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第34回農地部会議事録(PDF形式331KB)

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第34回農地部会議事録(PDF形式331KB)
平成26年5月7日開催
高崎市第34回農業委員会
農地部会会議録
高崎市農業委員会
◎開
会
午後
1時30分
開会
◎開会の宣告
〇部会長(鎌田博之) それでは、ただいまから第34回農業委員会農地部会を開催をいたします。
1番、新井委員さんから欠席報告がございました。
それでは、議事録署名委員の指名及び書記の任命についてお諮りをしたいと思います。
議事録署名委員、指名してよろしいか伺います。
〇全員 はい。
〇部会長 3番の吉井康治委員、それから13番の塚本教司委員の2人を指名いたします。書記の任命
について、事務局の南雲主事を任命いたします。よろしくお願い申し上げます。
それでは、議事に入らせていただきます。
第1号議案 農地法第3条の規定による許可申請について。
農地の所有権を移転し、またはその他の権利の設定、もしくは移転しようとする農地法第3条の
規定による許可申請が次のとおりあったので審議を求めます。
事務局、説明をお願いいたします。
〇事務局
議案第1号 農地法第3条の規定による許可申請について
(順序に従い朗読し、詳細に説明する)
ナンバー25を除きました35件につきまして、別添「農地法第3条調査書」のとおり、農地法第3
条第2項各号の規定には該当しないため、許可要件の全てを満たしていると考えますことをご報告
いたします。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
〇部会長 ありがとうございました。
事務局の説明は終わりました。
審議に入ります。
質疑をお受けしたいと思います。
吉田委員、お願いします。
〇14番吉田委員 14番、吉田です。この農業生産法人の計画のことなのですけれども、品目が下にキ
ュウリだとかアシタバとかいろいろあるのですけれども、どういうふうにしたら、8割の生産量が
確保できるかという。この図面みたいなものはないのですか。また、許可の際には関係ない分野に
なってしまうかもしれないのですけれども、下で農作物をつくって8割を確保するというのは、初
めから明らかに無理とわかっているような状態での許可になってしまう気もするのですけれども。
〇部会長 事務局、お願いします。
〇9番小和瀬委員 ちょっと関連案件なので、一緒に質問させてください。
〇部会長 どうぞ。
〇9番小和瀬委員 9番、小和瀬です。やはり農業生産法人のこの作物なのですけれども、私もつく
った経験がないのだけれども、アシタバなんかはどっちかというと暖かいところの作物だと思うの
です。地域的には。それをこの群馬のこの地域でやって、果たして8割の収穫見込みがあるのかと。
前にも伺ったように、作物の選定ということも大事だと思うのですが、この地域で上へ太陽光発電
をやって、俗に言う半日陰ということになるわけです。その半日陰の状態で間違いなく3年後に8
割の収穫量が確保できるかという、これは農業事務所の指導とかそちらのほうで何かどんな内容の
ことが来ているのか。物によってはできると思うのですが、アシタバとかタラの芽も高さが足らな
くて頭を切ってしまったら、一番いいところが出るのが出なくて脇芽しか出なくて、それで8割の
収穫量確保できるかと。ちょっと心配な面がある。かといって、では、できなかったらといって、
3年後に8割の収穫量が確保できなければ農業委員会にして厳しい結果を農業生産法人に申し入れ
しなくてはならなくなる。だから、そういうことのないように、3年後もお互いに気持ちよく継続
して、一時転用ができるようにするには、もうちょっと作物を考える必要があるのかなと思うので
す。よろしくお願いします。
〇部会長 事務局、お願いします。
〇事務局 済みません。今地上権の関係で質問いただいたと思うのですが、地上権は後で5条の関連
案件が許可となった場合のみ成立するものでございますので、地上権については5条のほうでいろ
いろ審議をしていただきたいと思います。
今は私が先ほど説明した許可につきましては、賃貸借の案件についてのみよろしくお願いしたい
と思います。
〇部会長 そういうことで、先ほど小和瀬委員のほうからちょっとお話ありましたのは5条に関係も
しますので、5条のほうで。
〇9番小和瀬委員 はい。
〇部会長 それから、吉田委員よろしいでしょうか。
〇14番吉田委員 はい。
〇部会長 ほかございますか。
〇事務局長(須川清孝) 25番。事務方ではどうなのかなという。
〇9番小和瀬委員 25番は、一応保留でしょう。整地。復元。
〇部会長 確認されてからと。
〇9番小和瀬委員 確認されてからということで。
〇事務局長 今回は保留。
〇9番小和瀬委員 保留。
〇部会長 25番の案件については、そういうことで。
〇9番小和瀬委員 5月中に整地すると。
〇4番今井委員 5月中か。
〇9番小和瀬委員 だから、5月末。だから、次回の委員会までに。
〇事務局長 違反している農地があるということですよね。そこが解消されるまでは許可ができない
と。そういうことだと思うのです。よろしいかどうか。
〇部会長 よろしいですか。
〇5番矢島委員 いや、もう一度おっしゃっていただきたいのですけれども。正式に聞き取りしてい
ないのかもしれないのですけれども、25番につきましては、それが整地にされたか確認してからも
う一度審議し直しというところで、今回保留でということですね。部会長さんおっしゃっていただ
きたいのですけれども、その辺。
〇9番小和瀬委員 みんなそう承知しております。
〇5番矢島委員 そうですか。はい、わかりました。済みません。
〇部会長 そういうわけで、その後で検討ということで。
〇5番矢島委員 はい、わかりました。
〇部会長 よろしいですか。
〇全員 はい。
〇部会長 異議がなければ許可してよいか伺います。
〇全員 異議なし。
〇部会長 許可することといたします。
続きまして、第2号議案 農地法第4条の規定による許可申請について。
農地を農地以外のものにするため、農地法第4条第1項の規定による許可申請が、次のとおりあ
