...

たきかわ「環 のまち」物語

by user

on
Category: Documents
8

views

Report

Comments

Transcript

たきかわ「環 のまち」物語
わ
たきかわ「環のまち」物語
年 次 報 告 書
(平成 27 年度評価版)
滝
川
市
わ
◇たきかわ「環のまち」物語
年次報告書とは・・・
滝川市では「たきかわ「環のまち」物語~滝川市環境基本計画・地域行動計画~」
(以下「環境
基本計画」という。
)という環境に関する計画を平成 18 年3月に策定(平成 23 年3月改訂)しま
した。環境基本計画では、滝川市では環境においてどのような取組が行われているか、また、実
際にはどこまで成果が上がっているのかなどを、毎年、検証することも取り決めています。この
報告書はその一環として前年度の状況などをとりまとめて、皆さんにご報告するためのものです。
「たきかわ「環のまち」物語
~滝川市環境基本計画・地域行動計画~」とは
一口に環境といっても、様々な切り口がありますが、この計画では次の4つの視点(ここで
は「物語」と呼んでいます。
)から目指すべき将来の姿を描いた上で、それぞれにおいて達成す
べき数値目標などを設定しています。
そう
わ
1 資源の環
2
循環物語
廃棄物の発生抑制やリサイクルを推
進します。
ノ -
ザン
しょう
創エネ・ 省 エネ物語
エネルギーの消費抑制、再生可能エネ
ルギーの利活用を推進します。
リバー
わ
3 農・山・川物語
4
人の環づくり物語
豊かな自然環境、農業にふれあい、育
む活動を推進します。
環境づくりを担う人材育成とネット
ワークづくりを推進します。
計画では次のとおり具体的な数値目標を設定しています。
項
目
目標値
備
考
市民1人・1日当たりのごみ排出量(家庭系)
470g
―
リサイクル率
30.0%
―
省エネモニターのCO2排出量
年平均1%減
―
滝川市の公共施設におけるエネルギー消費量
原単位で
年平均1%減
―
農業体験授業(事業)実施校数
石狩川ルネサンスの森市民植樹祭植栽本数
環境学習リーダー養成講座の受講者数
環境市民大会の参加者数
40 校
H23~27 の累計
7,700 本
H18~27 の累計
延べ 200 人
H18~27 の累計
100 人
環境関連イベントにおける参加者の平均評価点
年平均
85 点以上
1開催につき
満点を 100 点とする。
※平成 23 年 3 月の改訂により数値目標が一部修正されています
1
(1)資源の環(わ) 循環 物語
1
平成27年度における数値目標の達成状況について
市民 1 人・1日当たりのごみ排出量(家庭系)
目標値(平成 27 年度時点)
実績値(平成 27 年度)
470g/人・日
562g/人・日
☆H27 年度までの状況
610 g
21.0%
600 g リサイクル率(%)
20.5%
590 g
580 g
20.0%
570 g ごみ排出量(g)
19.5%
560 g
リサイクル率
目標値(平成 27 年度時点)
実績値(平成 27 年度)
19.0%
550 g
30.0%
20.3%
540 g
18.5%
市民 1 人・1 日当たりのごみ排出量と
リサイクル率
第1次環境基本計画の数値目標の達成状況
ごみ排出量及びリサイクル率については、目標を達成することはできま
せんでしたが、分別の見直しを行い、新たな分別方法の啓発に努め、資源
ごみに新たに雑がみを加え、小型電子・電気機器の拠点回収などを行った
ことで、計画当初と比較し、ごみ排出量は減少し、リサイクル率は上昇し
ました。
今後も市民や事業者の協力を得ながら、廃棄物の減量化を図るとともに、
循環型社会の実現に努めてまいります。
家庭系
事業系
資源化量
区分
単位
収集人口 ①
収集世帯
人
41,262
41,589
世帯
21,324
21,305
㌧
1,851
1,873
㌧
5,219
5,184
㌧
544
553
㌧
877
903
㌧
683
657
㌧
9,174
9,170
㌧
1,792
1,769
㌧
2,636
2,591
㌧
119
119
㌧
597
311
㌧
139
158
㌧
5,283
4,948
㌧
619
576
生ごみ
燃やせるごみ
燃やせないごみ
粗大ごみ
資源ごみ
計
生ごみ
燃やせるごみ
燃やせないごみ
粗大ごみ
資源ごみ
計
②
③
燃やせないごみ・粗大ごみより回収
2
27 年度
26 年度
生ごみより回収
資源ごみより回収
計 ④
㌧
146
143
㌧
789
775
㌧
1,554
1,494
拠点回収
集団資源回収
資源回収の合計 ⑤
㌧
46
38
㌧
1,680
1,728
㌧
1,726
1,766
合計 ⑥(②+③+⑤)
㌧
16,183
15,884
埋立処分量
㌧
1,428
1,392
%
20.3
20.5
g
562
561
(資源回収以外)
資源回収
●リサイクル率(④+⑤)/⑥
●市民1人・1日当たりのごみ排出量(家庭系※1)
表1
●印は数値目標項目
一般廃棄物の収集内訳等
※1
資源ごみ及び資源回収除く
2 平成 27 年度における主な取組について
(1) 集団資源回収事業
