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3. アウトカム指標

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3. アウトカム指標
3. アウトカム指標
アウトカム指標(平成27年度)
本四高速道路における管理の適正な水準を確保し、お客様に満足いただけるサービスを提供できる
よう努めていますが、その成果を一般の方々にわかりやすく理解していただくために、定量的に評価
する指標(アウトカム指標)を設けています。
平成27年度の実績値等は以下のとおりです。これまでの成果を今後の管理にフィードバックし、サー
ビスの向上に努めていきます。
会社が行う管理とアウトカム指標の主な関係
管理水準の確保・施策等の実施
実施する業務
アウトカム指標
維持修繕
清掃作業
植栽管理
実施する工事の集約等による規制時間の低減等
路上工事時間
雪氷対策
事故復旧
舗装補修
一般橋梁補修
長大橋補修
道路付属物補修
その他
長大橋の防食
快適走行路面率
点検・調査・劣化予測の結果に基づく補修計画立案、補修実施
点検・調査・劣化予測の結果に基づく補修計画立案、補修実施
要補修橋梁数
点検・調査・劣化予測の結果に基づく補修計画立案、補修実施
長大橋保全率
本線渋滞損失時間
点検・調査・劣化予測の結果に基づく補修計画立案、補修実施
適切な頻度または時期の作業実施
変状の早期発見・診断など
適切な頻度または時期の作業実施
保全点検
死傷事故率
通行止め時間
通行の障害の早期発見など
交通管理
車限令違反車両取締台数
逆走事案件数
料金収受
人等の立入事案件数
関連事業等に
おけるサービス
各種サービス水準の向上
総合顧客満足度
年間利用台数
アウトカム指標一覧
H27年度実績値
H28年度目標値
107時間/ km
115時間/ km
−
93%
92%
90%以上
H26からH27に点検した橋梁の健全性区分Ⅲ・Ⅳの橋梁数
要 補 修 橋 梁 数 [うち区分Ⅳの橋数]
(点検した橋数/全対象橋数)
2
[0]
(137 / 470)
2
[0]
(229 / 470)
−
長 大 橋 保 全 率 耐荷・耐久上問題となる損傷が発生しない長大橋梁の割合
100%
100%
100%
4万台・時
4万台・時
−
自動車走行車両1億台キロあたりの死傷事故件数
※数値は、1/1 ∼ 12/31間の年間値
4.8件/億台キロ
5.0件/億台キロ
5.7件/億台キロ
単位営業延長(上下線別)当たりの雨、雪、事故、
工事等に伴う年間の平均通行止め時間
18時間
災害・悪天候 16時間
事故・その他 1時間
工事
1時間
13時間
災害・悪天候 12時間
事故・その他 1時間
工事
0時間
指標の説明
路 上 工 事 時 間 道路1kmあたりの路上工事に伴う年間の交通規制時間
快 適 走 行 路 面 率 快適に走行できる舗装路面の車線延長比率
本 線 渋 滞 損 失 時 間 渋滞が発生することによる利用者の年間損失時間
死
傷
事
故
率
車 限 令 違 反 車 両 本四高速道路上で実施した車限令違反車両取締におけ
取
締
台
数 る引き込み台数
交通事故又は車両確保に至った逆走事案の件数
逆 走 事 案 件 数
※数値は、1/1 ∼ 12/31間の年間値
主な要因
通 行 止 め 時 間
主な要因
H26年度実績値
アウトカム指標
−
223台
991台
−
6件
6件
−
本四高速道路上で歩行者等の保護又は歩行者等がいる
人等の立入事案件数
ことの通報を受けた件数
189件
183件
−
道路の走行性・安全性、諸施設の快適性等、本四高速道路
総 合 顧 客 満 足 度
の利用に係るお客様の総合的な満足度の評価(5段階評価)
4.0
4.0
4.0
40.3百万台
41.9百万台
−
年 間 利 用 台 数 支払い料金所における年間の通行台数
98
JB 本四高速 2016 ディスクロージャー誌
社長メッセージ
路上工事時間
会社概要
