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インド・ラジャスタン州 ニムラナ工業団地のご案内

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インド・ラジャスタン州 ニムラナ工業団地のご案内
インド・ラジャスタン州
ニムラナ工業団地のご案内
2014 年 6 月
日本貿易振興機構
はじめに
約 11 億の人口を有する巨大市場、目覚しい経済発展の持続・・・インドは、日本企業に
とっても新たな投資市場として大きな注目を集めています。耐久消費財など既進出の日
系企業では拡張投資も相次ぎ、その部品メーカーのインド進出も加速しています。今後
こうした動きはますます活発化することが予測され、日本企業のインドにおけるプレゼ
ンスも日増しに大きくなることが期待されています。しかし、ここで意外な問題が浮上
してきました。広大な国土を有するインドにおいては耳を疑うようなことでありますが、
工業用地不足が顕在化しています。とりわけ日系企業が多く集積するデリー近郊の状況
は極めて深刻です。長期的にはこうした問題は必ず解決されると考えられますが、5 年
内の改善見通しは厳しいものがあり、日系企業の立地を支援するためのなんらかの打開
策が求められています。
ジェトロでは、ラジャスタン州政府の「対日投資誘致キャンペーン」を支援する覚書
を、2006 年 7 月に同州政府の産業開発・投資公社との間で取り交わしました。このキ
ャンペーンの一環として、ラジャスタン州政府は、同年より 2 年間の期間限定で、同州
東端に立地しデリー市内からのアクセスが可能なニムラナ工業団地を日本企業専用に
提供することを決定しました(2012 年 8 月末 1 年延長)。インドにおける工業団地とし
ては、日本企業専用は初めての試みであり、またインド進出を加速させる日本企業にと
ってはまことに時宜を得たものと言えます。御社のインド事業計画の中でニムラナ工業
団地を進出候補地の一つとして検討されますことをお勧めいたします。
ニムラナ工業団地とは
ラジャスタン州産業開発・投資公社(RIICO)は、デリー空港から約 105 キロの同州
北東端でハリアナ州との州境から程近いニムラナに工業団地を開発。既にフェーズⅠ、
フェーズⅡおよび輸出加工区が稼動しています。RIICO では、同工業団地フェーズⅢに
ついて、期間限定し日本企業専用に分譲することとしました。
ニムラナ工業団地は、現在、自動車部品などの日系企業の集中するデリー南郊の新興
都市ハリアナ州グルガオン地域から車で 1 時間半程度の恵まれた立地条件にある一方
で土地価格の上昇が続くグルガオン地域と比較すると極めて高い価格競争力を有して
います。
・立地条件:日系企業が集積するハリアナ州境に接し、デリー空港から約 105 キロ(約
1 時間半)
。デリーからムンバイに至る国道 8 号線に面しています。
・面
積:今回分譲予定のフェーズⅢは 1,166 エーカー。分譲(長さ約 3.5 キロ・幅
約 1.1~1.5 キロ)
2
分譲価格
1平米あたり(99ヵ年リース)単価:3,000ルピー(基礎インフラを含む)
各入居企業により電力消費量や盛土など若干のばらつきがある事も反映し、極めて基礎
的なインフラのみとし、基本単価を抑えております。
上記単価に含まれる基礎インフラ:
1.11KV電力・送電線敷設(各入居企業の建物まで)。ただし、33/132/220
KVの電
力・送電線についてはGSS(グリッド・サブ・ステーション)ポイントから各入居企
業迄の距離がまちまちであることから州電力局と直接実費交渉とする。(RIICOは紹
介のみ)
2.共有水道として、各敷地内、四車線および二車線の各公用道路に沿った形で各々直
径6インチまたは4インチの水道管により敷地の入り口まで地下水を供給。この場合、
水道代別途料金(約INR14~16ルピー/1000リットル)につき、 各入居企業独自で地
下水を汲み上げるほうが費用的には安上がりとのRIICO側の見解です。(ただし、地
下水汲み上げには、雨水地下水の浸透層の建設による中央政府地下水局CGWAの許
認可が必要となり、RIICOが一括承認の方向で検討中ですが、現時点でのスケジュー
ルは不明です。また日系企業支援として、当面公社自らニムラナ丘陵地帯に上記浸透
層を建設、各社上乗せで地下水利用が可能となっています。)
3.敷地内公用道路、正面入り口6車線、幹線道路4車線、支線2車線および街灯の敷設。
4.敷地内レベリングは平坦化作業のみ。盛土は含まず(ただし、RIICO側が業者紹介
のみ)。その結果、各区画は、若干、道路より低くなります。
5.排水溝は、各上記全ての敷地内道路に沿った形で敷設。
3
