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名古屋ビデオクラブ会報

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名古屋ビデオクラブ会報
平成26年12月第213号
名古屋ビデオクラブ会報
会長会長 古橋三久
会長 古橋三久 〒456-0045 名古屋市熱田区大瀬子町813
Tel:052-253-8922
ホームページ http://nagoya-video.main.jp/
秋の大撮影会開催!
秋の撮影会は、11月2~3日の両日、岐阜県南部の滝めぐりを中心に、5名の参加者で行われました。
当初予定は長野県開田高原周辺の紅葉が狙いでした。しかし、9月27日に御嶽山が噴火して57人が死亡し、
6人が行方不明という大きな被害を受けました。
撮影会で利用を予定していた御岳ロープウェイの営業も今年度終了となったことから、急遽行先を「紅葉の美
濃路・滝めぐりとせせらぎ街道」に変更になりました。
撮影会は11月2日午前7時30分、名鉄金山駅南口を古橋会長の車に、小島(高)さん、谷さん、北村が同
乗して出発しました。
空模様は曇りでしたが、天気予報では二日間とも雤具必携のようです。
岐阜市内に入り、8時15分コメダ珈琲長良店駐車場で、金武さんと合流し参加者5名全員揃ったところで、
古橋会長から撮影行程の説明を受けまし た。撮影会に先立つ10月27日にせせらぎ街道方面の下見をしたと
ころ、紅葉は終わり間際で魅力無く、コースから外した方がいいとの提案があり、冒頭の コースとなりました。
ここから、古橋会長の車と金武さんの車の2台で撮影地に向かいます。最初の目的地は、関市洞戸黒谷地区の
「岩門の滝」です。滝は落差約20mで板取川の支流にあります。滝の横には滝名の由来となった大きな岩の門
があり、その下には不動明王が祀られています。
2番目のポイントは、関市武儀町の「権現滝」とそのすぐ近くにある「乙女滝」を訪れ、それで午前の撮影は
終わりです。
古橋会長お勧めの札幌ラーメンで昼食を取ったあと、3番目のポイントである下呂市金山町の横谷峡に向か
います。横谷峡には四つの滝があります。その内「鶏鳴滝」と「紅葉滝」を訪れました。
4番目のポイントは、郡上市和良町三庫の「三日月の滝」です。ここは岩場を乗り越えないと滝に近づけず、雤
が降り出したこともあって3人はリタイアし、古橋会長と金武さんのみが撮影に向かいました。
第1日目の滝めぐりはここで終了です。宿泊は郡上市白鳥町の農家ペンション「リトルパイン」、食事は殆ど自
給の食材を使っているとのことでした。
2日目は、朝7時15分にペンションを出発し、最初に白鳥町前谷の「阿弥陀ヶ滝」を訪れました。この滝は落
差60m、日本の滝100選に入っています。
次に訪れたのは郡上市美並町の「釜ヶ滝」で、下から「三の滝」、「二の滝」、「一の滝」とあり、梯子のよ
うに立った階段の昇り降りが大変でした。撮影会の滝めぐりはここが最後でした。
帰りには関市板取杉原の川浦渓谷へ寄り、見頃の紅葉をカメラに収めましたが、残念ながら途中から雤に見舞
われました。
今回滝めぐりを体験して、滝までの道のり、体力、撮影ポジション確保など想像以上に大変だということが
分かりました。
古橋会長、金武さん、二日間大変お世話になり有難うございました。 (北村さんの報告)
第 126 回上映会盛大に開催される
近くに初雪が降ったのは今月6日だったと記憶しています。その後寒かったが雪らしいものは見ませんで
した。しかし上映会の朝は窓を開けると一面白く、大きなボタン雪が激しく降っており驚きました。日本海
側の大雪のニュースを聞いているだけにこれはえらいことになるぞ・・と身構えました。おりしも今日は衆
議院議員選挙の投票日、まだ期日前投票を済ませていないので定例会に出かける前に行かなければ・・とあ
わただしい朝となりました。伊吹おろしも名古屋までは雪を運んでおらず、寒いながらも岐阜ほどではあり
ませんでした。今回は11月に行った大撮影会のインナーコンテスト発表会でもあり沢山の美しい滝をどの
ように撮られているか楽しみな定例会となりました。
日時
平成26年 12月 14日(日)13:00~17:00
場所 名古屋市昭和区川名町46-4 滝川コミニュテイセンター
参加者数 10名
15作品
コンテストの作品
撮影会の参加者は5名、参加できなかった方は別作品で参加していただき9作品を鑑賞しました。
