...

マネジメントシステム関連規格の開発動向

by user

on
Category: Documents
41

views

Report

Comments

Transcript

マネジメントシステム関連規格の開発動向
ISOにおけるマネジメントシステム関連規格 開発動向
2014年3月11日
一般財団法人日本規格協会
1.ISO/TC176(品質管理及び品質保証)
1)ISO 9000(用語)/ ISO 9001(要求事項)/ ISO 9004(手引)

ISO 9000
 2011年末~2012年3月に行われた改正のためのNWIP投票の結果、賛成45、反対0、棄権4
で「可決」。
 現在、CD段階。2015年発行予定。

ISO 9001
 2012月6月末~10月初めに行われたNWIP投票の結果、賛成46、反対0、棄権8で「可決」。
 改正においては、JTCG で開発された MSS 共通構造、テキスト、用語・定義等が採用さ
れる予定。
 現在、CD 段階。2015 年発行予定。

ISO 9004
 2009年11月発行(2010年10月JIS公示)
 組織が品質マネジメントアプローチによって持続的成功を達成するための支援の手引
とする全面改正。
 支援文書を発行済み(JSAウェブに翻訳版を掲載)
2)ISO 19011(マネジメントシステム監査)



2011年11月発行(2012年3月JIS公示)
第3者認証を除く、マネジメントシステムの内部監査及び/又は外部監査の指針
従来の品質・環境からその他のマネジメントシステムにも適用範囲を拡大
3)顧客満足シリーズ

ISO 10001(行動規範)
 2007年11月発行(2010年9月JIS公示)
 組織が提供する製品に対して顧客満足を得るための、顧客に対する組織の規範事項につ
いての指針。
 2011年3月に定期見直しの結果、「確認」

ISO 10002(苦情対応)
 2004年7月発行(2005年6月JIS公示)
 組織が提供する製品に対する顧客からの苦情に対して、組織内部で対応するための指針。
 2011年3月に定期見直しの結果、「確認」

ISO 10003(外部紛争解決)
 2007年11月発行(2010年9月JIS公示)
 組織が提供する製品に対する顧客からの苦情に対して、組織内部で対応ができなかった
場合に、裁判以外の手段で対応するための指針。
 2011年3月に定期見直しの結果、「確認」

ISO 10004(顧客満足の監視及び測定)
 2012年9月発行
1


組織が提供する製品に対する顧客満足の監視及び測定についての指針(種々の技法など
を紹介)。
ISO10008(電子商取引)
 2013 年 5 月発行
 COPOLCO(消費者政策委員会)提案の企業・消費者間の電子商取引に関する指針。
4)ISO/IEC TS 17021-3(QMS審査力量要求事項)

6.ISO/CASCO(適合性評価)の3)項を参照
5)TS 17582(選挙管理組織のための ISO 9001)


2014年2月発行
選挙を行う組織にISO 9001を適用する際の要求事項を規定。
6)ISO 18091(地方自治体のための ISO 9001)


2014年2月発行
地方自治体に対し、市民のニーズ及び期待に応えるためにISO 9001を理解し、実施する
ための指針を提供。
2.ISO/TC207(環境管理)
1) ISO 14001(要求事項)及びISO 14004(指針)

ISO 14001(要求事項及び利用の手引)
 2011 年に行われた改正のための NWIP 投票の結果,賛成多数で可決し,2012 年から改
正作業が開始。
 2013 年 10 月 23 日~2014 年 1 月 23 日まで行われた CD.2 投票の結果,賛成 45,反対 6,
棄権 5 で可決。2014 年 2 月 25 日~3 月 1 日にイタリアで開催された第 7 回
TC207/SC1/WG5 会合において,CD.2 へのコメント処理及び DIS の作成を行った。
 今回の改正では,JTCG で開発された MSS 共通構造,テキスト,用語・定義等を採用し,
EMS Future challenges Study Group 最終レポートも考慮して,改正作業が進められている。

ISO 14004(原則,システム及び支援技法の一般指針)
 ISO 14001 と平行して現在改正作業中であり,ISO 14001 との同時期発行を目指す。現
在 WD 段階。
2) ISO 14005(EMS 段階的実施の指針)



2010 年 12 月 15 日に IS 発行済み。
主に中小企業を対象とし,EMS 構築のための要素を複数のステップに分け,段階的に
EMS を構築,運用,維持するための指針
2012 年 3 月 21 日 JIS Q 14005 公示済み
3) ISO 14006(エコデザインの指針)



2011 年 7 月 15 日に IS 発行済み。
環境影響の低減及び環境パフォーマンスの向上のための組織が提供する製品及びサー
ビスに関する体系的な環境適合設計プロセスの構築指針
2012 年 3 月 21 日 JIS Q 14006 公示済み
4)ISO 14015(用地及び組織の環境アセスメント(EASO))
 2001年11月IS発行済み
 事業所が立地している土地等にかかわる環境上のアセスメント(土壌汚染,地下水汚染
2
など)の評価プロセスを示した規格
 2012年7月~12月に行われた定期見直しの結果,廃止 1,改正 11,確認 21,棄権 12
となり,2013年6月のSC2総会において,“確認(改正せずに現行版を継続)”するこ
とを決定した。
5) ISO Guide 64(製品規格で環境課題を記述するための指針)



2008年8月IS発行済み
製品規格を作る際に環境への配慮を盛り込む手法を規定したガイド
2014年1月20日JIS Q 0064改正版が公示済み
6) ISO 14050(用語)





2009年2月IS発行済み。現在定期見直し投票中(2014年1月15日~6月16日)
ISO 14001/ISO 14004の2004年改正に伴い,用語及び定義を追加,変更
2002年版発行後に発行された,又は現在検討中の規格(例えば,ISO 14040s,ISO 14062,
ISO 14063,ISO 14064s)に定義されている用語及び定義を追加
英語,フランス語の他,スペイン語,アラビア語などを追加
2012年3月21日JIS Q 14050公示済み
7)ISO/IEC TS 17021-2(EMS審査力量要求事項)

6.ISO/CASCO(適合性評価)の2)項を参照
8) ISO 14020シリーズ(環境ラベル)

ISO 14020(一般原則)
 2000 年 9 月発行済み(1999 年 JIS 公示 備考:旧版 IS に基づく)
 2010 年 12 月定期見直しの結果,「確認」(確認 27,改正/追補 10,廃止 0,棄権 11)
 環境ラベル及び宣言の作成と使用についての指導原則を規定する。ISO 14020 シリーズ
の他規格も,この規格とともに使用されることを意図している。

ISO 14021(タイプⅡ環境ラベル)
 1999 年 9 月発行済み(2000 年 JIS 公示)
 2011 年 12 月追補発行済み
 説明文,シンボル及び図を含む自己宣言による製品の環境主張に対する要件について規
定している。
 環境主張に共通して用いられる中から選択された用語について規定するとともに,その
用語の使用上の限定条件を規定する。
 自己宣言による環境主張に関する一般的な評価及び検証方法並びにこの規格において
選択された主張に関し,特定の評価及び検証方法について規定する。