町内会をはじめとした各種団体において、資源の回収を奨励し、回収された資源の量に応
じて、奨励金を交付するものです。
・実施団体数
延べ 300 団体(前期 149 団体、後期 151 団体)
・奨励金交付額
約 335 万円(前期 164 万円、後期 171 万円)
単位:t
27 年度
区
分
紙パック
紙 類
びん類
金属類
(スチール缶、アルミ缶、その他金属)
ペットボトル
その他
計
表2
26 年度
4
1,322
170
5
1,364
169
96
98
87
1
1,680
91
1
1,728
集団資源回収の回収内訳
(2) カレンダーリサイクル事業
年末年始に個人や事業所等で受け取るカレンダーや手帳などのうち、自ら使用する見込み
のないものを提供していただき、これらを滝川市まちづくりセンターにて展示し、希望者に
対してその場でお渡ししました。期間中(第1次/12 月 28 日~29 日、第2次/1月8日)
に約 1,701 点が新たな持ち主に引き取られ、有効活用が図られました。
(3) 滝川市リサイクルフェアの開催
平成 27 年度は、雨天のため中止となりました。
(4) リユースショップ情報発信事業
資源の有効利用やごみの減量化を推進するための取組の一環として、製品等の再利用(リ
ユース)の円滑化を図るべく、市内で古物営業を営む事業者店舗の情報を集約し「滝川市リ
ユースショップ一覧表」として情報提供を行っています。
・情報発信依頼店舗数6店舗
3
(5) 古着・古繊維の拠点回収について
ごみの減量化やリサイクル率の向上を目的として、ご家庭で不要となった古着・古繊維の
拠点回収を滝川市役所と旧粗大ごみ処理センター(中島町 210)で行いました。
平成 27 年度の回収量は約 8.9 トンで、前年度の約 8.5 トンから回収量が約 0.4 トン増加し
ました。
(6) 小型電子・電気機器の拠点回収について
ごみの減量化やリサイクル率の向上を目的として、ご家庭で不要となった小型電子・電気
機器の拠点回収を滝川市役所と江部乙支所、まちづくりセンターで行いました。
平成 27 年度の回収量は約 37.8 トンで、前年度の約 36.6 トンから回収量が約 1.2 トン増加
しました。
(7) 雑がみの回収について
燃やせるごみの削減及び資源循環促進の一助として平成 26 年4月から、新たに「雑がみ」
を資源ごみに加えました。平成 27 年度は 33 トンで、前年度の 37 トンから回収量が約 4 ト
ン減となりました。
(8) 滝川市フリーマーケット情報交流事業
滝川市内で開催されるフリーマーケットの情報を市が滝川市公式ホームページや電子メー
ルを通じてPRし、フリーマーケットの活性化を支援する取組です。電子メールでの情報は
市内外を問わずあらかじめアドレスを登録していただいた方に対して随時、送信しました。
・発信したフリーマーケット開催情報の件数3件
・登録件数81件
4
単位:kg
また、市役所くらし支援課のホームページから、開催情報の発信依頼や
情報登録ができますので、ご利用ください。
(2)創(そう)エネ・省(しょう)エネ 物語
1
平成 27 年度における数値目標の達成状況について
省エネモニターのCO2排出量※1
目標値 年平均1%削減
実績値(平成 27 年度) 前年比 4.23 %減
※1 平成 27 年度の CO2 排出係数が現段階で環境省から公表され
ていないため、平成 26 年度の排出係数(0.688CO2/kWh)で
算定しています。
6.0%
5.0%
4.0%
3.0%
2.0%
1.0%
0.0%
-1.0%
-2.0%
-3.0%
-4.0%
-5.0%
-6.0%
4.9%
0.8%
-1.0%
-2.9%
-0.8%
-3.3%
-3.2%
-5.7%
-4.2%
H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27
7000
滝川市の公共施設におけるエネルギー消費量※2
目標値(期間中平均)原単位で年平均1%削減
6500
6703 6538
6000
実績値(平成 27 年度) 前年比1%増
10.0%
6296
1%
5.0%
0.0%
-3.8%
5500
-5.0%
5000
※2 ここでの原単位とは施設の延床面積当たりのエネルギー消費
量としています。
15.0%
13.3%
4765
-5.9%
4500
4813
-15.0%
-13.8%
4000
H23
H24
H25
H26
-10.0%
-20.0%
H27
第1次環境基本計画の数値目標の達成状況
省エネモニターでは、年平均1%削減を計画期間中の平均で達成することを目
標とし、対象者に生活行動の点検や見直し等を行ってもらった結果、おおむね目
標を達成することができました。
公共施設におけるエネルギー消費量については、年度ごとに増減があり、約6
割の年度で目標達成に留まりましたが、LED 照明の導入やエアコン照明等の温度
管理に努めた結果5年間の平均では 9.2%減となりました。
2
平成 27 年度の主な取組等について
(1) 省エネモニターの実施
・内容:各家庭で生活の中でのエネルギー消費を意識していただきながら、具体的に省エ
