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震災等対応雇用支援事業に関するQA (平成 27 年度当初

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震災等対応雇用支援事業に関するQA (平成 27 年度当初
(27.4.1)
震災等対応雇用支援事業に関するQA
(平成 27 年度当初予算)
※
現時点における考え方を示すものであり、今後内容に変更等を生じる場合があります。
【共通】
(事業名称)
1 事業名称を変更した理由如何
⇒ 既存の「震災等緊急雇用対応事業」は平成 26 年度までの時限措置であるが、被災地で
は一定の求人が見られるものの、復興需要等による建設関係や介護等の専門的な分野の
求人が多く、避難されている方々の職種が限られており、また、将来の見通しを立てら
れずに一時的な雇用の場を求める方々も存在する状況である。以上の課題について対応
していく必要があり、事業内容に相応しい名称に改めたところ。
(地域・失業者)
2 対象となる地域及び失業者の範囲如何。
⇒ 平成 27 年度に新規に事業を実施できるのは、岩手県(洋野町、久慈市、野田村、普代
村、田野畑村、岩泉町、宮古市、山田町、大槌町、釜石市、大船渡市及び陸前高田市に
限る。)、宮城県(気仙沼市、南三陸町、石巻市、女川町、東松島市、松島町、利府町、
塩竃市、七ヶ浜町、多賀城市、仙台市(宮城野区、若林区、太白区に限る。)、名取市、
岩沼市、亘理町及び山元町に限る。)、福島県(以下「被災三地域」という。)であり、
対象失業者は、岩手県、宮城県及び福島県内の災害救助法適用地域に所在する事業所を
離職した失業者又は居住していた求職者(以下「被災三県求職者」という。)に限る。
また、青森県及び茨城県内の災害救助法適用地域(以下「被災二県」という。)につい
ては、従前のとおり平成 26 年度末までに開始した事業について、平成 27 年度末まで継
続して事業を実施することが可能である。なお、被災二県での対象失業者は青森県、岩
手県、宮城県、福島県及び茨城県内の災害救助法適用地域に所在する事業所を離職した
失業者又は当該地域に居住していた求職者(以下「新被災求職者」という。)に限る。
(事業対象地域)
3 対象地域を被災三地域とした理由如何
⇒ 既存の「震災等緊急雇用対応事業」は平成 26 年度までの時限措置であるが、未だ仮設
住宅入居者や県外避難者が多く、状況が特に厳しい地域が残存していることに鑑み、被
災三地域のみ特例的に延長したところ。
- 1 -
4
被災三地域以外の地域は、平成 27 年度当初予算からの震災等対応雇用支援事業の対象
とならないのか。
⇒ 対象とならない。
(対象となる失業者)
5 東日本大震災後に、青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、千葉県、新
潟県及び長野県内の災害救助法適用地域(以下「被災地域」という。)外からの I ター
ン、U ターン等により、被災地域に所在する事業所に就職し、その後離職した失業者又
は当該地域に居住していた求職者は震災等対応雇用支援事業の対象失業者に該当する
か。
⇒ 該当しない。なお、震災等対応雇用支援事業は、真に被災者の暮らしの再生につなが
る事業であることが重要である。このような趣旨から、平成 27 年度に開始する事業は
下記に限定することとし、事業の必要性を厳しく精査すること。
①仮設住宅の見守り事業(見守り事業に付帯する草刈りなどの敷地整備等は除く。)(震
災等対応雇用支援事業は、仮設住宅の見守りを目的とする事業ではなく、被災求職者
の一時的雇用の場の確保が目的であることから、実施に当たっては本来趣旨に沿った
運用となるよう留意すること。)
②公務のうち復興の進捗に影響を及ぼすもので継続すべき事業(復興業務外の業務、学
校・県警・図書の管理などの補助業務等は除く。)
③被災三県求職者の次の雇用に結びつく人材育成・能力開発事業
④復興を加速・後押しするもので継続すべき事業(復興業務外の観光PR事業、河川・
町道等の維持管理事業、保育業務補助等復興との直接的関連が薄いものは除く。)
⑤雇い止めに繋がる事業(年度毎で雇用契約が満了するものは除く。)
(対象となる失業者)
6 平成 23 年3月 11 日以降に基金事業を終了した者を、震災等対応雇用支援事業の対象
