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GAPニューズレター No.59

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GAPニューズレター No.59
轡
づ
GAPニユーズレター第59号目次
<巻頭宮》烈日一---------------------------------,
進歩した思索家のために(完)----シ罰一ジ.アダムスキー2
生きた細胞の驚異一一--------------ラザフオード.プラット5
透視力開発と宇宙観一一一一一----------,,u一弘7
掴CAF.I問I
部さらばニューインクラン
・・ロ「
透視された謎のクリスタル・ペンダント--------一中里信彦34
<写真>記念すべきフェニックス・ガゼット紙一一一一一-----------36
用例研究会案内一------------------------------------40
編集後記一一---------------------------------41
徹
GAPとは
★窒壁甥型醒奎里曳、海外関係のものは翻訳転載極取得済。
写真堯乗譲囲『転戦。
会
¥
1
今年は地麗と異術気象の当たり年では
ないかと思われるほど大地震が世界各地
で発生し、狂気じ承た異儒気象の直撃を
受けている。マグニチュード七以上が大
地震の部類に入るが、六以上をざっとぷ
ると、中米グァテマラ(二月四日、M
七・五)、北イタリア(五月七日、M六
・人)、中央アジア(M七・二)、一一ユー
ギニア(六月二十六日、M七・二)、、ハ
ナマ・コロンビア(七月十一日、M七)、
インドネシア・バリ島(七月十四日、M
七・二)、中国・唐山(七月二十八日、
M七・五)と並び、本稿を書き直してい
た八月十七日にはフィリピン南部ミンダ
ナオでM八の大地震、前日の十六日には
中国四川省と山西省でM七が発生した
し、カリプ海のフランス海外県グアドル
ープのラスブリニール火山が同日午後九
時半(日本時間十七日午前十時半)に予
告どおり大爆発した。一月はブラジルに
猛璃が襲い、七十三人が死亡、フランス
東部は零下二十五度の極寒、モスクワは
が魁つ
百年ぶりの零下三十八度の寒波、ヨーロ
ヅ・〈各国は数百年ぶりの酷暑に襲われ、
英国は一一百五十年来の大旱魁、フランス
全土の三分の二も旱越で水不足。六月は
.〈ソグラデシュで大洪水、五百万人が被
避けた。おかしな話である。
カタストロフィー(破滅的大変動)の
発生説が流布している。ニドガー・ケィ
シー、ノストラダムスらの予言が正当化
も健全ではない。内部は腐って空洞化し
とする。この同一化は真の意味の万物一
体感ではなく付和雷同であり、多数化に
よる力の誇示への憧れである。「よらぱ
大樹の下」である。しかし大樹は必ずし
が巷間に流れてゆく。
である。
もろ
ソクリートのピルが案外脆くて、したや
りも穏和な愛が強い讐として、堅固なコ
内部に宿る宇宙の意識が『インドを通
じて表面化すれば、豊かで親切で美しい
のであるとア氏は説く。これは要約すれ
ば”柔和“である。凝り固まったニゴょ
仁とえ
「相手が救われるとともに自分も救われ
る」と確信した愛であって、感燭的な犠
牲的精神ではない。「わたしはあなたを
愛するのが遅すぎた」と”興理“に対し
て歎息したオーガスティンの内奥には、
創造パワーに対する限りない価慨が秘め
られていた。この宇宙の.ハワーは英知で
あり、意識でもある、とア氏は言う。そ
れでマイソド(心)をこの.ハワーに限り
なく近づければ、自己の悪しきカルマも
次第に清算の方向に進むと考えられるの
して法愛である。盲目的なお人好しにあ
らずして英知ある親切である。それは
衆愚と同一化しないで、しかも孤独を
排除する唯一の方法は何か?それは
「愛」にあると思われる。執愛にあらず
困難となる。
純な境地を維持するのは容易ではない
が、大衆から離脱すれば孤立して生活は
疑、職辮等の渦巻く地球世界で、独り澗
同一化しても所詮自分が愚者になるだけ
である。恐怖、不安、憎悪、悲痛、荊
ているかもしれない。”衆愚“に対して
されて話題のタネとなり、一九八二年の
惑星直列現象がこれらの予實に結びつけ
られ、輪をかけた噂となって拡がってゆ
く。
しかし物理的に象て恐るべき事態が発
生する可能性があると東大教授・飯島童
孝氏は嵩う。それは地球の軸の傾きであ
る。典術気象が極運動に影響を与えてい
るというのだ。ア氏がこの事実を指摘し
たのはかなり以前で、当時はバカにされ
たが、もう科学界でもこの現象の発生を
重視している。しかも異常気象が続くと
食楓不足となり、飢餓状態は必然的に大
戦争をひき起こす。もはや地球上どこを
り1.
見ても安全な避難場所はない、と思われ
るほど小憩は深刻になっているらしい。
だからノスさんの予曾詩は的中している
のだと、またも恐怖と不安に満ちた新鋭
あまりに異術なので気象庁の地匪関係
調査機関へ電話をかけて、昨年度までの
大地震発生状況と今年現時点までのそれ
とを比較した増加率その他を質問した
ら、係官は話をポヵして具体的な回答を
恐怖とは何か?世紀の哲人クリシュ
ナムルティーによれば、それは外海より
も自己の何たるかを知らぬために起こる
心の混乱状態であるという。そこで人は
他人との同一化を目指し逃避を求めよう
災、東日本は九十一年ぶりの異術低温、
お蔭で人一倍暑がりやの編者は大助か
烈曰
かな木造家屋が残った新潟地震が想起さ
る。
れる。強固な物は折れることがあるが、
柔軟な物は曲がってまた元へ戻るのであ
シッチャカメッチャカな状態になってき
大地霞や異常気象等の天変地異が続く
と人間の頭もおかしくなるらしい。近頃
はUFOの分野も百鬼夜行の観を呈して
た。鐘遺が流行し、自称コソタクトマソ
品づ
が続出する有様で、真実と虚偽との区別
が困難となり、これにつけ込んで円盤ゴ
ロが暗鰹する。そこでも大衆の同一化現
象が発生し、どこかに存在する筈の真実
は片隅に追いやられることになる。
しかし一方でこの世界の”大掃除〃が
接近しつつあるとすれば、何を騒いでも
6うれく
始まらない。すべては水渡くヵ.ハネとな
るだろう。自然のカタストロフィーが起
こらなくとも食楓飢餓で大戦争が勃発す
るかもしれない。どの道この世界は安全
ではないのだ。早いところ大母船に乗っ
て別な惑星へ移住したいが、そう簡単に
壁になるわけではないのだ。
乗せてはくれぬ。しばらくは随屋で暮ら
すより他に手はない。となると、せめて
”大掃除”までは何としてでも身の保全
を図らねばならぬ。といってオカネが保
障してはくれない。大金が災害よけの防
どうすれば平安に暮らせるか?こい
つはむつかしい問題だ。いくら考えても
か。いや、”脱地球“を望むのなら優良
名案は浮かばない。仕方がない、寝転ん
で本でも読もう。プラトソの「饗宴」に
するか、カソトの「純粋」か「実践」
宇宙人関係の本がよさそうだ。
二
ア
2
大掃除は始まっている
ですか。
たか知っていますか?それは一九三九
です。イエスの時代の周期はいつ終わっ
答科学が繼測し得る限りではlの職
か?
年です。それが二千年周期の終わりなの
間レムリァ人はどこから来た民族です
答レムリァ人はまだ地球上に再度の定
しい凋期が始まるのを待っていますが、
三九年に天文学者連はそのペッレヘムの
は一個の星のように見えるのです。’九
完全な合になる現象です。それで肉眼に
は一一千年ごとに一度三個の星が三カ月間
二千年周期は一九三九年に終わったので
す。ベツレヘムの星はイエスの誕生のシ
ルシだったといわれていますが、あの星
です。多数のキリスト数徒はいまだに新
住をしていません。今日、地球にはレム
リァ人は存在しません。現在の文明が消
滅して、新しい時代に入ったときか、ま
たは地球の完全な傾きが発生して大カタ
ストロフィー(破滅的な大変動)が生じ
たあとで、またやって来るかもしれませ
ん。このような大変動は二万六千年ごと
に発生し、海底の土地を隆起させ、今人
星が米西部海岸に出現したのを見まし
た。当時、人々はこれは地球を焼け尽く
すのか、または氷河時代が来て地球を凍
らせるのか、それとも戦争が始まる恐ろ
しいシルシではないのかと宮っていまし
代のそれとは奥なる天文暦によります
と、今年は一九五五年ではなくて二○一
五年だということです。聖醤で予實され
た。すると第二次大戦となりました。現
始めたとき、地球を離れました。地球人
できるでしょう。それには、この周期の
た世界の混乱について、糸なさんは理解
間の住んでいる土地を海底に沈下させま
すので、無数の人間が土地とともに海の
墓場へ沈んでしまいます。そのあとでレ
ムリァ人が来るかもしれませんが、だれ
にもわかりません。トリトン人はもう地
球へは来ないでしょう。この民族は地球
であらゆる民族に先行して住んだ種族で
す。彼らは地球に大空が見えるようにな
って、ガンマ線が宇宙を貫いて降り注ぎ
(訳注Ⅱ創世紀五・二七に出てくるノア
らゆるものが滅亡して新秩序がやってく
終末に全世界が混乱状態におちいり、あ
の寿命が短くなったからです。メトセラ
の洪水以前のユダヤの族長)は九百六十
可能性があります。しかもその傾きはす
でに起こりつつあるのです。そのために
の寿命は短くなり始めたのです。そのよ
うな時代は地軸の剛きによって復活する
生活の一部になるのが完全に実現するま
古きものにとってかわり、それが我右の
在発生しつつあるのです。新しきものが
しい家具を入れる前にまず家の大掃除を
ると述べてあります。臂い替えれば、新
九蔵まで生きましたが、その頃から人間
多数の生命が失われるとすれば、それは
はすでにこの新しい”天の摂理“に入っ
でには数十年を要するでしょう。私たち
する必要があります。そしてこの事が現
無知のためです。
というのは、如何なる根拠に基づくもの
問二万六千年周期で大変動が発生する
3
二
でしょう。短気になればもっと多くの核
の正体については実際にわかっていませ
ットに似ています。しかし我含には電気
は懐中電灯の電池のようなもので、電気
的な豚動に基づいて作動する冠気のユーー
万個の微小な細胞がありますが、これら
の一例です。人間の脳の中だけでも約四
なのです。人間も電気エネルギーの現れ
す。そうすれば他の世界の人間、樹木、
テレビのように画像に転換できるもので
は他の惑星から来る光線をキャッチして
らずある装匿を開発するでしょう。これ
ことも可能なはずです。フランスは遠か
ものなら、逆に光をエネルギーに変える
できますが、エネルギーを光に変え得る
しますとエネルギーを光に変えることが
ルギーであるからです。電球に電流を流
あります。それでも人間はやはり万事を
きないといわれましたが、今は自動車が
注Ⅱたしかに人頚はその後、月へ行っ
た)。かつて人間は馬がなければ旅がで
塁う。熟ずから月へ行くよう腱I(訳
きないと言っている事を未来はやるでし
が、今は行ってい主す。そして現在はで
化によって進歩します。人間は自分が臂
つた事をかつては遂行できませんでした
べて同じ成分で出来ています。人間は変
てから十五年になります。今やきびしい
爆弾を爆発させて、すべてを破壊するで
ん。電気とは万物の生命の根源であり、
生物などが再現できるでしょう。各周波
Aは未来に感知できるかもしれない波動
て、次第に高次になるのと同様です。我
ありません。人間の心から出る考え方に
も粗雑なのから精繊に至る段階があっ
永遠の状鰻に至るものまで、各種の段階
があります。しかもそのあいだに分離は
い段階から、人間の心では知覚できない
答波動は地球自体の粗い作動の最も粗
ないということを知ることができます。
めて、宇宙とは活動する化学作用にすぎ
す。これが瓦の発達です。これは人間が
避けることのできない絶対的な法則で
す。人間は全宇宙を化学の分野にあては
ことが可能になるように発遼できるので
脳細胞がもっと多くの遵気を取り入れる
を作ることもできます。人間の場合も、
ともいえます。だから人体内部に高圧甑
流を流すと死ぬのです。六ワットの電球
に百二十ワット分の電力が相当しないの
と同様です。しかし百二十ワットの電球
でいるのですか。
間月には我合と同じような人間が住ん
るでしょう。
の惑星に人間が存在する事実が立証され
れることになっています。実現すれば他
のです。この麺の装職はすでに開発され
つつあって、フランスで遠からず実験さ
数の放射線を分離させて異なる形にする
ん。まだ生まれてもこない幼児をさえも
知っていると思っているのですノ人間
:…
られたというような柵報が出ています。
シカゴ・アメリカン紙は数カ月前に、長さ
四百キロメートルの大宇宙船が月面上に
答ええ、すばらしい写真を撮影してい
ます。私は一九三八年に月面に存在する
都市を自分の望遺鏡で搬影しました。さ
ほど大きな都市ではありません。
すか。
問パロマー天文台の二百インチ望遠鏡
は、月面の異常な物をキャッチしていま
るのです。
未出生の幼児を奴隷市場に売り渡してい
もとづいて自己保全を図りたいばかりに
押しつけているのです。米国民はエゴに
まだ生まれてもいない子供たちに負債を
自分の負担を少しでも軽くしようとして
欲であるかがわかるでしょう。米国民は
とになります。いまの米国民が如何に食
負侭を考えますと、幼児が出生するごと
に彼らは二千五百ドルの負債を背負うこ
どん
って生きているのです/・現在の米国の
はまだ生まれてもこない幼児の労力によ
も考えて染たことがありますか?人間
体として生きているということを少しで
尊敬していないのです。私たち人間は全
は互いにだれをも尊敬し合っていませ
の十分の一さえもまだ感知していません
なぜなら電気とはまず第一に化学作用で
答住んでいます。八カ月前に出たプル
Ⅸ。ブック誌には、月面に”建築ブーム“
して発生する波動については?
が、それでもエレクトロニクスの分野で
あると言えるからです。現象のどんな段
が起こっていると述べた多数の一流天文
同じ力、同じ壁の力が存在することがわ
パワ1
かるでしょう。物体が微小だからといつ
て、その力を減少させるわけにはゆきま
せんし、巨大な物だからといって、その
パワー
問月は地球と同じ成分で出来ているの
観測されたという妃覗を掴戦しました。
問パワーは大気圏外から来るビームか
ら集められるのですか。
答そうです。あらゆる惑星・衛星はす
ですか。
答それによって宇宙船を作動させるこ
とができます。それは(光)は電気ニネ
カを増加させるわけにもゆきません。
月面には都市がある
はかなり発達しています。
階でも、自分の心で感知し得る般小の物
他の惑星の宇宙船が充分に作動してい
るときは、六万ないし七万メガサイクル
の放射線を出します。静電気は”運動し
ていない速度”ともいうべき電気ニネル
ギーです。それは運動しているのですけ
れども、いわゆる運動ではありません。
なぜなら静止しているからです。磁気は
推進エネルギーです。静電気を利用する
にはそれを推進エネルギーすなわち腓動
ん。万物はすべてそうです。人間もそう
状態に転換させる必要があります。光は
電気エネルギーの別な現れにすぎませ
ます評如何なる場拾宅も、あなたがたは
にまでその化学作用を認めることができ
問他の惑星から来る宇宙船の作動に際
人間は電気エネルギーの現れ
試練の岐路にあります。人間が忍耐強く
たり、大自然に道をまかせるならば、か
つてない餓高の栄誉を受けることになる
しょう。
したがってそれは”活動している神“だ
~
学者の記事が褐戦してあります。この百
年間、月面上に絶え間のない変化が発生
したとか、多くのクレーターに強烈な光
が駐れたり宇宙船らしき物が動くのが見
二
るので、翻訳は不可能である)。
問土星の鯰の実体は?
答あれは大気中のチリの微粒子ででき
たものです。地球もまだその一部分を持
問大気圏外から地球はどのように見え
ば、機体は.ハラパラになります。
う。しかしストリームに乗る時機を誤れ
呼ばれています。方法さえわかれば、こ
のストリームに旅客機を乗せて半ガロン
の燃料だけでロンドンに行けるでし圭
れ歯した。太陽が中心にあり、このよう
間あなたは先ほど太陽系について話さ
ています。
していたら自分を救えたでしょうが、そ
けません。地球人が何かの放射線を発射
したり、狂気じふたり、自己破壊をしそ
うになったりすると、彼らはやって来ま
す。旧約のエゼキニルを注意深く読まれ
れば、よくわかります。人間はアダムの
前に替告を受けました。この警告を注意
たね(訳注Ⅱこれは冗談で言ったもの)」
ますか。
っていて、これはジェットストリームと
すると科学者たちは私をバカにしました
が、結局、彼らも同じ物を見たと告白し
ましたよ。その湖で人間が泳いでいまし
やって来るのですか。
答もとは別な惑星から来たのですが、
現在はそこで生まれた子供たちもいま
す。
問そうすると月は若い天体ですか。
答地球と同じです。
問私は人間の居住の歴史の点を曾って
いるのですが1.
答ずっと人間が住んでき歯した。地球
に人類が足跡を印して以来、宇宙船が地
球の周囲を動いてきたことを忘れてはい
|している。
そしる事をしないように心がけて努力一
》詫唾團麩瀞森郡生示睦⑲癖旅圦搾準一
(、頁より)私の首う慈悲とは、この
の自然界のスペテのモノをして、その
モノらしく存在することを善意を持っ
て見守ることである。また、人のいや
×××.
