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ハイブリットインフラへの変革 - Hewlett Packard Enterprise

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ハイブリットインフラへの変革 - Hewlett Packard Enterprise
ハイブリットインフラへの変革
Hybrid Infrastructure Track Keynote
日本ヒューレット・パッカード株式会社
プリセールス統括本部サーバー技術1部
及川 信一郎
Hewlett Packard Enterprise Day 2016
1
お伝えしたいこと
–HPEは今後のITインフラは”Hybrid”だと考えている
–“Hybrid”はレガシー/クラウドネイティブアプリの両方を扱える
–HPEは“Hybrid”に変革するためのお手伝いができる
HPE の “Hybrid”は誰の、
どんな悩みを解決しようとしているか
ハイブリッド・
インフラへの
変革
ワークプレイス
の生産性
向上
デジタル・
エンタープライズの
保護
データ指向
経営の
推進
Hybrid?
いろいろなHybridがあります
プライベートクラウド / パブリッククラウド
レガシーアプリケーション / クラウドネイティブアプリケーション
資産として所有 / サービスとして消費
ハイブリッド・
インフラへの
変革
主要産業分野の今後2年間の支出の動向
プライベートとパブリックへの投資比率
77% 23%
Private
Cloud
Public
Cloud
67% 33%
Private
Cloud
Public
Cloud
73% 27%
Private
Cloud
Public
Cloud
81% 19%
Private
Cloud
Public
Cloud
製造
通信
小売
保険
72% 28%
78% 22%
71% 29%
77% 23%
Private
Cloud
Public
Cloud
ヘルスケア
+
Private
Cloud
Public
Cloud
政府(公共)
Private
Cloud
Public
Cloud
金融/銀行
Private
Cloud
Public
Cloud
教育
451 Research survey from 1,155 enterprise respondents, 08/2015
お客様の前に広がるのは、 つの異なる要件を有するシステム環境
つの異なるインフラを持ち続けることはできない
– 業務主導
– コスト優先
従来のビジネス
(社内アプリ)
アプリ主導
速度優先
どのように
両方をサポートしていくか
アイディアエコノミー
(ビジネスのためのアプリ)
ITに対する要求の変化
??
利用者
利用者
??
開発
テスト
開発
運用
テスト
運用
ビジネス
ビジネス
 コスト削減、障害や
インシデントの低減
 ユーザ経験 (UX)の向上
 アプリケーション性能
の向上
 競争力の拡大
 市場投入までの時間を短縮
ITが直面しているチャレンジ
“ビジネスを支援する業務アプリケーション。
その運用にかかるコストを、いかに削減するか”
アプリケーションのアップデートは
年に1~2回程度
“ビジネス機会創出から、利益を生み出すまでの期間を、
いかに加速させることができるか”
新しいアプリケーションの配備を
月に1~2回の頻度で
バリューチェーンのあらゆる
データをデジタルに
Mobilize my
workforce
堅牢性重視
パッケージソフトの利用
Big data
analytics
動的 / 変化に対応
クラウドネイティブなアプリの利用
“Hybrid” へのプレッシャーと不安
CIOの44%がセキュリティ上の理由からオンプレミス
データセンターで実行すべきと認識
企業の72%が、ITインフラの集約は、
コスト削減のための最優先事項であると認識
Global 2,000社の25%が、アジャイル
ソフトウェア開発哲学であるDevOpsを2016年まで
に採用予定
IT部門の幹部の49%が、
ハイブリッド環境の管理に自信がない
1Enterprise Data Warehouse (Integrated End Customer Reporting Domain) - End Customer Revenue from 2013 Q3 to 2015; 2 Q2; Enterprise Data Warehouse (Integrated End Customer Reporting Domain) - End Customer Revenue from 2013 Q3 to 2015 Q2; 3 Enterprise Data
Warehouse (Integrated End Customer Reporting Domain) – End Customer Revenue from Q3 2012 to Q4 2014.
Hybridへのステップ
ハイブリッドインフラストラクチャへの変革
IT変革の道筋は、幾つかの進め方があります
合理化
(効率化 / コスト削減)
高
インフラ
ハイブリッド化
パブリック
クラウドのみ
従量課金
モデル
DevOps
ハイブリッド
インフラストラクチャ
アプリケーション
変革
従来型IT
アプリケーション
変革
インフラ基盤
アプリケーション
変革
従量課金
モデル
プライベート
クラウドのみ
低
ビジネスの多様化に対する俊敏性
高
ハイブリッドインフラへの道筋(例)
セルフサービス型
のインフラ
Self service
Virtualize and
infrastructure
仮想化と
プライベート
標準化と
Standardize
automate 自動化
クラウド
集約
and
の実装
consolidate
セルフサービス型の
Become
a
インフラ
service
の成熟度アップ
broker
in a hybrid
仮想 IT
environment.
