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UPS 設定ユーティリティ
For Windows
【
目
次
取扱説明書
Rev 3.02
】
1.
UPS 設定ユーティリティとは? ________________________________________________________ 2
2.
UPS 設定ユーティリティの動作環境 ____________________________________________________ 3
3.
ソフトウェア使用許諾書について ______________________________________________________ 4
4.
UPS とパソコンの接続方法 ___________________________________________________________ 5
5.
UPS 設定ユーティリティの使用方法 ____________________________________________________ 6
5-1.アプリケーションを起動し UPS との通信を確立する ____________________________________6
5-2.UPS の設定を変更する ______________________________________________________________7
5-3.設定内容のバックアップを行う _______________________________________________________8
5-4.UPS 設定バックアップファイルより UPS の設定を復元する _____________________________9
5-5.UPS の設定をデフォルト(工場出荷時)状態に戻す __________________________________ 10
5-6.アプリケーションを終了する ________________________________________________________11
6.
各種設定の詳細説明 _________________________________________________________________
6-1.UPS 基本設定 ____________________________________________________________________
6-2.UPS 起動設定 ____________________________________________________________________
6-3.UPS 接点信号設定 ________________________________________________________________
6-4.出力コンセント制御設定 ___________________________________________________________
6-5.コマンド送受信 ___________________________________________________________________
7.
12
12
17
20
23
26
アンインストールおよび動作の確認 ___________________________________________________ 27
RevisiON
Rev.
1.00
2.00
2.01
3.00
3.01
History:
Date
2009/01/08
2010/04/05
2012/09/10
2013/04/18
2013/08/02
3.02
2013/04/04
DescriptiON
1st Release
USB 通信機能追加、BY35S/BY50S 追加
BY80S/BY120S/BU60RE/BU100RE 追加
対応 OS 追加
5-2 項に⑤の説明を追加(P7)、ブザー完全停止のブザー無効設定時の
注記を追加(P13)
(※1)確認済シリアル-USB 変換アダプタの OS 情報を追記
Page 1 of 27
Author
A.H
A.H
A.H
Y.O
A.H
A.H
UPS 設定ユーティリティ
For Windows
取扱説明書
Rev 3.02
1. UPS 設定ユーティリティとは?
UPS 設定ユーティリティは、UPS の各種設定を行うためのソフトウェアです。本ソフトウェアを使用す
ることにより、UPS の設定変更を簡単に行うことができます。
例:停電時、シャットダウンソフトを使用せずにUPSを停止させる。
→「最大バックアップ時間設定」をする。
また、UPS の設定内容をファイルにバックアップしたり、他の UPS に設定内容を転送したりすること
もできます。
【設定可能項目】
① ブザー完全停止
② 出力電圧設定
③ 電圧感度モード設定
④ コールドスタート設定
⑤ 最大バックアップ時間設定