なのです。十二個の惑星が一単位を櫛成
します。九個はすでに大衆に知られてお
り、第十番目は二年前に発見されまし
た。一九四九年に私は、ある一定の距離
内に十番目の惑星と十一番目の惑星が発
見されるだろうと櫓きましたが、私が予
告した距離の二マイル内誤差で十番目が
発見されました。しかし天文学界では徹
底的に確証するまではそれを公表しない
でしょう。それには通常十年を要しま
す。
答そうです、その構成はこういうこと
ということでしたがl・
うしなかったために昔の歴史を繰り返し
ました。
な太陽系は他にもあって、多数の太陽系
の中心にも結局、中心となる太陽がある
って首ったらのです。「私は月面の美し
い湖の岸辺に都市(複数)があるのを見
間あなたは月面へどれくらい接近した
のですか。
答約千五百メートルです。
問二百インチ鏡は電子エ学的に操作さ
れるのですか。
答あの望遠鏡は二年前に性能が疑われ
たために、科学者団はある鬮子エ学的な
装漣を取り付けています。オーストラリ
アのポーン博士がパロマー天文台へやっ
て来て、あんたらはときどき九千万光年
も誤差を生じていると話したのです。博
士によると、夜空に見える銀河の尻尾と
頭は、その電子蕊風の結果次第では全く
逆になっているというわけです。つまり
アンドロメダなどは実際は反時計方向に
動いているのに、時計方向に動いている
と富われていました。私たちが教えられ
てきた知識は正しいと思われていたの
に、今は多くの物事の反証が出ているわ
けです。天体間の距離も一般で考えられ
ていたほど大きなものではありません。
一光年というの腱I(纐注Ⅱ以下、参
イブの誤打と思われる意味不明の語があ
問月面の人間は地球と同様に自然に進
化するのですか、それとも突然にそこへ
警ら聖うど月に似た光球に見え左す。
ただし約十二倍の大きさに見えました。
しかし白光というよりも少し黄色光を放
っています。私がながめた距離から見れ
ば、その地球に”悪魔“が住んでいると
は思えません。月と同様に全くなめらか
です。そう、月には人間が住んでいます。
彼らは他の惑星から移住してきました。
この宇宙の惑星は承な人間が居住したこ
とがあるのです。
答そのとおりです。私は.ハロマー天文
台の学者たちと識鐙しました。そこにジ
ョンソン博士がいた頃、天文台へよく行
れていないではありませんか。
こ4問しかし、そんな写真類は全然発表さ
夢
(6頁より続く)
DNAは細胞の指令者で細胞内の他の
の符号をおびているのである。
すべての化学成分を統制する。細菌から
象にいたるまで地上のあらゆる生命形態
の全活動を支配する。
は、細胞内にDNAをもち、それが細胞
超自然的な通報送還者DNAは驚
嘆すぺき「送達者」の機構で支配し、細
胞の全構造を創造し誘導する。リボ核酸
(RNA)と呼ばれるこれらの送還者は、
外見も作用もDNAによく似ているが、
核を離れる外出許可証を持つことだけが
異なる。まず支配者のDNAと送還者の
RNAとがもつれあい、両者のテープが
で、DNAは符号の一部をRNAに刻印
しっかりとから梁あう。電子的な速さ
する。ついでRNAはとび出して細胞の
勢力範囲に行き、符号はいろいろな酵素
につぎつぎに伝達される。各酵素に対し
て特定の仕事をするための明確な指令を
出す。細胞内の何かをつくる働きをせよ
と、他の細胞に行けとかいうように。
すべての細胞内のDNAがおたがいに話
しかけるのは、RNAを通じてである。
どのようにかして、彼らは協調を保ち、
幾十億という細胞の大きな固まりの外見
や働きが犬や馬や象や人間となるのであ
る。
これら通近の発見は大きな期待をいだ
かせるものである。未来の人々はわれわ
れの宇宙崎代惣回顧して、内翻宇宙l
生活繍胸の深部lの鐸瀧こそ、宇宙飛
行士の功繊よりも人穎にとってはるかに
重要なものと見ることであろう。
 ̄
学者たちは瓢胞が歩くのを見たlそ
ように見える。
れた部位へ到達しようと努めているかの
だ。
が偶然容器に接触した。すると突然、そ
の細胞はその壁面をよじ登りはじめたの
はできないはずだ。ますます強力な顕繊
鏡が細胞の深部をさぐるに鈴よんで、ぼ
単なる無定形ゼリーの小滴だったら、そ
不思鰯な膜このような実験は、生
きている細胞に対する好奇心を強めた。
時代は三十年以上も前のことで、学者
介に儒点が合わされ、分布も正砿に捕ら
んやりした影やはん点が見えてきた。徐
に浮遊していたが、しまいに一つの細胞
れは全く魂を奪うような芸当だった。仲
間から離れた細胞は、生気もなく受動的
たちが見詰めていたのは、「組繊培養」
のは、細胞を滋養液体内に浮遊させて身
えられ、細胞の驚くべき榊造が明らかに
んな目的感をもった運動を遂行すること
の初期の実験であった。組織培鍵という
なってきた。
最近のどえらい発見の一つは、細胞の
体外で生かしておくテクーーックである。
表面に関するものである。この表面は従
これらの実験でlそして多数のもっと
鍍近の実験でl科学界が長い間想像し
来「半透性」膜で、これを通って水にと
k;
った細胞は、ガラスなどに触れるとふく
ることができるという。
関し化学的な感覚を持つかのように振舞
い、好きなものを好きなときに取り入れ
表面は単なる薄い膜ではなく細胞の顔と
もいえるものである。それは味や臭気に
細胞学の最近の報告によると、細胞の
いた。
有害な物質はさえぎられると考えられて
けた食物や鉱物質が徐企に浸透するが、
ていた事柄が確実に立鰄された。すなわ
ち、生体を形作る幾十億という細胞は、
一見、簡蝋な、定形のないゼリー状小塊
とは、似ても似つかぬもので、きわめて
複雑な実在物であり、一つ一つがこの世
で特別な使命をもち、その使命を遂行し
ようと懸命に努力しているのである。
ら糸を出す。ふぐら承は細長く伸びて、
たとえば胎児の新鮮な若い皮膚から採
細胞が進糸たい方向へ腕を差しのべたよ
ある学説によると、細胞の表面は四層
鱈§く
から成り、贈質の一一用が蛋白質の一一層の
間にはさまっている。二つの脂質の悶は
ゴムの裏張りのような働きをする。外圃
うになる。腕の先端は平たくたり、ガラ
スにへばりつくと、ゴムひもがちぢむよ
うに縮んで、細胞の他の部分をひっぱり
切な供給物が脂質の厨を通過するように
する。
強力な電子顕微鏡を用いて、学者たち
は股近、外側の蛋白質圏の一部が指状の
形になり、それが伸びて、水の小滴や必
要な化学物質の固まりに迫ることを発見
と内閣にある複合蛋白質は協力して、適
よせる。この作業はくりかえされ、また
別のふぐら染がガラス上の別の場所へ伸
で細胞が形作られた内閣から皮膚の表面
びてゆく。このようにして細胞は休染な
くどんどんはいつづける。ちょうど体内
まで遊走しつづけるように。それは試験
管内ではあっても、細胞は体内の定めら
二
’
酵素の中には、いくつかのホルモンもあ
長距離の呼びかけも移耽する酵素によ
って行われる。このような「小馬速達便」
的任務(心臓をつくること)を思い出さ
せるらしい。
内質網状組織の迷路を通って、誤りなく
ぶつかり合うのではない。生命の要素は
がえされた。分子は細胞内ででたらめに
内質網状組繊の本態が明らかにされる
とともに、原形質の「混合鉢」説はくつ
人間さえつくるだけであった。
胞をよせ蝋めて、魚や鳥や馬や象をl
ることも明らかにされた。アデノシン三
力でこじあけられ、強力な発生機を内包
していることがわかった。それはアデノ
している。最近、これらの粒子は研究の
、、
て細胞は栄養分をの熟こむのである。
り、遠方からやってきたりして、成長、
り、血流によって離れた部位へ運ばれた
秩序のある協調のとれた様式で推進さ
れ、迷路の小さな管や袋は、あらゆる方
である。つまり、内質網状組織の管を通
にはこぶ運撤系だけなのではない。消化
管の役目もする。細胞の膜が食物を捕ら
えると、それは内質網状組繊の水路内へ
おしこまれ、中間駅に送られて、そこで
蛋白質、炭水化物、鉱質などが処理され
貯蔵され、川に供される。内質網状組織
が細胞の仕事を遂行するさいには、絶え
り細胞の外へも到達する。これらは「移
その管は直接細胞の膜に連し、そして外
内質網状組織系は外界と連腕している。
末端で熾終的の作用をつかさどるものと
のは何か?酵索は長い命令系の連鎖の
ある学脱によると、他の酵素は輸出用
の指令をおびている。
く。この酵素は自分の細胞の固有な活動
り、再建されたりする。
ずふくらんだり、ちぢんだり、ちぎれた
これらの他からやってくる酵素は、細
くにわずかな網状構造が発見されたので
った固まりからたえずはがれて、細胞内
部の各処に特殊な任務をもって離れてゆ
シン三燐酸という力強い化学的燃料であ
細胞間空間からの声細胞膜に関す
るもう一つの興味深い一三lスは、その
向に伸び各部を連絡している。
6した。小さなくぼ糸が形作られ、ついで
内部に向かって伸び、付近から捕らえら
れた化学物質は、あわにはいったまま脂
表面に酵素が豊富なことである。(酵素
している。
消化、あるいはなにか他の大切な活動を
促進したり抑制したりする指令をもたら
は一種の騨騨で、ある化学変化をひきお
質の層を通過させられる。このようにし
こすし酵素の一部噂多分それが付着し
目に見えない迷路「原形質」とい
えば、細胞内部のゼリー状物質を一括し
た科学的名称であった。つい六年前二
九五八年)までは、原形質は一種の物質
の小塊で、中で分子がでたらめに渦を巻
内質網状紐織は、供給物を細胞の各部
燐酸は筋肉細胞の収縮、活気に承ちた細
胞を完全に保つ絶え童ない生成、復旧な
ど、あらゆる細胞活動に動力を供給する。
ぼう大な曲がりくねった細胞の屋根裏
部屋は、またいろいろな酵素の本部であ
り、その酵素は生成作業の多くを促進す
る。酵素の一部は自家用で、菰柔かさな
胞の間の空間を横切って呼びかける他の
いてぶつかり合っていると考えられてい
ている細胞の所産であるが、大多数は、
他の細胞からやってきたばかりのもので
細胞の声であり、身体の部分をつくるた
ある。これは内質網状組織とか「原形質
ある。
めに集まった幾百万という細胞が、歩澗
を合わせて分裂増殖し、それぞれの位腫
た。ついで、そんな状魍ではないという
股初のヒントが得られた。細胞の核の近
を占め、特殊な形をとれるように、通報
を恋喪する。多くの呼びかけは、すぐ近
動する酵素」となり、他の細胞へ呼びか
ける細胞の声となるのである。
生命の符号酵素に指令を与えるも
に通じている。内膜網状組織迷路の間の
と、各細胞の核にある不思鐵な生命符号
(4頁下段へ続く)
った11繊細なテープ状の分子で、磁気
テープが音楽を録音しているように生命
という驚くべき獲物をひきだすことがで
きた。各細胞の核はDNAのくるくる巻
いたひもを体内に持っていることがわか
に突入し、デオキシリボ核酸(DNA)
十年ほど前に、学者たちは細胞の核内
見なされる。この命令系をさかのぼる
空間は、本当の細胞内部で、大きな屋根
裏部屋を形成し、主として貯蔵に用いら
細胞の曲がりくねった屋根裏部屋
内網状構造」と名づけられた。電子顕徹
パレード博士は、細胞の内部には償じら
れないほど細い管やきわめて小さな袋の
鏡でもきわめてかすかで消失しやすく、
実在するかどうか疑問視されたほどであ
る。だが、昨年になって、一二1ヨーク
のロックフェラー研究所のジ圏Iジ。E・
くの細胞から行われる。それは、肺、
筋肉、職戯などいろいろな部分での局所
の仕事に関するものである。このような
呼びかけの効果は、心職組織からの細胞
をばらばらにして組織培養するときに観
察される。心臓の細胞は股初は何の反応
いる。この屋根裏部屋は、内質網状組織
迷路と交錯しているので、曲がりくねっ
た形をしている。その空間のかなりの部
に達する。
連鎖がとぼうもない迷路をつくっている
と報告した。パレード博士の発見は画期
れるが、他にも数えきれぬ役目をもって
的な出来事で、それによって、原形質は
分は空砲で占められている11空砲は
子曾刀
たつと、一部のものは、わずかに縛動し
始める。ついで、その細胞は、おたがい
宇宙におけるもっとも美しい構造物の一
水、油、または液状食物を含む貯蔵所で
も示さないように見える。だが二、三分
に接近を開始する。数時間後にはいくつ
かの集団が形作られ、それぞれの集団の
つだとわかった。細胞は非常に手のこん
だもので、自然は細胞をつくりだしたと
のliラドリァ(糸粒体)が散在
に、多くの蝋ずんだ糸状および粒状のも
ある。また、内部区域のいたるところ
細胞は、同調して抑動する。酵素で伝達
される局所通報が、何かまだよくわかっ
きに、仕率の大半をすでになし遂げたと
いってもよい。その後の仕事は、単に綱
の細胞に本来の単一体と自分たちの基本
ていないが複雑な化学的方式で、これら
=
7
」
「透視力に関する一冊の小型本が眼につ
いた。それは体を止めた位置の直前にあ
って、まるで私がそこへ来るのを待って
いたかのようだった」と本昧鏑硫号皿頁
に綱者が肥しているが、それは「透視術
こう
入門」という著谷である・著者の繊匪竜
弘先生は世に知られざる大透視能力者
で、昭和二年に透視力を開発されて以
来、その偉大な能力によって約五十年間
無数の人を助けてこられた。人格高潔、
古今の宗教哲学に通暁し、博学多職の先
生は、八十歳の高齢にもかかわらず今も
なお鍛緋ごして、そのすごい透視力を応
用しながら悩める人々の人生相談に応じ
ておられるが、本号には、かねてより折
にふれて先生から編者に贈られた随想原
穂の内、一部分を抜粋の上、褐戦するこ
とにした。短篇ながらもこの深還な哲理
は錠者に稗益するものと砿伯する。
なお、先生薯「透視術入門」に関し、
また先生より人生問題で直接助曾を得た
い方に対する詳細は本号鍋頁の記事を参
照されたい。
●大脳神経の触感を鋭くすること
万物の霊長であるとしても、やはり人
間は哺乳動物であることを自覚しなけれ
ばならない。この地球上の自然界の哺乳
動物は勿鹸、虫類、魚類、鳥類でさえも
その祖先連の生きるための体験のうちの
スパラシィものを代介積永重ねて遺伝さ
れて生まれ出て来ている。それが我と人
間から見れば不可思職な働きに見え、そ
こに自然界を銃くるところの神をさえ想
像したくなる程である。
永年泥懇にしている加藤泰基・医博か
ら「これを醜んでは」とKKベストセラ
ーズ社版、伊藤政顕著「動物の超鮨力」
という本を頂いた。つまり虫類、魚類、
鳥類等の本能的とゑなされるところのい
ろいろのハタラキを税いている。かねて
私がそれに関心を持って、いろいろと木
も銃んだが、近頃の私が、ジ画Iジ・ア
ダムスキー言うところの大脳の触感に重
大な関心を持っているゆえに、特に魅力
を感じたのである。
らの無条件反射的のハクヲキを遮伝され
勿論、我を人間も五百万年以上、三十
億年以前位の古い世代の祖先達は、それ
て生まれ、それによって自然界に生き永
らえて、世代を重ねて、はびこることを
得たものではあるが、直立して平地を歩
き、官語を用いることによって、その大
脳の発逮が素晴らしくなるに従って、か
えってそれらの祖先達から世代を重ねて
受け継いだものを退化させてしまってい
るものである。そこで私は、多分我々が
その大脳辺縁系と称えているところの古
い脳に遺伝されてたくわえているはずの
動物的のゾレらの本能と見るべき智恵を
呼び起こして強め、その上に、我々人間
にして初めて待ち得たところの大脳皮質
の新しい脳の神経網を研ぎすませて鋭敏
にして、そこに外来からの不可視的な光
線を感じ、我奇の聴覚を超えた超音波を
も感じとり、なお四次元、五次元の動静
をも感覚する能力を呼び覚まし、磨き上
げたいとの努力を始めたのである。アメ
リカのジョゼフ・マーブィー博士は、マ
ーブィーの法則と称えて、潜在愈繊の働
きによって成功することを考えたが、私
は潜在意職とは、人間出生して一カ年か
ら三ヵ年位の間に、まずその根底ができ
始めて追々に成長する間に、いろいろ
の、その本人が深刻なイメージを受けた
ものが、神経の深厨に潜在しているもの
めにも、潜在意識として蓄積されたとこ
と考えているから、それらによって妨げ
られるところの我々の意識を浄化するた
ろのイヤなイメージを、楽しい愉快なイ
メージと取りかえる努力は根本的な事と
によって人格的に根底をつくり上げるも
して大切ではあるが、ある人がその願望
を成就して成功するための精神的の根拠
を築き上げるのは、その人が、自示暗示
その見地からすると、ジョゼプ・マー
のであると考えている。
ブィー博士が指導するところの、渡ても
覚めても、余暇さえあれば身体をリラッ
クスして楽に構えて、自分が成功して行
く姿を具体的に想像せよというのは、近
頃私が静座をして自己暗示によって、自
らの体質の改善と、己れの大脳の神経が
同じであると考えられるのである。
暦ぎすまされたところを想像する憩度と
古来、神がかり的な璽感や神髄も、そ
のモトをただせば、ここに帰因すると考
えられるのである。脇目もふらず、一心
不乱に自ら正しいと思う好もしい道に寝
のである。
ても覚めても努力精進する姿は、他の人
をも感動させるものであると同時に、こ
の自然界においては真剣に生きるための
力強い行動は、それを見るものとして引
き入れ、巻き込むものであることが多い
特に人間には強力な大脳神経の発逮が
ある。それをより以上に震幅を強くして
他のそれらの繊動を感知し、当方の強烈
な振動で他を動かすことも可鰭であると
考えて、私は今、努力研究している。
●己れをシッカリ掴むこと
1976年4月号のリーダーズ・ダイ
ジェスト誌の九十頁に、マーガレット・
スクーン。マチソソという人が「重すぎ
戸
7
げるべく努力しつづけて、ついに己れ自
醤いているが、ケイティがその両親の期
待に沿うべく、己れを良い娘に仕立て上
8た期待」という題で娘のケイティの鞭を
観察しているのである。
て、必要がある場合には、たとえそれが
私が独りで無為に端座をしている際であ
っても、客観的に己れである私は、私を
つまりそれは、私は私の己れ自身をし
足があろう。
るという自櫛なくして、何の精神的の充
私は昭和五十一年度の研究の目標を、
神仏や盤が存在しない大脳皮質の神経の
●實葉のない時間を持とう
るまでに到ったが、医師と両親の努力で
身やりきれなくなって精神科の病院に入
私を取り巻いている社会は私の移動に
よってその時その時で移りかわる。私が
移動するたびに、私の在る所の環境の場
がかわり、場がかわるたびに私の立ち場
人間がなすものであるが、そこに俗世間
霊感といわれるものではあるが、それは
己れを取り戻したことが醤かれている。
私は近頃、俗間にはびこっているとこ
も異なってくるものである。頑固ではな
の迷信が入り込んで、我だが推測から想
像した神や仏やさては何々の霊までを想
触感に置いて努力している。ソレは俗に
霊の仕業ではなくて、人間がその大脳の
く、肩を凝らすことなく、感燗は無理に
的人間としての責務であると同時に、己
抑えることなく、しかも充分の知性をヘ
クラカセて、それぞれの場にふさわしい
態度と適当な礼節を守ることこそ、社会
う。アラュル神仏や霊の姿は、人間が己
基盤として神を考え、仏を想い、遮を思
定して、それらの力によるものであると
されたものである。とかく人間は己れを
と考えて、その能力を鋭敏にしながらも
ろの霞轤や邇視や霊聴等を、神仏または
神経に触感的の感覚を受けるものである
と努力をしているが、前記の記獅を読糸
ながら、人間はまず己れをシッカリと把
れをして相手方のペースに巻き込まれる
迷信とは離れて区別されるものにしたい
握して、しかも、在るがま歯の己れを失
ことなくその場の雰囲気に上ることなく
して、垣梢的に己れを持するためには、
えている。
護等の誹りをまぬがれるものであると考
差しをつくって間に合わせるようにする
ことこそ、自己満足、自己主義、利己主
その中に存在するところの恒星、それに
付随するところの惑星と考えを推し進め
て行くと、猟とが想定している神や仏や
鍵の姿はボャヶて、そこに測り戯れない
偉大な何かの力があるらしいことは否定
することはできない。しかし、それを宇
宙繍神ときめつけることはアマリに我冷
り甑ろ』」とを得ない島宇宙の数、また、
私はこの大宇宙の広大な全体を考えて
いるゆえに、この小さな地球上の自然界
は、極く微小なものになってしまう。い
わんや、その中の人間に到っては、それ
こそ唯我独聯的の思い上がりは許されな
いことと謙幽に考えている。大宇宙の剛
私が人間である点では他の生物の如くに
ひにすらに、生きることでは、観念的に
満足することはできない。そこで私は私
生物であることに徹している。しかし、
私は、私がこの地球上の自然界に棲む
をし
り、その場によって、それぞれの場にお
いて、自由自在に、己れを酌趣するモノ
己れを客観的に観察しつつ、相手によ
が人間であることを第一義として、しか
人間を基とした考えであって、それは我
盈が想像する如き精神や、意識等の我々
うと心がけているものである。
と⑥
己れは己れに背くことなく生活してい
の大脳神聯のハクラキに似たものである
よりも、より大規模のものであらればな
し
しこの地球上の自然界に棲息する動物で
あることを充分に心得た上で生活をしよ
れの姿を飛馴として造り上げている。
わないように生きることこそ大切であり
如何なる際にも常に泰然自若として己れ
の在るがま主の姿であることこそ、己れ
の大脳の神経をして全回転的のハクラキ
をなさしめ得ることにふさわしい境地で
あると考えるものである。しかし、人間
は社会をなくして生活をするものであ
り、人が艇生する率はつまり人間の社会
に生まれて来る蕊であらねばならない。
母の乳房を離れたときから、常に己れを
になるとすれば、それなりに社会的にも
取り巻くところに社会があるということ
己れを馴らさなければならない。
そこで私は、相手が、そこに在る場合
には、私自身の己れは厳としてそこに存
在しながらも、相手の眼前に対座し、あ
るいは行動している姿ある私をして、そ・
の場にふさわしく、相手によっての然る
べき対処の仕方をなさしめるのである。
そこで、私はこの広大悠久な大宇宙が
らない。
物理的に不可逆的な現象を進めていると
ころに、一つの大きな方向づけがなされ
ている。そのゆえにスペテの大宇宙の中
の存在物は、その方向づけの方向に従っ
て大きな規模で進展をして行くのである
との仮説を立てて、まず低俗な神仏や霊
を排除した上で、徐企にその大宇宙の方
いる。
向づけの道程の流れに乗りたいと考えて
今回徳永・医博から河出溌〃新社刊、
「知覚の扉・天国と地歓」という本を私
オルダス・ハックスレー署、今村光一訳
に参考になるものであるが、今朝NHK
はもらった。それはこの私の研究に大い
のテレビジョンで、今から四年前に死亡
したオランダの版画家モーリス・エッシ
ャーの版画を見て、その説明を聞くに及
んで(ソノ展覧が近く百貨店である)人
間の概念が、いかに自然を曲げたものに
しているかを痛感したのである。
たとえば、コノ私を知って下さってい
る皆さんにしても、「亀田」という、私
な&
のイメIシを概念としてお持ちになった
上で私に面接される。そこで騒はその方
のイメージからつくられた概念による他
田というものと、生のその場にいる在る
がままの私とがダブってお目にかかって
いることになる。桜の花という概念によ
って、人さまざまな桜の花を処、徹士山
という人さまざまの概念の眼鏡を通して
富士山を眺める。目の前にある机もペン
も原稿紙も、スベテ概念を排除して、名
づけを取り除けば、ただのそこに在る物
〆
である。天も地も山も河も立木も石も鳥
も獣も人間がつけた名称を取り除き、イ
メージから来るところの概念を取り除け
ば、ただそこに在るものである。
私はある許された時間中だけ、一切の
言葉や實葉を符号とした名称づけを忘れ
て、ひたすら、私の今までのイメージに
よる概念を排除した上で、そこに在るも
のを見ようとして努力している。大いに
噂
で柔ること、そして要点になると、あら
手方と一つになって、その話に打ち込ん
堂から、「例によって、また紛失物をし
ごく股近の事では、遠藤間作夫人の母
器による通話中の透視の訓練をおすすめ
するものである(シカシ私は仕事として
は用いていない)。
電話器を通じて相手と相通じているの
かじめ定めた場所を眺めながら話を聞い
であるから、相手の話を聞きながら、相
ていると、その要点が具体的に幻視とな
ました。今回は我家の入口のカギです」
と晒話で言ってきた。壁を見ると、同夫
いう生命に徹して生きるところに、初め
てなし得るものである。
感)
●直感・真覚2(レーダーによる触
人類は大脳の前額部前頭葉の発達によ
って観察と判断とのハタラキを強めたこ
とは、この地球上の自然界の生物の、群