ニムラナ日本向工業団地NEEMRANA INDUSTRIAL AREA PHASE III
(所在地住所)
RIICO INDUSTRIAL AREA, NEEMRANA PHASE III
ニューデリー中心部
デリー国際空港
ハリアナ州
105KM
Shahjahanpur
Rajasthan
Gurgoan グルガオン
ダルヘラ
バワル
シャジャハンプール
デリー国
Bhiwadi ビワディ
Chopanki チョパンキ
際空港
Behrorベロール
国道 8 号線
Khushkhera クシケラ
Neemrana 【国道8号線沿い】
ニムラナ工業団地【デリー空港より約105キロ】
ジャイプール
ラジャスタン州
ラジャスタン州デリー隣接地域
開発主体:ラ州産業開発公社(RIICO)
ニムラナフォートパレス
デリー国際空港: 105 KM
インド企業入居済み
(1150 Acres)フェーズ I &II & EPIP
RIICO 事務所
ハリアナ州境バワルより
正面入り口看板
車で約15~20分
Japanese Site
ジャイプール 142KM
国道8号線
MIDWAY TOKAS(待合せ場所)
3.5 KM
(1166 Acres)
フェーズ III
1.3 KM
第1次優先分譲区画
日本企業専用工業団地(フェーズIII)
(ジャイプール側)
RIICO 側 現地担当責任者 : MR.RC JAIN ( RC ジェイン)
【携帯】09414049416
現地責任補佐:MR.
SC GARG (SC ガルグ)
E-mail: [email protected]
【携帯】09413341372
現地管轄事務所 :Sr. Regional Manager,
RIICO Ltd., Unit office
EPIP Neemrana. Distt. Alwar (Raj.)
Phone No. +91-142-246215, 246216, 246214 (Fax)
4
ラジャスタン州との投資促進に係る MOU 締結
ジェトロ・ニューデリーは、インド進出を決定あるいは検討中の日本企業が、より有
利に工業用地を取得できるよう、同工業団地の活用促進・ラジャスタン州への投資促進
に係る覚書をラジャスタン産業開発・投資公社(RIICO)と締結しました。2006 年 7 月
21 日にラジヴィ・ラジャスタン州工業大臣と渡辺ジェトロ理事長の立会いのもと、RIICO
総裁とジェトロ・ニューデリー所長が MOU に調印しました(2012 年 8 月 1 年延長済み)
。
* ジェトロは日本企業向け工業用地分譲が有利になるよう、州政府に働きかけ、セミ
ナーや現地視察の機会を作りますが、ジェトロが建設工事そのものや分譲手続きの
代行を行うものではありません。
ラジャスタン州投資インセンティブ
•主要インセンティブ Policy Highlights: 安価な土地代 /平米(基礎インフラ込み)
–労賃総額の 25%を付加価値税(VAT)より相殺。
(ただし、対象は労務者共済基金加入
が条件。上限は VAT の半額)
–消費電力州税(消費単位当たり 40 パイサ / 1 ルピー=100 パイサ)を 50% 割引(7 年
間のみ)
。ただし、上記単価に変更があるのでご注意ください。
–土地取得印紙税 50% 割引。
(割引後
5%/
2008 年度)
上記州のインセンティブは、ニムラナ工業団地においても適用されます。ただし、これ
らは州側の事情等により適宜変更改訂されますのでご注意ください。
詳細:http://www.finance.rajasthan.gov.in/tax/rips/f4(18)2001-05.07.08.pdf
ニムラナ進出日系企業へ特別インセンティブ
ラジャスタン州政府は、ニムラナ工業団地フェーズⅢに用地取得を申請した日本企業
への特別インセンティブとして、州外への物品販売にかかる中央売上税(CST:Central
Sales Tax)を、現状の2%から0.25%に減免(ただし、現時点での有効期限は、2013
年7月25日まで)することを決定しました。ただし、実際の減免申請につきましては、
州政府への申請が必要となります。
[参考1:中央売上税(CST)の今後の動向]
中央売上税(CST)の徴税権は生産売上拠点をもつ州政府にあり、州政府の財源の
一つでもありました。しかしながら、販売税VATのインドレベルでの施行に伴い、今
後はVAT(GST)に統合される方向で検討されています。
[参考2:通常の販売税(VAT)について]
ラジャスタン州では 2011 年 4 月 1 日より、従来の州販売税(State Sales Tax)が
VAT(付加価値税)に置き換わりました。本税は、CST とは異なり、州内での物品販
売に課せられるものです。製造業者、販売業者のいずれにも適用され、製造および販
5
