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事業名 「えいご de キャンプ」 ~れっつ!ちゃれんじ!!~

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事業名 「えいご de キャンプ」 ~れっつ!ちゃれんじ!!~
事業名 「えいご de キャンプ」
~れっつ!ちゃれんじ!!~
1 事業の必要性
メール等でのいやがらせやいじめ等、コミュニケーションがうまくいかないトラブルが多発する今日、直接的なコミュニケー
ションが大切である。また、新学習指導要領では、小学校5・6 年生における外国語活動が必修化された。「言葉」というもの
に焦点をあてると、英語力というより、子どもたちの言語力・コミュニケーション能力を高めるための一歩を踏み出すために、
「英語」というものを一つのコンテンツとして、様々な人と言葉を使って交わることができる役割・機能を持っている。
いじめたり、または、いじめられたりする子どもたちが存在する現代において、明るく人間関係を広げていくために、誰とで
も言葉を交わすというコミュニケーションができる能力が不可欠である。
2 趣 旨
「えいご de ラリー」や「えいご de クッキング」など自然体験や生活体験の中で、身近で簡単な英語を使ってグループワーク
を中心とした体験活動を行うとともに、英語を使用して、簡単な寸劇に取り組むことで、豊かな人間関係を育み、コミュニケ
ーション能力を育成する。
3 事業の特色
「英語」と聞くと、一歩ひいてしまう子ども、「大嫌いだ」とあきらめてしまう子どもたちが多い。しかし、その半面、英語で
話してみたいと思っている子どもも数多くいて、潜在的に知的欲求を持っている。英語力ということではなく、言語力やコミュ
ニケーション能力を高めるために、苦手意識を持っている「英語」に一歩踏み出すことから始めていく。
普段では使わない言葉でも、英語では、誰にでも気軽に話せるという特性を生かし、基本的なコミュニケーション・スキルを
身につけさせる。
総合的なコミュニケーション能力を育成するために、グループワークと自然体験と英語活動の関係をクローズアップする。
4 企画・運営のポイント
・ 新学習指導要領から、小学校5・6 年生で必修化された「外国語」活動について、コミュニケーション能力を高めるという、
楽しみながら学び、独自の活動スタイルの確立する
・ コミュニケーション・トレーニングや人間関係づくりに視点を置いた活動に取り組ませることで、総合的なコミュニケーション
能力を育成する
・ 英語が話せたという成功体験・成就感を味わうことで、堂々と人と話したり、会話することを楽しむことができる。
5 成 果
・ 夜須高原という子どもたちが離れた場所であり、また、班付きスタッフも留学生であるという状況の中、言葉が通じず、絵
を描いたり、ジェスチャーなどで何とかコミュニケーションをとったことは、子どもたちの自信につながった。
・ 施設にある普通のプログラムを、「英語」というものをキーワードとして、ねらいを変えるだけで、「えいご de クッキング」「え
いご de ラリー」という新しいプログラムになり、研修支援にもつなげられた。
・ 自然体験をしながら、「英語」にも親しむことができ、仲間と助け合いながら、誰とでもコミュニケーションをとる楽しさを味
わうことができた。
6 課 題
・ 班付きスタッフ(ボランティア)を全て留学生にしたが、中には、日本語がわからない方もいて、どうしても言葉の壁は大き
かった。通訳を2名入れたが、コミュニケーションがうまくとれず、通訳の方をもう尐し多くすることが必要であった。
・ 小学4~6年生の子どもたちにコミュニケーション能力の向上をねらいとしたキャンプであり、「英語」というものをツールと
して、活動を進めたが、子どもたちは、単語としては何とかなるものの、文章、文法として使う場合は、大変高度であり、子
どもたちにとって難しい活動に感じられた。
・ 60名定員に対して、応募が240名もあり、この事業に対しての期待の大きさがうかがえた。抽選を行ったが、抽選に外れ
てしまった残りの子どもたちのアフターケアをどうするかが大きな課題である。
プログラム・日程
えいご de クッキング
えいご劇に向けての練習
えいごを学ぼう
「えいご劇」の発表会
えいご de ラリー
みんなで記念写真
参加者の感想など
▽ 参加した子どもたちの感想
・ 英語が話せないとダメだと思っていたけど、話せなくてもコミュニケーションがとれて、とても楽しかった。
・ 英語は難しいイメージがあったけど、ゲームなど身体を動かしながらやると楽しく身につけられた。
・ 国が違う人でも、コミュニケーションがとれたら楽しいし、協力したら何でもできることがわかった。
・ 英語が話せなくても、いろいろな人とたくさん交流ができ、とてもおもしろい体験ができた。なんとなく英語がわかっ
たような気がする。
▽参加した留学生などスタッフの感想
・ 言葉によるコミュニケーションが最初はとれなかったが、だんだんとうちとけて気持ちが通じ合えるようになり、子ども
たちが好きになった。
・ 言葉は通じなくても、インスピレーションでわかることもあり、ゲームなどしながら仲良くなることができた。この経験
を日本での生活で生かしていきたい。
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