電話があった(私はしばしば電話による
位後に、ソファの背の所にありましたと
る。
それを発射する機関であると考えてい
こそ、思念力を集中してテレパシー的に
人が前かが熟になって両手を斜め下前に
って見えてくるのである。
今でも判然と想い出すのは、紛失物の
直覚的の幻視をしているが、日常の客の
み
在る場所を透視した中の一つで、ある婦
相談には正砿を期するために用いていな
それは数字であることもある。私は穀
人からの緊急の場合の問い合わせに対し
て、まずその鰯人の服装を確かめて、立
い)o
であるが、私は大脳皮質の前額部前頭葉
を抜いて万物の璽長に成り上がった旅醗
って後ろ向きになって、両手を前に水平
同人徳永夫人麗子さんは創元社の同人
である洋画家で、無慾で純粋な画を描か
波を発射して、相手方の身体に当てて、
その感触によってその人物を認識するこ
伸ばした姿が見える。「ソウイウ体勢で
に伸ばした姿を見て、そこに何があるか
れるが、昨日その画を上野の都立美術館
とにしているが、ときにはその意向を感
物の相場を前日に視たこともあり、株式
と首った。ダンスの引き出しと首うから、
で見たが、先日夫君徳永氏の圃話を受け
立ててもらいたいと考えている。
見つかる所です」と言って図いた。二日
の承存在することになるらしいことを感
そこを見なさいと言ったら、アリマシク
たときに私が透視したのは、その画、裸
婦の上半身と下半身とであった。顔が小
さい肥えた胸元から腰までの形と、別に
前回に述べた電話中に先方の話を聞き
相場をあらかじめ視たこともある。
じている。そこでその間の私はこの地球
上の自然界の他の動物の伽くに、真剣
という。
右足の膝を立てた所だけが見えたが、両
難かしい・しかし言葉を用いない』」とは
考えないことである。妄想が起こること
もない。その時間中は私は私の肉体と大
脳の辺縁系の神経系のハタラキによって
に、そこに生きて在ることを痛感するの
けたという。私の眼には京都の駅ビルの
ながら、相手と一つになって話の要点を
ること)
つか
私は過去三十年位の間、電話による通
話中に、要件の中の必要な点を幻視にょ
る娘さんのこと。関西方面に二人で出か
のと同じであって、面織がある人の画に
かねてから私は、そこから不可視的の念
じる場合もある。そこで今回はそれを皆
さんに知らせて、熟練の上、実際の用に
出会った感じであった。ここで私が強調
って、その根底には「慈悲」心が必要で
までの形は、私があらかじめ透視したも
間を計卸して待てと曾った。これらは現
は蕃愈であり、宇宙の真理(備報)に則
したいことは、直感や真理に則した感覚
ある。私が信じる慈悲心とは、つまり、
「この自然界に存在するスペテのモノを
今、京都の駅ビルの二階にいるから、ヤ
在とそれに続く様相を透視したものであ
って、値段を数字的にあらかじめ視るの
した場合に得る事であって、自我の満足
や、低俗な慾望によるものは成就しない
善意をもって臨む」》」とである。
まず己れが正当な生き方をしていると
:
は未来のものである。鰻近になって、直
己れが真理に則して生き、大宇宙の情
感であり、真理に則した感覚を得ようと
報のままにこの地球上の自然界の人間と
して、そのモノらしく存在せしめるべく
を皆さんに伝授して、お役に立てたいと
率である。
考えて、具体的の方法として、この電話
努力している私は、己れが熟練したもの
ガテ新幹線で戻る。ソレにタクシーの時
また僻に第三の眼といわれているのも
前額部前頭葉の中央に位する所である。
である。
二階の売店が見える。それから新幹線へ
えなかった。しかし、その瓢から胸、腰
手と左足の偉大な太い上脚部と腰とは見
って掴むことにしている。
大抵の場合に、電話で通話をしながら
三メーターないし五メーター位離れた壁
それから、帰宅が遅いので心配してい
の跨線楓が見える。いずれも私がしばし
●直感・瓦覚1(通話中に透視をす
ば行った所であるからスグにわかった。
幻視することも、今回のこのレーダーに
よる触感も、まずそれを行う際には自我
にこだわらないことと、正当な慾望以上
に慾心を持たないことと、己れの正当性
に対する確信が必要条件となるものであ
の面やガラスの面、あるいは板様の建材
の面等で見ているが、白紙を手近に平面
的にまたは立体的に貼りつけたものでも
よろしいと考えている皀要は直射日光や
反射光線で照り返しがたいこと、他のモ
ノが影をうつしていないこと、色模様や
邪魔になる色がついていないことで、馴
れた濁合には多少のそれらは邪魔になら
なくなる。
ひ
丘
10
ろしい。
確償を持つこと、身体の無駄な力を抜い
てリラックスをして、前額部前頭葉に気
を入れて、眼は半限にして静かにかまえ
て、相手の肉体の細胞に向けて、第三の
眼の所から不可視の念波を送るのであ
る。テレパシーを送るのではないから力
を入れる必要はない。極くおだやかでよ
⑪相手が肥えて太り肉で、反応がないの
は無力である・露せて反応がないのも意
志薄弱である。
ご尭
図太ってドッシリと落ちついた手応えが
あるのは、正しくして内容がある。痩せ
て落ちついた手応えの人は達成している
人である。
⑨概して蕃意は暖かく、懇意は冷たい感
覚を伴う。
肥ヒステリー気味の人は抵抗にムラがあ
るが、表圃ひと皮の熟の抵抗である。
ちらの注意をそらすと無抵抗に淀んで透
よど
伽ノイローゼは瞬間的に反応するが、こ
⑫分裂症のたぐいの人は、表層の筋肉で
過する。
固く反応する。
⑬疾病のある人は、その鳳部が抵抗を感
じ、なお、その鋼いによっての微かな臭
であるが、前記の反応や抵抗にしても、
いが感じられる。この臭いは糖尿病、胃
病、肝臓病、女性の生理時、婦人病の或
るもの、あるいは男女性共、老齢になる
と体臭を感じる等、習慣的に憶えるべき
いずれもそれを行う人によっての個人差
●修行の記録
があるから、梁ずから努力してその技を
開発すべきである。
側レーダーの光線が透過してしまう加く
に感じて反応を感じ得ない人は、生物と
いo
③痩せても肥えても肉が締まって、小さ
な波長で反応してくるものは、愈識的、
知能的であって、手腕もあるが、自己中
心的である。智者だが案外自信の根が浅
しての本龍的の知恵を発掘して、それを
用いることができる人物である。
私は自らの人間を完成しようとして努
力しているが、不思鎚なことに、その都
度、私に必要な醤物を期せずして頂戴す
るのである。また、あるときは、外出の
⑤善意の人は抵抗反鍍がないが、懇意の
人は、反扱を強く感じる。
のs・E・ルリァの「分子から人間へ」
を読んで仕上げをして、N・コールダー
の「危機に立つ心」を読んで、人間の心
▲g
というものを科学的に考えることを億え
て、さて、それからH・リンデマン著わ
すところの、ヨハンネス・ハイソリッ
のL・チェーズ、C・キングの「ナ・ダ
ヒ。シュルッ博士の考察による西ドイツ
で流行しているA・T訓練法、アメリカ
げウリ■ウグイサヅタ
って、徐Aに御縁が深くなって、導き投
けられている道了大薩陀は、元、山岳修
行の行者であって、神仏両部を奉じて、
初め、琵琶湖のほとりの三井寺に逗留
し、後に小田原在の大雄山最乗寺に住
し、やがて、奥の院の裏山に入って、
後、世に現れることなく、お姿を拝した
が、あるときは京都泰の撮影所で、また
はテレビ局のスタジオで、小田原の市民
会館の舞台裏等合で拝されたのであっ
て、私の事務所でもしばしば私が念ずる
し、また写真にも尊顔と、それから天狗
らしきお鼻の商いお顔とが現れたが、ま
た、私がお力を拝借したいときには、祈
念をすると、必ず他の人には見えないが
私には黒い衣服を藩た大きな体格のお姿
私は縁あって、しばしば、お姿を拝
人もなかったのである。
等、いろいろと取り組んで承たが、私に
はビックリとこない。いずれも、ある程
と、至極普通の黒い布子を着た大きな体
ーム」の超越膜想、医博樹山隷吾氏著わ
す「静坐巌法」、イギリスのマーブィー
博士のとなえる「マーフィーの法則」
度の効果は見えるが、日本人向きではな
い。そこに「幽甚罪研癖塞蕊料第一巻」と
いう、昭和M年9月、牛込山》壁厨発行の
古い本を、横浜の小出氏からもらった。
一心不乱に、この界、この境に生活しな
がらも、心を、山人天狗に向けて精進し
の、其の人間であることに徹し、②己れ
が懸命に強力に生きるのは勿論、他の人
がその如く在ることの妨げをしない。③
①この地球上の自然界に擬むところ
ながらこの界に於ける目覚ましい成果を
上げるぺく研鍵しているのである。そし
て、その人生訓は、
根本に慈悲の心をおく。(4頁○
い生活とをおゆるしを得たものとして、
しかも私らしい研究のしかたと、私らし
私は斯くして道了尊を大導師として、
きるのである。
が無雑作で偉大なお姿を拝することがで
格の、五十才または六十才位と拝される
;;
読んで見ると、ヒマラヤ聖人の日本版で
いにしえの中国には仙人が在った。そ
ある。日本人、または大僧正天狗の事が
詳細に醤いてある。
さんじん
れは主に道教を奉じるものであり、日本
奉じるものである。
では山人または天狗が存在した。山人は
日本の神道に奉仕し、天狗の中で正しい
ものを僧正とあがめるが、これは仏教を
帰りに醤店に入りたくなって、いろいろ
らが、実は私にそのときに必要な資料に
かくして昨年からの私は、フランスの
生物学者J・モノーの「偶然と必然」を
読んで、私の考える基礎をつくり、イタ
リア人でアメリカに柵化した、これも
J・モノーと同じく、ノーベル賞受賞者
▲ん
⑥歓喜は解放的で悲嘆は淀んで透過す
と本を眺めて、一冊を購って来る。それ
鼠と
る。善意であり正直者であって、自己本
なるのである。
⑧狡智あるものは、表層に薄い抵抗する
皮を持っている上に、内部でも透過に対
じる。
、剛情者は表層は透るが内から抵抗を感
位の人は鋤があって、身体の中心が堅に
柱の加くに残る。
役の行者の加くに神仏両部を奉じる行
者にして業力にすぐれた方をも在った。
しかし、役の行者はこの界において行力
を現し、名を挙げるべく心がけること
は、山人・天狗の大いに嫌うところであっ
て、其の山人・天狗は、彼の界または彼
境といって、人間社会を離れた仙境に住
むものである。私がこの五十数年にわた
する抵抗を感じる。
ジ
’
12
ふたたびロサンジェルスへ
ナルは巨大な建物で、二階の一方の側に
てロサンジェルス市内に入って行った。
ながらながめているうちに、パスはやが
文字に変えたとすれば、都内の青山、六
本木あたりと大差はないだろうナと思い
が、氾濫する横文字の看板類を全部日本
しまえば何でもないことなのに、やはり
するので、別々だと答えた。語学上で恥
をかいたのはこのときだけだが、知って
って二人分の明細露を一枚にするか、そ
と聞き返すと、その娘さんがクスクス笑
きをするとき、係の若い黒人女性が。扁
巨]にするか[ョC匡匡にするかと尋ね
るので、その意味がわからず、國己8勺
ふと気がつくと、くだんの娘さんが棚
る。〈テナと思ってトランクを見上げる
空港承たいたゲートが沢山並んでおり、
ある。カウンターでチェックインの手統
と、私の住所氏名をローマ字で記した大
そこから乗り降りするのである。
つぶつ言いながらお金をかぞえていて、
予約済のホリディ・インへ行く。インで
あるからやはりホテルとしては小規模で
きな名札がぶら下がっており、それが限
について「なんだ日本人か」と思ったら
翌日乗るはずのAA(アメリカン・ニ
それを五歳ぐらいの可愛い白人の少年が
たしかに日本の都会地のそれとは異なる
しい。
アヲイソズ)の旅客機の再砿盟をするた
めにターミナルの入口まで行って電話を
背伸びしながら見上げて、渡してくれる
たった。家並が断続的に現れては後方へ
流れてゆく。商店街の家屋のスタイルは
窓外の風景をながめていた。さらばオー
Aの電賭番号を教えてくれと頼むと、五
かけようとしたが、番号帳を調べても番
号が象つからない。やむなく入口の旅行
社とおぼしき事務所へ入って、空港のA
の絵画だ/よし、これを蝿影しよう
の方を見てはチラチラと私の顔を振り返
シャンサイド冬また来る日まで、と言
十がら染の長身の社員が、これ以上不愛
想な顔はできないというような不機嫌な
と、カメラパッグに手をかけたとたん、
って見る。その限は好奇心に卸いてい
いたいところだが、どうも感傷的な気分
顔つきで、ぶっきらぼうに教えてくれ
少年は走り去った。カメラ狂の私は金武
明くれば十一月三日、今日はロサンジ
ェルスへ行く日である。早朝七時に起き
た私たちは大急ぎで旅装をととのえて、
ロイヤル・インのカウンターに別れを告
がさっぱり起こらない。そのうちに例の
ると女子事務員が出て、今度は明朗な丁
た。すぐにターミナル内から電話をかけ
をとりそこねたような観念な気持でエレ
つ来るのかと尋ねると、そこにいると係
員が外を指さす。見ると建物の横の退避
所に茶色のバスがとまっている。外へ出
て乗り込もうとすると塙君が本当にこの
パスなのかと不安がるので、ステップか
いた若い娘さんに「このパスはロサンジ
ら入りざま運転台のすぐうしろに座って
ェルス行きですか」と尋ねると、そうだ
と答える。棚にトランクとカメラパヅグ
を放り上げて、その女性のななめ後方の
席についた。グレイハウンドというのは
百キロ近いと思われるスピードでぶつ飛
ばしながら後ろを振り向いたりするのだ
から、あぶなくて見ていられない。運転
台の上方の盤には「走行中、運転手に謡
しかけてはならない」と標示してあるに
もかかわらず日本では考えられないよう
ので、と答えて一応ことわった。しかし
ていたり手元になかったりする。
ベーター内に入って行った。大体、訪米
のを待っている。その光景はまさに一楓
がカウンターを前にして座っており、ぶ
な純白の制服制帽を瀞用した黒人の老人
ふと横を見ると両替所があって、見事
とを痛感した。
あらゆる言葉を知っておく必要があるこ
れとも別々に作成するかの意味だと説明
娘さんが黒人の運賑手に何事かしきりに
話をしかける。すると運転手はときどき
寧な英語で応答し、こちらの指定した旅
中に何度か決定的瞬間やすばらしい被写
全米に路線綱を持つ有名なパスで、トイ
レ付きの豪華な大型パスだと聞いていた
が、実際はうすぎたなくて、車内も思っ
ここのグレイハウンド・パス・ターミ
げ、タクシーでバス停へ向かった。昨日
の快晴とは打って変わって空は鉛色の厚
い雲で覆われ、街路はモャでかすんでい
横を向いたり後を見たりして応答する。
客機よりもニューヨーク行き直航便で空
席があるからそれに変更したらどうかと
んなときに限ってカメラがバッグに入っ
体を眼前にするチャンスがあったが、そ
パスが走り出してから私はぼんやりと
グレイハウンド・パスの停留所で切符
な光景が展開する。気になって仕方がな
いが、妙におかしくもある。
すすめてくれたが、到蒲時ケネディー空
る。
を買い、戸サソジェルス行きのパスはい
パスは数十分ごとに主な町の停留所へ
港へ友人が迎えに来ることになっている
たほど広くはない。むしろ日本の観光パ
スの方がはるかにきれいで乗心地がよい
だ。でっぷり肥えた黒人の老運転手が
外にタクシーがいたのでそれに乗り込ん
これで気分がスカッとして俄然快活にな
ってきた。げに人間の親切さが他人に与
える影響の大なることを今更のように感
とまり、数分間停車する。すると中年の
おばさんたちがステップの下へ来て、こ
のパスはどこそこへ行くのかと聞くが、
運転手が違うと答えると、なさけないよ
うな顔をして去って行く。こんな情景は
日本と全く同じだ。
じたのであった。
ある町を通過するときに、十五、六歳
ようだ。ただしこちらのパスは網棚が大
きいので、かなり大きな旅行用トランク
マフラーを胸に垂らし、黒い帽子を斜め
の黒人の少年が真っ黒のスーツに純白の
ターミナルの外でタクシーを拾って、
ホテルに荷物を極いて、私たちは外へ
出た。これから私の出彊目的である書物
の大通購入に出かけるのである。入口の
が楽仁のつかるから有難い。なにぶん広
い国なので長距離走行用に作られてお
庭かぶって街角に立っていたのが印象的
贈
り、車本のどてつ腹に貨物を収容する貸
物室がある。
P
ぴ
で殿も大きな繊店へやって下さいと頼む
尻上がりに発音して尋ねるので、この町
尋冒『2.句(どちらへ?)と【・を長く
付きの中年女性の店員さんがびっくりし
丸の内染たいだ、とかなんとか話し合い
メリヵのような感じがしないナ、東京の
あることは知っていたが、私たちには全
ゥル・トーキ臼Iと呼ばれる日本人街が
歩く」という伝説を本当だと信じたこと
く関心がない。そして行かない方がよか
ったことは翌日わかったのである。
ながらあてもなく路上を遁遙する。リト
だろう。おそらくその日帰宅して家族の
たような顔をしたが、気前よく代金と送
料を支払うと非常に感鮒して丁寧にお礼
て行く。日光が明るく輝いて気分爽快で
ある。やがてある鱈店の近くに停車して
前で「今日、日本人が店へ本を買いに来
しかし折角来たのだからアダムスキー
とオーケーと答えて鯖華街の方へ飛ばし
から運転手は車を降りてわざわざ店まで
て(両腕を大きく広げたがら)こんなに
を記念して何か買おうということになり
私はネクタイ一本とタイピン、カフリン
の言葉を述べた。「日本人は大金を持ち
はチップをはずんだせいかもしれない。
案内してくれた。ずいぶん親切だがこれ
買ったわ。日本人てお金持ちなのね。驚
ますます気分がよくなって二人は外へ
安物だが、これはその後も愛用している。
いちゃったわ」とかなんとか話すのだろ
う。
出た。アダムスキーがむかしコンタクト
翌朝、荷物を持ってホテルの外へ出る
と、前日醤店へ案内してくれた黒人の運
転手がいて、私を見るなり「やあ、昨日
し、ぶらぶらとデパートへ入った。どう
らに好々爺という感じのする人である。
と同じ旦那じゃないですか」と手を振っ
て大喜びしながら迎えてくれた。承るか
超んな
染ても内部は東京のデ・ハートより劣る。
ンジェルス空港へ着いた。
このタクシーで約四十分間飛ばしてロサ
;こき
これは後日一一ユーョークでも感じたこと
奇跡が発生/・
かノ・さもありなん、「眼鏡をかけてカ
を見るなり冒画国耳冒圖目⑯恩一と首っ
むこうから白人の少女がやって来て、私
尻の両ポケットに手帖やその他の物を無
一見学生風でもある。荷物を全く待たず
を待ちながら一服やっていると、東洋人
らしい密牟がやって来て、そばのペンチ
に座った。ジャンパーにジーパン姿で、
のペンチに腰をおろして、時間が来るの
AAのチェックイン・カウンターの前
メラをぶらさげていれば日本人と思え」
た。ああ、私はやはり日本人に見えるの
といわれているらしいが、私はまさにピ
雑作に突っ込んだままだ。しばらく私た
デパート内では別段買いたい物もない
ので、二人はまた街路へ出た。どうもア
に雪向かって○閏』望◎ロ⑩鳳巴【]ロ周回の⑫①》
ちの方をじろじろと見ていたが、ふと私
タリなのだ。
デパート内をウロチョロしていると、
や一ニーョークには高級専門店が多い。
であり、はなやかである回そのかわりロス
だが、東京都内の一流デパートの方がは
るかに品数が豊富で、陳列の仕方が巧糸
した場所だというクラーク・ホテルを探
そうかと話し合ったが、この町にはたっ
た一日しかいないし、むかしの事なので
もうそのホテルはないだろうというアリ
スらの言葉を思い出して、探すのは中止
疲れが出たので二人はホテルへ引き返
して早目に戯寝した。
クスを専門店で買い求めた。銀メッキの
書店に入ってUFOと超能力関係の図
書を探すこと約一時間、主としてペーパ
ーバックの木を四十冊近く集めて、これ
を日本へ送ってくれと首うと、上品な顔
●ロサンジェルスにて。白シャ ツ姿が箪者。
…,
と靴のある英語で話しかけてきた。明ら
かに日本人の英語である。「ええ、私は
日本人ですよ」と日本露で答えると、青
年は眼を輝かせて日本語で話し始めた。
聞いてふると、これから--11ヨークへ
行きたいが、英語がうまくしゃべれない
ので飛行機の切符が買えない、何とかし
てくれないかと首う。それならというわ
けで、青年を切符売場へ連れて行って通
訳し、交渉すると、幸いに空席があった
ので、結局、私たちの飛行機で一緒に行
レントゲン検査の関門を通過するとき
くことになった。
に塙君の小型トランクがひっかかった。
彼は内部にカメラ、テープレコーダー、
三脚、その他の金属製器材を繭め込んで
いるので、拳銃か機関銃を入れていると
感違いきれるらしい。羽田空港でも長時
間検査されていた。
機内に乗り込んで青年から話を聞くと
この人は東京世田谷のNさんという人で
ロックの音楽家だが、米国で修業するた
めに今年二九七五年)八月にロスへや
って来て、ガードナーをやりながら勉強
中とのことで、二週間ばかりニューヨー
クの知人の所へ行くのだという。私が名
刺を渡すとNさんは大いに驚き、「UF
Oと宇宙」なら知っている、綱集部にF
という人がいるだろう、あれは友人だと
言う。この奇遇に私も驚いた。後日帰国
して羽田へ迎えに来たF君にこのことを
話すと、彼は飛び上がって叫んだ。「N
君だ/今、消息不明で東京の家族が心
配しているところです。これは奇跡を通
り越していますよ/」。つまり私がNさん
夕
ゲ
14
である。世の中は広いようで狭いものだ。
健在の最新情報を持ち帰ったというわけ
て一一国1ヨークの上空へさしかかった。
すでに日が暮れて、下界の光景がすごく
美しい。ダニニル・フライが円盤に乗っ
機は途中ロチェスタiへ寄って、やが
機内で雑談しているうちに例のロサン
ジェルスの日本人街リトゥル・トーキョ
ーの賭が出た。Nさんによれば実に不潔
て一己Iヨークの夜景に感歎したという
早速タクシーで市内へ向かう。さすが
に世界屈指の巨大都市だけであって、ロ
サンジェルスとはケタ違いな威圧感を覚
える。宮内氏によれば、ヨーロッパの各
都市は氏が見た限りではもはや”倦怠期”
に入って眠っているが、一三lヨークは
がキラキラと輝き、整然としたゴパソ目
ーナヘ着いた。ここが私たちの根城であ
が、全くそのとおりだ。オレンジ色の微
ケネディー空港には宮内温夫氏が出迎
の街路が灯火ではっきりとわかる。
小な宝石を無数にちりばめたように全体
えに来ておられ、久方ぶりの再会を喜び
日本人のツラよごしだという。相当ひど
いものらしい。そうか、やはり行かなく
てよかったナと思ったが、それにしても
日本で出ている米国旅行案内衝類に立派
合った。本誌に何度か紹介したが、宮内
な貧弱な町で、あのような町を作るとは
な観光名所の如く露いてあるのはどうし
氏はGAPの有カメソパーであり、アダ
雄f0
翌五日はまたも図醤購入のために二人
で市内の露店をかたっぱしから歩きまわ
約六十冊の図爵を購入して一応任務を果
ロサンジェルスでもそうだったが、ニ
ューヨークの鶴店でもアダムスキー関係
の本は全く見当たらない。出版はされて
あさった。多鐘に購入するので、どこの
では一般人がア氏の問題を知らなくなる
るのか、真相は不明だが、とにかく現状
渡らないのか、それとも何かの圧力があ
いるとのことだが、部数が少なくてゆき
る店のレジにはインド人らしい民族衣装
店でも店員が驚いたような顔をする。あ
でもらったリストを見ながら慎重に買い
った本と迩襖しないように、ロスの醤店
と同じコーナーに並ぺてある。ロスで買
ーバックの小型本で、超能力やオカルト
たすことができた。
というので、仕方なく宮内氏に預けて送
ってもらうことにした。この一日で合計
語で応待したが、日本へは郵送できない
を着た若い娘些どんがいて、ひどい紬の英
●ニューヨーク,セントラル・パークにて。
った。UFO関係図欝はほとんどペーパ
と二人で地下の食堂へ入った。
ろうと思いながら入浴をすませて、塙君
はない。一日に五十人分運んでも一カ月
千ドルだ。やはり五十セントでいいのだ
に百人分運んで百ドル、一カ月に二十日
働いて二千ドル、こんなべらぼうな儲け
も高いような気がする。これならば一日
ない。一ドルが相場かと思ったが、どう
五十セント渡したが、嬉しそうな顔をし
あとについて自室へ入る。チップとして
カギをもらって荷物を持ったボーイの
車はやがて七番街のホテル・アメリカ
たものだろう。それよりもリトゥル・トー
る。ロビーはさして広くはないが、白人
や黒人、東洋人などでごった返して、国
際色豊かだ。いったん宮内氏と別れて、
私たちはチェックインの行列に入った。
まだ目覚めて活動中であり、これほどに
活気に満ちた都市は他にないという。
キ国-を見た白人から本物の東京もこん
ムスキー哲学を実践して、一三1ヨーク
の名門プッシュピン・スタジオで唯一の
日本人アーチストとして活甑するという
なものだと思い込まれてはたまらない。
宮内氏と再会
栄冠をかちとられた方である。