再入会していただける予定の二名の方を含めて11名が各自3作品を投票しその順位を決めました。
★結果 入賞一席
「錦秋の美濃路滝めぐり」 6 分 00 秒
金武さん
二席
「伝統を継ぐ」
6 分 00 秒
桂川さん
三席
「練習船 海王丸」
6 分 55 秒
木村さん
① 阿弥陀ケ滝 2014 秋」
6分00秒
谷さん
二台のカメラで撮影したが足場が悪いところでは無理。紅葉は太陽の光が不可欠であり天候との日程調整が大切だと感じた。
・さすがにお見事、滝の撮影は谷さんが一番と言わせる出来ばえ。
② 岐阜南部の滝と紅葉」
6分12秒
北村さん
撮影会で訪問した滝を網羅しながら制限時間に収めるべくシーンの選択に時間をかけた。
・アングルや色合いに優れたカットがつづき美しい紅葉が楽しめた。
・ナレーションがなくて物足りなさを感じたと言う意見とすっきりしていてよかったと分かれた。
③ 最後の風景」
5分37秒
辻さん
18 年間つづいた小さな絵画教室、同じ時代を生きた団塊の世代の姉や妹たち、同世代を共に支えて合いながら生きて来た。そん
な主婦たちの人生の景色について語ってもらいました。
・言葉が聞き取れなくて理解しにくい部分があった、テロップ等の工夫をしてみたらどうだろうか。
・珍しい発案と構成であり目新しいものを感じた。
④ 「奥美濃の滝探訪」
5分35秒
古橋さん
今回初めてデジタル一眼を使ってみました。さまざまな面でやはりビデオカメラのほうが一枚上の感じであり、不慣れな点も手
伝って思いどおりの作品にはなりませんでした。
・苦労話にもあるようにデジタル一眼による撮影であったためと思われるぎこちなさを感じた。
・滝の羅列になりがちな内容を地図やテロップを使いうまく説明し、まとめてあった。
⑤ 練習船 海王丸」
6 分55分
木村さん
【三席作品】
名古屋港入港からセイルドリル(展帆訓練)出港までの三日間を撮影。尺の長い映像を取捨選択し編集するのに苦労しました。
・帆を張る 全景
夜景 出帆などの順番が少しわかりにくいところうがあった。
・鳥の群れがうまく撮影されていたり珍しい被写体に新鮮さを感じた。
⑥ 笠寺の一里塚」
5分00秒
羽生さん
一里として植えられたエノキが老木となり市民に親しまれています。その周りに今年もみごとな彼岸花が満開しました。
・ナレーションはソフトでしょうか?若干の違和感がありました。
・歴史を感じさせるこういった素材には深く共鳴させられます、次作品も期待したい。
⑦ 岐阜県 滝めぐり」
5分45秒
小島(高)さん
撮影会の作品であり各所の地図を入れたかったのですが、位置関係がわからず断念しました。
・これだけの数の滝が並ぶとやはり地図やナレーションがほしくなります。
・素晴らしいアングルと色彩にうっとりさせられました。
⑧ 錦秋の美濃路滝めぐり」
6分00秒
金武さん
【一席作品】
二日間とも雤にたたられた撮影会となり雤合羽に傘を差しての撮影で大変でした。
・地図を効果的に入れ、沢山の滝の中でも特徴ある滝に絞って編集する等完成度の高い作品になっている。
⑨ 伝統を継ぐ」
6分40秒
桂川さん
【二席作品】
提灯に張られている紙は和紙を使います。その和紙と提灯づくりの実情を訪ねてみました。
・スタート部分の映像がそれ以後のものと比較して悪かったように思う。
・沢山のカットを時間をかけて収録しており深みのある作品となっている。
コンテストの審査、表彰式の模様
今月の作品
① 「桃洞の滝 2014 年秋」
5分45秒
谷さん
遠方に出かけ、しかも再挑戦の作品。
・アングル、色彩共にすばらしく、絶景にうっとりさせられた。
・狭い場所や日陰で撮影することになり、アイリスの調整が課題となりそう。
② 「昭和の風物詩」
7 分55秒
古橋さん
二年前の作品の続編です。貴重な映像に注目してください。
・この時代によくもこんな映像が残せたものだとただただ感心するばかり、まねの出来ない作品。
③ 「生い立ちムービー」
7分00秒
古橋さん
結婚式の為に作成しました。
・皆さんもこんな作品を依頼されることがありそう、参考にさせていただきましょう。
④ 「秋の炮烙山」
4分25秒
小島(高)さん
偶然頂上から噴火後間もない御嶽山を見る事が出来ました。
・ここからはかなり遠い距離、三脚付で撮影されておればなお良かったものと思われる。
⑤ 「もみじ狩り」
5分12秒
木村さん
おなじみの東山植物園の紅葉です。ライトアップまで撮影しました。
・夜間の撮影はなかなか難しいがさすがにうまく処理されている。
⑥ 「東山公園」
3分00秒
山下さん (入会予定)
東山公園の秋を撮影しました。