ISO 14024(タイプⅠ環境ラベル)
 1999 年 4 月発行済み(2000 年 JIS 公示)
 2009 年 7 月定期見直しの結果,「確認」(確認 27,改正/追補 4,廃止 1,棄権 9)
 環境ラベル制度開発のための原則及び手続を規定するものであり,製品カテゴリー,製
品環境基準及び製品機能特性の選定を含み,また,適合の評価及び証明のための原則及
び手続について規定する。さらに,環境ラベル授与のための認証手続きも規定する。
 現在,改正に向けた NWIP 投票中。(投票〆切 2014 年 4 月 21 日)

ISO 14025(タイプⅢ環境宣言)
 2006 年 6 月発行済み(2008 年 JIS 公示)
 2009 年 7 月定期見直しの結果,「確認」(確認 26,改正/追補 2,廃止 1,棄権 12)
 LCA 手法を利用した定量的表示を行う環境宣言プログラム及び環境宣言を作成するた
めの原則及び手順について,特に,環境宣言プログラム及び環境宣言の作成における
3
ISO 14040 シリーズの使用について規定してする。

ISO 14026(環境ラベル及び宣言-フットプリント情報のコミュニケーション)
 ISO 14026 Environmental labels and declarations - Communication of footprint information
第三者認証スキームの一部として,製品に関する,一般に利用可能なラベル及び宣言を
用いた,環境フットプリント情報を伝達する方法についての指針を規定する予定。
 現在,NWIP 投票中。(投票〆切 2014 年 4 月 2 日)

ISO/TS 14027(環境ラベル及び宣言-タイプⅢ環境宣言-商品種別算定基準(PCR)の作成)
Environmental labels and declarations - Type III environmental declarations - Product Category
Rule (PCR) development
この TS(技術仕様書)は,ISO 14040 及び ISO 14044 に従った LCA に基づいて,環境
ラベル,環境宣言又は他の製品環境情報に関する PCR の開発及び見直しのためのフレ
ームワーク及び基本要求事項を規定する予定。
 現在,NWIP 投票中。(投票〆切 2014 年 4 月 4 日)
9) ISO 14030シリーズ(環境パフォーマンス評価)
 ISO14031(環境パフォーマンス評価-指針)



1999 年 11 月発行済み(2000 年 JIS 公示)
2013 年 6 月 ISO14031 改正の FDIS 投票の結果,「可決」(賛成 39,反対 0,棄権 10)さ
れ,2013 年 8 月 1 日付で IS 発行された。
組織内部での環境パフォーマンス評価(EPE)の設計及び使用に関する指針を示す。

ISO/TS 14033 (定量的環境情報-指針及び事例)
 2012 年 3 月に TS 発行済み
 定量的な環境データの取得や提供にあたってのガイダンスを提供する。

ISO 14034 (環境技術実証(ETV)及びパフォーマンス評価)
 2013 年 2 月に NWIP 投票が可決され,開発が始まった。
 環境技術実証(Environemntal Technical Evaluation)に係る実証機関のための指針と実証
プロセスについて規定している。
 現在,WD 段階
10)ISO 14040 シリーズ(ライフサイクルアセスメント)

ISO 14040(ライフサイクルアセスメント-原則及び枠組み)
 2006 年 6 月発行済み(2010 年 JIS 公示)
 LCA に関する原則及び枠組みについて規定する。
 LCA の技法の詳細や LCA の各段階に関する方法論を規定する ISO14044 とは異なり,
専門家以外の者が読んでも分かりやすい内容であるため,LCA の概念を説明する際等
に他規格でも引用されることが多い。

ISO 14044(ライフサイクルアセスメント – 要求事項及び指針)
 2006 年 6 月発行済み(2010 年 JIS 公示)
 LCA に関する要求事項及び指針について規定する。
 LCA に対する全ての要求事項を網羅しており,LCA 実施者のための指針として利用さ
れる。

ISO 14045(製品システムの環境効率評価-原則,要求事項及び指針)
 2012 年 5 月 IS 発行済み
 製品システムの環境効率評価に関する原則,要求事項及び指針を示す。
 現在,JIS 化作業中。
4

ISO 14046(ウォーターフットプリント ― 原則,要求事項及び指針)
 現在,DIS 段階。
 LCA を基調としたウォーターフットプリントの評価及び報告を行うための原則,要求
事項及び指針が規定される予定。

ISO/TR 14073(ウォーターフットプリント ― ISO 14046 適用のための事例集)
 現在 WD 段階。
 ISO 14046 の理解をさらに深めるため,ISO 14046 の主要分野に関するいくつかの事
例に基づき,ISO 14046 の適用に関する補完情報を示す技術報告書。

ISO/TS 14071(クリティカルレビュー)
 2012 年 2 月に NWIP が承認され,TS として開発を開始。
 ISO/TS 14071 Life cycle assessment - critical review processes and reviewer competencies
-Additional requirements and guidelines to ISO 14044:2006
ISO14040 と ISO14044 に示されているクリティカルレビュー(CR)のプロセス及びレ
ビューアーの力量に関する追加的な要求事項及び指針を示す。
 2013 年 10 月 DTS 投票の結果,「可決」(賛成 32,反対 1,棄権 9)され,現在 TS 発行
に向けて最終調整中。

ISO/TS 14072(組織の LCA)
 2012 年 2 月に NWIP が承認され,TS として開発を開始。
 ISO/TS 14072
Life cycle assessment - Additional requirements and guidelines for
organizations
組織の LCA に関する追加要求事項及び指針を示す。
 現在,DTS 投票中。(投票〆切 2014 年 4 月 14 日)
11)ISO 14060 シリーズ(温室効果ガス)

ISO 14064-1 第 1 部:組織における温室効果ガスの排出量及び吸収量の定量化及び報告のた
めの仕様並びに手引
 2006 年 3 月発行済み(2010 年 JIS 公示)
 組織のための GHG の排出量及び吸収量の定量化及び報告に関する,原則及び要求事項
について規定する。
 組織の GHG インベントリの設計,開発,管理,報告及び検証に関する要求事項を含む。
 2013 年 8 月 ISO14064-1 改正に向けた CIB 投票の結果,「可決」(賛成 27,反対 4,棄権
13)され,2014 年 1 月の TC207/SC4/WG4 東京会合より改正作業が開始した。

ISO 14064-2 第 2 部:プロジェクトにおける温室効果ガスの排出量の削減又は吸収量の増加
の定量化,モニタリング及び報告のための仕様並びに手引
 2006 年 3 月発行済み(2011 年 JIS 公示)
 プロジェクトにおける GHG の排出量の削減又は吸収量の増加をもたらすことを意図し
た活動の定量化,監視及び報告のための原則及び要求事項を特定し,かつ,手引を与え
る。
 GHG プロジェクトの計画,プロジェクト及びベースラインシナリオに適切な GHG の排
出源,吸収源及び貯蔵庫の特定及び選択,GHG プロジェクトのパフォーマンスの監視,
定量化,文書化及び報告,並びにデータ品質の管理に関する要求事項を含む。
 2013 年 8 月 ISO14064-2 改正に向けた CIB 投票の結果,「可決」(賛成 27,反対 3,棄権
14)され,2014 年 1 月の TC207/SC4/WG5 東京会合より改正作業が開始した。なお,日
本が WG5 の主査を務めている。

ISO 14064-3 第 3 部:温室効果ガスに関する主張の妥当性確認及び検証の仕様並びに手引
 2006 年 3 月発行済み(2011 年 JIS 公示)
 GHG に関する主張の妥当性確認及び/又は検証の実施又は管理を行う者を対象に,原
5

