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第1回認知症フォーラム in さつま町 絵画コンクール最優秀賞作品 求名小

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第1回認知症フォーラム in さつま町 絵画コンクール最優秀賞作品 求名小
第1回認知症フォーラム in さつま町
絵画コンクール最優秀賞作品
求名小 坂元宥哉さん 作
はじめに
平素より町民の皆様及び関係者には福祉行政に対し,ご理解とご協力を賜り心よりお礼
申し上げます。
さて,平成12年度に高齢期の暮らしを支える社会保障制度としてスタートした介護保険
制度は,平成18年に予防重視型へ制度改正され,地域密着型サービスの創設,地域包括支
援センターの設置及び地域支援事業の創設,地域包括ケアシステムの構築に向けた,医療,
介護,予防,生活支援が一体的に提供される体制づくりなど,ますます充実した内容にな
ってきました。
現在では,介護保険制度が浸透し,高齢者の方々が住みなれた地域で生きがいを持って
生活できるよう,各種の事業等に取り組んでおります。
本町は,高齢者数が約8,400人で,高齢化率は36%台まで上昇し,約3人に1人が65歳
以上という超高齢社会が続いています。平成22年度の国勢調査の高齢化率である,全国
23.0%,鹿児島県26.5%と比較しても本町は高齢化が大きく先行していることが伺えます。
また,75歳以上の後期高齢者の割合は以前高く,要介護認定者が約1,900人を超えよう
とする状況であり,5年後の平成32年には要介護認定者数がピークを迎えることが予想さ
れることから,団塊の世代が75歳以上に達する平成37年に向けた「地域包括ケアシステム」
の構築が急務となっております。
このため,高齢者自らが健康を維持し,元気であり続けるために,介護予防活動への取
り組みも重要な課題であります。また,一人暮らしや夫婦のみの高齢世帯等を地域で温か
く見守っていく,「支えあい」のネットワークづくりをさらに推進していく必要がありま
す。
これらのことを踏まえて,今後益々増大することが予想される介護サービスに対する取
り組みとしまして,
「地域包括ケアシステム」を具体的に進めるために,地域における「福
祉部」等を中心とした支援体制づくりをさらに推進し,高齢者が社会参加しながら,尊厳
をもって,安心して暮らせる地域社会づくりを,福祉・介護・保健分野が統一した目標と
し,この度「さつま町高齢者福祉計画・第6期介護保険事業計画」を策定しました。
今後,本計画に掲げる4つの基本目標の実現に向けて,施策を講じてまいりたいと思い
ます。
最後に本計画の推進にあたり,町民の皆様及び関係者の更なるご理解とご協力を切望し
ますとともに,計画策定にご尽力賜りました委員の皆様に心からお礼申し上げ,ごあいさ
つといたします。
平成27年3月
さつま町長
日髙
政勝
目
第1章
次
計画の策定について
1
計画策定の趣旨 ----------------------------------------------------------- 2
2
計画の性格・位置づけ ----------------------------------------------------- 4
3
計画期間 ----------------------------------------------------------------- 6
4
計画の策定体制 ----------------------------------------------------------- 6
第2章
高齢者を取り巻く現状と課題
1
本町の高齢者の状況 ------------------------------------------------------- 8
2
本町の介護保険の利用状況等 ----------------------------------------------- 12
3
高齢者アンケート調査結果 ------------------------------------------------- 16
4
高齢者を取り巻く主な課題 ------------------------------------------------- 24
第3章
基本理念及び基本目標について
1
基本理念と基本目標 ------------------------------------------------------- 28
2
施策体系 ----------------------------------------------------------------- 30
3
介護保険法の改正の主な内容 ----------------------------------------------- 32
4
2025年(平成 37 年)のさつま町の姿 ----------------------------------- 34
5
計画期間における高齢者人口等の推計 --------------------------------------- 35
第4章
基本理念の実現に向けた施策の展開
基本目標1
生きがいをもち、地域に根ざした健やかなまちづくり --------------------- 38
(1)健康づくり・介護予防の推進 --------------------------------------------- 38
(2)生きがいづくりの推進 --------------------------------------------------- 44
基本目標2
住みなれた地域で安心して暮らせるまちづくり --------------------------- 47
(1)地域包括ケアシステムの構築 --------------------------------------------- 47
(2)認知症ケアの推進 ------------------------------------------------------- 50
(3)在宅医療と介護の連携 --------------------------------------------------- 52
(4)相談支援体制・見守り活動の充実 ----------------------------------------- 54
基本目標3
安全・安心で高齢者にやさしい住まい環境づくり ------------------------- 57
(1)住環境整備 ------------------------------------------------------------- 57
(2)安全安心体制の整備 ----------------------------------------------------- 58
基本目標4
高齢者の日常生活を支える支援サービスの充実 --------------------------- 60
(1)生活支援サービスの充実 ------------------------------------------------- 60
(2)在宅・施設サービスの充実 ----------------------------------------------- 62
(3)人材の確保育成 --------------------------------------------------------- 65
第5章
介護保険事業計画
1
日常生活圏域の設定 ------------------------------------------------------- 68
2
介護保険事業のサービス体系 ----------------------------------------------- 69
3
地域支援事業 ------------------------------------------------------------- 71
4
居宅サービス見込み量 ----------------------------------------------------- 73
5
施設サービス見込み量 ----------------------------------------------------- 82
6
居住系サービス見込み量 --------------------------------------------------- 84
7
介護保険料算出 ----------------------------------------------------------- 86
8
サービス給付費の推計 ----------------------------------------------------- 88
9
第1号被保険者保険料の見込み --------------------------------------------- 91
10
平成 32 年・平成 37 年度の保険料等の見通し ------------------------------ 93
11
介護保険事業の安定的運営に向けて ---------------------------------------- 94
第6章
計画の推進体制
1
第5期介護保険事業計画の経過 --------------------------------------------- 98
2
計画の推進に向けた連携と取り組み ----------------------------------------- 98
3
計画の評価・推進体制 ----------------------------------------------------- 99
第7章
資料編
1
策定委員会 --------------------------------------------------------------- 102
2
町内の介護保険サービス事業者・介護保険施設等の状況 ----------------------- 105
3
用語解説 ----------------------------------------------------------------- 107
4
基本チェックリスト及び介護予防のための生活実態調査 ----------------------- 115
5
介護予防のための生活実態調査結果 ----------------------------------------- 116
6
さつま町基本チェックリスト回収集計表 ------------------------------------- 124
第1章 計画の策定について
1
第1章
1
計画の策定について
計画策定の趣旨
平成 12 年度に創設された介護保険制度は、施行後 15 年が経過し、保健・医療・福祉のサ
ービスを利用者の選択で総合的に利用できる制度として着実に浸透・定着してきました。こ
の間、制度の定着と共に費用も増大し、計画期間ごとに報酬改定や制度見直しを図りながら、
第3期からは予防重視型システムへの転換、地域密着型サービス、地域包括支援センターの
創設などの見直しが行われ、第5期より高齢者が可能な限り住み慣れた地域で自立した日常
生活を営むことができるよう、医療、介護、介護予防、住まい及び生活支援が包括的に提供
される「地域包括ケアシステムの構築」を目指してきました。
また、制度開始時には、平成 27 年頃に 25%を超えると予測されていた、わが国の高齢化
率は、平成 25 年 10 月 1 日現在、25.1%となっており、4 人に1人が 65 歳以上の高齢者とな
り、急速に高齢化が進行しています。今後、団塊の世代が 75 歳となる 11 年後の平成 37 年に
は、高齢者数は約 3,600 万人、高齢化率は 30%を超えると見込まれ、認知症や、医療を必要
とする人など医療ニーズや要介護リスクの高まる高齢者の増加が予想されています 。
こうした状況に対し、平成 26 年、国は新たに、住民や医療・介護施設などと連携・協議し、
地域の多様な主体を活用して高齢者を支援するなどとした「医療介護総合確保推進法」を定
めました。また、第6期介護保険事業計画の基本指針において、第5期で開始した地域包括
ケア実現のための方向性を承継しつつ、在宅医療介護連携等の取組の推進を図るとともに、
平成 37 年までの中長期的な視野に立った施策の展開を図ることが求められています。
本町においては、平成 26 年の高齢化率は 36%と全国平均値より高く、高齢者の独居また
は二人暮らし世帯は高齢者全体の約 6 割を占めています。また、要介護者の認定率が全国平
均値より高く、在宅介護者における主たる介護者の高齢化も顕著となっています。一方、一
般高齢者、在宅要介護者ともに現在の住居に住み続けたいというニーズが 8 割以上あること
など、地域社会における地域包括ケアシステムの構築が求められており、高齢者が可能な限
り住み慣れた地域で社会参加しながら自立し、かつ尊厳を持って、安心して暮らせる地域社
会の実現を目指した取組みが必要となっています。
以上のような背景を踏まえて、本計画は、第5期計画での実績を評価し、国の基本指針等
に基づきながら、「さつま町高齢者福祉計画・第6期介護保険事業計画」として策定します。
2
図表
介護保険制度の経緯
平成1 2 年度-平成1 4 年度
- 第1期 制度開始 -
全国平均月額保険料 2 , 9 1 1 円
● サービスを原則1割の負担をしながら利用する制度の開始
● ホームヘルプ、ディサービス、ショートステイ(在宅3本柱)の利用が増加するとともに、多様な
サービスの実施
平成1 5 年度-平成1 7 年度
- 第2期 制度定着 -
全国平均月額保険料 3 , 2 9 3 円
● 施設入所の適正化を図る
● 要支援、要介護1の軽度認定者の掘り起こしが進む
● ケアマネジャー等の資質向上など、サービスの質の向上と在宅介護力の強化を図る
● 介護報酬改定の実施(減額)
平成1 8 年度-平成2 0 年度
- 第3期 制度改正 -
全国平均月額保険料 4 , 0 9 0 円
● 介護予防システムの構築
● 高齢者の尊厳を考えたケアの確立
● 「量」から「質」へ、「施設」から「在宅」へ、そして市町村主体の地域福祉力による地域ケア
の視点を重視
● 要支援予備軍の要支援(要介護)化と要支援者の要介護化を食い止めるため、様々な予防対策の
もとその効果を考慮した適正な保険料を算出
● 包括支援センターの設置と地域密着型サービスの提供開始
● 介護報酬改定の実施(減額)
- 第4期 予防の強化と地域福祉との連携 -
平成2 1 年度-平成2 3 年度
全国平均月額保険料 4 , 1 6 0 円
● 特定高齢者対策や介護予防、健康づくりの推進
● 介護給付の適正化(要介護認定やケアマネジメント等の適正化)
● 介護サービス事業所に対する制度内容の周知、助言及び指導、監督等の適切な実施
● 包括支援センターを核とした地域福祉との連携
● 療養病床の廃止に向けた取組
● 介護報酬改定の実施(増額)
- 第5期 地域包括ケアシ ステ ムの構築 -
平成2 4 年度-平成2 6 年度
全国平均月額保険料 4 , 9 7 2 円
● 地域包括ケアシステムの構築に向けた、医療、介護、予防、生活支援、住まいの連携強化により、
高齢者が包括的・継続的にサービスを受けられる体制づくり
● 高齢単身・夫婦のみ世帯の増加による生活支援への留意
● 療養病床の廃止期限の延長(平成26年度末が平成29年度末へ延長)
● 施設・居住系サービスの適正な整備に関する参酌標準(37%枠)の撤廃
3
図表
介護保険法の第6期の主な改正内容
- 第6期 地域支援事業による地域包括ケアの推進と費用負担の公平化 -
(1)地域包括ケアシステムの構築
① サービスの充実
地域包括ケアシステムの構築に向けた地域支援事業の充実を図る。
・在宅医療・介護連携の推進
・認知症施策の推進
・地域ケア会議の推進
・生活支援サービスの充実・強化 ② 新しい介護予防・日常生活支援総合事業
・全国一律の介護予防給付(訪問介護(ホームヘルプ)・通所介護(デイサービス))
を市町村が取り組む地域支援事業に移行
③ 特養入所の重点化
・特別養護老人ホームの新規入所者を、原則、要介護3以上に限定
(2)費用負担の公平化
① 低所得者の保険料軽減を拡充
・町民税非課税世帯について、従来の公費負担(給付費の50%)とは別に公費投入し、
負担軽減を図る。
② 一定以上の所得のある利用者の自己負担を引上げ
③ 低所得の施設利用者の食費・居住費を補填する「補足給付」の要件に資産などを追加
2
計画の性格・位置づけ
本町では、高齢者福祉事業全般の円滑な運営を図るために、
「市町村老人福祉計画」と「市
町村介護保険事業計画」を一体とした『さつま町高齢者福祉計画・第6期介護保険事業計
画』として策定しています。法律に規定する「老人福祉計画」については、第5期からの
名称を継承し、
「高齢者福祉計画」としています。
(1)法的根拠
本計画は、老人福祉法第 20 条の8に基づく「市町村老人福祉計画」及び介護保険法第
117 条に基づく「市町村介護保険事業計画」を一体的に策定するものであり、策定を義務
付けられた法定計画です。
老人福祉法(第 20 条の8第1項)
市町村は、老人居宅生活支援事業及び老人福祉施設による事業(以下「老人福祉事業」
という。)の供給体制の確保に関する計画(以下「市町村老人福祉計画」という。)を定め
るものとする。
介護保険法(第 117 条第1項)
市町村は、基本指針に即して、3年を1期とする当該市町村が行う介護保険事業に係
る保険給付の円滑な実施に関する計画(以下「市町村介護保険事業計画」という。)を定
めるものとする。
4
(2)他の計画との関係
本町における最上位計画である「さつま町総合振興計画」との整合を図り、高齢者福祉施
策の基本的指針となるべきものとします。
また、その他の、児童、障害者福祉等の福祉関連計画はもとより、医療、保健に関連す
る計画や県の介護保険事業支援計画、県地域ケア体制整備構想、医療費適正化計画等とも
整合を図ります。
図表
他の計画との関係(平成 26 年度現在)
さつま町総合振興計画
将 来 像
基本理念
人々が織りなす元気で快適な活力あるまち
個性と知恵と協働で創造する豊かなまちづくり
まちづくりの基本目標
1 豊かな地域資源を核とした活力あふれる産業のまち
2 思いやりと温かさが育む地域福祉創造のまち
3 教育と文化の薫る生涯学習推進のまち
4 自然と調和した便利で快適なまち
5 人々の生活視点から創る環境美化のまち
6 住民と行政が協働するまち
保
健
福
祉
医
療
高齢者福祉計画
介護保険事業計画
健康さつま21
障害者計画
特定健康診査等実施計画
障害福祉計画
子ども子育て支援事業計画
次世代育成支援行動計画
3
計画期間
5
医療費適正化計画
この計画は、平成 27 年度を初年度として平成 29 年度までの3か年を対象期間とした計画
です。
なお、計画期間の最終年度である平成 29 年度には、高齢者を取り巻く今後の諸状況等の変
化を踏まえ次期計画を策定します。
平成
24
年度
平成
25
年度
平成
26
年度
平成
27
年度
図表
計画期間
平成
28
年度
平成
29
年度
平成
30
年度
平成
31
年度
平成
32
年度
平成
37
年度
(2012年) (2013年) (2014年) ( 2 0 1 5 年) ( 2 0 1 6 年) ( 2 0 1 7 年) (2018年) (2019年) (2020年) (2025年)
団塊世代が75歳
団塊世代が65歳
平成37年(2025年)を見据えた中長期的取組み
高齢者福祉計画
(第6次)
高齢者福祉計画
(第7次)
高齢者福祉計画
(第8次)
第5期
介護保険事業計画
第6期
介護保険事業計画
第7期
介護保険事業計画
見直し
4
見直し
見直し
計画の策定体制
計画の策定にあたっては、学識経験者、介護・医療・福祉関係者及び町民の代表からなる
「さつま町老人福祉計画・介護保険事業計画策定委員会」を設置し、さつま町の高齢者の現
状分析、高齢者実態調査の結果、第5期事業計画の事業評価等を基に、継続的に審議を重ね
るとともに、町民に開かれた委員会としてパブリックコメントを実施してきました。
6
第2章 高齢者を取り巻く現状と課題
7
第2章
1
高齢者を取り巻く現状と課題
本町の高齢者の状況
(1)高齢者の状況
①人口の推移
本町の総人口は年々減少傾向にあり、平成 26 年には 23,271 人となっています。
人口構成別でみると、年少人口・生産年齢人口が減少傾向にあります。
平成 26 年の高齢化率は 36.4%となっており、平成 21 年から 1.5 ポイント増加してい
ます。
(人)
40,000
34.9%
34.9%
34.4%
40.0%
36.4%
35.4%
34.6%
35.0%
30.0%
30,000
20,000
24,891
24,615
24,292
23,987
23,609
23,271
25.0%
8,688
8,580
8,364
8,295
8,363
8,461
20.0%
15.0%
10,000
10.0%
13,273
13,173
2,930
2,862
2,850
2,824
2,781
2,711
平成21年
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
13,078
12,868
12,465
12,099
5.0%
0
年少人口
生産年齢人口
高齢者人口
0.0%
高齢化率
※平成 26 年 10 月時点住民基本台帳
総人口 23,271 人
85 歳以上
490
676
648
659
856
1,009
786
729
593
537
553
515
474
404
492
497
494
419
男性 10,831 人
(人)
1500
1000
500
1,447
85歳以上(人)
85歳以上(人)
80~84 歳
80~84歳(人)
80~84歳(人)
75~79 歳
75~79歳(人)
75~79歳(人)
70~74 歳
70~74歳(人)
70~74歳(人)
65~69 歳
65~69歳(人)
65~69歳(人)
60~64 歳
60~64歳(人)
60~64歳(人)
55~59 歳
55~59歳(人)
55~59歳(人)
50~54 歳
50~54歳(人)
50~54歳(人)
45~49 歳
45~49歳(人)
45~49歳(人)
40~44 歳
40~44歳(人)
40~44歳(人)
35~39 歳
35~39歳(人)
35~39歳(人)
30~34 歳
30~34歳(人)
30~34歳(人)
25~29 歳
25~29歳(人)
25~29歳(人)
20~24 歳
20~24歳(人)
20~24歳(人)
15~19 歳
15~19歳(人)
15~19歳(人)
10~14 歳
10~14歳(人)
10~14歳(人)
5~9 歳
5~9歳(人)
5~9歳(人)
0~4 歳
0~4歳(人)
0~4歳(人)
0
1,052
974
829
830
967
824
714
583
576
506
551
473
357
456
429
444
428
0
500
女性 12,440 人
(人)
1000
1500
※平成 26 年 10 月時点住民基本台帳
8
②前期・後期高齢者数の推移
平成 26 年の高齢者人口は 8,461 人で、後期高齢者は減少傾向にあります。
総人口に占める高齢者人口の割合は 36.4%、前期高齢者は 13.6%、後期高齢者は
22.7%となっています。
(人)
10,000
8,688
8,580
8,364
8,295
8,363
8,461
5,322
5,387
5,355
5,335
5,329
5,287
3,366
3,193
3,009
2,960
3,034
3,174
平成21年
(2009年)
平成22年
(2010年)
平成23年
(2011年)
平成24年
(2012年)
平成25年
(2013年)
平成26年
(2014年)
8,000
6,000
4,000
2,000
0
前期高齢者
後期高齢者
※各年 10 月の住民基本台帳
(2)高齢者世帯の状況
高齢者のいる世帯数は、平成 22 年には 5,476 世帯で、平成 12 年から減少傾向にあり
ます。
一般世帯数に対する割合は 55.2%となっています。
また、高齢者のいる世帯のうち、33.5%が高齢者単身世帯となっています。
(単位:世帯)
平成12年
一般世帯数
平成22年
10,401
10,211
9,921
5,725
5,695
5,476
55.0%
55.8%
55.2%
1,710
1,836
1,836
29.9%
32.2%
33.5%
1,918
1,896
1,800
33.5%
33.3%
32.9%
2,097
1,963
1,840
36.6%
34.5%
33.6%
高齢者のいる世帯数
(65歳以上)
平成17年
構成比
高齢者単身世帯数
構成比
高齢者夫婦世帯数
構成比
高齢者同居世帯数
構成比
※国勢調査
9
(3)高齢者の就業状況
平成 22 年の高齢者の就業者数は、前期高齢者は 1,328 人、後期高齢者は 774 人で、平
