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平成22年度 商工観光部観光交流局運営プログラム 平成22年度

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平成22年度 商工観光部観光交流局運営プログラム 平成22年度
(様式1:総括表)
平成22年度
商工観光部観光交流局運営プログラム
平成22年度における商工観光部観光交流局の運営については、以下のとおりとする。
1
重点施策及び目標の一覧
施策番号
重点施策の名称
重点施策の目標
1
魅力溢れる観光交流山形の確立
○県内への観光入込客数の増加
平成 22 年度 4,100 万人(H20:3,932 万人)
○海外からの観光入込客数の増加
平成 22 年 8.5 万人(H21:6 万人)
2
地域経済の力を高める経済交流の
拡大
○総合ブランド戦略(仮称)の策定
○山形セレクション制度運営の民間への円滑な移行
○アンテナショップの売上高 432 百万円
(H21:409 百万円)
○酒田港国際定期コンテナ航路貨物量
5,600TEU(H21:4,605TEU)
○山形県国際化推進プラン(仮称)の策定
※各重点施策を構成する取組みの詳細は、様式2のとおり
(様式2:取組個表)
【施策の推進に向けた事業等の位置付け】
商工観光部観光交流局
重点施策の目標
○県内への観光入込客数の増加
平成 22 年度 4,100 万人
1
魅力溢れる観光交流山形の確立
○海外からの観光入込客数の増加
平成 22 年 8.5 万人
「観光立県」の実現に向け、地域資源の発掘・磨き上げによる本県観光の魅力づくり
施策の
を進めながら、国内誘客と海外誘客対策を両輪として展開し、国内外からの本県への
目的
来訪者の増と滞在日数増を促進する。
長期構想:2-5「魅力ある観光・交流山形の確立」
総合計画
短期AP:テーマ2-施策3-主要事業
における
(1)観光・交流地域づくりの推進
位置付け
(2)やまがたの魅力を堪能できる観光・交流プログラムの創出・情報発信
予算
番号
事業名
所管課室
事業の概要
施策番号
重点施策の名称
(千円)
①
やまがた観光まちづくり 1,020
支援事業費
観光地域づくり活性化事 2,000
業費
観光キャンペーン推進事 32,400
業費
旅番組放映事業費
53,046
観光交流課
やまがたニューツーリズ 1,948
ム確立推進事業費
やまがた的グリーンツー 9,379
リズム推進事業費
映画ロケ誘致促進事業費
40,679
観光交流課
東アジア重点ターゲット 24,822
誘客推進事業費
観光交流課
海外誘客新市場展開事業
費
510
観光交流課
チャーター便誘客強化事
業費
2,000
観光交流課
観光交流課
観光交流課
観光交流課
②
施策を構
成する主
な事業
③
工程
第1四半期
第2四半期
観光まちづくり支援事業
①
観光地域づくり活性化事業
観光交流課
観光交流課
観光地域づくりワークショッ
プ等の開催を支援
観光地域づくりに向けた地域
団体の具体的活動を支援
シニア層をターゲットに観光
キャンペーンを展開
山形の魅力を伝える旅番組の
放映
新しい旅行ニーズに対応した
旅行企画や受入態勢の充実
着地型旅行企画の提案、情報
発信等による交流の拡大
県内における映画ロケ事業に
対する助成
東アジアの誘客を図るための
ソウル事務所の運営、現地コ
ーディネータの設置等
誘客対象エリアに中国を追加
し、本県観光情報を発信
インバウンドチャーターによ
る山形旅行商品の PR 経費助
成
第3四半期
第4四半期
観光キャンペーン推進事業
旅番組放映事業
②
やまがたニューツーリズム確立推進事業
やまがた的グリーンツーリズム推進事業
映画ロケ誘致促進事業
東アジア重点ターゲット誘客推進事業
③
海外誘客新市場展開事業
チャーター便誘客強化事業
【施策の推進に向けた主な懸案事項等】
1
現状及びこれまでの取組状況
・最近の観光入込数の推移
年
度
16年度
17年度
観光入込数
4,226 万人
4,122 万人
18年度
19年度
20年度
4,059 万人
4,007 万人
3,932 万人
・宿泊者の延べ数は 379 万人(2008 年(H20)1月~12 月) 全国 27 位 東北 4 位
・2009 年(H21)外国人入込み者数約 6 万人(台湾 44 千人、香港 5 千人、韓国 3 千人等)
、
2009 年(H21)の外国人の延べ宿泊者数は 3 万 8 千人、全国 37 位、東北 6 位。
①受入態勢の強化
