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No.2
白
島
1学 年 地 理 的 分 野 学 習 指 導 案
教育実習生
1.単元名
第 2章世界各地の人々の生活と環境
2
. 授業クラス
中学校 1年 3組
第 5時常夏の島でくらす人々
34名(男子 17名 女 子 17名)
3
. 本時について
(1)教材観
世界各地に暮らす人々の生活の様子を、衣食住や宗教とのかかわりを中心に、自然及び社会的
条件と関連付けて考察させ、世界の人々の生活や環境の多様性、その暮らしが変化していくこと
を理解させることを主なねらいとしている。
取り上げる指導内容については人々の生活が中心となっており、同じ地域の過去と現在の生活
を比較してその変化に着目し、人々の生活が可変的なものであることに気付かせることを目指し
ている。
(2)生徒観
男女問わず社会科の授業に取り組んでいる人がほとんどであり、板書をノートに写すだけでは
なく、教師が発言していることを自分なりにまとめノートに記入している生徒もいる。しかし、
挙手し発表することに対して恥ずかしさなどから抵抗を感じている生徒も多く、発表に関しては
積極的ではない。また、複数の資料から必要な情報を取捨選択し、活用するカや、社会的事象を
自分の言葉でまとめ、積極的に自分の意見を発表しようとするカが足りないため育成していきた
い。そのために、机間支援を行い、生徒に芦をかけ前準備をさせ、生徒の発表を共感的に受け入
れ、失敗を恐れずに発表できる雰囲気を作りたい。
(3)指導観
世界各地の人々の生活と環境の多様性に関する写真や統計資料などの資料から、自然環境の違
いや社会的条件の違いに関する有用な情報を適切に選択し、世界各地の人々の生活と環境の多様
性について読み取らせたい。また、雨温図を活用し、世界各地l
こはそれぞれの気候の違いが存在
し、それに適応した生活や自然が溢れていることを理解させたい。
授業全体を通して生徒の輿味・関心・意欲を高めながら生徒が情報を整理・分析・活用する活
動を取り入れたい。社会的事象の根拠を考察させるために、地域の特徴的な服装や住居、食事な
ど日本や他の国と比較したり、気候という観点から考察させたりすることを個人思考の場とグル
ープで思考を深めあう活動を中心に組み合わせ、思考することが理解を深めるうえで重要なこと
であることを理解させたい。その時になぜなのか、なぜそう考えたのか、根拠となる事象を言葉
で説明させたい。
4
. 単元の目標
訟と
【
第 1時]
雪と氷の中で
くらす人々
[
第 2時]
寒暖の差が激しい
社会的事象への
関心・意欲・態度
社会的な
思考・判断・表現
資料活用の技能
イヌイットの生活 イ ヌ イ ッ ト の 生
の過去と現在の生 活 の 舞 台 を 調 べ
活を比較し、その るために、地図帳
変容がどのような を 適 切 に 活 用 す
条件によるのか考 る 方 法 を 身 に つ
察じ、わかりやす けている。
く発表している。
写真や映像資料、
雨温図などから
社会的事象に
ついての知識・理解
寒帯にある地域の
生活の様子を理解
し、それらの特色を
世界地図、雨温図を
活用して説明でき
る知識を身につけ
ている。
冷帯にある地域の
生活の様子を理解
土地にくらす人々
【
第 3時]
温暖な土地に
くらす人々
伝統を守り、古い
町並みを保存しよ
うとする人々の努
カに関心を持ち、
また異なる文化の
存在を尊重する態
度を身につけてい
る
。
日 本 の 自 然 環 境 し、それらの特色を
の 違 い を 読 み 取 世界地図、雨温図を
っている。
活用して説明でき
る知識を身につけ
ている。
温帯にある地域の
生活の様子を理解
し、それらの特色を
世界地図、雨温図を
活用して説明でき
る知識を身につけ
ている。
温帯の気候で生活
している人々の暮
らしを、自分たち
の生活と比較しな
がらその特色を考
察し、その結果を
適切に発表してい
る
。
乾燥した地域で暮 乾 燥 し た 地 域 で 乾 燥 帯 に あ る 地 域
[
第 4時 1
らす人々の生活や 暮 ら す 人 々 の 生 の 生 活 の 様 子 を 理
乾燥した土地に
くらす人々
文化がどのような 活の様子を、雨温 解し、それらの特色
背景から生み出さ 図 や 写 真 資 料 な を世界地図、雨温図
れ、どう変化して ど で 具 体 的 に ま を 活 用 し て 説 明 で
いるのかを、自然 とめている。
きる知識を身につ
けている。
的条件や社会的条
件を踏まえて考察
し、その考察の結
果を論述してい
る
。
【
第 5時】(本時) 各地域には、その 熱帯の気候に暮ら
熱帯にある地域の
常夏の島で
地域特有の課題が す人々の生活の様
生活の様子を理解
あ る こ と に 気 付 子を考察し、農産
くらす人々
し、それらの特色を
き、フィジーの観 物や住居、自然環
世界地図、雨温図を
光や地域開発に関 境などに関連付け
活用して説明でき
心を高めている。
て論述している。
る知識を身につけ
ている。
[
第 6時]
高地に暮らす人々
両地における農牧
山にくらす人々
の生活やその変化
業を、既得知識とし
に興味や関心が高
てある農産物など
まり、様々な資料
と関連付けて理解
を活用して追求
し、その知識を身に
し、意欲的に取り
付けている。
組んでいる。
【
第 7時 1
季節で大きく変化 バンコクの人々の
低い土地に
する環境の中で暮 暮らしが変化して
くらす人々
らすタイ人の人々 いる様子を、自然
の生活や文化に関 的条件や社会的条
心が高まり、それ 件を踏まえて考察
らを尊重する態度 し、その様子や結
を 身 に つ け て い 果について話し合
っている。
る
。
[
第 8時]
世界的に広がる 世界的に広がるお
お も な 宗 教 の 分 もな宗教の分布の
人々の生活に
布の様子を、主題
根ざす宗教
広がりや生活との
図から読み取っ かかわりを大まか
ている。
に把握し、具体的な
例を挙げて世界地
図を用いて説明で
[
第 9時
】
伝統的な生活と
その変化
きる知識を身に付
けている。
自然的条件や社会
的条件によって
人々の生活が成立
し、変イ包していくこ
とを理解している。
世界各地では、環
境とのかかわりや
様々な条件のもと
で多様な生活が営
まれていること
を、自分たちの生
活との比較や地域
における過去と現
在などの比較を通
して考察し、自分
の考えを適切に発
表している。
5. 本時の指導
(1)本時の題材名
第 5時常夏の島でくらす人々
(2) 本時のねらい
・フィジーに暮らす人々の生活の様子を考察し、農産物や住居、自然環境などに関連付けて論述
し て い る 。 [ 思 考 ・ 判 断 ・ 表 現 】
(3) 本時の展開
学習活動
導
入
.
