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281228 マスター(1月)

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281228 マスター(1月)
(4)バイオマス利用促進
平成28年度事業
エネルギー社会トップモデル形成推進事業
事業の趣旨・目的
県民生活部(エネルギー政策課) 予算額【20,000千円】
民間事業者等による地域の特性に応じた未利用エネルギー等を活用した先導的なモデル地域づくりに向け
た取組を支援する。
間伐材等の木質バイオマスや食品廃棄物・家畜排せつ物等のウェット系バイオマスなど地域の特性に応じた資
源を有効活用し、持続的かつ安定的なエネルギーとして利用する社会を構築することにより、地域における課題の
解決や地域の活性化、雇用の創出、低炭素社会の実現、レジリエンスの強化に繋げていくため、バイオマスエネ
ルギーを活用した先導的なモデル地域の形成を推進する。
先導的なモデル地域の形成イメージ
制度の概要
■対象事業
事業化可能性調査
(FS調査)
■予算額
20,000千円
(2件、定額補助)
■補助対象者
県内事業者
(市町との共同申請)
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(4)バイオマス利用促進
未利用木質バイオマスによる先導的モデル地域の形成
山室木材工業株式会社、長浜市
平成28年度エネルギー社会トップモデル形成
推進事業補助金 採択
長浜市川道地区において、木質バイオマス(未利用間伐材)を利用したバイオマス発電・熱供給事業の事業化
可能性調査を実施。隣接するびわ川道・びわ細江工業団地への熱・電気エネルギー活用や近隣農業菜園への炭
酸ガス・熱利用によるトリジェネレーション農業の可能性についても検証。
川上から川下までの連携による安定的な生産・供給システムを構築し、地域資源の循環(森林資源の有効活用
と再生)と低炭素社会の実現(カーボンニュートラルの木質資源利用)を目指す。
FS調査内容
県産材の安定供給のための課題等の抽出
県産材の循環量に応じた流通チェーンの整備
工業団地内企業の熱・電気エネルギーの使
用実態調査
熱・電気エネルギー併給設備の検討
近隣農家のトリジェネレーション農業の可能性
検討 等
事業化イメージ
(出典)山室木材工業(株)提供資料
トリジェネレーション農業
蒸気・熱交換設備
びわ川道・びわ細江工業団地
長浜市
バイオマス発電所(2MW)
➡:電気
➡:蒸気・熱
➡:炭酸ガス
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(4)バイオマス利用促進
畜産系バイオマスによる先導的モデル地域の形成
滋賀特機株式会社、日野町
平成28年度エネルギー社会トップモデル形成
推進事業補助金 採択
県下有数の畜産地である日野町において、畜産廃棄物を活用したバイオマス発電の事業化可能性調査を実施。
発電過程で発生する熱の利活用や副産物の肥料化による廃棄物のゼロ・エミッション化事業の可能性についても
検証。
地域の未利用資源である家畜排せつ物をエネルギーとして有効活用することにより、糞尿の悪臭等の課題解決や
発生するメタンの排出削減による環境保全型社会の実現、近江牛の生産拡大による地域農業振興と循環型農
業モデルづくりを目指す。
対象地域
日野町全域
FS調査内容
畜産業者の障害および現況実態
畜産業者の地理的状況、エネルギー状況量
畜産製品の状況量
畜産業の廃棄物処理状況
畜産業が抱える問題点および展望
畜産業廃棄物のエネルギー化技術の検討
畜産廃棄物のエネルギー化利用の検討
未来型バイオマスエネルギー事業化構想の構築
期待される成果等
① 社会的側面
安全・安心な社会の構築に貢献(緊急災害時のライフラインとして電力や温水を供給)
② 環境的側面
低炭素社会の実現に貢献(有機廃棄物のエネルギー利活用によるメタンの排出削減)
③ 経済的側面
糞尿処理の効率化による畜産業の拡大(日野町産近江牛の生産拡大・雇用の創出)
未来型バイオマスエネルギー事業の実現
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(4)バイオマス利用促進
平成28年度事業
木の駅プロジェクト推奨事業・木質バイオマス利活用促進事業
琵琶湖環境部(森林政策課)
目的
課題
間伐等の森林整備が行き届かず、森林の多面的
機能が低下することが危惧されている。
■ 間伐の一層の推進を図るためには、間伐材の有
効利用が必要。
■ 採算性の問題などから、その多くが利用されず
林内に放置されている。
■
予算額【木の駅:3,000千円】・【木質バイオマス:3,000千円】
■
未利用材を地域エネルギーの燃料として利用する仕組みを
整備することで、森林所有者による搬出の取り組み意欲を増
進させる。
■ 間伐の推進と間伐材の有効利用により、地域の林業・木材
産業を活性化して、エネルギーの地産地消や地域での経済循
環を図る。
事業内容
①自伐型林業団体支援
活動に必要な機械器具の購入やレンタル等に要する経費に対して助成
④エネルギー利用器具の
導入支援
②地域エネルギー利用推進支援
未利用材が地域エネルギーとして利用されることを推進するため、搬出運搬に要する
経費に対して助成
薪ストーブ、ペレットストーブ等の
購入経費を補助
③自伐型林業等に対する技術講習会等の開催
伐採や搬出を行う森林所有者等に対して、技術研修や安全講習を開催
木の駅
登録
運営
森林所有者等
運搬・販売
自伐型林業
を行う団体
代金支払
②地域エネルギー利用
推進支援
コーディネイト
①自伐型林業団体支援
地域利用(薪など)
やチップ工場等
(買取業者など)
薪
利用者(市民、事業者)
薪・ペレットストーブ
薪・チップボイラー
④利用器具導入支援
地域通貨等
③技術講習会
事業の仕組み
伐採・搬出・出荷
未利用材の
利用
未利用材の
搬出・集積
市町
県
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(4)バイオマス利用促進
「木の駅プロジェクト推奨事業」による支援団体
平成28年度木の駅プロジェクト推奨事業補助金
(地域エネルギー利用推進支援)による支援団体
木の駅いぶき実行委員会(米原市)
くつき木の駅実行委員会(高島市)
(出典)滋賀県エネルギー政策課
(出典)FEC自給圏ネットワークHP
一般社団法人 kikito(東近江市)
甲賀木の駅プロジェクト
運営委員会(甲賀市)
(出典)平成27年度ふるさとづくり大賞資料
(出典)甲賀森林整備事務所
(平成28年9月末現在)
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(4)バイオマス利用促進
木質バイオマス利活用に係る地域での取組例
ながはまモクモク薪市場(長浜市伊香森林組合、長浜市)
■木質バイオマス燃料源となる地域資源木材の安定調達に向けて、地域内の山の整備活動により
産出される木材の買取り、集積および販売を集約した体制整備を図ることにより、再生可能エネル
ギーの導入促進を図る。
【ながはまモクモク薪市場】
■主 催 長浜市伊香森林組合、長浜市
■会 場 長浜市伊香森林組合北側広場
■開催日 平成26年10月18日(土),11月9日(日)
■販売量
■備 考
引き続き、随時販売中
約24t(2日間合計)
山林から切り出した広葉樹・針葉樹の薪や丸太を市場に
集め、薪ストーブ等に使う方へ販売することにより、森林資源
の地産地消を促し、林業の新たな活路を拓くことが狙い。
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