路上工事に伴う車線規制時間の減少を図り、交通の円滑化及び渋滞の減少を目指しま
す。
取組と成果
アウトカム指標
道路構造物の経年劣化に伴う補修工事等が
通規制時間
年々増加する傾向にあり、車線規制が必要な工
○算出方法
事も増加するなか、複数工事での規制の集約等、
路上工事に伴う車線規制(路肩規制、移動
規制時間の削減に努めました。平成 27 年度は
規制、事故処理のための規制を除く)時間の
防護柵改良工事や通信設備更新工事の規制時間
年間累計を路線延長で除して算出する。
が大きく減少した一方で、橋梁補修工事やトン
○算出式
ネル内照明設備更新工事による規制が大幅増と
(路上工事による年間車線規制時間)/(路
なりました。結果として前年度比約 1,400 時間
本州四国連絡高速道路の概要
道路1km当たりの路上工事に伴う年間の交
の大幅増となりました。
線延長)
○実績値
平成27年度
規制時間(時間)
18,438
19,833
アウトカム(時間/ km)
107
115
事業概要
平成26年度
IR情報
マネジメント体制
車線規制状況(耐震補強工事)
(一般国道30号 櫃石島高架橋)
車線規制状況(照明設備更新工事)
(一般国道28号 舞子トンネル)
《参考》平成28年度の取組
今後、構造物の経年劣化及び特定更新等工事の着手に伴い、工事量の増加が見込まれますが、
資料編
近接工事の車線規制集約を継続するとともに、計画段階より車線規制時間を短縮する工法の検討
を行う等、引き続き、路上工事による規制の回数及び時間の低減に努めます。
JB 本四高速 2016 ディスクロージャー誌
99
3. アウトカム指標
快適走行路面率
路面補修を確実に行い、道路利用者が快適に感じる舗装の状態が保持されている道路
延長の増加を目指します。
アウトカム指標
○目標値と実績値
(%)
快適に走行できる舗装路面の車線延長比率
○算出方法
平成26年度
平成27年度
路面のわだち掘れやひび割れによる振動や
目 標 値
90以上
90以上
騒音が少なく、道路利用者が快適に感じる舗
実 績 値
93
92
装の状態(わだち掘れ<25mm、ひび割れ率<
20%、平 坦 性(IRI)
<3.5mm/m)の本 線 車
線延長を本線全車線延長で除して算出する。
○算出式
取組と成果
快適走行路面率(%)=(LP-Lpa)/LP×100
平成25年度に計測した路面性状調査の結果を
LP:車 線 別(第 一 走 行・第 二 走 行、追 越、
踏まえた舗装劣化予測及び日常点検の結果をも
登坂車線)の延べ舗装延長
とに要補修箇所を的確に把握し、効率的な補修
Lpa:路面性状調査結果、日常点検結果及び
計画を策定し、平成27年度は約15km・車線の補
当該年度期中の劣化予測等により、補修が必
修を行い、快適走行路面率は92%となりました。
要と判断される車線延長
舗装補修工事状況
(瀬戸中央自動車道 児島IC)
舗装補修工事状況
(西瀬戸自動車道 向島IC ∼因島北IC)
《参考》平成28年度の取組(目標値90%以上)
目標値:高速道路会社共通の目標値である90%以上とします。
平成28年度においても、過年度に実施した、路面性状調査結果に基づく舗装劣化予測と日常点
検により要補修箇所を的確に把握し、引き続き舗装補修工事を実施することで、道路走行に快適
な路面の維持に努めます。
100
JB 本四高速 2016 ディスクロージャー誌
社長メッセージ
要補修橋梁数
取組と成果
アウトカム指標
平成26年7月1日に施行された「道路法施行
省令に基づく健全性の診断区分Ⅲ・Ⅳの橋梁数
規則の一部を改正する省令」及び「トンネル等
○算出方法
の健全性の診断結果の分類に関する告示」に基
平成26・27年度末時点における橋梁の健全
づく点検を実施しました。その結果、平成27年
度診断結果が、「トンネル等の健全性の診断
度に行った92橋の点検で、区分がⅢ並びにⅣと
結果の分類に関する告示」に示された区分Ⅲ・
診断された橋梁はありませんでした。
Ⅳと診断された橋梁数。
なお、平成27年度は平成26年度の点検により
○実績値
