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道路編蹠セミナー M AY エッセイ 砂利道 … … … … … … … … … … … … … … … … ・加 藤 宣 利 1 道路法クイズ 初心者からベテランの方まで道路法令の理解を深めよう ランブルス トリッ プスの設置効果等について 地域協働の視点から 広 島 県 橋 梁 ア セ ッ トマネ ジメ ン トに つ い て 5 海道義 ‐蓮錢 部道協議襲 17 北海道における正面衝突事故対策 広島 県の道路管理について … 道路局路政課 … … … … … ・・ 角 正 明 25 新 田 … … … … … … ……・茉 勉 33 神戸淡路鳴門自動車道全通 (明石海峡大橋) 四醜灘 39 1。周優艶 盪 勢。ついて … … … ・ 離 道 瀬戸大橋開通 2 0 周年記念事業について … … … … … … … …… 離 籍艶 鷺 蓮轄占用 Q & A 43 道路占用制度の法的性質について 訴訟事例紹介 店舗移転補償額の提示が遅れたことによる 損害の有無がが争われた事例 青 柳 敬 直 5i ー都市計画事業における店舗移転補償に係る損害賠償請求事件 - 連載 道 と 人 び と (その 5 ) 厩声豊聡耳皇子の聖徳の道 … … … 三 木 克 彦 時 e時 ・時 …………………………………………………… 、 60 64 , 、 道路広報センターホームページにて、 「道路行政セミナー」 創刊号からのバックナンバー目次がご覧いただけます。 URL h ttp ://w w w 15 .o c n .n e .jp / ro a d p r 【表紙の写真】 洞爺湖 北海道南西部に位置し、 日本では 9 番目の面積を誇るカルデラ湖。 沿岸には洞 爺湖温泉、 有珠山などがあり、 有数の観光地である。 今年 7 月には洞爺湖町に 貸 麗癪 淡ペ ソ 特 集 / 道路法制 導離濾クイズ そ の内 容 は誰 でも 知 って いる基 本 的 な も のか ら 、少 し マ ニア ッ $初心者からベテランの方まで道路法令の理解を深めよう$ この道路行政セミナーは、国や地方公共団体 の道路管 理に関係 のあ った 課 題 に ついて抽 出 し 、 問 題 化 し た も の であ り 、 一つ 一つ が 、何 ら か の形 でお役 に立 て る の では な いか と 考 え て いま す 。 ま ク な も のま で幅 広 く 準 備 しま し た が 、 これま で当 課 に問 い合 わ せ 方 も 、今 年 初 め て道 路 管 理 に携 わ る こと にな った方 々も いら っし た 、 ク イ ズ の途 中 で 、 コ ラ ム を 設 け 、 そ こ で は 、 こ れ ま で の 道 路 す る部 署 に いる方 々 のみな らず 、 日頃 道 路 に携 わ る多 く の方 々が ご 覧 にな って いると 伺 って いま す 。 そ の中 に は 、 こ の道 何 十 年 の ゃる こと と 存 じ ま す 。 も 伝 え ら れ れば と 思 い掲 載 しま し た 。 ( 答 と 解 説 は 一番 最後 に付 け て いま す 。) し みな がら 、 回答 し てみ て下さ い。 そ れ では 、 ベ テ ラ ン の皆 さ んも 、 道 路 初 心 者 のみな さ んも 、 楽 法 制 の歴 史 に つい ても 触 れ て いま す 。 道 路 法 制 の奥 深 さ を 少 し で こ のよう な 観 点 か ら 、従 来 、我 々と し ては 、道 路 に関 係 す る法 令 市が改 正 さ れ る都 度 、そ の内 容 を でき るだ け簡 易 に解 説 し 、ま た 、 日頃 、 問 い合 わ せを受 け て いる道 路 の関 係 す る法 令 の諸 問 題 に つ い て、道 路 法 Q & Aと いう 形 式 で取 り 上 げ てき たと こ ろ です 。 今 回、読者各層に対し、道路法をはじめとす る道路 に関係する 法令 に つい て、 理 解 を 深 め ても らう と とも に、親 し みを も っても ら い、 さ ら に積 極 的 に 日頃 の道 路 行 政 に活 か し ても らう た め に は ど のよう にす べき かを 検 討 し 、 そ れ では 、 世 代 の別 な く 、楽 し め る クイズ 方 式 だ った らど う だ ろう か と考 案 し ま し た 。 へ 基礎問題﹀ Q 1 次 のう ち 、道 路 法 の目 的 と さ れ て いるも の はど れ か ? ① 道 路 網 の整 備 を 図 るた め 、道 路 に関 し て、 一定 の事 項 を 定 め 、 も って道 路 の交 通 に起 因 す る障 害 の防 止 に資 す る こ 1 と0 ② 道 路 網 の整 備 を 図 るた め 、 道 路 に関 し て、 一定 の事 項 を 定 め 、 も って交 通 の発 達 に寄 与 し 、 公 共 の福 祉 を 増 進 す る 0 こ シー ③ 道 路 の整 備 を 図 る た め 、 道 路 に関 し て、 一定 の事 項 を定 め、 も って道 路 の交 通 に起 因 す る障 害 の防 止 に資 す る こと 。 Q a 次 のう ち道 路 法 上 の 「 道 路 」 の定義 に含 ま れ るも のはど れ か? ① ト ンネ ル ② 電線共同溝 ③ ①と② の両方 Q 3 次 のうち道路法上 の道路 でな いも のはどれが? ① 一般自動車道 ② 高速自動車国道 ③ 市町村道 ② 改築 ③ そ の他 の管理 Q 5 次 の う ち 、 「維 持 」 の管 理 形 態 に当たらな いと道路法上解釈され るも の はど れ か ? ① 草むしり ② 路面 の穴埋め のため の再舗装 ③ 砂利 の補充 醸蝋 茜 , づ ‘ Q 6 道 路 法 第 三十 三条 第 二項第 二号 で は 、 一定 の N P 0やボ ラ ンテ ィアグ ループ等が道路を占用 して物件等 を設 ける場合、 無余地性 物件等 の内容 によ っては、占用許可基準 のうち の 「 の基 準 」 が 緩 和 さ れ る こと が あ るが 、次 の中 で 、 「 無余地性 の基 準 」 の緩 和 が 認 め ら れな いも のは次 のう ち ど れ か ? ① 並木 ② 花壇 ③ パ ー キ ング メ ー タ ー Q ッ 例 え ば 、 道 路 法 第 四十 三条 や 道 路 法 九 十 九 条 で は 、 「「み だ り に 」 道 路 を 損 傷 し 、 又 は 汚 損 !・ 」 な いし 、 「「み だ り に 」 道 路 を 損 壊 し・ ・ 心 と あ るが 、 こ の 「みだ り に 」 の意 味 のう ち 最も適切なも のは次 のうちどれか? ① 正当な又は合理的な理由無く Q 4 既 設 の道 路 のバ イ パ ス の新 築 工事 は、 一般 的 に 、次 のう ち どの道路法上 の管理形態 に入るが? ② みだらな行為 により ① 新設 ③ 道路管理者の承認無く Q 8 道路管理者は、道路法第 四十 八条 の十 七に規定 により、道 路 の区域外にある道路 の通行者又は利用者 の利便 の確保 のた め必 要 が あ る と 認 め ると き は 、 一定 の 工作 物 や施 設 に つ いて も 、当該 工作物 の所有者等と協議 し、当該 工作物を管 理でき “ 国 蕁 展開されて 鼈 餐⋮ 鰯 蹄 湖“醗来伸にし 8幽氏路鋤端の 蟠鰡或は輛祐他 の さ 、中 と れ の し し の の 道 模 な 0 に き ご 、 役制を の 0 本 に り 、と さ 軍 ま う 在 も な 規 的 た す ら べ 駅 し の 令 制 た 目 代 よ り こ 促 討 れ そ 現 う 要 の 期 し ま さ う 、か 府 律 法 っ 時 によるが征 ら は い重 良 定 ま り いれ し 政 のい Q 9 次 のう ち 、路線 の認 定 の公 示 に つ いて の規 定 が 道 路 法 にな いも のは ど れ か ? ① 一般国道 ② 都道府県道 ③ 市町村道 )は、 ( 組 み合 わ せと し て 正 し いも のはど れ か ? ) が行 う 。 」 作 物 」 と な り え な いも の はど れ か ? ) が行う 。 ただ し、 Q健 次 のう ち 、道 路 と相 互 に効 用 を 兼 ね る こと に よ り 「兼 用 工 ① 改 築 、 国 、市 町 村 ② 改設、国、都道府県 ③ 改築、国土交通大臣、都道府県 る ( ら れ るも のに つ いては 、 そ の工事 にか か る路 線 の部 分 に存 す 工事 の規模が小 であ るも のそ の他政令 で定める特別 の事情 に より都道府県がそ の工事を施工することが適当 であると認め 「 国道 の新設又は ( )の 0 次 のう ち 、 一般 国道 の管 理主 体 とな る こと が でき な いのは Q1 いず れ か ? るが 、 こ の特 例 の対 象 と な る 工作 物 又 は施 設 は次 のう ち ど れ か7 ① 高速道路株式会社 ② 村 ③ 国土交通省道路局路政課課長 “ ! しか し、 こ れ らの施 設 は 一 般 人 に は 開 放 さ れ ず、 政府の役 人にのみ使用 が許さ れま した。 し れり り焼 か形 骸化 りゐ □ 代 木・期 ま ぐは 気刷 ・ ゞ 制を基礎として古代の道路行政が の、 が爛勧鱗湖そる皺 妙療拐娚鷲沢が 鷁挺賑効獺椴れ 稔政 鰯 ㈱ 鞠 ります。 Q m 次 に掲 げ るも の は 、道 路 法 第 十 二条 であ るが 、( ① 通路 ② 時計台 ③ 公衆電話 斐範翻鱸孃藤親 日本の道路法制の起源 - ② 自動販売機 ③ ② ① ダ ム 目 堤 動 防 江戸時代には中央集権政治が確立し、 参勤交代が行われたこともあ って道路も一層の進歩をとげました。 例えば、 徳川家康の 「百箇条」 では、 幅員 につ いて、 大海道 六間 ( 1 1 m )、 小 海道 三 間 ( 5 .5 m )、 横 道馬 道二 間 ( 3 m )、 歩 行道 - 間 ( 1 .8 m ) と 定めら れま した。 し かし、 他方で徳川政府は国内の戦争に備えて江戸周囲の河川に橋を架 けることを許 しませんで した。 これによ っ て道路交通は著 しく 阻害さ れ、 馬車交通の発展により道路整備が大幅に進んだ西洋に比して、 日 以上のように、 江戸時代までの道路法制は、 日本の経済発展が西欧 諸国と比べて著 しく 遅れてい たことを反映 して、 古代の大宝令以来概 ね停滞していたものと考えられます。 以後、 明治時代から少しずつで はあります が、 道路行 政の全般にわたっ て、 近代 国家 と しての諸制度 が着々 と 準備 さ れ、 現在のような道路法制が出来上 がっ たの です。 に 分 も 壤 ) に関 す る規 本の道路整備は大きく後れたものとな っ て しまいま した。 次 の文章 の ( の改 良、 交通制度 の確立 の任 に就かせ、 道路 の整備 に注力 しま した。 注目すべきは、 道路の幅員 が定められたことで、 東海道は 6 ,4 m、 そ の他 の主 要な道路 は 5 .5 m とされま した。 また 「一里塚」 の制 度が開 始さ れ、 一里 (約 4 km ) ごと に塚が設 けら れ里程標とされま した。 町 村 道 能 「 国道 の路 線 と 市 町 村 道 の路 線 と が 重 複 す る場 合 にお いては 、 戦国時代になると道路の荒廃はなお一段と進みましたが、 織田信長 が出現すると状況は変わります。 信長は、 四人の道奉行を置き、 道路 . 市 そ の重 複 す る道 路 の部 分 に つ い ては 、 ( 中世に入ると、 律令制度の形骸化に伴いそれまで発達してきた交通 制度も崩 壊 して しまいま した。 政治の中心が鎌倉に移 っ たこ とに伴い 関東の道路 が改良されたこと以外には、 とりたて た発展 はなく、 む し ろ後退 して しまっ た地域の方が多かっ たよう です。 ③ ② 都道府県道 ‐中世 近世の道路法制 - ② ① 定 そ 「 が 都 国 適 道 道 用 さ 府 れ 県 Q6 1 胖薑 " 證 B R B 諺 の酵 I E 錺 導 再 R 醸 “ = 珍 ぃ = ‘ " 箋 ぽ 簔 “ " 蕁 諺 塩 g g 誇 め 錢 ぽ 襲 呼 諺 淺 B B 忰 g G B 駿 諺 酸 聚 酵 .飢 囲 一= ■ 一 一自 由 一国 田 一 一日 田 一 一薑 ■ ^題 囮 一 一琶 ■ 一醸 博 一顫 ■ ^■ 墜 一駐 重 一 一B B . -B E ︼B B 一 一B B 一 一■ ■ 一 -■ e -■ .g . 一■ = 一 一目 " ︻ 一国 覇 -a a " 一目 g ん Q隧 次 のうち、道路 の占 用を禁止 又は制限 できる場合 として、 ③ ②① 道 路 法 上 特 に挙 げ ら れ て いな いの はど れ か ? の通 畿 ① 幅員が著しく狭 い道路 ② 交通が著しく ふくそうする道路 ③ こう配が著 しく急な道路 Q同 市町村 は、市町村道以外 の道路管 理者 に対 して、歩行者 の 通行 の安全 の確保 に資する道路 の改築 の事業 のうち 一定 のも ス マー ト I C の設 置 のを 行 う こと を 要 請 でき るが 、 要 請 が 認 め ら れ て いな い事 業 ③ ② ① は次 のう ち ど れ か ? ① 道路 の附属物 であ る自転車駐車場 の道路上における設置 ② ③ 横断歩道橋の設置 Q螂 A市 に あ る道 路 に つ いて 、 B市 長 が 「区域 外 道 路 」 と し て 寵 路 線 認定 し よ う と した 。 こ の場合 、 A市 長 の承 諾 以外 に必 要 A A 国 市 市 土 議 ・ 交 会 B 通 の 市 大 承 が 臣 な手続きはどれか? ① 国土交通大臣 の認可 ② A市 .B市が所属する都道府県知事 の認可 ③ ② ① の Q 酵 次 に掲げ るも のは 、道 路 法 第 四十 七条 の六 であ るが 、( の組 み合 わ せと し て 正 し いも の はど れ が ? ) Q御 道路法第九十 二条 によると、道路 の供用 の廃止又は道路 の 不用とな った敷地等 ( 不用物件)は、従前当該道路を管理し 、更が 亥道 各 を構 湯合 首路 毒 成 し て いた が あ った 区或 いて 、当 域 の変 た場 扁に にお い "該 ) を 行 う 場 合 にお いて、 当 「 道路管 理者は、道路 の ( て いた 者 が 一年 を こ え な い範 囲 内 に お いて 政 令 で定 め る 期 一般 国 道 一0 ヵ月 、 都 道 府 県 道 八 カ月 、 市 町 村 六カ 月 一般 国 道 八 カ月 、 都 道 府 県道 八 カ月 、 市 町 村 四 カ月 一般 国道 五 カ月 、 都 道 府 県道 四 カ月 、 市 町 村 三 カ月 今 ま で の問 題 は いか が でし た か ? ① ② ③ の程 度 管 理 す る こと にな る のか フ・ 間 、管 理 しな け れば な ら な いと さ れ て いるが 、 具体 的 に はど 該道路 の存する地域 の状況を勘案 し、適正か つ合理的な土地 ) の範 囲 を 定 め た も の ( 以 下、 「 立体的区 利用 の促進を図るため必要があると認めるときは、第十八条 第 一項 の規定により決定し又は変更する道路 の区域を ( ) に つ いて ( 域 」 と いう 。) と す る こ と が で き る 」 ① 新設又は改築、空間又は地下、上下 ② 新設又は修繕、上下又は左右、上下左右 ③ 維持又は修繕、上下又は左右、上下左右 し っか り と 答 え ら れ た でし ょう か ? , 、 痩 彦多 %“ 靜 . ◆ “ “ r 夕 ク %% “ 鰺%% 穰巍讓※ } ◇ ここから の問題は難易度が少し上がります。道路法 に関する知 識 を 駆 使 し て取 り 組 ん で み て下 さ い。 Q健 次 のうち、平成 一九年度 の道路法改 正の内容として正し い も の はど れ か ? へ 上級者向け問題﹀ ① 環境大臣 の主 体 か ? て 、新 設 又 は改 築 を でき る の はど ち、国土交通大臣の権限を代行し な りますが、次 に掲げ る主体 のう Q御 指 定 区 間 内 の 一般 国道 に つ いて は、国土交通大臣が道路管理者と ① 自転車専用道 の指定 の公示 の方法 に変更 があ った。 ② 自転車駐車場 の駐車料金及び割増金 に関す る規定 の新設 は見 送 ら れ た 。 ③ 道路附属物 の自転車駐車場から料金を徴収す ることがで き るよう にな った 。 9 次 のうち、道路法 に基づく有料 の橋 又は渡船施設を設置で Q1 き な い道 路 はど れ か ? ① 一般国道 ② 都道府県道 ③ 市町村道 o に り 煎 一 + 機 勘 故 2 Aは 、占 用 料 を 払 う のを避 け るた め に 、道 路 の占 用許 可 を Q2 経ず に道 路 を 占 用 し て いる ( 不法 占 用 )。 こ の場 合 、道 路 管 理者が行 うこと の出来 る行政上 の手続きとして道路法 に規定 さ れ て いな いも のは次 のう ち ど れ か ? ① 道路法違反を理由とした刑事告発 ② 撤去命令 ③ 路 政 課 長 のビ ンタ Q 3 次 のう ち 、道 路 法 に よ る 「 道 路 の附 属物 」 に当 た る も のは 2 どれか? ① 電柱 ② パ ー キ ング メ ー タ ー ③ 道路上 の気象観測装置 都道府県道 の路線 の変 更又は廃止に際 し、都道府県知事が 国土交通大 臣と協議 す る必要があ るも のは、次 のうちど れ 4 Q2 か? ① 鉄道又は軌道 の敷設 のため に必要な路線 の廃止 ② 水 害 、 湖 害 、 雪害 、 砂 生星寸の災 害 を 避 け るた め に必 要 な 局部的路線 の変更 ③ こう配又は屈曲 の局部的改良 のために必要な路線 の変更 ② 車線 の拡幅 ③ 歩道 の改築 M ② 5 1 ③ 6 1 ① " ① 8 1 ③ 9 1 ① RU ③ に︺ ② 自 生 ② ?J ① リム ③ 1 上 ② ② n U リム ① ワ ノ れ ③ 2 2 ③ 3 2 ③ ③ 雄 ① ② 5 2 ② m u 露 ③ OV ① RU ① 3 1 ③ 大 変 お疲 れ様 でし た 。 さ て、 正 解 は いく つだ った でし ょう か ? 籍 号 番 題 問 鰐 号 番 題 問 つn n R R ミ首艇数千画 わ " 十 一 ブリ Q 5 次 のうち、道路法第十七条第 三項 の規定 により、指定市以 2 外 の市 町村 が 行 う こと が 認 め ら れ て いな い事 業 は ど れ か ? ① 植樹帯の設置 《解 答》 正解数が ︻ ○ 五個 の方︼ 道 路 法 に関 す る知 識 がま だ 物 足 り な いよう です 。 一か ら 出 一〇個 の方壜 直 し て 下 さ い。 ︻ 六 道 路 法 に つい て基 礎 的 な 知 識 を お持 ち のよう です 。 これ か ら 更 に知 識 を 深 め て い って下 さ い。 三 一 一五個 の方︼ 道 路 法 の知 識 は 豊 富 にあ ると 言 え ま す 。 細 か いと こ ろま で 二〇個 の方︼ 押 さえ て、 更 な る 理解 を 深 め ると よ いでし ょう 。 ︻一六 道 路 法 に つ い て、 か な り 詳 し い知 識 を お持 ち のよ う です 。 道 路 法 を 相 当 程 度 使 いこな せ て いると 言え る でし ょう 。 ︻ 二 一 二四個 の方︼ あ な た は 道 路 法 マスタ ー です 。 