ネルギーにいかに取り組むべきかを考えていただけるよう、一般市民を対象に省
エネモニターを実施しました。また、平成 23 年度からは、灯油、ガス、ガソリン
も調査項目として追加しました。
5
・目標:計画当初、国が推進する「チームマイナス6%」の目標に準じ6%削減を掲げス
タートしましたが、継続的に取り組むモニター家庭にとっては年数を経るにつれ
て現実的に達成が困難であることから省エネ法の努力目標として設定されている
年平均1%削減に準じることとしています。
・参加世帯数:49 世帯
・モニター対象期間:平成 27 年8月~平成 28 年2月分
・対 象 エ ネ ル ギ ー:電気、ガス、灯油、ガソリン
モニター世帯における二酸化炭素排出量の
推移について(前年データのない世帯は除外)
142,000
122,000
102,000
82,000
単位:kg
2,195
20,196
50,712
62,000
2,428
ガス
17,393
ガソリン
42,757
電気
42,000
22,000
52,892
灯油
38,488
2,000
H26
H27
(2) 滝川市の公共施設におけるエネルギー消費量について
滝川市が管理する公共施設全体で1年間に消費したエネルギー量は原油の量に換算す
ると 4,812 キロリットルになります。
数値目標にもある滝川市の公共施設の延床面積当たりの原単位エネルギー消費量では、
昨年度と比較して1%増となりました。
滝川市の公共施設エネルギー消費量
(1年間に消費したエネルギー量を原油量に換算)
5,000
4,500
4,000
1,413
1,514
3,352
3,298
H26
H27
3,500
3,000
2,500
2,000
市長部局
教育委員会
(3) 公共施設における使用済み食用油の燃料利用
市内公共施設(中央児童センター)に廃食用油を燃料として利用す
る専用のボイラーを平成 23 年度に設置し、学校給食調理で使用した
油のほか、市内事業所、家庭から排出された油を燃料として利用して
います。
平成 27 年度においては平成 18 年度~平成 22 年度までの5年間の
平均重油使用量(約 40,000L)と比較して約 13,000L 程度の重油を削
減することができました。
6
(4) バイオマスのエネルギー利用
① 生ごみのエネルギー利用
東滝川にある中空知衛生施設組合リサイクリーン(滝川市のほか赤平市、芦別市、雨
竜町、新十津川町と共同で運営)では、各市町で分別回収された生ごみ(一般廃棄物)か
ら、メタンガスというエネルギーを取り出しています。メタンガスは発電機やボイラー
の燃料として供給され、電力や熱に変換され施設の運営等に活用されています。
◆リサイクリーンで生ごみから生み出された電力と熱
発電量
729,945 kWh
変換
滝川市内の一般家庭における平均年間消
費電力に換算すると約 203 世帯分に相当
ボイラー使用ガス量
3,643 トン
39,848 ㎥
変換
滝川市内から排出された生ごみ
灯油に換算すると約 25,931 ㍑分に相当
(平成 27 年度)
※それぞれ、施設全体の発電量及びボイラー使用ガス量に滝川市の生ごみ排出割合(62.0%)を乗じた値です。
図1
生ごみからのエネルギー回収イメージ
② 下水道汚泥のエネルギー利用
滝川市の下水道は石狩川流域下水道(北海道及び6市4町により運営)に接続されて
おり、奈井江町内にある下水道処理施設(奈井江管理センター)に送られ浄化されます。
そこでは、浄化処理の過程で有機物からメタンガスを取り出し、生ごみ処理と同様、得
られたガスを電力や熱に変換して利用しています。
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
汚泥処理量(トン)
消化ガス発生量(㎥)
消化ガス使用量(㎥)
→消化ガス発電等として利用
Ⅳ 発電量(kWh)
施設全体
3,658
1,582,000
滝川市分
1,500
648,600
992,000
406,700
1,582,349
648,800
※発電量:滝川市内の一般家庭における平均年間消費電力に換算すると約 180 世帯分に相当
表3
下水道汚泥の発生
※Ⅱ~Ⅳの滝川市分は下水処理量の割合から按分した値です。
7
③ 可燃ごみ焼却によるエネルギー利用
滝川市の可燃ごみは、中・北空知廃棄物処理広域連合(5市9町により組織)が設置、
管理及び運営している歌志内市にある一般廃棄物焼却処理施設(中・北空知エネクリー
ン)に搬入、処理されます。施設はエネルギー回収推進施設として、ごみを焼却したと
きに出る熱を利用して蒸気タービンで発電しています。発電した電気は、施設内で使わ
れ、余った電気は売却し、有効活用しています。
施設全体
滝川市分
Ⅰ 可燃ごみ搬入量(トン)
23,882
8,746
Ⅱ 可燃ごみ焼却量(トン)
23,031
8,435
Ⅲ 発電量(kWh)
11,324,517
4,147,361
→売電(kWh)
→6,991,147
→2,560,357
※発電量:滝川市内の一般家庭における平均年間消費電力に換算すると約 1,152 世帯分に相当
表4 可燃ごみの発生量及びエネルギー回収等について
※Ⅱ・Ⅲの滝川市分は、Ⅰの割合から按分した値です。