●ニューヨーク5番街(エンパイアの展望台より撮影)
のも当然だ。
パートの十八階に居室がある。同居中の
夜は宮内氏のア・ハートを訪問する。国
述ピルに近いイースト側の二十階の大ア
お姉さんの啓子さんのお心づくしの日本
食に舌鼓を打ちながら四人で愉快に談笑
七、人年前まではまさか--1-ヨーク
する。
で宮内氏ご姉弟と会うようになろうとは
夢想もしたかったことである。なにか宿
命的なものを感じるが、宮内氏の成功
は、ずば抜けた実力プラス不抜の償念プ
ラス努力の結果であり、どん底におちい
っても絶対に悲観的想念を起こさずに成
功のイメージを描き続けたという宇宙哲
学の実践のた漢ものであろう。そして私
の場合も一二1ヨークで必ず漕内氏に会
うというイメージを描いていたのが実現
したのだと思う。して承ると人間の運命
は意志の力でどのようにもなるのであっ
て、すべてがあらかじめ決定された絶対
的なものではない。
大体、アダムスキー哲学でいうカルマ
というのは「厚因と結果の法則」という
意味であって、”絶対的な宿命“論では
げた肱止匁
ない。たとえば下駄の鼻緒が切れても、
これは宿命だったのだと観じて、人間の
意志力の介入は無関係と象る宿命論者が
いるけれども、それは誤りであると思
う。鼻緒が切れそうになった時点で「こ
の注童ならば切れるだろう。早くすげ替
える方がよいだろう」と直感的に洞察し
て(換言すればテレ.(シックな感知力で
予知して)、てっとり早くすげ替えれば
よいのである。このような因果関係を私
あの昭
たちはカルマと呼んでいるのであって、
少ど
無気力な”諦め“を意味するのではない。
談鯰風発、尽きるところを知らず、私
たちはアダムスキー哲学やアメリカ文化
論、人生麓、果ては恋愛論まで語りなが
ら、大いに飲承、食べて、刻はいつしか
深更に及んだのであった。この夜ほどに
楽しかったことばない。私が実弟の如く
愛した宮内氏の一三Iヨークの住まいで
かいごう
邇遁の歓喜が爆発するl・
マサチューセッツ州で
アリス・ポマロイ夫人に会う
翌日午後一時に私たちは一三-ヨーク
のラグァーディァ空港へ行った。今日は
ロに住むアリス・ポマロイ夫人を訪問し
ここで宮内氏と合流して三人一緒にデル
タ航空機でマサチューセッツ州ノースポ
ようというわけである。アリスはアダム
スキーの高弟で、一九六五年四月に東部
でァ氏が死ぬまで付き添っていた逝要な
人物なので、未公開の没璽な情報が入手
できるかもしれない。非常な期待に胸を
はずませながらロビーで待っていると、
やがて宮内氏がやって来た。一体にこの
人は服装にこだわらない人で、この日も
で平気なのだろう。背広にネクタイとい
ジャどくIにジー・〈ソ、手にした荷物は
米軍のGI(兵隊)が持つような粗末な
、ハッグである。米国の社会の裏面まで知
り抜いているからこそ、このような捧傘表
う正装をしている私たちこそ叶鉾謙なの
小さな》雌容機に乗り込んで出発する。
かもしれない。
国内線のせいか、ストゥーアデスはジャ
’
4
16
ケシを着た普段着の女の子で、日航やA
Aのそれに比べればかなり気楽な感じが
する。
約五十分してマサチューセッツ州ウー
スター空港に着いた。この近くにノース
ポロがあるのだ。飛行機のタラップを降
りて空港ピルまで歩いて行き、入口から
入ったとたん、コンーーチワ」という妙
な発音の日本語が耳に響いた。おや、と
■し
思って声の主の方を見ると、眼鏡をかけ
た上品な翻人が微笑を淫かぺて私の方を
見ている。アリス・ポマロイかと尋ねる
と、そうだと言う。実に意外な感じがし
た。かねてから文通や録音テープの声な
どで相当な年輩だと思っていたし、第
一、カリフォルニアではスティーヴが七
十歳くらいだと嘗っていたので、かなり
な老婆だろうと想像していたのに、眼前
にいるアリスは予想外に若点しい・年齢
は五十歳代だろう。私が連絡しておいた
時間どおりに空港へ迎えに来てくれたの
である。心から感謝したが、それにして
もいきなり日本鰭で挨拶するとはユーモ
ラスな鰯人だたと思いながらピルから
外へ出て、彼女の車に乗り込んだ。ここ
はいわゆる一三-イングランド地方だか
ら、かなり寒いだろうと予測していた
が、思ったほどでもない。
そういえば一己Iヨークも十一月上旬
というのにバカ陽気のため、異常に暖か
く、外出時には上衣を脱がねばならない
ツとくるので目立ってしょうがない。つ
ほどだった。もっとも私は人一倍暑がり
やなので、街路を歩行中はすぺて上衣を
脱いで手に持っていた。おまけに白シャ
まりニューヨークの紳玉菌看はすべてハ
デなカヲーシャッを着ていて、純白のシ
なって気づいたのである。だがカラーシ
ャツは私か、たまに見かける日本人観光
客ぐらいのものであるということに後に
ャッを持たない私は(後日一三-ヨーク
のデパートでカラーシャッを賀ろたのだ
が)この日も白シャツ姿であった。ちな
糸に、ネクタイピソをつけている男はほ
とんどいない。ネクタイを風になびかせ
ているだけだ。
アリスが運転する叩はハイウェーを約
二十三キロ彼方のノースポロ目指してぶ
つ飛ばす。途中で雑談を交わしながら車
はやがて田舎町へ入り、そこの目抜き通
りを通り抜けて、次第に莎諭”た一杯林地帯
へ入って行く。限につぐ建物はカリフオ
ルーーアと違ってクラシックな英国風であ
る。鉄筋コンクリートの大きなビルとい
うものはまずない。ほとんど木造の家屋
らしいが、白ペンキを塗りたくっている
ので、一見モルタル連染のように見える。
やがて車は林の中の一軒家の前でとま
った。これがアリス・ポロマイの家であ
って、そこのドアーが開いているので内
る。日本の家屋のように玄関の土間など
はなく、ドアーをあけて中へ入り、狭い
廊下を少し行くと右手に居間の入口があ
部を見ると、一人の老人がオルガンを弾
いている。入口で立ち止まったままその
光景を見ていると、老人がこちらの姿に
気づいて演奏の手をやめ、にっこりと笑
って立ち上がり、入口の方へ歩梁寄って
来た。夫のオールデソ。ポマロィだとア
リスが紹介する。挨拶を交わして私たち
は居間にくつろいだ。陽はまだ明るく
て、十四、五畳ある居間は快適で心地よ
い。外見はそうでもないが、この家の内
部はかなり広くて、間取りも十分であ
り、木造とはいえ日本ならば中流階級に
属するような家屋だが、アリスの話を聞
くと、なんとこの家は旦那のポマロィ氏
が自分で建てたのだという/しかも約
五十メートル離れた隣家にはアリスの妹
さんのメリーとその主人のタック氏が住
んでいるが、この家もクック氏がみずか
ら建築したのである。これは日本人との
相述を痛感した一事であった。日本人は
器用な民族だから、素人といえども家の
一軒を建てるぐらいの櫨力はあるのだろ
うが、まず絶対にといってよいほど、そ
んなことはしない。素人細工だといって
笑われるのを恐れてすべて専門家にまか
せるのである。この頃は日本でも日畷大
工というのが流行し始めて、各種の大工
道久がデ・ハートで売られているようだ
が、こうした風潮もすべて白人社会から
入ってきたものだ。それでもまだ消化し
きれないのが日本の社会である。
ところが、ポロマイ氏が愛用するオル
ガソが日本のヤマハ製だといって夫奏で
得意然と説明するのを私は複雑な気持で
聞いていた。すごく優秀な楽器だといっ
て自慢するが、それはある意味で我々日
本人を喜ばせようという善意に基づくも
のなのだろう。その気持はわかる。しか
し日本人は四帖半と六帖二間ぐらいのマ
ッチ箱のような貧弱な家に住んで(私も
その部類に入るが)、一方では白人社会
を席巻するような優秀な製品を製造して
いるのだ。日本人は一体如何なる民族な
のか、わからなくなってしまった。カメ
ラにしても、アリスによれば日本製品は
ドイツ製を騨鰄し、米国人は圧倒的に日
本製カメラを支持しているという。それ
だけの技術があるのならなぜ日本人は生
活文化の向上を図ろうとしないのか。江
戸時代そのままの不潔なタタミ敷きの部
屋のザコ寝に甘んじ、障子という薄っぺ
らな紙一枚で室内外を区切り、コクッと
いう足の先しか保温しない原始的な暖房
器具で厳冬をすごすのは、一体、如何な
る知能や社会風に基づくものなのか。ど
だい日本人は土地が狭くても科学的合理
的な生活様式を確立しようという意識を
いまだに持たないように思われるのだ。
マサチューセッツ州のこれほどの田舎
で、東京の世田谷の成城あたりに持って
ある盤
来ても堂々と通用する文化住宅を主一人
で建てたという話を聞きながら、日本人
の技術や生活意識などについて、とめど
なく想念が去来する。ジュータンを敷き
つめた室内は広く、ソファやその他の家
けにゆかない文化の相違をイヤというほ
具調度類は立派であり、日本の水螂から
すれば中流以上である。しかしアリスは、
薄給で教会に勤める夫を助けて家計を維
持するために、・ハートタィムで子守の仕
事をやっているのだというノ単に生活
水箪や収入の相違だと簡単に片づけるわ
どに感じながら、私はソファに身を沈め
てアリスと話し合っているうちに、話
題はアダムスキー問題に移っていった。
そこで当然のことながら次含と質問を出
す。
▲
‘
三人のスペース・プラザーズ
久「アダムスキーに関して知っている事
を話して下さいませんか」
ア「そうね。一九六四年に私が初めてア
ダムスキーに会った当時のことを話しま
●アダムスキー問題を語るアリス・ポマロイ。左は筆者。
しよう」
ちな熟にカリフォルニアのアリスやプ
レッド、その他の人点は、アダムスキー
のことを大体に冒村・少』四日⑰嵐と言っ
ていたが、アリス・ポロマイはGA(ジ
ーニイ)と発音する。シ臼-ジ・アダム
深長なものだと感じていました。それで
その人に会おうと思ったんです。友達が
ひどく盛鋤して、GAに手紙を出して、
その町へ識演に来てくれと頼んだので
す。それで二人で行って、そこへ三日間
滞在しました。一九六四年三月のことで
す。アダムスキーは七十三歳でした。最
初はホールで公式の購減会を開きました
ね。七百五十名の人が集まったというあ
が、このことは以前にお知らせしたわ
スキーの醗稀である。私は「アダムスキ
ス・ウェルズやマーサ・ウルリッチを
ー」または「ジョージ」あるいは「GA」
と言ったりする。話相手に対してはアリ
のを私たちは受けていました。それから
内容を知ろうとして砥禰がかかってくる
な声が語りかけました。『この三人はス
ペース・プラザーズなのだ』と。でも砿
償はありません。そのときは内部の小さ
な声を信じてはいなかったんです。しか
しどうしてもあの三人はプヲザーズなの
だという印象がわき起こるんです。でも
その三人には話しかけなかったわ。私た
ちは電鯖の番をしながらそこにいたんで
すが、三人の紳士は階段を登って会場内
へ消えて行きました。
そのうちに蝋備がすっかりできて、私
たちも中へ入り、股前列に座ってアダム
スキーの顔を見つめながら鱗演を聞きま
した。
講演が終わってアダムスキーが演壇か
アダムスキーが講演をするときは必ずス
いました。そこにアダムスキーが壁を背
五分かかりましたが、これは彼が場内の
通路を歩いて出て行くたびに、だれかが
彼をつかまえて質問するので、それに回
答を与えるから遅くなるんです。
それで私たちは会場のうしろで立って
ら降りて会場の入口から出るまでに四十
ペース・プラザーズが来て援助してくれ
にして立っていて、人Aが半円形をつく
私は言ったんです。『宇宙人が来るかも
るんだと宮っていたもの』。宇宙人は聴
た多数の人は未知の人でした。その講演
話をした婦人を援助しました。そこへ来
ししましょう。私たちはその鰄演会の世
そのときに起こった興味深い事をお話
「アリス」「マーサ」と個人名でそのま
ま呼びかけたが、彼女らはどういうわけ
か私に対しては望【H・男巨回国と敬称を
つけて呼ぶ。パロマー山からの帰途、ブ
レッドが私に向かってしきりに冒円・
門口-5国と呼びかけるので、旨『・民具ご国
の会合です。
と呼びなさんな、【具5国と呼びなさ
衆の中に座って、アダムスキーの講演内
に次々と質問します。彼は非術に忍耐強
り、私は彼の右側にいました。人介は彼
しれないから注窓しているわ。だって、
容についてテレパシーで送僑しながら援
ったら、以後はブレッドもスティーヴも
私を尻巨頁》国と呼ぶようになった。
が会場内へ入っていくあいだに廊下に立
助していたんです。それで私たちは人々
っていて、スペース・ピープルが眼につ
い、私たちは柔んな友人なのだからと臂
アリス・ポマロイは五十七蝋というこ
とで、私よりはかなり年長者だが、私は
白人流に親愛の情をこめて「アリ己と
呼ぶ。アリスもし去つばなから私を「ク
ポタ」と呼んでいた。日本人の女性から
かないものかと気をつけていました。最
い態度を示しました。会場の持ち主は一
同が出て行くのを待っていましたし、辮
演会の主偶責任者である婦人は早く終わ
姓を呼び捨てにされれば言語道断な話だ
が、相手は親しい白人だから少しも不自
ればよいがとイライラしていました。も
アリスの話に熱がこもって、このあだ
ているだけです」
う時間も遅いのです。
後になってほとんどの人が会場へ入った
とき、アダムスキーが数名の人介に付き
然ではない。
アリスは語り綴ける。
添われてやって来ました。この人たちが
アダムスキーのすぐうしろに三人の紳
空港で出迎えてディナーに案内し、それ
から会場へ連れて来たんです。
そのとき例の三人の紳士がまた限につ
きました。三人は半円形の端に立ってい
ましたが質問はせずに、ただ立って聞い
.人の友逮と私が三百五十マイル離れ
た別な友逮の家へ行ったんです。そこへ
GAが講演に来ることになっていたから
です。鰻初、私は彼の聾物「宇宙船の内
士が来ていたのを見て、私の内部で小さ
部」『宇宙からの訪問者」第二部)を読
んでいて、その内容がすごく、要で意味
〃
〆
18
りでは動詞が現在形になってくる。過去
の事柄でも現場を鰯鑑させるときは現在
形になるのである。
久「三人の紳土が?」
ア「そう、三人の例の紳士です。三人と
も私のすぐ近くにいました。そのなかの
一人は今あなたがいる場所と同じくらい
の距離の所に立っていました」
私とアリスの距離はものの一メートル
ア「するとまたも強い印象がわき起こっ
も離れてはいない。
てきたんです。『この三人はスペース・
プラザーズだ』と。この印象は非常に強
く起こったわ。それで私は礼儀正しくし
ようと思って、どういう印頗が来るか、
何かのメッセージが送られて来るかどう
かを承るために、横眼で見ていたんです
が……ふと、まともに相手の限を見よう
ました。『あの三人の紳士はプラザーズ
見つけました。彼は私の眼を見つめたの
が左の方へ振り向いて、立っている私を
り、だれしも正装したときは靴をよく磨
うとしなかった男は普通の背広を藩てお
たのを記憶していますが、私の限を見よ
三人とも地球人と全く同棟でした。何
か異常な事が限につかないかな、と思っ
こちらの眼を見なかったんだとアダムス
るのを好まないからです。だから相手は
わなかったわ。プヲザーズは人に知られ
プラザーズなのよ』などとはだれにも賛
らを見ているだけで、『ほら、あの人は
それ以外の鱗演のときも私が同席した
限りでは、いつもそのプラザーズを見か
けました。でも会場ではいつも黙って彼
だわ。しかも私は彼の視線から限をそら
ことです。彼は私の想念を醜柔とったの
すが、これは私がアダムスキーに悠じた
他人の心を競泓とることが醤いてありま
らの訪問者」第二部)にはプラザーズが
な体験です。『宇宙船の内部』『宇宙か
でハツとしたんです。私には全く不思議
だったんだ』
くもんだけど、その男の靴は他人に知ら
キーが首っていましたわ。大勢の人に知
うを向いて話し始めたので、ほっとした
すことができないのよ・やがて彼が向こ
らないでしょう。だから相手は黙ってい
ると相手はもとの惑星へ帰らなくちゃな
思っていたのよ。だってそんなことにな
で、まるで宿命を感じているようだった
ないの。私はただそこに立っているだけ
た。そのたびに彼の視線から眼がそらせ
わ。これと同じ事が三度ばかりありまし
わ。それ以来、彼はアカシック・レコー
アダムスキー自身のことについて話し
視できるという意味である)それで彼は
ク・レコードが腕めるとは、過去世を透
に気づいたんです。(箪者注Ⅱアヵシッ
ド(記憶の露)が読めるんだということ
ましょうか。その舗演会の夜、私は他の
スが)一緒にいた当時のことを思い出し
過去世で私たちが(アダムスキーとアリ
過去世を透視できた
アダムスキーは
るのよ・
なくて、これまで全然知らなかったよう
な体験だったわ。恐ろしいというんじゃ
れたくないとでもいうように特別なもの
ではなかったわ。一般の男の靴と全く同
られるのを相手は替戒していて、私がし
す。アダムスキーが外へ出て私たちも詮
な数台の車に乗り、三人の紳士も出て来
て彼らの車に乗って去って行きました。
じです。
ゃべって承んなが騒ぎ出さないようにと
翌日私たちはその婦人の家で非公式な
会合を開きました。アダムスキーも昼食
に来ましたが、全部で二十二、三名だっ
たかしら’・臆とんど婦人でした.男
性は仕事があるから来られないんです。
でも四、五人の男の人がいましたわ。こ
の人たちはアダムスキーと一緒に食卓に
けて盆に皿をのせたりしていました。そ
してアダムスキーが語るのを聞いていた
人と同様に彼を見ただけですが、翌日昼
ついていて、あとの私たちは椅子に腰か
もその人の眼を見れば相手がプラザーズ
んです。
.と考えたんです。というのは、だれでも
相手がまじめな人かどうかを知ろうとす
れば相手の眼を見るでしょう。それで私
の一人かどうかがわかるだろうと思った
てないのに、むかしからずっと知り合い
って私はあなたにまだ数度しかお会いし
が話してくれました。別な機会に彼と一
緒にいたとき私が意ったんです。
て気づいていたんですわ。これは後日彼
食会を非公式に閲脳したとき、彼は正午
たのではなく、あちこち動きまわってい
から五時までずっといて、非公式な話し
のよ・
じゃありませんか?』
それで私が質問しました。『昨夜、騨
減会場にスペース・プラザーズがいたん
『ああ、いたよ』
たんですが、やがて一つの考えが浮かん
かったわ。うつむいて自分の靴の方を見
『何名いたんですか?』
の古い友達のような気がするんです』
『ああ、そうです。私たちは(過去世
その缶後、私たちは座って彼の話を剛
で)何度も一緒に働いていたんですよ』
と彼が言いました。
『おかしいわね、アダムスキーさん。だ
『三名だ』
できました。ダイーーソグルームのそばの
するとアダムスキーが答えました。
すっているんです。それでこの人はプラ
『どんな服装の人ですか?』
ながら、困ったというふうに靴で床をこ
ザーズだということがわかったんです。
『それはあんたが言ってごらんなさい』
しかし相手は私の方を見ようとはしな
合いをしました。私はその家の夫人を手
伝っていました。これは私の友達です。
私は一カ所に座ったまま昼食をとってい
これはたいそう興味深い事で、三人がそ
の場所を離れた股後の人たちでしたわ。
『そのとおりだ』とアダムスキーが答え
見たとおりに話しますと、
そこで私は三人の服装、服の色などを
ェうと)促して、人有にこれ以上は質問
股後に例の寅任者の鰯人が私を引っ彊
り、私はアダムスキーに(もうやめまし
戸ロの所に立っていれば、アダムスキー
が食卓で話している内容を聞くことがで
きると思ったんです。そこで私はそっと
戸口の所に立ちましたら、アダムスキー
しないでぶな帰って下さいと告げたんで
’
が
19
いたり、いろいろな事で質問したりしま
したが、ずいぶん貴重な機会でした。小
夏中、定期的に集まりました。
たしか二十五名ほどだったと思います。
資金が十分にあり寵したので、十月に
ボストンでグループを結成したんです。
クループだと公開識演では聞けないよう
なことが聞けるんだ↓の。しかも彼が達
また彼が東部へやって来て識演し、八日
間こちらに滞在しましたわ。ボストンと
って、髪は白くなっていましたから、若
者のようには見えませんが、体はたいそ
う丈夫そうでした。とても背が高くて、
六フィート(約百八十センチ)近くあっ
たと思います。限はほとんど黒色でし
すから1.その議艤で、すばらしい機
がるものですからl、数名の人だけの
うのは大抵の人が宇宙船について聞きた
○関係の鰭が聞けるだけですがIとい
外にも少数者のための非公式なディスカ
ッシ日ソをやりましたから、公開の席で
は聞けないような話を聞くことができま
した。公開識演では哲学と大部分はUF
このノースポ百で識演しました。それ以
わ。すばらしい品位と優雅さを身につけ
ていました。彼が立っているのを見ると
んです。プヲザーズの能力と同じです
らゆる人を本当によく理解し、他人のこ
とをまるで書物を読むように認承とれた
理解できる人ばかりが集まっていたんで
成しようとしている事柄の深遠な意蕊を
会でしたわ」
場合は兄弟愛とか、そうした調和の仕方
貴公子のように見えたものです。高貴な
た。その限は磁気的というか、人を引き
つけずにはおかないような眼でしたわ。
て正確で格調高くて、高度な知性を感じ
とか、別な惑星での生き方とか、最も重
は淡合と話し続ける。その語法はきわめ
流れるような調子である。私は尋ねた。
「アダムスキー個人に関してもっと話し
てくれませんか」
たのです。彼は全くすばらしい人で、あ
あります。その人にそういう影轡を与え
た。一人の婦人が突然泣き始めたことが
人を見ると必ず何かの影響を与えまし
させる。しかし言葉を選択しながらポツ
要な部分であるすばらしい事柄を伝えて
わば、この世のものならぬ高貴さです」
態度と美しさを放っていましたわね。い
録音機のマイクを手にしたままアリス
リポツリと語るのではなく、よど柔なく
いて、私が世話役でしたから、アダムス
くれました。こうした小会合は八日間続
チベットで勉学した
キーと一緒にいる機会が多くあったんで
これはカリフォルニアのスティーヴや
プレッドたちの言葉と一致する。単なる
一婦人の眼で見た個人的感想ではないよ
「そうね、あなたはアダムスキー個人に
うだ。
す。車に乗せたり、会合に連れて行った
り、ラジオ放送局へ案内したりl・彼
ついて聞きたかったのね。
と一緒にいられたことはすばらしい特櫓
その会合の後、友達と私は非常な感動
をおぼえて彼を一二lイングランドへ、
なれるわけです。そこで彼に手紙を出し
「ね、だから彼のお母さんは東洋の哲学
たゾノ・私は身を乗り出した。
を教えられながら育ったんです。お父さ
んは戸lマカトリックの信徒でした。だ
からアダムスキーが物心ついてきたとき
に、両親は両方の教えを身につけさせよ
うとしたわけですわ。そこで八歳になっ
たときに彼はチペットヘ送られて、十二
歳まで四年間をそこですごしました。ダ
ライ・ラマの住んでいるポクラの宮殿に
滞在したんです。修道僧たちと一緒に
1.そこでアダムスキー臓東瀞の哲学
や深遠な秘教を教わった後、米国へ帰っ
てから今度は父親の信仰について理解す
るためにカトリック教会へ入りました。
その教会で伴僧として司祭の助手をつと
めたんです。ですから彼は素人にはわか
らないようなカトリックの深い教えを学
んだわけで、司祭たちが研究している露
物や資料などを彼も研究したんですよ。
したがって私が知っているどんな聖職者
よりも彼は聖脅をうまく引用していまし
たわ。
私自身はプロテスタントです。私はプ
でしたわ。
「アダムスキーは少年の頃にチベットに
仰の雰囲気の中で育てられました。聖職
マサチューセッツ州へ招待することにし
いたということですが、それは本当です
か?」と私はアリス・ウェルズの話の傍
すが、アダムスキーもそうでした。たと
後です。彼の生涯の最後になったこの
私が彼に初めて会ってから一年と少々の
これは意外な話だ。力リフォルーーアで
はだれもこんな事を話してはくれなかつ
ジプトの王女でした」
I.お父さんは鑛‐ランドにいた当時
王室の一人だったんです。お母さんはエ
多年のあいだ波が教えていた当時と、
スペース・プヲザーズと共に活動し始め
グラウンドを持って成長したんです。
の知識は驚くほどでした。そういうわけ
で彼は東洋または東方と西洋とのバック
者は.〈イプルについてはよく知っていま
ロテスタントの教会によるキリスト教信
証を得るために同じ質問を出して熟た。
「ええ、少年の頃にチベットにいたんで
かじかと霞いてある』と言うんです。そ
えば、彼は『マクイ伝にはこれこれ、し
ました。そうすれば近辺の人々が講演を
ったということをあなたはご存知かしら
す。彼のお父さんがポーランドの王子だ
これは一九六四年の十月のことで、翌
ました。そしてまた小会合をいろいろ開
いたんですが、そのときは復活祭の週で
二、三週は私たちと共にすごしたのです.