区分Ⅲと診断された2橋の補修を実施しました。
本州四国連絡高速道路の概要
平成26・27年度に点検が完了した橋梁のうち、
会社概要
橋梁補修を適切に行い、橋梁としての機能が保持されている橋梁数の確保を目指しま
す。
診断結果は下表のとおり区分Ⅲ・Ⅳと診断
された橋梁数は2橋となりました。
対象構造物
単位
道路橋
管理数量
橋
470
計画
実績
H26
137
H27
累計
診断区分
実施率
(実績/全体)
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
合計
137
45
90
2
0
137
29%
89
92
33
59
0
0
92
20%
226
229
78
149
2
0
229
49%
※歩道橋は除く
IR情報
年度
事業概要
平成26・27年度の診断結果
マネジメント体制
橋梁補修状況 補修前
(瀬戸中央自動車道 盃池橋)
橋梁補修状況 補修後
(瀬戸中央自動車道 盃池橋)
健全性の診断(総合評価)
資料編
区 分
定 義
Ⅰ
健
全
構造物の機能に支障が生じていない状態。
Ⅱ
予防保全段階
構造物の機能に支障が生じていないが、予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状態。
Ⅲ
早期措置段階
構造物の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態。
Ⅳ
緊急措置段階
構造物の機能に支障が生じている、又は生じる可能性が著しく高く、緊急に措置を講ずべき状態。
JB 本四高速 2016 ディスクロージャー誌
101
3. アウトカム指標
長大橋保全率
予防保全の確実な実施により、維持管理費を抑制し、長期間にわたる経済性を確保しつつ海峡
部橋梁の健全度維持を目指します。
取組と成果
アウトカム指標
長大橋では、予防保全を実現するため、
PDC
Aサイクルを基本とした維持管理を行っています。
点検計画(P)による点検補修用作業車等を
用いた点検(D)の結果から橋体健全性の評価
(C)を行い、点検データは蓄積・活用し将来
の劣化進展予測等を行っています。これにより
適切な補修時期を見極め、橋梁修繕(A)の確
実な進捗を図ることで橋体の健全性の維持、向
上を図っています。また、橋の長寿命化のため
耐久性に優れる補修材料、施工法の調査、検討
及び試験施工を実施しています。
これらの取組により、長大橋の健全性を維持
し評価点3.5以上を確保しています。
長大橋の健全性を指標とし、点検データに基
づき橋梁部材の耐荷力、耐久性、機能性を評価
し、橋体健全度の目標評価点以上を確保した橋
梁数の割合
長大橋の健全性評価は、点検データを適正に評価する
ため、「長大橋健全度評価委員会」を設置し、独自の評
価手法により行っています。
橋梁個々の特性を踏まえ、部位毎に評価を行い、重要
度に応じた重み付けを行ったうえで、橋梁全体の評価点
付けを行います。予防保全の観点から、各評価部位が評
価点3を下回らないよう橋梁全体の目標評価点を3.5と
しています。(表−1参照)
○算出方法
目標評価点3.5以上を確保した橋梁数を対象橋
梁数(22橋)で除して算出する。
○算出式
橋体健全度評価点3.5以上の橋梁数/対象橋梁
(22橋)×100
○目標値と実績値
平成26年度
平成27年度
目
標
値
−
100
実
績
値
−
100
表−
点検補修用作業車による点検状況
(一般国道28号 明石海峡大橋)
長大橋橋体健全度の評価方法
○:評価対象((○)は必要の都度)
評価部位
床組
重み付け
A
B
C
塗装
シール類
鋼材
D
ケーブル・
ロープ類
E
F
G
H
I
ボルト類
コンクリート
機 能
舗 装
そ の 他
橋体健全度 評価点(5∼0)=
(部材評価点×重み付け)/重み付け合計
主要部材
二次部材
10 or 8
○
○
○
○
(○)
桁
10
○
○
○
○
(○)
塔
10
○
○
ケーブル
10
アンカレイジ
10
○
○
(○)
主塔基礎
10