・主要駅・空港から観光地までの交通手段や交通手段に対する観光客のニーズ調査を実施。
・地域のコーディネータの育成のため「やまがた観光まちづくり塾」を開催(H18~H21)
H21 に塾開催を発展的に見直し
・山形観光アカデミーを活用した観光人材の育成
地域で着地型旅行企画のできる旅行業の資格取得と高度な知識と接客スキルを持つ観光ガ
イド「山形の達人」育成研修を実施。
②国内誘客の推進
・官民一体となった推進体制による観光キャンペーンの展開
やまがた観光キャンペーン推進協議会による 「やまがた花回廊」
、新潟DC等のキャンペ
ーンの展開
大河ドラマ「天地人」山形県推進協議会による大河ドラマ放送を契機とした観光誘客やま
ちづくり・人づくりの推進(H21 で終了)
・ホームページやテレビを活用した観光情報発信機能の強化
・農業と連携した教育旅行の誘致活動の展開
・やまがたニューツーリズムの確立推進
「地元が企画する『山形の旅』コンテスト」の実施、及び、ランドオペレーターの役割等を
学ぶ研修会を開催
③海外誘客の推進
・
「やまがた東アジア経済戦略」に基づき、重点ターゲットである韓国、台湾、香港と新たにオ
ーストラリアからの誘客活動を展開
・東北観光推進機構や隣接各県及びビジット・ジャパン・キャンペーンとの連携
・外国人観光客の受入態勢整備を地域一体で取り組む協議会等の設置を促進するとともに、県
内 56 箇所に外国語併記(英語、韓国語、中国語繁体字、簡体字)の案内看板を整備。
2
課 題
『滞在型観光の構築とインバウンド推進による地域経済の活性化』
・地域資源の発掘・磨き上げによる本県観光の魅力づくり
・山形ならではの魅力を活かした「ニューツーリズム (着地型旅行)」の確立とランドオペレー
タ機能の整備
・二次交通や観光案内機能などの国内外からの観光客の受入態勢の整備
・東アジア等の富裕層をターゲットにしたインバウンドの推進
3
今後の対応
①地域資源の発掘・磨き上げによる本県観光の魅力づくり
・農業や商工業などの他産業と連携した観光地域づくり活動の推進
・観光圏整備法を活用した滞在型観光地づくり(受入態勢整備)の促進
・外国人旅行客の受入拡大に向けたインバウンド受入協議会の設置促進
②滞在型観光を基本とした国内誘客対策の展開
・メディアの効果的な活用と山形ファンづくりと連携した戦略的な情報発信
・山形ならではの地域資源を活かしたニューツーリズムの確立
地元から提案する着地型旅行企画の促進、ランドオペレータの育成
本県農業の魅力を活かした観光企画、教育旅行の推進
・官民が一体となった観光キャンペーンの展開
やまがた観光キャンペーン推進協議会による誘客宣伝活動
隣接県と連携したプロモーション活動(おくの細道)
③外国人旅行者の倍増を目指した海外誘客対策の展開
・誘客対象エリアを台湾、韓国、香港、豪州に加え、中国、タイ等にも拡大
・VJC、東北観光推進機構、隣接県との連携による展開
・国別ニーズに対応した情報発信の強化
・国際チャーター便を活用した誘客促進(台湾、韓国)
・
「天地人」など時機を得た観光テーマを活かした誘客促進(台湾)
・知事トップセールスによる県産品・農産物・観光の総合的プロモーションの推進
(様式2:取組個表)
【施策の推進に向けた事業等の位置付け】
商工観光部観光交流局
施策番号
2
施策の
目的
総合計画
における
位置付け
重点施策の名称
重点施策の目標
○総合ブランド戦略(仮称)の策定
○山形セレクション制度運営の民間への円滑な
移行
地域経済の力を高める経済交流の拡大 ○アンテナショップの売上高 432 百万円
○酒田港国際定期コンテナ航路貨物量
5,600TEU
○山形県国際化推進プラン(仮称)の策定
県内製造業の海外展開や県産品の国内外での販路開拓等を支援し、県内企業等の国際競
争力と山形のブランド力を強化する。
また、海外取引の拡大を通じ、本県と海外を結ぶ国際物流拠点であり、本県唯一の重要
港湾でもある酒田港の一層の利用拡大を図る。
さらに、海外との交流連携を積極的に進めるとともに、外国人が暮らしやすく、能力を
発揮できる環境づくりを進める。
長期構想:テーマⅡ-施策2-主要事業(4)世界に広がる「ものづくり山形」の構築
短期AP:テーマ2-施策4-主要事業(1)県産品のブランド戦略の展開強化
テーマ2-施策4-主要事業(2)本県産業の海外展開力の強化
テーマ4―施策3―主要事業(1)多様な能力発揮の促進
テーマ4―施策3―主要事業(3)文化・スポーツなどの活動の促進
施策を構 番号
事業名
成する主
① 製造業海外展開戦略事業費
な事業
②
経済国際化推進体制整備事
業費
③
