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青少年を取り巻く有害環境対策の推進(H20)
現 状
◆ 携帯電話の普及並びにそれに伴う違法・有害サイトを通じた犯罪等、メディアを悪用した
犯罪・トラブル等に巻き込まれる青少年が増加。
○出会い系サイトに係る被害者のうち、児童の割合83%(H18:1153人)
○サイバー犯罪のうち青少年育成保護条例違反等の検挙件数が1.4倍増(H18:910件)
◆ 子どものメディア利用や有害情報の実態について、保護者の認識が十分とは言えない。
○保護者のフィルタリングの認知率が約4割
○子どもの携帯電話利用に関してルールを決めていない親が約3割
◆ 生活安心プロジェクト緊急に講ずる具体的な施策(H19.12.17関係閣僚会合決定)。
課 題
○青少年を有害情報環境から守るための国民運動として、全国規模の学校関係団体やPTA、通信関係団
体などの関係業界・団体の連携強化を目的とした「ネット安全安心全国推進会議」の開催を位置付け
● 保護者や情報メディア事業者等も含めた大人が、有害情報や子どものメディア利用の
実態を知ることが重要
● 携帯電話等の情報メディアを悪用した犯罪・トラブルから子どもを守るため、地域の実
情に即した実効性ある取組を講じることが必要
<有害情報に係る犯罪・トラブルの事例に関する映像資料の内容>
◇保護者、青少年向け
◇①出会い系サイト②誹謗中傷③個人情報流出④架空請求などの有害情報を通
じた犯罪等に巻き込まれた事例の動画映像を作成(1事例5分程度、20分のオム
ニバス形式)し、ウェブ上で公開
<内容>
◇携帯電話利用に際しての親子のルールづくりの実態を把握するため、保護者
や子どもへのアンケート調査の実施
◇ルールの例や家庭でのルールづくり、ルール遵守に向けた取組例など、調査
結果からその傾向を分析
◇有識者等における会議において、その分析結果や具体的事例を踏まえ、モデ
ル的なルールづくりの方法等について取りまとめ
◇親子の取組の推進に向けて、取りまとめた内容を広く周知
ネット安全・安心全国推進会議
20
(平成19年11月20日発足)
◇全国フォーラムの開催
◇啓発リーフレットの作成
◇地域の取組事例の普及
地域コンソーシアム
◇教育関係者、青少年団体関係者、
PTA、メディア関係団体担当者、
警察関係者、行政担当者、有識者
等による実行委員会の開催
◇地域の取組方針の策定
◇フォーラム等啓発活動などの取組
青少年を取り巻く有害環境対策の推進(H21)
現 状
◆ 生活安心プロジェクト緊急に講ずる具体的な施策(H19.12.17関係閣僚会合決定)。
○青少年を有害情報環境から守るための国民運動として、全国規模の学校関係団体やPTA、通信関係団体
などの関係業界・団体の連携強化を目的とした「ネット安全安心全国推進会議」の開催を位置付け
◆ 携帯電話は急な連絡手段として有効な反面、長時間利用により学習時間や睡眠時間が
減少し生活リズムを崩すほど依存している場合がある。
◆ 携帯電話の普及並びにそれに伴う違法・有害サイトを通じた犯罪等、メディアを悪用した
犯罪・トラブル等に巻き込まれる青少年が増加。
○出会い系サイトに係る被害者のうち、児童の割合85%(H19:1100人)
◆ 先般の通常国会において関係法が成立。
課 題
○出会い系サイト規制法改正
○青少年インターネット環境整備法
● 青少年がインターネットを適切に利用できるよう、情報活用能力を育成し情報モラルを身に付けさせるとと
もに、インターネット上の有害情報の閲覧を制限するフィルタリング利用の普及を促進するなどして青少年
が安全に安心してインターネットを利用できる環境を整える。
● 携帯電話等の情報メディアを悪用した犯罪・トラブルから子どもを守るため、地域の実情に即した実効性の
ある取組を講じることが必要
●ネット安全安心全国推進会議
●地域の実情に応じたモデル事業の実施(20都道府県で実施)
以下、A∼Dの4つの型を例として、これらの一部又は全部を実施する取組を総合的に支援し、有害情報
対策未実施地域へモデルを示し、社会全体で取組を推進する。
A.地域における取組体制の構築 型
B.有害情報啓発・フィルタリング普及活動実施 型
C.ネット安全パトロール(予防) 型
D.ウェブ・電話相談(トラブル対応) 型
<有害情報に関する普及啓発資料の内容>
◇小学生、中学生、高校生、保護者向けの啓発リーフレット作成
◇青少年、保護者向けの有害情報を通じた犯罪等に巻き込まれた場合の対処事例の動画映像を作成
<青少年とメディアに関する調査内容>
◇青少年とメディアに関する実態や意識を把握するための調査を実施する。
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インターネット上の有害情報対策の効率化(1)
平成21年度予算要求中
インターネット
情報
・一般利用者が閲覧中に発見
有害情報
①有害情報簡易通報ソ
①有害情報通報簡易ソ
フトウェアの開発
フトウェア等の開発
・一般利用者が閲覧中に発見
インターネットホットラインセンター・
インターネットガーディアン事業者(NPO)等
フィルタリングソフト事業者
有害情報とされた情報を得るとと
もに利用者の考える有害情報の情
報をソフト開発・更新の為の情報
として活用
通報情報DB
情報提供
プロバイダ
サイト管理者など
(利用者が考える有害な情報)
削除依頼など
インターネットガーディア
ンによる絞り込み
情報提供
有害情報DB
フィルタリングソフト
インターネット利用者
警察
通報
③社会意識の醸成・
フィルタリング普及啓
発
(絞り込んだ有害な情報)
②インターネットガーディアン
業務のベストプラクティス等の
整備
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インターネット上の有害情報対策の効率化(2)
平成21年度予算要求中
①有害情報簡易通報ソフトウェア等の開発
(問題点)有害サイトに関する通報率の低さ、通報先(インターネット・ホットラインセンター)の認知率
不足
・ウェブ上でユーザーが有害と考える情報を発見した際に、ユーザーが通報先を知らなくとも、
ボタン1つで簡単にサイト管理者や関係機関に通報できるソフトウェアを開発、無償配布。
②インターネットガーディアン業務のベストプラクティス等の整備
(問題点)サイトの巡回・有害情報発見・処理業務や、管理・指導業務のノウハウが共有されていない。
有害情報対応のため精神的負担が大きい。
・サイト巡回業務、管理業務等従事者のベストプラクティスを整理
例:サイト巡回業務従事者のメンタルヘルスケア、民事紛争対応のマニュアル等の整備
③社会意識の醸成、フィルタリングの普及啓発
(問題点)有害情報に対する保護者、サイト管理者等の危機意識の欠如、フィルタリングに対する理解不足
・①簡易通報ソフトウェア等の普及、②ベストプラクティス等の整備、従来からのセミナー等
の普及活動の強化を通じ、青少年を守る取組への当事者意識の醸成を図るとともに、フィル
タリングの普及啓発を図る。
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