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平成23年(2011)年度事業告書 認定特定非営利活動法人猫達の幸せ

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平成23年(2011)年度事業告書 認定特定非営利活動法人猫達の幸せ
平成23年(2011)年度事業告書
認定特定非営利活動法人猫達の幸せを守る会
Ⅰ.総括
当会の前身である世界の猫グッズ博物館開館以来、猫を捨てない、命は大切に、避妊・去勢手術の推進、自宅の
中で猫を飼う等を世の中に呼び掛けて参りましたが、猫の保護数は減っていないどころか、当会はもちろん、仲
間の猫の保護活動家が保護する猫の数は増えているというのが現実です。
地域行政へも避妊・去勢手術代への助成金等について引き続き働きかけをしていますが、前向きな回答は得られ
ておりません。以上の状況から、啓蒙活動の改善を模索すべきと考えています。
当会が活動拠点を置いている地域住民の方々に理解してもらうため、来期は学校や PTA との連携を視野に入れ
ております。幸いにも当会は、千葉県が指定する職業体験所の一つになっているため、子供から大人まで、動物
の保護活動や飼育についての体験をし、命の尊さを知ってもらう機会を設けたいと思っています。
昨年度の活動において特筆すべき点は、
「養い親制度」が発足した事です。当会ではかなり高い確率で子猫を里子
に送り出している一方、成猫、老齢猫については里親が見つからず、当会で余生を過ごす数が増えています。そ
の為、
医療費や特別食の負担が年々重くのしかかっていました。
この状況を打破するきっかけを作ることができ、
より多くの猫を救えるようになったことは非常に意義があります。
また、動物愛護の署名活動についても、ホームページの充実やブログやツイッターなどのネット活用により、広
く呼び掛けが可能となり、前回を上回るペースで集まっています。この点だけをみても、ネットでの発信力がい
かに重要かということを痛感しました。今後は情報発信力の強化にも努めます。
Ⅱ.個別報告
1.動物の愛護と適正な飼養の普及・啓発・推進に関する事業
(1)動物の愛護と適正な飼養の啓発を目的としたホームページの開設・運営
・完全無償ボランティアの協力により、前年度平成23年4月1日に、ホームページをリニューアル。
・当会の理念、活動履歴、里親募集が適切に表示され、新着情報にて里親募集、署名活動への
呼びかけを容易に行えるようになる。
定型フォーマットを作成し、HTML等の特殊なスキルがなくとも、パソコン上での文字入力の
スキルを持つボランティアにより、タイムリーな情報発信可能となる。
・その他、ヤフーブログ上で理事長のエッセイを発信することにより、動物の愛護、適正な飼養に
ついての新たな賛同者を得るに至る。
(2)動物の愛護と適正な飼養の啓発を目的とした講演会の企画・開催
・国内6か所のイベントにて、
「猫ちゃん捨てないで、命は大切に」の啓蒙活動を、一般来場者への
チラシ配布や当会の活動の説明により行う。詳細は、活動実績を参照のこと。
(3)当会への訪問者並びにネットで、動物愛護への署名活動を呼び掛け、行政に対し協力を呼び掛ける。
●平成23年8月~平成24年4月現在
約6,000名
※平成24年12月まで実施予定
2.動物の避妊・去勢についての啓発・推進に関する事業
(1)動物の避妊・去勢についての啓発を目的とした講演会の企画・開催
・国内6か所のイベントにて、動物の避妊・去勢手術の必要性について、一般来場者へのチラシ配布や
当会の活動の説明により行う。
(詳細は活動実績を参照のこと)
・当会で保護した猫の里親様になって下さる方に、猫の避妊・去勢手術の必要性を説明し、生後7か月
前後で手術をすることお約束頂く。
・当会への訪問者並びにネットで、動物愛護への署名活動を呼び掛け、行政に対し避妊・去勢手術
への助成協力を依頼する。※1-(3)と同時進行。
・美術館での猫関連イベントにおいて、当会の猫グッズ販売や、啓蒙活動のチラシを配布、署名活動
へのご協力を頂く。
(松山庭園美術館、ほくさい美術館、那須高原わたくしの美術館)
3.飼育放棄された動物の保護並びに里親及び引き取り先の募集に関する事業
