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No.33

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No.33
せっかくだから、もう一歩・・・忙しい今だけど
vol.33
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前回のメルマガで「せっかくだから、もう一歩」というタイトルで、踏み込んで仕事を理解し
てみることをお願いしました。
保険料の金額から控除しなければなりませんが、解約時に解約一時金とともに又は解約
一時金の支払を受けた後に支払を受ける剰余金の分配や割戻金の割戻しの金額は原
則として一時所得の収入金額に算入しますので、支払保険料の金額から控除する必要
はありません。(所得税法34、76)
でも、なかなかその時間が作れないんですよね。今の仕事にもう少し余裕ができたらと思
いますよね。たしかにそうなんです。
今回のメルマガでは、引き続き年末調整についての「もう一歩」をお手軽に勉強しましょう。
生命保険料控除クイズです。
質問3 離婚後の生命保険金の受取人を元の妻にしている場合の生命保険料
私は、妻を生命保険金の受取人とする生命保険契約の保険料を毎月支払っています
が、本年6月に妻と離婚しました。
その後、本年11月に保険金の受取人を離婚した妻から子に変更しました。私が1年間
質問1 妻が契約者の生命保険料
支払った生命保険料は生命保険料控除の対象になりますか。
妻が契約者である生命保険契約について夫が保険料の支払者となっている場合、夫が
支払った保険料は夫の生命保険料控除の対象となりますか。
解答3
生命保険料控除の対象となる生命保険契約等とは、その保険金等の受取人のすべて
解答1
生命保険料控除の対象となる生命保険契約等とは、一定の生命保険契約等で、その
保険金等の受取人のすべてをその保険料の払込みをする者又はその配偶者その他の親
が、自己又は自己の配偶者その他の親族であることが要件となっています。
生命保険料控除の対象となる保険料等に該当するかどうかは、保険料等を支払った
時の現況により判定することとされています。
族とするものをいい、契約者が誰であるかは要件とされていません。したがってこの要件が
あなたの場合は、5月までの保険料を支払った時の保険金等の受取人は妻であり、11
充たされている限り、保険料を支払った夫の生命保険料控除の対象になります。(所得税
月以降は子となっていますので、1月から5月まで並びに11月及び12月の分が生命保険
法76)
料控除の対象となります。
なお、6月から10月までの期間の保険料は、保険金等の受取人が離婚した妻であること
質問2 年の中途で解約し解約一時金を受け取った場合の生命保険料
から生命保険料控除の対象となりません。(所法76条、所得税基本通達76-1)
年の中途で生命保険契約を解約し解約一時金を受け取りました。解約一時金について
は生命保険控除額を計算する際に支払保険料の金額から控除しなければなりませんか。
今の仕事にもう少し余裕ができたら「もう一歩」踏み出せるんだけどなぁ。
そのとおりです。
でも、違う分掌を担当すると、その時はその時で忙しいですよ。
解答2
解約一時金は原則として一時所得となりますので支払保険料の金額から控除する必要
はありません。また、剰余金の分配や割戻金の割戻しがある場合には、その金額を支払
忙しい今だけど、今、担当している分掌を深めて勉強するのは、今しかできないものです。
余裕ができたらって思っていても、きっといつまでも余裕はできません。
ね、「もう一歩」始めてみよう。
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