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第 3回「100 年後も生き残ると思う日本企業」
RISMON GROUP NEW INFORMATION ●リスモングループ NEW インフォメーション● 2016 年9月 30 日 リスクモンスター株式会社 第3回「100 年後も生き残ると思う日本企業」調査 上位 4 社は自動車 2 社と鉄道 2 社で昨年と同じ企業に! 与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(以下リスモン、本社:東 京都中央区、http://www.riskmonster.co.jp/)は、第3回「100 年後も生き残ると思う日本企業」調 査結果を発表いたしました。 1.実施概要 ・調査名称 : 第3回「100 年後も生き残ると思う日本企業」調査 ・調査方法 : インターネット調査 ・調査エリア : 全国 ・期間 : 2016 年4月 23 日(土)~2016 年4月 24 日(日) ・調査対象者 : 20~59 歳の有職者男女個人、60~69 歳の男女個人 ・調査対象企業と選定方法 : 年間売上 2,500 億円以上、従業員数 5,000 人以上の 企業 200 社を抽出 ・有効回収数 : 1,000 サンプル 2. 調査結果 [1] 上位4位まで自動車製造業と鉄道業が独占 第3回「100 年後も生き残ると思う日本企業」アンケートのランキング1位は、「トヨタ自動車」(回 答率 36.4%)となりました。次いで「本田技研工業(ホンダ)」が2位(同 14.2%)、「東日本旅客鉄道 (JR 東日本)」が3位(同 13.5%)となり、以下「東海旅客鉄道(JR 東海)」(同 12.4%)、「日清食品」 (同 12.3%)、「日産自動車」(同 11.6%)、「味の素」(同 11.0%)と続きました。(図表A) 業種では、自動車製造業3社(トヨタ自動車、本田技研工業(ホンダ)、日産自動車)、電気機器 製造業4社(パナソニック、日立製作所、ソニー、キヤノン)、飲食料品製造業6社(日清食品、味 の素、キッコーマン、サントリー、キユーピー、明治)など、製造業がトップ 20 のうち 13 社を占めま した。また、製造業以外では、鉄道業の3社(東日本旅客鉄道(JR 東日本)、東海旅客鉄道(JR 東 海)、西日本旅客鉄道(JR 西日本))、運送業2社(ヤマト運輸、全日本空輸(ANA))がランクインし ました。上位4位までに自動車製造業および、鉄道業が独占しており、今後の日本経済を牽引し ていく役割として、期待が寄せられていることが窺える結果となりました。 なお、トップ 100 については図表Bの通りです。 1/7 RISMON GROUP NEW INFORMATION ●リスモングループ NEW インフォメーション● [2] 飲食料品製造業で注目の企業あり 2015 年7月発表の第2回「100 年後も生き残ると思う日本企業」アンケートの結果と比較したとこ ろ、上位4社「トヨタ自動車」と「本田技研工業(ホンダ)」、「東日本旅客鉄道(JR 東日本)」、「東海 旅客鉄道(JR 東海)」に変化はなく、「日清食品」(前回 20 位→今回5位)、「味の素」(前回 11 位→ 今回7位)、「キッコーマン」(前回 18 位→今回9位)など9社が順位を上げた一方で、「パナソニッ ク」(前回5位→今回8位)、「西日本旅客鉄道(JR 西日本)」(前回8位→今回9位)、「日立製作 所」(前回 7 位→今回 12 位)の6社はそれぞれ順位を下げた結果となりました。 「日清食品」(前回 20 位→今回5位)、「キッコーマン」(前回 18 位→今回9位)、「明治」(前回 38 位→今回 19 位)の3社についてはそれぞれ大幅なランクアップとなりました。3社とも飲食料品製 造業であり、食の安全や健康志向への関心が高まっていることが窺えます。なお、2016 年5月に 発表した第4回「世界に誇れる日本企業アンケート」においても「日清食品」は大幅なランクアップ となっており、カップラーメンにより世界市場を開拓した革新性や創造力、定番ヒット商品としての 開発力が評価され、日本国内のみでなく世界で活躍できる企業として、100 年後も生き残れる企 業として期待感が窺える結果と考えられます。(図表C) [3] 純資産の大きい企業でも消費者に縁遠い企業は選出外の結果に 今回のランキング上位 20 社について、創業年数を調査したところ、平均業歴は 87 年となり、全 ての企業が、業歴 60 年を超える老舗企業となりました。長い業歴の中で盤石の事業基盤を築き 上げている企業が、今後も活躍を期待されていることが窺えます。 