道 路 法 に つ いて のど ん な質 問 にも 対 応 でき る でし ょう 。 ︻ 全問正解の方︼ あ な た は 路 政 課 長 レ ベ ル です 。 今 日か ら路 政 課 長 と し て着 任 し て 下 さ い。 ② と③ の違 いは 、② が 「 道 路 網 の・ 二 と な って いる のに対 し 、 " ③は 「 道 路 の!」 と な って いる点 です 。 耽 " ト 第 道 路 法 では 、 単 に 遭 路 」 の整 備 を 目 的 と す る の では な く 、 僻 「 道 路 網 の整 備 」 を 目 的 と し てお り 、 こ れ は 、 同 法 が単 に物 的 な施設 の建設 にとどまらず安 全か つ円滑な道路交通を確保し、 交 通 のネ ット ワー ク の機 能 を 発 揮 さ せ るた め にな さ れ る行 為 を ③ も そ の対 象 にし て いる こと の証 左 と な って いま す o Q2 ト ンネ ルは 、 道 路 法 第 二条 第 一項 で 「 道 路 と 一体 と な ってそ の効 用 を 全 う す る施 設 又 は 工作 物 」 と し て、 「 道 路 」 の定 義 に 含 む も のと さ れ て いま す 。 電線 共同溝 は、同法第 二条第 二項第七号 で 「 道路 の附属物」 の 一つと し て列 挙 さ れ て いるも の であ り 、 同条 第 一項 に お いて ・ は 、 これ ら の 「 道 路 の附 属 物 」 に つ いても 道 路 に含 ま れ るも の と さ れ て いま す 。 よ って、 ト ンネ ル、 電 線 共 同 溝 共 に道 路 法 上 の 「 道 路」 の定 ① 義 に含 ま れ る こと と な り ま す 。 Q3 高速自動車国道、 一般国道、都道府県道、市町村道 の四種類と 道路法 上 の道路 の種類は、道路法第 三条 に掲げられ ており、 へ 解 説﹀ な って いま す 。 な お 、 一般 自 動 車 道 は 、道 路 運 送 法 に規 定 さ れ て いるも の であ り 、道 路 法 上 の道 路 ではあ り ま せ ん 。 選択肢 の三 つの文章 は、①は道路運送法 の目的を改編したも . の で、② が道 路 法 の目的 を 要 約 し たも の です 。 新 設 と は 、 道 路 法 上 の道 路 を 新 し く 設 置 す る こと です 。 こ の パ ー キ ング メー タ ー は 、道 路 法 三 十 三 条 第 二項 各 号 と 政令 に 作物等 に ついて、道路法 三十三条第 二項各号及び道路法施行令 第十六条 の二に定めがあります。 ② 中 には 、区 域 決 定 や、 土 地 の買 収 あ る いは 使 用賃 借 契 約 によ る 規 定 さ れ て いな いた め 、 「 無 余 地 性 の基 準 」 の緩 和 の対 象 に は Q4 使用権 の取得等 の権原を取得し、登記等を行な い、あ る いは実 ① な り ま せ ん。 Q7 際 の道路 工事を行なう こと等 が含まれます。 改築とは、既設 の道路法上 の道路 の効用、機能等を原状より 良 く す る た め の工事 を い い、そ の内 容 は道 路 の線 型 改 良 、拡 幅 、 バイ パ ス の新 築 工事 に関 し ては 、 一般 的 に、道 路 の区 域 変 更 く 」 と いう 意 味 であ り ま す 。 「み だ ら な 行 為 に よ り 」 って答 え 「みだ り に」 と いう 言 葉 の意 味 は 、 「 正 当 な 又 は合 理 的 な 理 由無 道 路法 第 四十 三条 や道 路法第 九十 九条 で用 いら れ て いる、 によ って行 う も の であ り 、道 路 法 上 の管 理 形態 と し ては 改 築 に た方 、ま ず は し っか り 睡 眠を と り ま し ょう 。 舗 装等 です 。 入 ると 解 さ れま す 。 た め の行 為 であ って工事 を と も な わ な いも のであ ると 解 さ れ て 道路法上 の 「 維持」 は、反復 して行われる道路 の機能保持 の と の協議が成立したとき は、当該工作物を管理す ることができ にあ る 一定 の工作 物 や施 設 に ついても 、当 該 工作 物 の所 有 者 等 道路法第 四十八条 の十七 では、道路管 理者は、道路 の区域外 ① いま す 。 現 在 の道 路 の構 造 を 現 在 の状 態 でも ち こたえ る こと と ると 規 定 さ れ て いま す 。 そ し て、 道 路 法 施 行 令 第 三十 五条 の三 Q8 も言えます。具体的 には、清掃、除雪等 が挙げられます。路面 で、通路、自転車駐車場 や花壇など、協議 の成立 により道路区 ② の穴 埋 め のた め の再 舗 装 に 関 し ては 、 「 修 繕 」 のカ テゴ リ に 入 域 外 であ っても 管 理 が 可能 にな る施 設 ・工作 物 が 挙 げ ら れ て い Q5 るも のであ ると 解 さ れ ま す 。 修 繕 は 、 既 設 の道 路 の構 造 が損 傷 Q9 ① 設 ・工作 物 の対 象 と は な って いま せ ん 。 協 議 の成立 により道路 区域外 であ っても管 理が可能 にな る施 5 R︺ 0 0 2 一 - なぉ・時試 口公 衆電話 に関しては・同条 に規定がな ぃため・ 帳 ます。 ③ し た とき に そ の構 造 を 回復 す る 工事 のこと を い いま す 。 Q6 占 用 を 許 可 す る た め の法 律 上 の基 準 の 一つと し て 「 道 路 の敷 地外 に余 地 が な いた め やむ を 得 な いも の」 でな け れば な ら な い と いう 「 無 余 地 性 の基 準 」 が あ り ま す が 、 こ れ が緩 和 さ れ る 工 2 0 0 8 ,5 道路行政セミナー “ 路 線 の認 定 の公 示 に つ いて の規 定 は 、 道 路 法 第 九 条 にあ り ま す。同条は、都道府県道 及び市町村道 の路線 の認定 に係る公示 に つ いて定 め て いて、 路 線 名 な ど 公 示 す べき 事 項 が挙 げ ら れ て ② て いま す 。 2 Q1 な く 、 ま た他 の道 路 法 の条 項 に お いても 、 高 速 自 動 車 国 道 と 一 しかし同条 には高速自動車国道と 一般国道 に ついての規定は 道 用 の橋 、踏切道 、駅前広場 そ の他公共 の用 に供す る工作物 兼 用 工 作 物 に な り え る のは 、 堤 防 、 護 岸 、 ダ ム 、 鉄 道 又 は 軌 用 工作 物 にな り え るも のが 規 定 さ れ て いま す 。同 条 に よ る と 、 兼 用 工作物 に関し ては、道路法第 二十条 に規定 があり、兼 般 国 道 に つ いては 規 定 があ り ま せ ん。 これ は 、高 速 自 動 車 国道 又 は 施 設 、 と な って いま す 。 公 共 の用 に供 す る 工 作 物 又 は 施 いま す 。 と 一般国道が政令 で指定され、当然 に官報 に掲載され て公布さ 設 に自動 販売機 は含ま れな いため、兼用 工作物 にはなりえ ま ③ ② 道路法 四十七条 の五では、市町村は、市町村道以外 の道路管 理者 に対し て、歩行者 の通行 の安全 の確保 に資する道路 の改築 4 Q1 が 、 こう 配 が 著 し く 急 な 道 路 は 挙 げ ら れ て いま せ ん 。 又は制限をすることが可能な例とし て、幅員 が著しく狭 い道路 と交通 が著 しく ふく そうす る道 路 の二 つが挙げら れ て います つ いて の規 定 があ り ま す 。 そ の中 で、道 路 管 理 者 が 占 用 の禁 止 道路法第三十七条 には、道路 の占用 の禁止又は制限区域等 に 3 Q1 地方公共団体が設置したも のに限らず、私鉄 のよう に私人が公 の目的をも って公衆 の共同使用 に供するため設置した工作物又 は施設も含まれます。 な お 、 そ の他 公 共 の用 に供 す る 工作 物 又 は施 設 には 、 国 又 は せ ん。 れ る ので、特 に そ の公 示 に ついて規 定 す る必 要 が な いか ら です 。 Q約 ③ 一般国道 の管理者 の規定 には様 々なも のがあり、特例が多 く あります。国道 の新設 ・改築 に関しては、道路整備特別措置法 第三条 により、国土交通大臣 の許可を受けた場合 には、高速道 路会社 による管理も認められ ています。また、道路法十七条第 三項 により、歩道 の新設等 に関しては村 が管理主体 になること ③ も 認 め ら れ て いま す 。 Q川 国道 の新 設又は ( 国土交 道路法第 十 二条 は、 「 改築 )は、 ( 通 大 臣 ) が 行 う 。 た だ し 、 工事 の規 模 が 小 であ る も のそ の他 政令 で定 める特 別 の事 情 により都道府 県がそ の工事 を施 工す る こと が 適 当 であ る と 認 め ら れ る も の に つ い て は 、 そ の工事 にかか る路線 の部 分 に存す る ( 都道府県 )が行う」 と規定 し 73 2 0 0 8 ,5 道路行政セミナー の事 業 のう ち 一定 のも のを行 う こと を 要 請 でき ると定 め ら れ て さ れ ると 定 め ら れ て いま す 。 に つ いて の規 定 は 同 条 第 一項 にあ り 、 国 道 に関す る規 定 が適 用 Q" ① ると 定 め ら れ て いま す 。 に ついては国道 の規定が、都道府県道 の路線と市町村道 の路線 が重複する道路 の部分 に ついては都道府県道 の規定が適用され なお、国道 の路線と都道府県道 の路線が重複す る道路 の部分 いま す 。 そ し て、 道 路 法 施 行 令 第 三十 五条 の二 に お いて、道 路 の附属物 であ る自転車駐車場 の道路上 における設置や横断歩道 橋 の設 置 な ど 、 要 請 が 認 め ら れ る事 業 が定 め ら れ て いま す 。 こ の要 請 制 度 は 、 そ の名 のと おり 、 歩 行 者 の安 全 のた め の道 路 の改 築 に関す る要 請 制 度 であ り 、 ス マート IC の設 置 に つい ては、道路法 及び道路法施行令 に列挙されな いのはもとより、 そ の趣 旨 か ら い っても 、 入 り ま せ ん。 道路法第 四十七条 の六は、「 道路管 理者 は、道路 の ( 新設又 ると 認 め ると き は 、第 一八条 第 一項 の規 定 により 決 定 し 又 は 変 市町村道 の路線 の認定 に関し ては、道路法第八条 に規定があ り、同条第 三項から第 五項ま でで区域外道路 の路線認定 に つい 更する道路 の区域を ( 空間又は地下) に ついて ( 上下) の範囲 は改築)を行う場合 にお いて、当該道路 の存する地域 の状況を 勘案 し、適正か つ合理的な土地利用 の促進を図るため必要があ て の規 定 があ り ま す 。 を定 めたも の ( 以 下 、 「立 体 的 区 域 」 と いう 。) と す る こと が ③ っている放置自転車対策 のために、道路管 理者が自転車駐車場 関す る規 定 が新 設 さ れま し た 。 これ ら の規定 は 、 近 年 問 題 と な 場は道路法 施行令第 三十 四条 の三第 六号 で規定 され て いま し 、第 二十四条 の二で、自転車駐車場 の駐車料金及び割増金 に た) 関する規定 の新設 ・追加があります。具体的 には、第 二条 の道 路 の附属物とし て自転車駐車場が追加され ( 従来、自転車駐車 平成 一九年度 の道路法改正 の内容 の 一つに、自 転 車 駐 車 場 に 8 Q1 「 新 設 又 は 改 築 を 行 う 場 合 」 に限 ら れ る のが ポ イ ント です 。 で き る 」 と 定 め て いま す 。 まず同条第 三項 にお いて、市町村長が区域外道路 の路線を認 定するとき は、区域道路 の存する地元市町村 の長 の承諾を得る こと が 必 要 と さ れ て いま す 。 そ し て、 同条 第 四項 にお いて、 同 条 第 三 項 にお け る地 元 市 町 村長 の承諾 に際して地元市町村議会 の議決が必要 であ るとされ て いま す 。 ちなみに、区域外道路 の路線認定 に国土交通大臣 の認可や都 ① 道府県知事 の認可は必要ありません。 6 Q1 道路法第十 一条は、路線 が重複す る場合 の措置 に ついて定め ています。国道 の路線と市町村道 の路線が重複す る道路 の部分 2 0 0 8 .5 道路行政セミナー 惚 ① に自転車を駐車 させる者から駐車料金を徴収 でき ることと し、 それにより自転車駐車場 の整備を促進しようと いうも のです。 Q9 1 ま せ ん。 環 境 大 臣 が お こな う こと が でき な いのは 言う ま でも あ り ま せ ん。 可 に係 ら し め て いま す 。 よ って、 不法 占 用 物 件 は 、道 路 法 第 七 道路法 では、第 三十 二条 により道路 の占用を道路管 理者 の許 る有 料 の橋 又 は渡 船 施 設 に関 す る規 定 を し て いま す が 、 一般 国 十 一条 に規定 され て いる道 路管 理者等 の監督 処分 の対象 とな 有料 の橋又は渡船施設 に ついては、道路法第 二十五条 に規定 があります。同条 は都道府県道又は市町村道 に ついて設けられ 道 に ついては 規定 がな く 、 道 路 法 では 、有 料 の橋 又 は渡 船 施 設 り 、 場 合 によ っては 監 督 処 分 により 撤 去 命 令 を受 け 、 さ ら に こ 手 続 き を と る こと は 出 来 ま せ ん 。 路 政 課 長 のビ ンタ は 、 道 路 法 に規 定 さ れ て いな いた め 、 こ の 発を受ける可能性もあります。 他方、道路法百条 の第 一号 により、道路法違反 の罪として告 す。 れ に従 わな い場合 には行 政代執行も なされ る可能性 があ りま を 設置 でき る道路を都道府県道 又は市町村道 に限定 し て いま ② す。 0 Q2 道路法第九十 二条 に規定され ている不用物件 の管理期間 の具 体的な長さ に ついては、 道路法施行令第三十八条 に定めがあり、 そ こ では 、 一般 国道 八 カ月 、 都 道 府 県道 八 ヵ月 、 市 町 村 四 ヵ月 の期 間 に ついては 、 不 用 物 件 の管 理 を しな け れ ば な ら な いこと 道 路法第十 二条 ただ し書 及び道 路法 の 一部を改正す る法律 各 号 に掲 げ ら れ るも のと さ れ て いま す 。 す な わ ち 、 そ れ ぞ れ の あり、道路法第 二条第 二項及び道路法施行令第三十四条 の三 の と さ れ て いま す 。 ( 昭和 三十九年法律第百六十三号)附則第三項 の規定等 により 物が道路附属物 であ るかどうかは、そ の要件 に当 てはま るかど Q3 ③ 2 「 道 路 の附 属 物 」 と は 、 道 路 の構 造 の保 全 、安 全 か つ円 滑 な 都道府県 に ついても 一般国道 の新設又は改築を行う ことができ う か で判 断 さ れ るも の です 。 の権 限 代 行 を 規定 し て いるも のに、定 め がな いこと か ら 、都 道 物とし て各号 に列挙され ておらず、道路法三十 二条第 一項各号 電 柱 、 パ ー キ ング メー タ ー に つ いては 、 そ れ ぞ れ道 路 の附 属 道路 の交通 の確保 そ の他道路 の管理上必要な施設又は工作物 で ま す が 、 指 定 区 間内 の 一般 国 道 に つ いては 、道 路 法 第 二十 七 条 府県 であ っても権限を代行し て新設又は改築を行う ことはでき イ .′ ︲ 2 0 0 8 ,5 道路行政ヤミナー 及び 令 七 条各 号 にお いて占 用 物件 と し て列 挙 さ れ て いるも の で す ( 電 柱 !道 路 法 第 三十 二条 第 一項第 一号 。 パ ー キ ング メ ー タ 5 ② Q2 道 路 法 第 十 七 条 第 三項 では 、 一定 の管 理事 業 に限 って、 特 例 す 。 これ は 、都 市 の再 生 や地域 の活 性 化 等 を 図 るた め には 、 当 。 ーー道路法施行令第七条第 一号) 一方 、道路 上 の気象観 測装置 に ついては、道路法第 二条第 二項第 四号 にお いて、道路情報管 理施設 の 一つと し て列 挙 さ 該地域 の特性 や地域が抱え る課題等 に ついて最も よく把握 し て とし て、指定市以外 の市町村が当該市町村 の区域内 の指定区間 外 の国道若 しくは都道府県道 に つき管理す ることを認めていま れ て いる も の であ り 、 道 路 附 属 物 に当 た るも の であ る と いえ を 促 進 す る こと が重 要 であ ると いう 趣 旨 によ るも の です 。 いる市 町村 が 中 心 と な って、 地域 の ニーズ に即 し た道 路 の管 理 ① ます 。 4 Q2 特例が認められる具体的な事業は、歩道 ・自転車道 ・植樹帯 又は路肩等 の新設 ・改築 ・維持又は修繕 であり、同項と道路法 ら れ て いま す 。 し か し 、 同条 た だ し書 き では 政令 で定 め る軽 易 ん で いな いと いう 点 です 。 な の で、 車 線 の拡 幅 は特 例 の対 象 外 注意す べき点は、この特例 の適用範囲が車道部分 には 一切及 施 行 令 第 一条 の六 で定 め ら れ て いま す 。 な も のに つ いては協 議 が 不 要 であ ると さ れ て いま す 。 これ に つ と な って いま す 。 道路法七十 四条 にお いて、都道府県道 の路線 の認定、変更又 は廃止をす る際 には国土交通大臣と の協議が必要 であ ると定め いて定 めた のが道路法施行規則第七条 の二であり、協議が不要 な 場 合 が 規 定 さ れ て いま す 。 ( 同 条 第 一項 第 七 号 で は水 害 、 湖 害 、 雪 害 、 砂 生暈寸の災 害 を 避 け るた め に必 要 な 局 部 的 路 線 の変 更 に つ いて、 同 項 第 八 号 では こう 配 又 は 屈 曲 の局 部 的 改 良 のた め に必 要 な 路 線 の変 更 に つ いて、 協 議 が 不 要 であ る旨 が定 め ら れ て いま す 。) なお、鉄道又は軌道 の敷設 のために必要な路線 の 「 変更」 に つ いては 、 同 項 第 三号 にお いて規 定 が さ れ て いま す が 、 「 廃 止」 に つ いては 規 定 が あ り ま せ ん。 よ って、鉄 道 又 は軌 道 の敷 設 の た め に必 要 な 路 線 の 「 廃 止 」 に ついては 、 国 土 交 通 大 臣 と の協 議 が必 要 と いう こと にな り ま す 。 鑑 慶び かぜさ も トラゞ-;で き f lド キミ ミトふき ミ ドきゞゞ; ※き 溌さき せ ま ; ; ; 榊榊 " ゞミ べ そ ド“美し lを; ミ ︺ で‘ 義 剥 げ 北海道に縮ける正面衝突事麒対簾 $ ラ ンブ ル ス ト リ ップ ス の設 置 効 果等 に つ いて j 北海道開発局建設部道路維持課 交通事故死者数は依然、三 00人前後 で推移し致死率も全国平均 広域分散型 の地域構造 における経済活動等 の支援、医療過疎等 の は 一般 国 道 が こ れ ら を 補 完 す る役 割 を 担 って いま す 。 