売における複数段階での付加価値が課税対象となります。税率は、原則として、大半
の製品が 12.5%、原材料、特定の部品および資本財は 4%となっています。
土地取得に関する従来のインセンティブ
入居率が8割を超えたことにより、土地取得規模に応じた購入価格からの割引率がな
くなり、一律価格となりました。
追加インセンティブ
20,000平米以上で、初期投資額が5億ルピー以上の場合、RICCOより土地購入総額の
10%の返金がなされます。返金の時期は、目に見える初期投資がなされたとみなす生産
開始後が前提となります。
例えば、5億ルピー以上の初期投資である場合は、土地総額の10%である平米あた
り300ルピーが生産開始後RIICOより返金されます。ただし、このインセンティブは
開発公社RIICOの方針により変更となる場合もありますのでご注意ください。
ニムラナ工業団地の申し込み手続き
・申し込み先: ラジャスタン州産業開発・投資公社(RIICO)ニムラナ事務所
(同事務所へのコンタクト前にジェトロ BSCN へご連絡ください)
・ 必 要 書 類 : 上 記 事 務 所 に て 入 手 、 も し く は RIICO ウ ェ ブ サ イ ト
(http://www.riico.co.in)より必要書類はダウンロードでき
ます。ニムラナ工業団地のケースは従来の分譲工業団地と異なる
個所があるため、記入方法に関しては今後詳細をジェトロと
RIICO で調整する予定です。
・ 手数料:申請料として RIICO に対し 100 ルピーを支払う。
[参考]
現時点で RIICO 側は、
土地売却メニュー欄にある
「フォーム A および A-III」
(FORM
Aー土地分譲申請書 A-III-工事概要)、「フォーム C」(FORM Cー土地使用購入合
意書/前払い支払い申請書)および「フォーム D」(FORM D-土地使用購入合意書/
分割払い申請書)のダウンロードにて記入を依頼しております。
6
申込み手続きのフロー
1.土地取得申込書「フォームAおよびA-III」(www.riico.co.in にてダウンロード)
をRIICOに提出。ただし、「フォームA」にある26%(25%+1%保証金-生産開始後返金)
の前払い金額はブランクのままでもよい。これにより、土地区画の予約が始まる。
上記申込の写しを当ジェトロ・ニューデリー事務所担当者宛てに別途ご送付ください。
2. RIICO側は、入居区画を先着順により優先的に割当てる。インドに会社設立済みの
企業は、上記「フォームA」提出後、15日以内に26%の前払いがRIICOに対してなされな
ければ、上記予約はキャンセル扱いとなる。
しかしながら、インドに会社登録が完了していない企業の申込みは、上記予約期間は、
2ヶ月間において有効とする。ただし、この期間については、開発主体と各事業主体が
個別に確認をする必要があります。
なお、26%の手付金、あるいは全額前金支払後のキャンセル料に関しては、毎年変更の
可能性がありますのでご注意ください。
3.RIICOは、上記26%前払いの受領後速やかに、申込み企業に対して「土地区画割当て
通知書(アロットメント・レター)」を送付する。申込み企業はこの通知書を受領後、
直ちに入居区画内での独自の工事を着工できる。(ただし、この通知書に添付されるレ
イアウト図にて区画等詳細をご確認ください)
4.上記手順にもとづき、正式な入居資格は以下の条件を満たすことにより速やかに発
生する。
(1)支払い完了後(残額75%、60日以内。この60日を超える場合は延滞金利が付きますの
でご注意ください。ただし全額一括前払いの場合は直ちに発生)、土地購入契約書「フ
ォームC」に署名・親指印および印紙添付の上、RIICO宛に提出。
(2)印紙代は、土地購入総額の5%(インセンティブ割引後、ただし変更あり)を支払う。
(ただし支払い方法は、現金払い又は小切手払い)
→ 別途州政府あて印紙代の割引申請が必要。
(3)現地法人の代表者は、ニムラナにある登記所にRIICOの案内で出向き、契約書・定款
等の関連書類とともに親指印による認証式(アテステーション・セレーモニー/イン
ド全国共通)にて土地取得が発効する。
註:土地区画割当通知書【アロットメント・レター】および土地契約書「フォーム C」
に記載の事項に付きましては、
『開発主体(RIICO)の土地処理規則 1979』
(RIICO
ホームページ或いは開発公社デリー事務所にて原本ご購入下さい。一冊 100 ル
ピー)と共に、最新の情報等を反映した細則としての法的性格をもつ合意書とな
りますのでご注意ください。
7
支払い条件
・全額一括前払い
2%割引
・ 26%前払い(保証金1%)、残額75%
60日以内完済あるいは3ヵ月ごと7回残額
払い、ただし12%残額利子付加)