成 12 年と比較すると、前期高齢者は減少、後期高齢者は増加しています。
総就業者に占める高齢者の割合と、高齢者人口に占める就業者の割合は減少傾向にあり
ます。
業種別内訳をみると、就業者全体では約4割をサービス業が占めているのに対して、高
齢者は約6割が農林漁・鉱業、約2割がサービス業となっています。
(単位:人)
総就業
者数
65歳以上
人口
(A)
(B)
65歳以上の就業者数
65~74歳
75歳以上
(C)
総就業者に 高齢者人口
占める高齢 に占める就
者の割合 業者の割合
(C/A)
(C/B)
平成12年
13,986
8,819
2,791
2,196
595
20.0%
31.6%
平成17年
13,004
8,926
2,669
1,847
822
20.5%
29.9%
平成22年
11,683
8,524
2,102
1,328
774
18.0%
24.7%
※各年の国勢調査
業種別内訳
区分
総数
男
女
就業人口
総数
農林漁・
鉱業
建設・
製造業
卸小売業・
飲食業
金融・保険・
不動産業
サービス業・
その他
2,102
1,289
175
242
4
392
100.0%
61.3%
8.3%
11.5%
0.2%
18.6%
1,171
762
106
118
0
185
100.0%
65.1%
9.1%
10.1%
0.0%
15.8%
931
527
69
124
4
207
100.0%
56.6%
7.4%
13.3%
0.4%
22.2%
※平成 22 年国勢調査
0%
総数
10%
19.4%
65歳以上
20%
30%
40%
50%
27.9%
14.2%
61.3%
農林漁・
鉱業
建設・
製造業
60%
70%
1.1%
8.3%
卸小売業・
飲食業
10
80%
金融・保険・
不動産業
90%
37.4%
11.5%
0.2%
18.6%
サービス業・
その他
100%
(4)他市町村との少子高齢化状況の比較
県内すべての自治体の ①人口、②年少人口、③65 歳以上人口のデータをもとに、各自
治体の④年少人口の割合及び⑤高齢化率を算出しました。この結果を f (x,y) = (④年
少人口の割合、⑤高齢化率)と定義して散布図を描くことで、本町の県内における少子
高齢化の状況を把握できるようにしました。
県平均値で4つの象限に分けると、年少人口の割合が低いと少子化傾向に、高齢化率
が高いと高齢化傾向にあることから、第2象限にあたるエリアに位置する自治体は少子
高齢化がより進んだ地域であると考えることができます。
本町は年少人口の割合が県平均値より低く、また高齢化率も県平均値より高い位置に
あり、少子高齢化が進んでいることが分かります。
50.0%
【第2象限】
47.5%
【第1象限】
高
45.0%
齢
化
南大隅町
42.5%
錦江町
40.0%
高齢化率 (%)
37.5%
垂水市
35.0%
肝付町
大和村
湧水町
阿久根市 伊佐市
曽於市 南さつま市
さつま町
南九州市
枕崎市
大崎町
32.5%
30.0%
27.5%
25.0%
宇検村
中種子町
東串良町
伊仙町
喜界町
瀬戸内町
指宿市
西之表市
長島町
南種子町
天城町
志布志市
与論町
いちき串木野市
三島村
知名町
和泊町
日置市
十島村
龍郷町
屋久島町
出水市
薩摩川内市
姶良市
鹿児島県
奄美市
平均
鹿屋市
徳之島町
全国平均
霧島市
鹿児島市
22.5%
【第4象限】
【第3象限】
20.0%
9.0%
9.5%
10.0%
10.5%
少
11.0%
子
化
11.5%
12.0%
12.5%
13.0%
13.5%
14.0%
14.5%
15.0%
15.5%
16.0%
16.5%
17.0%
年少人口の割合(%)
※平成 25 年 10 月
11
推計人口
2
本町の介護保険の利用状況等
(1)要介護認定者数及び認定率の推移
要介護・要支援認定者数の推移をみると、増加傾向にあり、平成 24 年度の 1,869 人から
平成 26 年度は 1,915 人となり、46 人の増加となっています。
要介護度別にみると、要支援1は減少していますが、その他は横ばいもしくは、増加傾
向となっています。
要支援1
要介護2
要介護5
(人)
2,800
2,400
要支援2
要介護3
認定率(第1号被保険者)
21.3%
20.2%
要介護1
要介護4
22.5%
21.9%
22.2%
22.6%
1,883
1,869
1,885
1,915
263
250
279
277
266
256
284
285
2,000
1,752
1,830
1,600
192
194
280
282
242
236
240
323
250
226
259
324
250
232
269
282
296
198
310
278
225
286
256
297
271
310
256
270
309
252
255
311
255
258
平成21年
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
1,200
800
400
0
第4期
25.0%
20.0%
15.0%
10.0%
5.0%
0.0%
第5期
※介護保険事業状況報告(月報)
(2)給付費の推移
平成 21~25 年度介護給付費支給実績の内訳は、以下の通りです。標準給付費は年々増加傾
向にあります。
(千円)
3,500,000
合計
合計
2,549,863 千円
合計
2,637,013 千円
2,694,731 千円
3,000,000
合計
合計
2,727,168 千円
2,892,546 千円
71,767
154,302
63,737
126,109
66,253
132,457
66,990
138,957
70,909
146,194
1,189,334
1,199,834
1,251,521
1,284,326
1,000,000
284,933
289,345
295,668
288,031
306,623
500,000
885,750
949,124
941,595
937,708
1,005,958
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
平成25年度
2,500,000
2,000,000
1,353,896
1,500,000
0
第4期
在宅サービス
地域密着サービス
第5期
施設サービス
特定入所者
高額介護サービス等
※介護保険事業状況報告(年報)
12
(3)第1号被保険者1人当たりの保険給付月額・保険料月額・必要保険料月額
本町は、「保険料月額」が「必要保険料月額」を上回っており、黒字基調であることを示
しています。
第1号被保険者1人当たり保険給付月額・保険料月額・必要保険料月額
(円)
(円)
35,000
30,000
25,000
5,400
4,972
4,857
4,972
4,972
4,939
4,918
5,594
5,717
5,697
4,946
4,946
4,946
4,182
22,456 22,835 22,737
5,400
6,000
5,000
給
付 20,000
月
額
15,000
10,000
5,400
4,314
4,391
28,236 29,128 29,647
25,862 26,432 26,339
4,000
保
険
3,000 料
月
額
2,000
1,000
5,000
0
0
H25/05
H25/11
H26/05
全国
H25/05
H25/11
H26/05
H25/05
鹿児島県
給付月額(円)
H25/11
H26/05
さつま町
保険料月額
必要保険料月額
※介護政策評価支援システム(平成 26 年 5 月)
(4)第1号被保険者の要介護度別認定率指数
本町は、要介護3以上の割合が、全国及び鹿児島県平均より高くなっています。
第1号被保険者の要介護度別認定率指数(全国平均=100)
要支援1
140
120
100
80
60
40
20
0
要介護5
要支援2
要介護4
要介護1
要介護3
全国
要介護2
鹿児島県
さつま町
※介護政策評価支援システム(平成 26 年 5 月)
13
(5)第1号被保険者1人当たり在宅サービス・施設サービス給付月額
鹿児島県平均値と比較すると、在宅サービスの給付月額は低く、施設サービスの給付月額
は、鹿児島県平均値より高いエリアに属しています。
第1号被保険者1人当たり在宅サービス・施設サービス給付月額
(円)
22,000
21,000
鹿屋市
20,000
伊仙町
19,000
知名町
瀬戸内町
18,000
肝付町
出水市
奄美市
志布志市
鹿児島市 徳之島町 曽於市
東串良町
西之表市
日置市
17,000
16,000
在
宅
サ 15,000
ー
霧島市 鹿児島県 阿久根市
(
ビ
ス
地
域
密
着
含
む
給
付
月
額
中種子町
全国
14,000
屋久島町
長島町
喜界町
指宿市
13,000
姶良市
枕崎市
12,000
和泊町
南さつま市
薩摩川内市
南九州市
湧水町
天城町
南大隅町
さつま町
錦江町
大崎町
いちき串木野市
宇検村
龍郷町
垂水市
)
11,000
伊佐市
大和村
10,000
9,000
与論町
8,000
7,000
十島村
6,000
三島村
5,000
4,000
(千円)
6
12
18
施設サービス(補足給付含む)給付月額
全国
鹿児島県
さつま町
市町村
※介護政策評価支援システム(平成 26 年 5 月)
14
24
(6)サービス種類別第1号被保険者1人当たり給付月額
鹿児島県平均値と比較すると、居宅系サービスは、短期入所、福祉用具貸与が高く、施設
サービスは、特別養護老人ホームの値が、鹿児島県平均値より大幅に高くなっています。
サービス種類別第1号被保険者1人当たり給付月額
(円)
12,000
11,000
10,000
9,000
8,000
7,000
6,000
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
0
訪
問
リ
ハ
通
所
介
護
通
所
リ
ハ
短
期
入
所
福
祉
用
具
貸
与
福
祉
用
具
購
入
住
宅
改
修
全国
特
定
施
設
介
護
予
防
・
居
宅
介
護
支
援
鹿児島県
定
期
巡
回
・
随
時
対
応
型
訪
問
介
護
看
護
夜
間
対
応
型
訪
問
介
護
認
知
症
通
所
介
護
小
規
模
多
機
能
グ 地 地
ル 域 域
密 密
プ 着 着
ホ 特 特
定 養
ム 施
設
複
合
型
サ
ビ
ス
特
別
養
護
老
人
ホ
老
人
保
健
施
設
療
養
病
床
ー
居
宅
療
養
管
理
指
導
ー
訪
問
看
護
ー
訪
問
入
浴
ー
訪
問
介
護
ム
さつま町
※介護政策評価支援システム(平成 26 年 5 月)
15
3
高齢者アンケート調査結果
(1)調査の概要
① 調査目的
平成 27 年度から平成 29 年度までの第6期介護保険事業計画及び高齢者保健福祉計
画を策定するにあたり、高齢者等の実態や意識・意向を調査・分析するための基礎資
料とすることを目的に実態調査を実施しました。
② 調査の種類
一般高齢者調査、若年者調査、在宅要介護者調査の3種類
③ 調査の実施期間
調査期間
平成 26 年 1 月~平成 26 年 2 月
④ 調査対象及び調査方法
調 査 の 種 類
調 査 対 象 者
一般高齢者調査
若年調査
65 歳以上の高齢者のうち、
40 歳以上 65 歳未満の者の
要介護認定を受けていない
うち、要介護認定を受けて
者
いない者
対象者の抽出
調
査
方
法
在宅要介護(要支援)者調査
40 歳以上の者うち、要介護
認定を受けている者(在宅)
無作為抽出
無作為抽出
無作為抽出
民生委員等による
聞き取り調査
民生委員等による
聞き取り調査等
介護支援専門員等による
聞き取り調査
一般高齢者調査
若年調査
在宅要介護(要支援)者調査
⑤ 調査数及び回収率
調 査 の 種 類
配
布
数
529件
528件
457件
回
収
数
500件
528件
457件
回
収
率
94.5%
100.0%
100.0%
⑥ 報告書利用上の注意
・単一回答における構成比(%)は、百分比の小数点第2位を四捨五入しているため、合
計は 100%と一致しない場合があります。
・構成比(%)は、回答人数を分母として算出しています。
・表記中のNは、回答者数の略です。
16
(2)個別結果
① 住み慣れた地域での居住意向
「一般高齢者」、
「在宅要介護者」ともに現在の住居に住み続けたいが8割以上となっ
ています。「在宅要介護者」においては、「介護保険施設(特養)」、「有料老人ホーム・
軽費老人ホーム」、
「グループホーム」の順に高くなっていますが、いずれも1割以下と
なっています。
【一般高齢者調査(N=478)】
0.0%
50.0%
現在の住居にずっと住み
続けたい
1.6%
自然豊かで静かな環境の
郊外に住居を買って(借り
て)移り住みたい
0.4%
家族や親族,兄弟姉妹の
ところへ移り住みたい
0.6%
サービス付き高齢者向け
住宅へ移り住みたい
共同居住型の住まい(グ
ループリビング)へ移り住
みたい
介護保険施設に入所した
い
わからない
100.0%
89.9%
買い物や通院に便利な市
街地に住居を買って(借り
て)移り住みたい
有料老人ホームへ移り住
みたい
【在宅要介護者調査(N=457)】
0.0%
50.0%
健在のまま住み続けたい
現在のまま住み続けたい
82.9%
現在の住まいを改修して
住み続けたい
2.4%
子ども・兄弟姉妹・親族の
ところ
0.9%
高齢者対応の住宅やア
パート
0.0%
グループホーム
2.4%
有料老人ホーム・軽費老
人ホーム
2.6%
0.6%
0.4%
0.0%
介護保険施設(特養・老人
保健施設)
0.4%
その他
6.0%
17
100.0%
5.7%
3.1%
② 外出頻度
外出頻度について、一般高齢者の約9割は週に1回は外出していると回答しています。
また、在宅要介護者においては、約3割が週に1回も外出していないとし、介護度別でみ
ると要支援者(1・2)の軽度者において、約1割となっています。
(週に1回以上は外出していますか)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
40~64歳(N=1)
60%
70%
80%
90%
100%
100.0%
65~69歳(N=87)
0.0%
93.1%
70~74歳(N=102)
6.9%
97.1%
2.9%
75~79歳(N=102)
94.1%
5.9%
80~84歳(N=15)
95.7%
4.3%
85歳以上(N=79)
82.3%
はい
0%
10%
20%
30%
17.7%
いいえ
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
0.2%
一般高齢者(N=486)
93.0%
7.0%
0.0%
在宅要介護者(N=449)
71.7%
0%
10%
20%
30%
28.3%
40%
要支援1(N=72)
50%
60%
70%
80%
90%
93.1%
要支援2(N=69)
6.9%
88.4%
要介護1(N=116)
11.6%
72.4%
要介護2(N=95)
27.6%
67.4%
要介護3(N=73)
32.6%
58.9%
41.1%
要介護4(N=16)
12.5%
87.5%
要介護5(N=8)
12.5%
87.5%
18
100%
③ 健康状況(疾病状況)について
現在治療中、または後遺症のある病気については、一般高齢者、在宅要介護者ともに「高
血圧」が最も多く、一般高齢者は、約3割、在宅要介護者は、約2割となっています。一
方、一般高齢者と在宅要介護者との比較で、約 10 ポイントの差異がある病気については、
「高血圧」
「認知症」となっています。
一般高齢者(N=818)
在宅要介護者(N=1,141)
0.0%
10.0%
20.0%
19.9%
10.9%
9.5%
目の病気
8.3%
筋骨格の病気(骨粗しょう症、関節症等)
15.1%
7.3%
0.6%
糖尿病
7.2%
4.9%
心臓病
6.0%
その他
8.9%
4.2%
2.7%
高脂血症(脂質異常)
3.7%
3.3%
耳の病気
3.7%
1.5%
胃腸・肝臓・胆のうの病気
3.5%
2.6%
腎臓・前立腺の病気
3.5%
2.1%
呼吸器の病気(肺炎や気管支炎等)
3.2%
2.7%
脳卒中(脳出血、脳梗塞等)
2.8%
がん(新生物)
外傷(転倒、骨折等)
うつ病
7.9%
2.2%
1.1%
1.0%
2.8%
0.5%
1.1%
血液・免疫の病気
0.4%
0.5%
認知症(アルツハイマー病等)
0.1%
パーキンソン病
40.0%
31.5%
高血圧
ない
30.0%
11.7%
0.0%
1.1%
19
④ 介護等が必要になった主な原因
在宅要介護者等について、介護が必要になった主な原因についてみると、「認知症(ア
ルツハイマー病等)」が 19.0%と最も多く、次いで、「高齢による衰弱」15.6%、「脳卒中
(脳出血・脳梗塞等)
」11.5%、
「心臓病」10.0%となっています。
在宅要介護者(N=732)
0.0%
10.0%
脳卒中(脳出血・脳梗塞等)
20.0%
11.5%
心臓病
10.0%
がん(悪性新生物)
1.9%
呼吸器の病気(肺気腫・肺炎等)
1.6%
関節の病気(リウマチ等)
10.1%
認知症(アルツハイマー病等)
19.0%
パーキンソン病
1.6%
糖尿病
4.9%
視覚・聴覚障害
4.2%
骨折・転倒
9.7%
脊椎損傷
1.4%
高齢による衰弱
15.6%
その他
不明
8.5%
0.0%
20
⑤ 生活機能について
状態別(一般高齢者・二次予防対象者・要支援者・要介護者)における生活機能の「非
該当者」の割合をみると、「栄養」「閉じこもり」「うつ病」で『要支援』が『一般』より
高く、その他項目では『一般』
、
『二次予防』、
『要支援』、
『要介護』の順に高くなっていま
す。
項目別では、
「運動」
「転倒」において、
『一般』と『二次予防』での差が大きく、また、
『二次予防』の「うつ病」は、
『要介護』を下回っています。
虚弱
【生活機能判定】
100.0%
80.0%
転倒
運動
※運
動:運動器の機能向上
栄
養:栄養改善
口
腔:口腔機能の向上
閉じこもり:閉じこもり予防・支援
認知症予防:認知症機能低下予防・支援
う つ 病:うつ予防・支援
転
倒:転倒リスク
栄養
虚
弱:虚弱改善
60.0%
40.0%
20.0%
うつ病
0.0%
認知症予防
口腔
※一
閉じこもり
一般
二次予防
【生活自立判定】
要支援
要介護
総合
100.0%
排尿
食事
80.0%
60.0%
排便
移動
40.0%
20.0%
0.0%
着替え
整容
階段昇降
トイレ
歩行
一般
二次予防
入浴
要支援
21
要介護
般:一般高齢者調査にて、二次予防
事業の非対象となった者
二次予防:一般高齢者調査にて、二次予防
事業の対象となった者
⑥ 社会参加について
一般高齢者の約8割以上が、趣味や生きがいについて「ある」としています。
しかしながら、
「ボランティアのグループ」や「スポーツ関係のクラブ」等々への参加状
況については、「地域の生活環境の改善(美化)活動」「収入ある仕事」以外の項目につい
て「参加していない」が7割を超えています。「地域の生活環境の改善(美化)活動」「収
入ある仕事」は、「年に数回」が、約4割となっています。
なお、「収入ある仕事」を週に4回以上している方は、1割弱となっています。
はい
■一般高齢者
0%
10%
20%
いいえ
30%
趣味はありますか(N=488)
40%
50%
60%
70%
80%
78.7%
生きがいはありますか(N=486)
ボランティアのグループ
10%
20%
30%
40%
5.9% 13.6%
7.4%
50%
60%
70%
6.1% 12.8%
69.7%
趣味関係のグループ
9.5% 11.2%
70.3%
老人クラブ
9.5% 11.2%
70.3%
学習・教養サークル
その他の団体や会
6.1% 14.7%
85.2%
23.4%
65.9%
地域の生活環境の改善(美化)活動
4.3%
37.0%
56.9%
収入ある仕事
4.3%
37.0%
56.9%
週2~3回
90%
75.4%
5.1% 7.5%
7.6%
80%
77.1%
スポーツ関係のグループやクラブ
町内会・自治会
週1回
月1~3回
22
100%
21.3%
92.6%
0%
週4回以上
90%
年に数回
参加していない
100%
⑦ 介護者の状況
主な介護者の年齢については、約7割が「65 歳未満」となっています。
なお、在宅要介護者の年齢別にみてみると、在宅要介護者「75~84 歳」の主な介護者の
年齢は「75~84 歳」が約3割、在宅要介護者「85 歳以上」の主な介護者の年齢は「85 歳以
上」が約1割と、老老介護の顕著さが伺えます。
■在宅要介護者
主な介護者
65歳未満
0%
10%
20%
30%
全体
65~74歳
40%
75~79歳
80~84歳
85歳以上
85歳以上
70%
71.4%
無回答
80%
14.5%
90%
11.7%
14.3%
65~69歳
70~74歳
60%
66.9%
40~64歳
在
宅
要
介
護
者
50%
75~84歳
100%
6.9%
14.3%
100.0%
45.5%
54.5%
55.9%
11.8%
71.3%
32.4%
8.8%
68.7%
14.1%
23
17.5%
6.6%
2.5%
10.6%
4
高齢者を取り巻く主な課題
◆高齢者の社会参加と生きがいづくりの支援
高齢者の社会参加が図られ、高齢者が地域活動の担い手となることは、地域づく
りの観点から重要です。
高齢者と社会とのつながりの確保、社会参加と生きがいづくりの場や環境づくり
が課題です。
◆健康づくり・介護予防の充実
本町では、今後高齢者人口の継続的な増加が見込まれています。
生活習慣の改善による生活習慣病の予防や生活の質の向上を図り、町民一人一人
の主体的な生活習慣病予防、また早期発見・早期対応による介護予防が課題です。
◆医療・介護の連携
高齢化が進展する中、認知症高齢者等の増加が見込まれています。
認知症の症状が軽度な段階での早期発見・早期対応ができるよう、認知症の人や
家族が地域で孤立してしまわないよう、また要介護認定者が増加する中で、在宅で
も安心して暮らせるよう、医療分野と介護分野の一層の連携が図られる仕組みの構
築が課題です。
◆自助・互助・共助・公助による高齢者の見守り・支援
高齢者は、介護や支援が必要な状態になっても、住み慣れた地域や家庭で安心し
て生活できることを望んでいます。
地域の住民・関係機関・団体等が連携して、高齢者を地域全体で見守り、支える
仕組みづくりが課題です。
◆住まい・移動環境の整備確保
高齢者の居住の安定の確保をより一層推進するためには、バリアフリー化対応の
住まいの確保や、介護サービスや生活支援サービスの一体的な提供が求められてい
ます。
高齢者が安全で快適な日常生活を送る上で、住まいや道路、施設等のバリアフリ
ー化をはじめ、交通機関の充実等はもとより、高齢期の世帯状況や所得等に応じた
住み替えなど、高齢者一人一人の多様なニーズに対応した住まいの確保が課題です。
24
◆介護を受ける者・介護を手助けする者への支援
長期間の介護は、介護者に対して肉体的・精神的な負担が大きく、介護者が高齢
になれば、介護される側だけでなく、介護をする側の健康状態までもが危ぶまれ、
それらの支援が重要です。
本町でも、老老介護が顕著な中、介護を受ける者・介護を手助けする者が安心し
て介護・介助に取り組めるよう、介護・介助者への支援の充実が課題です。
◆適正化による介護保険制度の安定的運営の確保
本町における高齢者の多くは、介護を必要とする状態になっても、住み慣れた地
域での生活を望んでいます。
高齢期になっても、介護保険等のサービスを利用しながら、可能な限り自立した
生活が続けられるように、高齢者一人一人の日常生活ニーズに合ったサービスの提
供・充実が課題です。
25
26
第3章 基本理念及び基本目標について
27
第3章
1
基本理念及び基本目標について
基本理念と基本目標
(1)基本理念
本町ではさつま町総合振興計画(後期基本計画)基本構想において、基本目標の一つに「思
いやりと温かさが育む地域福祉創造のまち」を掲げ、生涯にわたる健康づくりや介護の支援、
高齢者・障害者の社会参加を促進するため、保健・医療・福祉の各分野が連携を図り、住民
相互の交流や助け合いを通じ、町民一人一人が生きがいを持って暮らせる福祉のまちの創造
を目指しています。
上記を踏まえ、本計画の基本理念についても、第5期計画から継続し、次のように設定し
ます。
基 本 理 念
「思いやりと温かさが育む地域福祉創造のまち」
(2)基本目標
計画の基本理念を踏まえ、次のように設定し、保健・医療・福祉の各分野が連携を図り、
住民相互の交流や助け合いを通じ、住民一人一人が生きがいを持って暮らせる福祉のまちの
創造を目指します。
基 本 目 標
基本目標1 「生きがいをもち、地域に根ざした健やかなまちづくり」
基本目標2 「住みなれた地域で安心して暮らせるまちづくり」
基本目標3 「安全・安心で高齢者にやさしい住まい環境づくり」
