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2017年度のコースパンフレットのダウンロード(PDF:5.1MB)

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2017年度のコースパンフレットのダウンロード(PDF:5.1MB)
2017
組織の中核人材が集い、相互に成長する「場」
Top
トップマネジメント・コース
B
事業構造変革コース
S
経営戦略コース
TiM
技術経営コース
G
次世代グローバルリーダーコース
L
組織変革とリーダーシップコース
M
マーケティング戦略コース
P
生産革新マネジメントコース
H
人事革新コース
F
経営財務コース
∼知の綜合化を目指して∼
いつの世にも企業家にとって大事なことは、
(1)様々な議論や現象の背後にある本質を考えることであり、(2)その本質を概念化、理
論化することによって、論理的納得性をもたせ、(3)それらを現実に適用する方法論を開発
することである。
このようなプロセスは組織内外の知的、人的ネットワークを総動員し、知の綜合化を図らな
ければ達成できない。
経営アカデミーは、1965 年の創設以来 50 年以上にわたり、日本における最高の学府と
産業界のトップが協力し、各社の中核人材による多様な視点から侃々諤々の議論を通して学
習、研究の機会を提供してきた。単に高度な知識を得る場ではなく、異業種の人達がその経
験をベースに、一つの理論、コンセプトにまとめ上げ、堅い決意のもと勇気を持って実践し
ていく、まさに知識創造の「場」である。このような「場」こそ企業人が集う真のビジネス・
スクールと言える。多くの企業人の参加を期待する。
経営アカデミー名誉学長
経営アカデミー学長
一橋大学 名誉教授
中央大学大学院 教授
コース委員長からのメッセージ
知識の吸収とともに “人間力 ” を鍛えよ
経営課題の一つとして、グローバル人材の育成が叫ばれて久しい。高い語
学力もさることながらMBAなどの専門知識が求められている。経営アカデ
ミーへの派遣は、まさに後者について体系的・集中的に学び、深く研究する
絶好の機会である。
私自身、経営アカデミーでは経営や戦略を構想する力を養った。これから
経営アカデミーに参加される方々には、新たなものの見方や考え方をするこ
とができる幅広い人材となることを期待している。
加えて、皆さんがグローバルな環境においてビジネスリーダーとして活躍
していくために、専門知識と同様に、あるいはそれ以上に大切なのは “ 人間力 ”
を鍛えることではないかと考える。すなわち、様々な経験を通じてコミュニ
ケーション能力を高めるとともに、幅広い教養を身に着け、世界中の多様な
人々とともに考え、行動できる人材になるということである。
経営アカデミーは、多様な人材が集まり、議論を通じて何らかの知識を生
み出すというプロセスを通じて、グローバルに求められるコミュニケーショ
ン能力を鍛える場でもある。また、切磋琢磨したメンバーの繋がりはコース
修了後も続き、これを通じて教養とともに人間の幅が拡がる。つまり、
“ 人間力 ”
西尾 進路 氏
を鍛えるための出発点ともなるところである。
経営財務コース委員長
受講生の皆さんが、新世紀を力強く生き抜くビジネスリーダーに成長する
JXホールディングス株式会社 名誉顧問
ことを祈念する。
(1974 年度「経営財務コース」修了)
目 次
各コースの概要
1 コース委員長からのメッセージ
16 トップマネジメント・コース
2 経営アカデミー・コース一覧
18 事業構造変革コース
4 経営アカデミーとは
20 経営戦略コース
6 特色あるコースカリキュラム
22 技術経営コース
6 経営アカデミーに参加して
24 次世代グローバルリーダーコース
9 修了後も続く学びの場とネットワーク
26 組織変革とリーダーシップコース
10 経営アカデミー対談:
「キャリア変化対応力」
28 マーケティング戦略コース
13 企業トップからの言葉
30 生産革新マネジメントコース
14 各界で活躍する経営アカデミーマスター
32 人事革新コース
36 ご派遣企業の声
34 経営財務コース
37 ご派遣企業一覧
コース委員長からのメッセージ
経営アカデミーの概要
1
2017年度 経営アカデミー・コース一覧
〈コース委員長〉
トップマネジメント・
コース
次世代グローバル
リーダーコース
事業構造変革コース
経営戦略コース
技術経営コース
松本 正義
冨山 和彦
小野寺 正
塚本 建次
志賀 俊之
住友電気工業(株)
社長
(株)経営共創基盤
代表取締役 CEO
KDDI(株)
取締役会長
昭和電工(株)
特別顧問(元CTO)
日産自動車(株) 取締役副会長
(株)産業革新機構 代表取締役会長(CEO)
コース名
実施要領(日程)
主な対象
2017 年 7 月~ 12 月
トップマネジメント・コース
水曜日【毎週】
18:00 ~ 20:30
取締役、執行役員、事業部長、部長
合宿 4 回
(国内 3 回、海外調査 1 回)
マネジメント・リーダー養成
2017 年 6 月~ 2018 年 1 月
事業構造変革コース
【月 1~3 回】
18:20 ~ 20:50
合宿 1 回
企画・監査部門の責任者、戦略スタッフ
2017 年 5 月~ 2018 年 3 月
経営戦略コース
火曜日【月 2 ~ 3 回】
18:20 ~ 20:50
部長、課長
(全職種)
合宿 3 回
2017 年 5 月~ 2018 年 2 月
技術経営コース
水曜日【月 2 回】
10:00 ~ 17:00
合宿 3 回
技術戦略、技術企画、研究所、製品
開発担当
(部長・課長・リーダー)
2017 年 8 月~ 2018 年 2 月
次世代グローバルリーダーコース
木曜日【月 2 回】
14:00 ~ 20:00
組織変革とリーダーシップコース
水曜日
【月 2 ~ 3 回】
18:20 ~ 20:50
合宿 3 回
経営アカデミー・コース一覧
プロフェッショナル・リーダー養成
2017 年 5 月~ 2018 年 3 月
マーケティング戦略コース
月曜日
【月 2 ~ 3 回】
18:20 ~ 20:50
合宿 4 回
(国内 3 回、海外調査 1 回)
2017 年 6 月~ 2018 年 2 月
生産革新マネジメントコース
木・金曜日
【原則月1 回】
10:00 ~ 17:00
合宿4 回(国内 3 回、海外調査 1 回)
2017 年 6 月~ 2018 年 2 月
人事革新コース
木曜日
【月 2 ~ 3 回】
10:00 ~ 17:00
合宿 3 回
(国内 2 回、海外調査 1 回)
2017 年 6 月~ 2018 年 2 月
経営財務コース
全職種のリーダー、スタッフ
海外他流試合 1 回
海外視察 1 回・国内合宿 2 回・(オプション)
2017 年 6 月~ 2018 年 2 月
木曜日【月 3 ~ 4 回】
18:20 ~ 20:50
合宿 3 回
部・課・プロジェクトチーム等の
組織運営を行うリーダー
マーケティング・営 業 部 門の 部 長、
課長、リーダー、戦略スタッフ
生産関連部門のマネジャー、
リーダー
人事部・人材開発部門のマネジャー、
リーダー、戦略スタッフ
財務、経理、IR、企画部門の
マネジャー・専門スタッフ
(※)参加費に含まれないもの ● 合宿費(国内合宿 1 回当たり 4 ~ 7 万円程度) ● 海外調査費(トップマネジメント・コース:39 万円程度、マーケティ
ング戦略コース、人事革新コース、生産革新マネジメントコース:28 万円程度)
● ビジネスゲーム使用料(経営財務コースのみ:1 万円程度)● グループ研
究の図書・資料代 ● 丸の内教室通学、合宿、企業見学・インタビュー等の交通費
2
事業責任者(執行役員、
部長、
マネジャー)
、
組織変革と
リーダーシップコース
マーケティング
戦略コース
生産革新
マネジメントコース
人事革新
コース
経営財務コース
芳賀 義雄
松井 忠三
釡 和明
數土 文夫
西尾 進路
日本製紙(株)
代表取締役会長
(株)松井オフィス 代表取締役社長
(株)良品計画 名誉顧問
(株)IHI
相談役
JFEホールディングス
(株)
特別顧問
JXホールディングス(株)
名誉顧問
コースの目的・目指す人材像
参加費( )内 8%税込
賛助会員
115 万円
戦略思考に基づいたビジョンを語り、先頭に立って
実践できるトップリーダーの養成
(124.2 万円)
事業構造変革に必要な取り組みを統合的にコーディネートし、
経営トップをサポートできるリーダーの養成
(131.76 万円)
自社ビジネスのあり方を見直し、次の戦略を深く多面的に考える
リーダーの養成
(114.48 万円)
“技術” から事業価値を創出できるリーダーの養成
(114.48 万円)
一 般
125 万円
(135 万円)
詳細
P.16~17
※合宿費、海外調査費別
122 万円
132 万円
(142.56 万円)
P.18~19
※合宿費別
106 万円
116 万円
(125.28 万円)
P.20~21
※合宿費別
106 万円
116 万円
(125.28 万円)
P.22~23
※合宿費別
世界のリーダーと伍して戦えるリーダーの養成
94 万円
(101.52 万円)
104 万円
(112.32 万円)
※海外視察費 1回含む、
国内合宿費・海外他流試合(オプション)費別
人と組織を活かし、より強い組織変革をリードする人材の養成
94 万円
(101.52 万円)
104 万円
(112.32 万円)
P.24~25
P.26~27
※合宿費別
「売れる仕組みづくり」を創造するハブ型マーケターの養成
94 万円
(101.52 万円)
104 万円
(112.32 万円)
P.28~29
※合宿費、海外調査費別
経営と現場の視点で、ものづくりを構想できる人材の養成
94 万円
(101.52 万円)
104 万円
(112.32 万円)
P.30~31
※合宿費、海外調査費別
(101.52 万円)
企業価値の向上をリードする、将来のCFOの養成
(101.52 万円)
104 万円
(112.32 万円)
P.32~33
※合宿費、海外調査費別
94 万円
104 万円
(112.32 万円)
※合宿費別
賛助会員について 会員サービスセンター TEL:03-3409-1116
日本生産性本部の活動にご賛同・ご協賛いただく賛助会員制度がございます。詳細は上記までお気軽にお問合せください。 P.34~35
経営アカデミー・コース一覧
94 万円
人材マネジメントに革新を起こし、世界で競争力のある強い組織作りを
リードする戦略的人事リーダーの養成
3
経営アカデミーとは
経営アカデミー 50年の歴史
経 営 ア カ デ ミ ー は、 戦 後 日 本 の 経 済 復 興 を 推 進 し、 国
民生活の向上を図る目的で設立された日本生産性本部の
10 周 年 記 念 事 業 と し て、1965 年 に 創 設 さ れ た 我 が 国 初
の本格的なビジネススクール(経営大学院)です。
以来 50 年以上にわたり、産業界からの支持をいただき、
14,000 名以上の修了者(経営アカデミーマスター)を輩
出。 多 く の 方 が 企 業 の ト ッ プ、 産 業 界 の リ ー ダ ー と し て
活 躍 し て お り ま す。 ま た、 修 了 さ れ た OB・OG の 層 の 厚
さ は 他 の 長 期 経 営 人 材 プ ロ グ ラ ム を 圧 倒 し、 リ ー デ ィ ン
グプログラムとしての役割を果たし続けています。
新 た な 半 世 紀 を 迎 え た 当 ア カ デ ミ ー は、 企 業 の 実 践 力
と 学 界 の 最 先 端 理 論 が ぶ つ か り 合 う 創 発 の 場 と し て、 生
涯 役 立 つ 人 間 力 の 向 上 を 目 指 し、 構 想 力、 革 新 力、 実 現
力 を 兼 ね 備 え た 人 材 を 育 成 し、 組 織 や 業 界 の 枠 を 超 え た
人 的 ネ ッ ト ワ ー ク の 形 成 と 充 実 を 図 る べ く、 こ れ か ら も
進化を続けて参ります。
経営アカデミーが目指す人材像
多視点構想力
Future Conception
多角的な視点から本質をとらえ
未来を構想する力
共感価値実現力
Value Creation
組織内外に共感を創り出し
価値創造を実践していく力
主体的革新力
Continuous Innovation
絶えずよりよい未来をめざして
自ら挑戦していく力
経営アカデミーが目指す人材像とは、
「多視点構想力」
「共感価値実現力」「主体的革新力」
経営アカデミーとは
4
この3つの力を兼ね備え、
次代の経営を創っていくことのできるリーダーです。
※修了者には、
『経営アカデミーマスター』の資格が付与されます
(全日本能率連盟登録資格称号第 14 号)
経営人材育成のリーディングプログラム
1.
企業から選抜された中核人材が集う 真剣な他流試合の場 ~ 50 年の歴史/ 14,000 名以上のOB・OGを輩出~
● 業界を代表する企業をはじめ、多様な業種・業態の組織から選ばれた人材が参加。短期
の研修では得ることが難しい、業務上の悩みや課題を話し合える貴重な社外のネットワー
クを築くことができます。
● 多様な人材とのぶつかり合いから、自己の発想、価値観や仕事を通じて培ってきたビジ
ネス観を振り返る絶好の機会となります。今までの延長線上にある自己を一度断ち切り、
既存事業を変革し未来に挑戦する意欲と実行力を伸ばします。
● 1965 年に産業界の発意と学界の協力により創設された我が国の本格的な経営幹部育成
プログラムの草分けです。14,000 名を超える修了者は経営アカデミーマスターとして各
界で活躍されています。
2.
多彩な 10 コースで、選抜人材教育の幅広いニーズに対応
~経営者・実務家と学界を代表する一流の講師らによる指導体制~
● 実務に即した研究テーマをグループで 1 年間追求。グループ研究には専属の気鋭の若手・
中堅研究者が入り、本質的な議論をバックアップいたします。その一環として、国内外
の先進企業へのインタビューの機会も数多く持つことができます。
● 一回一回の講義ごとに学んだことを自社の経営や自己業務にどう具体的に活用するかに
ついてレポートを作成。研修前と中間、修了時点で自己の振り返りを行います。このレポー
トを【フィードバックシート】としてまとめ、事務局がご派遣窓口へ直接持参、ご報告
いたします。
● 他コースの講義も、参加メンバーが自己の課題や関心に応じて受講することができます。
幅広い学びの場を提供しています。【選択講義】
3.
