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神女広報 -CROSSROADS- Vol.4 2007夏[PDF:6.86MB]

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神女広報 -CROSSROADS- Vol.4 2007夏[PDF:6.86MB]
神 女 広 報 vol.4
2007 Summer
神戸女子大学
神戸女子短期大学
神戸女子大学教育センター
神戸女子大学大学院
UNIVERSITY
学校法人行吉学園
■
神戸女子大学
■
神戸女子短期大学
■
神戸女子大学教育センター
■
神戸女子大学大学院
4
vol.
2007 Summer
「自立心・対話力・創造性」活力あるコミュニケーションで結ぶ
神女広報
﹁
自
立
心
・
対
話
力
・
創
造
性
﹂
活
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あ
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コ
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ニ
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シ
ョ
ン
で
結
ぶ
学
園
広
報
誌
特集
平成19年度学長方針
第21回管理栄養士国家試験合格率 98.1 %
6 教育研究活動
9 学園トピックス
12 地域連携
14 表彰
15 インフォメーション
学校法人 行吉学園
須磨離宮公園 「マリア・カラス」
特集
平成19年度学長方針
本年度の教育・研究を進めるための学長方針についてお話を伺いました。
学生の目線でわかりやすい授業を行い、行き届いた学生指導を目指します。
自
立
心
・
対
話
力
・
創
造
性
に
あ
ふ
れ
た
女
性
の
育
成
2
教育
神戸女子大学 学長
河上 誓作
次に研究についてですが、これは先生方の日ごろの
(実体験型学習)することができ
鎖等に直接触れて勉強
研究成果を出していただくことが重要です。具体的目標
るのです。
としては、科学研究費の申請と採択数の向上を図ること
最後に基盤整備についてですが、これは学園改革の3
で、全教員の申請が理想です。研究費が削られるなかで、
つの大項目
(㈰主として教学的戦略関係、㈪主として管
外部資金の獲得努力が、今までにも増して重要であり、
理運営の制度・組織関係、㈫主として施設・環境関係)に
採択率については昨年に引き続き前年比約50%アップ
分けた21の領域について、自己点検・評価の観点から実
を目標としています。
施しており、11項目はほぼ完了、1つが今年度着手予定
(大
3つめの社会貢献については、いろいろなことをやって
学院の改革)
で、残る9項目が現在鋭意取り組み中です。
いますが、その中でも須磨地区では㈰須磨区との包括協
それらの項目は、1)学部・学科の改編、2)教育内容の充
定、㈪須磨離宮公園とのキャンパス・パーク
(CP)連携、
実、3)教員・学生定数の検討、4)
入試プロモーションの
㈫高倉台・須磨商店街他地区住民のふれあい連携があり、
戦略、5)外部資金の導入・獲得の戦略、6)職員人事制
ポートアイランド地区では地元住民との交流による地域貢
度の再検討、7)事務組織の機能的改編、8)大学と短大
献があります。その他にスクールサポーター、算数クリニッ
研究
「 21 世 紀 型 環 境 教 育 」
学
ク、オープンカレッジ等、学園の持つ知的資源を開放し
長
て社会に役立つ活動を行っています。
方
このたび、日経グローカルNo.79(2007年7月2日号)
針
の特集記事「全国大学調査 地域貢献度ランキング」
の中で、本学の社会貢献活動が高く評価され、全国で
19位にランク、女子大では第1位の栄誉を受けること
社会貢献
ができました。(詳細13ページ参照)
今年の方針として、以下に述べる4つを柱として取り上げました。それは、
なお、社会貢献活動については、多くのテーマについ
教育、研究、社会貢献、基盤整備(学園改革)です。
てGP(Good Practice)の申請を行っていますが、今年
まず教育については、FD(Faculty Development)の方針をしっかり
は特にCP連携に力を入れて取り組みたいと考えています。
と立案し、学生が満足する授業内容の確立を目指し
「学生の視線に立っ
同時に、エコキャンパス宣言を採択し
「21世紀型環境教育」
基盤整備
て、学生をよく理解し判りやすい授業を行う手作り教育」を進めます。こ
を実施しています。地球温暖化が叫ばれるなかで、如何
(学園改革)
れを実現するための具体的な教育目標として、建学の精神にもとづいた
にして自然を守り、持続可能な社会を創り、人間生活の
の事務局統合、9)危機管理体制の再検討です。これら
「自立心・対話力・創造性」を位置付けました。
「自立心」
とは個の確立で、
質を守るのか。20世紀の物質文明の時代から21世紀の
21項目に亘る改革課題を中心に自己点検・評価を確実
社会において独立した責任ある人間として行動できる能力。
「対話力」
精神文明の時代へと移行し、世界から戦争をなくし平和
に推進し、今年度中に大学・短大ともに自己点検・評価
とは個と個の関係で、相手の心をよく理解し自分の意志をしっかり伝え
な社会を築くために、お互いの文化を尊重しつつ、心の
書を作成する予定で、順調に進んでいます。
るコミュニケーション能力。
「創造性」とは個が問題に直面したときに、自
豊かさを求めることが大切だと思います。また、CP連
このように4つの柱(教育・研究・社会貢献・基盤整備)
分の力で工夫し具体的に問題を解決する能力であります。これら3つの
携で広大な自然空間をキャンパスとして利用することが
を核にして、学生のための学園づくりを推進し、教職員
教育目標を、教員がしっかり意識して教育に取り組み、学生の満足す
できるようになりました。そこでは、多くの植物や鳥・昆
一丸となって学生の教育・研究の支援に取り組んでまい
る教育を行います。
虫等に触れ合うことができ、自然のサイクルや食物の連
りたいと思っています。
3
特集
平成19年度学長方針
本年度の教育・研究を進めるための学長方針についてお話を伺いました。
学生の目線でわかりやすい授業を行い、行き届いた学生指導を目指します。
自
立
心
・
対
話
力
・
創
造
性
に
あ
ふ
れ
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女
性
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育
成
2
教育
神戸女子大学 学長
河上 誓作
次に研究についてですが、これは先生方の日ごろの
(実体験型学習)することができ
鎖等に直接触れて勉強
研究成果を出していただくことが重要です。具体的目標
るのです。
としては、科学研究費の申請と採択数の向上を図ること
最後に基盤整備についてですが、これは学園改革の3
で、全教員の申請が理想です。研究費が削られるなかで、
つの大項目
(㈰主として教学的戦略関係、㈪主として管
外部資金の獲得努力が、今までにも増して重要であり、
理運営の制度・組織関係、㈫主として施設・環境関係)に
採択率については昨年に引き続き前年比約50%アップ
分けた21の領域について、自己点検・評価の観点から実
を目標としています。
施しており、11項目はほぼ完了、1つが今年度着手予定
(大
3つめの社会貢献については、いろいろなことをやって
学院の改革)
で、残る9項目が現在鋭意取り組み中です。
いますが、その中でも須磨地区では㈰須磨区との包括協
それらの項目は、1)学部・学科の改編、2)教育内容の充
定、㈪須磨離宮公園とのキャンパス・パーク
(CP)連携、
実、3)教員・学生定数の検討、4)
入試プロモーションの
㈫高倉台・須磨商店街他地区住民のふれあい連携があり、
戦略、5)外部資金の導入・獲得の戦略、6)職員人事制
ポートアイランド地区では地元住民との交流による地域貢
度の再検討、7)事務組織の機能的改編、8)大学と短大
献があります。その他にスクールサポーター、算数クリニッ
研究
「 21 世 紀 型 環 境 教 育 」
学
ク、オープンカレッジ等、学園の持つ知的資源を開放し
長
て社会に役立つ活動を行っています。
方
このたび、日経グローカルNo.79(2007年7月2日号)
針
の特集記事「全国大学調査 地域貢献度ランキング」
の中で、本学の社会貢献活動が高く評価され、全国で
19位にランク、女子大では第1位の栄誉を受けること
社会貢献
ができました。(詳細13ページ参照)
今年の方針として、以下に述べる4つを柱として取り上げました。それは、
なお、社会貢献活動については、多くのテーマについ
教育、研究、社会貢献、基盤整備(学園改革)です。
てGP(Good Practice)の申請を行っていますが、今年
まず教育については、FD(Faculty Development)の方針をしっかり
は特にCP連携に力を入れて取り組みたいと考えています。
と立案し、学生が満足する授業内容の確立を目指し
「学生の視線に立っ
同時に、エコキャンパス宣言を採択し
「21世紀型環境教育」
基盤整備
て、学生をよく理解し判りやすい授業を行う手作り教育」を進めます。こ
を実施しています。地球温暖化が叫ばれるなかで、如何
(学園改革)
れを実現するための具体的な教育目標として、建学の精神にもとづいた
にして自然を守り、持続可能な社会を創り、人間生活の
の事務局統合、9)危機管理体制の再検討です。これら
「自立心・対話力・創造性」を位置付けました。
「自立心」
とは個の確立で、
質を守るのか。20世紀の物質文明の時代から21世紀の
21項目に亘る改革課題を中心に自己点検・評価を確実
社会において独立した責任ある人間として行動できる能力。
「対話力」
精神文明の時代へと移行し、世界から戦争をなくし平和
に推進し、今年度中に大学・短大ともに自己点検・評価
とは個と個の関係で、相手の心をよく理解し自分の意志をしっかり伝え
な社会を築くために、お互いの文化を尊重しつつ、心の
書を作成する予定で、順調に進んでいます。
るコミュニケーション能力。
「創造性」とは個が問題に直面したときに、自
豊かさを求めることが大切だと思います。また、CP連
このように4つの柱(教育・研究・社会貢献・基盤整備)
分の力で工夫し具体的に問題を解決する能力であります。これら3つの
携で広大な自然空間をキャンパスとして利用することが
を核にして、学生のための学園づくりを推進し、教職員
教育目標を、教員がしっかり意識して教育に取り組み、学生の満足す
できるようになりました。そこでは、多くの植物や鳥・昆
