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【電話会議議事録】平成 28 年 12 月期 第 3 四半期決算について <日 時

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【電話会議議事録】平成 28 年 12 月期 第 3 四半期決算について <日 時
【電話会議議事録】平成 28 年 12 月期
第 3 四半期決算について
<日 時> 2016 年 11 月 1 日(火) 10:00-11:00
<登壇者> ブラジル担当執行役員、グループ経営戦略担当ディレクター、グループ財務担当ディレクター、
IR 室長
<中計・決算全般>
Q.中計で低収益事業と位置付けたキリンビバレッジとブラジルキリンがかなり利益貢献してい
る決算。再生を継続していく際の基準となる営業利益率の水準をそれぞれ教えてほしい。
(担当ディレクター)キリンビバレッジは、今期ミックスの改善や新商品生茶の好調に加えてコスト
構造改革が着実に進んでおり、営業利益率は、2015 年の 1.5%から今期は4%台に上昇する見
通し。来期以降も引き続き 3 大カテゴリーを伸ばしコスト構造改革を行うことで更なるマージ
ン改善を図っていきたい。ブラジルキリンについても構造改革が進んでおり、できるだけ早めに
単年度の黒字化を目指していきたい。黒字化実現後の長期的な水準としては、買収前の EBITDA
マージンがひとつの目安である。
Q.今期の業績は費用の計上方法等の一過性の要因で利益が膨らんでいることもあるかと思うが、
来期の売上と利益の考え方を教えてほしい。継続的な利益成長をどう捉えているのか。
(担当ディレクター)2016 年中計のガイダンスである営業利益 1600 億円を 2018 年に達成することが、
まずは重要。来期はそれを到達する為のステップ。低収益事業や医薬・バイオケミカル事業は今のとこ
ろ順調な進捗であり、現在進めている構造改革が功を奏しているという評価をしている。このま
ま戦略はぶらさず取り組んでいく。来期目標等含めて詳細については来期計画発表時に説明する。
<日本綜合飲料>
Q.キリンビバレッジは上方修正したが4Q には利益が出ない計画になっている。どこに経費
かけるのか。
(担当ディレクター)10 月の「FIRE」リニューアル、
「生茶」や「午後の紅茶」の HOT 商材等中心
に、来期に繋げる為の投資を積極的に行う。
Q.キリンビバレッジの、マーケティングや営業等での組織内の構造的変化を具体的に説明して
ほしい。
(担当ディレクター)マーケティングと営業が横断的に連携してお客様視点に立ち販売の最大化を図
っている。「生茶」のヒットは商品力によるところもあるが、これまで以上にマーケティングと
営業が連携することでヒットに繋がった。
「FIRE」も同様である。“利益ある成長”という明確
な方針により営業戦略もエリア、重点企業、容器等での管理をしっかり行っていることが収益改
善につながっている。
Q.キリンビールは、2010 年から利益水準が下がり続けたが、今期下げ止まりそうだ。しかし
マーケティング費用は大きい。マーケティング費水準に対する考え方を教えてほしい。
(担当ディレクター)2010 年以降、数量もシェアも下げており、今中計期間中は、ブランド育成のた
めのマーケティング投資水準は維持する方針。但し、現在の水準はかなり高く、販売増に繋がら
ない拡売費等を抑制して行きたいという考えはある。
Q.コカ・コーラ社と提携という報道があったが、まだ決まっていないということで良いか?
(IR 室長)決まっていない。今後具体的な検討に向けた協議を行っていくことの話し合いを開
1
始した段階である。
<海外綜合飲料>
Q.ブラジルキリンの販売数量回復の見通し、来期の考え方についても教えてほしい。
(担当ディレクター)3Q の販売数量は、2Q までの高い伸びを維持しているが、4Q は昨年からマー
ケティング戦略を変更し、販売強化を行った効果が一巡する為、対前年ではスローダウンするだ
ろう。来期について、当社は市場全体を若干のマイナスと見込んでおり、この市場トレンド予測
に基づき、販売数量については大きな伸びを想定していない。数量だけを追うことはせず、価格
戦略を含めて質的な改善を図り、グロスマージンの最大化を図っていく。
Q.ブラジルの市場環境について今後の見通しとビジネスの影響について教えてほしい。
(担当ディレクター)ブラジルの経済環境であるが、インフレも収まりつつあり、利下げもあって、
大統領が交替してからは楽観的な見方が広がっている。一方で消費は、悪くはなっていないが、
良くはなっていない。消費者については、二極化が進んでいるという印象である。
Q.ライオン酒類が販売しているライセンスブランドは、販売数量で10%の影響があるとされ
ており、損益にも大きなインパクトがあると考えている。来年はどのようなイメージを持ってい
るか。
(担当ディレクター)ライセンスブランド喪失後のブランドポートフォリオについては、来期計画発
表時に詳細を説明するが、基本的には自社ブランドを強化し収益力改善を図っていく。今年は、
小規模だがクラフトブルワリーの買収も行っており、基盤づくりも行っている。
Q.ライオンの飲料は着実な改善トレンドに見えるが、キリンビバレッジやブラジルキリンと比
較するとやや改善が地味に見える。現在の状況と来年の展望についてどう考えるか?
(担当ディレクター)注力しているミルクベースドビバレッジ、ヨーグルトについて、前年比の販売
数量は堅調であったが、目標が高かったこともあり、予算は未達となっている。昨年低価格帯の
チーズ事業を売却したこともあり、全体の販売数量は大きくマイナスとなっているが、来期以降
は注力ブランドを引き続き強化し、コスト削減を中心にしたターンアラウンドプランにより、着
実に利益水準を伸ばしていきたい。
Q.乳価の問題について、影響が少なくなっていると考えてよいか?
(担当ディレクター)今後も乳価は安定的に推移していくと見ており、事業環境はポジティブになっ
ている。
Q.ミャンマーブルワリーの 3Q の利益進捗からすると、4Q の計画は保守的に見える。好調を継続してい
るようだが、一方で販売数量は未達となったと聞いている。今後の取り組みは?
(担当ディレクター)数少ない成長市場であり、引き続き積極的に事業を推進する。3Q まで、ブラ
ンドポートフォリオ拡充、製造能力強化に取り組んできた。ブランド面では、ライセンスブラン
ドの販売をやめたため、
「一番搾り」と「ミャンマープレミアム」によりプレミアムブランドの
拡充を行った。低価格帯ビールでは、国境を越えて不法ビールが入ってきており、
「アンダマン」
ブランドで対抗している。今後は、製造能力の強化と競合への対抗を進め、現在の市場リーダー
ポジションを強化していく。
以 上
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