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- 45 - 4 学生の受け入れ 到達目標 (1)本学の教育理念に適う入学生

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- 45 - 4 学生の受け入れ 到達目標 (1)本学の教育理念に適う入学生
4 学生の受け入れ
到達目標
(1)本学の教育理念に適う入学生選抜を実施する。
(2)受験生の学習目標とその多様化に適した複数の入試方法を設定する。
(3)適正な定員管理を行うとともに、入学定員を確保する。
(学生募集方法、入学者選抜方法)
A群:大学・学部等の学生募集の方法、入学者選抜方法、殊に複数の入学者選抜方法を採用してい
る場合には、その各々の選抜方法の位置づけ等の適切性
(1)現状説明
学生募集は、従来から、教員による高校等訪問、各種新聞・雑誌広告、各種競技大会プログラム
等への学生募集広告掲載等を通じて幅広く行ってきた。2003 年度からオープンキャンパス、2005
年度からオープンキャンパスキャラバンが開始され、また 2006 年度は地域・高校別入試説明会への
参加数を増加させた。
入学者選抜方法として、それまでの、指定校推薦、推薦入試、外国人留学生選抜、帰国者選抜、
社会人選抜、一般入試前期日程、後期日程を実施に加えて、2000 年度からアドミッション・オフィ
ス入試を導入した。2001 年度からはアドミッション・オフィス入試実施回数を 4 回に増加させ、2002
年度からは複数回チャレンジを可能にした。また、2005 年度から一般入試前期を A・B 日程に分け、
運動実技試験の有無等受験生の指向に合わせた区分を設けた。
2006 年度は、指定校推薦、推薦入試、外国人留学生選抜、帰国者選抜(1 期~4 期)
、社会人選抜
(1 期~4 期)
、一般入試前期 A 日程、一般入試前期 B 日程、一般入試後期日程、アドミッション・
オフィス入試(1 期~4 期)
、を実施した。
いずれの選抜においても、国際武道大学アドミッション・ポリシー(46 ページ「A群:入学者受
け入れ方針と大学・学部の理念・目的・教育目標との関係」参照)に基づき、それぞれ、指定校推
薦を受けた志願者、一定の競技力を有する志願者、外国人留学生、帰国者、社会人、一般志願者の
中から選抜している。
(2)点検・評価
学生募集方法に関する 2003 年度以降の改革は、
高校生に面接し体育大学へ進学する意義理解を促
す活動を拡充させる改革である。全体としては志願者数が減少する傾向にあるが、従来の募集活動
とあわせ、本学の教育理念に適う基礎となる志願者を確保してきたと評価できる。
入学選抜方式に関して、従来から受験者の多様な能力を公平に評価するための、多岐にわたる選
抜方式を行ってきた。特にアドミッション・オフィス入試の導入と展開は、武道・体育の単科大学
であるという特性を考慮し、学力だけに偏ることなく、武道及び体育・スポーツ技能をはじめ、各
学科特性への適合性、学習意欲、将来の可能性等を含めた様々な能力を公正に評価する選抜方法で
あり、多様性、適切性、公平性が確保されている。
一方で、学力の評価を受けない入学者のなかには、学力レベルで大学の授業に適切に対応できな
い学生が散見される。この入学前指導の充実の必要性を認識し、入学前指導課題の一部改善を図っ
ている。また、近年、指定校推薦枠が各大学から乱発される傾向にある。
「大学側が易きに流れると、
受験生側が易きに流れる。
」という考えのもと、本学では 3 年前から指定校推薦枠を整理・減少させ
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ている。この点、高等学校側の一定の支持を受ける一方で、近時の高校生には、指定校推薦枠が無
いと受験に至らない傾向が見られ、現実との乖離を指摘されている。
(3)将来の改善方策
学生募集については、18 歳人口の減少、志願者減少状況の中で、今後更に広告媒体を中心にした
「対象者(人)
:活字」から、
「対象者(人)
:大学スタッフ(人)
」の丁寧な募集活動に重点を移し
