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第6回 市民ワークショップ内容(PDF:1082KB)

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第6回 市民ワークショップ内容(PDF:1082KB)
第6回
鶴川駅前公共施設 管理運営計画策定に向けた市民ワークショップ
プログラム
平成 23 年 3 月 23 日(水)19:00~21:00
場所:町田市役所本庁地下特別会議室(大)
~19:00 (0)受付
・ 受付でグループ分けを行います。
19:00~19:15
(1)はじめに(15 分)
・前回のふりかえり(前回のおさらい、なんでもアンケートについて)
・配布資料の説明(事前配布資料についての説明)
・本日の進め方について
19:15~19:45
(2)資料説明
19:45~20:15
(3)質疑
・ 管理運営基本計画の説明を受けて、気になったこと、疑問に思ったことな
どを質問しましょう。
20:15~20:45
(4)ワークショップ
「私は鶴川駅前公共施設でこんな活動をしたい!」(30 分)
・ 各グループごとに、管理運営計画の説明を受けて、来年度以降皆さん自
身がどのように施設運営に参加したいか、ふせんに書いて貼っていきまし
ょう。
・ 発言をするときは、一人がしゃべりっぱなしになってしまわないように、そ
れから、ほかの方を傷つけるような発言をしないように、注意しましょう。
20:45~20:55
(5)発表(10 分)
・ 各グループ 3 分程度で、まとめを発表します。
20:55~21:00
(6)まとめ・お知らせ・閉会(5 分)
・ 今後の予定について
・ なんでもアンケートの記入
※ 個人的にコンサートやイベントのお知らせをしたい方は
チラシなどを是非お持ちください。
「鶴川駅前公共施設 管理運営計画(案)について」
(30 分)
・ 鶴川駅前公共施設 管理運営計画(案)についてご説明します。
以上
資料1
鶴川駅前公共施設 管理運営計画(案)
2011 年 3 月
町田市
「鶴川駅前公共施設
管理運営計画策定基礎調査
報告書」
(2010 年 3 月)からの
変更点には下線を引いています。
大きな変更がある項目については、各項目のタイトルのみに下線を引いています。
目
次
1. 基本コンセプト
(1)設置目的の確認
(2)基本コンセプトの策定
-----------------------------------------------------
1
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
6
1
2. 事業方針
(1)事業基本方針
(2)事業方針・スケジュール立案
(3)市内他施設とのネットワーク形成と事業方針の調整
(4)施設提供事業(貸館)についての基本方針
(5)ネットワークの形成
(6)開館記念事業
(7)プレイベントの基本方針
9
12
13
13
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15
3. 組織方針
(1)管理運営組織の詳細
(2)外部委託
(3)専門家の参画
(4)組織整備計画
---------------------------------------------------------------------------------------------------------
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-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
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-----------------------------------------------------
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-------------------------------------------------------------------------------
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---------------------------------------------------------------------------------------------------------
30
30
30
30
21
21
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4. 施設管理方針
(1)施設管理の基本方針
(2)施設利用に対するサービス
(3)利用規則の検討
(4)利用料金の設定
(5)その他の規則について
(6)施設管理システムの検討
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24
25
25
26
5. 広報宣伝方針
(1)広報宣伝活動の基本方針
(2)検討段階の広報
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6. 収支方針
(1)収支の基本方針
(2)収支項目の整理
(3)収支試算
29
29
7. 開館準備業務の流れ
(1)施設設置条例の制定
(2)愛称の決定
(3)施設開館広報の実施
(4)貸館受付開始
(5)オープニング事業の実施体制の整備
管理運営計画の構成
近年では、公立施設の設置にあたっては、施設の果たすべき使命を明確にすることが求められている。
そのため、管理運営計画の策定にあたっては、まず第一に、設置目的や将来的な目標像を示す「基本コン
セプト」をまとめている。第 2 章以降では、事業や組織、収支、施設管理、広報宣伝、収支、開館準備業務の
流れについての方針をまとめている。これらの管理運営に係る各項目は、すべて基本コンセプトを具体化す
るための方策としてまとめたものであり、当然、基本コンセプトとは密接な関連をもっている。
さらに、各大項目を受けて詳細に設定される小項目は、他の大項目に含まれる検討項目にも様々な影響
を与えている。想定される用途と利用頻度は施設の利用料金収入と関連しているため、収入試算を行う上
で必要不可欠な検討項目である。また、どのような事業を行うかということは、運営に必要な組織構成・人員
体制に影響を与えることになる。そうした小項目間の関連性も考慮しながら、この管理運営計画は基本コン
セプトから大項目、さらには各小項目に至るまで一貫した計画策定を行っている。
【管理運営計画の概念図】
事 業
用途
利用頻度
自主事業
貸館事業
基本コンセプト
組 織
構 成
人員体制
スケジュール
収 支
収入試算
支出試算
利用規則
利用規則
利用料金
施設計画
1.基本コンセプト
本施設は、ホール・図書館・コミュニティ機能から成る複合施設であり、各部門がそれぞれの機能
を発揮すると共に、3 部門が密接に連携することで、複合の効果を最大限に発揮することを目指す。
基本コンセプトを通して、この点を確認しながら、本施設が目指す目標像を明確にする。
(1)設置目的の確認
本施設の設置目的は、市民の「芸術・文化の創造活動や生涯学習を促進する交流拠点」とすること
であり、そのためには、鶴川地域の新たな魅力とイメージを形成し、地域のまちづくりを先導すると
ともに、まちの誇りとなる施設としていくことが求められる。
本施設は複合施設であるという大きな特色を持ち、広く、多様な領域にまたがる活動の場である。
それらの活動をつなぐ「仕掛けづくり」を行うことで、「経験」や「知識」をつなぎ・拡げ・深める
ことが可能となり、オリジナリティあふれる施設運営を目指すことで、本施設の設置効果をさらに高
めることが期待できる。
市民が本施設を何らかの目的で訪れることをきっかけに、その周辺領域にまで興味・関心を拡げら
れるよう、本施設のスタッフは各々の専門領域に軸足を置きながら、各機能を「つなぐ」運営を目指
すことが望まれる。
また、新設施設には多様な要望が寄せられがちだが、活動領域を広めることよりもむしろ深めるこ
とを念頭に置き、既に市内の他施設で専門に取り組まれている施策・事業との役割分担を踏まえた、
適切な判断と連携を行うことが望まれる。
(2)基本コンセプトの策定
1)施設の基本方針
①地域まちづくりを先導する地域の顔となり住民が誇れる施設
鶴川エリアは首都圏にありながら、里山や鶴見川などの自然資源に囲まれた緑豊かなエリアであ
り、地域の歴史が根ざした、首都圏でも稀有なまちのひとつである。一方で、古くからの住宅地の
みならず、数多くの団地や大学を有し、地域の商業も独自の発展を遂げ、多様な人びとが愛着を持
って生活をし、独自の地域文化の土壌を形成してきた。
本施設は、様々な活動や取り組みを通し、鶴川地域が誇る地域文化に更なる魅力をつけ加えるこ
とにより、地域内外の人々を惹きつけ、地域のまちづくりを先導していく。また、市民が企画や運
営に主体的に係わることで、
「自分たちの施設」であるという施設に対する愛着心を育むとともに、
地域に対する誇りを醸成していく。
1
②次世代へ継承する地域文化の創造拠点
町田市ではこれまでも文化スポーツ振興に積極的に取り組んできており、様々な活動拠点を整
備し、活動機会の提供を行ってきた。また、市民の文化活動も市民ホールをはじめ、市内の各施
設や学校で積極的に行われてきている。
本施設では、市民へ「文化活動(育成・創造・発信)の場」を提供するとともに、市民をはじ
めとする多くの人々へ「優れた芸術と触れ合う機会」を提供し、まちの誇りとなる芸術・文化を
創造していく。また、当該施設において、文化の創造や感動の共有を通じた心の豊かさを育むこ
とで、鶴川地域の魅力を未来へ継承していく。
③多様な人々の出会いと交流・活動の場
芸術・文化の創造活動や生涯学習を促進し、子供から高齢者まで、世代を越えた多様な人々と
出会い、交流をもたらす活動の場を提供する。また、目的がなくても気軽に立ち寄りたくなる「街
の居間(リビング)」のような交流機能を導入し、施設を訪れた人が、様々な人々との出会いや
多様な出来事に遭遇しながら、ゆるやかに交流・活動する施設としていく。
④地域住民の豊かで快適な暮らしをサポートする施設
駅に近い便利な立地特性を活かし、施設を訪れた人々の様々な問い合わせに応対すると同時に、
地域住民が心身ともに健康な生活を送るためのサービスを提供していく。そのために、行政窓口
はもとより、多様なニーズに応えられるサービスや情報を提供できる仕組みを構築し、地域住民
の暮らしをサポートしていく。
つなぐ
ひろげ
哲学・宗教(1)
歴史・地理(2)
社会科学(3)
自然科学(4)
提供できること・機会・サービス
AV 資料
技術(5)
協働
産業(6)
閲覧
鑑賞
芸術(7)
行うこと
ジャンル
楽譜
音源
音楽
戯曲
演劇
映像
写真
練習
舞踊
企画
創造
上演
絵画
美術
造形
展示
場所
スポーツ
競技
他施設で
可能
市民生活
支援
市民による自主的な
文化活動・地域活動
観光
観光振興
図書館
活動
コミュニティ
市民活動
レクチャー
会議
身体表現
文学(9)
リファレンス
貸館
文化
環境
里山保全
2
言語(8)
貸出
ホール・図書館
参加
本
調べもの支援
調整
環境保全
複写
読書推進
行政サービス
(出張所機
福祉
教育
生活
読み聞かせ
各種届出
証明書発行
障がい者支援
子育て支援
※斜体は現段階で
対応未定の内容
2)施設運営の基本理念
①三位一体の効果的な運営
【複合型文化施設の考え方】
*従来型
・個別の設置条例
コミュニティ
ホール
図書館
・個別の運営主体
・個別の事業展開
*本施設
・ひとつの設置条例
コミュニティ
・ひとつの運営主体
ホール 図書館
・一体的な事業展開
⇒三位一体の効果的な運営
a. 設置条例を一本化し、三位一体の運営を担保する。
・ 鶴川駅前公共施設としての設置条例を制定することにより、3 つの機能が複合する施設である
ことを明確に位置づける。
・ 3 つの機能は首長部局が主管する機能と教育委員会が主管する機能が複合しているが、機能を
一本化する設置条例とする。
b. 一体的な事業運営
・ 行政側の主管部局を定め、施設全体にかかる事項については一元的に対応する。ただし、図
書館は町田市が設置する本館や他館との関係があり、ホールは町田市民ホールとの関係があ
り、コミュニティ機能は他のコミュニティ施設との関係がある。そのために予算の立て方な
ど、一元化するためにはいくつかの検討事項がある。
・ 鶴川駅前公共施設の組織体制は、機能ごとに異なる可能性が高いが、施設全体の意思決定の
方法を明確にする。そのための方策として、施設の維持管理については施設長を置く方法、ま
た、3 つの機能の日常的な連携、施設利用や事業などの調整を行うために各機能の代表者によ
る会議体を設置する方法などが考えられる。
c. 3 つの機能が融合した、一体的な事業を展開する。