者とすることは可能か。
⇒ 被災三県求職者であれば可能である。
(対象となる失業者)
7 東日本大震災発生時、被災地域に居住していた未就職卒業者は対象者となり得るか。
⇒ 対象者となり得る。ただし、平成 27 年度に新規雇用されるのは、東日本大震災発生時
に岩手県、宮城県及び福島県内の災害救助法適用地域に居住していた未就職卒業者のみ
である。
- 2 -
(対象となる失業者)
8 被災三県求職者であることの確認方法如何。
⇒ 受託者が本人に、罹災証明書、雇用保険受給資格者証、廃業届、履歴書や職務経歴書
の提示により確認することなどが考えられる。なお、罹災証明書等で確認できない場合
は、採用面接等における本人への質問により確認することなどが考えられるが、証明書
等で後日確認すること。
(対象となる失業者)
9 ハローワークで被災三県求職者であることを条件に求人を出すことは可能か。
⇒ 国の政策の遂行に係るもののため、当該条件を付すことは可能である。ただし、一部
の地域の被災者のみを対象とすることはできない。
なお、当該事業は真に被災者の暮らしの再生につながる事業であることが必要である
ことから、趣旨を記載し、求人を出すことは差し支えない。
(対象となる失業者)
10 平成 27 年度新たに事業を実施する際、過去の交付金を財源として使用する場合に、
当時の運用を適用して、被災求職者や平成 23 年 3 月 11 日以降に離職した失業者を雇
用することは可能か。
⇒ 不可。平成 27 年度新たに事業を実施する際、被災三県求職者が対象となる。ただし、
被災二県、岩手県及び宮城県の内陸部で実施している継続事業について新規雇用者を補
充する場合は、従前の通り新被災求職者が対象となる。
※岩手県及び宮城県の内陸部は以下の市町村を指す。
【岩手県】
盛岡市、花巻市、北上市、遠野市、一関市、二戸市、八幡平市、奥州市、滝沢市、雫石
町、葛巻町、岩手町、紫波町、矢巾町、西和賀町、金ヶ崎町、平泉町、住田町、軽米町、
九戸村、一戸町
【宮城県】
仙台市青葉区、仙台市泉区、白石市、角田市、登米市、栗原市、大崎市、蔵王町、七ヶ
宿町、大河原町、村田町、柴田町、川崎町、丸森町、大和町、大郷町、富谷町、大衡村、
色麻町、加美町、涌谷町、美里町
(新規雇用する労働者)
11 第5の1(2)④イの「委託先事業主がOJTと称して入札等の価格競争で有利な
立場を得るため、この事業を利用することのないよう」とは、どのようなことに留意
すればいいのか。
⇒ 新規雇用する労働者を売上の発生する業務に従事させる場合、当該委託費を受託して
いない事業所と比べ、人件費相当分に係る経費を見込む必要がないため、より安価な取
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引が可能となるものであることから、当該業務に従事させる場合には、必要最小限のも
のとするよう指導に努めることとする。
(雇用期間)
12 契約事務上、年度を跨ぐために年度末でいったん契約が終了する場合、これは更新
1回とカウントされてしまうのか。
⇒ 実態として1人の労働者について連続する一つの就業であるものとみなされる場合
は、契約実務上、年度切替えを行ったとしても、これを更新1回とはカウントしない。
(対象事業)
13 震災等対応雇用支援事業として、地方公共団体の業務量の急激な増加等による事務
補助員等としての臨時職員の雇用を行うことは可能か。
⇒ 復興の進捗に影響を及ぼすもので、事業の趣旨を踏まえた真に必要な事業に限り、業
務量の急激な増加等臨時職員が新たに必要となった場合、被災求職者を臨時職員として
雇用することは可能である。なお、復興業務外の業務及び学校・県警・図書の管理など
の補助業務等については臨時職員を雇用することはできない。
(対象事業)
14 青森県、岩手県、宮城県、福島県及び茨城県内の災害救助法適用地域(以下「新被
災地域」という。)以外で新被災求職者を就労させることは可能か。
⇒ 不可。24 年補正予算成立以降、対象地域を限定してきており、一時的に被災地域外で
就業を要する例外的な場合等を除き、就労場所は被災三地域でなければならない。
ただし、原子力災害の影響により、事業実施主体が避難指示区域から被災三地域外に
移転し、平成 26 年度末までに事業を開始かつ対象労働者を被災三県求職者とする場合
は、継続して実施しても構わない。
(対象事業)
15 被災地域以外の企業が事業を受託することは可能か。
