
67,410
59,353
126,763
65,127
75,085
140,212
65,689
62,781
128,470
65,864
49,407
115,271
64,550
42,186
106,736
116.3%
79.4%
95.5%
103.5%
85.4%
93.0%
97.4%
105.8%
101.3%
101.1%
65.8%
82.2%
98.3%
67.2%
83.1%
8,896
2,637
11,533
15,270
1,142
16,412
10,241
3,467
13,708
15,293
1,327
16,620
10,224
1,184
11,408
98.5%
117.1%
102.2%
148.8%
46.0%
128.7%
115.1%
131.5%
118.9%
100.2%
116.2%
101.3%
99.8%
34.2%
83.2%
98,047
52,689
150,736
125,900
78,092
203,992
132,248
44,494
176,742
126,857
46,354
173,211
125,200
52,998
178,198
99.6%
114.7%
104.4%
120.7%
190.1%
140.3%
134.9%
84.4%
117.3%
100.8%
59.4%
84.9%
94.7%
119.1%
100.8%
19,701
3,497
23,198
22,535
4,012
26,547
21,732
4,241
25,973
20,517
3,605
24,122
20,848
4,352
25,200
102.3%
94.6%
101.0%
113.4%
125.1%
115.0%
110.3%
121.3%
112.0%
91.0%
89.9%
90.9%
95.9%
102.6%
97.0%
31,338
21,240
52,578
35,882
73,558
109,440
36,313
46,259
82,572
36,467
19,030
55,497
32,138
19,348
51,486
112.3%
42.0%
67.0%
128.2%
207.8%
172.6%
115.9%
217.8%
157.0%
101.6%
25.9%
50.7%
88.5%
41.8%
62.4%
303,122
65,384
368,506
277,345
78,941
356,286
255,611
79,125
334,736
259,617
86,960
346,577
249,303
97,194
346,497
144.9%
139.6%
144.0%
109.0%
98.2%
106.4%
84.3%
121.0%
90.8%
93.6%
110.2%
97.3%
97.5%
122.8%
103.5%
964,501 3,110,376 1,425,374
717,725
2,143,099
82.8%
91.3%
1,529,273 1,501,777 3,031,050 1,965,503 1,078,638 3,044,141 1,480,217
113.0%
181.1%
138.9%
121.0%
111.5%
117.4%
96.8%
867,075 2,347,292 2,145,875
57.7%
77.4%
109.2%
89.4%
102.2%
96.3%
産業機械 2016.12
P071-079_統計資料1-2-受注状況_年次.indd 73
73
2016/12/13 16:17
行事報告
行事予定
製造業
化学工業 石油・石炭
②鉱山機械
③化学機械
(冷凍を含む)
③ー1
内 化学機械
③ー2
内 冷凍機械
④タンク
⑤プラスチック
加工機械
⑥ポンプ
⑦圧縮機
⑧送風機
⑨運搬機械
⑩変速機
⑪金属加工
機
械
⑫そ の 他
⑬合 計
5,550
45.5
291
121.3
37,552
158.7
33,235
168.7
4,317
109.2
279
35.0
5,956
103.8
1,884
92.9
4,607
102.4
159
66.3
5,693
124.2
1,133
106.1
1,527
545.4
2,495
83.4
67,126
115.1
統計資料
(表3)
主な需要部門別受注状況
(平成28年4月~9月)
上段 金額単位:百万円
下段 前年同期比:%
①ボイラ・
原動機
書籍・報告書情報
2,779
137.3
0
ー
19,332
86.6
15,821
83.7
3,511
103.1
3,524
67.5
230
185.5
874
68.0
1,520
60.2
52
288.9
180
82.6
89
115.6
6
ー
361
103.1
28,947
84.7
鉄鋼
旧一般機械 電気機械
7,784
10.5
484
66.6
17,522
318.2
15,741
415.7
1,781
103.5
4
13.8
2
25.0
2,021
91.6
1,468
65.0
1,025
90.0
5,720
101.5
1,599
96.7
18,213
104.4
2,041
166.6
57,883
51.8
1,799
24.2
260
114.5
41,389
101.4
2,343
118.8
39,046
100.5
0
ー
1,038
89.0
733
91.7
17,958
96.8
159
104.6
6,063
143.9
1,117
79.7
1,094
158.8
7,234
122.0
78,844
96.9
10,554
111.5
0
ー
25,780
103.5
8,210
105.0
17,570
102.8
0
ー
2,190
142.6
125
30.7
472
59.0
81
73.6
2,497
27.2
242
36.9
436
96.0
335
8.9
42,712
83.3
自動車
1,783
136.4
0
ー
6,849
95.6
691
57.2
6,158
103.3
0
ー
10,250
99.0
514
431.9
773
124.9
751
72.1
10,095
112.3
1,390
111.2
4,235
69.5
6,248
154.7
42,888
104.7
その他を
含む小計
85,621
59.4
4,378
75.6
190,160
115.0
108,146
129.9
82,014
99.9
4,039
66.8
44,948
112.2
12,157
89.9
32,733
96.5
2,919
89.9
52,958
76.8
13,566
91.3
30,095
93.2
54,497
97.1
528,071
90.4
非製造業
その他を
含む小計
175,691 212,684
72.1
80.5
24
4,556
342.9
48.1
36,837
65,771
263.3
119.3
36,822
46,576
263.6
152.3
15
19,195
75.0
78.2
214
240
40.6
26.5
0
51
ー
108.5
7,682
33,453
116.6
103.4
1,673
8,278
108.8
97.7
383
1,537
20.4
47.5
6,075
58,671
155.9
123.6
780
4,193
108.3
155.2
0
1,147
ー
49.2
6,675
30,857
149.5
80.5
236,034 421,438
85.1
90.7
電力
平成28年11月
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
内需
民需計
官公需
代理店
298,305
73.1
8,934
58.5
255,931
116.1
154,722
135.9
101,209
94.9
4,279
61.6
44,999
112.2
45,610
99.4
41,011
96.7
4,456
68.7
111,629
95.9
17,759
101.2
31,242
90.2
85,354
90.3
949,509
90.5
24,053
174.9
0
ー
77,357
133.1
72,970
134.4
4,387
114.5
294
255.7
8
7.8
51,314
112.9
1,992
122.7
3,366
236.4
4,747
64.1
2,181
67.3
147
193.4
160,210
101.7
325,669
112.8
1,666 324,024
187.0
76.6
203
9,137
ー
59.8
73,659 406,947
109.4
117.7
7,009 234,701
105.6
134.3
66,650 172,246
109.9
100.7
0
4,573
ー
64.7
1,673
46,680
85.4
110.7
34,826 131,750
103.2
105.3
21,547
64,550
99.5
98.3
2,402
10,224
102.9
99.8
8,824 125,200
104.8
94.7
908
20,848
97.3
95.9
749
32,138
46.3
88.5
3,739 249,303
103.8
97.5
150,196 1,425,374
105.4
96.3
外需
合計
252,803 576,827
134.9
94.5
1,281
10,418
129.8
64.1
564,158
157,211
51.4
86.6
125,733
360,434
46.3
80.8
31,478 203,724
91.7
99.2
998
5,571
4.5
19.1
52,562
99,242
91.6
99.7
35,608 167,358
67.3
94.0