⑥ 自己診断テスト自動実行
⑦ 起動遅延時間設定
⑧ 起動バッテリ充電容量設定
⑨ BS 信号遅延時間設定
⑩ BU 信号遅延時間設定
⑪ コンセント A/B/C 出力開始遅延時間設定
⑫ コンセント A/B/C 出力停止遅延時間設定
【ユーティリティ機能】
① コマンドを送受信する機能
② 設定をバックアップファイルに保存する機能
③ バックアップファイルから設定を戻す機能
④ UPS の設定内容を読み出す機能
⑤ UPS の設定をデフォルト値に戻す機能
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UPS 設定ユーティリティ
For Windows
取扱説明書
Rev 3.02
2. UPS 設定ユーティリティの動作環境
対応コンピュータ
対応 OS
インタフェース
対象 UPS
DOS/V 機、NEC 製 PC98-NX シリーズ機
(NEC 製 PC9801、9821 シリーズではご使用になれません)
(Apple 製 Macintosh OS およびその互換機ではご使用になれません)
Windows 8
Windows Server 2012
Windows Server 2008R2
Windows Server 2008
Windows 7
Windows Vista
Windows Server2003 SP1
Windows XP SP2
Windows 2000
RS232C
USB
※RS232C 通信設定:2400bps/8bit/1bit/nON
[BX シリーズ] BX35F, BX50F, BX50FW, BX75SW
[BY シリーズ] BY35S, BY50S, BY80S, BY120S, BY50FW, BY75SW
[BN-S シリーズ] BN50S, BN75S, BN100S, BN220S, BN300S
[BU-SW シリーズ] BU50SW, BU75SW, BU100SW, BU150SW
[BU-2SW シリーズ] BU1002SW, BU3002SW
[BU-RW シリーズ] BU75RW, BU100RW, BU200RW, BU300RW
[BU-RE シリーズ] BU60RE, BU100RE
[BH シリーズ] BH60PCW, BH100PCW
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UPS 設定ユーティリティ
For Windows
取扱説明書
Rev 3.02
3. ソフトウェア使用許諾書について
本ソフトウェアをコンピュータへインストールされた場合は、次のソフトウェア使用許諾書(以下本契約)
内容にご同意いただけたものといたします。ご同意いただけない場合には、本ソフトウェアをパソコンに
インストールしないでください。
[ソフトウェア使用許諾契約書]
オムロン株式会社(以下オムロンといいます)がお客様にソフトウェア商品(以下ソフトウェア)を使用
許諾する条件を定めたものです。必ずソフトウェアをご使用になる前に、以下の事項に注意してお読みく
ださい。
1.
本契約にいう「ソフトウェア」とは、本パッケージに含まれるコンピュータ・プログラムおよびそれ
に関連する技術資料などのすべてを含みます。
ソフトウェアにかかわる著作権その他の知的財産権はオムロンまたはオムロンに使用許諾をしている
第三者に帰属し、本契約によりお客様に移転することはありません。
お客様がそれらの権利を侵害した場合、前述のオムロンまたはオムロンに使用許諾をしている第三者
に対する責任は、お客様が負うものとします。
2. オムロンは、お客様が無停電電源装置(UPS)を制御する目的のみでソフトウェアを使用する非独占権
利を承諾します。
3.
ダウンロードしたファイルの再配布は、対象製品の購入者および使用者に対してのみ可能とします。
4.
お客様はソフトウェアの改変ならびに逆コンパイル、逆アセンブリ、およびリバースエンジニアリン
グその他のそれに類する行為を行うことはできません。
5.
オムロンは、このダウンロードとソフトウェアの欠陥により発生した、お客様の直接的、間接的ある
いは波及効果よる損害に対しては一切の責任を負わないものとします。
6.
ソフトウェアの改変ならびに逆コンパイル、逆アセンブリ、およびリバースエンジニアリングその他
のそれに類する行為により、特許権(実用新案権に基づく権利も含む。以下同じ)または著作権を侵
害するものとしてオムロンに使用を許諾している第三者または当該第三者以外からお客様が請求され
た場合にはオムロンは責任を負いません。
7.
お客様が本契約に違反した場合、オムロンはお客様に通知することによりソフトウェアの使用許諾を
終了させることができます。その場合お客様はソフトウェアおよびそのすべての複製物をオムロンに
返却しなければなりません。
8.
他のネットワークへの転載、ダウンロードしたファイルおよび作成したファイルの改変、雑誌・市販
製品へ許可なく添付することを禁止します。
9.