そ のた め 、 大部分を自動車 に依存 し ています。しかし、圏域 ・地方中心都市 間を連絡する高速道路ネ ット ワークは整備途上にあるため、現在 積雪寒冷 ・広域分散 の地域構造 にあ る北海道 では、移動手段 の 北海道内 の郊外部 の国道は大半 が二車線道路 であり、正面衝突 れ るた め に、結 果 的 に死 亡事 故 に至 り やす いと 推 察 さ れま す 。 る事故 です。郊外部 では、走行速度が高くなりやす い傾向 が見ら と正面衝突、路外逸脱、工作物衝突事故など の郊外 で多く発生す 四%に対し、死亡事故件数は五三%を占めるなど重大事故 が多発 し ています。死亡事故 に至りやす い事故形態は、人対車両を除く は、国道 にお いて全道路種 別 におけ る事 故発生件 数 の割 合 が 二 の約 一 ・四倍 と 未 だ に深 刻 な 状 況 が続 いて いま す 。特 に北 海 道 で 解消 にむけた広義 の安心 ・安全 の確保 、そし て交通事故を防止し 快適な道路環境を目指す狭義 の安全 ・安心 の確保 のために、国土 事故と工作物衝突 ・路外逸脱事故を防止す る対策 の検討が必要と 一 はじめに 開発局」) では 一般国道 の改良事 交 通省北海道 開発局 ( 以 下、 「 な り ま す が 、 そ の対 策 工 の選 定 にあ た っては 、 地 域 特 性 を 踏 ま え ( チ ャ ッタ ー バ ー) は 冬 期 間 の除 雪作 業 の支 障 と な る た め に、 設 業 や交 通 安 全 事 業 に つ い て積 極 的 に事 業 を 進 め て いると こ ろ で 交 通事 故 対 策 に つ いては 、 交 通管 理者 と の連 携 のも と 、必 要 な 置箇所は十分な考慮が必要 です。また、中央分離帯 の設置は費用 比 較 検 討 す る必 要 があ り ま す 。 例え ば 、 セ ンタ ー ポ ー ル や道 路 鋲 道路整備を進めてきた結果、平成 一七年度 には北海道 の交通事故 が高 価 であ るた め 、 二車 線 道 路 にお け る設 置 は 、 山 間 部 の急 カ ー す。 死 者 数 ワ ー スト 1を 一四年 ぶ り に返 上 し ま し た 。 し か し な が ら 、 セ 分 ッ 車路 他 4マ QU n Y 0 0 m m ′ {・1 9 8 7 刃即 誤 0 3 5 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6 5 4 3 2 f 即 応 中 死者数ピーク (S 4 6 ) 8 8 9人 礬 全癩 事故件数ピーク (H f2 ) 3 0 ,8 0 6 件 10 0 % 80 % 60 % 上 :中央分離帯、中 : センターポール、 上下 2 6 .0 % o H 3 H 1 S S S S S S S S S S S S S S S S S 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 52 54 56 58 60 62 秒 櫃突 7 870 328 ,928 ブ等 の箇 所 を 特 例 と し て設 置 し てき ま し た ( 写 真 1)。 北 海 道 で 最も多 い死亡事故類型は正面衝突 ですが、これは死亡事故全体 の 二六 %を 占 め 、全 国 に比 べ約 二倍 以 上 の割 合 にな り ま す ( 図 1)。 そ のた め 、 北 海 道 にお け る 死 亡 事 故 を 減 少 さ せ るた め には 、 正 面 衝突事故 に着目した事故対策を実施する必要があります。本稿 で は 、新 た な 交 通 死 亡事 故 対 策 の取 組 み であ る ラ ンブ ル スト リ ップ 人 北 ( 8 ス の設 置 効 果 等 に つ いて開発 局 で の取 組 みを 中 心 に紹 介 し ま す 。 二 北海道の交通事故特性 北海道 における交通事故死者数は、図2に示すよう に昭和 四〇 年 中 頃 のピ ー クを 境 に、 全 国 のト レ ンドと 同様 に減 少 傾向 が続 き ま した 。 し か し 、 そ の後 再 び 増 加 に転 じ 、 平 成 二年 に は第 二 のピ ー クと し て死者 数 七 一五人 に達 し 、交 通事 故 死 者 数 全 国 ワ ー スト 北海道の事故件数 ・死者数の推移 図2 事故類型別死亡事故件数 (平成 18 年) 図1 車両相互正面衝突 従来の正面衝突事故対策 写真 1 ⋮関知 0 5 2 0 0 2 0 5 1 0 0 1 6 ,19 5 0 0 3 鰤 1 4 8 北海道 図 0 0 件) (平成 18 年) 道路種別別死者数 (平成 14 年 平成 18 年) 図5 正面衝突 自転車対車両 その他 329 数 件数 故者 事死 20 ,241 国道における死傷事故件数と死者数 (平成 14 年 平成 1 8 年) 1を 記 録 しま し た 。 残 念 な が ら 、 そ の後 の ワー スト順 位 に大 き な 変動は見られ ていませんが、死者数自体は、交通管理者 ・道路管 理 者 の連 携 のも と 、 近 年 では年 間 三 〇 〇人 程 度 にま で減 少 しま し た ( 死傷事故率 では平成 一人年度 で七 0 ・四件/億台 キ ロで全国 上位九位、交通事故死者率 では 0 ・七二人/億台キ ロで全国上位 。 一一位、交通事故致死率 では 一・0三%で全国上位三五位) 北 海 道 の交 通事 故 は 、 そ の発 生 率 は低 いも の の、 ひ と た び 事 故 が発生すると重大な事故 に繋がる可能性が高くな っています。前 述 のと お り 、 そ れ ら の事 故 分 類 を み ると 、速 度 超 過 な ど の要 因 と 工作物衝突」、 「 路外逸脱」 などが全体 正面衝突」、 「 相ま った 「 正 面 衝 突 」 に よ る 死者 の六割 以 上 を 占 め 、特 に郊 外 部 にお け る 「 数 が卓 越 し て いま す ( 図 3)。 道 路 の種 類 ・性 格 別 で み ると 、国道 や道 道 な ど の幹 線 道 路 では 、 死傷事故件数は減少傾向 にあ るも のの、致死率は全国 の 一・四倍 国道 十道道)が約七割 ( と高く、幹線道路 ( うち国道が約半数) を 占 め て いま す ( 図 4 ・5)。 ま た 、 市 町 村 道 な ど の生 活 道 路 で は発生件数 そ のも のが増加傾向 にあります。そ のため、幹線道路 のみならず 日常生活 に身近な市町村道路など含 めた広範な交通事 故 対 策 が求 め ら れ て いま す 。 前述 のとおり北海道 の交通事故死者数は、平成 一七年以降三年 連 続 で全 国 ワ ー スト 1 の座 は返 上 す る こと が でき たも の の、 最 近 一〇年 の死者 数 総 計 でみ ると 、 二位 の愛 知 県 、 三位 の千 葉 県 を 大 きく引き離し ており、正面衝突対策をはじめとした重大事故対策 表 1)。 を 継 続 し て実 施 す る必 要 があ り ま す ( 9 鸚“蝋 燭 出齢棘 2 6 2葉 0 5 鞘知 1 5髄 3 2 3 3 三 正面衝突事故防止に むけた マク ロ対策 ラ ンブ ル スト リ ップ スに つ いて ( 以 下 「ラ ンブ ル」) は、舗 装路 面 に凹凸 の溝 を 直線 的 に配置 したも 。 目的 は、そ の上を 通過す る車両 に対 し音 や のを指 します ( 写真 2) 振 動を発 生 させ、 ド ライ バー に車線 を逸 脱 した ことを警 告 す る こと であ り 、う っかり ・ぼ ん やり や居 眠り によ る交 通事 故 に対 し有効 な 路 の路外逸脱事故対策手法と し て開発 さ ラ ンブ ルは 、自 転 車 や バイ ク に対 す る危 険 性 が少 な く 、 音 や振 1 れ、 一九九 〇年 代 から急速 に普 及 しま した。 動 の警星ロ効 果 も あ る程 度 高 いこと か ら 、 深 さ 三 一皿、 横 幅 三 五 〇 脚、 縦 幅 一五 〇 脚の大 き さを 宍 道 の追 越 禁 止 黄 色 二条 線 のセ ンタ 対策手法です。 ラ ン ブ ル ス ト リ ップ ス の意 味 は 、 ラ ンブ ル 平 成 一四年 に 一般 国道 五号 八雲 町 で初 め て設 置 さ れま し た 。 そ の ラ ンブ ル ストリ ップ スは 、米 国 の高 速道 ( 車 など が)ゴ ロゴ ロ音を 立 て 目 口立← = ( て 進 む こ と で あ り 、 ス ト リ ップ ス 後 、 平 成 一六年 には 、 迫 禁 黄 色 一条 線 に お いても 図 7 に示 す 深 さ 図 フ′ m条 図 ー ライ ン上 に設 置 す る規 格 と し て採 用 しま した ( 図 6)。 そ し て、 甘□← =細 長 い形 が続 く こと です 。 交 通 ( の 一五 画、横幅 一五0 m、縦 幅 一七 〇 鰤の大 き さ を 実 道 へ施 工す る 写真 2 事 故 対 策 と し て の ラ ンブ ル スト リ ップ ス センターライン (黄 色 2 条線 ) 額廉廉盤M獅 瓢 鱈騨総 " 総さ 」 m ス螂愈纜濃態 ヘ ド ▽ 追禁黄色 2 条線用詳細図 図6 都道府県別交通事故死亡者数ワースト順位 (平成 13 年 平成 19 年) 表1 o 規 格 と し て採 用 しま し た 。 実用化と設置効果 て こ ノ 、 穴 卜 だ / ミ・ (ブ あわてて車線に戻る 大型車との正面衝突事故を防いだ場面 直 線 か つ平 坦 な 二車 線 道 路 であ り 、 交 通 量 は 約 一二 、0 0 0台 / 写真 4 のよう な セ ンタ ー ライ ンが全 く 見 え な い状 況 でも 、 ラ ンブ に お いても 、 所 要 の機 能 を 失 う こと は あ り ま せ ん で し た 。 ま た 、 発 生は 五年 間 ( 平成 八 ち正面衝突事 故 による死者数 は 一〇人 でした。整備効 果を確認 に 小 型 車 が セ ン タ ー ライ ンを 越 え て対 向 車 線 に は み 出 し た 所 、 を 設 置 し 、 ラ ンブ ルを 踏 ん だ 車 両 の挙 動 を 観 測 し た 結 果 、 夜 間 した ( 写 真 5)。 そ の結 果 、 開 発 局 施 工 に よ る 一般 国道 に お け る ら、平成 一五年度から正面衝突事故対策とし て積極的 に展開しま 懸 念 さ れ て いた 周 辺 住 民 か ら の騒 音 等 の苦 情 も な か った こ と か 最 初 の ラ ンブ ル施 工後 、事 故 削 減 効 果 が 確 認 でき た こと 、ま た 、 ラ ンブ ル の効 果 に よ り 、 あ わ て て車 線 に復 帰 す る 状 況 も 記 録 さ す る た め 、 こ の施 工 区 間 ( 約 七 〇 0 m) に 二 台 の ビ デ オ カ メ ラ ド ライ バ ー に警星。す る効 果 を 保 持 す る こと が確 認 さ れま した 。 日 ( 平成= 年 度 道 路 交 通 セ ンサ ス) で し た 。 ま た 、 交 通 事 故 冬期路面 の状況下では、溝 に溜ま った雪 や氷は除排雪と凍結防 止剤散布 により窪 みに貯ま った雪も散逸す るので、冬期路面管理 正 面 衝 突 は 起 き て いま せ ん。 れま し た ( 写 真 3)。 な お 、 こ の箇 所 に ラ ンブ ルを 設 置 し て以 来 、 写真 3 ラ ンブルス トリ ッ プスにより ル上を走行すると車内騒音が大きくなり、車線を逸脱したことを 2 ラン ブルス トリ ッ プスを踏む 一二年 ) で死 者 数 が 一四 人 で、 そ のう ラ ンブ ルを 最 初 に設 置 し た 一般 国 道 五号 八 雲 町 は 、 郊 外 部 で 車がセンタ ランブルの開発導入は、土木研究所寒地土木研究所から技術的 に達 し ま し た ( 図 8 )。 北海道庁施工 の道道 にも採用され、併せた設置延長は約八三 0如 一〇皿と な り 、急 速 に普 及 し ま し た 。ま た 、平 成 一七年 度 か ら は 、 ラ ンブ ル の累 計 整 備 延 長 は 、 平 成 一九 年 三 月末 に三九 路 線 の約 六 (一般国道 2 7 4 号日高町 (平成 1 6 年 1 月 2 0 日)) ︲ ン イ ︲ フ 2 3 燃 惣 リム 2 8 邱 のセ ンタ ー ライ ン上 に ラ ンブ ルを 設 置 し 、各 箇 所 の整 備 前 二年 間 - 験 では 、 一〇 0名 余 の 一般 ド ライ バ ー に ア ンケ ー ト 調査 を 行 った と整備後 二年 間 の正面衝突事故発生状況を比較しました。事故件 北海道 の国道 ・道道 における整備延 長 踏 んだ 経 験 」 があ ると 回答 し て 結 果 、 約 七割 の人 が ラ ンブ ルを 「 数は七三件 から三七件、死者数 は二人人から八人 に減少 し、減少 一六年 に北海道 の 一般国道 六〇ヵ所、延 べ 一〇八蹴 二五人 二七%減少、軽傷者数は 一三七人から七人人四三%減少と 四人%減少)、重傷者数は三四人から 件数 は三 一件 から 一六件 ( お り 、 そ の内 三 七 % の人 は 「居 眠 り を し て いた 」、 「ぼ ん や り と 平 成 一四 図 9)。 果 が確 認 さ れ ま し た ( 率 は そ れ ぞ れ 四九 %と 七 一%と算 出されました。また、冬型事故 254 .9 し て いた」 と 答 え て いま す 。 こ のこと か ら も ラ ンブ ル の普 及 の効 サ ポ ー トを 得 な が ら 進 め てき たも の です が 、 当 研 究 所 が行 った 実 北海道の国道 ・ 道道におけるラ ンブルス トリ ッ プス 図8 平成 1 8 年度 平成 1 7 年度 平成 16 年度 平成 1 5 年度 平成 14 年度 ラン ブルス トリ ッ プス (一般国道 2 3〔号) 写真 5 冬期路面でも音と振動が確認できる 写真 4 刃 4 0 1 " nM = プあ ッが ト︲こ か弱 こ い倦 7 だな% れ l0 % る 鮖 率 少 減 3 蛇 ^ , メ 4 数 件 故 事 型 冬 内 溥 4 5 14 3 1 7 数 飴数 数 者 者 者 傷 傷 死 重 軽 4 3 事 鳧鵺 胸 数 件 故 事 突 衝 面 正 事! 物 ラ 一般 ドライバーにおけるラ ン ブルス トリ ッ プスを踏ん だ経験 図9 50 % 40 % 整備前後の正面衝突事故発生状況 表2 20 ,9 % (19 ) 興味があったので踏んでみた ラ スリ Q ランブルストリップスを踏んだ時の状況 (複数回答) Q → l37% (34人) 諜 全 て の項 目 に お いて減 少 し ま した ( 表 2、 図 ゆ)。 道 路 構 造 が ラ ンブ ル の効 果 に与 え る影 響 を 調 べると 、 縦 断勾配が四%未満 の区間 で大 き く 減 少 し て いま す が 、 縦 断 初 信 橋 、 * 霧 怯 少 し て いま せ ん。 ま た 、 曲 線 勾配が四%以上 ではあまり減 半径が二人o m未満 の区間 で は 、 あ ま り 減 少 し て いま せ ん が、曲線半径 が二八 0 m以上 の区 間 では大 き く 減 少 し て い ます ( 図 =)。 こ のよう に山 間 部 の峠 にお け る ラ ンブ ル スト リ ップ ス の整 備 は 、 正 面 衝 突 事 故 を 減 少 さ せ るも の の、 そ の効果は小さくなると言えま す。 つま り 、 峠 部 や曲 線 部 にお いては 、 ラ ンブ ル設 置 の効 果 が低 減 す る こと か ら 、 現 地 の 道路状況 に適した正面衝突防 止策 のさらなる検討が必要と 言えます。 0 ㈱3 凧倫卸 0 2 0 1 整2 前間 備年 0 前間 0 ! ハ ト 後間 0 2 正面衝突事故死者数 卸 0 4 正面衝突事故件数 事前事後の正面衝突事故発生状況 図 10 )) ^ U 5 圏圏 = ︺ 、 ノ^ 牛I6 前後 0 5 ^ U 4 0 4 ︹ U 2 満 鮴 n︺ 饗 蔓濃 蹴 0 2 ぬ 曲線半径280 m 以上 艦 糒 ︹ U l ^ U 3 0 3 0 断 1 4 2 正面衝突事故件数 図圏 棚卸 正面衝突事故件数 事前事後の正面衝突事故発生状況 四 おわりに ラ ンブ ルは 、 従 来 の正 面 衝 突 事 故 対 策 に比 べ、安 価 で、 設 置 、 施 工 、維 持 管 理 上 の制 約 が少 な い工法 です 。 特 に バイ ク に対 す る 安 全 性 は 、 セ ンタ ー ポ ー ル や チ ャ ッタ ー バ ー に比 べ、 格 段 にす ぐ れ て いま す 。 ま た 連 続 し て、 長 い区 間 に施 工 でき る の で、 結 果 的 に事故防止効果 にも優れ、費用便益も高 い対策と言えます。これ ら か ら セ ンタ ー タイ プ のラ ンブ ルは 、 正 面 衝 突 事 故 対 策 と し て高 い有効性が期待 できます。特 に北海道 のような積雪寒冷地域 にお い て は 、 分 離 帯 、 セ ン タ ー ポ ー ル 、 チ ャ ッタ ー バ ー の よ う に 冬 期 間 の除 雪作 業 にお け る道 路 管 理 上 の支 障 物 と な ら な い の で、 ラ ン ブ ルは、積雪寒冷地域 の正面衝突事故対策としてはきわめ て有用 であ ると 考 え ら れ ま す 。 また、二車線道路 における正面衝突 や路外逸脱 による重大事故 が 発 生 した 場 合 でも 、 コスト や沿 道 環 境 の制 約 から 、 従 来 手 法 で は 、積 極 的 な 対 策 が と れ な い場 合 が多 か った の です が 、 ラ ンブ ル が有効な対策と し て期待 されます。 一方 で、峠部 や曲線部 にお いては 、 ラ ンブ ル設 置 の効 果 が低 減 す る こと か ら 、 今 後 は 現 地 の 道路状況 に適したきめ の細か い正面衝突防止策 の検討と、そ の施 工を 行 って いく 考え です 。 ラ ンブ ル スト リ ップ ス の詳 し い情 報 は 、 道 路 管 理 者 の現 場 担 当 者 への情 報 ︽ 参考︾ 提 供 のた め に新 技 術 情 報 提 供 シ ス テム ( N E T I S) や ラ ンブ ル スト リ ップ ス B 斂oを \ 耳言""""9・ のホ ー ム ペー ジ ( 日日ひげ" を 参 照 し て 下 さ い。 ホ ー ム ペ O ージ か ら は 、 ラ ンブ ル スト リ ップ スに対 す る正 し い理解 と 適 切 な 運 用を 目 的 と し た ラ ンブ ル スト リ ップ ス整 備 ガ イ ド ライ ン ( 案 ) も ダ ウ ン ロード 出 来 ま す 。 た い」 と いう 思 いか ら 、 地 域 住 民 等 の方 々 の中 に新 た な 動 き が そ のよ う な 中 で、 「 自 分 た ち のま ち は 、 自 分 た ち でき れ いに し i地域協働 の視点 からj 広島県 の道路管理 に ついて 一 はじめ に 広島県は、南を多島美豊かな瀬戸内海、北は緑豊かな中国山地 に囲ま れ 、 夏 は 海 水 浴 、冬 は スキ ーも 楽 し め ると と も に、 西 には 日本三景 で世界遺産 に登録されている宮島、東 には放浪記 の舞台 とな った尾道市などがあり、自然環境と名所 ・旧跡が豊富な地域 です ( 写真 ー5 4)。 