○
○
(○)
伸縮装置
4
○
○
○
(○)
荷・耐久・機能値は概ね確保、
支承
6
○
○
○
○
(○)
下し、耐荷・機能が所要値に対し殆ど余裕なし、
橋梁付属物
5
○
○
○
○
(○)
塗装等
4
舗装
4
○
自歩道
2
○
○
(○)
○
(○)
○
○
(○)
○
○
○
(○)
○
(○)
:健全性の低下が無く、耐荷・耐久・機能を十分確
保、
:健全性の低下は僅かで、耐荷・耐久・機能が適
切に確保、
:健全性は多少低下しているが所要の耐
:健全性がかなり低
荷・機能が所要値を下回っている、
要値を大幅に下回っている
《参考》平成28年度の取組(目標値100%)
点検結果に基づく橋体健全性を適切に評価し、橋梁修繕を計画的かつ継続的に行うとともに耐
久性に優れた補修材料を採用する等により、健全性の維持・向上を図り目標値を達成します。
102
JB 本四高速 2016 ディスクロージャー誌
:耐
:耐荷・機能が所
社長メッセージ
本線渋滞損失時間
の大型連休(シルバーウィーク)についても例
アウトカム指標
年に加え混雑期として対応しました。また、サ
グ渋滞箇所については、速度低下に対し注意
時間
を促す標識を設置しており、SA・PAには渋滞
○算出方法
予測やサグ渋滞注意のポスターを掲示しました。
交通流測定器(トラフィックカウンター)が
さらに、混雑期間中においては路上工事の施工
設置されている各IC間を、法定速度で通過し
を抑制しました。
た場合の時間と、実走行の平均走行速度(旅行
なお、広域情報の充実を図るため、神戸淡路
速度)で通過した時間との差を毎正時ごとに累
鳴門自動車道の上り線において、図形情報板の
計して年間損失を算出する。
改良(提供範囲の拡張)及び広域情報板の増設
○算出式
(1基)を行いました。
平 成27年 度 は 9 月 の 大 型 連 休(シ ル バ ー
速度)〕×区間交通量}の年間累計
ウィーク)の影響により混雑期間において例年
ただし、法定速度より旅行速度が大きい場合
より増加しましたが、混雑期以外の期間におい
は、法定速度とする。
ては、3連休の交通量増加及び接続している他
○実績値
(単位:万台・時/年)
平成26年度(実績値)
平成27年度(実績値)
混雑期
1
2
非混雑期
3
2
計
4
4
2.7
1.7
0.6
0.0
1.0
2.0
となりました。
㠀ΰ㞧ᮇ
○平成27年度の渋滞発生予測の記者発表及び
ホームページ掲載の実績
ΰ㞧ᮇ
1.76
3.0
26年度より、渋滞損失時間が減少しました。こ
の結果、渋滞損失時間は平成26年度と同レベル
䝅䝹䝞䞊䜴䜱䞊䜽
2.1
路線の交通事故による渋滞の影響のあった平成
4.0
損失時間(万台・時/年)
発表時期
ゴールデンウィーク
3月28日
お盆
7月11日
9月の大型連休
(シルバーウィーク)
8月21日
取組と成果
年末年始
11月28日
記者発表内容
・渋滞予測
・混雑対策の予定
・安全運転のお願い
・交通量予測
・渋滞予測情報のご提供
・道路交通情報のお問合せ
・サービス施設の営業時間
・本四道路における料金割引について
マネジメント体制
期 間
5.0
損失時間の推移(H26∼27年度)
IR情報
H26
事業概要
{〔(区間距離/旅行速度)−(区間距離/法定
H27
本州四国連絡高速道路の概要
渋滞が発生することによるお客様の年間損失
会社概要
渋滞を減らし、安全で快適に利用出来る高速道路を目指します。
本四高速道路における渋滞の発生は、混雑期
であるゴールデンウィーク、お盆及び年末年始
に集中することから、各混雑期間に先立ち、渋
滞発生が予想される日・時間帯等をお客様に事
前にお知らせし、渋滞を避けた旅行計画をして
資料編
いただくよう取り組みました。また、神戸淡路
鳴門自動車道で特定のルートへのご利用が集
中することにより発生する渋滞に対しては、複
数のルートがご利用いただけることを案内し、
交通集中の緩和に努めました。さらに、9月
ゴールデンウィーク渋滞状況
(神戸淡路鳴門自動車道 北淡IC付近上り)
