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どうして健康度チェック・生活習慣チェックをやるの? 生活習慣病とは

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どうして健康度チェック・生活習慣チェックをやるの? 生活習慣病とは
N0.2
健康度チェック
生活習慣チェック
26.4
金杉台中保健室
あなたは50年後の自分を思い描いたことがありますか?
その時のあなたは健康でしょうか?
健康で自分の人生をエンジョイしているでしょうか?
誰でも、健康な人生を送りたいと願っているのではないでしょうか。
そのためには、どうしたらよいか考えてみましょう。
どうして健康度チェック・生活習慣チェックをやるの?
生涯、病気にかからず健康で過ごすためには、大人になっての生活だけではなく、今の
これからの生活の仕方(生活習慣)が大きく関わっています。
よくない生活習慣を続けていると、体に負担がかかり「生活習慣病」と言われる様々な病気に
かかりやすくなります。
生涯、病気にならず健康で過ごすために、今の自分の生活習慣をみつめて、健康の問題点を
みつけて、問題点を改善し、良い健康習慣を身につけるために、健康度チェックと生活習慣チェ
ックを行います。
生活習慣病とは
子供の時から良くない生活習慣、体に負担となる生活習慣を続けることによって引き起こされ
るいろいろな病気をまとめて「生活習慣病」といいます。
日本の死亡原因は1位はガンなどの悪性新生物 2位が心筋梗塞などの心臓疾患
3位が脳卒中などの脳血管障害です。これらは生活習慣病の代表です。
その他に、糖尿病や高血圧なども生活習慣病です。
日本人の3分の2は生活習慣病で亡くなっています。国も対策に取り組んでいます。
以前は大人(成人)になってからかかる病気なので「成人病」といわれていましたが、
近年は生活スタイルの変化から子供も大人と同じような病気にかかる割合が高くなっています。
生活習慣病の原因
生活習慣病の原因は、病気になるまでの生活習慣や年をとって老化してくることや遺伝など
とも深く関係しています。
老化や遺伝はどうすることもできませんので、良い生活習慣を身につけ、習慣づけることが病気
を防ぐ重要なことです。
生活習慣病の予防
一度、生活習慣病になってしまうと、元通りの健康な体に戻すのはなかなかむずかしく
長い治療期間が必要と言われています。生活習慣病にならないように予防することが大切です。
予防するためには、良い生活習慣を続けることが良いのです。そのためには、今の自分の生活
習慣を正しく知る必要があります。
良い生活習慣とは
バランスのとれた食事を適量食べる習慣
適度な運動をする習慣
上手に休養をとる習慣
ストレスをうまく処理する習慣
喫煙しない習慣(20歳以下はもちろん禁煙)
飲酒を適量にする習慣(20歳以下はもちろん禁酒)
自分の健康目標を決めよう
チェックから自分の健康の問題点を把握して、今年の自分の健康目標を決めて、記入しよう。
健康度チェック・生活習慣チェックを活用して
良い生活習慣を身につければよいことは誰でも知っていますが、いざ実行しよう、続けようと
思うとうまくいかないことが多くあります。
時々 健康度チェック・生活習慣チェックを行って、自分の生活習慣がどうなのか確認する機
会になればいいと思います。お家の人とも健康習慣について話し合う機会になればいいと思いま
す。
健康度チェック・生活習慣チェック実施予定
4月
6月
10月
11月
2月
健康度チェック
歯の健康度チェック
目の健康度チェック
心の健康度チェック
健康生活反省チェック
生活習慣チェックも同時に行います。
考えなければならない生活習慣は、
食事・運動・休養・ストレス・喫煙・飲酒などです。
裏面は 健康度チェック・生活習慣チェックが終わったらみてください。
健康度チェックが終わったら
「健康度チェック」の結果はどうでしたか?自分の生活面、健康面の問題は何でしたか?
これから気をつけること、改善できる事を考え、実行できるように努力しましょう。
これからの健康生活を考える参考にしてください。
A,食事
成長期にある中学生は1日3回の食事は最も大切です。
(1)特に朝食を食べないと、体温は上がらず、集中力がなくなり、ボンヤリしたり、
イライラしたり、疲れがたまりやすく体調が乱れる原因になります。
朝食をおいしく食べられない人は、一日の生活リズム、寝る時間、睡眠時間が大きく
影響していると思いますので、まず生活リズムから変えていく必要があると思います。
(2)インスタント食品はなぜよくないのでしょうか?
