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N-ro 13 (9p.) - ilei-jp 国際エスペランティスト教育者連盟 日本支部

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N-ro 13 (9p.) - ilei-jp 国際エスペランティスト教育者連盟 日本支部
LUCERNO
―(Bulteno de la Japana Sekcio de ILEI) n-ro 13 novembro 2016-
第 103 回日本大会での ILEI-JP 総会兼分科会の報告 2016
衣笠弘志
10 月 8 日、ヴォーリズ学園希望館で、総会を兼ねて ILEI-JP の分科会を開いた。出席者は 23 名(委
任状 11 名分+会員 8 名+非会員 3 名+外国人 1 名)。
会員数などの現状報告に続いて、【総会議案 1】の会計報告が承認された。【総会議案 2】では、以下
の通り役員が承認された。
代表=石川智恵子 副代表=(未定) 会計=石野昌代 事務局=衣笠弘志
た と し ひ ろ (belmonto)
ウェブ担当=やまし
LUCERNO = 木 谷 奉 子 堀 泰 雄 さ ん の 後 任 と し て 、 上 農 百 合 子 さ ん が
Komitatano に就任。石川智恵子さんと二人で日本支部を代表する。
議案以外では、報告や話合いが効果的に行われた。
第 5 回 ISOA は、2016 年 11 月 3 日~6 日に中国福建省泉州市で開催される。テーマは、”Lerni
Esperanton per Modernaj Metodoj”(現代的な方法でエスペラントを学ぶ)。
ハンガリーで開かれた第 49 回 ILEI-Konferenco について、出席した石川智恵子さんと上農百合子さん
から報告があった。運営上の混乱があった。(来年の 50 回から名称が ILEI-Kongreso に変更になること
が決まった。)
『発見! エスペラント』日本語版作成の時のように、ILEI-JP で取
り組む課題として、belmonto の提案でテキスト作成について話し合っ
た。「ダレを対象にするか」を念頭に、達成感のあるテキスト・TOEFL
や TOEIC のような学力能力検定テスト・ILEI-JP ならではのテキスト
などと、いろいろな意見は出たが、具体的な結論には至らなかった。
継続して取り組む課題になる。
Tiu ĉi fakkunsido okazis ankaŭ kiel ĝenerala kunsido de ILEI-JP.
Post la raporto de la nuna situacio de ILEI-JP kaj la kasraporto de la
jaro 2015, ni interparolis pri jenaj kelkaj temoj: la 5-a ISOA okazonta
en Fujian-sheng, Quanzhou, Ĉinio; konciza raporto de ILEI-Kongreso
ĉi-jara en Hungario en kiu partoprenis du membroj S-inoj Isikawa
Tieko kaj Ueno Yuriko; kontribuo al LUCERNO; elekto de estraro kaj
komitatano de ILEI; kotizo; originala lernolibro de ILEI-JP;
ekzameno kaj aliaj.