プライベート
クラウド
への拡張
サービスブローカー・
モデルの確立
アプリケーション
ライフサイクルと
の統合と標準化
完全な
ハイブリッド
インフラの
統合管理
HPEがご提供する”Hybrid”ソリューション
インフラ
従量課金
アプリケーション
DevOps
インフラ基盤
ハイブリッド化
モデル
変革
自社のIT全体を変 ビジネスニーズの変 データセンターイン 市場のスピードにあ ビジネスニーズ適応 全てのアプリケー
革したいが、ITの 化に適合できるよう フラとサポートモデ わせてアプリケー できるインフラ投資 ションやワークロー
みならず組織、 に、マルチベンダー ルを最新にすると、 ションや新しいサー を考えた場合、
ドを、シームレスに
チェンジマネジメ 環境上にまたがる 実際にどんなコスト ビスを提供すること Capex か Opex モデ 自動化・統合化され
ント、推進方法が 業務・サービスの管 削減効果が想定で により、ビジネス価 ルのどちらがいいの たHybrid IT環境に
分からない
理や最適化を行な きるのかが分からな 値を加速 したい
だろう
移行する支援をして
いたい
い
ほしい
ロードマップ
ITニーズ
(部門)
Hybrid
アドバイザリー
Hybrid ソリューション・ ITコストの最適化を支
Accelerated Adoption
サービス
えるインフラ基盤
5.
2. クラウドブロー
提供
カー
6.
ソリューション 1. Hybrid ロード 3. 遠隔インフラ監
マップ作成
7.
視・運用
サービス
4. データセンター 8.
インフラ管理
データセンター自
9.
動化とSDI
データセンター集
約と仮想化
インフラ移行
テクノロジーコン
サルティング&サ
10.
ポート
Pay Per Use
従量課金モデル
11.
企業のための
マーケットプレイ
ス、ビジネスの
12.
ためのソリュー
ション
DevOps
Hybrid環境への移行
オンプレミスの
従量課金型
サービス
13. アプリケーショ
運用(マネージ
ンの変革
ドサービス)込
みのクラウド
サービス
アプリケーション変革の必要性
凡例:
マネージド
ノンコア
典型的なアプリのマッピング例
監査システム
パブリック
長期開発・検証
(戦略プロジェクト)
ポリシー管理
メールフロント
短期・開発環境
HRフロント/ PR公募
Web フロント
情報共有/ DWH
(低機密)
CRMフロント
コア
データ
ワークフロー
業務アプリ
HR
バックオフィス
会計/財務
販売管理
リアルタイム制御
工場ライン制御
コアバンキング
製造管理
オンプレ
EDI
コミュニケーション基盤
マーケティング
営業支援
認証基盤
物流管理
CRM
バックオフィス
メール
アーカイブ
ERP
情報共有/ DWH
(高機密)
品質管理/ 保守
監査記録
知的財産
HPC
CAD/CAM
コア
ノンコア
アプリケーション
ノンコアの
古いアプリケーションを
SaaSなどへ置き換える
SAP, Oracle, Microsoft,
Salesforce, Workday
新しいクラウドインフラへ
現行アプリを移行
付加価値最大化への要求度
アプリケーションのトランスフォーメーション戦略
Replace
Re-Architect
近代的な言語の利用や、
サービスベースの新しい設計思想で、
コアアプリケーションを作り直す
ビジネスプロセスや
開発言語は変更せずに、
実行時の効率を改善するよう
コードを最適化する
Re-Host
Re-Factor
リスク低減に対する要求度
リタイヤ: データ移行や保管を終えるまでは利用する退役予定のアプリケーション
ビジネス成果を最大化する為の、アセスメント、トランスフォーメーションの計画立案/定義
Asses, Plan & Define Transformation Strategy to Accelerate Business Outcomes
アプリケーション特性に沿った適正プラットフォームの選択
クラウド化への適正診断
ビジネス要求との調整
ポートフォリオの合理化
アンケート/質疑
分析ツール
オンライン・アセスメント
移行戦略の決定
Target Platform
トランスフォーメーション戦略
判断の分岐
ハイブリッド
コンテナ
Re-host
プライベート
クラウド
Re-factor
仮想化
Re-architect
マネージド
クラウド
Replace
(SaaS, COTS, Custom)
リプレース
リタイヤ
リプレース/リタイヤ
物理システム
従来型維持
パブリッククラウド
(AWS/Azure..)