(5) 滝川市住宅用太陽光発電導入支援補助金の運用
既存及び新築の住宅に新たに太陽光発電を設置する方に活用していただける補助制度
を運用しています。
平成 27 年度の交付実績について
設置件数
1件
助成額
58,800 円
設置 KW 数
(合計)約 2.94kW
(6) 市内公共施設における太陽光発電設備のデータの公表
平成 22 年度に設置した滝川市役所庁舎壁面の太陽光発電設備のほか、滝川市内の公共施
設(北海道滝川高等学校、札幌地方検察庁滝川支部)に設置されている太陽光発電システ
ムの発電量も集計し、滝川市公式ホームページにおいて公表しています。また、平成 27 年
3月から滝川第三小学校に設置した太陽光発電が、平成 27 年4月からはふれ愛の里に設置
した太陽光発電がそれぞれ稼動を開始しました。
インターネットで 「滝川 公共施設 太陽光発電」 と検索してみてください。
各施設における発電量について
ⅰ)滝川市役所
500
単位:kWh
450
400
350
300
250
200
150
100
50
・出力:5kW
・角度:90°
・年間発電量:3,809.1kWh
・設置年月日:平成 22 年 12 月
0
4月
5月
図2
8
6月
7月
8月
9月 10月 11月 12月 1月
2月
市役所庁舎における太陽光発電実績
3月
ⅱ)北海道滝川高等学校
3000
単位:kWh
2500
2000
1500
1000
・出力:20kW
・角度:50°
・年間発電量:23,312.6kWh
・設置年月日:平成 22 年 12 月
500
0
4月
5月
図3
6月
7月
8月
9月 10月 11月 12月 1月
2月
3月
滝川高校における太陽光発電実績
ⅲ)札幌地方検察庁滝川支部
800
単位:kWh
700
600
500
400
300
200
・出力:5kW
・角度:45°
・年間発電量:6,050.4kWh
・設置年月日:平成 22 年7月
100
0
4月
図4
5月
6月
7月
8月
9月 10月 11月 12月 1月
2月
3月
札幌地方検察庁滝川支部における太陽光発電実績
ⅳ)滝川第三小学校
1400
単位:kWh
1200
1000
800
600
400
200
・出力:10kW
・角度:90°
・年間発電量:10,030.8kWh
・設置年月日:平成 27 年 3 月
0
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
図5
9
滝川第三小学校における太陽光発電実績
ⅴ)滝川ふれ愛の里
2000
1800
単位:kWh
1600
1400
1200
1000
800
・出力:12kW
・角度:45
・年間発電量:12,888,91kWh
・設置年月日:平成 27 年 4 月
600
400
200
0
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
図6
滝川ふれ愛の里太陽光発電実績
地球環境と調和した次世代エネルギーの理解増進
滝川市次世代エネルギーパーク
「次世代エネルギーパーク」とは、小学生から高
齢者まで国民各層が、再生可能エネルギーをはじめ
とした次世代エネルギー設備や体験設備を通じて、
日本のエネルギー問題への理解の増進を深めるこ
とを目的に経済産業省資源エネルギー庁が認定す
るものです。
平成 27 年度当市が認定されたことにより、道内
の認定件数は札幌市、稚内市、伊達市、芽室町、足
寄町、下川町と合わせて7件になりました。
平成 29 年度からは、JR 滝川駅前広場の整備に合
わせ、小形風力と太陽光のハイブリッド街路灯や、
太陽光発電設備を屋根に設置した駐輪場を設置予
定です。
10
(3)農・山・川(ノー・ザン・リバー) 物語
1
平成 27 年度における数値目標の達成状況について
☆H27 年度までの状況
40
農業体験授業(事業)実施校数
目標値(平成 23 年度~27 年度累計)
実績値(平成 27 年度累計)
40 校
31 校
○平成 27 年度の実施校5校(順不同)
滝川第一小学校(稲作体験/年2回)
、西小学校(稲作体験/年2回)
、
江部乙小学校(稲作体験/年2回)
、東小学校(稲作体験/年2回)
、
開西中学校(特別支援学級農園指導)
30
単位:校
20
10
0
農業体験授業(事業)実施校数(累計)
石狩川ルネサンスの森市民植樹祭植栽本数
目標値(平成 18~27 年度累計)
7,700 本
実績値(平成 27 年度末累計)
5,580 本
8000
6000
単位:本
4000
2000
0
(うち平成 27 年度 200 本/年)
※平成18年度の数値については「北海道植樹祭」における植樹本数の数値を使用
石狩川ルネサンスの森市民植樹祭植栽本数(累計)
第1次滝川市環境基本計画数値目標の達成状況
農業体験授業(事業)実施校数については目標の 40 校に届きませんでしたが、学
校の授業のほかにも、農業体験と食育事業を合わせた事業や市民団体が取り組む食
育事業など子どもたちを中心に農業や食に関する活動が実施されました。
植栽本数については、その後の調査で今年度までの本数が適正と判断できたこと