1
ENHAVO
1……第 103 回日本大会での
ILEI-jp 総会兼分科会の報告
(衣笠弘志)
2……エスペラント 教師は何を
訂正すべきか。
(木村護郎クリストフ)
4……教材案などの紹介
(belmonto)
7……エスペラント で集めた平
和メッセージ
(ほりやすお)
9……世界の旅人堀さんのエス
ペラント気ままエッセー6
(ほりやすお)
エスペラント教師は何を訂正すべきか
木村護郎クリストフ
本誌 12 号で石川智恵子さんの「エスペラント作文指導で思うこと」、とても興味深く読みました。堅実
で的確な指導をされていて、学習者も作文力が伸びることが実感できると思います。
とりあげられた文法的な難所について、確かに、と納得して読んだのですが、一つ気になったのが、
「コロケーション」、「違和感」、「慣習的なつながり」による説明です。ふつうの「民族語」の場合、慣用こそ
が規範なので、それに合わせることは確かに大切ですし、コロケーションを根拠として説明することも有
意義でしょう。そのことがその言語の文化にふれることにもなります。
でも、エスペラントの場合は、どうしてそのように表現した方がいい/しないといけないのか、納得できる
理由づけがほしいのです。それは、民族語はネーティヴが小さいときから話して覚えるのが言語の基本
であるのに対して、エスペラントはたいてい、成人した人が意識的に学んで覚える言語だからです。子ど
もの場合は、どんなことでもすぐ暗記してしまいますが、大人は理屈で覚えることで早く上達します。
また国際語の場合は、特定の発想に染まることが目的ではなく、むしろ使う人たちが自分たちの発想
をもりこんで豊かにしていくこと、そしてそういう可能性を開いていくことが肝心だと思います。エスペラント
はそもそもヨーロッパ人が自分たちの発想にあわせて使っていったからこそ成長できたのですから、その
精神を継続させることは、ヨーロッパ人の使い方を絶対視することではなく、さらにいろいろな使い方を開
発していくことです。そのことがこれからもエスペラントを生きた言語として豊かにする道だと思います。
ですから、エスペラントの教え方は民族語とは違ってくるはずです。とにかくおぼえなければならない呪
文の集まりとしてではなく、使い方の明確なことばとして教えることができるのは、エスペラントの大きな利
点です。
もちろんエスペラントにも慣用やコロケーションはあります。記述言語学にとっては興味深いし、作家に
とっては表現の資源になります。でも、言語教育でそれを持ちだすのは避けた方がいいと考えています。
せっかく文法体系や造語力がいろいろな可能性を含んでいるのに、たまたま使われているある使い方だ
けを正しいとすることは、エスペラントの可能性をせばめてしまいます。
そこで、私がいまのところ取りたいと思っている方針は、次のとおりです。
1. 明らかな「誤り」や通じない表現は、なるべく学習者が使った表現を活かす最低限の修正案を考える。
2. 「こうは言わない」「こういう表現は見たことがない」という違和感以上に明確に説明できる意味的・文
法的な理由や伝達の問題がない表現は、極力直さない。
一言でいえば、「なるべく直さない」ということです。表現方法や文体レベルの修正をしたくなることもあ
りますが、慣用にもとづくエスペラントの感覚は、ある程度までエスペラントに接することでいつしか身に
つくものであり、残念ながらそういう段階まで到達しない大多数の初学者の場合は、むしろ自分で表現
することに自信をもってもらう方が大切だと思っています。
これは、エスペラントだけの話というよりは、むしろ国際語としての言語教育を考えるときにでてくる考え
方です。国際語として英語を教える際にも、教育者の姿勢として「教育的な観点からそのままにしておく」
(pedagogic ‘let it pass’ attitude) ということが言われます。教員は、自分の言語力を最大限動員して徹
底的に直したい気持ちになりますが、そこはぐっとおさえるのです。また初心者の創造力に期待するとい
うことも言われます。初心者の方が、慣用に惑わされずに合理的で新鮮な表現をつくれるという可能性
を国際英語の教育では「できないことによる利点」 (advantage of incompetence) と呼びます。本当はエ
2
スペラントが国際語としての英語の教育に教えてあげるべきなのに、いつしか英語教育での議論の方が
進んでいる面があるので、エスペラントを教える人は英語教育での提言から多く学べると思います。
抽象論にならないように、具体例をあげます。石川さんのあげられた「おもしろい話を聞きました」の例で
は、なぜこの文脈で aŭdi interesan informon としない方がいいかは、「コロケーション」や「慣用」をもち
ださなくても 、aŭdi の意味が「(耳で)聞く」という意味だから、という説明で片付く気がします。(なお、日
本語の「聞く」よりも aŭdi の方が意味範囲が限定されるというように、語の意味をしぼろうとする傾向は、
明快さを旨とする国際語としてのエスペラントの興味深い言語文化だと思います。)
また初級の段階で日本語とちがう点として、主語をつけることと動詞の位置ということがあります。それに
ついて、私は主語がなくても語順が「ふつう」とちがっていたりしても、意味的に問題がないばあいは、そ
のままにしています。
先学期、私が教えたクラスの自己紹介で出てきた例では、
Iam vojaĝon tre amis, sed nun amas en domo pasigi.