従来型IT
現在のDevOps ; 部分最適化
短時間で高品質なソフトウェアを頻繁にリリース
開発
テスト
本番
HPE DevOps ; フィードバックを含むエンド・ツー・エンドへの適用
短時間で高品質なソフトウェアを頻繁にリリース
計画
開発
テスト
短時間かつ頻繁なフィードバックループ
本番
ユーザー経験
HPE DevOps ; 全てを継続的に
Continuous Everything
 ユーザー体験と
ビジネスサービスを改善
継続的
プランニングと
アセスメント
継続的
インテグレーションと
テスト
Connected
Intelligence
継続的
モニタリングと
オペレーション
 市場投下までの時間を短縮
継続的
デリバリと
デプロイ
メント
 協調と首尾一貫した可視性
 予測性の向上とコストの削減
HPE DevOps ; ワークフロー例
モバイルアプリの例
継続的
プランニング
• 活動計画策定
• プロジェクトの選別
HPE PPM on SaaS
継続的インテグレーションとテス
ト
• アジャイル開発
• 一貫した可視性
•トレーサビィリティ
HPE Agile Manager
HPE ALM
全てをテストする
• 機能テスト
• 本番前のパフォーマンステスト
• 要件の確認
• 統合テスト
HPE UFT
HPE Performance Center
HPE Mobile Center
HPE SV and NV
継続的デリバリ
とデプロイ
• コードのパイプライン管理
• インフラをコードとして管理
• デプロイの自動化
• 消費への転換
経験を反映
HPE CODAR,OO
HPE Propel, UD
継続的アセスメント
• 構造化データ/リアルタイム
• 非構造化データ
• ビッグデータ分析
HPE IT Business Analytics
HPE Smart Analytics
• ユーザーの動き
• 負荷状況
• ユーザー体験、インシデ
ント、不満
HPE AppPulse / APM
Fundex
CLIP
継続的モニタリングと
オペレーション
Monitor Everything
• デバイス、プラットフォーム、
キャリア横断の監視
HPE Operation Bridge
HPE Ops-A
レガシー/クラウドネイティブ
“Hybrid”なインフラに求められる要件
HPE製品のビジョンは、“New Style of Business”をめざします
インフラが、よりビジネスに寄り添うための創意工夫
モバイル
Traditional
Business
IoT
コンテナ
ITがビジネスを
サポートする
Webscale
コンポーザブル
インフラストラクチャ
Project Synergy
OLTP
3階層
仮想化
データウェアハウス
自動化
集約化
HPE OneView
HPE BladeSystem
HPE ConvergedSystem
New Style of
Business
ITが
ビジネス
そのものになる
Infrastructure as Code を実現する
Unified API でベアメタル空間をプログラマブルに
利用者
Ironicで
ベアメタル展開*
REST
切り出された
物理リソース
Docker Swarmで
ホストを展開*
Python
OS イメージ
OS イメージ
リソースプール
OS イメージ
OS イメージ
プレイブック・レシピで
物理サーバーを展開*
仮想化クラスタの
作成・拡張
Unified API
OS イメージ
PowerShell
Ruby*
OS イメージ
* パートナープログラムの
一部として開発中の機能と
なります
1行のコードでインフラを構築・変更
Unified API
従来: 各タスクごとに、異なるツールを使って設定
02-AC-23-59-5A-92
FW
Update
ドライバ
Update
インフラ
識別子の個別設定
OSインス
BIOSの
設定 (WWN, SN, UUID, MAC) トール
サーバー
スマート
アレイ
設定
ネットワーク接続設定
SAN
ゾーニング
設定
ネットワーク
3PAR
アレイ設定
ストレージ
HPE Synergy: たった1行のコードで設定
New-HPOVProfile -name$name, -baseline$base, -sanStorage$san, server$server
単一のインターフェースで検知・検索・一覧化・設定・プロビジョニング・更新・診断を可能に
クラウドや仮想マシンの展開と同じような方法で、1行のコードを使ってベアメタル環境を提供
HPE Synergy: 次世代のサービス基盤
フレーム
コンポーザー
リソースを自己検知し、ラック/列
規模での統合管理環境を簡単に
実現
コンピュート
性能、拡張性、高集約、ストレージの
シンプルさ、そして構成の柔軟性をも
つ、さまざまなラインアップを提供
ラック/列規模でのシンプルな拡張を実現。
現在開発中となるフォトニクス・メモリスターにも将来対応でき
るよう設計されており、投資保護にも貢献
ファブリック
ラック規模でのマルチファブリック
接続を実現し、今まで必要とされ
ていたToRスイッチを不要に
ストレージ
コンピュートモジュールに対して、
あらゆるSDS,DAS,SAN環境を
自由に組み合わせ可能
将来を見越したデザイン
The Machineに向けて、フォトニクスの活用
ミッドプレーンがサポートする
最大帯域※
12.8Tbps
コンピュートモジュール
あたり
600Gbps
コンピュートモジュール
あたり
従来のデザイン
240Gbps
サーバーあたりの
最大ネットワーク帯域
240Gbps
コンピュートモジュール
あたり
※将来採用予定のフォトニクス利用時
ステートレスなサーバー運用を促進
HPE Synergy イメージストリーマー
サーバープロファイル
ステートレス
コンピュートモジュール
物理設定
- Physical State
• Network configuration
• Shared/data storage
configuration
HPE Synergy
コンポーザー
• Firmware version
• Firmware configuration
OS設定
- Deployed Software State
• Bootable OS type
• I/O driver version
• OS configuration
HPE Synergy
イメージストリーマー
物理設定と、OS設定を個別に管理して
組み合わせて、同時に配信
物理サーバー側に
固有設定の必要なし
GitHubで連携モジュールを公開
ベストプラクティスをそのまま利用可能
–ソフトウェア開発プロジェクトのための
共有ウェブサービスとして人気の
GitHubに連携モジュールを公開
–連携モジュールの例
– PowerShell
– Python
– Chef
– Docker
– OpenStack Ironic
– etc.