入居区画割り当てについて
ニムラナ工業団地(フェーズIII)の入居区画の割り当てですが、RIICO側との了解事
項として、申し込み先着順により優先的に区画を割り当ていたします。つきましては、
RIICOへの申込書「フォームA」の提出順にて行いますのでご了承ください。
RIICOによれば、敷地正面入り口から6車線のメイン道路右側および国道8号線沿いの
敷地(ジャイプール側約435エーカー)が優先分譲の対象区画となります。
ニムラナ工業団地の周辺施設
・最寄りの貨物駅 - Bawel(バワル)
・最寄りの空港
: 23 KM
‐Rewari(レワリ)
: 33 KM
-デリー国際空港
: 105 KM
- ジャイプール国内空港 : 150 KM
・コンテナ集結地(Inland Container Depot)
-Rewari (レワリ)
: 33 KM
-Bhiwadi (ビバディ)
: 48 KM
基礎インフラの概要
・水 源:
地下水 / 地下水脈 40 メートル(ボーリング推奨 60~100 メートル)
・利用可能地下水量: 20 キロリットル/1時間当たり(ただし地下水取得については
前述のとおり中央政府地下水局 CGWA および開発主体 RIICO の
承認が前提となります)
・水 質: 飲料に適する
・電 圧: 33/11KV GSS
・風 速: 時速 5KM(平均)
・平均湿度: 53.78%
・年降水量: 最大 132.38cm/ 最小 22.54 ㎝
・年平均降水量:
62 ㎝
・最低土地地耐力
:10~12 トン/平米
ただし、以上の概要は、敷地内フェーズ I&II 開発についてのもの。
8
敷地内および周辺一般施設
銀行
SBBJ & PNB Branches
郵便局
Available
警察署
Available
消防署
Available
現金自動支払い機(ATM)
Available (HDFC)/SBI
通信施設
BSNL & AIRTEL
インターネット
BSNL
学校
2 Nos. (10+2 standard)
大学
1 No. (Engineering)
ホテル
Hotel Neemrana Fort & Palace(1 KM)
Hirohama Service Apartment(1KM) / Days Hotel(5KM)
Siva Oasis (8 KM)/ Shakti Resort (10 KM)
病院
Govt.Hospital Behror (15km) 01494-230104
Govt.Hospital Kotputli (35km) 01421-222088
RIICO側の基礎インフラ開発スケジュールについて
RIICO側は、基礎インフラ開発分譲のための作業手順として、今後六ヶ月以内に、ま
ず正面入り口の敷地内幹線道路よりジャイプール側を重点的に開発し、またそれと並行
して、敷地全体の6車線および4車線の道路・街灯および排水溝等を完成する予定でおり
ます。
なお、各社独自の建設工事については、「土地区画割当て通知書(アロットメント・
レター)」受領後、を速やかに開始することが可能です。(*開発主体である州産業投資
開発公社(RIICO)により、基礎インフラの完成宣言が、2010年10月1日になされました。)
ニムラナ工業団地内でのRIICOが設置する地下水および電力使用料金
1.地下水使用料金
工業団地内にRIICO側が設置する地下水汲み上げポンプからの水の供給に際し、水道
使用料金は以下の通りとなっています。ただし、各社が独自に入居敷地内に設置する地
下水ポンプについては、基本的に無料となります。前述のように中央政府CGWAおよび開
発主体RIICOの承認が前提となります。
水道料金 :14~16ルピー
/
1,000リットル当たり
2.電力料金
月ぎめで 以下の料金が加算された値段となります。
(1)電力消費単価 1ユニット当たり
6.5ルピー
9
※1ルピー≒1.7円
(2)基本料金
1kw当たり
90ルピー
(3)電力手数料
1ユニット当たり
0.2ルピー(通常手数料0.4ルピーの50%割引)
ただし、上記単価に年度改訂がなされますのでご注意ください。
<参考情報>
RIICOが設置する地下水汲み上げポンプ水量
RIICO が供給する電力
電圧
33
/
:18,000リットル/1時間当たり
11 kv GSS(Power Grid Sub Station)
※ユニットの意味
1ユニットは、1時間当たり消費量キロワット(kw)のことです。
例えば、1時間当たり5kwの消費量は、5ユニットとなります。
現地で従業員を雇用する場合の対象となる最寄の町
町の名称
人口
距離km
車での距離(分)
1 ベロール(Behror)
80,000
15
15
2 コトプトリ(Kotputli)
100,000
35
35