・ ホール、図書館、コミュニティ機能を有する複合施設として、3つの機能が有機的に連携し
た、一体的な事業を展開する。
・ 事業収支、実施体制など、一体的な事業を実施するための具体的な方針を明確にする。
3
②優れた芸術に触れ合う機会の提供と地域の誇りとなる芸術・文化の発信
a. 音楽を中心とする優れた芸術・文化の鑑賞機会を提供する。
・ 「音楽主目的の多機能ホール」という性格を活かして、事業展開としても音楽を中心とした鑑賞
事業を行う。
・ 音楽プロデューサー等の事業専門職の起用、および演奏団体との提携などにより、定期的に良質
なコンサートを実施するための方策を検討する。
b. 優れた芸術・文化を地域内外へ発信し、地域および施設の独自のイメージを形成する。
・ 鶴川エリアおよび町田市の固有の地域資源を活かした活動の展開や、新たに施設のオリジナル
な活動を創造、育成し、地域の内外に発信することにより、地域および施設の独自のイメージを
形成する。
③多様な人々の出会いと交流の促進
a. 多様な市民活動を媒介として、世代を超えた多様な人々との出会いや交流の機会を創出する。
・ 本施設で行われる様々な活動を常に見える状態としておくことにより、新たな参加や交流がで
きる開かれた活動を促進することができる。そのことにより、世代や地域を超えた多様な人々
との出会いや交流の機会を創出する。
b. 気軽に立ち寄ることで、様々な人々や出来事に遭遇できる仕掛けを模索する。
・ 暇な時間があったら気軽に立ち寄りたくなるような施設とすることで、本施設に集まる人びと
との交流や行われている活動に触れることができるように、空間の使い方やサービスの提供方
法などの工夫を行う。
④暮らしをサポートする情報の提供
a. 本施設に関する情報を積極的に提供する。
・ 本施設で行われるイベントの情報を積極的に提供し、事業への期待感や参加意欲を高める。
・ 本施設の利用に関する情報をわかりやすく提供し、施設の利用意欲を高める。
b. 市民活動や芸術・文化に関する情報など、幅広い情報を提供する。
・ 施設を訪れた人々へ、館内情報をはじめ、行政情報、地域情報、市民活動情報等、暮らしに役
立つ様々な情報などを提供する。
・ 施設を訪れた人々の様々な問い合わせへの応対や各種情報の受発信によって、施設利用、市民
活動、および地域の多角的な活性化に寄与していく。
4
⑤地域まちづくりの牽引
a. 企画や運営への市民参画機会の提供により、自主的な市民活動意欲を育む。
・ 自主事業等への市民の参加機会を提供することで、自主的な市民活動に展開するきっかけづく
りを行う。
・ 地域社会に貢献する、自主的、かつ公益的な市民活動の取り組みを支援する。
b. 多様な市民活動の展開と、優れた芸術・文化の発信により、交流人口の拡大を目指す。
・ 市民活動の展開を促進するために、各種市民団体や地元の大学などの教育機関、舞台芸術の上
演団体などとの連携を図り、交流人口の拡大を目指す。
c. 鶴川駅を基点とした地域コミュニティの形成を促す。
・ 鶴川エリアは川崎市、横浜市とも隣接しており、自治体の枠を超えた住民交流が行われている。
駅前施設であることの立地特性を生かし、その活動をさらに促進する、地域間交流の核となる
施設を目指す。
・ ホール・コミュニティ施設は良質な文化・芸術を提供し、町田市全域の市民はもちろん、さら
には広域からの集客が見込めることから、事業の実施を通して、地域住民と広域住民との交流
の促進を目指す。
5
2.事業方針
(1)事業基本方針
地域住民の「心の豊かさ」や「ゆとり」を生み出すこと。子どもたちに、人生が変わるような感
動体験を提供すること。このまちに住み続けたい、より良くしたい、地域コミュニティに貢献した
い、といったモチベーションを高め、鶴川地域のイメージ向上に寄与すること。それが、ホール・
図書館・コミュニティ機能が複合する本施設が地域に提供できる、最も重要な公共サービスである。
そして、これらのサービスを具体化して市民に届けるために、各機能の特色を最大限に活かした
事業や各機能が連携して行う各種の事業を実施する。
1)全館の実施方針
・ 三位一体の効果的な事業展開を図り、地域のまちづくりを先導する。
・ ホール、図書館、コミュニティ機能の積極的な連携により、三位一体の効果的な事業展開を図
ることで、本施設が市民の「芸術・文化の創造活動や生涯学習を促進する交流拠点」となり、
地域の新たな魅力とイメージを形成し、地域のまちづくりを先導していく。
・ 地域の活動と連携し、歴史や文化、まちの記憶を継承していく事業を企画・実施する。
・ ふらりと訪れた人が、本施設はもちろんのこと、鶴川地域や文化芸術全般などに興味を持つよ
うなさまざまな仕掛けを、本施設の各機能が積極的に企画する。
・ 各機能における事業予算の確保方法は異なるが、各機能の連携事業についても、積極的な展開
を図る。
・ 各機能が協働し、全館を利用した複合型イベントなどを定期的に実施し、施設全体としての事
業展開を図る。
・ 複合型事業の実施の際には、テーマに一貫性・関連性をもたせ、単独の事業を通して得た「経
験」や「知識」を、事業全体でつなぎ、さらに拡げ、深めるような仕掛けをし、事業で得た感
動や刺激から、様々な楽しみ方を見つけられるような企画を行う。
6
2)ホール部門の実施方針
・ 300 席というホールの規模を活かし、有名、無名を問わず、一流のアーティストと市民が直に
触れ合える事業を企画する。
・ 定期的に良質なコンサートを実施するため、音楽プロデューサー等の専門職の起用、および
演奏団体との提携などの方策を検討する。専門性の高いスタッフが企画に直接携わることで、
プロとアマチュアの双方を育成するプログラムを企画する。
・ 良質な音楽を鑑賞できるホールとしての地位を目指し、300席規模の音楽主目的多機能ホ
ールという特徴を踏まえ、アンサンブルやソロによるクラシック音楽を中心とした事業を展
開する。
・ コンサートに合わせ、楽器クリニックやマスタークラスなど演奏家向けのプログラムや、ア
フタートークなどの一般向けのプログラムを企画し、
「聴く」だけではない、プラスアルファ
の豊かな体験ができる機会を提供する。
・ 市民をはじめとする多くの人々が、芸術・文化を通して出会い、交流する施設となるよう、
既存ホールとの役割分担に配慮しながら、ポピュラー音楽、演劇、ダンス、寄席、映像等の
多様な事業も実施する。
・ 各機能と連携しながら、施設内のホール以外での場所でのコンサートやトークなど、多様な
手法で事業を展開し、観客と演奏家が共に、作品などについてより深く知り、味わい、視野
を広げる機会を提供する。
3)図書館部門の実施方針
・ 図書館は、町田市図書館ネットワークにおける鶴川分館と位置づけ、蔵書数 9 万冊、閲覧席
100 席を有する利便性の高い施設とする。
・ 多様な市民が気軽に立ち寄ることのできる図書館を通して、施設内での催しや活動に出会い、
参加できる仕掛けを模索する。
・ 施設で展開される市民活動の促進に向けて、活動に適した専門資料の充実や実施したイベン
ト等に関する資料の保存などに努める。
・ 来館者がホールやコミュニティ機能を通して感じた興味や、知識的欲求をさらに高め、知の
世界を拡げ、つなぐための様々な資料などを提供する。
・ 本施設を訪れる市民はもちろんのこと、ホールを利用する演奏家(アマチュア・プロを問わ
ない)にいたるまで、さまざまな利用者に多様かつ専門的な資料探しを支援する。
・ ホールと関連する資料提供については、文献のみならず、AV資料等を提供できるよう努める。
・ ホールやコミュニティ機能と連携した情報提供により、個々の事業の魅力をさらに高めてい
く。そのために、ホール機能に連動した関連資料や楽譜類、あるいは町田市や鶴川エリアの
地域資源に関する文献資料など、複合機能に合わせた資料を収集し、提供する。
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4)コミュニティ部門の実施方針
・ コミュニティ機能としては、会議室、多目的スペース、ミーティングスペース等を有してお
り、地域交流の拠点として運営する。市民活動の場を提供するとともに、ホール機能の支援
施設として、市民の練習・創作活動等に提供する。
・ ワークショップ等の創造・交流型事業の拠点として、自主事業にも積極的に活用していく。
・ NPO やボランティア等の活動を支援し、交流を促進する「市民活動スペース」を提供し、施設
を利用したイベントや講座等の企画運営へ、積極的に参画できる体制をつくるほか、これか
ら市民活動をはじめようとしている市民への情報提供や相談にも対応していく。
・ ホールや図書館と連携したワークショップ等の「創造・交流型事業」の展開により、コミュ
ニティ機能を、芸術・文化の創造活動や生涯学習を促進する拠点としていく。
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(2)事業形態・スケジュール立案
1)バランスのとれた事業形態
特定の事業形態に偏らず、以下の事業をバランスよく展開する。
①自主事業
・ 運営主体がすべての責任を持って実施していく主催事業
②市民提案型事業
・ 市民および市民活動団体から事業提案を募集し、運営主体が実施する事業
・ 実施にあたっては、提案者あるいはそれ以外の団体などと協働で行う場合もある。
③共催事業
・ 運営主体と他団体(民間企業、文化団体等)が共同で主催する事業
④貸館事業
・ 施設利用を促進する事業
・ 市民の主体的な活動を支援するため、受益者負担で施設を提供する事業
2)年間を通した事業計画
事業実施に際しては、単年度のみならず、中期的、長期的展望をもって計画的に事業を計画・実施
する。
①定期的に行う事業
・ 鑑賞(コンサート等の公演)
地域住民に良質な舞台芸術を鑑賞する機会を提供する。
・ 普及・育成(ワークショップ、アウトリーチ、講演会など)
舞台芸術について知識を深め、味わう楽しみを知ってもらう機会を提供する。また、将来の
地域を担う若者に芸術文化を通して豊かな心を育む機会を提供する。更には、アマチュア・
プロの演奏家が見識を深める機会を提供する。
・ 創造(公演・発表を目標として行う創造活動)
芸術文化の創作過程を体験し、より深く芸術文化に参画し、理解を深める機会を提供する。
・ 交流(フェスティバルなど)
文化を通して様々な交流(世代間交流、地域間交流、国際交流、異文化交流)の機会を提供
する。
・ 複合型(全館を使用して行う事業)
定期的に、全館を挙げたイベントを行う。テーマに一貫性を持たせながら、上記の事業を各
部門で同時開催することで、一度に様々な体験ができる、複合施設らしいオリジナルの事業
を提供する。
9
②年間を通して日常的に行う事業
・ 総合受付
来館者がまず声をかけられる機能として、総合受付を設置し、館内のさまざまな問い合わせ
に対応する。各機能に関する問い合わせについては、各部門の担当者への照会等を行う。
ふらりと訪れた市民や、コンサートの来場者、市民活動の参加者などの多様な質問や疑問に
答えられる、コンシェルジェ機能を持てるような運営に努める。
館内のみで対応できない問い合わせについては、他施設や団体とも連携しながら、適切な窓
口を紹介するなどの対応を行う。幅広い対応を行うことが望まれるが、毎日どんな質問にも
回答できる体制とすることは困難であり、将来的には曜日やジャンルを分けた対応を行うな
どの方法を講じ、的確な回答ができる体制を検討する。
来館者と各機能、市民同士、市民と専門家などをつなぐ役割として、広い視点と良識・知識
を持った情報提供を目指す。
・ 情報の収集・蓄積・発信
館の情報を発信する定期機関紙等の発行やホームページによる情報発信を通して、館の活動
に触れる機会を創出する。
・ 施設提供・活動支援
市民の自主的な活動に対して、施設および備品等の貸出しを行う。また、貸出しにあたって
は、施設利用に関する相談に応じるなど、市民活動の支援を行う。
3)事業予算(人件費、管理運営費は除く)
本施設が主体的かつ積極的に事業展開を行うことは町田市の責務であり、安定した事業予算を確
保しなければならない。事業予算の中心はプロを招聘するホールでの鑑賞事業であるが、鑑賞以外
の事業や、本施設の特色を活かした複合型の事業などについてもきちんと予算配分をする必要があ
る。
①ホールでの鑑賞事業
・ プロを招聘して行う鑑賞事業については、民間ホールのように収益を求めて行うものではなく、
市民への芸術文化の提供を目的として実施するものである。そのために町田市は事業予算を確
保するが、事業の実施主体は、年間予算に応じた事業ごとの収支達成目標を守ることが求めら
れる。
・ 町田市民ホールでは多くの鑑賞型事業を実施しているが、90%を超える収支比率となっており、
年間で 300 万円以内の事業費に抑えている。一方、本施設は客席数が少ないため、収支比率
の低下が予想される。それは、出演委託料など公演にかかる経費は客席規模に応じて低廉にな
るわけではなく、また、市民が払える金額を考慮すれば、入場料を上げることもできないため
である。
・ 定期的に良質なコンサートを実施するために必要な事業費は、10,000 千円を想定するが、市