から植栽活動は終了しましたが、今後は豊かな森へと育んでいくためのメンテナン
ス作業を行ってきます。
2
平成 27 年度の主な取組等について
(1) 地域農業の振興と住民等との交流促進のための取組
①そらちワイン×ワイン Festa
・開催日
平成 27 年9月 20 日(日)
・場 所
滝川ふれ愛の里
・内 容
空知管内5ワイナリーで醸造されたワインや滝川産クラフトビールの販売
のほか、滝川市内外の飲食店によるお酒に合う料理の提供なども行い、来
場者に滝川と空知の食の魅力を発信しました。
11
②農業体験の推進
ⅰ 心と体を育てる体験型食育教室
地域農業者との連携を図りながら、農業体験等を通じて、次世代を担う子どもや学
生たちに食や環境の大切さについて理解を深めてもらうためのプログラムを実施しま
した。
「滝川おもしろ食育塾」による取組
■思春期食育教室
・開 催 日:平成 27 年5月 18 日(月)~11 月 17 日(火)
・対
象:滝川西高等学校3年生
・内
容:畑作体験(畑おこし、種まき、講義、収穫、調理・加工実習)
・参加人数:延べ 41 人(全7回)
■青年期食育教室
・開 催 日:平成 27 年6月9日(木)~12 月 18 日(火)
・対
象:國學院大學北海道短期大学部初等教育学科2学年
・内
容:稲作体験(田植え、草取り、生き物観察、稲刈り、はさがけ、脱穀)
調理実習(収穫祭)など
・参加人数:延べ 172 人(全7回)
ⅱ グリーンツーリズムに係る取組
ア) 「そらちDEい~ね」を介した受入事業
・時 期
平成 27 年5月 24 日~平成 10 月 21 日
・人 数
16 校 139 人(前年度 16 校 176 人)
・農 家
延べ 35 戸 (前年度 41 戸)
イ) 國學院久我山中学校(東京都)の受入事業
・時 期
男子~平成 27 年9月1日~2日(1日半の日帰り農業体験)
女子~平成 27 年9月3日~4日(1日半の日帰り農業体験)
・人 数
31 人(男子 19 人、女子 12 人)
・農 家
7戸
※これらの受入のほか、個別農家単位での受入等の取組も行われています。
(2) 自然とのふれあいへの取組
「夏休み!木育・食育ものづくり楽校」
・時
期:平成 27 年7月 27 日~7月 28 日
平成 27 年8月3日~4 日
平成 27 年8月 10 日~11 日
・内
容:市内高校生ボランティアチーム「エコ部!」に所属する高校生が中
心となり、滝川市内の児童へ、地域の自然環境と地産地消を通した
食育について学ぶ機会を提供しました。
・参加人数:557 名 7月 27 日/92 人、7月 28 日/93 人
8月3日/112 人、8月4日/123 人
8月 10 日/71 人、8月 11 日/66 人
12
「たきかわ環境フォーラム」による取組
■エコカフェの開催(平成 27 年6月 20 日~9月 26 日(全 4 回)
※テーマに沿って講師を中心に身近な環境問題について語り合う集いです。
事
業
名
講
① 「雨竜沼湿原のヒグマ観察記
・開催日:平成 27 年6月 20 日(土)
・場 所:駅前ひろば く・る・る
② 「野鳥たちの生き残り作戦 ~喰う・喰
われるの掟~」
・開催日:平成 27 年7月 25 日(土)
・場 所:川の科学館
③ 「初秋の丸加高原 ガイド・ウォーク」
・開催日:平成 27 年8月 29 日(土)
・場 所:丸加高原伝習館
④ 「大きな都会の小さな湿原」
・開催日:平成 27 年9月 26 日(土)
・場 所:まちづくりセンターみんくる
師
佐々木純一さん
(雨竜沼湿原を愛する会)
越後弘さん
(たきかわ環境フォーラム事務局長)
野口翔吾さん
(丸加高原伝習館)
加藤聡さん
(北海道滝川高等学校教諭)
■「身近な水環境の全国一斉調査」への参加(平成 27 年6月7日(日))
滝川市南東部の石狩川水系空知川において COD(化学的酸素要求量)値を測定
■たきかわエコフェスタ 2015 映画『小さき声のカノン──選択する人々』上映会&スペ
シャルトークライブ(平成 27 年 10 月 31 日(土)
)
(3) 川との共生に向けた取組
「NPO まち・川づくりサポートセンター」による取組
◆プロジェクトWET※1 による体験型環境学習 平成 27 年4月 29 日~11 月3日
参加者人数延べ 2,568 人(子供 1,654 人、大人 914 人)
① プロジェクトWET(表面張力の実験)
水の表面張力についておはじきとクリップとで体験的に確
かめました。実験の途中でコップの水面に着目させ、表面張力
とは何かを考えてもらいました。日常生活でも表面張力は見ら
れ、葉っぱの上で水滴が丸くなることやアメンボが水面を泳ぐ
ことなども表面張力であることを学びました。
② プロジェクトWET(驚異の旅)
自然界で水は気体・固体・液体の3態に変化しながら地球上
を取り巻いています。水の変化と行先をサイコロの目で決め、
変化した理由を考えながら水の循環について考えてもらいま
した。雨水が地面にしみ込んだり、低い土地に流れたり、蒸発
したり自然界の水の行方について考え、地球上の水環境の大切
さについて学びました。
(学校教育との関連:小4理科・小6
理科・中高校生)
13