ソフトウェアは、予告せずに改良、変更することがあります。
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UPS 設定ユーティリティ
取扱説明書
For Windows
Rev 3.02
4. UPS とパソコンの接続方法
「UPS 設定ユーティリティ」を利用するには、パソコンと UPS を下記「接続 A∼C」いずれかの方法にて
接続する必要があります。各 UPS での対応状況は下表を参照してください。
また、「UPS 設定ユーティリティ」は他の自動シャットダウンソフト(PowerAct Pro、PA、UPS サービスドライバ、
UPS Power Manager、PowerCredit など)と併用して利用することができません。他のシャットダウンソフ
トがインストールされている場合は、必ずアンインストールしてから設定を行うか、設定用の別パソコン
をご用意ください。
接続 A
専用ケーブル
[RS232C]
[RS232C]
[UPS]
[パソコン]
接続 B
専用ケーブル
[USB]
[USB]
[UPS]
[パソコン]
接続 C
シリアル-USB
変換アダプタ
専用ケーブル
[RS232C]
[USB]
[UPS]
[パソコン]
UPS 型式
接続方法
専用ケーブル
備考
BX50FW/BX75SW
接続 A
UPS 本体に
標準添付
BU50SW/BU75SW
BU100SW/BU150SW
接続 C
市販[シリアル-USB 変換アダプタ]必要(※1)
BU60RE/BU100RE
変換アダプタに添付のドライバソフトをインストールする
BH60PCW/BH100PCW
必要あり。
BY50FW/BY75SW
接続 A
UPS 本体に
BN50S/BN75S/BN100S
標準添付
BN150S/BN220S/BN300S
接続 B
BU1002SW/BU3002SW
BU75RW/BU100RW
BU200RW/BU300RW
BX35F/BX50F
接続 B
UPS 本体に
BY35S/BY50S
標準添付
BY80S/BY120S
(※1)当社にて確認済のアダプタ (2014 年 4 月 4 日時点)
WindowsXP:I/O データ機器製(USB-RSAQ)、エレコム製(UC-SGT)、バッファローコクヨサプライ製(SRC06USB)
Windows7:バッファローコクヨサプライ製(SRC06USB)
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UPS 設定ユーティリティ
For Windows
取扱説明書
Rev 3.02
5. UPS 設定ユーティリティの使用方法
5-1.アプリケーションを起動し UPS との通信を確立する
①アプリケーションの起動
添付ファイル(UPS 設定ユーティリティ Rev200.EXE)をクリックで実行すると、ファイルの解凍先を聞
いてきますので、適当なところ(デスクトップなど)を指定して OK を押してください。
フォルダの中の UPS 設定ユーティリティ.exe をクリックしてください。
②UPS との通信を確立させる
「UPS 自動接続」をクリックするとソフトは自動的にパソコンに接続されている UPS を探しにいき通信
できる状態にします。なお、ソフトが UPS を見つけるのには 5∼20 秒ほどかかります。
通信が確立されたら「通信ポート」「UPS 型式」欄に情報が正しく表示されます。(画面例の場合 COM1、
BU75RW)もし「接続 UPS が存在しませんでした」と表示される場合は、弊社カスタマサポートセンタま
でご相談ください。
②確認
①クリック
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UPS 設定ユーティリティ
For Windows
取扱説明書
Rev 3.02
5-2.UPS の設定を変更する
③UPS の設定を入力する
UPS の各種設定内容を入力してください。現在の設定内容はテキストボックスに表示されています。
全設定を入力後「設定書込」をクリックすると変更内容が UPS に書込まれます。
(各種設定の意味、設定
方法等の詳細については 7 項を参照してください)
①設定を
入力
設定したい
タブを選択
現在の設定内容
②クリック
④設定書込みの確認をする
設定書込の確認を行ってください。 ※ の設定項目は UPS の電源スイッチ OFF 時のみ変更可能です。も
しこの項目の設定変更を行う場合は UPS の電源スイッチ OFF を確認してから「はい」をクリックしてく