す。そして一週間後に亡くなりました。
聞くことができるし、彼と知り合いにも
そのあと彼はワシソトソヘ行ったんで
年の三月にまた東部へやって来て私たち
と一週間をすごし、ウースターで講演し
て、その件を尋ねました。すると、よろ
しいという返事が来ました。そしてマサ
チューセッツ州近辺の住民で彼に手紙を
々に手紙を出して、識演会を開く予定で
た。それで私たちは名簿に戦っている人
が、体は強健でしたわ。顔にはシワが寄
出した人たちの名簿を送ってよこしまし
あること、アダムスキーを招待する計画
であることなどを知らせました。そして
'
‘
20
イカサマ師にしようとしたり、からかっ
かったからです。それで多くの人が彼を
でしたが、これは人々を混乱させたくな
て役立ったんです。プラザーズは彼が講
った部分はプラザーズのための鶴点とし
版社刊vロ絵厚爾堯を参照)。表側のとが
とがった方を前側にして胸に垂らし、丸
い裏面を胸にあてていました(本麓前号
か「宇宙からの訪問者」ハューーパース出
るトリックではないかという批判が出た
放映されたときは、視聴者から模型によ
のフィルムがテレビの四チャンネルから
私は返答に窮した。正直に首って、あ
て本物だと思いますか?正直に言って
たり非難したりしましたけれども、彼は
演中に放射線を送ったんですわ。病気中
んですよ」と、私はシドロモドロに返事
デリンの映画にはおかしなところがある
すがね.何と寳ったらいいかたアーマ
久「ウーンーあのフィルムを見たんで
ことを知っていたのである。
lあなたの意見を知りたいのよ」
この事が(東西の宗教哲学に通暁してい
に役立ったんです。別段”腱法的な力“
はあれを身に着けていると、早く治るの
たり円盤について職演したりするときも
彼はこのような背景について話しません
たことが)自分を非難するもう一つの要
る放射線を受信した装健だったわけです
があったわけではなく、プラザーズが送
素になるのだろうと感じていました。だ
からその事については話さず、この生涯
をした。疑いたくはないのだが、どうも
本物らしく見えない部分もあるのだ。
ァ「あの円盤の”ゆが梁“でしょう?
(と言ってアリスはアルバムのメチル写
●この写真は一九六五年、米ワシン
て着陸ギアも上下しますが、この側では
か?映画ではこの円盤が上下に移動し
なふうに写っています。このことです
ら)一方の側は釣合いがとれないで』」ん
ザィド
真を探す。見つけた写真を描さしたが
マデリン・ロドファーが自宅裏庭に
トン市郊外で、アダムスキーの高弟
クリスタル・ペソダソトの件も話の内
プラザーズから与えられたものなのかノ
容はカリフォルニアと一致する。やはり
アーリソトソ墓地のことなどを詳細に話
ときにはアダムスキーがそばにいたんで
も別な惑星から来た本物の円盤ですか」
ア「ええ、本物です。あれが掻影された
ア「それは傾いているからですわ。この
久「でも円盤の底部が平たいですよ」
んなゆが糸を起こすんです」
ですよ。ね、フォース・フィールドがそ
ア「これはフォース・フィールドのため
久「そうです」
でしょう?」
ゆがんでいます。このことを意味するん
ピスクにいたとき、もっとしっかり手に
、掴って承ればよかったのにと、私はあら
ためて後悔した。
アリスの鯖はとめどもなく銃いて、ビ
ので、ここでは省略しよう。それにして
円盤と同じですよ(と臂って別な円盤写
真を指さすと
アダムスキーの円盤映画だけど、二機
せばギアーは見えないばずよ・
いているんです。この円盤をひっくり返
久「同じ円盤ですか?」
ア「同じです。ただしマデリンの方は顔
すが、個人的なトラブルがからんでいる
に尽くしたようである。
ロドファー円盤は本物
擬影したあとで掻いてよこした手紙です
わ.lクポク、どう愚いますか?日
本人は写真術がたいそう達者だそうです
がlアダムスキーの円鍵写真類をすべ
す。だから本物だということを私は知っ
ていますわ。私は一通の手紙を持ってい
ます。マデリソとアダムスキーがあれを
久「マデリソ・ロドブァーの撮影したU
FO映画についてはどうですか?あれ
たものの一コマ。
飛来した円盤を8ミリ映画に撮影し
う」
でしょうが、見せないこともあるでしょ
よ。たいそう美しい品物です。私はビス
タにいた当時、何度もあれを胸につり下
げて熟蛍した。アリス(ウェルズ)が貸
してくれたんです。ときには人に見せる
中ではほとんど沈黙していました。で
も、もう彼は亡くなったのですから、私
たちはときどきその事を人に話すんで
す」
クリスタル・ペンダントは
金星から来た
久「アリス・ウエルズがアダムスキーが
いつも身に着けていたというクリスタル
象たいな物を見せてくれましたが、この
ことをあなたは知っていますか?」
ァ「その写真を持っていますわ。あれは
金星から来た物です」
久「金星ですか?」
スタのナソシー・アーレイという一愚匪の
ついてはこのアリス・ポマロイが献身的
もアダムスキーの葬式やあと”頗末などに
ことや、アダムスキーの躯巫式の鑪臘”とか
ソチ近くあり、厚さは約四センチです。
ア「アダムスキーを援助するためにプヲ
ザーズがあのクリスタルを持って来たん
です。非常に純度の高いクリスタルで、
私たちが地球で持っている水晶によく似
ていますが、しかしもっと純粋で透明で
す・蘂しい品物ですわノー直艤が七セ
い頃は特にそうだったようです。表側の
かなり平らにカットしてあり、裏側は丸
くて大きな面が切ってあります。講演の
ときはいつも胸に着けていましたが、若
’
21
の
た。アリスの説明によると、アランとい
う名の機械いじりの好きな子で、今はト
-1
ラックの運転をやっているという。顔は
の円盤が同時に運動するあれ、見ました
か?」
どう糸てもアリスに似ていない。むしろ
ソグ“と呼んでいます」
ててっきり二十歳代だと思っていたの
か。いや、米国に数十年も住む日本人一
世で英霞がほとんどしゃべれない人もい
たというから、いくら現地に居住しても
のに、何という進歩だろうノ現地に住
んでいればこうまで上途するものなの
日本を脱出した頃は英語ゼロに近かった
私がこちらへ来て実際驚きもし感心も
したのは宮内氏の英語が実に達者にたっ
たことである。失礼ながら氏は六年前、
「米国の若い層についてはどうですか。
彼らはアダムスキーの哲学をどんなふう
に考えているのでしょうか?」
宮内氏が質問を出した。
腱l・
どうも私は年齢を聞くクセがあってい
久「今、何歳ぐらいの方ですか?」
けない。女性だとよけいに気になるのだ。
ア「本物だと思いますか?」
久「ええ、見ました」
ア「たぶん六十歳だと思うわ」
イン語の参考密を送ってくれた。十年前
のその頃は彼女の若々しい備熱から察し
ピックのときに大量のオリンピック絵ハ
ガキを記念に送ったら、返礼としてスペ
報交換をやったことがある。東京オリン
た人で、アダムスキーを心から尊敬し、
ときどきァ氏をメキシコへ招待していた
が、私もかつてはずいぶん文通したり情
メキシコGAPのリーダーとして活躍し
これは意外だった。クリスティーナは
父親似なのだろうか。あまりものを言わ
ない朴繭な青年だ。しかしUFOには関
心がないらしい。夫君のポマロイ氏もU
r2つ
久「思います」
映画にはさほど関心はないらしく、むし
FOに全く興味がないようで、そのため
アリスはどうもアダムスキーのUFO
ろ宇宙哲学の面で強く傾倒しているよう
い。日本の家庭も同じだ。日本GAP会
に以前にはよくトラブルがあったらし
窓外は暮色を帯びてきた。室内には電
員のなかには、両親が反対するのでニュ
に思われる。
ーズレターは友人の家に送っておいてく
ポマロイ氏が食堂へ顔を出したので、
れという人もある。
少しばかり話し合う。お仕事は何ですか
灯がともされて、明るい光が多くの物の
影を織りなしている。この部屋にも螢光
ある。螢光灯は有害な放射線を出すから
灯はない。電気スタンドで照明するので
ていたが、そのような知識にもとづいて
脊流の電球の方がよいということを聞い
このことをあとでアリスに話したら、彼
と尋ねたら、教会に勤めているという。
顔付きが少しアダムスキーに似ている。
た。
女はチョッピリ婚しそうな微笑を浮かべ
螢光灯を使用しないのかどうかは不明で
あるにしても、電気スタンドの柔らかい
た。
に特別室を作って、この絵を飾っていま
すわ。これを”マスクーズ・ペイソティ
ダ夫人に与えられたんです。彼女は自宅
ァ「この絵はクリスティーナ・デ・ルニ
ーは相当に描がうまかったんですなァ」
ああ、ずいぶん美しく描けているわね」
久「たいしたらんですなrアダムスキ
「この絵はアダムスキーが描いたのよ・
うと、アリスが補足した。
キーが描いたイニスの肖像画の写真があ
るのを見て、これは私も持っていると詠
してアリスは写真やら資料を次☆と川し
て見せて、説明する。その中にアダムス
食事後また居間へ引き返してアダムス
キー問題でディスカショソが始まる。そ
優美な光をあらためて私は認識し直し
少し早いけれども夕食にしないかとア
リスが言うので、遠慮なくいただくこと
にした。小さな食堂へ入って九テーブル
を囲む。食卓にはきれいな花が生けてあ
り、それをアリスが説明して台所へ入っ
た。まもなくおいしいご馳走が出たので
賞味していると、息子さんが帰ったらし
い。奥の方でアリスと話し合う声が聞こ
える。お客様が来ているから行って挨拶
したさい、というようなことをアリスが
言っている。
ちは」と哲うので私たちも挨拶を返し
すると入口の所に青年が現れた。丸顔
の小男で、三十歳ぐらいだろうか、人の
好さそうな顔に敏笑を浮かぺて「こんに
'
ひび》
久「アダムスキーは聖書に出てくる重要
アリスからあまりに深刻な問題を伝え
かし
も、
ダムスキーが言っているように、”内部
られた私は、なすすべもなく、。ただ彼女
す。
な人物と関係があるのですか?」
の顔を凝視するだけだった。
宮内氏が「宇宙哲学」の鹸後の章のリ
ては知りませんが、ブッダにしても同じ
麹ヤル気で学習しなければ身につかないも
のなのだろう。その点、宮内氏は立派な
ア「アダムスキーがこちらへ来たとき、
ンゴの木の寓話について質問する。アリ
に宿る救世主である憲蝋殿のより糖化され
た表現体“を求めて生長し続けるわけで
ものだ。
彼はその問題について数名の人に語りま
した。しかもだれかがその問題で質問し
スの賭によると、アダムスキーに会う予
こうだこうだと、米国GAPの関係者の
彼がボストンで講演したとき、これは公
らです。理解もせず、自分で考える力もな
い人に話したって仕方がないでしょう。
定になっていたけれども会えなくなった
”賢者”は、いわゆるイエスではなくて
別な偉人であるのだという。
オーソンはなぜ長髪であったのかと塙
君が質問するので、宮内氏が通訳して尋
でゆきます。ブッダはおそらく地球上の
ては教えを伝え、自分もレッスンを学ん
は別な太陽糸の惑星に生まれ変わったか
股後の生涯を終えて金星か土星か、また
を学んだのでしょう。
もしれません。地球では十分にレッスン
レビやラジオにはアンテナがあって、電
もアンテナの役目をするんです。だから
長い方がよいわけです。ただしいつも清
いとだめです。そうすると波動が髪を通
スキーはまだこの太陽糸にいるんですが
あるレッスンを学んで、今は別な太陽系
へ行って人Aを援助しています。アダム
アダムスキーはかつてのイエスの十二
弟子の一人でした。そしてまだこの太陽
系にいる唯一の弟子です。他の十一人は
波をキャッチするでしょう。人間の頭髪
ア「あれはたいそう重要なことです。テ
大な指導者がいて、何鐸歴も地上に出現し
ものでしェう。どこの国にもこうした偉
いました。これは一種のブッダ熟たいた
ねた。
私はブッダのバックグラウンドについ
さてアリスの話は続いた。それによる
と、米国は広大な国なので、直接に青少
たときだけです。非常に重要な問題だか
活動ぶりを税関するが、話はいつしか内
開辮演ですが、めずらしく聖嘗の話をし
ました。これは一一ユーイソグランド地方
年に接触して指導しないと彼らは十分な
正しい知識は得られない。その例として
ことが言え童す。アメリカには、アメリ
カ・インディアンのある偉大な指導者が
部のトラブル問題に移ってしまった。か
ってアダムスキーの弟子だったある女性
が非常に宗教的色彩の濃い所だったから
だと思います。
数の会合を開いたとき、私の知らない一
人の紳士がアダムスキーに質問を出しま
それから数日後に私たちが私的な少人
に関して詳細に話したが、その実状は感
心できないものらしい。これはビスクで
スティーヴやフレッドらが話してくれた
ことと一致する。そしてその他の内紛を
かなり長女と話してゆく。
した。
、、、、、、
潔にしブラシをかけておくことが大切で
えたのですか、それとも実際に知ってい
る事柄なのですか?』
じて体内に入り、足から外へ出てゆきま
lだからバイブルでイニスがペテロに
油を趣らないで自然のままにしておかな
するとアダムスキーはその人の限をゾ
す。そのために別な惑星の人はあのよう
『あなたはイエスや傑刑などについて話
しましたが、これはだれかがあなたに伝
題は若年層に知られていない。この理由
ッと見つめて次のように答えたんです」
たか?」
な長髪をしているわけです。わかりまし
アメリカではたしかにアダムスキー問
ケタはずれに偉大な人物が他界したあ
とは、いずこも同じ秋の夕暮れになるこ
とは歴史が示すところだ。
はア氏の掛物があまり醤店に出まわらな
銃いてアリスはある驚くべき賭をし始
ねば如何ともしがたい。加うるに広大な
更に宮内氏がブッダ(釈尊)について
いからである。知識の鰻有力源はやはり
図書にあるのであって、これが入手でき
めた。私には全く初耳で、かつて想倣も
したかった内容である。世界中の聖幾学
質問した。
国土なので、日本の如く小さな町にも冨
者も知らないだろうし、また知ったとこ
き偉大な指導者がやって来ます。ブッダ
うした偉人といえども普通人と同じよう
学ぶべきレッスンをもち、伝えるべき教
えがありました。そうする自由意志と選
択梅があったんです。それで表繭をして
地球へ来たわけです。そして二千年後に
ところでイエスは志願をして地球で生
まれ変わり、生長しました。彼は地球で
ダムスキーはずっと地球にいました。
臂ったわけです。『私が来るまで彼がこ
こにいるとすれば、あなたにとってこれ
は何を幸鑓牢することになるか』と。ペテ
ロは今別な惑星にいると思いますが、ア
店が二、三軒あって、ひょいとのぞけば
ろで一笑に付するだけだろう。この話が
事実であるとすればキリスト教史を大幅
やイニスやア鍼ムスキー熟潅いにl・
して行くのである。少A露店に本が並ん
でもそう簡単に入手できるものではな
ア「ブッダですか。この文明にはときど
欲しい本は何でも手に入るというような
に書き変える必要がありそうだ。
その他にも多くの偉人が出ています。こ
環境ではない。日用品を買うにも数マイ
ル離れたスーパーマーケットへ車を飛ば
フィクショソとの境目をだれが設定する
一体、歴史というものはどのようにし
て形成されるものなのか、歴史的珈爽と
いo
れであり、極威者とは何を意味するの
のか、事物の価値判断をなし得る者はだ
に学ぶべきレッスンがあるんです。私た
ちも何度も生まれ変わってはレッスンを
学び、また別なレッスンを学びます。ア
アダムスキーは聖書中の重
要人物であった/・
ウジ
にあと、私はバイブルを調べて糸たんで
す。その会合は私がこの世で彼と会った
殿後の小会合でした。それから彼は去っ
またはその教えを伝えた人右の一人であ
は同じ運命のプィーリソグを持つのよ・
つまりアダムスキーは老子であったか、
るはずです。だから地球人が互いに殺し
れば地球人の絶滅を傍観するでしょう。
そのような戦争が彼らを悲しませるもの
なら、地球人を助けて良い道を示してい
なスケールで大絶滅を起こさせないでし
れを切り抜けるでしょう。そうね……プ
ラザーズは惑星自体に影轡を与えるよう
ミックな負債があったんです。
秤度一宇宙人としてやって来ました。し
かり今度のカルマは地球で誕生して生長
する必要はないんです。もっと別なカル
て行ったんです。バイブルを鯛べたあと
で、私は彼に冠話をかけて、そのことを
確かめて承蛍した。すると彼は確証しま
年も大替の古代中国のことですからI
を寄せ集めたのか、という論考がありま
た事があります。私たちは(各国GAP
した。その鍍後の夕食会のときに、彼は
そう感じるだけですわI」
アリスは急に涙ぐんで声をつまらせ
ったかということです。でもこれは三千
す。だけど私がこの露物を取り出すとき
リーダーは)コーワーカー堂たはヘル.ハ
次のような話をしたんです。
た。古代中国でア氏と共に活動していた
◎
というリーディングを思い出したのか
ザーズの惑星や住民にまで影響を与えま
ところが、その戦争が惑星そのものを破
壊するほどのものであれば、それはプヲ
合うだけのことなら手をくだしません。
ょう。脅い替えれば、もし大戦争が起こ
ーとして涜翻翻しましたが、アダムスキー
『イエスの弟子たちはイエスを見捨てた
のではなく、兵士たちに捕らえられるの
こうしたことに関連して私が考えてい
は、私たちは過去世で一緒に活動してい
たことがあるのだと、よく曾っていまし
た。だからこそ現在互いにトラブルが起
すから、そんなことはさせないでしょう。
カタストロフィーについて贈る
こるんです。私たちは互いに尊敬し合
えて、イエスがいる場所を教えてやった
久「未来のカタストロフィー(破滅的な
ったことです。カルマというのはあなた
うこと、どんなカルマを背負うか、とい
「ええ、何度も聞いたわ」とアリスが強
調する。私は身を乗り出した。オシッコ
をしたくなったが、今はその場合ではな
るという意味ではありません。以上がア
とっても、どの文明にとっても同じこと
なのです。ね、どの惑星でも自然の法則
に従って生きなければ、それはカタスト
ならば、それは一種のカタストロフィー
に解釈する必要があります。だれしもあ
るレッスソを学んで、そのために苦しむ
い替えれば、これは宗教界の人々が首う
セカンド・カミングで、そのときに地上
です。で、それによると西紀二千年後に
は何も残らないというのだそうです。首
笹いた人は間遮いないと思っていたわけ
て解魏されましたし、そこで発見された
物は歴史的な出土品になっています。實
い替えれば、だれがそれを霞こうとも、
ニジプトのピラミッドに古文醤があっ
です。それは必ずしも全世界に絶滅があ
がたには親しい言葉でしょう。どの国に
い。話の流れにはリズムがあるので、中
ダムスキIの話してくれたことです。
「これからお話しするのは未来の大変動
断させると横道にそれる恐れがある。
む事、それをどのように学びとるかとい
各人にかかっています。自分自身で苦し
ですからカタストロフィーというのは
んだ。すると兵士たちがイニスを捕らえ
にやって来た。実際にはユダはイニスが
に話しましたか?」
大変動)についてアダムスキーはあなた
を恐れたのだ。それでイニスを救い出す
人はいなかった。ユダはわざとイニスを
裏切ったのではない。彼は司祭に金を与
い、協力し合うように学ばねばなりませ
んが、だからこそ私の知っているどのゴ
ーワーカーに対しても運命のプィーリソ
グを強く感じるのです。この人は過去世
姉らえられないように司祭たちを買収し
と↑;
で知っていた人なの鑓とl」
ダがイエスを裏切ったのではないE
れてしまった。したがって一般のキリス
ト教信者が信じているのとは遮って、ユ
ようとしたんだが、逆に司祭から裏切ら
ど?I
アリスは高遠な哲学を欄灼と話し続け
る。しかもバイブル中の人物との関連を
引用しながらの説明であるから、瞳目す
るような内容で、全く声も出ない。五十
七歳にしてはときに少を老けて熟えるア
リスの声は若々しくて、ますます熱を帯
ロフィーです。一般的に嵩えば、プヲザ
に関する事です。私たちはそれを二通り
ーズはアダムスキーに語り、そして証拠
これに類した情報をかねて別方面から
入手していた私は別段驚かなかったが、
別な意味で複雑な気持がわいてきた。
久「アダムスキーは過去世で日本にいた
古代中国で偉大な思想家だったようです
わ。だれだったのかはよくわかりません
が、私自身は老子か孔子、あるいはその
びてくる。その話の内容は力リプォルーー
私は老子の教えに関する密物を持,って
たぐいの人ではなかったかと思います。
ユダは哀切者ではなかった
ア「日本のことは聞いていません。中国
にはいたことがあると言っていました。
ことがあるとは言いませんでしたか?」
久「アダムスキーが二千年前にイエスと
アで聞いた事とはいささか次元が異な
り、はるかに雄大である。宇宙空間と歴
史との関連についてこれほどに深い知識
をもつ女性が他にいるだろうか。
関係があったということを彼自身があな
いるんです。それには老子が真実の偉人
だったのか、それとも古代の各種の哲学
に平和が肋れろ、あるのは平和だけで、
人間はいないんだそうですわ(笑う)。