以外からの補助金や助成金の獲得、あるいは地元企業などからの協賛金を集めるなど、収支比
率を高めるためのあらゆる努力を行う。
10
②ホールでの鑑賞以外の事業
・ 普及・育成を目的とした事業や創造事業は、鑑賞事業よりもさらに収益性が低いが、将来の
地域の担い手を育成するための重要な事業であり、実施頻度も高まることが予想される。
・ 実施にあたっては、演奏団体との提携や、鑑賞事業との連携など経費削減のための方策を講
じることが必要である。
③施設全体での事業
・ 本施設の特色を活かしてホール、図書館、コミュニティ機能が複合して行う事業についても、
本施設としての独自の予算を確保しておくことが必要である。
・ 日常的な情報関連事業にも予算は必要である。定期機関紙などへの広告掲載による収入や、
郵送費などの支出削減などによる収支バランスの改善のための工夫が求められる。
11
(3)市内他施設とのネットワーク形成と事業方針の調整
1)町田市民ホールとのネットワーク
①事業の棲み分け
・ 事業の実施にあたっては、町田市民ホールの利用状況と比較しながら、重複せず、かつ市民に
幅広い事業を提供できるよう配慮する。
【参考資料:町田市民ホール実施事業(平成 19 年度)】
収支
協賛金
比率
助成金
(a/b)
収入額
115.6% 12,477千円
鑑賞型事業
47本
入場料
総支出額
収入額
(b)
(a)
47回 119,001千円 102,978千円
普及型事業
25本
25回
8,968千円
22,151千円 △13,183千円
40.5%
3,000千円
参加型事業
34本
34回
10,119千円
14,992千円 △4,873千円
67.5%
0千円
事業種別
事業
数
計
差額
(a-b)
実施
回数
106本
16,023千円
106回 138,088千円 140,121千円 △2,033千円
98.5% 15,477千円
②本施設に適する事業ジャンル
・ 本施設(300 席の音楽主目的ホールとコミュニティ機能)で実施が考えられる事業は下表の通
りである。
・ また、本施設の特徴である「図書館との連携」や「市民活動との連携」といった要素を織り交
ぜた、本施設独自の事業展開については、今後検討を進める。
■舞台芸術系
事業種別
鑑賞型
分野
ジャンル詳細
音楽
(クラシック系)
音楽
(ポップス系)
演劇
合唱/室内楽/声楽/その他器楽/現代音楽/その他
ダンス
モダンダンス/コンテンポラリーダンス/その他の身体表現
古典芸能
邦楽・邦舞/演芸/その他
映像
ロードショー作品/名画/短編映画/ファミリー向け/アニメ
普及・育成・
ワークショップ
創造・交流型
レクチャー
小中学生対象
若者向け(ポップスなど)/アダルト向け(ジャズなど)/その
他
演劇/ファミリー向け/朗読/人形劇/児童劇
合唱/演技/ダンス/身体表現/舞台技術
講座/講演会・講習会/シンポジウム
各種ワークショップ/各種レクチャー
■美術系
事業種別
分野
ジャンル詳細
鑑賞型
絵画/工芸・建築・インテリア・ライティング/写真
普及・育成・ ワークショップ
こども・大人・身障者・学生 など
創造・交流型 (対象限定型)
(絵画/工芸・建築・インテリア・ライティング/写真)
ワークショップ
ゴールデンウィーク・夏休み・フェスティバル期間など
(期間限定型)
(絵画/工芸・建築・インテリア・ライティング/写真)
12
2)図書館とのネットワーク
①図書館との連携事業
・ 中央図書館、大学図書館、他自治体図書館等との連携を視野に入れた事業展開を図る。
(4)施設貸出し事業についての基本方針
1)施設提供・利用者支援
①施設貸出しもひとつの事業として積極的に取り組む
・ 施設貸出しもひとつの事業(施設貸出し事業)と位置づけて、積極的な利用促進活動を行う。
・ 市民の自主的な芸術文化活動を促進する上で、施設の貸出しは重要な役割を担う。また、貸館
料金は施設の重要な財源のひとつでもある。
②施設を活かした事業のための支援を行う
・ 利用者に対して施設や設備の特色や機能を十分に伝えることにより、施設を活かした事業が実
施できるようにするための支援を行う。
・ 専門的な知識の乏しい市民団体などには、日常的な活動も含めた情報、資料の提供や発表会の
企画制作の相談、指導などの支援を行う。
(5)ネットワークの形成
1)事業実施体制
①管理運営主体を中心とする事業実施体制を構築する
・ 指定管理者制度を視野に入れて、積極的な事業展開に適した運営体制についても、今後調査・
検討を行う。
・ 事業の実施にあたっては、企画段階、実施段階の実施体制および事前評価、事後評価の体制な
ど、外部との協働や連携を検討する。
2)各団体とのコラボレーション(案)
①演奏家や演奏団体等との提携(事業提携契約等)
・ フランチャイズとしてはホール規模が小さいため、事業提携等の形を取り、公演の他、ワーク
ショップや、アウトリーチ(事業の出前)などを実施する。
②近隣大学音楽・美術系学部との連携
・ インキュベート機能を重視し、プロを目指す学生の活躍の場や市民との交流の場を提供する。
③専門家の事業への参画
・ 演目種別ごとの専門家を集めたボード(専門家委員会)を編成するなど、プログラムの選定や
事業実施に際し、専門家の協力を得られる体制を整備する。
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(6)開館記念事業
1)目的
■華々しいお披露目であるとともに、具体的な実践の第一歩
開館記念事業は完成した施設のお披露目であるとともに、本施設の基本理念や基本方針を事業
というかたちで広く内外に示すものである。開館記念事業の目的としては、以下の項目が挙げら
れる。
・新しい地域交流拠点の誕生を祝うお披露目
・建物の施設構成や機能など施設に関する情報の提供
・新施設の基本理念や基本方針、鶴川の地域文化の方向性の提示
・地域文化創造の発展の契機
・施設の使い方の例示による利用促進
・運営方法の確認および見直しを行うシミュレーションの機会
・ネットワークや支援体制の確認および見直しを行う試行の機会
2)実施期間
■「長期分散型」のスケジュール設定
開館の初年度あるいは開館から一年間をオープニングイヤーと位置づけ、半年から1年間の長期
間にわたって、事業を分散させて実施する。そのことによって、事業の準備期間が確保され、実施
結果を次の事業に反映しやすくなる。また、開館記念事業を翌年度以降の通年事業に継続させてい
くことも容易になる。
3)実施形態
①鑑賞・発表バランス型
広く市民の注目を集めるようなプロのアーティストによる鑑賞型の事業と市民の文化団体や
地元アーティストが舞台に立つ発表型の事業とをバランスよく行うことにより、芸術文化の裾野
を広げる。
②育成中心型
プロのアーティストを招聘する場合でも、「打ち上げ花火」的に大がかりな鑑賞事業を行うの
ではなく、プロと地域の文化団体や子どもたちとのジョイント公演、あるいは市民参加による市
民創造型事業などを増やすことによって、市民が主役であることを印象づける育成中心型という
方法も考えられる。
4)実施方針
①長期間にわたる開館記念事業
次年度以降の事業プログラムに配慮しながら、「オープニングイヤー」として長期間にわたっ
てオープニングプログラムを実施する。
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②イベントの恒例化と季節感の創出
多年度に及ぶシリーズ型のイベントは、シリーズの第1回目として実施する。同様に、毎年季
節感が感じられるようなイベントを恒例化し、同時期に行うことにより話題づくりに繋げる。
③分散型の事業配分
イベントの実施時期を分散させ、イベントの前後には十分な準備期間と実施した事業の検証を
行う期間を設ける。ひとつひとつのイベントを確実に実施し、次のステップに繋げる。
④あらゆる形態の事業計画
鑑賞、普及育成、創造、交流、複合等、あらゆる形態の事業をバランスよく計画することで、
市民は観客・出演者・参加者・スタッフ等として参加することにより、本施設と親しみ、芸術や
地域文化への興味や理解を深める。
⑤様々なジャンルの事業計画
施設や機能を最大限に活かし、音楽・演劇等の舞台芸術や美術などの芸術から市民活動にいた
るまでの様々なジャンルの事業を計画することで、幅広いジャンルの芸術文化や地域文化とふれ
あう機会をつくる。
⑥ネットワークの形成や協働(コラボレーション)の促進
地域間ネットワーク、施設間ネットワーク等の形成や芸術家や管理運営組織と市民団体とのコ
ラボレーションにより地域全体の活性化を目指し、日常的な賑わいを創出する。
(7)プレイベントの基本方針
1)目的
■開館後のスムーズな運営を実現するための基盤整備
プレイベントは、本施設の開館後のスムーズな運営を実現するための基盤整備を目的とする準備
作業である。
①期待を高める(パブリシティ効果・マーケティング戦略)
・施設への関心と認知度アップを目指して、本施設の方向性を広く市民に告知し、期待感を高め
ていく。
・これまで文化活動に参加した経験のない市民も自然に参加できるようなプログラムを用意し、
文化に関心を持つ市民層の拡大を図る。
・宣伝媒体の選択や宣伝方法のあり方などパブリシティ効果のシミュレーションを行うとともに、
マーケティング戦略のひとつとして位置づける。
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②仲間の輪を広げる(囲い込み・組織化・ネットワークづくり)
・行政内部に向けたインリーチ活動、外部に向けたアウトリーチ活動の一環としてプレイベント
を実施し、仲間の輪を広げる。
・市民団体やマスコミなどとの協働(コラボレーション)で推進することにより、開館後の連携
体制の確立をめざす。
・アウトリーチの対象としては、一般市民、文化団体・市民団体、放送局、新聞社などのマスコ
ミ、芸術関係者などが挙げられる。
③ノウハウを蓄積する(スタッフ育成)
・プレイベントは貴重な実地トレーニングの場であり、企画・制作、組織体制、事業内容、実施
方法など開館後の事業実施の試行として、様々なノウハウを蓄積する。
2)実施方法
■トライアンドエラー方式
・開館前の試行段階として様々な試みを行い、その結果を次に反映させる。
・プレイベントの実施にあたり、事前の準備として目標設定を行う。
・業終了後にはその評価をし、次への課題を明確にする。
3)年次計画(スケジュール)
プレイベントの実施にあたっては、平成24年のオープンまでの期間を3段階に分けて実施する。
第一段階「計画策定段階」(平成22年度)
平成22年度は管理運営計画策定の段階であり、プレイベントは開館後も含めた全体の事業計画
の中での位置づけを明確にしておく必要があるため、プレイベントの計画を立案し、策定する段
階とする。 また、建設工事の進捗に合わせ、広報宣伝活動の一環として、可能な範囲で実施し
ていく。(愛称募集等)
第二段階「実施段階」(平成23年度)
平成23年度は開館準備作業の主体が管理運営組織に移行し、プレイベントの実施体制の主体が
明確になるため、本格的な実施段階に入ることができる。 プレイベント事業の目的のひとつで
ある「組織化・ネットワークづくり」については、先行して友の会などの組織づくりをスタート
させる。 また、既存の市の文化事業や市内や近隣の文化施設での事業に対するネットワーク作
りの働きかけなど、翌年度からの本格的な事業展開に向けて事前の作業を行う。
第三段階「移行段階」(平成24年度)
平成24年度には施設が完成する。完成してから本格的な運用がスタートするまでの期間は、
施設の見学会や音響測定等を兼ねたテストランを行い、スタッフのトレーニングなどの準備を
行う移行の段階である。
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4)プログラム
一人でも多くの市民に施設を知ってもらい、施設に対する理解を深め、開館への期待感を高めて
もらう活動を開館に先駆けて地道に行っていく必要がある。
①普及型[レクチャー・セミナー・シンポジウム]
・夜楽塾
・施設見学会(工事期間中、引渡し後)
②創造型[ワークショップ・公開レッスン]
・各種ワークショップ
・ホールスタッフ養成講座(技術スタッフ・フロントスタッフ)
③情報型
・機関誌、紙の発行
・ホームページの開設、運営
・CATVの番組制作
・新聞、雑誌での特集記事の企画、執筆
④ネットワーク型[既存イベントへの参加、協賛]
・地域の既存イベントとの連携
・既存他施設との連携
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3.組織方針
複合型文化施設である本施設の設置効果を高める上で、組織体制の整備は最も重要な課題である。
ホール・図書館・コミュニティの各施設の三位一体の運営を実現するためには、それらの連携体制を
整え、オンリーワンの施設としてのイメージ形成、組織体制の構築が必要不可欠である。本施設は設
置効果を最大限に高める組織体制を整備することにより、利用者の利便性向上に心がけ、さらに市民
から長く愛される施設となることを目指す。
(1)運営方式の詳細検討
1)管理運営組織の基本方針