ったので審議を求めます。
事務局、説明をお願いいたします。
〇事務局
議案第2号 農地法第4条の規定による許可申請について
(順序に従い朗読し、詳細に説明する)
〇部会長 どうもありがとうございました。
事務局の説明が終わりました。
審議に入ります。
質疑をお受けしたいと思います。
〇全員 なし。
〇部会長 よろしいでしょうか。
〇全員 異議なし。
〇部会長 異議がなければ許可相当として農業会議に諮問してよいか伺います。
〇全員 異議なし。
〇部会長 許可相当として農業会議に諮問することにいたします。
続きまして、第3号議案 農地法第5条の規定による許可申請について。
農地を農地以外のものにするため、その農地につき所有権を移転し、またはその他の権利を設定、
もしくは移転しようとする農地法第5条第1項の規定による許可申請が、次のとおりあったので審
議を求めます。
ナンバー1からナンバー17については、事前調査案件でございます。
事務局、ナンバー1の説明をお願いいたします。
〇事務局
議案第3号 農地法第5条の規定による許可申請について
(ナンバー1を朗読し、詳細に説明する)
〇部会長 ありがとうございます。
事務局の説明がありました。
今回は第1班の調査でございますので、調査班長の下平委員から報告をお願いいたします。
〇8番下平委員 事前調査報告。農地法第5条許可申請審議ナンバー1について、申請人から聞き取
りした調査結果について報告いたします。なお、当日は譲受人の代理人1名の出席でした。
質問1 申請地の北西には梅林がありますが、消毒散布の際の土地所有者へ同意等の確認をされ
ていますか。また、分譲建物との距離はどのくらいですか。
回答 近隣農家と分譲建物との距離は近いところで2メートルくらいです。そのことを含めまし
て土地所有者への同意はいただいております。また、分譲住宅販売の際には、購入予定者へ説明を
行い消毒散布等への苦情が出ないように事前に対処します。
質問2 排水の関係はどのようにされますか。
回答 合併浄化槽を経まして、東側の道路側溝へ放流する予定です。三面側溝を申請地内の新設
道路に設置し、片勾配にて既存の東側道路側溝に接続します。
質問3 合併浄化槽は、集中型ですか。また、道路側溝は常に通水しているのですか。
回答 合併浄化槽は各分譲敷地内の個別設置です。また、側溝の通水は常時ではなく、雨水など
の水量があるときのみ流れると思われます。
質問4 新設道路は、市道として寄附される予定がありますか。
回答 はい。高崎市へ寄附する予定で、道路位置指定をとり、高崎市箕郷支所担当課と調整を済
ませております。
以上のような質疑応答がありました。以上です。
〇部会長 ありがとうございました。
調査班長の報告は終わりました。
審議に入ります。
質疑をお受けしたいと思います。
よろしいですか。
〇全員 なし。
〇部会長 ナンバー1につきまして意見がなければ許可相当として農業会議に諮問してよいか伺いま
す。
〇全員 異議なし。
〇部会長 許可相当として農業会議に諮問することにいたします。
続きまして、事務局、ナンバー2の説明をお願いいたします。
〇事務局
議案第3号 農地法第5条の規定による許可申請について
(ナンバー2を朗読し、詳細に説明する)
〇部会長 ありがとうございます。
事務局の説明が終わりました。
調査班長からの報告をお願いをいたします。
〇8番下平委員 調査報告書。農地法第5条許可申請審議ナンバー2について、申請人から聞き取り
した調査結果について報告いたします。なお、当日は譲受人の代表者と代理人、計2名の出席でし
た。
質問1 太陽光事業の実績をお聞かせください。
回答 以前に足門町で農地転用許可を受けた場所は、現在建設中です。1年半前から太陽光発電
事業の代理店事業に取り組んでいます。群馬県、茨城県、千葉県、東京都にて土地所有者の投資に
より1年半で約8メガワットの申請手続や工事等の世話をしています。自社による発電の実績とし
ては、260キロワットです。加えて建設中のものが200キロワットで、来月中に稼働します。
質問2 現在の梅は、伐採、抜根等、どのようにするのですか。
回答 伐採、抜根してそのまま設置する計画です。雑草対策については防草シートおよび人力で
夏の間は月に1回程度の除草を考えています。
質問3 申請地の南の畑は何が栽培されていますか。また、影響はありませんか。
回答 梅林です。もともとは1つの畑ですが、今回の事業のために分筆いたしました。梅林への
影響はないと思います。
質問4 抜根後、特に造成しないとなると、今までは根や草等により雨水の流出はそれほどなか
ったと思われるが、今後雨水の状況はどうなりますか。
回答 基本的には自然浸透するものと考えていますが、申請地内の一番低いところにU字溝を設
置し、集水し、既設のU字溝に接続する計画です。
質問5 隣接地に譲渡人の宅地が2カ所あるが、2カ所とも宅地として利用しているのですか。
回答 2カ所とも宅地として利用しています。
申請地の南側の宅地は息子さんの住宅のようです。
質問6 譲渡人がなぜ梅の栽培をやめるのか、理由を教えてください。
回答 譲渡人の父が梅を植え、既に60年ほどたち収穫量が減っているため能率が悪いこともやめ
たい理由の一つと聞いています。
質問7 伐採、抜根した梅はどのように処分するのですか。法律にのっとった適正な処理をお願
いしたい。
回答 業者に依頼しているので、具体的にはわかりません。適正な処理については、承知しまし
た。
質問8 賃貸借契約の期間はどのくらいですか。
回答 21年契約です。20年の売電期間に加え、工事等による期間として前後6カ月の期間を契約
しています。
以上のような質疑応答がありました。以上です。
〇部会長 ありがとうございます。
調査班長の報告は終わりました。
審議に入ります。
質疑をお受けしたいと思います。
〇全員 なし。
〇部会長 ナンバー2につきまして、異議がなければ許可相当として農業会議に諮問してよいか伺い
ます。
〇全員 異議なし。
〇部会長 許可相当として農業会議に諮問することにいたします。
次に、ナンバー3から13について関連する案件でございます。一括して審議させていただきます。
事務局、説明をお願いします。
〇事務局
議案第3号 農地法第5条の規定による許可申請について