8
分
く〉指導内容
-フィジーの位置、国旗を確 く〉フィジーの
認する。
場所はどこだ
ろう。
-南半球は季節が逆になるこ
とを確認する。
展
開
予想される生
徒の反応
.
く〉例:南半球の
国ではサンタ
クロースがサ
ーフィンをし
ている。
資料
-地図帳
P
.1~3
-写真①
-写真②
フィジーの生活の様子を知ろう。
3 -フィジーではどのような衣 ()フィジーで
5 服を着ているのか理解する。 は こ の よ う な
分
指導上の留意
点・評価
-緯度や、島国
であることを
確認させる。ユ
ニオンジャッ
クがあること。
-ブラシヲャツ
-写真③
衣服を着てい
ます。
-市場の写真から果物や魚介 く〉なぜこれほ
類といった食べ物が豊富で ど 果 物 が 多 い
あることをとらえる。
のだろう。魚介
類も多いのは
なぜだろう。
-気温が高く雨
が降るため作
物が育ちやす
いから。島国だ
からたくさん
-写真④⑤
獲れる。
-日;本と比較し、住居の特徴 く〉家の特徴を -高床式になっ
をとらえながら気候の予想 とらえよう。
ている。
を立てさせる。
素材は何が使 竹が使われて
わ れ て い る か いる。
i
m気 性 が 良 い
な
。
ので暑い気候。
-木、竹、やし
の薬が使用さ
れている。
写真⑥⑦
-以上のことを踏まえ気候の く〉どのような
特徴がどのようなものか予 特 徴 を も っ た
気候だろう。
想させる。
-気温が高い。
降水量が多い。
-熱帯であるナディ(フィジ く》雨温図を作
一)の雨温図を表をもとに作 図してみよう。
評価①雨混図
を作図、読み取
り、気候や降水
量の特色を見
つけ熱帯の特
-年聞を通して 徴 を 説 明 す る
気温が高い。降 ことができる。
水量が多い。
-ワークプリン
-枯れないか
ら。紅葉しな
い。一年を通し
て気温が高い
から。
-写真(a⑨
せる
l
-作図したグラフと日本を比
較しながら気候の特徴をと
らえ、熱帯について知る。
く〉特徴を書い
てみよう。
-熱帯雨林の木々が一年中葉 く〉なぜ熱帯雨
がついていることから年間 林 の 木 々 は ー
を通して気温が高いという 年 中 葉 を つ け
のを予想させる。
ているのでし
ょうか。
-ロボ料理が行われているこ
とを知る。
く〉何をしてい
るところだろ
フ
。
-蒸し料理。
-フィジーの観光客のグラフ
を見せ、観光客が年々増加し
ていることを理解させる。
く〉これはフイ
ジーに訪れる
観光客の人数
を表したグラ
フです。
-観光客の場加
のグラフ。
-なぜ増えているのか予想さ
せる。
く〉なぜ増えて
いるでしょう。
-観光する場所
が多い。自然が
豊かである。
-サンゴ、礁やマング、ロープ、 く〉写真をみせ
マリンスポーツなど観光地 な が ら 説 明 す
であることを認識させる。
る
。
-熱帯雨林のや
しの葉などに
包んで蒸して
いる。
ト
-写真⑬
-グラフ
-写真⑪⑫⑬
-環境が破壊されていること
を確認する。
-本時のまとめをする。
ま
と
め
.
7
く〉なぜ環境が
破壊されてい
るのだろう。
く〉フィジ の
特徴について、
気候と関連付
けて説明しょ
フ
。
分
-観光客が多い
から。
森林伐採をし
ているから。
-ひとりひとり
ノートに記入
させる。
評価②フィジ
ーに暮らす
人々の生活の
特徴について
気候と関連付
けて説明する
ことができる。
(4)評価
①雨温図を作図、読み取り、気候や降水量の特色を見つけ熱帯の特徴を理解する。
【技能・思考・判断】
②フィジーに暮らす人々の生活の特徴について気候と関連付けて説明することができる。
[思考・判断・表現】
(5)板書計画
5. 常夏の島にくらす人々
│フィトの生活の様子を知ろう。
.衣服…ブラシャツ
-食事…タロイモ、ヤムイモ、キャ y サパ
マンゴー、バナナ、グアパ
魚介類←島国(海洋国)
-住居…木、竹、やしの業を使用
高床式
(6)資料
プリント
(自然)
・熱帯雨林…果物が豊富、業が年中かれない
・さんごしょう
・マングロープ
観光客増加
環境破壊
(まとめ)
ι
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