こんなことを寶えばおかしいかもしれた
はいっぱいあるんですが、私たちの文明
は崩壊の道に進んでいます。非術に少数
の人が高度な惑星に生まれ変わって、そ
たに話したのですか?」
配ァ「そうよ。彼がこのことを会合で話し
ノ
〆
塾
いけど、うわさですが、予曾類によれば
一一一つの部分をあらわす三つの物があるよ
一一番目はそれを表現する形態、一二番目は
ワオーム
うですわ。一つは”存在するある物“、
りすると、すごく自分が嫌虚になってく
んです。
あと二十五年すれば何も残らないという
私が考えるのに、現在の中東の状勢が
その状態のポイントだと思うんです。ア
ダムスキーがこちらへ来たとき、ボスト
ンの近くに住んでいる若いユダヤ人の夫
婦に私は初めて会いました。その女性と
私はたいそう親密になりました。そして
こうした問題を数時間も話し合ったんで
す。彼女はずっと探求を綴けていて、理
解したらしいんですね。私たちは過去世
で親しかったんだと。それで私は彼女の
冒葉から現状に関してイスラエル側の見
方が全くよくわかったんです。奥さんは
シリア人で、旦那さんはピハノン人です
から二人ともアラブですが、二人から実
るんです。人間はこの点で欠けていると
地球へ来る目的の一つだと言っていまし
た。この地球で発生する典変のシルシを
それは本当のカタストロフィーになるか
するためです。
観察したり、いつ発生するかを知ったり
ヨドガー・ケイツーによれば、日本は
大変動のために近い将来、海底に沈むと
やはり「ケイシーはダメだ」という
いうことですが、これについては?」
もしれないからです。一般的に言って、
現在の陸地は海になり、海のほとんどは
もあった。’ジ雲‐ムズ・チャーチワ
アトランティスだった。またミュー大陸
ランティスは太西洋の海底に沈んでい
る。かつて太西洋は陸地であり、それが
アダムスキーも臂っていました。アト
海底が隆起しているのだと思いますわ。
Ⅲいたことがありますかl私はこれが
大変動の始まりだろうと思っています。
いる新しい火山島ですがlこのことを
陸地になるでしょう。北大西洋のアイス
というのは、大変動が起こったとき、
ァ「エドガー・ケイシーは心霊的です」
まず曾下にアリスは断言した。これは
カリフォルニアのグループの説明と一致
ランド沖にあるセルティ勘は今爆発して
「私は彼の言った事柄のいくらかは尊重
サィキヅク
する。アリスは続けた。
していますが、彼が得た情報のすべては
とがあります勾準者注Ⅱアリス・ポマロ
ゆがめられています。彼自罫の理解力に
よってね。私は彼の著弼を研究して、以
前に出していた機関誌に論文を醤いたこ
見地から同じ情報を分析した論文を戯せ
ィはかつてラウソドレクーと題するUF
Oと宇宙哲学の機関誌を出していたこと
がある)。そして次の号に竿餡函的な愛の
ましたわ。両方を比較するためです。そ
れで、彼が四万ないし六万年ごとに自然
が変化するという蔵味でのカタストロフ
一部分であり、それでプラザーズが観測
ードの轡物を知ってい護寸か?l太平
洋諸島、ハワイ諸島、フィリピン諸島、
その他の小さな島とは、かつてのミュー
大陸の山々の頂上です。したがって私た
ちが理解するならばこれは生命の自然の
して聞き入るだけである。
るかどうか知りませんが、このような自
が言っていることは、自分で気づいてい
度を示して逆になっています。ケイシー
ネガティヴがポジティヴになるような態
に対してポジティヴがネガティヴになり
って彼らにとってはカタスト戸プィーは
かりますから準備できるんです。したが
惑星上で発生すれば、彼らは宇宙船に乗
って安全な惑星へ移動するでし生う。彼
らには(大変動が)来ることは事前にわ
するわけです。この種の大変動が彼らの
またカタストロフィーという言葉が出
たので、私はケイシーのことを思い出し
た。カリフォルニアで聞いた事なのだが
然の状態を曾っているのだろうと思いま
ダムスキーのティーチソグを何度も研究
最もすばらしいことでした。蛾初私はア
ています。人間も同梛で、ある種の物事
こちらのアリスの意見も聞いて象ようと
す。アダムスキーもこのような大変動は
ィーという点では正しいと思います。地
球は古びていて海洋は溢れています。…
…太陽に対する諸騨曇の関係は逆になっ
思って尋ねてふた。気にする必要はない
来るし、これはスペース・プラザーズが
宇宙の法則を探求するのは私にとって
ありません。
のだが、なるぺく多くの人の意見に耳を
傾ける態度は大切である。
アリス。ポマロイの熱を帯びた實葉が
静寂な室内で響き渡り、私たちは黙然と
うとしているとl」
でも一般的な意味で言って、文明は崩壊
してゆくと思います.l何かが起ころ
と思えばカタストロフィーはきません。
も勺、、、もも、、、、■、、、、、
キィですわ。私たちが本当に進歩しよう
、、、、、、、、、、、、
いうことを卒直に鰹める必要があります
わね。これこそ私たちの現状を打開する
て、しかも自身の内部で『おまえもそれ
と同じ事を(間違った事を)やっている
じゃないか?』という小さな声を聞いた
この数年間、私はこのことをうんと体験
しました。ですから間違っていると思わ
れる鞭をしたり旨ったりする人☆を見
私たちの”プラザーズ“というのは実
際は地球の同胞ではないでしょうかノ
国に例をあげて非難しているんです。
中東の闘争もこの三つの物のコンビネー
ションです。中東の各国はまさしく自分
たち自身でやっているのと同じことを他
そのすべてを働かせるエネルギーです。
状がつかめたわけです。二人の部屋には
クニーカー教徒が醤いた小さな本がある
そうで、平和と同胞愛と人類平等を信じ
ており、世界中にクエーカーの団体を持
っています。中東の櫓力者はクニーカー
教徒に問題解決の道を見い出すよう要請
しています。それでクニーカー教徒の一
グループは他宗の政治的宗教的な重要人
物に数年間話しかけました。それは大変
興味深い本で、政治、宗教、その他あら
ゆる面から説いてあり、今は何も持たな
いパレスチナ人の現状も述ぺてありま
す。彼らの物は彼らから取り去られたん
ですが、ユダヤ人は土地は自分たちのも
のだと考えています。土地を失ってしま
って、アラブ人がずっとそこにいたから
私は考えるんですが、意識や生命には
ですわ。
ノ
'
25
し、次に自分自身の印象を得るようにし
ました。アダムスキーは實いました。
『自分が自分自身の教師なのだ』と。
また何度も次のように言っていました。
『私はあんたに何も教えることはできな
い。あんたが自分の内部に持っている物
に気づかせるだけだ』
プラザーズも私に印象を与えているん
です。あるとき一一一日二夜眠れないことが
ありました。夜はベッドに欄たわり、昼
は外を歩いたり樹木の下に座ったりして
四つの韮本的な力の相互関係を理解しよ
たのもあるということです。また彼らが
實ってましだ。例の女子曾者です。アダ
ムスキーによれば、いわゆる予言者の實
葉は真実なのもあるし、本人の理解力の
欠乏や特殊な理解力のためにゆがめられ
有名になり始めると、そのことがニゴに
影響を与えて、自分は重要人物なのだと
感じるようにたり、あらゆる噸をゆがめ
始めるんだとも語っていました。言い替
えれば、最初彼らは真実の予知を得たり
するんですが、あとになるとそれを脚色
するようになるんです。これは彼らが自
分の名声とエゴにおぼれてしまい、内部
の声を明瞭に聞かなくなるからです」
見分ける方法
本物と一一七宇宙人を
宮「アダムスキーは未来について何か言
うとしました。これは魯物で学んでもど
うしても理解できなかった蕊なんです。
長い時日を要しましたが、結局わかった
んです。彼らが私に教えたんです。なぜ
ならその相互関係が存在するということ
を彼らは内部で知っているからです。
うに筒って歯した。『人間は自然の法則
に従えば未来を予知できる』と。そうか
もしれませんが、別な意味で言えば、人
マインド
ア「いいえ、彼は一般的な意味で次のよ
っていましたか。。」
それでビスタから帰ったあと、世界全
体が開けてきました。生命が自分の内部
にあるということがわかれば、自分の疑
問に対する解答を自己の内部から引き出
せるのです。そのとき私は万物の一体性
ければ予知はできないとも言っていまし
た。たとえば、現在の世界状勢を例にあ
げますと、早晩中東かどこかで爆発して
間は”心“というものを知らず、そして
自分が何をやろうとしているかを知らな
ロフィーと同じ法則があてはまるんで
戦争が起こるでしょう。しかし本当の賢
た。ですから個人にとってのカタストロ
とその相互関係を悟ることができまし
す。
フィーは基本的には同じ原理に従うので
あって、一惑星または太陽系のカタスト
宮「アダムスキーはニドガー・ケィシー
に関してはっきりと言っています。自分
アダムスキーは特にスペース・ピープル
せん。正確に言えばだれにも予知はでき
ませんが、一般的に言えば、できます。
人が出てきて、人介が戦争を回避するこ
とに耳を傾けないとは、だれにも言えま
に関して何か首っていましたか?」
わ。彼はジーソ・ディクソソについても
ア「サイキック(心璽的)だと言っただ
けです。アダムスキーはこうした甑顛の
人とに対してはいつも非愉に寛大でした
たちはスペース・ピープルだと名乗る人
上がやって来るだろうし、自分たちはど
こそこの惑星から来たんだ、これこれの
事が発生するぞと言うだろうというんで
す。大変事が発生するだろうと彼らが告
げ始めたとたん、それが本物のスペース
・ピープルでないことがわかります。な
ぜなら、本物のスペース・ピープルは地
球人が発生する変事について予知できな
いことを知っているからです。私たちが
非常に混乱しているのは〃心“が混乱し
ているのであって、私たちは実際には自
分自身を知らないのですわ」
久「第三次大戦についてはどうです?」
ア「私にはわからないわ。世界を破滅さ
せるような戦争はないと思うわ。あちこ
ちでの爆発はあるでしょう。これは私の
意見にすぎませんが、アダムスキーはこ
れについて何も言わなかったものの、こ
の十年間に多くの戦争が起こっています
ので、局地的な戦争といえるようなもの
はあるかもしれないけど、ソ連、中共、
米国などが大戦争を望んでいるとは思え
ないわ。今度戦争が起これば、勝者とい
うものはいないでしェう。核兵器を使用
すればすぺてを失うだけですものね」
宮「アダムスキーの本によりますと、地
軸が傾くと撒いてあります。アダムスキ
ーはこのことでもっと詳細に送べていま
したか?」
ア「いいえ。アダムスキーがこちらへ来
た頃は、まだプラザーズは調迩していた
んです。惑星は太陽に関連してその磁極
を変えます。これは自然現象で、プラザ
ーズが地球へ来たときはこれを観測して
いたんです。アダムスキーが去って行っ
はり観測を続けて発生時期醤調べていま
た当時、プラザーズにも結論は出ず、や
した」
うか?」
宮「いつ起こるかをプラザーズが知った
とすれば、私たちに伝えてくれるでしょ
ア「伝える方法があれば伝えるでしょう
し、宇宙船があれば飛来して私たちを救
宮内氏は嬉しそうな声で聞き返す。た
出するかもしれません」
宮「ほう、そうですか?」
うのは地球人全体を意味するのか、それ
だしアリスの答で「私たちをe⑧」とい
いるかもしれ鷲せんがI、次のように
とも我を少人数のグループを意味するの
かは尋ねそこねた。
ア「ええ、私はそう信じ主すわ心アダム
スキーは倉っていました。『彼らは来ま
せんよ』と……。たぶん各地にコンタク
トマンと称する人為がいてl日本にも
宮うからしれません。
『大変動が発生するから私たちと一緒に
来なさい。プラザーズが宇宙船で救いに
、b
『大変動が来ます。私たちと一緒に行き
、、もも■、b、、
来てくれます。もし私たちを償ずれば、
あなたを救出してくれますよ』
こんなことはウソです。しかし本物の
プラザーズは大母船でやって来て、だれ
に対しても次のように實うでしょう。
ももも、
彼らは(特定の人だけでなしに)だれ
たければ、連れて行きましょう』
、、
にも味ぴかけるでし虫う。だって万人は
兄弟ですし、アタマのある人なら彼らと
一緒に行くでし壁うから’・特定・人
 ̄
pワ
」
顔だけに呼びかけることはしないでしょ
う。おまえば善良だから連れて行ってや
はプラザーズはしないはずです」
る、おまえば別な事を信じているから連
れて行ってやらない、というようなこと
宮「これは私の意見ですが、もし核戦争
があればプラザーズは地球人を助けるだ
ろうが、それが自然のカタストロフィー
ならば、彼らは助けないんじゃないので
すか」
ァ「遮います。全然逆です。ミャウチ。
もし自然のカタストロフィーならば、そ
れは人間の過失ではありませんから、彼
らは最善をつくして地球人を助けるでし
ょうが、地球が自身の手でカタストロフ
ィーを起こすならば、自分でその若し糸
を負わねばなりません。これはカルマで
す。プラザーズはこれに干渉できないん
です」
宮「そうですね。それはわかっています
が、私の意見は、もし核戦争が起これば
それはたぶん私の過失ではなくて、政治
屋、誤った経済、または悪人がやること
でしょう。でも自然の物事は……私は生
まれ変わりを信じますので死ぬことを恐
れませんが、戦争で死にたくはありませ
ん。戦争は他人の過失です。だからそん
なふうに考えたわけです」
ア「あなたのおっしゃることはわかりま
すわ。この問題は私たちには簡単に理解
ないんですからl・人々臓鬮のために
次のように脱側していました。『スペー
在を伝えているけれども。真実のコンタ
す。つまり、”同乗記“はたしかに他の
惑星から来たスペース・プラザーズの存
ダムスキーが名前を貸したというんで
にも沢山います。
愈を引かせていました。こんな人間は他
られたというんです。また、アダムスキ
陸した円盤の中へ入り込承、内部を見せ
んです。その人はプラザーズが連れて行
るんです。絶対に事前には来たいで、必
ーがどこかへ辮演に行くと、二週間後に
他の男が同じ場所へやって来て繍演をす
ーの名声を利用し、そして自分の方へ注
ずあとになってやって来て、アダムスキ
ア「私はその噂に同意できません。私は
アダムスキーこそ真実のコンタクトマン
と。そして『夫は遮れていかれ、喪は…
ブルにも述べてあります。『ある人は連
れて行かれ、ある人は残されるだろう』
り、むしろ軍部や政界のリーダーが彼に
と。アダムスキーは民間の普通人であ
へそれを伝える方法を持たないからだ』
としないし、聞き入れたところで一般人
、bも
…』。どんな状態になろうと私たちには
ない人たちが書いた書物がずいぶん多く
あって、それらは自分の想像をつけ加え
謎んだだけでUFOについては何も知ら
アメリカには、アダムスキーの著懲を
ニセ宇宙人は
カタストロフィーを贈る
だと思います。アダムスキーは繰り返し
す。これについてどう思いますか?」
って乗せてくれたのではなく、砂漠に瀞
尽くすでしょう。プラザーズが援助する
ことによって安全に国へ帰れる人もある
でようし、死ぬ人もあるでしょう。です
からその意味でならプヲザーズは地球人
を守るでし聖うが、私たちが自分のカル
マに従えば、自分のおかした過失に苦し
まねばなりません。このことを理解する
ス・プラザーズは軍人や政界の指導者に
ぱ、なんとかして逃げるでしょう。戦争
が起こってもあらゆる人が死ぬわけでは
のはむつかしいのですが、プラザーズは
クトマンは米空軍の将校だという噂で
そういうふうに見ています。これはバイ
故意にコンタクトしない。なぜなら、芦』
うし尤人右はプラザーズの言葉を聞こう
わかっています。しかし私たちが誤りを
して絶・えず闘っていました。アダムスキ
黙らせようとして圧力を加えるのに対抗
これこれのUFO関係密を説んだといっ
て焼き直したものなんです。沢山の人が
はずです。その見分け方をいろいろとア
ば、どれが本当でどれがウソかはわかる
て私に手紙をくれます。あなたはどう思
いますか?基本的な事を理解していれ
のではないかと思います。アダムスキー
指導者がプヲザーズに話したことがある
指導者へ伝えたのです。ときには政界の
はプラザーズからのメッセージを政界の
ーこそ真のコソタクトマソであって、彼
お虎か
装うし、他人を傷つければ、それに気づ
おかさなければ早晩良いことがあるでし
こうが気づくまいが、代償を支払わねば
ならないでしょう。
つまり二通りの道があるんです。もし
過失をおかしてそれに気づかない場合、
わざとやったことではありませんから、
代償はさほどきびしくはないでしょう。
ダムスキーは話してくれました。もしU
FO醤や自称コンタクトマンたちが人間
はプラザーズと世界の政府間と叫鐸が橘
渡しをしてい;ですからl・そう、
私は固く償じますわ」
だけど、悪い事だと知っていながら何か
をわざとやるならば、代償は大きいでし
ら、もうそれがどんなものかはわかりま
の悪い運命やカタストロフィーなどを語
り始めて『私について来なさい。あなた
を助けてあげよう』などと贄ったとした
久「これは単なる噂ですから、気にしな
さんな」
ょう」
プラザーズは軍人に
ダムスキーは真実のコソククトマソでは
久「日本でこういう噂があるんです。ア
トをした、円盤にも乗ったと称していた
いて語っていました。その男はコンタク
ますわ。アダムスキーは特にある男につ
ね。アリス・ウェルズが言っているよう
に、あらゆる人が時流に乗ろうとしてい
(プラザーズは)万人を愛していて、こ
『私たちは梁んな兄弟であり、私たちは
です。
ダムスキーに次のように言っているから
す。なぜなら、プラザーズは私たちやア
久「ずいぶん多くのデマが出てきますわ
クな背殿を持っています。生まれ変わり
なくて本当のゴンタクトマソは米空軍の
:忍
や学ばねばならないレッスンなどがあり
高級将校で、その人が醤いた体験記にア
コンタクトしない
ます。ところで、もし核戦争が発生して
できませんが、私たちは自分のカルミッ
あなたは何も悪い事をしていないのなら
‘
〆
幻
の人は私たちの言っていることを信じて
じめ手配してあったらしく、隣家の妹さ
とのえたあと、家を出た。寝所はあらか
111
いるから助けてあげよう、あの人は信じ
ん夫妻の家に宿泊することになっている
クヅク家を訪問する
のである。
ていないから除外しよう、というような
ことはしません』と。
またアダムスキーが話してくれた見分
に名前を用いないということです。彼ら
け方として、プラザーズは地球人のよう
は正体を明らかにする場合、別な方法を
外へ出ると真暗闇だが、家の窓から洩
れる明りで地面はかすかに見える。隣家
といっても約五十メートル離れており、
て右折すると、白塗りの家が前方に浮か
その間は草原である。いったん道路へ出
模型がぶら下がっている。魔よけに吊り
とその夫君クック氏の住居である。入ロ
まで行ってギョッとした。なんと骸骨の
びあがった。これがアリスの妹のメリー
たものならそんな説明をするはずはあり
応用するんです。ですから宇宙人と称す
る人間がやって来て、自分はどこそこの
星の王子だとか、長ったらしい名前を告
げたり、どこそこの太陽系または何光年
彼方の星座から来たと言ったりすれば、
ウソであることがわかります。本当に来
ませんもの。真実のプラザーズはそんな
下げているらしい。
アリスは熱をこめて語り続ける。これ
かった。しかし非術にきさくな方で、一
たが、果たして警官であることが後にわ
拶をされる。六尺豊かな大男で、直感的
まもなくクック氏とメリーが出て来て挨
中へ入って右手の居間へ案内されると
ことをしません。’一七宇宙人はいつも地
球人の悪しき運命とカタストロフィーに
ついて語るんです」
までに多数のコンタクト・ストーリーが
出版されて、妙な名の宇宙人や星などが
い。アダムスキーの著瞥に刺激されてこ
これらはほとんど偽作だということらし
いに日本人の親切さには相手の腹を探り
的で、構えたところは全くない。いった
と話されるが、その態度はきわめて友好
同がソファにくつろいでから、いろいろ
にこの人は警察関係者ではないかと思っ
出てきたことは私もよく知っているが、
れをネタにしたフィクシ日ソが一時期氾
窓外には夜のしじまがたれ込めて、室
内は静寂な空気に満ちている。森や林に
包まれた区域だから、自動車の音などは
である。
応待をしてくれる。お土産物を渡すと白
親切さである。メリーも陽気な、人の好
仕方がない、というようなあっさりした
ながらの一種構えた姿勢があるが、アメ
か玄
濫したことは以前からいわれていたこと
全然ない。
人流にその場で開いて、実に鐺しそうな
さそうな婦人で、よく笑いながら丁寧な
の好意を示した上で相手が気にいらねば
リ力人のそれは実に率直で、できるだけ
ブヮツク
めと言う。一同は立ち上がって荷物をと
アリスは立ち上がって、主た快活な態
度に返った。夜も更けたから行ってやす
箪者,アリス,塙。
,クック氏
メリ
●クック家の居間にて。左より宮内氏
 ̄
、け