⇒ 可能である。ただし、就労場所は上記14のとおりであることに留意すること。(対
象事業)
16 雇い止めにつながる事業如何。
⇒ 例えば年度途中に事業を開始し、次年度にまたがる計画を予定している場合であって、
便宜上、雇用期間をいったん年度末に終了させるものについて、期間満了としてしまう
のは雇い止めにつながるものと考えられることから、このような場合には「雇い止めに
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つながる事業」として継続して実施しても構わない。
(対象経費)
17 人材育成を実施する委託事業において、当初契約時の研修計画に沿った事業が実施
できない場合の取扱い如何。
⇒ 事前に変更内容に応じた変更計画を提出させるなどすること。なお、委託者である自
治体が、指導等行っても改善されなかった場合や精算時に研修計画に沿った事業の実施
がされなかった場合は、契約解除や事業費の返還もありうる。また、対象経費は、委託
事業の実施に要する分のみであり、受託者は研修実態等を把握できる書類を整備する必
要があり、研修実態が把握できないものは対象経費から除外又は事業費を返還すること
となる。
(対象経費)
18 対象経費の取扱い如何。
⇒ 当該事業に直接必要な経費であること。事業に関係ない経費や公的な資金の用途とし
て不適切と認められる経費は、対象経費として計上できない。例えば、飲食代(講師食
事代含む。)、交際費、加湿器、社宅光熱費、敷金等は対象経費とはならない。また、
通常の研修場所と異なる場所での研修においては、近隣で必要な研修ができない等の理
由による遠隔地での長期研修等により勤務経路が変更となる場合、通勤手当が二重払い
とならないよう確認すること。
(基金の造成)
19 平成 27 年度当初予算として措置する交付金の管理如何。
⇒ 当該交付金は緊急雇用創出事業臨時特例交付金を追加交付したものであるが、東日本
大震災復興特別会計を財源とすることから、平成 23 年度第1次補正予算、平成 23 年度
第3次補正予算及び平成 24 年度第 1 次補正予算交付分で実施する各基金事業との区分
経理を明確にしておくこと。また、緊急雇用創出基金の事業終了後、提出することとな
っている緊急雇用創出事業実績等報告書(様式第6号)は、既存の各基金事業と今般措
置された分は会計が異なるため、区分して記載すること。
(交付金の使途)
20 平成 27 年度当初予算として措置された交付金のうち、震災等対応雇用支援事業に関
するものを用いて地域人づくり事業を実施することができるか。
⇒ 当該交付金は、震災等対応雇用支援事業の実施のために交付するものであるため、当
該事業の実施に活用すること。
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(事業計画書)
21 事業計画書の財源区分の記載について
⇒ 1つの事業において、複数の財源を活用する場合、明確な経理区分の実施を前提とす
ることから、事業計画書は財源区分の番号毎に記載すること。(1つの番号につき1行
とすること)また、被災三地域は継続事業のほか、新規事業を実施する場合があるので、
事業内容欄にカッコ書きで継続又は新規のいずれかを記載すること。
(各種助成金との併給調整)
22 緊急雇用創出事業実施要領第4の 13(1)において、「委託事業を行う事業主に
対する委託費の支給事由(中略)と同一の理由により支給要件を満たすこととなる各
種助成金のうち国が実施するもの(国が他の団体等に委託して実施するものを含む。)
との併給はできない」旨が記載されているが、各種助成金のうち国が実施するものと
は何か。
⇒ 下記の助成金を指す。また、自治体は、委託事業を行う事業主に対して、委託費の支
給事由と同一の事由により支給要件を満たすこととなる下記の助成金等との併給はで
きない点についての注意を促すこととする。
○
○
雇用調整助成金
労働移動支援助成金
-受入れ人材育成支援奨励金
○ 特定求職者雇用開発助成金
- 特定就職困難者雇用開発助成金、高年齢者雇用開発特別奨励金、被災者雇用開
発助成金
○ トライアル雇用奨励金
○ 障害者トライアル雇用奨励金
- 障害者トライアル雇用奨励金、障害者短時間トライアル雇用奨励金
○ 地域雇用開発助成金(※1)
- 地域雇用開発奨励金、地域求職者雇用奨励金、地域再生中小企業創業助成金、