一丸となって学生の教育・研究の支援に取り組んでまい
る教育を行います。
虫等に触れ合うことができ、自然のサイクルや食物の連
りたいと思っています。
3
特集
第21回管理栄養士国家試験
%
合格率
夢
を
持
っ
て
入
学
し
て
く
る
学
生
達
に
、
4
年
間
学
ぶ
こ
と
と
将
来
へ
の
期
待
を
育
む
こ
と
が
で
き
る
学
修
体
制
と
支
援
に
、
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た
。
管 本 平
理 学 成
栄 か 19
養 ら 年
士 は 3
養 在 月
成 籍
課 者 25
程 105 日
︵
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、 う に
指 ち 行
導 、 わ
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員 名 た
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一 挑 21
丸 戦 回
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家
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目 合 お
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方 合 、
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こ り
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で 西
、 に
お
い
て
No.1
の
合
格
率
と
な
り
ま
し
た
。
平成19年度科学研究費補助金採択状況
平成19年度現代GP等申請状況
教育研究活動
平成19年度科学研究費補助金採択状況
国家試験合格は1つの通過点であり、
「人生のスタートライン」
「全員受験、全員合格」
を目指して
「入学者が、一人もこぼれず全員管理栄養士の
国家試験に挑戦する」ことを学科の目標として、
三回生からは4つの進路分野を設定し、学生個々
の希望進路にマッチした支援を整備することで、
「や
る気」の喪失を防ぎ動機づけを図っています。
管理栄養士は非常に専門性が高い国家資格で
すが、食に関わる多種多様な職種で活かすことが
可能であり、女性の感性や特性を最大限に発揮で
きることが魅力です。
「その多様性を様々な場面で、自分達のキャリ
アの中に活かしていく」そんな意識を持った女性
を育むことを目指しています。
学科では国家試験対策についても、
「養成課程」で
あることを重視し、
「やる気を育てることで国家試
験合格を目指す」という一環した信念を持ち対策方
針をたてています。
受験できる学生を選抜することで見た目の合格率
を重視し、
「取らせる」
ための対策は一切行いません。
むしろ入学した学生全員が、成績にこだわること
なく「受験する」決意と勇気が持てるように、支援す
ることを目標としています。
そのため、入学時から国家試験受験を支援の柱と
して、
履修指導や学習支援の他、
面談を行うなど、
日々
の学習生活の中で学生ひとりひとりの個性や能力に
合った細やかな対応を徹底して大切に行っています。
4つの進路分野
1
3
臨床栄養分野
フードサービス分野
2
(病院、特別養護老人ホーム等)
栄養教育分野
(特定給食施設、保育所等福祉施設)
食品栄養分野
4
(小学校、保健所等)
(食品会社、研究所等)
社会ニーズ
安心・安全な食と健康を守る専門知識を持った実務者・研究者の育成
研究意欲
自信
勇気
・潜在能力を認める
・勇気付け
学科
指導教員
信頼関係
悩みや不安の相談
情報の収集と共有
・分かり合うまで話し会う。
・徹底した個人指導を行う
多様な対策法
・特別授業
・不得意科目強化
・模擬試験
・Web自習室と個別指導
やる気
学生
入学時の夢の実現
・潜在能力
・将来展望
・やる気
・不安
・自信喪失
支援対応
悩み・不安の共有
友情
友人
文部科学省は、平成19年度の科学研究費補助金について、新規分と継続分を合わせて応募研究課題119,369件のうち49,326
件が採択されました。
本学の採択件数は大学18件、短期大学1件でした。
種 目
研究代表者
研究課題名
基盤研究 B
家政学部・准教授
山根 千弘
セルロース/水酸化ナトリウム水溶液からの新機能性食品材料
基盤研究 B
文学部・教授
大谷 節子
仮面データベース構築に基づく能・狂言面の総合的研究
基盤研究 B
古浄瑠璃年表編纂のための総合的基礎研究
基盤研究 C
文学部・教授
阪口 弘之
文学部・教授
宮本 健市郎
基盤研究 C
家政学部・准教授
狩野 百合子
基盤研究 C
文学部・教授
安田 孝
1930年代における大衆消費社会の生成とメディアをめぐる総合
研究
基盤研究 C
文学部・教授
近藤 久史
スウェーデンの道徳教材を活用した根源的価値形成の授業に関
する臨床的・実証的研究
基盤研究 C
家政学部・教授
竹中 優
タンパク尿ストレスによる腎障害機構の解析
基盤研究 C
家政学部・教授
後藤 昌弘
クックチルシステムによる煮物調理の条件と調理品の保存に伴
うビタミン及び食味の変化
基盤研究 C
家政学部・教授
佐藤 勝昌
健康食品の免疫賦活効果に関する研究
基盤研究 C
文学部・非常勤講師
中畑 寛之
基盤研究 C
家政学部・教授
瀬口 春道
ヒト好中球の活性酸素産生顆粒の細胞内動態を制御するシグナ
ル伝達機構の解析
萌芽研究
家政学部・講師
梶木 典子
急増する超高層マンションを子どもの成育環境から検証する
萌芽研究
家政学部・講師
近藤 誓子
腎疾患・小児糖尿病児童に対する学校・保育所給食の整備と施
設内食教育に関する研究
萌芽研究
家政学部・教授
栗原 伸公
食物繊維摂取による発癌物質吸着及び排出促進に関する研究
萌芽研究
総合生活学科・准教授
岩中 貴裕
言語項目への選択的注意が言語習得に及ぼす影響に関する実証
的研究
若手研究 B
家政学部・講師
大森 正子
加齢に伴う水晶体白濁度と視環境変化の研究 ―空間周波数特性
と色彩識別能力
若手研究 B
文学部・講師
園田 節子
近現代北アメリカにおける「華僑アイデンティティ」形成の史
的再検証
若手研究 B
文学部・講師
※ 朴 真完
「朝鮮資料」から見た日本語の変遷
新教育運動期における授業時間割の改革と編成原理に関する比
較社会史的研究
エキストラバージンオリーブ油の栄養機能特性の解析
ステファヌ・マラルメの演劇論と「共和国」の関係についての研究
※ 朴先生は申請時、本学所属でしたが、他大学へ転出されました。
励まし合い
平成19年度現代GP等申請状況
相談や資料等の活用
今年度は、GP4件、学び直しニーズ3件の計7件を申請いたしました。
現代GP:・海外長期滞在web教育システム 西田実継教授
管理栄養士養成対策室
担当教員・専任職員
・「算数・数学クリニック」の開設 松本博史准教授
・キャンパス・パーク連携による地域活性化 中村隆文教授
特色GP: ・「知」の実践化をめざす家政学プログラム 瀬口正晴教授
社会人 ・保育士および幼稚園教諭の職場復帰に向けての再チャレンジ 三宅茂夫教授
学び直し ・子育てに一段落した女性やペーパーティーチャーの家庭科教員・臨時講師への道を拓く 中井昌子教授
ニーズ:
・フリーター・ニート・主婦のための再チャレンジ支援講座 中尾友則教授
5
4
特集
第21回管理栄養士国家試験
%
合格率
夢
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て
入
学
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学
生
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、
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年
間
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平成19年度科学研究費補助金採択状況
平成19年度現代GP等申請状況
教育研究活動
平成19年度科学研究費補助金採択状況
国家試験合格は1つの通過点であり、
「人生のスタートライン」
「全員受験、全員合格」
を目指して
「入学者が、一人もこぼれず全員管理栄養士の
国家試験に挑戦する」ことを学科の目標として、
三回生からは4つの進路分野を設定し、学生個々
の希望進路にマッチした支援を整備することで、
「や
る気」の喪失を防ぎ動機づけを図っています。
管理栄養士は非常に専門性が高い国家資格で
すが、食に関わる多種多様な職種で活かすことが
可能であり、女性の感性や特性を最大限に発揮で
きることが魅力です。
「その多様性を様々な場面で、自分達のキャリ
アの中に活かしていく」そんな意識を持った女性
を育むことを目指しています。
学科では国家試験対策についても、
「養成課程」で
あることを重視し、
「やる気を育てることで国家試
験合格を目指す」という一環した信念を持ち対策方
針をたてています。
受験できる学生を選抜することで見た目の合格率
を重視し、
「取らせる」
ための対策は一切行いません。
むしろ入学した学生全員が、成績にこだわること
なく「受験する」決意と勇気が持てるように、支援す
ることを目標としています。
そのため、入学時から国家試験受験を支援の柱と
して、
履修指導や学習支援の他、
面談を行うなど、
日々
の学習生活の中で学生ひとりひとりの個性や能力に
合った細やかな対応を徹底して大切に行っています。
4つの進路分野
1
3
臨床栄養分野
フードサービス分野
2
(病院、特別養護老人ホーム等)
栄養教育分野
(特定給食施設、保育所等福祉施設)
食品栄養分野
4
(小学校、保健所等)
(食品会社、研究所等)
社会ニーズ
安心・安全な食と健康を守る専門知識を持った実務者・研究者の育成
研究意欲
自信
勇気
・潜在能力を認める
・勇気付け
学科
指導教員
信頼関係
悩みや不安の相談
情報の収集と共有
・分かり合うまで話し会う。
・徹底した個人指導を行う
多様な対策法
・特別授業
・不得意科目強化
・模擬試験
・Web自習室と個別指導
やる気
学生
入学時の夢の実現
・潜在能力
・将来展望
・やる気
・不安
・自信喪失
支援対応
悩み・不安の共有
友情
友人
文部科学省は、平成19年度の科学研究費補助金について、新規分と継続分を合わせて応募研究課題119,369件のうち49,326
件が採択されました。
本学の採択件数は大学18件、短期大学1件でした。
種 目
研究代表者