交通至便な抜群の立地
~東京駅/大手町駅に直結。働きながら通える受講環境~
● 新幹線ホームから徒歩8分で教室に到着。夜間コースでも大阪から日帰り参加が可能で、
毎年、全国各地から多数の方が通学されています。
<運営幹事企業>
産学協同の場である経営アカデミーは、参加企業の人事部門責任者の方に運営幹事を委嘱し、企画・運営にご参画いただいております。
日本電気(株)
アズビル(株)
JXホールディングス
(株)
日本ユニシス
(株)
花王(株)
住友大阪セメント
(株)
(株)乃村工藝社
キッコーマン(株)
中外製薬(株)
東日本電信電話(株)
TDK(株)
三井金属鉱業(株)
キョーリン製薬ホールディングス(株)
東京地下鉄
(株)
三菱地所(株)
コニカミノルタ(株)
日清オイリオグループ
(株)
(株)共和電業
(株)小松製作所
日本水産(株)
経営アカデミーとは
アサヒグループホールディングス(株) (株)ジェーシービー
5
特色あるコースカリキュラム ~絶えず組織を革新し、リードする中核人材を育成~
◆プログラムの流れ(例)
5 月~ 6 月
経営アカデミーは産業界が自らの問題意識によって設立されたビジ
ネススクールです。この趣旨に共鳴した、学界を代表する一流の講師
陣ならびに第一線のビジネス・パーソンが指導を行っています。産
講義・演習
1. 講義・演習
世界観・大局観・時代認識を
時代の大きな文脈から捉える
業界の課題に精通した講師陣による最新の理論と実践を学ぶことが
できます。参加メンバーは、所属コース以外にも自己の関心・課題
10 ヶ月間同じメンバーによる
グループ研究のスタート
に応じて他コースの講義も受講することができます。
2. 深みのあるグループ研究
(他流試合による視野拡大と思考深化の場)
めます。
構築と検証を繰り返す過程で、本質を見極め、新しいコンセプトを
創造していく力が養われます。また、メンバーとの切磋琢磨の経験
参加メンバーの問題意識を
踏まえ、グループ編成。
グループ指導講師と共に参加メ
開 講
コース修了時の研究成果の発表に向けて、問題意識の共有から仮説
グループ研究
異なる視点を持ったメンバーと協働で、テーマを設定し、研究を進
【問題意識の共有】
ンバーと討議し、問題意識の掘
り起こしを行う。
により、メンバー間の信頼とネットワークは修了後も続く強い絆と
なります。
※テーマ設定に時間をかけ、
グループ研究の期間は、担当指導講師が専任でサポートします。
仮説構築の重要性、切り口
の大切さを身につける。
3. 自己課題フィードバック
参加者の気づきや成長・課題を確認しながら、より多くの成果を得
開講時の現状分析と目標設定、中間時の目標振り返り、終講時の研
修成果の業務への落とし込みの策定を通じて、自己の学びを客観的
に把握します。
年間3回、経営アカデミー事務局より派遣企業へシートを直接持参
自己課題
るために、「自己課題フィードバックシート」を導入しています。
【現状分析と目標設定】
コース参加にあたっての問題意
識・課題整理、10 ヶ月後の目標を
設定する
派遣企業と共有
フィードバックシート
し、状況をフィードバックいたします。
■ 経営アカデミーに参加して(2016年度 参加者インタビュー)
「理論に加え、経営者の実体験に触れる」
経営管理部や子会社の企画部門、IR 室長、財務・経理部長を経て、理事となった現在に
至るまで、コーポレートの比較的経営に近いところで業務を行ってきました。会社が経営
幹部の育成のために複数の外部研修プログラムへの派遣を決定し、参加候補者を本部で推
薦することになったのですが、選ぶ立場でありながら、経営アカデミーへの参加に自ら手
を挙げました。経営の本質や戦略理論などの知識を習得できることに加え、現役経営者の
実体験に触れることができる貴重な機会だと考えたからです。教授の講義や経営者の講話
特色あるコースカリキュラム
6
からは、持続的成長企業の経営には「高潔な企業理念」、「トップの強いリーダーシップと
高い倫理観」
、
「継続的な変革」
などの共通点があることに気づきました。
グループ研究のテーマは
「働き方改革の処方箋」
で、施策というよりも
「働き方改革」をど
最勝寺 奈苗(さいしょうじ ななえ)氏
(2016 年度 トップマネジメント・コース参加)
KDDI株式会社 理事
コーポレート統括本部 経営管理本部副本部長
う実践していくべきかを研究しています。企業インタビューも 7 社に実施しました。「働
き方改革」は日本全体でのタイムリーな課題ですし、職場でもちょうど “ 業務改革プロジェ
クト ” を推進する立場ですので、大変参考になっています。グループメンバーとは研究活
動を通じてコミュニケーションの機会が多くなりますが、異業種異職種であることで今ま
でにない刺激を受けており、確かなネットワークが築かれていることを実感しています。
毎朝新聞を広げると、コースメンバーの会社や業界の記事も自然にチェックするようにな
り、自分の興味や視野が日々広がっていることを感じています。
講義とグループ研究を並行して進めることで体系的な学習と実務の往復を促し、
自己課題フィードバックシートにより気づきと学びを実践へと橋渡しします。
7月~9月
実践的なケース研究から
エッセンスを学ぶ
現状の課題を明らかにする
講義で学んだ内容の応用を図る
12 月~ 3 月
今後の構想を練る
自分たちのオリジナル
メッセージ構築へ挑戦
第 1 回合宿で研究テー
第2回合宿で研究の進
背後にある本質を突き詰め、
マ設定。テーマを明確化
状況を中間発表。コーディ
理論構築と施策への落し込み
し、仮説の設定、年間のス
ネーターからのレビューコメ
を行う。成果発表に向けた最終
ケジュールを立案する。
ントをもとに、メンバー間での
的な詰めと報告書の取りまとめを
その後、文献や事例の調査、
討議や企業訪問・ヒアリング・
集中的に行う。
グル ープ 指 導 講 師・メン
データ分析等を実施し、仮
成果発表会には、コーディネー
バーとの徹底した議論の
説を検証。研究テーマの
ターはじめ派遣企業責任者
積み重ねを行う。
更なる堀下げを行う。
も参加。
【中間振り返り】
改めて中間時点での自己の振り返
りと評価を行い、今後の取り組み
について確認する
派遣企業と共有
フィードバックシート
【報告書とりまとめ】
︻研修成果の実務への落とし込み︼
【研究テーマの深化】
終講・グループ研究成果発表
【研究テーマの設定】
【気づきと学び】
各回の講義での気づきと学びに
ついて毎回フィードバックシー
トに記述する
修了後
フォローアップ ※研修後の取組みに関する情報交換
講義とグループ研究の往復
10 月~ 11 月
【今後の目標設定】
経営アカデミー修了後の目標設定
と業務への活用・展開に向けた計
画と評価を行う
派遣企業と共有
フィードバックシート
「自社の強みを打ち出すヒントをもらっています」
現在、岩手県で震災復旧工事の作業所長をしています。作業所長というのは現場でかな
り大きな権限を持っており、大きいところでは何百人という大人数をかかえながら、現場
の安全、工事の進捗、品質の管理、利益の確保、そして行政始め各関係者との交渉と多岐
にわたってマネジメント能力が求められます。今までも独学でマネジメントについて学ん
できましたが、業界外のことも含め体系立ててしっかりと勉強したいと思い、経営アカデ
ミーの社内公募に応募いたしました。
まった勉強のできる貴重な時間になっています。建設土木業界は今までは横並び意識が高
かったのですが、今後は自社の強みを打ち出していく必要があります。作り上げたものの
吉田 洋(よしだ ひろし)氏
(2016 年度 経営戦略コース参加)
戸田建設株式会社 東北支店
岩手県船越南海岸復旧工事作業所長
品質以外に、例えば女性や若者を多く雇っているかや働く環境についても重視されており、
これらは自社の強みとしていくべく、事例が豊富に取り上げられる講義や、業種も職種も
異なる参加メンバーから知見をもらっています。
グループ研究では生産性の高い組織をテーマにしており、自分の現場に持ち帰り役立た
せたいと考えています。人脈作りは会社も自分でも大きく期待するところですが、すでに
気の合う仲間にも恵まれました。今後研究のまとめの段階を経て、より強い帯同ができあ
がっていくことが楽しみです。
特色あるコースカリキュラム
岩手の現場からアカデミーに通うのは大変さもありますが、行き帰りの電車の中はまと
7
特色あるコースカリキュラム
各コースでは、講義・ グループ研究に加え、海外調査、工場視察、企業訪問、合同ワークショップなど多彩なプログ
ラムを実施。通常の経営アカデミー教室から離れ、参加メンバー間の枠を越えた国内外の多様なビジネス・ パーソン
との交流、様々な実践事例に触れることによりアカデミーでの学びを深めます。
■ 海外調査
主にアジア各国に赴き、下記のような課題への取り組みのヒ
ントを見いだします。
● 世界、アジアの視点から自社の事業をどう位置付けるか
●
現地ニーズをいかに把握し商品開発にどう活かしていくか
●
現地組織のオペレーション(評価、モチベーション、宗教
など)
● 現地幹部社員の育成とリテンション
● グローバルリーダーの育成
〈2016 年度実績〉
● 次世代グローバルリーダーコース:タイ、インドネシア、ミャンマー
● トップマネジメント・コース:ベトナム、カンボジア
● マーケティング戦略コース:タイ
● 生産革新マネジメントコース:ベトナム
● 人事革新コース:シンガポール
■ 工場視察
生産革新マネジメントコースでは、講義と連動したテーマで工場
視察を実施します。問題を捉える力を養うほか、視察先と自社を
比較することで、自社の課題を客観的に見つめ、その解決策を考
えることを狙いとしています。
〈2016 年度実績〉
国内:鍋屋バイテック、ジャパンマリンユナイテッド、全日本空輸、
村田機械、マツダ
海外(ベトナム)
:ブラザーインダストリーズ・ サイゴン、東芝産業
機器アジア社、ベトナムヤクルト、KYBマニュファクチャリ
ング・ベトナム、イデ・インターナショナル
■ スキルアッププログラム
特色あるコースカリキュラム
8
コース期間中、「ファシリテーション」
「プレゼンテーション」などのスキルアップのための プログ
ラムを用意。各コースの参加者が、必要に応じて自由に受講でき、基礎的ビジネススキルの向上に
お役立ていただけます。
■ ミニMBAプログラム
コース開講前に、「会計・財務」
「戦略」などの経営に関する知識を学べるミニ講座を開催。各コース
の参加者が、これから経営アカデミーのプログラムに参加するにあたり、基盤となる知識の習得や
自らの知識の整理・確認ができます。
修了後も続く学びの場とネットワーク
■ 修了後のフォローアッププログラム
経営アカデミーのプログラムによって得られた成果を自社での業務に活かしていくために、終講時
に自らの課題を設定。修了の半年後を目安に、コース毎に参加者が集まり、指導講師を交え、自ら
の課題への取り組みについて進捗を報告します。学びの成果の自社での展開について、さらに効果
的な取り組みへの気付きの場となります。
■ OB・OG会
グループ単位で継続的に開催されるOB・OG会だけでなく、
コース全体や年度を越えた同じグループ研究担当講師を
囲む会など、メンバーによる情報交換・事例共有の場とし
て事務局がその開催・運営をサポートしてまいります。
2014 年度グローバルビジネス・リーダーコース OB 会にて
キッコーマンの野田工場を視察 (2016 年 3 月)
■ 講演会・相談会
講演会へのご招待、各種優待講座・ イベント
等、経営アカデミー修了後も最新の知識・情
報を吸収するためのサポート体制を整えてお
ります。
経営の第一線で活躍されるOB・OGや専門領
域における第一人者として高い能力を発揮さ
れているOB・OGを招き、修了メンバー相互
に研鑽を深める場を企画してまいります。
当アカデミーを修了された後、「さらに自己研鑽を積める場を持っておきたい」
「もう一度、この講
義を聞いてみたい」といったOB・OGの声にお応えするために、経営アカデミーの各コースより選び
抜いた指定講義(約 40 講義)からご希望に合わせて選択し、受講するものです。
現在直面している経営課題、担当業務における問題意識に沿って、各コースで開催される講座を横
断的に自由に選択し、組み合わせることで、ご自身のオリジナルプログラムを作成して受講するこ
とができます。
経営に関する幅広い領域における基礎理論や最先端理論をはじめ、現役経営トップからのリアルな
語りに触れ、現在の自己、自社ビジネス・経営のあり方について、もう一度深く考えるきっかけを
お持ちいただけます。
修了後も続く学びの場とネットワーク
■ マスター・プログラム
9
経営アカデミー対談:
「キャリア変化対応力」
2015 年度、
人材マネジメントコース
(2017 年度より人事革新コース)のグループ研究のテーマの一つに「キャリア変化対応力」
が取り上げられました。環境変化に対応し持続的に成長していくためには、変化に柔軟に対応できる能力やその意識の高い
人材がカギとなると参加メンバーは考えたからです。当グループ研究を指導された服部泰宏 横浜国立大学大学院准教授と、
キャリア研究の第一人者である宮城まり子 法政大学教授に、「キャリア変化対応力」について対談いただきました。
司による部下の育て方だったり。
グループ研究について
服部氏:そうです。調査にあたっては、メンバー企業の従
「安心してください!対応できますよ」
業員個人(241 名)に対してアンケートを実施し、キャリ
~不透明で不確実な時代を生き抜くキャリア変化対応力の探求~
ア変化対応力やモチベーションを測定し、企業から受けて
いる支援や機会、そしてその関係性を分析しました。
服部氏:グループ研究を開始するに当り、最初は参加メン
バーで自社の課題をとにかく色々と出し合いました。モチ
宮城氏:どのようにキャリア変化対応力を測定したのですか?
ベーション、閉塞感、管理職になりたがらない・・・その
中で共通していたのがキャリアに関する問題で、整理する
服部氏:キャリア変化対応力は大まかに、自律、未来志向、
と (1) キャリア上の機会の減少、(2) 個人のキャリア志向
好奇心、自信の 4 つの因子があると定義して、そのスコア
性の多様化、(3) 予見可能性が低いキャリアチェンジの増
を測りました。これらが業績、モチベーション、組織コミッ
加の3つです。キャリアについてまず先行研究を調べると、
トメントにどう影響するかを見ました。結果、概してプラ
「キャリア自律」だったり「キャリアレジリエンス」
、
「キャ
スの影響を与えていそうなことが確認されました。そして、
リア・アダプタビリティ」といった定義が出てきますが、
人事は何を提供すると変化対応力が上がるのか、その打ち
自分たちの腹落ちした言葉にするという点に強くこだわ
手は何なのかを仮説を立てて検証していきました。総括す
り、結果的に彼らの求める人材像を考慮して「キャリア変
ると、海外経験、社内外のロールモデル、経験学習(内省
化対応力」という言葉を用いることにしました。その上で
的観察、抽象的概念化)
、社内外の学び・交流の場に参加、
キャリア形成において人事の観点から何ができるのかを探
上司との関係といったものが、キャリア変化対応力を高め
りました。
ることにつながることが明らかになりました。
宮城氏:個人の視点ではなく、組織の視点からの研究です
宮 城 氏: 個人の視点からは、
「社内外の学び・交流の場に
ね。人事制度であったり、経験の積ませ方であったり、上
参加」が有効ということですね。例えば自律的にキャリア
開発に勤しむとか、異業種交流会に積極的に参加し人脈の
幅を拡げるなど。「抽象的概念化」とは具体的にはどうい
うことですか?