管理運営組織は、複合施設の特性を積極的に活かした一体運営ができる組織とすることで、各機
能のスムーズな連携を図る。
・ 管理運営組織は施設の要である設置目的、事業計画を実施していく上で最も適した運営
方式を選定する。
・ 専門家を適材適所に配置することを検討する。
・ 一体的な運営に配慮し、全体を統括するため、3部門(ホール機能、図書館機能、コミ
ュニティ機能)の統括、調整を行う方法を検討する。
2)本施設を構成する各機能の役割
市役所駅前連絡所
所管
市民部
図書館
教育委員会
ホール・コミュニティ
文化スポーツ振興部
文化振興課
運営者
市民部
教育委員会
生涯学習部
業務内容
・戸籍、住民基本台帳及び印鑑登
録に係る証明書の交付。
・外国人登録に係る証明書の交
付。
・妊娠届の受付及び母子健康手
帳の交付。
・各種ポスターの掲示及び配布物
の配布。
・各種公簿に基づく証明。
・市・都民税の課税・非課税証明
書及び市・都民税等の納税証明
書の交付。
指定管理者
図書館
・図書・資料の収集、整理、保存、
管理
・図書の貸出・返却
・資料・文献等の取り寄せ
・コピーサービス
・リファレンス
・ボランティアとの連携
など
・文化事業の実施
・貸館業務
・総合受付
・コンシェルジュ機能
・市内各種機関との連携
・市民参加活動の窓口機能
・全館の施設維持管理統轄
(ビルメンテナンス)
など
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3)運営組織【モデル図】
市
文化スポーツ振興部
文化振興課
市民部
各施設調整組織
行政窓口
(企画調整会議など)
※事業等統轄
コミュニティ部門
本施設
指定管理者
施設長
※施設維持管理統轄
・各機能の代表
・市文化振興課
・市民参加組織代表
市民
教育委員会
ホール部門
図書館部門
市民参加組織
市民活動団体
文化団体
利用者
4)会議体の運営
① 各施設調整組織(企画調整会議など)
a.設置主旨
・ 本施設の 3 つの機能の連携を図る上で重要な事項等について、報告・確認を行う。
・ 施設の規則や施設管理上の問題があれば共有し、各機能における改善策等についても情報
共有を図る。
b.委員構成
・ 各機能の代表者
・ 市民参加組織の連絡会議(後述)の代表者
・ 指定管理者を所管する部署(文化スポーツ振興課を予定)
c.会議頻度
・ 定例会は四半期ごとに 1 回(年 4 回程度)
・ その他、必要に応じて臨時の会議を開催
d.内容
・ 各施設の事業等に関する報告(計画の提示、結果の報告等)
・ 連携が必要な事業等の確認
・ 全館イベント等に関する進捗状況の報告
19
等
② 市民参加団体連絡組織
a.設置主旨
・ 市民の発意による自主的な活動を、必要に応じて行政が支援できるよう、また、市民活動
スペースが有効に活用されるよう、利用者等に自主的に連絡組織を設立してもらい、自主
的な活動環境の整備を促す。
・ 活動団体の取りまとめや、事業ごとの活動等に際してはワーキンググループを設置するな
ど、会議等を通して適宜ルールの整備を行いながら、自主的に活動してもらえるよう促す。
・ 代表者に各施設調整組織に参加してもらい、市民参加組織の代表としての意見を求める。
b.委員構成
・ 今後の市民との協議による。但し、幹事等は組織の膠着化を防ぐため、任期を決め、再任
を行わない方針で、利用者への公平性・平等性に配慮することが望ましい。
・ 指定管理者、あるいは行政の所管課は必要に応じて出席する。
c.会議頻度
・ 今後の協議による
d.内容
・ 施設の利用に関する協議
・ 市民参加組織の各活動状況について
・ 全館イベント等の市民が主体的に参画する事業に関する協議
・ 指定管理者、所管課等との協議事項等の確認
等
5)市民参加のあり方
① 市民参加組織の活動主旨
市民参加はあくまで、市民の発意による自主的な活動であることが前提であり、その活動を
行政が必要性や活動主旨に応じて支援する体制であることが望ましい。地域への公益性が高い
活動や、本施設の設置主旨に合致した活動等を、運営主体や行政が支援できる方法を、活動内
容に応じて検討していくことが望まれる。
② 参画方法の協議
本年度までのワークショップ等においても、本施設で何らかの活動を行うことを希望する市
民が多かったが、具体的な参加方針は決定していない。そのため、開館に先駆けて、市民ワー
クショップの参加者や、地域で文化活動に取り組む団体等を対象に、参加方法に関する協議を
行う方法について、早急に検討を行う必要がある。
検討に際しては、市が事務局となり会議体をスタートさせるが、市民参加の主旨に従い、市
民主体の活動に取り組みやすいよう、スムーズに体制を移行できるように検討することが望ま
しい。
20
(2)施設(建物)維持管理
1)施設(建物)維持管理の基本方針
施設全体の施設(建物)維持管理は指定管理者の業務範囲として一本化し、一体的な施設管理を
行う。本施設の施設長は施設維持管理部門の統括者とし、維持管理の側面から施設全体の調整等の
業務を行う。
2)主要な施設(建物)維持管理項目
主要な施設(建物)維持管理項目は以下のとおりである。
・施設警備業務
・施設清掃業務
・施設衛生管理業務(冷温水器保守点検、受水層・排水層保守点検、消火設備保守点検、等)
・施設管理業務(設備機器運転管理、空調設備保守点検、消火設備保守点検、等)
・電気設備管理業務(電気設備定期点検、エレベーター保守点検、自動扉保守点検、等)
・舞台設備等管理業務(照明設備保守点検、舞台機構保守点検、音響設備保守点検、等)
・楽器備品管理業務(ピアノ保守点検、等)
・植栽管理業務
・その他業務(舞台技術業務、事業実施業務、等)
(3)専門家の参画
1)専門家の参画の意義
①独創的で質の高い事業運営の実施
長期的な視点と高い芸術的判断から、先進的な芸術作品の上演、創作が可能である。また幅広
いネットワークを活かして、共催・提携などの事業プログラムを構成することが可能である。
②専門的な知識、技術、ノウハウの市民への還元
施設において、市民の上演に伴う様々なアドバイスや、管理運営への市民参加等に対して、制
作・学芸・技術等の様々な専門的なノウハウを市民に対して還元することが可能である。
2)専門家の構成
各分掌業務の責任者に専門家を置き、チームを組んで実働的な体制を整えることが重要である。
そのチーム構成のイメージは以下である。
責任者
(プロデューサー等)
制作チーフ
独自の作品の制作、事業プログラムの構成等
事業運営の主軸を担う。
学芸チーフ
市民向けのワークショップや、市民参加事業の企
画など、普及・育成事業の主軸を担う。
技術チーフ
質の高い舞台芸術の技術的な支援。創造的な立場
での技術者。市民への専門技術の還元を行う。
21
3)専門家の参画の手法・手順
専門家の参画は、独自の作品・事業プログラムを構成する実働力の高いプロデューサー的立場の
人材を、まずは責任者として採用し、その後、プロデューサーを支えるチームを構成することが重
要である。その採用に関して、二通り考えられる。
・予め専門家を市が起用する場合
・指定管理者候補に提案を求める場合
①予め専門家を市が起用する場合
(2)指定管理者候補に提案を求める場合
適切な人選
市が自ら適切な人選を行うことができる
人選が指定管理者に委ねられる
専門家のチームづくり
組織の中心的人材を後から指定管理者に
参画させるので、十分な調整が必要。
指定管理者による提案なので進めやすい
指定管理者との関係
参画のタイミング
管理運営計画への参画
事務局の作業
指定管理者決定と専門家参画とのタイミ
ングがずれる可能性があり、十分な調整が
必要
早いタイミングでの採用が必要
参画できる
特異な手法といえ、業務基準の作成や各種
与件の整理等に十分な検討が必要となる
条件等の例)芸術監督が事業に出演・参画
する場合、事業費からも支払いが発生する
かどうか等
指定管理者による提案なので進めやすい
指定管理者決定と同時の採用
参画できない
今までの指定管理者の選定と大きく変わ
らずに進められる
予め市が起用する場合は、市の主導によって専門家を広い選択肢から選ぶことができ、計画段階
から参画できる。その反面、専門家チームと指定管理者との関係に十分な調整が必要となる。指定
管理者候補に提案を求める場合は、指定管理者の中で違和感のない専門家のチームが構成される。
一方で、指定管理者の応募があっての専門家なので選択肢が少ないことと、市が主導的に専門家を
採用できない点が挙げられる。
4)専門家の人材
事業運営のプロデューサーという立場での人材は、以下の立場が考えられる。
・積極的な事業運営を展開している劇場・ホールの事業担当
・上演団体側の制作担当
・メセナ(芸術文化支援)や自主的な文化活動を積極的に展開している企業の担当
・制作会社の担当
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(4)組織整備計画
■各運営形態におけるスケジュールのパターン例
平成 22 年(2010)
建設
平成 23 年(2011)
●竣工
建設工事
●設置条例・
施行規則制定
運営
管理運営計画
策定
指定 ●議決
管理者 ●協定締結
選定
準備
開館準備期間
23
平成 24 年(2012)
●プレ開館 ●開館(10 月)
●貸館
受付開始
指定管理期間
4.施設管理方針
施設管理の方針を決定する場合、利用者には「利用のしやすさ(管理運営の柔軟性)が、指定管理者
にとっては「管理のしやすさ」が重要となる。両者のバランスに配慮し、明確な原則を決めつつ、柔軟
な対応も可能な制度設計を検討することが求められる。
(1)施設管理の基本方針
施設管理計画は、設置目的を実現しながら、市民が心地よく利用できることに重点をおいて計画
する。
1)わかりやすい利用規則の設定
本施設は、3部門(ホール機能、図書館機能、コミュニティ機能)が一体となった複合施設で
ある。複合施設のメリットを活かしながらも、既存施設等との連携に配慮した、わかりやすい利
用規則を設定する。
2)柔軟な利用規則の見直し
「管理しやすい施設」ではなく「利用者にとって使いやすい施設」にすることを基本とし、開館
後に利用者やスタッフの声を規則に反映させながら、定期的に利用規則の見直しを図る。また、
施設の稼働状況等をかんがみ、利用規則と利用者の利便性とを比較しながら、適正な規則設定を
行うよう配慮する。
(2)施設利用に対するサービス
利用者にとって使いやすい施設でありながら、運営主体の財政状況やスタッフの労働環境に配慮
した運営を行うためには、受益者負担とサービスの境界を明確化し、利用者の理解を求める必要が
ある。その上で、スタッフは利用者の相談に対しアドバイスを行い、必要に応じて専門業者を紹介
する等のフォローを積極的に行うものとする。
(3)利用規則の検討
施設運営の基本方針を踏まえ、利用規則の基本方向については次のとおりとする。次年度に詳
細に検討し、その結果を施設の設置及び管理に関する条例や施行規則等に反映していくものとし、
人員配置・収支計画等を考慮して調整を行う。
1)施設全体の開館時間及び閉館時間
8:30~22:00
2)施設全体休館日
・ 毎月第 1・第 3 月曜日
・ 年末年始(12/29~1/3)
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3)各施設(ホール・図書館・市役所出先機関)の利用時間(市内類似施設の事例に基づく素案)
各施設の開館時間は、既存の各施設設置条例等に準じた設定とし、それぞれの利用時間、休館日
等は以下のとおりとする。
市役所駅前連絡所
図書館
平日
土日
8:30~19:00
10:00~17:00
火・水・金
10:00~20:00
木
10:00~17:00
10:00~17:00
ホール
9:00~22:00
9:00~22:00
コミュニティ
9:00~22:00
9:00~22:00
個別の休館日
毎週月曜日
第 2 木曜日
(4)利用料金の設定
1)受益者負担の原則
施設の利用に際しては「受益者負担」を原則とし、市民の理解を得られるよう取り組む。また、
市民・行政などを問わず、すべての利用者が公平、平等に利用できるような利用金設定とする。
2)減免制度の検討
安価な施設利用料金の設定に関する要望が今後想定される。しかしながら、特定団体の優先や
安易な減免は、運営の公平性・公益性を欠くのみならず、運営主体の財政状況を圧迫し、更には
スタッフの労働環境の劣化につながる恐れがある。そのため、原則として減免を避け、市民・行
政ともに公平な利用を促すよう務める。
(5)その他の規則について
その他の規則については、他施設との連携にも配慮しながら、本施設に最適の規則を設定し、
実際の運営を通して、随時見直しや改定を行う。
(6)施設管理システムの検討
既存施設の設置条例と併せて見直しを行い、設置条例・条例施工規則制定に向けて、適切な予
約方法等を含めた管理運営システムを決定する。
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5.広告宣伝方針
施設の方針や理念を広く知らせ、一人でも多くの市民に理解を得てもらうことは、施設を長く運営