(1)飼育放棄された動物の保護・管理
●平成23年度の猫・犬保護数および譲渡(里子)数
種別
猫
犬
保護数
譲渡数
(里子数)
備考
子猫(生後2日~3ヶ月)
59匹
58匹
1都6県へ。残り1匹は里親を継続募集中
成猫
20匹
0匹
子犬(生後2日~3ヶ月)
0頭
0頭
成犬
2頭
0頭
●当会による避妊・去勢手術実施件数
●平成23年度末現在の猫・犬飼育数
20匹
猫 140匹
犬
14頭
●猫・犬の病院代支払い総額
1,819,905円
(避妊去勢手術、病気怪我治療費、予防接種代、投薬代。スタッフ人件費は含まず)
(2)飼育放棄された動物の為のシェルター運営事業
(a)里親並びに引き取り先が決定しなかった飼育放棄された動物のためのシェルター運営
・当会の猫(犬)保護活動にご理解、ご協力下さる方へ、賛助会員になって頂くようお願いする。
●新規入会者
51名
・里親様が見つからなかった猫(犬)達が、当会を終の棲家として幸せに暮らせるようシェルターを運営。
シェルター維持費用(動物の医療費、人件費、エサ代、病院代、光熱水道費代、飼育雑貨代)捻出の為
「にゃんこ基金」にて500円/口~の募金を広く呼び掛ける。
●にゃんこ基金へのご協力者数(のべ)
694名
●にゃんこ基金の募金総額
6,914,163円
(b)ボランティアの増員
より適切に猫(犬)達を飼養するため、ボランティアの増員を図る。
●平成23年度
有給専従スタッフ
2名(平成22年度 2名)
有給非専従ボランティア 7名(平成22年度 5名)
無給非専従ボランティア 5名(平成22年度 3名)
(c)近年増え続ける老齢猫、罹患猫達の医療費捻出が急務となっていたため、前年度 の平成24年4月に
「養い親制度」をスタート。8月に養い親様を募集する猫の情報カードを館内に掲示し、
特定の猫あるいは当会の全猫へ、月額1,000円の医療費支援のご協力を呼び掛ける。
●平成23年度の養い親様新規お申込み
57名様
※参考 前年度平成23年4月(発足時)の養い親様数
20名様
4.平成23年度イベント活動履歴
月日
活動内容
平成 23 年 5 月
那須高原 私の美術館に猫グッズの販売(常設)及びご来館者様へ当会のパンフレッ
ト配布を委託する。
仙台市の猫保護のNPO法人「おりたてネコものがたり」に、被災地の猫保護活動支
援のため募金(59,800円)を送る。
平成 23 年 6 月
認定法人昇格申請作業を国税局(丸の内)で行う。
平成 23 年 8 月 1 日 国税局より認定NPO法人の許可が下りる。
動物愛護、殺処分ゼロに向けての署名運動開始する。
請願先:環境大臣、全国各都道府県知事
平成 23 年 8 月
仙台市の猫保護のNPO法人「おりたてネコものがたり」がシェルターを設置するた
めの署名活動への協力を行う。
埼玉県ほくさい美術館 ねこ展覧会にて猫グッズを販売、動物愛護のための署名活動、
募金箱設置にご協力頂く。
平成 23 年 4 月に発足した里親が見つからなった猫達の医療費を支援して頂く養い親
制度」のさらなる普及を図るため、養い親さんを募集する猫(犬)の紹介カードを館
内に掲示し、ご来館者様へのご説明を開始する。
平成 23 年 10 月
千葉市民会館で県環境課主催の猫セミナーに出席する。
平成 23 年 12 月
館山市亀屋さん前にて、フリーマーケットに参加。動物愛護のための署名活動、
「猫
ちゃん捨てないで」の啓蒙活動および猫グッズ販売を行う。
平成 24 年 1、2 月
国連大学ファーマーズマーケットにて、動物愛護の署名運動、
「猫ちゃん捨てないで」
の啓蒙活動および猫グッズ販売を行う。
平成 24 年 3 月
高円寺「猫の額」イベントにて、署名活動へのご協力を頂く。
平成 24 年 4 月
富浦 大房岬「NPOフェスタ」で署名運動、
「猫ちゃん捨てないで」の啓蒙活動およ
び猫グッズ販売を行う。
松山庭園美術館「猫ねこ展覧会」に出店。猫グッズ販売、
「猫ちゃん捨てないで」の
啓蒙活動、動物愛護の為の署名活動にご協力頂く。
イオンロックシティーの毎月 11 日の「幸せのイエローレシートキャンペーン」の表
彰式に参加。
以 上
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