県 内 に は 、 県 が管 理 す る道 路 が 、 約 四 、二 〇 〇 懸あ り 、 名 所 旧跡等ど んなと ころにも気軽 に訪問 できるよう、縦横 に道路 のネ ット ワ ー クが 整 備 さ れ てき て いま す 。 このよう に道路が着実 に整備され、道路から の景観も楽しめる よう にな ってき て いる反 面 、 空 き 缶 、 ペ ット ボ ト ル及 び煙 草 の吸 殻 な ど の道 路 へのポ イ捨 て、道 路 脇 への大 型 ご み の不法 投 棄 な ど 、 心 な い 一部 の人 たち に よ って、 道 路 の景 観 や機 能 が損 な わ れ 、 残 念 な 寂 し い思 いにな る こと も 現 実 であ り ま す 。 恐羅漢スキー場 写真 2 " / \ \ 、 と、例えばごみ の清掃 や植栽等を自主的 ・自発的 に行うと いう仕 組 み で、新 し い道 路 管 理 の形 態 でも あ り ま す 。 こ の制 度 の発 祥 は 、 米 国 の高 速 道 路 で の取 り 組 み か ら と 言 わ れ ておりますが、現在、日本 でも全国各 地 の自治体等 に広がり、 ア ダプト の対象も道路から河川、海岸、公園など大きく広が ってき て いま す 。 広 島 県 の マイ ロー ド シ ス テ ム では 、 現 在 、 一万 人 を 超 え る方 々 に活 動 を し て いた だ いており ま す が 、 そ の目的 や仕 組 み等 は 次 の マイ ロー ド シ ス テ ム の 目 的 と お り です 。 I こ の シ ス テ ムは 、 アダ プ ト活 動 に よ って、 地域 住 民 の方 々 に道 路 は み ん な の大 切 な 公 共 物 であ ると いう こと や環 境 保 全 への意 識 路 を 美 し く 保 って いく こと で、行 政 と のパ ー ト ナ ー シ ップ の構 築 、 を 高 め て いた だき 、 様 々な 主 体 が協 力 し てま ち の顔 と も 言 え る道 芽生え、それが具体的な仕組みま でに発展した のが、県 の道路版 活 動 団体 」 にな る こと で、社 会 ま た 、 企 業 や団体 にと っては 「 地 域 づ く り や地域 活 性 化 にも つな が って いく 仕 組 み にな りま す 。 平成= 年 の試 行 か ら始 ま って、 本 年 で 一〇年 目を 迎え る こと 貢 献 に強 い関 心 を 持 って いる こと や、実 際 に具 体 的 な 貢 献 活 動 を の ア ダ プ ト 制 度 「マイ ロ ー ド シ ス テ ム 」 で す 。 にな った こ の制 度 も 、今 、 N P O法 人 を 中核 と した 地 域協 働 の視 展 開 す る こと で、道 路 利 用 者 や地 域 住 民 に広 く アピ ー ルす る こと つ い て抑 止 効 果 が期 待 でき ま す 。 動 や表 示 板 を 見 て いた だ く こと によ り 、 道 路 へのポ イ 捨 てな ど に サ ービ スを 受 け ら れ ると いう メリ ット が あ ると と も に、 実 際 の活 さ ら に、 利 用 者 にと っては 、 ご み が な い快 適 な 道 路 環 境 と いう が でき ま す 。 点 か ら新 た な ス テ ップ に移 ろう と し て いま す 。 こ こ では 、 そ の内 容 の 一部 を 紹 介 さ せ て いた だ き ま す 。 二 広島県の道路版アダプト制度 アダ プ ト 制 度 と は 、 アダ プ ト が養 子 縁 組 す る と いう 趣 旨 か ら 、 地 域 住 民 の方 々が 個 人 又 は 団体 等 で、 自 分 た ち の住 ん で いる 地 域 にあ る道 路 な ど の 一定 区 間 を わ が 子 のよ う に面 倒 を 見 て いく こ 2 3 3 要 認定の主体 広島県がアダプト活動に意欲を 持つ個人や団体等を認定 認定の要件 ①団体、 県及び地元市町の三者 で活動に関する契約を締結 ②希望する道路の一定区間 ( l o o m 以上) の清掃や緑化等 ①アダプトサイン (表示板)の設 置 支援の内容 ②活動に伴う傷害 ・損害賠償保 険の加入 ③活動経費の一部 (活動奨励金 の交付) を支援 年 度 概 要 マ イ ロ ー ド シス テ ム を 試 行 的 に 平成 1 1 年度 導入 マイ ロ ー ド シス テ ム を 本 格 的 に 平成 1 2 年度 制度運営開始 活動団体間の連携 ・交流のため 「マイロー ド協議会を設立 (事務 局は当初は県が担当、 平成 1 7 年度からは民間へ引き継ぐ。) 平成 1 3 年度 「広島ラ ブリバー制度 (河川 )」 制度運営開始 平成 1 4 年度 「せとうち海援隊制度 (海)」 (他 局所管) 制度運営開始 マイ ロ ード シ ス テ ム の歩 み ( 表 1) 概 マイ ロ ード シ ステ ム の仕 組 み ( 表 2) 項 目 表- 「N P O 法人ひろしまアダプト」 設立認証 (マイロー ド協議会を 発展的に充実 ・強化) 平成 1 8 年度 ※平成 1 9 年 4 月 6 日に N P O 法人 設立登記 「広島県アダプト制度要会則 制定 (土木局所管のアダプト制度の運 平成 1 9 年度 営等を統合) 「ひろしまアダプト活動支援事業」 平成 2 0 年度 実施 4 ド 団 体 マイ ロー ド シ ス テ ム の手 続 き の流 れ ( 図 1) マ イ □ - 契約書記名押印 申込 中 認定証 契約戸 部送付 契約霞終日送付 契約書記名押印 意 @ @ @ 意貝送付 認定証 蝉勺薹 御送付 契約者 部迭付 契約書 (写し) '構成員名簿送付 ! 拝具庁罐室鉾室町 ! = を誉王室 室 ・ l ※ 申込みは県地域事務所、 市町担当課のどちらにも できます。 図1 、法的 こ才h 」 、 -1. 〔〔^ ^ - ^フ 5 マイ ロード 認定 団 体 の状 況 ( 平 成 二 〇年 四 月 三 0日現在 ) ・団 体 数 ⋮-六五団体 ﹃ NPO法 人 ひろしま アダプ ト」 の設立 ・参加人員 ⋮一0 、一一〇人 ・活動延長 ⋮二 四 四 ・八 蹴 三 アダプト活動団体同士 の連携 や交流は、以前は任意団体 であ る 「マイ ロー ド協 議 会 」 が役 割 を 担 って いま し た が 、 体 で設 立 さ れ ま し た 。 活 動 団体 を 総 合 的 に支援 し て いく こと を 目的 に 「N P O法 人 ひ ろ ① 県内 のアダプト活動 の対象が道路だけ でなく様 々な公共 マイロー ド認定団体の活動 このため、県も地域協働 の活動を、官主導 でなく官民協働 で推 期 待 さ れ ており ま す 。 また、NPO法人には、行政と活動団体と の調整を行う機能も て いま す 。 間 の特 徴 を 生 か し て、 十 分 に対 応 す る こと が でき るも のと 期 待 し も 充実 を 図 る こと と さ れ ており 、 活 動 団 体 か ら の様 々 ニーズ に民 マス コミ関係 者 、 活 動 団体 の代 表 者 な ど で構 成 さ れ 、 さ ら に今 後 N P O法 人 の役 員 は 、 学 識 経 験 、 ま ち づ く り や植 栽 の専 門 家 、 し ま アダプ ト」 が 、昨 年 度 、 協 議 会 を 発 展 ・強 化 さ せ て、 民 間主 な ど か ら 、 活 動 団 体 か ら の要 望 も 踏 ま え て、県 内 全 て の アダプ ト ③ 任意団体 では、活動 の充実 に限界があ ること 広 が ってき て い る こ と ② 認定する機関が県だけ でなく国や市町、公益法人など に 施 設 に拡 大 し てき て いる こと 写真 5 進 し て いき た いと いう 立 場 か ら 、 こ のN P O法 人 が 、 県 内 の アダ プ ト活 動 推 進 の中 核 と な って いく よう 支 援 を 行 って いき た いと 考 え て いま す 。 N P O法 人 の これ ま で の活 動 実 績 と し ては 、 設立 さ れ た ば か り 四日 ⋮ 特定非営利活動法人設立準備委員会開催 容 内 動 活 口] 月 催 開 の ム ラ ー ォ フ 念 記 立 設 日 1 2 月 5 催 開 の ま し ろ ひ m ム ラ ー ォ フ ・ ム ラ グ ロ プ ・ ト プ ダ ア 日 7 1 月 9 ) 託 受 を 等 画 企 ( 催 開 の 市 次 三 ム ラ ー ォ フ 進 推 働 協 域 地 表 発 例 事 の 動 活 で 」 ト ッ ミ サ 南 邑 「 議 会 圏 化 文 川 の 江 月 0 1 0 3 日 月 0 1 7 2 日 l 1 日 0 1 月 ) 託 受 を 等 画 企 ( 催 開 の 市 市 日 廿 ム ラ ー ォ フ 進 推 働 協 域 地 月 日日 0 1 3月 2 l 1 1 展 出 の ス ー ブ R P へ ア ェ フ 設 建 土 国 平成 一九年度 の主な活動実績 ( 表 3) 護機運 の促進等を図るととも に、そ の活動を通し て地域 の活性化 に寄与す ること 3 QJ 表 クQ つn n Q に き叙勲又本手は舟』 " -』 き 一 のた め 、 先 ず 法 人 の活 動 内 容 を 多 く の皆 さ ん に知 って いた だ き た いと いう思 いから、㈲食品容器環境美化団体など様 々な団体と連 携 し て、 フ ォー ラ ムや活 動 報 告 セ ッシ ョ ン の開 催 、各 種 イ ベ ント への参 加 、 さ ら に は機 関誌 の発 行 や ホ ー ム ページ の開 設 な ど が昨 年度 の実績 であります。 そ し て県 では 、 こ のN P O法 人 が 、 企 画 立 案 力 や人 材 力 な ど の 機能強化を図り、官民協働型 の管理 の中核組織とし て発展して い く ことが でき るよう に支援するため、平成 二0年度から協働事業 平成 一九年 平成 一九年 N P O法 人 設 立 の目 的 三 月 二八 日 ⋮ 特定非営利活動法人設立認証通知 四月 六日 ⋮ 法人設立登記 ( 法人成立) 平成 一八年 三 一 月 二七日 “特定非営利活動法人設立認証申請 平成 一八年 三 一 月 NPO法人設立までの経緯 を 開 始 す る こと と しま した 。 2 県内 の道路 ・河川をはじめ、あら ゆる土木公共施設を対象とし た アダプト活動を支援 し、行政と住民 ・民間団体等と の協働によ る公共施設管理 の充実と活用及び環境 の保全並び に公共施設 の愛 設立記念フ ォ ーラム 写真 6 地域協働推進 写真 7 オ ーラム 四 ﹃ 新たな公」 か ら の取組 みを推進 県 では 、平 成 二 〇年 度 か ら 、 N P O法 人 ひ ろ しま アダ プ ト と協 働 で 「ひ ろ しま アダ プ ト活 動 支 援 事 業 」 を 実 施 す る こと にし て い ます。 県 の総合計画 「 元気挑戦プ ラン」 及びそ の実施計画 では、重点 ② 多様な民間主体 の発意 ・活動を積極的 に地域づくりに活 かす取組みを進める ③ 多 様 な 主 体 に よ る地 域 づ く り を 進 め る た め 「新 た な 公 」 を支え る仕組 みを構築す る 活動の拡大 樅 ぶ 倦導き 琢 慶 焚 燐簸灘癈 礎 獲 萩隣 き謙れ 糠 露 き導き※"〆 新し い 「 自 治」 を 築 く プ ログ ラ ム﹄ の中 で、 地 域 協 施策とし て ﹃ ○マイロード認定団体 ○ラブリバー認定団体 働 の仕 組 みづ く り に取 り 組 む こと と し て いま す 。 こ の事 業 は 、 そ こ で掲 げ て いる 「住 民 自 治 組 織 の育 成 への支 援 」、 「 協 働 社 会 実 現 に向 け た パ ー ト ナ ー シ ップ の構 築 」 と いう 行政 (南町) 行政 (広島県) 、 施 策 の 一環 と し て実 施 す るも の であ り ま す 。 ○フォーラムの開催 「 地 域 の課 題 は 地 域 自 ら が考 え 、 決 定 し 、 解 決 す る」 と いう 考 アダプト活動団体 N P O 法人 え 方 に基 づ き 、 N P O法 人 を 中 核 に、 県 ・市 町 と アダ プ ト活 動 団 体 の三者 が 、 地域 協 働 のた め の新 た な パ ート ナ ー シ ップ を 構 築 し て いく と と も に、活 動 団 体 が新 た な公 共 サ ービ ス の担 い手 と な っ ていくよう に、NPO法人 の機能を高 め中間支援的な活動 のより 一層 の充 実 を 図 って いく も の です 。 国土形成計画」 の全国計画と広域地方計画 現在、国を中心 に 「 の策 定 が 進 め ら れ て いま す が 、 今 回 の計 画 で の大 き な 特 徴 は 、 環 持続可能な国土 の維 境保全 や景観形成を施策 の基本方向 で示し、、 持 や管 理 が テー マと し て掲 げ ら れ て いる点 だ と 言 わ れ て いま す 。 ひろしまアダプト活動支援事業イメージ 図2 新 た な 公 」 と いう 表 現 で住 民 や N 中 でも 計 画 の主 体 と し て、 「 P Oを 想 定 し て いる こと であ り ま す 。 新 た な 公 」 の考え 方 に立 って、 例え ば 、 「 ① 多様な主体を活かした マネジ メント の実現 ○活動奨励金の支援 な ど 、 ま だ案 の段 階 では あ り ま す が、 計 画 の中 の文 言 にそ の想 い が表 現 さ れ て いま す 。 こ のた め 、県 でも こ の視 点 に立 って、 将 来 にわ た って貴 重 な 社 会資本 であ る道路 の持続可能な維持管理 の有力な手法 の 一つと し て、 こ のアダプ ト活 動 を 充 実 ・拡 大 す る こと が重 要 と 考 え 、 こ の 事 業 を 実 施 す る こと に しま した ( 図 2)。 酪 . ・※ mハ U /P 円拭 沈降 0 額0 準O 標5 刈型 加 草付 体す費 P託 人 卜 も 団望経 N委 の ン化 動希 動 は 務 人 メ 強 活 ・活 為 務 業 法 ジ 能 も ト て に 螫 事 に 、ネ 機 ※ フし 体 擾 の 人 い マの れ ダ対 団支援 法 行 、 等づ アに るを 支 ○を 材 力 図 ◎ ◎ 麗 跡 彫 活動団体 への奨励金交付事業 ( 業務委託) ( 表 5) ︻ 事業の概要︼ ー 内 容 積 算 等 絲 減 表 2 内 灰 0 邦難を 毀離籍 馳製轢 毀 誹 開淋対 條閃轍 の進 0 連 す法 P N 係有と 関促 機を 関共県 ・報 を 大 情 ム るo % る人 ダ や た が 活 相 フで ト 体 、働 プ 団 め協 鰔 酵 容 積 算 等 アダ プ ト活 動 普 及 フ ォ ー ラ ム開 催 事 業 ( 半額支 援 ) ( 表 6) RU 表 針 りn n Q に "首喀ク〒訪 わ " 十一 五 おわりに ;持続 可能な公共施設 の管理 への新たな 一歩, これま で、 県 の アダ プ ト制 度 に つ いて、 全 国 的 にも 珍 し い活 動 団体を中間支援す ることを目的 に設立されたNPO法人ひろしま アダ プ ト を 中 心 に述 べ てき ま し た 。 最近 のよう に、多く の自治体 で道路 の維持管理 の予算 が削減を や地域 活 性 化 にも つな が って いく も のが あ ると 考 え ま す 。 最 初 は 、 小 さ な アダ プ ト の取 組 みも 、今 では県 内 で 一万 人 の方 にボ ラ ンテ ィ アと し て参 加 し て いた だ け る よう にな り ま し た 。 こ の人 た ち が 地 域 の宝 であ ると 思 いま す 。 「 あ るも のさ が し」 で、 地 域 の貴 重 な 宝 を 探 し発 見 し 、 同 じ 目 線 で 連 携 し て 、 「縦 の社 会 」 で は な く 共 鳴 す る 「横 社 会 」 で 、 「 説得 」 では な く 「 納 得 」 の世 界 で、 自 分 た ち の大 切 な 道 路 を 一 今 回 の新 規事 業 は 、 小 さ な 一歩 か も 知 れま せ ん。 緒 に守 って いく こと が大 事 であ ると 思 いま す 。 も 快 適 に、ま た管 理 者 にお い ても 機 能 を 保 全 し な が ら大 切 にか つ でも 、新 し い発 想 の小 さ な 一歩 が 大 き な 一歩 へ、 そ し てた く さ さ れ て いく 中 で、貴 重 な 社 会 資 本 であ る道 路 を 、 利 用 者 にと って 長 く 維 持管 理 し て いく と いう こと は 、 大 き な 課 題 にな って いま す 。 ん の 一歩 に増 え て いけ ば 、大 切 な 道 路 を 良 好 な 状態 で、次 世 代 へ 動 の充 実 ・拡 大 に、 活 動 し てく だ さ って いる皆 さ んと 一緒 にな っ て、 地道 に粘 り 強 く 取 組 ん で いき た いと 思 いま す 。 だ れも が住 み続 け た い地域 にす るた め 、 これ か らも アダ プ ト活 上 が っ て いく も のと 思 いま す 。 引き渡す ことができ る持続可能な公共施設 の管 理 の仕組 みが出来 し か し 、 こ の課 題 を 行 政 だ け で解 決 し て いく には 限 界 があ ると 考えます。 一方 で、行 政 が業 務 を 、N P O法 人 な ど 民 間 へ外 部 委 託 す ると 、 行政 の負担を軽減す るためだけだろうと誤解をされる場合もあり ま す 。 では ど う す れば ! 早稲 田大 学大学 院教授 の北 川正恭 氏 は、 「 地 方活性 化 の道 は ﹃ 依 存 ﹄ から ﹃ 自 立 ﹄ へ」 と いう 雑 誌 への論 文 の中 で、 「日本 語 に 自 立 ) あ るも のさ が 依 存 ) な いも のね だ り ﹄ か ら ﹃( 直 す と 、 ﹃( し﹄ と いう こと にな る 。 ( 夕 張 市 の例 を あ げ て) 行 政 が 立 ち 位 置 を 変 え 、 市 民化 し、 市 民 と の協 同 コラボ レ ー シ ョ ンを 行 う よう に な ると 、 市 民 と行 政 は 横 の関 係 にな り 、 W I Nー W I N の関 係 と な った こ ( 潮 」 五 月 号 ) と 述 べ て いま す 。 月 刊誌 「 これ か ら は 、 これま で行 政 だ け が行 ってき た 業 務 でも 、 地 域 と いう目線を持ち、地域 の資源や特徴を宝と見 て、地域協働を進め て いく こと で、 より 効 果 的 に業 務 を 行 う こと が でき 、 地 域 づ く り 榊 葵選ぶ Rぶ謹転 榊鬱 笈 ぶ 楚きミ 総き! き 藝奏さ套淺淺 芯 さ 襞 護 諺義 R は ぎ 駆 慶 ぶ いき " ゐさ がぎ誌がきき " "き ざさ黛ど り表 さ ぶき さき ぶ ト 覆さ 二 広島県の橋梁について 実 施 す る こと と し て いる。 ても点検 要領を策定 し ており、今年 度 より本格的 に定期点検を 広 島 県 橋 梁 アセ ット マネ ジ メ ント に ついて 一 はじめに 全 国 的 に ア セ ット マネ ジ メ ント へ の取 組 み は 広 が ってき て い 設 のうち、施設特性 や重要度等を指標とし て、道路施設 では橋梁 平成 一人年 三月 に、広島県公共土木施設維持管 理基本計画を策 定され、維持管 理 の基本的な考え方を取りまとめた。公共土木施 スト の縮 減 や予算 の平 準 化 を 図 って いく 取 組 みを 行 って いる。 