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所得税・法人税

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所得税・法人税
漁船の買換え・交換の場合の課税の特例
《所得税・法人税》
特例の対象者:漁業を営む個人又は法人
○買い換えた漁船が環境負荷を低減する装置を有していること
○買い換えた漁船の船齢が譲渡漁船の船齢を下回っていること
○売却する漁船が船齢25年未満であること*
○買換え・交換する漁船が船齢15年未満であること*
*平成26年度税制改正により対象船舶に新たに船齢制限を設定しました。
特例の内容:
現在所有している漁船を売却し、新たな漁船に買い換える資金とする場合、
①個人の方は、売却益への所得税が減免されます。
②法人の場合は、売却益に応じて、買換えた漁船の圧縮記帳を行うことができます。
※適用期限:所得税 平成29年12月31日まで
法人税 平成29年 3月31日まで
船齢15年未満
船齢25年未満
本特例措置
譲渡所得全体に対
して課税されます
(個人)
譲渡所得の20%への課税
となります
※譲渡収入の一部を買換資金にあてる場合
課 税
通常の課税
譲渡所得
は、額に応じて変動します
(法人)
(譲渡収入-譲渡資産の簿価-譲渡費用)
(収益)
(経費)
買換えた漁船の圧縮記帳を
行うことができます
特例の効果(具体例):法人事業者が所有する漁船(簿価1,000万円)を1,500万円
で売却し、新たに1,500万円以上の漁船を購入する場合。(譲渡経費は0円で試算)
圧縮限度額= (譲渡収益か購入価格
のいずれか少ない方)
1,500万円
×
譲渡収益 ー 簿価 - 譲渡経費
1,500万円- 1,000万円- 0万円
×
80%
=400万円
譲渡収益
1,500万円
→ 最大400万円を圧縮記帳により損金算入することが可能!
特例を適用した場合、最大約94万円の節減効果!!
(※法人税率23.4%で計算)
(注)資産取得の初年度税負担が軽減されますが、圧縮記帳は課税の繰り延べであり、課税の免除ではありません。
漁船の買換え・交換の場合の課税の特例
本特例措置は下記の条件を満たす
環境にやさしい漁船に買換え・交換する場合にのみ適用となります。
20トン未満の漁船は、下記のすべての装置を有している必要があります。
1 主機関過回転防止装置及び潤滑油圧力低下に対する保護装置
2 主機関の潤滑油及び冷却水の自動温度制御装置
3 燃料油タンク(計測装置付きのサービスタンクもしくはオーバーフロー・
ラインを有するもの)
4 機関室内ビルジ処理装置又はシールスタン式軸封装置
5 発電機関を有する漁船は、潤滑油及び冷却水の自動温度制御装置付発電
機関又は軽油・A重油専用発電機関
20トン以上の漁船は、上記の20トン未満の漁船の1~4の装置を有し
ていることに加えて、下記のすべての装置を有している必要があります。
1 自動操舵装置
2 推進関係機器(次のいづれかを装備していること)
ハイスキュー・プロペラ、可変ピッチプロペラ、サイドスラスター、
整流板付舵、フラップ舵、シリング舵、バトックフロー船型、
バルバスバウ
3 発電機関を有している漁船は、潤滑油及び冷却水の自動温度制御装置付
発電機関又はA重油専用発電機関
担当部署
お問い合わせ先
農林水産省 水産庁 研究指導課 生産技術班
(代表)03-3502-8111 (内線)6784
(直通)03-6744-2031
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