ださい。( ※ のついていない設定項目は UPS の電源スイッチ ON 時でも変更可能です。)なお設定書込
は 5∼10 秒程度かかります。 現在の設定内容 の表示が変更後の内容に更新されれば書込成功です。
※選択しているタブに関わらず変更した全ての設定が書き換わりますのでご注意ください。
クリック
⑤設定内容を UPS 内部の不揮発性メモリ(EEPROM)に保存する
UPS の電源スイッチを OFF した後、UPS の AC 入力プラグを抜いてください。(UPS 操作表示部の「状態表
示」デジタル表示器が完全に消えたことを確認してください。)設定内容が UPS 内部の不揮発性メモリ
(EEPROM)に保存されます。再度 AC 入力プラグを挿しなおすとご使用いただけます。
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UPS 設定ユーティリティ
取扱説明書
For Windows
Rev 3.02
5-3.設定内容のバックアップを行う
⑥設定内容のバックアップを行う
UPS の設定内容をファイルにバックアップすることができます。
バックアップを行う場合は「ファイル保存」をクリックしてください。設定内容がテキストデータで保
存されます。
(拡張子は dat )
①クリック
②ファイル名を入力
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③クリック
UPS 設定ユーティリティ
For Windows
取扱説明書
Rev 3.02
5-4.UPS 設定バックアップファイルより UPS の設定を復元する
⑦バックアップファイルから UPS の設定を復元することができます。
「ファイル読込」をクリックして、バ
ックアップファイルを選択してください。「設定書込」をクリックするとバックアップの設定内容が UPS
に書込まれます。
①クリック
④クリック
②ファイルを選択
③クリック
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UPS 設定ユーティリティ
For Windows
取扱説明書
Rev 3.02
5-5.UPS の設定をデフォルト(工場出荷時)状態に戻す
⑧UPS の設定をデフォルト(工場出荷時)状態に戻すことができます。「デフォルトに戻す」をクリックし
てください。
④クリック
⑨デフォルトに戻す確認
設定をデフォルト状態に戻すのは UPS の電源スイッチを OFF させておく必要があります。UPS の電源ス
イッチ OFF を確認してから「はい」をクリックしてください。なお書込は 5∼10 秒程度かかります。
※選択しているタブに関わらず変更した全ての設定がデフォルト値に書き換わりますのでご注意ください。
クリック
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UPS 設定ユーティリティ
For Windows
取扱説明書
Rev 3.02
5-6.アプリケーションを終了する
⑩アプリケーションを終了するには、「終了」をクリックしてください。
クリック
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UPS 設定ユーティリティ
For Windows
6. 各種設定の詳細説明
6-1.UPS 基本設定
①
②
③
④
⑤
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取扱説明書
Rev 3.02
UPS 設定ユーティリティ
取扱説明書
For Windows
Rev 3.02
①ブザー完全停止
●設定内容
バックアップ運転時、異常発生時等に UPS のブザーを「鳴らす/鳴らさない」の設定を行います。
・ON(チェックあり):ブザー有効。ブザーを鳴らします。
※ブザーを鳴らす条件は UPS 本体の設定スイッチ内のブザー音設定(1bit)に依存します。
・OFF(チェックなし):ブザー無効。ブザーを鳴らしません。
※ブザー無効に設定すると、バッテリ交換時期をお知らせするブザーも鳴らなくなりますので、
バッテリの管理には十分ご注意下さい。
ブザー完全停止設定 ON
ブザー音設定
ブザー音設定
設定スイッチ(1bit)OFF
設定スイッチ(1bit)ON
バックアップ中
バッテリ Low 中
バッテリ劣化時
オーバーロード発生中
オーバーロード停止時
内部故障発生時
ブザー完全停止設定 OFF
鳴らさない
鳴らす
鳴らさない
鳴らす
●使用用途
ブザーを鳴らすことができない場所に設置する時。