3 ビワディ(Bhiwadi)
110,000
55
60
4 アルワル(Alwar)
400,000
70
75
5 ケールタル(Khairthal)
80,000
50
60
1,200,000
60-80
70-90
7 ナルノ-ル(Narnaul)
250,000
40
45
8 レワリ(Rewari)
300,000
45
45
6 グルガオン(Gurgaon)
建蔽(けんぺい)率について
ニムラナ工業団地では入居される各敷地内での建蔽率(土地面積における建築面積の
割合単位:%)に関し、RIICO側は、セットバックス・エリア(Set Backs Area)とい
う表現にてガイドラインを設けております。
これは、入居された土地区画の各境界線から敷地内に建設される建物までの空地の距
離として表現されます。
例えば、40,000平米の区画の場合、正門側から25m、左右両サイドからそれぞれ15
m、後方の境界から15mの部分を空地として残さなければならないとの表現です。仮に
正方形の40,000平米(200メートル四方)の区画を購入された場合は、上記各境界線か
らの距離との差である160m×170m(=27,200平米)が建築面積となります。
この場合の認められる建蔽率は68%となります。これらは入居区画の形状により建蔽率
も若干変動いたしますのでご注意下さい。また、敷地境界を道路二面で囲まれる(コー
ナー・プロット)の場合はどちらも正面からの距離とみなされ正面からのセットバック
スが適用されますのでご注意ください。
10
以下が、RIICO側が示したセットバックス・エリアの一覧表となります。
入居土地面積
正面からの距離(m)
両サイド(m)
後方(m)
15
8
8
18
10
10
20
10
10
25
15
15
5) 10~15 エーカー
30
20
20
6) 15~30 エーカー
45
20
20
7) 30~50 エーカー
70
25
25
8) 50~100 エーカー
80
30
30
9) 100 エーカー~
100
30
30
1) 10,000~12,000平米
(2.5~3 エーカー)
2) 12,001~16,000平米
(3~4 エーカー)
3) 16,001~20,000平米
(4~5 エーカー)
4) 5~10 エーカー
ただし、このセットバックス・エリア内に認められる主な建築物は以下の通りです。
1)警備事務所およびタイムオフィス
2)簡易屋根付き駐車用建造物
3)トイレ
4)警備員用休憩室
5)救急室
6)貯水タンク
7)変電盤
詳細は、ラジャスタン産業開発・投資公社のホームページ(www.riico.co.in)にある
INDEX / CONTENTS
RIICO DISPOSAL OF LAND RULES, 1979
(http://www.riico.com/Disposal%20LAnd%20Rule%20-%20INDEX.htm)にて、
以下のように示された目次欄:テーブルEをご参照ください。
<Tables E>
Set Backs of Plots, Areas and Set Backs of Special type plots, Permitted
Facilities in Set Back Areas of Industrial & Non-industrial Plots
11
********************************************************************************
(ジェトロ・メールサービスのご案内)
ジェトロ・ニューデリー事務所では、ニムラナ工業団地への進出をご検討いただく皆
様のメールアドレスをご登録いただくことで、今後、ラジャスタン州政府ならびに RIICO
より得られた情報などを E メールにてご提供するサービスを実施しています。
ご希望の方は下記アドレスまでご登録をいただきますようお願いします。
ジェトロ・ニューデリー事務所 担当 大穀
+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=
宏、西澤知史
JETRO NEW DELHI
TEL: +91-(0)11-4168-3034,3006
FAX: +91-(0)11-4168-3003
Email: [email protected]
[email protected]
+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=
ラジャスタン産業開発・投資公社(RIICO)問合せ先
ラジャスタン産業開発・投資公社(RIICO)は、ニムラナ工業団地に対する日本デス
クをデリーおよびジャイプールに以下のように設置いたしました。土地購入手続きなど、