て拡充させるため、①オープンキャンパスの拡充、②オープンキャンパスキャラバンの拡充、③教
職員による大学紹介や募集活動の拡充を行う。
入学選抜方式として、一般入試が 2 月中旬に設定されているが、この時期には学生の海外研修・
遠征が従来から行われてきた(授業「海外研修」「海外交流」
、遠征「コペンハーゲンカップ」「ブー
デン・オープン」
)
。在学生へのサービスを一部減らすか、試験実施要員を一部減らすかの選択を
迫られてきた。2007 年度は早期に実施することで両立を図る改革を行う。
(入学者受け入れ方針等)
A群:入学者受け入れ方針と大学・学部等の理念・目的・教育目標との関係
(1)現状説明
入学者の受け入れ方針と大学・学部等の理念・目的・教育目標との関係について、2004 年度から
外部にも明確に提示すべくアドミッション・ポリシーを設定している。
アドミッション・ポリシー (入学者受入方針)
国際武道大学の建学の精神を理解し、武道・スポーツを通して自立した人間形
体育学部
成を目指すとともに、体育学の分野で学んだ事を活かし、社会を豊かにしよう
とする意欲に満ちた者
武道学科
体育学科
スポーツトレーナー学科
国際スポーツ文化学科
特に専攻する武道の技能の向上を目指す過程を通して専門的知識・技術・指導
力を身に付けることを目的にする者
特に体育・競技スポーツ・生涯スポーツに関する専門的知識・技術・指導力を
身に付けることを目的にする者
特にスポーツトレーナーとしての専門的知識・技術と実践力を身に付けること
を目的にする者
特に武道・スポーツを通じて社会を豊かにするための企画力・行動力を身に付
けることを目的にする者
(2)点検・評価
設定されているアドミッション・ポリシーは、建学の理念をもとに、各学科に共通する学部アド
ミッション・ポリシーと、各学科の特性を考慮した学科アドミッション・ポリシーとに区分してい
るが、相互の関連性や整合性は十分に取られている。
このアドミッション・ポリシーの明確化で本学の教育理念の理解を志願者に求めている。建学の
理念とアドミッション・ポリシーに一貫した周知徹底の必要性が確認された。解決のため 2006 年度
から設置された広報課を中心に、入試センターは連携を取って一貫した情報提供を行った。
(3)将来の改善方策
入学者の受け入れ方針と大学・学部等の理念・目的・教育目標との関係の一致が見られるので、
今後も現行の方針を継続する。
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B群:入学者受け入れ方針と入学者選抜方法、カリキュラムとの関係
(1)現状説明
2001 年度に新学科増設を伴うカリキュラム改編を行い、それに伴い従来の選抜方式に加えアド
ミッション・オフィス入試を実施して対応した。また、学科専門性を更に高め、アドミッション・
ポリシーとカリキュラムの関係を一層適合させる必要性も認識され、2006 年度にはカリキュラムを
改編する作業を行い 2007 年度から 2001 年度入学生にも極力受講が可能なような形で新カリキュラ
ム運用を開始した。
(2)点検・評価
入学者受け入れ方針と選抜方法、カリキュラムの関係に関しては、2001 年度に学科構成を変更し
た時点から、形式だけでなく、実質的に整合性ある内容になるように努力がなされてきた。すなわ
ち、新学科増設を伴うカリキュラム改編時にアドミッション・オフィス入試を導入したのは、学力
を偏重せずに実質的に本学の教育方針に適合する入学者を選抜するためであり、アドミッション・
オフィス入試合格者を増加させてきた。
一方、学力試験を実施しない試験による入学者の中には、学力レベルで大学の授業に適切に対応
できない学生が散見された。そのため、この入学前指導の充実の必要性を認識し、それまでは尊敬
する人物に関する取材レポートを課していたが、それだけではなく、体育・スポーツに関連する新
聞記事を要約させる課題を導入し、これから専門として学修していく分野と社会とのつながりを自
覚させるよう改善を行った。
(3)将来の改善方策
体育大学として、競技能力の優秀さを入学者選抜の評価尺度の一つとして採用しているところで
あるが、学力レベルで問題がある学生に対しては基礎教育等のカリキュラムにおける配慮計画が必