③ プロジェクトWET(青い惑星)
地球の陸地と水との割合をキャッチボールで確かめ、結果
からなぜ青い惑星と呼ばれるのかを考えてもらいました。併
せて、真水と海水についても考えてもらい、人間が使える水
の大切さを学んでもらいました。
(学校教育との関連:小学校高学年理科・社会、中1社会)
④ プロジェクトWET(水のババ抜き)
自然界の水の3態(気体・固体・液体)や環境について、
「バ
バ抜き」や「神経衰弱」をしながらカードの絵を通して、雪・
雨・ひょう・あられ・霧・空気・氷山などの自然現象も水の変
化であることを学びました。
(学校教育との関連:小4理科、その他全学年)
※1 プロジェクトWET(Water Education for Teachers)とは・・・
水や水資源に対する認識・知識・理解を深め、責任感を促すことを目標として開発された「水」に関する
教育プログラムのことをいう。
「社会」や「理科」などをはじめとした様々な教科に応用ができるといった
ことや、グループワークを通じ、意見調整能力や発表能力、リーダーシップなどの能力を高めることができ
る。
◆みんとち自然体験楽校
※みんとち=アイヌ語でカッパの意味
1 年を通じて石狩川の自然を体験してもらうため、春・夏・秋・冬の4つのコースを計画し、
石狩川に学ぶ自然体験活動を通して、自然からの発見と体験の面白さを味わってもらいまし
た。また、石狩川の魅力や周辺の四季の変化、自然の驚異、動植物の変化や生命の不思議な
どに気付かせたり、環境保全や共存、防災について考えてもらいました。
さらに、仲間と協力して活動することにより人間関係を学び、社会性や郷土愛も育まれる
ことも期待できます。
(学校教育との関連:滝川市内の小学校3年~6年生を対象として参加
者を募集)
① 春コース:体験型環境学習テーマ「みんとちのかくれ家」
開催日:5月 30 日(土)9:00~15:00
内 容:石狩川周辺の春の自然観察を行っていました。ラウネ川(三日
月湖)沿いを歩き、植樹した「石狩川再生の森」までの間、様々
な春の探索活動を行いました。植物観察、水鳥・野鳥観察、
川の歴史と地域の産業なども体験的に学びました。
参加者:21 人
② 夏コース:体験型環境学習テーマ「みんとちの冒険」
開催日:8月1日(土)~2日(日)9:00~12:00
内 容:石狩川の面白さと楽しさを体験することをねらいに
計画しました。当日は、明け方からの大雨で石狩川
の水位が2mも上昇し、中止も止むを得ない状況で
したが、関係機関との連携と協力のお陰でプログラ
ムを大きく変更することなく実施することができま
した。参加者は、普段体験することができないEボート、川流れ、 魚すくい、
水生生物調査など喜々として楽しんでいました。夜は、段ボールを利用した防
災キャンプを行い、避難所生活の疑似体験をしました。
参加者:24 人
14
③ 秋コース:体験型環境学習テーマ「みんとちの知恵」
開催日:10 月3日(土)9:00~15:00
内 容:石狩川の秋の自然観察や秋の実り、先人の知恵を体験的に学ぶ活動を行いました。
木の枝を活用したバードコールづくり、手作りくん製器でくん製作り、イタドリ
で水でっぽう作り、石狩川に生息する魚類の観察、石
狩川の水の透視度調査なども行いました。
参加者には自分の力で成し遂げた喜びを実感してもら
おうと考え、指導する大人はサポート役に回るように
しました。子ども達は、自分の力で制作できた喜びを
実感し、道具の使い方なども体験し、有意義な活動を
行うことができました。
参加者:25 人
④ 冬コース:体験型環境学習テーマ「みんとちのひみつ」
開催日:2月6日(土)9:00~15:00
内 容:冬の自然観察を通して、寒さの中や雪の下でも動植
物は春の準備をしていることや命はつながっている
ことを体験的に学ぶ活動を行いました。子ども達の
活動場面を多くするようにし、スノーソーの使い方
や雪の切り出しなども子ども達に指導しました。指
導者同士の事前打合せとイグルーの試作を通して、
指導の仕方を共通理解しました。指導者自身も子ども達と一緒になって冬なら
ではの楽しみを体験しました。
参加者:23 人
◆自然体験指導者養成講習会
①RAC・NEAL リーダー、E ボート指導者養成講座
開催日:平成 27 年6月 13 日(土)~14 日(日)
。
内 容:受講者の年齢が 10 代後半~20 代と若く、また、本州出
身者が多く、石狩川や自然体験活動に対して興味を持っ
て参加していました。また、教員を志す学生もおり、熱
心に受講していました。「みんとち自然体験楽校」で実
際の指導をしながら、実践的に指導技術の向上を目指し
ています。
参加者:社会人 3 人、國學院大學生 10 人
②体験型環境教育の指導者研修会
開催日:平成 28 年2月 13 日(土)~14 日(日)
内 容:29 歳から 74 歳まで、職種も教職員、嘱託職員、地域
のボランティア活動者などが参加し、指導者層の幅を
広げることができました。指導者は、参加者に「どの
ように考えさせるか」
「起承転結の流れのあるプログラ
ム」ついて研修を深めました。
職場で、すぐに実践できる手法も盛り込まれており、
教員の参加者にも好評で、新たなボランティア指導者
