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Lアラート 情報受信システム開発 テストガイド

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Lアラート 情報受信システム開発 テストガイド
Lアラート
情報受信システム開発
テストガイド
第 1.2.2 版
管理 No:CMNS-B30-034
第 1.2.2 版
改訂履歴
日付
版
改訂内容
2011.12.26
1.0
初版発行
2012.11.1
1.1
一般財団法人への移行による財団名の変更
「2.テストノードでのテスト」の手続き手順変更
「3.推奨試験項目一覧」の証明書に関する試験項目を修正。
重複排除の試験項目を追加。
情報の追い越しの試験項目を追加。
訂正情報受信時の試験項目を追加。
取消情報受信時の試験項目を追加。
2014.11.10
1.2
「3.推奨試験項目一覧」
文書無効化 XML の試験項目を追加
2015.6.1
1.2.1
「2.テストノードでのテスト 1)テストノード利用申請書の提出」
の説明を修正。
2016.6.13
1.2.2
公共情報コモンズをLアラートに変更
TVCML に関する記述を削除
公共情報コモンズセンターをLアラート運用センターに変更
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管理 No:CMNS-B30-034
第 1.2.2 版
目次
改訂履歴 .............................................................................................................................................................. 1
目次 ..................................................................................................................................................................... 2
1.
開発環境でのテスト........................................................................................................................................ 3
2.
テストノードでのテスト ..................................................................................................................................... 4
3.
SOAP 受信システム推奨試験項目一覧 ............................................................................................................ 6
『Lアラート』は財団と総務省の登録商標です。(登録第 5802716 号)「公共情報コモンズ」は、
一般財団法人マルチメディア振興センターの登録商標です。
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管理 No:CMNS-B30-034
第 1.2.2 版
本文書は公共情報コモンズの情報受信システムの開発に際して実施するテストの方法につい
て記載したものです。
1. 開発環境でのテスト
開発環境では、SOAP インタフェースおよび XML インタフェースの確認のため、サンプル SOAP クラ
イアントまたはコモンズエディタを用いた動作確認を推奨します。
情報受信システムの動作イメージを以下に示します。
(1) 送信
コモンズエディタ
または
サンプル SOAP クライアント
テストデータ送信用端末
情報受信システム
(2) 処理内容を確認
SOAP 受信システムの開発では、コモンズエディタやサンプル SOAP クライアントを動作確認用のテ
ストツールとして使用できます。サンプル SOAP クライアントは、指定した EDXL ファイルをコモンズノ
ードシステムと同じ Web サービスインタフェースで SOAP 送信します。(詳細は「情報発信システム開
発マニュアル」を参照)
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管理 No:CMNS-B30-034
第 1.2.2 版
2. テストノードでのテスト
開発環境でのテストが終了し、実際にコモンズノードへの接続テストを実施する場合、テストノードを
使用することができます。
テストノードを使用することで、重複排除やメッセージルーティングなどのサンプル SOAP サーバで
は出来ない機能の確認を行うことができます。また、発信・収集設定をテストノードに作成することで、
情報がどのように配信されるかを確認することができます
テストノードでのテスト実施は以下の手続き、手順で実施してください。
① テストノード利用申請書の提出
② 情報発信・収集設定の作成
③ テストの実施
④ テストの終了報告
1) テストノード利用申請書の提出
テストノードの利用申請は所定の書式にて作成し、テスト実施の2週間前までに、スケジ
ュール、実施体制、システム構成などの資料と合わせて、コモンズセンターに提出してくだ
さい。
なお、テストノードは、公共情報コモンズのサービス利用者、もしくは協力事業者のみ利用
可能です。
※ サービス利用者からシステム開発を受注している事業者の場合は、サービス利用者
からテストノード利用を申請頂く必要があります。
2) 情報発信・収集設定の作成
テストノードのマスタ管理システムで SOAP 発信設定(情報発信設定、テストデータ送信の
ために使用)、SOAP 収集設定(SOAP 受信システムの場合の情報受信設定)。
3) テスト実施
テスト計画に従ってテストを実施してください。テスト計画と異なる作業が発生する場合は、
適宜Lアラート運用センターに報告してください。
以下にテストノードシステムを使った接続試験のイメージを示します。
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第 1.2.2 版
コモンズテストノードシステム
コモンズエディタ
または
サンプル SOAP クライアント
(1)
送信
テストデータ送信用端末
(受信)
情報受信システム
(2) 処理内容を確認
4) テスト終了報告
テスト終了後は、テスト用に作成した発信・収集設定やアカウントを削除した上で、Lアラ
ート運用センターに報告してください。
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管理 No:CMNS-B30-034
第 1.2.2 版
3. SOAP 受信システム推奨試験項目一覧
以下は推奨試験項目の一覧です。
項番
1.
フェーズ
開発中
内容
開発した情報受信システムに対し
て、コモンズエディタまたはサンプ
ル SOAP クライアントから情報を送
信する。
事前準備
2.
3.
