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第87期 中間のご報告

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第87期 中間のご報告
株 主 通 信
証券コード:7917
第 87 期
中間のご報告
2016年4月1日∼2016年9月30日
株主・投資家の皆様へ
「CHIGAI」
から生まれる価値を源泉に、
「包む価値」
をグローバルに
広げてまいります。
2017年3月期上期業績のポイント
1 情報電子事業で増収、
ライフサイエンス事業では前年同期並みの売上を確保
2 生産効率の向上、
高付加価値製品の販売強化、
コスト削減などに努めるも、
固定費の増加などにより、前年同期比で減益
3 中間配当金は、
前年同期と同額の1株当たり33円
布山 英士
代表取締役社長 平素は格別のご高配を賜り、
厚く御礼申し上げます。
業を拡大させ、
グローバル展開を加速させていきます。
第87期上期
(2016年4月1日から2016年9月30日ま
国内既存事業では、
潜在的なニーズを見据えた既存
で)
の決算のご報告にあたり、
ひとことご挨拶を申し上
製品の用途多角化を進めております。
たとえば液晶保
げます。
護フィルムは、
ハードコートや帯電防止等の機能と精
創立100周年という歴史的な年となった2014年から
密な粘着コントロール技術により当社情報電子事業の
早2年が経ちました。
当社は次なる100年―Next100を
主力を担っておりますが、
この機能が活用できる新た
見据え、
ZACROS独自の
「CHIGAI」
を念頭に新たな
「包
な市場として医薬医療関連分野へ向けた製品開発を
む価値」
を創造し、
成長軌道を確かなものとするための
推進しており、
既存の製品であっても固定観念にとら
中期経営計画に沿って事業を推進しております。
われない発想で新たな展開を図っております。
グローバル展開においては、
今後高い成長が期待で
前年度に新設した
「イノベーション推進部」
を中心
きるインドネシアにおいて、
「PT Kingsford Holdings」
に、
自社技術を活かして新たな需要、
新たな事業領域を
の株式をアジア・大洋州三井物産株式会社と共同で取
開拓し、
「CHIGAI」
から新たな価値を創造しながら、
着
得して子会社化いたしました
(詳細については、
P7を
実な成長を目指しております。
ご覧ください)
。
これにより、
東南アジア市場での包装事
1
▌上期の業績について
上期における世界経済は、米国では雇用が堅調に
同期比19.3%減)
、
経常利益35億16百万円
(前年同期比
推移するなど緩やかな回復基調となりましたが、中
18.6%減)
、親会社株主に帰属する四半期純利益21億
国での景気減速が長期化傾向にあることから、その
75百万円
(前年同期比22.7%減)
となりました。
他のアジア諸国でも景気が伸び悩む展開となりまし
株主の皆様への利益還元は、前期中間配当と同額
た。国内経済においては、雇用情勢に回復傾向が見ら
の1株当たり33円とさせていただきます。また期末
れるものの個人消費や設備投資は回復が鈍く、円高
配当についても同額の1株当たり33円とし、年間配
に伴う企業収益の影響が見られるなど先行き不透明
当金は66円とさせていただく予定です。
な展開が続いております。
株主の皆様におかれましては、引き続きご支援、
このような環境の下、
情報電子事業では増収、
ライフ
ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
サイエンス事業では前年同期並みの売上を確保したも
のの、建築資材事業で減収となったことから、当社グ
上期実績
売
損益面では、海外連結子会社における減価償却費
営
業
利
益
を中心とした固定費の増加、さらに研究開発費や戦
3,496百万円
7,800百万円
経
常
利
益
3,516百万円
7,550百万円
親会社株主に帰属する
四半期
(当期)
純利益
2,175百万円
4,650百万円
1株 当 た り 配 当 金
33円
りました。
その結果、
上期における業績は売上高470億26百万
円
(前年同期比0.1%減)
、
営業利益34億96百万円
(前年
高
47,026百万円 100,000百万円
ループの売上は前年同期比で微減となりました。
略的固定費の増加などにより前年同期比で減益とな
上
通期予想
66円
(期末配当金予定額33円)
中間期配当は9月30日現在の株主名簿記載、記録の株主または登録
株式質権者に対しお支払いいたします。
2
誌上拠点見学会
特 集
さらなる価値を追求する横浜事業所
代表製品
「フローパック®」
シリーズの
深化と進化を生み出す横浜事業所・
ZACROS (THAILAND) CO., LTD.