という文は、主語がありませんが、自己紹介の文脈では誤解の余地はありません。語順も、「かつては旅
行がとても好きでしたが、今好きなのは家ですごすことです。」と同じで、エスペラントでよくみかける語順
とは異なりますが、伝達上、何ら問題ありません。 Wim Jansen の研究でも確認されているように、語順を
日本語のように SOV にしても、ニュアンスは実はほぼ変わりません(拙稿「書評 Wim Jansen: Naturaj
vortordoj en Esperanto, Rotterdam:UEA 2008」 『エスペラント研究』第4号 (2010) 参照)。この文で私
が直すのは、pasigi はたしかに辞書では「すごす」という意味と書いてあるけど 、igi で他動詞なので、こ
の場合は、pasigi tempon / tempon pasigi といった目的語が必要だということだけです。
ちょっとながくなってしまいましたが、せっかく私の話したことにふれられたので、話の内容をおぼえて
いてくださったことに感動してつらつら書いてしまいました。また意見や情報、経験の交換ができればう
れしいです。
なお、一般には使われない言い回しであっても文法的に間違いとは言い切れない文の取り扱いにつ
いては、峰芳隆編『エスペラント運動を考える』(日本エスペラント図書刊行会 2016) で、ザメンホフの
Lingvaj Respondoj にもとづいて「Ambaŭ estas bonaj の思想」(峰芳隆、松本清) (p.20-21, p.151154)として紹介されています。
3
教材案などの紹介
belmonto
今次、日本エスペラント大会での ilei-jp の kunsido で話があったので、これまで作ってきた教材などを
簡単に紹介します。概要は次のとおり。
1
さっさとエスペラント
2014 年にネット上で公開したものを紙版に移し替えました。その際、足
りないと思ったところは補足しました。紙版にうつすとなると、フォントや文
字配置にすごく時間がかかりました。
内容的には入門であると同時に、多数の数の例文で構成されているか
ら、徹底学習用にも使えるでしょう。ただし、すべての文法事項を網羅し
てはいません。
右は、試しに印刷してみたものの表紙です(有料)。
ここの pdf を単色印刷。ネット版はこちらです。
http://esperas.info/index.php?sassa
2
ばりかんたん 民際語(国際語)エスペラントをはじめるぞ
2011 年の Radio Ĉerizo Eduka(さくら教育放送)から 9 回分、中高生向け見開き 2 ページ構成の紙版
に直したものです。日常出てくるような会話で構成し、エスペラントとはこんなものだ、とい
うことを体験させることが目的です。独習できます。
ネット版では 32 回まであるので、紙版にまとめれば、会話で入る入門書にはなるでし
ょう。ネット版はこちら。 http://esperas.info/index.php?Radio Ĉerizo Eduka
3
Paŝeto al Esperanto ひととひとの交流語エスペラント ちいさな一歩
2013 年作成。新しい単語のあとに訳を置くスタイルです。半独習用教材になっていま
す。日本語版・韓国語版・英語版を作りましたが、単語を置くだけなので、他の言語にもす
ぐに応用できるでしょう。
たとえば左ページにはエス文のみのテキスト、右ページに訳付きを並べるのがよいでしょ