経営アカデミー対談:
﹁キャリア変化対応力﹂
10
服部氏:自分の経験を他の状況にも応用できるように一般
化・概念化して、経験のまま終わらせない。いわゆるコン
セプチュアル・スキルです。これには上司からの支援が重
要になるとも考察しています。
宮 城 氏:「経験学習」は本当に大事ですね。色々な施策、
例えば海外経験も、内省を含めた「経験学習」を経ること
により効果として現れるものです。
服部 泰宏 氏
横浜国立大学大学院 国際社会科学研究院 准教授
経営学博士
人事は「ボキャブラリー」を持て
変重要です。キャリア相談を受けていると、こんなに変化
の激しい環境下で長期のキャリアプランを持つことに意味
が無いのでは、という人がいます。そんな人には、おおざっ
宮 城 氏: 一方、アンケートによる一つひとつの仮説検証
ぱでいいから 3 年、5 年、10 年後の姿を考えてみるよう
結果では、本来はキャリア自律に有効な、部門を跨ぐ異動
に言います。3 年後に何もプランを持っていない人と持っ
経験や勤務地変更を伴う転勤、出向を含む社外での勤務経
ている人とでは、これからの 3 年でやることが違うはず
験等が、キャリア変化対応力に影響を及ぼさないという結
です。ゴールに固執することではありません。キャリアと
果なのですね。これは上司や人事部からの説明不足の実態
いうのはその積み重ねであり、どういったゴールにたどり
が表れているのかもしれませんね。キャリア相談で大変多
着くかでなくそのプロセスこそが大切なのです。それこそ
いのが、なぜ自分がここに異動しないといけないのか、と
キャリア変化対応力に繋がるものではないでしょうか。
いうものです。会社は従業員に対して大きな期待をかけて
行っている配属が、従業員への説明や期待感の持たせ方が
不十分なために、本人にその主旨が全く理解されていない
ぶつかりあってパートナーシップを高め合う
ばかりか動機づけも逆効果のものになっていることが多い
のです。役割、責任、期待することを明確化する。それが
宮城氏:アメリカのキャリア研究者ジェラットは、キャリ
内省にも繋がります。
アはゴールに行きつくまでのプロセスの中で形成されると
言っています。ありたい自分にどう近づいていくか、自分
服部氏:グループ研究でもまさしく同様の考察をしました。
以前、私がプロサッカーの監督を取材したときに聞いた話
ですが、監督は選手にポジション変更を要求するときに、
担ってほしいのか、そのポジションがこれからのチームに
とっていかに重要な役割を果たすか、あなたには「楔(く
さび)」になってほしいのだと話して、選手に納得しても
らうそうです。この時の「楔」という言葉が重要です。人
事も同じです。人事も従業員に対して「ボキャブラリー」
を持たねばなりません。それいかんで、従業員のキャリア
を伸ばすことにもつぶすことにもなるのです。
宮城氏:個人の視点でいうと、将来の見通しがつくという
宮城 まり子 氏
こと(キャリア・パースペクティブ)も、心理学的にも大
法政大学 キャリアデザイン学部 教授
臨床心理士 日本産業カウンセリング学会名誉会長
経営アカデミー対談:
﹁キャリア変化対応力﹂
しっかりと説明します。なぜあなたに新しいポジションを
11
の物語をどう完成させるかを主観的に考える「ナラティブ・
アプローチ」が有効です。物語の作者は自分自身。自分の
キャリアを会社に任せっぱなしにするな、ということです。
自分のキャリア(物語)は自分で構築する。そのためには、
会社へのアピール力が必要になってきますし、準備をして
その根拠を示す必要があります。それもキャリア変化対応
力の一つではないでしょうか。
服部氏:会社の方も従業員とどういう関係性を持とうとし
ているのかビジョンを示せていないところがあると思いま
す。MBO などの色々な施策の根底にある設計思想です。欧
米だったらコントラクト(契約)かもしれません。私の研究
テーマの一つに会社と従業員の「心理的契約」があるのです
が、キャリア形成においてもこの心理的契約が働いている
と感じています。お互いに明言しないけれども、お互いに
期待をしている。しかし今後はそれをクリアにして、会社
はキャリア開発のために出来ること出来ないこと、施策の
範囲を明確にし、従業員も会社に対してやりたいことなど
もっと意見をぶつけ合うことが重要になってくるでしょう。
宮城 まり子(みやぎ まりこ)氏
宮城氏:両方が自立することで、パートナーシップが高ま
り信頼関係が築けるということですね。会社も会社の物語
を従業員に提示すべきですよね。それに対して従業員の物
語が呼応できれば理想ですね。
法政大学 キャリアデザイン学部 教授
臨床心理士 日本産業カウンセリング学会名誉会長
慶應義塾大学文学部心理学科卒業。早稲田大学大学院文学研究科心
理学専攻修士課程修了。
病院臨床(精神科、小児科)等を経て、1992 年 産能大学経営情報学
部 助教授、1997 年 カリフォルニア州立大学大学院キャリアカ
ウンセリングコースに研究留学、2002 年 立正大学心理学部 教授、
服部氏:グループ研究中にもこういった議論をしていまし
た。報告書にまとめるまではいきませんでしたが、経営ア
経営アカデミー対談:
﹁キャリア変化対応力﹂
12
2008 年より法政大学キャリアデザイン学部 教授。
専門は臨床心理学
(産業臨床・メンタルヘルス)
、生涯発達心理学、キャ
リア開発・キャリアカウンセリング。
2002 年日本生産性本部キャリアコンサルタント養成講座の立ち上げ
カデミー修了後、各企業で色々な施策を打つ際に役立てて
から講師を務め、延べ 1100 名以上のキャリアコンサルタントを育成。
いることと思います。
近著に「ナラティブ・ キャリアカウンセリング ―「語り」が未来を創
先程出た「経験学習」の重要さですが、参加メンバー自
企業へのキャリア教育も数多く実施。
る―」
(訳著 2016 年 10 月 生産性出版)
。
身、経営アカデミーに参加するというのはどういうことか、
という問いを自ら投げかけていました。黙り込んでいまし
たけどね。
(笑)
宮城氏:社外での学び・交流の場である経営アカデミーに
参加することはキャリアの形成において非常に有効ですけ
服部 泰宏(はっとり やすひろ)氏
横浜国立大学大学院 国際社会科学研究院 准教授
経営学博士
2009 年 神戸大学大学院経営学研究科マネジメント・ システム専攻
博士課程後期過程修了、2009 年 滋賀大学経済学部専任講師、2011
年 滋賀大学経済学部准教授、2013 年 横浜国立大学大学院国際社
会科学研究院准教授(現在に至る)。2014 年より経営アカデミー「人
れども、しっかり経験学習で意味付けをすることが最も大
材マネジメントコース(2017 年度より人事革新コース)」グループ研
切なことですね。これから参加される方、派遣される企業
日本企業における組織と個人の関わりあい(心理的契約)の研究のほ
の方にも、物語の中に経営アカデミーのページを入れて、
研究・活動にも従事。2010 年 第 26 回組織学会高宮賞受賞、2014
経験学習とセットにしてその効果を最大にしてほしいと思
います。
究指導講師を務める。
か、人材の採用を科学的にアプローチする「採用学」の確立に向けた
年 人材育成学会論文賞受賞。
近著に
「採用学」
(2016 年 5 月 新潮選書)
。
企業トップからの言葉
~経営アカデミーを修了した企業トップからの推薦の言葉~
「新時代のビジネスリーダーを待望する」
1982 年度 「意思決定と経営情報コース」
(現 : 経営戦略コース)修了 経営アカデミーマスター
経営アカデミーの受講は、技術出身の私にとって講師の先生方の講義は初めて
聞く話も多く、企業経営の基本を理解する絶好の機会となった。また、合宿を含
むグループ研究では先生方や他企業の方々との討論・交流を通して、企業内の研修
では得ることの出来ない貴重な経験をさせて頂いた。
現在、産業界は世界的規模の大きな変革期を迎えている。特にICT革命と人口の
小野寺 正 氏
KDDI 株式会社 取締役会長 減少は、我が国の産業構造そのものに変革を要求していると言える。この変革期
にこそ
「高い志」と「リーダーシップ」を身につけた人材が必須だ。同時に、リーダー
には企業経営についての系統だった知識が不可欠となる。二十一世紀を担う皆様
が経営アカデミーを受講されることで、新しい視点で我が国の産業界を変革する
ビジネスリーダーになられることを祈念する。
「社員は人間力を兼ね備えた「人財」となれ」
1986 年度 「人事労務コース」
(現 : 人材マネジメントコース)修了 経営アカデミーマスター
当社では、社員は企業にとって重要な経営資源であるとの認識のもと、人材を
「人
財」と表現しています。当社が求める人財像は
「人間力」を筆頭に
「不動産力」
「仕事
推進力」
「経営力」
「グローバル対応力」の 5 つの力を兼ね備えた人物です。また、個
人ではそれぞれの力を最大化しつつ、組織では
「個性豊かなプロ集団」として、一
体としてパフォーマンスを高めることを目指しています。
杉山 博孝 氏
三菱地所株式会社
取締役社長
そんな人財を育成するための仕掛けの一つが経営アカデミーへの派遣です。参
加者には、優秀な先生方や他企業の方々との討論や交流を通じて、企業内研修と
は違う刺激を受け、更なる成長を遂げて欲しいと思います。
「新しい日本創りに挑戦する気概を」
1980 年度 「意思決定と経営情報コース」
(現:経営戦略コース)修了 経営アカデミーマスター
2014 年 10 月、東海道新幹線は開業 50 周年を迎えました。この間、日本経済の
大動脈である東京~名古屋~大阪間の旅客輸送を維持発展させることで日本経済
の飛躍的な成長を支え、まさに
「日本」を形づくる一端を担ってきたという自負が
あります。一方で、現状にとどまることなく、長期的で広い視野に立って物事を
考え、つねにさまざまな
「挑戦」を続け、
「超電導リニアによる中央新幹線の推進」
柘植 康英 氏
という次の
「日本」を創る大きなプロジェクトを推進しています。そのために社員
は、これからの日本を自分たちの手で守り、創っていくという気概を大切に日々
業務に取り組んでおります。
2015 年に創設 50 周年を迎えた経営アカデミーにおいても、これからの日本を
自分たちの手で創っていこうとするエネルギーに満ち溢れた人材を今後も輩出し
ていただきたいと願っています。
企業トップからの言葉
東海旅客鉄道株式会社 代表取締役社長
13
各界で活躍する経営アカデミーマスター
参加年度
2005
各界で活躍する経営アカデミーマスター
14
コース名
トップマネジメント
氏名
明田 浩
組織
株式会社ジェーシービー
役職
取締役兼常務執行役員
1990
トップマネジメント
新井 孝雄
株式会社ヤマト
代表取締役会長
2008
トップマネジメント
新井 英雄
三井住友建設株式会社
代表取締役社長
1989
人事労務
荒木 三郎
株式会社三菱東京UFJ銀行
取締役副頭取
1981
人事労務
有元 龍一
日本工営株式会社
代表取締役社長
2000
経営戦略
池上 有介
三菱UFJニコス株式会社
代表取締役副社長
1982
経営財務
石橋 雅夫
不二サッシ株式会社
代表取締役 専務執行役員
1991
国際
2009
トップマネジメント
泉 弘毅
ANAウイングス株式会社
代表取締役社長
伊藤 健二
株式会社日本政策金融公庫
常務取締役
1984
マーケティング
株式会社UACJ
取締役 兼 副社長執行役員
1984
プロダクション・マネジメント
伊東 修二郎
今村 俊夫
東京急行電鉄株式会社
代表取締役 副社長執行役員
1997
人事労務
岩田 一男
株式会社埼玉りそな銀行
代表取締役副社長 兼 執行役員
1991
経営意思決定
牛島 雅隆
日本貨物鉄道株式会社
取締役 兼 執行役員
1982
トップマネジメント
内山 治男
株式会社丸山製作所
代表取締役会長
2001
経営戦略
榎本 修次
1984
マネジリアル・エコノミックス
大江 靖
株式会社乃村工藝社
代表取締役社長
コスモエネルギーホールディングス株式会社
取締役専務執行役員
取締役 執行役員
1992
経営財務
大田 勝幸
JXホールディングス株式会社
1994
コーポレート・エコノミックス
尾上 秀俊
日清オイリオグループ株式会社
取締役 常務執行役員
1984
意思決定と経営情報
三井不動産株式会社
取締役常務執行役員
代表取締役社長
小野澤 康夫
1999
トップマネジメント
勝又 一俊
カンダホールディングス株式会社
1968
経営システムと電子計算機
加藤 一彦
株式会社パイオラックス
代表取締役会長
2003
経営戦略
加藤 大輔
藤倉化成株式会社
代表取締役社長
1999
トップマネジメント
金井 洋
第一フロンティア生命保険株式会社
代表取締役社長
1993
経営戦略
金子 慎
東海旅客鉄道株式会社
代表取締役副社長
1984
経営財務
苅野 雅博
太平洋セメント株式会社
取締役 常務執行役員
1972
人事労務
川合 正矩
日本通運株式会社
代表取締役会長
1985
プロダクション・マネジメント
木股 昌俊
株式会社クボタ
代表取締役社長
2010
トップマネジメント
木山 伸泉
日鉄日立システムエンジニアリング株式会社
代表取締役社長
1988
経営意思決定
清野 秀樹
三井ホーム株式会社
取締役・専務執行役員
1988
トップマネジメント
栗本 透
日本石油輸送株式会社
代表取締役会長
2012
経営戦略
黒田 敦
NECディスプレイソリューションズ株式会社
取締役 執行役員
1994
経営財務
幸坂 眞也
雪印メグミルク株式会社
取締役専務執行役員
1980
マーケティング
輿水 順雄
株式会社ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ
代表取締役社長
1995
マーケティング
小林 新
1985
マーケティング
1990
1994
2008
日清オイリオグループ株式会社
取締役 常務執行役員
小林 久志
コスモ石油株式会社
代表取締役社長
経営財務
近藤 雅之
日本製粉株式会社
代表取締役社長
マーケティング
齊藤 哲彦
株式会社みずほフィナンシャルグループ
専務執行役員
トップマネジメント
佐々木 勉
マックスバリュ九州株式会社
代表取締役社長
2005
経営戦略
塩見 公彦
藤森工業株式会社
取締役常務執行役員
1974
マネジリアル・エコノミックス
重山 俊彦
キッコーマンソイフーズ株式会社
代表取締役社長
取締役
1990
テクノロジー・マネジメント
清水 哲司
NTTコムウェア株式会社
1990
人間能力と組織開発
志村 康洋
株式会社京王プラザホテル
代表取締役会長
1985
人事労務
JXエネルギー株式会社
代表取締役社長
1987
マネジリアル・エコノミックス
1984
意思決定と経営情報
杉森 務
杉山 健博
鈴木 誠一郎
阪急阪神ホールディングス株式会社
代表取締役副社長
株式会社サンシャインシティ
代表取締役社長
代表取締役社長
2003
トップマネジメント
石司 次男
株式会社アトレ
2005
経営戦略
関戸 隆明
オムロンフィールドエンジニアリング株式会社
代表取締役社長
2007
トップマネジメント
高橋 久雄
日鍛バルブ株式会社
取締役会長
組織・役職は 2016
2015 年 10 月現在 氏名 50 音順・敬称略
参加年度
コース名
2007
トップマネジメント
1997
経営戦略
1990
マーケティング
2009
トップマネジメント
2006
氏名
髙山 輝夫
財部 剛
竹山 五城
組織
役職
東京地下鉄株式会社
専務取締役
東京海上日動火災保険株式会社
常務執行役員
株式会社明治
取締役常務執行役員
舘野 稔
株式会社共和電業
代表取締役社長
経営戦略
田村 明彦
鳥居薬品株式会社
常務取締役
土岡 英明
雪印メグミルク株式会社
取締役専務執行役員
1984
マーケティング
1996
経営戦略
2008
トップマネジメント
徳渕 良孝
徳岡 浩
明治安田システム・テクノロジー株式会社
代表取締役社長
日本信号株式会社
取締役専務執行役員
2005
技術経営
長井 太一
昭和電工株式会社
取締役 執行役員
1986
経営財務
中川 雅夫
株式会社日清製粉グループ本社
専務取締役
1995
トップマネジメント
長島 雅
石井食品株式会社
代表取締役社長
1974
人事労務
中島 美博
東急リバブル株式会社
代表取締役会長
2011
経営戦略
中谷 久嗣
NECディスプレイソリューションズ株式会社
取締役 執行役員
1983
経営財務
中本 祥一
株式会社電通
取締役副社長執行役員
2014
トップマネジメント
三井金属鉱業株式会社
代表取締役常務取締役 兼 常務執行役員
1979
マーケティング
野口 純一
納 武士
森永乳業株式会社
代表取締役副社長 副社長執行役員
2003
トップマネジメント
野崎 邦夫
住友化学株式会社
代表取締役 兼 専務執行役員
2005
トップマネジメント
浜口 強
株式会社ジェーシービー
代表取締役 兼 専務執行役員
2000
経営戦略
板東 浩二
株式会社NTTぷらら
代表取締役社長
2012
トップマネジメント
久岡 一史
三井金属鉱業株式会社
取締役 兼 常務執行役員
代表取締役社長
2004
トップマネジメント
日髙 一隆
日本リック株式会社
1990
人事労務
福田 真博
三和ホールディングス株式会社
取締役常務執行役員
1988
経営財務
福田 雄二
東レ株式会社
取締役
1991
マーケティング
古瀬 良多
株式会社マルエツ
取締役 副社長執行役員
2005
トップマネジメント
星 淑夫
株式会社共和電業
代表取締役会長
代表取締役 社長執行役員
1983
プロダクション・マネジメント
細見 典男
日本水産株式会社
1982
マーケティング
堀切 功章
キッコーマン株式会社
代表取締役社長 CEO
1988
経営意思決定
NECエンジニアリング株式会社
取締役 執行役員常務
松原 隆
2000
人事労務
松本 臣春
キョーリン製薬ホールディングス株式会社
専務取締役
2002
戦略エグゼクティブ
馬城 文雄
日本製紙株式会社
代表取締役社長
1985
経営財務
丸永 庸一
カルピス株式会社
常務取締役
2008
1990
1991
技術経営
テクノロジー・マネジメント
プロダクション・マネジメント
三浦 啓一
三木 伸一
満倉 達彦
太平洋セメント株式会社
住友精密工業株式会社
全日本空輸株式会社
取締役 常務執行役員
代表取締役社長