県産品輸出戦略事業費
④
⑤
対岸有望市場開拓事業費
酒田港国際物流拠点化推進
事業費
⑥
総合ブランド戦略推進事業
費
⑦
アンテナショップ関連事業
予算(千円)
所管課室
事業の概要
2,745
経済
交流課
12,544
経済
交流課
8,907
経済
交流課
製造業分野における東アジア
等への海外展開を支援
企業の海外展開の支援要請に
対し、ワンストップで相談に応
ずる支援体制の整備
県産品の東アジアへの輸出を
支援
16,067
経済
交流課
3,200
経済
交流課
20,408
経済
交流課
140,819
産業政策
課
中国、極東ロシア市場の開拓を
支援
酒田港の利活用を推進するた
めの、取扱貨物の拡大に向けた
助成及び官民一体となったポ
ートセールスの展開
・総合ブランド戦略(仮称)の
策定
・分野別ブランド計画の策定
・民間による山形セレクション
制度運営への移行支援
・山形セレクショントータル
プロモーション
・「やまがた」の地域資源の再発
見・掘り起こし、県産品PR 等
アンテナショップの運営・機能
強化
⑧
国際交流推進関係事業
第1四半期
①
②
③
28,833
第2四半期
国際室
姉妹州省等との県民主体の交
流プログラムに対する支援や
技術協力、在住外国人の相談窓
口の設置、「山形県国際化推進
プラン」
(仮称)の策定
第3四半期
第4四半期
海外取引等の情報収集支援、海外展開の担い手の確保支援、相談窓口設置
バイヤーの招聘、商談会開催、現地プロモーションの支援
④
ハルビン貿易商談会への出展、中国での県産品フェアの開催、
極東ロシア現地コーディネーターの配置、ハバロフスク商談会の開催
⑤
助成制度の充実・PR、官民一体となったポートセールスの展開
総合ブランド戦
略(仮称)策定
⑥
分野別ブランド計画の検討
計画策定
山形セレクションの民間への移行支援、認定機関が行う審査・認定に対する支援・指導
山形セレクショントータルプロモーション
工程
「やまがた」の地域資源の再発見・掘り起こし、県産品PR事業、地域イメージ等発信
ブランド力向上に向けた取組み等に対する支援
インターネットを活用した地域イメージ
等に関するアンケート調査
⑦
「山形を知っていただく、山形県産品を買っていただく、山形に来ていただく」
視点でのアンテナショップの機能強化
姉妹友好交流プログラムへの支援、パプア州日本語学習支援
海外技術研修員受入れ
⑧
環境・農業 研修員受入れ
環境専門家派遣
国際交流センターの運営(外国人相談の実施)
「山形県国際化推進プラン」
(仮称)の策定に向けた作業
プラン策定
【施策の推進に向けた主な懸案事項等】
1.現状及びこれまでの取組状況
①②③④「やまがた東アジア経済戦略」
(平成 18 年度策定)に基づき、戦略的な施策を実施。
県産農産物、加工品の輸出促進については、海外ビジネス・コーディネーターが築き上げた信頼
関係をベースに、香港、台湾及びタイの有力商社・高級小売店等と連携したプロモーションを実
施した結果、高級デパート・スーパーにおいて取引が継続している品目が増加するなどの成果あ
り。
⑤ 東北への自動車関連産業の集積を契機に、関連の物流を活性化し、酒田港の利用拡大と機能強化
を図るため、平成 20 年 12 月に「山形県自動車産業物流活性化戦略」を策定。酒田港の利活用を推
進するため、新規利用に対する助成制度や国際コンテナ航路に係る港湾使用料の減免を実施。
⑥
平成21年度に山形セレクション制度について見直しを行い、見直しの視点として「民間の力を活
用した制度運用体制への早期移行」と「県産品全体の底上げのための仕組みづくり(総合ブランド
戦略の検討)」の2つを決定。
山形セレクションについては、「戦略は県、取組みは民間」の基本的な考え方に基づき、民間認定
機関による審査・認定等、制度運営の民間への移行を決定。
総合ブランド戦略については、平成21年度「県総合ブランド戦略検討会議」を設置し、戦略の検
討を行った。
⑦ アンテナショップを「首都圏での山形県の窓」
「首都圏との架け橋」と位置づけ、
「山形を知って
いただく」
「山形県産品を買っていただく」
「山形に来ていただく」ための情報受発信の拠点とし
て、東京銀座に平成 21 年4月に整備
21年度の実績は、来場者633千人、売上4億9百万円、山形ファンクラブ入会者 9,776 人と
概ね順調に推移
⑧ 姉妹友好州省(米国コロラド州、中国黒龍江省、インドネシアパプア州)や海外県人会(ブラジ
ル等)との間で、周年行事、研修員の受入れ、青少年・文化交流など友好・親善交流を中心に実
施。
2.課題