また、「100 年後も生き残る企業」と判断される一因として、豊富な純資産を有していることが挙 げられることから、ランキング上位 20 社(単体)の純資産額および自己資本比率と、上場会社にお ける純資産額の上位 20 社(連結)を調べ、比較したところ、ランキング上位企業のうち、上場会社 の上位にランクインしたのは4社(トヨタ自動車、日産自動車、キヤノン、ソニー)のみでした。巨大 資本を有し、上場会社の純資産額ランキング上位に位置するメガバンク系グループや保険会社、 証券会社、総合商社においては、商品やサービスの実態が消費者にとって縁遠い点が、評価を 得にくい材料となり、アンケートランキングにおいては、100 位圏内を維持するに留まる要因になっ ているものと考えられます。(図表D) 3.総評 - 資本力や目下の技術力だけの企業では「100 年」は生き残れません 本アンケートで上位 20 社にランクインした企業は、日本を代表する企業であり、そのいずれも が今後 100 年を超えて生存し続けるだけの要素を兼ね備えていることは明らかです。しかし、実際 に現時点で 100 年を超えているのはわずかに5社(サントリー、味の素、日立製作所、TOTO、明 治)だけでした。ちなみに、当社が保有する企業情報データベースにおいても、100 年以上の業歴 を有する企業は、わずか 814 社(0.03%)であり、企業を 100 年以上に渡って存続させていくことが、 いかに難しいことかを物語っています。(図表E) 2/7 RISMON GROUP NEW INFORMATION ●リスモングループ NEW インフォメーション● 近年においても、2015 年9月に創業 82 年の老舗企業で、東証一部上場企業である第一中央汽 船が倒産(民事再生)し、創業 104 年のシャープが外資系企業の資本参加を受け入れなければ経 営を持続できないほど、経営環境の変化の激しい現代において、既に 100 年を超えているこの5 社でさえも、次の 100 年を生き残るためには、資本力や目下の技術力だけでは十分な要素とは言 えないでしょう。 例えば、今回のアンケートで大幅にランクアップした「日清食品」や「キッコーマン」の飲食料品 製造業ように、消費者が食の安全や健康志向への関心を高めている中で、ヒット商品を開発する だけでなく、海外市場を積極的に開拓・育成し、ヒット商品から定番商品に育て上げて、信頼性や 安全性を高めていくための技術開発力こそが、重要な要素なのではないでしょうか。 こうした弛まぬ努力を続ける企業こそが、これからの 100 年間に起こり得る様々な事象に対して、 「自社の技術を活用して柔軟に対応できる企業」や「消費者ニーズを的確に捉え、自ら需要や市 場を創出できる力を持つ企業」として、市場で求められている企業であり、100 年後も生き残る企 業になる資格があるのではないでしょうか。 ※ 本編はダイジェスト版です。詳細な内容は、以下掲載サイトよりご覧いただけます。 ■リスモン調べとは リスモンが独自に調査するレポートのことです。これまでリスモンでは企業活動関連の調査とし て他にも「100 年後も生き残ると思う日本企業調査」「環境への配慮が感じられる企業調査」や「こ の企業に勤める人と結婚したいアンケート調査」などを発表しており、今後も「企業活動」に関する さまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付の更新に役立てていくとともに、情報発信を 行うことで新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでまいります。 掲載サイトはこちら http://www.riskmonster.co.jp/rm-research/ ■リスモンの概要(東京証券取引所第二部上場 証券コード:3768) 2000 年9月設立。同年 12 月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサ ービス、ASP サービス事業を開始しました。以来サービス分野を拡大し、現在は与信管理サービ ス、ビジネスポータルサイト(グループウェアサービス等)および BPO サービスの3つを中核事業と 位置づけ、事業展開しております。 リスモングループ法人会員数は、2016 年6月末時点で 10,487(内、与信管理サービス等 5,267、 ビジネスポータルサイト等 3,096、その他 2,124)となっております。