要である。
(入学者選抜の仕組み)
B群:入学者選抜試験実施体制の適切性
(1)現状説明
入学者選抜試験の実施にあたっては、各試験とも入試センター長を統括責任者とし、学部長、学
科長以下、各学科の教員で担当している。
合格候補者の選考に関しては、大学の役職教員及び各学科の代表者で構成される合格候補者選考
会議において合格候補者を選考し、教授会において当該選考の過程・結果を審議の後、合格者を決
定してきた。
(2)点検・評価及び将来の改善方策
入学者選抜試験ごとに担当教員を対象に、
実施に関する説明会及び評価方法等の説明会を実施し、
採点・選考基準の適切性と公平性を維持している。
合格候補者の選考に関しては、
合格候補者選考会議の選考過程と結果を、
教授会において説明し、
質疑応答を経て、審議し合格者を適正に決定している。当面現在の状況を適正に維持していきなが
ら、更に現行の実施体制に問題がないかどうかの検証を行っていく。
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B群:入学者選抜基準の透明性
(1)現状説明
入学者選抜基準については、担当委員会である入試委員会において原案を作成し、教授会におい
て審議し、機関決定した内容に沿って運用している。
(2)点検・評価及び将来の改善方策
入学者選抜の基準に関しては、教授会の審議並びに議事録の回覧を通じて、全教員と、入試に係
わる全職員に周知されており、透明性が確保されている。入学者選抜基準の透明性の確保について
は、当面は現在の状況を維持していくことになるが、常に透明性の確保について検証していく必
要がある。
(入学者選抜方法の検証)
B群:各年の入試問題を検証する仕組みの導入状況
(1)現状説明
入試問題の作成にあたっては、入試委員会の主担当教員のもとに一般入試問題 IBUST(本学独自
の筆記試験であり、出題範囲の中に体育大学にちなんだ問題を出題している。
)作成担当者が決定さ
れ、担当者毎に作成内容が決定される。これらの委員については公表されることなく、覆面担当者
として作業にあたることとなっている。実際に使用する入試問題の作成にあたっては、これらの作
業担当者から収集した原問題を入試委員会のメンバーを主たる構成員とする整理作業を担当する作
業班によって行われる。
入試問題の検証については、この整理作業を担当する作業班によって毎年実施されている。具体
的な作業は、出題範囲の適正さ、難易度の適正さ、入試実施後の正答率の分析等である。この作業
結果を参考にして、次年度の問題作成にあたっている。
(2)点検・評価
現在の方法に関しては、入試問題の検証作業が適切に行われている。
ただし、学内における入試問題作成作業と整理作業における教員の負担は増している。IBUST と
いう特性上、教員の負担を維持したまま実施した。
(3)将来の改善方策
現在の状況を適正に維持していく必要がある。入試問題作成作業を担当する教員の負担は非常
に大きくなっている。一方で受験行動の早期化で、一般入試受験生は減少している。この現状に合
わせて、一般入試 A・B 日程に分かれて IBUST を 2 回実施している状況を改め、2008 年度入試は統
一して試験日を 1 日にする。
(アドミッション・オフィス入試)
C群:アドミッション・オフィス入試を実施している場合における、その実施の適切性
(1)現状説明
アドミッション・オフィス入試を、すべての学科で導入し、入試センターが業務を担当し実施し
ている。アドミッション・オフィス入試に関しては、この入試の特性を十分に生かすべく、入試へ
のエントリー、事前相談(面接を含む)
、課題提出、面接試験といった段階を経て、入学者の選考を
行っている。
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また、合格者に対しては入学前指導を実施してきたが、2006 年度には一部内容を改善し、自己分
析だけではなく、情報を整理し分析し意見をまとめる作業課題を作成し実施した。
(2)点検・評価
アドミッション・オフィス入試は、学力に関する筆記試験等を実施しない選抜であることから、