42,186 106,736
67.2
83.1
1,184
11,408
34.2
83.2
52,998 178,198
119.1
100.8
4,352
25,200
102.6
97.0
19,348
51,486
41.8
62.4
97,194 346,497
122.8
103.5
717,725 2,143,099
82.8
91.3
(注)
『旧一般機械』
は旧分類の
『一般機械』
+
『精密機械』
であり、新分類での
『はん用・生産用機械』
+
『業務用機械』
に対応している。
(表4)
需要部門別機種別受注額 累計
(平成28年4月~9月)
需要者別
食 品 工 業
繊 維 工 業
紙・ パ ル プ 工 業
化 学 工 業
石油・石炭製品工業
窯 業 土 石
鉄
鋼
業
非 鉄 金 属
金 属 製 品
はん用・生産用機械
業 務 用 機 械
電 気 機 械
情 報 通 信 機 械
自 動 車 工 業
造
船
業
その他輸送機械工業
そ の 他 製 造 業
製 造 業 計
農 林 漁 業
鉱業・採石業・砂利採取業
建
設
業
電
力
業
運 輸 業・ 郵 便 業
通
信
業
卸 売 業・ 小 売 業
金 融 業・ 保 険 業
不 動 産 業
情報サービス業
リ ー ス 業
その他非製造業
非 製 造 業 計
間 需 要 合 計
運
輸
業
防
衛
省
国 家 公 務
地 方 公 務
そ の 他 官 公 需
官 公 需 計
外
需
要
理
店
注
額
合
計
製
造
民
業
間
需
非
要
製
造
業
民
公
需
海
代
受
機種別
ボイラ・
鉱山機械 化学機械 冷凍機械
原動機
4,550
0
8,705
1,929
540
0
206
913
4,984
0
2,698
875
5,550
291
33,235
4,317
2,779
0
15,821
3,511
410
2,527
1,590
1,009
7,784
484
15,741
1,781
34,011
46
1,125
1,831
264
0
5,414
917
1,529
215
1,110
20,211
270
45
1,233
18,835
10,554
0
8,210
17,570
476
0
152
1,171
1,783
0
691
6,158
5,901
0
2,005
975
1,100
0
26
6
3,136
770
10,184
5
85,621
4,378 108,146
82,014
126
0
47
830
53
3,318
272
0
1,733
1,210
835
1,948
175,691
24
36,822
15
1,183
0
631
2,274
2,012
0
39
305
1,192
0
651
5,141
1,021
0
24
885
374
0
▲ 56
22
692
0
289
992
2
0
0
3
28,605
4
7,022
6,780
212,684
4,556
46,576
19,195
298,305
8,934 154,722 101,209
0
0
0
0
10,305
0
▲ 33
698
748
0
921
1
3,390
0
68,057
1,758
9,610
0
4,025
1,930
24,053
0
72,970
4,387
252,803
1,281 125,733
31,478
1,666
203
7,009
66,650
576,827
10,418 360,434 203,724
タンク
10
0
0
279
3,524
0
4
213
0
0
0
0
0
0
0
0
9
4,039
0
9
0
214
0
0
0
0
0
0
0
17
240
4,279
0
0
0
294
0
294
998
0
5,571
プラスチック
加工機械
48
1,883
90
5,956
230
33
2
38
3
481
557
2,190
889
10,250
0
339
21,959
44,948
0
0
12
0
0
1
0
0
0
0
0
38
51
44,999
0
0
0
7
1
8
52,562
1,673
99,242
ポンプ
圧縮機
381
117
363
1,884
874
83
2,021
82
24
628
105
125
1,856
514
429
88
2,583
12,157
15
48
307
7,682
577
0
9,719
52
▲8
5
0
15,056
33,453
45,610
235
165
10,961
32,012
7,941
51,314
35,608
34,826
167,358
835
114
177
4,607
1,520
206
1,468
186
271
17,874
84
472
36
773
1,368
84
2,658
32,733
147
75
2,507
1,673
129
0
1,101
48
44
2
75
2,477
8,278
41,011
0
929
53
714
296
1,992
42,186
21,547
106,736
送風機
88
18
63
159
52
75
1,025
257
2
156
3
81
3
751
5
2
179
2,919
19
8
29
383
104
0
153
12
1
24
2
802
1,537
4,456
1,114
13
317
1,781
141
3,366
1,184
2,402
11,408
運搬機械
5,357
294
443
5,693
180
452
5,720
2,112
858
5,541
522
2,497
3,332
10,095
6,491
227
3,144
52,958
1,450
108
1,189
6,075
12,213
29
22,414
310
65
44
55
14,719
58,671
111,629
10
7
133
2,885
1,712
4,747
52,998
8,824
178,198
平成28年11月
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(単位:100万円)
変速機
479
110
312
1,133
89
529
1,599
61
637
931
186
242
744
1,390
372
260
4,492
13,566
37
37
734
780
2,347
3
0
0
104
2
0
149
4,193
17,759
60
0
74
25
2,022
2,181
4,352
908
25,200
金属加工
機械
7
0
7
1,527
6
230
18,213
622
2,363
1,087
7
436
53
4,235
130
11
1,161
30,095
1
24
67
0
11
0
621
0
0
0
1
422
1,147
31,242
0
0
54
75
18
147
19,348
749
51,486
その他
合計
3,342
25,731
912
5,107
238
10,250
2,495
67,126
361
28,947
443
7,587
2,041
57,883
330
40,914
486
11,239
5,541
55,304
1,693
23,540
335
42,712
4,814
13,526
6,248
42,888
1,119
18,795
3,506
5,649
20,593
70,873
54,497
528,071
166
2,838
156
4,108
2,564
13,135
6,675
236,034
439
19,908
7
2,396
5,713
46,705
0
2,352
6
552
3
2,053
0
138
15,128
91,219
30,857
421,438
85,354
949,509
0
1,419
546
12,630
471
13,733
156,751
267,749
2,442
30,138
160,210
325,669
97,194
717,725
3,739
150,196
346,497 2,143,099
※平成23年4月より需要者分類を改訂しました。
74
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.12
P071-079_統計資料1-2-受注状況_年次.indd 74
2016/12/13 16:17
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
平成28年度上半期 産業機械輸出契約状況(平成28年4〜9月)
企画調査部
1.概 要
④プラスチック加工機械
平成28年度上半期の主要約70社の産業機械輸出は、
北アメリカの減少により前年同期比95.0%となっ
中東、南アメリカ、オセアニアで減少し、前年同期比
た。
84.0%の6,702億円となった。
⑤風水力機械
単体機械は、中東、南アメリカで減少し、前年同期比
アジア、中東の減少により前年同期比66.6%とな
94.3%の5,920億円となった。
った。
プラントは、アジア、中東、オセアニアで減少し、前
⑥運搬機械
年同期比45.8%の781億円となった。
アジアの増加により、前年同期比128.5%となった。
⑦変速機
2.機種別の動向(表1参照)
アジアの増加により前年同期比103.2%となった。
⑴ 単体機械
⑧金属加工機械
①ボイラ・原動機
アジアの減少により前年同期比63.9%となった。
アジアの増加により前年同期比166.0%となった。
⑨冷凍機械
②鉱山機械
中東の減少により前年同期比91.6%となった。
中東、オセアニアの増加により前年同期比126.6%
⑵ プラント
となった。
全てのプラントが減少し、前年同期比45.8%となっ
③化学機械
た。
中東、南アメリカの減少により前年同期比46.9%
となった。
(表1)
最近の輸出契約高の推移
(機種別)
