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湘南里浜みどり通信

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湘南里浜みどり通信
湘南 里浜みどり通信
2016年7月1日
第3号
(1)
認定NPO法人ゆい
湘南 里浜みどり通信
2016年7月1日
第 3 号
創刊号・2号と「砂草の里親通信」の会報名で刊行してきましたが、この度認定N
PO法人ゆいのスローガンを「湘南 里浜みどりのプロジェクト 」 とすることに合わ
せて、会報名を「湘南 里浜みどり通信」に変更することに致しました。 今後ともご
愛読よろしくお願いします。
また、「ゆい」は昨年12月28日付で『神奈川県指定特定非営利活動法人』に、続いて今年の5月27日
付で『神奈川県認定特定非営利活動法人』に認定されました。
【活動報告】
平成28年1月2・3日(土・日) 新春凧揚げ大会
茅ヶ崎市のサザンビーチで開催されたこの大会は、「箱根駅伝の応援」と「海岸の
自然環境再生」、「地域文化の伝承」を図ろうと企画され、昨年に始まり今年で第2
回目となります。
『ゆい』はこの大会を主催する「凧揚げ大会実行委員会」に協力して、会場の準備
等を手伝いました。来場の子供たちはテント内で手描きの凧を作り、親子でビーチに
出て凧揚げです。来場者には甘酒や磯辺焼きなどが振る舞われ、皆さん笑顔で楽しん
でいました。ビーチのすぐ北側の国道134号線では箱根駅伝の選手たちが汗を飛ば
しながら競走をし、ビーチでは各大学の文字とロゴの入った連凧が大空に舞って応援
していました。
Cモニュメントと連凧(1/2)
1月24日(日) 懇親会
茅ヶ崎市立図書館の2階第二会議室に於いて午後2時より懇親会が行われ、昨年一
年を振り返って会員の方たちの意見交換がなされました。
市からは景観みどり課と農業水産課の担当の方4名が出席し、会員の皆さんの報告
や感想などと共に貴重なご意見などを聴くことが出来ました。
2月2日(火) 茅ヶ崎市長に表敬訪問
代表の荒井他5名で服部信明茅ヶ崎市長に表敬訪問のため新庁舎を訪れました。3
年間にわたった市との協働推進事業で景観みどり課や農業水産課にお世話になってい
る御礼と、「県指定NPO法人」に指定された報告をしました。
短い時間でしたが、荒井代表の意向は充分にご理解いただけたものと思われます。
服部茅ヶ崎市長と荒井代表(2/2)
2月5日(金) 景観みどり課とワークショップ
この日と3月4日の2回にわたって、「協働推進事業報告書」の作成のために市景
観みどり課の担当者とゆいのメンバーが集合です。
1回目のこの日は高砂コミュニティセンター第2会議室に場所を取り、協働推進事
業の成果についてワークショップ形式(ブレインストーミングとKJ法など)で会議
は進められ、課題も含めて討論を次回にという事でこの日は終了。
3月4日(金)2回目の打ち合わせでは前回の課題や問題点などを協議し、協働推
進事業の成果などが報告書にまとめられることになりました。
後日、市景観みどり課と農業水産課、NPO法人ゆいの連名で『平成25年~平成
28年市民提案型協働推進事業「茅ヶ崎漁港地域における海浜植生の保護と再生事業
3年間のまとめ」』と題した写真を多く採用した報告書が景観みどり課の担当との間
でまとめられました。
打ち合わせ風景(2/5)
打ち合わせ風景(2/5)
2016年7月1日
2 ページ
湘南 里浜みどり通信
第3号 タイトル
(2)
ニュースレター
2月19日(金) 魚さばき教室の打ち合わせ
NPO法人ゆいの目的のひとつに「食料生産産業の再生」があり、その活動に経済
活動の活性化を図るというものがあります。日本の食生活で、数年前より肉類の購入
量が魚類のそれを上まわるようなり、今後の漁業産業の衰退が懸念される事態となり
ました。
魚離れの原因のひとつに、魚をさばくのが面倒、難しいなどの処理の問題がありま