沖縄若年者雇用促進奨励金
○ 通年雇用奨励金
○ 派遣労働者雇用安定化特別奨励金
○ 両立支援助成金
- 事業所内保育施設設置・運営等助成金、ポジティブ・アクション加速化助成金
○ 建設労働者確保育成助成金(雇用管理制度を除く)
○ 職場定着支援助成金
- 個別企業助成コース(※2)
○
キャリアアップ助成金
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-人材育成コース、正規雇用等転換コース(※3)、短時間正社員コース(※4)
○
キャリア形成促進助成金
○
障害者雇用促進助成金
- 障害者初回雇用奨励金(ファースト・ステップ奨励金)、中小企業障害者多数
雇用施設設置等助成金、発達障害者・難治性疾患患者雇用開発助成金、障害者職
場定着支援奨励金、障害者職業能力開発助成金
○ 障害者雇用納付金制度に基づく助成金
- 障害者作業施設設置等助成金、障害者福祉施設設置等助成金、障害者介助等助
成金、職場適応援助者助成金、重度障害者等通勤対策助成金、重度障害者多数雇
用事業所施設設置等助成金、障害者能力開発助成金
○ 介護労働環境向上奨励金(※5)
○ 成長分野等人材育成支援事業
- 成長分野等人材育成支援奨励金、震災関連人材育成支援奨励金
○ 日本再生人材育成支援事業
- 非正規雇用労働者育成支援奨励金、正規雇用労働者育成支援奨励金、海外進出
支援奨励金、被災地復興建設労働者育成支援奨励金、人材育成型労働移動支援奨
励金
○ 若年者人材育成・定着支援奨励金(若者チャレンジ奨励金)
- 訓練奨励金、正社員雇用奨励金
○ 受給資格者創業支援助成金
○ 広域団体認定訓練助成金
○ 認定職業訓練実施奨励金
○ 農漁業者雇用支援事業
○ 業務改善助成金(※6)
○ 企業内人材育成推進助成金
-個別企業助成コース(※7)
※1 当該事業の事業費で整備した施設・設備について助成内容が重複する場合、
併給調整の対象となる。また、地域再生中小企業創業助成金のうち、雇入れに
係る費用の助成と当該事業の人件費が重複する場合、併給調整の対象となる。
※2 導入機を使用するための研修など助成内容が重複する場合がある。
※3 有期雇用から正社員へ転換した際に助成内容が重複する場合がある。
※4 有期雇用から正社員への転換、短時間正社員を新たに雇い入れた場合、助成
内容が重複する場合がある。
※5 導入機を使用するための研修など助成内容が重複する場合がある。
※6 労働能率の増進に繋がる研修など助成内容が重複する場合がある。
※7 導入した教育訓練制度の実施など助成内容が重複する場合がある。
【被災二県、岩手県及び宮城県の内陸部】
(継続事業)
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23 平成 26 年度から継続して実施する場合の事業対象地域の範囲如何。
⇒ 平成 27 年度に実施する事業については平成 26 年度からの継続事業であり、従前のと
おりの取扱いとする。また、退職者の補充についても同様の取扱いとする。
(継続事業)
24 平成 26 年度から実施している事業において平成 28 年度も継続することは可能か。
⇒ 不可。平成 28 年度において実施可能な継続事業は、被災三県求職者を対象とした被災
三地域にて実施する事業に限る。
【被災三地域】
(対象事業)
25 被災三地域において、平成 26 年度まで起業支援型地域雇用創造事業として実施して
いる事業について、事業の一部を見直し、平成 27 年度以降震災等対応雇用支援事業と
して実施することができるか。
⇒ 事業の要件を満たした上で、実施可能であるが、財源の観点から、震災等対応雇用支
援事業への見直しによる実施は控えること。なお、平成 26 年度事業にて雇用していた
者を公募のうえ、平成 27 年度事業において新規に雇用する失業者として取扱い、雇い
入れることも可能とする。
(継続事業)
26 平成 26 年度以前に実施していた基金事業(平成 26 年度からの年度を跨ぐ事業を除
く。)を平成 27 年度に再度実施することは可能か。また可能である場合、対象地域及
び対象失業者の範囲如何。
⇒ 平成 27 年度予算の要件を満たした事業であれば実施可能であるが、被災三地域におけ
る被災三県求職者のための事業に限る。
(継続事業)
27 被災三地域において、平成 26 年度末までに開始し平成 27 年度も継続している事業