平成28年11月
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
金額単位:百万円 比率:%
単 体 機 械
①ボイラ・原動機
金額
②鉱山機械
前年比
金額
③化学機械
前年比
金額
④プラスチック加工機械
前年比
金額
前年比
⑤風水力機械
金額
⑥運搬機械
前年比
金額
前年比
平成26年度
419,940
103.5
3,906
94.6
197,635
67.4
99,236
99.3
177,879
84.0
88,201
124.3
27年度
339,756
80.9
1,486
38.0
353,700
179.0
95,602
96.3
168,730
94.9
75,878
86.0
26年度4~9月
149,992
57.2
1,951
91.2
34,847
29.6
45,494
91.0
77,391
81.2
34,417
87.6
10~3月
269,948
188.5
1,955
98.3
162,788
92.8
53,742
107.5
100,488
86.3
53,784
170.0
27年度4~9月
127,656
85.1
831
42.6
171,227
491.4
46,921
103.1
97,154
125.5
37,146
107.9
10~3月
212,100
78.6
655
33.5
182,473
112.1
48,681
90.6
71,576
71.2
38,732
72.0
28年度4~9月
211,887
166.0
1,052
126.6
80,388
46.9
44,573
95.0
64,731
66.6
47,738
128.5
単 体 機 械
⑦変速機
金額
⑧金属加工機械
前年比
金額
⑨冷凍機械
前年比
金額
⑩その他
前年比
金額
⑪単体合計
前年比
金額
前年比
平成26年度
7,432
108.5
52,759
82.2
56,264
99.3
133,693
109.2
1,236,945
92.6
27年度
7,780
104.7
34,933
66.2
69,744
124.0
166,384
124.5
1,313,993
106.2
26年度4~9月
3,473
94.7
16,605
44.3
28,586
111.4
61,273
130.5
454,029
66.7
10~3月
3,959
124.4
36,154
135.1
27,678
89.3
72,420
95.9
782,916
119.5
27年度4~9月
4,177
120.3
20,622
124.2
34,299
120.0
87,883
143.4
627,916
138.3
10~3月
3,603
91.0
14,311
39.6
35,445
128.1
78,501
108.4
686,077
87.6
28年度4~9月
4,310
103.2
13,182
63.9
31,405
91.6
92,832
105.6
592,098
94.3
産業機械 2016.12
P071-079_統計資料1-2-受注状況_年次.indd 75
75
2016/12/13 16:17
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
プ ラ ン ト
⑴発電
金額
⑵化学・石化
金額
前年比
前年比
⑶製鉄非鉄
金額
前年比
金額
⑷その他
前年比
⑬総 計
⑫プラント合計
金額
前年比
金額
前年比
平成26年度
82,853
178.8
1,051,187
554.9
31,035
360.4
45,133
50.6
1,210,208
362.9
2,447,153
146.6
27年度
26年度4~9月
93,592
66,478
113.0
698.7
182,281
903,217
17.3
1,288.3
21,358
0
68.8
ー
98,715
16,121
218.7
341.4
395,946
985,816
32.7
1,088.0
1,709,939
1,439,845
69.9
186.7
10~3月
27年度4~9月
16,375
50,692
44.5
76.3
147,970
63,892
124.0
7.1
31,035
21,358
1,320.6
ー
29,012
34,490
34.4
213.9
224,392
170,432
92.4
17.3
1,007,308
798,348
112.2
55.4
10~3月
28年度4~9月
42,900
34,937
262.0
68.9
118,389
40,363
80.0
63.2
0
1,739
ー
8.1
64,225
1,099
221.4
3.2
225,514
78,138
100.5
45.8
911,591
670,236
90.5
84.0
(表2)
最近の輸出契約高の推移
(仕向け地域別)
金額:百万円 比率:%
平成28年11月
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
※金額下段の括弧は合計における地域構成比
①アジア
(金額)
(①うち中国)
(前年比)
(金額)
(①うち中国除アジア)
(前年比)
(金額)
(前年比)
②中東
(金額)
③ヨーロッパ
(前年比)
(金額)
④北アメリカ
(前年比)
(金額)
(前年比)
平成26年度
997,511
(40.8%)
100.2
124,645
(5.1%)
70.5
872,866
(35.7%)
106.6
79,042
(3.2%)
50.0
127,155
(5.2%)
162.6
174,142
(7.1%)
97.9
27年度
943,331
(55.2%)
94.6
156,367
(9.1%)
125.4
786,964
(46.0%)
90.2
210,375
(12.3%)
266.2
98,119
(5.7%)
77.2
140,624
(8.2%)
80.8
26年度4~9月
506,807
(35.2%)
105.8
56,917
(4.0%)
70.5
449,890
(31.2%)
113.0
29,087
(2.0%)
50.3
48,490
(3.4%)
128.5
67,487
(4.7%)
76.6
10~3月
490,704
(48.7%)
94.9
67,728
(6.7%)
70.5
422,976
(42.0%)
100.5
49,955
(5.0%)
49.8
78,665
(7.8%)
194.4
106,655
(10.6%)
118.8
27年度4~9月
433,376
(54.3%)
85.5
89,488
(11.2%)
157.2
343,888
(43.1%)
76.4
114,273
(14.3%)
392.9
28,010
(3.5%)
57.8
66,895
(8.4%)
99.1
10~3月
509,955
(55.9%)
103.9
66,879
(7.3%)
98.7
443,076
(48.6%)
104.8
96,102
(10.5%)
192.4
70,109
(7.7%)
89.1
73,729
(8.1%)
69.1
28年度4~9月
447,343
(66.7%)
103.2
85,197
(12.7%)
95.2
362,146
(54.0%)
105.3
33,054
(4.9%)
28.9
32,189
(4.8%)
114.9
75,741
(11.3%)
113.2
⑤南アメリカ
(金額)
⑥アフリカ
(前年比)
(金額)
⑦オセアニア
(前年比)
(金額)
⑧ロシア・東欧
(前年比)
(金額)
⑨合 計
(前年比)
(金額)
(前年比)
平成26年度
27,286
(1.1%)
137.5
54,484
(2.2%)
81.5
59,374
(2.4%)
70.3
928,159
(37.9%)
1,048.3
2,447,153
146.6
27年度
98,429
(5.8%)
360.7
36,003
(2.1%)
66.1
48,139
(2.8%)
81.1
134,919
(7.9%)
14.5
1,709,939
69.9
26年度4~9月
6,423
(0.4%)
79.1
27,450
(1.9%)
108.2
20,049
(1.4%)
182.3
734,052
(51.0%)
1,138.7
1,439,845
186.7
10~3月
20,863
(2.1%)
177.9
27,034
(2.7%)
65.2
39,325
(3.9%)
53.5
194,107
(19.3%)
806.3
1,007,308
112.2
27年度4~9月
93,846
(11.8%)
1,461.1
2,584
(0.3%)
9.4
38,505
(4.8%)
192.1
20,859
(2.6%)
2.8
798,348
55.4
10~3月
4,583
(0.5%)
22.0
33,419
(3.7%)
123.6
9,634
(1.1%)
24.5
114,060
(12.5%)
58.8
911,591
90.5
28年度4~9月
6,631
(1.0%)
7.1
6,358
(0.9%)
246.1
13,817
(2.1%)
35.9
55,103
(8.2%)
264.2
670,236
84.0
(表3)
機種別・世界州別受注状況
(平成28年4月~9月)
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円)
ア
ジ
ア
( 中 国 )
(中国除アジア)
中
東
ヨ ー ロ ッ パ
北 ア メ リ カ
南 ア メ リ カ
ア フ リ カ
オ セ ア ニ ア
ロシア・東欧
合 計
①ボイラ・原動機
金額
前年同期比
175,125
182.6%