基本的な問い合わせへの RIICO 側の窓口となります。
デリー(資料請求のみ)
: 担当 シェリー・クリシュナニ( Ms. Shelly Krishnani)
Bikaner House, New Delhi Tel: (011) 23388748 /Mobile 9811628510
ジャイプール:
担当 アニール・シャルマ ( Mr. Anil Sharma) (Senior Deputy GM)
(日本デスク責任者)
Udyog Bhawan, Tilak Marg, JAIPUR
Tel:(0141)-5113238 Mobile : 094140-49407
E-mail : [email protected]
【ニムラナ地域管轄所】
:
現地担当責任者 : MR. RC JAIN (RC ジェイン)
【携帯】09414049416
現地責任補佐
:
現地管轄事務所:RIICO
MR.SC
E-mail :[email protected]
GARG (SC・ガルグ)
,EPIP ,Neemrana
Tel: 01494-246215
【携帯】09413341372
Distt. Alwar(Rajasthan)
FAX: 01494-246214
12
■□■
環境影響アセスメントの件
■□■
1.環境影響アセスメント(EIA-Environment Impact Assessment)の州政府への許可
申請は、以下の業種以外自動車産業に関しては基本的に不要。入居申請添付書類「フォーム
A-III」の詳細記入だけでよい。
2.もとより、中央政府(インド環境・森林省)が規制対象とするEIA基準については、
500ヘクタール(1250エーカー)以上の産業地域が対象となるが、ニムラナ工業
団地は技術的にこの基準をクリアしており、EIAの許可申請は不要。
3.他州と異なり、ラジャスタン州の産業開発地域についてはニムラナ工業団地も含めて、
EIAのエージェントなるものは、一切存在しない。
4.ただし、以下の有害廃液等を排出する特定産業については許可されない。
(参考:RICCOの産業規則(www.riico.co.in)にObnoxious Industry(FORM-B)として、
17項目の特定産業を列挙)
5.また、この規定された有害廃液に近似する工場排水等を伴う自動車産業以外の特定産業
(いわゆるオレンジあるいはレッドゾーン)については、その処理およびリサイクルに関し、
ラジャスタン州政府の環境課へ認可申請(申請方法はRIICO側より別途報告)しなければ
ならない。
【参考】
Obnoxious Industry(FORM-B)-ラジャスタン州産業開発地域にて許されていない17項目の
産業リスト
1. 悪臭を発生する有機化学肥料
2. 無認可のサルファ剤、可燃性酸、硝酸、塩酸その他酸性化合物
3. アンモニアの製造
4. 動物の死骸や臓物の焼却や廃棄
5. タールの蒸留又は製造
6. 塩素の製造
7. 漂白剤の製造
8. ゼラチンや膠(にかわ)の製造または魚類や動物の臓物の加工
9. 火薬や花火の製造または保蔵
13
10. 脂肪分の精製
11. 脂肪・獣油・ラードの精製または製造
12. 動物の死骸や臓物の廃棄や焼却
13. 食肉加工または保存
14. 動物性油脂の製造
15. 木炭
16. ビスコース繊維の製造
17. 悪臭、液体、ホコリ、煙、ガス、騒音、振動、可燃性を発する観点からの刺激物
【自動車産業関連の環境アセスメント】
ニムラナ工業団地での自動車関連産業では、基本的にEIA基準(添付資料参照)は不要との事
ですが、以下の業種につきましては、中央政府が定めるEIA基準が適用となり、ニムラナを含む
全ての産業特定地域において、EIA基準の取得が必要となります。
1.1時間当り5トン以上の容量をもつ金属溶解(鋳物)
2.5メガワット(MW)以上の自家発電設備
また、ラジャスタン州環境課(RSPCB)にて別途許可申請が必要とされるレッドおよびオレン
ジゾーンの業種につきましては、別途州政府環境課のホームページ(以下のアドレス参照)にリ
ストの詳細が掲載されております。
自動車関連産業にてレッドおよびオレンジゾーンとして注意が必要な業種は、とりわけ電気め
っきおよび上記容量以下の金属溶解(鋳物)となります。
この場合も所定の用紙を以下のサイトよりダウンロードにて許可申請していただくこととな
ります。
・ラジャスタン州環境課(RSPCB): http://www.rpcb.nic.in/
・許可申請用紙ダウンロード: http://www.rpcb.nic.in/consenttoestablish.htm
・レッドおよびオレンジ業種リスト: http://www.rpcb.nic.in/industrial_units.htm
⇒参考情報