JB 本四高速 2016 ディスクロージャー誌
103
3. アウトカム指標
死傷事故率
交通事故を減らすことにより、道路の交通安全の向上を目指します。
アウトカム指標
自動車走行車両1億台キロあたりの死傷事故
件数
○算出式
年間死傷事故件数/自動車走行億台キロ
メートル
○データ
【管制室】
(岡山管制室)
年間死傷事故件数…(公財)交通事故総合
分析センター統計資料
○道路巡回業務
自動車走行億台キロメートル…JB本四高
道路パトロールカーは、道路や施設の状況等
速営業実績
を正確に把握するために常に管制室と連携をと
(件/億台キロ)
りながら24時間体制で道路巡回を行い、路上落
○目標値と実績値
目 標 値
平成 26 年
平成 27 年
5.7
5.7
下物回収や事故処理等、現場での迅速な対応で
道路の安全を守っています。
(下回るよう努力)(下回るよう努力)
実 績 値
4.8
5.0
取組
交通事故全体を減らすことは、死傷事故率の
減少につながります。
JB本四高速では、交通事故を未然に防止し、
また、発生した交通事故に迅速かつ的確に対処
することにより、二次的な交通事故の発生要因
【道路巡回】
(一般国道28号 淡路島南IC∼鳴門北IC)
も除去し、お客様に安全で安心できる道路走行
を提供するため、日頃から様々な取組を行って
います。
○管制業務
管制室は、365日、24時間体制で、道路パトロー
ルカー、非常電話、ITVカメラ、気象観測装
置等から収集した道路状況、走行環境等の各種
情報を把握するとともに、道路情報板等により
お客様が安全に道路走行できるように、迅速か
つ的確な情報提供に努めています。
【規制訓練】
なかでも、路上落下物は、走行の支障となる
だけでなく、時として大事故につながる恐れが
ありますので、事故の未然防止の観点から、巡
回中は細心の注意を払っています。
104
JB 本四高速 2016 ディスクロージャー誌
社長メッセージ
○広報活動
主に交通安全運動期間中に、サービスエリアや
パーキングエリア等にポスターを掲示し、併せて、
道路を走行中のお客様に対して道路情報板やけ
ん垂帯を用いて交通安全を呼びかけています。
○高速バスへの車外広告の実施
客様へ交通安全のPR活動を実施しました。
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㻝㻘㻞㻢㻞
㻝㻘㻜㻤㻝
IR情報
当社にて「高速バス車外広告」を利用し、お
平成27年の死傷事故率は、ドライバーへの注
意喚起等の施策の効果により、目標値5.7を0.7
ポイント下回る5.0となりました。
平成27年度の道路緊急ダイヤルによる通報実
績は、2,558件(平成26年度:2,281件)あり、昨
年度比で277件の増加となっています。このう
ち、路上落下物の通報件数は、1,271件(平成26
年度:1,157件)あり、昨年度比で114件の増加
となっています。
従来の非常電話等での通報に加え、道路緊急
ダイヤルが浸透し、通報数が増加することで、
路上落下物の早期回収にもつながり、交通事故
防止に寄与しているものと思料され、平成27年
度の目標値を達成することができました。
事業概要
けん垂幕
(水島IC∼児島IC)
成果
本州四国連絡高速道路の概要
落下物の回収
(一般国道28号 淡路島南IC∼鳴門北IC)
会社概要
○その他の施策例
走行性の改善を図るため、舗装改良を実施
逆走発生箇所への安全対策の追加実施
人等の誤進入防止のための標識・看板等の設
置、改良を実施
車限隊による車両制限令違反車両取締り、積
載不良車両への是正指導等
工事規制箇所の視認性の改善
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㻴㻞㻡
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㻴㻞㻣
㻜
マネジメント体制
【道路緊急ダイヤル通報実績】
【高速バス車外広告の掲載状況】
○道路緊急ダイヤルによる情報収集
