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見る/開く
Hirosaki University Repository for Academic Resources
Title
精神薄弱に對するグルタミン酸ソーダの應用(第1報
)
Author(s)
山村, 道雄, 安齋, 精一, 尾野, 成治, 芦谷, 博布,
菅原, 和夫, 小笠原, セツ
Citation
Issue Date
URL
弘前医学. 3(2), 1952, p.109‐115
1952-09-30
http://hdl.handle.net/10129/1606
Rights
Text version
publisher
http://repository.ul.hirosaki-u.ac.jp/dspace/
1Fr
弘
前
馨
畢
第 3巻 第 2読
- 1
09
精神薄弱 に封す るグル タ ミン酸 ソー ダの麿用
(第
山
村
道
1 報)
雄
安
蔚
YAMAMURA-MI
CHI
O
尾
野
成
治
AN■
SAトSEI
I
CHI
芦
ONOSHI
GEHARU
菅
原
和
夫
SUGAWARAKAZUO
精
谷
博
布
ASHI
YA-HI
RONOBU
小
笠
原
セ
ツ
OGASAWARASETU
弘 前 大 草 精 神 雷 撃 教 室 (指導 山村 道雄教授 )
緒
ったの であ る,又 グルタ ミン酸の ナ トl
)ウム塩
論
l
l
.
ZI
MMERMAN,BURGEMEI
STER,PUTNAr
.
ノ
i
等 は グル タ ミン酸 を服 甲せ しめた 白鼠が 、封照
を使 用せ る報告 に ELLS
ON,FULI
,
ER,URMS1
l
j
1
2
)
TON及 び LoEB,TUDDENHAM 等 の それが あ
い 何 れ も教具 が見 られ なかっ た とい うO
白鼠 に比 して迷路試験 が容 易に畢習 出乗 る標 に
さて私共 は指摘薄 弱兄 に封 して週 1回 、数 例
な る ことを知 れ 次 いで人 間 に於 て も同様 に精
の もの には週 2回 グル タ ミン酸 ソーダ を試 みた
画 趣龍に好影響 を及 ぼすの では なか ろうか との
所興味 ある事 富 を得 たの で こ ゝに報告 す る。今
考 の下 に精神薄弱兄 に グル タ ミン更 を服 用せ し
2
)
め た所 、有数 である との結果 を肇 表 した.後 述
め る。
3
)
i
)
5
)
r
・
)
T
)
R
)
9
)
す
との賛成者
が
硯ほ
剛 まその 中の 工Qの変化 を中心 とした もの に止
す る如 くその後 T
)追試 に於 て もグルタ ミン酸 は
智 能指数 IQの増加 を雷 ら
れ た。 之 ら経 口的 に服 閏せ しめた グル タ ミン酸
膏
愚
方
法
患者 のA.e
a
r
ot
i
sc
ommul
l
i
sに 2%、 時 に 5
は1
-グル タ ミン酸 r
・あ る。工
Q増加 は ト グル タ
% の グル タ ミン酸 ソーダ 5c
cを普通 の速 度で注
ミ ン酸 に よっ て招 釆 され 、 d-グルタ ミン酸 は
入す る.動盟 を損 傷せぬため に週 毎 に左右交 互
無数 で ある との意 見が 多いので あ るが 、 d-グ
に注射部 位を選 ん だ.私共 は先天性精 神薄 弱者
ル タ ミン酸 を月ル、
て 工Qの増加 を見た との報 告
には 2%の グル タ ミン酸 ソーダを 、後 天性 精神
もある.然 し他方 それ が dで も1で も工
Q増加 を
薄弱 、例 えば脳膜 炎 .脳炎後 又は脂性 小兄姉痔
斎 らさない との軍 曹 もある。
に よる痴呆 、及 び幼 見性 痴呆 (
HELLER)等 に
】
∩
)
K・ALBERT,H.
W AELSCH は グル タ ミン酸
の カl
)ウム塩 を控 口約に輿 えたOその賓験 は初
は 5% を位吊 した。封照例 と しては進 行腫樺 .
精 細分裂病 、中酒 性脳炎等 を選 んだ。
めか らグル タ ミン酸 カ !
)を用いたのでは な く.
初 め グル タ ミン酸 を使 用 して IQ の増 加 を見 た
薬 p!
a
c
e
bo を兵 え て い る中に .