EIAに関するRIICOからの通知: http://www5.jetro.go.jp/newsletter/ind/riicoletter2.pdf
中央政府が定めるEIA基準: http://www5.jetro.go.jp/newsletter/ind/notificationoneia.pdf
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【基礎インフラ維持費用】
1.年間維持費用【サービスチャージ】平米当り3.3ルピー/年(3ルピー30パイサ)
この費用は敷地内道路、水道管、送電線、樹木伐採等の維持メンテナンス費用となります。
ただし、各年度4月1日以降は、6%ごとのエスカレーション(07年度、平米当り3.5ルピー/
3ルピー50パイサ)となります。
2.州政府への土地借用料【エコノミック・レント】1エーカー/4千平米当り237ルピー/年
これも、各年度4月1日以降、6%ごとのエスカレーション(07年度、4千平米当り251.2ルピ
ー)となります。
* 上記レートは、RIICOよりの土地区画割当通知書【アロットメントレター】に記載さ
れます。また原則として5年ごとに料金の改訂がなされます。
上記維持費用は、RIICO側が基礎インフラ開発のレベルに応じて徴収するもので各産業地域に
より異なります。ニムラナ工業団地でも、上記基礎インフラの維持費用が発生します。
これにより、入居後基礎インフラの欠落等が判明した場合に応じ、RIICO側が修復維持の責任
を負うこととなります。
また、州政府への土地借用料は、RIICOよりの開発費用を含んだ土地購入代とは別途、州政府
からの99ヵ年リースとの名義上の理由により年度ごとに支払うものです。
ただし、支払い先は、この場合もRIICOとなります。
これらは、土地購入契約書である「フォームC」 2(a)&(b)項にも規定されます。
上記費用に関してはRIICOが日本企業向けに出した正式通知書は、以下をご参照ください。
http://www5.jetro.go.jp/newsletter/ind/riicoletter1.tif
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【州政府への排水・排気ガス・廃棄物処理申請】
ニムラナ工業団地内での排気ガス・排水・廃棄物処理の事前申請に関し、以下州環境管理局
(RSPCB)への諸手続きおよび問合せ窓口は、以下の通り。
<
ご参考
>
ニムラナ工業団地は中央政府が定める環境アセスメント(EIA)基準に該当しない一般産業地域
となります(RIICOよりの通知書添付)。
この一般産業地域(General Industrial Area)では、州政府当局(RSPCB)への事前認可申請
のみでクリアとなります。この詳細は州環境管理局(Rajasthan Pollution Contorol Board)の
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ホームページ(http://www.rpcb.nic.in/)に規定されております。
以下、ホームページ記載の申請手続きを翻訳致しましたのでご参照ください。
<ログインID:india, パスワード:delhiuser>
http://www5.jetro.go.jp/newsletter/ind/RSPCBprocedure.doc
http://www5.jetro.go.jp/newsletter/ind/RSPCBcontact.pdf
http://www5.jetro.go.jp/newsletter/ind/RIICOEIA070227.pdf
(Consent
Management
http://www.rpcb.nic.in/consenttoestablish.htm)
環境管理の観点から、全ての事業は、“レッド”・“オレンジ”・“その他”の三種に分類さ
れ、 各分類の定義が別途詳細リストに列挙されています。
各事業主は、この分類をもとに、“レッド”業種については、州都ジャイプールにある州環境
管理局(RSPCB,Jaipur)、“オレンジ”および“その他”業種については、ニムラナ管轄のアンワ
ル地域管轄事務所(Regional Office,Anwal)の各窓口にて、申請書の記入方法等の問合せおよ
び申込手続きが必要となります。
<各業種の担当官および連絡先:(RIICOよりの通知書添付)>
1.“オレンジ”および“その他”業種
担当者:J.K.カプール氏(Mr.J.K.Kapoor)
TEL:+91-144-2372996
携帯:09414012638
Regional Office
RSPCB