13,951
78.5%
161,174
206.4%
3,379
56.8%
890
149.6%
25,548
139.0%
2,203
57.9%
2,252
266.8%
2,612 1,268.0%
▲ 122
ー
211,887
166.0%
②鉱山機械
金額
前年同期比
357
100.6%
28
ー
329
92.7%
154
342.2%
51
188.9%
0
ー
2
1.5%
210
153.3%
278
209.0%
0
ー
1,052
126.6%
③化学機械
④プラスチック加工機械
金額
前年同期比
金額
前年同期比
25,013
95.7%
32,467
104.1%
1,160
82.4%
17,089
119.9%
23,853
96.5%
15,378
90.8%
12,805
34.0%
348
87.2%
4,592
242.1%
2,036
89.5%
134.0%
8,052
77.0%
16,115
200
0.2%
835
75.2%
993 2,920.6%
163
187.4%
745
9.1%
210
115.4%
19,925 2,316.9%
462
38.0%
80,388
46.9%
44,573
95.0%
⑤風水力機械
金額
前年同期比
41,600
84.7%
11,852
137.4%
29,748
73.5%
11,738
35.9%
3,928
261.7%
3,444
48.6%
1,643
103.3%
853
100.1%
504
78.4%
1,021
28.0%
64,731
66.6%
⑥運搬機械
金額
前年同期比
39,815
142.5%
18,934
142.2%
20,881
142.8%
1,607
41.2%
1,223
109.6%
4,891
129.7%
21
10.7%
28
60.9%
101
206.1%
52
39.7%
47,738
128.5%
ア
ジ
ア
( 中 国 )
(中国除アジア)
中
東
ヨ ー ロ ッ パ
北 ア メ リ カ
南 ア メ リ カ
ア フ リ カ
オ セ ア ニ ア
ロシア・東欧
合 計
⑧金属加工機械
金額
前年同期比
7,511
43.2%
1,325
16.7%
6,186
65.5%
194
262.2%
762
ー
2,497
89.5%
1,019
306.0%
1,198 7,487.5%
0
ー
1
14.3%
13,182
63.9%
⑨冷凍機械
金額
前年同期比
11,093
116.4%
732
140.0%
10,361
115.1%
1,611
18.1%
12,590
115.6%
2,288
133.6%
441
122.5%
661
116.6%
2,721
116.3%
0
ー
31,405
91.6%
⑩その他
金額
前年同期比
81,273
108.6%
17,455
93.4%
63,818
113.7%
119
156.6%
5,608
81.7%
5,659
136.6%
161
9.6%
0
ー
11
23.9%
1
0.4%
92,832
105.6%
⑫プラント
金額
前年同期比
29,987
30.5%
1,739
30.6%
28,248
30.4%
1,099
4.5%
0
ー
6,689
117.3%
0
ー
0
ー
6,600
24.7%
33,763
265.1%
78,138
45.8%
⑬総額
金額
前年同期比
447,343
103.2%
85,197
95.2%
362,146
105.3%
33,054
28.9%
32,189
114.9%
75,741
113.2%
6,631
7.1%
6,358
246.1%
13,817
35.9%
55,103
264.2%
670,236
84.0%
⑪単体合計
金額
前年同期比
417,356
124.6%
83,458
99.6%
333,898
133.0%
31,955
35.6%
32,189
125.0%
69,052
112.8%
6,631
7.1%
6,358
246.1%
7,217
61.0%
21,340
262.6%
592,098
94.3%
⑦変速機
金額
前年同期比
3,102
121.9%
932
73.7%
2,170
169.5%
0
ー
509
85.0%
558
67.9%
106
64.6%
0
ー
35
71.4%
0
ー
4,310
103.2%
構成比
66.7%
12.7%
54.0%
4.9%
4.8%
11.3%
1.0%
0.9%
2.1%
8.2%
100.0%
※「中国」及び「中国除アジア」
実績はアジア州の内数です。
76
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.12
P071-079_統計資料1-2-受注状況_年次.indd 76
2016/12/13 16:17
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
平成28年度上半期 環境装置受注状況(平成28年4〜9月)
企画調査部
平成28年度上半期の環境装置受注は、民需、官公需、
2.装置別の動向(表2参照)
外需の増加により、前年同期比127.5%の3,434億円と
①大気汚染防止装置
なった。
集じん装置の電力向け、排煙脱硫装置の鉄鋼向け、海
外向けが増加したことから、前年同期比237.1%の573
1.需要部門別の動向(表1参照)
億円となった。
①製造業
②水質汚濁防止装置
化学向け産業廃水処理装置、鉄鋼向け排煙脱硫装置の
下水汚水処理装置、し尿処理装置、汚泥処理装置の官
増加により、前年同期比144.2%の392億円となった。
公需向けが増加したことから、前年同期比131.4%の
②非製造業
951億円となった。
電力向け集じん装置、排煙脱硝装置、産業廃水処理装
③ごみ処理装置
置、事業系廃棄物処理装置の増加により、前年同期比
都市ごみ処理装置の官公需向け、海外向けが増加した
216.9%の405億円となった。
ことから、前年同期比110.4%の1,901億円となった。
③官公需
④騒音振動防止装置
下水汚水処理装置、し尿処理装置、汚泥処理装置、都
騒音防止装置のその他製造業向けが増加したことか
市ごみ処理装置の増加により、前年同期比111.7%の
ら、前年同期比155.2%の8億円となった。
2,264億円となった。
④外需
排煙脱硫装置、都市ごみ処理装置の増加により、前年
同期比180.2%の371億円となった。
(表1)
最近の環境装置の需要部門別受注状況
平成28年11月
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
金額:百万円 比率:%
平成26年度
民 需 製 造 業
民需非製造業
官公需
食
繊
パル プ・
石 油 石
石 油 化
化
窯
鉄
非 鉄 金
機
そ
の
製 造 業
電
鉱
そ
の
非製 造業
民間需要計
地 方自治
そ
の
官 公 需
外 需
合 計
(内需計)
品
維
紙
炭
学
学
業
鋼
属
械
他
計
力
業
他
計
体
他
計
4~9月
金額
前年同期比
1,994
69.3
28
68.3
873
138.4
523
114.2
166
44.7
1,963
110.3
395
102.1
2,132
72.9
325
47.8
11,588
186.4
6,770
110.7
26,757
119.0
3,704
46.9
125
29.2
7,158
69.6
10,987
59.0
37,744
91.9
211,336
116.5
61,630
999.7
272,966
145.6
16,028
215.0
326,738
138.4
310,710
135.9
10~3月
金額
前年同期比
2,311
103.2
76
330.4
495
26.4
774
142.3
112
68.7
2,604
211.9
266
70.9
2,819
84.8
478
96.2
12,145
172.3
6,225
96.8
28,305
119.2
30,302
219.6
302
915.2
7,235
85.1
37,839
169.4
66,144
143.5
206,593
112.0
26,662
65.1
233,255
103.5
23,161
288.8
322,560
115.4
299,399
110.3
平成27年度
4~9月
金額
前年同期比
2,846
142.7
50
178.6
1,748
200.2
2,084
398.5
757
456.0
1,672
85.2
365
92.4
2,560
120.1
361
111.1
7,806
67.4
6,956
102.7
27,205
101.7
10,236
276.3
39
31.2
8,443
118.0
18,718
170.4
45,923
121.7
173,046
81.9
29,728
48.2
202,774
74.3
20,616
128.6
269,313
82.4
248,697
80.0
10~3月
金額
前年同期比
2,213
95.8
36
47.4
581
117.4
592
76.5
714
637.5
2,688
103.2
382
143.6
22,995
815.7
395
82.6
10,030
82.6
7,740
124.3
48,366
170.9
37,789
124.7
82
27.2
9,434
130.4
47,305
125.0
95,671
144.6
228,636
110.7
4,019
15.1
232,655
99.7
14,472
62.5
342,798
106.3
328,326
109.7
金額
2,775
83
1,571
1,169
704
3,454
458