http://www.riskmonster.co.jp/ <本件に関するお問合せ先> リスクモンスター株式会社 カスタマーセンター 広報担当 〒103-0027 東京都中央区日本橋2-16-5 RMGビル TEL:03-6214-0350 e-mail:[email protected] 3/7 RISMON GROUP NEW INFORMATION ●リスモングループ NEW インフォメーション● 図表A 第3回「100 年後も生き残ると思う日本企業」アンケート/ランキングベスト 20 (n=1,000/複数回答) 順位 企業名 都道府県 業種 回答率 1 トヨタ自動車 愛知県 自動車製造業 36.4% 2 本田技研工業(ホンダ) 東京都 自動車製造業 14.2% 3 東日本旅客鉄道(JR東日本) 東京都 鉄道業 13.5% 4 東海旅客鉄道(JR東海) 愛知県 鉄道業 12.4% 5 日清食品 東京都 食料品製造業 12.3% 6 日産自動車 神奈川県 自動車製造業 7 味の素 東京都 食料品製造業 11.0% 8 パナソニック 大阪府 電気機器製造業 10.9% 9 キッコーマン 東京都 食料品製造業 10.7% 9 サントリー 大阪府 飲料品等製造業 10.7% 9 西日本旅客鉄道(JR西日本) 大阪府 鉄道業 10.7% 12 キユーピー 東京都 食料品製造業 9.8% 12 日立製作所 東京都 電気機器製造業 9.8% 14 ソニー 東京都 電気機器製造業 9.7% 15 TOTO 福岡県 衛生陶器・住宅設備製造業 9.6% 16 全日本空輸(ANA) 東京都 航空運輸業 9.5% 17 キヤノン 東京都 業務用機械器具製造業 9.2% 18 ヤマト運輸 東京都 道路貨物運送業 9.1% 19 明治 東京都 食料品製造業 8.9% 20 富士フイルム 東京都 化学工業 8.8% 4/7 11.6% RISMON GROUP NEW INFORMATION ●リスモングループ NEW インフォメーション● 図表B 第3回「100 年後も生き残ると思う日本企業」アンケート/ランキングベスト 100 (n=1,000/複数回答) 順位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 9 9 12 12 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 26 28 28 28 28 28 33 33 35 36 37 38 39 40 41 41 43 43 43 43 47 48 49 49 企業名 トヨタ自動車 本田技研工業(ホンダ) 東日本旅客鉄道(JR東日本) 東海旅客鉄道(JR東海) 日清食品 日産自動車 味の素 パナソニック キッコーマン サントリー 西日本旅客鉄道(JR西日本) キユーピー 日立製作所 ソニー TOTO 全日本空輸(ANA) キヤノン ヤマト運輸 明治 富士フイルム ブリヂストン 日本放送協会(NHK) 日本電信電話(NTT) 資生堂 三菱重工 ヤクルト NTTドコモ アサヒビール キリンビール 三菱商事 セブン-イレブン 帝国ホテル 日本航空(JAL) 三菱東京UFJ銀行 東京電力 伊藤園 三井物産 カルビー 花王 ソフトバンク 武田薬品 ヤマハ 森永乳業 富士通 東京ガス 伊藤忠商事 小松製作所(コマツ) 東レ 山崎製パン グリコ 回答率 36.4 14.2 13.5 12.4 12.3 11.6 11.0 10.9 10.7 10.7 10.7 9.8 9.8 9.7 9.6 9.5 9.2 9.1 8.9 8.8 8.7 8.4 8.3 8.1 8.0 7.7 7.7 7.6 7.6 7.6 7.6 7.6 7.4 7.4 7.2 6.9 6.8 6.7 6.6 6.5 6.4 6.4 6.2 6.2 6.2 6.2 6.1 5.9 5.7 5.7 5/7 順位 49 49 49 49 55 55 55 58 58 60 61 61 63 63 63 66 66 66 69 69 71 71 71 71 75 75 77 77 77 80 80 80 83 84 84 84 87 87 87 87 91 91 91 91 95 96 96 98 98 98 企業名 カゴメ 川崎重工業 ニコン 関西電力 大塚製薬 京セラ 中部電力 三菱電機 日本通運(日通) カシオ計算機 鹿島建設 任天堂 楽天 みずほ銀行 日本生命 大成建設 スズキ 日本郵船 タニタ 住友商事 旭化成 新日鉄住金 日本経済新聞社 オリエンタルランド 佐川急便 三井住友銀行 清水建設 日本電気(NEC) サンリオ ダイキン 大阪ガス ヤフー 東京急行電鉄(東急) IHI セイコーエプソン 日本テレビ 竹中工務店 オリンパス 東芝 デンソー 出光 旭硝子 野村證券 三菱地所 大林組 ワコール クボタ 神戸製鋼 商船三井 ジェイティービー(JTB) 回答率 5.7 5.7 5.7 5.7 5.5 5.5 5.5 5.4 5.4 5.3 5.2 5.2 5.1 5.1 5.1 5.0 5.0 5.0 4.9 4.9 4.8 4.8 4.8 4.8 4.7 4.7 4.6 4.6 4.6 4.5 4.5 4.5 4.4 4.3 4.3 4.3 4.2 4.2 4.2 4.2 4.1 4.1 4.1 4.1 4.0 3.9 3.9 3.8 3.8 3.8 RISMON GROUP NEW INFORMATION ●リスモングループ NEW