う。繰り返し読むうちに訳の方を見なくてよいようにしていきます。 http://esperas.info/index.php?paŝeto
4
4
聴力養成講座
2015 年 6 月~2016 年 3 月におこなった、50 回のネット講座です。
まず、主宰者はポッドキャストまたはラインで音声ファイルを送ります。受講者は書き取って数日のうち
にラインで返送します。手書きを写真で、あるいは入力した画面をコピーして送ってきました。主宰者は
それに赤を入れて個人に返送します。決められた講座日の指定時間に、みんなハングアウトで顔を見せ
ます。主宰者は音声を聴かせた後で、模範答案を画面に提示します。
以上が 1 回分のルーチンです。週 2 回これを実施しました。使った音声はポッドキャス
トに蓄積していきました。ここにあります。 http://esperas.info/elsendo/audo.xml
ポッドキャストができるアプリやプログラム(たとえば iTunes や x-アプリ)で、これを指定す
ると聞くことができます。
5
Esperanto-klaso de Ontuta Lernejo, Koreio, 2013
2013 年 3 月~12 月に実施した、韓国の Ontut 学校
(初等課程)でのエスペラント授業の記録です。週 1 回、
45 分。対象児童は 3 人(6 年生 2 人、5 年生 1 人。男 2
人、女 1 人)です。
教師側に内容を把握してもらうために、韓国語を添え
た指導案を毎回作成しました。まず「聞く」、返事をして
「話す」、それを「書く」、絵を示して単語を「暗記」する、
単語を見せて「読む」ことを繰り返しました。
現場にいれば、直接法ふうに体全体で表せるのです
が、ちいさな画面でみえるのは、「絵」にすぎません。それでかなりの頻度で、簡単な指示や説明を韓国
語で混ぜました。英語を習ったことのない子には、 a と a は別物です。当然 A も全く違う文字です。途
中でそのことに気づき、 a を使うようにしました。こんな子に大文字を無理に教える必要があるだろうか、
とも考え、大文字は使わないことにしました。
韓国では 2 学期制で、3 月~7 月初めが 1 学期、9 月~12 月初めが 2 学期です。直接学校も何回
か訪問しました。11 月には 3 回連続休みのときがあって、もう 12 月が間近で、復習するかたちで、なに
か満足のいかないまま終了しました。
この Ontuta Lernejo(勝手にエス化。原語では on-ddeut オントゥッ)は韓国でいうところの「代案学校」で
す。日本の「フリースクール」と勘違いしてしまうのですが、公に認められた学校です。公立学校の教育を
受けさせたくないと思った親が自ら選んで通わせる学校です。「もっと自然の中で育てたい」とか「強制的
な英語教育は受けさせたくない」とかいった理由で設立されています。この学校には多くの外国人エス
ペランティストが訪ねてきて、交流を楽しんでいたようですが、先生に言わせると、「子どもたちはなにも理
解していなかった」。先生は「あなたは韓国語ができるのでとてもいい」と言いました。
Arko が言っていた「アジア人には rekta metodo は向いていない」証左でもあるでしょう。
訪問したときは、まだ習ってない子たちも、上級生から聞き覚えていて、エスペラントの雰
囲気濃厚の学校でした。 http://esperas.info/index.php?Ontuta Lernejo
5
6
地球語エスペラント入門講座
エスペラントって何?