14,665
431
7,914
6,058
39,282
34,036
26
6,529
40,591
79,873
220,737
5,728
226,465
37,145
343,483
306,338
平成28年度
4~9月
前年同期比
97.5
166.0
89.9
56.1
93.0
206.6
125.5
572.9
119.4
101.4
87.1
144.4
332.5
66.7
77.3
216.9
173.9
127.6
19.3
111.7
180.2
127.5
123.2
構成比
0.8
0.0
0.5
0.3
0.2
1.0
0.1
4.3
0.1
2.3
1.8
11.4
9.9
0.0
1.9
11.8
23.3
64.3
1.7
65.9
10.8
100.0
89.2
(全ての比率は小数点第二位を四捨五入)
産業機械 2016.12
P071-079_統計資料1-2-受注状況_年次.indd 77
77
2016/12/13 16:17
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
(表2)
最近の環境装置の装置別受注状況
平成28年11月
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
金額:百万円 比率:%
平成26年度
4~9月
金額
集じん装置
平成27年度
10~3月
前年同期比
金額
4~9月
前年同期比
金額
平成28年度
10~3月
前年同期比
金額
4~9月
前年同期比
金額
前年同期比
構成比
大気汚染防止装置
4,277
96.3
4,382
98.7
4,344
101.6
4,215
96.2
20,010
460.6
5.8
90
ー
8
4.5
0
ー
0
ー
0
ー
0.0
排煙脱硫装置
9,811
1,086.5
18,814
226.0
6,459
65.8
42,807
227.5
23,939
370.6
7.0
排煙脱硝装置
5,445
45.9
8,006
162.3
8,723
160.2
11,875
148.3
10,380
119.0
3.0
重・軽油脱硫装置
排ガス処理装置
1,024
51.2
1,446
73.8
1,680
164.1
526
36.4
1,686
100.4
0.5
関連機器
2,030
188.8
2,091
84.9
2,975
146.6
2,270
108.6
1,316
44.2
0.4
16.7
小 計
水質汚濁防止装置
22,677
111.8
34,747
155.8
24,181
106.6
61,693
177.5
57,331
237.1
産業廃水処理装置
22,360
130.0
28,211
131.0
22,508
100.7
26,846
95.2
23,790
105.7
6.9
下水汚水処理装置
35,491
90.8
43,570
102.1
29,414
82.9
39,548
90.8
36,665
124.7
10.7
し尿処理装置
5,780
58.1
1,952
23.6
2,250
38.9
10,373
531.4
10,684
474.8
3.1
汚泥処理装置
24,797
113.4
27,863
190.1
15,001
60.5
25,382
91.1
19,789
131.9
5.8
海洋汚染防止装置
関連機器
小 計
12
240.0
6
21.4
5
41.7
18
300.0
10
200.0
0.0
5,307
386.0
2,064
98.0
3,266
61.5
7,319
354.6
4,256
130.3
1.2
93,747
104.8
103,666
116.1
72,444
77.3
109,486
105.6
95,194
131.4
27.7
111,139
112.9
150,687
124.9
126,038
113.4
157,346
104.4
174,078
138.1
50.7
事業系廃棄物処理装置
74,511
585.8
27,950
68.4
41,557
55.8
12,740
45.6
9,082
21.9
2.6
関連機器
23,769
168.3
4,672
92.7
4,540
19.1
645
13.8
6,940
152.9
2.0
55.3
ごみ処理装置
都市ごみ処理装置
小 計
騒音振動
防止装置
209,419
167.1
183,309
110.0
172,135
82.2
170,731
93.1
190,100
110.4
騒音防止装置
895
87.0
833
61.4
549
61.3
888
106.6
858
156.3
0.2
振動防止装置
0
ー
5
100.0
4
ー
0
ー
0
ー
0.0
関連機器
0
ー
0
ー
0
ー
0
ー
0
ー
0.0
895
87.0
838
61.6
553
61.8
888
106.0
858
155.2
0.2
326,738
138.4
322,560
115.4
269,313
82.4
342,798
106.3
343,483
127.5
100.0
小 計
合 計
(全ての比率は小数点第二位を四捨五入)
(表3)
環境装置の主な需要部門別受注状況
(平成28年4月~9月)
平成27年11月
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
金額:百万円 比率:%
①製造業
金額
前年同期比
金額
前年同期比
金額
⑤内需
④官公需
前年同期比
金額
前年同期比
金額
⑥外需
前年同期比
金額
⑦合計
前年同期比
金額
前年同期比
大気汚染防止装置
集 じ ん 装 置
2,615
81.8
16,853
2,808.8
19,468
513.0
449
100.9
19,917
469.7
93
89.4
20,010
重・軽油脱硫装置
0
ー
0
ー
0
ー
0
ー
0
ー
0
ー
0
ー
排煙脱硫装置
12,275
72,205.9
3,323
100.8
15,598
471.0
0
ー
15,598
468.7
8,341
266.4
23,939
370.6
460.6
排煙脱硝装置
883
47.7
6,050
196.3
6,933
140.5
7
17.1
6,940
139.5
3,440
91.8
10,380
119.0
排ガス処理装置
331
65.7
30
13.5
361
49.7
341
35.9
702
41.9
984
24,600.0
1,686
100.4
関
連
機
器
水質汚濁防止装置
1,117
91.0
124
27.7
1,241
74.0
75
138.9
1,316
76.1
0
ー
1,316
44.2
小 計
17,221
253.4
26,380
345.0
43,601
301.9
872
57.9
44,473
278.9
12,858
156.2
57,331
237.1
産業廃水処理装置
18,264
112.5
3,520
264.1
21,784
124.0
1,256
55.6
23,040
116.2
750
27.9
23,790
105.7
下水汚水処理装置
19
79.2
35
318.2
54
154.3
36,603
125.7
36,657
125.7
8
3.1
36,665
124.7
し尿処理装置
0
ー
0
ー
0
ー
10,684
475.7
10,684
474.8
0
ー
10,684
474.8
汚泥処理装置
650
69.0
1
1.1
651
63.0
19,043
136.5
19,694
131.4
95
593.8
19,789
131.9
海洋汚染防止装置
関
連
機
器
小 計
ご み
処理装置
都市ごみ処理装置
事業系廃棄物
処理装置
関
連
機
器
小 計
0
ー
9
180.0
9
180.0
1
ー
10
200.0
0
ー
10
200.0
301
54.9
765
280.2
1,066
129.8
2,301
136.9
3,367
134.6
889
116.4
4,256
130.3
19,234
108.4
4,330
252.6
23,564
121.1
69,888
141.9
93,452
136.0
1,742
46.7
95,194
131.4
421
3,508.3
2,391
274.5
2,812
318.5
149,132
123.8
151,944
125.2
22,134
469.4
174,078
138.1
1,513
72.4
7,425
87.5
8,938
84.5
124
0.5
9,062
24.1
20
0.5
9,082
21.9
35
500.0
65
ー
100
1,428.6
6,449
142.3
6,549
144.3
391
ー
6,940
152.9
騒音振動
防止装置
1,969
93.3
9,881
105.6
11,850
103.3
155,705
102.4
167,555
102.5
22,545
260.5
190,100
110.4
騒音防止装置
858
156.3
0
ー
858
156.3
0
ー
858
156.3
0
ー
858
156.3
振動防止装置
0
ー
0
ー
0
ー
0
ー
0
ー
0
ー
0
ー
関
0
ー
0
ー
0
ー
0
ー
0
ー
0
ー
0
ー
連
機
小 計
合 計
78
③民需計
②非製造業
器
858
155.2
0
ー
858
155.2
0
ー
858
155.2
0
ー
858
155.2
39,282
144.4
40,591
216.9
79,873
173.9
226,465
111.7
306,338
123.2
37,145
180.2
343,483
127.5