基本目標4 「高齢者の日常生活を支える支援サービスの充実」
28
生きがいをもち、地域に根ざした健やかなまちづくり
基本目標1
高齢者が健康で明るく、楽しく生活できるように支援するために、
介護予防の普及啓発や病気を予防する一次予防や生活習慣病を早期
発見・早期治療する二次予防等各種事業への参加促進を図ります。
また、高齢者の多様な活動・交流の場、就労・就業等の支援を行い、
誰もがいきいきと生活していくための生きがいづくりを推進します。
住みなれた地域で安心して暮らせるまちづくり
基本目標2
地域包括支援センターを中心とした地域での見守り体制の強化、医
療と介護の連携等による地域ケア体制を推進します。また、認知症対
策として、認知症の方やその家族等に対する支援はもとより、初期段
階での発見、進行予防への取組を地域で支援する体制構築を図ります。
安全・安心で高齢者にやさしい住まい環境づくり
基本目標3
安全で安心して快適な生活を営むために、防災・防犯活動などの地
域安全体制の強化による高齢者に関わる犯罪や事故を未然に防止する
ことや、快適な居住環境の整備、交通の利便性の向上などに取り組み
ます。
高齢者の日常生活を支える支援サービスの充実
基本目標4
高齢者のみの世帯やひとり暮らしの高齢者が地域で安心して生活
するためには、今後、生活支援サービスなど高齢者の多様なニーズ
に対応する細かなサービスが必要です。サービスの担い手を養成す
るなど地域資源の開発を行い、多様な生活支援サービスや高齢者の
社会参加のコミュニティ活動の場の提供支援を図ります。
29
2
施策体系
基本理念の実現に向けて、次の基本体系に基づく取組を進めていきます。
さつま町高齢者福祉計画・第6期介護保険事業計画
[平成 27~29 年度]の施策体系
基本理念
基本目標
施策の方向
思いやりと温かさが育む地域福祉創造のまち
生きがいをもち、地
域に根ざした健やか
なまちづくり
①健康づくり・介護予防の推進
②生きがいづくりの推進
①地域包括ケアシステムの構築
住みなれた地域で
安心して暮らせるま
ちづくり
②認知症ケアの推進
③在宅医療と介護の連携
④相談支援体制・見守り活動の充実
①住環境整備
安全・安心で高齢者
にやさしい住まい環
境づくり
高齢者の日常生活
を支える支援サービ
スの充実
30
②安全安心体制の整備
①生活支援サービスの充実
②在宅・施設サービスの充実
③人材の確保育成
(1)健康づくり・介護予防の推進
① 介護予防対象者の把握(二次予防対象者把握事業)
② 介護予防事業の実施
・運動器の機能向上(はつらつ運動教室)
・栄養改善(すこやか食習慣教室)
・口腔機能の向上(いきいきかむかむ教室)
・ハッピーロコモ予防教室
・認知症予防・うつ予防・閉じこもり予防
・運動器の機能向上・栄養改善・口腔機能の向上
③ 介護予防の普及啓発
・講演会・健康相談会等の開催
・脳のすこやか塾の開催
・さつまハッスル運動教室
④ 地域での介護予防活動の支援
・高齢者ふれあいいきいきサロン事業
⑤ 一般介護予防事業評価事業(介護予防一次・二次予
防事業評価事業)
⑥ 新しい介護予防・日常生活支援総合事業
(2)生きがいづくりの推進
① 高齢者スポーツの促進
② 高齢者クラブ活動の推進
③ 生涯学習の推進
④ 雇用・就職の場の確保
⑤ 世代間等交流の促進
⑥ 老人福祉センターの利用促進
⑦ 高齢者元気度アップ・ポイント事業(地域介護予防
活動支援事業)
⑧ 高齢者元気度アップ地域包括ケア推進事業
(1)地域包括ケアシステムの構築
① 地域包括支援センターの機能強化
② 地域ケア会議の充実
(3)在宅医療と介護の連携
① 在宅医療の推進(地域支え合い体制づくり事業)
② 介護と連携した在宅医療の体制整備
(2)認知症ケアの推進
① 認知症支援策の推進
・認知症地域支援推進員の配置
・認知症サポーター養成
② 認知症ケアパスの作成普及
③ 認知症初期集中支援チームの設置
④ 認知症ケア向上推進事業
(4)相談支援体制・見守り活動の充実
① 地域見守りネットワークの充実
② 在宅福祉アドバイザーの配置
③ 福祉部の設置推進
④ 徘徊老人(高齢者)対策の推進
⑤ 成年後見制度利用支援事業
(1)住環境整備
① 高齢者住宅等安心確保事業
③ 災害時要援護者制度
④ 公民会福祉無線通報体制整備事業
⑤ 消費者問題対策
(2)安全安心体制の整備
① 高齢者虐待防止ネットワークの構築
② 緊急通報体制整備事業
⑤ 介護者の語らう会(認知症施策)
⑥ 食の自立支援サービス
(1)生活支援サービスの充実
① 生活支援サービス事業の充実
② 生活支援コーディネーターの配置
(2)在宅・施設サービスの充実
① 老人福祉バス
② 福祉電話貸与事業
③ 家族介護用品支給事業(家族介護支援事業)
④「家族介護者のつどい」の開催(家族介護継続支援
事業)
31
(3)人材の確保育成
① 介護支援ボランティア事業(地域介護予防活動支援
事業)
② 介護支援ボランティア養成講座(地域介護予防活動
支援事業)
③ 多様な人材の活用促進
3
介護保険法の改正の主な内容
介護保険法の改正の主な内容
高齢化の現状を踏まえ、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生
の最期まで続けることができるよう、地域包括ケアシステムを構築する必要があります。
この地域包括ケアシステムは、今回の介護保険制度の改正において最重要事項として位置
づけられており、住み慣れた地域で高齢者が安心して暮らせるしくみづくりです。
介護保険制度は、
「地域包括ケアシステムの構築」と「費用負担の公平化」の2点から改正
が行われ、平成 27 年度以降、地域の実情に合わせ段階的に施行されます。
【費用負担の公平化】
【地域包括ケアシステムの構築】
<サービスの充実>
<低所得者の保険料軽減を拡充>
①在宅医療・介護連携の推進
②認知症施策の推進
③地域ケア会議の推進
④生活支援サービスの充実・強化
①低所得者の保険料の軽減割合を
拡大し低所得者の保険料軽減を
拡充
<重点化・効率化>
<重点化・効率化>
①予防給付(訪問介護・通所介護)
を地域支援事業に移行
②特別養護老人ホームの新規入所
の重点化
①一定以上の所得のある利用者の
自己負担を引上げ
②「補足給付」の要件に資産等を
勘案
【地域包括ケアシステムの構築】
<サービスの充実>
① 在宅医療・介護連携の推進[平成 30 年 4 月までに順次実施]
在宅医療と介護の連携に向けて、地域包括支援センターや医師会等とも連携しつつ、在宅
医療連携拠点機能をつくり、連携体制の構築が求められています。
主に以下のような取り組みが期待されています。
◆在宅医療連携拠点機能の整備
(在宅医療連携拠点機能の主な取り組み)
地域の医療・福祉資源の把握や活用
在宅医療・介護連携に関する会議への参加または関係者の出席の仲介
在宅医療・介護連携に関する研修の実施
32
24時間365日の在宅医療・介護提供体制の構築
地域包括支援センター・介護支援専門員等への支援
② 認知症施策の推進[平成 30 年 4 月までに順次実施]
国の「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)
」が平成 24 年に発表され、今後、認
知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で暮らし続け
ることができる社会を目指すための取り組みが進められようとしています。
オレンジプランでは、認知症を疑われる初期の段階から適切なケアをすることを基本に置
いており、地域支援事業においても、認知症ケアの経験を有する専門職者で構成される認知
症初期集中支援チームの設置や認知症サポート医養成研修などが挙げられています。
また、地域において認知症の人やその家族の支援を行うため、各地域において、いつ、ど
こで、どのような医療や介護サービスを受けることができるのかを、認知症の人の状態の変
化に応じて分かるようにする認知症ケアパスの作成普及や、各市町村において認知症疾患医
療センターや医療機関、介護サービス及び地域の支援機関をつなぐコーディネーターとして
の役割を担う認知症地域支援推進員の設置などが新しい取り組みとして挙げられています
◆認知症初期集中支援チームの設置
◆認知症サポート医養成研修
◆認知症地域支援推進員の設置
◆認知症ケアパスの作成普及
③ 地域ケア会議の推進[平成 27 年 4 月~]
これまで地域包括支援センターの業務の一つとして位置づけられていた地域ケア会議を法
的に位置づけ、各市町村において設置、運営が行われます。
また、地域包括支援センターが開催し個別ケースを検討する会議と、市町村レベルで開催
され多職種で協働し地域の課題解決を行う地域ケア会議が連携しての取り組みが重要とされ
ています。
④ 生活支援サービスの充実・強化[平成 29 年 4 月~]
介護予防の見直しにともない、介護予防・日常生活総合支援事業の体制づくりを進めると
同時に、ボランティア、NPO、民間企業等の多様な主体が多様な生活支援サービス(地域
サロンの開催など高齢者の社会参加の場の提供、見守り、安否確認、買い物、配食など)の
提供主体として充実していくことが期待されています。
また、地域資源の開発やサービスの担い手の養成、提供主体間の調整役を担う生活支援コ
ーディネーターの配置や協議体を設置し、取り組みの推進が求められています。
◆多様な生活支援サービスの充実
◆生活支援コーディネーターの配置
◆協議体の設置
33
4
2025年(平成 37 年)のさつま町の姿
【さつま町 地域包括ケアシステムのイメージ】
<病気になったら>
医
<介護が必要になったら>
介
療
護
施設・居住系
専門医療リハ
在宅系
急性期、回復期
生活期等
認知症医療
訪問介護・訪問看護
通所介護・通所リハ
ショートステイ
小規模多機能型居宅介護
診療所・地域の連携
日常診療
かかりつけ医
診療所・地域の連携
病院・歯科医師
薬剤師 等
通院・入院
住 ま い
介護老人福祉施設
介護老人保健施設
グループホーム
有料老人ホーム
通所介護・通所リハ
訪問・通所
・入所
自宅・住宅改修
保健所
地域包括
支援センター
地域福祉活動拠点
<いつまでも元気に暮らすために>
介護予防・生活支援
圏域ごとの活動、支え合い助け合い
民生委員・在宅福祉アドバイザー・自治会・ボラ
ンティア・NPO・コミュニティーグループ・有償
ボランティア等
34
・グループホーム
・公民館 等
5
計画期間における高齢者人口等の推計
(1)第1号被保険者数の見込み
総人口は、
年々減少傾向で平成 37 年度には 20,142 人まで減少するものと見込まれます。
「前期高齢者」は増加傾向で推移していきますが、平成 32 年度をピークに減少傾向に転
じます。
「後期高齢者」は一貫して減少傾向で推移していくものと見込まれます。
(単位:人)
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 32 年度
平成 37 年度
23,095
22,836
22,580
21,795
20,142
8,364
8,365
8,365
8,282
7,748
3,114
3,153
3,193
3,233
3,100
65~69 歳
1,627
1,679
1,732
1,684
1,495
70~74 歳
1,487
1,474
1,461
1,549
1,605
5,250
5,212
5,172
5,049
4,648
75~79 歳
1,656
1,602
1,548
1,470
1,530
80~84 歳
1,595
1,548
1,499
1,360
1,200
85~89 歳
1,271
1,307
1,342
1,361
1,142
90 歳以上
728
755
783
858
776
7,244
7,096
6,949
6,630
6,198
総人口
第 1 号被保険者
前期高齢者
後期高齢者
第 2 号被保険者
第1号被保険者数(前期・後期)と高齢化率の推移
10,000
38.0%
36.2%
38.5%
37.0%
36.6%
9,000
35%
8,000
被保険者数
5,250
5,172
5,212
5,049
5,000
25%
4,648
4,000
15%
3,000
2,000
20%
10%
3,114
3,153
3,193
3,233
3,100
H27
H28
H29
H32
H37
1,000
0
5%
0%
前期高齢者
後期高齢者
高齢化率(%)
※H20~H25 の住民基本台帳データをもとにコーホート法にて算出
35
高齢 化率 (
%)
30%
7,000
6,000
40%
(2)認定者数の見込み
要介護(要支援)認定者数は、平成 32 年度をピークに減少に転じていくものと見込まれ
ています。
「前期高齢者」
「後期高齢者」も同様の見込です。
(単位:人)
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 32 年度
平成 37 年度
1,945
1,992
2,053
2,164
1,945
1,922
1,970
2,028
2,138
1,920
要支援
523
535
553
575
526
要介護
1,399
1,435
1,475
1,563
1,394
前期高齢者
130
140
156
173
172
要支援
30
33
37
42
43
要介護
100
107
119
131
129
後期高齢者
1,792
1,829
1,872
1,965
1,748
要支援
493
502
516
533
483
要介護
1,298
1,327
1,356
1,432
1,265
23
23
25
26
25
要支援
2
2
2
2
2
要介護
21
21
23
24
23
認定者数
第 1 号被保険者
第 2 号被保険者
認定者数の推計値
2,500
2,000
認定者数
1,500
1,587
1,420
1,455
1,498
525
537
555
577
528
H27
H28
H29
H32
H37
1,417
1,000
500
0
要支援
要介護
※厚生労働省介護事業計画ワークシート
36
第4章 基本理念の実現に向けた施策
の展開
37
第4章
基本理念の実現に向けた施策の展開
基本目標1
生きがいをもち、地域に根ざした健やかなまちづくり
(1)健康づくり・介護予防の推進
高齢化が進む中、元気でできる限り自立し続けるためには、生活習慣病等への一次予防対
策と健康診査により生活習慣病を早期に発見し、早期に二次予防対策につなげるなど、可能
な限り自立をめざすための健康づくりが必要です。
また、生活機能の維持・向上に向けた取組、高齢者の精神・身体・社会の各層における活
動性を維持・向上させるとともに、要支援・要介護状態に陥るリスクが高い高齢者を早期発
見し、早期に対応することにより状態を改善することが重要です。
なお、介護保険制度改正において、予防事業は『新たな介護予防・日常生活支援総合事業』
の中で行われ、これまで一次予防事業・二次予防事業として実施してきた介護予防事業を全
ての高齢者を対象とする「一般介護予防事業」と要介護認定を受けた者や基本チェックリス
ト該当者を対象とする「介護予防生活支援事業」に再編されます。
本町においては、平成 29 年4月までに移行開始できるよう地域基盤の整備を進めます。
【具体的な取組】
① 介護予防対象者の把握(二次予防対象者把握事業)
65 歳以上の高齢者を対象として、基本チェックリストを実施することによる生活機能の
確認や、必要に応じた主治医による検査・判定を行い、介護予防(二次予防)の対象者を
把握・決定する事業です。
今後においては、保健師等の訪問や保健医療福祉関係者等からの情報収集に努め、対象
者の把握と介護予防事業等への参加を促します。
(実施状況)
区
分
【実績値】
H24 年度
【見込値】
H25 年度
H26 年度
回収目標数
5,000
5,000
400
基本チェックリスト配
布数
6,059
6,327
446
回収数
5,761
5,990
393
未回収
298
337
53
回収率(%)
95.1%
94.7%
88.1%
達成率(回収総数)
115.2%
119.8%
111.5%
38
【計画値】
H27 年度
H28 年度
H29 年度
400
5,000
400
-
-
-
-
-
-
② 介護予防事業の実施
二次予防の対象者に対し、介護予防を目的として、
「運動器の機能向上」
「栄養改善」
「口
腔機能の向上」等の各事業を実施しています。
○運動器の機能向上(はつらつ運動教室)(二次予防通所型介護予防事業)
運動器の機能低下がみられる二次予防の対象者に、通所により介護予防を目的とした
「運動器の機能向上」のための事業です。
今後においては、介護予防事業所等専門職と連携し、運動等、より効果的な介護予防
事業の実施に努めます。
(実施状況)
区 分
【実績値】
H24 年度
【見込値】
H25 年度
【計画値】
H26 年度
H27 年度
H28 年度
H29 年度
開催会場
2
2
2
2
3
3
実施回数
24 回
24 回
24 回
24 回
36 回
36 回
参加者数
25 人
25 人
20 人
25 人
30 人
30 人
延べ参加人数
214 人
267 人
200 人
240 人
280 人
280 人
○栄養改善(すこやか食習慣教室)(二次予防通所型介護予防事業)
低栄養状態にある二次予防の対象者に、個別的・集団的な栄養相談・教室を実施する
事業で、平成 24 年度までは、栄養改善のメニューで実施してきましたが、介護予防事業
所や在宅の専門職と連携し、口腔機能の向上メニュー等と複合して、より効果的に実施
します。
(実施状況)
区 分
開催会場
【実績値】
H24 年度
【見込値】
H25 年度
H26 年度
1
-
-
延べ実施回数
6回
-
-
実人数
1人
-
-
延べ参加人数
5人
-
-
○口腔機能の向上(いきいきかむかむ教室)(二次予防通所型介護予防事業)
口腔機能の低下がみられる二次予防の対象者に、口腔清掃の指導、摂食・嚥下機能に
関する機能訓練等個別的・集団的に予防教室を実施する事業で、平成 24 年度までは、口
腔機能の向上メニューで実施してきましたが、介護予防事業所や在宅の専門職と連携し、
運動機能・栄養改善メニュー等と複合して、より効果的に実施します。
39
(実施状況)
区 分
【実績値】
H24 年度
開催会場
【見込値】
H25 年度
H26 年度
1
-
-
延べ実施回数
6回
-
-
実人数
8人
-
-
延べ参加人数
43 人
-
-
○ハッピーロコモ予防教室(二次予防通所型介護予防事業)
二次予防の対象者に対して、
「運動器の機能向上」
「栄養改善」
「口腔機能の向上」等の
複合型介護予防事業の実施に努めます。医療介護の関係機関の専門職、在宅の専門職等
と連携し、より効果的に実施します。
(実施状況)
区 分
【実績値】
H24 年度
【見込値】
H25 年度
【計画値】
H26 年度
H27 年度
H28 年度
H29 年度
開催会場
-
1
1
1
1
2
実施回数
-
10 回
10 回
10 回
10 回
20 回
参加者数
-
13 人
14 人
15 人
15 人
25 人
延べ参加人数
-
112 人
77 人
120 人
120 人
200 人
○認知症予防・うつ予防・閉じこもり予防(二次予防訪問型介護予防事業)
閉じこもり、認知症、うつ等のおそれがある二次予防の対象者について、保健師等が
訪問して事業を実施します。
今後においては、介護予防を必要とする高齢者の掘り起こしを保健医療福祉関係者と
連携して行い、保健師・看護師・管理栄養士等による訪問相談・指導の実施へとつなげ
ます。
○運動器の機能向上・栄養改善・口腔機能の向上(二次予防訪問型介護予防事業)
通所型介護予防事業に参加が困難な二次予防の対象者に、必要に応じて、個別の介護
予防実施計画を作成し、保健師・看護師・理学療法士等による訪問相談・指導を実施し、
評価を行います。
40
③ 介護予防の普及啓発
○ 講演会・健康相談会等の開催(介護予防普及啓発事業)
介護予防・健康づくり等に関する講演会を通じて、多くの町民の方々に介護予防、福
祉、健康等の意識の啓発を図ります。
○ 脳のすこやか塾(介護予防普及啓発事業)
学習教材を活用し、簡単な読み書き教室や手工芸等のもの作り中心の教室を実施し、
認知症予防や閉じこもり予防を図る事業です。参加者が教室終了後も地域で自主活動が
できるよう支援します。
今後においては、地域のリーダーの方等を通じて、事業の普及充実を図ります。
(実施状況)
区 分
【実績値】
【見込値】
【計画値】
H24 年度
H25 年度
H26 年度
H27 年度
H28 年度
H29 年度
開催会場
4
5
6
6
6
7
開催回数
117 回
118 回
144 回
144 回
144 回
168 回
36 人
50 人
57 人
60 人
60 人
70 人
667 人
824 人
900 人
900 人
900 人
1,000 人
参加人数
(実人員)
参加人数
(延べ人員)
○さつまハッスル運動教室(介護予防普及啓発事業)
ストレッチ体操・筋肉トレーニング・リズム体操などを実施し、体力の向上を目指し
た教室を開催し、介護予防健康増進に努める高齢者を増やし、二次予防の対象者や要介
護(支援)状態となることを予防する事業です。
今後においては、ふれあいサロンや介護予防事業のサポーターとして活動する人材の
発掘を目指します。
41
(実施状況)
区 分
【実績値】
H24 年度
【見込値】
H25 年度
【計画値】
H26 年度
H27 年度
H28 年度
H29 年度
教室会場
2
2
1
2
3
3
開催回数
10 回
10 回
5回
10 回
15 回
15 回
39 人
43 人
26 人
40 人
60 人
60 人
167 人
184 人
115 人
200 人
300 人
300 人
25 人
23 人
10 人
20 人
30 人
30 人
参加人数
(実人員)
参加人数
(延べ人員)
交流会
④ 地域での介護予防活動の支援
○ 高齢者ふれあいいきいきサロン事業(地域介護予防活動支援事業)
ふれあいサロンの育成や運営についての支援を行うことで、高齢者の生きがいと健康
づくり、介護予防活動を推進する事業です。
ほとんどの公民会で実施されてきており、地域サロンへのニーズ等は増していくもの
と思われることから、地域全体で高齢者を支えるアイデアや仕組みづくりに努めます。
第2次「健康さつま 21」(平成 25 年3月策定)において、目標と定めた 102 か所設置を
目指し、地域の高齢者がいきいきと介護予防に取り組まれるよう支援します。
(実施状況)
区 分
【実績値】
H24 年度
【見込値】
H25 年度
H26 年度
【計画値】
H27 年度
H28 年度
H29 年度
設置数
98
98
101
102
102
102
実人員
3,205 人
3,068 人
3,000 人
3,000 人
3,000 人
3,050 人
延べ人員
18,685 人
18,324 人
18,000 人
18,000 人
18,000 人
18,500 人
⑤ 一般介護予防事業評価事業(介護予防一次・二次予防事業評価事業)
「介護予防事業の効果による要介護認定者数の目標値」に照らした達成状況の検証を通
じ、二次予防事業の事業評価を実施します。
また、各事業が適切な手順・過程を経て実施できているかの一次予防事業の事業評価を
実施します。
42
⑥ 新しい介護予防・日常生活支援総合事業
予防給付のうち訪問介護、通所介護について、地域支援事業に移行し、既存の介護事業
所によるサービスに加えて、ボランティア、NPO、民間企業など地域の多様な主体を活
用して高齢者を支援します。
なお、生活支援・介護予防サービスの基盤整備事業については、平成 27 年度から事業実
施予定ですが、今回の介護保険制度改革における、地域支援事業(新しい介護予防・日常
生活支援総合事業)と密接に関係があるので、町直営で実施していきます。
新しい介護予防・日常生活支援総合事業については、受け皿の整備等の期間が必要なこ
とから、平成 29 年4月までに移行開始できるよう地域基盤の整備を進めます。
【介護予防・日常生活支援総合事業体系図】
●現行の訪問
①訪問介護
介護相当
②訪問型サービス A(緩和した基準によるサービス)
訪問型サービス
(第 1 号訪問事業)
③訪問型サービス B(住民主体による支援)
●多様な
サービス
④訪問型サービス C(短期集中予防サービス)
⑤訪問型サービスD(移動支援)
介護予防・
生活支援
サービス事業
●現行の通所
介護相当
通所型サービス
(第 1 号通所事業)
介護予防・日常生活
支援総合事業
(新しい総合事業)
②通所型サービスA(緩和した基準によるサービス)
●多様な
(従来の要支援者)
● 要支援認定を受けた
者(要支援者)
● 基本 チェッ クリスト 該
当者(介護予防・生活支
援サービス対象事業者)
①通所介護
サービス
③通所型サービスB(住民主体による支援)
④通所型サービスC(短期集中予防サービス)
①栄養改善を目的とした配食
その他の生活支援サービス
(第 1 号生活支援事業)
介護予防ケアマネジメント