(ナンバー3からナンバー13まで朗読し、詳細に説明する)
〇部会長 ありがとうございました。
事務局の説明が終わりました。
調査班長からの報告をお願いいたします。
〇8番下平委員 調査報告。農地法第5条許可申請審議ナンバー3から13について、申請人から聞き
取りした調査結果について報告いたします。
なお、当日は譲受人の太陽光発電事業者と農業生産法人の担当者それぞれ1名と代理人の計3名
の出席でした。
質問1 タラの芽の栽培について経験はありますか。また、栽培地の太陽光パネルの設置の高さ
はどのくらいになりますか。
回答 栽培経験はございません。パネル設置の高さは2メートル10センチを計画しております。
先端はピンチどめ処理の方法を普及所から指導いただいております。
質問2 タラの木は、1年で2メートル50センチ以上伸びますので、通常よりも1メートル近く
短くなるのでは収量に影響が出るのではないでしょうか。
(明確な回答はありません。)
質問3 イチジクの栽培経験はありますか。また仕立て方法はどのようにする計画ですか。
回答 栽培経験はございません。仕立て方法は、一文字仕立てです。
質問4 一文字仕立てだとどんなに低く仕立てても50センチ以上になると思います。そこから立
ち上げる枝は1メーター60センチしかないわけですから、通常のイチジクの生産をしている農家と
比べ、既に減収が見込まれ、しかも半日陰という条件の悪い状況では周辺と比較して8割以上の生
産量を確保することは至難のわざとなるのではないでしょうか。そういった条件を踏まえて生産量
の計算ができていますか。
回答 一文字仕立ては高さは50センチ程度にする計画です。周辺と比べ8割以上の収穫量が確保
できる計画であります。
質問5 カボチャの芽とはどのようなものですか。
回答 五、六年前に直売所で販売したときにカボチャそのものよりも芽のほうがよく売れた経験
があり、天ぷらなどにして食べるものです。
質問6 シェアリングの栽培作物のうち栽培実績のあるものは何ですか。また、栽培面積と収量
はどのくらいですか。
回答 キュウリを10アール程度とカボチャを114アールのみでございます。収量はキュウリが140
万、カボチャは20万から30万ぐらいの売り上げでございます。直売ですのでキロ数は出しておりま
せん。
質問7 キュウリなどの果菜類は、十分な太陽光を必要としますので、日陰地の栽培というのは
聞いたことがないですが。
回答 パネルの枚数を通常よりも減らしてありますので、農地面積に対してパネル面積は農地に
対しての2割はないと思いますので、光量的には問題はないと思います。
委員意見 図面を見た限り2割ということはないでしょう。
質問8 作付の作物が数種類表示してあります。それぞれ農薬散布されると思われますが、回数
やパネル、周辺農地への影響はどのように考えていますか。
回答 極力農薬ではなく、人に害を及ばさないようなものを利用し減農薬栽培していきますので
周辺農地への影響はないと考えています。また、パネルには付着しないようにするので問題ないと
思います。
質問9 収量の確認はどのようにするのですか。
回答 今までは売り上げのみの管理でしたが、出荷量、袋数はわかりますので袋数掛ける1袋の
重さで確認できます。
質問10 パネルから雨垂れによる疫病対策はどのように考えていますか。
回答 酵素を利用して対応いたします。完全ではありませんが、我が社で使用しているものはな
かなかよく効きます。
質問11 農業に精通した社員は何名いますか。
回答 指導的な立場の者は5人です。
最後に委員からの意見。
1、指導的な立場の人数に対して選定した作物が多過ぎ対応できないと思います。タラの芽、イ
チジク、カボチャの芽は特にですが、栽培経験もない上に生産量の見込みが甘いようです。3年後
の一時転用の許可が確実に許可となる見込みのない作物については、農業委員会として厳しい判断
をせざるを得ないと考えていますので、自信を持って8割以上の収穫量を得られる作物選定をして
いただき、半日陰での栽培が見込まれるフキやワラビ、ミョウガなどは可能性があるように思われ
ますので、そういった作物を選定した上で収穫期の違う品種を栽培するなどよくよく計画していた
だきたい。
2、イチジクの栽培は特に難しいと思います。雨よけのビニールを張ったり、虫よけのネットな
どをしないと商品としては収穫できなくなると思いますし、条件が厳しい中での8割以上の収穫量
は無理だと思いますが。
3、2メートルの雨垂れの威力は強力なので酵素が効くとは考えにくく今の計画ではほとんど全
滅する恐れがあると思われます。
4、農作物をつくる場合は適地適作が基本なので、新しいものに挑戦する場合3年は満足に商品
にならないと思いますので、実績のないものは難しいでしょう。昨年許可を受けた農地等で試験栽
培をしてはいかがでしょうか。
以上のような質疑を行いました。以上です。
〇部会長 ありがとうございました。
調査班長の報告は終わりました。
審議に入ります。
質疑をお受けしたいと思います。
吉田委員お願いします。
〇14番吉田委員 14番、吉田です。先ほどちょっと3条のところで質問してしまったのですけれども、
今この質疑応答を見て大体理解できたのですけれども、1つだけちょっと疑問にあるのですけれど
も、それを農業委員会で3年後に8割の生産量が確保できていないということが判明したときとい
うのは、それは強制撤去とか何かそういう権限が与えられているものなのでしょうか。
〇部会長 事務局、お願いします。
〇事務局 一応手続上は、最終的には強制撤去も可能ではあります。ただ、なるべくそのようになら
ないように許可を出すところでいろいろ審議していただいて、皆さんの指導により、可能なものを
許可いただきたいと思いますので、最初からだめだというのではなく、できそうなものについて許
可をお願いしたいと思います。
それから、今3年後と言いましたが、もう1年目から収量が上がらなければ、知見を有する者の
意見書をつけた収量の報告をいただくわけでございますので、申請者とその知見を有する者によっ
て改善計画案とか、そういったものを順次出してもらうようになると思います。
以上でございます。
〇部会長 ほかに。
大澤委員、どうぞ。