則及び要求事項を定め,指針を提供する。
2013 年 8 月 ISO14064-3 改正に向けた CIB 投票の結果,「可決」(賛成 27,反対 3,棄権
14)され,2014 年 1 月の TC207/SC4/WG6 東京会合より改正作業が開始した。

ISO 14065(温室効果ガス-認定又は他の承認形式で使用するための温室効果ガスに関する
妥当性確認及び検証を行う機関に対する要求事項 )
 2007 年 4 月発行済み(2011 年 3 月 JIS 公示)
 2013 年 3 月改訂版発行済み。
 温室効果ガス(GHG)に関する主張の妥当性確認機関又は検証機関の原則と要求事項を
規定する。
 2013 年 8 月 ISO14065 改正に向けた CIB 投票の結果,「可決」(賛成 26,反対 3,棄権
15)され,2014 年 1 月の TC207/SC4/WG6 東京会合より改正作業が開始した

ISO 14066(温室効果ガス-温室効果ガスの妥当性確認チーム及び検証チームの力量に対す
る要求事項)
 2011 年 4 月発行済み
 2012 年 3 月 21 日 JIS 公示済み
 温室効果ガス妥当性確認審査員及び検証員の力量に関する要求事項を定めるとともに
その力量の評価手法に関する指針を提供する。

ISO/TS 14067(製品のカーボンフットプリント-算定及びコミュニケーションのための要求
事項及び指針)
 2013 年 5 月発行済み
 製品のカーボンフットプリントに関し,算定方法に関する原則及び要求事項の枠組みと
共に,そのコミュニケーション方法に関する要求事項,原則及び指針
 開発当初より二部構成規格(パート1:算定,パート2:コミュニケーション)として
規格開発が進んでいたが,2011 年 1 月の WG 会合にて,両パートを統合し,1つの規
格として開発を進めることが決定した。
 IS として規格開発作業が進められてきたが,二度の DIS 投票否決を受け,TS として発
行することとなり,2013 年 5 月 21 日付で TS 発行された。

ISO/TR 14069(組織の温室効果ガス排出量の定量化と報告―ISO14064-1 の適用のための手
引)
 2013 年 4 月発行済み
 ISO14064-1(温室効果ガス―第 1 部:組織における温室効果ガスの排出量及び吸収量の
定量化及び報告のための仕様並びに手引)の適用についてのガイダンス。
12)ISO 14051(マテリアルフローコスト会計-一般的枠組み)

ISO 14051(マテリアルフローコスト会計-一般的枠組み)
 2011 年 9 月 15 日に IS 発行済み。
 製造プロセスにおける廃棄物コスト等を物量単位と金額単位で評価するシステムに関
する指針
 日本提案により 2008 年規格化が開始,日本がコンビナ及び事務局を務めた。
 2012 年 3 月 21 日 JIS 公示済み

ISO 14052[マテリアルフローコスト会計-サプライチェーンにおける実践的導入の指針
(仮訳)]
 日本から,サプライチェーンにおける MFCA 導入のためのガイダンスの開発を提案し,
2013 年 12 月~2014 年 3 月の期間で NWIP 投票にかけられている。
6
3.ISOリスクマネジメント
1)ISO 31000(Risk management - Guidelines on principles and implementation of risk
management:リスクマネジメント-原則及び実施の指針)








国際規格発行済み(2009年11月15日付け)
JIS発行済み(規格番号:JIS Q 31000,2010年9月21日発行)
効果的なリスクマネジメントプロセス及びその組織への適用に関する一般原則と活用
に関する指針を提供
一般的な概念を提供し,規格に規定するプロセス,原則を強制するものではない
組織におけるリスクマネジメントの実施のための汎用的な指針
リスクは,目的に対する不確さの影響(ポジティブな影響とネガティブな影響がある)
であることを前提に記述
汎用的なリスクマネジメント規格,かつ特定分野のリスクマネジメント規格を作成する
ときの指針
2013年1月15日~6月15日まで,定期見直しを行った結果,僅差ではあったが「確認」に
投票した国が過半数を占めていた。この結果について,2013年9月に開催された総会で
検討・採決を行った結果,改正(Limited Revision)を行うことが決議された。今後は
TC262/WG2で,どの範囲まで”Limited”の内容とするのかということを含む検討が2014
年4月より開始される。
2)ISO Guide 73(Risk management - vocabulary:リスクマネジメント-用語)





国際規格発行済み(2009年11月15日付け)
JIS発行済み(規格番号:JIS Q 0073,2010年9月21日発行)
リスク用語に関する規格 (基本用語,リスクに影響を受ける人,組織に関係する用語 ,
リスクアセスメント用語 リスク対応及びリスクコントロールに関する用語)
ISO/IECのダブルロゴからISOのシングルロゴに
2013年1月15日~6月15日まで定期見直しを行った結果,僅差ではあったが「確認」に投
票した国が過半数を占めていた。この結果について,2013年9月に開催された総会で検
討・採決を行った結果,改正(Limited Revision)を行うことが決議された。今後は
TC262/WG2で,どの範囲まで”Limited”の内容とするのかということを含む検討が2014
年4月より開始される。
3)ISO 31004 (Risk management - Guidance for the implementation of ISO 31000 :
リスクマネジメント-ISO31000 の実施の手引き)
 ISO 31000に対する指針規格
 TRとして2013年10月に発行。
4.ISO/TC223(社会セキュリティ)
1)ISO 22313(Societal security –Business continuity management systems - Guidance)





2012年12月12日に発行。
ISO/PAS22399は,2007年11月に発行され,定期見直し投票の結果「確認」で合意された。
ISO 22301に対する指針規格として開発された
組織における緊急事態への準備,事業の継続対応に関する一般的な原則及び要素を提供す
る指針(法令に基づく又は公的機関による第一次緊急時対応には除外する)。事業継続マ
ネジメント(Business Continuity management)は組織の活動に重大な影響を与える緊急事
態が発生した時の対応と,組織の事業を速やかに再開し,定常状態にするためのフレーム
ワークを与えるものである。
一致JISが2014年中に発行予定。
7
2)ISO 22301(Business continuity management systems – Requirements(事業継続マ
ネジメントシステム要求事項))