す。そこで「ゆい」としてはその一助として「魚さばき教室」を企画しようと考え、
会場を予定する茅ヶ崎市南湖公民館を訪問し、寺島館長(当時)とお会いし、その打
ち合わせをしました。南湖公民館には調理実習室があり、設備も整っていますので開
催場所としては最適だと思われます。
2月20日(土) 成果発表会に参加
この成果発表会は「地域でつながるワカモノ×NPOインターンシッププログラム
2015」に参加した高校生から大学生までを中心としたワカモノたちがその成果を
発表する会です。このプログラムは公益財団トヨタ財団2015年度イニシアティブ
プログラム助成事業の一環として認定NPO法人藤沢市市民活動推進連絡会とトヨタ
財団が主催するもので、この日午後2時より藤沢商工会館ミナパーク6階の多目的
ホール3にて開催されました。
インターン生と受入団体(地域のNPOや市民活動団体)が一堂に会し、一般参加
者も含めて約100人の人が集まりました。「ゆい」もその受入団体のひとつで、東
京農業大学大学院生(現在は卒業)の佐藤さんがインターン生として「ゆい」で活動
しています。
この日発表した20人のワカモノの一人が佐藤さんで、「ゆい」での活動状況や成
長できた事などパネルを使って発表しました。
成果発表する佐藤さん(2/20)
展示風景(3/5・6)
「ゆい」展示物(3/5・6)
3月5日(土)・6日(日) 南湖公民館まつりに出展
茅ヶ崎漁港北側移植地や木村邸圃場での活動の後に定例会の場所として利用してい
る南湖公民館では毎年「南湖公民館まつり」が開催されていますが、今年「ゆい」
が、南湖地区で活動していることや同館を利用している縁でこの祭りに参加すること
になりました。
「ゆい」のメンバーは前日の準備から参加し、当日の二日間は交代で来場者の応対
やら祭りの催し物のサポートなどで大忙しでした。ブースではテミヤンさんがプレゼ
ントしてくれた「ゆい」のテーマソング『ハマボウフウ』のメロディを流し、海浜植
物と活動状況のパネルやハマボウフウなどの海浜植物の苗、三つ折りチラシ、会報な
どを展示しました。
会館の外の会場では南湖地区のイベントで有名な『南湖汁』が大鍋で用意され、来
場者に無料で振る舞われていました。「ゆい」のメンバーも何人かがお相伴にあずか
りました。昆布醤油だしの豚汁で大変美味しかったです。
ブース前風景 (3/6)
3月15日(火) 茅ヶ崎漁港圃場にて鉢上げ作業
茅ヶ崎漁港木村邸の圃場にて、ハマボウフウの苗の鉢上げ(パックの植え替え)作
業をしました。一つのパックで育った何本かの苗を取り出して洗浄し、新しい大きめ
のパックに一本づつ植え替える作業ですが、この日1日では終わらず、同月25日
(金)と翌4月15日(金)と作業は続きました。
南湖汁の大鍋(3/5)
4月11日(月) 藤沢土木事務所訪問
藤沢土木事務所の新担当者に挨拶と同所が管理する生態園での「ゆい」の活動説明
並びにこの1年の全体の活動と新年度の活動スケジュールなどの説明をするために同
所を訪問しました。
特に今年から予定する茅ヶ崎海岸ヘッドランド西側地域での移植や観察などに際
し、荒井代表から同所に対して協力と理解の要請をしました。
4月24日(日) ゆい説明会
この日は2ヶ所でゆいの説明会が催されました。この催しはA3ポスターを茅ヶ崎
市各公民館や藤沢市など行政施設や街頭に配布、茅ヶ崎市の広報や朝日新聞販売のと
ことこ新聞湘南版にも紹介されるなど広く告知されました。
茅ヶ崎市の会場は市役所分庁舎5階のA会議室で午前10時に始まり、海老名さん
司会進行で荒井代表、続いて市景観みどり課の水島氏が挨拶。その後荒井代表による
圃場での鉢上げ作業(3/15)
湘南 里浜みどり通信
2016年7月1日
ニュースレター タイトル
第3号
「ゆい」の活動報告やイベント風景、海浜植物の解説などがスクリーンの映像を使っ
て紹介されました。またイベント参加やサポート会員になる方法などの説明があり、