ら橋梁を効率的 ・効果的 に管理し、既存施設 の有効利用、総合 コ 行 う た め 、橋 梁 ア セ ット マネ ジ メ ントを 導 入 し 、 長 期 的 な 視 点 か は な いだ ろう か 。 こ こ で広 島 県 にあ る美 し い橋 梁 を 少 し 写 真 で 戸大橋 や尾道水道 に架 か る尾道大橋 は、ご存知 の方も多 いので け ら れ て いる 。 全 国 的 にも 有 名 な のは 、 音 戸 の瀬 戸 に架 か る 音 と いう 吊 橋 や斜 長 橋 、 ア ー チ 橋 及 び ト ラ ス橋 等 、 様 々な 橋 が 架 現在 ⋮広島 県道路 公社管 理) 私も 建 設 に携 わ った安 芸 灘大 橋 ( が多 く 、 様 々な 橋 梁 形 式 の美 し い長 大 橋 が多 数 、 架 か って いる。 瀬戸内 の多 島美 に橋梁 が架 かる景色 はまさ に絶 景 であ る。離島 広 島 県 は 、 温 暖 な 気 候 で海 ・山 ・川 と 自 然 豊 か な 県 であ る 。 と ト ンネ ルを 重 要 施 設 と し て位 置付 け 、 平 成 二 一年 度 か ら ア セ ッ 紹 介 さ せ て いた だ く ( 写 真 15 4)。 る。広島県も、高度成長期 に建設された橋梁が、近 い将来大量更 新時代 の到来が想定されることから、橋梁 の維持管 理を計画的 に ト マネ ジ メ ントを 本 格 運 用 す る予定 と し て いる。 こ れま で のと こ ろ、 橋 梁 に つ いては 、各 種 マ ニ ュア ル の策 定 、 施 設 点 検 の実 施 、 シ ス テ ム の構 築 な ど を 進 め て い る と こ ろ で あ る 。 ト ン ネ ル に つ い り 伽 音戸 大橋 (ランガー橋 橋長 : 7 00 m 写真 4 早瀬大橋 (トラス橋 橋長 : 6 23 m 写真 6 豊島大橋 (仮称) (吊橋 写真 1 安芸灘大橋 (吊橋 写真 3 内海大橋 (ニールセンローゼ橋 橋長 : 8 3 2 m 写真 5 空港大橋 (仮称) 橋長 : 1 ,1 7 5 m ) 廉 写真 2 - 鋤 ′ 藁讓 m 職 橋長 : 9 0 9 m ) (上路式アーチ橋 橋長 : 5 0 0 m ) 纒 さら に、建 設中ま たは計画 中 の長 大 橋 も あ る o 日 本 一の 規模を誇 る アーチ橋 の空港大 R つ 十 戍 勘 椒 勉 、豊島大橋 ( 、 m 仮称) 橋 ( 仮称) 第 二音戸大橋 ( 仮称) ( 写真 5 ; 7 ) な ど だ 。 こ れ ら の長 大橋 が多 いのも広島県 の特徴 で は な か ろう か o こ れ ら の長 大橋 の維持管 理 に ついて、真 剣 に取り組 ん で いかなければ な ら な いと 考 え て いる。 写真 7 第二音戸大橋 (仮称) (完成予想図) (中路式ニールセンローゼ橋 橋長 : 5 0 8 m ) 0 0 0 0 “ ・璃 ノ ノ メ 霧 ⋮ 0 4 1 閲 累 鱒 9 度 年 ・ . ]R r ノ 過 経 上 榔 0 0 1 架 ⋮ 橋 0 8 梁 0 0 積 0 6 数 0 0 広島 県が管 理す る橋梁 は、政令市 であ る広島市 3 )0 (図 1 ・2 )。 組 みが不可欠 であ る ( 図 限 り の コ スト 縮 減 への取 す る経費 に対し、可能な 橋梁 の修繕 ・架替え に要 今後 、増大 が見込まれる る。こ のよう な 背 景 か ら 、 補修を実施す ること にな 先ほどご紹介 した橋梁も 数十年後 には、大規模な 増大する め、急速 に高齢化橋梁が こ の割 合 が 六 0 % を 占 る 。 今 後 二 〇年 後 に は 、 橋 で全 体 の 二 0 %を 占 め 高齢化橋梁は、約七 〇〇 建 設後 五 〇年を経過す る 五 0 0橋 あ り 、こ のう ち 、 譲 分 を 除き 、 現在 約 三 、 管 理分 や市町 への権限委 P R そ 累 図 , , 騙 輌 齢 蜘 国 護 . 即 評 撥 ミ 鰍 拗 建設年度別の橋梁分析 ・橋梁箇所分布 図 1 鰕 競 0 6 1 1921 1927 1932 l937 l942 1947 1952 1957 1962 1967・ T972 f977 1982 f987 f992I 1997 2002 建設後 5 0年以上の橋 室 フ ィ ー ド バ ック み アセ ット マネジ メ ント への取組一 本県 では現在、既存施設 の有効利用 や維持修繕費を含めた総合 コスト の縮 減 及 び施 設 の長 寿命 化 を 図 るた め シ ス テムを 構 築 し て いる。 そ のた め にも 必 要 と な ってく る のは 、 点 検 デ ー タ の蓄 積 と 点 検 能 力 の向 上 であ る。 点 検 は 、 五年 に 一回 のサ イ ク ル で定 期 点 検 を 実 施 す る こと と し てお り 、 平 成 一七年 度 よ り コ ンサ ル タ ント に よ る点 検 を 開 始 し 、 平 成 一九 年 度 末 ま で に約 二 、七 0 0橋 の点 検 が完 了 し て いる。 平 成 一人年 度 よ り 一部 橋 梁 にお いて、 職 員 に よる直営点検も実施し て いる。損傷 の判断 は点検者 が行う ため、 点 検 結 果 に バ ラ つき が生 じ な いよう 技 術 力 の向 上 、維 持 が重 要 で あ る 。 こ の技 術 力 は ア セ ット マネ ジ メ ントを 推 進 し て いく た め に は 、重 要 であ り 、 そ のた め 、点 検 マ ニ ュア ル の周 知 及 び 技 術向 上 に向け、県職員、点検委託 コンサ ルタ ントや市町職員向け に研修 を実施 して いる。定期点検 の結果、損傷が発見された事例を いく つか次 に示 す ( 写 真 8 ・9)。 これら の得られた点検 データをもと に橋梁 の健全 度評価を行 う。本県 では、計画策定 にあたり、広島県橋梁維持管理検討委員 会を設置し、学識経験者 の意見を取り入れながら、健全度 の評価 方法、劣化予測方法さらには、今後 の維持管理 のシナリオ等 に つ いて審 議 し て いた だ いた 。 o 0ぬ 度 要 重 他 の そ 路 道 送 輸 急 緊 次 1 第 橋 海 渡 橋 道 跨 ・ 線 跨 う 、 ︺ プ テ の ん 乙 プ 一 ル グ 作 れ T プ 一 ル グ に︺ プ 一 ル グ プ 灰J プ う り 一 ル 一 ル ハ 乙 プ 他 の そ 一 プ ル グ 一 プ 勿 m梁 5 1橋 が 長 橋 の 上 以 一 しレ ル グ の橋 等 大 橋 長 張 ・ 斜 梁 や橋 橋 殊 吊 特 復 旧 の容 易 さ 4 プ ー ル グ 5 o フ ー ル グ 検 点 期 定 検 点 期 定 検 点 期 定 検 点 期 定 検 点 期 定 検 点 期 定 検 点 期 定 要 要 監 3 プ ー ル グ 検 点 期 定 撤 瑚 監 視 要 、修 脆 防 理討 予管検 寺修施 防理討 予 管検 視 維 補壊 監 視 維補壊 2 プ ー ル グ 離籍 防理討 予管検 鴬 糠 修 轆癇・ 期 後の 事詑 鰯 孵 椴 礬 検に 策要 対必 2 傷す じ がるて き要 綱 必詳 いが 調 め る丸 たあ査 、 臟 詠 が行 じ 、る← o め あ酌 たが獅 い要 鞠 さ必週 小うて 損討 応 月叫 3 」 損 た の緊 傷を応 損察に 経( 観要 過必 視 監 要 認 が 傷 損 、 果 結 。 のい 検な 点れ 期ら 定め 検 点 期 定 容 内 の 定 判 の 分 区 策 対 にU 1 プ ー ル グ 度 全 健 ) 法 手 理 管 持 維 ( 標 目 ・ 準 水 理 管 管理水準に対する健全度区分 表2 橋梁の重要度と復旧の容易さでのグルーピング 表1 広島県 では、小規模 な橋か ら大規模 な橋梁、跨線橋 ・跨 道橋など多様な橋梁を管理し てお り 、 こ れ ら を 一括 し て管 理 す る こと は 効 果 的 でな いた め 特 性 に よ り グ ル ーピ ング を 行 い、 グ ル ー プ 毎 に維 持 管 理 手法を 設定す る こと が合理的 であ る こと か ら 、 グ ル ー プ 毎 に管 理水準 ・目標を 設定す る こと に し た 。 表 1 に示 す よ う に補修時 の施 工性 や社会的影 響等 にも配慮 し て、橋梁 の重 要度と復旧 の容易 さ でグ ルー ピ ン グ を 行 った 。 目標とす る管 理水準 は、予 防維 持管 理、事 後 維 持 管 理、 要 監 視 の三 通 り と し 、 こ れ ら の管 理水準 に対す る健全度区 分 と し て、 健 全 度 「5」 及 び 「4 」 に つ い て は 、 早 急 に 補 修 す る必 要 が な く 、 健 全 度 「3」 及 び 「2」 に つ い て は 補修 の必要性 の可能性 の高 い 損傷 であ るため、予防維持管 理 と し 、健 全 度 「1」 に つ いては 、 緊 急 性 に至 った損 傷 であ る た て いる。 設定 や地域区分 の判定など の妥当性を再検討して いきた いと考え 五 最後に 表 2)。 め 、事 後 維 持 管 理 と し た ( 健全度 の把握及び日常的な維持管理 に関する基本的な方針とと も に、予防的な修繕等 の実施を徹底す ること により、修繕 ・架替 線 や迂回路 の有無 、交通量等を考慮し、優先順位を決定し、予算 個 々 の橋 梁 にお いて の修 繕 計 画 に つ いては 、 グ ル ープ 順 、 バ ス路 る補修 シナリオを設定 し、効率的な年間投資額を算定す る。また、 こ のた め 、 中 長 期 計 画 を 算 定 す る際 、将 来 の コスト が 最 小 と な であり、今後 の進め方 の課題 であると考え る。私自身、公共事業 題 であ り 、 そ の必 要 性 を 住 民等 へ公 表 、 説 明 し て いく こと が重 要 維持管理 には必要 であ ると考え る。また、予算 の確保も重要な課 橋 梁 の異 常 を 発 見 し 、 適 時 ・適 切 な 対 応 を 取 る こと が こ れ か ら の 劣化等 の異常を見 つけ る点検者 の技術力 の向上と点検結果、補修 履歴等 のデータ蓄積 ・活用が重要 であ ると考え る点検を通 し て、 アセ ット マネ ジ メ ント を 実 施 し て いく 上 で必 要 な のは 、 損 傷 ・ と 調整 を 行 いな が ら 、 計 画 を 策 定 す る こと と し た 。 将 来 コスト が の執 行 の 一部 を 担 う 技 術 者 と し て、 引 き 続 き 、 熱 い気 持 ち で取 り え に係 る事業費 の大規模化及び高 コスト化を回避し、予算 の平準 最 小 と な る シナ リ オ が望 ま し いと 考 え る が 、 初 期 の対 策 に多 額 の 組 ん で いき た いと 思う のでご 指 導 願 いた い。 化 、 ライ フサ イ ク ル コスト の縮 減 を 図 る必 要 が あ る 。 費 用 が必 要 と な り 、 想 定 す る予算 を オ ー バ ー し てしま う 。 シ ナ リ オ 優 先 や予 算 優 先 のケ ー ス で の様 々な シ ミ ュレ ー シ ョンを 実 施 し 広島県定期点検要領 参考文献 "広島県橋梁維持管理検討委員会報告書 し た 場合 のケ ー ス にお い て、予 防 保 全 と事 後 保 全 を 比 較 し た 場 合 、 広島県公共土木施設維持管理基本計画 た結果、健全度 「3」 の段階 で対策を実施するが、予算額を優先 今 後 六 〇年 間 で約 三 〇 〇億 円 ( 約 三割 ) の コスト 縮減 が見 込 ま れ る結 果 が得 ら れ た 。こ の検 討 には 、未 点 検 の橋 梁 や建 設 中 の橋 梁 、 また、有料道路事業 で整備した道路 の償還期間が完了 した後 に、 広 島 県 が管 理す る こと にな る橋 梁等 も 含 ま れ て いな いた め 、 精 度 向 上 が 今 後 の 課 題 の ひ と つ で あ る 。 こ の シ ミ ュ レ ー シ ョ ンを も と に橋梁 の長寿命化修繕計画を策定し、今後、計画的 に修繕を実施 し 、 橋 梁 の効 率 的 ・効 果 的 な 安 全 管 理 に努 め た いと 考 え て いる 。 また、県内 の橋梁点検 は約七割程度 であり、引き続き未点検 の橋 梁 の箇所 の点検を行 い、精度を高め、データ蓄積後 に劣化曲線 の 一巡群 の へ写 M真 ガ ー ⋮ 鑄 腰 額 さ ぞ "ぎ 葵き ぬ きさ穏 い き き"さ れぶ蓑 お き き ざ糞 勁麩淺 ゼ ミぶも さき さ ささがきでき ミさぞま き榊 拶 熱 ま" さじ さ ききき さき ゞ≦ き きい 本州四国連絡高速道路㈱ 神戸淡路鳴門自動車道全通 ( 明石海峡大橋) 一〇周年記念事業 に ついて 一 はじめに 四月五日に生まれた地元小学生六名 による開会宣言 ( 写真 1)を 皮切り に、井 戸兵庫県知事 、飯泉徳島県知事、本州四国連絡高速 道路㈱ の伊藤社長 による挨拶 の後、実行委員会代表 に小学生六名 も 加 わ って 、 「く す 玉 本年 四月五日で、明石海峡大橋が開通し て 一〇年 が経過し、神 戸淡路鳴門自動車道は全通 一〇周年を迎えました。これを契機 に、 本州と 四国が直結した意義を再確認す るととも に、本道路 のさら な る利 用 促 進 や本 道 路 の活 用 によ る連 携 ・交 流 を と お し 、 よ り 一 層 の地 域 ・街 づ く り を 図 る こと と し て いま す 。そ のた め に兵 庫 県 、 ≧ 螂 鱸鬱 々さ , 競願 ! し た 。 最 後 は 、 本 四高 、滋 の 「は ば タ ン」、 徳 島 、“キ . 徳島県及び神戸市をはじめ、 一人機関による実行委員会を組織 し て 、 一0周年記念事業を実施し ています ので、そ の状況をご紹介 しま す 。 速 キ ャ ラ ク タ 1 「わ た 四 月 五 日 の 三 時 0 0分 か ら 、 淡 路 サ ービ ス エリ ア下り 線 の明 県 の 「す だ ち 君 」、 明 二 記念事業 オープ ニング セレ モ ニー 石海 峡 大 橋 が望 め る展 望 広 場 にお いて、 記 念 事 業 のオ ープ ニング 石 市 の 「時 のわ ら し 」 る」 と と も に、 兵 庫 県 セ レ モ ニー が 開 催 さ れま し た 。当 日 は晴 天 に恵 ま れ 、 一〇年 前 の 熱迂さきに餓滋叙艘隧讓 ゞ - 銘 , ( 。 、 が 紹 され 会 場を盛 り 介 上げ ま し た o 四 お客様感謝デー n 淡路 SA ( 写真 4) 月 五 日 一三 時 三 〇 分 よ り 実 施 さ れ ま し た 。 サ ービ ス エ ー と し て、 様 々 な イ ベ ン ト が 三 記念 フオー ラム 淡路夢舞台国際袋 載場に リ ア の園 地 を 中 心 に、淡 路 ビ 間 のお客 様 のご愛 顧 に感 謝 し、四月五日をお客様感謝 デ ぉ ぃ て、 記 念 フ ォー ラ ム ー フ の丸 焼 き 試 食 や サ イ コロ “ 瀰 維 持 作 業 車 の展 示 、 地 産 野 が開催 されま したo井 戸 戴 四高速 の伊藤社長 が 「地 写 域ととも に歩 む企業 と し 菜 ・果物など の格安販売など 狂 て」 と 題 し た 報 告 を 行 い、 が 、 ま た 、 オ ープ ニング セ レ 讓 - 皸! 鎚讓溌榊榊 凝議製さ 轢き 朧讓 鞠嬢さ湧 続 い て 、 グ レ ー ト ベ ル ト 橋 の架 橋 地 点 に あ る デ ン マ ー ク ・コ ル ソ モ ニー が行 わ れ た 展 望 広 場 の ー ル 市 の前 市 長 で あ る フ レ ミ ン グ ・エ リ ク セ ン 氏 が 「グ レ ー ト ベ 特 設 ス テー ジ では 、宮 地 真 緒 ゲ ー ム ・ダ ル マ落 と し な ど の ルト橋 を 活 用 し た 地 域 連 携 に つ いて」 と 題 し た 基 調 講 演 を さ れま さ ん の ト ー ク シ ョー や 、 ス ト ‘ 知事 の開会挨 拶 の後 、本 した 。 最 後 には 、 流 通 科 学 大 学 の近 藤 勝 直 先 生 を コー デ ィネ ー タ リ ー ト パ フ ォ ー マー ・マジ シ 観 く ー に本 四高 速 の星 野 副 社 長 も 加 わ って、 「 架 橋 によ る地 域 間 連 携 、 ヤ ン に よ る ス テ } ジ イ ベ ント 榊螂 榊黙 禮 " “蝨 ぬ I 起ば ん 詠 歎 “ 鬘 逆 P 巡 鰡 メ ^ バ “ 犠瀦 褒賞鬘遂 そ し て 地 域 活 性 化 へ」 を テ ー マ に パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン が 行 わ が行ゎれ、ご家族づれを始め ゲ ー ム 、 パ ト カ ー ・白 バ ィ . れ ま し た 。 他 の パ ネ リ ス ト と し て 、 フ レ ミ ン グ ・エ リ ク セ ン 氏 、 多 く のお 客 様 にイ ベ ントを 楽 辻本智子 氏 ( ㈱辻本 智 子環 境 デザ イ ン研究所 代表 )、久 門渡 氏 し ん で いた だき ま した 。 ( ㈱ フ ァー ム代 表 )、 そ し て、 中 田勝 久 氏 ( 淡 路 島 民会 議 会 長 ) が 参 加 さ れま した。 らn ^ 0 に 記念フ ォ ーラム 写真 3 お客様感謝デー 写真 4 表 橋の体験イベント一覧 要 概 施 実 間 期 名 ト ン ベ イ 襖 路 理 管 れソ 主 力 上 を ジ イ" し 力 ン ア 円歩 鳴を 口] 燧 日 蜷 は よ 口] 日N " ク ー ォ ウ 潮 ず う 橋 門 鳴 大 ー ア ツ 検 探 橋 門 鳴 大 目" 日 毯 日 n H ] 働も 餓も 纐 ザ 髭 姉 路 路 淡 橋 大 峡 海 石 明 ら か る。 」登 じへ わ項 あ塔 「の 駅塔 の 主 路歩 道 側 淡を ) 日 ( 日 0 2 、 ) 土 ( 日 9 1 月 4 験 体 頃 塔 側 路 淡 橋 大 峡 海 石 明 公 矢口 淡 て い L を 歩 路 纏れ カ ォ ち 園ウ 公で 齋隊 仕 h H ] 9 1 ワ ! 月 る 渡 てク いイ ハ 歩島 を路 橋 大淡 峡 海峡 石海 明 五 橋 の体 験 イ ベ ント ( 写真 5) 一〇周 年 を 記 念 し て、 明 石 日と も 天 候 に恵 ま れ 、 四 一〇名 の方 に参 加 を いた だき ま した 。 初 日 の第 一班 には 、 結 婚 一〇周 年 を 迎え た 一五組 三 〇名 にご参 加 い た だ き 、 海 抜 三 〇 0 mから の神戸 ・明石や淡路島 の景色を楽 しま れま し た 。 トとして、明石海峡大橋淡路 て いま す 。 そ の 最 初 の イ ベ ン る様 々な イ ベ ント が 企 画 さ れ した ( 写 真 6)。 ま た 、 五月 一九 に発 行 し 、 五月 中旬 には イ ベ ント情 報 ガ イ ド ( 夏 版 )を 発 行 しま 委 員 会 によ り ポ スタ ーと イ ベ ント情 報 ガ イ ド ( 春 版 )を 三月 初 め 一〇周 年 記念 イ ベ ント や地 域 情 報 を 広 く P Rす る た め に、 実 行 穴 情報発信事業 側 塔 頂 ツ ア ー が 、 四 月 一九 、 さ と 情 報 プ ラザ に お い て、 ﹃ わ た ろう 、 せ と う ち ! おかげ様 で 二 一日 に東 京 ・有 楽 町 のふ る 二 〇 日 に実 施 さ れ ま した 。 両 海峡大橋 や大鳴 門橋を使 い、 o 封 表 に示す 一般 の方が参加 でき この他、 昨年も実施している明石海峡大橋海上ウオークの実施が今秋に予定されています。 ※ 0周 年 -﹄キ ャ ン ペー ンを 行 いま す 。 神 戸淡 路 鳴 門自 動 車 道 は全 通 1 七 あわじミ ュージ ックジ ャンボU-2008 ( 写真7) 神 戸淡路鳴門自動車道 が通 っている淡路島 では、淡路島 の3市 や兵庫県淡路県民局そ の他 の関連団体を構成員 に神戸淡路鳴門自 動車道全通 一0周年 記念事業 ・淡路実行委 員会 が設置されま し ど の 一三 バ ン ド が 、 翌 六 日 の 一講 N□環 に は ジ ャズ の 三 一 バ ンド が 、 熱演を繰り広げました。 八 最後に こ のよう に記 念 事 業 は 順 調 に実 施 さ れ てお り 、 これ ま で の兵 庫 今後、半年 の間に、関係機関により様 々な記念事業が予定され 県、徳島県 や神戸市をはじめとす る関係機関 の方 々のご協力 に、 感謝申 し上げます。また、誌面 の都合上、全 ての記念事業を掲載 場 に お い て、 「 あわじ て いま す の で、 関 係 地域 の連 携 ・交 流 が活 発 化 す る よう 、 皆 様 の た 。 こ の実 行 委 員 会 では 、 前 述 の 「 橋 の体 験 イ ベ ント」 のう ち 、 ミ ュー ジ ック ジ ヤ ン ま す ま す のご 支 援 ・ご協 力 を お 願 い致 し ま す 。 な お 、 当 社 ホ ー ム す る こと が でき ず 、 お詫 び 申 し 上 げ ま す 。 ボ リ ー 2 0 0 8」 を g 扇 町5 軒\ U R L = け琶 """"き 8を\ 参考︾神戸淡路鳴門自動車道全通 一〇周年 のイ ベントサイト ︽ お り ま す の で、 イ ベ ント情 報 等 は そ ち ら を ご覧 下 さ い。 ページ内 に神戸淡路鳴門自動車道全通 一〇周年 のサイトを設け て ト リ ー ウ エス タ ンな フ ュー ジ ョ ン、 カ ン せo霧 □" に は ロ ッ ク 、 結 し、 四月 五日 の 力 バ ンドが淡 路 に集 国 ト ップ ク ラ ス の実 で、沿線各 地 から全 大規模な野外音楽祭 チ ュア バ ンド に よ る 中 心 に編 成 す る ア マ 0 8」 は 、 社 会 人 を ク ジ ャ ンボ リ ー 2 0 「あ わ じ ミ ュ ー ジ ッ 開催 しま し た。 淡路島 に係わるイ ベントを実施す るととも に、淡路夢舞台野外劇 \ 人 を ≧ " ︾ あわじミ ュー ジック ジャ ンボリ 写真 7 孤 震 盪 きざきれ ませ 藝多淺災ミド もぎネミ菱鰹 ふさ ぎ ゞ終さ き き ゞさ 欺 き Yむき ▲条℃ } }多◆ き}まき ミもぎ が入 ま きゞき く雲 逕 榊 榊 " 国連 絡高速道路㈱ の伊 藤 社 長 の挨拶 ( 写真 1) か ら始 まり 、岡山県 選出 国 会議 員を代 表 し て江 田五 月参議 院議 長 、香 川県 選 出国会 議員 を代表 し て平 井 たく や国 土交 通 副大臣 から来賓祝 辞を いただき 鐵 薹 本州四国連絡高速道路㈱ 瀬戸大橋脚週二〇周年謳全事業について 一 はじめ に 昭和六三年 四月 一〇日に開通した瀬戸大橋 ( 瀬戸中央自動車道) が 、 こ の春 二 〇周 年 を 迎え ま し た 。 瀬戸大橋開通二〇周年を祝 うために、地元 の岡山県と香 川県は 「 瀬戸大橋開通二0周年記念 事 業 実 行 委 員 会 」 を 立 ち 上げ て、 四月 三 一 日 ( 土 ) に オ ープ ニン 秋 ま で の半 年 を 二 〇周年 記 念 イ ベ ント期 間 と しま した 。 弊 社 も オ ま し た 。 来 賓 紹 介 の後 、 グ イ ベ ント 、 翌 一三 日 ( 日 ) に瀬 戸 大 橋 橋 上 イ ベ ント を 開 催 し 、 ー プ ニ ング 等 の各 種 イ ベ ント を 出 来 る 限 り 共 同 開 催 す る こと と た 。 表 彰 式 で は 、 ミ ス坂 者 の表彰 式 が行 わ れま し 作 品 コ ン ク ー ル」 の受 賞 し て募 集 し ま し た 「文 芸 し 、橋 上 イ ベ ント に つ いては後 援 す る こと と しま し た 。 時 00分 快晴] 香 川県 及び 岡山県 が瀬 戸 大橋 開通 二 〇周年 を記念 = 記念式典等 ( 与島プラザ 正 面 ステ ージ ) [ 四月 三 日 ( 土) 一〇時 00分 二 オープ ニング セレ モ ニー - 記念式典は主催者 の石井岡山県知事、真鍋香川県知事 、本州 四 主催者挨拶 (伊藤本四高速社長) 写真 1 鬘 2 0 歳新成人による共同宣言 フ ー ド コー ト前 ) 倉 敷 小 町 ・ミ ス坂 出 及 び 新 成 人 にも 手 伝 って いた だ き 、 岡 山 県 代表する桜」 が、両県知事 ・両県議会議長 ・本四高速社長 により 植 樹 さ れま し た ( 写 真 3)。 オ ープ ニング イ ベ ン ト 一六時 00分 快晴] 正 面 ステ ージ ) [ 四月 三 日 ( 土) - 一時 二 〇分 第 一会場 ( 与島プ ラザ 三 ー オ ープ ニング イ ベ ント は 、 竜 王 保育 園 ( 倉 敷 市 ) ・ル ンビ ニ幼 六臭 自 営 D 者 暮 宝費.コ ンサ ー ト に移 り 、 瀬 戸大 坂 出 市 ) の園 児 に よ る鼓 笛 隊演 奏 で スタ ート し ま し た 。引 稚園 ( き 続 き 、心 花 橋 開 通 三 0周 年 を 記 念 し て リ リ ー スさ れ た 「 架 け 橋 の向 こう に」 坂出市) ( 鍬お 」 ・「 どり ( 三 豊 市 )」、 岡 や踊り連 ( 岡山市) 」 ン ト の ト リ を つと め る岡山県出身 の中西 圭 三 さ ん の コ ンサ ー ト の出 だ し では 、 沢 西さ ん の 田 さ ん と 中デ ュ エ ット を 聴 く こ 彌 纖藁 癩濃 淺、 褒 進 駐兇を灸 幟 添 ﹀ { し き ん 魔 ト、 な ど が披 露 さ れ ま し た 。 そ の後 、 香 川 県 の郷 土 芸 能 「 塩 飽 お舟 唄 記念植樹 写真 3 記念式典 に引き続き、 場所を移動して記念植樹が行われました。 2 記念植樹 ( 与島プ ラザ 披 」 で フィ ナ ー レを 迎え ま し た 。 行われました主催者 ・来賓代表 ・新成人= 名 によ る 「く す 玉 開 い の言 葉 」 が 読 み上 げ ら れ ま し た ( 写 真 2)。 式 典 は 、引 き 続 き 迎え る岡山県六名 ・香川県 五名 の新成人たち による共同宣言 「 誓 引 き 続 き 、 心 花 の二人 の琴 演 奏 が 流 れ るな か で、今 年 二 〇歳 を 出 と 倉 敷 小 町 にお手 伝 い いただ き 華 を そえ て いた だ き ま し た 。 観 瀰覊夫糟開通2 0 周箪 「 県 木 ア カ マ ツ」 ・香 川 県 「 県 木 オ リ ー ブ」 ・本 四高 速 「日本 を ソ 沢田知可子さん、 中西圭三さんによる デュエッ ト 写真 4 騨讓騨≧美喜嚢艫章三三三宝礬鬮 第 二会 場 (フ ィ ッ シ ャ ー マ ン ズ ・ワ ー フ ) と が 出来 ま し た ( 写 真 4)。 2 四 瀬戸大橋橋上イベント 四月 一三 日 ( [ 日) 九 時 0 0分 一二時 00分 曇] 松 原 美 香 「童 謡 フ ァ ミ リ ー シ ョ ー 」、 ピ エ ロ マ サ ヒ ロ の 「マジ ッ 「 太 鼓 台 競 演 」( 写 真 5)でオ ープ ニングイ ベ ント が スタ ート し て、 出 I C間 ) を 八時 0 0分 ク ・健 康 ジ ョギ ング ・健 康 マラ ソ ンが、 瀬 戸大 橋 ( 児島 IC 大橋 開通 二〇周年記念事 業実行委員会」 主催 によ る健康 ウ ォー 二 〇周 年 記 念 イ ベ ント の目 玉 と し て、 岡山 県 ・香 川 県 の 「 瀬戸 ク バ ル ー ン シ ョ ー 」、 「お し り か じ り 虫 バ ラ エ テ ィ ー シ ョ ー 」 と さ れま し た ( 写 真 6; 8)。 橋 上 イ ベ ント は 、 瀬 戸 大 橋 の上 り 線 第 二会 場 の フ ィ ッシ ャー マ ンズ ・ワ ー フ で は 、 勇 壮 な 坂 出 市 各 二 回ず つ出 演 が あ り ま した 。 特 に、 お しり か じ り 虫 のシ ョーま 健 康 ウ ォ ーク ( 五 細) の条 件 が付 さ れま し た 。 1 五、0六 一人 ( 事前募集 参加料 参加料 二、五 0 0円 ) 三、五 〇 0円 ) ー ス 鷲羽山ト ンネ ル北 口 櫃石島折返し 鷲羽山ト ンネ 参加者数 コ ル北 口 「 八二九人 ( 事前募集 ル北 口 ー ス 鷲羽山ト ンネ ル北口 岩黒島折返し 鷲 羽山ト ンネ 二、0 0 0人 健康ジ ョギ ング ( 八蝿) コ 参加者数 2 五、0 0 0人 片側車線を対面通行とし て実施されましたが、今 回は岡山 ・香川 両県警から絶対安全 の確保と いう観点から通行止めによる実施と -三時 00分ま で通行止めにして開催 坂 子供たち に大好評 で記念 撮影会もありま した。また、瀬戸大橋 ステ ージ 以 外 の 催 しも の ス テ!ジ 以外 では 、第 た。 の記念 飛行 が行 わ れま し ム 「ブ ル ー イ ン パ ル ス 」 物 産展 、瀬 戸大橋 上空 で は航空自 衛 隊 の飛行 チ ー リ ー ブち ゃん)、 両 会 場 で 場 でふわ ふわ ド ー ム ( オ 菓 子 の振 る舞 い)、 第 二会 一会 場 で野点 ( 抹茶と和 3 が 同 会 場 で行 わ れ ま し た 。 0 ×ク イズ ( 賞品付き) を使用し て行われ、下り線は緊急車両用 に確保されました。瀬戸 大橋開通五周年時 の瀬戸大橋橋上ウォークは、 一般通行車両用 に 香川県坂出市の 「太鼓台競演」 写真 5 イに 3 健康 マラ ソン (一五m) 四 、四人 七 人 五、0 0 0円 ) 島折返し 与島 番 の州折返 し 岩里m ( 事前募集 五 、0 O 0人 参加料 ー ス 与島 参加者数 コ 橋 上 イ ベ ント は 、心 配 さ れ た 天気 も 保 ち 、 予 定 ど お り 開催 さ れ ま した 。 マラ ソ ン参 加 中 の六 五歳 の男性 が倒 れ て意 識 を 失 わ れ ま し た が 、 参 加 中 のラ ンナ ー の緊 急 救 護 ・救 急 車 に よ る病 院 への報 ゞ ン 送 で事 な き を 得 ま し た 。 通 行 止 め によ る ト ラブ ル 対 策 に つ い ても 現 場 対 応 、電話対応とも に大き な 混 乱も無 く 、ま た 、イ ベ ント終 了後 の規制機材 等 の撤収も 順調 に行 われ て 、 予 定 ど お り 一三 時 0 0分 には通行止 めを解除 す る こと が 出 来 ま し た 。 五 最後に 瀬 戸大橋 開通 二〇周年 記 念 のオ ー プ ニン グ セ レ モ ニ ー ・オ ー プ ニ ン グ イ ベ ン ト ・橋 上 イ ベ ン ト は 、 岡 山 県 ・香 川 県 を は じめとする関係機関 の協力及び地元 の方 々のご理解 により盛況 の う ち に幕 を 閉 じま し た 。 二 0周年 記念 イ ベ ント は 冒 頭 にも 申 し ま した よう に、 こ れ が始 ま り で秋 ま で続 き ま す 。 これ か ら も 、地 元 の方 々 や瀬 戸 大 橋 を ご 利 用 いた だ く お 客様 に、 心 よ り 喜 ん で いた だ け るイ ベ ント にな るよう に関 係 者 の皆 さ ん に は 、 引 き 続 き 、 ご支 援 ・ご協 力 を お願 い致 しま す 。 ?nnR R "首帷数千両 わ " 十 一 46 健康マラソ ンの参加 ランナー 写真 8 健康マラソン出発式号砲 写真 6 分急 。 あ れ か ら 大 野く ん か ら 連 絡 な いん だ け ど 、 は ぁ・ ( ・ ・ わ か ったわ 。 一緒 に勉 強 しま し ょう ね 、 栗 本 く ん。 さ 聞 いた こ 受 け な け れば いけ な いわ 。今 日 は占 用 制 度 ってどう いう こと な の保全 や道路交通 の確保 のために必要な施設以外 のも のも見か けると思う けど、それらを道路 に設置する場合 には占用許可を 坂上係員 そうね。道路 には、看板 や電柱、電線など、道路構造 き には占用許可が必要なんですよね。 、道 路 上 に看 板 を 置き た いと 栗本係員 間 いた こと は あ るけ ど ・ ・ ・ と はあ るか な 。 っそ く だ け ど 、占 用 ってど う いう こと か は わ か る ? 坂上係員 お 願 いしま す ! 栗本係員 は い-・ が んば り ま す ! 坂 上 さ ん 、 ご指 導 よ ろし く ん に聞 いて、 し っか り 勉 強 し てく れ よ 。 期 待 し てる ぞ。 栗 本 く ん 、分 か ら な いこと があ った ら 私 が 鍛 え 上げ た坂 上 さ 渡邊課長 日 の朝 か ら お疲 れ さ ま 。 道路局路政課道路利用調整室 週囃輌贓制臟⑭濾鮑憧藁について 坂上係員 ど う いう こと か し ら 、ま った く 。 本 局 で の仕 事 が 忙 し いか ら っ て連 絡 す る時 間 く ら いあ る でし ょ。) ( あ っ、 そ う いえ ば ! 。) 課 長 、 大 野 く ん の後 任 の新 人 、 た し か今 日か ら でし た よね ? 渡邊課長 あ あ 、 そう だ 。今 日か ら のはず な んだ が 、 ま だ 来 てな いね 。 駅 か ら こ こま で迷う と こ ろな 道 に 迷 って し ま って 、 新人 お は よう ござ いま す ! 今 日からこちら でお世話 になりま 迷 った “ ( す 栗 本 壮 幸 と い いま す 。 す いま せ ん ! 遅くなりました! 渡邊課長 ・坂上係員 いと 思 う け ど . !。) 渡邊課長 君 が 栗 本 く んだ ね 。 遅 いと 思 ってた んだ が 、道 に迷 っ 坂 上 と い いま す 。 よ ろ しく ね 。 道 に迷 ってた のね 。 初 て た の か い。 こ れ か ら よ ろ し く 。 し っか り が ん ば っ て く れ 。 坂上係員 47 クn n R 六 "首整数千高灯 h " ナ ー のか 勉 強 しま し ょう か 。 そ れ じ ゃあ ま ず 、道 路 の本 来 の目 的 っ て何 か し ら ? そ のと お り ね 。 道 路 法 を さ っそく 開 い てみま し ょう か 。 栗本係員 車 や自転車、歩行者 が自由 に通行す ること、 ですか? 坂上係員 栗本係員 な る ほ ど 、 ぼく た ち が 担 当 す る占 用 と いう のは 、道 路 の特別使用 に関する業務なんですね。 許可に ついて法的な性質を確認し ておこう か。占用許可 の法的 な性質を言うと、占用許可は、道路管 理権 に基づくも ので、使 っか り 固 め て い る ね 。 こ こ で 、 占 用 通 の用 に供 す る道 」 と 書 いてあ る わ ( 資 料 1参 照 )。 道 路 は道 用権 の設 定 行 為 、諸 学 上 では 「 特 許」 と 考 え ら れ て いる んだ 。 坂上係員 そう な の。 渡邊課長 お っ、 基 本 か ら し 路 管 理者 によ って 一般 交 通 の用 に供 さ れ て、 そ の効 果 と し て 一 道 路 法 の第 二条 を 見 て。 第 二条 に は 、 「﹃ 道 路 ﹄ と は 、 一般 交 般 の自 由 な 通 行 が 認 め ら れ る。 これ が 道 路 の本 来 の目 的 で、 こ とだから、それを達成するために道路法第 四条 で基本的 に私権 認 め る んだ 。道 路 の本 来 の目 的 は 「一般 交 通 の用 に供 す る」 こ 栗本係員 「 特許」 ? 渡邊課長 そう 、 通 常 人 が あ ら か じ めも って いな い地位 を 特 別 に れを 一般 使 用 と いう わ 。 栗本係員 な る ほ ど 一般 使 用 です か 。 そ れ じ ゃあ 道 路 の目 的 は そ れ以 外 も あ る ってこと です か ? き に、本来機能を阻害しな い範囲 で、道路を使用す る地位を特 坂上係員 ち ょ っと 違 う わ 。 「目 的 」 では な く て 「機 能 」 と でも 言う べきね。道路 は、最も基本的な交通手段を提供するも のだ から、道路を根幹として生活圏が形成されて、公約又は私的な 別 に認 め る んだ 。 申 請 を 待 ってお こな わ れ るも の の、性 質 と し は 制 限 さ れ て いる け れ ど ( 資 料 2参 照 )、 さ っき 坂 上 さ ん が 言 った と お り 、 そ れ以 外 の目 的 で使 用 さ せ る必 要 があ る。 そ のと 活 動 が 展 開 さ れ るわ よね 。 そう す ると 、 電 気 、 ガ ス、水 道 、 下 ては 許 可権 者 にお いて 一方 的 に行 う 行 政 処 分 な んだ よ 。 原 則 と し ては道 路 管 理 者 に広 い裁 量 が認 め ら れ て いる。 ただ し道 路 管 水道など の公益事業 や、 一般 の営利事業 の活動がここに集中す る のは 当 然 で、 そう な った と き に、 これ ら の事 業 を 行 う のに必 理者 の裁 量 と い っても す べ て道 路 管 理 者 が自 由 に判 断 でき るわ 坂上係員 まず、義務占用物件と呼ばれる電線、水管、ガ ス管等 要な施設を設置す る場所とし て、道路空間を提供 せざ るを得な 路 を 継 続 的 に使 用 す る こと を 特 別使 用 って いう の。 一般 使 用 が の国 民 生 活 の ライ フ ライ ンと し て の性 格 を 持 つ 一部 の公 益 性 の け では な いよね 、 坂 上 さ ん 。 ど んな 場 合 か な 。 本来機能 であ るとすると、特別使用は、道路 の二次的、副次的 高 い物 件 に ついては 、道 路 法 第 三十 六 条 に お いて、 特 例 と し て い のよ 。 こ のよう に道 路 管 理者 以 外 の者 が 工作 物 を 設 置 し て道 機 能 にな るわ 。 そ こ で道 路 管 理 上 重 要 にな る のが 、 一般 使 用 と な ってく る。 こ こ に道 路 占 用 と いう 制 度 が 出 てく るわ け 。 ち な 法定 の要件 に適合しなければ許可を与え てはならな いと いう消 要 件 を 満 た せ ば 許 可 し な く て は な ら な いこ と にな って いま す ( 資 料 3参 照 )。 一方 、 義 務 占 用 物 件 と そ れ 以 外 の物 件 を 含 め 、 特別使用 の調整な の。さらには、特別使用相互 の調整も必要 に み に、道 路 の特 別 使 用 は占 用 に限 ら れ て いるわ 。 極 的 な 拘 束 も 受 け て いま す ( 資 料 4参 照 )。 さ ら に 、 裁 量 権 を 乱 用 す る こと は当 然 でき ま せ ん 。 栗本係員 な る ほ ど 、裁 量 があ るも の の、 そ れ は無 制 限 と いう わ け では な いん です ね 。 占 用 許 可 って何 か 、 基 本 が よ く わ か った 気 が し ま す 。 そ れ に し ても 坂 上 さ ん が いてく れ る のは心 強 いな あ 。 分 か ら な いこと があ った ら 何 でも 聞 く の で、 よ ろしく お願 ( !。 