2012年5月15日発行。
2013年10月21日JIS公示済み
緊急事態に際し組織が事業を継続していくためのマネジメントシステムについて規定
スコープ:
 組織のリスクを管理する中でBCMSを計画,構築,実施,運用,監視,レビュー,
維持,改善するための要求事項を規定
 すべての組織への対応
 基準に基づく画一的なシステム,体制を求めるものではない
 組織の緊急事態(発生時含む)に対する準備及び継続的可能性に関する顧客,法的
又は法令ニーズを満たす組織の能力を,組織の内部・外部機関(第3者認証機関含
む)が評価することにも利用可能
3)その他のセキュリティ関連規格
内部文書
-
2012 年 5 月発
行
2012 年 11 月
発行
Framework and Roadmap
ISO
TR22312
2011 年発行
Societal security - Technological Capabilities(社会セキュリティ-技術能力)
ISO 22315
DIS 可決
ISO22316
WD 開発中
ISO 22317
NWIP 可決
ISO/TS
22318
NWIP 可決
ISO22320
2011 年 11 月
発行
ISO22322
DIS 可決
ISO 22324
DIS 投票可決
ISO 22325
CD 可決
ISO
22351
DTR 可決
ISO22300
ISO22311
TR
ISO22397
DIS 可決
ISO22398
2013 年発行
ISO/IEC/TS
17021-6
NWIP 可決
Societal security - Terminology (社会セキュリティ - 用語)
Societal security - Video surveillance - Export interoperability(社会セキュリ
ティ - ビデオサーベイランス - データのエクスポートの相互運用)
Societal security - Mass evacuation(社会セキュリティ - 緊急事態におけ
る集団避難)
Societal Security - Organizational resilience - Principles and guidelines
(社会セキュリティ - 組織のレジリエンス - 原則及び指針)
Societal security- Business continuity management systemsBusiness impact analysis(BIA)(社会セキュリティ- 事業継続マネ
ジメント‐事業影響度分析‐指針)
Societal Security- Business continuity management – Guidance
for supply chain continuity(社会セキュリティ- サプライチェーン
の事業継続マネジメント‐ 指針)
Societal security – Emergency management-Requirement for
incident response (社会セキュリティ-危機管理-危機対応の要求事
項)
Societal security - Emergency management - Public Warning(社
会セキュリティ - 危機管理 ‐ 警報)*日本提案
Societal security - Colour-coded alert (社会セキュリティ - 色コードによ
る警報)*日本提案
Societal security - Guidelines for Emergency Capability Assessment for
Organizations (社会セキュリティ ‐ 組織の緊急事態対応能力評価の指
針)
Societal security - Emergency management - General rules for writing data
elements and codes for information sharing(社会セキュリティ - 情報共有
のためのデータ要素及びコード作成の一般原則)
TS 22352 が附属書となった。
Societal security - Guidelines for establishing partnership agreements(社会セ
キュリティ - - 組織間協定構築の指針)
Societal security - Guidelines for exercises(社会セキュリティ -演習の指
針)
Conformity assessment – Requirements for bodies providing audit
and certification of management systems – Part 6: Competence
8
requirements for auditing and certification of business continuity
management systems(適合性評価‐マネジメントシステムの審査及び
認証を行う機関に対する要求事項‐事業継続マネジメント)
ISO/CASCO と合同 WG(JWG40)を設置し,規格案を作成する。
*ISO 22300及びISO 22320は2013年10月21日にJIS公示済み。ISO22398はJIS化手続き中。
5.ISO SR(社会的責任)
1)ISO 26000(Guidance on Social Responsibility)





2010年11月 IS発行(2012年3月JIS公示済み)
ISO 26000の目次構成
適用範囲,用語及び定義,社会的責任の理解,社会的責任の原則,社会的責任の認識及
びステークホルダーエンゲージメント,社会的責任の中核主題に関する手引,組織全体
に社会的責任を統合するための手引
SRの原則(7つ)
説明責任,透明性,倫理的な行動,ステークホルダーの利害の尊重,法の支配の尊重,
国際行動規範の尊重,人権の尊重
SRの中心的課題(7つ)
組織統治,人権,労働慣行,環境,公正な事業慣行,消費者課題,コミュニティへの参
画及びコミュニティの発展
ガイダンス文書で認証,規制及び契約に使用することを意図しない
6.ISO/CASCO (適合性評価)
1)ISO/IEC 17021(Conformity assessment-Requirements for bodies providing audit and
certification of management systems)




マネジメントシステム認証機関に対する要求事項。品質,環境だけでなく,広範なマネ
ジメントシステムにも適用可能。
2011年2月に国際規格発行済み。同年5月20日JIS発行済み。
2012年に行われたNWIP投票の結果を受け,改正が決定。
ISO/IEC 17021-1として改正作業中であり,現在,DIS投票期間中(5月5日投票締切)。
2)ISO/IEC TS 17021-2(Conformity Assessment – Requirements for bodies providing
audit and certification of management systems — Part 2: Competence
requirements for auditing and certification of environmental management systems)




環境マネジメントシステム分野に固有な第三者認証審査の力量要求事項
2010年に開催されたISO/TC207/SC2レオン総会の結果を受け,ISO/TC207/SC2でNWIP投
票が行われ,可決されたことによって,CASCOとのJWGが設置され作業開始
国際体制は,CASCOとTC207/SC2とのJWG(CASCO主導)。国内体制は,当初,TC207
の国内委員会に本件に対応するWGを設置し,CASCO国内委員会もこのWGに参加して
いたが,平成24年度から,本WGをCASCO国内委員会の下に設置。
2012年8月TS発行済み。2014年1月JIS発行済み。
3)ISO/IEC TS 17021-3(Conformity assessment – Requirements for bodies providing
audit and certification of management systems — Part 3: Competence requirements
for auditing and certification of quality management systems)


品質マネジメントシステム分野に固有な第三者認証審査の力量要求事項
2011年に開催されたISO/TC176/SC3北京総会の結果を受け,ISO/TC176/SC3及びCASCO
でNWIP投票が行われ,可決されたことによって,JWGが設置され作業開始
9


国際体制は,CASCOと/TC176/SC3とのJWG(CASCO主導)。国内体制は,CASCO国内
委員会に本件に対応するWGを設置し,TC176の国内委員会もこのWGに参加。
2013年5月TS発行済み。2014年1月JIS発行済み。
4)ISO/IEC TS 17021-4(Conformity assessment – Requirements for bodies providing
audit and certification of management systems — Part 3: Competence requirements
for auditing and certification of event sustainability management)



イベントサステナビリティマネジメントシステム分野に固有な第三者認証審査の力量
要求事項
PC250からの提案を受けてCASCOでNWIP投票が行われ,可決されたことによって作業
開始。国際体制は,PC250メンバーも参加してCASCOで開発。国内では,個別の国内対
応WGは設置せず,CASCO国内委員会で情報収集のみ行っている。
2013年10月TS発行済み。
5)ISO/IEC TS 17021-5(Conformity assessment — Requirements for bodies providing audit
and certification of management systems — Part 5: Competence requirements for
auditing and certification of asset management systems)




アセットマネジメントシステム分野に固有な第三者認証審査の力量要求事項
PC251からの提案を受けてCASCOでNWIP投票が行われ,可決されたことによって作業
開始
国際体制は,PC251メンバーも参加してCASCOで開発。エキスパートは,PC251国内審
議委員会から派遣。
DTS承認済み。近日TS発行予定。
6)ISO/IEC TS 17021-6(Conformity assessment — Requirements for bodies providing audit
and certification of management systems — Part 6: Competence requirements for
auditing and certification of business continuity management system)




事業継続マネジメントシステム分野に固有な第三者認証審査の力量要求事項
TC223でNWIP投票が行われ,可決されたことによって,CASCOとのJWGが設置された。
国際体制は,CASCOとTC223とのJWG(CASCO主導)。国内体制は,TC223国内審議
委員会に本件に対応するWGを設置し,CASCO国内委員会もこのWGに参加する方向で
調整中。
NWIP承認済み。2014年3月に第1回国際会議開催予定。
7)ISO/IEC TS 17021-7(Conformity assessment — Requirements for bodies providing audit
and certification of management systems — Part 7: Competence requirements for
auditing and certification of road traffic safety management system)