お客様が走行中に路上落下物や道路の異状等
を発見した場合、道路緊急ダイヤル【#9910】
等で通報をいただくよう、当
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㻣㻚㻜㻌
㻢㻚㻜㻌
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㻠㻚㻤
㻠㻚㻜㻌
㻟㻚㻜㻌
㻞㻚㻜㻌
チラシ等でご協力をお願いし
㻝㻚㻜㻌
Ṛയ஦ᨾ⋡
㻜㻚㻜㻌
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ᖹᡂ䠎䠐ᖺ
ᖹᡂ䠎䠑ᖺ
ᖹᡂ䠎䠒ᖺ
ᖹᡂ䠎䠓ᖺ
資料編
【道路緊急ダイヤルの広報内容】
㻢㻚㻜
㻡㻚㻜㻌
社ホームページやポスター、
ています。
㻢㻚㻜
【死傷事故率の推移】
《参考》平成28年度の取組(目標値5.7件/億台キロ)
お客様に安全で安心できる道路走行を提供するため、今後もこれらの取組を行ってまいります。
JB 本四高速 2016 ディスクロージャー誌
105
3. アウトカム指標
通行止め時間
交通の安全確保を確実に実施し、適切な通行止めを行います。
○工法の工夫による通行止めを伴わない工事の実施
アウトカム指標
平成27年度に実施した情報板更新工事におい
単位営業延長(上下線別)当たりの雨、雪、事故、
ては、全車線横断作業を工夫し、通行止めを実
工事等に伴う年間通行止め時間
施しませんでした。これにより、工事作業によ
るお客様への迷惑の最小化を図りました。
○算出方法
上下線別の通行止め時間に距離を乗じた年間
延べ時間・距離を営業延長で除して算出する。
○算出式
(通行止め時間×通行止め距離)/(路線延長)
○実績値
(時間)
平 成 26 年度
平成27 年度
主な要因
主な要 因
実
績
値
18 災害・悪天候 16 13 災害・悪天候 12
事故・その他
1
事故・その他
1
工 事
1
工 事
0
【道路情報板更新工事作業状況】
○異常気象への対応
異常降雨や積雪等によりやむを得ず発生した
道路の通行止めについては、関係機関及び交通
管理者と適切な事前協議を行い作業をしました。
取組
やむを得ず発生した道路の通行止めについて
は、関係する機関と連携して、通行止めの解除
に向けた作業等を迅速に実施しました。
また、通行止めを伴う事故等が発生した場合
には、通行止めによるお客様への迷惑を最小化
するための検討会を開催し、お客様が安全・安
心・快適に走行していただくための検証を行っ
ています。
工事については、計画的かつ安全に実施でき
るよう関係する警察機関および道路管理者と適
切な事前協議を行いました。
106
JB 本四高速 2016 ディスクロージャー誌
【積雪による通行止め状況】
社長メッセージ
車限令違反車両取締台数
アウトカム指標
本四高速道路上で実施した車両制限令違反車
両等取締りにおける引き込み台数
(台)
平 成 26 年 度
平 成 27 年度
実 績 値
223
9 91
(参考)
取 締 回 数
(20 回 )
(99 回)
本州四国連絡高速道路の概要
○実績値
○高速度対応軸重計計測による取締り強化
ETCが普及した状況において、有効に重量
違反車両を取り締まるため、以下の取組も行っ
ています。
・平成28年度末を目標に全入口ETCレーンへ
の高速度対応自動軸重計を設置し、軸重違反車
両の取締りを強化します。
・高速度対応自動軸重計による取締りの結果、
悪質な違反者には指導警告書を送付するととも
に、警察等関係機関へ情報提供を実施しています。
会社概要
車両制限令違反をなくし、道路建造物の保全、交通安全に寄与します。
取組
【高速度対応自動軸重計測装置】
成果
現地取締りは、平成27年度は99回実施し、引
き込み台数991台、措置命令件数79件、指導警
告件数160件で、車限隊設置により、大幅な取
締りの増加となりました。
項 目
取締回数 引き込み台数 指導警告 措置命令
また、高速度対応自動軸重計測の結果による
指導警告書を送付した悪質な違反者は、現地取