8/43-44,North East Block(NEB),Housing Board Colony, Alwar, Rajasthan
2. “レッド”業種
担当者:ビジェイ・K・シンガル氏(Mr.Vijay.K.Singhal)
(州環境課
アンワル地域担当:環境エンジニアSr. Environmental Engineer)
TEL: +91-141-2711263/2711329/2709335(直通)
携帯:09414073930
E-mail:[email protected]
RSPCB
4 Institutional Area,,Jhalana Doongri,Jaipur, Rajasthan
ただし、人事異動等により上記担当者が変わることもありますので、ご注意ください。
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【新土地取得価格確定】
開発主体(RIICO)側よりの回答にて、ニムラナ工業団地の新な土地取得価格が、以下の通り確
定いたしました。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
土地取得【99ヵ年リース】
価格 :
3,000ルピー/平米
(2012年10月18日以降より
適用)
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
上記価格には、11KV電力送電線敷設・敷地内公用道路およびこれに沿った水道管および排水溝設
置等の基礎インフラ開発費用が従来通り含まれております。
RIICO側の土地代の確定は、会計年度ごとのエスカレーション方式に基づき、上記価格の有効期
間は、原則として、2013年3月末までとしております。ただし、年度内での土地価格の改定の余
地もあるとのRIICO側の回答です。その場合は、別途通知がなされますが、ご注意ください。
<割引率>
入居率が8割を超えたことにより、取得面積の大きさに応じた割引率は適用されなくなりました。
その他、一括払いの場合は、上記割引後の購入金額より更に2%割引となります。
また、生産開始後5億ルピー以上の初期投資金額に対して土地支払い総額の10%がRIICOより返
金される追加インセンティブも従来どおり適用となります。ただし、この返金には最低建蔽率
20%を充たすことが必要となり、別途申請が必要となります。
なお、ご参考までに、現時点で申込企業約43社(20社生産開始、12社建設中)
により入居敷地の約9割の区画が予約済み、
約 40 万平米(90 エーカー)の分譲対象が残されております。
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着工・生産開始期限および延長手続き
開発主体である州開発公社(RIICO)より、ニムラナ工業団地での着工および生産開始の期限
に関し、以下の通り、回答がありましたので報告致します。
<1>
■着工期限
:土地契約締結の日付より6ヶ月以内
■生産開始期限
:土地契約締結の日付より2年以内
ただし、RIICOが行う敷地内道路、送電線などの基礎インフラの完成日より以前に、土地を取得
した入居企業に対しては、当基礎インフラの完成日をもって、上記着工および生産開始期限の起
算日とする。RIICOによると、現時点で基礎インフラの完成は2008年7月1日を予定とのことです
が、この完成日については別途RIICOより通知があります。
<2>
ただし、何らかの理由により、上記着工或いは生産開始の期限延長を申請したい場合は、
以下の条件でRIICOの承認により3ヶ月の延長が認められる。
■期限延長を裏付ける理由の説明
■期限延長手数料の支払い
A)着工の期限延長の場合
:申請時点での土地価格総額の0.75%
B)生産開始の期限延長の場合
:申請時点での土地価格総額の0.5%
単なる投機目的での土地購入に対処するため、州公社が開発するインドの工業団地では、着工
および生産開始に対して期限を設けるのが通例となっております。RIICOの回答もその趣旨に沿
ったものとご理解ください。
ただし、開発公社RIICO側の都合により、上記料率が変更となる場合もありますのでご注意く
ださい。
以下よりRIICOよりの回答(英文)をご覧頂けます。
http://www5.jetro.go.jp/newsletter/ind/RIICOcommencementterms08052008.pdf
ID:newdelhi
パスワード:delhiuser
<注>
ジェトロは提供する情報および助言をできる限り正確にするように努力していますが、提供
した情報および助言の正確性の確認・採否はお客様の責任と判断で行っていただいています。
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