道路交通安全マネジメントシステム分野に固有な第三者認証審査の力量要求事項
TC241でNWIP投票が行われ,可決されたことによって,CASCOとのJWGが設置された。
国際体制は,CASCOとTC241とのJWG(CASCO主導)。国内体制としては,TC241国
内審議委員会にて対応し,そこにCASCO国内委員会からの意見もインプットする予定。
なお,現時点ではエキスパートは派遣せず,情報収集のみ行う予定。
NWIP承認済み。2014年3月に第1回国際会議開催予定。
8)ISO/IEC TS 17022(Conformity assessment — Requirements and recommendations
for the content of a third-party audit report on management systems)




マネジメントシステムの第三者認証審査の審査報告書に関する要求事項及び推奨事項
2009年にAFNOR(フランス)が提出したNWIPが可決されたことにより,作業開始
将来的には,ISO/IEC 17021と統合することも視野に入れて開発
2012年3月TS発行済み。
10
9)ISO/IEC TS 17023(Conformity Assessment — Guidelines for Determining Duration
of Management System Certification Audits)




マネジメントシステム認証における審査工数の決定に関する原則及び指針(要求事項で
はない。)
2012年にICONTEC(コロンビア)が提出したNWIPが可決されたことにより,作業開始。
個別の国内対応WGは設置せず,CASCO国内委員会で情報収集のみ行っている。
2013年8月TS発行済み。
7.その他
(1)食品安全マネジメントシステム(ISO/TC34/SC17)
 ISO 22000(食品安全マネジメントシステム-フードチェーンの組織に対する要求事項)
 2005年8月発行済み
 HACCPシステムと品質マネジメントシステムの考え方を組み合わせた規格。
 2008年の定期見直し投票の結果は「確認」。
 2013年11月の総会でAnnex SLのマネジメントシステム規格共通テキストに従い,改訂に
着手することが決議された。
 2014年1月15日から5ヶ月間の定期見直し投票中。

ISO/TS 22002-1 (食品安全のための前提条件プログラム-第1部:食品製造)
 2009年12月発行済み
 食品製造業者がISO22000:2005に規定された食品安全ハザードの管理手段の一つである
PRPを確立し,実施する際の参照文書として作成された技術仕様書。イギリス規格協会
(BSI)から発行されているPAS220:2008が基となっている。
 2010年1月及び2013年4月からそれぞれ5ヶ月間の定期見直し投票を実施した結果,「確
認」となった。

ISO/TS 22002-2 (食品安全のための前提条件プログラム-第2部:ケータリング)
 2013年1月発行済み
 飲食店,給食サービス等のケータリング事業者がISO22000:2005に規定された食品安全
ハザードの管理手段の一つであるPRPを確立し,実施する際の参照文書として作成され
た技術仕様書。
-
ISO/TS22002-3(食品安全のための前提条件プログラム-第3部:農業)
 2011年12月発行済み
 農業・畜産業・水産養殖業の事業者がISO22000:2005に規定された食品安全ハザードの
管理手段の一つであるPRPを確立し,実施する際の参照文書として作成された技術仕様
書。
-
ISO/TS 22002-4(食品安全のための前提条件プログラム:第4部 食品包装材製造)
 2013年12月発行済み
 食品容器包装を製造する事業者がISO22000:2005に規定された食品安全ハザードの管理
手段の一つであるPRPを確立し,実施する際の参照文書として作成された技術仕様書。
-
ISO/TS 22002-5 (食品安全のための前提条件プログラム:第5部 輸送・保管)
 2012年2月NP承認。
 2012年10月の総会で本プロジェクトの幹事国であるアメリカからリソース不足のため
コンビーナを辞退する意向が伝えられたことから,2013年7月,コンビーナの立候補を
求める投票を行ったが候補者は出ず,現在,作業が中断している。

ISO/TS 22003(食品安全マネジメントシステムの審査及び認証を行う機関に対する要求事
項)
11



2007年2月発行済み
2013年12月第2版発行済み
ISO22000の要求事項に適合する食品安全マネジメントシステムの審査及び認証を行う
機関の要件を定めることを目的とした技術仕様書。

ISO/TS 22004(食品安全マネジメントシステム-ISO 22000:2005適用のための指針)
 2005年11月発行済み
 ISO22000の内容を解釈するに当たっての実施指針を定め,中小企業に配慮した要求事項
のガイダンスとなる規格。
 2011年10月の総会で,TSからISに改正することが決議された。
 2013年,8月からDIS投票を実施し「承認」。
 現在FDIS作成中。

ISO 22005(飼料及びフードチェーンにおけるトレーサビリティ-システムの設計及び実施
のための一般原則及び基本要求事項)
 2007年7月発行済み
 飼料及びフードチェーンを対象とした,食品トレーサビリティーシステム構築のための
要求事項を定める事を目的。
 2010年に定期見直し投票が実施されたが2011年の総会で「確認」とすることが決議され
た。

ISO 22006 (品質マネジメントシステム-作物生産へのISO 9001:2008の適用の指針)
 2009年12月発行済み
 農産物生産段階へのISO9001:2000の適用の指針を定めることを目的とした文書。
(2)情報セキュリティマネジメントシステム(ISO/IEC/JTC1/SC27)


ISO/IEC 27000 (Information technology – Security techniques – Information security management
- systems – Overview and vocabulary)
 2014年1月に改正版が発行済み
 ISMS family of standards の概要と用語を規定
 2014年3月JIS公示予定
ISO/IEC 27001(情報技術-セキュリティ技術-情報セキュリティマネジメントシステム-
要求事項)
 2013年10月に改正版が発行済み
 文書化されたISMSを確立,導入,運用,監視,見直し,維持及び改善に関する要求事
項を規定。管理策に関する要求事項を付属書Aとして規定。
 2014年の改正版では,JTCGで開発された共通MSS構造の適用しているほか,ISO 31000,
Guide73との整合性を検討。
 2014年3月JIS公示予定

ISO/IEC 27002(情報技術-セキュリティ技術-情報セキュリティマネジメントの実践のた
めの規範)
 2013年10月に改正版が発行済み
 情報セキュリティマネジメントの管理策の導入,実施のための指針及び一般原則を規定
 2014年3月JIS公示予定

ISO/IEC 27003(情報技術-セキュリティ技術-情報セキュリティマネジメントシステムの
ための実施の手引き)
 2010年2月に発行済み。2013年から改正作業が開始(現在WD段階)。
 ISMS仕様要求事項27001をサポートすることを目的とした,実施に関する手引き
12

ISO/IEC 27004(情報技術-セキュリティ技術-情報セキュリティマネジメントの測定)
 2009年12月に発行済み。2012年から改正作業が開始(現在WD段階)。
 ISMSの適切な運用において,管理策がどの程度有効に機能しているかを測定するため
のガイド

ISO/IEC 27005(情報技術-セキュリティ技術-情報セキュリティリスクマネジメント)
 初版(2008年発行)の改正版が2011年5月に発行済み。2013年に,改正作業を行うこと
を決定。
 情報セキュリティに関するリスクマネジメントの側面をサポートするためのガイド

ISO/IEC 27006(情報技術-セキュリティ技術-情報セキュリティマネジメントシステムの
監査及び認証を行う機関に対する要求事項)
 初版(2007年発行)の改正版が2011年11月に発行済み(2012年9月に改正版JIS公示済み)
 現在,ISは改正作業中(CD段階)
 ISMS認証を行う審査登録機関が認定を受けるための要求事項を規定。ISO/IEC 17021を
補足する。