の対象失業者の範囲如何。
⇒ 新被災求職者である。ただし、平成 28 年度も事業を継続する場合、当該年度の対象失
業者は、被災三県求職者のみである。なお、平成 28 年度の新規雇用はできない。
(継続事業)
28 上記27の事業で、対象失業者が退職した場合、補充の範囲如何。
⇒ 上記27と同じ取扱いとする。なお、平成 27 年度中に補充した新被災求職者の雇用期
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間は平成 27 年度末までである。
(事業委託の対象者)
29-1 実施要領第5の2の「法人格が形骸化しているなどの法人格が否認される団体」
とはどういう団体か。
⇒ 総会・取締役会の未開催や会社法上の手続無視、財産の混同など法人形式無視の外見
が積み重なっているような法人格が形骸化している団体や、法人格を利用し、ある義務
を免れたり債権者を害そうとしたりするなど、法人格の濫用が認められる団体を指す。
29-2 事前に何を以て同団体だと判断すればいいのか。
⇒ 事前に判断することに限界があることから、実施要領第5の2のただし書きの団体で
はないことを記載した誓約書(事実を偽った場合は委託費の一部又は全部を返還させる
などの条件を付したもの)を公募時に提出を求めるなどの対応が考えられる。
(委託契約等の条件)
30 実施要領第5の3(7)を規定したのは何故か。
⇒ 委託事業において、委託経費の中に受託者の自社製品の調達がある場合、委託事業の
実績額の中に受託者自身の利益等相当分が含まれることは、委託業務の実施に要した経
費に相当する額を精算して支払うという経理処理の性質上、ふさわしくないと考えられ
ることから、新たに規定したものである。
(委託契約等の条件)
31 実施要領第5の3(11)の「委託者は、受託者の事業遂行状況及び委託費の使途・
経理等に問題がないか、定期的に事業場に立ち入るなどして点検・確認する」とはど
のような観点で確認するべきか。
⇒ 事業遂行に問題がないか、経費の使用・委託費の管理に問題はないか、会計帳簿書類
などが明確に記載され、しっかりと受託者自ら管理されているか、賃金未払い・遅延が
生じていないかなどの観点で定期的な点検・確認を行うことで、契約不履行や会計事故、
不適切な執行、書類未整備などの未然防止に努めるものとする。
(委託契約等の条件)
32 親会社等が委託費により収入を得ているとの疑いがある場合の確認方法、また疑い
がない場合でも確認することが必須となるのか。
⇒ 基本的には受託者を介し、確認の協力を求めることとなる。ただし、協力に応じない
場合は、周辺調査(新規雇用する労働者や支払元と疑われる事業所への事情聴取など)
を行い、事実認定を行うことや、個々のケースによって対応が異なることから、当省と
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対応を協議するなどの方法が考えられる。
なお、疑いがない場合は、積極的に確認することは想定していない。
(委託契約等の条件)
33 委託者が受託者(新規雇用する労働者を含む)に対して実施する実施状況調査等を
実施する予定はあるか。
⇒ 平成 27 年度は、現時点では 4 月 3 日付け事務連絡「震災等緊急雇用対応事業の実施
状況調査について」において、調査を依頼し、平成 27 年4月 20 日〔厳守〕を期限とし
て厚生労働大臣への提出を求めたところ。
(財産の取得制限等)
34 実施要領第 15 の2にある「賃貸借物件の法定耐用年数」の考え方如何。
⇒ 賃貸借の期間の設定については、原則として法定耐用年数を踏まえて契約することが
望ましいと考えるが、法人税法上の考え方を踏まえ、賃貸借物件の法定耐用年数が 10
年未満のものは法定耐用年数に 0.7 を乗じた期間(端数切捨)、また 10 年以上のもの
は法定耐用年数に 0.6 を乗じた期間(端数切捨)を賃貸借期間としても差支えないこと。
ただし、貸自動車などあらかじめ貸すことを前提とした物件が法定耐用年数に規定さ
れている場合には、当該法定耐用年数をそのまま用いることとする。
なお、法定耐用年数とは、減価償却資産の耐用年数等に関する省令(昭和 40 年大蔵
省令第 15 号)により定められた耐用年数を用いるものとする。
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