●サポート状況
UPS 型式
サポート
BX35F/50F/50FW/75SW
○
BY35S/50S/80S/120S
○
BY50FW/75SW
○
BN50S/75S/100S/150S/220S/300S
○
BU50SW/75SW/100SW/150SW
○
BU1002SW/3002SW
○
BU75RW/100RW/200RW/300RW
○
BU60RE/100RE
○
BH60PCW/100PCW
○
○:対応可能な機種 ×:対応不可な機種
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設定可能範囲(太字:デフォルト設定)
有効/無効
UPS 設定ユーティリティ
取扱説明書
For Windows
Rev 3.02
②出力電圧設定
●設定内容
UPS の出力電圧を設定します。
※この設定は UPS の電源スイッチ OFF 時のみ変更可能です。
●使用用途
100/200V 以外の場所に設置する場合。
100/200V 以外の機器を UPS に接続する場合。
●サポート状況
UPS 型式
サポート
BX35F/50F
×
BY35S/50S/80S/120S
×
BN50S/75S/100S/150S/220S/300S
○
BX50FW/BX75SW
○
BY50FW/75SW
○
BU50SW/75SW/100SW/150SW
○
BU75RW/100RW/200RW/300RW
○
BU60RE/100RE
○
BH60PCW/100PCW
○
BU1002SW/3002SW
○
○:対応可能な機種 ×:対応不可な機種
設定可能範囲(太字:デフォルト設定)
−
100V/115V
100V/110V/115V/120V
200V/220V/230V/240V
③電圧感度モード設定
●設定内容
UPS の電圧感度モードを設定します。
※電圧感度モードとは‥入力電圧低下時に UPS がバックアップ運転に移行する電圧の閾値のこと。
●使用用途
低電圧感度:電圧変動の激しい所に設置する場合。(バックアップ運転移行電圧が低くなります)
高電圧感度:接続機器をより安定稼動させたい場合。(バックアップ運転移行電圧が高くなります)
●サポート状況
UPS 型式
サポート
BX35F/50F/50FW/75SW
×
BY35S/50S/80S/120S
○
BY50FW/75SW
×
BN50S/75S/100S/150S/220S/300S
○
BU50SW/75SW/100SW/150SW
×
BU1002SW/3002SW
×
BU75RW/100RW/200RW/300RW
×
BU60RE/100RE
×
BH60PCW/100PCW
×
○:対応可能な機種 ×:対応不可な機種
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設定可能範囲(太字:デフォルト設定)
−
標準電圧感度/高電圧感度
−
標準電圧感度/低電圧感度/高電圧感度
−
−
−
−
−
UPS 設定ユーティリティ
取扱説明書
For Windows
Rev 3.02
④コールドスタート設定
●設定内容
UPS のコールドスタートモードを設定します。
・ON(チェックあり):コールドスタート有効。
AC 入力がなくても UPS を起動させることができます。
・OFF(チェックなし):コールドスタート無効。
AC 入力がある時しか UPS を起動させることができません。
●使用用途
AC 入力がない環境で UPS を電池代わりとして使用したい場合。
●サポート状況
UPS 型式
サポート
BX35F/50F/50FW/75SW
○
BY35S/50S/80S/120S
○
BY50FW/75SW
○
BN50S/75S/100S/150S/220S/300S
○
BU50SW/75SW/100SW/150SW
○
BU1002SW/3002SW
○
BU75RW/100RW/200RW/300RW
○
BH60PCW/100PCW
○
BH60RE/100RE
×
○:対応可能な機種 ×:対応不可な機種
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設定可能範囲(太字:デフォルト設定)
有効/無効
−
UPS 設定ユーティリティ
For Windows
取扱説明書
Rev 3.02
⑤最大バックアップ時間設定
●設定内容
UPS の最大バックアップ時間を設定します。
UPS は停電発生時に、設定した時間経過した時にバックアップ運転を終了して停止します。