例 に於 て 、東通 、
I
Q が再 びグル タ ミン酸 使用前 の
レ- ル
に戻っ
て了っ た. そ こで前 に輿 え られ た グルタ ミン酸
の 量 に相 嘗す る量の グル タ ミン酸 カ l
)を 3乃至
4ケ 月に捗って投興 したの で あ るが 、l
t
例 中1
例 も me
nt
a
lpe
r
f
or
ma
uc
eに愛 化 が見 られ なか
蜜
額
成
績
以下簡革 に各症例 について報告す る。 IQ の
測 定は主 と して鈴 木 .BI
NET法 に よっ た 。
症例 Io 年 令 1
6O 男O 初 診 時 智 能 年 令 3才 0月o
IQ1
9。4才 位 に な っ て も食 詰 が で きず 、 9才 で 小
学 校 -人草 した が撃 力劣等 、現 在 も簡 軍 な写譜 しか
云 うこ とが で きな い O 額 動 脈 注射 3回施行后 1週 日
11
0-
山
村 ・安
粛 ・尾
野 ・芦
谷 ・菅
原 ・小 笠 原
の IQ は21とな っ た が 、 8回施 行 后 1週 目は依 然 21
症 候群 等 が凝 はれ た が 、 何 れ にせ よ本 注射 と直 接 関
で あ るO 併 し 5回后 は言葉 が い く らか 明二
瞭 と なっ
係 は な か っ た と思 う。
たC そ の他 に著轡 は見 られ ぬO 注 射 檀 行 中。
症 例 6。 6才 9 月O 女 C 初 診 時 智 能 年 令 2才 2月。
7才 5月。 女。 初 診 時 智 髄 年 令4才 2月 、
症 例 2。 1
IQ,
32。 乳 兄 期 は振 合 栄養 で育 て られ た。 現 存 す る
IQ26。 5才 頃 か ら家 人 は知 能 蚤 青 の遅 れ て い る こ
同 胞 は 3人 で皆 精 神 薄 弱 で あ るO 歩 行 は 5才 頃 か
0指 を数 え る こ と
と に気 付 い た。 現 在 に至 る も まだ 1
ら、現 在 も言 語 は不 明瞭 で 、 アパ 、 ア ヤ等 の簡 単 な
。 6回 動 注
が 出来 ない。 注射 4回 1過 后 の IQ は27
単 語 を蚤 苦 し得 る程 度 で あ る。1
2回注射 1週 后 の Ia
后 、 家 人 の云 うと こ ろで は仕 事 は きち ん とや り、厭
は3
4で IQ の増 加 は殆 ん どない が 、 9回注射 后 頃 か
きない横 に なっ た。 歌 な らよ く費 え る との こ とで あ
ら少 しづ つ で も言 語 が 多 くな り11回注射 后 頃 か らは
る。 拍 療 緯 行 中。
か な り多 く云 う棟 に な っ た。
症例 3
。1
2才 4月っ 男。 初 診 轄 智 能 年 令 3才 2月。
症 例 7. 7才 2月O 女O 初 診 時 智 能 年 令 2才 4月.
IQ 26. 5才 頃迄 大 使 を告 げ ず 、極 く最 近 まで夜 尿
IQ33。 既 往歴 と して母 乳 で育 っ た が不 足 だ っ た と
が あ っ た 。 9才 で 小学 校 入 学 、現 在 5年 在学 中 だ が
い う. 歩 行 は 2才 8 月頃 か ら、 片 言 を云 い始 め た の
名 前 を書 け ない. 言語 甚 だ不 日
F
T際 で 聞 巷 と り難 い。
は !年 5月位 、 ご く簡 単 T
L構 文 は 6才 頃 か ら漸 くで
物 事 に厭 き易 く、 落 着 きが ない0 1
0回注射 后 に は言
きた が 、比 較 的長 い云 い廻 しは まだ で き ない。 物 品
語 は か な り明瞭 とな り、全 体 と して清 澄 に なっ て来
名 や敦 は覚 え に くい。 ズボ ン を まだ 自分 で は くこ と
0回注 射 1週 后 の I
Q
た。 併 し IQ の撃 化 は見 られ ず2
は で きない。 注 射 3回 日頃 か ら自分 で ズ ボ ン をは
は27
。 そ の后 2
0日 目に は lt
)は25。 併 し元 来夜 中 に
き、 人 の虞 似 を して もの を云 うこ とが で き る棟 に な
一 寸 の物 昔 に も限 を さます癖 が あっ た が 、 そ の傾 向
っ た。 注射 4回 自任 か ら下 女 に 「××子 、腹 が- つ
は な くな っ た との こ とで あ る。
た か ら飯 を食 はせ て 」と云 う棟 に なっ た。 注 射 7回
症例 4
。8才3月. 男o 初 診 碍 管 能 年 令 2才 2月。 I
0回 日頃
E
;位 か ら 6まで教 え られ る様 に な り、 注射 1
Q260 起 立 歩行 は 3才 か ら、着 衣脱 衣 は昨 年 頃 か ら
か らぼ ん や りしな くな り、 言 語 がず つ と柴 に な っ て
漸 く自分 で 出 乗 る硬 に な っ た。 言 語 ;
三不 明瞭 で アパ
(母 の こ と) 、 ア ヤ 〔父 の こ と)及 び 兄 弟 の名 前 を
漸 く餐 普 で き るだ け で あ る。 注 射 9回 1週 后 に は t
(
1は3 0 1
0[
司注射 后 頃 か ら変 語 数 がか な り多 くなっ
0
来 た。 荘 射 23回 頃 か ら、別 人の様 に な っ た と家 人 は
5回注射 の IQ は480
喜 ん で 居 た. 1
症 例 8.7才 3月O 女 O 初 診 韓 智 能 年 令 3才 、IQ
41
. 小 学 1年 で あ るが 、勉 強 は さっ ぱ り理 解 で きな
た そ うで 、 家 人は余 り気 付 か T
c
-い が近 標 の 人か ら大
L
い。 生 来 口 をあ け て ぼ んや りして 居 り、 着 衣 脱 衣 が
分 良 くなっ た と云 はれ た と。 そ の 后 もか な り葉 書 は
一 人で 出来 た の は去 年 か らで あ っ た。 反 騰 が鈍 く定
壁際 とな り、 治 療 緯 行 中 で あ るO
型 的 な遅 鈍 型 で あ る。 注射 4回 頃 か ら本 人 の 叔 母 が
症 例 50 1
2才 1月。 女 . 初 診 時 膏龍 年 令3才6月。
畢 校 の こ とにつ い てい ろい ろ尋 ね た ら全 部 答 え られ
I(
之29。7才 で 小学 校 -入 学 した が 何 も覚 え て来 な
る夜 に な っ た 、 こん な事 は以 前 に無 い こ とで あ る と
い。 小 学 校 - 6年 通 っ た が文字 を敢 え て もす ぐ忘 れ
家 人 は云 っ て 居 るo 注 射 6回 l週 后 の 1(
壬は48. そ
讃 む事 が で きず 、名 前 も年 分 しか享 け ない。 数 字 も
の 頃 か ら平 素 の 口の開 け二
放 しは な くな り、 注射 1
0回
手 本 を見 な が ら 1
0位 まで や つ と書 く程 麦 で あ る。
1週 后 の IQ は56。 そ の 頃 か ら畢 校 で も二
先生 に質 問
9、次 第 に清 澄 とな り、8
5回注射 1過 后 の IQ は3
す る歳 に なっ た が 、学 友 を泣 か せ た り、 い た ず ら し
回 注 射 后 に は言 語 が か な りE
j
7
j
瞭 に なっ た 0 9 回 目の
て 困 る位 に清 澄 に な っ たo それ で注 射 を1
2回 で 中止
.