〇6番大澤委員 6番、大澤です。調査班の方々の質問も大変的を射た質問をしていただきましてあ
りがとうございました。やっぱりタラの芽とかイチジクとか、この辺回答が非常に不明瞭です。や
っぱりかなりタラの芽にしたって、高さ調節したって葉っぱがぐっと広がるのです。あれ、ぐっと
ね。イチジクだって当然ぐんと伸びていくというような、そういうふうなことがあって、これは今
の回答だけもう信じていいのかどうかというのは非常にやっぱり不安があります。そういうことな
ので、ここら辺は品目は変えられるものなのか。そういうふうにしないと、またこのまんま認めて
いったらさっきの話ではないけれども、もうできなくて強制撤去しかないような形での承認とか、
そういうことはできないので、予測してもこれちょっと難しいのではないかなというような感じが
します。
〇部会長 それを、また何かご質問受けて最終的な判断を皆さんに仰ぎたいと思うのですが、よろし
いでしょうか。
〇全員 異議なし。
〇部会長 では、お願いします。
小和瀬委員。
〇9番小和瀬委員 これ、この今5条出ている案件も先月3条で出てきたわけです。3条で出てくる
ときは、農作物が何であれ別に何も問題ない。借りる資格さえあれば借りる許可はおりるかと思う
のです。でも、これはその後5条でこういう形で出てくると、先ほどから話が出ているように、3
年後の収穫量8割確保、これもあくまでも商品になるものが8割確保ということですから。そうす
ると、今このタラの芽、タラの芽だってピンで頭をとめればいいといったって、頭をとめたとした
って、タラの芽の葉はこう伸びてくるから、少なくとも50センチ以上下でとめなくてはだと思うの
です。そうすると、葉がこう伸びてタラの芽までいくと。そうすると、使えるところは幾らもなく
て8割の確保ができるのかと。このタラの芽もそうです。イチジクもそう。イチジクも実だけなる
のならなりますけれども、商品とするのにはサイレンや防鳥よけの細かい寒冷紗か何か張って上に
雨よけしないと、イチジクというのは皆さんも知っているとおり、こう穴があいているからみんな
雨水が入って、できるはできるけれども、商品にならないと。あとイチジクというのは、商品とし
ての甘みは糖分が勝負だと思うのです。そうすると、糖分が勝負ということは、十分日光を浴びて
いないものが果たして普通につくっている農家のものと同じぐらいの商品価値が出たものはできる
のかと。そうすると、3条で出るのでいいけれども、これ5条で許可するにはもう少し品目をそれ
なりの機関にもうちょっと指導を受けて、日光が十分当たらなくても8割の確保ができるものは何
があるかと。その辺からちょっと入り直さないと、この中でミョウガとかそういうものは何とかい
けると思うのですけれども。ミョウガとかワラビ、ワラビなんかはいけるのではないかと思うので
す。イチジクとかタラの芽、それとアシタバ。アシタバ、関東で言えばもう伊豆の大島とか、あと
は神奈川県の横須賀、三浦半島あたり行くと何とかあるけれども、こんな群馬の寒いところで8割
の確保が本当にできるのかという意味で、もしあれなら西部農業事務所から何か意見等を事務局聞
いていれば、その辺もお聞きしたいのですけれども。
〇部会長 何か。
お願いします。
〇10番加藤委員 10番、加藤ですけれども。今話が出ていますように、やはり事前調査の申請人との
話の中でもこの作付品目が多過ぎて、それを聞いた段階でも今まで栽培したことがないとかという
ようなニュアンスですよね。やはりこちらのほうの農業委員としてももっと品目を絞りなさいとい
うことを意思表示したと当時思うのですけれども。事前調査のときです。だから、今回それに対し
て農業生産法人さんのほうが何も動きがないので、動くものがあるのであれば、もう一度これをそ
の作付予定品目を絞って、それでやはり最終的に8割なのですけれども、毎年幾ら収穫したという
ものは申請出すわけですよね。1年目から出すわけですよね。ですから、それなりの作付の品目で
はないと、3年後といったよりも1年、2年のほうが心配だと思います。ですから、この調査班の
ほうでもこれだけ言ったわけですから、今月のところはもっと絞ってもらうというような方向づけ
をしてもいいのではないかと思っています。
以上です。
〇部会長 ほかはありますか。
はい。
〇3番吉井委員 1つ要望も含めてなのですけれども、聞き取り調査の件は委員サイドからの意見と
いいますか、この中にもありますけれども、やはり試験栽培というか、1つの事業、これだけの事
業をやって、20年間この事業やるのだよという前提に立った上での事業としては余りにも軽率とい
うか、何の根拠もなくて質問されても答えられませんというような状況の中でこのものを果たして
許可していいかどうか。だから、もう少しいろいろ調べた資料というのは、具体的なものと。アシ
タバの話もそうだけれども、あるいはタラの芽もそうだけれども、実際にタラの芽栽培していると
ころがあるのだから、そういうことを調べてぜひ。もしするのだったら、限定したいという。今回
はもうちょっと資料見直したほうがいいのではないかというふうに思うのですが。
〇部会長 わかりました。それでは、ちょっとまとめさせていただきます。先ほど小和瀬委員のほう
から話がありましたが、ミョウガだとか何品目かは可能性があるというようなものもございますが、
そうなると、いざそれを許可してほかは許可しないということになりますと、ではその許可された
ものがまた次出てくるという、全部それを統一されて二、三品の品目で出てくるという可能性もあ
ります。いかがでしょうか、今回はこれを全部保留という形で考えさせていただいたらどうでしょ
うか。よろしいでしょうか。
〇全員 異議なし。
〇部会長 それでは、今回第5条のシェアリングの申請については、保留という形で。
はい。
〇事務局 事務局では全件保留ということでさせていただいたのですが、今までは通例でいきますと、
農業委員会のこの農地部会で連続での保留ということはないということで、取り下げているわけで
ございますけれども、ただシェアリングの件については特殊な案件でございますので、説明不足的
なもので補えるようなものがございましたらば、それについてはまた来月についても調査案件とし
て継続していただきたいというお願いと、それからあと事務局としましては、難しいであろうと思