横浜事業所では、
移転当時より研究所を併設し、
お客様のニーズに応え
る製品開発を積極的に進められる環境を整えています。例えば、
「フロー
横浜 ●
パック®」では、粘度の異なる内容物への対応力を向上したフローパッ
ク®NT、
梱包効率・廃棄性に富んだフローパック®PLなどの主力商品が生
まれ、
最近では、
複数回の詰め替えが可能な大容量の詰め替えパウチへと
展開が進んでいます。
2012年には、
ZACROSカスタマー・リレーション・
1990年代から環境への意識の高まりを背景に、詰め替えニーズが増大しまし
た。現在、詰め替え製品は、洗剤・シャンプー・化粧品など多岐に広がり、私たちの
● タイ アユタヤ県
生活に不可欠なものとなっています。当社では、1997年に、注ぎ口に円筒型
チューブを内包し従来と比べ圧倒的な詰め替えやすさを備えた注出口付きパウ
チ
「フローパック®」の製造を開始、多くの分野で様々な製品に採用され、当社の
大型製品の一つになりました。
このフローパック®生産の主力を担うのが、横浜事業所です。
センター
(CRC)
を新設、
2014年にはリニューアルを実施して、
お客様とと
「フローパック®」
シリーズ
フローパック®NT
注出口にチューブを挿入し
流路を確保したスタンダー
ドタイプ。チューブの口径に
より、低粘度から高粘度の内
容物にも対応が可能です。
もに課題を解決し、
新たな価値を創出していく仕組みを強化しています。
▶︎横浜事業所
【住所】
〒236-0003
横浜市金沢区幸浦一丁目10番1号
【開設】
2004年
(平成16年)
【生産品目】
機能性包装材料
注出口付き包装材料、
フローパック®PL
注出口部分を成型、熱硬化す
川崎から横浜へ
フローパック®の製造は川崎市中原区にあった川崎事業所か
ら始まりました。川崎事業所は戦後の焼け野原の中、
関東地区で
中核となる生産拠点を設けようと、
1947年
(昭和22年)
にターポ
リン紙の製造拠点として新設され、その後バリヤメタルフォイ
ル、
アスタイルなどを生産し、
当社の発展を支えてきました。
しか
し、
周辺地域の宅地化が進み、
また生産能力の向上が求められて
きたこともあって、
2004年に移転し、
フローパック®製造の主力
となる横浜事業所が誕生しました。
3
ることにより注出口部分の保
東南アジアへの普及拠点
ZACROS(THAILAND)CO.,LTD.は、現
地のニーズに応じた様々な提案と生産を
形性を確保した新機能性パウ
チ。注出口に膨らみがないた
めパウチの梱包効率が良く、
また廃棄性・コストパフォー
マンス性に優れています。
行う重要な製造販売拠点として、東南アジ
アにおけるフローパック®シリーズのさら
なる普及を図っております。
▶︎ZACROS (THAILAND) CO., LTD.