デるに、 注射 后 3
注射 后 1週 目 に家 人だ け が来 て告 1
8で IQ低 下 の傾 向 は認
した。 中止 1月后 の IQ は5
日た っ て か ら風邪 気 味 で 33度 雪 の熟 襲 あ り、村 雷 の
め られ ない。
ペ ニ シ リン注 射 を 4 日受 け た が下 熟 せ ず 、 両 下 肢 の
症 例 9。 1
5才。 男。 初 診 時 智 能 年 令 6才 3月 、 IQ
客 席 を も訴 え たo 意 識 障 椋 は ない とO それ か ら 1週
42。 新 制 中 2年 塵 。 小 学 時 代 か ら学 力劣 等 で 、小 学
后 に は右 上 肺 野 に薦 性 ラ音 を、胸 部某 虞 で は右 肺 に
校 卒 業 頃 か ら盗 癖 が現 はれ 、盗 ん だ金 で 映着 を見 た
厘 蕩 横 の 陰 影 を認 め た. 同 日小 鬼科 - 頓 診 O 飽 液 は
り、 箕 ひ食 ひ を したO 注 射 4回 日頃 か ら家 人 が云 う
Pandy(
汁 )、No
nne'
.
十)、 細 胞 敦
に全 体 的 に 具合 が良 くなっ た と。 注 射 6回 1週 后 の
1
9130
/
ト見料 - 入
院 す る予 定 だ っ た が、 入 院 せ ん とす る昔 日死 亡 。 肺
LLAI
NBARRE
腫 癌 、 ノ、イ ネ・メヂ ン氏 清 、GUI
IQ は49。 目下 拍 療 穫 行 中。
0 。7
才 4月。男。 初 診 時 智 龍 年 令3才4月。IQ
症例 1
頼 紳 商 窮 に封 す るグ J
Lタ ミ・
/酸 ソーダ の庶 同 (第 1弔 う
- lil
450 孤 兄 で あ るた め 、 既 往歴 は 明 らか で ない。 物 を
居 るの を知 っ て は居 なか っ た。 5回 日頃 か ら家 人 の
拾 ひ集 め る癖 が あ り、授 業 中 は 5分 も落 着 い て 居 れ
命 令 を よ く守 る棟 に な り、 聞 きわ け も良 く、 質 問 す
ない。 嘘 首 、窃 盗 、反 抗 的 で克 奮型 。 注 射 5回 日頃
る棟 に な っ た0 5回 注射 l週 后 の IQ は59で あ っ た
か らそれ 迄 享 け な か っ た 文字 を書 き、 国 画 も上 手 に
が 9 回 注 射 1週 后 に は74。 そ の 頃 い く らか怒 りぼ く
0回 頃 か らず つ と落 着 い て来 て 、世 話
なっ た。 注 射 1
な っ た との こ とで 、 約 1月程 注 射 を休 ん だ 0 1月肩
3回注 射 1月后 の Jq は82、模
がや け な くな っ た 。 1
に 家 人が そん な に怒 りぼ くな くな り、平 常 はお と な
範 児 童 の桂 に な っ て 居 る との こ とで あ り、 性 質 も甚
しい と云 うの で再 び 注 射 す る こ とに した。 再 び 注射
だ 明朗 素 直 に なっ た 0
l回 注 射 1週
を始 め て 1回 注射 l週 后 、通 算 す れ ば I
倍 ほ この例 は注 射 を週 2回行 っ た。 初 め の 頃 注 射
に反 抗 す るの で 電 撃 を併 用 した。
f
言の IQ.
は 弓4、 注 射 前 の IQ よ り28点 の 増 加 を 見
た . 注 射 頂 行 中.