(第 1 号介護予防支援事業)
一般介護予防事業
①介護予防把握事業
②介護予防普及啓発事業
●第 1 号被保険者の
すべての者
●その支援のための
活動に関わる者
③地域介護予防活動支援事業
④一般介護予防事業評価事業
⑤地域リハビリテーション活動支援事業
43
②住民ボランティア等が行う見守り
③訪問型サービス、通所型サービスに準じる自立支
援に資する生活支援(訪問型サービス・通所型サー
ビスの一体的提供等)
※上記はサービスの典型例として示しているもの。市町村はこ
の例をふまえて、地域の実情に応じた、サービス内容を検討
する
(2)生きがいづくりの推進
高齢期を心豊かに生きがいある人生にするためには、生涯にわたり自発的な学習を続ける
ことが重要であることから、多様な分野において生きがいを持ち、地域や社会との関わりを
持ち続けられるよう、自主的活動や学習活動等、高齢者が参加しやすい活動の場の充実を図
ります。
また、就業をはじめとする社会的役割や、社会との関わりを持ち続けることは、住み慣れ
た地域でいつまでもいきいきと暮らしていくための重要な要素であり、また介護予防にもつ
ながっていくことから、就労支援の推進を図ります。
さらには、高齢者は地域づくりを支える活動や他の高齢者の生活を支える様々なサービス
の担い手として、期待されることから、今後、地域内で積極的な役割を果たしていけるよう
な社会づくりに努めます。
【具体的な取組】
① 高齢者スポーツの促進
町高齢者クラブ連合会主催で、さつま町いきいきシルバースポーツ大会を実施していま
す。大会では町内の各単位高齢者クラブが参加し、輪投げやゲートボールなど様々な種目
の競技が行われています。
平成 25 年度においては、30 単位高齢者クラブのうち、15 単位高齢者クラブの参加があ
りました。毎年、会員数の減少や単位クラブが減少する中、全会員が参加しやすい取り組
みを積極的に推進します。
② 高齢者クラブ活動の推進
高齢者クラブは、高齢者が自らの老後を健康で豊かなものにするための自主的な組織で
あり、
「健康・友愛・奉仕」の名のもとに、グラウンドゴルフやウォーキング等の健康づく
り活動や園芸・踊り・旅行などの趣味的活動、伝統文化活動を行っています。
毎年、会員数の減少や単位クラブが減少する中、高齢者が気軽に参加できるような組織・
体制づくりが課題です。
今後においては、いわゆる団塊の世代といわれる若年高齢者への周知広報や勧誘を図っ
ていきます。
(実施状況)
【実績値】
区 分
(高齢者クラブ)
(会員数)
H24 年度
【見込値】
H25 年度
H26 年度
【計画値】
H27 年度
H28 年度
H29 年度
32
30
28
32
32
32
2,000 人
1,838 人
1,701 人
2,000 人
2,000 人
2,000 人
44
③ 生涯学習の推進
本町では、教育委員会と連携して、
「高齢者福祉講座」の出前講座を実施しています。ま
た、介護保険課と合同で、高齢者を対象とした福祉サービスや介護保険の仕組み、利用方
法等の説明を行っており、今後においても、関係各課と連携し、魅力ある講座づくりを図
っていきます。
一人でも多くの町民に講座開設の情報提供ができるように、チラシ配布や町ホームペー
ジに加えて多様な方法による広報活動を行い、受講者の増加を図ります。
(実施状況)
【実績値】
区 分
H24 年度
出前講座回数
【見込値】
H25 年度
H26 年度
2回
2回
2回
【計画値】
H27 年度
3回
H28 年度
3回
H29 年度
3回
④ 雇用・就職の場の確保
高齢者の経験・技能・能力を活かした地域社会への貢献と、高齢者自身の健康と生きが
いを高める取り組みを行っており、就労を通じて社会参加することで生きがいや健康維持
につながっています。
今後も、高齢者が技術と経験を生かせる機会を提供し、高齢者の社会参加への意欲向上
と生きがいを持った豊かな生活を目指せるようシルバー人材センターの育成や、高齢者の
知識・経験を活かした新たな雇用機会の創出、会員数の確保等運営基盤を強化し、就業機
会の拡大を支援します。
(実施状況)
【実績値】
区
分
H24 年度
会員数
(シルバー人材セ
ンター)
H25 年度
278 人
【計画値】
【見込値】
H26 年度
264 人
265 人
H27 年度
280 人
H28 年度
285 人
H29 年度
290 人
⑤ 世代間等交流の促進
地区社会福祉協議会や地区福祉部等を中心として、学校、子ども会、高齢者クラブ等が
参加しての伝統文化芸能活動を実施していますが、子ども会や高齢者クラブ等の会員減少
が懸念されています。
今後においては、高齢者による子ども達への伝統文化芸能の指導、高齢者と子どもとの
ふれあい、子どもを見守る取り組みなど、世代間等交流の推進に努めます。
⑥ 老人福祉センターの利用促進
老人福祉センター「いぬまき荘」は、高齢者の生きがいづくり・憩いの拠点として、町
45
高齢者クラブ連合会の会議やふれあいサロン、健康教室、園芸教室等に幅広く利用されて
います。
施設は、30 年以上経過し、老朽化しており、高齢者には不便な箇所もありますが、利用
者については、温泉入浴利用者を中心に年々増加しています。
今後においては、高齢者の生きがいづくり・憩いの拠点として、施設の長寿命化の検討
を行うとともに、センターの利用促進に努めます。
(実施状況)
【実績値】
区
分
利用者数
【見込値】
【計画値】
H24 年度
H25 年度
H26 年度
H27 年度
H28 年度
H29 年度
10,521 人
11,394 人
11,813 人
12,000 人
12,500 人
13,000 人
⑦ 高齢者元気度アップ・ポイント事業(地域介護予防活動支援事業)
高齢者自身の健康づくり・介護予防を高齢者自身が参加して楽しむ活動に対し、地域商
品券等に交換できるポイントを差し上げることにより、高齢者の方々の健康維持や介護予
防への取組み促進を図る事業です。
今後においては、積極的な普及啓発を図り、高齢者の方々の健康維持や介護予防につな
げます。
(実施状況)
区 分
登録団体数
【実績値】
H24 年度
【見込値】
H25 年度
H26 年度
【計画値】
H27 年度
H28 年度
H29 年度
63
134
150
160
170
180
実人員/カード提出者
668 人
1,343 人
1,500 人
1,600 人
1,700 人
1,800 人
ポイント総数(p)
9,691p
33,287p
37,500p
40,000p
42,500p
45,000p
⑧ 高齢者元気度アップ地域包括ケア推進事業
高齢者を含む任意の団体(グループ)が行う見守り活動など高齢者を支援する活動等互
助活動に対し、地域商品券等に交換できるポイントを付与することにより、高齢者の健康
維持や介護予防、互助による地域活性化を図る事業です。
(実施状況)
区 分
【実績値】
H24 年度
H25 年度
【見込値】
H26 年度
登録団体数
活動回数
なし
ポイント総数(p)
46
【計画値】
H27 年度
H28 年度
H29 年度
41
70
80
80
320 回
3,500 回
4,000 回
4,000 回
320p
3,500p
4,000p
4,000p
基本目標2
住みなれた地域で安心して暮らせるまちづくり
(1)地域包括ケアシステムの構築
地域包括ケアシステムとは、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮
らしを人生の最期まで続けることができるよう、介護・医療・住まい・生活支援・予防が一
体的に提供される仕組みを言い、高齢者等が出来る限り住み慣れた地域で自立し、社会参加
しながら、かつ尊厳を持って、安心して暮らしていける地域社会の実現を目指します。
【具体的な取組】
① 地域包括支援センターの機能強化
地域包括支援センターは、高齢者の住み慣れた地域で、できるだけ自立したその人らし
い生活を継続することができるよう保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員等の専門職
をおき、地域住民の保健医療の向上及び福祉増進を継続的にかつ包括的に提供する中核機
関として位置づけられています。
地域包括支援センターは町内に1か所整備されており、平成 27 年度から社会福祉協議会
への委託運営になることから、町職員を派遣し、緊密な連携のもと新たに包括的支援事業
に位置づけられる「在宅医療・介護連携の推進」「認知症施策の推進」「地域ケア会議の推
進」
「生活支援サービスの体制整備」に向けた一層の取組みに努めます。
47
地域包括支援センターの包括的支援事業(4つの業務)
①介護予防ケアマネジメン
ト業務
介護予防サービス事業対象者の自立支援や介護予防
サービスの提供が効果的かつ効率的に実施されるよう
介護予防支援計画作成とモニタリング、評価等を行い
ます。
②総合相談・支援業務
地域において高齢者等の保健・医療・福祉等のさま
ざまな相談を総合的に受け止めるとともに、その心身
の状態や生活の実態等を把握し必要な支援、適切なサ
ービス、関係機関との連携、制度利用につなげるなど
の支援を行います。
③権利擁護業務
高齢者の人権や財産を守る権利擁護事業や成年後見
制度など権利擁護を目的とするサービスや制度を活用
しながら、高齢者のニーズに即したサービスや機関に
つなぎ、高齢者虐待の防止や権利擁護のための適切な
支援を行います。
④包括的・継続的ケアマネ
ジメント支援業務
高齢者が住み慣れた地域で生活できるよう、介護支
援専門員、主治医、地域の関係機関等の連携、在宅と
施設の連携等包括的・継続的なケア体制の構築とその
支援を行います。
介護予防事業・予防給付・介護給付のそれぞれのケ
アマネジメントの相互の連携を図り、その支援を行い
ます。
48
② 地域ケア会議の充実
高齢者個人に対する支援の充実と、それを支える社会基盤の整備とを同時に進め、高齢
になっても住み慣れた地域で尊厳のある自分らしい生活が継続できるよう、地域ケア会議
の充実を図ります。
「地域ケア会議」
(地域包括支援センター及び市町村レベルの会議)については、地域包
括ケアシステムの実現のために有効なツールであり、さらに取り組みを進めることが必要
です。高齢者の個別事例の検討を通じて、多職種協働によるマネジメント支援を行うとと
もに、地域のネットワーク構築につなげるなど、実効性のあるものとして定着・普及して
いくことが求められます。
49
(2)認知症ケアの推進
高齢化の進行に伴い、認知症高齢者の増加も見込まれることから、認知症高齢者が尊厳を
保ちながら穏やかな生活を送り、家族も安心して社会生活を営むことができる支援体制の充
実が求められています。
高齢者の多くが認知症への不安を抱えている中で、認知症になっても安心して暮らせる地
域づくりを目指すとともに、認知症に関する町民の理解を深めることをはじめ、医療や介護
等が連携した認知症ケアの充実、家族介護者の支援のためのサービスの充実等、地域におけ
る支援体制づくりが必要です。
【具体的な取組】
① 認知症支援策の推進
○認知症地域支援推進員の配置(市町村認知症施策総合推進事業)
認知症になっても住み慣れた地域で、生活を継続するために、コーディネーターとし
ての役割を担う「認知症地域支援推進員」を中心に、介護と医療の連携強化や、地域に
おける支援体制の構築を図っています。
今後においても、地域における認知症ケア体制及び医療との連携体制を強化し、認知
症の早期発見等へつなげるため医療と介護の切れ目のない総合的な支援体制の確立を図
ります。
(実施状況)
区
分
【実績値】
H24 年度
人数
【見込値】
H25 年度
3人
H26 年度
3人
3人
【計画値】
H27 年度
5人
H28 年度
5人
H29 年度
5人
○認知症サポーター養成(市町村認知症施策総合推進事業)
地域の中で認知症の人やその家族が、住み慣れた地域で安心して生活が続けられるよ
う、地域住民等へ認知症に対する正しい知識の理解普及と応援者の養成に今後も努めま
す。
(実施状況)
区 分
【実績値】
H24 年度
【見込値】
H25 年度
H26 年度
【計画値】
H27 年度
H28 年度
H29 年度
開催回数
3回
17 回
21 回
12 回
12 回
12 回
サポーター養成数
52 人
523 人
500 人
240 人
240 人
240 人
年度末累計
417 人
940 人
1,440 人
1,680 人
1,920 人
2,160 人
50
② 認知症ケアパスの作成普及【新規】
早期に医療的ケアや介護サービスを利用することにより、本人の生活の質の向上や家族
の介護負担の軽減にもつながります。このことから、どこの相談機関においても均一した
対応が可能となるよう、さつま町認知症ケアパスに基づき、認知症になっても、本人の望
む暮らしを継続するために、積極的に普及・啓発に努めます。
③ 認知症初期集中支援チームの設置
「認知症初期集中支援チーム」とは、認知症初期の症状が見受けられる高齢者に対し、
「認
知症初期集中支援チーム」が看護師を中心に訪問し、その結果を基に医師によるカンファ
レンスを実施し、認知症等高齢者への早期対応を図るものです。
認知症初期集中支援チームの設置については、平成 30 年度から事業実施の予定です。
なお、初期集中支援推進事業については、認知症疾患医療センターへの委託等を含め、
事業のあり方を検討していきます。
④ 認知症ケア向上推進事業
認知症ケアの向上を推進するための事業は、平成 27 年度から事業実施の予定です。
51
(3)在宅医療と介護の連携
地域包括ケアシステムの重要なポイントの一つとして、
「医療と介護の連携強化」が位置づ
けられています。
高齢化の進展に伴う高血圧、糖尿病、心疾患等の慢性疾患の増加により、医療と介護のニ
ーズを併せ持つ重度の要介護者や認知症高齢者が増加するなど、医療と介護の連携の必要性
はこれまで以上に高まると予測されます。
医療や介護の関係機関の専門職、行政、地域住民等が在宅医療について理解し、医療と介
護の切れ目ない連携が図られるよう努める必要があります。
【具体的な取組】
① 在宅医療の推進(地域支え合い体制づくり事業)
本町においては平成 25 年度から、地域支え合い体制づくり事業(さつま町在宅医療多職
種協働体制づくり事業及びさつま町在宅高齢者歯科医療連携事業)を実施し、在宅医療に
関する事業に取り組んでいます。
また、薩摩郡医師会において、平成 25 年度から 27 年度にかけて在宅医療推進地域支援
事業に取り組んでおり、町としては側面的な協力に努めてきました。
今後は、薩摩郡医師会の事業が終了する平成 28 年度以降も継続して、在宅医療の推進事
業に取り組み、高齢者が尊厳をもって安心して最期まで暮らすことができる地域づくりを
目指し、医療、介護の多職種の連携を深め、包括的かつ継続的に支える在宅医療の提供体
制の構築を目指します。
連携を図ることによる
医師一人の診療所での
看取りまでの体制
緊急時に入院可能な病院・有床診療所
(在宅療養の支援拠点機能)
病院
有床診療所
病院
医師
緊急時に備えた医師の
相互連携(グループ)
医師
医師
退院
急性憎 悪等緊急時 に入院
病院と開業医(在宅
の主治医)との連携
在宅主治医
(医師一人の診療所)
指示、処方
連携
訪問看護ステーシ
ョン、薬局、ケア
マネジャー等
医師
継続的な療養
管理・指導
看取り・死亡確認
在宅での生活
(ケアハウスなど多様な居住の場を含む)
52
訪問看護、
服薬指導等
② 介護と連携した在宅医療の体制整備【新規】
今後も医療や介護を必要とする高齢者の増加が予測されていますが、高齢者等が住み慣
れた地域で安心して医療が受けられ、自分らしい生活を続けるためには、包括的かつ継続
的な在宅医療・介護の提供体制の一体的な整備が必要となります。
平成 25 年度から 27 年度まで、薩摩郡医師会と連携して取り組んできた在宅医療推進地
域支援事業が終了します。
平成 28 年度以降も在宅医療の推進事業に取り組む予定であり、委託等を含め、事業のあ
り方を検討していきます。
53
(4)相談支援体制・見守り活動の充実
高齢化の進展とともに、今後もひとり暮らしの高齢者等の増加が予想され、さらには、高
齢者に対する虐待、高齢者の閉じこもり、認知症高齢者の増加への対応等、高齢者に関わる
様々な問題の対応が求められます。
高齢者やその家族等が、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるためには、
地域住民や各関係団体、関係機関の声かけや訪問、安否確認等を通じて、できるだけ早期に
問題を発見し、必要な支援等を迅速かつ効果的に行っていくことができるよう、福祉コミュ
ニティの充実やボランティア育成の体制づくり強化を図る必要があります。
【具体的な取組】
① 地域見守りネットワークの充実
町社会福祉協議会による各種活動や、民生委員、在宅福祉アドバイザー、公民会・地区
役員等と連携して、一人暮らし高齢者等への訪問や声かけなどを実施します。
県の地域見守りネットワーク支援事業を活用するとともに、町社会福祉協議会に業務委
託し、20 の地区(社会福祉協議会)との連携を図りながら見守り体制強化のための研修会
等も開催しています。
今後においては、公民会長をはじめ、民生・児童委員、地域団体等との連携により、公
民会相互の親睦を図りながら地域の特色を活かした活動の実施を推進するとともに、活動
を通して地域全体のボランティアに対する意識向上を図るなど、見守り・声かけ活動等を
積極的に促進します。また、平成 25 年度から進めている高齢者等の生活実態等を把握した
支え合いマップづくり等を引き続き推進します。
② 在宅福祉アドバイザーの配置
在宅福祉アドバイザーは、一人暮らしや寝たきりの高齢者・障害者など援護を必要とす
る方々(要援護者)に対し、
「地域見守りネットワーク」活動の核として、町・地域包括支援
センター・町社会福祉協議会・地域の民生委員等と連携を図りながら、援助が必要な方々
の生活を支援しています。在宅福祉アドバイザーの委嘱、見守り活動等についての研修会
開催(2回) 、地域のネットワーク(助け合いの輪)づくり推進を町社会福祉協議会に委託
(地区推進会議の運営、要援護者訪問、見守り計画書等の作成等)にて行っています。
今後は、更に地域ぐるみのネットワークづくりと災害時要援護者避難支援体制との連携
を図り、在宅福祉アドバイザー活動の啓発と民生委員等関係機関等との連携に努めます。
(実施状況)
【実績値】
区 分
在宅福祉
アドバイザー数
H24 年度
286 人
【見込値】
H25 年度
H26 年度
285 人
280 人
54
【計画値】
H27 年度
285 人
H28 年度
290 人
H29 年度
300 人
③ 福祉部の設置推進
見守り体制強化のための研修会等を継続的に実施するとともに、地域(公民館又は公民
会)における明確な活動組織として「福祉部」の設置を推進しており、現在7区で設置され
ています。
今後においても、地区での支え合い活動の強化が図られるよう、支援の充実に努めます。
【公民館又は公民会における福祉部イメージ図】
○○区公民館
町社会福祉協議会
地域見守りネットワーク支援事業活動経費
区役員会
館長
副館長
書記会計
専門部長
公民会長
合計
監事
地区社会福祉協議会
○ 名
会長
○ 名
副会長
○ 名
書記会計
○ 名
○ 名
○ 名
○ 名
○ 名
○ 名
○ 名
民生委員児童委員
在宅福祉アドバイザー代表
合計
監事
○ 名
○ 名
○ 名
○ 名
①推進会議を開催する
②公民会毎に要援護者訪問(見守り)
○ ○ 部
(民 生 )福 祉 部
民生委員児童委員
在 宅福 祉 アド バイ ザ ー(代 表)
健康づくり推進委員(代表)
青少年育成推進委員(代表)
子ども会育成会(代表)
母子寡婦福祉連絡員
食生活改善推進委員
生活研究グループ
身体障害者協会
小・中PTA(代表)
保護司,環境委員 等 1 地域福祉に関すること
(地区ネットワークづくりの
推進など)
2 環境,衛生,健康づくりに
関すること
3 子供育成に関すること
等
公民会福祉部
(高 齢者 の日 頃 の見 守 り体 制)
在宅福祉アドバイザー
民生委員児童委員
災害時要援護者制度の地域避難支援者
健康づくり推進員 等
見守り計画の検討・訪問実施 等
55
計画書を作成・提出→町社協
③年度末に活動業務報告・訪問実績
を提出→町社協
区( 民生)福祉部と連携
又は一体
④ 高齢者等見守り活動事業の強化
高齢者等の見守り活動については、地域でのネットワークづくりを進めながら、さらな
る強化を図るため、関係機関及び事業所等が相互に連携する「高齢者等見守り活動事業」
を平成 25 年度から展開しています。
この事業は、日頃地域住民との付き合いが多い町内事業所(郵便局・電力営業所・新聞販
売所・水道事業・ガス事業等)に、声かけや安否確認の協力をお願いし、些細な異変に気づ
いたときに町や協力機関(警察署・消防署・社会福祉協議会・民生委員児童委員協議会等)
に連絡・通報する取り組みです。
今後においては、協力事業所の拡大を図りながら見守り体制の強化に努めます。
⑤ 徘徊老人(高齢者)対策の推進
市町村認知症対策総合推進事業や地域見守りネットワーク支援事業の中で、徘徊老人へ
の対策の取り組みを行っています。
今後においては、地域住民や在宅福祉アドバイザー・民生委員等の見守る側の認知症へ
の理解と対応等を学ぶ機会の充実を図り、見守り体制の強化に努めます。
⑥ 成年後見制度利用支援事業
判断能力が不十分な認知症高齢者等を保護するため、町長の申立て等に要する経費及び
成年後見人等の報酬の助成を行い、成年後見制度の活用を図ります。
(実施状況)
【実績値】
区
分
H24 年度
【見込値】
H25 年度
H26 年度
【計画値】
H27 年度
H28 年度
H29 年度
発生件数
0件
0件
0件
1件
1件
1件
相談件数
3件
6件
3件
5件
5件
5件
56
基本目標3
安全・安心で高齢者にやさしい住まい環境づくり
(1)住環境整備
高齢者の多くがいつまでも住み慣れた地域で暮らしたいとしています。
要介護状態となっても在宅生活を、可能な限り持続できる取組が必要であり、また、
ひとり暮らし高齢者や夫婦のみの高齢者世帯の増加に伴い、介護や医療と連携して、
高齢者の生活を支援するサービスを提供する住宅の確保が重要になります。
住まいについて、高齢者の身体状況に配慮するとともに、多様なニーズに対応でき
る住まいの確保と居住支援を推進します。
【具体的な取組】
① 高齢者住宅等安心確保事業
高齢者世話付住宅に入居している高齢者に対して、生活援助員(ライフサポートアドバ
イザー)を派遣して生活指導・相談・安否確認等のサービスを提供する事業です。このサ
ービスにより、入居者が自立して安全かつ快適な生活を営むことができるように在宅生活
を援助しています。
緊急通報装置と団地内協力員の配置が完了しており、年間を通じ安定した安否確認等の
サービス体制が確立されています。
今後も、この体制が維持できるよう団地内協力員との連携など積極的な取り組みを図り
ます。
【実績値】
区
分
利用者数
H24 年度
358 回
【見込値】
H25 年度
H26 年度
369 回
57
373 回
【計画値】
H27 年度
365 回
H28 年度
365 回
H29 年度
365 回
(2)安全安心体制の整備
高齢期を安全・安心に暮らすためには、火災や自然災害、犯罪や交通事故等の危険に遭う
ことのないよう、安全性の高いまちづくり、体制づくりを進めることが重要です。
防災対策としては、町民一人一人の災害に対する意識、知識の向上や、関係機関と地域住
民との連携による高齢者への緊急時の対応、救援体制づくりの充実を図る必要があります。
また、防犯対策としては、高齢者の消費者被害の防止や対処のための啓発、情報提供・相
談体制の充実、認知症高齢者等の権利を守る活動の必要性が高まっています。
【具体的な取組】
① 高齢者虐待防止ネットワークの構築
高齢者虐待の防止、高齢者の養護に対する支援に関する法律に基づき、行政の責務とし
て、福祉課、介護保険課、地域包括支援センターが連携しながら、高齢者の虐待防止及び
広報・啓発に取り組んでいます。
今後は、町対応担当課・地域包括支援センター、警察等関係機関との連携及び役割の明
確化を図りながら、「早期発見・見守りネットワーク」「保険医療福祉サービス介入ネット
ワーク」
「関係専門機関介入支援ネットワーク」の3つのネットワークの整備充実を目指し
ます。また、普及啓発にむけたチラシを配布するなど相談窓口の啓発に努めます。
(実施状況)
【実績値】
区
分
H24 年度
ネットワーク
会議の開催
【見込値】
H25 年度
1回
H26 年度
1回
1回
【計画値】
H27 年度
1回
H28 年度
H29 年度
1回
1回
② 緊急通報体制整備事業
一人暮らし高齢者等の緊急時等に対応するため、委託先の民間事業者に通報される装置
の設置をしています。
要綱に基づき寝たきり若しくはこれに準ずる状態にある者や一人暮らしの重度身体障害
者、発作性の現病歴等がある方を中心に判定会において決定としています。
今後においても、一人暮らしの高齢者世帯等に、緊急通報装置を整備することで、災害・