研究課題名
基盤研究 B
家政学部・准教授
山根 千弘
セルロース/水酸化ナトリウム水溶液からの新機能性食品材料
基盤研究 B
文学部・教授
大谷 節子
仮面データベース構築に基づく能・狂言面の総合的研究
基盤研究 B
古浄瑠璃年表編纂のための総合的基礎研究
基盤研究 C
文学部・教授
阪口 弘之
文学部・教授
宮本 健市郎
基盤研究 C
家政学部・准教授
狩野 百合子
基盤研究 C
文学部・教授
安田 孝
1930年代における大衆消費社会の生成とメディアをめぐる総合
研究
基盤研究 C
文学部・教授
近藤 久史
スウェーデンの道徳教材を活用した根源的価値形成の授業に関
する臨床的・実証的研究
基盤研究 C
家政学部・教授
竹中 優
タンパク尿ストレスによる腎障害機構の解析
基盤研究 C
家政学部・教授
後藤 昌弘
クックチルシステムによる煮物調理の条件と調理品の保存に伴
うビタミン及び食味の変化
基盤研究 C
家政学部・教授
佐藤 勝昌
健康食品の免疫賦活効果に関する研究
基盤研究 C
文学部・非常勤講師
中畑 寛之
基盤研究 C
家政学部・教授
瀬口 春道
ヒト好中球の活性酸素産生顆粒の細胞内動態を制御するシグナ
ル伝達機構の解析
萌芽研究
家政学部・講師
梶木 典子
急増する超高層マンションを子どもの成育環境から検証する
萌芽研究
家政学部・講師
近藤 誓子
腎疾患・小児糖尿病児童に対する学校・保育所給食の整備と施
設内食教育に関する研究
萌芽研究
家政学部・教授
栗原 伸公
食物繊維摂取による発癌物質吸着及び排出促進に関する研究
萌芽研究
総合生活学科・准教授
岩中 貴裕
言語項目への選択的注意が言語習得に及ぼす影響に関する実証
的研究
若手研究 B
家政学部・講師
大森 正子
加齢に伴う水晶体白濁度と視環境変化の研究 ―空間周波数特性
と色彩識別能力
若手研究 B
文学部・講師
園田 節子
近現代北アメリカにおける「華僑アイデンティティ」形成の史
的再検証
若手研究 B
文学部・講師
※ 朴 真完
「朝鮮資料」から見た日本語の変遷
新教育運動期における授業時間割の改革と編成原理に関する比
較社会史的研究
エキストラバージンオリーブ油の栄養機能特性の解析
ステファヌ・マラルメの演劇論と「共和国」の関係についての研究
※ 朴先生は申請時、本学所属でしたが、他大学へ転出されました。
励まし合い
平成19年度現代GP等申請状況
相談や資料等の活用
今年度は、GP4件、学び直しニーズ3件の計7件を申請いたしました。
現代GP:・海外長期滞在web教育システム 西田実継教授
管理栄養士養成対策室
担当教員・専任職員
・「算数・数学クリニック」の開設 松本博史准教授
・キャンパス・パーク連携による地域活性化 中村隆文教授
特色GP: ・「知」の実践化をめざす家政学プログラム 瀬口正晴教授
社会人 ・保育士および幼稚園教諭の職場復帰に向けての再チャレンジ 三宅茂夫教授
学び直し ・子育てに一段落した女性やペーパーティーチャーの家庭科教員・臨時講師への道を拓く 中井昌子教授
ニーズ:
・フリーター・ニート・主婦のための再チャレンジ支援講座 中尾友則教授
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古典芸能研究センター
古典芸能研究センター
教育研究活動
古
典
芸
能
研
究
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の
概
要
教育研究活動
従来から大学図書館に設置されていた能楽資料室と民俗
中世芸能資料
資料の収集、2)
芸能資料室を統合し、古典芸能に関する、1)
近世芸能資料
民俗芸能資料
イベントの実施
(大学の知的財産を
古典芸能の調査・研究、3)
を目的として、平成13年4月
利用して、社会貢献活動を行う。)
平成6年3月、故橘豊秋氏(大阪能楽鑑
全国の民俗芸能や年中行事に関する
賞会事務局長)の蔵書を、弘子夫人から
資料を中心とした故喜多慶治氏の旧蔵
置しました。
寄贈され、
「橘文庫」として広く能楽研究
書「喜多文庫」を基盤としています。同文
この場所は、本学園の発祥の地であり、三宮や元町からも
者や愛好家の閲覧に供しています。また
庫には書籍や雑誌も含まれますが、特に
同年大阪能楽鑑賞会の解散に伴い、昭和
氏が昭和30年代から40年代にかけて全
35年以来の同会の資料が寄贈されました。
国の民俗芸能や祭礼行事を実地踏査し
平成7年には伊藤正義教授からの能楽関
た調査記録は、他に例のない貴重なコレ
供しています。また、インターネットによる資料の公開事業も進
係資料寄託により、一層の充実を図りま
クションです。この資料には、今となっ
めており、学内はもとより、古典芸能に興味を持つ学外の方々
した。その結果、近年では「関西における
ては地域生活の変化や後継者不足等に
能楽研究の代表的機関」として知られる
より、廃絶や変形を余儀なくされている
に三宮キャンパス内の神戸女子大学教育センターに改めて設
近く、坂を登ると北野の異人館が立ち並ぶ好環境に位置し、
所蔵資料は学生・社会人を問わず広く一般の人々の閲覧にも
からの利用や問い合わせも、数多く寄せられています。他大学
ようになりました。
の学生はもとより、研究者や一般愛好家、プロとして古典芸能
に携わる人々、自由研究やクラブ活動のための調べ物をする
中高生やこの界隈を散策中の旅行者の方々にも利用していた
だいています。
(大学付属図書館蔵)
古典芸能研究センターの資料
古典芸能研究センターには充実した所蔵資料があり、次の3つの柱に分類されています。
中世芸能資料(能、狂言)
行事も多く含まれています。平成12年には、
平成12年秋、近江長浜の吉田家より、
近世芸能研究者、故森修本学元教授の
民俗芸能に関するスライド9千余点につ
五百番謡本、塩小路光貫筆仕舞付等の寄
旧蔵書「森修文庫」
(洋装本と和装本から
いて、デジタル化した上でデータベース
贈を受け、
「 吉田文庫」と名付けて収納、
なる)
を中心に収集しており、
本学センター
を作成し、インターネット上で公開しま
平成13年6月には、京都檜書店収蔵の版
では、主として近世芸能の基礎研究に供
した。残る写真やネガ、録音テープ等の
木の一括寄贈を受けました。さらに、基
しうる洋装本を配架しています。また、
資料についても、整理を進めています。
礎文献や複写資料のほか、雑誌・写真集・
近世演劇資料を中心とする貴重和装本
また、沖縄祭祀研究会から、同会が20余
図録・ビデオテープ・CD等を収集して
については、
書影を付した目録をデータベー
年にわたり調査された沖縄各地の祭祀
います。これは、専門的研究に取り組も
ス化し、
インターネット上で発信中です。
記録の寄贈を受け、8000枚余の調査写真
うとする人から初めて能楽に親しもう
また、人形浄瑠璃(文楽)や歌舞伎の研究
のデータベース化を進め、平成19年6月
とする人まで、あらゆる人々の要求に応
にも力を入れていきます。
に完成しました。
えていくことが、能楽への一層の理解と
近世芸能資料(浄瑠璃、歌舞伎)
その普及を目指した「橘文庫」の収集方
民俗芸能資料
(喜多文庫、沖縄祭祀)
針を引き継ぐものとなります。
このように、それぞれが体系的な収集方針に基づくしっかりとした3本柱であること
このような姿勢が、新たに貴重な資料
から、古典芸能研究センターは全国的にも知られる存在となりました。
の寄贈提供を受ける機会に恵まれるこ
これからも、日本を代表する質の高い、より総合的な古典芸能の研究機関として発展
ととなっています。
と充実を目指してまいります。
現在、本学古典芸能研究センターの教職員体制は、次のとおりです。
古典芸能研究センター長
阪口弘之教授
兼任研究員
梶木良夫准教授
兼任研究員
武藤美也子教授
兼任研究員
大谷節子教授
河田千代乃教授
川森博司教授
兼任研究員
兼任研究員
兼任研究員
知名定寛教授
河邊 聰教授
西田実継教授
非常勤研究員
大山範子非常勤講師
川端咲子非常勤講師
山 敦子
兼任研究員
兼任研究員
非常勤研究員
事務職員
「世阿弥の中世」
(岩波書店刊)
本センターの兼任研究員であり、大学の日本語日本文学科の大谷節子教授が、長年に渡る研究の集大成として、この
春「世阿弥の中世」を出版しました。
能は仮面劇として世界的に見ても古い歴史を持ち、シェークスピアの時代より200年以上前に完成され現代ま
で継承されています。
ほど
能という形式の文学は、解読を必要とする。敢えて言えば、読み解かれることを前提に構想されている。所作(舞)
によって補われる部分を除いてもなお、制約の中で圧縮された言葉を解かなければ、物語は姿を現してこない。物語
の輪郭を彫り出してもなお、核心はすぐには見えてこない。言葉が幾重にも重なっているように、物語もまた時に重
層的である。何よりも、現在に至るまで生き続け、変容を続ける作品を世阿弥の時代に戻す作業を経なければ、世阿
しょい
弥の所為を知ることは叶わない。
(「序章」より)
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古典芸能研究センター
古典芸能研究センター
教育研究活動
古
典
芸
能
研
究
セ
ン
タ
ー
の
概
要
教育研究活動
従来から大学図書館に設置されていた能楽資料室と民俗
中世芸能資料
資料の収集、2)
芸能資料室を統合し、古典芸能に関する、1)
近世芸能資料
民俗芸能資料
イベントの実施
(大学の知的財産を
古典芸能の調査・研究、3)
を目的として、平成13年4月
利用して、社会貢献活動を行う。)
平成6年3月、故橘豊秋氏(大阪能楽鑑
全国の民俗芸能や年中行事に関する
賞会事務局長)の蔵書を、弘子夫人から
資料を中心とした故喜多慶治氏の旧蔵
置しました。
寄贈され、
「橘文庫」として広く能楽研究
書「喜多文庫」を基盤としています。同文
この場所は、本学園の発祥の地であり、三宮や元町からも
者や愛好家の閲覧に供しています。また
庫には書籍や雑誌も含まれますが、特に
同年大阪能楽鑑賞会の解散に伴い、昭和
氏が昭和30年代から40年代にかけて全
35年以来の同会の資料が寄贈されました。
国の民俗芸能や祭礼行事を実地踏査し
平成7年には伊藤正義教授からの能楽関
た調査記録は、他に例のない貴重なコレ
供しています。また、インターネットによる資料の公開事業も進
係資料寄託により、一層の充実を図りま
クションです。この資料には、今となっ
めており、学内はもとより、古典芸能に興味を持つ学外の方々
した。その結果、近年では「関西における
ては地域生活の変化や後継者不足等に
能楽研究の代表的機関」として知られる
より、廃絶や変形を余儀なくされている
に三宮キャンパス内の神戸女子大学教育センターに改めて設
近く、坂を登ると北野の異人館が立ち並ぶ好環境に位置し、
所蔵資料は学生・社会人を問わず広く一般の人々の閲覧にも
からの利用や問い合わせも、数多く寄せられています。他大学