症 例1
1
。1
7才。 男 。 初 診 時 官 能 年 令 8才 2月 、 lQ
症例 1
4. 】5才 4月. 男. 初 診 時 智 髄 年 令 は (
0才
510 小 学 校 時 代 成 環 不 良 で 餓 鬼大 将 で あっ た . l
o牙
2月o I(
ユ660 9ケ 月 で 産 れ ,母 は妊 娠 脚 気 に 罷 っ て
で 両親 が相 つ V,で病 死 、 他 家 に預 け られ て も、 智 領
居 た 。 2才 頃 高 熱 を出 した こ とが あ る。 父 の 弟 が精
が 低い の と、暴 力 を撮 い 易 い の で次 々 と他 家 に 移 さ
神 薄 弱 で あ っ た。
れ た。 昨 年 雇主 に 叩 かれ た の に対 し出 匁 庖 丁 で反 抗
幼 少 の 頃 か ら他 の 子 供 に比 較 し て智 髄 の発 育 が遅
した り、 同 僚 と争 っ た 1
7、 金 を誤 魔 化 した りす るの
れ て 屠 る床 に思 ほれ た。 例 え ば 小三
撃校 に 入 っ て も、
で 、 何 度 で も長 く勤 め る こ とが 出釆 ない 。 今 年 一 月
年 下 の 子 供 とば か T
)遊 び 、物 見 の常 に苦 味 の ない こ
頃近 所 の 子 供ク 陰 茎 に火 箸 で意 鼓 した . 首 科 - は厚
と を叫 ん で みた り、 この 頃 で も小 さな子 供 をつ か ま
東 診 誹 の 底 とl
Sは られ て連 れ て来 られ たO 注 射 5回
え て ゆ す ぶ っ た りす る. 厭 きウ ぼ くて授 業 中教 室 外
1週 后 の
t(
1は63で 、本 人 白身
も頭 具合 が さっ ぱ り
して釆 た と云 う。 勤 務 の都 合 で 釆 院 が 困 難 とな っ た
の で 6回 で打 切 っ た が現 在 無事 に勤 務 してい る。
2o l
2才 1
0月O 男O 初 診 時 智 罷 年 令 7才 ,I(
1
症例 1
55。 幼 稚 園 に行 っ て 居 る頃 か ら坐 らせ る と何 時 迄 も
過 っ て 屠 た り、 ど こか普 通 の 子 供 と異 る感 を抱 かせ
に 出 て は よ く連 れ 弄 され るO 学 業 は劣 等 O 現 在 中畢
3年 で あ るが 九 九 を知 らな いO 注 射 1
0回 后 の IQは
68で 賛 ん ど増 加 な く、精 神 的 に も特 別 の数 異 は認 め
0回 1逸 眉 に膏 龍 検 査 を行 はん
られ な か っ た。 注 射 2
と した が 来 院 し ない。
症例 1
508才 6.
月. 男O 初 診 時 官 能 年 令5才 1
0月o
た が、小 学 校 に入 っ て も さっ ぱ り聾 業 は蓮 まず 、 3
lt
171
0 両 親 は精 神 薄 弱 で あ り、 異 父 同胞 に も韓 紳
年 か ら l年 に 下 げ られ 、硯 雀 は 5年 .
生 で あ るO 現 在
盲
等弱 が あ る.
に至 る も時 々夜 尻 があ る。 家 人 が云 うに第 1匝Ⅰ
注射
落 芳 書が な く、畢 校 で は乱 暴 で 、 時 々教 師 に反 抗
肩 2 日位 た っ て か ら、 元 来 無 口 な の が 朗 ら か と な
9年 に死 亡 、母
す る。 家 蓮 的 に は不 遇 で 、 父 は昭 和 1
り、積 極 的 に な っ た様 だ とO 注 射 3回 頃 に は蓮 歩 も
年 に現 在 の夫 と再 婚 し
は本 人 を連 れ 子 に して昭 和 21
著 し く勉 強 も熱 心 に な っ て釆 た。 動 産 4回 Ⅰ遁 后 の
た。 義 父 は冷 淡 で本 人 を虐 待 す るO 先 妻 の 子供 との
IQは55で TQは不 轡 O 注 射 11回 后 に風 邪 に躍 っ て
差別 待 遇 が激 し く、本 人 は除 け者 に され て 居 る。 母
か ら注 射 を休 ん で 居 た が 、 約 】月后 の IQ は53、依
と義 父 との 間 は本 人 をめ ぐっ て 口論 が絶 え な いo
然
lQの智 加 は見 られ な か っ た。
i
空尉 4 回 冒頃 か ら動 作 が敏 活 に な り、習三
射 4回 l週
3。 1
2才O 男 。 初 診 時 官 能 年 令6才 8月 、 IQ
症 例1
i
t
,
は7
8で 1
0点 の堰・
加 を見 たO 5回 臼の 注射 の
后 の Ⅰt
560 出 産 の 襟 は At
r
e
s
i
aa
niが あ っ て直 ち に手 術 を
襟 同 伴 した 盤 任 教 師 の語 で は本 人 は非 常 に 38とT
Lし
受 け た。 滑 化 不 良 に 罷 っ た こ とが あ る。
く従 順 に な っ た と。 しか しそ の 2過 后 の報 告 で は、
)小 心 、 惣 一
帝、弱 身 な の で 、 /
J
、
畢 校 入選
幼 少時 よ T
こ の 頃気 が荒 くなっ て 、輿 香 し易 く、 家 庭 で も乱 暴
嘗 初 よ り扱 内 で も特 別 視 ひ され たO 女達 徒 に鳴 れ た