急病等の緊急時における迅速かつ適切な対応による、安全と福祉の増進を図ります。
(実施状況)
【実績値】
区
分
民間事業者委託分
(基)
H24 年度
26 基
【見込値】
H25 年度
H26 年度
22 基
58
19 基
【計画値】
H27 年度
20 基
H28 年度
25 基
H29 年度
30 基
③ 災害時要援護者制度
災害時に在宅で心身が不自由な高齢者や障害者の方など、自力での避難が困難な方を支
援する取り組みとして、
「災害時要援護者制度」を推進しています。
公民会長・民生委員・在宅福祉アドバイザーへの周知を行っていますが、地域により制
度に対する関心にバラつきや登録者数にも地域差があります。
登録者数の増加に向けて民生委員等の協力を求めるとともに、取り組み・制度の内容の
周知をさらに強化し、要避難支援者の把握と個別支援計画の作成を進めます。
(実施状況)
【実績値】
区
分
H24 年度
H25 年度
608 人
登録者数
【見込値】
H26 年度
550 人
598 人
【計画値】
H27 年度
600 人
H28 年度
610 人
H29 年度
620 人
④ 公民会福祉無線通報体制整備事業
在宅の一人暮らし高齢者または夫婦暮らしの高齢者及び重度の身体障害者等で、災害時
要援護者制度に登録された方(要避難支援者)を対象に、急病や災害時等の緊急時に近隣
者の迅速な対応を支援するため、福祉無線機器を設置する公民会に対して補助金を交付す
る事業です。
今後も、引き続き在宅で生活する要避難支援者等の緊急時に対応するための体制整備と
して、公民会等に対して周知・啓発を図り、積極的に事業を推進します。
(実施状況)
【実績値】
区
分
H24 年度
設置補助件数
H25 年度
1件
【計画値】
【見込値】
H26 年度
24 件
0件
H27 年度
10 件
H28 年度
10 件
H29 年度
10 件
⑤ 消費者問題対策
悪質商法、クーリングオフに関するリーフレットの各戸への配布などの情報提供を行っ
ています。また、警察署及び町広報・商工振興担当課・地域包括支援センター等と連携し
て啓発・予防に努めるとともに、高齢者クラブ・ふれあいサロンの会合等を活用した啓発
活動も実施しています。
今後においては、地域見守りネットワーク支援事業の取り組みの中で、民生委員・アド
バイザー等の従来の活動との連携による、高齢者の見守り活動の充実を図り、消費者トラ
ブルの未然防止と解決に努めます。
59
基本目標4
高齢者の日常生活を支える支援サービスの充実
(1)生活支援サービスの充実
介護保険制度改正において、要支援1・2の介護予防訪問介護と介護予防通所介護におい
ては、全国一律の予防給付から、
「新しい介護予防・日常生活支援総合事業(地域支援事業)
」
に移行することになり、本町においては平成 29 年4月までに移行開始できるよう地域基盤の
整備を進めます。
なお、介護予防・生活支援サービス事業は、高齢者の在宅生活を支えるとして、ボランテ
ィア、NPO、民間企業、社会福祉法人等の多様な事業主体による重層的な生活支援サービ
スの提供が期待されていることから、本町においては、
「自助・互助・共助・公助」の役割分
担を踏まえた上で、地域資源等を活用したサービス体制の構築を積極的に推進します。
【具体的な取組】
① 生活支援サービス事業の充実【新規】
公的な福祉サービスではカバーできない身近な生活支援のニーズも今後増えていくこと
が予測されることから、地域で共に支えあうことができるよう、地域力を高めることが重
要です。
地域住民グループや関係機関・団体等と連携しながら、生活支援の担い手としての社会
参加を促し、住民運営の通いの場を充実させ、さらに高齢者の見守り、外出支援、家事支
援等のインフォーマルサービスの充実を図ります。
なお、生活支援や介護予防の担い手となるボランティア等に対し、サービスの質を確保
するため、地域の実情に応じた研修の実施にも努めます。
60
② 生活支援コーディネーターの配置【新規】
高齢者の生活支援・介護予防サービスの体制整備を推進していくことを目的とし、地域
において、生活支援・介護予防サービスの提供体制の構築に向けたコーディネート機能を
果たす生活支援コーディネーターの配置を行います。
コーディネーターと生活支援・介護予防サービスの提供主体等が連携し、定期的な情報
共有及び連携強化の場となる中核ネットワーク体制を構築する中で、地域ケア会議等によ
り、
「地域のニーズと資源の状況」
「多様な主体への協力依頼などの働きかけ」
「生活支援の
担い手の養成やサービスの開発」等に取り組んでいきます。
【イメージ図】
高齢者のニーズ
・生活支援サービスを
利用したい
・退職後も働きたい
・社会参加したい
市町村・地域包
括支援センター
現役世代のニーズ
支援
ボランティア
ボランティア等の
育成・研修や
活動体の立ち上げ支援
NPO、民間企業等の
生活支援の担い手や
関係機関のネットワーク化
活動がしたい
地域の人材、住民主体の
活動、NPO、民間企業
コーディネーターの
配置・協議体の設置
61
高齢者の社会参加・
生きがい就労の支援
(2)在宅・施設サービスの充実
【具体的な取組】
① 老人福祉バス
高齢者クラブやふれあいサロン等の福祉団体の研修又はボランティア活動等に老人福祉
バスを2台運行しています。
近年、ふれあいサロンが増加してきており、老人福祉センターにおける健康教室や町内
での活動等が活発に行われていることから、運行利用の申請が増加しています。
今後においても利用促進に努めていきます。
区
分
【実績値】
H24 年度
【見込値】
H25 年度
H26 年度
【計画値】
H27 年度
H28 年度
H29 年度
利用日数 1 号
189 日
174 日
180 日
185 日
185 日
185 日
利用日数 2 号
177 日
156 日
157 日
160 日
160 日
160 日
② 福祉電話貸与事業
一人暮らし高齢者等で生活保護法による被保護世帯又は町民税非課税世帯を対象に福祉
電話の貸与を行っています。
近年では、携帯電話等の普及により申請件数が減少しつつありますが、事業としては継
続して実施していきます。
区
分
設置件数(台)
【実績値】
H24 年度
4台
【見込値】
H25 年度
H26 年度
3台
3台
62
【計画値】
H27 年度
3台
H28 年度
3台
H29 年度
3台
③ 家族介護用品支給事業(家族介護支援事業)
要介護4・5の認定者で、町民税の非課税世帯の介護家族者に対し、介護用品購入券(上
限年額6万円)を配布し、介護用品(紙おむつ、尿取りパット等)の支給を行い、経済的
な負担の軽減に努めています。
平成 12 年度より支給しており、今後も介護支援専門員を通じて対象者の把握に努めてい
きます。
(実施状況)
区
分
【実績値】
H24 年度
【見込値】
H25 年度
【計画値】
H26 年度
H27 年度
H28 年度
H29 年度
支給実人数
41 人
42 人
37 人
40 人
42 人
44 人
延べ人数
262 人
291 人
310 人
320 人
330 人
340 人
④ 家族介護者のつどい(家族介護継続支援事業)
在宅で要介護者を介護している家族等に対して、家族介護者のつどいを開催し、家族の
精神的負担の軽減やリフレッシュに繋げています。
今後においても、継続的な実施ができるよう、体制づくりを行うとともに、関係機関と
の連携を図っていきます。
(実施状況)
区 分
【実績値】
H24 年度
【見込値】
H25 年度
H26 年度
【計画値】
H27 年度
H28 年度
H29 年度
開催回数
1回
1回
1回
1回
1回
1回
参加人員
8人
11 人
11 人
15 人
15 人
15 人
⑤ 介護者の語らう会(認知症施策)
在宅で認知症高齢者等の要介護者を介護している家族等に対して、語らう会を開催し、家
族の精神的負担の軽減やリフレッシュに繋げています。
今後においても、継続的な実施ができるよう、体制づくりを行うとともに、関係機関との
連携を図っていきます。
(実施状況)
区 分
【実績値】
H24 年度
【見込値】
H25 年度
H26 年度
【計画値】
H27 年度
H28 年度
H29 年度
開催回数
5回
5回
5回
5回
5回
5回
参加人員
62 人
71 人
73 人
80 人
85 人
90 人
63
⑥ 食の自立支援サービス
調理や食材の入手が困難な高齢者等の支援を行い、また同時に安否確認・声かけを行い、
在宅生活を支援する目的で実施しています。
管理栄養士1名、調理・配達員(臨時職員含め)の体制で、毎日2食(昼のみ、夕食の
み又は2食等選択が可能)を提供しています。
年間予定食数(契約食数)の 60,000 食を2年連続超えていることから、今後のニーズを
踏まえ、事業内容等の検討も必要となっています。
(実施状況)
【実績値】
区 分
延べ利用食数
【見込値】
【計画値】
H24 年度
H25 年度
H26 年度
H27 年度
H28 年度
H29 年度
65,133 食
65,079 食
65,000 食
65,000 食
65,000 食
65,000 食
64
(3)人材の確保育成
介護保険事業や高齢者保健福祉施策の充実のためには、福祉・介護人材の育成が不可欠で
す。今後、高齢化の進展により介護をはじめ、高齢者の生活を支える福祉人材の需要は一層
の増大が見込まれることから、介護分野における人手不足や離職率を改善し、質の高い人材
を安定的に確保するとともに育成していくことが求められています。
【具体的な取組】
① 介護支援ボランティア事業(地域介護予防活動支援事業)
高齢者が介護保険施設等でボランティア活動を行った場合に、
「ポイント」が得られ、ポ
イントに応じて換金できる仕組みとなる事業です。
今後においても、そのボランティア活動を通して高齢者の社会参加・地域貢献、介護予
防を促進し、多くの元気な高齢者が暮らす地域社会となるよう、多様な活動の場の提供に
努めます。
(実施状況)
区 分
登録者数
【実績値】
H24 年度
ポイント総数(p)
H25 年度
H26 年度
【計画値】
H27 年度
H28 年度
H29 年度
35 人
44 人
45 人
50 人
50 人
50 人
13
14
14
14
14
14
683 回
875 回
880 回
900 回
900 回
900 回
683p
875p
880p
900p
900p
900p
受け入れ事業所
活動回数
【見込値】
② 介護支援ボランティア養成講座(地域介護予防活動支援事業)
介護支援ボランティアとして活動するための医療や介護に関する知識の習得や対人援助
法を学ぶ養成講座を実施します。今後においては、社会福祉協議会が行っているボランテ
ィア養成・活動支援事業との連携を図り、人材育成・確保に努めます。
(実施状況)
区 分
【実績値】
H24 年度
【見込値】
H25 年度
H26 年度
【計画値】
H27 年度
H28 年度
H29 年度
人数
3人
3人
3人
5人
5人
5人
開催数
2回
2回
2回
2回
2回
2回
参加延べ人員
40 人
62 人
53 人
70 人
75 人
80 人
5/19(10 人) 6/15(33 人) 8/2(23 人)
6 月(35 人)
6 月(38 人)
6 月(40 人)
1/26(30 人) 1/25(29 人) 1/24(30 人)
1 月(35 人)
1 月(37 人)
1 月(40 人)
開催日(参加者)
65
③ 多様な人材の活用促進
地域福祉の推進に不可欠なボランティア活動や住民組織等については、生活支援コーデ
ィネーターのもと、地域資源の掘り起こしや社会福祉協議会を中心とした育成・支援体制を
強化するとともに、高齢者における保健福祉施策と連携した活動が可能となるような研修
や指導等の実施についても取り組んでいきます。
また、身近な地域で様々な方が介護を支える担い手となる地域づくりを積極的に推進し
ます。
66
第5章 介護保険事業計画
67
第5章
1
介護保険事業計画
日常生活圏域の設定
第3期以降の「市町村介護保険事業計画」においては、高齢者が住み慣れた環境で生活
を継続できるようにするために、市町村内を1つまたは複数に区分した「日常生活圏域」
を設定し、同圏域を基本的な枠組みとして地域密着型サービスの提供体制を整えていくこ
ととされました。
圏域の設定にあたっては、以下のような事項を踏まえ、地域の特性を総合的に考慮する
必要があります。
<圏域設定にあたっての考慮事項>
① 公民館・公民会の枠組み
② 地域住民の生活形態
③ 地理的条件(交通事情・面積)
④ 人口及び世帯・高齢化の状況
⑤ 介護給付等対象サービス基盤の整備状況
⑥ その他社会的条件
圏域の設定にあたっては、必要最小限の設定により町内のサービス供給のバランスをと
り、利用者の利便性を高める枠組みが必要です。また、利用者のニーズに即した適切なサ
ービス量を確保するためには、現在の枠組みを活用した柔軟なサービス利用が可能となる
設定が求められます。
本町においては、第5期計画に引き続き、町全体を一つの「日常生活圏域」と設定しま
す。
介護サービスを求める一人一人が地理的条件や交通等の利便性を確保しつつ、各事業者
が提供するサービス内容を十分に吟味しながら自己決定できる、選択の幅の広い枠組みを
めざすものとします。
日常生活圏域の概要
高齢者
面積
総人口
高齢者の
高齢化率
人口
さつま町
2
303.96Km
23,271 人
8,461 人
いる世帯数
36.4%
6,207 世帯
資料:平成 26 年 10 月住民基本台帳
68
2
介護保険事業のサービス体系
【平成27・28年度サービス体系】
区分
在宅サービス
介護サービス
予防サービス
訪問介護
介護予防訪問介護
訪問入浴介護
介護予防訪問入浴介護
訪問看護
介護予防訪問看護
訪問リハビリテーション
介護予防訪問リハビリテーション
居宅療養管理指導
介護予防居宅療養管理指導
通所介護
介護予防通所介護
通所リハビリテーション
介護予防通所リハビリテーション
短期入所生活介護
介護予防短期入所生活介護
短期入所療養介護
介護予防短期入所療養介護
特定施設入居者生活介護
介護予防特定施設入居者生活介護
福祉用具貸与
介護予防福祉用具貸与
特定福祉用具販売
特定介護予防福祉用具販売
居宅介護支援
介護予防支援
介護老人福祉施設
施設サービス
介護老人保健施設
介護療養型医療施設
夜間対応型訪問介護
地域密着型サービス
認知症対応型通所介護
介護予防認知症対応型通所介護
小規模多機能型居宅介護
介護予防小規模多機能型居宅介護
認知症対応型共同生活介護
介護予防認知症対応型共同生活介護
地域密着型特定施設入居者生活介護
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
定期巡回・随時対応型訪問介護看護
看護小規模多機能型居宅介護
地域密着型通所介護
その他
住宅改修
介護予防住宅改修
介護予防事業
①二次予防事業
②一次予防事業
包括的支援事業(地域包括支援センター)
地域支援事業
①介護予防ケアマネジメント業務
②総合相談支援業務
③権利擁護業務
④包括的・継続的ケアマネジメント支援業務
任意事業
69
【平成29年度サービス体系】
区分
介護サービス
予防サービス
訪問介護
訪問入浴介護
介護予防訪問入浴介護
訪問看護
介護予防訪問看護
訪問リハビリテーション
介護予防訪問リハビリテーション
居宅療養管理指導
介護予防居宅療養管理指導
通所介護
在宅サービス
通所リハビリテーション
介護予防通所リハビリテーション
短期入所生活介護
介護予防短期入所生活介護
短期入所療養介護
介護予防短期入所療養介護
特定施設入居者生活介護
介護予防特定施設入居者生活介護
福祉用具貸与
介護予防福祉用具貸与
特定福祉用具販売
特定介護予防福祉用具販売
居宅介護支援
介護予防支援
介護老人福祉施設
施設サービス
介護老人保健施設
介護療養型医療施設
夜間対応型訪問介護
地域密着型サービス
認知症対応型通所介護
介護予防認知症対応型通所介護
小規模多機能型居宅介護
介護予防小規模多機能型居宅介護
認知症対応型共同生活介護
介護予防認知症対応型共同生活介護
地域密着型特定施設入居者生活介護
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
定期巡回・随時対応型訪問介護看護
看護小規模多機能型居宅介護
地域密着型通所介護
その他
住宅改修
介護予防住宅改修
介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)
①介護護予防・生活支援サービス事業
②一般介護予防事業
包括的支援事業(地域包括支援センター)
地域支援事業
①地域包括支援センター事業
②在宅医療・介護連携の推進
③認知症施策の推進
④生活支援体制整備事業
任意事業
70
3
地域支援事業
(1)新しい介護予防・日常生活支援総合事業について【平成 29 年度】
今回の介護保険制度改正において、要支援1・2の介護予防訪問介護と介護予防通所介
護は、全国一律の予防給付から、町独自の「新しい介護予防・日常生活支援総合事業(地
域支援事業)
」に移行することになり、既存の介護事業所によるサービスに加えて、NPO、
民間企業、ボランティアなど地域の多様な主体を活用して高齢者を支援する事業となりま
す。
改正前
改正後
事業名
事業名
介護予防給付
(要支援1~2)
訪問介護
訪問型サービス
通所介護
介護予防・日常生活支
援サービス事業
地
域
支
援
事
業
介護予防・
日常生活支
援総合事業
(総合事業)
生活機能評価事業
介護予防支援事業
介護予防把握事業
介護予防普及啓発事業
地域介護予防活動
支援事業
介護予防一般高齢者施策評価
事業
通所型サービス
生活支援サービス
通所型介護予防事業
介護予防
事業
類型
介護予防普及啓発事業
地
域
支
援
事
業
一般介護予防事業
地域介護予防活動
支援事業
一般介護予防事業
評価事業
地域リハビリテーション
活動支援事業
地域包括支援センター事業
包括的支援
事業
地域包括支援センター事業
包括的支援
事業
在宅医療・介護連携の推進
認知症施策の推進
生活支援サービスの充実・強化
家族介護者支援事業
任意事業
介護給付適正化事業
家族介護者支援事業
任意事業
その他の事業
介護給付適正化事業
その他の事業
事業の開始時期については、地域における統一的なサービスの提供体制が必要なことか
ら、サービス事業所やボランティア・NPOなど多様な提供体制による受け皿の確保を図
るとともに、地域住民主体による生活支援サービスの充実、高齢者の社会参加を推進して
いく必要があります。
本町では十分な制度の準備や周知、体制づくりを図った上、平成 29 年度までの事業開始
に向けて地域基盤づくりを進めて参ります。
71
(2)地域支援事業【平成 27~28 年度】
① 介護予防事業
事業区分
二次予防事業対象者
把握事業
訪問型サービス
二次予防事業
通所型介護予防事業
介護予防普及啓発事業
一次予防事業・
介護予防施策
地域介護予防活動支援
事業
事業名
二次予防事業対象者把握事業
→p38
認知症予防・うつ予防・閉じこもり予防
→p40
運動器の機能向上・栄養改善・口腔機能
の向上
→p39
はつらつ運動教室
→p39
ハッピーロコモ予防教室
→p40
講演会・健康相談会等の開催
→p41
脳のすこやか塾
→p41
さつまハッスル運動教室
→p41
高齢者ふれあいいきいきサロン事業
→p42
介護者の語らう会
→p63
介護支援ボランティア事業
→p65
② 包括的支援事業
事業区分
事業名
介護予防ケアマネジメント業務
→p48
総合相談支援業務
→p48
権利擁護業務
→p48
包括的・継続的ケアマネジメント支援業務
→p48
③ 任意事業
事業区分
介護給付費適正化事業
家族介護支援事業
任意事業
その他の事業
事業名
介護給付適正化事業
→p94
家族介護用品支給事業
→p63
家族介護者のつどいの開催
→p63
地域支え合い体制づくり事業
→p52
成年後見制度利用支援事業
→p56
市町村認知症施策総合推進事業
→p50
介護相談員派遣等事業
→p94
72
4
居宅サービス見込み量
居宅サービスについては、現在、サービスの種類によっては利用希望が多く思うような
サービスを受けられないものもあることから、今後在宅での介護が増加していくことが見
込まれる中にあって、サービス利用に見合った受け皿づくりが必要となってきます。この
ため第6期計画期間中に将来的なサービスの必要性など利用動向を勘案して、本町におけ
る介護需要に見合ったサービス基盤について方向付けをするための取組みを進めることに
します。
① 訪問介護・介護予防訪問介護
訪問介護は、利用者の居宅にホームヘルパーが訪問し、食事や入浴、排泄の介助などの
身体介護や、買い物、洗濯、掃除などの生活援助を行うもので、居宅介護における中心的
なサービスとして位置付けられています。
図表
訪問介護・介護予防訪問介護推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
利用人数
(人/月)
供給量
(回数/月)
利用人数
(人/月)
介護給付
予防給付
平成 28 年度
平成 29 年度
241
243
304
440
3,424
3,610
3,573
3,700
125
125
128
0
訪問介護
訪問入浴介護
(人)
(人)
600
500
400
300
200
100
0
平成 27 年度
20
15
243
304
440
504
10
506
5
125
128
H27
H28
第6期
要支援
0
H29
H32
H37
第7期
第9期
12
13
13
0
0
0
0
0
H27
H28
H29
H32
H37
第7期
第9期
第6期
要支援
要介護
15
14
要介護
② 訪問入浴介護・介護予防訪問入浴介護
訪問入浴介護は、利用者の居宅に移動入浴車などの入浴設備を持ち込み、入浴・洗髪の
介助や心身機能の維持・確認を行うものです。
73
図表
訪問入浴介護・介護予防訪問入浴介護推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
介護給付
予防給付
利用人数
(人/月)
供給量
(回数/月)
利用人数
(人/月)
供給量
(回数/月)
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
11
12
13
14
27
57
63
62
0
0
0
0
0
0
0
0
74
③ 訪問看護・介護予防訪問看護
訪問看護は、利用者の居宅に看護師等が訪問し、主治医の指示のもと、健康状態の管理
や処置などを行います。
図表
訪問看護・介護予防訪問看護推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
利用人数
(人/月)
供給量
(回数/月)
利用人数
(人/月)
供給量
(回数/月)
介護給付
予防給付
273
677
552
846
924
1,016
5
5
5
4
60
96
132
164
訪問リハビリテーション
(人)
12
10
8
6
4
2
0
600
677
200
390
344
110
5
273
5
4
4
4
H27
H28
H29
H32
H37
第7期
第9期
第6期
要支援
平成 29 年度
110
800
400
平成 28 年度
85
訪問看護
(人)
0
平成 27 年度
5
4
H27
H28
H29
第6期
要支援
要介護
10
9
H32
H37
第7期
第9期
7
要介護
④ 訪問リハビリテーション・介護予防訪問リハビリテーション
訪問リハビリテーションは、利用者の居宅に理学療法士や作業療法士等が訪問し、日常
生活を送るために必要な心身の機能の維持回復を図ることを目的としたサービスです。
図表
訪問リハビリテーション・介護予防訪問リハビリテーション推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
介護給付
予防給付
利用人数
(人/月)
供給量
(回数/月)
利用人数
(人/月)
供給量
(回数/月)
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
1
4
5
7
6
18
22
25
0
0
0
0
0
0
0
0
75
⑤ 居宅療養管理指導・介護予防居宅療養管理指導
居宅療養管理指導は、利用者の居宅に医師・歯科医師・薬剤師等が訪問し、療養上の管
理指導を行うものです。
図表
居宅療養管理指導・介護予防居宅療養管理指導推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
利用人数
(人/月)
利用人数
(人/月)
介護給付
予防給付
(人)
平成 27 年度
51
54
58
3
0
0
0
居宅療養管理指導
通所介護
(人)
400
60
300
40
200
51
平成 29 年度
39
80
20
平成 28 年度
63
58
54
48
100
0
236
177
141
147
H27
H28
242
198
178
0
H27
H28
H29
第6期
要支援
H32
H37
第7期
第9期
H29
第6期
要介護