として活動意欲を見せている参加者もおり、講習会のねらいも達成できました。
参加者:10 人
15
(4) 森との共生に向けた取組
「江部乙丘陵地のファンクラブ」による取組
■フットパス事業(全9回)
開 催 日:平成27年4月26日(日)
~平成28年3月6日(日)
内
容:江部乙丘陵地を歩いて、自然観察等を行いました。
参加人数:延べ169人
民間団体の活動のピックアップについて
「滝川おもしろ食育塾」、
「NPO法人まち・川づくりサポートセンター」、「たきかわ
環境フォーラム」、「江部乙丘陵地のファンクラブ」、「滝川消費者協会」は、市内で活動
する民間団体として、それぞれユニークな取組を展開されており、
『(3)農・山・川(ノ
ー・ザン・リバー)物語』
、
『
(4)人の環(わ)づくり物語』で特に取り上げさせていた
だきました。それぞれの団体につきましては、たきかわエコネット(P19 参照)にも登録さ
れていますので、そちらもご覧ください。
なお、民間団体の取組については、今後も積極的にピックアップしていきたいと考え
ていますので、まずは「たきかわエコネット」へのご登録をお願いします。
16
(4)人の環(わ)づくり 物語
1
平成 27 年度における数値目標の達成状況について
☆平成 27 年度までの状況
300
環境学習リーダー養成講座受講者数
200 人
実績値(平成 27 年度累計)
177 人
(うち H27 年度 19 人/年)
目標値(平成 18 年度~27 年度累計)
200
単位:人
100
0
環境学習リーダーの人数(累計)
200
環境市民大会※の参加者数
目標値
実績値(平成 27 年度)
※
150
100 人/回
105 人/回
100
50
単位:人
0
環境市民大会は、環境に関する市民からの意見等を聴取する場と
して市が毎年度開催することとしています。
環境市民大会の参加者数
環境関連イベントにおける参加者の平均評価点
目標値
実績値(平成 27 年度)
85 点/年平均
87.1 点/年平均
第1次環境基本計画の数値目標の達成状況
環境学習リーダー養成講座受講者数については目標に届きませんでした
が、新たな方向性として市内高校生によるボランティアチーム「エコ部!」
を結成し、次の計画を見据えた取組を展開しました。
環境市民大会の参加者数は、年ごとに増減があり、8割の年度で目標達成
となりましたが、各年度の参加者を平均すると 120 人以上となっています。
環境関連イベントにおける参加者の平均評価点については、初年度のみ目標
達成できませんでしたが、年度ごとに評価が上昇しており、内容に対する評
価が高いことが伺えます。
2 平成 27 年度の主な取組等について
(1) 環境学習リーダー養成講座の開催
平成 26 年度から滝川市内高校生ボランティアチーム「エコ部!」を結成し、年間を通して
高校生に対する環境学習リーダーとしての育成をはじめました。
今年度も、イベントや出前講座を通して、高校生が子供たちに環境保全の大切さやその意
義を教え、子どもたちの興味・関心を高めたことはもちろん、高校生自らも「教える」活動
から知識を身につけ、環境保全活動を行う市民の方々との触れ合いの中で、人間力を養い、
自ら考え「人」と「地球環境」にやさしい行動が行える人材育成を行いました。
17
環境学習リーダー養成講座(滝川市内高校生ボランティアチーム「エコ部!」の活動報告)
◆環境学習リーダー(エコ部!)の人数
19 人(滝川高等学校:4人、滝川西高等学校:8人、滝川工業高等学校:7人)
◆活動回数
平成 27 年4月 27 日(月)~平成 28 年3月 24 日(水)
(全 22 回)
◆夏期イベント「夏休み!木育・食育ものづくり楽校」
・時
期:平成 27 年7月 27 日~7月 28 日
平成 27 年8月3日~4日
平成 27 年8月 10 日~11 日
・内
容:滝川市内高校生ボランティアチーム
「エコ部!」に所属する高校生が中
心となり、滝川市内の児童へ地域の
自然環境と地産地消を通した食育について学ぶ機会を提供しまし
た。
・参加人数:延べ 557 名 7月 27 日/92 人、7月 28 日/93 人
8月3日/112 人、8月4日/123 人
8月 10 日/71 人、8月 11 日/66 人
◆冬イベント
・開催日:平成 28 年1月 6日(水)
(西地区コミュニティセンター)
平成 28 年1月 12 日(火)(東地区コミュニティセンター)
・内 容:児童が江部乙のりんご農園で採取した
木を用いてランターン作りを行うこ
とで、滝川の身近な自然環境への関心
を高めることにつなげました。
・参加人数:西地区コミュニティセンター/30 人
東地区コミュニティセンター/44 人
(2) 知っ得・納得!リサイクル・環境セミナー ~地球にいいことはじめよう!~の開催
開 催 日:平成 28 年2月6日(土)
参加人数:105 人
【第1部】
演
題:リサイクルの「その先は?」
講
師:東 龍夫氏
内
容:
「ごみ」から分別した資源はどこに行って、
どうリサイクルするのか?また、環境問題解
決のために本当に必要なリサイクルとは何なのかなどリサイクルの現状と