われるものについては、1度取り下げをお願いするような指導をしていきたいと思います。ただ、
農地部会に毎回新たな説明内容があるようでしたら、申請人の聞き取り調査をしてその都度審議を
していただきたいと思いますので、その辺をよろしくお願いします。
〇3番吉井委員 いいですか。
〇部会長 はい。
〇3番吉井委員 ここは、申請地は大体農振農用地のど真ん中というわけです。先般の申請者の話で
も貸したいというその希望者が次々と来ているというような話もありましたけれども、やはり今回
については、今後20年間農振農用地でのシェアリングのモデル的な立派な経営をしてもらうような
計画を立ててもらいたいということで、ひとつ保留に当たっては添えてもらいたいと思います。
〇部会長 お願いします。
〇事務局 5条は意見保留になりましたので、3条の地上権の件も保留をしていただき、一応お諮り
をお願いしたいと思います。
〇部会長 いかがですか。
はい。
〇3番吉井委員 3番、吉井ですが、当然そういう形になると思います。
〇部会長 それでよろしいでしょうか。
〇全員 異議なし。
〇部会長 それでは、そういう形でナンバー3から13につきましては、保留という形でさせていただ
きます。
続きまして、ナンバー14の説明をお願いいたします。
〇事務局
議案第3号 農地法第5条の規定による許可申請について
(ナンバー14を朗読し、詳細に説明する)
〇部会長 14は取り下げということでいいのですね。
〇事務局 そうです。
〇部会長 それでは、続きまして15のほう説明お願いします。
〇事務局
議案第3号 農地法第5条の規定による許可申請について
(ナンバー15を朗読し、詳細に説明する)
〇部会長 ありがとうございました。
事務局の説明は終わりました。
調査班長からの報告をお願いいたします。
〇8番下平委員 それでは、調査報告。農地法第5条許可申請審議ナンバー15について、申請人から
聞き取りした調査結果について報告いたします。なお、当日は代理人1名の出席でした。
質問1 道路境界が確定していないようですが、下の道路と掘削する位置は何センチ程度離れて
いますか。
回答 現地はコンクリートがあって、道路は傷つけないようにその境から採取いたします。ただ
し、道路面より低い部分は採取せずに木を切るだけです。傾斜地の下のほうへ行くと道路面よりも
高いのでそのところだけを採取いたします。
質問2 東西に道路があり、道路面の高さは西側が下がっているので両方の道路の高さに合わせ
ると斜面になりますが、問題はないのですか。
回答 はい、ちょっと斜面になると思いますが、耕作に問題になるほどではございません。
質問3 約622立方メートルの採取計画ですが、
現地を見た感じではそれほど土がとれないように
思われますが。
回答 50センチ程度の採取であっても面積があるので計算上ではございます。
質問4 埋め戻しは必要ないのですか。
回答 はい。
質問5 譲受人は、以前に黒土採取事業を行った際、黒土を表土として戻さなかったことがあっ
たように聞いておりますが、今回は大丈夫でしょうか。
回答 今回は切り土のみで赤土で埋め戻すわけではないので全く問題はありません。
質問6 伐採、抜根した栗の木が相当量が出ると思いますが、どのように処理いたしますか。
回答 まきストーブなどで需要があるので現地の隅に置き少しずつ処分していきます。
質問7 現地に置くのであれば土地利用計画図に表記してください。
回答 はい。わかりました。
以上のような質疑応答がありました。以上です。
〇部会長 ありがとうございました。
調査班長から報告は終わりました。
審議に入ります。
質疑をお受けしたいと思います。
矢島委員、お願いします。
〇5番矢島委員 矢島でございますが、質問7のところで土地利用計画図に表記してくださいとお願
いしているのですけれども、「はい。わかりました」とそのようにして承知しているのですが、何
か土地利用計画図に表記したあれはございますか。いわゆる書き直しというのですか。
〇部会長 お願いします。
〇事務局 まだしていないと思われますが、連休前でしたので、この後転用には直接関係ないのです
けれども、土地利用計画図にこのあたりに伐採した木は置こうということで、代理人が表記すると
いうふうに言っておりましたので、数日後には表記されると思われますのでよろしくお願いします。
〇部会長 そういうことでよろしいでしょうか。
〇5番矢島委員 はい、ありがとうございました。
〇部会長 ほかにございますか。
よろしいですか。
〇全員 なし。
〇部会長 ナンバー15につきましては、異議がなければ許可相当として農業会議に諮問してよいか伺
います。
〇全員 異議なし。
〇部会長 許可相当として農業会議に諮問することにいたします。
続きまして、ナンバー16の説明をお願いいたします。
〇事務局
議案第3号 農地法第5条の規定による許可申請について
(ナンバー16を朗読し、詳細に説明する)
〇部会長 ありがとうございます。
事務局の説明が終わりました。
調査班長からの報告をお願いいたします。
〇8番下平委員 調査報告。農地法第5条許可申請審議ナンバー16について、申請人から聞き取りし
た調査結果について報告いたします。なお、当日は代理人1名の出席でした。
質問1 申請地は畑ということですが、現地を確認したところ耕作しているようには見えず雑草
も伸びているような状態でした。いつごろから不耕作の状態になっているのですか。
回答 かなり前からだと聞いています。以前、高崎市の公共事業を請け負った際に事業で出た土
を置いていたということは聞いています。時期については、明細について聞き及んでおりません。
また、雑草についてですが、申請地近隣に住んでいる方から草が伸びて迷惑しているとの苦情を受
けておりました。今回、開発の事前許可をしたときに近隣の説明に行った際、防草対策を施すと説
明させていただき、同意してもらいました。
質問2 申請地全体を整地してきれいにして使うということでよろしいのですね。
回答 はい。その上でフェンスを設置し動物が入らないようにしますので、環境面では近隣の方
へ迷惑をかけることはなくなると考えています。
質問3 市の公共事業だからといって、農地に土を持ち込んでもいいというわけではありません。