たとえばインスタントラーメンを例にとって考えてみましょう。
《インスタントラーメンを食べ過ぎると》
カロリーはごはん茶碗3杯分くらいありますが、その他の栄養分、タンパク質、
ビタミン、ミネラル、カルシウムは不足しています。
その結果、ビタミン不足で脚気(かっけ)という病気にかかりやすくなり、カルシウム
不足のために鼻血が止まりにくかったり、きずがなおりにくくなったり、イライラして
集中力がなくなったりすることがあります。
また塩分をとりすぎるために、高血圧や脳卒中などの病気にかかりやすくなります。
インスタントラーメンを食べる時は野菜や肉、卵などを取り入れましょう。
(3)清涼飲料水を飲み過ぎてはなぜいけないのでしょうか?
清涼飲料水1缶(250ml)の中には、砂糖が20~30g入っています。
1日の砂糖の摂取量は20g です。清涼飲料水1缶で1日の必要量になってしまいます
ので、肥満の原因にもなります。体に必要な水分は水やお茶からとりましょう。
B,ストレス
生活習慣病の原因にはストレスも大きく影響していると言われています。
ストレスとは「体の害のある肉体的、精神的ないろいろな刺激」を言います。
生活の出来事すべてがストレスと言いますが、大部分の人がそんなに多くのストレスを
受けているとは感じてはいないでしょう。それは多くの場合、上手にストレスを対処
できているためです。うまく対処できない人がストレスを感じます。
ストレスの感じ方は一人一人違います。ストレスをやわらげる方法も一人一人違います。
自分にあったストレスの対処方法をみつけましょう。
【ストレスをやわらげる方法例】
①休養
早寝早起きを心がけましょう。
②運動
軽い運動、ストレッチ、好きなスポーツをやってみましょう。
③食事
新鮮な野菜、果物、繊維質の多いものを食べ、スナック菓子や甘いおやつは
控えて、塩分や脂肪はとりすぎないようにしましょう。
④音楽
心がなごむ音楽、楽しめる音楽を楽しみましょう。
⑤会話
親しい人や自分と共感できる人と話をしましょう。
C,運動
運動することにより次のような効果があります。
①筋肉や骨格がたくましく発達する上、心臓や肺などが発育、発達して体力の向上に
つながります。
②病気に対する体力(抵抗力)が向上します。
③精神的にも発達して、運動やスポーツを通して心身のバランスがとれます。
④疲労回復につながります、
⑤肥満などの生活習慣病になりにくくなります。
⑥子供の頃の運動経験が、大人になってから運動する習慣に結びつき、
健康管理に大いに役立ちます。
⑦身にふりかかる危険を防ぐ能力が向上します。
⑧ストレスの解消になります。
運動の部活や他のところで運動していない人は、自分に合った
運動をおこなうように心がけましょう。
D,休養
スポーツの練習や勉強などでも途中に適度に休む事が大切です。
学校でも50分の授業後に10分間の休み時間がありますね。
休養を適度にとらないといつのまにか疲労がたまって病気の原因にもなります。
【疲労を回復する方法】
①お風呂にゆっくり入って、心臓に向かって軽くなでたり、もんだり、指で押したり
してマッサージするのも効果的です。
②睡眠を十分とる。
かぜや軽い病気ならぐっすり眠るだけで回復してしまいます。
睡眠時間は最低でも7時間は必要だと言われています。特に体が成長している中学生
では寝ている間に「成長ホルモン」が出て成長に大きく影響しています。
E,体調
健康とは「ただ病気がないだけではなく、身体的にも、精神的にも、社会的にも満たされ
ている状態です。健康を保つ要因は「生活リズム」にあると思います。
毎日繰り返す生活は、多少の変化はあっても、ほぼ一定の生活リズムで行われています。
それを大きく乱さないようにすることが健康を維持する上では大切です。言い換えれば
「規則正しい生活」をすることで、体調を整えているのです。一度自分の生活リズムを思
い起こしてみましょう。夜型生活の人はいませんか?
「夜型生活」は睡眠不足になり、体にいろいろな症状が出てきます。
①疲労がとれない。②イライラする。
③胃腸障害がおきたり、体調が悪くなる。
④物事に集中できない。
⑤朝食が食べられず、午前中の活動が十分できない。
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