に な り、菅 情 が重 任 教 師 の塵 に持 ち 込 ま れ る とい
が っ た り、 5年 塵 の時 女教 師 の乳 鼻 に 鳴 っ た こ と も
うC 本 人 の寮 硯 も険 し くなっ てい る. 注 射 は 中止 し
あ る. 学 力 は劣 等 、 家 人 の云 ひ 付 け は堕 ん ど肯 か な
て電 撃 療 法 を週 2回 行 っ た 所 、次 第 に落 着 き、 電 撃
い。
5回 日頃 で は家 庭 で も孝 校 で も持 て余 す こ と は殆 ん
注 射 3回 日頃 か ら家 人 は 別 に気 づ か な か っ た が 、
伯 父 は本 人 が この頃柔 喉 に な り、 態 度 が しっ か りし
て 来 た と家 人 に告 げ た。 伯 父 は本 人 が動 注 を受 け て
ど な くな っ た と。 電 撃 療 法 を緯 行 中。
6.7才2月。 男O 初 診 時 智能 年 令 5才8月、 Ⅰ
症例 1
Q7
90 5才 頃 に′
ト見 積 核 に 罷 っ た こ とが あ る. 本 人
11
2-
山
村 ・安
斎 ・尾
野 ・芦
谷 ・菅
原 ・小 笠 原
は孤 兄 で 父 は本 人 の 出生 前 に死 亡 し、母 は本 人 を市
且
話 に な っ てい た が、入 学 后 は見違 え る桂 に置 炭 に な
父 に預 け て再 賠 后 死 亡O 本 人 は両1
父 の死亡后某施 設
っ た。
に収 容 され てい る。 再 軽 質 、陪 席 、陰 険 、孤 燭 で融
小 学 校 入 学 以東 、 智 髄 が 他生 徒 よ り劣 っ て 居 る こ
和 性 な く、非 協 同 的 で 、異 国遊 技 か ら一 人接 げ 出 し
とが分 り、 1年 生 を 2炭 や っ て現 在 は 5年 生 で あ る
てぼ ん や りとそれ を眺 め てい るO 興 奮 し易 く、物 を
が 、 辛 じて 自分 の名 前 が書 け る程 医 で 、数 え る こ と
投 げ壊 し、挑 戦 的 T
j
:
顧 定 を示 すO 現 在 まだ夜 尻 が頻
本 を謹 む こ とは 出来 ない。 両 親 は この官 能 低 劣 は ア
繁 。 夜 同室 の女 の子 の ベ ッ トに入 りこん だ こ とが あ
デ ノイ ドに 因 る と考 え て 居 る。 耳 科 的 に は両 側 性 慢
る。 週 2回注 射 を行 ひ電 撃 療 法 を併 用。 割 注 9回后
性 肥 厚 性 鼻炎 の所 見 が あ っ た。 動 注 6回 l週 后 の T
の IQ は90で 1
1点 の智 加 を見 た。 治 療 開始 の 頃 は夜
Q は45で 、1
0点 の増 加 を見 た。 しか し一 般 的 常 夏 そ
尻 も少 な く暫 定 も落 着 い た が、 警 ら くして再 び 以 前
の他 に は まだ廻 りは な い。 治 療 精 行 中O
と同様 乱 暴 、反 抗 、 再 び夜 尿 頻 繁 とな り、 まだ改 善
考
按
の微 は見 られ ない。
症例 )
7 1 才 1月o 男O 初 診 時 智儲 年 令 7才 。 IQ
以 上の症例 に於 け るグル タ ミン酸 ソーダの頚
69。 夜 尿 もな く言 語 も大 体 E
ノ
弓醗 で あ るが 、動 作 は落
動 路 注射 に よる IQ 増 加 は表 1の 如 くで あ り・
着 きな く、遊 ん で 居 て も長 若
妻き しな いO 学 校 に行 く
IQ増加 の算 術平均 は 9・
8で あるO従 乗の文献
0
0
まで は別段 背 離 の妖 沼 に気 付 かれ なか っ た が 、教 師
には グル タ ミン酸 ソーダの蛮 動脈 注射の背 骨は
の云 う事 が分 っ てい な い らし く、 勉 強 は章一
ん ど雪 ,
i
見ないが 、グル タ ミン酸 内服 とIQ 増加 の報告
て来 な いO 学 力 は劣 等 。 割 注 3回 日頃 か ら家 人 の群
骨 で は よ く勉 現 し、 家 人 の云 ひ 付 け を良 く肯 く棟 に
な り、 封 注 4 回 日頃 か ら目立 っ て良 くな っ た とO 動
江 3回 l過 后 の管 領 検 査 で は IQ は90で 11点 の増 加
を見 た0 才
台療 矯 行 中。
症例 1
8 1
5才 6月. 女。 初 診 碍 管髄 年 令3才 1
0月、
が あるので それ等 との比較 を試 み てみ ようo
S
)
zI
MMERMl
AN,BURGEMEI
.
S
TER等 は、3
8
例
の精両薄 弱者 中 、1
4例 は C
,ヶ月 、94例 は 1年間
に渉 って グ ルタ ミン控 を投 興 したが 、前者 は61
8
4、後者 は8・
2
9の IQ増 加L(スタ ンフォ ー ド.
0
IQ260 6才 に な っ て も軍 語 は鷺 え てい て も、 文 章
とす る こ と はで きないO 幼 稚 菌 で は 「先 生 お 早 う 」
ビネ一法 に よる) を見 た とい う。治療 が終 って
3年乃至 2年年後 に再検査 した結果 で は 平 均
9
子 供 と遊 ん で い る。 4匡帽 の注 射 1退 局 の Iqは2
IQ増 加は 3.