現状では違反転用の状態になっているのではないですか。
回答 本来であれば資材置き場として一時転用、もしくはきちんと本転用するべきであったと考
えています。申請地と隣接している宅地の部分からはみ出して使用しているうちに、農地である部
分にも資材を置くようになったのかもしれません。きちんと段階を踏んで許可を得ていなかったこ
とは大変申しわけなく思っております。
質問4 耕作していなかったことにより、荒れ地のようになっていますから、草の被害だけでは
なく、イノシシなどの動物の巣にもなっている可能性もあります。そういう意味では、今回土地を
整地することにより近隣の方々に迷惑がかからなくなるということも確かだと思います。しかし、
今まで耕作をせず、農地以外の使い方をしてきたことは事実でありますから、始末書を提出しても
らい、きちんと転用申請をするようご検討ください。
回答 はい。わかりました。大変申しわけございません。
以上のような質疑応答がありました。以上です。
〇部会長 ありがとうございました。
調査班長からの報告が終わりました。
審議に入ります。
質疑をお受けしたいと思います。
はい。
〇12番内田委員 12番、内田なのですが、私もこの場所は知っていたのですけれども、資材置き場か
何かかなと思っていたのですけれども、これ農地だとびっくりした状況でございます。この法人は、
結構市内、町の工事を受けて残土だとかはたしか置いてあったと思うので、今のこの回答を見ます
とかなりいろいろちょっとずさんだったというようなことで。この間の事前協議でもちょっと1カ
月ぐらい保留をしたほうがいいのではないかという意見もありましたので、そんな形で処理したら
どうでしょうか。
〇部会長 ほかは。
お願いします。
〇13番塚本委員 ちょっと教えてください。農地法の違反には明確なる罰則、罰金項目があると思う
のですけれども、教えていただきたいと思います。
〇部会長 事務局、お願いします。
〇事務局 農地法上、罰則、罰金等はございますが、それを適用するには勧告書を出しまして、農業
委員会の指導等手順を踏んだ後に、どうしても農業委員会の指導に従わず悪質であるという場合は、
企業であれば最高1億円まで罰金等がございます。ただし、今先ほど委員さんから保留なりしてす
ぐ許可しないほうがいいのではないかという意見もございますが、この案件以外にも申請書が出て
から見つかって始末書を添付してもらったりとか、あと最初から始末書添付で申請を上げているも
の等ございますので、その辺との兼ね合い、平等、公平さ等を勘案しまして判断していただきたい
と思います。
それから、この法人につきまして社会的地位もある大きな企業だと思いますが、ただ、だからと
いって責任をとらせるようなことをしていいのかということももちろんございますし、それから農
業委員会のほうも事実を把握していなかった、勧告書を出したり等指導をしていなかったわけでご
ざいますので、本人承知でやっていたかもしれませんけれども、想像の域を出ませんのでほかのも
のと事務局としては同じような判断をとらせていただきたいと考えております。
以上です。
〇部会長 はい。
〇13番塚本委員 いや、そういうことではなくて、条例かあれに書いてある明文化してある罰金、懲
役記述、項目だけで結構です。
〇事務局 済みません、余分に。
〇部会長 今事務局さんがお話ししたのは、要するにこの議案書の中に始末書添付というが結構ある
わけです。それとある意味突き詰めていくと変わりがないわけです。今回始末書が添付されている
わけですから。だから、それはその受け取り方が若干違うところもあるでしょうけれども、法的に
は関係ないわけです。ですから、その辺を踏まえた上でひとつ保留、あるいはまた通すというその
辺をよく。
〇13番塚本委員 いや、済みません。私の言いたいのは罰金について。
〇事務局 済みません、もう一度。具体的には農地法の64条から69条まで罰則を規定しておりまして、
3年以下の懲役または300万円以下の罰金となっております。そのほか、先ほど言いましたように、
悪質な場合で最高1億円以下の罰金刑というのがございます。
〇13番塚本委員 ありがとうございました。
〇事務局 どうも済みません。
〇部会長 ただいまそういうその一般のこの案件の中の始末書と、その整合性です。ですから、これ
は、もちろん皆さんの意見をお諮りしたいわけですけれども、皆さんが保留という形でよければ保
留という形で考えさせていただくという方向でもありますし、その辺お諮りしたいと思います。い
かがなものでしょうか。
〇13番塚本委員 内田さんの意見に賛成します。
〇部会長 どうでしょうか。
永井委員、お願いします。
〇16番永井委員 大なり小なり、始末書添付で通したあれはいっぱいありますよね。何年も使ってい
たとか。それに比べれば周りの状況からやれば、これは整地をしてフェンスを張ってきれいになる
ということについては、近所にはいいわけですよね。近隣からもオーケーをもらっているというよ
うな感じになっているので。これを同じような扱いにしたらどうなのでしょうか。私はそう思いま
すが。
〇部会長 その辺いかがでしょうか。
そうしましたら……
〇13番塚本委員 市の仕事しているからいいというのは、これよくないという意味ですよね。
〇部会長 それは、全く別問題だと思います。
小和瀬委員、お願いします。
〇9番小和瀬委員 今私も確かに無断で資材置き場に使わせていたというのは、これは農業委員とし
ては問題だと思うのですけれども、ほかの案件に準じて今までももっとも形態がまるっきり農地の
形態をどう見ても、復元もできないような状況になっているのも始末書を、簡単に言えば始末書1
枚で通してきているわけでございますから、今回に限りこれをもしすると、多分これが例になって
くると思うのです。次回以降も、では、それでどうするのだと。保留するのかと。やはりそうする
と、今回もほかのと同じに今までの例にのっとって始末書が出てきているのだから、それで許可相
当としてよろしいのではないかと私は思いますけれども。
〇部会長 ちょっと意見が割れたわけなのですけれども。
〇8番下平委員 よろしいですか。
〇部会長 下平委員、お願いします。
〇8番下平委員 8番、下平です。今回、私もこの調査班長という形でさせていただきまして、今始