していく上で重要なカギとなっていく。広報宣伝にかける費用について、無駄な出費という指摘をされ
がちだが、施設の運営方針を広報宣伝を通して伝えていくことは、運営上重要である。そのため、少な
い費用で効果的な広報活動を行っていくことの重要性を認知してもらえるよう努めることが望まれる。
(1)広報宣伝活動の基本方針
1)認知度の向上
鶴川地域内外の住民の認知度を高めることを目的として、定期的かつ継続的な広報宣伝活動を行
う。
2)施設イメージの確立とアイデンティティの形成
開館以前の広報宣伝計画としては、施設の構成・機能といったハード面、運営に関わる基本的な
方針、市民との協働を含めた総合的な運営体制、各施設を使用する事業計画などのソフト面の両面
について、共通認識の形成と理解を促す。
3)地域文化情報の発信
単なるイベント情報にとどまらない、地域文化の総合的な情報発信を行い、利用者と本施設との
双方向のコミュニケーションを確立するような広報宣伝活動を展開していく。
(2)検討段階の広報
1)意図・目的
施設の検討・建設段階における広報活動の意図・目的は、基本方針に基づき、館を設置する上で
十分な議論がなされていることの報告、設置に向けて市民の理解を得ていくための準備にある。
2)具体的な手法
①愛称募集
・他施設との区別化、個性化
・人々の参加意識の高揚
・施設への愛着感、親近感
・選定作業を通じた市民への周知
②シンボルマーク、ロゴタイプの選定
・施設のイメージを一目で伝達
・他施設との区別化と認知度の向上
・各媒体での統一感を維持
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③仮パンフレット、本パンフレットの作成
・開館告知と施設概要の周知
・事業運営の方向性を表明
・施設利用営業、事業誘致の宣伝材料
④ホームページの立ち上げ・管理
・計画についての情報提供
・市民参加についての情報提供
・市民の意見の聴取
・施設イメージの伝達・定着
⑤機関誌・紙の発行
・事業に対する市民の期待を高揚
・文化情報を開館前から発信
・各文化団体の施設への理解を促進
⑥専門誌、一般紙等への情報掲載
・計画についての情報提供
・市民参加についての情報提供
・プレイベント、開館記念事業についての情報提供
・施設開館を地域・全国に周知
・プロモーター等へ施設をアピール
・全国の愛好家への開館記念事業の告知宣伝
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6.収支方針
劇場、ホールといった文化施設は、民間でも設置され、運営が行われていることや、高額な入場料を
徴収することなどから、公立文化施設は公共の福祉を増進する目的で設置される「公の施設」でありな
がら、
「赤字運営」を指摘されることが多い。また、指定管理者制度の導入目的として「コストの削減」
が挙げられていることからも、経費の削減が重視される傾向がある。そのために、人員が削減されたり、
事業の実施回数が減少したり、本来の設置目的を実現できない状況も見受けられる。
指定管理者制度の導入目的のもうひとつの重要な目的は、「サービスの向上」であり、利用者となる
市民に対するサービスの低下を招くようなコストの削減は、指定管理者制度の本来の趣旨に反する行為
である。とはいっても、限られた予算を有効に使うことも重要であり、無駄な経費を抑えることや市か
らの指定管理料だけに頼るのではなく、国や文化芸術関連団体などからの補助金等の資金調達を行い、
収支バランスを改善することは指定管理者の責務である。
本施設の管理運営にとって最もたいせつなことは、安定的、かつ継続的に本来の設置目的を実現して
いくことであり、そのためには施設の管理運営の基盤となる財政についても、明確な方針が必要となる。
必要な経費については設置者が担保し、さらにサービス向上のために、指定管理者には収支バランスの
改善を求めていくことが望ましい。
収支状況については、施設が安全で安心して利用できる状態が保たれているかという維持管理面、お
よび自主事業や施設の貸し出しが適切に行われ、市民にとって、利用者にとって満足度が高いかといっ
た施設運営面での評価との相関によって、定期的に評価すべきである。また、その結果については、施
設の存在意義を示すためにも、広く情報公開を行うべきである。
(1)収支の基本方針
管理・運営に関する収支については、次の項目を基本方針とする。
1)運営主体の経営努力が反映できるシステム
利用料金収入が運営主体の収入となるように利用料金制を導入し、利用促進の努力が運営主体
側にとってのインセンティブとなるシステムとする。また、利用者サービスの向上につながる新た
な経営資源の開拓などにより、運営主体の経営努力が活かせるように、運営主体の自由裁量権の範
囲を拡大することを検討する。
2)文化行政の考え方を担保するシステム
運営に係る費用を、施設の維持・管理に関わる経費と自主事業に関わる経費に分け、それぞれ
のバランスを考える。施設維持・管理費は固定費であり、実費精算を基本とする。また、自主事業
は事業収入、利用料金収入、市以外からの補助金や助成金など、運営主体の経営努力によって得ら
れた収入で支出とのバランスをとることを原則とする。しかし、この場合には、収益性の高い事業
のみに偏るおそれもあるため、事業内容については、市の文化行政の方針を反映できるように、毎
年行うべき事業に関する最低基準を設け、収益が期待できない非採算事業については、行政が実施
に係る費用負担を検討する。
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3)民間的な経営手法の導入
公益法人、NPO 法人などの運営主体については、市からの委託料に依存しすぎることなく、民
間的な発想や経営ノウハウを導入し、住民サービスの拡充を図りながら、効率的・効果的な管理・
運営を行う。
(2)収支項目の整理
収入および支出については、以下の項目に分類される。
■収入の項目
大科目
中科目
小科目
事業収入
自主事業収入、
利用料金収入など
受託収入
施設管理受託収入、助成金収入など
雑収入
受取利息、雑収入など
■支出の項目
大科目
中科目
小科目
事業費
自主事業費
会議費/通信運搬費/印刷製本費/賃借料/委託費など
貸館事業費
消耗品費/修繕費/光熱水費/賃借料/委託費など
人件費
給料手当/臨時雇賃金/福利厚生費など
管理運営費
会議費/旅費交通費/通信運搬費など
管理費
予備費
予備費
本施設は、「公の施設」として設置されることから、採算性が優先されるわけではない。一般的に公
共ホールでは、営業努力でカバーしきれない施設の維持管理や人件費については、長期安定財源として
の受託収入(市の財政支出)でまかなっている状況となっている。本施設では、事業運営や維持管理な
ど必要な経費に関しては、常に経営努力が働く仕組みを採用し、近年増加してきている公的及び民間で
の助成制度等(*下記の表参照)を活用し、財政負担を軽減するとともに、より質の高い公共サービス
を市民に提供していくこととする。
(3)収支試算
収支試算にあたっては、収支バランスを意識する運営目標を反映し、収支の試算を行う。
運営収支については設計の進捗状況に合わせ、最新の図面からランニングコストを予測し、同時
に組織体制や事業方針の決定に合わせてこれらの支出もあわせた想定を行うことが望ましい。
また、収入分の試算については、チケット収入や各種助成金の獲得目標を明確化し、収入分も見
込んだ実質負担額の想定を行う。
29
7.開館準備業務の流れ
管理運営計画の策定後、開館までに行われる業務は多岐にわたるが、その中でも主要な項目は以下の
とおりである。
(1)施設設置条例の制定
施設設置条例では、施設の正式名称や基本的な規則(利用時間、閉館日など)等を定める。また、
運営主体の基本的な方針も設置条例の中で示されるため、管理運営計画策定後、できるだけ早い段
階での設置条例制定を目指す。
(2)愛称の決定
設置条例に明記する本施設の正式名称のほか、一般的に呼びやすい愛称を決定する。できるだけ
早い段階で公募、決定し、開館に先駆けて愛称が定着するよう努める。
(3)施設開館広報の実施
本施設の開館を広くアピールし、開館に向けた期待感を高める広報活動を行う。広報活動を通し
て市民との相互コミュニケーションを図り、市民参加に繋げる。開館後の施設稼働率を高めるため、
貸館に関する広報活動についても、決定次第随時行う。
(4)貸館受付開始
運営主体の決定以降、十分な準備を行ってから貸館受付を開始するには、規則に定める 13 ヶ月
前では難しいことが予想されるため、十分な広報等を行った上で、しかるべきタイミングで貸館
の受付を開始する。
(5)オープニング事業の実施体制の整備
事業計画で定める、オープニング事業の実施方針を目安にしながら、オープニング事業や開館式
典等の企画・制作を行う。
オープニング事業に際しては、鑑賞型事業については出演者の選定等を早期から開始する必要が
ある。また、市民参加型事業については、参加する市民との関係構築を早期から行う必要がある。
そのため、運営主体の策定や職員の配置等をできるだけ早く行うことが望まれる。
30
資料2
(仮称)町田市鶴川駅前公共施設管理運営計画に向けた市民ワークショップからの意見の
(仮称)町田市鶴川駅前公共施設管理運営計画(案)への反映
【1.施設基本コンセプト】
意見
近代的な商業施設と古くからの商店街の共存
道路が狭いところが多く、交通が不便
町田市内の交通機関は不自由。交流がしにくい。
川の水が汚れている
町田市鶴川は緑が多い。川がキレイ。
鶴川駅前に観光案内所がない
歴史・文化の保存・伝承に力を入れていない?
文化人、芸術家が沢山いて、歴史もある街
「鶴川駅」と明記する
(もちろん排他的にならずに)
回
WS1
管理運営計画(案)への反映
p.1 (2)基本コンセプトの策定
1)施設の基本方針 ①
皆さんのご意見を参考に、町田市
や鶴川エリアの現状をふまえた表
現に変更しました。
WS5
鶴川地区の歴史・伝統・遺産を子ども達へ継承、育成
音響の良いホールがない
練習室のピアノの音が悪い(町田市民ホール)
WS1
p.2 (2)基本コンセプトの策定
1)施設の基本方針 ②
現状をふまえた表現に変更しまし
た。
WS1
WS5
p.2 (2)基本コンセプトの策定
1)施設の基本方針 ③
WS5
p.2 (2)基本コンセプトの策定
1)施設の基本方針 ④
町田ゼルビアが頑張っている
坂が多く高齢者には生活しにくい
地元の大学との文化交流
行政改革を含むまちづくり!多様なニーズ
日曜日なども行政窓口がオープンして利用しやすく、
コンビニで住民票と印鑑証明が取れる見込み
鶴川市民文化センターでは
利用者たちの連携活動がなかった
市民活動に意欲的な住民が多く、
サークルの先達に恵まれている
自律的な市民を育んできた力強い町
ベッドタウンであり、
町田にあまり興味のない住民もいる
今までは、よそから来て町田鶴川に住んだ人達が
多かったが、若い世代は町田鶴川生まれで、
これからは「わが町、ふるさと」となるでしょう
障害者施設が多く、福祉関係が他の市より発展している。
公共施設がバラバラで不便な町
市民の文化活動を受け入れる設備が貧弱
小中学校で合唱がさかんで、社会人のサークルもある。
町田市内の小中学生の合唱は素晴らしい。
コンクールで入賞している。
交通(鉄道)の便がよく、人が集まりやすい。
町田駅に近い。新百合ヶ丘駅にも近い。
封建的でない(転入者にもやさしい)
都心まで便利(時間がかからない)
麻生地区・鶴川地区・町田市街地の
文化拠点をつくる
WS1
WS1
WS5
p.4 (2)基本コンセプトの策定
2)施設運営の基本理念 ③
多様な方が住まい、活動する鶴川
エリアの現状を踏まえた表現に変
更しました。
p.5 (2)基本コンセプトの策定
2)施設運営の基本理念 ③
鶴川エリアの立地的な特性をふま
えた地域まちづくりを行う表現に変
更しました。
【2.事業方針】
ご提案いただいた事業はすべて、実際の事業計画を行う際の参考にさせていただきます。
貸館で行うことが適当な内容、自主事業で行うことが適当な内容など、様々なご意見を
お寄せいただいた中で、運営主体が行う事業として適切なものを実施できるよう、
運営主体に要望して参りたいと思います。
機能
複合
意見
回
ロビーコンサート
(こどもの日、敬老の日など)
ロビーコンサート(市民を主としたもの)
クリスマス向け(12月)
星空コンサート(ホール)+展望会(屋上)
+図書館での資料展示
↑クラシックと天文の共通点
絵本を題材にした子どもコンサート
WS2
WS2
WS3
追加提案
WS3
追加提案
文学とドッキングしたコンサート(例:八木重
WS3
吉とその合唱作品、ゲーテの詩とドイツ歌
追加提案
曲)
ホールで大人の演奏会などがあった場合、
図書館で子どものためのお話会などを
連動させる。
WS3
追加提案
ホールと図書館機能:同じテーマでの
WS3
演奏会・オペラ・ミュージカル演奏会
および展示
追加提案
鶴川or町田在住の演奏家によるレッスン会
WS2
町田にある劇団と組んで
WS2
演劇ワークショップなどできないか?
