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第16号(2014年01月17日発行/PDF)

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第16号(2014年01月17日発行/PDF)
館女通信
【発行所】
群馬県立館林女子高等学校
〒374-0019
【発行責任者】
館林市尾曳町6番1号
第16号
平成26年1月17日発行
校長
新井
TEL 0276-72-0139 / FAX
久夫
0276-72-0112
りも暗くて、じめっとしている所で、ガイドさんの
話を聞いているときも、上から水滴が落ちてくるほ
特集1『修学旅行』10/13~16
どでした。戦争を知らない私たちでもどんなに大変
だったか感じられるほど、ガイドさんの話には重み
『修学旅行の思い出』
2年1組
高橋 莉奈(太田西中出身)
がありました。ひめゆりの碑では、写真、物など実
修学旅行は、学校の行事なので、決められている
験をしてきたのだと思うと、どれだけ自分が幸せな
際に見ると、犠牲になった人が多くてびっくりしま
した。私と同じくらいの年齢の人があんなつらい体
時間に起きて、ご飯を食べ、寝なければなりません。
のか感じることができました。教科書で勉強するよ
行く前までは、私にとっては辛いかな、と思ってい
たのですが、実際に終えてみるととても充実してい
りも、やはり見て、感じることが大切だと思いまし
た。
て楽しく過ごせたと思います。
平和学習には全然興味なかったのですが、みんな
と一緒にガイドさんの話を聞いているうちに、自然
と興味を持ち始めて、もっと戦争があったときのこ
『修学旅行 in 沖縄』
2年2組 森谷 奈央 (館林二中出身)
とを知りたいと思うようになっていました。それ以
修学旅行の 思い出はた くさんありますが、特に印
外の国際通りなどの観光もとても楽しかったです。
お店によって値段が違っていたりしたので、お店を
象に残ったものの話をしようと思います。
一つ目はバスです。私が知らない沖縄の話やおも
選ぶのが大変でした。美ら海水族館では他の水族館
しろい話をガイドさんがしてくれました。また、島
ではあまり見られないジンベイザメが見られたり、
唄、ゆいまーる、てぃんさぐぬ花などの有名な沖縄
お土産がかわいかったりしてとても面白かったで
す。忘れられない思い出ができて良かったです。
の歌を中心に一緒に歌ったり聴きあって楽しく過ご
すことができました。
二つ目は美ら海水族館です。ジンベイザメのいる
水槽はとても大きくて圧巻の一言でした。そこでは
知らない女の人に写真を撮っていただきました。こ
れこそが「ゆいまーる」「いちゃりばちょーでー」
なのかなと嬉しく思いました。
カメラを見ると沖縄で撮った写真がたくさんあっ
て楽しかったという思いが溢れてきます。
三泊四日忘れられない修学旅行となりました。
『平和学習の感想』
2年1組 阿部 見菜子(邑楽南中出身)
ガマに行って、戦争の怖さ、大変さ、つらさなど
を感じることができました。ガマは想像していたよ
- 1 -
とがあります。一つ目は、国際通り。沖縄には、温
かくてやさしい人がたくさんいました。「群馬の学
生さん?楽しい思い出いっぱい作ってね。」と声を
かけてくれた人もいました。沖縄料理の「とぅばら
ーま」では、沖縄の音楽と料理の両方を楽しむこと
ができてとてもよかったです。cojacoさんの歌声や
みんなで踊ったカチャーシーは今でも脳裏に焼きつ
いています。二つ目は、美ら海水族館。はじめて見
たジンベイザメの大きさに驚きました。マンタやア
ナゴもとても可愛かったです。むら咲むらでの体験
学習もとても楽しかったです。最後はビオスの丘。
『沖縄と修学旅行と私』
2年3組 鴇﨑 杏美(館林一中出身)
沖縄独特の花をたくさん見ることができました。水
牛や豚やヤギとも触れ合えて、本当に楽しかったで
す。四日間の修学旅行は想像以上に充実していて本
私は修学旅行に行ってきました。人生で初めての
沖縄でした。沖縄に到着して最初に思ったことは、
当に楽しかったです。沖縄で出会った人々、青い海、
おいし い料理・・・。またいつか絶対沖縄に行こうと
海がキレイ。その海を見たら、さらに楽しさが増し
思います。その日まで、またやー!