【住所】
タイ/アユタヤ県
【開設】
1996年
(平成8年)
【生産品目】
医薬・医療品用包装材料
注
出口付き包装材料、
4
誌上拠点見学会
Z A C R O Sの コ ト づ く り ∞ モ ノ づ く り
特 集
「パッケージ・ソリューション」
を提供する
フジモリプラケミカル株式会社
Vol.4
詰め替え用スタンディングパウチ
「フローパック®」シリーズ
フローパック®シリーズは、
注ぎ口に円筒型チューブを内包することで、
従来
フローパック®シリーズのパッケージ印刷を担うのが、
フ
製品と比べ圧倒的な詰め替えやすさを備えた、
利便性に優れる詰め替え用包装
ジモリプラケミカル株式会社です。
製品です。当社では、独自技術による素材の複合化で
“手で開封しやすく、注ぎ
同社は、
1994年に当社グループの2社
(ニッカ株式会社
やすく、
液漏れしない”
といった単一素材では成すことができない製品を開発。
&協和工業株式会社)
が合併して設立されました。
製版・印
現在では、当社の代表製品の一つに成長しました。今回は、フローパック®の開
刷ラミネート・スリット・製袋等の一貫生産工程を有し、
発における
「コトづくり」
と
「モノづくり」
を紹介します。
パッケージ印刷だけではなく、
“よりよい
「包装」を実現す
る”
ことを目指した包装材料メーカーです。
本年、同社で生産、提供している
「斜めスパウト付きガ
詰め替え文化の創造と普及
ゼット袋」
が日本パッケージングコンテストにて化粧品包
装部門賞を受賞いたしました
(詳細については、
P8をご覧
ください)
。
容器包装リサイクル法の制定など
● 愛知県春日井市
陳列棚を美しく整列させ、
輸送・保管効率にも優れた斜め
環境意識が高まる中、
当社は、
限られた資源を有効
に活用するため、
「詰め替える文化」
の定着が必要
と考えておりました。
スパウト付きガゼット袋は、
今後様々な分野での活用が期
既存の詰め替え製品が
「詰め替えづらい」
「手が
待されています。
汚れる」
「時間がかかる」
など様々な問題を抱えて
普及が進まない中で、
当社は欧州で見出した
「注出
口にチューブを付与したスタンディングパウチ」
の可能性に着目し、
製品の開発を進めました。
▶︎フジモリプラケミカル株式会社
【住所】
〒486-0934
愛知県春日井市長塚町2番10号
【開設】
1994年
(平成6年)
【生産品目】注出口付き包装材料、医薬・医療
品用包装材料、
食品用包装材料
5
試行錯誤の末、
1997年に生産を開始したフロー
開封しやすく詰め替えやすい製品とし
パック®は、
斜めスパウト付きガゼット袋
人々の意識や生活スタイルの
変化を捉え、製品を進化
日本におけるフローパック®の開発にあたって
は、
限られた開発期間、
厳しい品質基準、
最適な注
出口の設計など、既存の技術では解決できない
様々な課題がありましたが、
これを解決させたの
は、
環境にやさしい
「詰め替える文化」
を定着させ
たいという想いを共有した、
営業、
研究、
製造が一
体となっての取り組みでした。
日本の詰め替え文化をけん引し、
定着させたフ
ローパック®は、インターネット購買に対応した
大容量化や注出口の再封機能、
非吸着技術の活用
てお客様より高いご支持をいただき、
洗剤や化粧
など、
様々な技術を駆使したラインナップの拡充
品など多くの分野へと活躍の場を拡げて、
「詰め替
によって用途や生活スタイルの変化に対応し、
現
える文化」
を広く普及させることとなりました。
在も進化し続けています。
6
ZAC R O S ニ ュースクリップ
「PT Kingsford Holdings」
の株式の取得
(子会社化)
この度当社は、
インドネシアの
「PT Avesta Continental
Pack」
と
「PT Indogravure」
を傘下に持つ
「PT Champion
Pacific Indonesia Tbk」を 買 収 す るた め に、同 社 の
79.42%の株式を保有する
「PT Kingsford Holdings」
(所在地インドネシア)
の全株式をアジア・大洋州三
井物産株式会社と共同で取得し、子会社化いたしま
した。
インドネシアでは、
経済発展に伴う中間層の増加に
加え、
公的医療保険制度導入により、