ISO/IEC 27007(Guidelines for information security management systems auditing)
 2011年11月にIS発行済み
 ISMSの監査の指針。ISO 19011:2011を補足する。
(3)サプライチェーンのためのセキュリティマネジメントシステム(ISO/TC8)
<別添参照>
(4)ITサービスマネジメント(ISO/IEC/JTC1/SC7)

ISO/IEC 20000-1(情報技術-サービスマネジメント-第1部:サービスマネジメントシステ
ム要求事項)
 2011年4月IS発行済み(2012年9月JIS公示済み)
 サービスマネジメントシステムを計画,確立,導入,運用,監視,レビュー,維持及び
改善するための,サービス提供者に対する要求事項を規定。要求事項には,サービスの
要求事項を満たすための,サービスの設計,以降,提供及び改善を含む。

ISO/IEC 20000-2(情報技術-サービスマネジメント-第2部:サービスマネジメントシステ
ムの適用の手引)
 2012年2月IS発行済み(2013年11月JIS公示済み)
 ISO/IEC20000-1の適用範囲内における,サービスマネジメントのプロセスのためのベス
トプラクティスを規定
(5)道路交通安全マネジメントシステム(TC241)

ISO 39001(Road-traffic Safety management systems - Requirements with guidance for use)
 2012年10月1日IS発行
 国内では,(独)自動車事故対策機構を事務局とする国内委員会を設置し,対応
 5月に実施された投票の結果,委員会ステータスをPCからTCに変更することが認められ
た。
 昨 年 末 , 第 三 者 認 証 に お け る ISO39001(RTS固 有 )の 審 査 員 に 対 す る 要 求 事 項 規 格
(ISO17021-7)のNWIP提案が採択され,CASCOとの合同WGを設置し検討していくこ
とになった。第一回の国際会議はジュネーブにて3月26-28日に開催予定。
 それに加えて,引き続きTCメンバー国からのNWIP提案(例えば,ISO39001を適用して
いるユーザーを支援するガイダンス規格等)を求めているところ。
 規格の目的
13



ISO39001は,道路における交通事故死亡者,重傷者の根絶を究極の目標とし,組織が取
組むべき基本的要求事項を定めた国際規格であり,道路運送事業者のみならず道路を利
用する幅広い組織に対して,マネジメントシステム(管理体制)の構築,実施,改善を
求める,第三者認証可能な規格となっている。
規格の特徴
・第三者認証を意図した規格
・特定の品質要求事項や技術的要求事項を定めるものではない。
・トップマネジメントによるコミットメントをより強く要求
・過去からの研究・経験により,道路交通安全を改善させてきた要因である
RTSパフォーマンスファクターを特定し,RTS目標・詳細目標設定時の考慮事項とす
ることを要求
・ISO/IEC DirectivesのAnnex SLのAppendix 3(ISO MSSの共通要求事項)を早期採用。
・品質,環境など他のマネジメントシステムとの複合,統合が可能。
適用範囲
行政機関による道路交通安全活動だけでなく,『人・道・車・救急医療システム及びそれ
らの相互関係』に関わる全ての会社(組織)が交通安全活動で責任ある役割を担うことに
よって初めて,交通安全の悲願が達成可能との考えから幅広い組織への適用を求めてい
る。
国内の動向
2013年4月1日に対訳版ISO 39001が発行。
(6)エネルギーマネジメントシステム(TC242)


ISO 50001(Energy Management System –Requirements with Guidance for Use)
 規格の目的; 組織がエネルギー効率等を含むエネルギーパフォーマンスを改善するた
めに必要なシステムやプロセスを確立すること。この規格の導入によりエネルギーコス
ト及び温室効果ガスほかの環境影響の低減も図り得る
 規格の特徴;
・ ISO9001(品質マネジメントシステム),ISO14001(環境マネジメントシステム)と
同様にマネジメントシステムに関する要求事項を規定した規格(第三者認証,自己宣
言の基準)
・ エネルギー効率等のエネルギーパフォーマンスを継続的に改善することにより,組織
のエネルギーの効率的使用,競争力強化及び温暖化対策などに貢献できる
・ エネルギーレビューによる管理すべきエネルギー使用及び消費の特定,及び運用管理
(設備の計画設計,調達など)に相当する要求事項が詳細に示されているのが特徴で
ある
・ エネルギーに関する特定のパフォーマンス基準を規定するものではない
・ 品質,安全,環境及び SR など他のマネジメントシステムとの併用,統合が可能
 適用範囲;組織に監視され,影響されるエネルギー使用に関するすべての因子に適用さ
れる。またこの規格はすべての組織に適用することが可能である
 各国のエネルギーマネジメントシステム規格の動向;
・ アメリカでは 2000 年に第 1 版,2009 年に改定第 3 版(ANSI MSE 2000:2008)が発行
された。また ISO50001 をコアにしたエネルギー効率向上プログラム SEP を展開中
・ EU 諸国ではオランダ,ドイツ,デンマーク,スウェーデン,アイルランド,スペイ
ンなどにおいて発行済み。ドイツでは認証取得件数が 3000 件を超えた模様。
・ 中国でも 2009 年 9 月に発行された。万社計画の中で普及促進を図っている。
・ 各国とも政府を中心にエネルギー政策のひとつの柱にすえる試みを採っている
ISO/TC242(エネルギーマネジメント)の活動状況;
・ 国内対応として(一財)エネルギー総合工学研究所を事務局とする国内委員会及び
WGを設置
・ 2011年10月の第5回TC242国際会議(ワシントンDC開催,PC242からの通番で,TC
化されてからは第1回目)にて,4つのWGで6つの規格開発が開始された。その後,
14
・
・
・
EnPIsとEnBの規格は統合されたため,開発規格は5つとなった。
2013年10月に第2回TC242WG国際会議(ロンドン開催)にて,WG1P1とWG2で開発
中のドラフトは,DIS段階へ進むことが合意された。また,2014年2月に第3回TC242
国際WG会議(ミシサガ開催)にてWG1P2,JWG3で開発中のドラフトがFDIS段階へ
進むことが合意された。
2014年6月にチリにて開催予定の第8回TC242国際会議にてISO50001改訂を題材にし
たワークショップが開催される予定。
TC242における規格開発状況は次のとおり;
対応WG
タイトル
WG1
ISO/DIS50004:EnMSの実施,維持と改善の指針(ガイダンス)
ISO/DIS50003:EnMS審査と審査員の力量(要求事項含む)
WG2
ISO/DIS50006:エネルギーベースラインとEnPIsの一般原則と指針
WG3
(JWG on
ISO/DIS50015:組織のエネルギーパフォーマンスのM&V-一般原則
と指針
TC257)
WG4
ISO/DIS50002:エネルギー診断(要求事項含む)
(7)持続可能なイベントマネジメントシステム(PC 250)