1
6で あったb
とい
Z,
) うO 又MUNI
zUNI
GA叉 びYANOWSKY等 は先天性並 び に後
で 殆 ど軍 加 を見 ない. 家 人 の報 告 で は まだ格 別 の壁
G例 に 4乃至 2
0ケ 月間 に捗 っ
天性精 神薄弱 鬼 3
位 しか云 え な か っ た。 動 作 は遅 義 で 自分 よ T
)年 下 の
イヒは ない が 、注 射 7回 日頃 か ら、 それ まで は洗 髪 し
て、天然 及 び d-グル タ ミン酸 を一 日平均 1
2gを
て も 3 日経 つ と滴 を塗 っ た境 に髪 がベ トべ トに な っ
6
名 中2
8名 に
投 興 した。治 韓後 1乃至 3週 後 に3
た もの だ が 、 こ の 頃 で は 3日た っ て もサ ラサ ラ して
於 て好結果 をみ た
居 る と。 家 人 は該 兄 が主 体 的 に は良 い方 に向い てい
で あっ た と報 告 して居 るO
る桂 に慧 ず るが然 し洋 書 な莞 化 は未 だ認 め られ ない
と云 うO 指 標 緯 行 中.
症例 1
9O7才 7月。 男。 初 診 等 官 能 年 令 は約 2才 2月
IQ約 29O 6才 で 漸 くアパ (母 ) 、 ア ヤ 〔父 ) と父
母 を呼 ぶ こ とが 出乗 る様 に な っ たO 敦 は数 え られ な
い. 学 校 で は同級 生 と遊 ん で 看 るが 他 人の云 い な り
に な っ て 居 るだ け で あ る。 家 で T
3
:
年 下 の女 の 子 と遊
ぶ。 命 令 は理 解 で きない。 草 葉 は劣等 で数 え られ た
C 全体のZ
P勾
IQ 増加 は 8.
5
私共 の君臨 例 をTERMANの分類法 (
I
Qが 白
5以下 、痴 愚は2
6
-5(
、魯鎚 は51
-1
70、劣
痴 は2
等 晃 は7
1
-9L
l
)に よって分 賢 し、その 各群毎 の
lQ増 加の算 術平均 を求 め る と、 白痴 (1例 )
で 2点 .痴 愚 (
11例 )で 9・
L
I
T. 魯鈍 (5例) で
1・
2.
2、劣等 (2例)で 6・
5とな るO
性 別差 につ いてみ ると、男子 1
4例 の平均 IQ
こ とは一 つ も覚 え て来 な い。 注 射 を初 め て か ら話 を
増 加は 1
0.
9、女 子 5例 D それ は6.
6で あったが 、
す る こ とが次 第 に多 くな T
j、 5匡】
目家 人 が云 うに は
例数 が 少ないので確 '
J
封'
.
]
な ことは今后 に保 つべ
か な り話 をす る様 に な っ た と。 拍 漂 篭 行 中。
きで あ る 〇
症 例2 0 1
2才 11月. 男. 初 診 時 智 能 年 令4才 7月、
0
IQ350 小 学 人草 迄 は 胃腸 が弱 く常 に′
ト見 料 富 の世
年令差 に関 して考 察す る と私共の症例 は 6才
9月乃 至 1
7才 3月で あ るが 、その うち i
3
才 0月
■■
精 神 薄 弱 に封 す る グ ′
Lク ミン酸
診
初
時
l 最 終 智儲
ど襲 化な しと見 るのが 安
富であ
】
f
)
I
.
る。 所が Mc CuI
JJ
OCH は 1
9例
検奄
211 4.0 2
薄弱 兄 (その平均 IQは4
2
)に 6
ケ月毎 日 11gの 1-グル タ ミン酸
を服用せ しめたが .IQ の変化は
見 られ なかった と云 vl. VERA
i
:
(
J
)
OLDFELT は入院の精 両薄弱晃 に
1
7 7
廼 化は見 られ なか っ た と し て居
3
7 2 2 8
1
にノ
Qの
ト グル タ ミン酸 を用 いたが I
る a 佃 を氏 はZ王
MMERMAN,BU-
f2
つ J7
RGEMEJ
S
TER,PUTNAM 及 び
ALBERT,HocH,WAELSCH 等
1 -・
・
ュノ
1 2
の ア メ リカの研究 者は専 ら外釆患
者 で質験 して い るが 、それでは環
境 の影響 を免れない し、叉彼等 の
Pt
i
4
⊂
ノ
1ノ
5:】
0
の芸盲型痴呆 を含めて43例の精神
1
44
.
7/
0070 0′
D/
0Q
ノ42
2 2 っ
ノ′
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ノ87∠
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ノ
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0 6 で 8 4 ㌦ 5 440003388qノ72
一
一
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ノ
47
ノ
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年令
月
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17
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男 女 男男男 男男男男男男女 男 男
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男女 男 男 女 女
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11 11 1 1111 1 2
年 令月 1
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Ql 官 幣 脊
- 1
1
3
ー ダ の鷹 用
1
表
1
症 例 巨性 ;午
ソ
封 照例 も少 く且つ 不適富で あると
1
0
(
ヽ
ノ
⊂
ノ
つ
ノ
Q
ノ
0
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ノ
t
ノ
4
■
L
†
論 じて グル タ ミン酸の赦具 に疑 惑
9.
8
の念 を抱 いて居 るB
さて 園 1の如 く、例数 は 5にす
以 下の もの 1
3例 の IQ増加 の平均 は 1
2.