ホールに来られない人に音楽の出前をする p.2-(2)アウトリーチコンサート
1)-③
(病院とか高齢者施設)
追加提案
感性の育つ時期にある子どもたちに
WS3
良い音楽に触れてもらう学校向けアウトリー
追加提案
チ
美術講座、ワークショップを
施設機能の合同で行う。
(例:リハーサル室・多目的室で
デッサン研修会)
地域の文化人・芸術家の作品展示説明会
WS3
追加提案
WS3
追加提案
毎月1テーマで、コミュニティ・ホール・図書
館で
各々の取組みをする 例)環境をテーマに
地域の文化人・芸術家の
作品展示と講演会開催。
展示機関と講演会を合わせる。
オープンハウス
音楽団体などに特化しない、
一般市民が音楽参加できる演奏会をする。
アジアの舞踊や食のフェスティバル
(留学生参加)
WS2
WS3
追加提案
WS3
追加提案
WS3
追加提案
事業方針 - 1
WS2
管理運営計画(案)への反映
p.6 (1)事業方針
1)全館の実施方針
機能
意見
回
全館あげての芸術フェスティバル
1つのテーマで本・絵・音楽・講演を展開する
多面的イベント
納涼フェスタ(8月)
文芸作品の展示会を全館のスペースで行う
(ホール等、無理なところは除く)
ホールやコミュニティイベントと連動した
資料展示→鶴川フェスティバル
大学の留学生が参加したり、
住民と交流するなど、市民と学生の
交流はいろいろ考えられます。
グリーン活動をテーマ(ホールで田園演奏
会)(図書館で関連本)(コミュニティでJA)
作品の展示(全館)
WS2
地域の文化・歴史の記念日
しんゆり映画祭への協力・参加(10月)
明治維新をテーマ
管理運営計画(案)への反映
WS2
WS2
WS3
追加提案
WS3
追加提案
WS3
追加提案
WS3
追加提案
WS2
WS3
追加提案
WS2
WS3
追加提案
音楽会で演奏される作曲家や演奏家
についての講演会や本の展示などを
3つの機能で行う。
読書週間などに図書館やコミュニティ施設で
おはなし会や作家による講演会、映画会、
大人向けブックトークなどをして
フェスティバルにする。
WS3
追加提案
テーマ:「音楽を楽しむ」
<ホール>コンサート
<図書館>その演奏家や作曲家や
WS3
楽曲の資料等のコーナーを設ける
<コミュニティ>演奏家による
ワークショップのようなもの。
(練習室で楽器演奏指導、指揮者体験や楽
追加提案
器や作曲家のウンチク講座を設ける等。)
ホール
音楽をテーマとしていろいろな人が多様な
方面で関われるようなイベントを企画する。
テーマを季節としても楽しいかも…
WS3
<ホール>クリスマスコンサート
<図書館>クリスマスおはなし会
<コミュニティ>
クリスマス会やいろいろな団体が知り合う 追加提案
カフェの開催 等
情報事業にペーパーだけでなくネットでも
WS2
(ホームページなど)
p.7 (1)事業方針
新人デビューコンサート
WS2
2)ホール部門の実施方針
ピアノ・ヴァイオリン・声楽 etc
クリスマスコンサート(12月)
WS2
プラネタリウムもどき(7月)
WS2
若手落語家の独演会
WS2
事業方針 - 2
機能
意見
回
真打昇進前の寄席(4月)
室内楽の夕べ(カルテット、ソロ)
一流演奏家の演奏は基本だと思います。
WS2
WS2
WS3
追加提案
声優ポップ、まず300人集客力はある。町田
WS3
はアキバ系の集積が多く一方ギャラが安
い。コストパフォーマンスが高い。駅前立地
活用。
追加提案
WS3
コンサート
追加提案
ホール規模に合わせた
WS3
著名な演奏家の演奏会、
良い音楽を聴く会
追加提案
WS3
小型で高機能のホールの機能を考えて、
小規模な演奏、ソロ、室内楽
追加提案
WS3
本当の優れた音楽が聴ける事業。
追加提案
WS3
プロの公演
追加提案
WS3
プロの演奏会
追加提案
地元に住む音楽家は多いようですが、
WS1
余り知られていない
夏休み子ども向け音楽会や映画鑑賞会
WS2
町田在住・出身の音楽家(各ジャンル)を
WS2
月毎に紹介していくコンサート
WS3
新人演奏会
追加提案
WS3
子ども対象のコンサート
追加提案
WS3
一流の演奏家の活動
追加提案
中間のセミプロ、
WS3
音楽活動に従事している人々の活動
追加提案
舞台・客席と分かれないで、皆が一体となっ
て歌う“みんなで歌いましょう!”のようなコ
WS2
ンサート
合唱団演奏会 プロ・アマ問わず
WS2
オペラ プロアマ限らず
WS2
室内オーケストラ公演 プロアマ限らず
WS2
開館記念コンサート(9月)
WS2
WS3
中世の小楽器の復元でコンサート
追加提案
WS3
中国や韓国、アジアの国々の音楽を
楽しむコンサート
追加提案
WS3
鶴川のアーティストに日替りで
コンサートなどしてもらう
追加提案
クラシック音楽鑑賞入門
WS2
レクチャーコンサートシリーズ(歴史+音楽)
ホールのピアノを弾く
WS2
ホールのバックステージツアー
WS2
アーティスト・イン・レジデンスの育成
WS2
小中学校の音楽コンクール
WS2
事業方針 - 3
管理運営計画(案)への反映
機能
意見
回
吟詠コンクール大会
NHKのどじまんに相当する
クラシックのコンクールを行う
WS2
WS2
小中高校のコンクール
アンサンブルマスターコース
若い芸術家を募って室内楽の塾を行う
ジャンルにとらわれないで本当に
優れた演奏を競う、
公平で正しい評価がなされるコンクール
音楽と歴史レクチャーコンサートシリーズ
地域の保健・福祉のための講演会
文化講演会
WS3
追加提案
WS3
追加提案
WS3
追加提案
WS3
追加提案
WS3
追加提案
WS3
追加提案
地元の子供達が参加できる
ジュニアオーケストラ等がない
WS1
鶴川駅前公共施設を拠点とした
弦楽アンサンブルを設立し
市民が参加する(レジデンスアンサンブル)
WS2
WS3
追加提案
このホールに拠点を置く弦楽アンサンブル
WS3
(小学生~社会人で構成)の設立
追加提案
鶴川の小学校、中学校の合同合唱コンサー
WS3
ト
追加提案
WS3
オープンハウスとしてバックステージを
地域の方に見てもらう
追加提案
「白熱教室」(NHK公開講座番組)
WS2
WS3
初心者の素人の発表の場、機会
追加提案
WS5
小・中・高・大学生の積極的な活用
一般市民による演劇を公募・上演する
WS2
WS3
市民によるコンサート
追加提案
ベートーベン第九鶴川コンサート
WS2
将来町田近郊合同(12月)
WS3
鶴川音楽フェスティバル
追加提案
地域住民と地元の
WS5
小・中・高校の交流を促す
地方のクラシックの活動。
事業方針 - 4
管理運営計画(案)への反映
機能
意見
回
次世代交流…老人会と幼児の
教育的交流を促す
WS5
WS3
追加提案
郷土芸能の発表会 後継者育成を含めて
WS2
ピアノ等の教室発表会
WS2
大学の音楽クラブ発表会
WS2
WS3
近隣大学の演奏会
追加提案
WS3
講演会、市民団体の練習・音楽会
追加提案
WS3
音楽以外で、武道の発表会(演舞発表会)
などにも使いたい
追加提案
地域の小・中・高・幼稚園の音楽・演劇発表
WS3
会
追加提案
WS3
地域の音楽サークル、舞踊、同好会の
団体発表会
追加提案
p.7 (1)事業方針
アニマシオン(子どものための集団読書法)
WS2
3)図書館部門の実施方針
図書館利用入門体験:
クラス単位でミニレファレンスクエスチョンも
WS2
(4月)
近隣教会の讃歌発表
図書館
管理運営計画(案)への反映
夏休み直前 市民による推薦図書プレゼン
WS2
(子ども向け) (6月)
秋の夜長に…市民による推薦図書プレゼン
WS2
(大人向け)(10月)
おかあさん向けに絵本の紹介講座
WS2
(手あそびなども)
テーマ別の本の展示
WS2
図書館の使い方講座
WS2
情報検索の講座(調べ物のやり方)
WS2
WS3
ホール事業の予習・復習ができる
テーマでの展示。
追加提案
WS3
読み聞かせ
追加提案
WS3
レクチャー
追加提案
WS3
1人の文学者にスポットを当てた展示
追加提案
WS3
子どもの定期的なおはなし会
追加提案
WS3
子ども対象の読み聞かせ
追加提案
WS3
文学講座
追加提案
WS3
ホールで音楽会があれば、その前後で図書
館専門コーナーをつくり啓発促進する
追加提案
WS3
小学6年生対象 図書館での情報検索入門
追加提案
事業方針 - 5
機能
意見
回
お話会講師要請講座
絵本読み聞かせ(適切な図書の推薦)
市民の個人的調査研究活動の支援
定期的な学習会の開催
資料の充実、調査、豊富な資料
画像による情報、多彩なメディア
WS3
追加提案
WS3
追加提案
WS3
追加提案
WS3
追加提案
WS3
追加提案
WS3
追加提案
WS3
追加提案
WS3
追加提案
おはなし会、映画会やブックトークなど、
子どもを読書にいざなう事業
作家を絞って展示。講演会など
大人を読書にいざなう事業
読み聞かせ→これはボランティアグループ
WS3
にやってもらうのでも良いのかもしれません
追加提案
が。
毎月テーマを決めて特集を組む
WS2
キャンドルナイトおはなし会
WS2
(環境関係の本などで)
怪談おはなし会(7月)
WS2
戦争体験を語り継ぐおはなし会(8月)
WS2
年齢別おはなし会(幼児向け・小学生向け)
現鶴川図書館では幼児~小学生まで
WS2
一緒なので
各施設の催しにあわせて本の紹介
WS2
(ブックトーク、展示)
WS3
鶴川に関する歴史~現在に至っての資料を
一ヶ所に集めてコーナーをつくる。
追加提案
WS3
鶴川図書館の展示。
追加提案
図書館はあるが本しかない!