①②③④世界全体の経済情勢が大きく変化している中で、海外展開に関する状況も様相を変えており、
海外ビジネスの個別課題に応じた的確な支援を行うことが必要である。
中国本土は人口規模及び所得水準の伸びから、県産品の輸出市場として有望ではあるが、貿
易障壁が高く、かつ流通体系に課題がある。
⑤ 世界的景気低迷や円高の影響により酒田港の貨物量が減少傾向にある中で、より一層のポートセ
ールスなど酒田港利用拡大に向けた取組みが必要。
⑥ 『総合ブランド戦略』関係
品質等は優れているものの全国的な知名度が不足している県産品が数多くあり、知名度向上・
販路拡大に向けた取組みも充分とはいえない。
売れる商品作りのためには、消費者の視点に基づく一層の磨き上げ(機能性、デザイン、パッ
ケージの改良等)が必要。
『山形セレクション』関係
制度運営の民間への円滑な移行
セレクション認定により、販売増加につなげていく仕組みづくりが必要。
山形セレクション制度の県内外での認知度がまだ充分とはいえない状況にある。
⑦ オープン2年目においても、来場者などを確保し、情報の受発信の拠点としての機能を発揮する
ため、アンテナショップとしての魅力を維持し向上させることが必要である。
⑧ 本県と相手国とが相互にメリットを享受できるような国際交流事業の展開。
本県に住む外国人の多様化するニーズへの対応、能力を活かすための環境づくり。
3.今後の対応
①~⑥「知っていただき、買っていただき、訪ねていただける『やまがた』の実現」に向け、トップ
セールスを活用するなど県産品の販路拡大と観光誘客の一体的かつ効果的なプロモーション等を
実施し、国内外においてやまがたブランドを確立する。
①②③④「海外展開及び輸出促進」関係
中国での海外展開・輸出拡大は、信頼できるパートナーや現地の県人会を活用しながら推進し
ていく。友好関係にある黒龍江省からは様々な支援が期待できることから、ハルビンを海外展
開・輸出のひとつの玄関口と位置づけ、ハルビン商談会出展及び食品フェア開催等により輸出
拡大を図るとともに、新たなビジネスシーズを掘り起こす。
極東ロシアでは、新規市場開拓に向け、県産品の輸出可能性を探るとともに、次のステップに
つなげるための人脈形成や地元との交流を推進する。
台湾・香港・ASEAN では、これまでの成果を踏まえ、県産品・観光の一体的な PR や海外ビジネ
ス・コーディネーターのセールス活動などを通じ、輸出と観光誘客のさらなる拡大を図る。
韓国では、ソウル事務所が築いてきたネットワークを積極的に活用しながら、県産品の販路拡
大、観光誘客、本県の情報発信を強化。
また、新たな国際経済戦略の方向性に応じ、関係部局と連携しながら、推進組織のあり方など
についても検討する。
⑤ 酒田港の利用拡大に向けて、21 年度新設した「酒田港利用スタートアップ促進助成(新規利用者
向け)
」に加え、継続利用者の貨物量拡大のための助成制度を創設の上、官民一体となったポート
セールスを展開し、酒田港貨物量全体の底上げを図っていく。また、対岸貿易の振興のため、中
国・極東ロシアをターゲットとした新規市場の開拓を進めるとともに、東北地域への集積が進む
自動車関連産業における需要なども探りながら、酒田港の貨物需要の創出を図る。
⑥ 『総合ブランド戦略』関係
総合ブランド戦略(仮称)を踏まえた商工分野のブランド計画の策定を行い、平成22年度改
訂予定の「産業振興プラン」の中に反映させていくとともに、品目別のブランド計画の検討を
行う。
インターネットを活用した「やまがた」の地域イメージ等に関するアンケート調査や地域資源の
再発見・掘り起こしを行うほか、戦略目標の実現に向けた取組みを進めていく。
『山形セレクション』関係
関係機関・団体とも十分協議のうえ、民間による制度運営への円滑な移行に向けた、きめ細か
な支援等を行っていく。
認定品の常設展示場所の確保、山形セレクションPR資材の作成・配布等の制度全体のプロモ
ーションを引き続き実施していく。
⑦ 1周年記念イベントの実施、山形ファンクラブ制度やパートナーショップ制度を活用した企画の
充実などを図ることにより、アンテナショップとしての魅力を維持し、向上させる。
⑧ 本県に住む外国人等へのアンケート調査、関係団体等からの意見聴取などを行い、
「国際化推進プ
ラン(仮称)
」を策定する。
本県の強み(環境、農業分野など)を活かした交流事業を引き続き展開するとともに、新たな国
際経済戦略・国際化推進プランの方向性に応じ、青少年、教育、大学間の学術交流等を推進する。
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