大 野 く ん と 同 じ キ ャ ラ じ ゃ な 調 子 が い いわ ね ・ いしま す 、 坂 上 さ ん。 坂 上係員 い。) も ち ろ ん勉 強 し ても 分 か ら な いこと が あ った ら 教 え ら れ る範 囲 で教え るけ ど 、 あ んま り 当 てにしす ぎ な いで自 分 でも 勉 資料 2 道路法第四条 道路 を 構 成 す る敷 地 、支 壁 そ の他 の物 件 に ついては 、 私権 を行 使 す る こと が でき な い。但 し 、所有 権 を移転 し、又は抵当権 を 設定 し、 若 しく は移 転す る こと を妨げ な い。 資料 3 道路法第三十六条 水道法 ( 昭和三十 二年法律第百七十七号)、工業用水道事業法 ( 昭和 三十 三年 法 律第 八十 四号 )、 下水 道 法 ( 昭和 三十 三年法 律 第 七 十 九 号 )、 鉄 道事 業 法 ( 昭和 六十 一年 法 律 第 九 十 二号 ) 若 しく は全 国新 幹線 鉄 道 整 備法 ( 昭和 四十 五年 法 律 第 七 十 一号 )、 ガ ス事 業 法 ( 昭 二十 九年 法 律 第 五十 一号 )、 電気事 業 法 ( 昭和 三十 九年法 律 第 百 ガ ス事 業 法 第 二条 第 一項 に規定 す る 一般 ガ ス事 業 又 は 同条 第 ス管 ( の用 に供す るも のに限 る。)、 下水道 管 、公 衆 の用 に供 す る鉄道 、 ガ ( こ の号 終 わ り ) 強 し てね 。 教え る か教 え な いか は 、 私 の裁 量 しだ いよ 。 資料l 昭和 五十 九年法 律 第 八十 六号 ) の規 七 十 号 ) 又は 電気 通信 事 業法 ( 道 路」 と は 、 一般 交 通 の用 に供 す る道 で次 条 こ の法律 にお いて 「 三項 に規定 す る簡 易 ガ ス事 業 の用 に供 す るも のに限 る。) 又 は電柱 、 定に基づき、水管 ( 水道事業水道用水供給事業又は工業用水道事業 各 号 に揚 げ るも のを い い、ト ンネ ル、橋 、渡 船 施 設、道 路 用 エレ ベ 電線 若 しく は公衆 電話 所 ( これ ら のう ち 、電 気事 業 法 に基 づく も の 道路法第二条 ー ター等 道路 と 一体 と な ってそ の効 用を 全 う す る施 設 又 は 工作 物 及 す るも のに、電気 通信事 業 法 に基づ く も のにあ っては 同法 第 百 二十 八号 に規定 す る特 定 規模 電 気事 業 者 を 除く 。) が そ の事 業 の用 に供 にあ っては同法 第 二条 第 一項 第 十号 に規定 す る電 気事 業 者 ( 同項第 略) ( び道 路 の附属 物 で当 該道 路 に附 属 し て設 け ら れ て いるも のを含 むも 5 のと す る 。 2 第 三十 二条 第 一項 又 は第 三項 の規 定 によ る許 可を受 け よう と す る場 通信事 業 の用 に供す るも のに限 る。)を 道 路 に設 け よう と す る者 は、 部 分 で国 土交 通省令 で定 め る交 通 の用 に供 す るも のに附 属 す る道 専 用道 路 の連結路 附属 地 ( これ ら の道路 のう ち 、 これら の道 路 と 設 のう ち 、高 速 自 動 車 国道 又は第 四十 八条 の四 に規定 す る自 動車 前 条第 一項第 五号 から第 七号ま でに掲 げ る工作 物 、物件 又 は施 合 にお いては、 これ ら の工事 を実 施 しよう とす る 日 の 一月前ま でに、 あ ら か じ め当 該 工事 の計 画 書 を道 路管 理者 に提 出 し ておかな け れば 路 の区 域 内 の土 地 を いう 。 以 下 こ の号 にお いて同 じ 。) に設 け ら 一 な ら な い。 た だ し 、災 害 によ る復 旧 工事 そ の他 緊 急 を 要す る工事 又 れ る これ ら の道 路 の通行者 の利 便 の増進 に資 す る施 設 で、当 該 連 条第 一項に規定する認定電気通信事業者が同項に規定する認定電気 は 政令 で定 め る軽易 な 工事 を 行う 必 要 が生 じた 場 合 にお いては、 こ 結 路 附 属 地 を そ の合 理的 な利 用 の観 点 から継 続 し て使 用す る にふ 当 該 道 路 以 外 の交 通 の用 に供 す る通路 そ の他 の施 設と を 連 結 す る の限 り で な い。 二 前 条 第 一項第 一号 、第 四号 又 は第 七号 に掲 げ る 工作 物 、物 件 又 さわ し いと 認 めら れ るも の によ る 工事 を含 む 。) のた め の道 路 の占 用 の許 可 の申 請 があ った 場 は施 設 のう ち、並 木 、街灯 そ の他 道 路 ( 高 速自 動車 国道 及 び第 四 道 路管 理者 は 、前 項 の計 画書 に基 づ く 工事 ( 前 項 ただ し書 の規定 合 にお いて、当 該申 請 に係 る道 路 の占 用 が第 三十 三条第 一項 の規 定 十 八条 の四 に規定 す る自 動車 専 用道 路を 除く 。 以 下 こ の号 にお い ハ ノ ム に基 づく 政令 で定 め る基 準 に適 合 す ると き は 、第 三十 二条第 一項 又 て同 じ。) の管 理 上 当 該 道 路 の区 域 内 に設 け る こと が必 要 なも の 省令 で定 め る者 が設 け るも の の営 利 を 目的 と しな い法 人 又は これ に準 ず るも のと し て国 土交 通 る活動を行うことを目的とする特定非営利活動促進法 ( 平成十年 法律第七号)第二条第二項 に規定する特定非営利活動法人その他 と し て政令 で定 め る 工作物 又 は施 設 で、道 路 交 通 環境 の向 上を 図 は第 三項 の規定 によ る許 可を与え な け れば な らな い。 資料 4 道路法第三十三条 道 路 管 理者 は 、道 路 の占 用 が前 条 第 一項各 号 の いず れか に該 当 す るも のであ って道 路 の敷 地 外 に余 地 がな いため にやむを 得 な いも の であり 、 か つ、 同条 第 二項 第 二号 か ら第 七号 ま でに掲げ る事 項 に つ いて政令 で定 め る基 準 に適 合す る場合 に限り 、 同条 第 一項 又 は第 三 次 に掲 げ る 工作 物 又 は施 設 で前 項 の規定 に基 づ く 政令 で定 め る基 項 の許 可を与え る こと が でき る。 2 準 に適 合 す るも の のた め の道 路 の占 用 に ついては 、 同項 の規定 にか かわ らず 、前 条第 一項 又 は第 三項 の許 可を与え る こと が でき る。 店舗穆喩補償額 の提不が遅れたことによる 撹害 の有無が争われた事例 敬直 合計六、五九 提示が遅れ、そ のために賃借権補償金相当 の損生星寸 にお いて小 売 店 営 業 を 行 って いた 原 告 が 、被 告 か ら の補 償金 額 の 本件 は、被告 ( A市 )が事業主体 であ る都 市計画事 業 ( 以下 「 本件都市計画事業」と いう。 ) の事業対象地域内 にある賃貸店舗 一 事案の概要 道路局道路交通管理課 青 柳 ー都市計画事業における店舗移転補償に係る損害賠償請求事件ー ︹一審 判 決︺平成 一七年九月 一五日 京都地裁 請求棄却 ( 原告控訴) 控訴審判決︺平成 一八年 二月 九日 大阪高裁 請求棄却 ︹ ( 原告上告) ︹ 上告審決定︺平成 一人年六月三 〇日 最 高 裁 上告棄却 ( 確定) 一万 三 、四九 二円 の損 害 を 被 った と し て、 被 告 に対 し 、 不法 行 為 本件 は、都市計画事業 により移転 の対象とな った店舗 の経営者 が、移転補償料を得 る目的 で赤字 の店舗を経営 し続けた結果、都 求 を 全 て棄 却 し た の で、 これを 不 服 と し て原告 が控 訴 す ると と も 五分 の割 合 によ る 遅 延 損 害 金 の支 払 いを 求 め た と こ ろ、 一審 が請 に よ る損 害 賠 償 請 求 権 に基 づ き 、 上 記 損 害 の内 金 二、0 0 0万 円 市計画事業者から移転補償額 の提示が遅れたこと等 により損害を に、控訴審 で請求金額を 八五四万八八七円 ( 内訳は後記 のとおり) はじめ に 被 った と し て、 損 害 賠 償 を 請 求 し た事 案 であ る。 判 決 では 、 用 地 に縮 減 し た事 案 であ る。 及び これに対する平成 一五年六月 一日から支払済ま で民法所定年 交渉 の当事者とし て信義則 に基づき、誠実 に交渉す る注意義務 の 存在を示唆す るなど、用地補償事務 における参考 にな るも のと考 え、確定 した控訴審判決を紹介す る次第 である。 57 2 0 0 8 .5 道路行商ヤミ十 一 ー 前提となる事実 ( 争 いがな いか、証拠及び弁論 の全趣旨 によ って容 易 に 認 め ら れ る事 実 ) ① 本件都市計画事業 エ 事業の現状 本件都市計 言画事業 にかかる用地取得対象件数 は四七件 で あ り 、 平 成 一六年 三 月末 現在 でそ の内 二 六件 が完 了 し て い る。 本件都市計画事業 の完成予定時期は、事業化当初は平成 目的 K本線 Y駅周辺は、踏切 の影響等 により交通渋滞 が著し 一七年 度 末 と さ れ て いた が 、 地 上 踏 切 か ら 東 側 の用 地 取 得 ア く 、 特 に競 馬 開 催 日 に は飽 和 状 態 に達 し て いる こと か ら 、 を経営して いたが、本件建物 の敷地 の 一部が本件都市計画事 いう 。) の 一階 部 分 を 賃 料 月 額 一八 万 円 で賃 借 し 、 衣 料 品 店 本件建物」と 原告は、株式会社 Mが所有す る建物 ( 以下 「 事 業 説 明 、 K への指導 事 務等 を 担 当 し て いる。 権利者調査、用地測量、物件調査、補償金 の算定、補償金 の額 の提示、買収交渉、補償交渉等を Kに委託 し、被告は 被告は、 Kと の 「 用地取得事 務 の委 託 に関す る協定書」 に基づき 、 本件都市計画事業 にかかる用地取得事務 のうち、 オ 被告と Kと の委託関係 る。 時 期 は当 初 の予 定 よ り 数 年 の遅 れ と な る見 込 みと な って い が 難航 し 、当 初 計 画 か ら か な り 遅 れ て いる こと か ら 、 完 成 施 行 主 体 と な って行 う 、 K本 線 Y駅 を 中 心 と し た約 一 ・五 本件都市計画事業は、被告 が事業主体となり、Kが鉄道 イ 概要 と す る。 設 の整備を行 い、交通渋滞 の緩和と地域住民 の利便を図る ととも に、Y地域 の交通拠点 の形成を推進す ることを目的 央競馬会 の三者が協力し て、同駅を含めた鉄道 の高架化 や 緩衝側道を整備し、併せ て被告単独 で駅前広場等 の都市施 被 告 、 K鉄 道 株 式 会 社 ( 以 下 「K」 と いう 。) 及 び 日 本 中 ② 等を図るため部分的 に側道を整備す るK本線 Y駅付近立体 業 の事 業 対象 地 であ った か ら 、本 件 建 物 は 、用 地 買 収 に よ り 、 如間 の鉄道を高架化す るととも に、高架化 による環境保全 交差化事業及びそ の関連事業とし てA市単独 で行う街路事 業 により新 Y駅 の西側に駅前広場を整備す る事業 の二 つか R ? 簡 耐 慣 れ 移 転 が 必 要 と な る物 件 であ った o 会 社 D及 び E が賃 借 し て いた o な お ・本 件 建 物 -階 は ・ 原牛鼠 外 にも ・ 有 限会 社 C・ 有 限 ら な り 、 両事 業 を 併 せ て 「K本 線 Y駅 周 辺 整 備 事 業 」 と い ハノ。 ウ 事業 の経緯 社 M の代 表 取 締 役 M 2 の夫 は M 1 の子 であ る M 3 であ る が 、 2 5 認 本件都市計画事業 に ついては、平成 = 年八月に都市計 画決定が行われ、同年 一二月 にB府知事 から事業認可を得 Kと の買 収 交 渉 にあ た っては 、 M 3が M 1及 び株 式 会 社 M の また・本件建物 の敷地 の土地所有者は M1であり、株式会 て、 本 格 的 な事 業 化 に入 った 。 交 渉 窓 口と な って いた 。 、 “′ ′ Kと原告と の交渉等 の経過 の概要 平 成 一二年 二月 二 二 日 、 A市 によ って、 「Y駅 周 辺 整 備 ア 平成= 年 一二月 二〇日に本件都市計画事業 の起 工式が 平成 三 一 行われ、 年から被告 の用地買収作業 が開始された。 イ 事業 にかかる建物調査 ・準備事業説明会」が開催 され、地 権者、店舗関係者 に対し て買収 の協力 の要請がされた。 ウ 平成 三 一 年三月 二 一日に初め て原告 に対し営業調査がな された。 エ K の担 当 者 は 、 平 成 三 一 年 八月 には じ め て、 原告 か ら K 平成 三 年 一〇月 二 五 日、原 告 は 、K の担 当 者 に対 し て、 員 であ る Tと の交 渉 が さ れ てき た 。 う 。) を そ の事 務 所 に訪 問 し 、 以 後 、 同 弁 護 士 、 原 告 の役 と の交渉 の委任を受けた弁護士 U ( 以下 「 U弁護士」と い オ 原 告 の希 望 す る補 償 金 の額 と し て五、九 六九 万 三 、四九 二円 を 提 示 し たo 上記補償金 の積算内訳 のうち の主要なも のは、四年間 の 売上減少 によ る営業損害額が約三、七 〇〇万円、新店舗開 の 当 者 に対 し て、 早 く 補 償 金 の額 の提 示 を し て欲 し いと 求 め 原 告 は 、 質 料 の支 払 いが 困 難 な 状 態 と な った こと か ら 、 続 し て いた 。 るととも に、補償金 の支払を受ける資格を保持 しておく意 図 の下に、同店舗 の賃貸借契約を維持し て、そ の営業を継 キ 原告 は 、 平 成 一四年 一二月 末 、 店 舗 を 閉鎖 した 。 K の担 当 者 は 、 平 成 一五年 二月 二 一日 、 原 告 に対 し 、 一 す る旨 通知 し た が 、 同 社 は こ れ に応 じ な か った 。 株式会社 Mに対し、平成 一四年 二月 二五日付内容証明郵便 により、平成 一四年三月分以降 の賃料を月額六万円 に減額 ク ケ 六二万八八七円 の補償金 の額を初め て提示した。 上記補償金 の積算内訳 のうち の主要なも のは、借家人補 原告 は 、 平 成 一五年 二月 、 株 式 会 社 M に対 し て、 契 約 書 償金 が約八〇万円、営業休止補償金が約四二万円、建物等 移転料が約 二五万円、移転雑費が約 一四万円 であ る。 コ による三 ヵ月後 の平成 一五年 五月末 日をも って賃貸借契約 解 除 の通 知 を し た 。 被告 における都市計画事業 の用地取得事務 の概要 に ついて づ いて移転等 にかかる補償金 の算定を行う。 イ 土地 の買収 により建物を賃借し ていた借家人 の賃借 の継 ア 土地 の買収 により建物 や動産 の移転等 が必要となる場合 には、所有者 の協力を得 て物件調査を行 い、調査結果 に基 力 本件建物周辺 では買収作業が始ま ってからは店舗 の閉鎖 続が困難となる場合 には、他 の建物を賃借す る のに通常必 設工事費が約 八三八万円、移転費用が約 四五〇万円、五年 間 の賃料差額補償金 が三九 〇万円、廃業損害額が三 〇〇万 が 進 み 、従 来 の商 店 街 は そ の姿 を 失 い、 買 い物 客 も 見 ら れ 円等 であ る。 な く な ってし ま った 。 そ のた め、 平 成 一三年 こ ろ には 原 告 ウ 要とな る費用を算定す る。 建物等 の移転 により営業を休まざ るを得な い場合 には、 の本 件 建 物 で の営 業 は赤 字 の状 態 と な り 、 原 告 は 、 K の担 53 クn n R 6 も首摺ク〒商 わ " ナ ー に行 う こと と し て いる ( 同時 契 約 の原 則 )。 し た が って、 関 係 権 利 者 が いる場 合 の交 大 渉 の順 序 に つい 事業主 に営業資料 の提出を求め、この資料 に基づ いて営業 の 一時 休 止等 に よ って生 じ る営 業 上 の損 失 に対 す る補 償 金 争点及び当事者の主張 約締結時 に借家権を有し ていなければならな い。 ク 借家人が、上記補償金 の支払を受けるには、当該補償契 る。 2関係権利者と の ては、① 土地所有者から接触す ること、② 交 渉 は 、 土 地所 有 者 の了 解 を 得 た後 に行 う こと 、 と し て い 2 の算定を行う。 エ 上 記 アか ら ウま で の補 償 金 の算 定 は 、 「公 共 用 地 の取 得 に伴う損失補償基準要綱」 ( 昭和三七年 六月 二九 日閣議決 定)に基づ いて定められた被告 の損失補償基準 に基づ いて、 補 償 金 の算 定 にあ た っては 、 土 地 の価 格 の比 準 の方 針 、 は受 託 者 であ る Kが行 う こと と さ れ て いた 。)。 被告建設局用地室が行う ( 但し、本件都市計画事業 の場合 オ 被告 の原告 に対す る損害賠償責任 ( 不法行為責任) の ア 被告 の注意義務 の有無 ① 昭和五八年 五月七日訓令甲 ため、 A市用地事務取扱規程 ( 第 一一号)第九条 による調書を被告理財局財務部財産監理 ( 原告 の主張) 建物 の移転方法 そ の他補償 に関する事項 に ついて協議する 課 に提 出 し 、 そ の審 査 を 受 け る 。 収 又 は 収 用 さ れ る こと が 明 ら か であ り 、 こ のよう な事 実 上 っても 、 買 収 す る側 の被 告 は 買 収 さ れ る相 手 方 に対 し 、 誠 原告 の賃借権 は本件都市計画事業 によ って必ず被告 に買 有無 ( 争点 1) 同課 の審査を経 て、被告建設局用地室 で補償金 の額を確 定し、 土地所有者及び関係権利者 に補償金 の額を提示し て、 但し、本件都市計画事業 の 買収交渉及び補償交渉を行う ( 場合は、補償金 の額 の提示と買収交渉、補償交渉は Kが行 実か つ迅速な手続 で処理し、相手方 に対し て不当な損害を 否 認 な いし争 う 。 ( 被告の主張) 発生させな いよう にす る信義則上 の注意義務 がある。 拘束された関係 にお いては、任意買収等 の契約締結前 であ う こ と と さ れ て いた 。)。 なお、事業認可によ って事業対象地を土地収用法 に基づ いて強制収容することが可能とな る ( 都市計画法第六九条) が、通常は任意買収 による用地取得を進め、事業 の最終段 イ 被告 の上記注意義務違反 の有無 被告 は、平成 三 一 年 八月末 日には原告 に対す る補償金 の 階 で収 容 を 検 討 す る こと と し て いる。 キ 借地人、借家人等 の関係権利者が いる場合、買収す る用 地 の更地 の状態 での引渡しを実現するため、土地所有者と 額 の提 示 が 可 能 であ った にも か か わ ら ず 、 補 償 金 の額 の提 ( 原告 の主張) の売買契約と関係権利者と の補償契約とは原則として同時 ② 示が遅れること により原告は意味 のな い営業を続け て支払 賃料相当 の損害 が発生し、ひ いては店舗を閉鎖しなければ 領 す る こと が でき な く な った 。 