・さすが大型カメラ、威力を見せる見事な画像でした、次回も期待しています。
*上映会への積極的な参加のお願い
・上映会は皆さんの発表の場です。各自の持ち時間は15分とさせて頂いております、時間内であれば複
数件でもかまいません。もちろん製作途中のものでもかまいません。
沢山の楽しい作品をお待ちしております。
・作品がない方のご参加も大歓迎です。新たに入会を希望される方々をお誘い会わせて出席頂きますこと
を、お待ちしております。
*27年度総会のご案内(総会終了後
1)日 時
2) 場 所
恒例の懇親会を行います)
1 月11(日) 午前 9 時
※ビデオ年賀状をお持ちください。
「滝川コミニテイセンター」 名古屋市昭和区川名山町 46 番地 4 052-833-5300
3) 懇親会会場「一右衛門」 午後0時
名古屋市昭和区山里町 67 遊ポイント 2F 052-831-0011
*ビデオ年賀状作成のご案内
・恒例のビデオ年賀状を下記の要領で実施します。
1)作品時間は4分以内で一人1作品
2)本人の顔出しがあること。
3)内容は問いませんが年賀にふさわしいものであることを期待しています。
4)作品は総会当日持参または郵送等で事務局にお届けください。
*再入会員のご紹介
・山下 猛さん:しばらく休んでおられましたが再入会のご希望がありました。
・青木さん:参観のご希望があり今回ご出席いただきました。
*訃報
・さる 11 月 14 日、会員の吉兼三丸さんがご逝去されました。
吉兼さんは平成 12 年に入会され独特の個性とキャラクターで常に会をリードされてき
ました。抜群の芸術的センスから生まれる動物の人形を登場させる作風は他の追随を許
さないもので、所謂「吉兼ワールド」を構築し、いままで多くのビデオコンテストの
上位入賞を果たしてきました。
・12 月 7 日規約にもとづき有志 9 名で自宅を弔問のうえ、香典をお届けし線香をあげさせていただきまし
た。また、上映会の冒頭では、出席者全員で1分間の黙祷を捧げ、氏のご冥福をお祈りしました。
吉兼さん、長い間ありがとうございました。安らかにお眠りください。――合掌
*今月のコラムは名和さんにお願いしました。
名和成夫さんは去る 11 月 21 日「全視連視聴覚教育功労賞」をお受けになられましたのでここにご披露さ
せていただきます。これは全国視聴覚教育連盟が毎年行っているもので今年は 12 名の方が受賞されました。
以下は全視連が紹介した功績概要です。
公立中学校を退職後、昭和 60 年に岐南町視聴覚協議会に入会、ビデオ撮影講座の講師やイベントの記録
撮影に努め、岐阜・西濃地区をはじめ県下各所のお祭りを中心に、伝統文化の映像保存に寄与している。平
成 9 年に「羽島市視聴覚クラブ」に入会後、顧問の要職を同 10 年から 15 年間務め、岐阜地区社会教育視覚
連絡協議会ビデオ部門の審査員として、同 19 年から現在も活躍している。
このように長年にわたり、視聴覚教育活動に率先して取り組むなど、地
域や県の視聴覚教育の発展における功績は甚大である。
機関紙に手記をのせておられますが、その中で岐阜県内の祭りを記録
撮影し続けてその数約 100 箇所、また数校の小学校PTAの依頼により
児童の成長記録を長年にわたって撮りつづけられ、記念品として生徒に
渡したDVDの枚数が 6000 枚を超えたとも書いておられます。
あとがき
大変な雤の中「秋の大撮影会」が実施されました。この条件の中で作品がちゃんと出て来るだろうか?予
定どおりコンテストが成立するだろうかと一抹の不安を持ってのぞみましたがご覧いただきましたように
立派な作品が並びました。しかもそのすべての作品が高いレベルにあり、大きな満足感に浸りました。天候
が悪かったことに加えて撮影場所が、当然のことながら足場の悪いところであり年配者には若干不向きであ
ったとの感想を得ました。今後の活動に参考にしたいと思います。加えて会長の撮影苦労話の中で気になる
一言がありました。今回スチールカメラで撮影されたようですが使いにくかったとのことです。いつものよ
うな作品づくりにつながらなかったと言うのが感想のようです。デジタル一眼によるビデオ撮影はビデオ専
用カメラにはかなわないということでしょう。技術屋さんの世界に「専用機器にはかなわない」というのが
あります。複合機器は便利ですが手の込んだ作品づくりには少し無理があるのだと感じました。(M.K)
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