UPS を停止させるのにシャットダウンソフトは不要です。
停電発生
AC 入力
通常
停電
UPS 電源
スイッチ
ON
OFF
シャットダウン
UPS 出力
ON
OFF
最大バックアップ
時間設定
設定可能
●使用用途
パソコン・サーバもしくはシャットダウンソフトを使用せずに一定時間経過後 UPS をシャットダウン
させたい場合。
●サポート状況
UPS 型式
サポート
BX35F/50F/50FW/75SW
○
BY50FW/75SW
○
BH60PCW/100PCW
○
BY35S/50S/80S/120S
○
BN50S/75S/100S/150S/220S/300S
○
BU50SW/75SW/100SW/150SW
○
BU1002SW/3002SW
○
BU75RW/100RW/200RW/300RW
○
BU60RE/100RE
○
○:対応可能な機種 ×:対応不可な機種
設定可能範囲(太字:デフォルト設定)
無効
秒単位:設定不可
分単位:1∼120 分
無効
秒単位:10∼59 秒
分単位:1∼120 分
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UPS 設定ユーティリティ
取扱説明書
For Windows
Rev 3.02
6-2.UPS 起動設定
⑥
⑦
⑧
⑥自己診断テスト自動実行
●設定内容
UPSの電源ON時に自己診断テストを自動実行させるか否の設定を行います。
・ON(チェックあり):UPS 起動時に自己診断テストを実行させる。
・OFF(チェックなし):UPS 起動時に自己診断テストを実行させない。
※この設定は UPS の電源スイッチ OFF 時のみ変更可能です。
●使用用途
UPS 起動時の自己診断テストを行いたくない場合。
●サポート状況
UPS 型式
サポート
BX35F/50F/50FW/75SW
×
BY50FW/75SW
×
BU50SW/75SW/100SW/150SW
×
BH60PCW/100PCW
×
BY35S/50S/80S/120S
○
BN50S/75S/100S/150S/220S/300S
○
BU1002SW/3002SW
○
BU75RW/100RW/200RW/300RW
○
BU60RE/100RE
○
○:対応可能な機種 ×:対応不可な機種
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設定可能範囲(太字:デフォルト設定)
−
実行する/実行しない
UPS 設定ユーティリティ
取扱説明書
For Windows
Rev 3.02
⑦起動遅延時間設定
●設定内容
UPS シャットダウン後、復電時に UPS を自動起動させた場合の起動遅延時間を設定します。
UPS は再起動時に設定した時間遅延して出力を開始します。
停電発生
入力電源
ON
OFF
UPS 電源
スイッチ
ON
OFF
UPS 出力
ON
OFF
復電
シャットダウン
バックアップ運転
出力開始
起動時間
(固有値)
起動遅延
時間設定
設定可能
電源 OFF 時間
●使用用途
復電時に接続機器を再起動させる際、十分な電源 OFF 時間を設けてやる必要がある場合。
●サポート状況
UPS 型式
サポート
設定可能範囲
BX35F/50F/50FW/75SW
×
−
BY35S/50S/80S/120S
○
BY50FW/75SW
○
BN50S/75S/100S/150S/220S/300S
○
BU50SW/75SW/100SW/150SW
○
0∼999 秒
BU1002SW/3002SW
○
BU75RW/100RW/200RW/300RW
○
BU60RE/100RE
○
BH60PCW/100PCW
○
○:対応可能な機種 ×:対応不可な機種
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デフォルト設定
−
15 秒
0秒
16 秒
0秒
0秒
0秒
15 秒
0秒
起動時間(固有値)
10 秒
1秒
11 秒
1秒
16 秒
16 秒
6秒
2秒
13 秒
UPS 設定ユーティリティ
取扱説明書
For Windows
Rev 3.02
⑧起動バッテリ充電容量設定
●設定内容
UPS が起動可能なバッテリ充電容量を設定します。
復電時でも、UPS は設定された充電容量以上になるまで起動を開始しません。
例:起動バッテリ充電容量設定を「80%」にした場合
復電
入力電源
ON
OFF
UPS 電源
スイッチ
ON
OFF
80%
100%
バッテリ
充電容量
起動
0%
UPS 出力
ON
OFF
●使用用途