未来のリサイクルについて参加者と一緒に考えました。
【第2部】
演
題:地域活動にみる「滝川の環境」
発表団体:滝川市内高校生ボランティアチーム「エコ
部!」
内
容:環境保全に関する活動を行う市内の高校生に
よる事例発表会を実施しました。
18
「滝川消費者協会」の取組
■第 41 回滝川消費者まつり
開 催 日:平成27年10月6日(火)
内
容:環境展示とパネル展示やゲーム、リフォーム
ファッションショーなどを実施しました。
参加人数:520人
(3) たきかわエコネットの運営実績
・情 報 発 信 数 :5件
・団 体 登 録 数 :8団体
・たきかわエコネット登録団体との協働イベントの開催
滝川市内高校生ボランティアチーム「エコ部!」主催
の「夏休み!木育・食育ものづくり楽校」において、
「食
育」に必要な「見る」
、「聞く」
、「触れる」、「作る」、「味
わう」という一連の流れを経験する場を提供し、子ども
たちが食や地域環境への関心や愛着を深め、生産者への
感謝の気持ちと豊かな人間形成をするための一助としま
した。
※開催時期、内容、参加人数は(1)の夏季イベント参照。
19
たきかわエコネット登録団体:8団体(平成 28 年3月末現在)
団体名
活動内容
「緑とエコ」サポーターネット
当会は平成 13 年6月 10 日に行われた「石狩
川ルネサンスの森」の創設時に、森林の持つ多様
な機能の育成と緑によるゆとりと潤いのある環
境の整備を図り、循環型社会づくりを進めること
を目的として設立しました。
これまでの主な活動は、毎年行われる「石狩川
ルネサンスの森」整備事業であり、その他には、
石狩川の水源の1つである南富良野町にあるか
なやま湖で「水源の森創造交流会」などを行って
います。
江部乙丘陵地のファンクラブ
江部乙丘陵地は農村部に珍しいほどの豊かな
団体名
日本野鳥の会滝川支部
たきかわ環境フォーラム
滝川市を中心に空知管内でバードウォッチングを通
して自然保護活動を続けています。石狩川と空知川の
2 大河川が流れる空知には広大な河川敷地と河畔林が
あり、草原や森林を好む鳥たちの重要な繁殖地となっ
ています。
また、
河川改修でできた三日月湖も多く残っていて、
渡り鳥たちが旅の途中で羽を休め繁殖地や越冬地に向
かいます。そんな野鳥たちの観察記録を蓄積し、鳥た
ちの生息環境の保全活動をしています。
より日本全国へ発信するため、フットパスや自然
市民グループ「たきかわ環境フォーラム」は、1つ
のキーワードを掲げて活動しています。それは「エコ
アップ!」。
私たちが暮らす地域の環境を見つめ直しながら、少
観察会を軸とした地域密着型の環境への取組を
しずつ「自然の豊かさ」を高めていこう、という願い
行っています。
を込めました。実現のために情報を集めたり、その情
自然を生み育ててきた土地です。
私たちは、この地に多くある魅力を道内はもと
20
報を再発信したりする役目も果たせたらと思っていま
私たちの取組が、地域の活性化に少しでも役立
す。
てば幸いです。
滝川消費者協会
滝川おもしろ食育塾
本会は環境保全への取組はもちろんのこと、消
費生活の安定向上及び消費の合理化普及を目指
すため、各種イベントを開催し、会員相互の親睦
及び一般消費者とのふれあいを目的に事業を行
っております。
手紬染織工房たきかわ
活動内容
滝川で飼育されている羊の毛を主に使い、身近
にある草木で自然の色を染め、糸を作って織物や
編み物など、日常的に使用できる作品を作り、販
売することで羊毛の暖かさや、自然の色の素晴ら
しさを知ってもらうことを目的として活動して
います。
滝川市内の未成年者の農業体験を主軸とする食育教
育の企画、現場活動を行っています。現在、國學院大
學北海道短期大学部、
滝川西高等学校家庭科で実施中。
今年度は小学生の夏休み教育ファームを実践します。
中空知で生まれ育った子供たちが、命をつなぐ食と
人との関わりを五感で感じることや、故郷の農村に誇
りを持っていただくことなど、その後に良い影響を受
けてもらうことを目標に活動しています。
NPO 法人
まち・川づくりサポートセンター
石狩川再生の森整備、ゴミ拾い活動、水防水難訓練
支援(レスキュー訓練、舟漕ぎ大会)、たきかわ子ど
も水辺協議会の活動、指導者の育成(RAC、CONE、
プロジェクトWET・ワイルド・ラーニングツリーな
ど)
環境都市宣言
わたしたちのまち滝川は、石狩川と空知川に
育まれた豊かな大地と自然の恵みを受けて、健
康で文化的なまちとして発展してきました。
しかし、今、人々の営みは、豊かな自然や調
和のとれた地球環境に大きな影響を与えてい
ます。
21世紀を迎え、わたしたちは、地域の優れ
た環境を再生し、美しい地球を未来に引き継ぐ
ため、環境にやさしいまちづくりに努めること
を誓います。
平成15年1月1日
滝 川 市
たきかわ「環のまち」物語
―
年次報告書 ―
(平成 27 年度評価版)
平成 28 年 10 月 24 日作成
〒073-8686
北海道滝川市大町1丁目2番15号
滝川市 市民生活部くらし支援課(環境衛生係)
電
話 0125-28-8013(直通)
F A X 0125-24-0154
e-mail [email protected]
Fly UP