...

八ヶ岳フォーラム - NPO法人 元氣農業開発機構

by user

on
Category: Documents
14

views

Report

Comments

Transcript

八ヶ岳フォーラム - NPO法人 元氣農業開発機構
八ヶ岳フォーラム
(略称:案)
食・農・環の更正に向けた現場技術実践のための八ヶ岳フォーラム
主 催:公益財団法人 農村更正協会/特定非営利活動法人 元氣農業開発機構
後 援:一般社団法人 農山漁村文化協会
わが国には、戦後の困窮した時代、先人たちが食料・農村の復興に立ち向かった歴史がある。
その時代、試験研究と普及が一体となった体制の下、大学、試験研究機関、民間企業等で開発
された技術が農家へ定着していった。こうした現場に視点を置いた取り組は、いわば今日その
必要性が強調されている課題解決型オープンイノベーションであって、そうした取り組が自然
発生的に実践された時代であった。
一方、わが国の目覚ましい経済発展とともに産業における農業の地位が低下するとともに、
高齢化、担い手不足、耕作放棄地等による生産基盤の弱体化に加え、TPP に代表される国際化
の進展等、農業・農村が抱える課題の深刻さは当時に比べてむしろ深刻な側面を有していると
もいえる。
ところで、近年の科学技術の進歩は農業研究分野においても例外ではなく、バイオテクノロ
ジーやメカトロニクスなど革新的技術の開発には目を見張るものがある。しかし、農業現場が
抱える困難な課題に対して的確な解決策を与えているとはいいがたい。こうした科学技術の現
場からの乖離は他の産業技術分野でも見られる一般的な傾向とされ、その原因は今日の科学技
術政策において基礎科学が重視される反面、現場が求める産業技術化への取組がおろそかにさ
れてきたためとの指摘もある。
そんな中、多様な生態環境下で営まれる特殊性を有する農業のための普及性の高い技術開発
には、シーズ技術の開発にとどまらず産業技術としてシステム化する必要がある。わが国には
シーズ技術において多くの蓄積がある。いわば「宝の山」とされるシーズ技術を持ち寄り、か
つて経験したように現場における実践的アプローチに向けたオープンイノベーションへの取り
組が不可欠である。
そこで、シーズ技術を有する企業等から構成される NPO 法人元氣農業開発機構と農業実践
教育において長年の実績を有する公益財団法人農村更生協会の連携の下、農業者、企業、行政
機関、大学、試験研究機関等の関係者が、農村更生協会付属で日本最大の農業教育ファーム
八ヶ岳中央農業実践大学校に一堂に会し、
「農の復権」に向けた農業技術のあり方について知
恵を出し合い共同研究を行うことを目的に「八ヶ岳フォーラム」を創設する。
■ 活 動
(1)1年に1回、夏季(9月)に「八ヶ岳フォーラム」の開催
(2)NPO 法人「元氣農業開発機構」の会員からシーズ技術等の発表
(3)八ヶ岳中央実践農学校で実施した現場技術実践活動の成果発表
(4)特定のテーマを対象とした基調講演及びパネルディスカッション
(5)「八ヶ岳フォーラム提言」のとりまとめ
■フォーラムの組織
□ 組織委員会
□ 実行委員会
・会 長:甕 滋(元農林水産技術会議会長)
・委員長 1名
・副会長:濱口義曠(農村更正協会会長)
・副委員長 2名
古瀬洋一郎(元氣農業開発機構理事長)
・幹事 10名程度
・理 事:5∼7名程度
耕種、園芸、畜産、食品、環境等の専門分野で
現場重視の研究者等+実務に強い人
■ 主催者紹介
□ 公益財団法人 農村更正協会 八ヶ岳中央農業実践大学校
八ヶ岳中央農業実践大学校は、長い伝統に培われた実践的な学習
内容と八ヶ岳を仰ぎ日本アルプスを望む雄大な自然環境において
日本一の農業大学校です。昭和13年、疲弊した農村経済の復興
にあたる全国的指導者の養成を目的に本校は設立されました。
初代校長は元農林大臣の石黒忠篤先生、二代目校長は元高知大学
学長の久保佐土美先生です。卒業生はおおよそ三千名で国内のみ
ならず世界中で活躍され、一流の農業経営者や農村の指導者は勿
論のこと、農業団体や政官界などで多くの先輩方が活躍されてお
られます。
本校では広大な農場をキャンパスにして、高原野菜やスイートコーンなどの畑作、シクラメンや宿根草などの花き
園芸、乳牛 150 頭による酪農、採卵鶏 1 万羽の養鶏など、耕畜両面にわたる農業を幅広く実践をとおして学べるよ
うになっています。また、アイスクリームやチーズなどの乳製品加工にも本格的に取り組んでおり、生産された農
畜産物や乳製品は校内に設置された直売所で毎日販売されています。このように本校では、一次産業としての農業
のみならず、二次・三次も加えた農業の六次産業化を体験しながら学ぶことができ、これが本校の大きな特徴のひ
とつとなっています。
さらに近年は、児童から社会人にいたる幅広い方々を対象とした教育・研修をとおして、「いのち」について学ぶ
格好の機会を与えると共に、日本農業の発展に大きく貢献しています。
□ 特定非営利活動法人 元氣農業開発機構
元氣農業開発機構は、現在日本の農業が抱えている多くの問題に応えるべく民間の英知を結集して、その方策を
提案すると共に実践活動を行い、その普及に努め、一般消費者及び海外の購買者に対して安心安全な農林水産物、
特産物、加工食品等を提供することに関する事業を行い、日本国の発展に寄与することを目的に設立されました。
特に「適正利潤がある農業」を提唱し、生産性の高い農法等の推進及び普及をすすめ、また休耕地等の有効活用を
図り、多くの安全・安心な農産物の産直化を推進し、さらに規格外農産物の流通革新並びに食材の自給率の向上、
地域の活性化に寄与し、農業後継者が元氣で安心して暮らせる農村作りの支援・都市型農場の普及に尽力します。
Fly UP