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.12
P071-079_統計資料1-2-受注状況_年次.indd 78
2016/12/13 16:17
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
(表4)
環境装置需要部門別受注額 累計
(平成28年4月~9月)
平成28年11月
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
単位:百万円
民間需要
大気汚染防止装置
97
41
73
6
重・軽油
脱硫装置
0
0
0
排煙脱硫装置
0
0
0
排煙脱硝装置
0
0
排ガス
処理装置
0
0
関連機器
0
0
小 計
97
41
石油
化学
化学
窯業
非製造業
鉄鋼
非鉄
金属
機械
その他
54
256
409
321
338
511
509
0
0
0
0
0
0
0
4
390
7
0 11,753
0
0
4
1
13
319
0
521
0
14
11
127
0
0
18
0
87
27
0
72
0
0
0
0
0
0
0
913
204
204
11
457
600
409 12,682
247 2,449
49 1,152
電力
2,615 16,344
0
鉱業 その他
4
小計
505 16,853 19,468
外
合 計
需
442
7
449
0
0
0
0
3,323 15,598
0
0
0
8,341 23,939
3,440 10,380
0
93 20,010
水質汚濁防止装置
0
0
0
121 12,275 3,285
0
38
883 6,049
0
1
6,050
6,933
4
3
7
331
28
0
2
30
361
337
4
341
984
1,686
1,117
120
0
4
124
1,241
68
7
75
0
1,316
917 17,221 25,826
4
550 26,380 43,601
851
21
872
12,858 57,331
64 6,384 2,991 18,264 3,326
22
172
1,240
16
1,256
750 23,790
8 36,665
365 1,438
0
小計
計
小 計
パルプ・ 石油
繊維
紙
石炭
その他
集じん装置
ごみ処理装置
騒音振動防止装置
合
製造業
食品
機 種
官公需要
地方
自治体
需要部門
0
0
産業廃水
処理装置
2,387
下水汚水
処理装置
0
0
0
0
0
0
0
4
0
0
15
19
0
0
35
35
54 34,209
2,394 36,603
し尿処理装置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0 10,684
0 10,684
0 10,684
汚泥処理装置
81
2
1
0
0
388
0
3
2
4
169
650
2
0
▲1
1
651 17,834
1,209 19,043
95 19,789
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
9
9
9
1
1
0
0
0
13
0
0
0
44
123
301
0
0
765
765
1,066
1,810
66 6,432 3,298 19,234 3,328
22
980
海洋汚染
防止装置
関連機器
120
小 計
2,588
都市ごみ
処理装置
事業系廃棄物
処理装置
0
39 1,344 1,158
42 1,345 1,158
247 2,850
49 1,159
0
0
0
0
0
0
0
0
1
420
3,520 21,784
0
1
491
2,301
0
10
889
4,256
4,330 23,564 65,778
4,110 69,888
1,742 95,194
1,526 149,132
22,134 174,078
0
0 2,391
2,391
2,812 147,606
1,513 4,879
0 2,546
7,425
8,938
53
71
124
20
9,082
65
100
6,449
0
6,449
391
6,940
421
74
0
17
0
0
2
0
824
0
37
559
関連機器
16
0
5
0
0
2
0
0
0
6
6
小 計
90
0
22
0
0
4
0
824
0
44
985
騒音防止装置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
858
858
0
0
0
0
858
0
0
0
0
858
振動防止装置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
関連機器
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
小 計
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
858
858
0
0
0
0
858
0
0
0
0
858
計
2,775
83 1,571 1,169
704 3,454
458 14,665
35
3
1,969 4,882
431 7,914 6,058 39,282 34,036
0
62
0 4,999
9,881 11,850 154,108
26 6,529 40,591 79,873 220,737
1,597 155,705
5,728 226,465
22,545 190,100
37,145 343,483
産業機械 2016.12
P071-079_統計資料1-2-受注状況_年次.indd 79
79
2016/12/13 16:17
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
産業機械機種別生産実績(平成28年9月)
(指定統計第11号)
付月間出荷在庫高(経済産業省 大臣官房調査統計グループ 鉱工業動態統計室調)
生産
製品名
数量
(台)
容量
金額(百万円)
ボイラ及び原動機(自動車用、二輪自動車用、鉄道車両用及び航空機用のものを除く)
140,078
ボイラ
13,252
一般用ボイラ
822
819t/h
1,425
水管ボイラ
745
770t/h
1,267
2t/h未満
542
253t/h
484
2t/h以上35t/h未満
203
517t/h
783
ー
ー
ー
35t/h以上490t/h未満
490t/h以上
ー
ー
ー
その他の一般用ボイラ(煙管ボイラ、鋳鉄製ボイラ、丸ボイラ等)
77
49t/h
158
舶用ボイラ
18
68t/h
242
ボイラの部品・付属品(自己消費を除く)
…
…
11,585
タービン
57,196
蒸気タービン
33,692
一般用蒸気タービン
22
1,638千kW
舶用蒸気タービン
59
128千kW
758
蒸気タービンの部品・付属品(自己消費を除く)
…
…
17,019
23
1,293千kW
23,504
289,498
8,255千PS
69,630
ガスタービン
内燃機関
生産
製品名
数量
(台)
重量
(t)
金額(百万円)
土木建設機械、鉱山機械及び破砕機
×
鉱山機械(せん孔機、さく岩機)
1,170
1,280
20
425
破砕機
製品名
生産
数量(台)
化学機械及び貯蔵槽
化学機械
重量
(t)
7,017
金額
(百万円)
製品名
生産
数量
(台)
重量
(t)
金額(百万円)
14,307
13,206 混合機、かくはん機及び粉砕機
4,782
5,423
ろ過機器
117
445
1,082 反応用機器
分離機器
425
373
773 塔槽機器
2,809
790
3,329 乾燥機器
289
233
754
516
1,816
66
1,595
1,100
とう(套)管式熱交換器
134
624
48
949
646
その他の熱交換器
382
1,192
18
645
454
集じん機器
熱交換器
80
15,915
2,978 貯蔵槽
793 固定式
2,185 その他の貯蔵槽
397
785
2,430
65
510
1,216
164
470
643
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.12
P080-084_統計資料2-生産実績.indd 80
2016/12/13 16:17
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
生産
製品名
数量
(台)
重量
(t)
製紙機械・プラスチック加工機械
金額(百万円)
×
製紙機械
×
×
×
×
プラスチック加工機械
1,266
13,061
18,783
射出成形機(手動式を除く)
1,042
11,317
13,557
314
768
1,950
型締力100t未満
〃 100t以上200t未満
402
2,214
3,553
〃 200t以上500t未満
237
3,570
3,535
89
4,765
4,519
44
418
1,669
〃 500t以上
押出成形機(本体)
押出成形付属装置
91
478
1,157
ブロウ成形機(中空成形機)
89
848
2,400
製品名
生産
数量(台)
販売
重量
(t)
ポンプ、圧縮機及び送風機
ポンプ
(手動式及び消防ポンプを除く)
金額
(百万円)
数量
(台)
月末在庫
重量
(t)
48,893
金額
(百万円)
数量
(台)
重量(t)
51,977
199,451
8,372
21,030
261,337
9,770
23,114
236,180
5,752
うず巻ポンプ(タービン形を含む)
41,620
5,138
9,988
39,206
5,284
10,037
54,484