取締役執行役員
1998
経営戦略
三津島 貴寛
1965
財務管理
茂木 七左衞門
NTTファイナンス株式会社
常務取締役
独立行政法人日本芸術文化振興会
理事長
1987
経営意思決定
森田 公生
日本石油輸送株式会社
代表取締役社長・社長執行役員
2009
トップマネジメント
森田 宏之
新日鉄住金ソリューションズ株式会社
取締役常務執行役員
1988
人間能力と組織開発
矢島 良司
株式会社第一生命経済研究所
代表取締役社長
1979
マーケティング
山木 利満
小田急電鉄株式会社
代表取締役社長
1984
経営財務
山﨑 孝一
キッコーマン株式会社
取締役専務執行役員 CSO
1997
組織革新
山村 明義
東京地下鉄株式会社
専務取締役
1998
経営戦略
株式会社京王プラザホテル
代表取締役社長
1985
人間能力と組織開発
1996
マーケティング
1991
人事労務
2007
トップマネジメント
鷲野 憲治
1993
トップマネジメント
渡辺 勝
山本 護
吉田 久仁彦
吉成 雅人
若島 司
株式会社東レ経営研究所
代表取締役社長
日立工機株式会社
執行役
コニカミノルタ株式会社
常務執行役
東京エレクトロン株式会社
常務執行役員
株式会社乃村工藝社
代表取締役会長
各界で活躍する経営アカデミーマスター
15
Top
戦略思考に基づいたビジョンを語り、先頭に立って実践できるトップリーダーの養成
トップマネジメント・コース
対象:取締役、 執行役員、 事業部長、 部長
■ コース委員長
コースのねらい
開 催 日 程
時 期:2017 年 7 月~ 12 月
曜 日:水曜日 【毎週】
時 間:18:00 ~ 20:30
合 宿:3 回及び海外調査 1 回
全日数:27 日(合宿込み・海外除く)
講 義:16 コマ、
グループ研究:19 コマ
海外調査:成長するアジア地域のビジネス環境を探る
淺羽 茂
新 将命
講 師 陣
松本 正義
住友電気工業
社長
1. 多視点構想力
大局観を身につけ、ブレないビジョンを構想
する力を養う
2. 共感価値実現力
組織の内外に共感を生み出し、価値創造につ
なげる人間力を磨く
3.主体的革新力
自ら先頭に立って継続的に自己革新できる力
を強化する
早稲田大学ビジネススクール 教授
国際ビジネスブレイン代表
(元J&J社長)
坂本 幸雄
元エルビーダメモリ 社長
出口 治明
ライフネット生命 会長兼 CEO
安藤 史江
南山大学大学院 教授
西山 茂
早稲田大学大学院 教授
内野 崇
学習院大学 教授
松井 忠三
良品計画 名誉顧問
加護野忠男
甲南大学 特別客員教授
松本 正義
住友電気工業 社長
木川 眞
ヤマトホールディングス 会長
山田 英夫
早稲田大学ビジネススクール 教授
木村 昌平
元セコム 相談役
山本 忠人
富士ゼロックス 会長
酒巻 久
キヤノン電子 社長
米山 茂美
学習院大学 教授
(過去 2 年実績)
■ コーディネーター・グループ指導講師
加護野忠男
甲南大学 特別客員教授
淺羽 茂
学ぶことができた。視点を広くし、世の中のためになるように経
営を実践していく事が重要だという根本的な考え方が身についた
ことは成長できた点である。(電気・機械・事業部長)
■ 企業経営の修羅場を勝ち抜いてこられた著名な経済人による迫
がら大変わかりやすい講義、書物やメディアでは決して学習する
ことができない体験ができた。(製造・部長)
(2015年度)
(2015年度)
力満点の講義、また、高名な大学教授によるハイレベルでありな
力を感じ、リーダーとしての信念、行動基準、心構えの大切さを
グループ研究
■ 経営者の方々から実践的な話や、生々しい話を伺い、熱気や迫
理解して働く人材が重要であることを改めて学んだ。言動・ アウ
トプットの背景にある本質的な問題を見極めることができるよう
参加者データ
なければならず、そのためには、哲学を持った経営理念、それを
越境ECサイトを活用し、中国での徹底的なマーケティングをパッ
ケージ化したビジネスモデルを構築することで、地産品の輸出に
よる地方創生が十分に可能であると提言。
Bグループ “働きたい”をつないで社会を元気にする
一億総活躍社会の成功には、育児休業を始めとした企業の福利厚
生の拡充等が不可欠。「保育所開設コンサルティング会社」による
共有保育所の運営支援や「子育てあんしん共済」の制度化を提案。
界の『しあわせ度』を高めるためのモデルをつくり、諸施策を提言。
た。物事や事象をとらえる際の視野の広さ、柔軟性等について、
して、潰さずに成長する軌道(顧客創造とイノベーション)を描か
Aグループ メイドインジャパンを世界へ
の要素指標を、主要な業界別(金融、製造、IT等)に調査し、各業
ことで頭の整理ができたと同時に新たに獲得した知識も多々あっ
■ 企業経営とは常在戦場であり、常に外的環境、内的環境を把握
南山大学大学院 教授
従業員の真の満足度を『しあわせ度』と名付け、それを高めるため
織変革、イノベーション等)について、あらためて体系的に学ぶ
一段成長できたと感じている。(IT・執行役員)
安藤 史江
学習院大学 教授
Cグループ 『しあわせ度』の高い企業こそが勝ち残り続ける
■ 経営に関する諸知識(戦略理論、経営知識、分析フレーム、組
になったと成長を実感している。(運輸・部長)
米山 茂美
早稲田大学ビジネススクール 教授
参加メンバーの声
トップマネジメント コ
・ ース
16
内野 崇
学習院大学 教授
■ 2016年度〔平均年齢51.2歳〕
部長
22%
事業部長
13%
取締役
17%
執行役員
48%
<役職別>
サービス
13%
情報システム
その他製造
27%
13%
運輸・通信・
電気・機械
不動産
13%
化学・薬品 17%
17%
<業種別>
日本を代表する経営者による経営の神髄の伝授、講義やケーススタディを通じた戦略フレームワークの理解、
異業種幹部との徹底した議論により、トップリーダーに求められるマネジメント力を磨く
Top
P
思考の深化、内省
本質を捉える
異業種幹部との徹底した議論を通じ、様々
な議論や現象の背後にある本質を考える
論理性を高める
経営理論、戦略フレームワーク
を理解する
実践知に学ぶ
経営者の経験からその神髄を学
ぶ
ビジョンを語り、実践できる
トップリーダー
構想力の強化
月
追体験
テーマ
講義・演習
グループ研究
自己課題
■ 世界観、歴史観、文明観を身につける
■ 戦略の失敗に学び、トップ判断の重要性を考える
7月
大局的な視点から
本質を捉える
自己の振り返りと
第 1 回合宿
グループ編成
グループ研究【1-2】
■ ビジネスモデルとロジックを検討する ■ 戦略構築のフレームワークを習得する
■ 経営の本質とは何か
~経営構造改革におけるトップの役割
8月
各講義の気づきと
学びを整理
■ リーダーシップのエッセンスとは何か
~勝ち残る企業づくり
経営者の経験と
実践知に学ぶ
第 2 回合宿
■ 経営視点の企業分析 ■ イノベーションと価値創造の進め方
組織をどういう方向に
変えるのか
9月
グループ研究【3-4】
テーマ探索
研修目標の設定
世界から日本を見る
グループ研究
【5-7】
テーマ発表
■ 組織変革をどう実践するか
~ありたい姿、あるべき姿から構想する
海外(アジア視察)
ベトナム
グループ研究【8-9】
カンボジア
■ 世界・アジアの視点から自社の事業をどう位置付けるか ■ アジアの成長マーケットをどう取り込むか
■ 生産拠点・サプライチェーンをどう構築するか
10 月
■ 顧客価値とビジネスモデルを考える
~違いをどう創り出していくのか
これからの経営を考える
■ ビジネスイノベーション
リーダーの
決断と実践を学ぶ
~儲ける仕組みを考える
■ 危機に問われるリーダーの覚悟 ■トップリーダーに求められること
実践への応用を決意する
2018
年
フォローアップ
6月
【グループ研究成果発表】
グループ研究
【15-16】
集中討議
グループ研究【17】
報告書とりまとめ
【18-19】
研修成果の振り返りと
実践目標の設定
■ 研修後の取り組みに関する情報交換
講義:16コマ+選択講義+フォローアップ グループ研究:19コマ
トップマネジメント コ
・ ース
■ 企業理念を経営に活かすには
~理念による組織運営とモティベーション
12 月
中間振り返り
グループ研究【13-14】
第 3 回合宿
11 月
グループ研究【10-12】 中間発表
※講義とグループ研究の各コマ数は2016 年度実績をもとに表示。プログラムとスケジュールは変更される場合があります。
17
事業構造変革に必要な取り組みを統合的にコーディネートし、経営トップをサポートできるリーダーの養成
B
事業構造変革コース
対象:事業責任者(執行役員、部長、マネジャー)、企画・グループ管理・監査部門の責任者、戦略スタッフなど
コースのねらい
開 催 日 程
時 期:2017 年 6 月~ 2018 年 1 月
【月 1 ~ 3 回】
時 間:18:20 ~ 20:50
合 宿:1 回
全日数:20 日(合宿込み)
講 義:18 コマ
1. 事業実態分析力
対象事業及び複数事業の集合体としての全社が置かれた現
状を正しく理解し、戦略の策定につなぐ力を身につける
2. 収益構造管理力
事業構造と収益構造の関係を理解し、自社にふさわしい管理
会計、コスト管理システムのあり方を考える力を身につける
3.意思決定と戦略実行力
自社の価値創造の観点から自社事業群を適切に評価し、再成
長に導くための取り組みを構築する力を身につける
4.組織を動かす力
組織のしがらみに打ち克ち、自らがリーダーとして変革の波
を組織内に起こしていく力を身につける
■ コース委員長
■ コーディネーター
冨山 和彦
木村 尚敬
経営共創基盤(IGPI)
代表取締役 CEO
講 師 陣
経営共創基盤
(IGPI)
パートナー/取締役マネージングディレクター
ボストンコンサルティンググループな
どを経て産業再生機構設立時から参画、
COO就任。カネボウなど数多くの企業
再生に携わる。機構解散後、企業再生、
ベン チャー 企 業 経 営 の 後、日本NCR、
タワーズペリン、ADLなどにおいて事業
戦略策定や経営管理体制の構築などの
案件に従事。IGPI参画後は全社経営改
革(事業再編・中長期戦略・管理体制整
備・財務戦略等)や事業強化(成長戦略・
新 規 事 業 開 発・M&A等 )など、戦 略 策
定と実行支援を手掛ける。
事業再生を常駐協業(ハンズオン)経営
支援、事業・財務連動のアドバイザリー、
出資先の企業経営などの独自サービス
を行うIGPIを設立。オムロンなどの社
外取締役をはじめ、経済同友会副代表
幹事、日本取締役協会副会長も務める。
■ 主な講師(2016年度実績)
恩地 祥光
前 横浜マリノス 代表取締役社長
ダイエーにて、中内功氏秘書役・総合企画室長・経
1979年、一橋大学商学部卒。日産自動車入社。人
営企画本部長等を歴任し、リクルートやハワイ・
アラモアナショッピングセンター買収などの大型
M&A案件、さらに新規事業の立ち上げ、ローソン
の上海進出、関連会社の上場などの事業開発案件
を手がける。現在、
M&A実現支援のための総合サー
事部門を経て、1999年、クロスファンクショナ
ルチームのパイロットに任命(組織と意思決定プ
ロセス改革担当)。2002年、執行役員。2009年、
横浜マリノス代表取締役就任。翌年より同社社長
に専念し、健全な経営サイクルの確立、コスト構
ビスを手掛けるレコフ代表取締役社長。
造改革、事業構造のグローバル化を成し遂げる。
石野 雄一
オントラック代表
三菱銀行を経て、日産自動車(財務部)
にて、キャッ
シュマネジメント、リスクマネジメント業務を担
当。戦略系コンサルティング会社で企業戦略立案、
実行支援等に携わった後に独立、財務戦略コンサ
ルタントとして活動。主な著書に『ざっくり分か
るファイナンス』他。
■ 経済的な合理と人としての情理は時として不整合を起こす。
その時にどのような経営観を持って価値選択をしていくかが大
切だということを強く考えさせられた。
(卸売・事業部長)
■ 会社を大きく変えた経営者のリアルな経験を聞くことがで
き、大変有益だった。社風や仕事のやり方をどのように変えて
(2015年度)
会社を進化させたのか、自社に当てはめていろいろと考えさせ
られることが多かった。 (物流・部長)
■ 講義で学んだ内容を基に、自社のコスト構造と付加価値を
しっかりと把握して誰に売りに行くのかを再考したい。
(製造・
取締役)
参加者データ
参加メンバーの声
事業構造変革コース
18
嘉悦 朗
レコフ 社長
■ 2016年度〔平均年齢48.4歳〕
課長クラス
執行役員
10%
事業部長クラス
10%
部長クラス
80%
<役職別>
B
個別事業の構造変革、事業ポートフォリオの選択と捨象など、自社固有の勝ち抜きシナリオを導き出す
実戦スキルを身につけるとともに、修羅場を乗り越えた経営者からリアルな変革の進め方を学び取る
全社レベルの構造変革
■事業戦略概論
■ビジネスエコノミクスの理解
■マネジリアル・アカウンティング
■コーポレートファイナンス
■M&A、Valuation
■事業ポートフォリオの選択と捨象
■経営者対話
■ケース研究
■自社「事業構造」変革計画書の作成
変革の実践
個別事業の構造変革
月
テーマ
事業・収益構造変革の
全体像
6月
戦略と事業
(経済・収益構造)
の
分析と評価
講義・演習
■ コース設計思想とプロセスについてのガイダンス
■ 変革(手遅れにならないうちに再成長の道筋を立てて、実行する)プロセスの全体像と
各ステージ(分析、計画、実行)
で必要な考え方のポイントを理解する
■ 事業戦略概論
対象事業について正しい現状認識を踏まえ、事業変革に向けた戦略を考え、立案する上で
拠り所となる基本的な知識を得る
■ コストアカウンティング/マネジリアル・アカウンティングの理解
収益構造を数字の面から理解する。特に事業構造と収益構造がどのように結びつくか、そ
れらが財務3表にどう表現されるかをとらえる視点を養う。さらに、収益構造を決定づける
コストの管理手法を学ぶ
8月
企業価値向上に必要な
知識、方法論の習得
9月
変革のリアリティに
触れる①
■ コーポレートファイナンス、バリュエーションの理解
事業分析を踏まえ、事業そのものが持っている企業価値を算出する。資本コストを把握し、
事業の効率性と収益性を評価する目を養う
■ M&Aの実際と課題
事業ポートフォリオの観点からM&Aの本質、課題などについて事例を通じて学ぶ
■【経営者対話①】
事業の変革を成しえた経営トップからの講義とメンバーとの討議
ケース演習
10 月
変革のリアリティに
触れる②
■ 企業変革事例のケース演習<ロールプレイング> 実際に起きた企業の事例を用い、企業変革の場面において、経営者の役割や意思決定の
あり方を疑似体験し、経営の舵取りの難しさや乗り越えるべきポイントなどを考える ■【経営者対話②】
事業の変革を成しえた経営トップからの講義とメンバーとの討議
自社事業構造変革計画書 の作成/各講義の気づきと学びの整理
■ ビジネスエコノミクスの理解
戦略を構築する上で重要なコンポーネントである事業構造、収益構造のメカニズムを体系
的に理解する
7月
個人研究
■【経営者対話③】
事業の変革を成しえた経営トップからの講義とメンバーとの討議
■ 収益構造変革に関する複数のケースに取り組み、組織マネジメント、トップリーダーシップの
11 月
発揮についての理解を深める
ケース研究(グループ研究)
12 月
(最終成果としての発表資料の作成)
■ 冨山コース委員長からの総括講義、グループとしての成果発表に対する事前レビュー
総括
■ 個人研究とりまとめ、最終成果発表
(グループとしての学び)
フォローアップ
■ 研修後の取り組みに関する情報交換
講義:18コマ前後+選択講義+フォローアップ
事業構造変革コース
2018
年
1月
■ グループ単位による当コースにて学んだ事柄の整理、まとめ
※講義とグループ研究の各コマ数は2016 年度実績をもとに表示。プログラムとスケジュールは変更される場合があります。
19
S
自社ビジネスのあり方を見直し、次の戦略を深く多面的に考えるリーダーの養成
経営戦略コース
対象:部長・課長(全職種)
コースのねらい
開催日程
時 期:2017 年 5 月~ 2018 年 3 月
曜 日:火曜日 【月 2 ~ 3 回】
時 間:18:20 ~ 20:50
合 宿:3 回
全日数:38 日(合宿込み)
講 義:18 コマ、グループ研究:26 コマ
■ コース委員長
1. 現状分析・認識力
自社ビジネスが置かれている競争環境を適切に 認識できる力を身につける
2. 課題抽出・形成力
自社や担当事業における戦略策定と実行上の 課題を明確に見出す力を身につける
3. 戦略構築・実践力
利益を生み出すための戦略のあり方を考え、
事業特性を踏まえた戦略実践・展開能力を高める
■ コーディネーター
講師陣
小野寺 正
KDDI 取締役会長
榊原 清則
大滝 精一
中央大学大学院 教授
経営アカデミー 学長
東北大学大学院 教授
網倉 久永
上智大学 教授
■ グループ指導講師
犬飼 知徳
中央大学大学院 准教授
中川 功一
金 煕珍
大阪大学大学院 准教授
東北大学大学院 准教授
■ 2015年度テーマ
一橋大学イノベーション
研究センター 教授
網倉 久永
上智大学 教授
井上 達彦
早稲田大学 教授
大滝 精一
東北大学大学院 教授
小野寺 正
KDDI 取締役会長
木村 尚敬
経営共創基盤 取締役
榊原 清則
中央大学大学院 教授
佐々木圭吾
東京理科大学大学院
教授
妹尾 大
東京工業大学 准教授
武石 彰
京都大学大学院 教授
冨山 和彦
経営共創基盤 CEO
中川 功一
大阪大学大学院
准教授
長瀬 勝彦
首都大学東京 教授
西野 和美
東京理科大学大学院
准教授
ハリーチェン
LA DITTA 社長
山本 忠人
富士ゼロックス 会長
三木 朋乃
(過去 2 年実績)
中央大学 助教
■ 2016年度〔平均年齢43.2歳〕
~創発戦略のメカニズム解明~
Bグループ その時 会社が動いた
~成長企業に見る
『ドロドロ』
の克服~
Cグループ Puffyだって言ってた
『これが私の生きる道』
~働く目的の分析に基づくハイパフォーマー育成への提言~
~エフェクチュエーターへの路~
経営戦略コース
参加メンバーの声
「実践に活かせる講義やケーススタディ」
参加者データ
グループ研究
Aグループ Let Them Dance!