–今後も順次公開予定
https://github.com/HewlettPackard
ハイブリッドをシンプルに
環境での
ベアメタルに展開
を
あらゆるワークロードを一つのプラットフォームで
各種ハイパーバイザー環境
従来のアプリケーションをベアメタルに展開
HPEのクラウド製品・サービスと
Public Cloud 連携
HPEが提供するクラウドサービスとフォーカス
クラウド
タイプ
作る
任せる
個別構築
プライベートクラウド
マネージド
プライベートクラウド
任せる
使う
マネージド
仮想プライベートクラウド
シングルテナント(プライベート)
パブリッククラウド
マルチテナント
持つIT
持たないIT
運用主体
お客様
HPE
HPE
お客様
会計分類
CAPEX
CAPEX / OPEX
OPEX
OPEX
設備所在
お客様
お客様 /
HPE(所在公表可)
HPE
(所在公開可)
クラウドベンダー
(所在非公開)
SLA
お客様規定
システム個別SLA
お客様規定
社内標準SLA
公表されたSLA
(保証されたSLA)
公表されたSLA
(Best Effort SLA)
HPEのフォーカス
Azure , AWS, Google
HPE Helionポートフォリオ
クラウド関連の製品、サービス、およびソリューション
クラウド
ソフトウェア
HPE Helion CloudSystem
柔軟、高性能、かつオープンな
プライベートクラウドソフトウェア
HPE Helion OpenStack®
オープンソースのIaaS
統合ソリューション
HPE Helion CloudSystemソリューション
完全統合されたハイブリッドクラウド
ソリューション
HPE Helion Rack
OpenStackベースのプライベートクラウド
ソリューション
HPE Helion Development Platform HPE Helion Content Depot
OpenStack Swiftベースのオブジェクト
オープンソースのPaaS
ストレージソリューション
HPE Helion Eucalyptus
AWSと互換性のあるプライベートクラウド
ソフトウェア
HPE Helion Managed Virtual Private
Cloud
セキュアなマルチテナント型プライベートクラウド
HPE Helion Managed Private Cloud
セキュアな専用プライベートクラウド
HPE Cloud Service Automation
クラウド管理プラットフォーム
マネージドサービス
HPE Helion Managed Cloud
Applications
ERP、CRM、およびワークプレイスアプリケーション
HPE Helionプロフェッショナルサービス:
従来型クラウドとOpenStack®テクノロジーに関するコンサルティングを提供
事例
HPE Helion CloudSystem
ポータルで選んで
Designer
CSA
自動でシステム構築
しかも様々な環境に
OO
アプリケーション
ベアメタルサーバ
ミドルウェア
IT Operation
セルフサービス
ポータル
OS
自動
システム構築
User
サービス
カタログ
サーバー
ストレージ
ネットワーク
ORIGINAL
ORIGINAL
まとめ
–HPEは今後のITインフラは”Hybrid”だと考えている
–ユーザー企業の投資傾向、実際に利用されているアプリケーションの状況、インフ
ラに対するニーズの動向は、”Hybrid”を示している
–“Hybrid”はレガシー/クラウドネイティブアプリの両方を扱える
–異なる性質のアプリケーションを、効率よく扱えるインフラが求められつつある
–HPEは“Hybrid”に変革するためのお手伝いができる
–インフラハードウェアだけでなく、OpenStackベースのクラウドインフラ、その上の
DevOpsやアプリケーション変革を含めてサポートすることができる
ありがとうございました
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