ようになりました。
の学生はもとより、研究者や一般愛好家、プロとして古典芸能
に携わる人々、自由研究やクラブ活動のための調べ物をする
中高生やこの界隈を散策中の旅行者の方々にも利用していた
だいています。
(大学付属図書館蔵)
古典芸能研究センターの資料
古典芸能研究センターには充実した所蔵資料があり、次の3つの柱に分類されています。
中世芸能資料(能、狂言)
行事も多く含まれています。平成12年には、
平成12年秋、近江長浜の吉田家より、
近世芸能研究者、故森修本学元教授の
民俗芸能に関するスライド9千余点につ
五百番謡本、塩小路光貫筆仕舞付等の寄
旧蔵書「森修文庫」
(洋装本と和装本から
いて、デジタル化した上でデータベース
贈を受け、
「 吉田文庫」と名付けて収納、
なる)
を中心に収集しており、
本学センター
を作成し、インターネット上で公開しま
平成13年6月には、京都檜書店収蔵の版
では、主として近世芸能の基礎研究に供
した。残る写真やネガ、録音テープ等の
木の一括寄贈を受けました。さらに、基
しうる洋装本を配架しています。また、
資料についても、整理を進めています。
礎文献や複写資料のほか、雑誌・写真集・
近世演劇資料を中心とする貴重和装本
また、沖縄祭祀研究会から、同会が20余
図録・ビデオテープ・CD等を収集して
については、
書影を付した目録をデータベー
年にわたり調査された沖縄各地の祭祀
います。これは、専門的研究に取り組も
ス化し、
インターネット上で発信中です。
記録の寄贈を受け、8000枚余の調査写真
うとする人から初めて能楽に親しもう
また、人形浄瑠璃(文楽)や歌舞伎の研究
のデータベース化を進め、平成19年6月
とする人まで、あらゆる人々の要求に応
にも力を入れていきます。
に完成しました。
えていくことが、能楽への一層の理解と
近世芸能資料(浄瑠璃、歌舞伎)
その普及を目指した「橘文庫」の収集方
民俗芸能資料
(喜多文庫、沖縄祭祀)
針を引き継ぐものとなります。
このように、それぞれが体系的な収集方針に基づくしっかりとした3本柱であること
このような姿勢が、新たに貴重な資料
から、古典芸能研究センターは全国的にも知られる存在となりました。
の寄贈提供を受ける機会に恵まれるこ
これからも、日本を代表する質の高い、より総合的な古典芸能の研究機関として発展
ととなっています。
と充実を目指してまいります。
現在、本学古典芸能研究センターの教職員体制は、次のとおりです。
古典芸能研究センター長
阪口弘之教授
兼任研究員
梶木良夫准教授
兼任研究員
武藤美也子教授
兼任研究員
大谷節子教授
河田千代乃教授
川森博司教授
兼任研究員
兼任研究員
兼任研究員
知名定寛教授
河邊 聰教授
西田実継教授
非常勤研究員
大山範子非常勤講師
川端咲子非常勤講師
山 敦子
兼任研究員
兼任研究員
非常勤研究員
事務職員
「世阿弥の中世」
(岩波書店刊)
本センターの兼任研究員であり、大学の日本語日本文学科の大谷節子教授が、長年に渡る研究の集大成として、この
春「世阿弥の中世」を出版しました。
能は仮面劇として世界的に見ても古い歴史を持ち、シェークスピアの時代より200年以上前に完成され現代ま
で継承されています。
ほど
能という形式の文学は、解読を必要とする。敢えて言えば、読み解かれることを前提に構想されている。所作(舞)
によって補われる部分を除いてもなお、制約の中で圧縮された言葉を解かなければ、物語は姿を現してこない。物語
の輪郭を彫り出してもなお、核心はすぐには見えてこない。言葉が幾重にも重なっているように、物語もまた時に重
層的である。何よりも、現在に至るまで生き続け、変容を続ける作品を世阿弥の時代に戻す作業を経なければ、世阿
しょい
弥の所為を知ることは叶わない。
(「序章」より)
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t
学園記念室完成
国際交流
教育研究活動
OPICS
トピックス
行吉学園発祥の地(神戸市中央区中山手通)の三宮
キャンパス、神戸女子大学教育センター内に行吉学
園記念室が完成し、4月15日(日)に多くの卒業生・教
(姉妹提携等)
職員・関係者の出席のもと、オープニングセレモニー
が行われました。
昭和58年 ハワイ大学
(米国)
この記念室は、同窓生・教職員や関係者からの基
平 成 5 年 ケント大学
(英国)
(独国)
平 成 9 年 フライブルク大学
金によって整備されたもので、学園の歴史を写真と
(中国)
平成12年 華南師範大学
年表により紹介し、学園の創設者である行吉國晴、哉
(インドネシア国)
平成16年 ガジャマダ大学
女夫妻のゆかりの品々や学園に懸けた熱い思いが展
(米国)
平成16年 ピッツア大学
示されています。
開館時間は、
月∼金曜日の10時から16時までで、
土・
日・祝日は休館。8月13日∼16日及び12月25日∼1月7
日休館。入館料は無料です。
国際交流
International exchange
三宮キャンパスに学園記念室完成
21世紀型環境教育を推進している本学では、学生の知力だけでなく、
「心」
を育む教育支援に特に力を注いでいます。
「自立心・対話力・創造性」
という教育目標は、学生の「人間力」
を高めることであり、建学の精神にある
「世界の平和と
を育成するためのキーワードです。
人類の福祉に貢献しようとする有為な女性」
自分というアイデンティティをしっかり持ち、自分の意見を自分自身のことばで相手に伝えることは非常に重要であると共
に難しいことでもあります。
コミュニケーションを取る上で最も大切なことは「相互理解」です。
そして理解を深めるには、多種多様な価値観に触れる体験を積むことが求められます。
その一躍を担うのが、国際交流活動です。
現在本学は5カ国6大学と姉妹提携や留学プログラム・共同研究の提携を通して交流を結んでいます。
始まりは昭和55年に創立40周年の記念行事として開始された、ハワイ大学での短期語学研修プログラムであり、記念
すべき25周年の平成17年までに既に2000人を越える参加者を送り出し、更に質の高いものへと進化し続けています。
今年4月1日には、英語英米文学科の新2回生16名と大学院生1名が、本学所有のハワイセミナーハウスで生活しながら、
「セメスタープログラム」に参加すべく出発しました。
(7月17日帰国)
ハワイ大学マノア校で15週間のプログラムに参加する
ハワイ大学では、早期から国際感覚を身につけるための教育活動として、このプログラムに心血を注がれた創設者であ
「行吉哉女ルーム」
り、初代学長である行吉哉女先生の偉業を記念して、平成8年4月にハワイ大学構内のクラウスホールに
が設置されました。
今後も、国際交流は本学の重要な学生支援の根幹として発展することが期待されています。
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学園記念室完成
国際交流
教育研究活動
OPICS
トピックス
行吉学園発祥の地(神戸市中央区中山手通)の三宮
キャンパス、神戸女子大学教育センター内に行吉学
園記念室が完成し、4月15日(日)に多くの卒業生・教
(姉妹提携等)
職員・関係者の出席のもと、オープニングセレモニー
が行われました。
昭和58年 ハワイ大学
(米国)
この記念室は、同窓生・教職員や関係者からの基
平 成 5 年 ケント大学
(英国)
(独国)
平 成 9 年 フライブルク大学
金によって整備されたもので、学園の歴史を写真と
(中国)
平成12年 華南師範大学
年表により紹介し、学園の創設者である行吉國晴、哉
(インドネシア国)
平成16年 ガジャマダ大学
女夫妻のゆかりの品々や学園に懸けた熱い思いが展
(米国)
平成16年 ピッツア大学
示されています。
開館時間は、
月∼金曜日の10時から16時までで、
土・
日・祝日は休館。8月13日∼16日及び12月25日∼1月7
日休館。入館料は無料です。
国際交流
International exchange
三宮キャンパスに学園記念室完成
21世紀型環境教育を推進している本学では、学生の知力だけでなく、
「心」
を育む教育支援に特に力を注いでいます。
「自立心・対話力・創造性」
という教育目標は、学生の「人間力」
を高めることであり、建学の精神にある
「世界の平和と
を育成するためのキーワードです。
人類の福祉に貢献しようとする有為な女性」
自分というアイデンティティをしっかり持ち、自分の意見を自分自身のことばで相手に伝えることは非常に重要であると共
に難しいことでもあります。
コミュニケーションを取る上で最も大切なことは「相互理解」です。
そして理解を深めるには、多種多様な価値観に触れる体験を積むことが求められます。
その一躍を担うのが、国際交流活動です。
現在本学は5カ国6大学と姉妹提携や留学プログラム・共同研究の提携を通して交流を結んでいます。
始まりは昭和55年に創立40周年の記念行事として開始された、ハワイ大学での短期語学研修プログラムであり、記念
すべき25周年の平成17年までに既に2000人を越える参加者を送り出し、更に質の高いものへと進化し続けています。
今年4月1日には、英語英米文学科の新2回生16名と大学院生1名が、本学所有のハワイセミナーハウスで生活しながら、
「セメスタープログラム」に参加すべく出発しました。
(7月17日帰国)
ハワイ大学マノア校で15週間のプログラムに参加する
ハワイ大学では、早期から国際感覚を身につけるための教育活動として、このプログラムに心血を注がれた創設者であ
「行吉哉女ルーム」
り、初代学長である行吉哉女先生の偉業を記念して、平成8年4月にハワイ大学構内のクラウスホールに
が設置されました。
今後も、国際交流は本学の重要な学生支援の根幹として発展することが期待されています。
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OPICS
トピックス
エコ活動推進中
ターシャ・テューダー・ファミリー講演会と展示会開催
エコ活動推進中
神戸ポートアイランド4大学連携開学イベント実施
英語演劇鑑賞の夕べ
t
OPICS
トピックス
神戸ポートアイランド4大学連携開学イベント実施
地球温暖化対策の一環として、神戸女子大学では4月の教授会で「神戸女子大学エコ活動宣言」を採択し、エコ活
今春、ポートアイランドに開学した神戸学院大学、神戸夙川学院大学、兵庫
動を開始いたしました。
医療大学と既に設置している本学が合同で開学イベントを実施しました。
活動は、1. 省エネルギー化 2. 廃棄物削減 3. 省資源化 4. 緑化推進 5. 教育活動の5本の柱からなって
5月26日(土)には開学記念イベントとして、元ラグビー日本代表の大八木淳
史氏に「今ここに生きる、出逢いに感謝」と題して記念講演でお話をいただき
います。 具体的には、