締体制の強化もあり、昨年度比で約3割減少し
ました。
項 目
【車両制限令違反者講習会】
14 台
(21 台)
77 社
(111 社)
当社では、道路の劣化を早める重量違反車両
に厳正に対処するため、引き続き、関係機関と
連携し、積極的な対策に取り組んでまいります。
JB 本四高速 2016 ディスクロージャー誌
107
資料編
平成 27 年度
高速度対応自動軸
重計測装置による
取締実績
(平成 26 年度)
軸重計1基当たりの
指導警告書送付状況
月平均違反車計測台数
マネジメント体制
平成 27 年度
99 回
991 台 160 件
79 件
現地取締業務
(20 回)(223 台)(21 件) (5 件)
(平成 26 年度)
【警察・NEXCO西日本との合同取締り】
【車両制限令取締隊の設置】
IR情報
車両制限令違反車両に対しては、(独)日本
高速道路保有・債務返済機構及び高速道路各社
が連携して、取締りの強化、講習会による是正
指導等を行っています。
当社も、平成27年度より車両制限令取締隊(車
限隊)を設置し、IC入口等で現地取締りを行い、
その強化を図っています。
また、国土交通省や各県警高速道路警察隊、
隣接高速道路会社と合同取締りを行うなど関係
機関と連携し、地域全体での取締り強化の取組
も行っています。
事業概要
○車両制限令取締隊による取締り強化
3. アウトカム指標
逆走事案件数
逆走防止対策を実施し、逆走の防止に努めます。
アウトカム指標
取組
逆 走 事 案 件 数(数 値 は、1 / 1 ∼ 12 / 31間の
逆走は、重大事故につながる恐れがあるため、
年間値)
当社では、道路標識、路面表示及びラバーポー
ルによるお客様への注意喚起、更に、国と連携
○算出方法
した社会実験として整備した逆走防止装置によ
交通事故又は車両確保に至った逆走事案の件
る警告を行うなど、逆走の防止に努めています。
数
平成27年度は、「高速道路における逆走の発
生状況と今後の対策について(その2)」(平成
○実績値
実 績 値
(件)
平成26 年度
平成 27 年度
6
6
27年4月28日高速道路会社6社)において、今
後優先して対策を実施する箇所としている垂水
ICに、高輝度矢印板を設置したほか、西瀬戸
自動車道の尾道大橋出入口にも設置しました。
≪平成26年9月に公表した対策の基本パターン(イメージ)≫
高輝度矢印板の設置(垂水JCT)
108
JB 本四高速 2016 ディスクロージャー誌
社長メッセージ
人等の立入事案件数
また、今治北ICと今治ICは追加対策とし
アウトカム指標
て、横断幕やラバコーン等を設置しています。
会社概要
誤進入未然防止対策を推進し、安全・安心な道路環境を実現します。
本四高速道路上で歩行者等の保護又は歩行者
等がいることの通報を受けた件数
本州四国連絡高速道路の概要
○実績値
(件)
平成 26 年度
平成 27 年度
189
183
実 績 値
取組
四高速道路内に誤進入することを未然に防止す
【ラバコーンを利用した進入禁止表示状況】
るために、インターチェンジの出入口やバスス
(IC入口ランプ部設置)
事業概要
歩行者、自転車及び原動機付自転車等が、本
トップに、進入・立入禁止を表示した標識や看
板を設置・改良等の対策を推進しています。また、
○立入禁止看板の設置
受けた場合は、道路パトロールカーが出動し、
バスストップのプラットホームから道路内へ
早期に発見、保護に努めています。
の立入りを禁止していることをお知らせするた
○進入禁止標識の設置
め、防護柵にわかりやすい看板を設置していま
自動車専用道路内への人や原付等の進入を禁
す。看板には、外国人への注意喚起のため、4
止する看板を、インターチェンジの出入口に設
カ国語を記載しました。
IR情報
本四高速道路内に歩行者等がいることの通報を
置しています。
マネジメント体制
西瀬戸尾道IC
至 福山
一般
至 長者原
Fランプ
Cランプ
至 尾道大橋出入口
道路
ス
イパ
号バ
Eランプ
至 東尾道
Bランプ