Dグループ Try not. Do or do not. There is no try.
20
青島 矢一
執行役員・事業部長
グループ 5%
生産・研究開発
リーダー・
23%
経営企画・
主幹23%
部長・次長 管理・財務・
システム企画
36%
総務・人事
40%
5%
課長・担当課長
営業・営業企画
36%
32%
<役職別>
<職種別>
「全体を俯瞰して考える力を身につける」
(メーカー・部長)
経営戦略について学んだ経験が無かったが、講義で教えて頂いた経営戦
略の各種理論は、自分の現在の業務で活かせるものであり、企業のケース
スタディも自社の事業運営を考える上で非常に参考になった。また、経営
者の講話は、企業人として今後の大きな糧を得たと感じた。グループ研究
では、異業種の方と異なる視点での意見を交換しながら論文をまとめ上げ
たが、多くの事象を整理して結論を導き出すという能力向上のトレーニン
グになった。
(金融・調査役)
目の前の仕事から離れ、モノゴトの考え方を改めて考え直すきっかけと
なった。仕事の場では、どうしても目の前のミッションをどうするか、と
いう近視眼的な対応に偏ってしまうが、本プログラムに参加した結果、一
歩引いて全体を俯瞰し、そもそも起こっていることをどのように考えれば
よいのかを考えるくせがついた。
S
経営戦略の理論習得にとどまらず、事業特性と競争環境を踏まえた戦略形成を
実務家
(企業トップ)
と参加メンバーとともに考え、実践能力を高める
経営戦略理論の習得
戦略形成力の体得
実践能力の向上
経営戦略論の主要理論
ケース研究や
本質をとらえる
フレームワークの理解
実践事例による考察
概念化能力の鍛錬
戦略を深く多面的に考え
実践できるリーダー
経営環境の変化・不確実性の高まり、イノベーションの必要性
IT による経営革新・社会変革の進展
月
テーマ
講義・演習
グループ研究
■ 企業経営に経営戦略が必要な意味を、大局的・全体観
5月
経営戦略の全体像
自己課題整理、コース
修了後の目標設定
の視点から理解する
-経営戦略論の全体像
■ 仮説の設定と検証
自己課題
グループ研究【1】
第 1 回合宿
(1 泊 2 日) (グループ研究の進め方)【グループ編成】
6月
■ ケース研究
経営戦略の基礎理論・
分析手法
【研究テーマの選定】
■ 経営戦略論を構成する主要理論、フレームワークを実践
的なケース研究をまじえて理解する
-競争戦略論(業界の構造分析/差別化/コストリーダーシッ
プ/顧客価値/競争ポジション/製品ライフサイクル)
ービジネスモデル
ー全社戦略論(事業の定義/多角化/PPM)
グループ研究【2】
各講義の気づきと 学びを整理
問題意識の共有
研究計画・方針の確認
ー資源戦略論(保有資源と組織能力構築、イノベーション、
組織的知識創造プロセス)
7月
ーケース研究
8月
■ 日本企業における戦略の策定・展開についての現状、
特質、課題を明らかにし、今後のあり方を検討する
ーイノベーションと付加価値獲得の戦略
ー製品の境界を超える/産業構造の転換への対応
文献調査、メンバー・
グループ指導講師との徹
底した議論
ー事業経済性を正しく理解する<リアル経営分析>
9月
日本企業の経営戦略の課
題と今後の方向性
11 月
■ 日本企業のトップからリアルな実践論に触れる
経営のダイナミズム
ー経営実践事例
ー事業再生の現場から見た経営戦略
12 月
グループ研究テーマの
掘り下げ
第 3 回合宿
(1 泊 2 日) 調査の分析とまとめ
グループ研究【7-10】
【中間発表】
グループ研究【11-15】
インタビュー・調査、
仮説研究
各講義の気づきと
学びを整理
グループ研究【16-20】
グループ研究【21-26】
研修成果の振り返り
■ 研修後の取り組みに関する情報交換
講義:18コマ+選択講義+フォローアップ グループ研究:26コマ
経営戦略コース
【グループ研究成果発表】
フォローアップ
中間振り返り
■ 総括講義
■ 報告書とりまとめ、発表準備
2月
3月
各講義の気づきと 学びを整理
ー経営幹部に求められる意思決定のプロセス
第 2 回合宿
(2 泊 3 日)グループ研究中間発表
10 月
2018
年
1月
グループ研究【3-6】
※講義とグループ研究の各コマ数は2016 年度実績をもとに表示。プログラムとスケジュールは変更される場合があります。
21
TiM
“技術”から事業価値を創出できるリーダーの養成
技術経営コース
対象:技術戦略、 技術企画、 研究所、 製品開発担当(部長・課長・リーダー)
■ コース委員長
コースのねらい
開催日程
時 期:2017 年 5 月~ 2018 年 2 月
曜 日:水曜日 【月 2 回】
時 間:10:00 ~ 17:00
合 宿:3 回 (6 月、10 月、2 月)
全日数:講義 20 コマ、グループ研究 30 コマ
1. 未来志向
5 ~ 10 年先の顧客価値を考える
2. オープン志向 自社技術、自社経営資源に囚われない発想
3.事業志向
収益最大化の方途を追求する
■ コーディネーター
講師陣
塚本 建次
榊原 清則
昭和電工 特別顧問
(元 CTO)
中央大学大学院 教授
経営アカデミー学長
寺本 義也
ハリウッド大学院大学 教授
延岡健太郎
一橋大学イノベーション
研究センター長 教授
小笠原 敦
国立大学法人滋賀医科大学
特任教授
■ グループ指導講師
長平 彰夫
東北大学大学院
教授
東 信和
(株)ソルエルブ CEO
林田 大造
JSR(株)
イノベーション推進室
小林喜一郎
慶應義塾大学大学院
教授
清野 裕司
中村 善貞
藤原 雅俊
西山 茂
早稲田大学大学院
教授
渡部 俊也
慶應義塾大学大学院 教授
安本 雅典
横浜国立大学大学院 教授
近能 善範
法政大学大学院 教授
真鍋 誠司
横浜国立大学大学院 教授
富士フィルム(株)
R&D 統括本部
法政大学大学院 准教授
東京大学政策
ビジョン研究センター
教授
一橋大学大学院
准教授
糸久 正人
余田 拓郎
(株)マップス
代表取締役
(2016 年度実績)
■ 2015年度テーマと概要
日本の製造業の付加価値創出力が長期的に低下傾向にあることに着目し、意味的価値(スペック
には明確に表れない主観的な価値)という側面からその理由を検証した。インタビュー調査等を通
じ、リードユーザー、リードカスタマーとの価値共創の仕掛けや、それが顧客感覚の醸成につながっ
ていることなどを明らかにした。
標準化による市場形成と競争優位の獲得
社会的課題への対応に直接関与する試験・検査方法標準と、それに関連して形成される補完財
市場に着目し、その中で優位を築いている企業を調査した。その結果、優位構築には、他社に先
参加者データ
グループ研究
意味的価値の継続的な実現のためのマネジメント
■ 2016年度〔平均年齢45歳〕
グループ
リーダー他
部長・室長
35%
46%
課長・
マネージャー
19%
<役職別>
んじて市場参入する仕組みとノウハウ蓄積・活用が重要であり、優位を強固にするために、ノウ
技術経営コース
22
ハウ蓄積を発展させて価値獲得の領域を広げることが重要であることを明らかにした。
Organic Growth型 製品開発からの脱却
チャネルの変化がメーカーの製品開発にどのような影響を及ぼしているのかについて、メーカー
50 歳以上
27%
40 歳未満
23%
とチャネルの両方のインタビューも交えながら調査した。その結果、メーカーはチャネル企画の
45~49 歳
42%
なく、自社のシーズを磨いたり、新たなイノベーションの機会を得ていることを明らかにした。
<年齢別>
製品開発に参加することで、チャネルの持っている消費者の購買行動に基づく情報を得るだけで
40~44 歳
8%
優れた技術力が必ずしも収益に結び付かない現実を見据え、付加価値の創出を考える
TiM
経営と技術
◆ 最高の技術 ≠ 最高のコンセプト ◆ 最高の技術 ≠ グローバル標準 ◆ 最高の技術 ≠ 最高の商品 ◆ 最高の技術 ≠ 商業的成功
● 技術経営とは、技術を事業的成功の最大化に結びつける活動
研修ゴール
PROGRAM
“ 技術 ” から事業価値を創出できるリーダーの養成
研修目的
基盤能力
価値創造プロセス
5~10 年後、技術力を
技術経営概論
中長期R&D戦略
事業成果として結実させる為に
経営戦略概論、技術動向、
技術ポートフォリオ等
シナリオ・プランニング、
ロードマッピング等
研究開発マネジメント
イノベーション・マネジメント
事業創造・マーケティング
研究テーマ選定、R&D 人材育成、
知財マネジメント等
イノベーション概論・最先端技術
コア技術戦略、技術マーケティング、
ビジネスエコシステム等
月
イノベーションの技法、デジタルファブリケーション、
AI、IoT、インダストリアルインターネット等
テーマ
グループ研究
【個人目標設定】
5 月下旬開講
5月
~
6月
集中討議
Ⅰ技術経営戦略の構築
1.経営戦略の基礎と技術経営
2.経営戦略とビジネスモデル
3.事業創造と競争優位の構築
4.中長期R&D戦略(演習)
第 1 回合宿
【グループ研究=異業種交流】
● 問題意識の摺り合わせ
6 月中旬
【討議重視】
「演習」課題、「ケース課題」の個人研究、 グループ討議、クラス討議
5.技術戦略とシナリオ・プランニング(演習)
Ⅱイノベーションと事業創造
1.イノベーションの発想法
7月
~
9月
2.新商品開発とロードマッピング(演習)
グループ研究:
3.イノベーション事例研究(実務家講演)
●先行研究の振り返りによる
4.コア技術と意味的価値のマネジメント
議論のベースづくり
5.イノベーションと事業創造(ケース討議)
6.ビジネスエコシステムと事業戦略
9月
~
10 月
10 月
~
12 月
2018 年
1.マーケティング基礎(ケース討議)
2.技術マーケティングと新事業創造(演習)
第 2 回合宿
10 月中旬
Ⅳ研究開発マネジメント
グループ研究中間報告会
1.事業戦略と知財戦略
グループ研究:
2.研究テーマ、組織、人のマネジメント
仮説設定及び調査活動
3.企業財務と投資意思決定
*グループ研究調査活動及び論文作成
*グループ研究発表会/終講式
第 3 回合宿
2 月上旬
技術経営コンセプトの論文作成
【個人目標】の振り返りと自社への
応用に向けた課題設定
フォローアップ研修 学び、気づきを自社の業務にどのように活かしていくか、フォローアップします
講義:20コマ+選択講義+フォローアップ グループ研究:30コマ前後
技術経営コース
1月
~
2月
Ⅲ技術マーケティング
※講義とグループ研究の各コマ数は2016 年度実績をもとに表示。プログラムとスケジュールは変更される場合があります。
23
世界のリーダーと伍して戦えるリーダーの養成
G
次世代グローバルリーダーコース
対象:全職種のリーダー、スタッフ
■ コース委員長
コースのねらい
開 催 日 程
時 期:2017 年 8 月~ 2018 年 2 月
曜 日:隔週木曜日 【月 2 回】
時 間:14:00 ~ 20:00
合 宿:国内合宿 2 回
現地視察:1回(アジア地域)、海外他流試合(オプション)
全日数:22 日(海外現地視察含む)
1. 成長戦略構想力
経営の要締を理解し、世界的視野から今後
の成長戦略を構想する力
2. 交渉マネジメント力
交渉をマネジメントしつつ、自分の考えを
しっかりと主張し相手を納得させられる力
3.多様性受容力
日本の独自性と異質性を理解しつつ、日本
の善さと強さをマネジメントに活かす力
■ コーディネーター
講 師 陣
志賀 俊之
日産自動車(株)
取締役副会長
(株)産業革新機構
代表取締役会長(CEO)
大石 芳裕
井上 真里
明治大学 教授
日本大学 准教授
井上 真里
日本大学 准教授
鐘 淑玲
東京工業大学 准教授
宮本 昭洋
りそな総合研究所 顧問
大石 芳裕
明治大学 教授
隅田 浩司
東京富士大学 教授
森辺 一樹
スパイダー・イニシアティブ 代表取締役
河瀬 誠
エムケー・アンド・アソシエイツ 代表
原木 英一
明治大学 助手
山下 充洋
森永製菓
取締役 上席執行役員 海外事業本部長
徐 向東
中国市場戦略研究所 代表
藤岡 資正
チュラロンコン大学 サシン日本センター 所長
吉村 章
台北市コンピュータ同業協会 駐日代表
(過去 2 年実績)
おいて「当たり前」のことを徹底して行い、持続と成長のために利益に
こだわっていると感じた。それがゆえに価格競争に巻き込まれないよ
う差別化にこだわり、「勝ちパターン」をいかに創造するか、学んだこ
とを参考にしながら今後活動していきたい。
(2015年度)
■ 海外で成功している企業に、現地企業訪問・講義・ グループ研究を
通じて様々な角度から触れつつ考察することで、自社の事業の在り方
インドネシア
フマキラー/花王/トヨタ自動車/
ヤマハ発動機/現地家庭訪問など
タイ・ミャンマー
デンソー/ダイキン工業/マンダム
/サントリー食品/サシン日本セン
ター/現地家庭訪問など
に求められる普遍的な要素を見い出すことができ、自社の事業と照ら
し合わせながらブラッシュアップできた貴重な機会だった。
■ 2016年度〔平均年齢42歳〕
(海外現地視察はエコノミークラス利用になります)
■ 国内他流試合(グループ研究)
40 ~ 44歳
30%
<年齢別>
他流試合
45歳~
30% 35 ~ 39歳
40%
■ 海外他流試合(オプション)
エクセレント企業の強みの研究を通して、自社
アジアNo.1 のビジネススクール・シンガポール
ていくのか等について議論しながら習得してい
他国のリーダーたちと意見交換して切磋琢磨し