末書自体も、現実は調査日はなかったわけです。しかし、こういうことだから始末書をすぐ出しな
さいといったらすぐ持ってきたのが現状なものですから、やっぱりそれだけの責任は感じているだ
というふうな感じでこのまんまでいいのではないかなと思うのだけれども、保留しないで。そう思
います。
〇部会長 どうですか。そうすると、賛成、反対の挙手をお願いしますか。それとも……
〇3番吉井委員 3番、吉井ですが。総意とすれば、今までの経過を踏まえて認可するということで
いいのではないですか。そういうので。私はそう思うのですが。
〇部会長 その辺どうでしょうか。
〇3番吉井委員 どうでしょうか。
〇会長(大山善弘) 今までのは来ているのだし、始末書添付でだめだという理由もないのだから。
決。そうすればはっきりするのだから。
〇部会長 お諮りさせていただいてよろしいですか、挙手で。
〇全員 はい。
〇部会長 保留という方は、お手を挙げてください。
では、賛成の方は。では、このまま許可するという形で判断をいたします。
〇事務局長 一言言わせてよろしいですか。
〇部会長 はい。
〇事務局長 皆さんのご賛同を得られたわけですけれども、事務方としても決して事前着工やってい
るのがいいということではございませんので、厳しく指導していきたいと思っております。また、
私ども事務方だけでは、どうしても目の届かない部分もございますので、ぜひ地元の委員の皆様も
ふだんからの注意、監視等していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇部会長 今補足しますと、この始末書を添付させるのには事務方は非常に水面下で苦労されている
のです。地元行って相手と話ししたり、あるいはまたいろいろ聞き取り調査したり、そういうこと
ひとつお酌み取りいただけたらと思います。
ほか、吉田委員。何か今。
〇14番吉田委員 今ちょっと関連したことだったのですけれども、結局そこなのです。事務方がその
始末書添付で許可をおろすについて、判断基準みたいなのがあったらちょっと教えて。どういうの
が始末書添付でもだめですよというので、なった例というのがあるのですか。
〇部会長 事務方、お願いします。
〇事務局 基本的に許可見込みがあるものについては始末書添付で受けております。当然農振農用地
等転用できない案件につきましては、始末書ではなく早急に是正していただきたいということでお
願いいたします。
〇部会長 松本委員、お願いします。
〇15番松本委員 局長が今言われているように、これは早期にこれ始末書等ではなく是正していけれ
ばいいというのが望ましいのだという考えもあるのだと思うのですが、もしここ農地らしいところ
に何か例えば資材が置いてあるなみたいのを発見したり何かしたときは、農業委員としてはどこへ、
農業委員会に申し入れればよろしいわけなのですか。
〇事務局 そうです。
〇15番松本委員 それは、随時でいいわけですね。そうすると、調べてきていただくことになるわけ
です。吉井町は、ちなみに合併する前はこういうケースであると、農地を農地以外のものにするの
だから、農地のように現状使っていないので農地に戻してくださいというような方針をかなり強く
言っていた話を聞いています。吉井地域は、かなりこの方針が変わるなというような状況にあるの
は確かなようです。
以上です。
〇部会長 わかりました。
それでは、そういう許可相当ということでよろしいでしょうか。
〇全員 異議なし。
〇部会長 16につきましては、異議がなければ許可相当として農業会議に諮問してよいか伺います。
〇全員 異議なし。
〇部会長 許可相当として農業会議に諮問することにいたします。
続きまして、事務局ナンバー17の説明をお願いいたします。
〇事務局
議案第3号 農地法第5条の規定による許可申請について
(ナンバー17を朗読し、詳細に説明する)
〇部会長 ありがとうございました。
事務局の説明が終わりました。
調査班長からの報告をお願いをいたします。
〇8番下平委員 調査報告書。農地法第5条許可申請審議ナンバー17について、申請人から聞き取り
した調査結果について報告いたします。
なお、当日は代理人1名の出席でした。
質問1 南側に集水枡がありますが、最終的に雨水はどこへ処理されるのでしょうか。
回答 図面左下の既存の道路側溝へ放流します。
質問2 群馬用水の受益地ですが、転用するに当たって扱いはどのようになっていますか。
回答 精算金を払い脱退しています。北側にある群馬用水のマンホールは以前からもう使われて
いないものだそうです。
質問3 大雨が降ったとき、下の住宅のほうへ土砂が流れ込む心配はありませんか。
回答 ありません。地表はそのままの状態で利用しますから、地下へ浸透しますので、計算上で
すが問題ありません。
以上のような質疑応答がありました。以上です。
〇部会長 ありがとうございました。
調査班長の報告が終わりました。
審議に入ります。
質疑をお受けしたいと思います。
〇全員 なし。
〇部会長 ナンバー17につきましては、異議がなければ許可相当として農業会議に諮問してよいか伺
います。
〇全員 異議なし。
〇部会長 許可相当として農業会議に諮問することにいたします。
続きまして、一括審議に移りたいと思います。
事務局、説明をお願いいたします。
〇事務局
議案第3号 農地法第5条の規定による許可申請について
(ナンバー18からナンバー55まで朗読し、詳細に説明する)
〇部会長
ありがとうございました。
事務局の説明が終わりました。
審議に入ります。
質疑をお受けしたいと思います。
小和瀬委員、お願いします。
〇9番小和瀬委員 参考までにちょっとお聞きしたいのですけれども、34番のこの文化財の埋蔵文化
財、この場所だけちょっと教えていただきたいのですが。それと、これに関するこの中に遠隔地主
さんが2名ほどおるのですが、遠隔地主さんの場合、現状現地がどうなっているか参考までにわか
れば教えてください。
〇部会長 お願いします。
〇事務局 場所に関しまして、ちょっと多胡碑との位置に関して言えば、多胡碑との関係ちょっとわ
からないのですけれども、吉井支所から東へ約1キロほどの位置でございます。
〇9番小和瀬委員 東ですか。
〇事務局 東です。吉井支所から東です。池ですので。