確かに幅広い視点で見れば将来性を適切に評価していると言えるが、学力の点に限って言えば、面
接を通した論理的思考能力等を評価するに止まっている。入学後の調査においては、一般的に学力
試験を経る一般入試合格者が概ね良い成績を上げるが、決してアドミッション・オフィス入試合格
者が低いという訳ではなく個人差が大きい傾向にある。
(3)将来の改善方策
高校 3 年生の受験動向の早期化等の状況から、更にアドミッション・オフィス入試の比重が高
まると考える。現在の実施体制を適正に維持していく。
(入学者選抜における高・大の連携)
C群:推薦入学における、高等学校との関係の適切性
(1)現状説明
本学における推薦入試は、本学が指定した高等学校単位で志願者を推薦していただく指定校推薦
と、主に競技能力に視点をおいて選抜する学科別の推薦入試がある。後者については、すべての受
験者に広く門戸を開放しており、高等学校単位の関係は存在しない。前者については、高等学校単
位で指定校としてあらかじめ学校の選抜を行っている。
(2)点検・評価及び将来の改善方策
学内に指定校選考会議を組織し、過去の入学者の動向、高等学校からの要望等を委員会において
審議し、指定校を選考し相手校に通知するという手順で実施している。従って、選考される指定校
としての高等学校と本学の関係は適切な関係が維持されている。
特に 2005 年度に指定校数を減少させ、例外的に数校を新たに指定した。概ね、現状維持もしくは
減少させる方向にある。
少子化の影響を受けて受験生が減少する中で、安定した入学者数を確保する上で、指定校推薦は
重要な意味を持ってくる。特に昨今の社会動向を鑑みると、各学校段階における系列化が進行して
おり、この動向は今後もますます進行していくものと考えることができる。
その一方で、大学と高等学校の安易な連携が進路決定及び学生確保に問題を招くことになる。本
学としては、この風潮に対して自らを戒める意味でも指定校数を 2005 年度に減少させた。
しかし、それは高等学校との関係を軽視するのではなく、むしろ学生募集活動を教育のスタート
と捉え、丁寧に高校生との関係構築を図る必要があると判断したからである。
今後も、現行の推薦入試の仕組みを維持していく。
C群:高校生に対して行う進路相談・指導、その他これに関わる情報伝達の適切性
(1)現状説明
2007 年度は、受験生に対しては、学内で年間 12 回行うオープンキャンパスでの直接指導、各地
で行う進路相談会における直接指導、札幌、仙台、新潟、静岡、福岡及び沖縄の全国 6 ヵ所で行う
オープンキャンパスキャラバンにおける直接指導において、体育大学に進学する意味、社会的意義
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を説明し、その上で本学で何ができるか、そのことが将来にどのように繋がるかを確認させる指導
を行っている。さらに、情報提供及びウェブサイトを利用した情報提供、従来型の入学案内等を利
用した印刷物での情報提供等多岐にわたる情報提供及び指導ができる体制をとっている。
(2)点検・評価及び将来の改善方策
数多くの機会を全国規模で行っている本学の進路相談・指導の方法や媒体特性を生かした情報提
供は概ね適切に運営されていると評価できる。今後は、さらにきめ細かい全国規模の進路相談・指
導やインターネットを利用した更に詳細な情報提供及び、その技術を利用した受験指導等ができる
よう準備を進める。特に、本学独自の筆記試験である IBUST に関しては、受験対策が立てにくいと
いう高等学校側からの要望もあり、IBUST 受験対策関連の情報提供を実施する。
(科目等履修生・聴講生等)
C群:科目等履修生、聴講生等の受け入れ方針・要件の適切性と明確性
(1)現状説明
科目等履修生については「国際武道大学科目等履修生規則」に基づき、学生を受け入れている。
単位を必要としない科目等履修生を聴講生の扱いとしているのが現状である。
また、他大学(短期大学を含む)の学生を対象とした特別聴講学生規則を設置しているが、運用
実績はない。
本学の場合、科目等履修生の多くが、資格関連科目(教育職員免許、スポーツ・レクリエーショ