要支援
H32
H37
第7期
第9期
要介護
⑥ 通所介護・介護予防通所介護
通所介護は、利用者が通所介護事業所(デイサービスセンター等)に通所し、食事や入
浴などの日常生活上の世話を受けるほか、機能訓練や社会交流による日常生活能力の維持
(認知症予防)を図ることを目的としたサービスです。
図表
通所介護・介護予防通所介護推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
介護給付
予防給付
利用人数
(人/月)
供給量
(回数/月)
利用人数
(人/月)
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
235
236
177
198
2,078
2,266
1,648
1,724
133
141
147
0
76
⑦ 通所リハビリテーション・介護予防通所リハビリテーション
通所リハビリテーションは、利用者が病院や介護老人保健施設などに通所し、心身機能
の維持回復を目的に、理学療法士や作業療法士の指導のもとで専門的なリハビリテーショ
ンを受け、送迎・入浴・食事等のサービスも受けられるサービスです。
図表
通所リハビリテーション・介護予防通所リハビリテーション推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
利用人数
(人/月)
供給量
(回数/月)
利用人数
(人/月)
介護給付
予防給付
平成 27 年度
154
165
191
2,005
1,834
1,946
2,049
65
65
66
67
通所リハビリテーション
短期入所生活介護
(人)
400
120
100
80
60
40
20
0
300
200
0
平成 29 年度
226
(人)
100
平成 28 年度
154
165
191
242
240
65
66
67
59
54
H27
H28
H29
H32
H37
第7期
第9期
第6期
要支援
103
100
98
97
82
4
5
6
6
6
H27
H28
H29
H32
H37
第7期
第9期
第6期
要支援
要介護
要介護
⑧ 短期入所生活介護・介護予防短期入所生活介護
短期入所は、介護者の事情等により居宅での介護が困難になった際に、施設に一定期間
入所し、入浴・食事・排泄などの介護や日常生活の世話、機能訓練などを受けるもので、
特別養護老人ホームに入所する場合、短期入所生活介護となります。
図表
短期入所生活介護・介護予防短期入所生活介護推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
介護給付
予防給付
利用人数
(人/月)
供給量
(日数/月)
利用人数
(人/月)
供給量
(日数/月)
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
93
97
98
100
1,137
1,112
1,193
1,318
2
4
5
6
12
21
22
29
77
⑨ 短期入所療養介護(老健)・介護予防短期入所療養介護(老健)
短期入所のうち、老人保健施設に入所する場合、短期入所療養介護となります。
図表
短期入所療養介護(老健)
・介護予防短期入所療養介護(老健)推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
利用人数
(人/月)
供給量
(日数/月)
利用人数
(人/月)
供給量
(日数/月)
介護給付
予防給付
平成 27 年度
平成 29 年度
22
22
22
22
210
306
336
380
0
0
0
0
0
0
0
0
短期入所療養介護(病院等)
短期入所療養介護(老健)
(人)
(人)
25
20
15
10
5
0
平成 28 年度
22
22
22
1
1
1
0
0
0
22
14
H27
H28
H29
第6期
要支援
H32
H37
第7期
第9期
0
0
0
0
0
H27
H28
H29
H32
H37
第7期
第9期
第6期
要介護
要支援
要介護
⑩ 短期入所療養介護(病院等)・介護予防短期入所療養介護(病院等)
短期入所のうち、介護療養型医療施設に入所する場合、短期入所療養介護となります。
図表
短期入所療養介護(病院等)・介護予防短期入所療養介護(病院等)推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
介護給付
予防給付
利用人数
(人/月)
供給量
(日数/月)
利用人数
(人/月)
供給量
(日数/月)
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
78
⑪ 特定施設入居者生活介護・介護予防特定施設入居者生活介護
特定施設入居者生活介護は、特定施設(有料老人ホーム、ケアハウス等)に入居して
いる利用者に対して介護サービス計画に基づいて入浴、食事等の介護、機能訓練などを行
うものです。
図表
特定施設入居者生活介護・介護予防特定施設入居者生活介護推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
利用人数
(人/月)
利用人数
(人/月)
介護給付
予防給付
平成 27 年度
34
35
35
0
0
0
0
福祉用具貸与
(人)
40
800
30
600
20
平成 29 年度
34
特定施設入居者生活介護
(人)
平成 28 年度
34
35
36
35
10
200
0
0
H27
H28
H29
第6期
要支援
H32
H37
第7期
第9期
553
400
36
467
335
363
383
118
119
120
137
117
H27
H28
H29
H32
H37
第7期
第9期
第6期
要介護
要支援
要介護
⑫ 福祉用具貸与・介護予防福祉用具貸与
福祉用具貸与は、利用者が日常生活を営むために、心身の状況や環境等に応じて自立を
助ける適切な福祉用具の選定・貸与を行うものです。
図表
福祉用具貸与・介護予防福祉用具貸与推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
介護給付
予防給付
利用人数
(人/月)
利用人数
(人/月)
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
334
335
363
383
117
118
119
120
79
⑬ 特定福祉用具購入・特定介護予防福祉用具購入
特定福祉用具販売は、居宅での介護を円滑に行うことができるように、5種目の特定福
祉用具の購入費に対して年間 10 万円を上限として支給するサービスです。
図表
特定福祉用具購入・特定介護予防福祉用具購入推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
利用人数
(人/月)
利用人数
(人/月)
介護給付
予防給付
平成 27 年度
平成 29 年度
7
18
18
18
8
8
8
8
特定福祉用具購入費
40
平成 28 年度
居宅介護支援・介護予防支援
(人)
(人)
1,500
30
1,000
20
23
19
10
14
15
16
0
4
5
5
6
6
H27
H28
H29
H32
H37
第7期
第9期
第6期
要支援
500
593
626
667
796
686
357
362
369
388
365
H27
H28
H29
H32
H37
第7期
第9期
0
第6期
要介護
要支援
要介護
⑭ 居宅介護支援・介護予防支援
居宅介護支援事業は、利用者の意向をもとにした介護支援専門員(ケアマネジャー)に
よるケアプランの作成やサービス提供事業者等との連絡調整など居宅サービス利用にか
かわる総合調整を行うものです。
図表
居宅介護支援・介護予防支援推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
介護給付
予防給付
利用人数
(人/月)
利用人数
(人/月)
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
596
593
626
667
344
357
362
369
80
⑮ 住宅改修・介護予防住宅改修
住宅改修は、在宅生活に支障がないように行う住宅の改修(段差解消、手すり取付け等)
に対し、20 万円を上限として費用の支給を行うものです。
図表
住宅改修・介護予防住宅改修推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
利用人数
(人/月)
利用人数
(人/月)
介護給付
予防給付
30
25
20
15
10
5
0
18
18
18
16
8
8
8
9
8
H27
H28
H29
H32
H37
第7期
第9期
第6期
要支援
平成 28 年度
平成 29 年度
9
14
15
16
4
4
5
5
住宅改修費
(人)
平成 27 年度
11
要介護
81
5
施設サービス見込み量
施設サービスについては、サービス利用も多く、特に特養待機者が 200 人前後と多い中
で、在宅での中重度の認定高齢者の介護がなされていることから、施設系についても将来
的な利用動向等を勘案したサービス基盤の在り方を検討する必要があります。このため、
第6期計画期間中に将来的なサービスの必要性など、居宅サービス等を含めて、本町のサ
ービス基盤について検討を進めることとします。
① 介護老人福祉施設
介護老人福祉施設は、身体上または精神上著しい障害があるため常時介護を必要とし、
自宅において介護を受けることが困難な高齢者に対して、入浴・排泄・食事等の介護、そ
の他日常生活の世話を行う入所施設です。
図表
介護老人福祉施設推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
介護給付
利用人数
(人/月)
288
平成 27 年度
平成 28 年度
288
288
平成 29 年度
298
② 介護老人保健施設
介護老人保健施設は、在宅復帰を目的として、リハビリテーションを含む看護・医療サ
ービスを提供するとともに、入浴・排泄・食事等介護、その他日常生活上の世話を行う入
所施設です。
図表
介護老人保健施設推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
介護給付
利用人数
(人/月)
136
平成 27 年度
平成 28 年度
136
136
平成 29 年度
136
③ 介護療養型医療施設
介護療養型医療施設は、病状が安定期にある要介護者に対し、医学的管理のもとに介護
その他の世話や医療・リハビリテーションなどを行う入所施設です。
図表
介護療養型医療施設推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
介護給付
利用人数
(人/月)
35
82
平成 27 年度
35
平成 28 年度
35
平成 29 年度
35
介護老人福祉施設
(人)
(人)
300
300
200
200
288
288
298
298
介護老人保健施設
298
100
100
0
136
136
136
136
136
H27
H28
H29
H32
H37
第7期
第9期
0
H27
H28
H29
第6期
H32
H37
第7期
第9期
第6期
介護療養型医療施設
(人)
200
150
100
50
35
35
35
35
35
H27
H28
H29
H32
H37
第7期
第9期
0
第6期
83
6
居住系サービス見込み量
居住系サービスについては、現在においてもサービス利用が多い中で、希望に応じたサ
ービス利用が難しい中、将来的には利用希望が増えることも予想され、将来的な介護サー
ビスの動向や地域的な必要性、在宅での介護の実情等を勘案して、居宅系、居住系サービ
スとあわせてサービス基盤の在り方の検討を進めることにします。
① 認知症対応型共同生活介護・介護予防認知症対応型共同生活介護
認知症対応型共同生活介護は、認知症の状態にある要介護認定者に対して、共同生活を
行う住居において、入浴・排泄・食事等の介護、その他の日常生活上の世話及び機能訓練
を行うものです。
図表
認知症対応型共同生活介護・介護予防認知症対応型共同生活介護推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
利用人数
(人/月)
利用人数
(人/月)
介護給付
予防給付
(人)
平成 29 年度
114
114
114
1
1
1
1
小規模多機能型居宅介護
認知症対応型共同生活介護
80
(人)
60
100
114
114
114
115
40
115
20
0
平成 28 年度
114
150
50
平成 27 年度
1
1
1
1
1
H27
H28
H29
H32
H37
第7期
第9期
第6期
要支援
0
49
51
47
4
5
6
6
6
H27
H28
H29
H32
H37
第7期
第9期
第6期
要介護
66
53
要支援
要介護
② 小規模多機能型居宅介護・介護予防小規模多機能型居宅介護
小規模多機能型居宅介護は、在宅の要介護認定者の心身の状況、その置かれている環境
等に応じて、利用者の選択に基づき、居宅もしくは省令で定めるサービス拠点に通わせ、
または短期間宿泊させ、当該拠点において入浴・排泄・食事等の介護、その他日常生活上
の世話、機能訓練等を行うものです。
84
図表
小規模多機能型居宅介護・介護予防小規模多機能型居宅介護推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
利用人数
(人/月)
利用人数
(人/月)
介護給付
予防給付
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
49
49
51
53
1
4
5
6
③ 地域密着型通所介護
制度改正により、定員 18 人未満の小規模通所介護事業所は、市町村が指定・監督を行
う地域密着型サービスに位置づけられることになりました。
図表
地域密着型通所介護推計値
実績見込
推 計
平成 26 年度
利用人数
(人/月)
供給量
(回数/月)
利用人数
(人/月)
介護給付
予防給付
H27
85
H28
H29
76
85
-
-
706
739
-
-
-
-
第6期
要支援
104
76
H32
H37
第7期
第9期
平成 29 年度
-
地域密着型通所介護
76
平成 28 年度
-
(人)
120
100
80
60
40
20
0
平成 27 年度
要介護
85
7
介護保険料算出
(1)介護保険事業の推計手順
将来高齢者人口等の推計から、介護サービス見込み量及び給付費、保険料算定までのお
おまかな流れを示すと、下図のとおりとなります。
【介護保険料算定までの流れ】
将来人口の推計
①将来高齢者人口の推計
性別・年齢別の認定者数
施設・居住系の整備見込み
○介護老人福祉施設
○介護老人保健施設
○介護療養型医療施設
(新規整備不可)
○特定施設
○グループホーム
サービス
未利用者数の推計
地域密着型の
新規サービス提供動向
(事業者アンケート)
②将来認定者数の推計
標準的居宅サービスの
利用者率
③施設・居住系サービスの
利用者数の推計
標準的居宅サービスの
利用者数の推計
④居宅系の各サービス
利用者数・利用量の推計
居宅系の各サービス
利用者率等
⑤介護保険各サービスの
給付費の推計
審査手数料・
地域支援事業費等の推計
第6期の費用額の推計
所得段階・負担割合
第6期介護報酬単価
調整交付金
財政安定化基金投入
準備基金取り崩し
第6期の介護保険料
86
(2)財源構成
標準給付費居宅系
第1号被保険
者 22.0%
標準給付費施設系
国(調整交付
金) 5.0%
第1号被保険
者 22.0%
国 20.0%
国(調整交付
金) 5.0%
国 15.0%
鹿児島県
17.5%
鹿児島県
12.5%
第2号被保険
者 28.0%
第2号被保険
者 28.0%
さつま町
12.5%
介護予防事業費
第1号被保険
者 22.0%
さつま町
12.5%
包括的支援事業・任意事業費
第1号被保険
者 22.0%
国 25.0%
国 39.0%
さつま町
19.5%
鹿児島県
12.5%
第2号被保険
者 28.0%
さつま町
12.5%
鹿児島県
19.5%
87
8
サービス給付費の推計
(1)介護サービスの給付費の推計値
要介護者数及びサービス利用の見込量などを基に平成 27 年度から平成 29 年度の給付費
を次のように見込みました。
① 介護サービス給付費
(単位 : 千円)
平成 27 年度
居宅サービス
平成 28 年度
平成 29 年度
882,530
843,007
880,041
108,344
108,126
109,744
7,499
8,308
8,168
44,210
49,301
54,275
589
707
806
4,888
5,315
5,784
239,771
170,230
174,180
通所リハビリテーション
203,126
216,438
226,482
短期入所生活介護
108,064
113,848
124,461
38,379
39,961
43,218
0
0
0
特定施設入居者生活介護
65,665
67,087
67,800
福祉用具貸与
59,160
60,584
61,539
2,835
3,102
3,584
420,237
499,563
501,215
定期巡回・随時対応型訪問介護看護
0
0
0
認知症対応型通所介護
0
0
0
小規模多機能型居宅介護
103,998
109,062
111,477
認知症対応型共同生活介護
316,239
317,545
315,089
地域密着型特定施設入居者生活介護
0
0
0
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
0
0
0
複合型サービス
0
0
0
地域密着型通所介護
0
72,956
74,649
1,373,083
1,389,371
1,437,602
介護老人福祉施設
844,044
857,932
902,740
介護老人保健施設
449,522
452,076
455,499
79,517
79,363
79,363
住宅改修
12,062
12,815
13,272
居宅介護支援
97,358
103,620
111,107
2,785,270
2,848,376
2,943,237
訪問介護
訪問入浴介護
訪問看護
訪問リハビリテーション
居宅療養管理指導
通所介護
短期入所療養介護(老健)
短期入所療養介護(病院等)
特定福祉用具購入
地域密着型サービス
介護保険施設サービス
介護療養型医療施設
介護サービス給付費計
88
② 介護予防サービス給付費
(単位 : 千円)
平成 27 年度
介護予防サービス
平成 28 年度
平成 29 年度
131,413
139,500
61,472
25,518
26,076
0
0
0
0
7,076
9,673
12,045
介護予防訪問リハビリテーション
0
0
0
介護予防居宅療養管理指導
0
0
0
介護予防通所介護
53,203
56,440
0
介護予防通所リハビリテーション
30,183
31,564
32,991
1,541
1,666
2,134
介護予防短期入所療養介護(老健)
0
0
0
介護予防短期入所療養介護(病院等)
0
0
0
介護予防特定施設入居者生活介護
0
0
0
12,917
13,010
13,125
975
1,071
1,177
4,815
5,553
6,068
0
0
0
介護予防小規模多機能型居宅介護
2,244
2,987
3,502
介護予防認知症対応型共同生活介護
2,571
2,566
2,566
6,444
6,505
6,445
17,899
18,074
18,459
160,571
169,632
92,444
介護予防訪問介護
介護予防訪問入浴介護
介護予防訪問看護
介護予防短期入所生活介護
介護予防福祉用具貸与
特定介護予防福祉用具購入
地域密着型介護予防サービス
介護予防認知症対応型通所介護
介護予防住宅改修
介護予防支援
介護予防サービス給付費計
③ 総給付費(介護サービス給付費・介護予防サービス給付費)
(単位 : 千円)
平成 27 年度
介護サービス給付費計
介護予防サービス給付費計
介護サービス給付費計
89
平成 28 年度
平成 29 年度
2,785,270
2,848,376
2,943,237
160,571
169,632
92,444
2,945,841
3,018,008
3,035,681
(2)地域支援事業費の見込み
(単位 : 千円)
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
介護予防・日常生活支援総合事業費
18,483
18,900
98,800
包括的支援事業・任意事業
54,046
54,100
54,200
72,529
73,000
153,000
計(地域支援事業費)
90
9
第1号被保険者保険料の見込み
(1)標準給付費及び地域支援事業費見込額
(単位 :千円)
第6期
平成 27 年度
標準給付費見込額(A)
平成 28 年度
平成 29 年度
合計
3,159,911
3,219,500
3,237,066
9,616,477
2,945,841
3,018,008
3,035,681
8,999,530
-4,868
-7,531
-7,413
-19,812
特定入所者介護サービス費等給付額
159,000
159,500
160,000
478,500
補足給付の見直しに伴う財政影響額
-16,065
-27,518
-29,282
-72,865
高額介護サービス費等給付額
61,000
61,500
62,000
184,500
高額医療合算介護サービス費等給付額
12,000
12,500
13,000
37,500
3,003
3,041
3,080
9,124
72,529
73,000
153,000
298,529
3,232,440
3,292,500
3,390,066
9,915,006
介護給付費・予防給付費
一定以上所得者の利用者負担の見直しに伴う
財政影響額
算定対象審査支払手数料
地域支援事業費(B)
標準給付費+地域支援事業費合計
見込額(A+B)
(2)介護保険料の算出
標準給付費見込額+地域支援事業費
× 第1号被保険者負担割合
9,915,006 千円
22%
= 第1号被保険者負担分相当額
2,181,301 千円
+ 調整交付金相当額(標準給付費見込額の 5.00%)
485,763 千円
- 調整交付金見込額(平成27~29年度分の合計)
1,130,395 千円
平成27年度(標準給付費見込額の 11.89%)
375,713 千円
平成28年度(標準給付費見込額の 11.66%)
375,394 千円
平成29年度(標準給付費見込額の 11.37%)
379,288 千円
- 準備基金取崩額
50,000 千円
= 保険料収納必要額
1,486,669 千円
÷ 予定保険料収納率
98.90%
÷ 所得段階別加入割合補正後被保険者数
= 保険料の基準額(年額)
21,218 人
70,846 円
÷ 12 か月
5,900 円
= 保険料の基準額(月額)
91
(3)所得段階別保険料額
図表
段
所得段階別保険料額
対象者
保険料
の調整率
・世帯全員が市町村民税非課税かつ前年の合計所得金額
0.50
35,400
階
年額(円)
・生活保護被保護者等
第1段階
+課税年金収入が 80 万円以下
第2段階
・世帯全員が市町村民税非課税かつ前年の合計所得金額
+課税年金収入が 80 万円超 120 万円以下
0.75
53,100
第3段階
・世帯全員が市町村民税非課税かつ前年の合計所得金額
+課税年金収入が 120 万円超
0.75
53,100
第4段階
・本人が市町村民税非課税(世帯に課税者がいる)かつ前
年の合計所得金額+課税年金収入が 80 万円以下
0.90
63,700
第5段階
・本人が市町村民税非課税(世帯に課税者がいる)かつ前
年の合計所得金額+課税年金収入が 80 万円超
1.00
70,800
第6段階
・市町村民税課税かつ前年の合計所得金額 120 万円未満
1.20
84,900
第7段階
・市町村民税課税かつ前年の合計所得金額 120 万円以上
190 万円未満
1.30
92,000
第8段階
・市町村民税課税かつ前年の合計所得金額 190 万円以上
290 万円未満
1.50
106,200
第9段階
・市町村民税課税かつ前年の合計所得金額 290 万円以上
1.70
120,300
平成 27 年度
段
平成 28 年度
平成 29 年度
階
人数(人) 割合(%) 人数(人) 割合(%) 人数(人) 割合(%)
第1段階
2,322 人
27.8%
2,324 人
27.8%
2,324 人
27.8%
第2段階
1,332 人
15.9%
1,333 人
15.9%
1,333 人
15.9%
第3段階
1,122 人
13.4%
1,123 人
13.4%
1,123 人
13.4%
第4段階
775 人
9.3%