インフォメーション● 図表C 第3回「100 年後も生き残ると思う日本企業」アンケート/ランキング上位前回比較 今回 順位 前回 順位 変動 企業名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 9 9 12 12 14 15 16 17 18 19 20 1 2 3 4 20 6 11 5 18 15 8 16 7 23 9 18 10 19 38 12 →(0) →(0) →(0) →(0) ↑(15) →(0) ↑(4) ↓(-3) ↑(9) ↑(6) ↓(-1) ↑(4) ↓(-5) ↑(9) ↓(-6) ↑(2) ↓(-7) ↑(1) ↑(19) ↓(-8) トヨタ自動車 本田技研工業(ホンダ) 東日本旅客鉄道(JR東日本) 東海旅客鉄道(JR東海) 日清食品 日産自動車 味の素 パナソニック キッコーマン サントリー 西日本旅客鉄道(JR西日本) キユーピー 日立製作所 ソニー TOTO 全日本空輸(ANA) キヤノン ヤマト運輸 明治 富士フイルム 6/7 今回 回答率 (%) 36.4 14.2 13.5 12.4 12.3 11.6 11.0 10.9 10.7 10.7 10.7 9.8 9.8 9.7 9.6 9.5 9.2 9.1 8.9 8.8 前回 回答率 (%) 42.0 20.4 16.9 16.2 16.0 14.9 13.8 13.4 13.3 12.0 11.9 11.6 11.5 11.3 11.2 11.0 10.9 10.6 10.6 10.4 変動幅 ▲5.6Pt. ▲6.2Pt. ▲3.4Pt. ▲3.8Pt. ▲3.7Pt. ▲3.3Pt. ▲2.8Pt. ▲2.5Pt. ▲2.6Pt. ▲1.3Pt. ▲1.2Pt. ▲1.8Pt. ▲1.7Pt. ▲1.6Pt. ▲1.6Pt. ▲1.5Pt. ▲1.7Pt. ▲1.5Pt. ▲1.7Pt. ▲1.6Pt. RISMON GROUP NEW INFORMATION ●リスモングループ NEW インフォメーション● 図表D 第3回「100 年後も生き残ると思う日本企業」アンケート/上場会社純資産額ランキング上位 20(連結) 順位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 企業名 純資産額 トヨタ自動車(株) (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ 日本郵政(株) (株)ゆうちょ銀行 日本電信電話(株) (株)三井住友フィナンシャルグループ (株)みずほフィナンシャルグループ (株)NTTドコモ 日産自動車(株) 東京海上ホールディングス(株) キヤノン(株) 国際石油開発帝石(株) ソニー(株) 新日鐵住金(株) 第一生命保険(株) 野村ホールディングス(株) 18兆1,000億円 17兆4,000億円 15兆2,000億円 11兆5,082億円 11兆2,000億円 10兆4,000億円 9兆3,500億円 5兆3,400億円 5兆1,400億円 3兆5,100億円 3兆1,800億円 3兆1,800億円 3兆1,200億円 3兆0,100億円 2兆9,300億円 2兆7,400億円 MS&ADインシュアランスグループホールディングス(株) 2兆7,300億円 三井住友トラスト・ホールディングス(株) 2兆7,000億円 (株)セブン&アイ・ホールディングス 2兆5,100億円 オリックス(株) 2兆4,700億円 図表E 第3回「100 年後も生き残ると思う日本企業」/業歴ごと企業件数(2016 年) 業歴 集計不能 1年未満 1年以上3年未満 3年以上5年未満 5年以上10年未満 10年以上20年未満 20年以上50年未満 50年以上70年未満 70年以上100年未満 100年以上 合計 企業数 比率 329,444 94,185 225,927 199,017 470,722 629,086 909,993 207,109 12,368 814 3,078,665 7/7 10.7% 3.1% 7.3% 6.5% 15.3% 20.4% 29.6% 6.7% 0.4% 0.03% 100.0% 自己資本比率 決算期 38.2% 5.8% 5.2% 5.6% 53.2% 5.6% 4.8% 74.0% 29.6% 16.1% 71.8% 72.8% 18.7% 46.8% 5.9% 6.7% 13.4% 4.6% 46.1% 22.5% 2016/3期 2016/3期 2016/3期 2016/3期 2016/3期 2016/3期 2016/3期 2016/3期 2016/3期 2016/3期 2015/12期 2016/3期 2016/3期 2016/3期 2016/3期 2016/3期 2016/3期 2016/3期 2016/2期 2016/3期