2,576
単段式
32,079
2,717
4,238
28,828
2,641
4,302
49,947
1,963
多段式
9,541
2,421
5,750
10,378
2,643
5,734
4,537
614
軸・斜流ポンプ
43
603
1,676
45
610
1,722
2
2
回転ポンプ
29,250
375
881
31,849
425
1,028
8,186
196
耐しょく性ポンプ
69,671
486
3,947
72,908
503
4,056
43,580
152
水中ポンプ
35,813
1,126
2,188
85,966
2,222
3,550
101,373
2,540
汚水・土木用
33,499
989
1,663
83,305
2,077
2,975
97,381
2,303
2,314
138
525
2,661
146
575
3,992
237
23,054
644
2,351
31,363
726
2,721
28,555
286
5,455
…
3,907
5,751
…
4,232
1,585
…
圧縮機
21,199
7,113
20,600
20,037
7,409
20,965
13,132
2,885
往復圧縮機
17,923
3,074
6,179
16,349
3,066
6,186
10,764
755
可搬形
16,809
460
690
15,270
466
704
10,554
320
定置形
1,114
2,614
5,489
1,079
2,599
5,482
210
435
回転圧縮機
3,214
2,434
5,200
3,626
2,738
5,557
2,368
2,130
可搬形
1,223
1,095
1,418
1,538
1,330
1,612
1,429
1,372
定置形
1,991
1,339
3,781
2,088
1,408
3,945
939
758
62
1,605
9,222
62
1,605
9,222
ー
ー
22,763
1,819
3,356
22,861
1,793
3,666
15,675
987
その他の水中ポンプ(清水用を含む)
その他のポンプ
真空ポンプ
遠心・軸流圧縮機
送風機
(排風機を含み、電気ブロワを除く)
回転送風機
8,732
441
984
8,848
494
1,126
1,280
257
遠心送風機
12,009
1,207
2,089
11,378
1,123
2,217
12,938
531
軸流送風機
2,022
170
283
2,635
175
322
1,457
199
産業機械 2016.12
P080-084_統計資料2-生産実績.indd 81
81
2016/12/13 16:17
行事報告
製品名
行事予定
書籍・報告書情報
生産
数量(台)
重量
(t)
運搬機械及び産業用ロボット
統計資料
生産
製品名
金額
(百万円)
数量
(台)
金額(百万円)
126,065
79,915
コンベヤ
2,203
20,586
17,776
ベルトコンベヤ
543
2,147
3,208
運搬機械
クレーン
天井走行クレーン
33,729
18,423
15,661
6,960
1,094
2,046
チェーンコンベヤ
2,420
2,013
2,867
ローラーコンベヤ
22,500
3,317
2,754
その他のコンベヤ
1,849
11,999
7,994
エレベータ
(自動車用エレベータを除く)
2,791
23,497
19,098
ジブクレーン
(水平引込、塔型を含み、脚部の橋
形を除く)
21
3,464
2,544
橋形クレーン
37
6,121
3,447
車両搭載形クレーン
1,513
1,717
1,521
エスカレータ
158
…
2,571
ローダ・アンローダ
18
5,887
6,477
機械式駐車装置
223
…
1,615
71
1,250
自動立体倉庫装置
678
…
その他のクレーン
巻上機
579
41,795
チェーンブロック
2,833
46,150
78
…
1,143
シーケンスロボット
338
…
1,286
…
1,690
プレイバックロボット
9,773
…
22,649
数値制御ロボット
2,713
…
17,467
170
…
489
…
…
4,259
知能ロボット
部品・付帯装置
製品名
20,361
産業用ロボット
41,717
舶用ウインチ
生産
数量(台)
動力伝導装置
(自己消費を除く)
重量
(t)
25,492
36,723
461,027
13,278
19,826
モータ付のもの
218,951
6,628
6,418
モータなしのもの
242,076
6,650
13,408
重量
(t)
液圧プレス(リベッティングマシンを含み
プラスチック加工用のものを除く)
数値制御式(液圧プレス内数)
11,428
4,407千m
5,443
5,469
数量
(台)
月末在庫
重量
(t)
金額
(百万円)
数量(台)
重量(t)
117
25
202
99
…
…
…
…
…
…
…
18
…
…
…
…
…
2,873本
6,569
3,617
3,074本
6,911
3,761
407本
…
第二次金属加工機械
ベンディングマシン(矯正機を含む)
6,770
3,734
圧延機械
鉄鋼用ロール
金額
(百万円)
金額(百万円)
20,622
金属一次製品製造機械
圧延機械の部品(ロールを除く)
スチールチェーン
重量(t)
14,508
販売
金属加工機械及び鋳造装置
圧延機械(本体又は一式のもの)及び
同付属装置(シャーはせん断機に含む)
数量
(千個)
歯車
(粉末や金製品を除く)
生産
数量(台)
生産
製品名
金額
(百万円)
固定比減速機
製品名
12,085
14,036
53
494
839
52
420
703
ー
ー
118
1,401
1,500
197
2,297
2,143
328
3,282
83
969
927
145
1,750
1,320
273
2,843
機械プレス
223
6,835
8,117
259
8,250
9,485
131
2,370
100t未満
178
1,685
2,716
201
2,038
3,084
121
1,810
36
1,524
1,406
48
1,788
1,613
8
172
9
3,626
3,995
10
4,424
4,788
2
388
100t以上500t未満
500t以上
82
重量(t)
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.12
P080-084_統計資料2-生産実績.indd 82
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行事報告
製品名
行事予定
書籍・報告書情報
生産
数量(台)
統計資料
販売
重量
(t)
金額
(百万円)
数量
(台)
月末在庫
重量
(t)
金額
(百万円)
数量
(台)
重量(t)
金属加工機械及び鋳造装置つづき
数値制御式(機械プレス内数)
55
3,006
2,994
76
3,369
3,364
111
1,762
せん断機
17
238
260
17
…
288
1
…
鍛造機械
17
230
635
13
…
683
9
…
17
…
734
ー
…
ワイヤーフォーミングマシン
17
467
734
179
3,295
4,803
ダイカストマシン
68
1,846
2,451
…
…
…
…
…
鋳型機械
29
557
1,572
…
…
…
…
…
砂処理・製品処理機械及び装置
82
892
780
…
…
…
…
…
鋳造装置
製品名
生産
数量
(台)
冷凍機及び冷凍機応用製品
重量
(t)
販売
金額
(百万円)
数量
(台)
148,207
重量
(t)
月末在庫
金額
(百万円)
数量(台)
184,306
冷凍機
1,773,639
29,557
1,730,349
34,959
954,479
圧縮機(電動機付を含む)
1,767,875
25,566
1,722,960
29,088
946,809
249,145
5,736
150,680
3,814
533,529
1,518,730
19,830
1,572,280
25,274
413,280
24
540
21
508
19
160
889
151
941
40
5,580
2,562
7,217
4,422
7,611
冷凍機応用製品
1,290,872
115,221
1,770,450
145,983
1,326,355
エアコンディショナ
1,250,168
98,366
1,709,773
127,354
1,184,237
電気により圧縮機を駆動するもの
478,372
61,280
941,712
88,066
1,106,545
セパレート形
476,626
59,298
939,763
85,684
1,102,399
1,746
1,982
1,949
2,382
4,146
11,785
6,107
14,536
7,835
26,964
760,011
30,979
753,525
31,453
50,728
20,706
6,667
22,192
7,679
37,076
フリーザ
(業務用冷凍庫を含む)
5,974
1,429
12,606
1,981
12,909
除湿機
1,356
371
12,065
595
79,184
製氷機
6,388
1,258
6,439
1,278
6,365
チリングユニット(ヒートポンプ式を含む)
1,253
3,403
1,007
3,298
1,172
冷凍・冷蔵ユニット
5,027
3,727
6,368
3,798
5,412
補器
8,827
2,643
9,056
2,638