WS1
リファレンスの充実。ガイド・ツアーで
WS3
使いやすく、豊富な蔵書の充実。
ポスト活用。PC・ネットの活用。
追加提案
WS3
地元に伝わる昔話コーナー
追加提案
立派なホールなど音楽環境に恵まれ、
また都心にも近く、一流演奏家、音楽家に
接することが可能な環境にあるので、
蔵書も近隣の音大生にも利用可能なもの
であってほしい。
中世絵画資料のレファレンス
他の機関との連携による資料の提供
WS3
追加提案
WS3
追加提案
WS3
追加提案
事業方針 - 6
管理運営計画(案)への反映
機能
意見
回
地域の芸術家の著作の叢書集展本館
(コーナー)
レファレンス活動の充実
図書館による新刊図書の紹介
読書
カンファレンスサービス
WS3
追加提案
WS3
追加提案
WS2
WS3
追加提案
WS3
追加提案
コミュニティ 3Fの屋上緑地を利用して展望会(星空)。
移動式プラネタリウム(多目的ホール)
町田の美術家とトークと作品鑑賞
地元の大学による市民講座 連続物も可能
地域活動を始めるための講習会(4月)
合唱入門→その後、サークル結成(4月)
秋祭り神社和太鼓競演・
鶴川地区高校和太鼓コンクール(9月)
短歌・俳句講座
環境月間の環境をまなぶワークショップ(6
月)
温暖化防止月間の
温暖化を学ぶワークショップ
大人向け・子ども向けなど(12月)
作家の講演会
体力測定と運動アドバイス
詩吟講座
夏休み子ども美術教室(7月)
夏休み創造力啓発子ども教室(8月)
学生や社会人のために
勉強スペースを設ける(12月)
芸術・文化活動 美術講座 短歌俳句教室
牧山桂子さんに講演会
鶴川村?を語ってもらう
管理運営計画(案)への反映
WS2
WS2
WS2
WS2
WS2
WS2
WS2
WS2
WS2
WS2
WS2
WS2
WS2
WS2
WS2
WS2
WS3
追加提案
鶴川に詳しいコンシェルジュの
育成も進めていく
WS5
季節によってバナーコンクールをする
WS2
母への手紙募集コンクール(5月)
父への手紙募集コンクール(6月)
障がい者と混じってクリスマスをテーマに
歌、音楽、手作り遊びなど企画(12月)
高齢者と子どもの交流
(囲碁、将棋、昔のあそび…)(1月)
WS2
WS2
WS2
WS2
健常者と障害者
親と子のムーブメント教室
(学生ボランティアあり)
料理入門教室
新住民歓迎!レクリエーション
ゴミの出し方・分け方・
市民活動の案内など(4月)
WS2
母の日 子どもが親を描いた絵を
募集して展示(6月)
WS2
WS2
WS2
事業方針 - 7
p.8 (1)事業方針
4)コミュニティ部門の実施方針
機能
意見
回
父の日 子どもが親を描いた絵を
WS2
募集して展示(7月)
定年退職した男性向けの料理教室
WS2
(調理室がないので机上講習で)
くらしの知恵を学びあう講座・ワークショップ
WS2
(干し野菜・漬物など)
子育て講座(幼児のお母さん向けに、
WS2
子供の生活や家事、おやつ、料理について)
バケツ田んぼ
WS2
講座の開催
WS3
(町田の歴史・文化について、環境につい
て、ふろしきの使い方 等)
追加提案
WS3
観光案内展。武相荘、小野路、ゼルビア、
こどもの国(牛乳)、TBS、岡上緑地
追加提案
WS3
子育て世代の親子の集まり・情報交換会
追加提案
WS3
中世古楽器のある絵画の展示
追加提案
WS3
アジア各国の文化、ことば、食の交流
追加提案
WS5
大学の知識を地域に広めていく
町田で働く!リクルート案内説明会(2月)
WS2
文化の日にちなんで市民の絵や書、
WS2
写真などを募集して展示
子どもの広場
①岩登り風の壁(5~6人で)
WS2
②たくさんのゴムボールが入った
プール風で足から飛び込めるもの
③馬とび風のもの
WS3
子どものための遊び支援
追加提案
鶴川にある幼稚園や高校・大学の紹介の日
WS2
をつくって紹介する(9月)
フリーマルシェ
野菜等も含めたフリーマーケットのようなイ
ベント(7月)
WS2
収穫祭 市民農園などで野菜などを
つくっている方々が
出展できるようなマーケット(9月)
WS2
市民による今年の町田10大ニュース発表
ペーパーor展示?(12月)
鶴川地区文化祭
国際交流イベント
(市内の大学の留学生などに
参加を呼びかける)
市民活動として国際友好の促進
市内の大学と共同での
イベント・シンポジウムなど
開館記念美術展(9月)
鶴見川関連団体の交流
(川や環境への理解促進)
地域のNPO団体交流会(5月)
事業方針 - 8
WS2
WS2
WS2
WS2
WS2
WS2
WS2
WS2
管理運営計画(案)への反映
機能
意見
回
まつり実行委員会
まつり会場設営のワークショップ(9月)
WS2
ゼルビアはショップ。
勝利時、送迎バスを西口バス停に停め、
誘導していぎわい演出。
WS3
追加提案
WS3
鶴川に関する昔~現在の写真を飾る
追加提案
WS3
鶴川商店街に催しをしてもらう
追加提案
WS3
カフェコーナーへぎょうざ会館
(高齢者のための軽食)
追加提案
WS3
駅前商店会の行事呼びかけ
追加提案
WS3
各小団体への呼びかけ
追加提案
WS3
商店街が中心になってフェスティバルを行う
追加提案
WS3
市民団体の交流会
追加提案
WS3
鶴川の店などの宣伝コーナー
追加提案
WS3
日替わりや週替わりで出店
(宣伝・販売・試供品)
追加提案
WS5
学生と地域住民との積極的交流
活動を紹介する集まりをもつ
WS2
開館記念展示
WS2
(この施設ができるまで)(9月)
WS3
グループ活動のシェアリング
追加提案
音楽に関連した活動をするグループ間の
WS3
情報交換、新規の合同企画が
活発にできるものであってほしい。
追加提案
情報コーナーの充実(いろいろな団体の催し
のチラシやポスターを貼ったり置けるコー
WS2
ナーを広くとってほしい)
市民のグループによる展覧会
(絵、写真、書、その他)(2月)
小中学生の書初めの展示(1月)
小学校・中学校の図工・美術の展示
地域の文化サークル
(同好会、和洋音楽、書、絵)のための
練習室貸出
エクササイズルームでは、
是非移動式のマシーンを少し入れて、
個人が運動できるようにしてほしい
行政手続のワンストップサービス
WS2
WS2
WS2
WS3
追加提案
WS3
追加提案
WS3
追加提案
事業方針 - 9
管理運営計画(案)への反映
【3.組織方針】
意見
コンシェルジュ機能は市、コミュニティ、図書館の連携が
特に大事
回
WS5
講座などは運営主体と市民との
定期的な検討会議で進める
WS5
芸術監督の設置
WS2
文芸作品教室 要件:優れた講師の招請。
低廉な費用
WS2
図書館の夜間開館に学生アルバイト
(資格を目指している学生)
大学との交流
(公開講座・研究発表・子ども達のサポートなど)
学生や大学職員を組織の中に入れる
玉川・和光・鶴川女子大(できれば昭和音大も)の
教員や学生を入れる
3部門各々に市民参画のための会議が必要
老人会、子ども会の参加
市民によるサポーター組織。定期的な集まりには
メンバーでない人も意見を言える
オープンなものにしてほしい。
施設オープン以前に利用登録を募り、
施設・市民のために何ができるかを出してもらう。
管理運営計画(案)への反映
p.21 (1)運営方式の詳細検討
1)管理運営組織の基本方針
組織の連携の重要性を確認してい
ます。
p.20 (1)運営方式の詳細検討
4)会議体の運営 ②
市民が主体的に参画する事業につい
ての要件を書き加えました。
p.21 (3)専門家の参画
1)専門家参画の意義
運営に専門家が参画することの重要性
を確認しています。
WS2
WS5
p.20 (1)運営方式の詳細検討
5)市民参加のあり方
市民参加組織のあり方を確認していま
す。市民参加組織は市民が自主的に活
動する団体であることが大前提であり、
運営主体はその主体的な活動への支
援を行うこととしています。(大学等との
連携も広義で市民参加と捉えていま
す。)
【4.施設管理方針】
施設管理方針については、視点の異なる様々なご意見をいただきました。
開館時点では、他施設との連携を視野に入れながら、既存の他施設に揃えた利用時間・開館日を
設定していきます。開館後、実際の運営を通して、不都合が生じた場合に柔軟に対応していける
体制づくりを目指します。
場所
意見
ホール 市民ホールの利用規則に順ずる。
回
項目
管理運営計画(案)
への反映
WS3
基本方針
p.24 (1)施設管理の基本方針
2)柔軟な利用規則
の見直し
WS3
開館日・ p.24 (3)利用規則の検討
休館日 2)施設全体休館日
WS3
p.24 (3)利用規則の検討
開館時間 2)施設全体の開館
時間及び閉館時間
実際に運用してその都度改善していく。
1月1~2日
メンテナンス日
年末・正月
年末年始、月2回
9:00~22:00
要望によって開館を早めることも可能とする
10:00~22:00
9:00~12:00
13:00~17:00
18:00~22:00
延長有(有料)
1単位3時間(1単位まで)
半日単位
午前3時間
昼間5時間
夜間7時間
午前→9:00~12:00/午前午後→9:00~
17:00/午後夜間→13:00~22:00
学校などの発表会では無料、あるいは減額
市民は割安に
夜間で3万円
リハーサル(練習)利用は半額
入場料の有無・金額によって使用料に差を
つける
町田市民と他とでは予約の時期に差をつける
障がい者・学生中心の団体は大幅減額
能ヶ谷・大蔵町・金井町・小野路町・野津田
町住民に優遇
高齢者半額、大学半額、
高校生以下無料
利用申込みは近い地域の方も。麻生区の方、
岡上の方、横浜の方。
ネットで予約(現行)
1年前から
1週間前からは割安でリハーサル用に貸し出
す
公共性ある団体などに優先予約制度を
3ヶ月前申込み(抽選・町田市民申込者)
全館禁煙
制限不要
空いていれば企業にも貸出可(収益に)
ホールでは飲食禁止
申込者が出演者、利用者でない場合は拒否
p.25 (3)利用規則の検討
3)各施設の利用時間
WS3
使用
時間帯
今回は詳細決定に至りません
でしたが、市内各施設との連
携を視野に入れながら、それ
ぞれの類似施設と同等の設定
を行います。実際の開館後、
利用状況に応じて見直しを行
うこととします。
p.25 (4)利用料金の設定
1)受益者負担の原則
WS3
利用料金
受益者負担を原則としながら、
すべての市民が公平・平等に
利用できる料金設定とします。
p.25 (4)利用料金の設定
2)減免制度の検討
WS3
減免・
公平性、平等性に配慮し、原
優遇措置
則として減免を避けながら、す
べての市民に公平な利用を促
すこととします。
p.25 (6)管理運営システム
の検討
WS3
使用申請
市内他施設との連携に配慮し
たルール設定を行います。
WS3
施設管理方針 - 1
利用に
関する
制限
p.25 (5)その他の規則
について
市内他施設の事例にならいな
がら、規則の設定を行います。
場所
意見
月曜休館
年末、年始と月2日
年末年始と月曜休館
10:00~20:00
(週1回22:00)
平日10:00~21:00
土日祝10:00~20:00
図書館は他の分館と開館時間等を大幅に
変えない。週2回くらい21時までオープン。
9:00~22:00
10:00~21:00
平日10:00~22:00
図書館
土日8:00~20:00(又は21:00)
図書館の終了する時間が早い!
<おはなしのコーナー>自主事業がない時は貸
室可。貸室利用もない時は自由利用(親子に
限定)
希望の本がなかなか借りられない。
図書館で借りた資料は図書館まで返しに行か
なければならないのは不便
地元に伝わる昔話コーナー
軽食、飲食可能な閲覧スペース
全館禁煙
特定事業以外は現行ルール
全館清掃点検日以外は開館
原則年中無休
年2回~数日休館
24時間年中無休
9:00~21:00
10:00~22:00
午前・午後
市民活動
①9:00~12:30
スペース
1・2 ②1:30~17:30
③6:00~21:00
無料
17:00以降 夜間料金
ネットで予約(現行)
全館禁煙
管理運営計画(案)
への反映
回
項目
WS3
開館日・
休館日
p.24 (3)利用規則の検討
2)施設全体休館日
開館時間
p.25 (3)利用規則の検討
3)各施設の利用時間
WS3
WS5
WS3
WS1
WS3
WS1
その他
p.25 (5)その他の規則
について
市内他施設の事例にならいな
がら、規則の設定を行います。
WS3
WS3
利用に関
する制限
WS3
開館日・
休館日
p.24 (3)利用規則の検討
2)施設全体休館日
WS3
開館時間
p.25 (3)利用規則の検討
3)各施設の利用時間
WS3
使用
時間帯
p.25 (3)利用規則の検討
3)各施設の利用時間
p.25 (4)利用料金の設定
1)受益者負担の原則
p.25 (6)管理運営システム
WS3 使用申請
の検討
利用に関す p.25 (5)その他の規則
WS3
る制限 について
WS3
全館清掃点検日以外は開館
赤ちゃんと父母のためのコンサートの際、貸 WS3
切にする
午前・午後はプレイルーム、夜間は会議室
WS3
2時間単位
プレイ
ルーム 団体使用以外無料
WS3
ネットで予約(現行)
WS3
全館禁煙
WS3
施設管理方針 - 2
利用料金
開館日・
休館日
開館時間
利用料金
使用申請
手続き
利用に関
する制限
p.24 (3)利用規則の検討
2)施設全体休館日
p.25 (3)利用規則の検討
3)各施設の利用時間
p.25 (4)利用料金の設定
1)受益者負担の原則
p.25 (6)管理運営システム
の検討
p.25 (5)その他の規則
について
場所
会議室
意見
管理運営計画(案)
への反映
回
項目
WS3
開館日・
休館日
p.24 (3)利用規則の検討
2)施設全体休館日
WS3
開館時間
p.25 (3)利用規則の検討
3)各施設の利用時間
WS3
WS5
使用
時間帯
p.25 (3)利用規則の検討
3)各施設の利用時間
WS3
利用料金
p.25 (4)利用料金の設定
1)受益者負担の原則
鶴川地区住民優遇
WS3
減免・
p.25 (4)利用料金の設定
優遇措置 2)減免制度の検討
申請は登録団体に限る
公共性ある団体(学校や自治会)の優先予約
を
申込みは利用者であること。市外からの利
用者のみは認めない
申込みは町田市民が行う
WS3
使用申請
全館禁煙
WS3
