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FloodWorks v9.0 の新機能

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FloodWorks v9.0 の新機能
FloodWorks v9.0 の新機能
InfoWorks CS とSD の統合
FloodWorks に InfoWorks CS と SD が統合されました。v9.0 では、1次元水理モデルのみの
統合を基本としています。汚濁負荷や2次元モデルについては、今後のバージョンでサポートして
いく予定です。今回の統合アプローチは、基本的に InfoWorks RS と同じように行われていま
す。
NWS レーダー降雨データの統合
アメリカ気象サービス(US National Weather Service)からのレーダー降雨データが統合され、この
レーダー画像を使用してデータストリームに降雨時系列データを生成できるようになりました。レー
ダー画像は、累積降雨深として提供されます。
FloodWorks Event Manager にてポンプ状態のグラフ描画機能が改善
FloodWorks Event Manager にてグラフ状態を描画する機能が改良され、グラフのY軸にポンプ
状態を表す「On」、「Off」、「Stop」、「Int(中間)」、「Open」 という言葉が表示可能となりました。
シミュレーション時間のパフォーマンスが改善
InfoWorks と FloodWorks 間での結果の移動が改善され、シミュレーション時間のパフォーマン
スが大幅に改善されました。
SQL 機能の改善
FloodWorks の SQL 機能が改善され、単一クエリーでの様々なオブジェクトタイプの検索や更新
を可能にする新しい SQL キーワードが追加されました。また、所与のオブジェクトタイプに対し
て2つのイベント間の時間を決定するクエリーを書くためのツールが追加されました。また、上流/
下流リンクフィールドに対してクエリーを設定できるようになりました。
ドングルの使用期限に関する警告メッセージが追加に
ドングルの使用期限がわずかになると、警告メッセージが表示されるようになりました。
このメッセージは、FloodWorksを立ち上げた時にドングルの使用期限が1ヶ月を切っていると、表
示されます。こうした警告メッセージの表示は、「Options」 ダイアログの 「General」 ページの
「Dongle Expiry Data Reminder」 チェックボックスを使用して、オン/オフにすることが可能で
す。
サポートを継続しているお客様に対してのみ製品の更新が可能に
現在サポートを継続しているお客様のみについてのみ最新版の製品が可能となりました。
v9.0では、サポートを継続されていない場合、警告メッセージのみが表示されますが、v9.5は、
サポートを継続していないと使用できないような仕様になる予定です。ご注意ください。
Tool Tips 機能の改良
ジオプラン上のオブジェクトにカーソルを近づけるとそのオブジェクトの情報を表示する 「Tool
Tips」 機能が使用/カスタマイズ可能となりました。
「Tool Tips」 として表示するフィールドは、ロングラベルと同じように各オブジェクトタイプに対し
設定可能となりました。「GeoPlan Properties」 ダイアログの 「Labels」 タブに新しいオプション
が追加され、選択されたラベルフィールドを 「Tool Tips」 として表示したり、「Tool Tips」 をイン
タラクティブにしたり(別のオブジェクトについてフィールドの一覧を表示したり閉じたり)できるよう
になりました。「Tool Tips」 に表示するフィールドは、「Labels」 タブの 「Label Fields」 ボタンを
使用して設定可能であり、「Use for Tool Tips」 チェックボックスをチェックすると、適用されるよう
になります。
FloodWorks Configuration Manager での Find GIS Object ツールの改善
GIS背景レイヤー内のオブジェクトは、「Find GIS Objects」 ツールを使用して検索することが可
能です。これまでのバージョンでは、テキストフィールドについてのみ検索を行うことが可能でした。
このv9.0では、機能強化が行われ、数値フィールドについても検索可能となりました。
オープンデータエクスポートセンターからのGeodatabase エクスポート機能の強化
v8.5では、オープンデータエクスポートセンターを介して Geodatabase Feature Class 内のフィー
ルド値を更新できるようになりました。このバージョンでは、オープンデータエクスポートセンターの
フィールドマッピンググリッドにて新しくジオメトリフィールドタイプが使用可能になりました。ジオメト
リフィールドをマッピングすることで、Geodatabase を更新する際にオブジェクトのジオメトリを更新
できるようになりました。
オープンデータインポート/エクスポートセンターに Delete Mission Objects オプションが追加に
オープンデータインポートセンターを使用して FloodWorks のデータベースを更新したりオープンデ
ータエクスポートセンターを使用して外部データベースを更新したりする際に、削除されたオブジェ
クトの取扱について新しい機能が追加されました。
•
オープンデータインポートセンター: 「Delete missing objects」 オプションは、「Table to
Import Data Into」 で選択したオブジェクトタイプで、外部データソース内に存在しない
オブジェクトを InfoWorks の既存データの中から削除します。削除の前には確認メッセージ
が表示され、削除されるオブジェクトの一覧と削除をキャンセルするためのオプションが表
示されます。
•
オープンデータエクスポートセンター: 「Delete missing objects」 オプションは、「Table to
Export Data From」 で選択したオブジェクトタイプで、外部データソース内に存在しない
オブジェクトをそのデータソースから削除します。(この機能は、Oracle データベースや
ESRI Geodatabase を更新する場合にのみ使用可能です。)
VBScript 機能の強化
オープンデータインポートセンターからネットワークを更新する際に使用される VBScript 機能に
ついて以下の拡張が行われました:
•
新しく 「DeleteRecord」 が導入され、更新プロセス時にオブジェクトを削除することが可
能となりました。
•
「OutputMessage」 スクリプトメソッドが拡張され、メッセージのタイプ(エラー、警告、情
報)が出力されるようになりました。
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