は何を強みとして戦うのか、いかに収益をあげ
参加者データ
次世代グローバルリーダーコース
24
■ 訪問実績
海外現地視察
参加メンバーの声
■ 海外展開で成功している企業の訪問と研究を通して、ビジネスに
きます。
国立大学(NUS)の短期セミナーに参加して、
ていきます。
G
グローバル時代のリーダーに求められるスキルとマインドを習得していきます
経営視点
経営スキル
グローバルマインド
経営リテラシーと経営センス
事業の経済性、数値で掴む経営感覚
グローバルビジネスのKFS
ダイバーシティとリーダーシップ
戦略、マーケティング、ブランド
多様性のマネジメント、受容力
M&A と交渉力
アイデンティティとリベラルアーツ
グローバル視野と基盤力
M&A、提携、戦略的交渉
思考軸、日本の善さと強さ
仮説力・論理力・現場力
海外他流試合(オプション)
グループ研究
シンガポール国立大学
(NUS)
海外現地視察
月
8月
9月
短期セミナーへの参加
世界と伍して戦えるリーダーの養成
テーマ
講義・演習
グループ研究
●これからのグローバルリーダーに求められること
●グローバル革命と経営戦略
グローバルビジネ
スの戦略とマーケ
ティング
●グローバル企業のマーケティングとブランド戦略
●海外における流通チャネル構築のポイント
自己課題
グループ編成
自己の振りかえりと
グループ研究
【1】
研修目標の設定
グループ研究
【2-3】
テーマ探索
各講義の気づきと
学びを整理
第 1 回 国内合宿
10 月
M&Aと交渉力
■ M&Aを成功に導くポイント ■ M&Aと交渉のマネジメント
●先進事例に学ぶ海外事業展開
グループ研究
【4-5】
●多様性のマネジメント
11 月
ダイバーシティと
リーダーシップ
中間発表
海外現地視察(アジア)
■ 現地企業訪問、マーケット視察、家庭訪問
●海外事業における経営マインドとリーダーシップ
12 月
2018 年
経営リテラシーと
経営センス
学びを整理
●事業の経済原理を理解する
グループ研究
【7-10】
●競争優位構築のポイント
研修成果の振り返りと
第 2 回 国内合宿
フォローアップ
オプショナル・
プログラム
業務への落としこみ
■ 日本の独自性と異質性 ■ 思考軸のつくり方
グループ研究
【11-14】
●研修後の取組みに関する情報交換
アジアNo.1 ビジネススクールでの国際他流試合
■ シンガポール国立大学ビジネススクール主催の短期セミナーに参加
講義:15コマ前後+選択講義+フォローアップ グループ研究:14コマ前後
次世代グローバルリーダーコース
アイデンティティと
意思決定軸
●数値でつかむ経営感覚
【グループ研究成果発表】
4月
以降
中間振り返り
各講義の気づきと
1月
2月
グループ研究
【6】
※講義とグループ研究の各コマ数は2016 年度実績をもとに表示。プログラムとスケジュールは変更される場合があります。
25
人と組織を活かし、より強い組織変革をリードする人材の養成
L
組織変革とリーダーシップコース
対象:部・課・プロジェクトチーム等の組織運営を行うリーダー
■ コース委員長
コースのねらい
開 催 日 程
時 期:2017 年 6 月~ 2018 年 2 月
曜 日:水曜日 【月 2 ~ 3 回】
時 間:18:20 ~ 20:50
合 宿:3 回
全日数:36 日(合宿込み)
講 義:17 コマ、グループ研究:28 コマ
1. 構想力
環境変化の本質を捉え組織変革を構想する力を養う
2. マネジメント力
自発性やモチベーションの高い組織を実現するマネジメント
力を身につける
3.実践力
自らが主体的に社内外に働きかけ、変革を実現していくリー
ダーシップを磨く
■ コーディネーター
■ グループ指導講師
講 師 陣
芳賀 義雄
内野 崇
日本製紙
代表取締役会長
学習院大学 教授
浅井 浩一
日本マネジメントケアリスト協会
理事長
高崎経済大学 専任講師
斉藤 徹
杉岡 直人
学習院大学 非常勤講師
浅井 浩一
日本マネジメントケアリスト協会
理事長
高木 晴夫
法政大学大学院 教授
内野 崇
学習院大学 教授
竹内 倫和
学習院大学 教授
鬼澤 慎人
NPO法人茨城県経営品質協議会
理事
竹内 規彦
河合 忠彦
中央大学大学院 教授
冨山 和彦
早稲田大学ビジネススクール
准教授
経営共創基盤
代表取締役 CEO
木川 眞
ヤマトホールディングス 会長
古川 久敬
日本経済大学大学院 教授
斉藤 徹
ループス・コミュニケーションズ
代表取締役社長
松本 晃
カルビー 会長 兼 CEO
佐々木圭吾
東京理科大学大学院 教授
宮城まり子
法政大学 教授
山本 忠人
富士ゼロックス 会長
若林 隆久
高崎経済大学 専任講師
柴田 昌治
若林 貴久
佐々木 圭吾
東京理科大学大学院 教授
杉岡 直人
スコラ・コンサルト
プロセスデザイナー代表
学習院大学
非常勤講師
学習院大学 非常勤講師
(過去 3 年実績)
グループ研究
■ 2015年度テーマと概要
Aグループ
「ちょい足し行動」
を引き出すリーダーシップ
会社が組織全体(集団)としてうまく機能していないとの共通
認識のもと、社員が自分に割り当てられている担当業務ばか
りでなく、「自発性を持って担当外の職務も行っていくこと
(ちょい足し)の行動」を取る方策として、リーダーが発揮す
自律・自発性の促し方を検討した。
Bグループ
企業を持続的成長に導く組織モデルの探求
~明るい未来への組織変革~
企業が今後も安定的に成長するためにはどうしたらよいのか
の問題認識のもと、企業を持続的成長に導く組織要件の提案
を目的とした。そのために必要な14要件の意義を確認しつつ、
その実現に向けて具体的な施策・ プロセスを公的に制度化し
て、粘り強く実行し続ける不断の努力が必要不可欠であるこ
とを明らかにした。
■ 2016年度〔平均年齢41.2歳〕
参加者データ
組織変革とリーダーシップコース
26
るリーダーシップのあり方にスポットを当て、フォロワーの
主任・
担当クラス 部長クラス
18%
6%
係長クラス
課長クラス
41%
35%
<役職別>
生産・研究 総務人事
24%
24%
経営企画
12%
営業・営業企画
40%
<職種別>
組織変革を担うリーダーとして求められる世界観や人間観を身につけた上で、理論や実践例、
グループ研究を通して、自社を変革していくための力を養い、実践を目指す
L
変革が必要な背景と環境変化の認識
人と組織をより強くする
変革リーダーの養成
問題の本質を発見し
戦略・戦術を構想する
企業変革・組織変革を
マネジメントする
企業風土・組織体質変革を実践する
月
テーマ
講義・演習
グループ研究
■ 世界認識・時代認識をもつ
環境変化の本質を
捉える
自己課題
自己課題整理、コース
修了後の目標設定
-社会観・人間観を醸成する
-企業を取り巻く経営環境の変化を理解する
-日本企業の変革の方向性を考える
■ 経営戦略論
6月
-戦略思考(全社戦略、競争戦略)を理解する
組織変革に関わる理論の
体系的な理解をもとに構想
力を養う
グループ研究【1-2】
第1回合宿
(2 泊 3 日)
【グループ編成】
■ 組織とヒトの基本理論
【問題意識の共有】
-いかにして組織目的を合理的に達成することができるか
-人間性、社会性の追求
■ 知識創造理論
(ナレッジ・マネジメント)
7月
グループ研究【3-4】
テーマ選定・決定 各講義の気づきと 学びを整理
■ リーダーシップの理論的変遷
8月
-特性アプローチ~新しいリーダーシップ理論まで
職場風土を変えるマネジメ
ントと変革を実現する
リーダーシップを学ぶ
9月
■ 心理学から見た組織と組織論
-組織成長の必須条件(個人力の伸長とチーム力の向上)
■ 変革リーダー(トップリーダー/ミドルマネジャー)
の
経験に学ぶ
グループ研究【5-9】
文献調査、メンバー・グ
ループ指導講師との徹底
した議論
各講義の気づきと
学びを整理
ー経営理念・方針の浸透(Credo/WayManagement)
ーヒトの本質に根ざしたマネジメントを実践する
■ 全社的な変革の仕組みを構築する
ー【ケースメソッド】
10 月
組織変革を実現する
実践力を磨く
第 2 回合宿
(2 泊 3 日)
グループ研究【10-14】
-戦略的組織革新(創発を創り出す戦略と組織)
-壁を壊す
-企業理念と理念経営
-事業再生の現場から見た経営戦略
11 月
【中間発表】
グループ研究【15-19】
インタビュー・アンケー
ト調査、仮説検証
12 月
第 3 回合宿
(1 泊 2 日)
■ 総括講義
2月
【グループ研究成果発表】
フォローアップ
各講義の気づきと 学びを整理
グループ研究【20-23】
グループ研究【24-28】
報告書とりまとめ、 発表準備
研修成果の振り返り
■ 研修後の取り組みに関する情報交換
講義:17コマ+選択講義+フォローアップ グループ研究:28コマ
組織変革とリーダーシップコース
2018
年
1月
中間振り返り
※講義とグループ研究の各コマ数は2016 年度実績をもとに表示。プログラムとスケジュールは変更される場合があります。
27
「売れる仕組づくり」を創造するハブ型マーケターの養成
M
マーケティング戦略コース
対象:マーケティング・営業部門の部長、 課長、リーダー、 戦略スタッフ
■ コース委員長
コースのねらい
開催日程
時 期:2017 年 5 月~ 2018 年 3 月
曜 日:月曜日 【月 2 ~ 3 回】
時 間:18:20 ~ 20:50
合 宿:3 回および海外調査 1 回
全日数:40 日(合宿込み)
講 義:19 コマ、グループ研究:29 コマ
海外調査:成長するアジア地域のビジネス環境調査
1. 市場創造力
市場の変化を捉え顧客価値創造のできるマー
ケティング力・営業力を身につける
2. 戦略プランニング力
顧客に選ばれる新製品とサービスを開発し、
売れる仕組みを創り出す力を磨く
3. 主体的行動力
マーケティング企画・営業現場の先頭に立っ
て実践・実行できるリーダーを養う
■ コーディネーター
■ グループ指導講師
講師陣
松井 忠三
松井オフィス 代表取締役社長
良品計画 名誉顧問
薗部 靖史
東洋大学 准教授
石井 淳蔵
流通科学研究所 所長
池尾 恭一
古川 一郎
明治学院大学 教授
法政大学 教授
池尾 恭一
明治学院大学 教授
薗部 靖史
東洋大学 准教授
石井 淳蔵
流通科学研究所 所長
竹村 正明
明治大学 教授
井上 哲浩
慶應義塾大学大学院 教授
馬場 一
関西大学 准教授
上原 征彦
昭和女子大学現代ビジネス研究所
特命教授
廣田 章光
近畿大学 教授
小野 譲司
青山学院大学 教授
古川 一郎
一橋大学大学院 教授
木村 浩
立正大学 教授
水書 邦之
元ピップ 執行役員 栗木 契
神戸大学大学院 教授
余田 拓郎
慶應義塾大学大学院 教授
後藤 晋也
アウディジャパン
米山 茂美
学習院大学 教授
(過去 2 年実績)
中川 正悦郎
亜細亜大学 専任講師
グループ研究
■ 2015年度テーマと概要
Cグループ
Aグループ
プロスポーツ球団と顧客コミュニティによるブランド活性化
営業・販売現場におけるスマートデバイスを活用した
〜カープ女子会の事例を通じて〜
新たなビジネスの可能性
プロスポーツにおいて新たなベネフィットを見出した自然発生的
顧客コミュニティが新規ファンを獲得し、企業とともにブランド
スマートデバイスの普及は労働力人口が減少するわが国において
の活性化を進めていくプロセスを明らかにした。広島カープ女子
企業の生産性向上に大いに役立つものと期待されている。特に営
という事例に焦点を当て、カープ球団とカープ女子会が間接的な
業・販売現場でのスマートデバイスを活用している業種や活用事
コミュニケーションをとることでブランド活性化が促進されてい
例を明らかにし、事例研究を通じてスマートデバイスをうまく活
Bグループ
オムニチャネル戦略を成功に導く着眼点
日本企業におけるオムニチャネル戦略は、始まったばかりの取組
みであり試行錯誤している段階である。物流システムや在庫管理
といった企業側の視点で考えられているものがほとんどである
が、企業はネットワークの活用により顧客価値を提供し、顧客の
購買動機である利便性とブランド価値をより深度化した形で顧客
に提供できることを明らかにした。
■ 2016年度〔平均年齢37.5歳〕
参加者データ
マーケティング戦略コース
ることがわかった。
用したビジネスやその成功要因を探った。
部長クラス
専門スタッフ
10%
20%
その他
10% 化学・薬品
20%
金融・サービス
20%
課長クラス
シニア・スタッフ
30%
水産・食品
電気・機械
20%
30%
10%
20%
10%
グループリーダー
エネルギー
<役職別>
28
西川 英彦
一橋大学大学院 教授
<業種別>
優れたマーケティング理論とケーススタディやグループワークを通じた実務研究を融合し、
顧客価値創造時代のマーケティング・営業リーダーを養成する
M
マーケティングの目標
マーケティング機能
情報価値の最大化、最適化
個人・企業の情報検索コスト軽減
情報格差縮小時代の
価値協創モデル
顧客情報の一元化と
マーケティング機能の最適化
売れる仕組み革新
ネットワーク型価値消費時代の
ビジネスモデル
取引コスト縮減型
ビジネスモデルの台頭
情報価値の最大化
社内外の情報をつなぎ、新たな顧客価値を創出するハブ型マーケターの養成
月
5月
6月
テーマ
講義・演習
グループ研究
■ 企業成長の鍵を握るマーケティングの重要性を考える
【マーケティング戦略】
~現代マーケティングの
本質を捉える~
~既存の枠組みを超えた新た
なニーズへアプローチする~