2011 年 2 月、薩摩川内市での 1 回講座です。
依頼されて出講しました。
前半 1 時間はエスペラントについて、後半 1 時
間が講座でした。
発音と、Radio Ĉerizo Eduka(さくら教育放送)の
第 6 回までを予定しましたが、参加者が疲れたよ
うだったので、少なめにして終わりました。
ここに取り上げているのは、その時のプレゼン
画面です。当時はもっと詳しい紙資料も配布しま
した。
7
KER 試験のすすめ
2013 年 10 月、ソウルエスペラント文化センターでおこなった、プレゼン用のスライドの一部です。全エ
スペラントでの講演です。各レベルの具体的な目標について説明しています。
8
日本の初期の国際語運動
同じく、上記の続きで、全エスペラントでの講演です。
日本でのヴォラピュク紹介、二葉亭のエスペラントを画像で紹介し、さらにジレンゴを取り上げます。ジ
レンゴのエスペラントとの類似性には驚くことと思います。
※以上 8 つをまとめた 310 ページに及ぶ ekzemplaj dosieroj は、あらかじ
めダウンロードのお知らせをしましたが、これからダウンロードをご希望
の方は個人的に [email protected] あてご連絡ください。
9
エスペラント 学ぼーい
その他の資料、ここに公開しています。いちどご覧ください。
http://esperas.info/index.php?manaboi
6
エスペラントで集めた世界の平和メッセージ
堀泰雄(ほりやすお)
メール:[email protected]
平和メッセージは、1984 年に東京で行われた「反核40万
人集会」の時に、私が、参加していた外国人から英語を使
って集めたのがきっかけである。その後、新英語研究会の
実践を通じてこの取り組みは全国の中学、高校に広がっ
た。更に運動を進めるために三友社出版から「Peace
Message」という本も出した。
数年前、エスぺラントを使ってメッセージを集めることを思
いついて、2010 年のモンゴルでのアジアエスペラント大会、
同年のキューバでの世界エスペラント大会で集め、その後
世界エスペラント協会の名簿を使って集め、去年と今年に
はフランスと、スロバキアでの世界エスペラント大会で集め、
総計 56 か国 166 筆のメッセージが集まった。
これまでは、それをパネルにして、集会のときなどに掲示
していたのだが、そういう機会もそう多くはないので、いっそ
のこと本にすることにした。編集をしながら、平和メッセージ
をこんなに集めることは、エスぺラント以外ではできないな、
と改めてエスペラントの実力を実感した。
エスペラントで平和メッセージを集めるきっかけは、憲法を
無視する安倍首相の登場で危機感を持ったからだ。また
日本国憲法、特に九条の思想を世界に広めることが大切
だと思ったからだ。だから集めるときには、こちらから九条の
ことを書いたカードを渡し、一緒に闘ってくれと訴えた。それ
に対する世界からの共感の声が、集まったメッセージであ
る。
本は、写真も多いので、カラーでなければ美しくないと思
い、全部カラーにした。また、世界のエスぺランチストに読
んでもらえるよう、日本語とエスぺラントの対訳にした。お金
もかかるが、どうせ老後も長くはないからと、ケチらないこと
にした。ぜひ、普及に力を貸していただきたい。
写真説明
上は、表紙。今年のスロバキアでの世界大会での写真。左の少女はドイツ人、
右の二人はベトナム人。
下は、中身のページ見本。書いてくれた人(ブラジル人)の写真、その人の書
いたメッセージと、その日本語訳。下は、世界大会の様子の写真。ここでは「九条
をノーベル賞に」という訴えに署名するパキスタン人の男性の写真。
7
Pacmesaĝoj tra la mondo
Unuan fojon mi ekpensis kolekti anglajn pacajn
mesaĝojn el eksterlandaj partoprenantoj en “Granda
Manifestacio kontraŭ nukleaj armiloj” okazinta en 1984
en Tokio, por transsendi ĝian pacan etoson al miaj
gelernantoj. Tiu mesaĝkolektado disvastiĝis inter
instruistoj de la angla lingvo en la tuta Japanio kaj multe
kontribuis al paca movado. Mi eĉ eldonis etan libron
titolitan “Pacaj mesaĝoj”.
Antaŭ kelkaj jaroj mi rememoris tiun sperton kaj
kolektis pacajn mesaĝojn en la Azia Kongreso okazinta
en Mongolio en 2010, kaj poste en la UK en Kubo en la
sama jaro. En la sekvanta jaro mi kolektis mesaĝojn
pere de Delegita Reto.