医薬品市場の高い
藤森工業
成長率が見込まれています。
この有望市場において、
PT Avesta Continental PackとPT Indogravure は
長年、
医薬品の包装材料を製造販売して優良な取引基
盤を築いており、
当社の技術を組み合わせることで、
既存事業の拡大に加え、多様な新規事業の展開が期
待できます。
今後もインドネシアを始め、
めざましい経
済成長をみせる東南アジアにおいて、
グローバル展開
を加速させてまいります。
三井物産
出資比率 60%
出資比率 40%
全株式を取得
PT Kingsford Holdings
株式の79.42%を所有
PT Champion Pacific Indonesia Tbk
PT Avesta Continental Pack
(製造販売会社)
7
PT Indogravure
(製造販売会社)
再生医療産業化研究へ参画
今後の成長が大きく期待される再生医療の分野で
は、産官学連携で様々な研究開発が行われており、特
に、再生医療が普及し多くの人々の役に立つには、産
業化を推進させ、安価で安全な再生医療製品を安定
的に供給するシステムを実現する必要があります。
その鍵の一つとなるのが、人体の様々な細胞となる
能力を持つ万能細胞「iPS細胞」を大量に製造できる
細胞培養・加工システムです。
当社では、医療用プラスチックバッグの技術を活
かし、大型容器での大規模培養を実現する培養バッ
グの分野でこの研究開発に参画しています。
また、大阪大学との産学連携で共同研究開発を始
めており、これまで成功していなかった、人体にとっ
て重要な部位の細胞をiPS細胞で製造・培養する研究
開発にも取り組んでまいります。
日本パッケージングコンテスト2016で包装部門賞を受賞
優れたパッケージとその技術を開発・普及することを目的として実施される、
公益社団法人日本包装技術協会主
催
「日本パッケージングコンテスト2016」
において、
当社および当社グループの製品が包装部門賞を受賞しました。
医薬品・医療用具包装部門賞 「する~カット®」
当社と田辺三菱製薬株式会社が共同で出品した、
取り出し容易な機能性ピロー包装「する~カット®」
は、微細なミシン目パターン加工により、容易で効率
的な開封を実現。
医療現場におけ
る負担を大きく
低減できる包装
形態である点が
評価され、受賞と
なりました。
化粧品包装部門賞 「斜めスパウト付きガゼット袋」
当社グループである、
フジモリプラケミカル株
式会社の
「斜めスパウト
付きガゼット袋」
は、
充填・
注ぎ出しが容易な斜めス
パウトタイプであること
に加え、ディスプレイ効
果と輸送・保管効率に優
れるボディ形状が評価さ
れ受賞となりました。
8
I Rス ク エ ア
当社では、株主の皆様が私たちに何を期待し、どの
ようなことを希望されているのかを知るため、
3,375
名
(2016年3月31日現在)の株主の皆様を対象にア
ンケート調査を実施いたしました。本調査では、全株
30歳未満
80歳以上
女性
4.2%
11.9%
22.5%
40代
12.9%
70代
年代
分布
25.2%
男女比
ご質問にお答えします
30代
0.8%
50代
18.5%
主数の16.0%にあたる541名の方々からご回答をい
ただきましたので、ご報告させていただきます。
Q
A
Q
A
Q
A
当社株式を購入された理由をお聞かせください
(複数回答可)
[上位5つ]
前回実施した調査時に比べ、
「 株主優待」と
「配当
金」について挙げていただく株主様の割合が増加し
ました。今後も株主の皆様にご満足いただける株主
還元を図ってまいります。
株主通信の中で興味を持たれた内容は何ですか
(複数回答可)
前回に引き続き、
「ZACROSのコトづくり∞モノ
づくり」
「 株主・投資家の皆様へ」
「 特集」
「ZACROS
ニュースクリップ」が上位を占めました。その中で
も
「特集」は、前回より2.5ポイント増加いたしまし
た。今後も株主の皆様に興味を持っていただける情
報の発信に努めてまいります。
今後どのような情報の充実を希望されますか
(複数回答可)
「株主還元策」
「業績」
「経営戦略」
「製品/サービス」
に関
する情報へのご要望を多くいただきました。