て胸が高まりました。トップバッターは首里城です。
さすが沖縄という感じでした。赤がとっても似合っ
ているお城でした。有名なだけあり、迫力満点です。
また、平和学習では、平和祈念公園やガマ体験、ひ
めゆりの塔に行きました。その中でもガマ体験は今
を生きる人達に忘れかけていた何かを思い出させて
くれると思います。私は食べ物の好き嫌いをしない
という目標を立てました。家に帰ってから実行して
みたところ、全部は無理でしたが、いくつか克服で
きました。ガマ体験に感謝です。沖縄には美ら海水
族館など楽しいところもいっぱいありました。ジン
ベエザメは絶対に見てほしいと思いました。あとは
マンタ。目が小さくてとても愛嬌のある顔をしてい
ます。人生最後の修学旅行を、この学校、この学年、
このクラスで行くことができて良かったです。
『平和学習の感想』
2年4組
岡田
華実(太田東中出身)
今までは話でしか聞いたことがなかった戦争体験
も、今回、糸数壕に入ってみて、戦争とは本当に恐
ろしいものなのだということを改めて実感しまし
た。平和祈念資料館では、当時の写真が展示してあ
って、今の日本では考えられない恐ろしいものでし
た。体験談もあり、私たちの年齢の人たちがとても
大変な思いをしていたのだと思うと、心が痛みまし
た。
『修学旅行の思い出』
2年4組
藤井
愛(多々良中出身)
私たちの住む群馬では絶対にできない体験でし
た。日本で唯一の地上戦のあった沖縄だからこそで
きた体験だと思います。今回体験したことを、家族
私は沖縄の修学旅行でたくさん楽しい思い出を作
ることができました。その中で、特に楽しかったこ
や友達に話したいと思います。
- 2 -
『Enjoy! OKINAWA!』
2年5組 庄條 美穂 (館林二中出身)
初日は朝早くに学校に集合し、行きのバスではカ
ラオケをしました。今井先生がサザンの曲を歌って
した。美ら海水族館では大きなジンベエザメを見た
りして、写真をたくさん撮りました。
四日間、朝から夜まで行動を共にするにつれて班
の子達やクラスの友達との距離も縮めることができ
たと思います。みんなとたくさんの思い出をつくる
ことができて本当に幸せでした。これからの学校生
くれました。沖縄に着き、国際通りに行き、お土産
活もみんなと楽しみながら過ごしていきたいなと思
をたくさん買いました。国際通りは人が多く、お店
の人はとても優しかったです。
いました。
2日目は平和学習でした。命の大切さなど多くの
ことを学びました。ガマは真っ暗で戦争時に人が住
んでいたとは思えませんでした。案内の人の話を聞
いて自然と涙が出て、改めて家族を大切にしようと
思いました。
3日目は、美ら海水族館に行き、たくさんの魚な
どを見ることができました。沖縄のビーチは、とて
もきれいでクラスのみんなと鬼ごっこをしたりとと
ても楽しかったです。
最終日には、アメリカンビレッジに行くことがで
きました。今回の修学旅行で貴重な体験ができ、ク
ラスの皆ともっと仲良くなれたと思います。また行
『平和学習』
2年6組
きたいです。
浅野
千尋(城東中出身)
平和の礎(いしじ)に着くと、亡くなった方の名
前が書かれている石があり、あまりの多さに驚きま
した(24万人)。ひめゆりでは、中に入ると、学
生たちの写真が並んでいて、同じ歳の子達もいるん
だろうなと考えたとき、戦争の怖さを感じた。ガマ
は入る前すごく怖くて、正直入りたくなかったです。
ガマの中で電気を消し、当時と同じ暗さを味わった
ときには自然と涙が出ました。ガイドさんの「この
中で亡くなった方は悪いことをして亡くなったわけ
ではない。みなさんが来て くれて喜んでいます。」
という言葉を聞いたとき、入っておいてよかったと
『修学旅行感想』
2年6組 中村
感じました。戦争の恐ろしさを肌で感じて、あらた
葵衣(邑楽中出身)
修学旅行の四日間は、高校生活で一番思い出がつ