重複排除機能の確認
サンプル SOAP クライアントを使用
して同じ情報を 2 通送信する。
サンプル SOAP クライアントの起
動オプションに"-replaceid false"
(distributionID に乱数生成値を設
定しない)を指定しておくこと。
確認事項
コモンズエディタやサンプル SOAP クライアントで送
信に成功した旨のメッセージが出力されることを確
認する。
備考
SOAP インタフェースを確認する。
受信後のシステム処理を確認する。
確認内容は情報受信システムによって
異なるため、ここでは記述しない。
重複排除機能とは、メッセージ ID を使
用して情報の重複を排除する機能を指
す。詳細は別紙「情報受信システム開
発マニュアル」を参照のこと。
1 件目の情報を受信し、受信後のシステム処理が
適切に動作している事を確認する。
同じ distributionID 要素の情報を 2 回送
信し、いずれも正常終了する必要があ
るため、開発中に実施するにはサンプ
ル SOAP プログラムを使用する必要が
ある。
4.
2 件目の情報を受信し、重複を検出したうえで、検
出後のシステム処理が適切に動作していることを
確認する。
2 件目の送信後、サンプル SOAP クライアントが正
常終了していることを確認する。
1 件目の情報(第 2 版)を受信し、受信後のシステム
処理が適切に動作していることを確認する。
5.
6.
情報の追い越し発生時の確認
サンプル SOAP クライアントを使用
して、第 2 版→第 1 版の順で情報を
送信する。
正常終了していない場合、code 要素値
が 0 以外である可能性がある。
情報の追い越しとは、たとえば第 2 版
受信→第 1 版受信のように、後で発表
された情報を以前に発表された情報よ
りも先に受信してしまう事象を指す。詳
細は別紙「情報受信システム開発マニ
ュアル」を参照のこと。
情報の追い越しを手動で発生させる必
要があるため、サンプル SOAPプログラ
ムを使用する。
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第 1.2.2 版
項番
7.
フェーズ
内容
確認事項
2 件目の情報(第 1 版)を受信し、受信後のシステム
処理が適切に動作していることを確認する。
訂正情報を受信し、受信後のシステム処理が適切
に動作していることを確認する。
コモンズエディタ ver1.2 の場合、訂正情
報を発信することが可能。
取消情報を受信し、受信後のシステム処理が適切
に動作していることを確認する。
コモンズエディタ ver1.2 の場合、取消情
報を発信することが可能。
コモンズエディタを使用して、取消
情報を発信する。
文書無効化情報受信の確認(XML
バージョン 1.4 以降)
文書無効化情報を受信し、受信後のシステム処理
が適切に動作していることを確認する。
文 書 無 効 化 情 報 の 詳 細 に つい て は
XML 定義書解説資料を参照のこと。
サンプル SOAP クライアントを使用
して、文書無効化情報を送信する。
接続試験に必要な環境を構築す
る。
Lアラート運用センターにテストノード利用申請書を
提出する。
8.
訂正情報受信時の確認
9.
コモンズエディタを使用して、訂正
情報を発信する。
取消情報受信時の確認
10.
11.
テ ストノー ド接
続
(準備)
事前準備
12.
テストノードのマスタ管理システムで SOAP 収集設
定および収集条件を登録する。
13.
テストノードのマスタ管理システムで、接続テストに
使用するアカウントを登録する。
テストノードのマスタ管理システムで、コモンズエデ
ィタまたはサンプル SOAP クライアントが接続する
SOAP 発信設定を登録する。
14.
15.
16.
テ ストノー ド接
続
(実施)
コモンズ エディタま たはサンプ ル
SOAP クライアントから情報送信を
行う
項番1~14が完了していること。
コモンズエディタまたはサンプル SOAP クライアント
に項番13で登録した SOAP 発信設定の接続先エ
ンドポイント URL、および項番12で登録した ID、パ
スワードを設定する。
送信側で、エラーが出ていないことを確認する。
テストノード上に同じ設定内容を
SOAP 受信システムが、送信した情報を受信してい
ることを確認する。
1 件目の情報を受信し、受信後のシステム処理が
17.
18.
重複排除機能の確認
7
備考
登録後、マスタ閲覧メニューから、登録
した収集設定の詳細画面を表示する
と、接続先エンドポイントの URL を確認
できる。
アカウントは一般利用者権限で作成す
る。
登録後、マスタ閲覧メニューから、登録
した発信設定の詳細画面を表示する
と、接続先エンドポイント URL を確認で
きる。
複数の収集設定からの SOAP 受信に
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第 1.2.2 版
項番
フェーズ
内容
複数の収集設定から SOAP 受信す
る。
事前準備
保持する SOAP 収集設定を 2 つ
作成しておく
確認事項
適切に動作している事を確認する。
備考
ついては、別紙「情報受信システム開
発マニュアル」を参照のこと。
開発中には同じ情報を手動で 2 度送信
する必要があるが、テストノードでの検
証を行う場合、2 つの収集設定を作成
することで再現することが可能。
19.
2 件目の情報を受信し、重複を検出したうえで、検
出後のシステム処理が適切に動作していることを
確認する。
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