株主の皆様からのご要望につきましては、
積極的に情報
掲載するよう努めてまいります。
9
26.5%
77.5%
(単位:%)
株主優待
配当金
安定性
株価
取り組みを教えてください
方針に基づいて事業を推進しております。
47.9%
53.6%
45.8%
42.1%
32.8%
28.6%
26.4%
26.2%
16.9%
2016
20.4%
将来性
製品の具体的な内容や省エネ等への
当社は1999年に
「ZACROS環境憲章」を制定し、環境
60代
男性
Q CSRに関する状況は? 特に環境対応
2015
また、
環境戦略の管理体制としては、
当社全拠点および
主要な製造関連会社において環境マネジメントシステム
の国際規格であるISO14001:2004の統合認証を受け、
運用を行っております。
当社の主たる環境対応製品としては、
「フローパック®」
や
「キュービテーナー®」
などが挙げられますが、
これらの
製品は、詰め替え文化の創出や流通効率化など快適な暮
らしの実現へ新たな提案を行うとともに、従来のボトル
ZACROSのコトづくり∞モノづくり
44.2%
株主・投資家の皆様へ
44.0%
特集
23.7%
連結財務ハイライト
17.6%
連結財務諸表
7.4%
50.4%
業績
44.4%
経営戦略
43.6%
その他
32.2%
13.7%
1.7%
焼除去するとともに電
力と蒸気をつくり出す
マイクロガスタービン
VOC処理システムを開
発し、
対象となるすべての当社施設へ設置するなど、
環境
への影響を最小限に抑える取り組みを行っています。
人や環境への
「やさしさ」
は、
パブリック・カンパニーと
しての社会的責任であり、当社はこれを大切なテーマと
して今後も追求し続けてまいります。
環境憲章はこちらからご覧いただけます。
http://www.zacros.co.jp/csr/environment/charter.shtml
※アンケートにおいて、株主通信の文字が小さいという
ご意見を頂戴したことから、当期より文字サイズを拡
大しております。今後とも皆様のご意見ご要望をお聞
かせいただけますようよろしくお願いいたします。
ました。
ご出席いただきました株主様におかれましては、
この場をお借りして、
改めて御礼申し上げます。
株主還元策
製品/サービス
機化合物)を高効率で燃
当社は、
2016年6月17日
(金)
、第86回定時株主総会を開催し、すべての議案について承認可決となり
13.5%
環境への取り組み
Compounds:揮 発 性 有
株主総会のご報告
14.8%
セグメント情報
単体財務諸表
設備開発の面でも、大気汚染に大きく影響するVOC
32.4%
ZACROSニュースクリップ
や容器と比べ使用する原材料を大幅に減少できることか
ら、
環境負荷の低減に貢献しています。
(Volatile Organic
◦開 催 日
2016年6月17日(金)
◦開催場所
東京都新宿区西新宿一丁目23番7号
新宿ファーストウエスト 3階
今後も株主の皆様にご理解をいただけるよう努めてまいります。
10
連結財務ハイライト
連結財務諸表
売上高(百万円)
47,026百万円 前年同期比△0.1%
3,496百万円 前年同期比△19.3%
通期
120,000
87,450
第2四半期
100,000
95,002
95,541
(通期予想)
46,288
47,080
47,026
80,000
40,000
通期
10,000
8,000
7,478
6,000
43,786
四半期連結貸借対照表(要旨)
営業利益(百万円)
4,000
3,719
8,331
8,160
4,147
4,332
科 目
第2四半期
7,800
(通期予想)
3,496
2,000
0
’
14/3
’
15/3
’
16/3
0
’
17/3
経常利益(百万円)
8,000
8,067
4,000
3,868
’
16/3
’
17/3
9,152
2,175百万円 前年同期比△22.7%
通期
第2四半期
7,550
8,059
6,000
(通期予想)
4,966
4,000
6,000
’
15/3
親会社株主に帰属する四半期
(当期)
純利益(百万円)
3,516百万円 前年同期比△18.6%
10,000
’
14/3