ました。
1. 不必要な電灯の消灯や節水、ウォームビズ、クールビズ運動の促進
また高校生に対して「大学で見つける やりたい仕事発見フェア」を開催、4
2. 廃棄物の再利用、マイバッグ、マイ容器運動
大学で目指せる職業を、職業・仕事別に各担当の教員から紹介・説明を受けま
3. 紙ゴミの削減と有効利用、生ゴミの肥料化
した。会場へは県内外から約100名の皆様方にご来場いただきました。併せてキャ
4. 屋上、
壁面の緑化、離宮公園との連携によるキャンパスの緑化推進
ンパスツアー・スタンプラリーも実施され、各大学の教育研究施設見学や概要
5. 恵まれた自然環境を基に、学生の自然観察学習、環境教育、キャンパ
説明をそれぞれの担当者から聞いたりしながら、思い思いの時間を過ごして
ス菜園を活用した食育教育等大学本来の多彩な教育活動を通じて、
いました。
将来的にはエコキャンパスの実現を目指します。
また、6月には毎土曜日に4大学が持ち回りで公開講座を開き、本学は「絆と
この教育活動は、文科省の平成19年度「現代GP」に申請しています。
いのち」をテーマに6月16日(土)10 : 00∼17 : 00に実施し、大学健康福祉学部、短
教職員、学生一人一人は、身の回りの身近なところからエコ活動を始
大食物栄養学科並びに大学の古典芸能研究センターの担当で開催され、多数
め、さらに全学的な目標を定め、定期的な評価を行いながらエコ活動を
の来場者で賑わいました。
推進します。
第1部の健康福祉学部の担当では、
「高齢期をいきいきと生きる」と題した講
今後、神戸市の「神戸環境マネジメント」の認証取得を目指します。
演や介護・保育への本学の取り組みを講演と展示で紹介しました。
エコ活動の最初の取り組みとして、5月1日(火)に学生も参加して明石高専の平石准教授に、
「非電化生ゴミ堆肥
特に、メインの「時空をこえて ― 沖縄祭祀と祈り ―」は、沖縄祭祀資料
化装置」の使用開始にあたり指導を受けました。この装置「腹ぺこ君」は、家政学部の調理実習等の授業で出る生ゴ
のデータベース完成を記念して、その内容の解説や琉球大学池宮名誉教授の
ミを肥料として再利用するもので、腐葉土と糠だけでゴミを分解させ、
電気を使わないところに特徴があります。
記念講演、琉球舞踊の披露、パネルディスカッションと多彩なプログラムで大
いに盛り上がりました。
ターシャ・テューダー・ファミリー講演会と展示会開催
平成19年4月22日、神戸女子短期大学の主催で、アメリカの著名な
インターナショナル・シアターカンパニー・ロンドンの第28回日
イラストレーターで絵本作家であるターシャ・テュ―ダー氏の孫娘
本公演が、全国12の大学と4つの一般会場で開催されました。
ジェファニー・テュ―ダー・ワイマン氏と孫嫁のエミー・テュ―ダー
本学でも、5月29日(火)須磨キャンパス体育文化ホールにおいて
氏をポートアイランド学舎に招き、講演会と本学図書館に収蔵する
ターシャ・テュ―ダーコレクションの展示会を開催しました。
参加者は約200名で和やかに進められ、家庭的な雰囲気でよい講
演会だったとの感想が寄せられました。ターシャ・テュ―ダーコレ
クションは、所蔵する約180点の中から初版本や原画、直筆サイン入
ターシャ・ファミリーから贈られた学生へのメッセージ
り等の貴重な資料53点が展示されました。
本学が、
ターシャ・テュ―ダーのコレクションを始めたきっかけは、
作家の生き方や作品の素晴らしさだけでなく、本学の3学科(総合
生活学科、食物栄養学科、初等教育学科)の教育内容に共感できるも
のがあると考えたからでした。平成17年から始めたコレクションの
作品数は180点を超えています。これらはテュ―ダー家の協力によ
るもので、今後も所蔵点数を増やすと共に、機会があれば再度展示
会を開催する予定です。
10
英語演劇鑑賞の夕べ―ウィリアム・シェイクスピア作「夏の夜の夢」公演
上演され、約800名の観客でにぎわいました。今回は、一昨年の「リア
王」
、
昨年の
「じゃじゃ馬馴らし」
に続く3回目の公演となりましたが、
学生の盛り上がりが著しく、準備が順調に進みました。
また、全公演中唯一本学では、この公演に先立ち、より楽しくシェ
イクスピアの世界に触れ、素晴らしい観劇のひとときを過ごすため
に、シェイクスピア演劇研究の第一人者である藤田 實先生(大阪
大学名誉教授)による特別講演も実施しました。事前に「観劇のポイ
ント」を聞いておくことで、当日の公演が理解しやすく、何倍にも楽
しめたことと思います。
加えて、今年から導入された日本語字幕も好評で、学内外の先生
方のご協力の賜物でした。来年も引き続き本学での公演が開かれる
ことを期待しています。
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トピックス
エコ活動推進中
ターシャ・テューダー・ファミリー講演会と展示会開催
エコ活動推進中
神戸ポートアイランド4大学連携開学イベント実施
英語演劇鑑賞の夕べ
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トピックス
神戸ポートアイランド4大学連携開学イベント実施
地球温暖化対策の一環として、神戸女子大学では4月の教授会で「神戸女子大学エコ活動宣言」を採択し、エコ活
今春、ポートアイランドに開学した神戸学院大学、神戸夙川学院大学、兵庫
動を開始いたしました。
医療大学と既に設置している本学が合同で開学イベントを実施しました。
活動は、1. 省エネルギー化 2. 廃棄物削減 3. 省資源化 4. 緑化推進 5. 教育活動の5本の柱からなって
5月26日(土)には開学記念イベントとして、元ラグビー日本代表の大八木淳
史氏に「今ここに生きる、出逢いに感謝」と題して記念講演でお話をいただき
います。 具体的には、
ました。
1. 不必要な電灯の消灯や節水、ウォームビズ、クールビズ運動の促進
また高校生に対して「大学で見つける やりたい仕事発見フェア」を開催、4
2. 廃棄物の再利用、マイバッグ、マイ容器運動
大学で目指せる職業を、職業・仕事別に各担当の教員から紹介・説明を受けま
3. 紙ゴミの削減と有効利用、生ゴミの肥料化
した。会場へは県内外から約100名の皆様方にご来場いただきました。併せてキャ
4. 屋上、
壁面の緑化、離宮公園との連携によるキャンパスの緑化推進
ンパスツアー・スタンプラリーも実施され、各大学の教育研究施設見学や概要
5. 恵まれた自然環境を基に、学生の自然観察学習、環境教育、キャンパ
説明をそれぞれの担当者から聞いたりしながら、思い思いの時間を過ごして
ス菜園を活用した食育教育等大学本来の多彩な教育活動を通じて、
いました。
将来的にはエコキャンパスの実現を目指します。
また、6月には毎土曜日に4大学が持ち回りで公開講座を開き、本学は「絆と
この教育活動は、文科省の平成19年度「現代GP」に申請しています。
いのち」をテーマに6月16日(土)10 : 00∼17 : 00に実施し、大学健康福祉学部、短
教職員、学生一人一人は、身の回りの身近なところからエコ活動を始
大食物栄養学科並びに大学の古典芸能研究センターの担当で開催され、多数
め、さらに全学的な目標を定め、定期的な評価を行いながらエコ活動を
の来場者で賑わいました。
推進します。
第1部の健康福祉学部の担当では、
「高齢期をいきいきと生きる」と題した講
今後、神戸市の「神戸環境マネジメント」の認証取得を目指します。
演や介護・保育への本学の取り組みを講演と展示で紹介しました。
エコ活動の最初の取り組みとして、5月1日(火)に学生も参加して明石高専の平石准教授に、
「非電化生ゴミ堆肥
特に、メインの「時空をこえて ― 沖縄祭祀と祈り ―」は、沖縄祭祀資料
化装置」の使用開始にあたり指導を受けました。この装置「腹ぺこ君」は、家政学部の調理実習等の授業で出る生ゴ
のデータベース完成を記念して、その内容の解説や琉球大学池宮名誉教授の
ミを肥料として再利用するもので、腐葉土と糠だけでゴミを分解させ、
電気を使わないところに特徴があります。
記念講演、琉球舞踊の披露、パネルディスカッションと多彩なプログラムで大
いに盛り上がりました。
ターシャ・テューダー・ファミリー講演会と展示会開催
平成19年4月22日、神戸女子短期大学の主催で、アメリカの著名な
インターナショナル・シアターカンパニー・ロンドンの第28回日
イラストレーターで絵本作家であるターシャ・テュ―ダー氏の孫娘
本公演が、全国12の大学と4つの一般会場で開催されました。
ジェファニー・テュ―ダー・ワイマン氏と孫嫁のエミー・テュ―ダー
本学でも、5月29日(火)須磨キャンパス体育文化ホールにおいて
氏をポートアイランド学舎に招き、講演会と本学図書館に収蔵する
ターシャ・テュ―ダーコレクションの展示会を開催しました。
参加者は約200名で和やかに進められ、家庭的な雰囲気でよい講
演会だったとの感想が寄せられました。ターシャ・テュ―ダーコレ
クションは、所蔵する約180点の中から初版本や原画、直筆サイン入
ターシャ・ファミリーから贈られた学生へのメッセージ
り等の貴重な資料53点が展示されました。
本学が、
ターシャ・テュ―ダーのコレクションを始めたきっかけは、
作家の生き方や作品の素晴らしさだけでなく、本学の3学科(総合
生活学科、食物栄養学科、初等教育学科)の教育内容に共感できるも
のがあると考えたからでした。平成17年から始めたコレクションの
作品数は180点を超えています。これらはテュ―ダー家の協力によ
るもので、今後も所蔵点数を増やすと共に、機会があれば再度展示
会を開催する予定です。
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英語演劇鑑賞の夕べ―ウィリアム・シェイクスピア作「夏の夜の夢」公演
上演され、約800名の観客でにぎわいました。今回は、一昨年の「リア
王」
、
昨年の
「じゃじゃ馬馴らし」
に続く3回目の公演となりましたが、
学生の盛り上がりが著しく、準備が順調に進みました。
また、全公演中唯一本学では、この公演に先立ち、より楽しくシェ
イクスピアの世界に触れ、素晴らしい観劇のひとときを過ごすため
に、シェイクスピア演劇研究の第一人者である藤田 實先生(大阪
大学名誉教授)による特別講演も実施しました。事前に「観劇のポイ
ント」を聞いておくことで、当日の公演が理解しやすく、何倍にも楽
しめたことと思います。
加えて、今年から導入された日本語字幕も好評で、学内外の先生
方のご協力の賜物でした。来年も引き続き本学での公演が開かれる
ことを期待しています。
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地
域
連
携
神戸市立須磨離宮公園との連携
日経グローカル
(日本経済新聞社)「全国大学調査 地域貢献度ランキング」
全国の女子大学でナンバーワンを獲得!