【グループ編成】
グループ研究【1】
第 1 回合宿
(2 泊 3 日)
■ 企業のさらなる成長のための顧客主導時代の マーケティングを探る
-グローバル・マーケティングの新展開
-共創マーケティングと新しいビジネスの流れ
-マーケティングアクティビティと製品戦略
-プロモーション戦略の構造と展開
-BtoB企業のマーケティングとブランディング
7月
第 2 回合宿
(2 泊 3 日)
【競争戦略としての マー
ケティング】
8月
~持続的競争優位を実現する
ための戦略を理解する~
11 月
【 マーケティングイノベー
ション】
~市場・顧客を獲得するための
最適なマーケティングを追求す
る~
文献調査
各講義の気づきと
学びを整理
-事業開発とマーケティング視点の必要性
-ソーシャルメディア時代のブランド戦略
-知覚とマーケティング
-消費者行動の構造とマーケティング戦略
グループ研究【6-7】
メンバー・グループ指導
講師との徹底した議論
-競合他社への競争構造と対抗戦略
-ITマーケティングのあり方
-消費者参加型の新商品開発(事例研究)
-サービス・マーケティング
-新規事業の開発と展開(事例研究)
-イノベーションと市場創造-マーケティングにおける知
の創造
第 3 回合宿
(2 泊 3 日)
【マーケティング戦略の実
務への展開】
フォローアップ
中間振り返り
グループ研究【8-12】
グループ研究【13-18】
インタビュー(新たな事
業モデル企業・ブランディ
ング先進企業等)
・アン
ケート調査、仮説研究
各講義の気づきと
学びを整理
グループ研究【19-25】
グループ研究【26-29】
【グループ研究成果発表】
3月
【中間発表】
報告書とりまとめ、
発表準備
研修成果の振り返り
■ 研修後の取り組みに関する情報交換
講義:19コマ+選択講義+フォローアップ グループ研究:29コマ
マーケティング戦略コース
2月
テーマ選定・決定
グループ研究【4-5】
■ 新商品企画・開発のマネジメントを分析・理解する
海外
(アジア)
視察調査
12 月
2018
年
1月
グループ研究【2-3】
■ これからのマーケティング・マネジメント力を身につける
9月
10 月
自己課題整理、コース
修了後の目標設定
-マーケティング戦略の基本課題とは
-マーケティングマネジメントの基本的理解
-日本型マーケティングの革新
【顧客主導時代のマーケ
ティング課題】
自己課題
※講義とグループ研究の各コマ数は2016 年度実績をもとに表示。プログラムとスケジュールは変更される場合があります。
29
現場と経営の視点で、ものづくりを構想できる人材の養成
P
生産革新マネジメントコース
対象:生産関連部門(製造、 生産管理、 品質、 調達など)のマネジャー、リーダー
コースのねらい
開催日程
時 期:2017 年 6 月~ 2018 年 2 月
曜 日:木曜・金曜日 【原則月 1 回】
時 間:10:00 ~ 17:00
合 宿:国内合宿 3 回
全日数:27 日(国内合宿含む)
講 義:23 コマ、グループ研究:23 コマ
工場見学:10 社程度(海外調査での見学含む)
■ コース委員長
1. 工場経営力
世界と勝負していくために、自社のものづ
くりの方向性を示し、具現化する力
2. 現場マネジメント力
自ら自社の経営的な問題を発見し、自発的
に課題を解決できる現場を構築する力
3.変革力
自社のものづくりのあるべき姿を描き、そ
れに向けてリーダーシップを発揮できる力
■ コーディネーター
■ グループ指導講師
講師陣
釡 和明
河野 宏和
IHI 相談役
浅井 浩一
平川 保博
慶應義塾大学大学院 教授
日本マネジメントケアリスト協会 理事長
(元 日本たばこ産業)
東京理科大学 副学長
河野 宏和
稲田 周平
慶應義塾大学 准教授
金 辰吉
伊呂原 隆
上智大学 教授
梅崎 修
法政大学 教授
小川 正樹
MEマネジメントサービス 代表取締役
坂爪 裕
慶應義塾大学大学院 教授
慶應義塾大学大学院 教授
ワークセルコンサルティング 代表取締役
(元 ソニー 生産戦略部門 生産革新部 統括部長)
芝田 稔子
伊呂原 隆
上智大学 教授
湯浅コンサルティング コンサルタント
(元 日通総合研究所)
徳山 誠
プレビス 代表取締役(元 三菱自動車工業)
坂爪 裕
慶應義塾大学大学院 教授
早川 公人
元富士ゼロックス
篠田 心治
成蹊大学 教授
平川 保博
東京理科大学 副学長
新宅純二郎
東京大学ものづくり経営研究センター
教授
吉沢 昇司
ジーニアスホープ 代表取締役
(元 ベネッセコーポレーション)
(2016 年度実績)
35 ~ 39歳
31%
<年齢別>
参加メンバーの声
(2015年度)
生産革新マネジメントコース
30
食品
31%
医療・医薬
19%
電気・機械
31%
海外調査
40 ~ 44歳
38%
化学6%
工場見学先
参加者データ
45歳~
31%
その他製造
13%
国内
■ 2016年度〔平均年齢43歳〕
<業種別>
工場からイノベーションをおこす (製造業・マネジャー)
イノベーションという言葉を聞くようになって久しい。社内でも「イノ
ベーションを起こせ」と毎日言われる。イノベーションと言われても、凡
人の私は、そんな世の中を変えるようなことがすぐに思いつくわけでもな
い。
「生産部門に従事する立場で、イノベーションをどう起こすのか」が、
この研修に参加する上での自分の問題意識だった。
研修を通じ、各分野を代表する著名な先生方や、選抜された他社の皆さ
んと議論することはとても刺激的な時間だった。グループ研究では、某企
業の工場に何度も伺い、工場長の夢や従業員の方の想い、悩みを聴いた。
グループ研究先の工場の皆さんと一緒に、その工場の経営的な課題は何か
を議論し、方策を考えているときに、「あっ」と思った。これもまた、イノ
ベーションではなかろうか。
①ジャパンマリンユナイテッド
②マツダ
③全日本空輸
④鍋屋バイテック
⑤村田機械ほか
①ブラザー・インダストリーズ・サイゴン
②東芝産業機器アジア社
③ベトナムヤクルト
④KYBマニュファクチャリング・ベトナム
⑤イデ・インターナショナル
(2016年度実績:ベトナム)
※日本インダストリアル・エンジニアリング協会と
連携プログラム
ベトナムの現地従業員を交えてディスカッション
世の中のイノベーションの多くは、無から有が生み出されたものばかり
ではなく、現状の小さな問題を解決する過程で生み出された無数の小さな
アイディアで成り立っている。先生からも教えられたが、日々の改善とイ
ノベーションは、社会的な効用や範囲の広さに違いはあるものの、「問題
解決」という意味で、構造的には同じなのだ。(『改善活動のマネジメント』、
坂爪裕先生)
今日も上司に言われる。
「イノベーションを起こせ」と。自分にできるイ
ノベーションは何かを考える。会社をどうしていきたいか、ありたい姿を
描き、そのために何をしていったらよいか。振り返ると、この研修の経験
がなければ、恐らく私は、日常業務をこなすのに一杯で、会社の全体像を
意識することもなかっただろう。私は自分の役割を明確に理解し、これか
ら何をすべきなのかが見えてきたように思う。
P
今、日本企業に求められるものづくり人材像
ものづくりに想いを持つ人材 現場と経営の理論・立場を理解している人材
現場と経営のバランスを取りながら、全社的に生産革新を推進する人材
ものづくりの想い
10年後を見据えて、自社のありたい姿を描く
現場の視点
経 営の視 点
現場の競争力
IE、適正在庫、レイアウト、物流
問題発見・課題設定力
フィールドワークによる仮説構築
工場のマネジメント
戦略、組織文化、労務、リーダーシップ
グローバル生産
日本と海外の工場の役割、生産移管のポイント
ものづくりの潮 流
経 営 的 課 題を見つける
ITとIE が融合したものづくり
グループ研究
工場見学・海外調査(アジア)
工場幹部との対話
現場と経営の視点で、ものづくりを構想できる人材の養成
月
テーマ
講義・演習
グループ研究
自己課題
●企業経営における工場の役割
6月
企業経営と
生産システム
●品質と企業風土
●よい
「ものの流れ」の設計
グループ編成
グループ研究
【1】
自己の振り返りと
研修目標の設定
●フィールドワーク~現場力を鍛える
●設備投資の意思決定
7月
設備投資・在庫
●在庫の適正化と倉庫の生産性
第 1回合宿 (2016年度 広島県)
8月
分析手法
9月
SCM
10 月
グローバル
生産革新
11 月
●IEによる現場改善
●工場レイアウトの設計手法
●納期遅延の解決
●生産スケジューリング
●グローバル生産戦略
●人を活かす工場経営
各講義の気づきと学びを整理
テーマ探索
グループ研究
【6-8】
グループ研究
【9-10】
グループ研究
【11-12】
中間振り返り
各講義の気づきと学びを整理
海外調査 4泊 5日
(希望者のみ) (2016年度 ベトナム)
●技術マネジメント
12 月
グループ研究
【2-5】
マネジメント
グループ研究
【13-14】
●労務管理
第 2回合宿 (2016年度 岐阜県)
●リーダーシップ
リーダーシップ
●総合演習
グループ研究
【15-18】
第 3回合宿
研修成果の振り返りと
業務への落としこみ
工場のありたい姿とそれを実現する
2月
【グループ研究成果発表】
グループ研究
【19-23】
上での自身の役割、今後の行動計
画策定
11 月
フォローアップ
行動計画のフォローアップ ものづくりに関する最新テーマの講演、工場見学
講義:23コマ前後+選択講義+フォローアップ グループ研究:23コマ前後 工場見学 10 社程度(海外調査での見学含む)
生産革新マネジメントコース
2018
年
1月
※講義とグループ研究の各コマ数は2016 年度実績をもとに表示。プログラムとスケジュールは変更される場合があります。
31
人材マネジメントに革新を起こし、世界で競争力のある強い組織作りをリードする戦略的人事リーダーの養成
H
人事革新コース
対象:人事部・人材開発部門のマネジャー、リーダー、 戦略スタッフ
コースのねらい
開 催 日 程
時 期:2017 年 6 月~ 2018 年 2 月
曜 日:木曜日【月 2 ~ 3 回】
時 間:10:00 ~ 17:00
合 宿:2回及び海外調査1回
全日数:31 日(合宿込み)
講 義:23 コマ、グループ研究:25 コマ
海外調査:グローバルに通用するビジネス
リーダー育成の最新事例を学ぶ
■ コース委員長
講師陣
數土 文夫
JFEホールディングス
特別顧問
経営環境や社会要請の変化が経営・人材に与えるインパク
1. 全体構想力 トを確実に捉え、これからの新しい人材マネジメントへと
革新する方法を探る
2. 戦略思考力
競争優位の源泉として人材を活用し、経営者のパートナー
たるべき人事部として経営戦略の展開を支えるための人事
戦略を構想する
3.革新力
現場が最大限の能力を発揮し、各現場を有機的に機能させ
るために、既存の慣習にとらわれず新しい具体的施策を策
定し遂行する力を養う
池垣 真里
モルガン・スタンレー・グループ
マネージングディレクター
増谷 真紀
ブリヂストン 品質経営業務部
梅崎 修
法政大学 教授
宮城まり子
法政大学 教授
小木曽泰治
国分グループ本社
執行役員 人事総務部長 西村 孝史
首都大学東京 准教授
太田 直樹
MSD 取締役執行役員
樋口 美雄
慶応義塾大学 教授
山内 麻理
同志社大学 客員教授
木谷 宏
県立広島大学大学院 教授
(元ニチレイ 経営企画部長 CIO)
佐藤 博樹
中央大学大学院 教授
山川 隆一
東京大学大学院 教授
鈴木 竜太
神戸大学大学院 教授
渡辺 登
赤坂診療所 所長
(2016 年度実績 コーディネーター・グループ指導講師を除く)
■ グループ指導講師
■ コーディネーター
藤村 博之
法政大学大学院 教授
守島 基博
一橋大学大学院 教授
八代 充史
服部 泰宏
法政大学 准教授
横浜国立大学大学院 准教授
■ シンガポール
Aグループ
公的機関や大学施設、現地進出企業を訪問し、グローバル人材育
異動にコミットする ~ 一億層活躍社会の実現に向けて ~
メンバー企業における異動の実態から浮かび上がった問題点を
整理し、企業を取り巻く環境変化や個人の価値観の多様化をふま
海外調査
グループ研究
■ 2015年度テーマと概要
人事革新コース
環境変化に対応し持続的成長のためには、変化に柔軟に対応で
きる能力や意識の高い人材がカギとなる。メンバー企業社員へア
ンケートを実施し仮説検証の結果、キャリア変化対応力は企業競
シンガポール政府の人材育成ハブ化構想のもと、世界中からビ
今後の世界動向と日本の立ち位置を大きな視野で把握します。
■ 2016年度〔平均年齢36.4歳〕
参加者データ
~ 不透明で不確実な時代を生き抜くキャリア変化対応力の探求 ~
リーダーシップ開発における人事戦略策定の革新を目指します。
ジネスリーダーシップの中心となっている状況について確認し、
Bグループ
安心してください!対応できますよ
成・リーダーシップ育成についての具体的な事例を学び、今後の
ジネスリーダー研修機関やビジネススクールが集結し世界のビ
えた「これからの異動」の在り方を提言。これから目指すべき異動
実務の方向性及び人事部の役割について明らかにした。
32
木村 琢磨
慶應義塾大学 教授
40歳以上 34歳以下
29%
35%
争力の向上に有益であることや、その重要な要因について明らか
35-39歳
36%
にした。
<年齢別>
その他
33%
課長クラス以上
40%
主任・
課長代理クラス
27%
<役職別>
H
人事部から革新を!