続いて勅使川原さんと鍋田さんの体験談も披露された後、いよいよハマボウフウとハ
マヒルガオの苗の受け渡しが行われ、参加の皆さんは苗を目の前にして荒井代表の苗
の育て方の説明を受けました。
第2会場は藤沢市の市民活動推進センターで午後2時より開始されました。ここで
は小人数でありましたので、テ-ブルを囲んでの説明会となり、第1会場と同じよう
に荒井代表のパソコンの画面のスライドを使っての説明解説があり、最後に苗の受け
渡しがあって終会となりました。皆さんメモを取ったり、質問をしたりして随分と熱
心な様子でした。今回は茅ヶ崎市との協働、藤沢市の後援での開催となりました。
3(3)
ページ
説明会茅ヶ崎会場(4/24)
5月15日(日) 観察会
この日は絶好の観察日和でした。場所は茅ヶ崎海岸ヘッドランド周辺の移植予定地
です。8時30分集合で9時より開始されました。いつもの様に荒井代表の懇切丁寧
な解説で沢山の種類の植物が観察されました。メモを取る人、写真を撮る人、熱心に
荒井代表の話に耳を傾ける人など様々な姿が見られました。
この日はハマボウフウやハマエンドウ、オカヒジキの他、コウボウムギの芽吹きも
見られ、また漁港北側移植地周辺ではあまり観察されないハマニガナやハマユウなど
も見ることが出来ました。同じ地域でも場所が少し違っただけで植生も変わるもので
す。また同じ場所で時期をずらして観察するのも大変有意義な事だと思われます。
観察会(5/15)
5月20日(金) 漁港木村邸圃場の水遣りと草刈り作業
春が過ぎて夏に向かう季節になって、圃場の苗など水分が必要になってきますし、
移植地ではオオフタバムグラやコマツヨイグサ、アメリカネナシカズラなどの外来植
物が繁茂し、海浜植物に悪い影響を与えるようになりますので、その除去も必要とな
ります。前回の定例会でメンバーの一人から定期的に水分と雑草取りをしようと提案
があり、毎週火曜日午前7時からと金曜日午後4時から1時間30分ほど作業するこ
とに決まりました。
この日は午後4時前には5名のメンバーが集まり、早速苗の水遣りやパック内のゴ
ミ取り、そして圃場裏の鬱蒼とした雑草などを草刈り機で刈り取りました。
木村邸圃場で水遣り(5/20)
5月22日(日) 総会開催
ちがさき市民活動サポートセンターに於いて、平成28年度NPO法人ゆいの通常
総会が開催されました。第1号議案から第4号議案まではそれぞれ2015年度の事
業報告、収支決算、2016年度の事業計画、収支予算ですべて了承され、第5号議
案の任期満了に伴う役員の選任では退任理事、新任理事が了承されました。また第6
議案ではサポート会員規定の変更も了承されました。
今後の事業方針として、荒井理事長より昨年度まで3年間実施した茅ヶ崎市との
「市民提案型協働推進事業」の説明があり、今年度から新たに『湘南 里浜みどりの
プロジェクト』を発足させ、茅ヶ崎市とも「茅ヶ崎市みどりの基本計画の理念」な
どのもとに引き続き協働を行っていくとの説明がありました。
ハマゴウ群生
ハマエンドウ群生
ハマニガナ
ハマユウ(ハマオモト)
チガヤ
オオフタバムグラ
※メンバーの深沢茂久さん撮影((2016年5月15日)
木村邸圃場で草刈り(5/20)
コウボウシバの芽吹き
オカヒジキ
ムギクサ
ユッカ(アツバ
キミガヨラン)
湘南 里浜みどり通信
2016年7月1日
4 ページ
砂草栽培のたのしみ
第3号 タイトル
(4)
ニュースレター
青木信夫
砂草の保全活動はどれも初めての経験で、色々知ること、探ることができ、楽しいです。私が砂草に接して経験したこと
の一部を紹介します。
1.ハマボウフウ
里親として初めて預かったハマボウフウの苗は、夏に向かって順調に葉を大きく広げていましたが、アゲハ蝶の食害に遭
いまだら模様の葉になってしまいました。
ハマボウフウを海岸でしか見たことがなく、まさかアゲハ蝶の食草とは知りませんでした。鉢植えのパセリをアゲハ蝶に