アリスが迎えに来た。朝食をとりに来いに耳を傾けようかな、と考えますが、私
す。その論評で彼が醤いていることは、
てしまいました。これは典型的な例で
だけに気を使ったのだろうが、わざとら
アダムスキーやアリス・ウェルズの宮っ
と嘗う。一同はまたアリスの家へ行っては逆だと思うんです。真実が表面に出る
食堂へ入り、雑談を交わしながら簡単なのを妨げようとする人冷のグループがあ
ていることとかなり遮っているんです。
だからこれはどちらが完全に正しくて、
どちらが完全に間遮っているということ
けi
朝食をご馳走になったあと、同家の居間ります。そうすると、このグループはア
ヘ移動して、ここで再びアダムスキー間ダムスキーに接近して或る事を言い、更
よりも、二人のあいだの単なる混乱だと
配雛振りを示す。全く心温まるような雰囲
気だ。夫萎にしても日本人三名を宿泊さ
しい仰々しさは承じんも示さない。これ
どを持ち出して説明しながら答える。かもしれません。そのために両者間に混
題の討論に入った。アリスはアルバムなにハーーーに近づいて全く反対の事を首う
せるとは稀有の”珍事“だろうし、それ
ってすべてのアメリカ人が朶なポマロイ
らのGAPグループ間で起こったわけで
いうことがわかります。このことがこち
す。私は××のコンタクトが本物だと侭
乱が生じます。
が米人にとっては普通なのだろう。とい
家やタック家のような人でもあるまい。
重要なのは”どちらが正しいか”では
じたために失敗しました。それが正しい
サイレンス・グループの暗躍
なく、反対派が混乱を起こして、真実が
その辺りは米国に多年住んで来ないと実
久「キャロル・ハーーーについてはどう恩広まるのを妨げたことにあります。〈一一
と、発生した事柄が非現実的なことであ
中へ服を吊り下げておけとアリスから指
泊はそれぞれ別室をあてがわれた。この
大なダブルベッドを借用し、宮内氏と塙
態はつかめぬだろう。
やがて就寝時刻がきて、私たちは奥の
いますか。彼はアダムスキーのことをずIとアダムスキー間は特にそうです。く
いぶん悪く贄ってい霞したがl」
--1は非常にまじめな人で、一生懸命に
がワッソトソヘ行ったとき、彼がコンタ
△とのあいだに摩擦が生じました。××
ろうと、それは別問題として、私と△△
ものであろうと間違ったものであろう
部屋へ案内された。私は夫妻の湛室の巨
ご一Iというのはかつてアダムスキー努力したのだろうと思いますが、過失も
の助手として償頼された人であるが、どおかしたと思うんです。しかしアダムス
ういうわけか離反して、逆に攻撃するよキーも過失をおかしたと思います。たし
るわ、あるわ、夫妻の各種の服が数十種
示された洋服ダンスをあけて雛ると、あ
ある種のサイレソス・グループが暗腿し
て切り崩しを図ろうとしたこと、何者か
トラブルについて詳細に話した。結局、
の米国GAP内で発生した極右の事件や
続いてアリスはアダムスキー亡きあと
の三人は意見が一致したわけです」
クトによって伝えられていた内容は(〕U
によって砿証されたんです。だから、こ
とロ□とがコンタクトしたと称する内容
典を一面に大きく褐域して哀悼の意を表私は思いますわ」
していた。いつの頃からか消息不明とな久「フーン」
うになったGAP間の問題の人である。かにアダムスキーはまじめで熱心な人で
しかしアダムスキーが他界したときに、人頚を援助するために全生涯をささげた
り、その後、音沙汰はない。
彼が独自で出していた機関誌にア氏の写方ですが、彼もやはり過失をおかしたと
狐ぎっしりとつまっている。旦那の皮の
災靴やら極点の型の靴までが押し込んで
ある。夫妻は階上のどこかでやすむらし
い。アリスが。R且凰、冒一と言って出
ア「アダムスキーはハーーーについて何か
て行ったあと、とても眠れそうもないの
ので、ここでしばらく話し合ったあと、
で、ふたたび居間へ行くと宮内氏もいた
ア「キャロル・ハーーーやルーシー・マクを声明したでしょうが、それは全部が全
ギーヌのことは知りませんので、自分だ部真実ではなかったかもしれません。そ
o一一七宇宙人グループが巧妙な手段によ
渡室へ引き返して寝た。
数名のメンバーがそれにひっかかったと
いうことらしい。たれでアリス・ポマロ
ダイーーソグキチンの方へ行くと、すでに
暫内氏がメリーと話し合っている。私の
世界に横行する一一七宇宙人の背後には
続けたが、健康を害したり経済的理由な
どのため、それも中止したのである。
ターと題する個人機関髄を数年間発行し
離して独自な活動を展開し、ラウソドレ
って分裂を一引き起こそうとして活動し、
げの理解でしか言えません。アダムスキしてご一Iがアダムスキーに関して実に
Iがよこした手紙類から判断しますと、不愉快な事を広めようとしたのも当然で
イはカリフォルニアのグループからも分
現在コーワーカーの間で基本的に同じ噸すわ。これが、二人の両者間の相違を知
パタソの存在することがわかるわ。真実1.サリソスキー(かつてのGAPゴー
が起こっていると思うんです。アダムスって、ひず熟を直そうとするための唯一
キーが”反対派“と言っていた基本的なの方法です。私はオーストラリアのリリ
熟睡した翌朝、起きて洗面をすませ、
が言うので、名刺を出して更めて自己紹
職業について彼女が尋ねていると宮内氏
介する。UFO専門誌を出していると説
と称する人がいる、さてそこで、どちら--1側について、アダムスキーから離れ
派がいる、こちらには真実を知っているハーーーとのトラブルが起こってからは〈
パタソです。大抵の人は、あちらに反対,、ダムスキー側のコーワーカーでしたが、
を一般に知らせないようにしようとしてワーカー)から送られた騎評を髄んだこ
彼らが(反対派が)応用している基本的Jとがあります。これを密いた男は当時ア
は全く違うのである。居間に座って塙君
の関心はないらしい。つまり姉亜味の好糸
肌したが、メリーはUFO問題にさほど
と話したり右往左往していると、やがて
Lより上ら
時期が来れば従容として他界し、更に志阿
度な惑星に生まれ変われば、それでよい
のではないだろうか。
「オーソン」の意味
あれこれと渦巻く想いにかられながら
次の質問を出そうとするが、なかなか思
いつかない。ふと「宇宙からの訪問者」
に出てくる宇宙人の名が浮かんできた。
それで翻れて蕊ろとl
ァ「あの人灸の名前(もちろんアダムス
キーがつけた仮名である)はそれぞれ重
をどうしてつけたのか私にはわかりませ
から来た人だと思います。たぶんラミュ
んが、何か宇宙とか天空とかに関係があ
るんじゃないかしら。プァーコソは火星
ーやオーソソほどに高い進化をとげてば
いないでしょう。しかしよくわかりませ
ん。私はこの人が典型的な宇宙人をあら
わしているのではないかと思うんです。
私の名のアリスというのは真理という
フレッド、イソグリッド、スティーヴら
綴いてアリスは米国の政界の内幕とU
FO問題との関連について長Aと話し始
めた。その内容は大体力リブォルーーアで
るを得なかった。
から聞いた話と一致する。この荒廃した
惑星地球の泥沼状態をまたもや想起せざ
の話と同じ内容である。アダムスキーは
いて語ったが、これもアリス・ウェルズ
このあとパ・マー・ガーデンズ時代の
アダムスキーと、プラザーズの援助につ
ですからアリス・ウェルズ(ビスクのア
意味で、エリシアというのもそうです。
ア「ファーコソという意味は知りません
わ。ラミューというのは”ミュー大陸の
う”という意味で、”ラ“は当時の偉大
久「それで?」
だろうがl・
る。こんなことは中学生でも知っている
かるくかんで発音する巳‐8冒己であ
は日木譜の「ソ」音ではなく、舌の先を
そんな発音はしていない。ただし「ソ」
そうだが、これは誤りである。私が米国
で会ったアダムスキー関係者のいずれも
関係図醤でオルソソと表記したのがある
このオーソソという名を日本のUFO
ウェディングのそれだという。その写真
写真が飾ってあったので、そのことを尋
ねると、あれは妹のメリーとタック氏の
には結婚式当日とおぽしき若いカプルの
てもらったタック家もそうだった。私が
就寝したタック夫妻のベッドルームの壁
真が頓に入れて飾ってあるし、昨夜泊め
の家のあちこちの壁に駒家族や親賦の写
リカ人は血縁意識が強いのだろうか。こ
類縁者の写興が収めてある。一体にアメ
部厚な数冊のアルバムに、ぎっしりと親
持ち出して説川する。見事に整理された
重なんです」
れは個人的な鞭ですが、私にとっては貴
かけることにした。
するのも悪くはある麓いと思い、結局出
がすすまなかったが、折角来たからには
どんよりとした曇り日なので、あまり気
運転は息子さんのアラソにさせる手筈が
リスが郊外へドライブに出ようと言う。
あれこれと雑談を続けているうちにア
知る大超能力者の亀田先生のお話による
と、そんな事は全然透視したこともなけ
した宇宙的な生き方をすることが段血要
#1ん
なポイントではないだろうか。人川の短
い一生涯にはいつか終矯が来る.如何に
ジタペタ騒いでもこれだけは逃れられな
ゴ汀孑ロック可ゾ
といって、日本茶を出してくれる。こん
れば夢想もしなかったということだっ
た。|体、何がどうなっているのか見当
もつかないが、何事が発生しようとすま
な指導者の名前だそうです。
私が感じるところでは、ラミューとい
では若き日のメリーがすごい美人で写っ
全く起こらない。それではお茶でも飲め
て昼食を出そうかとアリスがすすめてく
れるが、朝食が遅かったために空腹感が
いつしか時刻は昼近くなり、あらため
ていたらしい。
ムの”バーサ〃というのは”灘かしい“
ごく少数の人にだけ重要な事実を洩らし
いました。しかし婦人たちの名前のこと
ダムスキー財団理事長)とアリス・ポマ
は何も臂わなかったわ。オーソンという
ロイというふうに二人のアリスがいるの
は意義深いですわ。私のミドゥル・ネー
没は数年後に起こるという噂が多い。小
要な意味があるとアダムスキーが實って
国とはいえ日本列島全体が海底に沈下す
という意味で、したがって私の名前が、
アリス・バーサ・ポマロイというのは”鰯
かしい真理”という意味になります。こ
いと、要は自己のマイソド(心)を創造主
う人はミュー大陸にいた指導者の一人だ
ていた。
本民族にとっては大変なことだが、私の
エゴをなくし、現在の一瞬一瞬を愛に徹
の英知・パワー・意識に限りなく近づけて
と思います。言い替えれば、この惑星の
ていたが、都合が悪くて行けないらしい
仕事をして家の前に出るとアラソも来
ニューイングランドの晩秋の風景を鑑賞
ととのえてあるらしい。雨の降りそうな
郊外へのドライブに出る
た。
な場所で日本茶にお目にかかろうとは予
想しなかったので、おいしくいただい
い。二、三十年の生涯駒百年の生涯も五
母なる国ですわ。ファーコソという名前
ここでアリスは家族のアルバムなどを
十歩百歩である。とすれば、宇宙的人間
として精一杯に奉仕的な生活をし、隣人
を愛し、絶えず高次な想念を保ちながら、
るとは数万年に一度の大事件であり、日
のは”真理“を意味するんだそうです」
宙人情報“が流れている。しかもこの沈
コソククト事件にもこれに関連した”宇
列島沈没説がささやかれており、各種の
特にケイシーの予言が離盤となって日本
ら、まず疑ってかかる力が賢明だろう。
な”宇宙人情報”が耳に入ったとした
ーや信ずる人の象を救助するというよう
た場合に、地球的規模のカタストロフィ
ると、いわゆるコンタクト事件が発生し
とまことに騨鰔たるものがある。こうな
づいてはいたが、いまアリスの話を川く
とは、私も二、三の事件でそれとなく感
ス・プログラムを妨害しているらしいこ
恐るべきグループが存在し、実に巧妙な
手口で其実のプラザーズとそのスペー
「I
、ひ
29
"
■■■
、』
た。
車はノースポロの市街地へ入った。建
物は純英国風だとアリスが説明する。そ
ういえば鉄筋コンクリートの近代的なピ
ルなどは全く見当たらず、郵便局までが
教会とふ蛍がう古めかしい建築物だ。ノ
ースポ戸は辺梛な田舎町だが、アリス一
家がここへ移住してさほどの年数はたた
しろいのは屋外に乾かしてある沈溺物の
吊り下げ方で、日本人はシャツの柚を物
干ザオに通して”正立像“にするが、彼
らはシャツその他をサカサにして、すそ
の方を》璽魎ヒモにとめてぶら下げてい
車は次第に糊の方へ進んで行く。何の
変哲もない広大な水面が展開してくる。
の”発展ぶり“を彼女が話す。しかしス
ないのに人口はこれこれに増加したと町
ヵ人の卒直な意見らしい。息子さんのア
ランもミノルタの一眼レフを持っていた
が、ある日野外のペンチに腿いてちょっ
と眼を離したすぎに盗まれたと残念そう
に話し、結局ロッコールズームレンズだ
けが残ったが、アタッチメントがあれば
自分のカメラにも使用できるだろうと實
ー.ハーマーヶットが限についた以外店ら
じており、ずいぶん勉強もしたらしく
たが、その話ぶりによると社会万般に通
でた才女であることは大体にわかってい
アリスは実に知的な女性で、文才に秀
う。
た。この湖の近くにワチューセッッ山と
しいものがあまりない。日本のようにす
る。
セッッ湖というのであることがわかっ
道路ぎわの標識を見て、これはワチュー
いうのがあり、ここは冬季にスキー場と
ぐ近所に雑貨店や各種の店があって日用
品や食料品は何でもすぐに手に入るとい
う便利さはないので自家用車を持たねば
生活はできないだろう。これはビスタや
オーシャンサイドでも痂懸したことであ
のリフトのふもとの駐車場とおぽしき広
場へ出て車を降り、しばし休南噸する。空
気が実に新鮮で、さわやかであり、思い
の域を出ないようだ。彼女の日本への憧
ックリきた。やはり日本の実態を十分に
にかのはず染に、日本にはまだゲイシャ
ガールが沢山いるのかと聞いたときはガ
関しても相当な知餓を有しているが、な
て、博覧強記ということらしい。日本に
して賑わうのだとアリスが説明する。そ
る。この点、国土が狭いせいもあろう
メージは依然としてブジャ了ゲイシャ
腿識してはおらず、彼女のもつ日本のイ
侭ざ
きり深呼吸すると骨のシソまで清純な活
が、日本は実に物資の魁富な国で、どこ
いると、かつて親友のカーーソグハム氏が
感歎していたのを思い出しながら窓外の
の町へ行っても町中に商品が満ち溢れて
力に満たされる思いだ。これが櫟露噸だっ
やがてまた車で元の方向へ引き返し、
たらすばらしい行楽日和だろう。
丘なの間をうねる道路をぶつ飛ばして、
ノースポロの町の方へ出て行く。途中、
通過しない、ゆえに一時停車の規則など
わく、あの線路は一日に一度しか汽車が
と曾うと、彼女、商らかに打ち笑ってい
ないのか、日本でなら処罰されるだろう
ので大いに鰯き、なぜ線路の前で停車し
などどこ吹く風とばかり平気で通過する
あるメーカーの一眼レフで、輸出向きに
て、日本製カメラを持ち出した。見ると
を往来していたが、また居間に顔を出し
ける。アリスは隣のタック家とのあいだ
くつろいでお茶を飲熟ながら、雑談を続
イ家へ帰ったのは四時頃である。居間で
ドライブを終えて再び森の中のポマロ
ック氏、その向かい側にメリー、私は一
ブルを囲んで席につく。ホスト席にはタ
.〈Iティーが開悩されるのである。
今夜は隣家のタック家で歓迎のディナー
いると、そろそろ夕食に行こうと言う。
いながら撫然たる面持ちでぼんやりして
ぷ
れが”東洋の神秘“的なものを一歩も出
ないとすれば、その偏見を是正するよう
にこちらで努力しなくてはなるまいと恩
は無用であるが、スクールパスだけはそ
としきりカメラの話が出たが、彼女の脱
作られているカメラである。ここでもひ
方の側にアリスと並び、その反対側には
閑散とした風景をながめていた。
れが義務づけられていると。なるほど自
動車の普及した国だ。汽車などはもはや
明によると日本製カメラは抜群であり、
宮内氏と塙君が座る。なかなかのご馳走
だ。〃氏が少年犯罪について話されるの
鉄道線路があったが、アリスは一時停車
としているが、カンの巨木やその他この
時代遅れなのか。対列車関係壱交通規則の
ドイツ製品などは問題ではないというこ
すでに紅葉の時期をすぎて木上は白を
て郊外地の山間部へ飛ばして行った。
ので、アリスが運転し、私は助手席に並
んで座り、後部席に宮内氏と塙君が乗っ
地方特有の樹木が密集する森の中のドラ
イヴウェーを走り抜けるのは、なかなか
爽快である。家はまばらで、数百〆Iト
きびしい日本がそれだけにまだ後進国な
とで、これはお世辞ではなくて、アメリ
力リブォルーーァとは全く趣が遮う。おも
ーーソグルームになっており、大きなテー
へ向かう。入口を入ってすぐ左側がダイ
一同仕度をととのえてぞろぞろと隣家
ルおきに一軒ずつという過疎地である。
これらの家はすべて英国風スタイルで、
のかもしれない、と私は身の不明を恥じ
●運転するアリス。
で、このとき熟官であることが判明した。
私が、むかし商校教員をやっていたと
洩らすと、何を教えていたのかとメリー
あいあい
が尋ねるので、英語である、ただし”私
自身の英語“であると答えると、一同が
笑う。和気繭点たる雰囲気のなかにディ
ナーも終わり、そのあと居間へ移動して
ここで全員の記念撮影をする。クック氏
とメリー夫妻が互いに手を取り合って微
笑しながら顔を見合わせるポーズをとる
のを見ると、やはりアメリカ人だな、と
思う。このあとふたたびアリスの家へ引
き返して食堂でお茶を飲染ながら雑談し
ていると、赤いコートに雛ネクタイをつ
けたご主人のポマロイ氏が出て来て、外
出する旨をアリスに告げて彼女を抱き寄
せ、頬にそっとキスをする。あとで聞い
て象ろと、今夜は演奏会があるので、そ
もやはりアメリカ流であり、彼らにとっ
れに出演するのだという。瀞人たちの眼
前で堂々と別れのキスをするなど、これ
玄児
てはごく普通のマナーなのだろうが、私
たちには到底真似のできないことだ。日
本人の対異性感覚がまだ未発達なのか、
るのか、これも私にはわからない。
それとも根本的に人間観や倫理感が異な
雑談を続けるうち、夜も更けたので一
同は昨夜どおりにまたクック家へ行き、
各自指定の部屋へ入って就寝することに
なった。私はまたクヅク夫妻のペッドを
借用に及び、長々と体を伸ばした。
めまぐるしかった日とやアダムスキー
関係の情報などを回想すると容易に眠れ
ない。起き上がって窓のカーテンを少し
あけると外は真っ暗闇で何も見えない。
ベッドに腰かけて腕組糸をしながら冥想
と、アリスはアダムスキーのコンタクト
にふけっていると、かすかにドアーをノ
ックする音が聞こえる。行ってそっと開
くと意外にもアリスが立っている。何事
ならんと限を丸くすると、ちょっと話し
たいことがあるから居間へ来いと言う。
静かに居間へ入ってソファに腰をおろす
について小さな声で私を驚嘆させるよう
な話をし始めた。ある種の秘話であっ
て、カリフォルニアでも耳にしたかった
内容である。もちろん口外はできない
が、これは過去二十年に及ぶ私のささや
に入ったが、ますます典術して眠れな
かなアダムスキー問題普及活動を決定的
に価値づけた悩報であった。感謝して
(38口荷頁・と旨い残し、またペッド
い。まんじりともせぬうちにいつのまに
か夜が白交と明け始めた。
早目に起床して洗面をすませ、身仕度
をととのえて、アリスの家へ行く。軽い
朝食をすませて、十一時頃、いよいよ出
発と相成った。食堂にいたとき、タック
氏が警官の制服姿で挨拶に来られた。胸
につげた金ピカの大きなバッジが美しく
師いている。ここでもクック氏はひとく
さり少年犯罪について語ったが、こんな
平和な田舎町で明青少年犯罪が増加して
やりきれないと慨歎される。腰の拳銃を
使用することがあるかと尋ねると、まだ
ない、こいつを使うのは最後のときだ、
しかし毎月一回射撃練習をするという。
別れを告げてクック氏が出たあと、私た
ちも仕度をして外へ出た。入口の近くで
ポマロイ氏が待ち受けていて、私たちと
'
△▽ひ
32
x
x
x
クのケネディー空港へ着いた私たちは、
ボストンから約一時間後にニューヨー
と涙が鏑を流れている1.
lと贄って声をつ護らせるので、見る
’-11イソグラソドノ・)とつぶやくと、
アリスも。R己旨、Z濡具ご衝・ロ-8⑫の
が出なかった。メリーが来ている。わい
一人一人別れの握手を交わす。遠慰深い
内気なこの老人に対して私はあまり言葉
わい騒ぎながら荷物を車のトランクに入
アナウンスの声が響いたので私たちは
てのひら
立ち上がってゲートの方へ進んだ。最後
の握手を交わそうとすると、アリスはス
ペース・プープザーズ流の掌をくっつける
仕草をするので私もそのとおりにする。
双方とも微笑を浮かべたあと、私は奥の
方へ歩いて行った。
飛行機が見えなくなるまで送迎デッキ
回
て大急ぎで階段を駈け上がったけれど
話は傾聴に価する。
人たちが優雅な物腰で佇んだのであろう
塵$
そのあと裏の庭園を散策したが、尽き
るともない広い敷地に見事な樹木や草花
が充満しており、清浄な空気と相まって
実に快適だ。むかし園遊会で着飾った婦
▲f古干
に先行するのか1.