Dランプ
進入禁止標識設置位置
資料編
Aランプ
【看板設置状況】
至 三原
(BSプラットホーム設置)
【進入禁止標識の設置状況】
JB 本四高速 2016 ディスクロージャー誌
109
3. アウトカム指標
総合顧客満足度
お客様に道路を安全、安心、快適に利用いただけるサービスを目指します。
アウトカム指標
道路の走行性・安全性、諸施設の快適性等、
本四高速道路の利用に係るお客様の総合的な満
足度の評価(5段階評価)
平成 26 年度
平成 27 年度
目 標 値
3.9
4. 0
実 績 値
4.0
4. 0
○調査結果(回答数:1,442)
・総合顧客満足度
料金と路上工事に対する評価が低下したもの
の、異常気象時の対応とトイレの清潔さに関す
る項目が向上したことにより、総合顧客満足度
は目標値4.0を達成することができました。
・異常気象時の対応
本四道路の気象状況や異常気象時の通行止め
等に関する情報をホームページ上で提供したこ
とにより、満足度が3.7から3.8へ0.1ポイント上
昇しました。
調査方法と結果の概要
○調査方法
ホームページを利用したオンライン調査を平
成27年11月から約4ヶ月間実施し、料金、管理
水準、サービス水準に関する項目について5段
階(満足5∼不満1)評価で回答いただきました。
・トイレの清潔さ
施設の定期的なリニューアルや繁忙期におけ
るトイレ清掃の強化、混雑緩和のための仮設ト
イレ設置等を実施したことにより、満足度が4.0
から4.1へ0.1ポイント上昇しました。
・道路の渋滞
渋滞予測ガイドの配布や図形情報板の改良、
広域情報板の増設を実施し、渋滞回避を促すよ
うな広域的な道路情報の提供を行った結果、利
用交通量が増加するなかで、渋滞は増加せず満
足度も3.9を維持できました。
5:満足
4:やや満足
3:どちらでもない
2:やや不満
総合顧客満足度
イベント
情報提供
景色・景観
SA・PAの
メニュー・品揃え
SA・PAの
従業員の接客態度
園地の清掃
トイレの清潔さ
料金所︵ETC︶の
快適性
異常気象時の対応
標識・レーンマーク
路上工事のやり方
舗装の状態
道路の渋滞
走行中安全性
割引
料金
1:不満
調査項目及び満足度(1∼5)
《参考》平成28年度の取組(目標値4.0)
平成28年度においても、引き続き万全の維持管理に努めるとともに、お客様の視点に立って安全、
安心、快適に利用していただけるサービスを検討し、お客様の満足度の向上を図ってまいります。
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JB 本四高速 2016 ディスクロージャー誌
社長メッセージ
年間利用台数
アウトカム指標
取組と成果
支払い料金所における年間の通行台数
全社を挙げて利用促進に取り組む体制(利用
会社概要
地域との協働、情報の発信、資産の有効活用などを通じた利用促進による利用台数の
増加を目指します。
促進本部)を構築し、関係自治体と連携したイ
(百万台)
実 績 値
平成 26 年度
平成 27 年度
40.3
41.9
ベント、観光情報等の発信、SA・PAの充実等
の利用促進策を実施しました。
実施に当たっては、「環瀬戸内海地域交流促
進協議会」と連携しました。
・本四道路沿線観光情報等のマスメディアを
通じた発信
本州四国連絡高速道路の概要
○実績値
・ブリッジワールド、塔頂体験ツアー等の実施
・淡路花博2015花みどりフェアなどのイベン
事業概要
トへの協力
《参考》平成28年度の取組
平成28年度は、これまでの利用促進策の継続とともに以下の項目を実施します。
・淡路SAリニューアルイベントの開催
IR情報
・国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ2016」などのイベントへの協力
マネジメント体制
資料編
JB 本四高速 2016 ディスクロージャー誌
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