ISO 20121 (Event sustainability management systems -- Requirements with guidance for use)
 ISO/PC250/WG1において2009年から規格開発を開始。議長国:イギリス,幹事国:ブ
ラジル
 2012年6月15日にIS発行
 2013年1月にISO/PC250が解散
 国内では,(社)日本イベント産業振興協会が事務局となり,国内審議委員会を設置し
て対応方針等を検討
 規格の概要及び特徴;
・ 持続可能性を考慮したイベントマネジメントシステム。イギリス国家規格のBS 8901
を基にISOを開発。
・ “環境”,“社会”,“経済”の3本柱をベースに,社会に受け入れられ,将来にわ
たりイベントの継続的な実施を目指している。
・ 適用対象は,あらゆる種類及び規模の“組織”,“イベント”,“イベントの計画”
が該当。
・ イベント,イベントの計画で取得する際の適用範囲についてイベント産業界,認証
機関で協議中。
・ イベントの性質上,サプライチェーン全体にわたって本規格が考慮されていること
が重視されている。
・ 持続可能性に関するパフォーマンス基準は設定していない。
・ より多くの利害関係者からのフィードバックを得ることで,社会に受け入れられる
イベントを目指す。
・ ISO/TMB/JTCGにおいて作成されたMSS共通テキストに合わせて規格の文書を再編
集中。
 認証制度の国内認定に向けて(財)日本適合性認定協会と協議中
 ロンドンオリンピック,デンマーク外務省主催の国際会議が適用を表明。ブラジルの
FIFAワールドカップ,リオデジャネイロオリンピックでは予定中。
 国内では制作会社,スポーツイベント主催者を中心に相談件数が増加中。
 日本コンベンションサービス株式会社が組織として取得(審査機関BSIジャパン)
 2012世界トライアスロンシリーズ横浜大会がイベントとして取得に向け,開催した。現
在審査途中,結果は11月を予定。(審査機関(SGSジャパン)
 本規格の審査員の力量に関する標準化が進められている(6.ISO/CASCO(適合性評
15
価)の4)項を参照)。
(8)記録マネジメントシステム(TC46/SC11)

ISO 30300:2011 (Information and documentation -- Management systems for records -Fundamentals and vocabulary)
 2011年11月,IS発行済み

ISO 30301:2011 (Information and documentation -- Management systems for records -Requirements)
 2011年11月,IS発行済み
(9)アセットマネジメントシステム(PC251)






2010年に英国BSIからの提案で,アセットマネジメントシステムのPCが設立し,次の規格が
2014年1月10日に発行済み(現在,対訳を作成中)
 ISO55000(アセットマネジメント-概要,原則及び用語)
 ISO55001(アセットマネジメント-マネジメントシステム-要求事項
 ISO55002(アセットマネジメント-マネジメントシステム-ISO55001適用のためのガ
イドライン)
ISO55001は要求事項規格であり,ISO9001などと同様に第三者認証を視野に入れている。
基本的に全てのアセットに適用可能であるが,主なターゲットとしては物的アセット(金融
や人的アセットではなく)に焦点を当てている。
 ISO DIS 55000におけるAssetの定義は次の通り;
“item,thingorentitythat has potential or actual value to an organization”
JTCGのアウトプットであるMSS共通テキストを適用している。
国土交通省を中心に,下水道分野におけるISO 55001適用ガイドラインを開発中(年度内発
行予定)
JIS化は未定(現時点)
(10)労働安全衛生マネジメントシステム(PC283)



2013 年 6 月に ISO/PC283(幹事国及び議長:イギリス)が設置。
 ILO(国際労働連合)と覚書(MoU)を結び,ISO で同分野の規格開発を行うことが合
意された。
 ILO は,ILO が発行するガイドライン(ILO-OHS 2001)との関連性などを主に,リ
エゾン組織としてコメントすることで合意。
 ISO 45001 (仮訳:労働安全衛生マネジメントシステム‐要求事項及び利用の手引き)
の開発を,2016 年 9 月発行を予定に進める。
 ISO/MSS 共通テキスト及び用語・定義,OHSAS 18001 をベースにドラフトを作成。そ
の際,ILO ガイドラインやアメリカ国家規格(ANSI Z10)などが重要なインプット文書
としてなる予定。
OHSAS 18001(労働安全衛生マネジメントシステム-要求事項)
 2007 年 7 月発行済み
 2012 年に OHSAS 18002 とともに定期見直しが行われ,廃止 0,確認 3,修正/改正 31,
棄権 1 の結果となり,その後 ISO として開発されることが決定した。
OHSAS 18002(労働安全衛生マネジメントシステム-OHSAS 18001 実施の手引)
 2008 年 11 月発行済み
16
8.参考(ISO 以外)
(1)IEC 62443-2-1(制御システムのセキュリティマネジメントシステム)