~人材マネジメントに革新を起こし、競争力のある強い組織をつくる~
企業
社会
経営者
経営者のパートナーとして、
経営理念・哲学
経営戦略
製品サービス
戦略達成、企業変革のための人事施策提言
経営
共 有
者の
視点
視点
の
場
・現
ヒト
信 頼
人事部
世界の視点
人事部自身が革新を
従業員
現場のビジネス・パートナーとして
目標の達成 ■ ビジネスへ貢献
■ 組織能力 ■ 現場機能の向上
社会的存在として
従業員の能力を社会へ還元
社会
の視
■
月
テーマ
6月
視野を世界に広げ、新し
い潮流を見抜く力
講義・演習
メンバーの課題確認
■ 人事、企業、日本を取り巻く環境と世界の潮流
人事の未来像について
■ 長期的視点、未来志向
【グループ編成】
グループ研究【1-2】
■ ダイナミックな労働市場
■ グローバルリーダー、世界に通用する人材の育成
人材マネジメントの革新
■ 働き方改革
■ HR
10 月
グループ研究【7-11】
文献調査、メンバー・グ
ループ指導講師との徹底
した議論
Tech
グループ研究【12-14】
仮説の設定
第 2 回合宿(3 泊 4 日)
海外調査
(シンガポール) リサーチ準備
【中間発表】
への挑戦
■ 個々人と向き合い、知の多様性を収斂させながら大きな
変革をリードする人事部
2018
年
力に変える
グループ研究【15-18】
リサーチ実施、仮説検証
中間振り返り
第 3 回合宿(1 泊 2 日)
グループ研究【19-20】
フォローアップ
研修成果の振り返り
グループ研究【21-25】
■ 総括講義
報告書とりまとめ、 発表準備
【グループ研究成果発表】
新たな課題の設定
■ 研修後の取り組みに関する情報交換
講義:23コマ+選択講義+フォローアップ グループ研究:25コマ
人事革新コース
総括
各講義の気づきと 学びを整理
■ 世界に競争力のある強い組織作りの中核としての人事部
1月
2月
自己課題整理、コース
修了後の目標設定
■ 変化を先読みし、慣習に囚われない先取りの人事施策
11 月
12 月
自己課題
グループ研究【3-6】
【テーマ発表】
第1回合宿(1 泊 2 日)
■ ダイバーシティ、組織開発
9月
グループ研究
■ 人材マネジメントの全体像と課題、人事の役割
7月
8月
点
※講義とグループ研究の各コマ数は2016 年度実績をもとに表示。プログラムとスケジュールは変更される場合があります。
33
企業価値の向上をリードする、将来のCFOの養成
F
経営財務コース
対象:財務、 経理、 IR、 企画部門のマネジャー・専門スタッフ
■ コース委員長
講師陣
西尾 進路
JXホールディングス
名誉顧問
コースのねらい
開催日程
時 期:2017 年 6 月~ 2018 年 2 月
曜 日:木曜日 【月 3 ~ 4 回】
時 間:18:20 ~ 20:50
合 宿:3 回
全日数:40 日(合宿込み)
講 義:24 コマ、グループ研究:18 コマ
1. 事業投資評価力 M&Aや投資プロジェクトを適切に評価する力を磨く
2. 財務戦略提案力
ステークホルダーや金融市場の動向を踏まえ、最適な
財務戦略(資金調達・配当政策 等)を提案する力を養う
3.市場対話力
体系的なファイナンス理論の理解を通して、投資家と
適切に対話していく力を身につける
石野 雄一
オントラック代表
仁科 一彦
明治学院大学 教授
薄井 彰
早稲田大学 教授
萩原 統宏
明治大学 教授(元 野村証券)
大野 弘明
明治学院大学 准教授
村瀬 孝子
弁護士
桑野 忠雄
公認会計士
森田 洋
横浜国立大学大学院 教授
辻山 栄子
早稲田大学 教授
米澤 康博
早稲田大学 教授
高橋 秀法
公認会計士
秋葉 賢一
早稲田大学 教授
村田 守弘
公認会計士・税理士
谷川 寧彦
早稲田大学 教授
(過去3年実績)
■ コーディネーター
仁科 一彦
大阪大学 名誉教授
明治学院大学 教授
■ グループ指導講師
米澤 康博
早稲田大学 教授
薄井 彰
森田 洋
早稲田大学 教授
グループ研究
自己株式取得発表による株価への影響
一般に自己株式取得の発表後、株価上昇が観測され、経済学上は
情報の非対称性によって説明される一方、実務家の間では逆希薄
化によるものと信じられている。本研究では、その株価上昇の要
因が情報の非対称性によるものかを重回帰分析を用いて検証し
た。さらに逆希薄化を信じる投資家の存在の検証を試みた。その
結果、情報の非対称性は支持されなかった一方、逆希薄化を信じ
■ 会計知識を要する部署で働く機会が多くある一方、財務分野
(2015年度)
Aグループ
■ グループ研究のメンバーには、重回帰分析を駆使する統計学に
での実務経験はこれまでほとんどなかった。しかし、今回ファイ
ナンスの知識や思考方法を学んだことによって、業務の中でも
キャッシュフロー計算書や投資採算評価シートをただ作成するの
ではなく、経営戦略的な思考を持ちながら作成することを意識す
るようにしたい。(経理課 主任)
明るい人やマーケットに明るい人等、得意分野が異なる人がいた。
異なる業種、年代、職位の方々と一つのテーマについて議論でき
る投資家は1割程度存在することが確認された。
たことは、新たな気づきを与えてくれる機会となり、引き続き学
Bグループ
い刺激を頂いた。(経理部 部長)
企業内賃金格差と企業パフォーマンスについて
■ 2016年度〔平均年齢34.2歳〕
経営財務コース
たと考えられる一方、短所も指摘される。本研究では、企業内
における従業員間の賃金格差が、一人当たり売上高等の企業パ
フォーマンスに与える影響を調査した。その結果、全業種におけ
る結果としては、企業内賃金格差は売上に貢献しないものの利益
に貢献し、成果主義の導入は経費削減の効果が強いものであるこ
とが明らかとなった。
習し続けていくことの重要性等、今後ビジネスをしていく上でい
参加者データ
成果主義による人事評価は従業員間の賃金格差に影響を与えてき
部長
7%
その他
14%
財務
36%
企画
14%
経理
36%
<部門別>
34
明治大学 教授
参加メンバーの声
■ 2015年度テーマと概要
萩原 統宏
横浜国立大学大学院 教授
主任
64%
課長
29%
<役職別>
海外トップMBAで学ぶ、高度な事業投資、財務政策に求められる理論・知識、さらに資金提供側の理論を
講義、ケース演習、グループ研究を通じて修得する
■事業投資(NPV,IRR)
■企業価値評価-DCF、超過利益モデル
■M&A、リアル・オプション
■資本構成とMM理論
■ペイオフ政策-配当、内部留保、自社株買い
■資金調達、格付、税務
事業投資
インベストメント
理論
財務政策
月
テーマ
P
講義・演習
■証券投資理論
-ポートフォリオ、オプション
■資本市場理論
-CAPM、Black‒Scholes
グループ研究
自己課題
■ CFOに求められる役割を理解する
6月
コーポレート・ファイナンスと
CFOに求められる役割
―企業財務の役割・機能・戦略
-CFOのためのM&A戦略
-会社法と企業再編の基礎知識
-国際税務(移転価格税制・関税への対応)
第1回合宿 ファイナンス理論の基礎を学ぶ
(2 泊 3 日)
(資本コスト・CAPM・WACC・DDM)
中期経営計画の作成
(演習)
自己課題整理、コース
修了後の目標設定
【グループ編成】
グループ研究【1-2】
■ 企業価値評価(Valuation)を理解する
7月
8月
-投資プロジェクトの意思決定(NPV・IRR)
-企業価値評価の理論(エンタープライズDCFモデル・超過
利益モデル)
-企業価値評価のケーススタディ(演習)
コーポレート・ファイナンス
理論の体系的な理解
9月
■ 財務政策とインベストメント理論を理解する
-企業価値と最適資本構成
-ポートフォリオ理論
-オプション理論(ブラックショールズモデル・リアルオプ
ション)
グループ研究【3-6】
第 2 回合宿 ポートフォリオ
(1 泊 2 日)
シミュレーション・ゲーム
■ 実務で直面する課題への対応を考える
10 月
企業価値向上の実践
グループ研究【7-10】
-M&A(演習)
【中間発表】
-資本市場との効果的な対話(スチュワードシップ・コード)
-ファイナンス理論を実務で使いこなす(企業現場での実
務事例)
11 月
中間振り返り
各講義の気づきと
学びを整理
■ 総括講義
12 月
2018
年
1月
各講義の気づきと
学びを整理
第 3 回合宿
研修成果のとりまとめ
グループ研究【14-18】
【グループ研究成果発表】
フォローアップ
グループ研究【11-13】
報告書とりまとめ、 発表準備
研修成果の振り返り
■ 研修後の取り組みに関する情報交換
講義:24コマ+選択講義+フォローアップ グループ研究:18コマ
経営財務コース
2月
(2 泊 3 日)
※講義とグループ研究の各コマ数は2016 年度実績をもとに表示。プログラムとスケジュールは変更される場合があります。
35
ご派遣企業の声
全日本空輸株式会社
社内の論理から離れて、経営のあるべき姿を徹底的に考える
ANAグループは、事業の視点を世界に置いて
当社は1986年から30年にわたり経営アカデ
成長を目指すこと、
そして世界のお客様に「ANA
ミーに参加しています。今では過去の参加者
の価値を届けたい」という想いを基に、グルー
がグループ経営の中心的な役割を担うことも
プ経営ビジョンにて「お客様満足と価値創造で、 多く、長期的な人財育成の観点で本コースの
世界のリーディングエアライングループを目指
効果が証明されたことになります。魅力的な
すことを掲げています。そして、人的競争力の
講師陣から先進的な経営知識を学ぶ、社内の
強化が、経営ビジョンを実現するための大きな
論理から離れて本質的なあるべき姿を考える、
基盤になるとの考えの下、人財のグローバル化
価値観の異なる他企業の仲間と切磋琢磨する
促進、教育と研修による人財育成体制の強化、 など、様々な特長を持つ経営アカデミーを、こ
日清オイリオグループ
株式会社
ダイバーシティ&インクルージョンの更なる推
れからも貴重な学びの場として活用したいと
進などに取り組んでいます。
考えています。
広い視野と高い感度を持った企業人育成の場として
当社では長年にわたり人材育成を経営の重
当社は、以前より毎年複数のコースに各職
要な課題のひとつと捉えて取り組んでいます。 種から次期幹部候補となる人材を選抜し派遣
TDK株式会社
世界初のフェライトコア
ご派遣企業の声
36
『能力開発・成果主義』を人事制度の基本理念と
しており、参加者は「大変だったがやりがい
し、『教育はすべての業務に優先する 』との原
があった、派遣してもらってよかった。
」とい
則に則り、各年代・各職種に対して積極的な人
う主旨の感想を異口同音に話しております。
材育成施策を展開しています。
また、アカデミーで作り上げた人的ネットワー
経営アカデミーは企業経営における様々な
クが貴重な財産となり、修了後も情報交換を
分野において、高度で専門的な知識を習得す
続けさせていただいているという話も多く聞
るばかりでなく、グループ研究では他業種の
かれます。
方々と切磋琢磨し課題に取組み解決していく
参加した社員には、こうした有形無形の成
プロセスを通じて個人の成長を図ることがで
果を獲得することを通じて、従来以上に広い
きる場であり、当社の教育体系において大変
36
視野と高い感度を持った企業人として成長し
重要な位置づけとなっております。
てほしいと考えております。
社外人材との切磋琢磨で行動指針を体現する
日本で発明された磁性材料フェライトの工
私たちにあること、できることを表現したも
業化によって、社会の発展に貢献したいとい
のです。
う創業者の夢と信念から発祥した会社です。
異業種から選抜された優秀人材と切磋琢磨
弊 社 は、2035年 に 迎 え る 創 業100周 年
することができる経営アカデミーは、お客様
に 向 け、 あ る べ き 会 社 の 姿 を 言 葉 に し た
の視点を考え、多様な価値観を掛け合わせ、
「Vision2035 」と、このビジョンを達成するた
新しい挑戦を通じて社員の成長をはかる場で
めに社員に求められる「行動指針」を定めてお
あり、弊社の行動指針を体現する「道場」とし
ります。 この「行動指針」は、
「お客様視点」
「挑
て、今後も活用させていただきたいと考えて
戦」
「成長」
「多様性の尊重」の4つの視点で、 おります。
ご派遣企業一覧
経営アカデミーの活動趣旨にご賛同いただき、多くの企業より、その将来を担う中核人材を継続的にご派遣いただいております。
キッコーマン食品
出光興産
オリンパス
コスモ石油
ジーエルサイエンス
JXエネルギー
マルハニチロホールディングス
三井物産
八洲電機
テルモ
良品計画
加貫ローラ製作所
東京精工
埼玉りそな銀行
住友大阪セメント
日立メディコ
JA三井リース
太平洋セメント
ミツトヨ
ジェーシービー
デイ・シイ
アルケア
信金中央金庫
エムジー
東京センチュリー
TOTO
バンドー化学
その他製造
マルハニチロ
ゴム・ガラス・土石製品
水産・食品
日本水産
フロンティア
旭硝子
キリンビバレッジ
日清オイリオグループ
シスメックス
野原産業
白銅
シチズン時計
JXホールディングス
なとり
東京産業
NECディスプレイソリューションズ
キッコーマンソイフーズ
合同酒精
髙島屋
三菱重工業
ロート製薬
精密機器
キッコーマン
石油・石炭
味の素
日野自動車
小売・卸売・商業
アサヒビール
三菱化学科学技術研究センター
メルテックス
輸送用
機器
アサヒグループホールディングス
化学
アクリフーズ
廣済堂
東邦銀行
竹虎
日本政策金融公庫
コベルコ鋼管
東タイ
JFEスチール
日鍛バルブ
農林中央金庫
大阪ガス
富国生命保険
電源開発
みずほ銀行
東京電力
みずほフィナンシャルグループ
三菱東京UFJ銀行
森永乳業
雪印メグミルク
理研ビタミン
風間建設工業所
大同特殊鋼
東京鋼鐵
古河電気工業
金融
森永製菓
電気・ガス
ブリヂストン
鉄鋼・非鉄金属
明治
日本政策投資銀行
建設・土木
水ing
三井金属鉱業
ANA成田エアポートサービス
竹中工務店
UACJ
ANAホールディングス
三菱UFJニコス
戸田建設
アーレスティ
カンダホールディングス
りそな銀行
穴吹エンタープライズ
アーレスティ栃木
全日本空輸
アルファ
テイソウ
穴吹興産
三井住建道路
エムケー精工
東京急行電鉄
あなぶき興産九州
不動産
運輸・倉庫
巴コーポレーション
日本電業工作
東レ
小松製作所
日本石油輸送
大京
TBK
東日本旅客鉄道
トーセイ
日本製紙
酉島製作所
日立物流
三井不動産
ホギメディカル
ナブテスコ
ペガサスグローバルエクスプレス
三菱地所
アスクレップ
鍋屋バイテック会社
丸の内運輸
アイネス
花王
ブラザー工業
ヤマト運輸
アイム環境ビル管理
関西ペイント
マースエンジニアリング
AGS
アイング
杏林製薬
丸山製作所
NECエンジニアリング
穴吹ハウジングサービス
クレハ
湯山製作所
NECソリューションイノベータ
あなぶきメディカルケア
三和サインワークス
YKK
NECネッツエスアイ
エイチアンドアールコンサルタンツ
資生堂
NECトーキン
NTTコムウェア
オリエンタルランド
新日石プラスト
オムロンフィールドエンジニアリング
エムエルアイ・システムズ
キッコーマンビジネスサービス
生化学工業
キヤノン電子
カストマシステム
コニカミノルタビジネスエキスパート
積水メディカル
キヤノンプレシジョン
KDDI
JFEライフ
大幸薬品
共和電業
シスコシステムズ
タキロン
コニカミノルタ
竹本容器
コニカミノルタエムジー
田辺三菱製薬
コニカミノルタオプト
中外製薬
日本毛織
東邦薬品
東京地下鉄
日本通運
新日鉄住金ソリューションズ
ソニーグローバルソリューションズ
サービス
栗田工業
情報・通信
化学
クボタ
機械
繊維・
パルプ・紙
三井住友建設
ヤマト
あなぶき不動産流通
NTT都市開発
JECC
ジャノメクレディア
西洋フード・コンパスグループ
ディック電子
TDKサービス
コニカミノルタビジネステクノロジーズ
テックスエンジソリューションズ
テスコ
日本医療事務センター
日本ユニシス
日本郵政
TDK
ハマゴムエイコム
乃村工藝社
東京エレクトロン
東日本電信電話
ピー・エム・ピー
日本ゼオン
ニスカ
日立システムズ
マイスターエンジニアリング
日本サーファクタント工業
日本電気
富士ソフト
マネジメントソリューションズ
日本ポリケム
日本信号
富士通エフサス
メンテックカンザイ
バイエル
パナソニック
三菱UFJインフォメーションテクノロジー
ユー・エス・エス
バイエルクロップサイエンス
日置電機
博展
ルネサンス
藤倉化成
日立製作所
富士フイルム
富士通
富士フイルムイメージテック
富士通アドバンストテクノロジ
藤森工業
山武
ホーユー
ルネサスエスピードライバ
鳥居薬品
日本色材工業研究所
日産自動車
フジテレビジョン
ご派遣企業一覧
IHI
小売・卸売・商業
マツモト交商
輸送用
機器
マサル機工
広告・
放送
日本電気通信システム
電気機器
新日本無線
ソニー
東北パイオニア
イオン
イオンフードサプライジャスコ
オートバックスセブン
サニーヘルス
サンゲツ
新光商事
(過去10年)
(企業名は参加時点のものも含みます)
37
「賛助会員」入会のご案内
日本生産性本部の活動に、ご賛同・ご協賛いただく賛助会員制度がございます。経営アカ
デミーのプログラムはじめ事業参加費の割引など各種特典もございますので、ご入会をお
勧めいたします。詳しい内容は、下記までお気軽にお問合せください。
会員サービスセンター
TEL : 03-3409-1116 http://www.jpc-net.jp/kaiin/
お申し込み・お問い合わせ先
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