ン関連)を履修する本学卒業生で、その他は、別科からの進学者及び社会人となっている。
科目等履修生の入学資格は高等学校を卒業した者または、同等以上の学力を有するものとそれと
同等であると認められる者でなければならない。外国人留学生については、留学同意書(本人の保
護者)及び保証書(日本国内の保証人 1 人)の提出を求めている。
ここ数年の外国人受け入れはすべて本学別科修了生からの進学のみである。
(2)点検・評価
本学学部への入学者は教育職員免許状の取得を目標とする学生が多い。教職単位が未修得の学生
にとっては、卒業後、未修得科目を履修することで免許状を取得することができるため本学の科目
等履修制度は高く評価できる。
外国人科目等履修生の受け入れ状況は、別科で専攻した課程(柔道または剣道)を中心とした履
修傾向が見受けられ、目的意識がはっきりとしている。
(3)将来の改善方策
本学の科目等履修生は、資格関連科目を希望する本学卒業生と別科からの継続した留学生がほと
んどを占めており、受け入れ方針は適切である。その反面、一般の申込みが少なく、今後、社会に
開かれた大学として地域社会への貢献をするためにウェブサイト等を通じて更に情報を発信してい
く。
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(外国人留学生の受け入れ)
C群:留学生の本国地での大学教育、大学前教育の内容・質の認定の上に立った学生受け入れ・単
位認定の適切性
(1)現状説明
留学生の受け入れに関しては、外国人留学生選抜試験、アドミッション・オフィス入試において
受け入れ体制をとっている。
入学資格に関わる大学入学前教育等の審査については、本学入試センター及び国際室が独自に調
査した各国の学校制度に関わる資料及び本学国際室による関連調査等を実施し、大学入学前教育の
内容・質の認定を行っている。また、事例によっては、在日本各国大使館の協力を得ながら進める
体制をとっている。
(2)点検・評価
現状、概ね問題はなく適正になされていると評価できる。しかし、単位認定については本学別科
から学部へ入学した学生の取得単位の認定の要望と、諸外国の大学等で取得した単位の認定につい
て今後検討が必要である。
(3)将来の改善方策
今後、日本の伝統文化である武道に関する領域の国際化教育を進めていく必要があると考えてお
り、幅広い国から留学生を受け入れるにあたっての審査体制の見直し及び単位認定方法の検討を行
い本学の趣旨及び目的に合った受け入れを行う。
(定員管理)
A群:学生収容定員と在籍学生数、(編)入学定員と入学者数の比率の適切性
(1)現状説明
学生収容定員と在籍学生数に関しては、次の表のとおりである。
2007 年度在学生数
学 科
定 員
武 道
体 育
スポーツトレーナー
国際スポーツ文化
120
200
60
60
男
女
63( 0)
11( 0)
74( 0)
女
19( 0)
137( 0)
男
118( 0)
1年次
35( 0)
144( 0)
109( 0)
2年次
20( 0)
136( 0)
116( 0)
3年次
29( 0)
142( 1)
113( 1)
4年次
103( 0)
559( 1)
456( 1)
計
2007 年 5 月 1 日現在
男
女
男
女
235( 0)
21( 0)
49( 0)
28( 0)
256( 0)
77( 0)
544( 0)
226( 0)
22( 0)
45( 0)
31( 0)
248( 0)
76( 0)
534( 0)
236( 5)
21( 1)
55( 4)
23( 0)
257( 6)
78( 4)
547(11)
253( 1)
23( 0)
50( 1)
21( 0)
276( 1)
71( 1)
567( 3)
950( 6)
87( 1)
199( 5)
103( 0)
1,037( 7)
302( 5)
2,192(14)
59( 0)
7( 0)
66( 0)
66( 1)
10( 0)
76( 1)
62( 0)
16( 0)
78( 0)
250( 1)
44( 0)
294( 1)
※(
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)は編入生数