〇9番小和瀬委員 池というのは、大体多胡橋渡った辺が池だということですよね。
〇部会長 はい。
〇14番吉田委員 地元なので、では、ご説明させて。多胡と言われても、今ある現在の多胡碑はかな
り離れたところにあります。
〇9番小和瀬委員 本当の場所が。
〇事務局 そうなのです。多胡の本当に今ある多胡碑のすぐそばはまだ全然調査していないというの
が現状なのです。これは勝手な推測なのですけれども、将来アクセス道路が通るところから先に始
めているみたいです。
〇15番松本委員 バイパスのね。
〇事務局 はい。
〇部会長 はい。
〇事務局 それから、遠隔地主の関係なのですが、こちらにつきましても、昨年度末まで一時転用で
調査をしていたところ、もう一度一時転用の許可を得まして試掘をする申請でございまして、3月
まで同じように借りていた場所でございますので。
〇9番小和瀬委員 では、一時転用で、要するにそこは、実際耕作されていたかされていないかわか
らないということだね。
〇事務局 そうですね。今現状としますと、きれいに農地に復元が終わっているいうことになってご
ざいます。
〇9番小和瀬委員 はい、わかりました。
〇部会長 ほかございますか。
よろしいでしょうか。
〇全員 なし。
〇部会長 異議がなければ、許可相当として農業会議に諮問してよいか伺います。
〇全員 異議なし。
〇部会長 許可相当として農業会議に諮問することにいたします。
続きまして、第4号議案 農地法関係競売農地の買受適格証明願について。
農地法関係競売農地の買受適格証明願が、次のとおりあったので審議を求めます。
事務局、説明をお願いいたします。
〇事務局
議案第4号 農地法関係競売農地の買受適格証明願について
(順序に従い朗読し、詳細に説明する)
〇部会長 ありがとうございました。
事務局の説明が終わりました。
審議に入ります。
質疑をお受けしたいと思います。
〇全員 なし。
〇部会長 異議がなければ、適格として証明してよいか伺います。
〇全員 異議なし。
〇部会長 適格として証明することにいたします。
続きまして、第5号議案 農地法関係現況証明願について。
農地法関係現況証明願が、次のとおりあったので審議を求めます。
事務局、説明をお願いいたします。
〇事務局
議案第5号 農地法関係現況証明願について
(朗読し、詳細に説明する)
〇部会長 ありがとうございます。
事務局の説明が終わりました。
審議に入ります。
質疑をお受けしたいと思います。
〇全員 なし。
〇部会長 異議がなければ証明してよいか伺います。
〇全員 異議なし。
〇部会長 証明することにいたします。
続きまして、第6号議案 贈与税の納税猶予に関する適格者証明願について。
租税特別措置法第70条の4第1項の規定による贈与税の納税猶予に関する適格者証明願が、次の
とおりあったので審議を求めます。
事務局、説明をお願いいたします。
〇事務局
議案第6号 贈与税の納税猶予に関する適格者証明願について
(朗読し、詳細に説明する)
〇部会長 ありがとうございました。
事務局の説明が終わりました。
審議に入ります。
質疑をお受けしたいと思います。
〇全員 なし。
〇部会長 異議がなければ、適格として証明してよいか伺います。
〇全員 異議なし。
〇部会長 適格として証明することにいたします。
続きまして、第7号議案 耕作放棄地調査に係る「非農地」の承認について。
耕作放棄地調査に係る「非農地」に該当するか否かの判断について、次のとおり現況を確認した
ので承認を求めます。
事務局、説明をお願いいたします。
〇事務局
議案第7号 耕作放棄地調査に係る「非農地」の承認について
(詳細に説明する)
〇部会長 ありがとうございます。
事務局の説明が終わりました。
審議に入ります。
質疑をお受けしたいと思います。
〇全員 なし。
〇部会長 異議がなければ、承認してよいか伺います。
〇全員 異議なし。
〇部会長 承認することにいたします。
続きまして、報告事項第1号から第4号まで、事務局、報告をお願いいたします。
〇事務局
報告第1号 農地法第4条第1項第7号の規定による転用届出受理について、7件。
報告第2号 農地法第5条第1項第6号の規定による転用届出受理について、37件。
報告第3号 農地法第18条第6項の規定による通知について、13件。
報告第4号 農地法第4条及び第5条の規定による転用許可専決処分について、56件。
(順序に従い、詳細に説明する)
〇部会長 ほか、事務局何か報告があるようでしたらお願いします。
〇事務局 特にございません。長時間のご審議まことにありがとうございました。
〇部会長 小和瀬委員、お願いします。
〇9番小和瀬委員 済みません。済んでしまってからで申しわけないのですが、7号議案に絡んでな
のですけれども、これ一気に66,000平米農地が単純に言って減るわけですよね、高崎市は。
〇事務局 はい。
〇9番小和瀬委員 全体の農地が減って、今後こういうことが発生していく。農地がそういう極端に
減っていった場合に、高崎市の農業委員会、農業としての何か懸念されるような問題とか心配事と
か何も心配することはないのですよというのだか、その辺がちょっとわかればお話を。
〇部会長 お願いします。
〇事務局長 私としては、特には心配はしていないのですけれども、いわゆる耕作放棄地の全体の分
母の中からこういった数が減ってくるということで、耕作放棄地の問題に関してはかえって問題が
なくなっていくのではないかと思っております。また、将来的に農地が減っているということにな
りますと、大分将来のことになると思いますけれども、農業委員の定数の問題だとかその辺の農業
委員会の存在する必要性など、これは大分将来的な話にはなろうかと思いますけれども。そういう
ところにはおいおい影響が出てくるのではないかというふうには思いますけれども。当面の問題と
してはないと思っております。
〇9番小和瀬委員 わかりました。
〇部会長 よろしいでしょうか。
〇9番小和瀬委員 ありがとうございました。
◎閉会の宣告
〇部会長 それでは、以上をもちまして第34回農地部会を終了したいと思います。
大変長時間お疲れさまでした。
午後
3時35分
閉会
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