UPS 起動後すぐに停電が発生しても、十分なバックアップ時間を確保したい場合。
●サポート状況
UPS 型式
サポート
BX35F/50F/50FW/75SW
×
BY50FW/75SW
×
BU50SW/75SW/100SW/150SW
×
BU1002SW/3002SW
×
BH60PCW/100PCW
×
BY35S/50S/80S/120S
○
BN50S/75S/100S/150S/220S/300S
○
BU75RW/100RW/200RW/300RW
○
BU60RE/100RE
○
○:対応可能な機種 ×:対応不可な機種
設定可能範囲
デフォルト設定
−
−
0∼100%
0%
Page 19 of 27
UPS 設定ユーティリティ
For Windows
6-3.UPS 接点信号設定
⑨
⑩
Page 20 of 27
取扱説明書
Rev 3.02
UPS 設定ユーティリティ
For Windows
取扱説明書
Rev 3.02
⑨BS 信号遅延時間設定
●設定内容
BS 信号(電源出力停止信号)入力を受付けてから UPS の電源出力を停止させるまでの遅延時間を設定
します。UPS は BS 信号の入力受付け後、設定時間分待ってから UPS の出力を停止します。
※この設定は UPS の電源スイッチ OFF 時のみ変更可能です。
入力電源
ON
OFF
BS 信号 ON
BS 信号
ON
OFF
シャットダウン
UPS 出力
ON
OFF
BS 信号遅延
時間設定
設定可能
BS 信号受付時間
この時間は 10 ミリ秒または 10 秒です。
UPS 設定スイッチの BS 信号の有効範囲設定 に依存します。
●使用用途
UPS から電源をとっているパソコン・PLC などから BS 信号にてシャットダウンさせる場合。
(BS 信号入力後に自分自身をシャットダウンさせてから UPS を停止させたい場合)
●サポート状況
UPS 型式
サポート
BX35F/50F/50FW/75SW
×
BY35S/50S/80S/120S
×
BY50FW/75SW
×
BU50SW/75SW/100SW/150SW
×
BH60PCW/100PCW
×
BN50S/75S/100S/150S/220S/300S
○
BU1002SW/3002SW
○
BU75RW/100RW/200RW/300RW
○
BU60RE/100RE
○
○:対応可能な機種 ×:対応不可な機種
設定可能範囲
デフォルト設定
−
−
0∼9000 秒
0秒
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For Windows
Rev 3.02
⑩BU 信号遅延時間設定
●設定内容
停電が発生時、バックアップ運転を開始してから BU 信号を ON させるまでの遅延時間を設定します。
UPS はバックアップ運転開始後、設定時間分待ってから BU 信号を ON させます。
停電発生
入力電源
モード
ON
OFF
商用
バックアップ
BU 信号 ON
BU 信号
ON
OFF
BU 信号遅延
時間設定
設定可能
●使用用途
バックアップ運転後、一定時間経過してからシャットダウンを実行させたい場合。
●サポート状況
UPS 型式
サポート
BX35F/50F/50FW/75SW
×
BY35S/50S/80S/120S
×
BY50FW/75SW
×
BU50SW/75SW/100SW/150SW
×
BU1002SW/3002SW
×
BH60PCW/100PCW
×
BN50S/75S/100S/150S/220S/300S
○
BU75RW/100RW/200RW/300RW
○
BU60RE/100RE
○
○:対応可能な機種 ×:対応不可な機種
設定可能範囲
デフォルト設定
−
−
0∼180 秒
0秒
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6-4.出力コンセント制御設定
⑫
⑪
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⑪コンセント A/B/C 出力開始遅延時間設定
●設定内容
UPS 起動時、各コンセントの出力開始遅延時間を設定します。UPS は起動時に設定時間分待ってから出
力コンセントの出力を開始します。コンセント毎に設定可能です。
電源スイッチ ON
UPS 電源
スイッチ
ON
OFF
コンセント A
ON
OFF
コンセント A 設定
コンセント B
ON
OFF
コンセント B 設定
コンセント C
ON
OFF
コンセント C 設定