4,548
4,319
2,433
3,516
5,455
通期
4,921
2,999
2,813
’
15/3
’
16/3
2,000
第2四半期
4,650
(通期予想)
2,175
2,000
0
’
14/3
’
15/3
’
16/3
0
’
17/3
総資産・純資産(百万円)
80,000
60,000
77,080
45,464
’
17/3
87,342
50,775
88,524
53,881
期末配当
純資産
94,203
56,680
中間配当
配当性向
(通期)
(円)
(%)
80
60
56.00
33.00※
58.00
30.00
66.00
33.00
66.00(予想)
33.00(予想)
40
40
30
20
40,000
20
20,000
0
11
23.00
’
14/3
前期末
54,775
39,427
32,276
2,411
4,740
94,203
49,647
38,876
32,944
1,312
4,619
88,524
31,279
6,244
37,523
28,693
5,948
34,642
52,559
6,600
7,654
38,805
△501
1,351
263
2,506
56,680
94,203
51,017
6,600
7,654
37,263
△501
1,912
236
715
53,881
88,524
2016年9月30日現在 2016年3月31日現在
配当金と配当性向
総資産
100,000
’
14/3
資産の部
流動資産
固定資産
有形固定資産
無形固定資産
投資その他の資産
資産合計
負債の部
流動負債
固定負債
負債合計
純資産の部
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
その他の包括利益累計額
新株予約権
非支配株主持分
純資産合計
負債純資産合計
(単位:百万円)
当第2四半期末
’
15/3
’
16/3
’
16/9
0
配当性向
(通期)
’
14/3
(21.6)
28.00
33.00
33.00
’
15/3
(20.4)
’
16/3
(25.7)
’
17/3
(27.0(予想))
10
0
四半期連結キャッシュ・フロー計算書(要旨)
科 目
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
現金及び現金同等物の増減額
現金及び現金同等物の期首残高
現金及び現金同等物の四半期末残高
(単位:百万円)
当第2四半期累計 前第2四半期累計
自 2016年4月 1日
至 2016年9月30日
3,329
△3,419
2,737
△173
2,473
12,777
15,251
自 2015年4月 1日
至 2015年9月30日
2,141
△4,037
△1,032
50
△2,878
11,083
8,205
総資産について
総資産は、前期末に比べ56億79百万円増加し942億3
百万円となりました。これは有形固定資産が減少した
ものの、現金及び預金、売上債権などの増加に加え、PT
Kingsford Holdingsの株式取得に伴う無形固定資産
が増加したことなどによるものです。
Point.1
Point.2 負債について
負 債 は、前 期 末 に 比 べ28億80百 万 円 増 加 し375億23
百万円となりました。
これは未払金が減少したものの、
借
入金、
仕入債務などが増加したことなどによるものです。
Point.3 純資産について
純資産は、非支配株主持分25億6百万円を含めて566億
80百万円となりました。また、自己資本比率は前期末の
59.8%から57.2%となりました。
営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四
半期純利益35億13百万円などの資金増加要因があった
ことにより、33億29百万円の収入(前年同期は21億41
百万円の収入)
となりました。
Point.4
Point.5 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、
有形固定資産の取
得やM&Aによる支出などにより34億19百万円の支出
(前
年同期は40億37百万円の支出)