2であ
ぎないが 、グル タ ミン酸 ソーダの動注終予后 1
3例 中無欲だっ た ものは 3例 にす ぎなかっ
り.1
ケ月乃至敦 ヶ 月後 の智能検査 では、軽 度乍 ら何
5才以 上の もの 6例 の IQ増加 の平均
たの に .1
5で あ 9、 9例 中 2例 のみに有 枚 で あ っ
は 4・
たO従 って年令 が少ない 方が好結果 をあげ らる
る ものの如 くであ るが 、年令 と致巣 との関係 に
つ いては今 の所決定的の ことは云 えなvl
。
表
1
I
2
Q噸・
加
IQ l
遅鈍雪
2
02
て
ノ2
42
一
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覗
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例
10
r
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一
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ii
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I
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1
囲 1
‡
5
ワ
今
日
1
3
は
け
n
2J
Z
a卓
貸株・
-そ の 間動 注 を行 っ た こ と を示 す
点鴇 ・
・
.
・
そ の 間動 注 を行 は な か っ た こ と を示 す
括 弧 内 の数 字 は症 例 番 号
賀級 別 を遅 鈍型 と冗奮型 と分 った時の IQ増
れ も IQ増 加の傾 向を示 して居 る ことは注 目す
4
1
べ きで ある。 ALBERT,HocH,WAELS
CH 等
加 (
新曹 IQに計算上現 われ る)の有無 は第 2
の嘗験 では 、ト グル タ ミJ酸 を 4ケ月 間 毎 日
衣.
D如 くになる.
1
0乃至 1
2gを投興 し、その終 了後 4ケ月してか
圏 1に示 され る如 く、私共の経験では グル タ
ミン酸 ソーダの頚動注 に よって多か れ 少なかれ
らの智能検査 は殆 んどすべて投輿 前の IQ に逆
IQ の増加 を認 めるo尤 も IQ30以下の もの に
戻 りして居 るか らで あ る。両 も私共 の 症 例 と
t
=
1
)
ALBERT,HoCH,WAELSCHの報 告 と比較 し.
放 ては新書 IQ 値の差は極 く微 少で あ い 殆 ん
3点未満 の IQ増加 を無紋 と し、 A
l点及 びそれ
11
4-
山
村 !安
蘇 ・尾
野 ・芦
谷 ・菅
原 †小 笠 原
以 上 を有数 と して X2
-t
e
s
tで 計算 す 声と 0
・
1%
薄弱 に裁 ての グル タ ミン酸 ソ-ダの頚動 脈注射
の 危 険率 で有意 の差 を見 出すので ある。
の経験 を もっ てい る。 内服 に よるグル タ ミン酸
ダル ク ミ:酸 ソーダの田 動 注が有数で あ ると
I
l
l
_
1
:
述 べ るに富 って、精 神薄弱 と遅滞晃 に於 げ ろ I
は先天性精 神薄弱 よ りも後天性精 神薄 弱 、例 え
Q埼 加 は直 別 さるべ きで あ る。私共 の症例 で歴
年令 と智詑 年令 との 差が 3年以下で ある もの は
よ り敏感 に作用 し、 よ り大 きな赦巣が あった と
I
l
)]
)
の報 告 が あるが 、 この点 は私共 の経験 とは相 反
2例 (No・
1
5とNol
1
6)で あ り (
前 文 にては一
してvlるO今後症例 智加 を保 って検討 した vl
o
痔 、脳 炎後 の精神薄扇
射て封 しては
ば脂性小 見 噛∴
膝 之 らを一
一指 して述 べて きた ) .その 他に於 て
また グルタ ミン酸 ソーダの餌 動注 は箱癒痘撃
r
T
]
ち
は 蟹 年令 と智 能 年令の差 が i以 上で あ るD F
蓉 作を有 す る者 、脂性 小 兄腫樽 見で小著 作 を有
Qが殆 ん ど凡て に於て上昇 し、
後者 に於 て も l
す る者等 に封 しては 、何 れ も牽作回数 の増加 を
中には飛 躍 的 に 37も増加 した もの (
l
E
To・
l
O) ち
惹起 す る ことを経験 した。従 乗の文献 に よると
あ るO遅滞見 につい ての問題は 今後 追及されね
グル タ ミン酸 は疫撃牽 作特 に小委 作 を噂加 させ
1
丁
)
るとい う報 告と小牽 作、 ビ クノレブシ -等 に有
7
\1
q
)
数 に作用す るとい う報償等が あ り、意 見が高 々
ば な らない 。
綻釆の報 告で は、グル タ ミン酸 内服の他 に、
グル タ ミン酸 カ リについての ALBERT,HoCH,
1
」
)
W AELSCH等 、グル タ ミン酸 ソ-ダに就 いての
で あ る。
結
ELLSON,FU工
.
LER,URユ
l
STON 等 の 葦告 があ
論
ち. それ は長 期間定 日姉 に服薬 を管 け る方法 で
私 共は未 だ文献 上に見 ない新 しい試 み と して
あ るが 何 れ も無数であ ると報告 され てい る。然
先天性精 神薄弱者及 建 その 他に、週 一回 L
'% グ
し私 共 は海 外に於 て無数 とされたが グル タ ミン
ル タ ミン酸 ソー ダの空
白動脹注射 を菟 行 した
酸 ソーダに よって全 く反封の結果 を得 てい るの
の結果 は次 の通 りで ある
で あ る。
私共 は本茸験 に於 て I
Qの増 加 を 認 め た 他
に ,一般精 神状態 の奨 化が起 るの を知った。即
ち症例 掃昔 に明 らか な様 に、積優 性の増加 、言
。
そ
。
(
1
)
本勤 7
主に よっ て 、I
Qの増 加 が見 られ た.