776 人
9.3%
776 人
9.3%
第5段階
1,051 人
12.6%
1,051 人
12.6%
1,051 人
12.6%
第6段階
823 人
9.8%
823 人
9.8%
823 人
9.8%
第7段階
535 人
6.4%
534 人
6.4%
534 人
6.4%
第8段階
227 人
2.7%
226 人
2.7%
226 人
2.7%
第9段階
177 人
2.1%
175 人
2.1%
175 人
2.1%
8,364 人
100.0%
8,365 人
100.0%
8,365 人
100.0%
計
92
10
平成 32 年・平成 37 年度の保険料等の見通し
区分
平成 32 年度
平成 37 年度
3,557,591,677 円
3,668,126,795 円
地域支援事業費(B)
169,550,567 円
163,442,152 円
第 1 号被保険者負担分相当額(D)
857,242,716 円
919,576,547 円
調整交付金相当額(E)
183,963,712 円
189,185,047 円
10.86%
8.96%
後期高齢者加入割合補正係数(F)
0.8837
0.9926
所得段階別加入割合補正係数(G)
0.8431
0.8414
399,569,000 円
339,020,000 円
円
円
準備基金の残高(各前年度末の見込額)
60,000,000 円
40,000,000 円
準備基金取崩額
50,000,000 円
30,000,000 円
77 円
77 円
40,000 件
38,000 件
591,637,428 円
739,741,595 円
標準給付費見込額(A)
調整交付金見込交付割合(H)
調整交付金見込額(I)
財政安定化基金償還金
審査支払手数料 1 件あたり単価
審査支払手数料支払件数
保険料収納必要額(L)
予定保険料収納率
98.50%
98.50%
保険料の基準額
93
年額
85,149 円
112,163 円
月額
7,096 円
9,347 円
11
介護保険事業の安定的運営に向けて
介護保険事業を適正かつ安定的に運営し、持続可能な制度とするためには、介護保険制度
が利用者本位の制度であることを念頭に、保険者として介護サービスの質的向上とともに、
健全な保険財政運営を図り、町の介護保険をよりよい保険制度に高めていく必要があります。
このため、事業計画の策定やサービス基盤の整備、要介護認定、ケアマネジメントなどの
円滑な実施とともに介護給付費の適正化を進めます。
一方で、誰もが介護保険制度を利用できるよう、高齢者の生活実態に応じた適切な保険料
の設定に努めるほか、高齢社会に備えて取り組む必要性の高い介護予防事業など、町の特性
や実情に応じた独自の取組みについて検討します。
(1)介護保険制度に関する啓発、相談、苦情対応等の一層の充実
介護保険制度の周知・啓発に取り組み、介護保険制度の理念の普及を一層推進します。
また、介護相談員派遣事業を通じて、相談や苦情対応の一層の充実を図ります。
(2)介護サービスの質の向上と適正な実施
① 要介護認定の適正化
認定調査のチェック・点検の実施や、認定調査適正化のため、日常的な認定調査員の
指導及び研修体制を整え、認定調査員の格差是正に向けた改善策を講じます。
② ケアマネジメント等の適正化
介護支援専門員が行うケアプラン作成や、サービス事業所が行う個別援助計画作成に
係るケアマネジメントは、介護サービスに関わる重要なプロセスであり、介護サービス
の質の向上とサービスの適正な実施につながるため、ケアプラン点検によりその検証・
確認を行うとともに、利用者の自立に資する適切なケアマネジメントの実現を図るため、
研修会や情報交換会などを行い、介護支援専門員等の資質の向上に向けて取り組んでい
きます。
③ 事業所サービス提供体制及び介護報酬請求の適正化
事業所から請求された介護給付費にかかる審査を定期的に実施し、また、介護給付費
実績情報を活用することにより、介護報酬基準に合致しない不適正なサービスの発見や、
事業所の過誤請求の未然防止、不正請求を早期に発見し、給付の適正化に努めます。
94
(3)介護事業所の指導強化
適正適法なサービスを確保するために、介護保険サービス事業所に対し指導助言を行う
とともに、定期的に実地指導を行います。さらに、悪質なケースについては、監査を実施
し、公正かつ適切な措置をとります。
また、個別の事業所などの指導だけでなく、集団指導や研修を通じて事業所などやその
従業者に対して基礎的な法令などや身体拘束ゼロに向けた取組の周知を図り、適正な介護
保険サービス事業所などの育成、利用者本位のサービス提供の確保を進めます。
95
96
第6章 計画の推進体制
97
第6章
1
計画の推進体制
第5期介護保険事業計画の経過
第5期介護保険事業計画については、第4期計画期間における財源不足に対して借入れ
た県財政安定化基金への返済を行いながら、虎居区を中心としたエリアへの地域密着型の
サービス基盤の整備を図り、予防事業、包括的支援事業及び認知症対策の取組みなど計画
の範囲内で事業運営ができたものと考えます。特に、チェックリストによる高齢者の実態
把握においては対象者の 95%前後を調査しており、二次予防対象者の把握については実
績が出ているものです。
この結果を踏まえて、地域における支援を要する高齢者に対する予防や支援の取組みを
進める必要があります。過疎、高齢化、人口減少、地域の限界集落化が進む中で、地域包
括ケアシステムの推進とあわせて今後の課題となるものです。
認定者数については、計画を下回り、給付費についても事業計画額の範囲内で運営がな
されたものですが、依然として認定率は 22%台と高く、給付費用も国の水準と同じ高い
結果となっています。
第6期事業計画に対しては、今後サービス利用の増加等を勘案して、安心して生活が出
来る地域社会づくりが必要になると考えます。
2
計画の推進に向けた連携と取り組み
本計画は、高齢者自らが健康の保持増進に努め、介護予防に取り組むことにより活動的
な生活を送り、また介護を必要とすることになっても地域の支え合いの中で、住み慣れた
地域で自立して、社会参加をしながら、かつ尊厳を持って、安心した暮らしを継続してい
くことを目指した計画です。
その実現に向けて、関係機関や保健・介護・福祉に関与する人々の力を結集することが
必要不可欠となります。合わせて、町民一人一人が生涯を通じて元気で自立した生活を送
り、社会参加しながら生きがいを持って、心身ともにいつまでも健康でいられるよう、健
康づくりや意識的な介護予防への取り組みを日常的に行うことが大事になります。
そのため、本町の健康増進課、介護保険課、福祉課及び地域包括支援センター等の連携
によって、各部門の課題等の情報共有を図りながら、各種事業を計画的、総合的に展開し、
計画の円滑な推進を図るものです。
また、地域福祉の中心的な役割を担う町高齢者福祉部門と介護保険部門、社会福祉協議
会と地域包括支援センター等の関係機関とが一体となって情報を共有し、必要な取り組み
を展開しながら、地域の特性に合った体制づくりに努めます。
町内の4在宅介護支援センターについては、地域包括支援センターの窓口機能(ブラン
チ)や地域区分の見直しを行いながら、担当地域における総合相談、要援護高齢者の実態
98
把握、支援経過記録作成及び報告、介護サービスの利用申請代行等の役割を担っているこ
とから、地域包括支援センターや介護保険課、福祉課ほか関係機関との定期的な検討会議
等により、業務の連携及び情報共有の強化を図ります。
地域の見守り活動の中心となる民生委員・児童委員や在宅福祉アドバイザー等について
は、高齢者に関する情報や各種サービスの状況等、地域福祉にかかる情報を提供しながら
理解を深め、地域における福祉活動や予防活動のキーパーソンとして推進できる体制を整
備していきます。
特に、在宅福祉アドバイザーについては、民生委員と連携して、一体的に活動するなど、
地域活動における位置付けをさらに明確化していきます。
今回の制度改正に伴う、新しい介護予防・日常生活支援総合事業の取組みを進めるため
に、地域における協議体の設置や生活支援コーディネーターの選出等、必要な基盤整備を
図りながら、インフォーマルな地域における高齢者へのサービス・支援の取組みを充実し
ていけるよう推進を図ります。
また、地域の連帯感の醸成に努め、継続的なリーダー育成を図りながら、町民による地
域福祉活動やボランティア活動など、社会参加を推進し、生きがいを持って活力ある地域
社会の担い手として活躍することができるよう地域における福祉基盤づくりに努めてい
きます。
3
計画の評価・推進体制
(1)さつま町保健・介護・福祉三課連携会議
本計画の推進にあたっては、保健・介護・福祉の関係部門が連携して、情報を共有しな
がら施策を効果的に推進する必要があることから、健康増進施策、介護保険事業並びに高
齢者福祉施策の各施策・事業について、連携して取組みを進めていきます。
(2)介護・福祉・包括・在介連絡会
現在実施しているサービス判定会議やケース検討会などを一元化しその運営と地域福祉
の推進について、町及び地域包括支援センター、在宅介護支援センターと連携を図り、情
報を共有し、事業を展開するために担当者による連絡会議を開催します。
(3)介護保険運営協議会兼地域包括支援センター運営協議会
引き続き、地域密着型サービスを含めた保険事業全般について適切な運営を確保し、地
域包括支援センター運営協議会との同時開催により会議の効率化を図ります。
99
(4)介護サービス事業者連絡会
介護保険にかかるサービスや事業の推進、今回の介護予防・日常生活支援総合事業につ
いての事業の推進、情報の共有を図りながら、介護サービスの質の向上、適正化に資する
ため、従事者に対する研修会や、事業者による協議、連絡会等を開催します。
100
第7章 資料編
101
第7章
1
資料編
策定委員会
(1)設置要綱
○さつま町老人福祉計画及び介護保険事業計画策定委員会設置要綱
平成20年7月1日
告示第61号
改正
平成22年2月10日告示第19号
(目的及び設置)
第1条
さつま町老人福祉計画(以下「老人福祉計画」という。)及びさつま町介護保険事業計
画(以下「介護保険事業計画」という。)の策定に当たり,町内の保健,医療,福祉関係者等
及び住民の意見を反映させるため,さつま町老人福祉計画及び介護保険事業計画策定委員
会(以下「委員会」という。)を置く。
(所掌事務)
第2条
委員会は,次に掲げる事項を審議し,その結果を町長に報告するものとする。
(1)
老人福祉計画に関する事項
(2)
介護保険事業計画に関する事項
(3)
前2号に掲げるもののほか,町長が必要と認める事項
(組織)
第3条
2
3
委員会は,委員20人以内をもって組織する。
委員は,次の各号に掲げる者のうちから町長が委嘱する。
(1)
保健医療関係者
(2)
福祉関係者
(3)
各種団体代表
(4)
住民代表(介護保険の被保険者となるべき者)
(5)
前各号に掲げるもののほか,町長が必要と認める者
委員の任期は,当該計画の策定に係る期間で,町長が必要と認める期間とする。
(会長及び副会長)
第4条
2
委員会に会長及び副会長を置き,委員の互選により選出する。
委員会の会議は,委員の過半数の出席がなければ開くことができない。
102
3
会長は,委員会を代表し,会務を総理する。
4
副会長は,会長を補佐し,会長に事故があるとき又は欠けたときは,その職務を代理する。
(会議)
第5条
2
委員会は,会長が必要に応じて招集し,会議の議長となる。
会長は,必要と認めるときは,委員以外の者に会議への出席を求め,意見を聴くことがで
きる。
3
会議の議事は,出席した委員の過半数をもって決し,可否同数のときは,議長の決すると
ころによる。
(事務)
第6条
委員会の事務は,福祉課において処理する。
(その他)
第7条
この告示の施行に関し必要な事項は,町長が別に定める。
附
則
(施行期日)
1
この告示は,平成20年7月1日から施行する。
(さつま町老人保健福祉計画及び介護保険事業計画策定委員会設置要綱の廃止)
2
さつま町老人保健福祉計画及び介護保険事業計画策定委員会設置要綱(平成17年さつま町
告示第23号)は,廃止する。
附 則(平成22年2月10日告示第19号)
この告示は,平成 22 年 4 月 1 日から施行する。
103
(2)委員名簿
番号
1
2
区
分
小規模多機能型居宅介護
介護サービス事業者
事業所名
氏
名
寄り合い処 のどか
手塚
ゆき
介護療養型医療施設 立志病院
立志
公和
(施設サービス事業者)
3
介護サービス事業者
介護老人保健施設
クオリエ
介護老人福祉施設
さつま園
宇治野 由美子
(施設サービス事業者)
4
介護サービス事業者
柿添
信義
(施設サービス事業者)
5
居宅サービス事業所
JA北さつまディサービス
園田
利枝
6
居宅介護支援事業者
さつま町居宅介護支援事業所
野元
光香
7
地域密着型サービス事業者
グループホームよかよかん
須川
義将
8
第1号被保険者(男性)
宮之城地区
9
第1号被保険者(女性)
鶴田地区
10
第1号被保険者(女性)
宮之城地区
11
第2号被保険者(女性)
薩摩地区
12
薩摩郡医師会
林田内科
13
薩摩郡歯科医師会
四位歯科医院
四位
育夫
14
認知症疾患医療センター
宮之城病院
新門
弘人
15
保健医療関係者
薩摩郡医師会在宅医療推進支援室
16
民生委員
さつま町民生委員児童委員協議会
今東
晴夫
17
社会福祉協議会
さつま町社会福祉協議会事務局
山下
光男
18
区公民館長
さつま町区公民館長連絡協議会
大園
良正
104
工藤
石塚
酒匂
内山
林田
小丸
愼一郎
順子
みつよ
愛子
功
みさち
2
町内の介護保険サービス事業者・介護保険施設等の状況
(1)居宅サービス事業所
事業の種類
指定事業所
JA 北さつま訪問介護
さつま町訪問介護事業所
訪問介護クオラU
訪問介護
ほのぼの苑訪問介護事業所
アルテンハイム鶴宮園ホームヘルプサービスステーション
さつま園ヘルパーステーション
訪問入浴介護
さつま町訪問入浴介護事業所
訪問看護
訪問看護・リハクオラu
デイサービスセンタークオラiマモリエ
デイサービスセンター日和
アルテンハイム鶴宮園デイサービスセンター
通所介護
さつま園デイサービスセンター
デイサービスあけび
デイサービスかたらい
JA 北さつまデイサービス
鶴田中央クリニック
通所リハビリテーション
海江田医院
特別養護老人ホームマモリエ
短期入所生活介護
アルテンハイム鶴宮園
さつま園
介護老人保健施設クオリエ
パラディーノほたるの里
短期入所療養介護
医療法人林田内科
立志病院
特定施設入居者生活介護
養護老人ホームほのぼの苑
さつま町福祉用具貸与事業所
福祉用具貸与・特定福祉用具販売
特定非営利活動法人北薩ネットワーク
105
(2)居宅介護支援事業所
事業の種類
指定事業所
パラディーノほたるの里
介護相談所クオラさつま
JA 北さつま介護相談所
さつま町居宅介護支援事業所
居宅介護支援・介護予防支援
アルテンハイム鶴宮園居宅介護支援センター
居宅介護支援事業所さつま園
稲津病院居宅介護支援事業所
さつま町地域包括支援センター
(3)地域密着型サービス事業所
事業の種類
指定事業所
寄り合い処のどか
小規模多機能型居宅介護
小規模多機能ホームよかよかん
グループホームアリエ
みのり園
グループホームのどか
認知症対応型共同生活介護
グループホームあかつき
グループホームつる
アルテンハイム鶴宮園グループホームうらら
グループホームよかよかん
(4)施設サービス事業所
事業の種類
指定事業所
特別養護老人ホームマモリエ
介護老人福祉施設
アルテンハイム鶴宮園
さつま園
介護老人保健施設クオリエ
介護老人保健施設
パラディーノほたるの里
医療法人林田内科
介護療養型医療施設
立志病院
106
3
用語解説
あ 行
NPO(エヌ・ピー・オー)
英語の NonProfitOrganization の略であり、
「民間非営利組織」として利益分配をしない
組織(団体)のこと。商業を目的としない公益活動に取り組み、官と民の間で「民間の手
による公益活動の分野」を創造する。その活動分野としては保健福祉の増進、社会教育の
推進、まちづくり、文化・芸術・スポーツの振興、環境保全、人権擁護、国際協力等の多
方面にわたる。
※ ボランティアとNPOの違い
ボランティアは「個人の自発性」に着目しており、個人が働いたことの対価として報
酬をもらわない「無報酬性」が特徴。一方、NPOは、「団体の社会的な役割」に着目
しており、利益は得るが、必要経費以上の利益を個人に分配せず活動に利用する「非営
利性」が特徴。
か 行
介護給付
要介護認定により要介護と判定された被保険者に対する保険給付。居宅介護サービス費、
地域密着型介護サービス費、居宅介護福祉用具購入費、居宅介護住宅改修費、居宅介護サ
ービス計画費、施設介護サービス費、高額介護サービス費、高額医療合算介護サービス費、
特定入所者介護サービス費についての保険給付が行われる。
介護支援専門員(ケアマネジャー)
要支援者・要介護者からの相談に応じ、サービス利用にあたりその心身の状況に合わせ
て適切なサービスを利用できるよう、介護サービス計画を作成し、サービス提供者や施設
等との連絡・調整を行う人材。
介護保険法
加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、入浴、排泄、
食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する者等について、
これらの者が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができる
よう、必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うため、国民の共同連帯
107
の理念に基づき介護保険制度を設け、その行う保険給付等に関して必要な事項を定め、も
って国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的とした法律。
介護予防ケアマネジメント
要介護状態になることの予防と悪化防止を図るため、要支援認定者等に対して、総合事
業によるサービス等が適切に提供できるためのケアマネジメントをいう。
介護予防・日常生活支援総合事業
介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律(平成 23 年法律第
72 号)により、地域支援事業の中に創設され、市町村の主体性を重視し、多様なマンパワ
ーや社会資源の活用等を図りながら、要支援者等に対して、介護予防や生活支援サービス
等を、市町村の判断・創意工夫により、総合的に提供することができる事業。
キャラバンメイト
認知症サポーターを養成する「認知症サポーター養成講座」を開催し、講師役を務める
人材。
協働
行政や市民、事業者等の地域で活動する多様な人や組織が、共通の目的のためにお互い
に責任と役割分担を自覚して、対等の関係で協力・連携しながら活動すること。
ケアプラン
要支援者・要介護者がサービスを適切に利用するため、その希望をとり入れて作成され
るサービス計画。サービスが効率的・計画的に提供されるよう、目標設定や利用するサー
ビスの種類、提供内容を具体的に決定し、それに基づいてサービスが提供される。計画は
利用者の状態の変化に応じ、適宜変更される。
ケアマネジメント
要支援者・要介護者が適切なサービスを受けられるように、ケアプランを作成し、必要
なサービスの提供を確保する一連の管理・運用のこと。ケアが必要な人が、常に最適なサ
ービスが受けられるよう、さまざまな社会資源を組み合わせて調整を行う。
権利擁護
自らの意志を表示することが困難な知的障害者や認知症高齢者等に代わって、援助者等
が代理としてその権利やニーズの獲得を行うことをいう。
108
高額医療合算介護サービス費
医療と介護の両方のサービスを利用している世帯の負担を軽減する制度。それぞれ年間
の自己負担額を合算して、自己負担限度額を超えた分が払い戻される。
高額介護サービス費
所得に応じて一定額を超えた分の自己負担があった場合に、その超えた分が申請するこ
とにより高額介護サービス費として払い戻される制度。
口腔機能
かむ、飲み込む、味わう、食べる、話す、表情を豊かにするなど広い範囲で捉えられ、
口の中だけでなく、笑ったり、話したりするときに使う口の周りの筋肉や働きも含まれる。
高齢者世話付住宅(シルバーハウジング)
60 歳以上の人が地域の中で自立して安全かつ快適な生活を営むことができるよう設備、
運営面で配慮された公的賃貸住宅(公営住宅等)をいう。運営面の配慮として、生活援助
員(ライフサポートアドバイザー)が、生活指導・相談、安否の確認、緊急時の対応、一
時的家事援助等を行うこととしている。
高齢者ボランティアポイント制度
65 歳以上の方が介護施設等で高齢者支援活動を行ない、活動で受けたポイントに応じて
換金を受けられる有償ボランティア制度。
コーホート法(コーホート変化率法)
同年の過去における実績人口の動態から「変化率」を求め、それに基づき将来人口を推
計する方法。
さ 行
サロン活動
だれもが参加できる交流の場として、様々な世代の人たちが集まり、共同で企画を行い
運営していく仲間づくり、居場所づくりをする活動。
109
生活習慣病
がん、脳卒中、心臓病、高血圧症、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症など、食生活、運
動、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が発症原因に関与していると考えられる疾患の総称。
生活支援コーディネーター
高齢者の生活支援・介護予防サービスの体制整備を推進していくことを目的とし、地域
において、生活支援・介護予防サービスの提供体制の構築に向けたコーディネート機能(主
に資源開発やネットワーク構築の機能)を果たす人材。
社会福祉協議会
社会福祉法に基づき設置され、地域の福祉推進の中核としての役割を担い、さまざまな
活動を行っている非営利の民間組織。
シルバー人材センター
一定地域に居住する定年退職者等を会員として、その希望に応じた臨時的・短期的な就
業の機会を確保、提供することを目的として設立された公益法人。高齢者の能力を活かし
た地域社会づくりに貢献している。
成年後見制度
認知症、知的障害、精神障害などによって判断能力が十分でない方について、権利を守
る援助者(家庭裁判所より選任された成年後見人等)を選ぶことで、法律的に支援する制
度。
た 行
団塊の世代
昭和 22 年から昭和 24 年までの 3 年間にわたる第一次ベビーブームに出生した人々をさ
す。この世代の人が高齢者となる時期を迎え、様々な社会的影響が予測されている。
地域ケア会議
地域包括ケアシステムの実現に向け多職種協同で高齢者個人に対する支援の充実とそれ
を支える社会基盤の整備を同時に図っていくための手法または協議体。
110
地域支援事業
高齢者が要介護状態等となることを予防するとともに、要介護状態となった場合におい
ても、可能な限り、地域において自立した日常生活を営むことができるよう支援する事業。
平成 17 年6月に公布された「介護保険等の一部を改正する法律」により、老人保健福祉
制度の介護予防・地域支え合い事業と 65 歳以上の保健事業を再編して、介護保険制度に組
み込まれた。
地域支援事業は、高齢者が要介護状態等になることを予防する介護予防事業、介護予防
拠点である地域包括支援センターに関する包括的支援事業、家族介護者等を支援する任意
事業から成っていたが、平成 26 年度の介護保険法の改正により、全国一律の予防給付(介
護予防訪問介護、介護予防通所介護)が地域支援事業に移行されることにともない、従来
の介護予防事業は「介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)
」として実施される。
調整交付金
介護保険財政において、第1号被保険者のうち 75 歳以上である者の割合(後期高齢者加
入割合)及び所得段階別被保険者割合の全国平均との格差により生ずる保険料基準額の格
差調整のために国より交付されるもの。
地域資源
地域住民を支えるための関係機関や専門職、あるいは地域のボランティアなど人的・物
的な様々な資源をさす。
地域包括ケアシステム
高齢者や障害者など何らかの支援を必要とする人が、身近な地域で生涯を安心して暮ら
していけるよう、保健・医療・福祉・介護などの社会資源やマンパワー(人材活力)を広
く活用し、支援を要する人を地域社会全体で支えるしくみ。
地域包括支援センター
保健師又は経験のある看護師、主任ケアマネジャー及び社会福祉士を置き、介護予防ケ
アマネジメント、総合相談・支援、権利擁護事業、包括的・継続的ケアマネジメント等を
業務として介護保険法に規定された機関。地域包括支援センターは、生活圏域を踏まえて
設定され、市町村又は市町村に委託された法人が運営する。
特定入所者介護サービス費
介護保険施設入所者の人で、一定の要件を満たす所得の低い人に対して、負担限度額を