Aperis en Japanio ĉefministro Abe, kiu kontraŭas
nian pacan konstitucion kaj pli kaj pli atencas
demokration. Pro tio mi pli serioze kolektis pacajn
mesaĝojn en la UK-oj en Lille kaj en Nitra. La nombro
de kolektitaj mesaĝoj atingis 166 el 56 landoj. Vere
Esperanto havas grandan forton kaj esperantistoj estas
vere pacamaj kaj sinceraj. En tiuj malmultaj okazoj mi
povis kolekti tiom multe da mesaĝoj!
Ĝis nun mi faris panelojn el tiuj mesaĝoj kaj
montris ilin en kunsidoj, sed en efektiveco mi havis
malmultajn okazojn por tio, do mi decidis fari libron el
tiuj mesaĝoj.
La libro konsistas el tiuj mesaĝoj, japanaj tradukoj
kaj fotoj. Por igi la libron bela, mi presigis ĉiujn fotojn
en koloroj, kuraĝe elspezinte multe, sed kun malalta
prezo. Mia vivo ne estos tre longa, do ŝpari monon por
paco kaj Esperanto ne estas rekomendinde. Mi decidis
agadi ĝis mia ĉerko per la tuta forto. Mi atendas vian
mendon.
Libro-formo: A4-formato, 192 paĝoj
Prezo: 1500 enoj (15 eŭroj). Pagu al mia UEAkonto: hoya-p.
Sendkosto: al Eŭropo 7 eŭroj (SAL) kaj 12 eŭroj
(aerpoŝto),
al Azio 6 eŭroj (SAL) kaj 9 eŭroj (aerpoŝto)
Mendu ĉe HORI Jasuo
2-13-3 Ootone, Maebaŝi, Gunma, Japanio 371-0825 Retadreso:
[email protected]
8
「世界の旅人堀さんのエスペラント気ままエッセー6」
ほりやすお
2016 年 10 月初めに、日本大会に合わせて上記
の本を出版しました。「エッセー1」では、全部エスペ
ラント関係のエッセーでしたが、それを出した年に東
日本大震災が起こり、「エッセー2」からは、被災地
への旅を報告する内容が3分の2を占めるようになり
ました。被災地への応援と、被災地を訪問できない
方が、被災を忘れないようにという思いがこもってい
ます。震災支援の観点で、ぜひ購入に協力してい
ただければと思います。内容は、
第1部 詩
1. 唐丹の 5 年間に寄せる
2. 放射能汚染土への弔辞
の 2 編は、長編の詩です。読みごたえがあると思い
ます。
第 2 部 被災地訪問記
被災地は少しずつは復興していますがまだまだで
す。震災後頻繁に通う中で、多くの人と知り合い、一
過性の旅では決して知ることのない被災の実態や
被災した人々の心にまで迫ることが出来ました。特
に、住むことも許されない福島の浜通りの現状を知
って、その哀しみに寄り添ってほしいと思います。
福島県への旅 4 編、 宮城県への旅 2 編、 岩手県への旅 5 編。その他群馬県内の放射能測定、福井
県の高浜と大飯原発訪問、「被災者の住い」など、新聞情報では知ることが出来ない生の情報が一杯です。
第3部 エスペラントおたく堀さんの世界情報
ネパールでの「ヒマラヤの集い」で見たネパール震災、はらはらドキドキの「スリランカでのエスペラントでの集
い」、「フィリピンからアルベルト君を呼ぶ」、「スロバキア・ニトラでの世界大会」など、観光旅行でない旅の面白
さを味わってください。
B5 判 224 ページ
定価:1200 円 (送料が 1 冊 164 円かかります)
注文先: 371-0825 群馬県前橋市大利根町 2-13-3 電話 027-253-2524
☆ LUCERNO
に原稿をお寄せ下さい。
☆ 会員相互の意見交換や情報交換にILEI-JPのメーリングリストをご活用ください
IlEI-JP ホームページ
http://ilei.jp
ILEI-JP メーリングリスト
[email protected]
ILEI-JP 代表 石川智恵子
[email protected]
ILEI-JP 機関誌編集 木谷奉子 [email protected]
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