全館清掃点検日
以外は開館
午前・午後はプレイルーム
夜間は会議室
2時間単位
午前/午後/夜間
午前は12:00ではなく12:30分までとする。
鶴川市民センターに準じる
有料
1回2000円~3000円
利用に関す
る制限
開館日・
WS3
休館日
使用
WS3
時間帯
全館清掃点検日以外は開館
午前/午後/夜間
ボランティア団体無料
小学生、75歳以上無料
ネットで予約(現行)
多目的
申請は登録団体に限る
スペース
公共性ある団体(学校や自治会)の優先予約
を
申込みは利用者であること。
市外からの利用者のみは認めない
申込みは町田市民が行う
WS3
WS3
p.25 (5)その他の規則
について
p.24 (3)利用規則の検討
2)施設全体休館日
p.25 (3)利用規則の検討
3)各施設の利用時間
p.25 (4)利用料金の設定
利用料金
1)受益者負担の原則
使用申請 p.25 (6)管理運営システム
手続き の検討
利用に関す
る制限
開館日・
WS3
休館日
全面禁煙
WS5
p.25 (5)その他の規則
について
p.24 (3)利用規則の検討
2)施設全体休館日
p.25 (3)利用規則の検討
開館時間
3)各施設の利用時間
利用料金 p.25 (4)利用料金の設定
WS3
使用申請
WS3
その他
WS3
全館清掃点検日以外は開館
夜間も可。
できれば24時間OKに
ホール利用者は半額
ネットで予約(現行)
リハーサル室 音楽関係の部屋は第一目的に優先期間を設
ける
ホール申込者優先
ホール使用以外の小グループの使用可
(小規模なサロンコンサート)
全館禁煙
p.25 (6)管理運営システム
の検討
WS3
p.25 (6)管理運営システム
の検討
p.25 (5)その他の規則
利用に関す について
WS3
る制限
施設管理方針 - 3
場所
意見
全館清掃点検日以外は開館
10:00~22:00
22時まで。通勤帰りに立ち寄れる様。
町田市民に限らず、麻生区民もOK
エクササイズ 大人:300円/こども:100円
ルーム 障がい者・介助者:0~100円
200円
ネットで予約(現行)
事業が入っている時以外は自由利用
貸館利用(団体)なら町田市民は3ヶ月前、通
常個人は当日
練習室は2時間単位、個人利用なら1時間単
位
練習室は有料
企画内容に見合う料金設定で主催ができるこ
と
その他 使用者の順が問題くじでは偏ってしまう。公開
の場所でのくじびき。連続当選でも困る。
カフェコーナー・ギョウザ会館 軽いお酒も…
(老人対象←無縁社会)
管理者の判断に任せる部分もあってほしい
駐車場:無料。主催者1団体につき1~2
台。
部屋の広さと仕様に応じて利用料金を決め
る。
現状では合唱練習するにも時間帯が限られ
ている
会議室の予約に苦労してます。
コミュニティ 会議室を使用(予約)する際に託児室も同時
全般 に予約できるとよい(現在の鶴川市民センター
の会議室と託児室との関係も同じ)
回
項目
WS3
開館日・
休館日
管理運営計画(案)
への反映
WS3
WS5
p.24 (3)利用規則の検討
2)施設全体休館日
p.25 (3)利用規則の検討
開館時間
3)各施設の利用時間
WS3
利用料金 p.25 (4)利用料金の設定
WS3
使用申請
p.25 (6)管理運営システム
の検討
WS3
使用
時間帯
p.25 (3)利用規則の検討
3)各施設の利用時間
WS3
利用料金 p.25 (4)利用料金の設定
WS3
その他
p.25 (5)その他の規則
について
WS5
WS5
利用料金 p.25 (4)利用料金の設定
WS1
利用時間 p.25 (3)利用規則の検討
区分
3)各施設の利用時間
WS1
WS2
利用申請・ p.25 (5)その他の規則
手続き について
オープンで使う部屋と予約して専用で使う部
各室の
WS2
p.25 (4)利用料金の設定
屋を決める必要がある
管理方法
市民グループができるだけ希望どおり借りら WS3 利用に関す p.25 (5)その他の規則
れるように営利事業を入れない
る制限 について
追加提案
施設管理方針 - 4
第6回 鶴川駅前公共施設 市民ワークショップ
「私は鶴川駅前公共施設でこんな活動をしたい!」のまとめ
第6回WSでは、「鶴川駅前公共施設 管理運営計画(案)
」の説明を受けて、疑問に思った点や、
気になったことへの意見を出し合いました。また、実際に施設ができたら、WS のメンバーの
皆さん自身が、どんな活動を行ってみたいか、改めて意見を出し合ってみました。
以下、各チームから出された意見をまとめました。
さくらチーム
項目
意見
管理運営計画(案)
への
疑問など
P2 サポートする施設→もう少しソフトをカバーする言葉に
インキュベートとは? 言葉の意味
P19 運営組織
c 会議頻度が「年 4 回」というのに「市民がいつでも参加」ができるのか
モデル図 で和光大学はどのカテゴリーですか?各機能の代表?文化団体ですか
愛称(P26)
シンボルマーク、ロゴタイプは公募で審査員に地域の方、学生、大学教員、お店の方などで
わたしたちができること 子育て講座など(町田友の会鶴川地域の仲間で)市などの公的機関で行
う場合は無料ですので、会場費が高いと参加費が高くなってしまう。このような講座には助成金を
出していただきたい。
演奏会の企画
親子で楽しむコンサート企画
こども向けコンサートの企画
助成金のシステムづくり
音楽、映画、文学の融合を特徴とする企画
登録利用団体の利用調整
こんな活動をしたい
柿の木文庫として
①文庫主催のおはなし会 ②図書館のおはなし会に協力する。
おはなしボランティア講座を新しい施設で行う(従来は中央図書館のみだったが、鶴川地域のボラ
ンティアを増やして鶴川でのおはなし会を充実させたい。その際、近隣の大学にも声をかけ学生に
も参加してもらう。
→大学の学生
国士舘の子供スポーツ学科の学生たちは現在ボランティアで小学校に入って先
生方のお手伝いをしている。そのような学生にも参加してもらう。)
大学主催公開講座(講演型)(レクチャーコンサート型)(ダンス・音楽・パフォーマンス型)
市民講座 連続物
アジアの音楽の夕べ
異文化交流広場(食や文化)
学生や地域のボランティア活動拠点に
市民と学生の交流の場(何があるか・・・)
和光大学から駅前施設までの道々に展示物をおく
芸術大学の制作展
1
クローバーチーム
項
意見
目
意見
運営組織の市民参加についてはできるだけ理解しやすい、又参加しやすいものにして欲しい。
楽譜類の提供はぜひ実現して欲しい。
ホール運営の事業費は町田、麻生、鶴川、地域の相互文化レベルを止揚することができる事業
提案
費を付ける(1000 万~2000 万 ホールの座席の規模の大小に係わらず)
うります 買います 貸します等 地域内の助けあい情報の提供、マッチング
停電、節電などもありますし…6 月の環境月間や夏至の日などにキャンドルの灯りでミニコンサー
ト。
おばあちゃん(おじいちゃん)の知恵教室 70~80 代くらいの方々のくらしの知恵を下の世代引き
継ぐ連続ワークショップ。
市民農家または市民農園などから野菜などを出品できるようなマーケット。
市民による 100yen shop 地元の店などから 100 円の商品や市民のフリマ的に商品を集めるなど
して定期的に開催。
演奏会に連動した書籍コーナー展示等複合施設である強みを活かした活動、イベント等。
白州さんにオープニングにいらしていただき鶴川についてお話をしていただきたい。
コミュニティカフェの設置・運営(コミュニティカフェで実績のある主体等に協力を仰ぐ)
(コミュニティカフェで)市内のアーティストや市民の作品、たべもの等の 1 BOX SHOP
HP 見られない市民のための速報掲示板(行政)
月に一度位、みんなで歌いましょう!というような歌の会。発展させて音楽は楽しいというような音
楽を通しての豊かな人の輪が広がると♡
囲碁教室と囲碁大会でアマチュア昇段認定ができる会開催。
漢詩の勉強会を行いたい 詩吟
俳句の会を行いたい
陶芸を教えたい ロクロ制作まで実技
鎌倉時代の歴史研究会を立ち上げたい。
和歌短歌の句会を行いたい。
子供に書道を教えたい。
油絵を教えたい。
半年間にわたり、WS 委員の皆さんには本当にたくさんのご意見を頂
きました。「管理運営計画(案)」について、今回いただいたご意見を参
考にさせていただきながら、最終的なまとめを行っていきたいと思いま
す。また、今回聞かせていただいた「この施設でこんなことがしたい!」
という皆さんの思いを出来る限り、皆さん自身の手で実現できるよう、
組織作り・事業体制作りを行っていきたいと思います。
皆さんと一緒に、開館の日を迎えられることを、楽しみにしています!
2
第6回 鶴川駅前公共施設市民ワークショップ
「私は鶴川駅前公共施設でこんな活動をしたい!」
なんでもアンケートのまとめ
感想
※TW=シアターワークショップ
ワークショップ委員さんより
事務局・シアターワークショップより
何回にもわたったワークショップでのみんなの こちらこそ、たくさんのご意見を本当にありがとうございま
意見を出来得る限りくみあげてくださった、管 した。段階的にまだ管理運営計画に反映できていないこ
理運営計画案をありがとうございました。
とや、計画上反映が難しいこともありましたが、記録に残
すことで、運営が始まった後にも管理運営を行う方に振り
返っていただけるようにしたいと思います。(TW)
市の行政の一部分を知ることが出来ました。 私たちも皆さんと一緒に勉強しながら進めさせていただき
ありがとうございました。
ました。これからも、行政の皆さんと協働していろいろなこ
とができる機会を持てるといいですよね。(TW)
最後のワークショップということでしたが、私自
身お休みが多く、こんなに多くのことをまとめ
ていたのかと思いました。この中の多くの良い
意見が取り上げられ、鶴川の誇れる施設にな
ることを望みます。
本当に、たくさんのご意見を頂きました。開館に向けて、
もう一度皆さんのご意見を見返して、更に多くの意見を反
映できるように頑張りたいと思います!施設を育てるの
は、地域の皆さんでもあると思います。毎日行くのがみん
な楽しみになるような施設に育てていきましょう!(TW)
よくまとまったと思います。委員の方、関係者 ありがとうございます! まだまだ反映し切れていないご
の皆様、お疲れ様でした。
意見もありますが、開館準備の本番はこれからです。更
にたくさんのご意見を実際の運営に反映できるように、頑
張っていきたいと思います! 引き続きご協力をお願いい
たします。(TW)
管理運営計画(案)は先に読んで質問したか
ったです。
停電で早く終わりたいというのに、市の方のお
話が長かった。それなら、その分話し合いをし
たほうが良かったです。
準備が遅くなってしまい、申し訳ありません!
今回が最終回なのに、検討の時間も短くなってしまい、私
たちも本当に残念です。これから本格的に開館準備が始
まり、組織づくりや事業の企画制作が始まっていくと思い
ます。そのときにはまた大勢の市民の皆さんと共に進め
ていくことになるでしょうし、大学との関わりも大切になっ
てくると思います。そして、話し合いの場も増えてくると思
います。実践に向けてこれからもよろしくお願いいたしま
す。(TW)
後半かなり休みがちになってしまい、申し訳あ
りませんでしたが、WS 委員の皆さんとスタッフ
の皆さんでここまで作り上げられたことに、驚
きと感激を感じています。形にしていくのはこ
れからも大変ですが、楽しみですね。今後もご
協力できれば、是非させていただきたいと思
います。
ありがとうございます!おっしゃるとおり、形にしていくの
はまさにこれからです!私たちも、このワークショップの
ように、皆さんと一緒にお話しながら、開館準備が進めら
れることを心から願っています!(TW)
1
言い忘れ
ワークショップ委員さんより
事務局・シアターワークショップより
コンシェルジュの言葉は普遍的、庶民的で
はない。「総合応対クルー」のような言葉が
望ましい。
ホールの事業費は市民ホール、麻生区民会
館ホール並みにつけないと、鶴川地区が液
状化で地盤沈下する。
管理運営計画書としてまとめるときには、更にわかりやす
い表現にしたいと思います。
現在、町田市民ホールの事業費は実質ゼロで、財団職員
の皆さんがうまくやりくりしながら、全国的にも非常に稀なく
らい、たくさんの事業を行っています。事業費については未
定ですが、積極的な事業展開のために、しっかり確保でき
るように働きかけていきたいですね。(TW)
なんでも
事務局・シアターワークショップより
ワークショップ委員さんより
新しい施設に新しい機能を備えた、理想的 これから、行政の所管が変わっても、管理運営計画を基に
な複合施設になることを楽しみにしておりま 開館準備が進められることと思います。皆さんとも、また一
す。
緒にこういったワークショップでお会いできるといいな、と思
っています!(TW)
3 地区で切磋琢磨して、多摩地区の文化を 鶴川駅を利用する方は、町田市民だけではないですよね。
日本の中でも質の良いもの、誇り高いもの 自治体の枠を超えて、住民同士の横のつながりの拠点、
にしよう。
地域の文化拠点に育てていきましょう!(TW)
毎回難しく、ワークショップのテーマにいつも
強いわけではなく、大変でした。
市民としても、大学職員としても勉強になり
ました。市民の方ともお話しする機会があっ
て、楽しかったです。
もう少し、皆さんと勉強をしながら進めたいところもあったの
ですが、限られた回数と時間の中で、もどかしい思いをさ
れたのではないでしょうか。
私たちも、毎回皆さんとお話できるのがとても楽しかったで
す!(TW)
震災により様々な価値観などが揺らぎ、大
きな転換点にある今こそ、こうした人と人を
「つなぐ」機能や施設の役割は高まるのでは
ないかと思っています。今後に期待していま
す!
本当ですね。ちょっと前まで当たり前だったことが、当たり
前ではなくなってきました。精神的にも経済的にも大きな試
練となるかも知れません。そんな状況ですが、できるかぎり
前向きにとらえて、芸術文化が果たすことのできることや地
域のコミュニティが成し得ることなど、この施設の役割につ
いて、これからも皆さんと一緒に考えていきたいです。
(TW)
第6回 ワークショップの風景
半年間、ありがとうございました!
2
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