そ のた め 、 原 告 は賃 借 権 補 原 告 が 、 赤 字 であ る にも か か わ ら ず 賃 料 を 支 払 って いた 日をも って賃貸借契約を解除した ので、賃借権補償金を受 な ら な い状態 に陥 るお そ れ があ る こと を 知 り 、 又 は知 り 得 償金 ± 仝 万八八七円相当 の損害を被 ったo た にも か か わ らず 、 提 示 の日を 引き 延 ば し 、 平 成 一五年 二 月 二 一日ま で補 償 金 の額 を 提 示 しな か った 。 原告は支払 った賃料 に ついて店舗 の使用と いう対価を得 そ の余 は否 認 す る。 翳 第 僻 " ナ 舛 満 蹄 原告が上記賃料合計 五九 四万円を支払 った ことは不知、 ( 被告の主張) てそ の内 金 五九 二万 円 を 損 害 と し て請 求 す る。 五九 四 万 円 ) を 支 払 わざ るを 得 な か った の で、 本 件 に お い を受ける のに必要な賃借権を維持す るために、平成 一二年 九月分から平成 一五年 五月分ま で、上記店舗 の賃料 容口計 日ま で提 示 し な か った た め 、 原 告 は 、賃 借 権 補 償 金 の支 払 こと が 可 能 であ った にも か か わ ら ず 、 平 成 一五年 二月 二 一 被告は、平成 一二年 八月末日には補償金 の額を提示する ( 原告の主張) イ 賃料相当 の損害 た こ と に つ い て 、 被 告 に 責 任 は な い。 除 した の であ る か ら 、 原告 が 上 記 補 償 額 を 取 得 でき な か っ 原告は、被告が提示した前記補償額が低額 にすぎ るとし て、補償契約 の締結を拒否す るととも に、賃貸借契約を解 解 除 し た こと は 不 知 、 そ の余 は 否 認 す る 。 店舗を閉鎖し、平成 五 年 五月末 日をも って賃貸借契約を ( 被告の主張) し た が って、被 告 は 上 記 注意 義 務 に違 反 し た と いえ る。 が 、賃 料 の支 払 いが 困 難 にな り 、 平 成 一四年 一二月 末 日 に ( 被告の主張) 被告が平成 一五年 二月 二 一日ま で補償金 の額を提示しな か った こと は認 め 、 そ の余 は否 認 す る。 土地所有権者と の売買契約と関係権利者と の補償契約と は、原則とし て同時 に行うと の同時契約 の原則及び原告 の 補償金 の算定 に必要な資料 の提出遅延を考慮すれば、平成 一二年 八月 末 日 に は 補 償 金 の額 の提 示 が 可能 であ った と は いえ ず 、 ま た 、 平 成 一五年 二月 二 一日 に補 償 金 の額 を 提 示 し た こと を も って提 示 が 遅 延 し た と は いえ な い。 し た が って、 被 告 に上 記 注 意 義 務 の違 反 は な い。 因果関係 の有無 ( 争点 2) 原告 の被 った損害 の有無 ・金額及び ア 賃借権補償金相当 の損害 ( 原告 の主張) 被告は、平成 一二年八月末 日には補償金 の額を提示す る こと が 可 能 であ った にも か か わ らず 、 平 成 一五年 二月 二 一 日ま で提 示 しな か った た め 、 原告 は、 赤 字 であ る にも か か わ ら ず賃 料 を 支 払 って いた が 、 賃 料 の支 払 いが 困 難 と な り 、 平成 一四年 三 一 月末日に店舗を閉鎖し、平成 一五年 五月末 ており 、 損 害 は 発 生 し てな い。 また、赤字 でありながら賃料を支払 い続けるのは原告 の 選 択 であ る。 本件都市計画事業 の事業対象地とな って いた (一 ー ーー②) か ら 、 同 敷 地 の全 部 又 は当 該 一部 が 買 収 対 象 であ った こと は 明 ら か であ る。 こと が 可能 であ った にも か かわ ら ず 、 平 成 一五年 二月 二 一 被告は、平成 一二年 八月末 日には補償金 の額を提示す る る か 、あ る いは 退 去 す る か は賃 借 人 の自 由 であ り 、賃 借 し ら れ て いる場 合 は 収 用 裁 決 のあ るま で)、賃 貸 借 を 継 続 す 収 用法 に よ る収 用 手 続 はと ら れ て いな いが 、収 用 手 続 が と ︹ X ︺ 5 の ナ 6 5 群 禰 憾 し か し 、買 収 対 象 の土 地 上 にあ る建 物 の賃 借 人 にお いて、 日ま で提 示 し な か った た め 、 原告 は 、 こ の間 、 店 舗 を い つ て いる建 物 の敷 地 が 買 収 の対 象 にな った こと によ って、 将 本件都市計画事業 の場合、土地 補償契約が成立するま で ( ま で維持す るか不安定な状態 におかれ、また、結果的 に無 来、敷地が収用されると、同土地上 の建物 の賃借人が賃借 ウ 慰謝料 ( 原告) 駄 な 賃 料 の支 払 いを 続 け さ せ ら れ 、 精 神 的 苦 痛 を 被 った 。 権 を 失 う こと にな るも の の、 そ れま で の間 に つ いて、 賃 借 すなわち 、本件 のよう な都市計画事業 が行わ れる場合 は いえ な い。 て、原告と被告と の間 に事実上拘束された関係が生じたと よ って何 も 拘 束 さ れ ては いな い。 した が って、本 件 にお い 人が、当該賃借権 の処分等 に関し て、本件都市計画事業 に そ の慰 謝 料 と し ては 一〇 〇万 円 を 下ら な い。 ( 被告) 否 認 す る。 当裁判所も、原告 の本件請求を棄却す べきも のと判断す る。 二 争点に対する判断 1 大規模商業施設 の進出等 のよう な民間事業者 によ る開発 ( 境が変化し始め、商店等 の営業成績 が悪化する場合もあり 事 業 が行 わ れ る場 合 でも 同様 であ る。)、事 業 の進 捗 に伴 っ て、 同事 業 の対 象 地 一帯 に様 々な影 響 が 生 じ て、商 業 的 環 こ の点 に つ いて、 原 告 は 、 前 提 と し て、 本 件 都 市 計 画事 民 間事 得 る こと であ るo こ のこと を前 提 と し て・ 補 償 金 ( 被告 の注意義務 の有無 争 点 1 に つ いて そ の理 由 は 、 以 下 のと おり であ る。 2 ① 業 が 認 可 さ れ た こと によ って、事 業 主 体 であ る被 告 と 、 同 ア 事業が収用対象として いる土地を敷地とす る建物 の賃借人 であ る原 告 と は 、 事 実 上拘 束 さ れ た 関 係 にあ ると す る の で、 賃 借 し て営 業 し て いる者 にお いて、自 己 責 任 に基 づき 、 経 業者 による開発事業 の場合 の立退料 に相当す るo )を得 る ま で賃 料を支払 っても賃 貸借を継続 した方 が有 利 であ る か、退去した方が有利 であるかは、買収対象地上 の建物を 検 討 す る。 原告 の主張するよう に、本件建物 の存す る敷地 の 一部は ② 営 上 の判 断 によ って決 す べき こと であ り 、 そ の者 と 事 業 者 額 の提 示 が 可 能 と な るお お よ そ の時 期 を 示 し た こと 、 し か り 、 そ の際 、 K担 当 者 ら か ら 、 数 回 にわ た って、 補 償 金 の 期 間 を 要 し た と は いえ る。 果的 に、原告 に対す る補償金 の額 の提示ま でには相当 の長 し、 そ の時 期 が次 々と 先 に変 更 さ れ た こと が 認 め ら れ 、結 と の間 に事 実 上 拘 束 さ れた 関 係 が あ ると は いえ な い。 したが って、原告と被告と の間に事実上拘束された関係 があ ることを前提とす る原告 の主張は失当 であ る。 イ し か し 、 本 件 にお いては 、 被 告 の担 当 者 又 は被 告 か ら 買 収交渉、補償交渉及び補償金 の額 の提示 の事務を受託し て ウ しかし、K担当者らが示した時期は、①原告が補償金 の 額 の算定 に必要な資料を提出すること及び②本件建物 の敷 地 の所有者 であ るM1及び本件建物 の所有者 である株式会 いた K の担 当 者 ( 以 下 「K担 当 者 ら」 と いう 。) は 、 平 成 三 一 年 八 月 以 降 、 T、 U弁 護 士 と の間 で、 原 告 に対 す る補 社M ( 双 方 の交 渉 窓 口は M 3) と の交 渉 が 順 調 に進 む こと を 前 提 と し て いた こと は 容 易 に認 め ら れ る。 償 金 の額 が い っ提 示 さ れ るか に つ いて の交 渉 を 行 ってき た こと が 認 め ら れ る。 金 の額 の提 示 が平 成 三 一 年 八 月 末 日 には 可 能 であ り 、 そ の し た が って、 上 記 ① 、② と の関 係 で、 原 告 に対 す る補 償 し て、信義則上、誠実 に交渉する注意義務 ( 以下 「 本件注 提示 の時期 が不当 に引き延ばされたと いえ るかどう か検討 し た が って、 原告 と 被 告 は 、 こ のよう な 交 渉 の当事 者 と 意 義 務 」 と いう 。) はあ った と いえ る 。 そ し て、 K担 当 者 上記①と の関係 す る必 要 があ る。 の 原告 に対す る補償金 の算定 のためには、 確定申告書写、 貸借対照表、損益計算書等 の資料が必要 である (一 ーー ら にお いて、原告 に対する補償金 の額 の提示を不当 に引き 延ばすようなことがあ った場合 には、原告 の地位を不安定 にし、不測 の損害を及ぼすおそれがあ るから、本件注意義 務 に違 反す ると いえ る 。 ー ④ ウ 、書 証 ) が 、 平 成 一二年 三 月 二 一日 に行 わ れた K こ の点 に つ いて、 原 告 は 、 平 成 一二年 八 月 末 日 に は 原 告 被告 の本件注意義務違反 の有無 ア 担当者ら による原告 への営業調査 の際 の資料提出要請 に 対し、原告からは同年 八月末 日ま では資料が全く提出さ 一日及 び 同 月 一三 日 に順 次 提 出 さ れ 、 最終 的 にす べ て の に対す る補償金 の額 の提示が可能 であ るにもかかわらず、 被 告 は 、 そ の提 示 の日を 引 き 延 ば し 、 平 成 一五年 二月 二 一 日ま で提 示 し な か った と 主 張 す る の で、 検 討 す る。 ーー -- ③ エ、 書 証 、 及 び T の証 言 に よ れば 、 平 成 一二 資 料 が 提 出 さ れ た のは 平 成 一四年 一〇月 一七 日 であ る 一三年 六 月 二 五 日 、 同年 一〇月 三 日、 平 成 一四年 六 月 一 れ てお ら ず 、 K担 当 者 ら の再 三 の提 出依 頼 により 、 平 成 年 八月 こ ろか ら 、 T、 U弁 護 士 と K担 当 者 ら と の間 で、 補 。 ( 書証) イ 償 金 の額 の提 示 の時 期 に つい て交 渉 が 繰 り 返 さ れ てき てお 57 ク0 0 8 6 道絡行商わきナー う に確定された補償金 の額を Kが提示し、補償交渉をす 用 地 室 で補 償 金 の額 を 確 定 し (-- 1- ④ オ )、 こ のよ (一ー ーー ④ オ ) か ら 、 同 課 の審 査 を 経 て、 被 告 建 設 局 財局財務部財産監理課 の審査を受けることとされ ている 証 人 ) の であ る が 、 補 償 金 の算 定 に当 た っては 、 被 告 理 協力を得 て補償金を算定す る (-- 1ー ① オ 、 同 ④ エ、 そ し て、 これ ら の資 料 を も と に Kが コンサ ルタ ント の 書 証 )。 年 一二月 一六 日 に了 解 が得 ら れ た も のであ る ( 償 金 の額 を 提 示 す る こと を な か な か 了解 せず 、 平 成 一四 そし て、本件 の場合、土地所有者及び建物所有者 の交 渉窓 口であるM3は原告ら本件建物 の賃借人 に対し て補 め ら れ る 釜曰 証 )。 交 渉 の当 初 か ら 、 T、 U弁 護 士 に説 明 し て いた こと が認 こ のよう な交 渉 手 順 と な る こと に つ いて、K担 当 者 ら は 、 - ④ キ ) が こ のよう な 方 法 が 不 合 理 と は いえ ず 、 ま た 、 ⑨ 以上によれば、平成 三 一 年 八月末 日にはK担当者らが 原告 に対す る補償金 の額を提示す ることが可能 であ った し た が って、 以 上 の補 償 金 の額 の確 定 に要 す る手 続 か ら み て、 原 告 が す べ て の資 料 を 提 出 し てか ら補 償 金 の額 と は いえ な い・ ? え、 K担 当 者 ら が T、 U弁 護 士 に示 し た 補 償 金 の額 が 提 示 さ れ た のが平 成 一五年 二月 二 一日 にな の提示ま でには相当 の期間を要することは容易 に認めら そ し て、 上 記 の諸 手 続 を 経 て、 K担 当 者 ら が 原告 に対 り、結果的 に原告 に対す る補償金 の額 の提示ま でに相当 補償金 の額を提示 でき る時期が先 に延び、原告 に対する し て補 償 金 の額 を 提 示 し た のは 、 平 成 一五年 二月 二 一日 認められ、 K担当者らが原告 に対する補償金 の額 の提示 の長 期 間 を 要 し た のは 、 上 記の 、の の事 情 に よ るも のと 上記②と の関係 (-- 1- ① ケ ) と な った も の であ る 。 れる。 る こと にな る (一ー 1ー ① オ 、 同④ 力 )。 の ま た 、 原告 の資 料 提 出 が完 了 し た のが 平 成 一四年 一〇 な お 、書 証 に を 不当 に引 き 延 ば し た と は認 め ら れ な い ( の売買契約と関係権利者と の補償契約とは原則とし て同 月 一七 日 であ り 、 M 3が 原告 に対 す る補 償 金 の額 の提 示 次 に、被 告 にお いては 、 買 収 す る用 地 に借 地 人 、借 家 時 に行 う こと と し ( な お 、 書 証 によ れば 、 公 共 用 地 買 収 を 了 解 し た のが 同年 一二月 一六 日 であ る こと を 考 慮 す れ よ れば 、 K担 当 者 ら は 、 T、 U弁 護 士 に対 し 、 M 3と の にお い て、 こ のよう に同 時 契 約 を 原 則 と す る こと は 、被 ば 、 平 成 一五年 二月 二 一日 の提 示 が不 当 に遅 れ たも のと 人 等 の関係 権 利 者 が いる場 合 に つ いては 、 買 収 す る用 地 告 独 自 のやり 方 では な く 、 広 く 一般 的 に行 わ れ て いると は いえ な い ( な お 、 提 示 は 平 成 一五年 二月 二 一日 にな っ 交 渉 経 過 に つい ては 説 明 し て いた と 認 め ら れ る 二 。 こ ろ であ ると 認 め ら れ る 。)、 関係 権 利 者 と の交 渉 は 、 土 たが、平成 一六年 三 月 一日付原告準備書面及び書証 に の更地 の状態 での引渡しを実現す るため、土地所有者と 地 所 有 者 の了 解 を 得 た 後 に行 う こと と し て いる (-- 1 2 0 0 8 .5 ・菌略行直ヤミナー 58 3 原 告 が 、 上 記 意 図 で質 料 を 支 払 った こと ( 原告 の自 認 す ると 店 舗 で の営 業 を 継 続 し た こと は 、 前 記 のと お り であ る。 に原告 に対する補償金 の額 の提示をしようとしたが、当 よ れば 、平 成 一五年 一月 一七 日 に K担 当 者 ら が U弁 護 士 日 は Tが 同 席 し て いな か った た め 、 同 弁 護 士 の要 請 で同 こ ろ であ る。) は 、 営 業 成 績 と 賃 料 と の上 下 関 係 と は 別 の事 情 であ る か ら 、 これ によ って上 記 関 係 自 体 が 変 わ る こと には な ら ない ( 営業成績が黒字 の場合を みれば、既払賃料は営業利益 で 年 二 月 二 一日 に な った も の で あ る 。)。 エ 以 上 に よ れば 、 平成 三 一 年 八月 末 日 には K担 当 者 ら が 原 ま か な わ れ る べき も のであ って、 被 告 に転嫁 でき るは ず が な い こと によ って生 じ た損 害 に当 た ると いう こと は でき な い。 以上 によると、原告が主張する賃料 の支払は、上記店舗 の営 業上生じた費用 であ って、被告が本件都市計画事業を遂行 した こ と は 明 ら か で あ る 。)。 告 に対す る補償金 の額を提示す ることが可能 であ ったとは いえな いうえ、K担当者らが原告 に対する補償金 の額 の提 示を不当 に引き延ば したとは認められず、被告 に本件注意 義務違反があるとは いえな い。他 に、被告 の本件注意義務 違 反 を 認 め る に足 り る証 拠 は な い。 以 上 論 じ た と こ ろ に よ れ ば 、 原 告 の請 求 は 、 そ の余 の点 に つ また、原告が主張す る賃借権補償金 の喪失 に ついても、原告 が同補償金 の支払を受けられなくな った のは、原告が提示額 に 不満を持ち、補償金契約をすることなく上記賃貸借契約を解除 いて判 断 す るま でも な く 、 理 由 が な いと いう べき であ る が 、以 下にお いて 「 赤字店舗 の賃料支払及び賃借権補償金 の喪失 に関 し た た め であ る こと は前 記 のと おり であ る。 し た が って、 上 記 棄 却 す べき であ るか ら 、 主 文 のと お り 判 決 す る。 以上 によれば、原判決は相当 であり、本件控訴は理由がなく た が って、 原 告 の上 記 主 張 は 理 由 が な い。 り であ るか ら 、 被 告 が 原告 の財 産 権 を 侵害 し たと は いえ ず 、 し 本件都市計画事業 に関する原告と被告と の関係は、前記 のとお な お 、原 告 は 、被 告 が 原 告 の財 産 権 を 侵 害 し た と 主 張 す る が 、 な った と は いえ な い。 喪失 の理由 は、原告が補償契約を締結しなか ったこと にあ るか ら、被告 の行為 によ って、原告が賃借権補償金を取得 できなく す る原 告 の主 張 に つ いて」 な お 補 足 し て説 明 す る。 商人が、そ の営業 のために使用す る店舗を賃借した場合、そ の賃 料 は 同店 舗 の営 業 利 益 に よ ってま か な わ れ る べき 経 費 であ る。 し た が って、 同 店 舗 の営 業 が 赤 字 状 態 と な った 場 合 でも 、 当 該 商 人 が店 舗 の賃 料 を負 担 す べき であ って、他 人 に、賃 料 の 負 担 を 要 求 でき な いこと は 、 いう ま でも な いと こ ろ であ る。 本 件 にお いて、 原 告 は 、 月 額 一人万 円 の賃 料 で前 記 店 舗 を賃 借して衣料品販売店 の営業を していたと ころ、本件都市計画事 業 の進捗 に伴 って、原告 の店舗周辺 の商業的環境 に影響が生じ て、 そ の営 業 成 績 が悪 化 し、 赤 字 状態 と な った が ( こ のよう な 事 態 を 生 じ た こと に つ いて、 被 告 に責任 があ る こと を 示 す資 料 は な い。)、 原 告 は 被 告 か ら 補 償 金 の支 払 を 受 け る意 図 で、 同 59 クn n R R 道路行商わきナー