超えた居住費と食費の負担額が介護保険から支給される。特定入所者介護サービス費の利
111
用には、負担限度額認定を受ける必要がある。
な 行
日常生活圏域
市町村介護保険事業計画において、市町村が、その住民が日常生活を営んでいる地域と
して、地理的条件、人口、交通事情その他の社会的条件、介護給付等対象サービスを提供
するための施設の整備状況その他の条件を総合的に勘案して定める区域。
認知症
脳の器質的異常により、いったん獲得された知能、認知機能が後天的に失われ、日常生
活に支障をきたすようになった状態。痴呆(症)という用語が侮蔑的な表現であることや
実態に対する誤解や偏見があり、高齢者の尊厳や支える体制の妨げになっていることなど
を考慮し、認知症という名称に変更がなされた。
認知症ケアパス
認知症の進行状況に合わせて提供される医療や介護のサービスの標準的な流れを示した
もの。
認知症サポーター
認知症の人と家族の応援者であり、認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知
症の人や家族を温かい目で見守るなど、自分のできる範囲で活動する人材。市町村等が開
催する認知症の勉強会を受講すれば、誰でもなることができる。
認知症初期集中支援チーム
家族等の訴えにより、医療・介護の専門職が複数で認知症が疑われる人や認知症の人及
びその家族を訪問し、初期の支援を包括的・集中的(おおむね6か月)に行い自立した生
活のサポートを行うチーム。
ニーズ
欲求、要求、需要。
112
は 行
パブリックコメント
行政機関が新たな規制を設け、またはすでにある規制を改廃しようとするとき、その案
を公表し、国民や事業者からの意見・情報・専門的知識を得て公正な意思決定をするため
の制度。
バリアフリー
障害のある人が社会生活をしていくうえで障壁(バリア)となるものを除去するという
意味で、もともと住宅建築用語で登場し、段差等の物理的障壁の除去ということが多いが、
より広く障害者の社会参加を困難にしている社会的、制度的、心理的なすべての障壁の除
去という意味でも用いられる。
フォーマル/インフォーマル
フォーマルは、制度や法律などで定められた公的なもの。インフォーマルは、民間や地
域住民、ボランティア等が行う非公的なもの。
ボランティア
よりよい社会づくりのために、自発的(自由意思)
、無給性(無償性)
、公益性(公共性)
等に基づいて技術的な援助や労力の提供等を個人が自ら進んで行う民間奉仕者。
ま 行
民生委員・児童委員
「民生委員法」に基づき各市町村に置かれる民間奉仕者で、都道府県知事又は指定都市・
中核市の市長の推薦により厚生労働大臣が委嘱する。なお、都道府県知事が推薦を行うに
当たっては、市町村に設置された民生委員推薦会が推薦した者について行う。保護を要す
る人を適切に保護指導したり、福祉事務所その他の関係行政機関の業務に協力するなどを
職務としており、「児童福祉法」による児童委員を兼務する。
モニタリング
現状を観察して把握すること。ケアマネジメントでは、必要な介護支援サービスが提供
されているか、ケアプランの実施状況の把握を行う。
113
や 行
要介護認定
介護給付を受けようとする被保険者の申請によって、要介護状態区分のいずれかに該当
する状態にあるかどうか、市町村が行う要介護状態区分の認定のこと。要支援認定と同一
の方法を用いて一体的に行われることから、要支援認定を含めて指す用語として使われる
ことが多い。
ら 行
老人福祉法
老人の福祉に関する原理を明らかにするとともに、老人に対しその心身の健康の保持や
生活の安定のために必要な措置を講じ、もって老人の福祉を図ることを目的とした法律。
114
4
基本チェックリスト及び介護予防のための生活実態調査
平成 25 年度に基本チェックリスト等を郵送により、配布回収した結果の概要については、
以下の通りとなっています。
(1)目的
高齢者の生活実態把握を通して現状課題を明らかにし、今後の介護予防事業の方策の
検討に資するため、基本チェックリスト等による二次予防の対象者把握と生活実態の分
析を行いました。
(2)調査主体
鹿児島県さつま町役場
介護保険課介護予防係
(3)調査対象
平成 25 年4月1日現在
65 歳以上の一般町民
(但し、介護保険利用者を除く)
(4)調査期間
平成 25 年5月~平成 26 年3月
(5)調査方法
① 基本チェックリストと同時に郵送にて個別通知し、回収
② 健康づくり推進員、在宅介護支援センターに依頼し回収(①の脱漏者)
(6)調査内容
「現在の健康状態」
「世帯構成」
「外出回数」
「食料品の入手方法」「治療状況」など
(7)調査回収
「現在の健康状態」
「世帯構成」
「外出回数」
「食料品の入手方法」「治療状況」など
配布数
6,327 件
実態調査有効回答数
5,989 件(未記入者 1 件)
回収率
94.7%
115
5
介護予防のための生活実態調査結果
高齢者の生活実態を把握するため、平成 25 年度の基本チェックリストと同時に調査し、
回収した結果を介護予防対象者別に分析した結果は、以下の通りとなりました。
(1)配布回収状況
・ 有効回答 5,989 人の内訳は,宮之城地区 3,796 人、鶴田地区 1,103 人、薩摩地区 1,090
人となっています。
・ 性別で見ると町全体では、男性 2,572 人(42.9%)女性 3,417 人(57.1%)と女性の割合が
高くなっています。
・ 3地区いずれも女性が半数以上を占めています。
町全体
回答数
宮之城
構成比
(%)
回答数
鶴田
構成比
(%)
回答数
薩摩
構成比
(%)
回答数
構成比
(%)
男性
2,572
42.9
1,592
41.9
487
44.2
493
45.2
女性
3,417
57.1
2,204
58.1
616
55.8
597
54.8
5,989
100.0
3,796
100.0
1,103
100.0
1,090
100.0
合計
(2)現在の健康状態
・ 現在の健康状態は、とても健康である 217 人(3.6%)、健康である 1,015 人(16.9%)、普
通 3,541 人(59.1%)となっています。
・ 3者を合わせると 4,773 人(79.6%)と 8 割近くを占めています。
・ あまり健康でない 950 人(15.9%)、健康でないと答えた人が 266 人(4.5%)となっていま
す。
・ 地区別では、とても健康である・健康である・普通までを合わせると宮之城地区は 79.3%、
鶴田地区は 81.1%、薩摩地区は 79.6%とほぼ同率となっています。
町全体
回答数
とても健康
宮之城
構成比
(%)
回答数
鶴田
構成比
(%)
回答数
薩摩
構成比
(%)
回答数
構成比
(%)
217
3.6
153
4.0
34
3.1
30
2.8
健康
1,015
16.9
677
17.8
178
16.1
160
14.7
普通
3,541
59.1
2,181
57.5
683
61.9
677
62.1
あまり健康ではない
950
15.9
625
16.5
155
14.1
170
15.6
健康ではない
266
4.5
160
4.2
53
4.8
53
4.8
5,989
100.0
3,796
100.0
1,103
100.0
1,090
100.0
合計
116
(3)介護予防教室の参加希望の有無
・ 介護予防教室の参加希望者は 1,330 人(22.2%)となっています。
・ 参加希望者は宮之城地区が 873 人(23.0%)、鶴田地区が 244 人(22.1%)、薩摩地区は 213
人(19.5%)となっており、薩摩地区がやや低くなっています。
町全体
回答数
宮之城
構成比
(%)
回答数
鶴田
構成比
(%)
回答数
薩摩
構成比
(%)
回答数
構成比
(%)
参加する
1,330
22.2
873
23.0
244
22.1
213
19.5
参加しない
4,659
77.8
2,923
77.0
859
77.9
877
80.5
5,989
100.0
3,796
100.0
1103
100.0
1090
100.0
合計
① 参加希望の教室名
・ 希望教室名では、運動教室が最も多く 787 人(59.2%)、次いで栄養改善教室 459 人
(34.5%)、読み書き計算の脳の活性化教室が 293 人(22.0%)、お口の健康教室 127 人
(9.5%)となっています。
・ 地区別で見ると、運動教室は宮之城地区が 6 割の参加希望があり最も多くなっていま
す。
・ お口の健康教室は、鶴田地区の参加希望が(12.3%)で、全体平均より多くなっています。
・ 薩摩地区は、読み書き計算等の脳の活性化教室(22.5%)で、参加希望が全体平均より多
くなっています。
・ 鶴田地区は栄養改善教室(30.3%)、薩摩地区はお口の健康教室(6.1%)と参加希望が全体
平均より少なくなっています。
町全体
回答数
宮之城
構成比
(%)
回答数
鶴田
構成比
(%)
回答数
薩摩
構成比
(%)
回答数
構成比
(%)
運動教室
787
59.2
536
61.4
140
57.4
111
52.1
栄養改善教室
459
34.5
306
35.1
74
30.3
79
37.1
お口の健康教室
127
9.5
84
9.6
30
12.3
13
6.1
読み書き計算等の脳の活性化教室
293
22.0
194
22.2
51
20.9
48
22.5
合計(複数回答)
1、666
1120
295
251
参加希望(実人員)
1、330
873
244
213
117
(4)世帯構成
・ 世帯構成をみると、町全体では夫婦二人暮らし(配偶者 65 歳以上)が 2,518 人(42.0%)
と最も多く、次いでその他の世帯 1,695 人(28.3)、一人暮らし(同居者なし)1,137 人
(19.0%)、一人暮らし世帯で同一敷地内に親族がいる 377 人(6.3%)、夫婦二人暮らし(配
偶者 65 歳未満)262 人(4.2%)となっています。
・ 一人暮らし(同居者なし)1,137 人の地区別内訳をみると、宮之城地区 788 人、鶴田地区
が 170 人、薩摩地区が 179 人となっています。
・ 宮之城地区の一人暮らしの割合は 20.8%と平均より高くなっています。
・ 鶴田地区はその他の世帯が 31.1%、薩摩地区は夫婦二人暮らし(配偶者 65 歳以上)が
46.3%と平均より高くなっています。
町全体
回答数
一人暮らし(同居者なし)
宮之城
構成比
(%)
回答数
鶴田
構成比
(%)
回答数
薩摩
構成比
(%)
回答数
構成比
(%)
1,137
19.0
788
20.8
170
15.4
179
16.4
一人暮らし世帯で同一敷地
内に親族がいる
夫婦二人暮らし(配偶者 65
歳以上)
夫婦二人暮らし(配偶者 65
歳未満)
377
6.3
229
6.0
73
6.6
75
6.9
2,518
42.0
1,548
40.8
465
42.2
505
46.3
262
4.4
171
4.5
52
4.7
39
3.6
その他の世帯
1,695
28.3
1,060
27.9
343
31.1
292
26.8
5,989
100.0
3,796
100.0
1,103
100.0
1090
100.0
合計
(5)一週間の外出回数
・ 1 週間の外出回数を見ると、通院以外でほとんど毎日外出しているが 2,894 人(48.3%)、
週に 3~4 回が 2,439 人(40.7%)、月に 1~3 回が 487 人(8.1%)、ほとんど外出しない 169
人(2.2%)となっています。
・ 月に 1~3 回とほとんど外出しないを合わせると 656 人(10.3%)で、1 割の人が外出回数
が少ない事が分かります。
・ 地区別に見ると宮之城地区は、ほとんど毎日外出するが 5 割台ですが鶴田・薩摩地区は
4 割台となっています。また、週に 3~4 回外出するが 4 割台と 24 年度と比較して約 15%
増加しています。
118
町全体
回答数
宮之城
構成比
(%)
回答数
鶴田
構成比
(%)
回答数
薩摩
構成比
(%)
回答数
構成比
(%)
ほとんど毎日
2,894
48.3
2,088
46.0
1,930
50.8
518
47.0
週に3~4回
2,439
40.7
1,208
26.6
1,488
39.2
475
43.1
月に 1~3回
487
8.1
1,054
23.2
286
7.5
79
7.2
ほとんど外出しない
169
2.2
193
4.2
92
2.5
31
2.4
5,989
100.0
4,543
100.0
3,796
100.0
1103
100.0
合計
(6)外出の目的
・ 外出している 14,704 人(複数回答)の目的は、町全体では買い物 3,926 人(67.5%)が最
も多く、次いで仕事 2,687 人(46.2%)、運動 1,928 人(33.1%)、墓参り 1,693 人(29.1%)
と続いています。
・ 宮之城地区は買い物が最も多く 67.8%で、次いで仕事 43.7%で仕事は町平均より低くな
っています。また、運動は 35.9%で町平均より高くなっています。
・ 鶴田地区は買い物が 65.5%で最も多く、次いで仕事 48.5%、運動は 29.4%で、仕事(農作
業を含む)は町平均より高くなっています。
・ 薩摩地区も買物が最も多く 68.3%で、次いで仕事 52.7%、墓参り 28.7%、運動 27.1%と
なっています。仕事(農作業を含む)と買物は、町平均より高く、運動は町平均より低く
なっています。
町全体
回答数
宮之城
構成比
(%)
回答数
鶴田
構成比
(%)
回答数
薩摩
構成比
(%)
回答数
構成比
(%)
仕事(農作業を含む)
2,687
46.2
1,617
43.7
520
48.5
550
52.7
買物
3,926
67.5
2,511
67.8
702
65.5
713
68.3
お茶飲み
932
16.0
591
16.0
181
16.9
160
15.3
趣味・習い事
638
11.0
421
11.4
134
12.5
83
8.0
1,693
29.1
1,118
30.2
275
25.7
300
28.7
348
6.0
228
6.2
71
6.6
49
4.7
運動(散歩・歩行・グランドゴルフ等)
1,928
33.1
1,330
35.9
315
29.4
283
27.1
温泉入浴
1,103
19.0
698
18.8
233
21.7
172
16.5
ア等)
508
8.7
345
9.3
96
9.0
67
6.4
サロン
761
13.1
474
12.8
181
16.9
106
10.2
その他
180
3.1
118
3.2
31
2.9
31
3.0
墓参り
家族の世話(子守り・介護等)
地区活動(高齢者クラブ・ボランティ
合計(複数回答)
14,704
9,451
2,739
2,514
合計(実人員)
5,820
3,704
1,072
1,044
119
(7)食料品の入手方法
・ 食料品の入手方法は、町全体では 4,776 人(79.6%)の人が自分で購入しています。次い
で多いのは、買ってきてもらうが 1,124 人(18.8%)、一緒に行き購入が 779 人(13.0%)
となっています。
・ 宮之城地区は自分で購入する人が 80.6%と町平均より高くなっています。
・ 薩摩地区は、自分で購入する人が 77.3%と町平均より低く、一緒に行き購入する人が
16.1%と町平均より高くなっています。
・ 鶴田地区は買ってきてもらう(21.5%)が平均より高くなっています。
・ 一人暮らし者の食品の入手方法は自分で購入(85.0%)が最も多くなっています。
町全体
回答数
自分で購入
宮之城
構成比
(%)
回答数
鶴田
構成比
(%)
回答数
薩摩
構成比
(%)
構成比
(%)
回答数
4,766
79.6
3,059
80.6
864
78.3
843
77.3
一緒に行き購入
779
13.0
468
12.3
136
12.3
175
16.1
買ってきてもらう
1,124
18.8
682
18.0
237
21.5
205
18.8
食材を配達してもらう
152
2.5
114
3.0
17
1.5
21
1.9
弁当を配達してもらう
61
1.0
43
1.1
6
0.5
12
1.1
移動販売を利用
96
1.6
52
1.4
8
0.7
36
3.3
その他の方法
85
1.4
61
1.6
8
0.7
16
1.5
103
1.7
67
1.8
24
2.2
12
1.1
食材等を購入することはない
合計(複数回答)
7,166
4,546
1,300
1,320
合計(実人員)
5,989
3,796
1,103
1,090
(8)治療中の病気の有無
・ 町全体では、5,063 人(86.4%)が治療中の病気があると答えています。
・ 治療中の病気がないと答えた 926 人の年齢は、60 歳代(41.6%)、70 歳代(39.2%)、80
歳代(17.9%)、90 歳代(1.3%)となっています。
【病気なしの年代別状況】
町全体
回答数
町全体
構成比
(%)
回答数
構成比
(%)
ある
5,063
86.4%
60歳代
385
41.6%
ない
926
13.6%
70歳代
363
39.2%
合計
5,989
100.0%
80歳代
166
17.9%
90歳代
12
1.3%
合計
926
100.0%
120
(9)治療中の疾病名
・ 治療中の病気があると答えた 5,063 人の中で、疾病名では高血圧症 3,095 人(61.1%)が
最も多く、次いで眼の疾患(白内障等)1,122 人(22.2%)、高脂血症・高コレステロール血
症 972 人(19.2%)、糖尿病 641 人(12.7%)となっています。また、リュウマチ腰痛関節疾
患・骨折は 586 人(11.6%)、骨粗鬆症 503 人(9.9%)となっています。
町全体
回答数
宮之城
構成比
(%)
回答数
鶴田
構成比
(%)
回答数
薩摩
構成比
(%)
回答数
構成比
(%)
高血圧
3,095
61.1
2,024
62.7
544
57.9
527
58.8
糖尿病
641
12.7
425
13.2
125
13.3
91
10.2
高脂血症・高コレステロール血症
972
19.2
665
20.6
189
20.1
118
13.2
脳血管疾患
229
4.5
138
4.3
42
4.5
49
5.5
リュウマチ腰痛関節疾患,骨折
586
11.6
363
11.2
120
12.8
103
11.5
骨粗鬆症
503
9.9
332
10.3
91
9.7
80
8.9
86
1.7
56
1.7
13
1.4
17
1.9
心臓病
546
10.8
347
10.7
96
10.2
103
11.5
呼吸器疾患
255
5.0
159
4.9
45
4.8
51
5.7
腎臓病
110
2.2
71
2.2
21
2.2
18
2.0
悪性新生物(がん)
145
2.9
98
3.0
18
1.9
29
3.2
膠原病
13
0.3
9
0.3
3
0.3
1
0.1
難病
45
0.9
21
0.7
10
1.1
14
1.6
精神疾患
72
1.4
48
1.5
9
1.0
15
1.7
認知症
42
0.8
31
1.0
7
0.7
4
0.4
382
7.5
256
7.9
76
8.1
50
5.6
1,122
22.2
717
22.2
209
22.3
196
21.9
耳の疾患
233
4.6
147
4.6
46
4.9
40
4.5
その他
443
8.7
273
8.5
88
9.4
82
9.2
貧血
歯周病,義歯調整等
眼の疾患(白内障等)
合計(複数回答)
9,520
6,180
1,752
1,588
治療有(実人員)
5,063
3,228
939
896
121
(10)まとめ
◇現在の健康状態について
・対象者の8割近くが健康状態は、とても健康である、健康である、普通のいずれかと
なっています。
・地区別の変化は特にみられません。
◇介護予防教室の参加希望・希望教室名について
・介護予防教室の参加希望者は、全体の2割となっています。
・希望教室名では、運動教室が最も多く、ついで栄養教室となっています。
・運動教室の参加希望は、宮之城地区が最も多くなっています。
・お口の健康教室の参加希望は鶴田地区が最も多く、薩摩地区が最も少なくなっていま
す。
・読み書き計算等の脳の活性化教室の参加希望は、薩摩地区が最も多くなっています
◇世帯構成について
・世帯構成は、町全体では夫婦二人世帯が約半数を占め、一人暮らし世帯も約2割を占
めています。
◇一週間の外出回数について
・通院以外でほとんど毎日外出している人は約半数となっています。
・外出回数が、月に1回から3回もしくはほとんど外出しない人は1割となっています。
・地区別では、宮之城地区はほとんど毎日外出するが5割代であるが、鶴田・薩摩地区
は4割代となっています。
・週3から4回外出する人は4割代であり、平成 24 年度と比較して約 15%増加していま
す。
◇外出目的について
・町全体では、買い物が最も多く、次いで仕事、運動、墓参りの順になっています。
・買い物については、薩摩地区が最も高くなっています。
・仕事については、鶴田地区並びに薩摩地区が町全体より高く、宮之城地区は低くなっ
ています。
◇日常生活動作について
・自家用車の運転割合は、町全体では6割となっています。
122
・年代別では、高齢になるにつれ、運転の割合は低くなっているが、90 歳代では2割近
くの人が運転をしています。
・入浴する、服を着替える等の身の回りのことは、ほほ全員が一人で出来ています。
・掃除や電話応対等は、9割以上が自分で実施しています。
◇食料品の入手方法について
・自分で購入している人は8割であり、買ってきてもらう人は約2割となっています。
・薩摩地区は自分で購入するが町平均より低く、一緒に行き購入するが町平均より高く
なっています。
◇治療状況について
・治療状況については、9割近くが治療中となっています。
・年代別の治療中ではない人の割合は、60 歳代・70 歳代では4割を占めるのに対し、80
歳代では約2割となっています。
・疾病名については、高血圧症が6割を占め、次いで眼の疾患、高脂血症・高コレステ
ロール血症となっています。
・リュウマチ腰痛関節疾患、骨折、骨粗鬆症を合わせると2割となっています。
123
6
さつま町基本チェックリスト回収集計表
【全地区分】
項
目
年
度
各年度末現在
65歳以上 他からの 介護保険 対象者数
発送対象 情報によ 申請等理
者数
る対象把 由あり =①+②
握者 未発送者 -③
数
④の性別
内訳
男性
④の性別 郵送者か その他か 全回収数 全回収率 男性回収数 男性回収 女性回収 女性回収
率
数
率
内訳
らの回収 らの回収
(初回
女性
数
数
=⑦+⑧ 回収分)
⑪/⑤
⑬/⑥
⑨/④
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
⑬
⑭
H24
6,106
1
48
6,059
2,574
3,485
4,585
1,176
5,761
95.1%
2,445
95.0%
3,316
95.2%
H25
6,596
0
269
6,327
2,704
3,623
4,621
1,369
5,990
94.7%
2,568
95.0%
3,422
94.5%
H26
447
4
5
446
234
212
303
90
393
88.1%
203
86.8%
190
89.6%
※H26 調査対象者:65歳に到達した者並びにH25 年度中の転入者
【基本チエックリスト判定者内訳】
判定内訳(各年度中の介護認定者含む)
項
目
一次予防者
二次予防者
計
年
度
人員
割合
人員
割合
人員
割合
H24
3,902
67.7%
1,859
32.3%
5,761
100.0%
H25
4,061
67.8%
1,929
32.2%
5,990
100.0%
H26
328
83.5%
65
16.5%
393
100.0%
二次予防者の事業対象者別判定内訳(重複計上・介護認定者含む)
項
目
年
度
うつを除
く10/20
事業項目 判定の
み者
①
運動器
栄養改善 口腔機能向上 閉じこもり 物忘れ
うつ
人員
12
1,378
61
785
207
(4)
821
(12)
912
(6)
割合
0.6%
74.1%
3.3%
42.2%
11.1%
44.2%
49.1%
人員
14
1,423
98
857
296
(10)
907
(14)
979
(10)
割合
0.7%
73.8%
5.1%
44.4%
15.3%
47.0%
50.8%
人員
0
35
2
34
4
27
28
割合
0.0%
53.8%
3.1%
52.3%
6.2%
41.5%
43.1%
H24
H25
H26
( )の数は①の内訳者
124
ࡉࡘࡲ⏫㧗㱋⪅⚟♴ィ⏬࣭➨㸴ᮇ௓ㆤಖ㝤஦ᴗィ⏬
Ⓨ⾜ᖺ᭶᪥ ᖹᡂ ᖺ ᭶
Ⓨ ⾜ 㮵ඣᓥ┴ ࡉࡘࡲ⏫
⦅ 㞟 ࡉࡘࡲ⏫ ⚟♴ㄢ ௓ㆤಖ㝤ㄢ
ࠛ 㮵ඣᓥ┴⸃ᦶ㒆ࡉࡘࡲ⏫ᐑஅᇛᒇᆅ 7(/)$;
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