IEC/TC65 で開発され,2010 年 11 月 IS 発行済み。
「工業通信ネットワーク ― ネットワーク及びシステムセキュリティ ― 第 2-1 部:産
業オートメーション及び制御システムセキュリティプログラムの確立」
17
サプライチェーンセキュリティマネジメントシステムに関するISO規格(ISO28000シリーズ関連)
国際規格
規格名称/規格概要
備考(参考)
ISO 20858:2007
Ships and marine technology — Maritime port facility security assessments and security plan development
船舶及び海洋技術-海事港湾施設の保安評価と保安計画の開発
(概要)SOLAS(第XI-2章)のISPSコードの発効を受けて、同内容を解釈するに当たっての実施指針を規定。
2007年10月15日制定
初回見直し:2010-10-15~2011-03-15(確認)
ISO 28000:2007
Specification for security management systems for the supply chain
サプライチェーンのためのセキュリティマネジメントシステムの仕様
(概要)物流監視機能の強化、密輸の撲滅、海賊行為・テロ攻撃の脅威への対処、そして安全なグルーバルサプライチェーン体制の整備を目的にISO 14001(環境
マネジメントシステム-要求事項及び利用の手引)を基礎に規定。
2007年9月15日制定
初回見直し:2010-07-15~2010-12-15(確認)
ISO 28001:2007
Security management systems for the supply chain — Best practices for implementing supply chain security, assessments and plans — Requirements and guidance
サプライチェーンのためのセキュリティマネジメントシステム - サプライチェーンセキュリティ,評価及び計画を実施するための最適実施手順 - 要求事項及び
手引き
(概要)武器や危険な密売品の輸出入を予防するため、製品・サービスの出荷から、輸送手段を通じてエンドユーザーに届くまでの情報の流れ及び貨物の保安レ
ベルを向上させ、サプライチェーンのテロ脅威に対する脆弱性を評価し、適切なセキュリティ計画の作成方法を規定。
2007年10月15日制定
初回見直し:2010-10-15~2011-03-15(確認)
ISO28002:2011
Security management systems for the supply chain — Development of resiliency in the supply chain — Requirements with guidance for use
サプライチェーン用セキュリティマネジメントシステム-サプライチェーン回復法の開発-使用のためのガイドを備えた必要要件
2011年7月15日制定
ISO 28003:2007
Security management systems for the supply chain — Requirements for bodies providing audit and certification of supply chain security management systems
サプライチェーンのためのセキュリティマネジメントシステム-サプライチェーンセキュリティマネジメントシステムの監査及び認証を提供する機関の要求事項
(概要)ISO 28000の認証(外部監査)を行なう監査機関の要件を規定
2007年8月1日制定
初回見直し:2010-07-15~2010-12-15(確認)
ISO 28007を対象に加えるための改正を計画。
ISO 28004-1:2007
ISO 280041:2007/Cor.1:2012
Security management systems for the supply chain — Guidelines for the implementation of ISO 28000
サプライチェーンのためのセキュリティマネジメントシステム-ISO 28000の実施のための指針
(概要)ISO 28000:2007内容を解釈するに当たっての実施指針を規定。
2007年10月15日制定
2012.08.01付正誤票により「ISO28004」から
「ISO28004-1」へ番号を変更
ISO 28004-2:2014
g
systems
y
for the supply
pp y chain -- Guidelines for the implementation
p
of ISO 28000 -- Part 2: Guidelines for adopting
p g ISO 28000 for use in medium and small
Securityy management
seaport operations
サプライチェーンのためのセキュリティマネジメントシステム-ISO 28000を中小港湾のオペレーションに適用するための付加要素のガイドライン
(概要)ISO 28000を中小港湾のオペレーションに適用するための付加要素の指針を規定。
2009年3月5日PWI登録 NP投票なし
2014年2月1日制定
ISO 28004-3:2014
Security management systems for the supply chain -- Guidelines for the implementation of ISO 28000 -- Part 3: Additional specific guidance for adopting ISO 28000 for use by
medium and small businesses (other than marine ports)
サプライチェーンのためのセキュリティマネジメントシステム-ISO 28000を(港湾以外の)中小事業者へ適用するための付加要素のガイドライン
(概要)ISO 28000:2007を港湾以外の中小事業者へ提供するための付加要素の指針を規定。
2009年3月5日PWI登録 NP投票なし
2014年2月1日制定
ISO 28004-4:2014
Security management systems for the supply chain - Guidelines for the implementation of ISO 28000 -- Part 4:Additional specific guidance on implementing ISO 28000 if
compliance with ISO 28001 is a management objective
サプライチェーンのためのセキュリティマネジメントシステム-ISO 28000の実施のための指針-第3部:ISO 28001の適用がマネジメント目的である場合に、ISO
28000を履行するための付加的ガイドライン
(概要)ISO 28001:2007の適用をしつつ、ISO28000を履行させるための補足ガイドラインを規定。
2009年3月5日PWI登録 NP投票なし
2014年2月1日制定
ISO28005-1:2013
g
systems
y
for the supply
pp y chain —Electronic pport clearance ((EPC)) — Part 1: Message
g structures
Securityy management
船舶及び海洋技術-電子式ポートクリアランス-単一窓口方式
(概要)船舶出入港に関する電子式情報交換用メッセージ構成を規定。
年 月 制定
2013年3月1日制定
ISO28005-2:2011
Security management systems for the supply chain —Electronic port clearance (EPC) — Part 2: Core data elements
船舶及び海洋技術-電子式ポートクリアランス-コアデータエレメント
(概要)船舶出入港に関する電子式情報交換、データ送信方法を定めている。
2011年3月1日制定
ISO/CD28007
ISO/PAS28007:2012
Ships and marine technology -- Guidelines for Private Maritime Security Companies (PMSA) providing privately contracted armed security personnel (PCASP) on board ships
(and pro forma contract)
船舶及び海洋技術-民間武装警備員を供給する民間海上警備会社に関する指針(及び見積り契約書)
(概要)危険海域における海賊対策として乗船させる民間警備員を供給する民間海上警備会社が具備すべき事項を取りまとめたもの。
2012年7月4日PWI登録(2012.10
2012年7月4日PWI登録(2012
10 TC8総会で決議)
PAS/CD投票: 2012-09-13~2012-11-13(可決)
PAS制定:2012年12月15日
ISO/CD28007-2
Ships and marine technology — Guidelines for Private Maritime Security Companies (PMSC) providing privately contracted armed security personnel
(PCASP) on board ships — International Model Set of Maritime Rules for the Use of Force (RUF) - The 100 Series Rules
船舶及び海洋技術-民間武装警備員(PCASP)を供給する民間海事警備会社(PMSC)に関する指針-武力行使に関する海事規則-100シリーズ規則
2012年10月のTC8総会でNP承認を決議
NP/CD投票:2013-07-01~2013-10.01(可決)
シップリサイクルマネジメントシステムに関するISO規格(ISO30000シリーズ関連)
規格 番号
規格名称/概要
ISO 30000:2009
船舶及び海洋技術-シップリサイクルマネジメントシステム-シップリサイクル設備の環
船舶及び海洋技術
シ プリサイクルマネジメントシステム シ プリサイクル設備の環
境影響及び安全のためのマネジメントシステムの詳細
Project Leader : Mr. Robin Townsend(UK)
規格作成の動向
2009年3月15日制定
初回見直し:2014-01-15~2014-06-16(投票中)
(概要) ISO 14001(環境)を基礎としたシップリサイクルに関するマネジメントシステム
ISO/WD 30001
船舶及び海洋技術-シップリサイクルマネジメントシステム-シップリサイクル設備の最
適実施法 評価及び計画
適実施法-評価及び計画
Project Leader: Mr. Emrah Erginer(トルコ)
(ト
)
(概要)シップリサイクルマネジメントシステムの最適実施法
ISO 30002:2012
船舶及び海洋技術-シップリサイクルマネジメントシステム-船舶解撤業者(及び見積契
約書)選択用指針)
Project Leader: Mr
Mr. Tom Peter Blankenstijn(Maersk)
2012年9月18日 プロジェクトキャンセル
2013年10月開催のISO/TC8総会の結果 本件作業再開に
2013年10月開催のISO/TC8総会の結果、本件作業再開に
向けたWG(TC8/WG6)(コンビナー:日本)が新設さ
れた。
2012年6月15日制定
(概要)対船主用規格。解撤業者選択用指針
ISO 30003:2009
船舶及び海洋技術-シップリサイクルマネジメントシステム-シップリサイクルマネジメ
ントシステムの審査及び認証を供給する団体のための要件
Project Leader: Mr. Henning Gramann(ドイツ)
(概要)ISO 30000の認証(外部監査)を行なう監査機関の要件を規定
2009年10月1日制定
ISO 30004:2012
船舶及び海洋技術-シップリサイクルマネジメントシステム-ISO 30000の実施指針
Project Leader : Mr. Robin Townsend(UK)
2012年7月15日制定
(概要)ISO 30000内容を解釈するに当たっての実施指針を規定
ISO30005:2012
船舶及 海洋技術
船舶及び海洋技術-サプライチェーンでの有害物質データ交換の方法及びフォーマット
ラ
有害物質
換 方法及 ォ
Project Leader : Mr. Henning Gramann(ドイツ)
(概要)新条約ガイドラインに記載されている材料宣誓書(MD)及び供給者適合宣言(SoC)など
2012年5月月15日制定(独主導だが日本も関与)
のデータ交換のための電子システムを規定
ISO30006:2010
船舶における有害物質の位置の特定のための表示方法
j Leader : 吉
吉田公一氏
公 氏 (海
(海上技術安全研究所)
技術安 研究所)
Project
2010年12月15日制定(日本主導)
(概要)一般配置図などの図面上などへの有害物質搭載場所の表示を規定
ISO30007:2010
船舶のリサイクルにおけるアスベスト飛散とばく露防止対策
Project Leader : 吉田公一氏(海上技術安全研究所)
2010年12月1日制定(日本主導)
(概要)船舶のリサイクルの際に船舶に使用されているアスベストの発じんを抑制して、
一般環境への飛散及び作業者の暴露を防ぐための有効な方法について規定
ISO/WD30008
シップリサイクルマネジメントシステム-ヨットのリサイクル
Project Leader : Mr. Luigi Scarpati (イタリア)
(概要)ドラフト無く詳細未定(タイトルのみ決定)
2012年8月8日 プロジェクトキャンセル
Fly UP