まった四日間でした。早朝の寒い時間に集合して修
めて戦争の恐ろしさを知らされました。怖いと思っ
ても入ってみる方がいいなと思いました。なかなか
戦争のことを知る機会がないので、貴重な体験がで
きてよかったです。
学旅行が始まりました。ずっと待ち望んでいた沖縄
での四日間は、楽しいだけでなく、沖縄についてし
っかりと学ぶことができました。
一日目の首里城はすごくきれいな赤いお城で、中
には首里城の説明をする写真が展示されていて、歴
史を感じることができました。国際通りでは、友達
とお揃いのTシャツを買ったり、家族へのお土産を
買ったり、店員さんとお話したり、とても楽しかっ
たです。平和学習では、沖縄の歴史について学びま
- 3 -
『「島唄」と私』
2学年主任 桒原
飛鳥
特集2『バドミントン部』
私の高校の修学旅行先は京都・奈良だったので、
沖縄に行ったのは社会人になってからでした。島人
ぬ宝である、エメラルドグリーンの海やのんびりと
『北関東高校バドミントン大会に参加して』
1年3組 北本カオリ(館林一中出身)
した雰囲気等に取り憑かれ、沖縄は離島も含め何度
も行っていますが、今回の旅行はある特別な思いが
ありました。
私は12月25日、足利市民体育館で開催された、北
関東高校バドミントン大会に団体戦メンバーの1人
大学時代、私には沖縄出身の友人がおり、みんな
として参加しました。会場に着いたとき、すでに何
変わった苗字でした。
「金城」や「玉城」、
「喜舎馬」
校か集まっていましたが、みな強そうな印象を持ち
なんて友人もいました。彫りが深く、顔立ちが濃か
ったのを覚えています。ある時、その友人がTHE BO
ました。
予選はリーグ戦で行われました。残念ながら私は
OMの『島唄』を沖縄方言バージョンで歌ってくれま
一勝もできず、チームも敗れてしまいました。その
し た。「レ」と「ラ」がない「ドミファソシド」と
い う 特 殊 な 音 階 。「 で い ご ? 」「 ウ ー ジ ? 」 何 の こ
後、順位決定戦がトーナメントで行われました。私
は試合には出ませんでしたが、チームは勝ち進むこ
とやら分からない単語。私には理解不能でしたが、
とができました。館女からは2チーム参加していま
その後も友人はよく歌ってくれましたので、訳も分
したが、最後の試合は館女同士の試合となりました。
からず、一緒になって熱唱していました。私にとっ
て、沖縄はとても遠い異国のような場所でした。
この試合には私も出場し、思う存分にプレイするこ
とができました。チームは敗れてしまいましたが、
普段の練習以上に真剣な試合ができたと思います。
でいごの花が咲き
風を呼び
嵐が来た
今回、この大会に参加して反省することがたくさ
できごが咲き乱れ
くり返す悲しみは
風を呼び 嵐が来た
島渡る波のよう
んありました。その反面、新しく学んだことも多か
ったと思います。これからさらに一生懸命練習に取
り組んでいきたいと思います。
ウージの森であなたと出会い
ウージの下で千代にさよなら
島唄よ 風に乗り
鳥とともに
島唄よ
海を渡れ
風に乗り
届けておくれ
私の涙
(THE BOOM『島唄』から)
去年の夏、ある番組でTHE BOOMの宮沢和史がこん
な ことを言っていました。『島唄』は、ひめゆり学
徒隊の悲劇を歌ったものであると。これを聞いて、
私の中の『島唄』のイメージががらっと変わりまし
た。そうか。そうだったのか。意味も知らず明るく
歌っていた自分が恥ずかしかった。歌ってくれた彼
はこのことを知っていたのだろうか。今となっては
分かりませんが、今回、改めて「ひめゆり平和祈念
資料館」を見学し、ようやく『島唄』の意味を理解
で きたように思えました。今後、『島唄』を歌う機
会があったら、彼女たちのことを思いながら、歌い
たいと思いました。
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