7,694
542
786
495
726
710
一般冷凍空調用
乗用車エアコン用(トラック用を含む)
遠心式冷凍機
吸収式冷凍機(冷温水機を含む)
コンデンシングユニット
シングルパッケージ形(リモートコンデンサ形を含む)
エンジンにより圧縮機を駆動するもの
輸送機械用
冷凍・冷蔵ショーケース
冷凍・空調用冷却塔
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83
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行事報告
行事予定
製品名
書籍・報告書情報
統計資料
生産
数量
(台)
重量
(t)
自動販売機、自動改札機・自動入場機
及び業務用洗濯機
販売
金額
(百万円)
数量
(台)
7,605
重量
(t)
月末在庫
金額
(百万円)
数量(台)
11,185
自動販売機
16,490
5,179
25,909
8,650
30,784
飲料用自動販売機
15,244
4,070
24,789
7,533
28,802
たばこ自動販売機
5
1
55
17
408
切符自動販売機
321
585
321
585
5
その他の自動販売機
920
523
744
515
1,569
自動改札機・自動入場機
543
1,396
495
1,369
70
業務用洗濯機
639
1,030
695
1,166
534
製品名
生産
数量
(t)
金額
(百万円)
鉄構物及び架線金物
鉄構物
137,708
39,176
鉄骨
92,562
19,022
軽量鉄骨
17,426
4,220
橋りょう(陸橋・水路橋・海洋橋等)
17,693
11,428
鉄塔(送配電用・通信用・照明用・広告用等)
5,584
1,789
水門(水門巻上機を含む)
1,717
1,958
鋼管
(ベンディングロールで成型したものに限る)
2,726
759
架線金物
11,286
(千個)
3,941
この統計にある記号は、下記の区分によります。
—印:実績のないもの …印:不詳
末尾を四捨五入している為、積上げと合計が合わない場合があります。
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編集広報部 行
FAX:03-3434-4767
貴社名:
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部課名・お役職
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(部数 )
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記事募集のご案内
当誌では、会員企業の相互の理解をより深め、会員各社のご活躍の様子を広く読者に紹介するという趣旨の下、各種
トピックスを設けており、会員の皆様からのご寄稿を募集しております(掲載料無料)
。ぜひ貴社のPRの場としていただ
けると幸いに存じます。ご寄稿に関するお問い合わせにつきましては下記までご連絡ください。
(お問い合わせ先)
一般社団法人 日本産業機械工業会 編集広報部
TEL:03-3434-6823 FAX:03-3434-4767
E-mail:[email protected]
編集後記
■12月号は「業務用洗濯機」
「世界の命を風力で救お
(作り方)
う!」
「経営力向上設備等証明書発行のお知らせ」の3特
材料は日本
集を組ませていただきました。
「業務用洗濯機」では部会
の 天 然 竹 で、
長、副部会長、幹部の方による座談会をはじめ、多くの
主 に 布 袋 竹、
技術・装置を紹介させていただきました。また「世界の
淡 竹、 矢 竹、
命を風力で救おう!」では風力発電の導入拡大に向けた
真竹などが使
緊急討論として、風力発電の現状や課題、今後の展望等
われます。竿
を討論していただき、その模様を紹介させていただいて
の良否は材料
おります。今回も大変充実した内容となり、ご協力いた
で決まり、製
だきました皆様に深く御礼申し上げます。
作者は自分で
竹を刈ったり、数千本の中からわずか数本を選び出した
◎今月号の伝統工芸品は「江戸和竿」
(えどわざお)です。
(歴史)
りします。江戸和竿は継ぎ竿のため継ぎ数だけ竹を用意
し、どの竹を何番目の継ぎに使うかを考えて揃えます。
江戸和竿は天然の竹を用いて作られる継ぎ竿で18世
竹は数年寝かせて乾燥させ磨いてから使います。工程は
紀前半に江戸で作られ始めました。江戸時代後半には爛
矯め、継ぎ、糸巻、塗りなどです。
熟した文化の影響を受け、美術工芸の域に達し、今日の
(作り手から一言)
江戸和竿が完成しました。江戸前のきれいな海や河川に
使用後は水気を拭いて風通しの良いところで陰干し
も恵まれ、遊興心旺盛な江戸に暮らす人々が求める釣竿
し、直射日光や冷暖房の当たらない場所で保管してくだ
への要望に応えた研究の結晶、それが和竿です。
さい。製作者に調整してもらえば長く使用できます。
(特徴)
(主要製造地域)
栃木県/塩谷郡高根沢町、埼玉県/川
和竿は実用品で、魚の種類や釣り場によって使いやす
口市 他、千葉県/市川市 他、東京都
さも違い、人によって好みもあります。これらの条件を
/千代田区 他、神奈川県/横浜市
満たした上で万人が認める美麗な漆塗りを施していま
(指定年月日)
平成3年5月20日
す。
産業機械
No.795 Dec
平成28年12月13日印刷
平成28年12月20日発行
2016年12月号
発行人/一般社団法人
日本産業機械工業会 田中 信介
ホームページアドレス http://www.jsim.or.jp
発行所・販売所/本部
(機械振興会館4階)
〒105-0011 東京都港区芝公園3丁目5番8号
TEL:
(03)3434-6821 FAX:
(03)3434-4767
販売所/関西支部
(堂ビル2階)
〒530-0047 大阪市北区西天満2丁目6番8号
TEL:
(06)6363-2080 FAX:
(06)6363-3086
(03)6716-5299 FAX:
(03)6716-5929
編集協力/ダイヤモンドオフィスサービス株式会社 TEL:
株式会社 アズワン (03)3266-0081 FAX:
(03)3266-5966
TEL:
印刷所/株式会社 内外リッチ ■本誌は自然環境保護のため再生紙を使用しています。
TEL:
(03)6272-3103 FAX:
(03)6272-3108
(工業会会員については会費中に本誌頒価が含まれています)
●無断転載を禁ず
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賛助会員制度のご案内
一般社団法人 日本産業機械工業会は、ボイラ・原動機、鉱山機械、化学機械、環境装置、タンク、プラ
スチック機械、風水力機械、運搬機械、動力伝動装置、製鉄機械、業務用洗濯機等の生産体制の整備及び生
産の合理化に関する施策の立案並びに推進等を行うことにより、産業機械産業と関連産業の健全な発展を図
ることを目的として事業活動を実施しております。
当工業会では常時新入会員の募集を行っておりますが、正会員(産業機械製造業者)の他に、関連する法
人及び個人並びに団体各位に対して事業活動の成果を提供する賛助会員制度も設置しております。
本制度は当工業会の調査研究事業等の成果を優先利用する便宜が得られるなど、下表のような特典があり
ます。広く関係各位のご入会をお待ちしております。
賛助会員の特典
出版物、行事等
備 考
1
機関誌「産業機械」
年12回
2
会員名簿
和文:年1回
英文:隔年1回
3
工業会事業報告書・計画書
年1回
4
工業会決算書・予算書
年1回
5
自主統計資料
(1)産業機械受注
(2)産業機械輸出契約
(3)環境装置受注
月次:年12回
年度上半期累計、暦年累計、年度累計:年間各1回
6
総会資料(会議・講演)
年1回
7
運営幹事会資料(会議・講演)
年9回
8
機種別部会の調査研究報告書(自主事業等)
発刊のご案内:随時(送料等を実費ご負担いただきます)
9
各種講演会のご案内
随時(講演会によっては実費ご負担いただきます)
10
新年賀詞交歓会
東京・大阪で年1回開催
11
工業会総会懇親パーティ
年1回
12
関西大会懇親パーティ
年1回(関西大会:11月の運営幹事会を大阪で開催)
13
関係省庁、関連団体からの各種資料
随時
14
その他
工業会ホームページ内の会員専用ページへの認証
(上記各資料の電子データをご利用いただけます)
≪お問い合わせ先≫
一般社団法人 日本産業機械工業会 総務部
TEL:03-3434-6821 FAX:03-3434-4767
E-mail:[email protected]
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No.
円︵消費税別 円︶
2016 Dec
795
700
頒価
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﹁業務用洗濯機﹂
﹁風力発電導入拡大に向けた緊急討論﹂
﹁ 経営力向上設備等証明書発行のお知らせ﹂
20
平成 年 月 日発行︵毎月1回 日発行第 号︶
56
特集﹁業務用洗濯機﹂﹁風力発電導入拡大に向けた緊急討論﹂﹁経営力向上設備等証明書発行のお知らせ﹂
﹁業務用洗濯機﹂﹁風力発電導入拡大に向けた緊急討論﹂
﹁経営力向上設備等証明書発行のお知らせ﹂
12
12
795
特集
28
一般社団法人 日本産業機械工業会
平成28年12月20日発行(毎月1回20日発行第795号)ISSN0558−4809
Dec 2016
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