JQ埠 j
J
mは 9
.
8であ り、lQ2
5以 下の 白疫
群 では 2、I
Q26か らp
5
0までの痴愚群 では91
5、
1Q51か ら7
0
までの 魯鈍 群では 1
2・
2、1
Q7
1
か
平均
語E
D 明瞭 、刺 戟 に封 す る反歴 の敏連 、理 解 力J
r
)
5それぞれ増加 す るの
ら9Oまでの 努等群 では 6・
増 加等の変 化が蘭 らされ る 3その 反面興 奮性 を
む見 た。
増 し、粗 暴の傾 向 を示 す ことが数 例 に於 て見 ら
Gl
J
r
バー
0.
1
5の如 く電 撃療法 を行 うこ とに
れ た o症 J
よっ て容 易に損 詳 す るので あるか ら易輿 電性 、
粗 暴等 は或 i
J
3
:
一過 性病 像 と見 て差 攻 えな いで あ
(
2)
性別差は少数例 D た め確 定的 の ことは云 わ
れ ない。
(
3)
現 在迄の所 、年令 と本 注射法 とのF
i
真係 につ
いて確言 で きない.
Q 以外の精 神状態 の変 化に就 ては 、海
ろ う。 I
(
4)
精 神薄弱 を遅巌型 と'
:
E奮型 とに分 けると、
外 の 文献 に徴 す るに.何 れ も私共 の∃
監験 と略 々
-致 した報告 に援 す る ことが 出禿 た。今 後 グル
IQ増加は冗 奮型 に多 く見 られ る枝 で あ る。
(
5)
本 動 注終 了 中 止後 も l
Q増 加の 傾 向 が あ
タ ミン酸 ソーダ使用の 場合 は、茸 に iQの 面 ぽ
る。
か りで な く.一般精神状態の奨 化、病 態像・
D襲
(
6
)
挿画 薄弱 と遅 、
管見 とに於 け る I
Q増加 は1
亘
化 、環 境 に封 する患者 の態 度並 にそれ に封す る
別 さるべ きであ る。之 に関 しては今後の追及 に
慮者 の情緒 反騰等 に充分 な考 慮 を排 はねぼ な ら
保 つ。
ぬ と考 える。
以 上の症例 は既 往歴 に特 記すべ きものが な く
(
7)
本動 注 に よる病 態像の撃 化 として、積極性
の増 加 、
言語 の明瞭 、
草し
戟 に封 す る反麿 の敏速 、
所 謂先天性精紳薄 弱 と見 る ことがで きる もの で
理解 力の増 加等が見 られ た。少数 の もの に興奮
あ る.然 し私共 は 少数例 では あ るが後天性精神
性 の増 加、粗暴の傾 向が見 られ たが 、か ゝる傾
ー 115
精 神 薄 弱 に封 す る グ ル タ ミン酸 ソー ダ の鷹 用
向は一過 性の ものの如 くであ るO要す るに精神
増 加の
全体像 に変 化が乗 るので あるか ら、IQE
み を以 て判 定す べ き ものではなか ろ う。
(
8
、
掠病疫撃 を有 す る者 では本動注 に よっ て蓉
作 回数 の増加 の傾 向が見 られた。
(
9
)
後天性精 神薄弱 に封 しては他報官署 (ゲル
ク ミン酸の 内服) と結果 を異 にす る。
文
献
】
0)ALBERT,
HOCH a.
WAELSCH :J
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,1
951
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1
4,
487490.
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1
2,29
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95
0,17
2,
2
48.
TUDDENHAM :文献 2) よ 1
)
1
2)LOEB a・
1
3) 鈴 木 掩 太 郎 :智 能 測 定 法 ,
4版 ,昭 2
4
.
1
4)ALBERT,HOCH a.WAELSCH :J
our
.of
,1
95Z
,1
1
4,
487
490.
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15) ALBERT,
HOCH
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WAELSCH :i
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951,
471
1
490.
1) ZI
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STER a PUT-
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946,
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NAM :Ar
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2)ZI
MMEI
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MAN a.
BUI
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GEMEI
STER:Exc.
951
,4,4297.
Med.
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SecⅧ ,1
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FALORNI:Exc.
Med.
,
SecⅧ ,1
951,
3)LEVIa
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5
2
0.
4〕ALBERT,
HOCH a・
WAELSCH :Jour
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4,
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491.
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YANOWSKY :Exc.
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6〕KRAMER.
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951
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4,25
87.
7)SELI
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EDEFELD :Exc・Med
.
,
SecⅧ ,1
951
,4
,3334.
.
Med,
SeeⅧ ,1
957
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,
4296.
8) HOVEN :Exc
NLPOLI:Exc.
Med.
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SeeⅧ ,1
95
0,4,
9〕CONTI
42
94.
Z,ZUNI
GA a.YANOWSKY :Exc.
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6)MUNI
Med.
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Sec
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Ⅷ ,1
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7)ALBERT,HOCH a
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7
8) 久 保 :東 京 貰 事 新 語 ,昭 2与,6
7
,2
9.
1
9)McCULLOCH :Exc
.
Med.
,SecⅧ ,1
951
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57.
20) VERA OLDFELT :J
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2,40,
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6.
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21
)ALBERT,Hoc° a.WAELSCH :J
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.
'精 神 病 学 ,2枚,昭 1
5
,424.
22)丸 井 清 春 .
48.
23)村 松 常 雄 :瑞 両 衛 生 ,昭 25,1
Fly UP