●使用用途
UPS 起動時、時間差をつけて接続機器を起動させたい場合。
例 1:ストレージを起動させて 2 分後にサーバを起動させてマウントミスを防ぐ。
例 2:時間差をつけて接続機器を起動させることで発生する突入電流を抑える。
●サポート状況
UPS 型式
BX35F/50F/50FW/75SW
BY35S/50S/80S/120S
BY50FW/75SW
BN50S/75S/100S/150S
BU50SW/75SW/100SW/150SW
BU1002SW/3002SW
BU60RE/100RE
BH60PCW/100PCW
サポート
×
×
×
×
×
×
×
×
BN220S/300S
○
BU75RW/100RW/200RW/300RW
○
設定可能範囲(太字:デフォルト設定)
−
設定しない
秒単位:1∼9,12,18,24‥54 秒
分単位:1∼30 分
○:対応可能な機種 ×:対応不可な機種
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⑫コンセント A/B/C 出力停止遅延時間設定
●設定内容
UPS シャットダウン時、各コンセントの出力停止遅延時間を設定します。UPS はシャットダウン時に設
定時間分待ってから出力コンセントの出力を停止します。コンセント毎に設定可能です。
入力電源
ON
OFF
シャットダウン開始
BS 信号
ON
OFF
BS 信号
受付時間
BS 信号遅延
時間設定
コンセント A 出力停止
コンセント A
ON
OFF
コンセント A 設定
コンセント B
コンセント B 出力停止
ON
OFF
コンセント C 出力停止
コンセント B 設定
コンセント C
ON
OFF
コンセント C 設定
●使用用途
UPS シャットダウン時、時間差をつけて接続機器を停止させたい場合。
例:システムの都合上、機器を停止する順番に制約がある場合。
●サポート状況
UPS 型式
BX35F/50F/50FW/75SW
BY35S/50S/80S/120S
BY50FW/75SW
BN50S/75S/100S/150S
BU50SW/75SW/100SW/150SW
BU1002SW/3002SW
BU60RE/100RE
BH60PCW/100PCW
サポート
×
×
×
×
×
×
×
×
BN220S/300S
○
BU75RW/100RW/200RW/300RW
○
設定可能範囲(太字:デフォルト設定)
−
設定しない
秒単位:1∼9,12,18,24‥54 秒
分単位:1∼30 分
○:対応可能な機種 ×:対応不可な機種
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6-5.コマンド送受信
⑬
⑬コマンド送受信
●機能
UPS に対して任意のコマンドを送受信することができます。
・コマンド入力:UPS に送信したいコマンドを入力します。
・コマンド送信:このボタンをクリックするとコマンドが送信されます。
・レスポンスデータ:UPS からのレスポンスデータを表示します。
※コマンドの詳細については「UPS プロトコル公開」を申請いただくことで情報開示できます。
※「UPS プロトコル公開」は弊社 HP より申請ください。
https://www.omron.co.jp/contact/ContactForm.do?FID=00014
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7. アンインストールおよび動作の確認
本ツールをアンインストールされる場合は次の手順で行ってください。
【アンインストール手順】
①「起動遅延時間設定ツール」を終了させてください。
②本ツールを解凍する時に生成されたフォルダを、フォルダごと「ごみ箱」へ削除してください。
【自動シャットダウンソフトを使用して運用していた場合の動作の確認】
①削除した自動シャットダウンソフトを再インストールします。
②再インストールが完了したら UPS の一次側のコンセントを抜いて停電状態を作り出してください。
③しばらくするとパソコンの自動シャットダウンが始まります。
OS が終了した直後に UPS の一次側のコンセントを戻してください。
④そのまましばらく待ちますと UPS が停止します。この時、パソコンの電源は入れずにそのままお待ちく
ださい。
⑤UPS 停止直後に UPS が再起動します。UPS と連動してパソコンが再起動されるかを確認してください。
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