日本経済新聞社が今年5月から6月にかけて、全国734大
が上位を占める中、本学は総合で19位に入りました。
学において実施した「大学の地域貢献度ランキング」調査の
私立大学では、立命館・関西学院・松本大学に続き東北福
に特集とし
結果が、日経グローカルNo.79(2007年7月2日号)
祉大学と並び第4位となり、女子大学では2位に9ポイントもの
て掲載されました。
差をつけ独走で第1位に輝きました。
国立69大学、公立63大学、私立316大学の学部を対象に、
これは小・中・高校生を対象とした数多くの活動や講座の
「地元」
「地域」
としてアンケー
当該大学本部のある都道府県を
(キャ
実施、地域住民向けの諸活動や須磨離宮公園とのCP
ト調査が行われ、大学院大学を含め455大学から回答を得
ンパス・パーク)連携等、日々の地域連携活動の成果が評価
(回答率:65.3%)
た結果です。
されたものと思われます。
総合ランキングベスト100の105大学を設置形態別で見ると、
これからも地域社会とともに歩む大学として、社会貢献活
(48.6%)
と約半数を占め、公立大学は14
国立大学が51大学
動を通じて社会の発展に積極的に取り組んでまいります。
(13.3%)
、私立大学は40大学
(38.1%)
で、
「総合大学」
大学
5
神戸女子大学
神戸市立須磨離宮公園
キャンパス・パーク
(CP)
連携
神戸女子大学と神戸市立須磨離宮公園が、昨年12月22日に「キャンパス・パーク(CP)連携」の覚書を取り交わしました。こ
うした大学と公園の連携は全国でも初めてのケースで、相互に施設を開放し利用し合うものです。
神戸女子大学と須磨離宮公園とは隣接しており、女子大が昭和41(1966)年、公園が昭和42(1967)年に相次いで開設されま
した。これまで、公園の行事には、女子大の学生クラブ活動やボランティア活動で親密な関係にありましたが、双方が開設か
ら40年を数えるのを機会に、連携の話が進められてきました。
この連携により、神戸女子大学の教職員・学生は自由に公園に入園することが出来るようになり、大学の第2のキャンパス
として新入生のオリエンテーション等、大学の行事や青空ゼミ等の授業、研究会、大学祭等クラブ活動の発表会が、緑豊かな
広々とした空間で実施出来るようになりました。
公園側も、大学生のフレッシュなアイデアやエネルギーを生かした行事で活性化を図ると共に、大学の知的資源をもとに、
公園の歴史の共同研究や大学施設を利用したシンポジウム等を行うこととなります。
大学のキャンパスの背後には保安林等の所有地があり、大学全体の広さは約16万m2で、公園の管理面積約82万m2を併せる
と「100万m の連携」ともなります。
2
この恵まれた自然環境を生かして、感性豊かな学生を育てるための教育を進めたいと考えています。
こうした中で、5月20日(日)に「第1回神戸女子大学ローズガーデン・フェスタ」
(音楽祭)が、離宮公園開園40周年「春のロー
ズフェスティバル2007」の一環として開催されました。当日は五月晴れで、入園者は約5,000人にのぼり、本学の軽音楽部、手話
部、服飾研究部、筝曲部、マンドリン部、コーラス部、管弦楽団、ローターアクトクラブが、得意とする演奏や演技を観客に披露
し、パン研究会が手作りパンを来場者に配布しました。
また翌週の5月27日(日)には、
「薔薇茶会」が開催され、お茶室で大学茶道部員が、庭園の野点では短大の茶道部員がそれぞ
と
「神戸女子大学音楽フェスタ」
20 日 第1回神戸女子大学「健康パンの無料配布」
パン研究会は例年6月に同公園で行われているローズガーデンフェスタにおいて、
健康パンを無料配布しています。この活動は地域連携として平成10年から始ま
り今年10回目を迎えました。酵母研究の専門家である瀬口正晴教授の指導の
もと、製粉会社との連携で開発したカルカデパンやアンパンなど900個が準備
されました。離宮公園噴水広場を見下ろすメインフォール近くに設置されたパン
「毎年楽し
研究会のテントの前には、予定時刻の30分前から長蛇の列ができ、
というファンの方の手に渡されていきました。
みにしています。」
カスケード前のキャナルに特設されたステージでは、軽音楽部・筝曲部・コーラス
部の熱のこもった演奏が行われ、口ずさむ方や音楽に合わせてリズムを取る方
もおられ、家政学科の学生による着物を洋風にアレンジした作品のファッショ
ンショーなどが行われ、来園者の方々から熱い拍手をいただきました。
5
22
火
高倉台住民との
「第2回ふれあい給食会」
開催
平成17年10月18日にスタートし、今年で3年目を迎えています。
これは「行吉学園21世紀改革基本計画」の開かれた大学作りにもとづくキャンパ
ス開放の一環として、本学家政学部の駿河明子教授がプロジェクトコスモスを立
ち上げ始まりました。
「学生食堂を開放し、高齢化率が高い高倉台地域で
『ふれあい給食サービス』
を
という主旨のもと、須磨区社会福祉
通して、引きこもり予防や健康増進に役立てる」
「輝たかくら台」
の連携により実現しました。
協議会との連携助成の締結と地域のNPO
継続性を重視し協力連携体制を構築する中で、震災後に栄養士を目指す学生で結
「Vネット」
のメンバーが配膳を、学友会の協力で各クラブが余興を行うなど、
成された
世代交流が行われると共に本学の恒例行事となっています。今後も少子高齢化の
現代ニーズに還元できる行事として活動が期待されています。
5
27
日
薔薇茶会
例年須磨離宮公園内の和室(旧岡崎邸)で開催されているお茶会を、今年
度はCP連携の記念の年ということもあり、大学・短大の両茶道部の運営で
開催いたしました。
大学は室内で、短大は和室前庭において野点のお点前を披露しました。
今年は、この和室一帯がドラマ(『華麗なる一族』)のモデルとなった旧
財閥の建築物ということもあり、訪れる方が例年に比べ急増しているとい
うことで、来園者の皆様に一服のお茶を通してホッとしていただけるひと
ときを提供することができ、学生たちの顔はひときわ輝いていました。
れにお点前を披露し、初夏のさわやかな一服を来園者に味わっていただきました。
12
13
地
域
連
携
神戸市立須磨離宮公園との連携
日経グローカル
(日本経済新聞社)「全国大学調査 地域貢献度ランキング」
全国の女子大学でナンバーワンを獲得!