となりました。
Point.6 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等が
あったものの、
借入金の純増があったことにより、
27億37
百万円の収入
(前年同期は10億32百万円の支出)
となりま
した。
※創立100周年記念配当金10円を含んでいます。
12
連結財務諸表
会 社 概 要 / 株 式 の 状 況(2016年9月30日現在)
四半期連結損益計算書(要旨)
科 目
売上高
(単位:百万円)
当第2四半期累計 前第2四半期累計
自 2016年4月 1日
至 2016年9月30日
47,026
自 2015年4月 1日
至 2015年9月30日
36,570
35,922
売上総利益
10,456
11,158
販売費及び一般管理費
6,959
6,826
営業利益
3,496
4,332
営業外収益
251
219
営業外費用
231
232
経常利益
3,516
4,319
特別利益
43
53
特別損失
46
47
税金等調整前四半期純利益
3,513
4,326
法人税、
住民税及び事業税
1,327
1,475
△16
18
2,202
2,831
非支配株主に帰属する四半期純利益
27
18
親会社株主に帰属する四半期純利益
2,175
2,813
四半期純利益
Point.8 親会社株主に帰属する四半期純利益について
高付加価値製品の販売強化と生産効率の向上、コスト削
減などに努めたものの、台湾連結子会社における固定費
や、米国連結子会社の新工場立ち上げ関連費用などが増
加したことなどにより、
営業利益、
親会社株主に帰属する
四半期純利益ともに減益となりました。
13
60,000
ライフサイエンス事業
30,000
0
▌会社概要
セグメント別売上高について
情報電子事業
47,080
売上原価
法人税等調整額
Point.7
’
16/3
上期
建築資材事業
(単位:百万円)
6,167
6,463
5,940
18,122
18,352
18,287
22,791
23,644
22,798
’
16/3
下期
’
17/3
上期
■ ライフサイエンス事業
食品用包装材ならびに医薬・医療用包装材では減収
となりました。また、液体容器では不採算部門の解消
を進めたことなどにより大きく減収となりました。
一方、生活用包装材では、詰め替え用スタンディング
パウチの拡販や、国内連結子会社の商品販売の増加
などから増加し、事業全体としては前中間期並みの
売上を確保しました。
■ 情報電子事業
プロテクトフィルムは、台湾子会社での量産体制を
整え増収を確保したものの、業界における販売単価
下げや生産調整の影響などを受け、全体的には伸び
悩む展開となりました。剥離フィルムは「スマート
フォン」向けを中心に堅調。情報記録用材は、
「パソコ
ン・サーバー」向け、
「 スマートフォン」向けで増収と
なりました。
■ 建築資材事業
建材関連は、空調用配管の売上は堅調に推移しまし
たが、煙突工事および集合住宅向けボイドスラブ(床
構造部材)の売上は前年を下回りました。土木関連で
は、トンネル用資材の売上が減少しました。
社
名
創
立
設
立
資本金
従業員
▌株式の状況
藤森工業株式会社
FUJIMORI KOGYO CO., LTD.
1914年
(大正3年)
4月1日
1936年
(昭和11年)
11月4日
66億円
997名
(連結2,374名)
(注)
いずれも2016年9月末の正社員在籍人員で、決算資料人数とは
必ずしも一致しません。
▌役員一覧
代 表 取 締 役 会 長
代表取締役副会長
代 表 取 締 役 社 長
取締役常務執行役員
取締役常務執行役員
取
締
役
取締役上席執行役員
取締役(監査等委員)
取締役(監査等委員)
取締役(監査等委員)
藤 森 明 彦
藤 森 伸 彦
布 山 英 士
吉 野 彰志郎
塩 見 公 彦
藤 森 行 彦
嵯 峨 裕
竹 下 直 慶
張 秋 華
小 林 英 三
(注)取締役の竹下直慶氏、
張秋華氏および小林英三氏は社外取締役です。
▌当社グループ
[連結子会社]
▶ フジモリ産業株式会社
▶ フジモリプラケミカル株式会社
▶ まつやセロファン株式会社
▶ ZACROS
(THAILAND)
CO., LTD.