食べられたことがあり、同じセリ科なので納得しました。
後で気づいたことですがアゲハの幼虫はふ化直後、黒いチリが付いているように見えるもので、まったく気付かずにいま
した。これが一度脱皮をすると突然大きさが変化して幼虫と認識できるようになりますが見ようによっては少し大きなゴミ
が付いているようにも見えます。
その後ハマボウフウは鉢植えから露地植えにして育てています。ここで気づいたことは露地植えにしたらアゲハ蝶の食害
に遭わないことです。まったく浅はかな考察ですが鉢植えのように、ある程度高さをもって生えているものに産卵する習性
があるのではとの仮説を持ちました。それは鉢というある程度高さを持った人工物が地表から来る外敵(アリなど)から遠
ざけて卵や幼虫が安全に過ごせるのではないかと考えています。今はアゲハ蝶が何匹も群れて庭を飛び回っていますが食害
の難を逃れるか見てみたいと思います。こんなことを思いめぐらすのも楽しいことです。
写真:1
2.ビロードテンツキ
ビロードテンツキは里親になったときに渡された苗から種を採種して荒井代表に指導いた
だき、翌年4月3日に播種し5月4日に発芽を確認しています。
発芽はできましたが、ポリポットへの移植する際に、時期が早すぎたのか、根を痛めてし
まったのか、最初の移植はうまくいかず、枯れ込みが多く出てしまいました。次の移植は株
を大きく分けて、活力剤を与えて移植したところうまく活着することができました。(写真1)
写真:2についてですが、ビロードテンツキの適応力の高さを感じたことがありましたの
で紹介します。
私が育てているサギ草という湿地に生えるラン科の植物ですが、湿原に生える植物なので、
ご覧のように、受け皿に水をためて鉢底が水に浸かるようにした腰水栽培をしています。あ
写真:2
るときよく見るとビロードテンツキが生えているのに気づきました。(矢印)雑草が生えて
きたのかとも思いましたが、あの独特の葉色、手触りを持つビロードテンツキでした。おそ
らく、播種したときにこぼれた種子がサギ草の鉢に一粒落ちて、それが、発芽したものと思
われます。
砂浜に育つビロードテンツキが湿地植物と共に生えている不思議な取り合わせが見られ、
ビロードテンツキの適応力の高さに驚かされました。この株は、花穂もついて実を結びまし
た。はじめに述べたようにデリケートな面と一方で強さを持つビロードテンツキの栽培を紹
介しました。
3.ハマニガナ
昨年より荒井代表とともに、採種を目的に栽培をはじめています。この植物は右の写真の
ように地下茎を伸ばしながら、生育する植物です。プランターで栽培中ですが、非常に肥料
好きで、肥料を与えると、効果がすぐに表れて、著しく早く成長します。鉢植えしたものを
肥培するとすぐに鉢一杯に成長してしまいます。このように肥料に素早く反応する植物は初
めての経験です。おそらく砂浜という無肥料に近い環境で生きるために肥料分の吸収能力を
高めたものでしょうか。今年はどのようにすれば採種できるかを探りながら栽培していきま
す。そして、その種から苗作りへと繋げることができればと思っています。
湘南 里浜みどり通信 第3号
発行 認定特定非営利活動法人ゆい
http://www.npoyuhi.jp/
Eメール:[email protected]
℡:090-3914-0062(荒井)
:特定非営利活動法人ゆい
本部:ൕ253-0035
神奈川県茅ヶ崎市浜須賀4-4
発行日 2016年7月1日
湘南 里浜みどり通信編集部(広報担当 鍋田)
編集
2016年度スケジュール
7月 3日(日)
9:00~10:30 観察会
茅ヶ崎漁港北側
8月28日(日)
10:00~11:30 砂草講座
会場未定
10月 2日(日)
9:30~11:00 移植会
場所未定
11月13日(日)
9:30~11:00 砂草講座
会場未定
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