日本経済新聞社が今年5月から6月にかけて、全国734大
が上位を占める中、本学は総合で19位に入りました。
学において実施した「大学の地域貢献度ランキング」調査の
私立大学では、立命館・関西学院・松本大学に続き東北福
に特集とし
結果が、日経グローカルNo.79(2007年7月2日号)
祉大学と並び第4位となり、女子大学では2位に9ポイントもの
て掲載されました。
差をつけ独走で第1位に輝きました。
国立69大学、公立63大学、私立316大学の学部を対象に、
これは小・中・高校生を対象とした数多くの活動や講座の
「地元」
「地域」
としてアンケー
当該大学本部のある都道府県を
(キャ
実施、地域住民向けの諸活動や須磨離宮公園とのCP
ト調査が行われ、大学院大学を含め455大学から回答を得
ンパス・パーク)連携等、日々の地域連携活動の成果が評価
(回答率:65.3%)
た結果です。
されたものと思われます。
総合ランキングベスト100の105大学を設置形態別で見ると、
これからも地域社会とともに歩む大学として、社会貢献活
(48.6%)
と約半数を占め、公立大学は14
国立大学が51大学
動を通じて社会の発展に積極的に取り組んでまいります。
(13.3%)
、私立大学は40大学
(38.1%)
で、
「総合大学」
大学
5
神戸女子大学
神戸市立須磨離宮公園
キャンパス・パーク
(CP)
連携
神戸女子大学と神戸市立須磨離宮公園が、昨年12月22日に「キャンパス・パーク(CP)連携」の覚書を取り交わしました。こ
うした大学と公園の連携は全国でも初めてのケースで、相互に施設を開放し利用し合うものです。
神戸女子大学と須磨離宮公園とは隣接しており、女子大が昭和41(1966)年、公園が昭和42(1967)年に相次いで開設されま
した。これまで、公園の行事には、女子大の学生クラブ活動やボランティア活動で親密な関係にありましたが、双方が開設か
ら40年を数えるのを機会に、連携の話が進められてきました。
この連携により、神戸女子大学の教職員・学生は自由に公園に入園することが出来るようになり、大学の第2のキャンパス
として新入生のオリエンテーション等、大学の行事や青空ゼミ等の授業、研究会、大学祭等クラブ活動の発表会が、緑豊かな
広々とした空間で実施出来るようになりました。
公園側も、大学生のフレッシュなアイデアやエネルギーを生かした行事で活性化を図ると共に、大学の知的資源をもとに、
公園の歴史の共同研究や大学施設を利用したシンポジウム等を行うこととなります。
大学のキャンパスの背後には保安林等の所有地があり、大学全体の広さは約16万m2で、公園の管理面積約82万m2を併せる
と「100万m の連携」ともなります。
2
この恵まれた自然環境を生かして、感性豊かな学生を育てるための教育を進めたいと考えています。
こうした中で、5月20日(日)に「第1回神戸女子大学ローズガーデン・フェスタ」
(音楽祭)が、離宮公園開園40周年「春のロー
ズフェスティバル2007」の一環として開催されました。当日は五月晴れで、入園者は約5,000人にのぼり、本学の軽音楽部、手話
部、服飾研究部、筝曲部、マンドリン部、コーラス部、管弦楽団、ローターアクトクラブが、得意とする演奏や演技を観客に披露
し、パン研究会が手作りパンを来場者に配布しました。
また翌週の5月27日(日)には、
「薔薇茶会」が開催され、お茶室で大学茶道部員が、庭園の野点では短大の茶道部員がそれぞ
と
「神戸女子大学音楽フェスタ」
20 日 第1回神戸女子大学「健康パンの無料配布」
パン研究会は例年6月に同公園で行われているローズガーデンフェスタにおいて、
健康パンを無料配布しています。この活動は地域連携として平成10年から始ま
り今年10回目を迎えました。酵母研究の専門家である瀬口正晴教授の指導の
もと、製粉会社との連携で開発したカルカデパンやアンパンなど900個が準備
されました。離宮公園噴水広場を見下ろすメインフォール近くに設置されたパン
「毎年楽し
研究会のテントの前には、予定時刻の30分前から長蛇の列ができ、
というファンの方の手に渡されていきました。
みにしています。」
カスケード前のキャナルに特設されたステージでは、軽音楽部・筝曲部・コーラス
部の熱のこもった演奏が行われ、口ずさむ方や音楽に合わせてリズムを取る方
もおられ、家政学科の学生による着物を洋風にアレンジした作品のファッショ
ンショーなどが行われ、来園者の方々から熱い拍手をいただきました。
5
22
火
高倉台住民との
「第2回ふれあい給食会」
開催
平成17年10月18日にスタートし、今年で3年目を迎えています。
これは「行吉学園21世紀改革基本計画」の開かれた大学作りにもとづくキャンパ
ス開放の一環として、本学家政学部の駿河明子教授がプロジェクトコスモスを立
ち上げ始まりました。
「学生食堂を開放し、高齢化率が高い高倉台地域で
『ふれあい給食サービス』
を
という主旨のもと、須磨区社会福祉
通して、引きこもり予防や健康増進に役立てる」
「輝たかくら台」
の連携により実現しました。
協議会との連携助成の締結と地域のNPO
継続性を重視し協力連携体制を構築する中で、震災後に栄養士を目指す学生で結
「Vネット」
のメンバーが配膳を、学友会の協力で各クラブが余興を行うなど、
成された
世代交流が行われると共に本学の恒例行事となっています。今後も少子高齢化の
現代ニーズに還元できる行事として活動が期待されています。
5
27
日
薔薇茶会
例年須磨離宮公園内の和室(旧岡崎邸)で開催されているお茶会を、今年
度はCP連携の記念の年ということもあり、大学・短大の両茶道部の運営で
開催いたしました。
大学は室内で、短大は和室前庭において野点のお点前を披露しました。
今年は、この和室一帯がドラマ(『華麗なる一族』)のモデルとなった旧
財閥の建築物ということもあり、訪れる方が例年に比べ急増しているとい
うことで、来園者の皆様に一服のお茶を通してホッとしていただけるひと
ときを提供することができ、学生たちの顔はひときわ輝いていました。
れにお点前を披露し、初夏のさわやかな一服を来園者に味わっていただきました。
12
13
貝原俊民名誉理事長「旭日大綬章」を受章
知名定寛教授第28回「沖縄文化協会賞
(比嘉春潮賞)
」授賞
行
貝原俊民 名誉理事長「旭日大綬章」を受章
貝原俊民名誉理事長が、平成19年度春の叙勲で最高位の「旭日
8
11 月
月
オープンキャンパス
(5日まで)
3
土
10
金
<大学>補講・追再試験等終了
10
土
公募制推薦入試前期
(11日まで)
11
土
<短大>前期定期試験・補講期間終了
11
日
創立記念日
(67回目)
このたびの受賞は、1986年11月から4期15年にわたり兵庫県知
11
土
<大学>学生夏期休業
(9月24日まで)
16
金
大学祭・学園祭準備
(午後休講)
12
日
<短大>学生夏期休業
(9月24日まで)
17
土
大学祭・学園祭(18日まで)
事として次代を見据えた先導的な施策を意欲的に展開し、大きな
13
月
全学一斉休業
(17日まで)
20
火
成果をあげてこられたことはもとより、阪神・淡路大震災からの
25
土
オープンキャンパス
(26日まで)
23
金
26
日
「第17回港島たそがれコンサート」に参加
31
金
<短大>定期試験結果・追再試験発表
9
日
公募制推薦入試後期
21
金
<大学・短大>年内授業最終日
22
土
9
んだ教訓を人類社会の安全・安心に生かすため、心血を注いでこ
られたことが叙勲という形で結実したものです。
本学園では平成14年6月から平成18年3月まで理事長として、
「行
吉学園・21世紀将来構想」の推進にご尽力いただきました。
現在は名誉理事長として、
学園を支援していただいております。
土
一般編入学試験
13
木
<大学>前期科目合否発表
23
日
17
月
29
土
21
金
「神戸ポートアイランド花あかりフェスタ2007」に参加(22日まで)
29
土
23
日
31
月
24
月
<大学>ひらめき☆ときめき サイエンス 講習会
25
火
<大学・短大>後期授業開始
敬老の日
秋分の日
10 月
シンクタンクをめざす「財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機
構」の理事長としてご活躍されています。
月
6
土
8
月
体育の日
AO入試
(2次面接)
(注;勲章写真は内閣府HPより転載)
知名定寛教授第28回「沖縄文化協会賞(比嘉春潮賞)」授賞
史学科の知名定寛教授が、平成18年11月、第28回沖縄文化協会賞(選考
委員長・外間守善法制大学名誉教授)を授賞されました。
これは沖縄学研究者の優れた研究活動に対して贈られるもので、比嘉春
潮賞
(歴史・考古・民俗)
、
仲原善忠賞
(文学・音楽・芸能・工芸)
、
金城朝永賞
(言
語学)の3部門からなり、知名教授は比嘉春潮賞を授与されました。今回の
授賞では、
「ユタをとりまく人々の宗教意識や遊女の浄土真宗信仰などに
関心を向け、沖縄の宗教史研究に取り組み、尚巴志王朝時代における仏教
展開の実態解明に画期的な考察を行った論文を発表」するなど、古琉球か
ら近世、近代沖縄の仏教史に多大な業績を残したことが高く評価されま
した。
授賞式は昨年11月23日早稲田大学国際会議場で行われ、記念の研究発
学
園
∼ようこそ大学の研究室へ∼
KAKENHI
オリーブオイルで「元気」
を研究する
ポリフェノールからホルモン、
DNAまでを体験
平成19年9月24日(月曜・祝日)
10:30∼16:30 開催
事業は、独立行政法人日本学術振興会の委託により実施するもので、大学
の科学研究費補助金による研究成果を社会に還元し普及促進を図るため、
将来の我が国を担う小・中・高校生を対象に行うプログラムです。
本年度、
本学の企画案
「オリーブオイルで
『元気』
を研究する―ポリフェノー
ルからホルモン、DNAまでを体験―」
(家政学部 狩野百合子准教授)が
採択され、
9月24日(月曜・祝日)に高校生40名を対象に実施いたします。
近畿地区では17大学25件(内、私立女子大学は本学のみ)、全国では80大学
114件(内、
女子大学は3大学のみ)が採択されました。
詳細は独立行政法人日本学術振興会HP http://www.jsps.go.jp/hirameki/ をご参照ください。
指定校特別推薦入試
大学祭・学園祭代休
(全学休業日)
勤労感謝の日
<短大>学生冬期休業
(1月6日まで)
天皇誕生日
<大学>学生冬期休業
(1月6日まで)
全学一斉休業
(1月3日まで)
大晦日
1月
元日
1
火
7
月
14
月
17
木
<大学>阪神・淡路大震災鎮魂の日
19
土
大学入試センター試験(20日まで)
22
火
<大学>学友会総会
23
水
一般入試前期
(24日まで)
26
土
<短大>ブルーム展
(31日まで)
からのお知らせ
ひらめき☆ときめきサイエンス
文化の日
12 月
1
また、本学園理事長退任後は、震災の教訓を生かした総合的な
14
日程
土
復旧・復興において指導的な役割を果たされ、その後も、震災で学
表の後、表彰状・記念の盾などが贈られました。
事
4
大綬章」を受章されました。
旭日大綬章・副章
(右下)・略綬(左下)
(Grand Cordon of the Order of the Rising Sun)
Information
行事日程
学園からのお知らせ
<大学・短大>後期授業再開
成人の日
表紙写真
マリア・カラス Maria Callas
往年の名ソプラノ歌手にちなんで名づけられ
たモダンローズ。
ギリシャ系移民の子としてニュー
ヨークに生まれた歌手マリア・カラスは1940年
代∼70年頃活躍し、ドラマ性を演出してオペラ
を変えたといわれる伝説的オペラ歌手とされる。
声帯に負担をかける独特の歌唱法が喉を酷使し、
60年前後から彼女の歌手としての最大の武器の
ひとつであった高音が出なくなった。
このバラは65年にフランスのメイヤンが作出
した四季咲きの大輪種で、
花もちや香りが良く、
しかも丈夫で育てやすい。
離宮公園では、
外国の
王侯貴族や日本の皇族のほか、政治家や芸術家
の名前を冠したバラを集めた、
「王侯貴族のバラ
園」
に植栽されている。
神戸市立須磨離宮公園 園長 高畑 正
神女広報
編集・発行
編集後記
Vol.4号からクロスロードは内
容を大きく刷新し、学園の学術研
究・教育活動に関わる情報を発信
する広報誌に生まれ変わりました。
誌名も「神女広報」と改め、学園の
持つ公共性の高い知的財産や教
育研究活動を幅広く発信してい
きます。
年2回の発刊ではありますが、
「神女」のブランディングに役立
てる誌面作りを目指します。今後
ともご支援・ご協力を賜りますよ
うお願いいたします。 (M.T)
4
vol.