▶ ZACROS AMERICA, Inc.
▶ 台湾賽諾世股份有限公司
▶ PT Kingsford Holdingsおよびその子会社3社
[非連結子会社]
▶ ZACROS
(HONG KONG)
CO., LTD.
▶ 賽諾世貿易
(深圳)
有限公司
▶ 深圳市 藤深科技材料有限公司
▶ ZACROS MALAYSIA SDN. BHD.
発行可能株式総数 発行済株式総数 45,000,000株
19,267,760株
(自己名義株式235,310株を含む)
3,446名
株主数 ▌所有者別株式分布の状況
■自己名義株式
235,310株(1.22%)
■金融商品取引業者 153,299株(0.80%)
■国内法人
2,697,800株
(14.00%)
■外国法人・個人
3,545,238株
(18.40%)
■金融機関
4,376,200株
(22.71%)
■個人・その他
8,259,913株
(42.87%)
当社の詳細なIR情報は、
ホームページをご覧ください。
藤森工業のホームページの
「IR情報」
では過去の株主通
信や決算短信などの情報を
閲覧できます。また、当社製
品の情報や企業情報、
研究開
発や環境への取り組みなど
もご覧いただけます。
ぜひア
クセスしてみてください。
IR情報トップページ http://www.zacros.co.jp/ir/
14
株主メモ
事 業 年 度
定時株主総会
基 準 日
毎年4月1日から翌年3月31日まで
毎年6月下旬
定時株主総会・期末配当 毎年3月31日
中間配当 毎年9月30日
単 元 株 式 数 100株
株主名簿管理人 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 三井住友信託銀行株式会社
特 別 口 座 の 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
口 座 管 理 機 関 三井住友信託銀行株式会社
(郵便物送付先) 〒168-0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
(電 話 照 会 先) 電話 0120-782-031
(フリーダイヤル)
同 取 次 窓 口 三井住友信託銀行株式会社 全国各支店
株主優待制度のご案内
当社では、3月31日現在の株主名簿に記載された
1単元
(100株)
以上保有の株主の皆様に優待品を
贈呈しております。贈呈時期は6月です。
「ピゼットちゃん」は社内
公募で選ばれたマスコッ
トキャラクターです。
株式に関する諸手続について
(1)
住所変更、単元未満株式の買取等のお申出先について
株主様の口座のある証券会社にお申出ください。なお、証券会社に口座がないため特別口座が開設さ
れました株主様は、特別口座の口座管理機関である三井住友信託銀行株式会社にお申出ください。
インターネット/ホームページアドレス
【トップページ】
http://www.smtb.jp/
【個人のお客様】
http://www.smtb.jp/personal/agency/index.html
【法人のお客様】
http://www.smtb.jp/business/agency/index.html
(2)
未払配当金の支払いについて
株主名簿管理人である三井住友信託銀行株式会社にお申出ください。
「配当金計算書」について
配当金お支払いの際にご送付しております「配当金計算書」は、
租税特別措置法の規定に基づく「支払通知
書」を兼ねております。確定申告を行う際は、
その添付資料としてご使用いただくことができます。ただし、
株
式数比例配分方式をご選択いただいている株主様につきましては、源泉徴収税額の計算は証券会社等に
て行われます。確定申告を行う際の添付資料につきましては、
お取引の証券会社等にご確認をお願いします。
なお、配当金領収証にて配当金をお受取りの株主様につきましても、配当金のお支払いの都度「配当金計
算書」を同封させていただいております。確定申告をなされる株主様は大切に保管ください。
〒160-0023 東京都新宿区西新宿一丁目23番7号
TEL.03-6381-4211(代表)
ユニバーサルデザイン
(UD)
の
考えに基づいた
見やすいデザインの文字を
採用しています。
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