(2)点検・評価
概ね適正に運営されていると評価できる。ただし、体育学科とスポーツトレーナー学科に関して
は学生収容定員 1.25 倍を若干超える年度が散見される。また(編)入学定員と入学者数の比率に関
しては改善の方向にある。
(3)将来の改善方策
今後の課題としては、学生収容定員を厳格に捉え、超過することのない制度運営が必要であると
考える。
また、編入学に関しては、制度上の編入学定員を割り当てることを検討しなければならないと考
えている。これらに関しては今後の更なる検討が必要である。
A群:定員超過の著しい学部・学科等における定員適正化に向けた努力の状況
(1)現状説明
合格候補者選考会議及び教授会において、定員適正化に向けての努力をしてきた。
(2)点検・評価
2007 年度入試では、努力の結果いずれの学科も入学定員 1.3 倍以下に押さえた。特に武道学科で
は 1.25 倍以下に押さえることができた。
(3)将来の改善方策
2008 年度は、一般入試日程の変更を予定しているが、より受験生動向が予想し難くなっている。
従って、厳しい状況の中での更なる定員適正化を図らなければならない。
B群:定員充足率の確認の上に立った組織改組、定員変更の可能性を検証する仕組みの導入状況
(1)現状説明
組織改組、
定員変更等をその本務として恒常的に組織されているセクションは運営委員会である。
(2)点検・評価及び将来の改善方策
18 歳人口の減少等大学を巡る状況が厳しい中で、学長を中心として、常に定員充足率の確認の上
に立った組織改組、定員変更の可能性の検証がなされている。今後も常にその検証を行いつつ、そ
の仕組みについても改善の余地があるかどうかの検討を継続して行っていく。
(編入学者、退学者)
A群:退学者の状況と退学理由の把握状況
(1)現状説明
2007 年度在籍者数(5 月 1 日現在)2,192 名である。在籍者数における、2006 年度の退学者は 51
名で全体の 2.33%、除籍者は 14 名で 0.64%であり、退学者と除籍者の合計は 65 名 2.97%に及ん
でいる。
退学理由を分類してみると、上位は「進路変更」が 66.67%、
「経済的理由」は 27.45%であり、
この二つが占める割合は退学理由全体の 94.12%である。
「進路変更」については、主に他大学への編入学、専門学校への進路変更があげられ、2・3 年次
に多く見られる。
また、退学者を学年別にみると、1 年次生は 20 名、2 年次生は 14 名、3 年次生は 10 名、4 年次生
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は 7 名である。
なお、除籍者はそのほとんどが学費滞納による除籍である。
(2)点検・評価
退学希望者に対しては、所定の様式(退学願)に退学理由を差し支えのない範囲で記載するよう
指導している。また、退学理由が複数あるような場合では、一番大きな要因となった理由を記載さ
せているので、退学理由を具体的に記載させていると評価できる。
退学を申し出る際に教務課では、退学手続書類の説明の他に、チューターへの連絡は済んだのか
確認をしている。また、退学願が受理されるには、チューターからの「意見書」の提出が必要とさ
れるので、退学を希望する学生は、必ずチューターに報告をしなければならない。
(3)将来の改善方策
現状として、退学希望者は退学の意思が決まってから、チューターに報告として伝えるケースが
ほとんどであり、事前相談、連絡等の意思疎通が完全であるとは言えない。定期的に学生とのコミ
ュニケーションを行うことで、個々の学生の状況を把握し、退学を回避できるような解決策が提案
できる指導体制を再構築する。
また、退学理由として多くの割合を占めている「進路変更」の傾向として、そのほとんどが当該
学年の平均取得単位数を著しく下回っており、履修を途中で放棄してしまう学生の多くにこの退学
理由が当てはまる。
こうした面から退学予備軍を事前に把握し、
可能な限りのケアをすることで退学者の減少を図る。
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