2007年7月発行
学校法人行吉学園 学園情報センター 学園広報担当
〒650-0046 神戸市中央区港島中町4-7-2
TEL:078-303-4790 FAX:078-303-4713
ホームページアドレス
印
刷
http://www.yg.kobe-wu.ac.jp/
交友印刷株式会社
※「神女広報」へのご意見、お問い合わせ等お寄せください。
15
貝原俊民名誉理事長「旭日大綬章」を受章
知名定寛教授第28回「沖縄文化協会賞
(比嘉春潮賞)
」授賞
行
貝原俊民 名誉理事長「旭日大綬章」を受章
貝原俊民名誉理事長が、平成19年度春の叙勲で最高位の「旭日
8
11 月
月
オープンキャンパス
(5日まで)
3
土
10
金
<大学>補講・追再試験等終了
10
土
公募制推薦入試前期
(11日まで)
11
土
<短大>前期定期試験・補講期間終了
11
日
創立記念日
(67回目)
このたびの受賞は、1986年11月から4期15年にわたり兵庫県知
11
土
<大学>学生夏期休業
(9月24日まで)
16
金
大学祭・学園祭準備
(午後休講)
12
日
<短大>学生夏期休業
(9月24日まで)
17
土
大学祭・学園祭(18日まで)
事として次代を見据えた先導的な施策を意欲的に展開し、大きな
13
月
全学一斉休業
(17日まで)
20
火
成果をあげてこられたことはもとより、阪神・淡路大震災からの
25
土
オープンキャンパス
(26日まで)
23
金
26
日
「第17回港島たそがれコンサート」に参加
31
金
<短大>定期試験結果・追再試験発表
9
日
公募制推薦入試後期
21
金
<大学・短大>年内授業最終日
22
土
9
んだ教訓を人類社会の安全・安心に生かすため、心血を注いでこ
られたことが叙勲という形で結実したものです。
本学園では平成14年6月から平成18年3月まで理事長として、
「行
吉学園・21世紀将来構想」の推進にご尽力いただきました。
現在は名誉理事長として、
学園を支援していただいております。
土
一般編入学試験
13
木
<大学>前期科目合否発表
23
日
17
月
29
土
21
金
「神戸ポートアイランド花あかりフェスタ2007」に参加(22日まで)
29
土
23
日
31
月
24
月
<大学>ひらめき☆ときめき サイエンス 講習会
25
火
<大学・短大>後期授業開始
敬老の日
秋分の日
10 月
シンクタンクをめざす「財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機
構」の理事長としてご活躍されています。
月
6
土
8
月
体育の日
AO入試
(2次面接)
(注;勲章写真は内閣府HPより転載)
知名定寛教授第28回「沖縄文化協会賞(比嘉春潮賞)」授賞
史学科の知名定寛教授が、平成18年11月、第28回沖縄文化協会賞(選考
委員長・外間守善法制大学名誉教授)を授賞されました。
これは沖縄学研究者の優れた研究活動に対して贈られるもので、比嘉春
潮賞
(歴史・考古・民俗)
、
仲原善忠賞
(文学・音楽・芸能・工芸)
、
金城朝永賞
(言
語学)の3部門からなり、知名教授は比嘉春潮賞を授与されました。今回の
授賞では、
「ユタをとりまく人々の宗教意識や遊女の浄土真宗信仰などに
関心を向け、沖縄の宗教史研究に取り組み、尚巴志王朝時代における仏教
展開の実態解明に画期的な考察を行った論文を発表」するなど、古琉球か
ら近世、近代沖縄の仏教史に多大な業績を残したことが高く評価されま
した。
授賞式は昨年11月23日早稲田大学国際会議場で行われ、記念の研究発
学
園
∼ようこそ大学の研究室へ∼
KAKENHI
オリーブオイルで「元気」
を研究する
ポリフェノールからホルモン、
DNAまでを体験
平成19年9月24日(月曜・祝日)
10:30∼16:30 開催
事業は、独立行政法人日本学術振興会の委託により実施するもので、大学
の科学研究費補助金による研究成果を社会に還元し普及促進を図るため、
将来の我が国を担う小・中・高校生を対象に行うプログラムです。
本年度、
本学の企画案
「オリーブオイルで
『元気』
を研究する―ポリフェノー
ルからホルモン、DNAまでを体験―」
(家政学部 狩野百合子准教授)が
採択され、
9月24日(月曜・祝日)に高校生40名を対象に実施いたします。
近畿地区では17大学25件(内、私立女子大学は本学のみ)、全国では80大学
114件(内、
女子大学は3大学のみ)が採択されました。
詳細は独立行政法人日本学術振興会HP http://www.jsps.go.jp/hirameki/ をご参照ください。
指定校特別推薦入試
大学祭・学園祭代休
(全学休業日)
勤労感謝の日
<短大>学生冬期休業
(1月6日まで)
天皇誕生日
<大学>学生冬期休業
(1月6日まで)
全学一斉休業
(1月3日まで)
大晦日
1月
元日
1
火
7
月
14
月
17
木
<大学>阪神・淡路大震災鎮魂の日
19
土
大学入試センター試験(20日まで)
22
火
<大学>学友会総会
23
水
一般入試前期
(24日まで)
26
土
<短大>ブルーム展
(31日まで)
からのお知らせ
ひらめき☆ときめきサイエンス
文化の日
12 月
1
また、本学園理事長退任後は、震災の教訓を生かした総合的な
14
日程
土
復旧・復興において指導的な役割を果たされ、その後も、震災で学
表の後、表彰状・記念の盾などが贈られました。
事
4
大綬章」を受章されました。
旭日大綬章・副章
(右下)・略綬(左下)
(Grand Cordon of the Order of the Rising Sun)
Information
行事日程
学園からのお知らせ
<大学・短大>後期授業再開
成人の日
表紙写真
マリア・カラス Maria Callas
往年の名ソプラノ歌手にちなんで名づけられ
たモダンローズ。
ギリシャ系移民の子としてニュー
ヨークに生まれた歌手マリア・カラスは1940年
代∼70年頃活躍し、ドラマ性を演出してオペラ
を変えたといわれる伝説的オペラ歌手とされる。
声帯に負担をかける独特の歌唱法が喉を酷使し、
60年前後から彼女の歌手としての最大の武器の
ひとつであった高音が出なくなった。
このバラは65年にフランスのメイヤンが作出
した四季咲きの大輪種で、
花もちや香りが良く、
しかも丈夫で育てやすい。
離宮公園では、
外国の
王侯貴族や日本の皇族のほか、政治家や芸術家
の名前を冠したバラを集めた、
「王侯貴族のバラ
園」
に植栽されている。
神戸市立須磨離宮公園 園長 高畑 正
神女広報
編集・発行
編集後記
Vol.4号からクロスロードは内
容を大きく刷新し、学園の学術研
究・教育活動に関わる情報を発信
する広報誌に生まれ変わりました。
誌名も「神女広報」と改め、学園の
持つ公共性の高い知的財産や教
育研究活動を幅広く発信してい
きます。
年2回の発刊ではありますが、
「神女」のブランディングに役立
てる誌面作りを目指します。今後
ともご支援・ご協力を賜りますよ
うお願いいたします。 (M.T)
4
vol.
2007年7月発行
学校法人行吉学園 学園情報センター 学園広報担当
〒650-0046 神戸市中央区港島中町4-7-2
TEL:078-303-4790 FAX:078-303-4713
ホームページアドレス
印
刷
http://www.yg.kobe-wu.ac.jp/
交友印刷株式会社
※「神女広報」へのご意見、お問い合わせ等お寄せください。
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神 女 広 報 vol.4
2007 Summer
神戸女子大学
神戸女子短期大学
神戸女子大学教育センター
神戸女子大学大学院
UNIVERSITY
学校法人行吉学園
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神戸女子大学
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神戸女子大学教育センター
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神戸女子大学大学院
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2007 Summer
「自立心・対話力・創造性」活力あるコミュニケーションで結ぶ
神女広報
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自
立
心
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話
力
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創
造
性
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活
力
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コ
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ニ
ケ
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シ
ョ
ン
で
結
ぶ
学
園
広
報
誌
特集
平成19年度学長方針
第21回管理栄養士国家試験合格率 98.1 %
6 教育研究活動
9 学園トピックス
12 地域連携
14 表彰
15 インフォメーション
学校法人 行吉学園
須磨離宮公園 「マリア・カラス」
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