四阿に私たちも暫時休憩した。木交の紅
葉が水面に美しく映えている。栄耀栄華
の夢の跡にしばし佇立して人間の運命を
想う。ここにはカルマというものの一大
典型が存在するのだ。やはり精神が物質
ラフィックデザイナー大西氏や大日本印
刷一三Iヨーク出張所長の福永氏らと交
.〈-卜を訪れて、ここでGAP会員のグ
る車でロングアイランドへドライブに出
た。同行者は宮内氏、塙君、私の三名で
ー・マソシ国ソ。これは閑静な地に残っ
ある。目指すはオールド・ウェストペリ
ている昔の富豪の大邸宅で、現在は市が
ら能
管理して一般に公開されている。これが
実は映画「ある愛の詩」の舞台になった
名所だというので福永氏が特に行楽のⅡ
標にしたらしい。まだその映画を見てい
の関心を持つことができた。
なかった私は、むしろ先入観なしに多大
よい。
る。読者も恐れることなく訪米されると
きわめて友好的であることもたしかであ
を見て「ジャップ」と言ったのをこの耳
でたしかに間いたが、米国内の人種差別
の実態をよく知らぬ私にはピンとこなか
った。しかし一般米人は日本人に対して
橋から釣り糸を垂れている人も多い。釣
り竿は賃貸で、エサも売っている。
でっぷり肥えた中年の男が遠くから私
いている。すべて白人ばかりで、私たち
以外に東洋人は全く見当たらない。感心
したのは停泊している多数の釣り船で、
すべて純白のペンキで美しく塗装してあ
り、汚れた船体は限につかない。長い桟
返している。しかも日醗とはいえ霧が深
くたちこめて海の遠望は不可能なのに、
よくもまあ人が出るものだと福永氏も驚
周辺を遁遥すること二時間、ふたたび
単に乗って今度はジョーソズ・ピーチへ
行く。ここは魚釣り場として名高い行楽
地である。到着して承ると、いるわ、い
るわ、数千人の客が詰めかけて、ごった
歓したが、特に十日は福永氏の運転され
い日々をすごした。たびたび宮内氏のァ
してゆっくりと羽根を伸ばし、実に愉し
十一月十三日まで滞在したが、その間、
七番街のホテル・アメリカーナを根城に
れていると、アランが”彼女”をつれて
車でやって来た。ペティーという名の初
めて見る可愛い娘さんだ。メリーに向か
って丁重に挨拶したあと、アランにも挨
拶し、そばのべティーにも別れの言葉を
告げたが、どういうわけか何も言わず、
奇妙なものを見るような顔つきで我々日
本人の動作を見つめている。
で見送るからというアリスの言葉を忘れ
ずにいた私たちは、動き出した旅客機の
窓からデッキの方を凝視していたが、ど
うしたことかアリスの姿が現れない。焦
燥にかられていると、ついに機体は滑走
を始めて一旦1ヨークを目指し、急上昇
さらばニューイングランド
アリスが運転する車に三人が乗り込ん
で、走り出した車内から後方を見ると、
メリーが上半身を前にかがめながら、し
(吉元)
車で飛ばすこと-時間余、目的地の門
から入って、途方もなく広大な敷地にま
ず驚いた。小さな町ぐらいはあるこの地
所のまん中に大きな母屋が一軒ポッソと
建てられて、あとはすべて庭園となって
いる。駐車場の近くにテーブルがあちこ
ち世いてあり、家族づれの行楽客が弁当
を開いて楽しく俺蕊をしている。私たち
も一台のテーブルを囲んで、啓子さんの
後日アリスからの手紙で判明したこと
だが、彼女は屋上のデッキへ行こうとし
も、デッキへ出るドアーが開かなかった
の秀才で、アメリカ文化や政治問題等に
関して骸博な知識を持たれるので、その
心尽くしのおにぎりを.〈クつきながら愉
快に語り合った。福永氏は早大政経出身
ためにまた駈け降りて、ロビーの窓から
離陸状況を見つめていたという。旅客機
が雲間に消えたあとも、しばらく大空か
ら眼を離さなかったということだった。
付記
s量③割團臆…l・
私はふたたびつぶやいた。旬日⑱葛⑩一一
して行った。
になっていないが、その笑顔はひどく美
きりに日本式のお辞儀をしている。サマ
しい。
車はノースポ戸の市街地を通過してボ
ストンへのハイウェーを飛ばして行く。
〈1バード大学を見学したかったが、
時間の余裕がないだろうとアリスが言
う。
約二時間後にポストソ空港へ到着。時
間が余ったので、ロビーのペンチに座っ
て、くつろぎながらここでもアリスとし
ばらく話し合った。いつか日本へ行きた
いと言うので、ぜひ来てくれ、大歓迎す
ると激励する。出発時間が刻点と迫って
くる。なにかやるせない気分に包まれ
て、いても立ってもいられなくなる。
司凹忌笥B-8z①割国苗】目昌(さらば
●左より宮内氏.筆者.福永氏,塙、
'
 ̄
34
▲■■■可○一日■勺Ij0S0‐
↑
ってきました。
お忙しい中、その後お元気でお過
ごしでしょうか。私の方は肉体的な
不調はありますが、色女な楽しさが
増え、一日一日が充実するようにな
昨年の総会の時はまるで私も久保
田先生と米国へ同行したような楽し
い雰囲気で過ごさせて頂きました。
GAP壱三lズレクー町・記号も楽
しい気分で総会時を思い起こしなが
ら魏主せて頂き、嬉しく思っていま
す。
今生の月例会は四月、五月、七月
と出席し堂したが、五月の時に発表
ニーズレター鎚号9頁の謎のクリスフドゥー・クリシニナムルティーの
十六日にはちょっと興味深いこと勉強中です。
を発見されたので報告しますと、壹一話は変わりますが、記号までのジ
ったところで「全部で七人の人物がいう飴でした。
ダル・ペソダソトの写真を亀田先生続きの部分をできたら連戦して頂き
に見せたところ、即座に「これは宇士いのです。難解な部分もあります
宙の物で地球の物ではありません。が、醜めぱ醜むほど新たな意義を感
根拠憾あり童せんがl」と答えらじさせられ霞す.ぜひ鏑願いいたし
れ、さらにzT面白いものを見せます。
てあげましょう』と言いながら拡大七月の月例会の時に、久保田先生
レンズでアダムスキーのペンダントは地震の率を飴していましたが、六
の写真をのぞきながら、机上に腿い且一十四日に私が亀田先生に聞いた
てある紙に何かを醤き出しました。ところによると、又×年の冬でた
初めにまザ下の写真ミソダソトい時期に房織沖地震、xx年に遠州
の裏側)を見ながら図lのように人灘地震があるかもしれません。また
物像が出来上がってゆき、描き終わ訂正するかもしれませんがI-Lと
いるから見てごらんなさい」とおっ私は先生が以前話されたように、
しやるので、私も拡大レソズを借り「絶対死なないという確信と、災厄
て見たところ、数字で番号をふったの時にはその場所に絶対にいなど
①の二重丸のついた椅子に腰かけてという心中のイメージ法を応用して
左手を膝に置いた人と、③@の人、いますので心配はしていません。砿
⑤の正座した人、②のあたりにダルかにこの頃は短期間内に世界で巨大
『のような形をした人?が見え、地地震が次盆と発生していますが、私
一百Iズレターの作成、毎日の手紙
開発したいと思い、少しずつですがって下さい。
います。私も先生のような超能力を季節の変わり目にお体を大切腱頑艇
とアッという間に時間が過ぎてしまかれていることでしょうが、どうか
亀田先生の所でお話を聞いているの整理等で恐らく馬車ウマ以上に勘
れましたo
め、「非常に薄いが、前に水のあるこの頃、特に実践・哲学の霞要性
洋館が見える』と替われ、十分近くを強く感じています。以前害Zlズ
かかって図2にあるような三階あるレター記号「戸」欄に掲載された時
いば屋根裏室のような建物が描き上の突破ロは開かれた感じです。あと
がり、私も心を静めて見ましたが、は浬自身の実賎いかんにかかってい
左側に小さな家と、絵のほぼ中央にると思っています。亀田先生はカー
位躍する屋根裏室のある建物の他にFの透視が出来たって仕方がないと
はあまり良く見え堂せんでした。あっさり替われ、日常生活に応用し
先生がおっしゃるには「左側の小なければ何の利得もないと實われま
さな家を壊して大きな家を建て直ししたが、考えて熟ればそのとおりで
たらしと。それに「今あなたが透ただ初歩の段階としてカードからの
視しているのは、あなた自身の力で方が入りやすいのだと私が實いまし
見ているのではなく、私のエネルギたところ、うなずいておられました。
Iで透視しているんですよ」と宮わ先生は「UFOと宇宙』の発行や
された亀田先生の所へ六月二十四日 田先生のおっしゃるところでは「皆の家のまわりの小動物段麹虫たち
初めて訪問し、会う前はどんな方な 手に何かを持っている。oの二重九もいつものょうに飛びまわっていま
のかと少A緊擾の蝋がありましたが をつけた人物が中心人物である」とす。もしそれらが急にどこかへ移動
し始めたら先生の所へ連絡(電賭・
会った途蝋にそんなものはどこかへ いうことです。
さらに今度は上の写真(ペソダソ電報」しましょう。その前に意職に
行ってしまい、気さくで若々しいの
に驚きました。あらかじめ用意して 卜の表側〕を見ながら、また描き始よる印象が来るかもしれません。
いた八つの質問にも丁寧に答えて頂
き、帰りぎわに六月二十六日に超能
力療法公開実験ジ日ソ・ケイソにあ
なたも出席しませんかと鶴われて、
当日出席した時に、初めてシ図ソ・
ケイソ氏の属の辺に薄緑色のオーラ
を見ましたb患者の一人の婦人の右
肩にも同色のオーラ左見ることがで
のことでした。
きました。飽田先生に聞きましたと
ころ、その色は親切心ではないかと
私は亀田先生の持たれる超鰭力と
は別に何か不思鎚な魅力を感じ、七
月の十五、十六日にも肋ね、私自身
の事や家族の噸等で色点アドバイス
を受けたり、先生の考案されたピラ
ミッドからエネルギーを受ける方法
を教わり、楽しく過ごしました。
亀田先生に透視を
依頼しようとする人へ
亀田一弘先生に透視をお願いしてアドバイスを受け
ようとする方は、左記の項目を厳守して下さい。
(日本橋側から墨田川方向へ新大橋のたもとまで行き、右側数軒
仙住所〒皿東京都中央区日本橋浜町三-四-四八
手轍地下鉄日比緯線又形町」堅P車、徒歩十分)
釣あらかじめ電話をかけて秘密の方に日時を指定して頂
き、その時刻の十分位前に本人が直接行くこと。絶対に
②電話六六六-六六二四
③子
予告なしに行かないこと。
四相談料一時間につき五千円。終了時に納入。
関麓で先生の紹介配事を見た」と告げること。また、電話だけで
●注意Ⅱ乳幼児を連れて行かぬこと。電話による予約時に「日本GAP機
地震がいつ頃発生するか」というような衝間は絶対に避けて下さ
相談をもちかけないこと。たとえば冠話をかけて「どこそこに大
い。遠隔地の方は手紙で質問を出して可なるも、なるべく簡潔に
記し、関係者の写真(鑓近三カ月以内に撮影のもの)と現金五千
山人の捜索、職業の適否、自己の運勢、寿命等何でもOK)。
円を同封して下さい。質問内容は人生問題全般に及びます(緯
麟、就蝋、進学、家屋新築の方位、病気治療の方法、紛失物、塚
〒剛東京都新宿区愛住町皿、虹ピル三○三号虹有社
⑤著書「透視術入門」亀田一弘著曹五五○〒一六○
だれでもできる透視能力開発法を詳述した、この種の図醤中では
白眉の解説醤。まずこれを熟認されるようおすすめします。
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35
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●ペンダントの裏側。黒線で囲んだ部分
が亀田先生による透視範囲。
●ペンダントの表側。白線で囲んだ部分
が亀田先生による透視範囲。
諺
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笈
●上の写真の範囲内に図のような光景を透
視された。(亀田先生自筆スケッチ)
●上の写真の範囲内に図のような光景が見
えるという。(亀田先生自筆スケッチ)
-頁
」
●記念すべきフェニックス・ガゼツト紙
ジョージ・アダムスキー箸「宇宙からの肪問者」(ユニバース出版社刊)第88頁
に「11月24曰にフェニックス・ガゼット紙が私と金星人とのコンタクトに関す
る囮亭を掴画したか、これにはnUf聞社へ報告した四名の目撃醤の写真も添えて
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B6判
272頁
¥750
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の驚異的事実物語は、本誌第二号に禍救されて当時の読者を熱狂せしめたが、い
ま新装なった単行本として同著希によるすばらしい関連記蛎一一一鮒をあわせ収録し
一九Ⅲ○年七月四日夜、米ニューメキシコ州ホワィトサンズのロケット実験場
に突如一機の円盤が着陸し、内部から禅く不思縦な洲に誘われて乗り込んだ科学
者フライは、ニューヨーク上空までを.。》1分間で伽紅するノその間、円盤の推
進法や宇宙人の故郷と超絶した科学、哀れな地球の現状等を知らされるというこ
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三ル・フライ箸/久保田八郎訳
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ニューギニア鳥パプアで一九況几年に(大UFO出現ブームが発生した。島内
の各所に円盤が低空で降下し、堆々と姿を現したが、特にポィァナィにおける出
現は劇的であった。地上数十メートルの位置に悴川した円盤の上部から、数潴の
”人間“が、歓声をあげて手を振る島民たちに手を振ってこたえる。この鯖異的
明に伝えたすばらしいドキュメントノ史にフランスで発生した「火の玉UFO
事実を現地在住のクラットウェル神父が徹底的に調在報告し、大事件の全貌を克
事件」と「多条光線を放つ円盤」他四篇を禍戦したノ
付・フランスの柊寄・火の玉UFO事件/冬丞未光線を放つ円盤
瞥店にない場合はユニバース出版社へ直接ご注文ください。
あらと力て流着信増るノ・UFO研究新必読の杵。
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B6判
268頁
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スタンフォード大学での地球外文明共同研究
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定価390円
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本GAP月例研究会
★
★
日本GAPは左記のとおり東京本部、大阪支部、高知支部
新潟支部、熊本支部の五カ所で毎月「月例研究会」を開催し
て宇宙哲学の研鋼、UFO研究、情報交換、テレパシー練
習、会食(夕食)等を行い、会員の精神的向上と親睦を図っ
ています。近辺の方はぜひご参加下さい。出席者は会員に限
★
改札ロの典向かい。会館正面に向かって左側の入
ロから入り、奥のエレベーターから四階へ行く。
3、会蕊二○○円。
(828)2111.国電上野駅の「公園ロ」下車
1,日時毎月館二土噸日、午後二時より六時まで。
2、会場上野公酬内「東京文化会館」四階会議室。電話
ります。
会
例
京4、携行品テキストとして「テレパシー(文久譜林刊)」を持
東
★
★
★
参。二時↓一一一時Ⅱ「テレ.〈ツー」識義、三時↓四
時半Ⅱ代表挨拶・報告・テヒ〈ツー練習・休憩、
四時半↓六時Ⅱ自己紹介、研究発表、質疑応答。
5、夕食会研究会終了後、同じ会場で希望者の糸の夕食会を
開脳(食事代は各自持ち。四○○円程度)
1,日時毎月筋三日噸日、午後一時より五時まで。
会2、会場大阪府吹田市出口町四丁目、「吹田市民会館」電
話(388)7351。国鉄または阪急電車「吹
例
田駅」下車。
阪
大3、会餐一○○円。
4、携行品テキストとして「宇宙哲学(たま出版刊ピ「生命
の科学(文久醤林刊とを持参。
U△ロ閂餌駁痔加Rn幹外一pH”叩pH庁
会2、農具、蔚田缶Ⅲ浅蔚Ⅲリニー
〔×話
足立一且宏新潟市五十圃中島二九四一一一隠潔
室会場不定につき近辺の方は足立氏宛
4321
●7月10日,東京文化会館における日本GAP東京月例研究会。
熊本例会
携会会日
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鱗iiiiliiMliil(
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G・アダムスキー久保田八郎奴
鰯宇宙哲学鱸
¥750〒160
東京都新宿区納戸町33土ま出版握替東京94804
上il己2点共、スペース・プラザーズとの
一体化を図る上で遮要な安科となるもの
です。他所-では入手-むきません。ごiLl:文
I±必ず日本GAP宛直接に振替でどうぞ。
東京都文京区白山l-29-j2
撮瞥・東京2521TEI.(813)2495
文久書林
しjE金星人は「宇宙からの訪問者」第2部で
オーソンという名で出てくるが、これをア
氏の妃録やアリス・ウェルズのスケッチlこ
もとづいて女流画家ゲイ・ベッツガ描いた
名画の写真。(キャビネ判)(カラーが典)
--百■エゴ面■口鈩学Hml-可8■、-,8,.鋲・了エ君L・・FⅡ洞
アダムスキーの弟子でありコンタク笏
②この金星のシンボル・マークの中央lこある
眼は"すべてを貝透す眼同で、宇宙の意職を
あらわし、周囲の四層の星は人間のマイン
ド(ID)の発達状態をあらわしている。(サー
一でもあったフレッド・ステックリングのすぱら
絶賛.’
①オーソン肖像写真
②シンボルマーク
 ̄
①1952年11月20曰、カリフォルニアの砂漠で
アダムスキーが劇的な最初のコンタクトを
宇宙人から伝えられた人間の生き方を詳述
テレパシー■生命の科学
ジョージ・アダムスキーノ久保田八郎訳
¥450〒160¥550〒160
しい体験記と哲学!特に幼児教育について重要
な示唆を与える。宇宙問題探求者必読の爵!
ビス判)(カラー)
フレッド・ステックリンク/久保田八郎訳
★★なぜ空飛ぶ円盤は来るのか★★
好評発売中′YG5O〒1GO
①¥500〒ICO②\200〒50一括注文の場合〒IOC
!i蝋鰯i蝿i図i1Ri鰯i殿i職翻i図i職iMi醗鰯i瞬鰯
ム3
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②
9
⑨
アダムスキー哲学三大名著絶賛発売中!
スペースプラザーズから伝えられた宇宙的思惟法
と宇宙的な生き方とを三細こ分けて詳述。GAP
会員必携の霞。注文は各出版元へ|r〔掴こどうぞ。
つてァ氏の高弟であったルウ・チンシュター
■九月中旬より二週間.幅者は会社の出襲で
ヨーロッパ各国を歴紡し、大破の資料を入手
しますが、途中、スイスのジュネーブで、か
いために広綴しませんでした。ご了解下さい。
各位に深謝いたします。この例会は会場が狭
騨腺開鵜緋鰯臨涛樒紬鰯
編集後記Ⅶ蹴灘帆剛獺W獺獺剛蝿鯛蝋風W殿
■お侍たせいたしました。ここ』にやっと調号
をお逆りできて.一忠ついています.今回の
発行蘭用は約五十万円.物価高瞬の折から郛
易ではありませんが、挫折することは絶対に
ありませんから.旨安心下さい.本誌は紹者
みずからレイアウトやタイトル部分の写奥植
字貼込み等を行いますので、その分だけ費用
を瀞かしています。このタイトル憾而夢紀念
■ご質問.ご意見があれば手紙で遠忠なくお
寄せ下さい。皆櫛のご協力に深謝します。
■ご送金は当方の事情により替留にしないで
っています.
氏が『ああ.あの人酒?」と叫んで歩み寄り・
中へ一緒に入るのを彼女は目撃していたとい
われています。この・佃衣の男・は鍵の人物
で、一税によればプラザーだということにな
を出してァ氏を迎えた”僧衣の四・を見てア
知の率実ですが.そのとき宮殿入口まで通択
として同行したのがルウで、横の入口から剛
法王より黄金のメダルを授与されたことは周
プラザーより預かった包み物を手渡したあと、
に差し上げますから、希望者はハガキで一二
ク女史に会い.蝋・資料の変換を行うべく
報下さい。
述絡中です。本麟次号にはこれに関する肥噸
■本号でもって「進歩した思索家のために」
が掲戟できると思いますので、ご期待下さい・
が完結しました。次号からア氏のすばらしい
ァ氏がヨーロッパ旅行の途次、バチカン満殿
購演録を連戦します。これは一九六五年四月、 で法王ヨハネ一・一十三世に会見し、スペース・
ァ氏が死去の政日嗣にデトロイトで行った般
後の購演で、テープから流れる迫力に欄ちた
堂々たる声は圧倒的であり、けだし絶越とい
うべきでしょう。ご期待下さい。
■好評を頂いた『米国GAP妨間妃』も鉾わ
りました。これは他の政爾を加えてⅢけ本化
らせしましょう。
する予定です。実現の見通しがついたらお知
■本号には大透視能力者・亀田一弘先生から
頂いた随想の一部を掲戟しました・先生いわ
く「過去、無数の人に接触したが、団婚陸か
会風の人達が柵神的に船も優秀だ』と。透視
によるアドバイスを受ける方は事前に本号鱗
A1
》ぬ乖頒価Soo円・送料200円
〒剛東京都江戸川区本一色町錨1噸
搬瞥京京4135912(久保田八郎名儀》
発行所日本0AP
編集発行人久保田八郎
GAPニューズレタニー刷号
郵似物には会員祷号を衝き添えて下さい.
記輌の注窓噸項を熟醜してからご肋間下さい。 必ず掻替でお願いします。当全宛のあらゆる
函唾櫟針“鰔翔棡厭》』“““嵯峨嚥州評誼
か窮屈になりましたが.これに代わる咳い会
場が見つかりませんので、当分の間、従来ど
おり東京文化会館四階大会議室を使用します。
当日は早目にご来場下さい。今秋の総会もこ
こで実施しますが、詳細は琳前にご通知しま
す。
■その他.大阪支部、商知支部、新潟文部等
でも月例研究会がn催され、活発な活鋤が展
開しています。地元の方はふるってご参加下
さい。
■去る四月十八日の大阪支部月例会には網者
も出席し、米国GAP妨問スライド三百枚を
Fly UP